JP2002348730A - サニタリー用ポリウレタン弾性繊維 - Google Patents

サニタリー用ポリウレタン弾性繊維

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JP2002348730A
JP2002348730A JP2001158311A JP2001158311A JP2002348730A JP 2002348730 A JP2002348730 A JP 2002348730A JP 2001158311 A JP2001158311 A JP 2001158311A JP 2001158311 A JP2001158311 A JP 2001158311A JP 2002348730 A JP2002348730 A JP 2002348730A
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JP
Japan
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elongation
elastic fiber
polyurethane elastic
polyurethane
sanitary
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Application number
JP2001158311A
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English (en)
Inventor
Kunisato Itou
晋悟 伊藤
Atsuyuki Mashita
淳至 真下
Takayoshi Shiraishi
誉悦 白石
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Du Pont Toray Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Toray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低温でもヘタリのない優れた弾性特性を有し、
かつ、外観品位、フィット性、着用性、着用感などに優
れたサニタリー製品を得ること。 【解決手段】主構成成分がポリオール、ジイソシアネー
トおよびジアミンであるポリウレタンウレアであって、
該ポリオールがテトラヒドロフランとエチレンオキサイ
ドおよび/またはプロピレンオキサイドとのランダム共
重合体を含有し、破断伸度が450%以上であることを
特徴とするサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温でもヘタリの
ない優れた弾性特性を有し、かつ、サニタリー製品に好
適な、良好な伸長性と回復性を兼ね備えたサニタリー用
ポリウレタン弾性繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性繊維は、その優れた伸縮特性から紙
おむつ、衛生ナプキンなどのサニタリー用途に幅広く使
用されている。
【0003】かかる弾性繊維として、ポリウレタン弾性
繊維が用いられていて、特開昭63−235320号公
報、特開平5−239177号公報および特開平2−1
9511号公報などにテトラヒドロフランおよび3−メ
チルテトラヒドロフランの共重合体、有機ジイソシアネ
ートおよびジアミン化合物からなるポリウレタン重合体
を紡糸する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、紙おむつなどに弾性繊維を用いた際に、ドラ
フトアップが困難であり、製品一個当たりに使用する弾
性繊維の量を減少させることができず、生産コストを減
少させることができなかった。
【0005】また、単位時間当たりの生産量も向上させ
ることができなかった。
【0006】本発明の目的は、従来の技術では得られな
かった、サニタリー用ポリウレタン弾性繊維を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のサニタリー用ポ
リウレタン弾性繊維は、前記の課題を解決するため、以
下の手段を採用する。
【0008】すなわち、主構成成分がポリオール、ジイ
ソシアネートおよびジアミンであるポリウレタンウレア
であって、該ポリオールがテトラヒドロフランとエチレ
ンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイドとの
ランダム共重合体を含有し、破断伸度が450%以上で
あることを特徴とするサニタリー用ポリウレタン弾性繊
維である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のサニタリー用ポリ
ウレタン弾性繊維について、さらに詳細に述べる。
【0010】本発明のサニタリーポリウレタン弾性繊維
は、主構成成分がポリオール、ジイソシアネートおよび
ジアミンであるポリウレタンウレアである。
【0011】ポリウレタンウレアの合成法も特に限定さ
れるものではない。特に、反応を効率的に行う等の観点
から溶液中で重合するのが好ましい。なお、本発明の効
果を妨げない範囲で3官能性以上の多官能性のグリコー
ルやイソシアネート等が使用されていても何ら構わな
い。
【0012】ここで、本発明におけるポリウレタンウレ
アを構成する代表的な構造単位について説明する。
