JP2002351469A - 鍵動作検出装置 - Google Patents
鍵動作検出装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鍵の動作を検出する鍵動作検出装置におい
て、その装置の構成に必要な素子数を減らして製造コス
トを低減する。 【解決手段】 ウィッペン15は、通常は実線で示す位
置にあり、鍵が押されると、矢印Aで示す第1揺動位
置、及び、矢印Bで示す第2揺動位置を順次通る。発光
素子33が発光するレーザ光Lは、通常は金属板31に
当たらないが、第1揺動位置までウィッペン15が揺動
すると金属板31の表面に反射されて受光素子S1 に受
光され、第2揺動位置までウィッペン15が揺動すると
金属板31の表面に反射されて受光素子S2 に受光され
る。そこで、受光素子S1 ,S2 がレーザ光Lを順次受
光したとき、鍵が押されたと判断する。このため、装置
の構成に必要な発光素子の数を減らすことができる。
て、その装置の構成に必要な素子数を減らして製造コス
トを低減する。 【解決手段】 ウィッペン15は、通常は実線で示す位
置にあり、鍵が押されると、矢印Aで示す第1揺動位
置、及び、矢印Bで示す第2揺動位置を順次通る。発光
素子33が発光するレーザ光Lは、通常は金属板31に
当たらないが、第1揺動位置までウィッペン15が揺動
すると金属板31の表面に反射されて受光素子S1 に受
光され、第2揺動位置までウィッペン15が揺動すると
金属板31の表面に反射されて受光素子S2 に受光され
る。そこで、受光素子S1 ,S2 がレーザ光Lを順次受
光したとき、鍵が押されたと判断する。このため、装置
の構成に必要な発光素子の数を減らすことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵の動作に応じて
ハンマが慣性運動して打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽
器に設けられ、上記鍵の動作を検出する鍵動作検出装置
に関する。
ハンマが慣性運動して打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽
器に設けられ、上記鍵の動作を検出する鍵動作検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばピアノのようにハンマ
が慣性運動して打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽器で
は、鍵の動作に応じて他の電子音源等を駆動するなどの
目的で、鍵の動作を検出することが考えられている。こ
の鍵の動作を検出するためには、例えば、次のような鍵
動作検出装置を使用することが考えられている。
が慣性運動して打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽器で
は、鍵の動作に応じて他の電子音源等を駆動するなどの
目的で、鍵の動作を検出することが考えられている。こ
の鍵の動作を検出するためには、例えば、次のような鍵
動作検出装置を使用することが考えられている。
【0003】図5は、鍵動作検出装置を備えた従来のア
ップライトピアノの内部機構を表す説明図である。この
アップライトピアノは、図5に示すように、演奏者の操
作によって揺動する鍵11と、鍵11が押されると上昇
するキャプスタンスクリュー12と、ウィッペンフレン
ジ13を介してセンターレール14に揺動可能に支持さ
れ、キャプスタンスクリュー12の上昇によって上向き
に揺動するウィッペン15と、ウィッペン15に揺動可
能に連結され、ジャックテール17aがレギュレチング
ボタン16に当接するまでウィッペン15と共に上昇す
るジャック17と、ジャック17に対して当接・離間す
ると共に、センターレール14に固着されたバットフレ
ンジ18aのセンターピン18bに揺動可能に支持され
るバット18と、バット18に連結され、バット18が
ジャック17により突き上げられると図5における反時
計回りに揺動するハンマシャンク21と、ハンマシャン
ク21と直交する方向へ突出するようバット18に突設
されたキャッチャシャンク19と、キャッチャシャンク
19の先端に装着されたキャッチャ20と、ハンマシャ
ンク21の先端に装着されたハンマ23と、ハンマ23
のハンマフェルト23bによって叩かれる弦25と、打
弦後に揺り戻したハンマシャンク21の側部と当接して
ハンマ23の振動を緩和する緩衝部28aを装着したハ
ンマレール28と、などからなる打弦機構3を備えてい
る。なお、ハンマ23は、木でできた軸の部分であるハ
ンマウッド23aと、これを包むように巻かれたハンマ
フェルト23bとから構成されている。
ップライトピアノの内部機構を表す説明図である。この
アップライトピアノは、図5に示すように、演奏者の操
作によって揺動する鍵11と、鍵11が押されると上昇
するキャプスタンスクリュー12と、ウィッペンフレン
ジ13を介してセンターレール14に揺動可能に支持さ
れ、キャプスタンスクリュー12の上昇によって上向き
に揺動するウィッペン15と、ウィッペン15に揺動可
能に連結され、ジャックテール17aがレギュレチング
ボタン16に当接するまでウィッペン15と共に上昇す
るジャック17と、ジャック17に対して当接・離間す
ると共に、センターレール14に固着されたバットフレ
ンジ18aのセンターピン18bに揺動可能に支持され
るバット18と、バット18に連結され、バット18が
ジャック17により突き上げられると図5における反時
計回りに揺動するハンマシャンク21と、ハンマシャン
ク21と直交する方向へ突出するようバット18に突設
されたキャッチャシャンク19と、キャッチャシャンク
19の先端に装着されたキャッチャ20と、ハンマシャ
ンク21の先端に装着されたハンマ23と、ハンマ23
のハンマフェルト23bによって叩かれる弦25と、打
弦後に揺り戻したハンマシャンク21の側部と当接して
ハンマ23の振動を緩和する緩衝部28aを装着したハ
ンマレール28と、などからなる打弦機構3を備えてい
る。なお、ハンマ23は、木でできた軸の部分であるハ
ンマウッド23aと、これを包むように巻かれたハンマ
フェルト23bとから構成されている。
【0004】このアップライトピアノでは、演奏者が鍵
11を押すと、キャプスタンスクリュー12が上昇して
ウィッペン15を上向きに揺動させ、ウィッペン15と
共に上昇するジャック17が、バット18を押し上げて
ハンマシャンク21を反時計回りに揺動させる。更に、
ジャック17が上昇してゆくと、ジャックテール17a
がレギュレチングボタン16に当接し、ジャック17は
ウィッペン15に対して図5における時計周りに大きく
揺動する。この結果、バット18はジャック17から離
れ、ハンマ23は慣性運動によって弦25を叩く。
11を押すと、キャプスタンスクリュー12が上昇して
ウィッペン15を上向きに揺動させ、ウィッペン15と
共に上昇するジャック17が、バット18を押し上げて
ハンマシャンク21を反時計回りに揺動させる。更に、
ジャック17が上昇してゆくと、ジャックテール17a
がレギュレチングボタン16に当接し、ジャック17は
ウィッペン15に対して図5における時計周りに大きく
揺動する。この結果、バット18はジャック17から離
れ、ハンマ23は慣性運動によって弦25を叩く。
【0005】このように構成されたアップライトピアノ
には、鍵11の動作を検出して他の電子音源等を駆動す
べく、鍵動作検出装置として次のような機構が設けられ
ている。すなわち、鍵11の下面には段付シャッタ61
が固定され、その下方には、キーセンサ63,65が配
設されている。キーセンサ63,65は共に、それぞれ
が発光素子と受光素子とを一組としてなり、段付シャッ
タ61が両素子の間を遮るとオン信号を発するように構
成されている。段付シャッタ61は、鍵11が押された
