JP2002348730A - サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 - Google Patents
サニタリー用ポリウレタン弾性繊維Info
- Publication number
- JP2002348730A JP2002348730A JP2001158311A JP2001158311A JP2002348730A JP 2002348730 A JP2002348730 A JP 2002348730A JP 2001158311 A JP2001158311 A JP 2001158311A JP 2001158311 A JP2001158311 A JP 2001158311A JP 2002348730 A JP2002348730 A JP 2002348730A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elongation
- elastic fiber
- polyurethane elastic
- polyurethane
- sanitary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
かつ、外観品位、フィット性、着用性、着用感などに優
れたサニタリー製品を得ること。 【解決手段】主構成成分がポリオール、ジイソシアネー
トおよびジアミンであるポリウレタンウレアであって、
該ポリオールがテトラヒドロフランとエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドとのランダム共
重合体を含有し、破断伸度が450%以上であることを
特徴とするサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。
Description
ない優れた弾性特性を有し、かつ、サニタリー製品に好
適な、良好な伸長性と回復性を兼ね備えたサニタリー用
ポリウレタン弾性繊維に関する。
おむつ、衛生ナプキンなどのサニタリー用途に幅広く使
用されている。
繊維が用いられていて、特開昭63−235320号公
報、特開平5−239177号公報および特開平2−1
9511号公報などにテトラヒドロフランおよび3−メ
チルテトラヒドロフランの共重合体、有機ジイソシアネ
ートおよびジアミン化合物からなるポリウレタン重合体
を紡糸する技術が開示されている。
技術では、紙おむつなどに弾性繊維を用いた際に、ドラ
フトアップが困難であり、製品一個当たりに使用する弾
性繊維の量を減少させることができず、生産コストを減
少させることができなかった。
ることができなかった。
かった、サニタリー用ポリウレタン弾性繊維を提供する
ことにある。
リウレタン弾性繊維は、前記の課題を解決するため、以
下の手段を採用する。
ソシアネートおよびジアミンであるポリウレタンウレア
であって、該ポリオールがテトラヒドロフランとエチレ
ンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイドとの
ランダム共重合体を含有し、破断伸度が450%以上で
あることを特徴とするサニタリー用ポリウレタン弾性繊
維である。
ウレタン弾性繊維について、さらに詳細に述べる。
は、主構成成分がポリオール、ジイソシアネートおよび
ジアミンであるポリウレタンウレアである。
れるものではない。特に、反応を効率的に行う等の観点
から溶液中で重合するのが好ましい。なお、本発明の効
果を妨げない範囲で3官能性以上の多官能性のグリコー
ルやイソシアネート等が使用されていても何ら構わな
い。
アを構成する代表的な構造単位について説明する。
性および高い伸長性を有し、かつ、高い回復性を具備し
たものを得る観点から、テトラヒドロフラン(以下、T
HFと略す)とエチレンオキサイドおよび/またはプロ
ピレンオキサイドが不規則に配列した、いわゆるランダ
ム共重合体を使用する。
いると、得られるポリウレタン弾性繊維が著しい吸水性
を有するため、吸水時の物性が低下する問題がある。
リ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコー
ルとポリ(テトラメチレン−コ−1,2−プロピレンエ
ーテル)グリコールから選択されるコポリ(アルキレン
エーテル)グリコールとも表現され得る。
ンエーテル)グリコールにおいて、エチレンエーテル
は、全アルキレンエーテルに対して15〜37mol%
含有されるのが好ましく、20〜35mol%含有され
るのがより好ましい。
−プロピレンエーテル)グリコールにおいて、1,2−
プロピレンエーテルは、全アルキレンエーテルに対して
15〜30mol%含有されるのが好ましい。
ンダム共重合体のみから構成されていてもよいし、ま
た、他のポリオールと共重合されたものでもよく、さら
に他のポリオールと混合されてなるものであってもよ
い。
高い伸長性を有し、かつ、高い回復性を具備したものを
得る観点から、ポリ(1,4−テトラメチレングリコー
ル)(以下、PTMGと略する)、特許第261513
1号などに開示されているネオペンチル基を主鎖に含む
ジオール、特開平2−289616号公報等に開示され
ているポリカーボネートジオール、特開平5−9851
1号公報等に開示されているエステル系ジオール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリ
