JP2002349073A - 建物付属構造物の外周養生装置及び外周養生方法 - Google Patents

建物付属構造物の外周養生装置及び外周養生方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体建造物の建方進捗に制限を加えずに一体
の盛り替えが可能で建物付属構造物への溶射、塗装作業
時における風養生と塗料の飛散養生を容易に実施できる
建物付属構造物の外周養生装置及び外周養生方法を提供
している。 【解決手段】 本発明による建物付属構造物の外周養生
装置1は、先行建方した本体鉄骨のコア部6に装着され
建方された建物付属構造物5の先端から延長して形成さ
れる第1外周養生ユニット2と、本体鉄骨のコア部6と
同様に先行建方したコア部外周を構成する本体鉄骨7と
に亘って装着され建方された建物付属構造物の外周を取
り囲む第2外周養生ユニット3及びコア部外周を構成す
る本体鉄骨7に装着され建方された建物付属構造物の外
周を取り囲む第3外周養生ユニット4から構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物付属構造物の
外周養生装置及び外周養生方法に関し、特に、本体建造
物の建方進捗に制限を加えることなく、建物付属構造物
への溶射、塗装作業時における風養生と塗料の飛散養生
を容易に実施できる建物付属構造物の外周養生装置及び
外周養生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、超高層の建造物においては、
建造物本体の構造体としてその一部を構成する鉄骨柱等
の建物付属構造物を建物の外周部に一体的に配置する建
造物が数多く構築されている。
【0003】図20は、このような建造物の一例であ
り、建造物40は建造物本体41の四隅に構造体として
建造物本体41の一部を構成する鉄骨造組柱42を付属
的に構築している。
【0004】鉄骨造組柱42は、図21に正面図(a)
と正面図(a)における矢視(C)−(C)の側面図
(b)を示し、図22に図21の正面図(a)における
矢視(A)−(A)の断面図(a)及び矢視(B)−
(B)の断面図(b)として示すように構築されてい
る。
【0005】即ち、鉄骨造組柱42は、三本の柱43、
44、45とその間に所定の上下間隔で配置されている
円柱梁46、47、48及び柱43、44の間に渡され
るアンボンドブレース49から構築されており、建造物
本体41のコア部50とコア部50の外周を構成する本
体鉄骨51とに所定の間隔毎に結合されている。
【0006】鉄骨造組柱42の施工は、通常通りの工法
で行われているので、柱43、44、45、円柱梁4
6、47、48及びアンボンドブレース49の溶接に
は、ユニット足場52を製作しながら使用しており、柱
44、45の内柱側では形状が複雑であることから、通
常に用いられている鋼製足場(3S)53を使用してい
る。
【0007】これらの作業は、足場防護工先行設置、
柱建方、アンボンドブレース建方、円柱梁取り付
け、形状調整と本締、溶接、亜鉛溶射、塗装、
足場防護工撤去の順序で行われている。
【0008】しかして、鉄骨造組柱は、建造物本体の一
部を構成していることから、上記の作業手順には、以下
の施工条件が付加されることになる。
【0009】 建造物本体の建方進捗に合わせて建方
を行うことが必須になる。 外部に剥き出しのために美観的にも鉄骨の腐食処置
が必要であることから、現場での溶接ヶ所に対する溶射
作業が必須になる。 現場での最終補修塗装のために全面塗装が必要であ
り、溶射、塗装作業時における風養生と塗料の飛散養生
が必要になる。
【0010】従って、鉄骨柱等の建物付属構造物を建物
の外周部に一体的に配置する建造物においては、上記の
作業手順とそれに付随する必要条件から、従来のよう
に、地上からの総足場での対応と建造物本体の建方進捗
に合わせての足場の上方盛り替えとを行うためには、次
ぎのような問題点が発生する。
【0011】イ) 高層の建造物では、地上からの総足
場では対処できない。 ロ) 足場材の量が多大になり、組払し手間が増大す
る。 ハ) 足場が残っていると、建造物本体の外壁取り付け
ができない。 ニ) 反復される鋼製足場の組払しは、手間と安全面に
おいてコスト高になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、建物付属構
造物を建物の外周部に一体的に配置する建造物における
以上の問題点に鑑みてその解決のために提案するもので
あり、本体建造物の建方進捗に制限を加えずに一体の盛
り替えが可能で建物付属構造物への溶射、塗装作業時に
おける風養生と塗料の飛散養生を容易に実施できる建物
付属構造物の外周養生装置及び外周養生方法を提供して
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