際に、ある時間差をもってキーセンサ63,65の光路
を遮ることになる。このため、キーセンサ63,65が
発するオン信号を電子制御回路に入力して解析すれば、
押鍵,離鍵,押鍵速度等を検出することが可能となる。
には、鍵11の動作を検出して他の電子音源等を駆動す
べく、鍵動作検出装置として次のような機構が設けられ
ている。すなわち、鍵11の下面には段付シャッタ61
が固定され、その下方には、キーセンサ63,65が配
設されている。キーセンサ63,65は共に、それぞれ
が発光素子と受光素子とを一組としてなり、段付シャッ
タ61が両素子の間を遮るとオン信号を発するように構
成されている。段付シャッタ61は、鍵11が押された
際に、ある時間差をもってキーセンサ63,65の光路
を遮ることになる。このため、キーセンサ63,65が
発するオン信号を電子制御回路に入力して解析すれば、
押鍵,離鍵,押鍵速度等を検出することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鍵動作検出
装置をこのように構成した場合、前述のように、発光素
子と受光素子とが2つずつ必要となり、装置の製造コス
トが高くなってしまう。そこで、本発明は、鍵の動作を
検出する鍵動作検出装置において、その装置の構成に必
要な素子数を減らして製造コストを低減することを目的
としてなされた。
装置をこのように構成した場合、前述のように、発光素
子と受光素子とが2つずつ必要となり、装置の製造コス
トが高くなってしまう。そこで、本発明は、鍵の動作を
検出する鍵動作検出装置において、その装置の構成に必
要な素子数を減らして製造コストを低減することを目的
としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、鍵の動
作に応じてハンマが慣性運動して打弦する打弦機構を備
えた鍵盤楽器に設けられ、上記鍵の動作を検出する鍵動
作検出装置であって、上記打弦機構を構成する部材の、
上記鍵の動作に応じて揺動する面に形成され、押鍵時に
は第1揺動位置及び第2揺動位置を順次通る反射面と、
少なくとも、上記反射面が上記第1揺動位置にあるとき
及び上記第2揺動位置にあるときに、上記反射面によっ
て反射される光を発光する発光素子と、該発光素子が発
光した光が上記第1揺動位置にある反射面によって反射
されたとき、その反射光を受光する第1受光素子と、上
記発光素子が発光した光が上記第2揺動位置にある反射
面によって反射されたとき、その反射光を受光する第2
受光素子と、上記第1受光素子及び上記第2受光素子が
上記反射光を順次受光したとき、上記鍵が押されたと判
断する判断手段と、を備えたことを特徴としている。
を達するためになされた請求項1記載の発明は、鍵の動
作に応じてハンマが慣性運動して打弦する打弦機構を備
えた鍵盤楽器に設けられ、上記鍵の動作を検出する鍵動
作検出装置であって、上記打弦機構を構成する部材の、
上記鍵の動作に応じて揺動する面に形成され、押鍵時に
は第1揺動位置及び第2揺動位置を順次通る反射面と、
少なくとも、上記反射面が上記第1揺動位置にあるとき
及び上記第2揺動位置にあるときに、上記反射面によっ
て反射される光を発光する発光素子と、該発光素子が発
光した光が上記第1揺動位置にある反射面によって反射
されたとき、その反射光を受光する第1受光素子と、上
記発光素子が発光した光が上記第2揺動位置にある反射
面によって反射されたとき、その反射光を受光する第2
受光素子と、上記第1受光素子及び上記第2受光素子が
上記反射光を順次受光したとき、上記鍵が押されたと判
断する判断手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】このように構成された本発明では、反射面
は、打弦機構を構成する部材の、鍵の動作に応じて揺動
する面に形成され、押鍵時には第1揺動位置及び第2揺
動位置を順次通る。また、発光素子は、反射面が第1揺
動位置にあるときにも第2揺動位置にあるときにもその
反射面によって反射される光を発光する。そこで、本発
明では、第1揺動位置にある反射面によって反射された
上記発光素子からの光を第1受光素子によって受光し、
第2揺動位置にある反射面によって反射された上記発光
素子からの光を第2受光素子によって受光し、第1受光
素子及び第2受光素子が上記反射光を順次受光したと
き、鍵が押されたと判断している。
は、打弦機構を構成する部材の、鍵の動作に応じて揺動
する面に形成され、押鍵時には第1揺動位置及び第2揺
動位置を順次通る。また、発光素子は、反射面が第1揺
動位置にあるときにも第2揺動位置にあるときにもその
反射面によって反射される光を発光する。そこで、本発
明では、第1揺動位置にある反射面によって反射された
上記発光素子からの光を第1受光素子によって受光し、
第2揺動位置にある反射面によって反射された上記発光
素子からの光を第2受光素子によって受光し、第1受光
素子及び第2受光素子が上記反射光を順次受光したと
き、鍵が押されたと判断している。
【0009】すなわち、第1受光素子及び第2受光素子
が上記反射光を順次受光したことから、上記反射面が第
1揺動位置及び第2揺動位置を順次通ったことが判り、
これに基づいて判断手段が押鍵を判断するのである。こ
のため、本発明の鍵動作検出装置では、1つの発光素子
と2つの受光素子とによって鍵が押されたことを検出す
ることができ、装置の構成に必要な発光素子の数を減ら
して製造コストを良好に低減することができる。
が上記反射光を順次受光したことから、上記反射面が第
1揺動位置及び第2揺動位置を順次通ったことが判り、
これに基づいて判断手段が押鍵を判断するのである。こ
のため、本発明の鍵動作検出装置では、1つの発光素子
と2つの受光素子とによって鍵が押されたことを検出す
ることができ、装置の構成に必要な発光素子の数を減ら
して製造コストを良好に低減することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記第1受光素子及び上記第2受光素子が上
記反射光を順次受光した時間的な間隔に基づき、上記判
断手段が押鍵速度も検出することを特徴としている。第
1受光素子及び第2受光素子が上記反射光を順次受光し
た時間的な間隔は、上記反射面が第1揺動位置と第2揺
動位置との間を通過する速度に対応する。そこで、本発
明の判断手段は、第1受光素子及び第2受光素子が上記
反射光を順次受光した時間的な間隔に基づいて押鍵速度
も検出する。このため、本発明では、請求項1記載の発
明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コストの上昇を
招くことなく押鍵速度の検出も可能となるといった効果
が生じる。
成に加え、上記第1受光素子及び上記第2受光素子が上
記反射光を順次受光した時間的な間隔に基づき、上記判
断手段が押鍵速度も検出することを特徴としている。第
1受光素子及び第2受光素子が上記反射光を順次受光し
た時間的な間隔は、上記反射面が第1揺動位置と第2揺
動位置との間を通過する速度に対応する。そこで、本発
明の判断手段は、第1受光素子及び第2受光素子が上記
反射光を順次受光した時間的な間隔に基づいて押鍵速度
も検出する。このため、本発明では、請求項1記載の発
明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コストの上昇を
招くことなく押鍵速度の検出も可能となるといった効果
が生じる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記第2受光素子及び上記第1受光
素子が上記反射光を順次受光したときには、上記判断手
段は上記鍵が離されたと判断することを特徴としてい
る。離鍵時には上記反射面が第2揺動位置及び第1揺動
位置を順次通り、このことは第2受光素子及び第1受光
素子が上記反射光を順次受光したことから検出できる。