カプロラクトンジオール、ポリエチレンエーテルグリコ
ール、ポリプロピレンエーテルグリコール、ネオペンチ
レンオキサイドとテトラヒドロフランとの共重合ポリオ
ール等を使用するのが好ましい。そして、かかる他のポ
リオールは、1種類であってもよく、さらに2種類以上
であってもよい。
よび/またはプロピレンオキサイド単位のモル分率が5
〜90%の範囲であるのが好ましい。
量は、糸にした際の伸度、強度、耐熱性などの観点から
1000以上6000以下の範囲にあることが好まし
い。
下の範囲である。この範囲の分子量のポリオールを用い
ることにより、力学特性のバランスの取れた弾性糸を得
ることができる。
例えば、5−イソシアネート−1−(イソシアネートメ
チル)−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン、1−
イソシアネート−4−[(4−イソシアネートフェニ
ル)メチル]ベンゼン、1−イソシアネート−2−
[(4−イソシアネート−フェニル)メチル]ベンゼ
ン、1,1’−メチレンビス(4−イソシアネートシク
ロヘキサン)、4−メチル−1,3−フェニレンジイソ
シアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(以下、MDIと略記する)、2,4−トリレンジ
イソシアネート(以下、TDIと略記する)、1,4−
ジイソシアネートベンゼン、キシリレンジイソシアネー
ト、2,6−ナフタレンジイソシアネートなどの芳香族
ジイソシアネートは、特に耐熱性や強度の高いポリウレ
タンを合成するのに好ましい。
えば、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)
(以下、H12MDIと略する)、イソホロンジイソシア
ネート、メチルシクロヘキサン2,4−ジイソシアネー
ト、メチルシクロヘキサン2,6−ジイソシアネート、
シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、ヘキサヒド
ロキシリレンジイソシアネート、ヘキサヒドロトリレン
ジイソシアネート、オクタヒドロ1,5−ナフタレンジ
イソシアネートなどが好ましい。脂肪族ジイソシアネー
トは特にポリウレタン糸の黄変を抑制する際に好ましく
用いられる。
で使用してもよいし、2種以上を併用して用いてもよ
い。
得られるポリウレタン弾性繊維の強度特性の観点から、
ポリオール1に対し、ジイソシアネートは1.2以上
2.3以下の範囲であるのが好ましい。
ミンを用いるものである。
びエタノールアミンのような水酸基とアミノ基を分子中
に有するもののうち少なくともいずれか1種を用いるの
が好ましい。
ラジン、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、2−メチル−1,5−
ペンタンジアミン、1,2−ジアミノブタン、1,3−
ジアミノブタン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル
−5−アミノメチルシクロヘキサン、2,2−ジメチル
−1,3−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノ−2,
2−ジメチルブタン、2,4−ジアミノ−1−メチルシ
クロヘキサン、1,3−ペンタンジアミン、1,3−シ
クロヘキサンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)ホ
スフィンオキサイド、ヘキサメチレンジアミン、1,3
−シクロヘキシルジアミン、ヘキサヒドロメタフェニレ
ンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ビス
(4−アミノフェニル)フォスフィンオキサイドなどを
使用するのが好ましい。特に伸度および弾性回復性等に
優れたものを得る観点から、エチレンジアミンを用いる
のが好ましい。これらの鎖伸長剤に架橋構造を形成する
ことのできるトリアミン化合物、例えばジエチレントリ
アミン等を効果を失わない程度に加えるのも好ましい。
維は、破断伸度が450%以上である。破断伸度が45
0%に満たないと高次加工で、糸にドラフトをかけた際
に糸切れが生じやすいという問題がある。
ける力が大きく、赤ちゃんの肌に赤い締め跡(レッドマ
ーク)を生じさせない観点から300%伸長時の応力が
0.15cN/デシテックス以下であるのが好ましい。
レッドマークを生じさせない観点から200%伸長時の
応力と300%伸長時の応力の差が0.080cN/デ
シテックス以下の範囲であるのが好ましい。
0%伸長状態で180℃で処理した後の200%伸長時
応力が処理前の応力の100%以上であるのが好まし
い。
維の繊度、断面形状などは特に限定されるものではな
い。例えば、断面は円形であっても扁平であっても何ら
かまわない。
維は、−5℃での残留歪みが90%以下であるのが好ま
しく、50%以下であるのがより好ましく、さらに好ま
しくは26%以下である。
弾性繊維は、耐熱性が100%以上であるのが好まし
い。
維には、紫外線吸収剤、酸化防止剤、耐ガス安定剤など
として、いわゆるBHTや住友化学工業(株)製の”ス
ミライザー”GA−80などをはじめとするヒンダード
フェノール系薬剤、各種の”チヌビン”をはじめとする
ベンゾトリアゾール系薬剤、住友化学工業(株)製の”
スミライザー”P−16をはじめとするリン系薬剤、各