ある建物付属構造物の外周養生装置は、先行建方した本
体鉄骨のコア部に装着され建方された建物付属構造物の
先端から延長して形成される第1外周養生ユニットと、
本体鉄骨のコア部と同様に先行建方したコア部外周を構
成する本体鉄骨とに亘って装着され建方された建物付属
構造物の外周を取り囲む第2外周養生ユニット及びコア
部外周を構成する本体鉄骨に装着され建方された建物付
属構造物の外周を取り囲む第3外周養生ユニットから構
成されており、本体建造物の建方進捗に制限を加えるこ
となく、一体の盛り替えを可能にして建物付属構造物へ
の溶射、塗装作業時における風養生と塗料の飛散養生を
容易に実施している。
【0014】請求項2に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生装置は、請求項1に記載の建物付属構造物
の外周養生装置において、各外周養生ユニットに、複数
段のマルチトラスを装備することを特徴としており、上
記機能に加えて、任意の作業エリアを形成する足場の配
置を容易にしている。
【0015】請求項3に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生装置は、請求項1又は2に記載の建物付属
構造物の外周養生装置において、各外周養生ユニット
に、外周を取り囲む建物付属構造物先端の下方に作業エ
リアを形成するための作業床を配置することを特徴とし
ており、上記機能に加えて、建方、溶接作業エリアや溶
射作業エリアと塗装作業エリアの形成を容易にしてい
る。
【0016】請求項4に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載
の建物付属構造物の外周養生装置において、各外周養生
ユニットを、作業床の上部に建物付属構造物の建方と溶
接作業エリアを形成し、作業床の下部に建物付属構造物
の塗装作業エリアを形成することを特徴としており、上
記機能に加えて、溶射、塗装作業時における風養生と塗
料の飛散養生の実施を容易にしている。
【0017】請求項5に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載
の建物付属構造物の外周養生装置において、第2、3の
各外周養生ユニットに、作業床の上部に溶射作業エリア
を形成することを特徴としており、上記機能に加えて、
現場での溶接ヶ所に対する溶射作業の実施を可能にして
いる。
【0018】請求項6に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生方法は、先行建方した本体鉄骨のコア部に
第1外周養生ユニットを装着し、同様に本体鉄骨のコア
部と先行建方したコア部外周を構成する本体鉄骨とに第
2外周養生ユニットを装着すると共に、コア部外周を構
成する本体鉄骨に第3外周養生ユニットを装着すること
で上記請求項1乃至5のいずれかに記載の建物付属構造
物の外周養生装置を装備して、外周養生装置の作業床が
形成された中間部と最下部に水平養生シートを布設し、
しかる後に、本体鉄骨とこれに追随する建物付属構造物
とを建方しながら外周養生装置を盛り替えており、本体
建造物の建方進捗に制限を加えることなく、建物付属構
造物への溶射、塗装作業時における風養生と塗料の飛散
養生を容易にして建物付属構造物を削減されたコストで
施工可能にしている。
【0019】請求項7に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生方法は、請求項6に記載の建物付属構造物
の外周養生方法において、外周養生装置が装備された後
に、建物付属構造物先端の直近マルチトラスに建物付属
構造物の建方用足場を配置すると共に作業床が形成され
た中間部の下方に形成された複数のマルチトラスに塗装
用足場を配置して、建物付属構造物の建方と柱脚部の溶
接を施工すると同時に建方した建物付属構造物に塗装す
ることを特徴としており、上記機能に加えて、建方、溶
接作業や溶射作業と塗装作業を容易に実施している。
【0020】請求項8に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生方法は、請求項7に記載の建物付属構造物
の外周養生方法において、建物付属構造物の建方後に、
建方された建物付属構造物の頂部に溶接専用コラムステ
ージを装備すると共に作業床への溶射用足場と溶接され
た柱脚部に対する火花養生シートとを配置して、しかる
後に、建物付属構造物の頂部を溶接しながら火花養生シ
ートを施した範囲の建物付属構造物を溶射することを特
徴としており、上記機能に加えて、建物付属構造物の頂
部の溶接作業を容易にすると共に柱脚部への溶射作業に
おける風養生を容易に実施している。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による建物付属構造物の外
