JP2002351577A - 電子機器用拡張装置および電子機器システム - Google Patents

電子機器用拡張装置および電子機器システム

Info

Publication number
JP2002351577A
JP2002351577A JP2001162714A JP2001162714A JP2002351577A JP 2002351577 A JP2002351577 A JP 2002351577A JP 2001162714 A JP2001162714 A JP 2001162714A JP 2001162714 A JP2001162714 A JP 2001162714A JP 2002351577 A JP2002351577 A JP 2002351577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
electronic device
unit
light emitting
optical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001162714A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kaji
孝一 鍛治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001162714A priority Critical patent/JP2002351577A/ja
Priority to TW091110259A priority patent/TW561714B/zh
Priority to US10/157,256 priority patent/US20020181054A1/en
Priority to CN02121644A priority patent/CN1388656A/zh
Publication of JP2002351577A publication Critical patent/JP2002351577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1632External expansion units, e.g. docking stations

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、いずれの使用形態を選択しても光通
信性能を同等に保つことができる電子機器用拡張装置を
得ることにある。 【解決手段】拡張装置2は、ポータブルコンピュータ1が
取り外し可能に載置される装置本体15を有している。装
置本体は、コンピュータを載置した時にその通信ポート
12に密接する光通信装置21を内蔵している。光通信装置
は、通信ポートに光信号を送信する発光部22および通信
ポートからの光信号を受信する受光部23を有する。装置
本体は、コンピュータを載置した時に発光部および受光
部と通信ポートとの間に進出する第1の位置と、コンピ
ュータを装置本体から取り外した時に発光部および受光
部と通信ポートとの間から退く第2の位置とに亘って移
動可能な光減衰フィルタ30を備えている。光減衰フィル
タはコンピュータと機器本体との間でやり取りされる光
信号を減衰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を用いた光
通信機能を有する電子機器用拡張装置およびこの拡張装
置を用いた電子機器システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータのハウジング
は、携帯性を高めるために薄くコンパクトに設計されて
おり、それ故、入出力機器や周辺機器を接続するコネク
タの設置場所を充分に確保することができない。このた
め、コンパクトなハウジングを有するポータブルコンピ
ュータにおいて、ドッキングステーションあるいはポー
トリプリケータと称する拡張装置を装備したものが知ら
れている。
【0003】拡張装置は、例えばマウス、外部記憶装置
のような周辺機器あるいは通信用ケーブルを接続するた
めの複数のコネクタを有し、この拡張装置にポータブル
コンピュータを接続することで、このポータブルコンピ
ュータの機能が据え置き形のコンピュータと比較しても
見劣りしない程に拡張されるようになっている。
【0004】ところで、この種の拡張装置において、赤
外線を用いた光通信機能によってポータブルコンピュー
タとの間でデータのやり取りを可能としたものが存在す
る。この従来の拡張装置は、ポータブルコンピュータが
取り外し可能に置かれる載置部を有し、この載置部に光
通信手段が設置されている。
【0005】光通信手段は、ポータブルコンピュータの
通信ポートに光信号を送信する発光ダイオードと、通信
ポートから送信される光信号を受信するフォトダイオー
ドとを有している。これら発光ダイオードおよびフォト
ダイオードは、ポータブルコンピュータを載置部に載置
した時に通信ポートと向かい合い、この通信ポートとの
間で光通信を実行する。
【0006】また、通信ポートは、光信号を選択的に通
過させる光フィルタによって覆われているとともに、発
光ダイオードおよびフォトダイオードの前にも同様の光
フィルタが配置されている。これら光フィルタは、ポー
タブルコンピュータを載置部に載置した時に、互いに密
接もしくは近接し、光通信経路を太陽光のような不要な
外光から遮断するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の拡張装置は、ポ
ータブルコンピュータに密接もしくは近接させて使用す
ることを前提に光信号の強度を定めている。このため、
ポータブルコンピュータと拡張装置とを互いに遠ざけた
状態で光通信を実行した場合に、フォトダイオードに入
射する光信号の減衰度合が大きくなり、伝送エラーが発
生し易くなったり、データの伝送効率が低下してデータ
の送受信に時間を要することがあり得る。
【0008】逆に、拡張装置をポータブルコンピュータ
から離して使用することを前提に光信号の強度を定める
と、ポータブルコンピュータを拡張装置に密接もしくは
近接させた場合に、フォトダイオードに入射される光信
号のダイナミック・レンジが過大となる。そのため、フ
ォトダイオードが動作不良を起こす虞があり、伝送エラ
ーを招く一つの要因となる。
【0009】したがって、拡張装置にポータブルコンピ
ュータを密接させた使用形態と離した使用形態とでは、
光通信経路の利得が大幅に変化することになり、光通信
性能に差異が生じるといった不具合がある。