種の”チヌビン”をはじめとするヒンダードアミン系薬
剤、さらに酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラックを
はじめとする無機顔料、ステアリン酸マグネシウムをは
じめとする金属石鹸、また、銀や亜鉛やこれらの化合物
などを含む殺菌剤、消臭剤、またシリコーン、鉱物油な
どの滑剤、硫酸バリウム、酸化セリウム、ベタインやリ
ン酸系などをはじめとする各種の帯電防止剤などが含ま
れていたり、またポリマと反応させられていることも好
ましい。
耐久性をさらに高めるには、酸化窒素補足剤、例えば日
本ヒドラジン(株)製のHN−150、熱酸化安定剤、
例えば住友化学工業(株)製の”スミライザー”GA−
80、光安定剤、例えば住友化学工業(株)製の”スミ
ソーブ”300#622などを使用することは好まし
い。
性繊維の製造方法について詳細に説明する。
レア溶液を調製するのが好ましい。
の溶質であるポリウレタンウレアの製造方法やポリウレ
タンウレア溶液の製造方法はいずれの方法であってもよ
い。
ずれでもよい。しかし、より好ましいのは溶液重合法で
ある。溶液重合法の場合には、ポリウレタンウレアにゲ
ルなどの異物の発生が少ない。また、当然のことである
が、溶液重合の場合、溶液にする労が省け、生産効率の
観点からも好ましい。
ランとエチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオ
キサイドのランダム共重合体を含有するポリオール、ジ
イソシアネートおよびジアミンを主構成成分とするポリ
ウレタンウレアを使用するものである。
分子量が1000以上6000以下の範囲にあり、鎖伸
長剤であるジアミンは、ヒドラジン、エチレンジアミ
ン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジア
ミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,2
−ジアミノブタン、1,3−ジアミノブタン、1−アミ
ノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロ
ヘキサン、2,2−ジメチル−1,3−ジアミノプロパ
ン、1,3−ジアミノ−2,2−ジメチルブタン、2,
4−ジアミノ−1−メチルシクロヘキサン、1,3−ペ
ンタンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、ビ
ス(4−アミノフェニル)ホスフィンオキサイド、ヘキ
サメチレンジアミン、1,3−シクロヘキシルジアミ
ン、ヘキサヒドロメタフェニレンジアミン、2−メチル
ペンタメチレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)
フォスフィンオキサイドからなる群から選ばれる少なく
とも一種であり、ジイソシアネートはMDIを主原料と
して溶液中で合成されるポリウレタンウレアが好まし
い。
MAC、DMF、DMSO、NMPなどやこれらを主成
分とする溶剤の中で、前記の原料を用い合成することに
より得ることができる。
入、溶解せしめ、適度な温度に加熱し反応せしめポリウ
レタンウレアとする、いわゆるワンショット法、また、
ポリオールとMDIをまず溶融反応せしめ、しかる後
に、該反応物を溶剤に溶解し、前記のジアミンと反応せ
しめ、ポリウレタンウレアとする方法などが、特に好適
な方法として採用され得る。
際し、アミン系触媒や有機金属触媒を1種または2種以
上混合して用いても何ら構わない。これらの代表的なも
のとしては、アミン系触媒としては、例えば、N,N−
ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベン
ジルアミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、N−エチルモルホリン、N,N,N’,N’−テト
ラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テト
ラメチル−1,3−プロパンジアミン、N,N,N’,
N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ビス−2−ジメ
チルアミノエチルエーテル、N,N,N’,N’,N’
−ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルグ
アニジン、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチル
ピペラジン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエチル
−ピペラジン、N−(2−ジメチルアミノエチル)モル
ホリン、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイ
ミダゾール、N,N−ジメチルアミノエタノール、N,
N,N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミン、
N−メチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジ
ン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール、N,N−ジメチルアミノヘキサノール、トリエ