周養生装置は、基本的に、先行建方した本体鉄骨のコア
部に装着され建方された建物付属構造物の先端から延長
して形成される第1外周養生ユニットと、本体鉄骨のコ
ア部と同様に先行建方したコア部外周を構成する本体鉄
骨とに亘って装着され建方された建物付属構造物の外周
を取り囲む第2外周養生ユニット及びコア部外周を構成
する本体鉄骨に装着され建方された建物付属構造物の外
周を取り囲む第3外周養生ユニットから構成されてお
り、これによって、外周養生装置の一体的な盛り替えを
可能にして本体建造物の建方進捗に制限を加えないと共
に、建物付属構造物に対する溶射、塗装作業時における
風養生と塗料の飛散養生の実施を容易にしている。以下
に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明
する。
【0022】図1〜3は、建物付属構造物として鉄骨造
組柱を構築した場合における外周養生装置の実施の形態
であって、外周養生装置を建造物本体のコア部とコア部
の外周を構成する本体鉄骨とに装着している状態を示し
ており、図1は、外周養生装置の正面図、図2は、平面
図であり、図3は、コア部の外周を構成する本体鉄骨側
から見た側面図である。
【0023】図示のように、外周養生装置1は、建方後
の鉄骨造組柱5の外周を取り囲むように配置された第1
〜3外周養生ユニット2、3、4から構成されている。
【0024】本実施の形態における第1外周養生ユニッ
ト2は、4階迄建方された鉄骨造組柱5から6階迄の上
方に亘って建方される、柱のみを部分的に例示している
鉄骨造組柱5’に対応できる高さを以て構成され、鉄骨
造組柱5の裏面に沿って配置されて建方された建造物本
体のコア部6に結合して装着されている。
【0025】一方、第2外周養生ユニット3は、4階迄
建方された鉄骨造組柱5の高さで鉄骨造組柱5の外周を
取り囲んだ状態で配置されており、建方された建造物本
体のコア部6とコア部6の外周を構成する本体鉄骨7と
に結合して装着されている。
【0026】第3外周養生ユニット4は、同様に、4階
迄建方された鉄骨造組柱5の高さで鉄骨造組柱5の側面
に沿って配置されており、建方された建造物本体の外周
を構成している本体鉄骨7に結合して装着されている。
【0027】第1〜3の各外周養生ユニット2、3、4
は、複数段のマルチトラスを装備している。
【0028】本実施の形態では、第1外周養生ユニット
2は、18段の比較的狭い幅のマルチトラス8を有して
おり、第2外周養生ユニット3は、12段の広い幅のマ
ルチトラス9を装備して、第3外周養生ユニット4は、
第1外周養生ユニット2のマルチトラス8と同様のマル
チトラス10を第2外周養生ユニット3と同様に12段
装備している。
【0029】第1〜3外周養生ユニット2、3、4から
構成されている外周養生装置1は、4階迄建方された鉄
骨造組柱5の先端から下方の3階の高さに位置するマル
チトラスに作業床11を構成しており、作業床11と最
下段のマルチトラスには水平養生シート12、12を布
設することで、それぞれの作業エリアに対応させて、墜
落、飛来落下の防止とサンダー屑もしくは塗料の飛散防
止に対処している。
【0030】そして、第1〜3外周養生ユニット2、
3、4の外周は、メッシュシート13を布設することに
よって養生されており、第1外周養生ユニット2におけ
る作業床11の上部を、継続して建方する鉄骨造組柱
5’の建方と溶接作業エリア14に構成すると共に、第
1〜3外周養生ユニット2、3、4おける作業床11の
下部を、塗装作業エリア15として構成している。
【0031】又、第2、3外周養生ユニット3、4にお
ける作業床11の上部は、第1外周養生ユニット2と共
に鉄骨造組柱5’の建方と溶接作業エリア14として構
成すると同時に、溶射作業エリア16を構成しており、
鉄骨造組柱5’における建方時の柱脚部やアンボンドブ
レース等における溶接及び溶接後における塗装作業前の
溶射作業に対して充分な養生を施している。
【0032】図4は、鉄骨造組柱に適用する外周養生装
置の足場ユニットであり、第2足場ユニットを省略した
正面図(a)と第1足場ユニットを主に示した側面図
(b)である。
【0033】建方された鉄骨造組柱5の裏面には、建方
された建造物本体のコア部6に装着された第1足場ユニ
ット2−1が配置されている。
【0034】第1足場ユニット2−1は、6階迄建方さ
れた鉄骨造組柱5から9階迄の上方に亘って建方される
鉄骨造組柱5’に対応できるように、3階の上方から9
階迄に到る高さの後述するマルチトラス8を2段おきに
接合する水平荷重受垂直ビーム2−2と、水平荷重受垂
直ビームを支持する構造物体のコア部6のスラブ鉄骨梁
に接合された水平荷重受ビーム2−3とから構成されて
おり、最上部の支持用水平ビーム2−4によって建方さ
