JP2002350065A - 回転炉床炉の炉床構造 - Google Patents

回転炉床炉の炉床構造

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JP2002350065A
JP2002350065A JP2001156275A JP2001156275A JP2002350065A JP 2002350065 A JP2002350065 A JP 2002350065A JP 2001156275 A JP2001156275 A JP 2001156275A JP 2001156275 A JP2001156275 A JP 2001156275A JP 2002350065 A JP2002350065 A JP 2002350065A
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JP
Japan
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hearth
outer peripheral
rotary
anchor
furnace
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JP2001156275A
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Seiji Nonoyama
誠二 野々山
Toshihiko Nishikawa
年彦 西川
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture Of Iron (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャスタブルにより成形された炉床の強度を
十分に確保する。 【解決手段】 回転炉床2を耐火キャスタブルCAで構
成するとともに、回転炉床2の炉床外周部21内にセラ
ミックアンカ9を設ける。セラミックアンカ9は柱状
で、周方向へ間隔をおいて炉床外周部21内に設けら
れ、炉床外周部21の上縁コーナ部211に向けて径方
向内方から延びて、アンカ先端が上縁コーナ部211の
表面近くに至っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転炉床炉の炉床構
造に関し、特に、製鋼ダストペレット等の還元処理を行
うための回転炉床炉の、炉床強化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】製鋼ダストや粉鉱等の再利用を図るため
に、製鋼ダスト等にバインダや還元材を混入して混練し
た後、生ペレットに造粒し、これを回転炉床炉へ供給し
て、加熱・還元等の熱処理をすることが行なわれてい
る。その一例を図4に示す。回転炉床炉1は同心円形の
内外の周壁11,12を有し、これら周壁11,12と
図略の底壁および頂壁によって矩形閉断面の炉内空間S
が円環状に形成されている。底壁上には内外の周壁1
1,12との間に小間隙を形成して炉床2が位置し、こ
の炉床2は炉内空間Sに沿う円環状をなすとともに、図
略の駆動機構によって矢印方向へ回転移動させられてい
る。回転炉床炉1の炉内空間Sは周方向の複数位置に設
けたカーテンウォール31〜34によって周方向へ複数
の領域に区画されており、図4に示す例では、炉床2の
回転方向へそれぞれ給排室41、加熱帯42、中間帯4
3、還元帯44に区画されている。加熱帯42、中間帯
43、および還元帯44にはそれぞれ内外の周壁11,
12に必要数のバーナ61〜63が設けられている。
【0003】装入口51から炉内へ装入された製鋼ダス
ト等を原料とする球形の生ペレットPは、移動する炉床
2上へ落下供給されて均一に積層載置される。炉床2上
の生ペレットPは加熱帯42で加熱されてその温度が十
分に上昇し、中間帯43を経て還元帯44へ至って、そ
の還元性雰囲気とペレットPに含まれる還元材とによっ
て、ペレットP中の金属酸化物が金属に還元される。還
元処理を終えたペレットPは給排室41へ戻り、スクリ
ューコンベア53によって外周壁12に設けた排出口5
2から炉外へ排出される。
【0004】このような回転炉床炉1の炉床2は耐火キ
ャスタブルによって成形されることが多いが、炉床2の
金属フレーム上にキャスタブルを強固に支持するため
に、炉床2の内周部および外周部にはアンカが埋設され
る。炉床外周部におけるその一例を図5、図6に示し、
図5は図4中のX部の拡大平面図、図6は上記X部の拡
大断面図である。各図において、炉床外周部21のキャ
スタブルCA内には内外に位置をずらして交互に、炉床
2の金属フレーム22(図6)上に固定して支持ブラケ
ット71,72が設けられており、これら支持ブラケッ
ト71,72に水平、垂直、あるいは傾斜姿勢で複数の
金属製Y型アンカ73が、そのスタッド部731によっ
て溶接固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記回転炉