タノールアミン等を好ましく使用できる。また、有機金
属触媒としてはオクタン酸スズ、二ラウリン酸ジブチル
スズ、オクタン酸鉛ジブチル等を好ましく使用できる。
の分子量およびポリウレタン紡糸溶液の粘度を制御する
ため、鎖停止剤を使用することも好ましい。
ジエチルアミン、シクロヘキシルアミン、n−ヘキシル
アミン等が好ましい。
用されるのが好ましい。
ルのような三官能性物質の少量もポリマー粘度の制御に
用いることができる。
の濃度は特に限定されるものではないが、通常、30重
量%以上80重量%以下の範囲が好ましい。
レア溶液に前記した各種添加剤を添加することが好まし
い。添加剤のポリウレタンウレア溶液への添加方法とし
ては、任意の方法を採用することができる。その代表的
な方法として、スタティックミキサーによる方法、攪拌
による方式などを採用することが好ましい。
が好ましい。溶液であるとポリウレタンウレア溶液への
均一な添加が可能となる。
液を紡糸してポリウレタン弾性繊維を得る。紡糸方法と
しては、湿式法、乾式法、溶融法のいずれの方法であっ
てもよい。
糸するのが好ましい。乾式紡糸においては、ガスの供給
部が少なくとも2箇所設けられ、ガスの吸引部が前記ガ
スの供給部の間に設けられた紡糸筒に、口金からポリウ
レタン溶液を吐出させて繊維を形成する際、紡糸筒下部
に設けられたガスの供給部から供給するガスの温度を6
0℃以下とすることも糸ムラをなくす観点から好ましく
行われる。
は糸の使用目的に応じて決めるのが好ましい。
の速度比を1.1以上1.8以下として巻き取ることが
好ましい。
m/分以下であるのが好ましい。
る。ただし、本発明がこれら実施例によって限定される
ものではない。
留歪み、耐熱性の定量法について説明する。 [応力緩和、強度、伸度、残留歪み]応力緩和、強度、
伸度、残留歪みは、ポリウレタン糸をインストロン45
02型引張試験機を用い、引張テストすることにより得
られた。
定し、残留歪みは−5℃で測定した。
張速度で300%伸長を5回繰返した。このときの応力
を(G1)とした。
保持後の応力を(G2)とした。
2)とした。
まで伸長した。
料長さを(L3)とした。
の雰囲気に1分間した。処理後、糸をフリーの状態にし
て21℃,65%RHの雰囲気に一晩放置した後インス
トロン4502型引張試験機を用い200%伸長時の応
力を測定し、処理前の応力と比較することにより応力保
持率を求めた。(値が大きい程耐熱性に優れる) [実施例1]THFとエチレンオキサイドの割合が7対
3で分子量が1951のランダム共重合体であるポリオ
ール(三洋化成工業(株)製”テトラキシノールAS−
200S”)2900gとMDI595.8gを無溶媒
の条件下で反応させた後、6602gのジメチルアセト
アミドに溶解し、エチレンジアミン53.7gおよびジ
エチルアミン5.45gを添加することにより35重量
パーセントのポリウレタンウレア溶液を得た。このポリ
ウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐ガス安定剤および
酸化チタンを適量添加することにより試料溶液を調製し
た。得られた溶液を500m/分のスピードで乾式紡糸
することにより470デシテックス、56フィラメント
の糸を得た。
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
の割合が7対3で分子量が1951のランダム共重合体
であるポリオール(三洋化成工業(株)製”テトラキシ
ノールAS−200S”)2820gとMDI579.
35gを無溶媒の条件下で反応させた後、6439gの
ジメチルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン4
1.8g、デュポン社製Dytek(R)Aアミン2
0.16gおよびジエチルアミン5.30gを添加する
ことにより35重量パーセントのポリウレタンウレア溶
液を得た。このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、
耐ガス安定剤および酸化チタンを適量添加することによ
り試料溶液を調製した。得られた溶液を500m/分の
スピードで乾式紡糸することにより470デシテック
ス、56フィラメントの糸を得た。
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
ドの割合が8対2で分子量が2000のランダム共重合
体であるポリオール3000gとMDI618.75g
を無溶媒の条件下で反応させた後、6836gのジメチ
ルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン58.6g
およびジエチルアミン3.56gを添加することにより
35重量パーセントのポリウレタンウレア溶液を得た。
このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐ガス安定
剤および酸化チタンを適量添加することにより試料溶液
を調製した。得られた溶液を500m/分のスピードで
乾式紡糸することにより470デシテックス、56フィ
ラメントの糸を得た。
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
の割合が7対3で分子量が3556のランダム共重合体
であるポリオール(三洋化成工業(株)製”テトラキシ
ノールAS−300S”)3000gとMDI411.