れた建造物本体のコア部6のスラブ鉄骨梁に鉛直荷重を
支持する形で装着されている。
【0035】第3足場ユニット4−1は、3階の上方か
ら建方された鉄骨造組柱5の先端に到る6階迄の高さ
に、第1足場ユニット2−1と同様の各ビームによって
構成されており、中間部に配置の水平荷重受ビーム4−
3と上端に配置する支持用水平ビーム4−4によってコ
ア部6の外周を構成する本体鉄骨7に装着されている。
【0036】第1足場ユニット2−1と第3足場ユニッ
ト4−1とには、それぞれに18段と12段の比較的狭
い幅のマルチトラス8、10が装備されている。
【0037】第1足場ユニット2−1には、建造物本体
側への飛来落下を防止するために7段分の垂直ネット部
分17を布設して、建方と溶接作業エリア14に対処す
ると共に、11段分のメッシュシート13を布設するこ
とで、溶射作業エリア16と塗装作業エリア15に対処
しており、第3足場ユニット4−1にも、同様に11段
分のメッシュシート13を布設することで、溶射作業エ
リア16と塗装作業エリア15に対処している。
【0038】図示のように、建方された鉄骨造組柱5の
先端に反復して鉄骨造組柱5’を建方する場合には、柱
18に次いでアンボンドブレース19を建方してから梁
20を取り付けることになるが、この際には、通常の施
工法に従って任意のマルチトラス8にアンボンドブレー
ス用の跳ね出しステージを設置したり、柱18や梁20
に対して適当な足場21〜24を配置している。
【0039】図5は、図4において第1足場ユニットの
先端から(5)−(5)矢視した平面図であり、各足場
の配置状態を平面図(a)及び各矢視の側面図(b)〜
(e)で示している。
【0040】図5(a)は、各足場の配置状態を示す平
面図であって、各足場の配置状態を示している。
【0041】第1足場ユニット2−1は、建方された建
造物本体のコア部6に装着されて、反復して鉄骨造組柱
5’を建方するために配置されており、第1足場ユニッ
ト2−1の存在の下に、建方された鉄骨造組柱5の上に
建方された、柱18、図示しないアンボンドブレース1
9及び梁20を建方するために、足場21〜25を柱1
8及び梁20に配置している。
【0042】足場21〜25は、コラムステージ等の通
常のものであって図5(b)〜(e)にその側面図を示
している。図5(b)には、図5(a)における(A)
−(A)矢視での足場25を示しており、図5(c)で
は、図5(a)における(B)−(B)矢視での足場2
1を示し、図5(d)には、図5(a)における(C)
−(C)矢視の足場22を示して、図5(e)には、図
5(a)における(D)−(D)矢視の第1足場ユニッ
ト2−1と梁20に対する足場24とその間に渡された
足場板を示している。
【0043】これらの足場を用いた鉄骨造組柱5’の建
方は、通常の施工法であり、本発明による外周養生装置
を用いながら、鉄骨造組柱5’における形状の調整、本
締め及び溶接と行われる一連の施工を容易にして、建造
物本体側への飛来落下を防止しながら安全な実施を可能
にしている。
【0044】図6は、図4において(6)−(6)矢視
した平面図であり、第1〜3足場ユニットの配置状態を
示している。
【0045】図示のように、第1足場ユニット2−1
は、支持用水平ビーム2−4によって建方された建造物
本体のコア部6のスラブ鉄骨梁に装着されており、第3
足場ユニット4−1は、支持用水平ビーム4−4によっ
て建方された建造物本体のコア部6の外周を構成する本
体鉄骨7に結合されている。
【0046】又、第2足場ユニット3−1は、3階の上
方から鉄骨造組柱5の先端に及ぶ6階迄の高さのマルチ
トラス8を2段おきにつなぎ材3−5で接合する水平荷
重受垂直ビーム3−2と、上端部に配置する支持用水平
ビーム3−4と、図示されていないが中間部に配置され
る水平荷重受ビーム3−3とから構成されている。
【0047】本実施の形態における第2足場ユニット3
−1は、建方された鉄骨造組柱5を取り囲んでおり、上
端に配置される支持用水平ビーム3−4と中間部に配置
され第3足場ユニット4−1の水平荷重受ビーム4−3
に相当する足場ユニットガイド用水平ビーム3−3とに
よって、その一端を建方された建造物本体のコア部6に
結合すると共に、同様の構成によって他端を建造物本体
のコア部6の外周に構成された本体鉄骨7に結合されて
いる。
【0048】尚、足場ユニットガイド用水平ビーム3−
3は図示されていないが、水平荷重受垂直ビーム3−2
を包み込むような構造にして支持をしており、これによ
って、外周養生装置を盛り替えする毎に、水平荷重受垂
直ビーム3−23に対する位置が異なっても支障がない
ように構成されている。
【0049】図7は、鉄骨造組柱に適用する外周養生装
置の足場状態を示しており、第2足場ユニットを省略し
た正面図(a)と第3足場ユニット側から示した側面図
(b)である。
