JP2002349451A - ローラポンプ - Google Patents

ローラポンプ

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JP2002349451A
JP2002349451A JP2001161642A JP2001161642A JP2002349451A JP 2002349451 A JP2002349451 A JP 2002349451A JP 2001161642 A JP2001161642 A JP 2001161642A JP 2001161642 A JP2001161642 A JP 2001161642A JP 2002349451 A JP2002349451 A JP 2002349451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のローラポンプのロータに設けられた開閉
式の保護カバーを廃止してスライド式の保護カバーとす
ることにより、開放した保護カバーが装置から前方に突
出する構造をなくして保護カバーの破損防止を遂行し、
ローラポンプの合理的配置と操作上の容易さを達成す
る。 【解決手段】ロータ4の上方には挿入用隙間6を覆うカ
バーハンドル8が手指動作でスライド移動自在に設けら
れ、該カバーハンドル8がスライド方向を向いたときに
モータ2の駆動軸3とロータ4との連動を切離し、カバ
ーハンドル8をスライド移動することによって開放した
隙間6にチューブ10を挿入すると、カバーハンドル8
が自動的に隙間6を覆う元の位置に弾性復帰して駆動軸
3とロータ4とが連結し、ロータ4の回転駆動により少
なくとも1個のローラ5がチューブ10を迫しながら移
動することによってチューブ内の液を輸送するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工透析装置、血
液浄化装置、その他の臨床治療装置に用いる軟質性の回
路チューブを圧迫するローラを固定壁に対して周方向に
移動しつつ回動することによってチューブ内の液を輸送
するようにしたローラポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工透析装置、血液浄化装置、その他の
臨床治療装置に用いる輸液用ローラポンプは、血液組成
の還流や分離、補液置換液等の混流等を生じさせる軟質
性の専用チューブで構成した回路チューブを圧迫するロ
ーラを移動させることによってチューブ内の液を輸送す
るものである。
【0003】そのような従来のローラポンプの構成例と
しては、円周状の固定壁と、その中心に設けられたモー
タの駆動軸に連動したロータと、ロータに配設された数
個のローラとから成り、液回路の特定区分のチューブを
固定壁の内周とローラとの隙間に挿入し、該ローラでチ
ューブに対する圧閉部所を作って固定壁に沿って移動さ
せることによってチューブ内の液を輸送するものであ
る。
【0004】上記のようなローラポンプの構造において
は、固定壁とローラとの間にはチューブの挿着を行うた
めの隙間が必要であるが、ポンプの稼働中にこの隙間に
突っ込んだ手指をローラの回転駆動力で損傷したり、ポ
ンプの周辺に存在する液回路チューブを巻き込んで切断
したりするという問題点があった。
【0005】このため、従来のローラポンプにおいて
は、固定壁内周とローラとの隙間を上方から覆う開閉式
の保護カバーを設けることによってその隙間に対する外
方からの侵入を防止するようにしている。
【0006】ところが、チューブの挿入または取り外し
を行なう際に保護カバーを開くと、開いた保護カバーが
装置の前方に突出するため、医療作業の邪魔になり、あ
るいは作業者に接触して保護カバーが破損するという問
題があった。
【0007】また、装置の目立つ場所にポンプを配置す
る必要から、複数個のポンプを装置の前面に集中的に配
置せざるを得ないため、他の機能の合理的配置に悪影響
を及ぼしたり、そのため操作上の容易さに支障を来した
り、使用上の安全性を損ねたりするという問題が生じて
いたのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたもので、従来のローラポンプのロータ
に設けられた開閉式の保護カバーを廃止してスライド式
の保護カバーとすることにより、開放した保護カバーが
装置から前方に突出する構造をなくして保護カバーの破
損防止を遂行し、ローラポンプの合理的配置と操作上の
容易さを達成し、使用上の安全性を遂行し得るローラポ
ンプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明における請求項1のローラポンプは、ポン
プ本体のモータの駆動軸に連動されるロータに数個のロ