床炉1では上述のように炉床2上のペレットPを径方向
外方へ排出移動させるためのスクリューコンベア53
(図4)を設けており、スクリューコンベア53による
搬送排出時に炉床2との間にペレットPが噛み込むと、
炉床2を構成するキャスタブルCAに径方向外方への外
力が作用して、特に炉床外周部21の上縁コーナ部21
1(図6)が破損し易いという問題があった。これを防
止するには、Y型アンカ73の先端を可能な限り上記コ
ーナ部211へ延ばしてキャスタブルCAの支持をより
強固に行なう必要があるが、金属製の上記アンカ73は
耐熱性が劣るとともに、加熱されるとキャスタブルCA
との熱膨張差によって却ってキャスタブルCAに割れを
誘起させることがあるため、アンカ73の先端を炉床外
周部21の上縁コーナ部211へ十分延ばしてこの部分
のキャスタブルCAの強固な支持を行なうには限界があ
った。
【0006】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、キャスタブルにより成形された炉床の強度を十
分に確保することができる回転炉床炉の炉床構造を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明では、内周壁(11)と外周壁(12)
の間に配設された円環状の回転炉床(2)を耐火キャス
タブル(CA)で構成するとともに、回転炉床(2)の
炉床外周部(21)内の当該外周部表面に近い位置にセ
ラミックアンカ(9)を設ける。この場合、上記セラミ
ックアンカ(9)を柱状として、周方向へ間隔をおいて
炉床外周部(21)内に設け、炉床外周部(21)の上
縁コーナ部(211)に向けて径方向内方から延びて、
アンカ先端が上縁コーナ部(211)の表面近くに至る
ようにすると良い。
【0008】本第1発明においては、炉床外周部内の当
該外周部の表面に近い位置にセラミックアンカを設けて
いるから、この部分のキャスタブルはセラミックアンカ
によって強固に支持され、スクリューコンベア等の外力
を受けても破損等を生じることはない。セラミックアン
カは十分な耐熱性を有するから熱により損傷を受けるお
それがないとともに、熱膨張率もキャスタブルと大差な
いからキャスタブルに割れを誘起するおそれもない。こ
の場合、セラミックアンカを柱状として、周方向へ間隔
をおいて炉床外周部内に設け、炉床外周部の上縁コーナ
部に向けて径方向内方から延びて、アンカ先端が上縁コ
ーナ部の表面近くに至るようにしておくと、炉床外周部
の上縁コーナ部が強固に支持されて、ペレットを径方向
外方へ送り出すスクリューコンベアの外力に抗して上縁
コーナ部の破損を確実に防止することができる。
【0009】本第2発明では、周方向に間隔をおいて設
けられた上記セラミックアンカ(9)の間の炉床外周部
(21)内にさらに金属製アンカ(83)を設ける。本
第2発明においては、炉床外周部の上縁コーナ部のみな
らず、炉床外周部全体の支持強度が向上して、スクリュ
ーコンベア等の外力による破損がさらに確実に防止され
る。
【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態にお
ける回転炉床炉の炉床外周部の拡大平面図を示し、これ
は従来例を示す図5に対応するものである。また、図2
には上記炉床外周部の拡大断面図を示し、これは従来例
を示す図6に対応するものである。さらに、図3は炉床
外周部を外周方向から見た拡大正面図である。図1、図
3において、キャスタブルCAにより成形された炉床2
の外周部21には、内外に位置をずらして周方向へ交互
に支持ブラケット81,82が設けられており、これら
支持ブラケット81,82は炉床2の全周に設けられて
それぞれ金属フレーム22上に固定されている。支持ブ
ラケット82の外周側と内周側にはそれぞれ、炉床外周
部21内で外方ないし内方へ、水平、垂直、あるいは斜
めに延びる複数の金属製Y型アンカ83が設けられて、
各アンカ83はそのスタッド部831で支持ブラケット
82に溶接固定されている。
【0012】支持ブラケット81には内周側に、垂直な
いし内方へ斜めに延びる複数の金属製Y型アンカ84
が、そのスタッド部841で溶接固定されているととも
に、支持ブラケット81の外周側にはセラミックアンカ
9が設けられている。セラミックアンカ9は耐火レンガ
製の角柱体で、その外周には軸方向へ間隔をおいて多数
の溝が形成されている。このようなセラミックアンカ9
には図2に示すように、その基端に径方向へ貫通する取
付孔91が設けられており、支持ブラケット81の外側
面に設けた支持ステー85の板面に立設された取付ボル
ト86が上記取付孔91内に挿通されて、これに螺着さ
れたナット87によりセラミックアンカ9が支持ステー
85(すなわち支持ブラケット81)に固定されてい
る。なお、ナット固定部には、セラミックアンカ9の熱
膨張による変形を吸収できるように隙が形成してある。
支持ブラケット81に固定された上記セラミックアンカ