【0050】新規に建方される鉄骨造組柱5’に対し
て、上図4、5で説明したように各足場21〜25が設
置されると共に、足場22には梁用跳ね出しステージ2
6が配置され、アンボンドブレース用跳ね出しステージ
27が適宜に配置されている。
【0051】第1〜3足場ユニットで取り囲まれた空間
には、図示のように連層足場ユニット28、29が配置
されており、各マルチトラスに渡してはりわく30、3
1が取り付けられて、その下面には飛来落下養生32が
施されている。
【0052】そして、図8は、図7において第1〜3足
場ユニットで取り囲まれた空間の上端から(8)−
(8)矢視した平面図である。
【0053】図示のように、本実施の形態では、連層足
場ユニット28、29とはりわく30、31に渡して、
足場板33〜38が必要に応じて適宜に配置されてお
り、風養生によって柱脚部の溶接作業や溶接後の溶射作
業を容易にしている。
【0054】図9は、図7において第1〜3足場ユニッ
トで取り囲まれた空間の6階から(9)−(9)矢視し
た平面図である。
【0055】図示のように、本実施の形態では、連層足
場ユニット28、29とはりわく30とが渡されてお
り、風養生と塗料の飛散養生とによって塗装作業を容易
にしている。
【0056】本発明による建物付属構造物の外周養生装
置は、以上のように構成されているので、本体建造物の
建方進捗に制限を加えることなく、一体の盛り替えを可
能にして、建物付属構造物への溶射、塗装作業時におけ
る風養生と塗料の飛散養生を容易に実施している。
【0057】次に、本発明による建物付属構造物の外周
養生方法について説明する。本発明による建物付属構造
物の外周養生方法は、基本的に、先行建方した本体鉄骨
のコア部に第1外周養生ユニットを装着し、同様に本体
鉄骨のコア部と先行建方したコア部外周を構成する本体
鉄骨とに第2外周養生ユニットを装着すると共に、コア
部外周を構成する本体鉄骨に第3外周養生ユニットを装
着することで上記外周養生装置を装備して、外周養生装
置の作業床が形成された中間部と最下部に水平養生シー
トを布設し、しかる後に、本体鉄骨とこれに追随する建
物付属構造物とを建方しながら外周養生装置を盛り替え
ている。以下に、本発明の実施の形態を、図面に基づい
て詳細に説明する。
【0058】図10〜19は、建方された鉄骨造組柱の
上に新規の鉄骨造組柱を繰り返して構築する各工程を示
しており、建方された鉄骨造組柱には、上述した本発明
による外周養生装置を装備している。
【0059】鉄骨造組柱5に装備された外周養生装置1
の第1外周養生ユニット2には、建造物本体側への飛来
落下を防止するために新規の鉄骨造組柱に対応できる垂
直ネット部分17を布設しており、新規の鉄骨造組柱に
対する建方と溶接作業に対処している。
【0060】第1外周養生ユニット2の垂直ネット部分
の下部と第2外周養生ユニット3及び第3外周養生ユニ
ット4には、メッシュシート13を布設することで、溶
射作業と塗装作業に対処している。
【0061】図10の工程では、鉄骨造組柱5に外周養
生装置1を装備する状態を示している。外周養生装置1
は、先行建方した本体鉄骨のコア部とコア部の外周に構
成された本体鉄骨に結合されており、メッシュシート1
3で囲まれた作業エリアでは塗装作業が行われている状
況もあり得る。
【0062】又、この間に一節上の本体鉄骨が建方され
ており、新規の鉄骨造組柱5’が建方された後に、一節
上の本体鉄骨に外周養生装置1を一体的に盛り返えるの
を可能にしている。
【0063】図11、12の工程では、新規の鉄骨造組
柱における一方の柱を建方する状態を示している。
【0064】図11の工程では、鉄骨造組柱5の上に足
場25を取り付けた柱18−1を結合しており、図12
の工程では、鉄骨造組柱5の上に足場21を取り付けた
柱18−2を結合している。
【0065】次いで、梁20−1が、足場25と足場2
1とによって図13の工程に示すように柱18/−1と
柱18−2との間に建方される。又、アンボンドブレー
ス19が、足場21において柱18−1に結合されて、
図14のように形成される。図15、16の工程では、
新規の鉄骨造組柱における他方の柱を建方する状態を示
している。
【0066】他方の柱は、図15の工程に示す足場23
を取り付けた柱18−3の建方と、図16の工程に示す
柱18−3の上に建方される、足場24を取り付けた柱
18−4の建方とによって構成されている。
【0067】尚、柱18−4は、図示のように次工程に
おける梁の建方及びさらに上方に構築される新規の鉄骨
造組柱におけるアンボンドブレースを建方し易い形状に
構成されている。
【0068】次いで行われる図17、18の工程は、新
規の鉄骨造組柱における他の梁を建方する状態を示して
いる。
【0069】図17の工程では、先行建方した本体鉄骨
のコア部に近い側の梁20−2を柱18−1と柱18−