ーラを配設すると共に、該ローラの周回軌道の外周にチ
ューブの挿入用隙間を隔てて固定壁が設けられたローラ
ポンプにおいて、前記ロータの上方には前記挿入用隙間
を覆うカバーハンドルが手指動作でスライド移動自在に
設けられ、該カバーハンドルがスライド方向を向いたと
きに前記駆動軸と前記ロータとの連動を切離す機構を備
え、前記カバーハンドルをスライド移動することによっ
て開放した前記挿入用隙間にチューブを挿入すると、前
記カバーハンドルが自動的に挿入用隙間を覆う元の位置
に弾性復帰して前記駆動軸と前記ロータとが連結し、前
記ロータの回転駆動により少なくとも1個のローラがチ
ューブを圧迫しながら移動することによってチューブ内
の液を輸送するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2のローラポンプ
は、請求項1において、前記モータの駆動軸と前記ロー
タとの連動を切離す機構は、前記カバースライドがスラ
イド方向を向いたときに前記駆動軸に結合されたロータ
軸と前記カバースライドに設けられたガイドネジとが離
脱可能にされ、前記ロータ軸と前記ガイドネジとが結合
されることによって、前記モータの駆動軸と前記ロータ
との連動が成されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0012】本発明によるローラポンプの概略構成は、
図1において、ポンプ本体1のモータ2の駆動軸3に連
動されるロータ4に数個のローラ5を配設すると共に、
該ローラ5の周回軌道の外周に挿入用隙間6を隔てる固
定壁7が設けられたローラポンプにおいて、ロータ4の
上方には挿入用隙間6を覆うカバーハンドル8が手指動
作でスライド移動自在に設けられ、該カバーハンドル8
がスライド方向を向いたときに駆動軸3とロータ4との
連動を切離す機構を備え、カバーハンドル8をスライド
移動することによって開放した挿入用隙間6にチューブ
10を挿入すると、カバーハンドル8が自動的に挿入用
隙間6を覆う元の位置に弾性復帰して駆動軸3とロータ
4とが連結し、ロータ4の回転駆動により少なくとも1
個のローラ5がチューブ10を圧迫しながら移動するこ
とによってチューブ10内の液を輸送するようにしたも
のである。
【0013】なお、本発明のローラポンプは、図1に示
すように、ポンプ本体1の外方に設けられた突片41を
人工透析装置、血液浄化装置、その他の臨床治療装置の
筺体40にカバーネジ42等によって固定することによ
り取り付けることができる。
【0014】このようなローラポンプの構成をより詳細
に説明すると、図1または図3に示すように、ポンプ本
体1の周囲には有幅の円周形状による固定壁7が形成さ
れ、この固定壁7にチューブ10を導き入れる入口側挿
入溝11とチューブ10を外方へ導き出す出口側挿入溝
12とが離間して配設されている。
【0015】図1において、モータ2の駆動軸3はポン
プ本体1の固定壁7内の中心にて前面に垂直に突出さ
れ、この駆動軸3の外周にロータ軸13が嵌合されると
共に、ロータ軸13に螺入された止めネジ14が駆動軸
3の外側縦溝3a(図9(a) 参照)に締結されたことに
よってロータ軸13を駆動軸3に結合している。
【0016】ロータ軸13は、図9(b) 、(c) に示すよ
うに、上端に突縁18を有し、突縁18の下部に周溝1
5が形成され、突縁18の外周一カ所には、後述するガ
イドネジ34のガイド軸部35を嵌合係止する半円弧状
のクラッチ溝19が形成されている。
【0017】さらに、図1に示すように、ロータ軸13
の外周にはロータ4が摺動可能に嵌合されている。この
ロータ4は、図2、図3に示すように長方形立方体を成
し、その上部に長方形凸起4aが形成され、ロータ4の
両側の逆対称位置には支持片16、16が突出されると
共に、各側部の上下の支持片16、16をローラ支持部
材17の上下支持片17a、17aで挟むと共にチュー
ブガイド9を介して支持軸9aで支承することによっ
て、ローラ支持部材17を支持軸9a周りに回動自在に
取付けている。
【0018】このようなローラ支持部材17は、上下支
持片17a、17a間に連結板17b(図3参照)を備
えることによって一体的に構成されると共に、ロータ4
の両側に逆対称形状で取り付けられ、さらにロータ4の
両側にて夫々のローラ支持部材17、17の端部にはロ
ーラ5、5がローラ軸5a、5aによって回動自在に取
り付けられている。
【0019】従って、本実施例においては、モータ2の
駆動によって回動するロータ4に2個のローラ5、5が
回動自在に設けられた構成とされている。
【0020】なお、図1、図3に示すように、ロータ4
の両側のローラ支持部材17、17はロータ4の両側面
に一端を埋め込んだローラ押しバネ21、21によって
外側に弾発され、各ローラ支持部材17の連結板17b