【0010】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、いずれの使用形態においても光通信性能
を同等に保つことができ、光通信を確実に行なえる電子
機器用拡張装置および電子機器システムの提供を目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の電子機器用拡張装置は、光
信号を送受信する第1の光通信手段を有する電子機器の
拡張機能を含む装置本体と、上記第1の光通信手段へ光
信号を送信する発光部と、上記光通信手段からの光信号
を受信する受光部とを有し、上記電子機器が上記装置本
体に近接もしくは密接して配置された場合に、上記第1
の光通信手段に密接もしくは近接するように上記装置本
体に設けられる第2の光通信手段と、上記電子機器が上
記装置本体に近接もしくは密接して配置された場合に、
上記第1の光通信手段と上記第2の光通信手段との間に
進出する第1の位置と、上記電子機器が上記装置本体に
近接もしくは密接して配置されない場合に、上記第1の
光通信手段と上記第2の光通信手段との間から退く第2
の位置とに亘って移動可能に上記装置本体に設けられ、
上記第1の光通信手段と上記第2の光通信手段との間で
送受信される光信号の利得を調整する利得調整手段と、
を備えていることを特徴としている。
【0012】このような構成において、電子機器と拡張
装置との間で光通信を実行するに当り、電子機器の第1
の光通信手段を拡張装置から離れた位置でこの拡張装置
の第2の光通信手段と対向させた場合、これら第1およ
び第2の光通信手段の間から利得調整手段が退く。その
ため、第1の光通信手段から第2の光通信手段の受光部
に向かう光信号は、利得調整手段を通過することなく、
そのまま受光部に入射される。同様に、第2の光通信手
段の発光部から第1の光通信手段に向かう光信号は、利
得調整手段を通過することなく、そのまま第1の光通信
手段に入射される。
【0013】電子機器の第1の光通信手段を拡張装置の
第2の光通信手段に密接もしくは近接させた場合は、利
得調整手段が第1および第2の光通信手段の間に進出
し、光通信経路に介在される。このため、第1の光通信
手段から第2の光通信手段の受光部に向かう光信号は、
利得調整手段を通過した後に受光部に至り、同様に第2
の光通信手段の発光部から第1の光通信手段に向かう光
信号は、利得調整手段を通過した後に第1の光通信手段
に至る。
【0014】したがって、電子機器を拡張装置から離し
た状態で光通信を行なうことを前提として光信号の強度
を設定すれば、たとえ電子機器と拡張装置とが離れてい
ても、これら両者間でやり取りされる光信号が減衰され
ることはない。また、電子機器を拡張装置に密接もしく
は近接させると、利得調整手段によって光通信経路の利
得が調整されるので、受光部および通信ポートに入射さ
れる光信号のダイナミック・レンジが過大となることは
ない。
【0015】上記目的を達成するため、請求項5に係る
本発明の電子機器用拡張装置は、光信号を送信および受
信するための通信ポートを有する電子機器の拡張機能を
備え、この電子機器を載置可能な装置本体と、上記通信
ポートに光信号を送信する発光部と、上記通信ポートか
らの光信号を受信する受光部とを有し、上記装置本体に
上記電子機器を載置した時に、上記電子機器の通信ポー
トに密接もしくは近接するように上記装置本体に設置さ
れた光通信手段と、上記発光部および受光部と上記通信
ポートとの間に進出する第1の位置と、上記発光部およ
び受光部と上記通信ポートとの間から退く第2の位置と
に亘って移動可能に上記装置本体に設置され、上記電子
機器と上記装置本体との間でやり取りされる光信号を減
衰させるための光減衰フィルタと、上記電子機器が上記
装置本体に載置された時に、上記光減衰フィルタを第1
の位置に移動させるとともに、上記電子機器が上記装置
本体から取り外されている時に、上記光減衰フィルタを
第2の位置に移動させる操作手段と、を備えていること
を特徴としている。
【0016】このような構成において、電子機器と拡張
装置との間で光通信を実行するに当り、電子機器の通信
ポートを拡張装置から離れた位置でこの拡張装置の発光
部および受光部と対向させた場合、光減衰フィルタは、
操作手段により発光部および受光部の前から退く第2の
位置に移動される。そのため、電子機器の通信ポートか
ら拡張装置の受光部に向かう光信号は、光減衰フィルタ
を通過することなく、そのまま受光部に入射される。同
様に、拡張装置の発光部から電子機器の通信ポートに向
かう光信号は、光減衰フィルタを通過することなく、そ
のまま通信ポートに入射される。
【0017】電子機器を拡張装置の装置本体に載置する
と、光減衰フィルタが操作手段を介して第2の位置から
第1の位置に移動される。この移動により、光減衰フィ
ルタが発光部および受光部の前に進出し、光通信経路に
介在される。このため、通信ポートから受光部に向かう
光信号は、光減衰フィルタを通過した後に受光部に至
り、この光減衰フィルタを通過する過程で光信号が減衰
される。同様に、発光部から送信された光信号は、光減
衰フィルタを通過した後に通信ポートに至り、この光減
衰フィルタを通過する過程で光信号が減衰される。
【0018】したがって、電子機器を拡張装置から離し
た状態で光通信を行なうことを前提として光信号の強度
を設定すれば、たとえ電子機器と拡張装置とが離れてい
ても、これら両者間でやり取りされる光信号が減衰され
ることはない。また、電子機器と拡張装置とが密接もし
くは近接すると、光通信経路に光減衰フィルタが介在さ
れる。このため、光通信経路の利得が調整されることに
なり、受光部や通信ポートに入射される光信号のダイナ
ミック・レンジが過大となることはない。
【0019】また、上記目的を達成するため、請求項6
に係る本発明の電子機器システムは、光信号を送信する
第1の発光部と、光信号を受信する第1の受光部と、こ
れら第1の発光部および第1の受光部の前に配置され、
光信号を選択的に通過させる第1の光フィルタとを含
み、この第1の光フィルタを通じて光信号の送信および
受信を行なう電子機器と、上記電子機器が取り外し可能
に載置される載置部と、上記第1の受光部に光信号を送
信する第2の発光部と、上記第1の発光部から送信され
た光信号を受信する第2の受光部と、これら第2の発光
部および第2の受光部の前に配置され、光信号を選択的
に通過させるとともに、上記電子機器を上記載置部に載
置した時に、上記第1の光フィルタに密接もしくは近接
する第2の光フィルタとを含み、この第2の光フィルタ
を通じて光信号の送信および受信を行なう拡張装置と、
を備えている。
【0020】上記拡張装置は、上記電子機器との間でや
り取りされる光信号を減衰させるための光減衰フィルタ