4との間に建方しており、図18の工程では、外方の梁
20−3を柱18−2と柱18−4との間に建方してい
る。
【0070】以上の各工程が完了した後に行われる図1
9の工程は、鉄骨の歪直しと溶接による接合作業の工程
である。
【0071】これによって、新規の鉄骨造組柱5’の全
ての建方が完了することから、外周養生装置1は、先行
建方した本体鉄骨から解放されて一節上のすでに先行し
て建方されている本体鉄骨に向かって盛り替えされるこ
とになるが、この盛り替えは外周養生装置1にセルフク
ライミング機能を予め具備させておくことでも良いし、
鉄骨建方用のタワークレーンで行っても良いものであ
る。
【0072】以上のように、本発明による建物付属構造
物の外周養生方法は構成されていることから、本体建造
物の建方進捗に制限を加えることなく、建物付属構造物
への溶射、塗装作業時における風養生と塗料の飛散養生
を容易にして建物付属構造物を削減されたコストで施工
可能にしている。
【0073】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明による建物付属構造物の外周
養生装置及び外周養生方法は、上記実施の形態に何ら限
定されるものでなく、建物付属構造物の具体的な形態や
建方手段及び外周養生装置の他の形態等において、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能で
あることは当然のことである。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の建物付属構造物の外周
養生装置は、先行建方した本体鉄骨のコア部に装着され
建方された建物付属構造物の先端から延長して形成され
る第1外周養生ユニットと、本体鉄骨のコア部と同様に
先行建方したコア部外周を構成する本体鉄骨とに亘って
装着され建方された建物付属構造物の外周を取り囲む第
2外周養生ユニット及びコア部外周を構成する本体鉄骨
に装着され建方された建物付属構造物の外周を取り囲む
第3外周養生ユニットから構成されているので、以下の
効果を発揮している。
【0075】 メッシュで覆われた作業空間を確保す
ることができるので、溶射、塗装作業に風養生ができる
と共に、塗料の飛散を防止できる。 本体鉄骨の進捗と共に盛り替えができるので、本体
建造物の外壁取り付けが可能になる。 建物付属構造物の内部足場は、外周養生装置を足掛
かりにした在来工法で対応できる。 外周養生装置は構造的に充分な耐力を発揮するの
で、本体建造物の高層化に対応できる。
【0076】請求項2に記載の建物付属構造物の外周養
生装置は、請求項1に記載の建物付属構造物の外周養生
装置において、各外周養生ユニットに、複数段のマルチ
トラスを装備することを特徴としているので、上記効果
に加えて、任意の作業エリアを形成する足場の配置を容
易に実施できる効果を発揮している。
【0077】請求項3に記載の建物付属構造物の外周養
生装置は、請求項1又は2に記載の建物付属構造物の外
周養生装置において、各外周養生ユニットに、外周を取
り囲む建物付属構造物先端の下方に作業エリアを形成す
るための作業床を配置することを特徴としているので、
上記効果に加えて、建方、溶接作業エリアや溶射作業エ
リアと塗装作業エリアの形成を容易に実施できる効果を
発揮している。
【0078】請求項4に記載の発明である建物付属構造
物の外周養生装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載
の建物付属構造物の外周養生装置において、各外周養生
ユニットを、作業床の上部に建物付属構造物の建方と溶
接作業エリアを形成し、作業床の下部に建物付属構造物
の塗装作業エリアを形成することを特徴としているの
で、上記効果に加えて、溶射、塗装作業時における風養
生と塗料の飛散養生の実施を容易に実施できる効果を発
揮している。
【0079】請求項5に記載の建物付属構造物の外周養
生装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の建物付属
構造物の外周養生装置において、第2、3の各外周養生
ユニットに、作業床の上部に溶射作業エリアを形成する
ことを特徴としているので、上記効果に加えて、現場で
の溶接ヶ所に対する溶射作業の実施を可能にする効果を
発揮している。
【0080】請求項6に記載の建物付属構造物の外周養
生方法は、先行建方した本体鉄骨のコア部に第1外周養
生ユニットを装着し、同様に本体鉄骨のコア部と先行建
方したコア部外周を構成する本体鉄骨とに第2外周養生
ユニットを装着すると共に、コア部外周を構成する本体
鉄骨に第3外周養生ユニットを装着することで上記請求
項1乃至5のいずれかに記載の建物付属構造物の外周養
生装置を装備して、外周養生装置の作業床が形成された
中間部と最下部に水平養生シートを布設し、しかる後