そこで、本発明の判断手段は、第2受光素子及び第1受
光素子が上記反射光を順次受光したときには鍵が離され
たと判断する。このため、本発明では、請求項1または
2記載の発明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コス
トの上昇を招くことなく押鍵のみならず離鍵をも検出で
きるといった効果が生じる。
記載の構成に加え、上記第2受光素子及び上記第1受光
素子が上記反射光を順次受光したときには、上記判断手
段は上記鍵が離されたと判断することを特徴としてい
る。離鍵時には上記反射面が第2揺動位置及び第1揺動
位置を順次通り、このことは第2受光素子及び第1受光
素子が上記反射光を順次受光したことから検出できる。
そこで、本発明の判断手段は、第2受光素子及び第1受
光素子が上記反射光を順次受光したときには鍵が離され
たと判断する。このため、本発明では、請求項1または
2記載の発明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コス
トの上昇を招くことなく押鍵のみならず離鍵をも検出で
きるといった効果が生じる。
【0012】請求項4記載の発明は、鍵の動作に応じて
ハンマが慣性運動して打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽
器に設けられ、上記鍵の動作を検出する鍵動作検出装置
であって、上記打弦機構を構成する部材の、上記鍵の動
作に応じて揺動する面に形成され、押鍵時には第1揺動
位置及び第2揺動位置を順次通る反射面と、少なくとも
上記反射面が上記第1揺動位置にあるときに、上記反射
面によって反射される光を発光する第1発光素子と、少
なくとも上記反射面が上記第2揺動位置にあるときに、
上記反射面によって反射される光を発光する第2発光素
子と、上記第1揺動位置にある上記反射面によって反射
された上記第1発光素子からの光と、上記第2揺動位置
にある上記反射面によって反射された上記第2発光素子
からの光との双方を受光する受光素子と、該受光素子が
上記第1発光素子からの光及び上記第2発光素子からの
光を順次受光したとき、上記鍵が押されたと判断する判
断手段と、を備えたことを特徴としている。
ハンマが慣性運動して打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽
器に設けられ、上記鍵の動作を検出する鍵動作検出装置
であって、上記打弦機構を構成する部材の、上記鍵の動
作に応じて揺動する面に形成され、押鍵時には第1揺動
位置及び第2揺動位置を順次通る反射面と、少なくとも
上記反射面が上記第1揺動位置にあるときに、上記反射
面によって反射される光を発光する第1発光素子と、少
なくとも上記反射面が上記第2揺動位置にあるときに、
上記反射面によって反射される光を発光する第2発光素
子と、上記第1揺動位置にある上記反射面によって反射
された上記第1発光素子からの光と、上記第2揺動位置
にある上記反射面によって反射された上記第2発光素子
からの光との双方を受光する受光素子と、該受光素子が
上記第1発光素子からの光及び上記第2発光素子からの
光を順次受光したとき、上記鍵が押されたと判断する判
断手段と、を備えたことを特徴としている。
【0013】このように構成された本発明では、反射面
は、打弦機構を構成する部材の、鍵の動作に応じて揺動
する面に形成され、押鍵時には第1揺動位置及び第2揺
動位置を順次通る。また、上記反射面が第1揺動位置に
あるとき、第1発光素子が発光した光は上記反射面によ
って反射され、受光素子によって受光される。同様に、
上記反射面が第2揺動位置にあるとき、第2発光素子が
発光した光は上記反射面によって反射され、上記受光素
子によって受光される。そこで、本発明の判断手段は、
受光素子が第1発光素子からの光及び第2発光素子から
の光を順次受光したとき、鍵が押されたと判断してい
る。
は、打弦機構を構成する部材の、鍵の動作に応じて揺動
する面に形成され、押鍵時には第1揺動位置及び第2揺
動位置を順次通る。また、上記反射面が第1揺動位置に
あるとき、第1発光素子が発光した光は上記反射面によ
って反射され、受光素子によって受光される。同様に、
上記反射面が第2揺動位置にあるとき、第2発光素子が
発光した光は上記反射面によって反射され、上記受光素
子によって受光される。そこで、本発明の判断手段は、
受光素子が第1発光素子からの光及び第2発光素子から
の光を順次受光したとき、鍵が押されたと判断してい
る。
【0014】すなわち、第1発光素子からの光及び第2
発光素子からの光を受光素子が順次受光したことから上
記反射面が第1揺動位置及び第2揺動位置を順次通った
ことが判り、これに基づいて判断手段が押鍵を判断する
のである。このため、本発明の鍵動作検出装置では、2
つの発光素子と1つの受光素子とによって鍵が押された
ことを検出することができ、装置の構成に必要な受光素
子の数を減らして製造コストを良好に低減することがで
きる。
発光素子からの光を受光素子が順次受光したことから上
記反射面が第1揺動位置及び第2揺動位置を順次通った
ことが判り、これに基づいて判断手段が押鍵を判断する
のである。このため、本発明の鍵動作検出装置では、2
つの発光素子と1つの受光素子とによって鍵が押された
ことを検出することができ、装置の構成に必要な受光素
子の数を減らして製造コストを良好に低減することがで
きる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項3記載の構
成に加え、上記受光素子が、上記第1発光素子からの光
及び上記第2発光素子からの光を順次受光した時間的な
間隔に基づき、上記判断手段が押鍵速度も検出すること
を特徴としている。受光素子が第1発光素子からの光及
び第2発光素子からの光を順次受光した時間的な間隔
は、上記反射面が第1揺動位置と第2揺動位置との間を
通過する速度に対応する。そこで、本発明の判断手段
は、受光素子が第1発光素子からの光及び第2発光素子
からの光を順次受光した時間的な間隔に基づいて押鍵速
度も検出する。このため、本発明では、請求項4記載の
発明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コストの上昇
を招くことなく押鍵速度の検出も可能となるといった効
果が生じる。
成に加え、上記受光素子が、上記第1発光素子からの光
及び上記第2発光素子からの光を順次受光した時間的な
間隔に基づき、上記判断手段が押鍵速度も検出すること
を特徴としている。受光素子が第1発光素子からの光及
び第2発光素子からの光を順次受光した時間的な間隔
は、上記反射面が第1揺動位置と第2揺動位置との間を
通過する速度に対応する。そこで、本発明の判断手段
は、受光素子が第1発光素子からの光及び第2発光素子
からの光を順次受光した時間的な間隔に基づいて押鍵速
度も検出する。このため、本発明では、請求項4記載の
発明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コストの上昇
を招くことなく押鍵速度の検出も可能となるといった効
果が生じる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の構成に加え、上記受光素子が、上記第2発光素子
からの光及び上記第1発光素子からの光を順次受光した
ときには、上記判断手段は上記鍵が離されたと判断する
ことを特徴としている。離鍵時には上記反射面が第2揺
動位置及び第1揺動位置を順次通り、このことは受光素
子が第2発光素子からの光及び第1発光素子からの光を
順次受光したことから検出できる。そこで、本発明の判
断手段は、受光素子が第2発光素子からの光及び第1発
光素子からの光を順次受光したときには鍵が離されたと
判断する。このため、本発明では、請求項4または5記