を有し、この光減衰フィルタは、上記電子機器が上記載
置部に載置された時に、上記第2の発光部および第2の
受光部の前に進出する第1の位置と、上記電子機器が上
記載置部から取り外されている時に、上記第2の発光部
および第2の受光部の前から退く第2の位置とに亘って
移動可能に上記拡張装置に設置されていることを特徴と
している。
【0021】このような構成において、電子機器と拡張
装置との間で光通信を実行するに当り、電子機器の第1
の光フィルタを拡張装置から離れた位置でこの拡張装置
の第2の光フィルタと対向させた場合、光減衰フィルタ
は、第1の発光部および第1の受光部の前から退く第2
の位置に移動される。そのため、電子機器の第1の発光
部から送信された光信号は、光減衰フィルタを通過する
ことなく、第1および第2の光フィルタのみを通過して
拡張装置の第2の受光部に入射される。同様に、拡張装
置の第2の発光部から送信された光信号は、光減衰フィ
ルタを通過することなく、第1および第2のフィルタの
みを通過して電子機器の第1の受光部に入射される。
【0022】電子機器を拡張装置の載置部に載置する
と、光減衰フィルタが第2の発光部および第2の受光部
の前に進出する第1の位置に移動し、光通信経路に介在
される。このため、第1の発光部から送信された光信号
は、第1および第2の光フィルタばかりでなく光減衰フ
ィルタを通過した後に第2の受光部に至り、この光減衰
フィルタを通過する過程で光信号が減衰される。同様
に、第2の発光部から送信された光信号は、第1および
第2の光フィルタばかりでなく光減衰フィルタを通過し
た後に第1の受光部に至り、この光減衰フィルタを通過
する過程で光信号が減衰される。
【0023】したがって、電子機器を拡張装置から離し
た状態で光通信を行なうことを前提として光信号の強度
を設定すれば、たとえ電子機器と拡張装置とが離れてい
ても、これら両者間でやり取りされる光信号が減衰され
ることはない。また、第1の光フィルタと第2の光フィ
ルタとが密接もしくは近接するように電子機器を拡張装
置の載置部に載置すると、光通信経路に光減衰フィルタ
が介在され、この光通信経路の利得が調整される。この
ため、受光部および通信ポートに入射される光信号のダ
イナミック・レンジが過大となることはない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータおよびその機能を拡張する
ための拡張装置に適用した図1ないし図3にもとづいて
説明する。
【0025】図1は、電子機器としてのポータブルコン
ピュータ1と、このポータブルコンピュータ1の機能を
拡張する際に用いる拡張装置2とを開示している。ポー
タブルコンピュータ1は、コンピュータ本体3と、この
コンピュータ本体3に支持されたディスプレイユニット
4とで構成されている。
【0026】コンピュータ本体3は、偏平な箱状の筐体
5を備えている。筐体5は、底壁5a、左右の側壁5b
および後壁5cを有し、この筐体5の上面にキーボード
6が配置されている。ディスプレイユニット4は、筐体
5の後端部に図示しないヒンジ装置を介して回動可能に
連結されている。
【0027】図1や図2に示すように、筐体5の内部に
は、第1の光通信装置8が収容されている。第1の光通
信装置8は、赤外線を用いた光信号により拡張装置2と
の間でデータのやり取りを行なうためのものであり、第
1の光通信手段を構成する。この第1の光通信装置8
は、光信号を送信する発光ダイオードからなる発光部9
と、光信号を受信するフォトダイオードからなる受光部
10と、これら発光部9および受光部10を支持する回
路基板11とを備えている。発光部9および受光部10
は、筐体5の後壁5cに隣接した位置において、筐体5
の幅方向に互いに並べて配置されている。
【0028】筐体5の後壁5cは、通信ポート12を有
している。通信ポート12は、発光部9および受光部1
0と向かい合う位置に開口されている。通信ポート12
は、赤外線を選択的に通過させる光フィルタ13によっ
て覆われており、この光フィルタ13は、後壁5cに露
出されている。
【0029】図1に示すように、拡張装置2は、装置本
体15を有している。装置本体15は、底壁15a、上
壁15b、前壁15cおよび左右の側壁15dを有する
偏平な箱状をなしており、例えば机の天板の上に置かれ
るようになっている。
【0030】この装置本体15は、平坦な載置部16を
有している。載置部16は、装置本体15の上壁15b
にて構成されており、この載置部16の上にポータブル
コンピュータ1の筐体5の後半部が取り外し可能に載置
されるようになっている。
【0031】装置本体15の後端部には、中空の凸部1
7が形成されている。凸部17は、載置部16の幅方向
に延びているとともに、この載置部16の後端から上向
きに突出する垂直な起立壁18を有している。起立壁1
8は、ポータブルコンピュータ1の筐体5を載置部16
に載置した時に、この筐体5の後壁5cと向かい合うよ
うになっている。
【0032】また、装置本体15は、例えば光ディスク
ドライブのような拡張デバイス(図示せず)を内蔵して
おり、この装置本体15の凸部17の背後には、例えば
マウス、外部記憶装置のような周辺機器あるいは通信用
ケーブルを接続するための複数のインターフェースコネ
クタ(図示せず)が配置されている。これら拡張デバイ
スおよびインターフェースコネクタは、ポータブルコン
ピュータ1の機能を拡張する際に使用される。
【0033】図1に示すように、装置本体15の載置部
16には、拡張コネクタ19が配置されている。拡張コ
ネクタ19は、ポータブルコンピュータ1との間で赤外
線を用いた光通信を実行したくない場合、又は光通信に
対応していない周辺機器との間でデータのやり取りを実
行する際に補助的に用いるものであり、上記拡張デバイ
スおよびインターフェースコネクタに電気的に接続され
ている。
【0034】装置本体15の凸部17は、第2の光通信
装置21を内蔵している。第2の光通信装置21は、ポ
ータブルコンピュータ1の第1の光通信装置8との間で
データのやり取りを行なうためのものであり、第2の光
通信手段を構成している。この第2の光通信装置21
は、光信号を送信する発光ダイオードからなる発光部2
2と、光信号を受信するフォトダイオードからなる受光
部23と、これら発光部22および受光部23を支持す
る回路基板24とを備えている。
【0035】発光部22および受光部23は、装置本体
15の起立壁18に隣接した位置において、装置本体1
5の幅方向に互いに並べて配置されている。これら発光
部22および受光部23の配置間隔は、第1の光通信装
置8の発光部9および受光部10の配置間隔と一致して