に、本体鉄骨とこれに追随する建物付属構造物とを建方
しながら外周養生装置を盛り替えているので、以下の効
果を発揮している。
【0081】 本体建造物の建方進捗に制限を加える
ことがない。 建物付属構造物への溶射、塗装作業時において風養
生と塗料の飛散養生を容易にしている。 建物付属構造物を削減された低コストで施工可能に
している。
【0082】請求項7に記載の建物付属構造物の外周養
生方法は、請求項6に記載の建物付属構造物の外周養生
方法において、外周養生装置が装備された後に、建物付
属構造物先端の直近マルチトラスに建物付属構造物の建
方用足場を配置すると共に作業床が形成された中間部の
下方に形成された複数のマルチトラスに塗装用足場を配
置して、建物付属構造物の建方と柱脚部の溶接を施工す
ると同時に建方した建物付属構造物に塗装することを特
徴としているので、上記効果に加えて、建方、溶接作業
や溶射作業と塗装作業を容易に実施する効果を発揮して
いる。
【0083】請求項8に記載の建物付属構造物の外周養
生方法は、請求項7に記載の建物付属構造物の外周養生
方法において、建物付属構造物の建方後に、建方された
建物付属構造物の頂部に溶接専用コラムステージを装備
すると共に作業床への溶射用足場と溶接された柱脚部に
対する火花養生シートとを配置して、しかる後に、建物
付属構造物の頂部を溶接しながら火花養生シートを施し
た範囲の建物付属構造物を溶射することを特徴としてい
るので、上記効果に加えて、建物付属構造物の頂部の溶
接作業を容易にすると共に柱脚部への溶射作業における
風養生を容易に実施できる効果を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明による建物付属構造物の外周養生装置
における実施形態の正面図
【 図2】本発明による建物付属構造物の外周養生装置
における実施形態の平面図
【 図3】本発明による建物付属構造物の外周養生装置
における実施形態の側面図
【 図4】本発明による建物付属構造物の外周養生装置
における足場ユニットの正面図(a)と側面図(b)
【 図5】第1足場ユニットの図4を(5)−(5)矢
視した足場ユニットの平面図(a)と側面図(b)〜
(e)
【 図6】図4の足場ユニットを(6)−(6)矢視し
た第1〜3足場ユニットの平面図
【 図7】外周養生装置の足場状態であり、第2足場ユ
ニットを省略した正面図(a)と第3足場ユニットから
の側面図(b)
【 図8】図7を(8)−(8)矢視した第1〜3足場
ユニットの平面図
【 図9】図7を(9)−(9)矢視した第1〜3足場
ユニットの平面図
【 図10】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における外周養生装置の装備工程図
【 図11】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における柱建方工程図
【 図12】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における他の柱建方工程図
【 図13】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における梁の建方工程図
【 図14】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法におけるアンボンドブレースの建方工程図
【 図15】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における他方の柱建方工程図
【 図16】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における他方柱の次工程図
【 図17】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における他の梁の建方工程図
【 図18】本発明による建物付属構造物の外周養生方
法における残りの梁の建方工程図
【 図19】本発明による建物付属構造物における最終
の歪直しと溶接工程図
【 図20】従来における鉄骨造組柱を備えた建造物の
正面図(a)と平面図(b)
【 図21】従来建造物の鉄骨造組柱における外周養生
装置の正面図(a)と正面図(a)を(C)−(C)矢
視した側面図(b)
【 図22】従来の鉄骨造組柱を示す図21における
(A)−(A)矢視した平面図(a)と(B)−(B)
矢視した平面図(b)
【符号の説明】
1 外周養生装置、 2、3、4 第1〜3外周養生ユ
ニット、2−1、3−1、4−1 第1〜3足場ユニッ
ト、2−2、3−2、4−2 水平荷重受垂直ビーム、
2−3、3−3、4−3 水平荷重受ビーム、2−4、
3−4、4−4 支持用水平ビーム、3−6 足場ユニ
ットガイド用水平ビーム、 5、5’ 鉄骨造組柱、6