載の発明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コストの
上昇を招くことなく押鍵のみならず離鍵をも検出できる
といった効果が生じる。
記載の構成に加え、上記受光素子が、上記第2発光素子
からの光及び上記第1発光素子からの光を順次受光した
ときには、上記判断手段は上記鍵が離されたと判断する
ことを特徴としている。離鍵時には上記反射面が第2揺
動位置及び第1揺動位置を順次通り、このことは受光素
子が第2発光素子からの光及び第1発光素子からの光を
順次受光したことから検出できる。そこで、本発明の判
断手段は、受光素子が第2発光素子からの光及び第1発
光素子からの光を順次受光したときには鍵が離されたと
判断する。このため、本発明では、請求項4または5記
載の発明の効果に加えて、構成の複雑化や製造コストの
上昇を招くことなく押鍵のみならず離鍵をも検出できる
といった効果が生じる。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の構成に加え、上記反射面が、上記鍵の揺
動に伴って揺動するウィッペンに形成されたことを特徴
としている。ウィッペンは全体が鍵盤楽器の内部に設け
られるので、前述の発光素子や受光素子の配置の自由度
が向上する。また、ウィッペンは鍵と同時に揺動するの
で、ウィッペンの動作には鍵の動作が極めて良好に反映
される。従って、本発明では、請求項1〜6のいずれか
に記載の発明の効果に加えて、設計を容易にすると共に
鍵の動作を一層正確に検出することができるといった効
果が生じる。
ずれかに記載の構成に加え、上記反射面が、上記鍵の揺
動に伴って揺動するウィッペンに形成されたことを特徴
としている。ウィッペンは全体が鍵盤楽器の内部に設け
られるので、前述の発光素子や受光素子の配置の自由度
が向上する。また、ウィッペンは鍵と同時に揺動するの
で、ウィッペンの動作には鍵の動作が極めて良好に反映
される。従って、本発明では、請求項1〜6のいずれか
に記載の発明の効果に加えて、設計を容易にすると共に
鍵の動作を一層正確に検出することができるといった効
果が生じる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明が適用されたアップラ
イトピアノの内部機構を表す説明図である。図1に示す
ように、このアップライトピアノも図5に示した従来の
アップライトピアノと同様の打弦機構3を備えており、
この打弦機構3は、前述のように、鍵11,キャプスタ
ンスクリュー12,ウィッペンフレンジ13,センター
レール14,ウィッペン15,レギュレチングボタン1
6,ジャック17,バット18,キャッチャシャンク1
9,キャッチャ20,ハンマシャンク21,ハンマ2
3,弦25,ハンマレール28などから構成されてい
る。
と共に説明する。図1は、本発明が適用されたアップラ
イトピアノの内部機構を表す説明図である。図1に示す
ように、このアップライトピアノも図5に示した従来の
アップライトピアノと同様の打弦機構3を備えており、
この打弦機構3は、前述のように、鍵11,キャプスタ
ンスクリュー12,ウィッペンフレンジ13,センター
レール14,ウィッペン15,レギュレチングボタン1
6,ジャック17,バット18,キャッチャシャンク1
9,キャッチャ20,ハンマシャンク21,ハンマ2
3,弦25,ハンマレール28などから構成されてい
る。
【0019】更に、このアップライトピアノは、鍵動作
検出装置として、ウィッペン15の演奏者側端面に貼着
された金属板31と、その金属板31に対向配置された
1つの発光素子33と2つの受光素子S1 ,S2 とを備
えている。また、金属板31は、ウィッペン15の上記
端面に沿って、発光素子33及び受光素子S1 ,S2に
向かって斜め下方に凸となるように円筒面状に湾曲し、
その円筒面はウィッペン15の揺動軸と平行な軸を中心
にしている。
検出装置として、ウィッペン15の演奏者側端面に貼着
された金属板31と、その金属板31に対向配置された
1つの発光素子33と2つの受光素子S1 ,S2 とを備
えている。また、金属板31は、ウィッペン15の上記
端面に沿って、発光素子33及び受光素子S1 ,S2に
向かって斜め下方に凸となるように円筒面状に湾曲し、
その円筒面はウィッペン15の揺動軸と平行な軸を中心
にしている。
【0020】図2は、金属板31,発光素子33,受光
素子S1 ,及び受光素子S2 の位置関係を表す説明図で
ある。ウィッペン15は、通常は図2に実線で示す位置
にあり、鍵11が押されるとその鍵11の揺動と同時
に、矢印Aで示す第1揺動位置及び矢印Bで示す第2揺
動位置を順次通る。
素子S1 ,及び受光素子S2 の位置関係を表す説明図で
ある。ウィッペン15は、通常は図2に実線で示す位置
にあり、鍵11が押されるとその鍵11の揺動と同時
に、矢印Aで示す第1揺動位置及び矢印Bで示す第2揺
動位置を順次通る。
【0021】発光素子33が発光するレーザ光Lは、通
常は金属板31に当たらないが、第1揺動位置までウィ
ッペン15が揺動すると金属板31の表面(反射面に相
当)に反射されて受光素子S1 に受光され、受光素子S
1 はオン信号を発する。また、第2揺動位置までウィッ
ペン15が揺動すると、レーザ光Lは金属板31の表面
に反射されて受光素子S2 に受光され、受光素子S2 は
オン信号を発する。
常は金属板31に当たらないが、第1揺動位置までウィ
ッペン15が揺動すると金属板31の表面(反射面に相
当)に反射されて受光素子S1 に受光され、受光素子S
1 はオン信号を発する。また、第2揺動位置までウィッ
ペン15が揺動すると、レーザ光Lは金属板31の表面
に反射されて受光素子S2 に受光され、受光素子S2 は
オン信号を発する。
【0022】前述のように、ウィッペン15は、押鍵時
には第1揺動位置及び第2揺動位置を順次通り、離鍵時
には第2揺動位置及び第1揺動位置を順次通る。このた
め、鍵11の動作に応じて後述のような電子音源を制御
し、押鍵時には発音処理を、離鍵時には消音処理をそれ
ぞれ実行する場合、次の表1に示すようなテーブルに基
づいて制御を行えばよい。
には第1揺動位置及び第2揺動位置を順次通り、離鍵時
には第2揺動位置及び第1揺動位置を順次通る。このた
め、鍵11の動作に応じて後述のような電子音源を制御
し、押鍵時には発音処理を、離鍵時には消音処理をそれ
ぞれ実行する場合、次の表1に示すようなテーブルに基
づいて制御を行えばよい。
【0023】
【表1】 続いて、受光素子S1 ,S2 が発するオン信号を電子音
源の制御に応用する場合について説明する。図3は、そ
の制御に関わるアップライトピアノの制御系の全体的な
構成を表す概略ブロック図である。図3において、MI
DIインタフェース40は、外部装置(図示しない)と
CPU41との間で送受される演奏情報の受渡し制御を
行うものである。
源の制御に応用する場合について説明する。図3は、そ
の制御に関わるアップライトピアノの制御系の全体的な
構成を表す概略ブロック図である。図3において、MI
DIインタフェース40は、外部装置(図示しない)と
CPU41との間で送受される演奏情報の受渡し制御を
行うものである。
【0024】外部装置は当該アップライトピアノに演奏
情報を供給し、または、当該アップライトピアノからの
演奏情報に基づき楽音を発生するものであり、例えば電
子ピアノ、電子オルガン、電子キーボード等のMIDI
インタフェース機能を有する電子楽器が用いられる。こ
のMIDIインタフェース40はシステムバス51を介
さないでCPU41に直接接続される。
情報を供給し、または、当該アップライトピアノからの
演奏情報に基づき楽音を発生するものであり、例えば電
子ピアノ、電子オルガン、電子キーボード等のMIDI
インタフェース機能を有する電子楽器が用いられる。こ
のMIDIインタフェース40はシステムバス51を介
さないでCPU41に直接接続される。
【0025】CPU41は、ROM44のプログラムメ