いる。そして、発光部22および受光部23は、ポータ
ブルコンピュータ1の筐体5を載置部16に載置した時
に、夫々ポータブルコンピュータ1の受光部10および
発光部9と対向する位置に配置されている。
【0036】装置本体15の起立壁18は、通信ポート
25を有している。通信ポート25は、発光部22およ
び受光部23と向かい合う位置に開口されている。通信
ポート25は、赤外線を選択的に通過させる光フィルタ
26によって覆われており、この光フィルタ26は、起
立壁18に露出されている。そして、図1に見られるよ
うに、通信ポート25は、ポータブルコンピュータ1の
筐体5を載置部16に載置した時に、筐体5の通信ポー
ト12と向かい合う位置に設置されている。
【0037】そのため、ポータブルコンピュータ1の筐
体5を拡張装置2の載置部16に載置すると、ポータブ
ルコンピュータ1の光フィルタ13と拡張装置2の光フ
ィルタ26とが密接もしくは僅かな隙間を存して近接す
るようになっている。
【0038】このことから、ポータブルコンピュータ1
を拡張装置2に接続して使用する形態では、第1の光通
信装置8の発光部9から送信された光信号は、光フィル
タ13,26を通過して第2の光通信装置21の受光部
23に入射され、同様に第2の光通信装置21の発光部
22から送信された光信号は、光フィルタ13,26を
通過して第1の光通信装置8の受光部10に入射され
る。これにより、ポータブルコンピュータ1と拡張装置
2との間で赤外線による光通信が実行され、データ等の
やり取りがなされる。
【0039】図2および図3に示すように、装置本体1
5は、利得調整手段としての光減衰フィルタ30を内蔵
している。光減衰フィルタ30は、ポータブルコンピュ
ータ1と拡張装置2との間でやり取りされる光信号を減
衰させるためのものである。この光減衰フィルタ30
は、通信ポート25に対応する大きさの板状をなしてお
り、その両端部が起立壁18の内面に形成したガイドレ
ール31に摺動可能に保持されている。このガイドレー
ル31は、起立壁18の高さ方向に沿って延びている。
【0040】このため、光減衰フィルタ30は、発光部
22および受光部23の前に進出する第1の位置(図3
に示す)と、発光部22および受光部23の下方に退く
第2の位置(図2に示す)とに亘って昇降動可能となっ
ている。
【0041】装置本体15の内部には、載置部16にポ
ータブルコンピュータ1が置かれたか否かを検出する手
段としての検出棒32と、光減衰フィルタ30を第1の
位置又は第2の位置のいずれかに選択的に移動させる操
作手段としてのリンク機構33とが収容されている。
【0042】検出棒32は、起立壁18に隣接する載置
部16の後端に位置されている。この検出棒32は、鉛
直方向に沿う縦置きの姿勢で配置され、上記載置部16
を摺動可能に貫通している。そして、検出棒32の上部
には、フランジ状のばね受け34が形成されており、こ
のばね受け34と載置部16の下面に固定したブラケッ
ト35との間に圧縮コイルばね36が介在されている。
【0043】このため、検出棒32は、その上端32a
が載置部16の上に突出する待機位置と、上端32aが
載置部16の下に引っ込むように押し下げられる検出位
置とに亘って昇降動可能に装置本体15に支持されてい
るとともに、常に圧縮コイルばね36によって待機位置
に押し上げられている。
【0044】したがって、図3に示すように、ポータブ
ルコンピュータ1の筐体5を載置部16に載置すると、
この筐体5の底壁5aが検出棒32の上端32aに突き
当たる。このことにより、検出棒32がポータブルコン
ピュータ1の重量を受けて押し下げられ、待機位置から
検出位置に移動する。
【0045】リンク機構33は、第1のリンクレバー3
7aと第2のリンクレバー37bとを有している。第1
のリンクレバー37aは、載置部16の下方において装
置本体15の奥行き方向に沿って延びており、その前端
が検出棒32の下端に支軸38aを介して回動可能に連
結されている。また、第1のリンクレバー37aの中間
部は、ブラケット35から下向きに延びるステー39に
支軸38bを介して回動可能に連結されている。このた
め、第1のリンクレバー37aは、支軸38bを支点に
検出棒32の昇降動に連動して上下方向に揺動するよう
になっている。
【0046】第2のリンクレバー37bは、載置部16
の後方において装置本体15の高さ方向に沿って延びて
おり、その下端が第1のリンクレバー37aの後端に支
軸38cを介して回動可能に連結されている。また、第
2のリンクレバー37bの上端は、支軸38dを介して
光減衰フィルタ30の下部に回動可能に連結されてい
る。
【0047】図2に見られるように、検出棒32が待機
位置に押し上げられた状態では、第1のリンクレバー3
7aは、その後端が前端よりも低くなるような姿勢に保
持されており、第2のリンクレバー37bを下向きに引
っ張っている。このため、光減衰フィルタ30は、検出
棒32が待機位置にある限り、発光部22や受光部23
の前から退く第2の位置に移動されている。
【0048】図3に見られるように、検出棒32が待機
位置から検出位置に押し下げられると、第1のリンクレ
バー37aが支軸38bを支点に反時計回り方向に回動
する。この回動により、第2のリンクレバー37bが光
減衰フィルタ30を第2の位置から第1の位置に押し上
げる。このため、光減衰フィルタ30は、検出棒32が
検出位置にある限り、発光部22や受光部23の前に進
出されて、光フィルタ26と重なり合っている。
【0049】このような構成において、例えばポータブ
ルコンピュータ1に記憶されたデータを拡張装置2から
中央のコンピュータにアップロードしたり、逆に中央の
コンピュータからデータをダウンロードする時のよう
に、拡張装置2とポータブルコンピュータ1とを短時間
接続する際には、ポータブルコンピュータ1を拡張装置
2の載置部16に載せずに、この拡張装置2の手前に置
き、これら両者の通信ポート12,25を互いに向かい
合わせる。
【0050】このような使用形態では、ポータブルコン
ピュータ1の通信ポート12と拡張装置2の通信ポート
25とが大きく離れており、光通信経路が長くなる。ま
た、この時、ポータブルコンピュータ1は拡張装置2の
載置部16から外れているので、拡張装置2の検出棒3
2は、その上端32aが載置部16の上に突出された待
機位置に保持されている。このため、図2に示すよう
に、光減衰フィルタ30は、リンク機構33を介して第
2の位置に降下された状態に保たれており、拡張装置2
の通信ポート25とポータブルコンピュータ1の通信ポ
ート12との間から退いている。
【0051】このことから、ポータブルコンピュータ1