コア部、 7 本体鉄骨、 8、9、10 マルチト
ラス、11 作業床、 12 水平養生シート、 13
メッシュシート、14 建方と溶接作業エリア、 1
5 塗装作業エリア、16 溶射作業エリア、 17
垂直ネット部分、 18 柱、18−1、18−2、1
8−3 柱、 19 アンボンドブレース、20 梁、
20−1、20−2、20−3 梁、 21〜25
足場、26 梁用跳ね出しステージ、 28、29 連
層足場ユニット、27 アンボンドブレース用跳ね出し
ステージ、 30、31 はりわく、32 飛来落下養
生、 33〜38 足場板、 40 建造物、41 建
造物本体、 42 鉄骨造組柱、 43〜45 柱、4
6〜48 円柱梁、 49 アンボンドブレース、 5
0 コア部、51 本体鉄骨、 52 ユニット足場、
53 鋼製足場(3S)、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古口 光 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 諸井 陽児 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体建造物の一部を成す建物付属構造物
    の外周養生装置であって、先行建方した本体鉄骨のコア
    部に装着され建方された建物付属構造物の先端から延長
    して形成される第1外周養生ユニット、該本体鉄骨のコ
    ア部と同様に先行建方したコア部外周を構成する本体鉄
    骨とに亘って装着され建方された建物付属構造物の外周
    を取り囲む第2外周養生ユニット及び該コア部外周を構
    成する本体鉄骨に装着され建方された建物付属構造物の
    外周を取り囲む第3外周養生ユニットから構成される建
    物付属構造物の外周養生装置。
  2. 【請求項2】 各外周養生ユニットが、複数段のマルチ
    トラスを装備していることを特徴とする請求項1に記載
    の建物付属構造物の外周養生装置。
  3. 【請求項3】 各外周養生ユニットが、外周を取り囲む
    建物付属構造物先端の下方に作業エリアを形成する作業
    床を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    建物付属構造物の外周養生装置。
  4. 【請求項4】 各外周養生ユニットが、該作業床の上部
    に建物付属構造物の建方と溶接作業エリアを形成し、該
    作業床の下部に建物付属構造物の塗装作業エリアを形成
    することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の建物付属構造物の外周養生装置。
  5. 【請求項5】 第2、3の各外周養生ユニットが、該作
    業床の上部に溶射作業エリアを形成することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の建物付属構造物の
    外周養生装置。
  6. 【請求項6】 先行建方した本体鉄骨のコア部に第1外
    周養生ユニットを装着し、同様に本体鉄骨のコア部と先
    行建方したコア部外周を構成する本体鉄骨とに第2外周
    養生ユニットを装着すると共に、コア部外周を構成する
    本体鉄骨に第3外周養生ユニットを装着することで上記
    請求項1乃至5のいずれかに記載の建物付属構造物の外
    周養生装置を装備して、該外周養生装置の作業床が形成
    された中間部と最下部に水平養生シートを布設し、しか
    る後に、本体鉄骨とこれに追随する建物付属構造物とを
    建方しながら該外周養生装置を盛り替える建物付属構造
    物の外周養生方法。
  7. 【請求項7】 該外周養生装置が装備された後に、建物
    付属構造物先端の直近マルチトラスに建物付属構造物の
    建方用足場を配置すると共に作業床が形成された中間部
    の下方に形成された複数のマルチトラスに塗装用足場を
    配置して、建物付属構造物の建方と柱脚部の溶接を施工
    すると同時に建方した建物付属構造物に塗装することを
    特徴とする請求項6に記載の建物付属構造物の外周養生
    方法。
  8. 【請求項8】 建物付属構造物の建方後に、建方された
    建物付属構造物の頂部に溶接専用コラムステージを装備
    すると共に作業床への溶射用足場と溶接された柱脚部に
    対する火花養生シートとを配置して、しかる後に、建物
    付属構造物の頂部を溶接しながら火花養生シートを施し
    た範囲の建物付属構造物を溶射することを特徴とする請
    求項7に記載の建物付属構造物の外周養生方法。
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