28gを無溶媒の条件下で反応させた後、6435gの
ジメチルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン4
8.2gおよびジエチルアミン5.33gを添加するこ
とにより35重量パーセントのポリウレタンウレア溶液
を得た。このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐
ガス安定剤および酸化チタンを適量添加することにより
試料溶液を調製した。得られた溶液を500m/分のス
ピードで乾式紡糸することにより470デシテックス、
56フィラメントの糸を得た。
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
の割合が7対3で分子量が3556のランダム共重合体
であるポリオール(三洋化成工業(株)製”テトラキシ
ノールAS−300S”)3000gとMDI411.
28gを無溶媒の条件下で反応させた後、6442gの
ジメチルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン4
3.3g、デュポン社製Dytek(R)Aアミン9.
29gおよびジエチルアミン4.88gを添加すること
により35重量パーセントのポリウレタンウレア溶液を
得た。このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐ガ
ス安定剤および酸化チタンを適量添加することにより試
料溶液を調製した。得られた溶液を500m/分のスピ
ードで乾式紡糸することにより470デシテックス、5
6フィラメントの糸を得た。
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
900gとMDI594.50gを無溶媒の条件下で反
応させた後、6608gのジメチルアセトアミドに溶解
し、エチレンジアミン55.8gおよびジエチルアミン
7.89gを添加することにより35重量パーセントの
ポリウレタンウレア溶液を得た。このポリウレタンウレ
ア溶液に酸化防止剤、耐ガス安定剤および酸化チタンを
適量添加することにより試料溶液を調製した。得られた
溶液を500m/分のスピードで乾式紡糸することによ
り470デシテックス、56フィラメントの糸を得た。
この糸の200%伸長時の応力、300%伸長時の応
力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−5℃で測定
した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示す。
性質が損なわれず、ヘタリのない優れた低温特性を有
し、かつ、良好な伸長性と回復性を兼ね備え、しかも耐
熱性の良好なサニタリー用ポリウレタン弾性繊維を得る
ことができる。本発明のサニタリー用ポリウレタン弾性
繊維を紙おむつ、衛生ナプキン等のサニタリー製品の製
造に使用した際、生産コストを減少させるとともに、単
位時間当たりの生産量を増加させることができ、フィッ
ト性、外観品位、着用性、着用感などに優れたものを生
産コスト得ることができる。
Claims (7)
- 【請求項1】主構成成分がポリオール、ジイソシアネー
トおよびジアミンであるポリウレタンウレアであって、
該ポリオールがテトラヒドロフランとエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドとのランダム共
重合体を含有し、破断伸度が450%以上であることを
特徴とするサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。 - 【請求項2】300%伸長時の応力が0.15cN/デ
シテックス以下であることを特徴とする請求項1に記載
のサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。 - 【請求項3】200%伸長時の応力と300%伸長時の
応力の差が0.080cN/デシテックス以下の範囲で
あることを特徴とする請求項1または2に記載のサニタ
リー用ポリウレタン弾性繊維。 - 【請求項4】エチレンオキサイドおよび/またはプロピ
レンオキサイド単位のモル分率が5〜90%の範囲であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサ
ニタリー用ポリウレタン弾性繊維。 - 【請求項5】ポリオールの分子量が、1000以上60
00以下の範囲にあることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載のサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。 - 【請求項6】−5℃での残留歪みが90%以下であるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサニタ
リー用ポリウレタン弾性繊維。 - 【請求項7】耐熱性が100%以上であることを特徴と
する請求項1〜6のいずれかに記載のサニタリー用ポリ
ウレタン弾性繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158311A JP2002348730A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158311A JP2002348730A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002348730A true JP2002348730A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19002052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001158311A Pending JP2002348730A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002348730A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008540863A (ja) * | 2005-05-09 | 2008-11-20 | インヴィスタ テクノロジー エスアエルエル | 高速紡糸用のスパンデックス組成物 |
JP2009007681A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Opelontex Co Ltd | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
US8765904B2 (en) | 2010-09-10 | 2014-07-01 | INVISTA North America S.à r.l. | Polyetheramines, compositions including polyetheramines, and methods of making |
JP5853065B1 (ja) * | 2014-08-04 | 2016-02-09 | 旭化成せんい株式会社 | ギャザー部材 |
KR20170112594A (ko) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 도레이케미칼 주식회사 | 초경량 데님원단 |
WO2021195157A2 (en) | 2020-03-25 | 2021-09-30 | The Lycra Company Llc | Elasticized nonwoven laminates |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07102485A (ja) * | 1993-10-05 | 1995-04-18 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 共重合ポリエーテルをベースとしたポリウレタン弾性繊維 |