と拡張装置2との間で光通信を実行すると、ポータブル
コンピュータ1の発光部9から拡張装置2の受光部23
に向かう光信号は、光減衰フィルタ30を通過すること
なく、赤外線を通す光フィルタ13,26のみを通じて
受光部23に入射される。同様に、拡張装置2の発光部
22からポータブルコンピュータ1の受光部10に向か
う光信号は、光減衰フィルタ30を通過することなく、
光フィルタ13,26のみを通じて受光部23に入射さ
れる。
【0052】一方、例えばポータブルコンピュータ1の
機能を拡張して使用する際には、ポータブルコンピュー
タ1の筐体5を拡張装置2の載置部16の上に載置す
る。このような使用形態では、図3に見られるように、
ポータブルコンピュータ1の通信ポート12と拡張装置
2の通信ポート25とが向かい合うとともに、これら通
信ポート12,25を覆う光フィルタ13,26が密接
もしくは近接し、光通信経路が極端に短くなる。
【0053】また、ポータブルコンピュータ1の筐体5
によって検出棒32が待機位置から検出位置に押し込ま
れ、ポータブルコンピュータ1の存在が検出されるとと
もに、この検出棒32の動きが第1および第2のリンク
レバー37a,37bを介して光減衰フィルタ30に伝
えられる。このため、光減衰フィルタ30が第2の位置
から第1の位置に押し上げられて、拡張装置2の発光部
22および受光部23と光フィルタ26との間に進出
し、拡張装置2の通信ポート25とポータブルコンピュ
ータ1の通信ポート12との間に入り込む。
【0054】このことから、ポータブルコンピュータ1
と拡張装置2との間で光通信を実行すると、ポータブル
コンピュータ1の発光部9から拡張装置2の受光部23
に向かう光信号は、光減衰フィルタ30および光フィル
タ13,26を通過して受光部23に入射され、この光
減衰フィルタ30を通過する過程で光信号が減衰され
る。同様に、拡張装置2の発光部22からポータブルコ
ンピュータ1の受光部10に向かう光信号は、光減衰フ
ィルタ30や光フィルタ13,26を通過して受光部1
0に入射され、この光減衰フィルタ30を通過する過程
で光信号が減衰される。
【0055】このような本発明の第1の実施の形態によ
れば、ポータブルコンピュータ1を拡張装置2から離し
た状態で光通信を行なうことを前提に光信号の強度を設
定すれば、光通信経路が長くなるような使用形態であっ
ても、ポータブルコンピュータ1と拡張装置2との間で
やり取りされる光信号が大きく減衰されることはない。
【0056】また、ポータブルコンピュータ1を拡張装
置2に接続した時のように、光通信経路が極端に短くな
ると、光フィルタ26と発光部22および受光部23と
の間に光減衰フィルタ30が自動的に介在される。その
ため、光減衰フィルタ30によって光通信経路の利得が
調節され、受光部10,23に入射される光信号のダイ
ナミック・レンジが過大となるのを抑制する。
【0057】したがって、ポータブルコンピュータ1を
拡張装置2から遠ざけた使用形態およびポータブルコン
ピュータ1を拡張装置2の載置部16に載置した使用形
態のいずれを選択しても、光通信時に伝送エラーが発生
し難くなって光通信性能を同等に保つことができ、光通
信を確実に行なうことができる。
【0058】なお、本発明は上記第1の実施の形態に特
定されるものではなく、図4および図5に本発明の第2
の実施の形態を示す。
【0059】この第2の実施の形態は、光減衰フィルタ
30を装置本体2の幅方向に水平にスライドさせるよう
にした点が上記第1の実施の形態と相違しており、それ
以外の拡張装置2の基本的な構成は、第1の実施の形態
と同様である。そのため、第1の実施の形態と同一の構
成部分には、同一の参照符号を付してその説明を省略す
る。
【0060】図4は、拡張装置2の第2の光通信装置2
1を前方から見た状態を概略的に示している。この図4
に示すように、光減衰フィルタ30は、その上縁部およ
び下縁部が起立壁18の内面のガイドレール41に摺動
可能に保持されている。ガイドレール41は、装置本体
15の幅方向に沿って互いに平行に配置されている。
【0061】このため、光減衰フィルタ30は、発光部
22および受光部23の前に進出する第1の位置(図4
のBに示す)と、発光部22および受光部23の側方に
退く第2の位置(図4のAに示す)とに亘ってスライド
可能となっている。
【0062】光減衰フィルタ30の側方には、第1およ
び第2のピニオン42a,42bが配置されている。図
5に見られるように、第1および第2のピニオン42
a,42bは、同軸状に並べた状態で起立壁18に回転
自在に支持されており、互いに連動して同方向に回転す
るようになっている。
【0063】検出棒32に連動して昇降動する第2のリ
ンクレバー37bは、その上端部にラック43を有して
いる。ラック43は、第1のピニオン42aに噛み合っ
ている。また、光減衰フィルタ30には、操作レバー4
4が連結されている。操作レバー44は、第2のピニオ
ン42bに向けて水平に延びているとともに、その先端
部にラック45を有している。ラック45は、第2のピ
ニオン42bに噛み合っている。
【0064】第2のリンクレバー37bが昇降動する
と、第1および第2のピニオン42a,42bが同方向
に回転する。第1および第2のピニオン42a,42b
の回転運動は、直線運動に変換されて操作レバー44に
伝わるので、これらピニオン42a,42bの回転方向
に応じて光減衰フィルタ30が第1の位置又は第2の位
置のいずれかにスライドするようになっている。
【0065】そのため、本実施形態の場合は、第1およ
び第2のピニオン42a,42bおよびラック43,4
5が光減衰フィルタ30を移動させるための操作手段を
構成している。
【0066】このような本発明の第2の実施の形態によ
ると、ポータブルコンピュータ1を拡張装置2から遠ざ
けた使用形態では、載置部16の上の検出棒32が待機
位置に保持されているので、第2のリンクレバー37b
は引き下げられている。この引き下げにより、第1およ
び第2のピニオン42a,42bが図4の(A)の時計
回り方向に回転するとともに、この第2のピニオン42
bの回転運動が直線運動に変換されて操作レバー44に
伝わり、光減衰フィルタ30が第2の位置にスライドさ
れる。そのため、検出棒32が待機位置にある限り、光
減衰フィルタ30は第2の位置に保持され、拡張装置2
の通信ポート25とポータブルコンピュータ1の通信ポ
ート12との間から退いている。
【0067】また、拡張装置2の載置部16にポータブ
ルコンピュータ1を載置すると、図4の(B)に示すよ
うに、第2のリンクレバー37bが押し上げられ、第1
および第2のピニオン42a,42bが反時計回り方向