モリ部に記憶された制御プログラムに従って当該アップ
ライトピアノの各部を制御すると共に、後述の効果付加
手段53用にROM44上に設けられた制御パラメータ
決定用テーブルより、同時押鍵数に応ずる制御パラメー
タを読み取り、効果付加手段53に送る。
モリ部に記憶された制御プログラムに従って当該アップ
ライトピアノの各部を制御すると共に、後述の効果付加
手段53用にROM44上に設けられた制御パラメータ
決定用テーブルより、同時押鍵数に応ずる制御パラメー
タを読み取り、効果付加手段53に送る。
【0026】パネル42は、電源スイッチ、モード指定
スイッチ、メロディ選択スイッチ、リズム選択スイッチ
等の各種スイッチを備えている。各スイッチのセット/
リセット状態は内部に含まれるパネルスキャン回路によ
って検知されるようになっており、このパネル42のパ
ネルスキャン回路で検知したスイッチのセット状態に関
するデータはCPU41の制御の下にRAM45に記憶
される。その他、パネル42には各種情報を表示するた
めの表示器(図示しない)が設けられている。
スイッチ、メロディ選択スイッチ、リズム選択スイッチ
等の各種スイッチを備えている。各スイッチのセット/
リセット状態は内部に含まれるパネルスキャン回路によ
って検知されるようになっており、このパネル42のパ
ネルスキャン回路で検知したスイッチのセット状態に関
するデータはCPU41の制御の下にRAM45に記憶
される。その他、パネル42には各種情報を表示するた
めの表示器(図示しない)が設けられている。
【0027】ペダル43は、電子楽器の種類に応じて例
えばダンパーペダル、ソフトペダル、ラウドペダル等が
あり、ペダルの踏込み量に応じてCPU41は可変抵抗
器を摺動させて電圧を制御し音量を変化させる。ROM
44は、上述したCPU41を動作させるプログラムの
他、音色データ、その他の種々の固定データを記憶して
いる。この音色データメモリ部には、楽音信号を生成す
るためのデータである周波数ナンバ、波形ナンバ、エン
ベロープ波形ナンバ、モードデータ等が記憶されてい
る。その他、種々の固定データも当該ROM44に格納
されている。
えばダンパーペダル、ソフトペダル、ラウドペダル等が
あり、ペダルの踏込み量に応じてCPU41は可変抵抗
器を摺動させて電圧を制御し音量を変化させる。ROM
44は、上述したCPU41を動作させるプログラムの
他、音色データ、その他の種々の固定データを記憶して
いる。この音色データメモリ部には、楽音信号を生成す
るためのデータである周波数ナンバ、波形ナンバ、エン
ベロープ波形ナンバ、モードデータ等が記憶されてい
る。その他、種々の固定データも当該ROM44に格納
されている。
【0028】上記音色データメモリに格納されている各
データは、音色ポインタによって指定される。すなわ
ち、パネル操作、鍵盤操作に応じて上記音色ポインタが
変更され、該変更された音色ポインタにより指定された
上記各データが波形メモリ49から読み出される。そし
て、所定の演算が施されるなどして楽音発生部48に供
給される。
データは、音色ポインタによって指定される。すなわ
ち、パネル操作、鍵盤操作に応じて上記音色ポインタが
変更され、該変更された音色ポインタにより指定された
上記各データが波形メモリ49から読み出される。そし
て、所定の演算が施されるなどして楽音発生部48に供
給される。
【0029】RAM45にはCPU41の作業用領域、
当該アップライトピアノを制御するための各種レジス
タ、カウンタ、フラグ等が定義されている他、ROM4
4に記憶されている必要なデータが転送されて格納され
るデータエリア、パネル42の各キーやスイッチの状態
に対応する放音に必要なデータがセットされる複数のレ
ジスタや楽音発生部48の各楽音発生回路を未使用チャ
ンネルに割り付けるためのデータを記憶するアサイナメ
モリ、演奏情報を記憶する記憶領域等を有している。
当該アップライトピアノを制御するための各種レジス
タ、カウンタ、フラグ等が定義されている他、ROM4
4に記憶されている必要なデータが転送されて格納され
るデータエリア、パネル42の各キーやスイッチの状態
に対応する放音に必要なデータがセットされる複数のレ
ジスタや楽音発生部48の各楽音発生回路を未使用チャ
ンネルに割り付けるためのデータを記憶するアサイナメ
モリ、演奏情報を記憶する記憶領域等を有している。
【0030】なお、該RAM45に記憶されたパネル4
2のスイッチの設定状態に関するデータは、発音の際、
その他必要に応じてCPU41等により参照される。ま
た、鍵盤47の押鍵/離鍵状態を記憶する押鍵マップ、
ノートオンカウンタも、このRAM45に設けられる。
このRAM45の内容は、CPU41によりシステムバ
ス51を介して読み書きされる。
2のスイッチの設定状態に関するデータは、発音の際、
その他必要に応じてCPU41等により参照される。ま
た、鍵盤47の押鍵/離鍵状態を記憶する押鍵マップ、
ノートオンカウンタも、このRAM45に設けられる。
このRAM45の内容は、CPU41によりシステムバ
ス51を介して読み書きされる。
【0031】鍵盤47は前述の鍵11が多数配列されて
なり、受光素子S1 ,S2 によって演奏者の押鍵/離鍵
動作を検出し、CPU41の制御の下、楽音発生部48
に供給される。当該鍵盤47の押鍵または離鍵により発
生された演奏情報は一時RAM45に記憶され所要に応
じてCPU41により読み出される。
なり、受光素子S1 ,S2 によって演奏者の押鍵/離鍵
動作を検出し、CPU41の制御の下、楽音発生部48
に供給される。当該鍵盤47の押鍵または離鍵により発
生された演奏情報は一時RAM45に記憶され所要に応
じてCPU41により読み出される。
【0032】鍵盤スキャン回路46は鍵盤47の押鍵/
離鍵状態を検出してCPU41に送出するものである。
すなわち、鍵盤スキャン回路46は鍵盤47に対してス
キャン信号を送出する。そして、鍵盤47は、このスキ
ャン信号に応答して受光素子S1 ,S2 が発している信
号を鍵盤スキャン回路46に返送する。
離鍵状態を検出してCPU41に送出するものである。
すなわち、鍵盤スキャン回路46は鍵盤47に対してス
キャン信号を送出する。そして、鍵盤47は、このスキ
ャン信号に応答して受光素子S1 ,S2 が発している信
号を鍵盤スキャン回路46に返送する。
【0033】楽音発生部48は波形メモリ49に記憶さ
れている楽音波形データを読み出して再生することによ
り、各種楽器に対応した楽音信号を生成出力するもので
あり、鍵盤47から入力されCPU41から出力された
制御データに基づき指定された音色や音量に対応する楽
音波形データ及びエンベロープデータを波形メモリ49
から読み出し、該読み出した楽音波形データにエンベロ
ープを付加して楽音信号として出力し、効果付加手段5
3に供給する。
れている楽音波形データを読み出して再生することによ
り、各種楽器に対応した楽音信号を生成出力するもので
あり、鍵盤47から入力されCPU41から出力された
制御データに基づき指定された音色や音量に対応する楽
音波形データ及びエンベロープデータを波形メモリ49
から読み出し、該読み出した楽音波形データにエンベロ
ープを付加して楽音信号として出力し、効果付加手段5
3に供給する。
【0034】49は波形メモリであり、例えばROMで
構成される。この波形メモリ49は楽音の波形データを
記憶するものであり、弱打、強打、打撃等の波形データ
やエンベロープデータが記憶されている。効果付加手段
53は例えば乗算器で構成されており、同時に押鍵され
ている鍵11の数に応じて楽音発生部48から送られて
きた楽音信号に所望の音量変化を加え、これを共鳴回路
54に供給するものである。
構成される。この波形メモリ49は楽音の波形データを
記憶するものであり、弱打、強打、打撃等の波形データ
やエンベロープデータが記憶されている。効果付加手段