に挿通係止された調整ネジ20をロータ4に締結すると
共にロータ軸13の中途の外周溝13aに螺入し、調整
ネジ20の調整によって各ローラ支持部材17、17が
外側へ弾発するストロークを制限するようにしている。
【0021】図1に示すように、上記の各ローラ5、5
は固定壁7の内周面に対して平行な外周面を有し、チュ
ーブ10の圧閉による液体内圧力流動を作成するための
隙間を備える。即ち、モータ2の駆動によってロータ4
が回動し、その両側で回転するローラ5、5の周回軌道
と固定壁7との間にはチューブ10を挿入する挿入用隙
間6ができ、ロータ4の回動位置によって少なくとも1
個または2個のローラ5、5がチューブ10を圧迫しな
がら移動することによってチューブ10内の液を輸送す
る。
【0022】なお、ロータ4の外周には挿入用隙間6内
に突出したガイドローラ37とガイドピン38とが設け
られている。ガイドローラ37は、図11に示すよう
に、チューブ10を固定壁7内周の挿入用隙間6に挿入
する際、チューブ10を係止すると共に巻き込んで、カ
バーハンドル8の回動に従ってガイドローラ37を回転
させながらチューブ10を挿入用隙間6に挿入する。
【0023】チューブ10の挿入後は、ガイドローラ3
7とガイドピン38とが挿入用隙間6内のチューブ10
の抜け出しを防止すると共に、ロータ4の回転駆動時に
は、チューブガイド9の外周凹み形状がチューブ10を
所定の高さ位置を保つように案内することによって、ガ
イドローラ37による確実な押圧動作を補助する。
【0024】図3に示すように、ロータ4の長方形凸起
4aには中心からややずれた位置からロータ4本体の外
側付近に至る長溝状のロータ溝23が形成され、後述す
るカバーハンドル8に設けられたガイドネジ34の下端
部をロータ溝23に挿着するようにしている。
【0025】カバーハンドル8は、図3に示す固定壁7
の内周全体を覆う円形状に形成され、図4に示すよう
に、カバーハンドル8の上部には手指操作の際に握持す
る握持部8aが形成され、カバーハンドル8の内方上部
に形成された円径の内周溝24(図1参照)を表示板2
5によって閉塞している。
【0026】表示板25の上面には回動方向を指示する
円弧形矢印26と、カバーハンドル8のスライド移動方
向を指示する「チューブセット」と表示された直線状の
セット矢印27が表示されている。
【0027】また、図6に示すように、カバーハンドル
8の下部には上記のロータ4の長方形凸起4aに摺動自
在に案内されるガイド溝28が形成され、カバーハンド
ル8はセット矢印27の方向にスライド可能とされてい
る。このカバーハンドル8のガイド溝28の反対側には
カバー溝29が形成され、該カバー溝29の内周段部2
9aに係止されたカバーネジ31がロータ4の長方形凸
起4aの中心に締結されている。
【0028】さらに、カバーネジ31の近傍から周部に
向かって形成された横孔32に引張力を有する復帰スプ
リング33の両端が固定されたことによって、図7に示
すように、カバーハンドル8はセット矢印27の方向へ
復帰スプリング33のバネ力に抗して手指で制限位置ま
で移動する。
【0029】また、カバーハンドル8は、図5に示すよ
うに、復帰スプリング33のバネ力によって手指動作を
不要とする自動動作によって中心位置に移動復帰する。
そして、このように中心位置に復帰したカバーハンドル
8によって固定壁7の内周の開放部、即ち挿入用隙間6
が閉塞され、周辺に存在する細径チューブの挟み込み
や、操作時の手指の突っ込み等をロータ構造部に巻き込
む危険性を防止する。
【0030】さらに、カバーハンドル8の中心部からや
や外方にずれた位置にガイドネジ34が螺合されてい
る。このガイドネジ34は、図9(b) 、(c) に示すよう
に、その下部にガイド軸部35を介してガイドネジ端部
36を有し、カバーハンドル8が復帰スプリング33の
引張力によって移動して中心部に復帰したときは、ガイ
ドネジ34のガイドネジ端部36がロータ軸13の上部
の周溝15に係合されてガイド軸部35がクラッチ溝1
9に嵌合し、カバーハンドル8とロータ軸13とを結合
する。
【0031】このとき、ロータ軸13とロータ4とが結
合された状態となり、モータ2を駆動すると、ロータ4
と共にカバーハンドル8が回転する。なお、このように
露出したカバーハンドル8が回転しても、作業者の手に
接触するだけで、手を損傷する等の危険性はない。
【0032】以下、上記のように構成されたローラポン
プの操作方法について説明する。図10に示すように、
カバーハンド8の上面に表示されたセット矢印27を固
定壁7のマーク30の方向に指向した状態にすると、図
5、6に示すように、ロータ軸13のクラッチ溝19が
カバーハンドル8側のガイドネジ34から離脱可能な方