に回転する。この第2のピニオン42bの回転運動は、
直線運動に変換されて操作レバー44に伝わり、光減衰
フィルタ30が第2の位置から第1の位置に向けてスラ
イドされる。このため、光減衰フィルタ30が発光部2
2および受光部23の前に進出し、拡張装置2の通信ポ
ート25とポータブルコンピュータ1の通信ポート12
との間に入り込む。
【0068】したがって、この第2の実施の形態におい
ても、ポータブルコンピュータ1と拡張装置2との位置
関係に応じて光通信経路に光減衰フィルタ30を出し入
れすることができ、この光通信経路の利得の調節が可能
となる。
【0069】また、図6および図7は、本発明の第3の
実施の形態を開示している。
【0070】この第3の実施の形態は、ポータブルコン
ピュータ1が載置部16に置かれたか否かを電気的に検
出するとともに、光減衰フィルタ30をモータからの動
力伝達によってスライドさせるようにした点が上記第2
の実施の形態と相違している。
【0071】図6に示すように、操作レバー44のラッ
ク45は、単一のピニオン51と噛み合っている。ピニ
オン51は、正逆転可能なモータ52によって回転駆動
されるようになっている。モータ52は、図7に示す検
出スイッチ53を介して電源54に接続されている。検
出スイッチ53は、ポータブルコンピュータ1が載置部
16に置かれたか否かを検出する手段を構成するもので
あり、可動接点55と第1ないし第6の固定接点56a
〜56fとを備えている。
【0072】可動接点55は、一対の導電板57a,5
7bと、これら導電板57a,57bの間に介在された
絶縁体58とを有している。この可動接点55は、例え
ば検出棒32に連動してスライド移動されるようになっ
ている。
【0073】第1ないし第6の固定接点56a〜56f
は、可動接点55を間に挟んだ両側に三個づつ振り分け
て配置されている。第1ないし第3の固定接点56a,
56b,56cは、可動接点55の一方の導電板57a
に対応するものであり、可動接点55のスライド方向に
間隔を存して一列に並べて配置されている。第4ないし
第6の固定接点56d,56e,56fは、可動接点5
5の他方の導電板57bに対応するものであり、可動接
点55のスライド方向に間隔を存して一列に並べて配置
されている。
【0074】中央に位置する第2の固定接点56bは、
電源54の正極端子に電気的に接続され、同じく中央に
位置する第5固定接点56eは、電源54の負極端子に
電気的に接続されている。また、第1の固定接点56a
および第6の固定接点56fは、モータ52の一方の端
子に電気的に接続されているとともに、第3の固定接点
56cおよび第4の固定接点56dは、モータ52の他
方の端子に電気的に接続されている。
【0075】載置部16に位置された検出棒32が図2
の待機位置に保持されている状態では、検出スイッチ5
3の可動接点55は、図7の(B)に示す第1の切り換
え位置にスライドされている。この第1の切り換え位置
では、可動接点55の一方の導電板57aが第1の固定
接点56aと第2の固定接点56bとの間に跨っている
とともに、他方の導電板57aが第4の固定接点dと第
5の固定接点56eとの間に跨っている。
【0076】このため、電源54の正極端子は、可動接
点55の一方の導電板57a、第1および第2の固定接
点56a,56bを介してモータ52の他方の端子に電
気的に接続され、電源54の負極端子は、可動接点55
の他方の導電板57b、第4および第5の固定接点56
d,56eを介してモータ52の一方の端子に電気的に
接続される。
【0077】この接続により、モータ52は、ピニオン
51を図6の時計回りに回転させる方向に駆動し、光減
衰フィルタ30が第2の位置にスライドされる。よっ
て、検出棒32が待機位置にある限り、光減衰フィルタ
30は第2の位置に保持され、発光部22および受光部
23の前から退いている。
【0078】また、載置部16にポータブルコンピュー
タ1を載置すると、検出スイッチ53の可動接点55が
検出棒32によって押し下げられ、図7の(A)に示す
第2の切り換え位置にスライドされる。この第2の切り
換え位置では、可動接点55の一方の導電板57aが第
2の固定接点56bと第3の固定接点56cの間に跨っ
ているとともに、他方の導電板57bが第5の固定接点
eと第6の固定接点56fとの間に跨っている。
【0079】このため、電源54の正極端子は、可動接
点55の一方の導電板57a、第2および第3の固定接
点56b,56cを介してモータ52の一方の端子に電
気的に接続され、電源54の負極端子は、可動接点55
の他方の導電板57b、第5および第6の固定接点56
e,56fを介してモータ52の他方の端子に電気的に
接続される。
【0080】この接続により、モータ52の駆動方向が
逆転するので、ピニオン51が図6の反時計回りに回転
し、光減衰フィルタ30が第2の位置から第1の位置に
スライドされる。よって、光減衰フィルタ30が発光部
22および受光部23の前に進出し、拡張装置2の通信
ポート25とポータブルコンピュータ1の通信ポート1
2との間に入り込む。
【0081】このような第3の実施の形態によると、ポ
ータブルコンピュータ1が拡張装置2の載置部16に載
置されているか否かを電気的に検出するとともに、この
検出結果に応じてモータ52の駆動方向を制御すること
で、光減衰フィルタ30を光通信経路に出し入れするこ
とができる。
【0082】このため、上記第1および第2の実施の形
態と同様に、光通信経路の利得の調節が可能となり、受
光部10,23に入射される光信号のダイナミック・レ
ンジが過大となるのを抑制することができる。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、電子機器
を拡張装置から離した使用形態、電子機器を拡張装置に
密接もしくは近接させた使用形態のいずれにおいても、
光通信性能を同等に保つことができ、光通信を確実に行
なえるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、ポータブ
ルコンピュータの通信ポートと拡張装置の通信ポートと
の位置関係を示す電子機器システムの斜視図。
【図2】ポータブルコンピュータの通信ポートと拡張装
置の通信ポートとを互いに離した状態で光通信を行なう
使用形態を示す本発明の第1の実施の形態に係る電子機
器システムの断面図。
【図3】ポータブルコンピュータの通信ポートと拡張装
置の通信ポートとを互いに密接させた状態で光通信を行
なう使用形態を示す本発明の第1の実施の形態に係る電
子機器システムの断面図。
【図4】(A)は、本発明の第2の実施の形態におい