53は例えば乗算器で構成されており、同時に押鍵され
ている鍵11の数に応じて楽音発生部48から送られて
きた楽音信号に所望の音量変化を加え、これを共鳴回路
54に供給するものである。
【0035】演奏中、CPU41は同時に押鍵されてい
る鍵11の数を読出し、その数に応じた乗算係数をRO
M44上の乗算係数決定用テーブルからから読出し、こ
れを効果付加手段53に送る。効果付加手段53はこれ
により楽音信号に所望の音量(振幅)変化を加え、これ
を共鳴回路54に供給する。
る鍵11の数を読出し、その数に応じた乗算係数をRO
M44上の乗算係数決定用テーブルからから読出し、こ
れを効果付加手段53に送る。効果付加手段53はこれ
により楽音信号に所望の音量(振幅)変化を加え、これ
を共鳴回路54に供給する。
【0036】共鳴回路54は、例えば電子ピアノにおい
て残響や共鳴音等の効果音の発生する状態を模擬するも
のであり、効果付加手段53から入力された楽音信号
に、パネル42で設定されたリバーブやコーラス、トレ
モロ等の音響効果を付与するものである。
て残響や共鳴音等の効果音の発生する状態を模擬するも
のであり、効果付加手段53から入力された楽音信号
に、パネル42で設定されたリバーブやコーラス、トレ
モロ等の音響効果を付与するものである。
【0037】共鳴回路54から出力された楽音信号はD
/A変換器55に送られる。D/A変換器55は、入力
されたデジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換する
ものであり、このD/A変換器55で変換されたアナロ
グ楽音信号は増幅器56に供給される。
/A変換器55に送られる。D/A変換器55は、入力
されたデジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換する
ものであり、このD/A変換器55で変換されたアナロ
グ楽音信号は増幅器56に供給される。
【0038】増幅器56は、CPU41から与えられる
音量データに従って、D/A変換器55から供給される
アナログ楽音信号を所定の利得で増幅し、再生装置57
に供給するものである。再生装置57は、増幅器56か
ら送られた電気信号としてのアナログ楽音信号を音響信
号に変換して放音する周知のスピーカである。
音量データに従って、D/A変換器55から供給される
アナログ楽音信号を所定の利得で増幅し、再生装置57
に供給するものである。再生装置57は、増幅器56か
ら送られた電気信号としてのアナログ楽音信号を音響信
号に変換して放音する周知のスピーカである。
【0039】なお、上記CPU41,ROM44,RA
M45,鍵盤スキャン回路46,楽音発生部48,効果
付加手段53,及び共鳴回路54は、システムバス51
を介して相互に接続されている。このように、CPU4
1は、受光素子S1 ,S2 が発する信号に基づいて押鍵
/離鍵状態を検出し、その検出結果に基づいて再生装置
57からの発音処理,消音処理を実行する。次に、この
制御の内、特に受光素子S1 ,S2 からの信号の取り扱
いに関わる処理について図4のフローチャートを用いて
詳細に説明する。なお、CPU41は、本アップライト
ピアノの電源がオンされている間はこの処理を繰り返し
実行する。
M45,鍵盤スキャン回路46,楽音発生部48,効果
付加手段53,及び共鳴回路54は、システムバス51
を介して相互に接続されている。このように、CPU4
1は、受光素子S1 ,S2 が発する信号に基づいて押鍵
/離鍵状態を検出し、その検出結果に基づいて再生装置
57からの発音処理,消音処理を実行する。次に、この
制御の内、特に受光素子S1 ,S2 からの信号の取り扱
いに関わる処理について図4のフローチャートを用いて
詳細に説明する。なお、CPU41は、本アップライト
ピアノの電源がオンされている間はこの処理を繰り返し
実行する。
【0040】処理を開始するとCPU41は、先ず、S
1(Sはステップを表す:以下同様)にて、受光素子S
1 がオン信号を発している(ONイベント)か否かを判
断する。受光素子S1 がオン信号を発していない場合は
(S1:NO)、S3へ移行し、受光素子S2 がオン信
号を発している(ONイベント)か否かを判断する。受
光素子S2 もオン信号を発していない場合は(S3:N
O)、一旦処理を終了する。鍵11が操作されていない
場合は、このS1,S2の処理を繰り返す。
1(Sはステップを表す:以下同様)にて、受光素子S
1 がオン信号を発している(ONイベント)か否かを判
断する。受光素子S1 がオン信号を発していない場合は
(S1:NO)、S3へ移行し、受光素子S2 がオン信
号を発している(ONイベント)か否かを判断する。受
光素子S2 もオン信号を発していない場合は(S3:N
O)、一旦処理を終了する。鍵11が操作されていない
場合は、このS1,S2の処理を繰り返す。
【0041】鍵11が押されると、ウィッペン15は第
1揺動位置及び第2揺動位置を順次通る。従って、先
ず、ウィッペン15が第1揺動位置まで揺動すると処理
は次のように変化する。この場合、受光素子S1 がオン
信号を発するので(S1:YES)、続くS5にて、R
AM45に設定されたデータテーブルを参照し、更にS
7にて、そのデータテーブルに受光素子S2 がオン信号
を発したことが書き込まれているか否かを判断する。後
述のように、鍵11が操作されていない時点ではデータ
テーブルはクリアされているので、ここでは否定判断し
てS9へ移行する。S9では、受光素子S1 がオン信号
を発したことをデータテーブルに書き込み、続くS11
ではカウンタを起動して前述のS3へ移行する。
1揺動位置及び第2揺動位置を順次通る。従って、先
ず、ウィッペン15が第1揺動位置まで揺動すると処理
は次のように変化する。この場合、受光素子S1 がオン
信号を発するので(S1:YES)、続くS5にて、R
AM45に設定されたデータテーブルを参照し、更にS
7にて、そのデータテーブルに受光素子S2 がオン信号
を発したことが書き込まれているか否かを判断する。後
述のように、鍵11が操作されていない時点ではデータ
テーブルはクリアされているので、ここでは否定判断し
てS9へ移行する。S9では、受光素子S1 がオン信号
を発したことをデータテーブルに書き込み、続くS11
ではカウンタを起動して前述のS3へ移行する。
【0042】この時点で、ウィッペン15が未だ第2揺
動位置まで達していなければ(S3:NO)、前述のよ
うに一旦処理を終了する。続いて、ウィッペン15が第
2揺動位置まで達すると、処理は次のように変化する。
この時点では、受光素子S1はもうオン信号を発してい
ないので(S1:NO)、S1からS3へ直接移行し、
受光素子S2 がオン信号を発しているので(S3:YE
S)、続くS13へ移行する。S13では、上記データ
テーブルを参照し、続くS15にて、そのデータテーブ
ルに受光素子S1 がオン信号を発したことが書き込まれ
ているか否か判断する。前述のように、S9にてその旨
書き込まれているので、ここでは肯定判断してS17へ
移行する。S17では、前述の楽音発生部48〜再生装
置57を駆動して楽音を発生する周知の発音処理を実行
し、続くS19では、受光素子S2 がオン信号を発した
ことをデータテーブルに書き込んで一旦処理を終了す
る。
動位置まで達していなければ(S3:NO)、前述のよ
うに一旦処理を終了する。続いて、ウィッペン15が第
2揺動位置まで達すると、処理は次のように変化する。
この時点では、受光素子S1はもうオン信号を発してい
ないので(S1:NO)、S1からS3へ直接移行し、
受光素子S2 がオン信号を発しているので(S3:YE
S)、続くS13へ移行する。S13では、上記データ
テーブルを参照し、続くS15にて、そのデータテーブ
ルに受光素子S1 がオン信号を発したことが書き込まれ
ているか否か判断する。前述のように、S9にてその旨
書き込まれているので、ここでは肯定判断してS17へ