向を向き、カバーハンドル8をセット矢印27の方向に
手指動作によって移動することができる。
【0033】このようなカバーハンドル8をセット矢印
27の方向へ移動することによって固定壁7の内周にチ
ューブ10を押し込むための挿入用隙間6が露呈する。
【0034】そこで、図11に示すように、チューブ1
0の一方のチューブ区分10aを固定壁7の入口側挿入
溝11に挿着して係合片43に係止し、チューブ10の
曲率を利用して固定壁7の内周の挿入用隙間6に押し入
れながらカバーハンドル8を用手で円弧形矢印26の方
向に回すと、ローラ5に設けられたガイドローラ37が
チューブ10を巻き込みながら周方向に移動してチュー
ブ10を引っかけた状態で固定壁7の内周に誘引する。
【0035】このとき、チューブ10はローラ5と固定
壁7との隙間において圧閉状態で挿入され、図12に示
すように、チューブ10が出口側挿入溝12に至ったと
ころで他のチューブ区分10bを出口側挿入溝12に挿
着する。
【0036】このようなチューブ10の挿着時において
は、駆動軸3とロータ軸13との連動が切り離されてい
るため、ロータ4はモータ2の駆動負荷を受けることな
く回動することができ、従ってチューブ10を挿着する
際のカバーハンドル8の回転操作を軽い手指作業で行う
ことが可能となる。
【0037】上記のようにチューブ10の巻き込みが終
了すると、チューブ10は挿入用隙間6に納まる一方、
カバーハンドル8のセット矢印27がマーク30に一致
し、図7、図8における復帰スプリング33の引張力に
よってカバーハンドル8が中心方向に自動的に弾性復帰
し、図13に示すように、カバーハンドル8がロータ4
中心に移動して挿入用隙間6を覆い、固定壁7の内周の
隙間を隠蔽して外部からの巻き込み危険を防止すること
ができ、周辺に存在する細径チューブの挟み込みや、操
作時の手指の突っ込み等の危険をなくすことができる。
【0038】このとき、セット矢印27と同方向を向い
たロータ軸13のクラッチ溝19にカバーハンドル8側
のガイドネジ34のガイドネジ端部36が結合してロー
タ軸13と駆動軸3とが繋がれた状態となる。このよう
な状態でモータ2を駆動すると、駆動軸3に結合された
ロータ軸13を介してロータ4が回転し、ロータ4に配
設された少なくとも1個のローラ5が固定壁7内周に挿
入されたチューブ10を圧迫しながら移動することによ
ってチューブ10内の液を輸送する。
【0039】なお、本発明のローラポンプからチューブ
10を取り出したり、交換するには、カバーハンド8を
図13の状態から図10に示す状態、即ちカバーハンド
8のセット矢印27を固定壁7のマーク30に指向した
状態にし、図11に示すように、カバーハンドル8をセ
ット矢印27の方向に手指動作によって移動し、チュー
ブ10を区分10a側から取り出して、カバーハンドル
8を円弧形矢印26の方向に回すと、今度はガイドロー
ラ37がチューブ10を固定壁7の内周から抜き出しな
がら周方向に移動してチューブ10を完全に離脱するこ
とができ、カバーハンドル8は図10に示す元の中心位
置に自動復帰する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるロー
ラポンプは、ロータの上方にカバーハンドルが手指動作
でスライド移動自在に設けられ、該カバーハンドルがス
ライド方向を向いたときにモータの駆動軸とロータとの
連動を切離し、カバーハンドルをスライド移動すること
によって開放した挿入用隙間にチューブを挿入すると、
カバーハンドルが自動的に挿入用隙間を覆う元の位置に
弾性復帰して駆動軸とロータとが連結し、ロータの回転
駆動により少なくとも1個のローラがチューブを圧迫し
ながら移動することによってチューブ内の液を輸送する
構成としてあるため、従来のローラポンプのロータの上
方に設けられた開閉式の蓋を廃止して、上記構成のスラ
イド式とすることにより、開いた蓋が装置から突出する
のを防ぎ、蓋の破損防止を遂行して、ローラポンプの合
理的配置と操作上の容易さを達成することができる。
【0041】本発明においては、モータの駆動軸とロー
タとの連動を切離す機構は、カバースライドがスライド
方向を向いたときに駆動軸に結合されたロータ軸とカバ
ースライドに設けられたガイドネジとが離脱可能にさ
れ、ロータ軸とガイドネジとが結合されることによっ
て、モータの駆動軸とロータとの連動が成される構成に
よって、カバーハンドルのスライド動作時にモータ駆動
の連動を解放することができ、カバーハンドルを通常の
中心位置に復帰するときは、動力接続することができ、
チューブ挿着時において、モータとの駆動を切り離して
カバーハンドルの回転操作を軽負荷にしてチューブ挿着
を行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるローラポンプの縦断面図であり、