て、光減衰フィルタが第2の位置にスライドされた状態
を概略的に示す正面図。(B)は、本発明の第2の実施
の形態において、光減衰フィルタが第1の位置にスライ
ドされた状態を概略的に示す正面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態において、第1およ
び第2のピニオンと第2のリンクレバー、操作レバーの
位置関係を概略的に示す平面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態において、光減衰フ
ィルタが第2の位置にスライドされた状態を概略的に示
す正面図。
【図7】(A)は、本発明の第3の実施の形態におい
て、検出スイッチの可動接点が第2の切り換え位置にス
ライドされた状態を示す回路図。(B)は、本発明の第
3の実施の形態において、検出スイッチの可動接点が第
1の切り換え位置にスライドされた状態を示す回路図。
【符号の説明】
1…電子機器(ポータブルコンピュータ) 2…拡張装置 8…第1の光通信手段(第1の光通信装置) 9…第1の発光部 10…第1の受光部 12…通信ポート 13,26…光フィルタ 15…装置本体 21…第2の光通信手段(第2の光通信装置) 22…第2の発光部 23…第2の受光部 30…利得調整手段(光減衰フィルタ) 33,42a,42b,43,45…操作手段(リンク
機構、第1および第2のピニオン、ラック)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を送受信する第1の光通信手段を
    有する電子機器の拡張機能を含む装置本体と、 上記第1の光通信手段へ光信号を送信する発光部と、上
    記光通信手段からの光信号を受信する受光部とを有し、
    上記電子機器が上記装置本体に近接もしくは密接して配
    置された場合に、上記第1の光通信手段に密接もしくは
    近接するように上記装置本体に設けられる第2の光通信
    手段と、 上記電子機器が上記装置本体に近接もしくは密接して配
    置された場合に、上記第1の光通信手段と上記第2の光
    通信手段との間に進出する第1の位置と、上記電子機器
    が上記装置本体に近接もしくは密接して配置されない場
    合に、上記第1の光通信手段と上記第2の光通信手段と
    の間から退く第2の位置とに亘って移動可能に上記装置
    本体に設けられ、上記第1の光通信手段と上記第2の光
    通信手段との間で送受信される光信号の利得を調整する
    利得調整手段と、を備えていることを特徴とする電子機
    器用拡張装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記電子機器
    の第1の光通信手段および上記拡張装置の第2の光通信
    手段は、夫々光信号を選択的に通過させる光フィルタを
    有することを特徴とする電子機器用拡張装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の記載において、
    上記装置本体は、上記電子機器が取り外し可能に載置さ
    れる載置部と、この載置部に電子機器が置かれたか否か
    を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づ
    いて上記利得調整手段を第1の位置又は第2の位置のい
    ずれかに選択的に移動させる操作手段と、を備えている
    ことを特徴とする電子機器用拡張装置。
  4. 【請求項4】 光信号を送信および受信するための通信
    ポートを有する電子機器の拡張機能を備え、この電子機
    器を載置可能な装置本体と、 上記通信ポートに光信号を送信する発光部と、上記通信
    ポートからの光信号を受信する受光部とを有し、上記装
    置本体に上記電子機器を載置した時に、上記電子機器の
    通信ポートに密接もしくは近接するように上記装置本体
    に設置された光通信手段と、 上記発光部および受光部と上記通信ポートとの間に進出
    する第1の位置と、上記発光部および受光部と上記通信
    ポートとの間から退く第2の位置とに亘って移動可能に
    上記装置本体に設置され、上記電子機器と上記装置本体
    との間でやり取りされる光信号を減衰させるための光減
    衰フィルタと、 上記電子機器が上記装置本体に載置された時に、上記光
    減衰フィルタを第1の位置に移動させるとともに、上記
    電子機器が上記装置本体から取り外されている時に、上
    記光減衰フィルタを第2の位置に移動させる操作手段
    と、を備えていることを特徴とする電子機器用拡張装
    置。
  5. 【請求項5】 光信号を送信する第1の発光部と、光信
    号を受信する第1の受光部と、これら第1の発光部およ
    び第1の受光部の前に配置され、光信号を選択的に通過
    させる第1の光フィルタとを含み、この第1の光フィル
    タを通じて光信号の送信および受信を行なう電子機器
    と、 上記電子機器が取り外し可能に載置される載置部と、上
    記第1の受光部に光信号を送信する第2の発光部と、上
    記第1の発光部から送信された光信号を受信する第2の
    受光部と、これら第2の発光部および第2の受光部の前
    に配置され、光信号を選択的に通過させるとともに、上
    記電子機器を上記載置部に載置した時に、上記第1の光
    フィルタに密接もしくは近接する第2の光フィルタとを
    含み、この第2の光フィルタを通じて光信号の送信およ
    び受信を行なう拡張装置と、を備えている電子機器シス
    テムであって、 上記拡張装置は、上記電子機器との間でやり取りされる
    光信号を減衰させるための光減衰フィルタを有し、この
    光減衰フィルタは、上記電子機器が上記載置部に載置さ
    れた時に、上記第2の発光部および第2の受光部の前に
    進出する第1の位置と、上記電子機器が上記載置部から
    取り外されている時に、上記第2の発光部および第2の
    受光部の前から退く第2の位置とに亘って移動可能に上
    記拡張装置に設置されていることを特徴とする電子機器
    システム。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、上記拡張装置
    は、上記載置部に電子機器が置かれたか否かを検出する
    検出手段と、この検出手段の検出結果に基づいて上記光
    減衰フィルタを第1の位置又は第2の位置のいずれかに
    選択的に移動させる操作手段と、を備えていることを特