9は炉床外周部21の上縁コーナ部211に向けて延び
て、その先端は上縁コーナ部211の表面近くに達して
いる。
【0013】このような構造の炉床によれば、回転炉1
の外周壁12に設けた排出口52(図4参照)へペレッ
トPを排出移動させるべく作動するスクリューコンベア
53から、径方向外方への外力が炉床外周部21に作用
しても、当該外周部21の上縁コーナ部211内にはそ
の表面近くまでセラミックアンカ9の先端が延びている
から、この部分のキャスタブルCAはセラミックアンカ
9によって強固に支持されており、破損等を生じること
はない。この場合、セラミックアンカ9は十分な耐熱性
を有するから熱により損傷を受けるおそれがないととも
に、熱膨張率もキャスタブルCAと大きな差がないから
キャスタブルCAに割れを誘起するおそれはない。
【0014】なお、本実施形態ではセラミックアンカ9
と金属製Y型アンカ83を周方向へ交互に配設して、セ
ラミックアンカ9による炉床外周部21の上縁コーナ部
211の補強とともに、Y型アンカ83による上記炉床
外周部21全体の補強も図るようにしているが、セラミ
ックアンカ9とY型アンカ83の配置は上記実施形態に
限られるわけではなく、例えば炉床外周部21の内方側
にY型アンカ83を設ける一方、炉床外周部21の外方
側にはセラミックアンカ9のみを一定間隔で設けるよう
な配置とすることもできる。また、炉床外周部21全体
の強度が十分得られる場合にはY型アンカ83,84の
設置を省略することができる。さらに、セラミックアン
カ9を上記実施形態におけるように炉床外周部21の上
縁コーナ部211に向けて斜めに設けるのに加えて、さ
らに炉床外周部21内に外周面に向けて略水平に延びる
セラミックアンカを増設しても良い。また、上記実施形
態では炉床外周部にセラミックアンカを設ける例を示し
たが、炉床内周部にも設けることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転炉床炉の炉
床構造によれば、スクリューコンベア等を設けた回転炉
床炉において、キャスタブルにより成形した炉床の強度
を十分に確保してその破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、回転炉床炉の炉床
外周部の拡大平面図である。
【図2】回転炉床炉の炉床外周部の拡大垂直断面図であ
る。
【図3】回転炉床炉の炉床外周部を外周方向から見た拡
大正面図である。
【図4】回転炉床炉の全体概略水平断面図である。
【図5】従来例を示す、回転炉床炉の炉床外周部の拡大
平面図である。
【図6】回転炉床炉の炉床外周部の拡大垂直断面図であ
る。
【符号の説明】 1…回転炉床炉、11…内周壁、12…外周壁、2…回
転炉床、21…炉床外周部、211…上縁コーナ部、8
3…金属製Y型アンカ、9…セラミックアンカ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K012 DE03 DE08 4K050 CA09 CG22 4K051 AA00 GA03 GA04 GA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周壁と外周壁の間に配設された円環状
    の回転炉床を耐火キャスタブルで構成するとともに、前
    記回転炉床の炉床外周部内の、当該炉床外周部の表面に
    近い位置にセラミックアンカを設けたことを特徴とする
    回転炉床炉の炉床構造。
  2. 【請求項2】 前記セラミックアンカを柱状として、周
    方向へ間隔をおいて前記炉床外周部内に設け、当該炉床
    外周部の上縁コーナ部に向けて径方向内方から延ばし
    て、アンカ先端が前記上縁コーナ部の表面近くに至るよ
    うにした請求項1に記載の回転炉床炉の炉床構造。
  3. 【請求項3】 周方向に間隔をおいて設けられた前記セ
    ラミックアンカの間の炉床外周部内にさらに金属製アン
    カを設けた請求項2に記載の回転炉床炉の炉床構造。
JP2001156275A 2001-05-25 2001-05-25 回転炉床炉の炉床構造 Pending JP2002350065A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101253378B (zh) * 2005-10-11 2010-05-26 株式会社神户制钢所 转底炉
US8057736B2 (en) * 2006-04-03 2011-11-15 Nippon Steel Corporation Hearth structure of rotary furnace hearth

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CN101253378B (zh) * 2005-10-11 2010-05-26 株式会社神户制钢所 转底炉
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