JPH10310934A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-11-24 | Du Pont Toray Co Ltd | 弾性糸およびその製法ならびにポリウレタンウレア溶液 |
JP2000072840A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Asahi Glass Co Ltd | 合成皮革用または弾性糸用ポリウレタンウレア樹脂ならびにその製造方法 |
-
2001
- 2001-05-28 JP JP2001158311A patent/JP2002348730A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07102485A (ja) * | 1993-10-05 | 1995-04-18 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 共重合ポリエーテルをベースとしたポリウレタン弾性繊維 |
JPH10310934A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-11-24 | Du Pont Toray Co Ltd | 弾性糸およびその製法ならびにポリウレタンウレア溶液 |
JP2000072840A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-07 | Asahi Glass Co Ltd | 合成皮革用または弾性糸用ポリウレタンウレア樹脂ならびにその製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008540863A (ja) * | 2005-05-09 | 2008-11-20 | インヴィスタ テクノロジー エスアエルエル | 高速紡糸用のスパンデックス組成物 |
JP2009007681A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Opelontex Co Ltd | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 |
US8765904B2 (en) | 2010-09-10 | 2014-07-01 | INVISTA North America S.à r.l. | Polyetheramines, compositions including polyetheramines, and methods of making |
JP5853065B1 (ja) * | 2014-08-04 | 2016-02-09 | 旭化成せんい株式会社 | ギャザー部材 |
JP2016035122A (ja) * | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 旭化成せんい株式会社 | ギャザー部材 |
KR20170112594A (ko) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 도레이케미칼 주식회사 | 초경량 데님원단 |
KR102533736B1 (ko) | 2016-03-31 | 2023-05-16 | 도레이첨단소재 주식회사 | 초경량 데님원단 |
WO2021195157A2 (en) | 2020-03-25 | 2021-09-30 | The Lycra Company Llc | Elasticized nonwoven laminates |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2411571B1 (en) | Elastic fiber containing an anti-tack additive | |
JP5168672B2 (ja) | ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 | |
US6639041B2 (en) | Spandex having low set at low temperatures | |
KR101972611B1 (ko) | 탄성 직물 | |
TWI586856B (zh) | 聚胺基甲酸酯彈性纖維及彈性布帛之製法 | |
EP3491179B1 (en) | Silicone oil elimination from spandex polymer spinning solutions | |
JP2002348730A (ja) | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 | |
JP2002348727A (ja) | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JP4449011B2 (ja) | サニタリー用品 | |
JP2002348728A (ja) | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JP4487112B2 (ja) | ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JPH10310934A (ja) | 弾性糸およびその製法ならびにポリウレタンウレア溶液 | |
EP1311578B1 (en) | Spandex having low set at low temperatures | |
JP2001226822A (ja) | ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JP2002348729A (ja) | サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 | |
JP2004131861A (ja) | ポリウレタン弾性繊維の製造方法 | |
JP2002363823A (ja) | 吸湿性ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
EP4372132A1 (en) | Thermoplastic polyurethane elastic fiber, wound body of same, gather and sanitary materials containing said thermoplastic polyurethane elastic fiber, and method for producing said polyurethane elastic fiber | |
JP2000073233A (ja) | ポリウレタン糸およびその製法 | |
KR100615780B1 (ko) | 응력 유지율이 높은 스판덱스 섬유 | |
JP2001234431A (ja) | ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JP2020056116A (ja) | ポリウレタン弾性繊維 | |
JP2006144192A (ja) | ソフトストレッチ性ポリウレタン弾性糸およびその製造方法 | |
JP2002363822A (ja) | 吸湿性ポリウレタン弾性繊維およびその製造方法 | |
JPH10226921A (ja) | ポリウレタン繊維およびその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070316 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071226 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100224 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100610 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101026 |