    徴とする電子機器システム。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6の記載において、
    上記光減衰フィルタは、上記第1の位置に移動された時
    に上記第2の光フィルタと重なり合うことを特徴とする
    電子機器システム。
JP2001162714A 2001-05-30 2001-05-30 電子機器用拡張装置および電子機器システム Pending JP2002351577A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162714A JP2002351577A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 電子機器用拡張装置および電子機器システム
TW091110259A TW561714B (en) 2001-05-30 2002-05-16 Expansion apparatus with optical attenuation filter for adjusting gain of optical signal
US10/157,256 US20020181054A1 (en) 2001-05-30 2002-05-29 Expansion apparatus with optical attenuation filter for adjusting gain of optical signal
CN02121644A CN1388656A (zh) 2001-05-30 2002-05-30 带有用于调节光学信号增益的衰减滤光器的扩展装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162714A JP2002351577A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 電子機器用拡張装置および電子機器システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002351577A true JP2002351577A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19005801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001162714A Pending JP2002351577A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 電子機器用拡張装置および電子機器システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20020181054A1 (ja)
JP (1) JP2002351577A (ja)
CN (1) CN1388656A (ja)
TW (1) TW561714B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090190922A1 (en) * 2008-01-30 2009-07-30 Fujifilm Corporation Communication system
TWI472901B (zh) * 2009-10-29 2015-02-11 Pegatron Corp 可擴充電腦系統及其固定裝置
USD849130S1 (en) * 2016-04-24 2019-05-21 Cielo S.A. Cradle for a point-of-sale terminal
CN107665010B (zh) * 2016-07-27 2020-07-24 神讯电脑(昆山)有限公司 连接座
US9632536B1 (en) * 2016-08-08 2017-04-25 Getac Technology Corporation Dock

Also Published As

Publication number Publication date
US20020181054A1 (en) 2002-12-05
CN1388656A (zh) 2003-01-01
TW561714B (en) 2003-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7524004B2 (en) Movable console device
CN109005266B (zh) 一种移动终端
JP6451233B2 (ja) 電子機器
JP2002351577A (ja) 電子機器用拡張装置および電子機器システム
US7123485B1 (en) Techniques for moving a power supply within an electronic cabinet
EP3910935B1 (en) Speaker structure and display device
CN116859096A (zh) 一种小型化emc测试设备及其使用方法
CN217086872U (zh) 一种可电调的多端口透镜天线装置
JP2006317850A (ja) プロジェクタ
JP4718671B2 (ja) パソコン入力装置
CN208489917U (zh) 成像组件、电子组件和电子装置
US7248465B2 (en) Electronic device capable of receiving a member
JP2002343075A (ja) ディスクアレイ
JP2007004885A (ja) ミラーリング用ハードディスク装置
KR20000002306A (ko) 로봇청소기용 주행로봇의 뒷바퀴설치구조
CN219414225U (zh) 调节装置、投影仪及投影系统
CN220821327U (zh) 一种射频信号开关装置
CN220506373U (zh) 一种学习支架组件
CN210514692U (zh) 一种机械光开关装置
CN216451403U (zh) 一种手机辅助散热结构
CN216143458U (zh) 可多角度调节的投影机
JP3065307U (ja) カセット搬送装置
US7382797B2 (en) Mechanism to select the physical media type connector in network devices
CN203243615U (zh) 适于贴片机的ccd定位机构及具有该定位机构的贴片机
KR960044011A (ko) 칩마운터의 부품 인식장치

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302