移行する。S17では、前述の楽音発生部48〜再生装
置57を駆動して楽音を発生する周知の発音処理を実行
し、続くS19では、受光素子S2 がオン信号を発した
ことをデータテーブルに書き込んで一旦処理を終了す
る。
【0043】なお、S17では、S11で起動されたカ
ウンタのカウンタ値も参照する。このカウンタ値は、ウ
ィッペン15が第1揺動位置と第2揺動位置との間を通
過する速度、すなわち押鍵速度に対応する(打鍵強度に
も対応)。そこで、S17では、この押鍵速度も参照し
て発音処理を実行する。また、S19における書き込み
は、S9で書き込んであった情報に上書きして実行され
る。このため、鍵11が軽く押した状態に保持され、ウ
ィッペン15が第2揺動位置に保持されたとしても(S
3:YES)、その間はS15にて否定判断し、1回の
押鍵に対して発音処理(S17)を何度も実行すること
はない。
ウンタのカウンタ値も参照する。このカウンタ値は、ウ
ィッペン15が第1揺動位置と第2揺動位置との間を通
過する速度、すなわち押鍵速度に対応する(打鍵強度に
も対応)。そこで、S17では、この押鍵速度も参照し
て発音処理を実行する。また、S19における書き込み
は、S9で書き込んであった情報に上書きして実行され
る。このため、鍵11が軽く押した状態に保持され、ウ
ィッペン15が第2揺動位置に保持されたとしても(S
3:YES)、その間はS15にて否定判断し、1回の
押鍵に対して発音処理(S17)を何度も実行すること
はない。
【0044】次に、鍵11が離されると、ウィッペン1
5は再び第1揺動位置を通る。このため、受光素子S1
が再びオン信号を発し(S1:YES)、処理は前述の
S5,S7へ順次移行する。今度は、受光素子S2 がオ
ン信号を発したことがS19にてデータテーブルに書き
込まれているので、S7で肯定判断してS21へ移行す
る。S21では周知の消音処理を実行し、楽音発生部4
8〜再生装置57による発音を停止する。続くS23で
は、上記データテーブルをクリアして一旦処理を終了す
る。以上の処理により、本実施の形態では、鍵盤47に
設けられた各鍵11の押鍵/離鍵状態に応じて発音処理
及び消音処理を実行することができる。なお、上記処理
において、S11,S17,及びS21が判断手段に相
当する。
5は再び第1揺動位置を通る。このため、受光素子S1
が再びオン信号を発し(S1:YES)、処理は前述の
S5,S7へ順次移行する。今度は、受光素子S2 がオ
ン信号を発したことがS19にてデータテーブルに書き
込まれているので、S7で肯定判断してS21へ移行す
る。S21では周知の消音処理を実行し、楽音発生部4
8〜再生装置57による発音を停止する。続くS23で
は、上記データテーブルをクリアして一旦処理を終了す
る。以上の処理により、本実施の形態では、鍵盤47に
設けられた各鍵11の押鍵/離鍵状態に応じて発音処理
及び消音処理を実行することができる。なお、上記処理
において、S11,S17,及びS21が判断手段に相
当する。
【0045】このように、本実施の形態の鍵動作検出装
置では、1つの発光素子33と2つの受光素子S1 ,S
2 とによって鍵11の押鍵,離鍵,及び押鍵速度を検出
することができる。このため、装置の構成に必要な発光
素子の数を減らして、製造コストを良好に低減すること
ができる。
置では、1つの発光素子33と2つの受光素子S1 ,S
2 とによって鍵11の押鍵,離鍵,及び押鍵速度を検出
することができる。このため、装置の構成に必要な発光
素子の数を減らして、製造コストを良好に低減すること
ができる。
【0046】なお、本発明は上記実施の形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の形態で実施することができる。例えば、金属板3
1は平板状に構成されてもよく、ウィッペン15が第1
揺動位置近傍及び第2揺動位置近傍まで揺動したときに
のみレーザ光Lを受光するように、中間で2つに分割さ
れていてもよい。
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の形態で実施することができる。例えば、金属板3
1は平板状に構成されてもよく、ウィッペン15が第1
揺動位置近傍及び第2揺動位置近傍まで揺動したときに
のみレーザ光Lを受光するように、中間で2つに分割さ
れていてもよい。
【0047】但し、上記実施の形態では、金属板31の
反射面が前述のような円筒面状に湾曲しているので、第
1揺動位置におけるレーザ光Lの反射方向と第2揺動位
置におけるレーザ光Lの反射方向とが大きく変化する。
このため、受光素子S1 ,S2 は互いに大きく離して設
けることができる。従って、本来受光素子S1 に受光さ
れるべきレーザ光Lが組み付け誤差等によって受光素子
S2 に受光されてしまうなどの事態を良好に回避し、押
鍵,離鍵,押鍵速度等を一層正確に検出することができ
る。
反射面が前述のような円筒面状に湾曲しているので、第
1揺動位置におけるレーザ光Lの反射方向と第2揺動位
置におけるレーザ光Lの反射方向とが大きく変化する。
このため、受光素子S1 ,S2 は互いに大きく離して設
けることができる。従って、本来受光素子S1 に受光さ
れるべきレーザ光Lが組み付け誤差等によって受光素子
S2 に受光されてしまうなどの事態を良好に回避し、押
鍵,離鍵,押鍵速度等を一層正確に検出することができ
る。
【0048】また、反射面は鍵11,ハンマ23等、他
の部材に設けてもよいが、ウィッペン15には鍵11の
ようなリバウンドが発生せず、しかも、鍵11の動作を
極めて良好に反映するので、押鍵,離鍵,押鍵速度等を
更に一層正確に検出することができる。更に、ウィッペ
ン15は全体がピアノの内部に設けられるので、発光素
子33,受光素子S1 ,S2 等の配置の自由度が向上し
て設計が容易になる。
の部材に設けてもよいが、ウィッペン15には鍵11の
ようなリバウンドが発生せず、しかも、鍵11の動作を
極めて良好に反映するので、押鍵,離鍵,押鍵速度等を
更に一層正確に検出することができる。更に、ウィッペ
ン15は全体がピアノの内部に設けられるので、発光素
子33,受光素子S1 ,S2 等の配置の自由度が向上し
て設計が容易になる。
【0049】更に、上記実施の形態では、1つの発光素
子33と2つの受光素子S1 ,S2とによって鍵動作検
出装置を構成しているが、逆に、1つの受光素子と2つ
の発光素子とによって鍵動作検出装置を構成することも
できる。例えば、図2において受光素子S1 ,S2 を配
置した位置に互いに異なる光(例えば、波長(色)を異
ならせてもよいし、一方をパルス状他方を連続光として
もよい)を発光する2つの発光素子を配置し、各発光素
子から図2における光路とは逆方向に光を照射するので
ある。この場合、発光素子33の位置に受光素子を配置
すれば、その受光素子によって、ウィッペン15が第1
揺動位置まで揺動したときに上記一方の発光素子からの
光を、ウィッペン15が第2揺動位置まで揺動したとき
に上記他方の発光素子からの光を、それぞれ受光するこ
とができる。
子33と2つの受光素子S1 ,S2とによって鍵動作検
出装置を構成しているが、逆に、1つの受光素子と2つ
の発光素子とによって鍵動作検出装置を構成することも
できる。例えば、図2において受光素子S1 ,S2 を配
置した位置に互いに異なる光(例えば、波長(色)を異
ならせてもよいし、一方をパルス状他方を連続光として
もよい)を発光する2つの発光素子を配置し、各発光素
子から図2における光路とは逆方向に光を照射するので
ある。この場合、発光素子33の位置に受光素子を配置
すれば、その受光素子によって、ウィッペン15が第1
揺動位置まで揺動したときに上記一方の発光素子からの
光を、ウィッペン15が第2揺動位置まで揺動したとき
に上記他方の発光素子からの光を、それぞれ受光するこ
とができる。