図5のA−A線断面に相当するもので、ロータは図5の
位置から回動させてある。
【図2】本発明によるローラポンプのロータの側面図で
ある。
【図3】本発明によるローラポンプの上面図であり、カ
バーハンドルを取り去った状況を示す。
【図4】本発明によるローラポンプの上方斜視図であ
る。
【図5】本発明によるローラポンプにおいてカバーハン
ドルを閉じた状態を示す上面図である。
【図6】本発明によるローラポンプの縦断面図であり、
図5のB−B線断面に相当する。
【図7】本発明によるローラポンプにおいてカバーハン
ドルをスライド移動して開いた状態を示す上面図であ
る。
【図8】本発明によるローラポンプの縦断面図であり、
図7のC−C線断面に相当する。
【図9】(a) は本発明によるローラポンプの駆動軸に結
合したロータ軸の縦断面図であり、(b) はロータ軸とガ
イドネジとの斜視図であり、(c) はロータ軸とガイドネ
ジを結合した状態を示す斜視図である。
【図10】本発明によるローラポンプのチューブ挿着前
の状況を示す上面図である。
【図11】本発明によるローラポンプの固定壁内周にチ
ューブを挿入しようとしている状況を示す上面図であ
る。
【図12】本発明によるローラポンプの固定壁内周にチ
ューブを挿入してカバーハンドルを回動している状況を
示す上面図である。
【図13】本発明によるローラポンプの固定壁内周にチ
ューブを挿入後、カバーハンドルを閉じた状況を示す上
面図である。
【符号の説明】
1…ポンプ本体、2…モータ、3…駆動軸、3a…外側
縦溝、4…ロータ、4a…長方形凸起、5…ローラ、5
a…ローラ軸、6…挿入用隙間、7…固定壁、8…カバ
ーハンドル、8a…握持部、9…チューブガイド、9a
…支持軸、10…チューブ、11…入口側挿入溝、12
…出口側挿入溝、13…ロータ軸、13a…外周溝、1
4…カバーネジ、15…周溝、16…支持片、17…ロ
ーラ支持部材、17a…上下支持片、17b…連結板、
18…突縁、19…クラッチ溝、20…調整ネジ、21
…ローラ押しバネ、23…ロータ溝、24…内周溝、2
5…表示板、26…円弧形矢印、27…セット矢印、2
8…ガイド溝、29…カバー溝、29a…内周段部、3
0…マーク、31…カバーネジ、32…横孔、33…復
帰スプリング、34…ガイドネジ、35…ガイド軸部、
36…ガイドネジ端部、37…ガイドローラ、38…ガ
イドピン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体のモータの駆動軸に連動される
    ロータに数個のローラを配設すると共に、該ローラの周
    回軌道の外周にチューブの挿入用隙間を隔てて固定壁が
    設けられたローラポンプにおいて、前記ロータの上方に
    は前記挿入用隙間を覆うカバーハンドルが手指動作でス
    ライド移動自在に設けられ、該カバーハンドルがスライ
    ド方向を向いたときに前記駆動軸と前記ロータとの連動
    を切離す機構を備え、前記カバーハンドルをスライド移
    動することによって開放した前記挿入用隙間にチューブ
    を挿入すると、前記カバーハンドルが自動的に挿入用隙
    間を覆う元の位置に弾性復帰して前記駆動軸と前記ロー
    タとが連結し、前記ロータの回転駆動により少なくとも
    1個のローラがチューブを圧迫しながら移動することに
    よってチューブ内の液を輸送するようにしたことを特徴
    とするローラポンプ。
  2. 【請求項2】前記モータの駆動軸と前記ロータとの連動
    を切離す機構は、前記カバースライドがスライド方向を
    向いたときに前記駆動軸に結合されたロータ軸と前記カ
    バースライドに設けられたガイドネジとが離脱可能にさ
    れ、前記ロータ軸と前記ガイドネジとが結合されること
    によって、前記モータの駆動軸と前記ロータとの連動が
    成されることを特徴とする請求項1記載のローラポン
    プ。
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Cited By (2)

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JP2007221846A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Double Giken Kk 超音波モータ
CN116036464A (zh) * 2022-12-28 2023-05-02 苏州心擎医疗技术有限公司 一种具有泵头快速拆卸结构的磁悬浮血泵

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