【0050】この場合、図4とほぼ同様の処理によって
発音処理及び消音処理を実行することができる。具体的
には、図4のフローチャートにおける「S1 ONイベン
ト」,「S2 ONイベント」を、「S1 の位置に配設さ
れた発光素子からの光を受光した」,「S2 の位置に配
設された発光素子からの光を受光した」と読み替えれば
よい。このように構成された鍵動作検出装置では、装置
の構成に必要な受光素子の数を減らして、製造コストを
良好に低減することができる。
発音処理及び消音処理を実行することができる。具体的
には、図4のフローチャートにおける「S1 ONイベン
ト」,「S2 ONイベント」を、「S1 の位置に配設さ
れた発光素子からの光を受光した」,「S2 の位置に配
設された発光素子からの光を受光した」と読み替えれば
よい。このように構成された鍵動作検出装置では、装置
の構成に必要な受光素子の数を減らして、製造コストを
良好に低減することができる。
【図1】 本発明の鍵動作検出装置が適用されたアップ
ライトピアノの内部機構を表す説明図である。
ライトピアノの内部機構を表す説明図である。
【図2】 その鍵動作検出装置の各構成の位置関係を表
す説明図である。
す説明図である。
【図3】 上記アップライトピアノの制御系の構成を表
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】 その制御系で実行される処理を表すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】 従来のアップライトピアノの内部機構を表す
説明図である。
説明図である。
3…打弦機構 11…鍵 15…ウィッペン
23…ハンマ 25…弦 31…金属板 33…発光素子
41…CPU 44…ROM 45…RAM 47…鍵盤
48…楽音発生部 56…増幅器 57…再生装置 S1 ,S2 …受光
素子
23…ハンマ 25…弦 31…金属板 33…発光素子
41…CPU 44…ROM 45…RAM 47…鍵盤
48…楽音発生部 56…増幅器 57…再生装置 S1 ,S2 …受光
素子
Claims (7)
- 【請求項1】 鍵の動作に応じてハンマが慣性運動して
打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽器に設けられ、上記鍵
の動作を検出する鍵動作検出装置であって、 上記打弦機構を構成する部材の、上記鍵の動作に応じて
揺動する面に形成され、押鍵時には第1揺動位置及び第
2揺動位置を順次通る反射面と、 少なくとも、上記反射面が上記第1揺動位置にあるとき
及び上記第2揺動位置にあるときに、上記反射面によっ
て反射される光を発光する発光素子と、 該発光素子が発光した光が上記第1揺動位置にある反射
面によって反射されたとき、その反射光を受光する第1
受光素子と、 上記発光素子が発光した光が上記第2揺動位置にある反
射面によって反射されたとき、その反射光を受光する第
2受光素子と、 上記第1受光素子及び上記第2受光素子が上記反射光を
順次受光したとき、上記鍵が押されたと判断する判断手
段と、 を備えたことを特徴とする鍵動作検出装置。 - 【請求項2】 上記第1受光素子及び上記第2受光素子
が上記反射光を順次受光した時間的な間隔に基づき、上
記判断手段が押鍵速度も検出することを特徴とする請求
項1記載の鍵動作検出装置。 - 【請求項3】 上記第2受光素子及び上記第1受光素子
が上記反射光を順次受光したときには、上記判断手段は
上記鍵が離されたと判断することを特徴とする請求項1
または2記載の鍵動作検出装置。 - 【請求項4】 鍵の動作に応じてハンマが慣性運動して
打弦する打弦機構を備えた鍵盤楽器に設けられ、上記鍵
の動作を検出する鍵動作検出装置であって、 上記打弦機構を構成する部材の、上記鍵の動作に応じて
揺動する面に形成され、押鍵時には第1揺動位置及び第
2揺動位置を順次通る反射面と、 少なくとも上記反射面が上記第1揺動位置にあるとき
に、上記反射面によって反射される光を発光する第1発
光素子と、 少なくとも上記反射面が上記第2揺動位置にあるとき
に、上記反射面によって反射される光を発光する第2発
光素子と、 上記第1揺動位置にある上記反射面によって反射された
上記第1発光素子からの光と、上記第2揺動位置にある
上記反射面によって反射された上記第2発光素子からの
光との双方を受光する受光素子と、 該受光素子が上記第1発光素子からの光及び上記第2発
光素子からの光を順次受光したとき、上記鍵が押された
と判断する判断手段と、 を備えたことを特徴とする鍵動作検出装置。 - 【請求項5】 上記受光素子が、上記第1発光素子から
の光及び上記第2発光素子からの光を順次受光した時間
的な間隔に基づき、上記判断手段が押鍵速度も検出する
ことを特徴とする請求項3記載の鍵動作検出装置。 - 【請求項6】 上記受光素子が、上記第2発光素子から
の光及び上記第1発光素子からの光を順次受光したとき
には、上記判断手段は上記鍵が離されたと判断すること
を特徴とする請求項4または5記載の鍵動作検出装置。 - 【請求項7】 上記反射面が、上記鍵の揺動に伴って揺
動するウィッペンに形成されたことを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の鍵動作検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001155613A JP2002351469A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 鍵動作検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001155613A JP2002351469A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 鍵動作検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002351469A true JP2002351469A (ja) | 2002-12-06 |
Family
ID=18999767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001155613A Pending JP2002351469A (ja) | 2001-05-24 | 2001-05-24 | 鍵動作検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002351469A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208569A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-08-04 | Yamaha Corp | 楽器及び発音指示情報を生成するための方法及び該方法をコンピュータで実行するためのプログラム。 |
-
2001
- 2001-05-24 JP JP2001155613A patent/JP2002351469A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208569A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-08-04 | Yamaha Corp | 楽器及び発音指示情報を生成するための方法及び該方法をコンピュータで実行するためのプログラム。 |
JP4626241B2 (ja) * | 2003-12-24 | 2011-02-02 | ヤマハ株式会社 | 楽器及び発音指示情報を生成するための方法及び該方法をコンピュータで実行するためのプログラム。 |
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