【0013】本発明に用いるポリオールは、優れた耐寒
性および高い伸長性を有し、かつ、高い回復性を具備し
たものを得る観点から、テトラヒドロフラン(以下、T
HFと略す)とエチレンオキサイドおよび/またはプロ
ピレンオキサイドが不規則に配列した、いわゆるランダ
ム共重合体を使用する。
【0014】本発明においては、ブロック共重合体を用
いると、得られるポリウレタン弾性繊維が著しい吸水性
を有するため、吸水時の物性が低下する問題がある。
【0015】すなわち本発明に用いるポリオールは、ポ
リ(テトラメチレン−コ−エチレンエーテル)グリコー
ルとポリ(テトラメチレン−コ−1,2−プロピレンエ
ーテル)グリコールから選択されるコポリ(アルキレン
エーテル)グリコールとも表現され得る。
【0016】かかるポリ(テトラメチレン−コ−エチレ
ンエーテル)グリコールにおいて、エチレンエーテル
は、全アルキレンエーテルに対して15〜37mol%
含有されるのが好ましく、20〜35mol%含有され
るのがより好ましい。
【0017】また、ポリ(テトラメチレン−コ−1,2
−プロピレンエーテル)グリコールにおいて、1,2−
プロピレンエーテルは、全アルキレンエーテルに対して
15〜30mol%含有されるのが好ましい。
【0018】さらに、本発明で使用するポリオールはラ
ンダム共重合体のみから構成されていてもよいし、ま
た、他のポリオールと共重合されたものでもよく、さら
に他のポリオールと混合されてなるものであってもよ
い。
【0019】他のポリオールとしては、優れた耐寒性、
高い伸長性を有し、かつ、高い回復性を具備したものを
得る観点から、ポリ(1,4−テトラメチレングリコー
ル)(以下、PTMGと略する)、特許第261513
1号などに開示されているネオペンチル基を主鎖に含む
ジオール、特開平2−289616号公報等に開示され
ているポリカーボネートジオール、特開平5−9851
1号公報等に開示されているエステル系ジオール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリ
カプロラクトンジオール、ポリエチレンエーテルグリコ
ール、ポリプロピレンエーテルグリコール、ネオペンチ
レンオキサイドとテトラヒドロフランとの共重合ポリオ
ール等を使用するのが好ましい。そして、かかる他のポ
リオールは、1種類であってもよく、さらに2種類以上
であってもよい。
【0020】本発明においては、エチレンオキサイドお
よび/またはプロピレンオキサイド単位のモル分率が5
〜90%の範囲であるのが好ましい。
【0021】本発明に用いるポリオールの重量平均分子
量は、糸にした際の伸度、強度、耐熱性などの観点から
1000以上6000以下の範囲にあることが好まし
い。
【0022】さらに好ましくは1300以上4500以
下の範囲である。この範囲の分子量のポリオールを用い
ることにより、力学特性のバランスの取れた弾性糸を得
ることができる。
【0023】次に本発明に用いるジイソシアネートは、
例えば、5−イソシアネート−1−(イソシアネートメ
チル)−1,3,3−トリメチルシクロヘキサン、1−
イソシアネート−4−[(4−イソシアネートフェニ
ル)メチル]ベンゼン、1−イソシアネート−2−
[(4−イソシアネート−フェニル)メチル]ベンゼ
ン、1,1’−メチレンビス(4−イソシアネートシク
ロヘキサン)、4−メチル−1,3−フェニレンジイソ
シアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(以下、MDIと略記する)、2,4−トリレンジ
イソシアネート(以下、TDIと略記する)、1,4−
ジイソシアネートベンゼン、キシリレンジイソシアネー
ト、2,6−ナフタレンジイソシアネートなどの芳香族
ジイソシアネートは、特に耐熱性や強度の高いポリウレ
タンを合成するのに好ましい。
【0024】さらに脂環族ジイソシアネートとして、例
えば、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)
(以下、H12MDIと略する)、イソホロンジイソシア
ネート、メチルシクロヘキサン2,4−ジイソシアネー
ト、メチルシクロヘキサン2,6−ジイソシアネート、
シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、ヘキサヒド
ロキシリレンジイソシアネート、ヘキサヒドロトリレン
ジイソシアネート、オクタヒドロ1,5−ナフタレンジ
イソシアネートなどが好ましい。脂肪族ジイソシアネー
トは特にポリウレタン糸の黄変を抑制する際に好ましく
用いられる。
【0025】そして、これらのジイソシアネートは単独
で使用してもよいし、2種以上を併用して用いてもよ
い。
【0026】かかるジイソシアネートのモル量の比は、
得られるポリウレタン弾性繊維の強度特性の観点から、
ポリオール1に対し、ジイソシアネートは1.2以上
2.3以下の範囲であるのが好ましい。
【0027】次に本発明に用いる鎖伸長剤として、ジア
ミンを用いるものである。
【0028】ジアミンとしては、低分子量ジアミンおよ
びエタノールアミンのような水酸基とアミノ基を分子中
に有するもののうち少なくともいずれか1種を用いるの
が好ましい。
【0029】低分子量ジアミンとしては、例えば、ヒド
ラジン、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、2−メチル−1,5−
ペンタンジアミン、1,2−ジアミノブタン、1,3−
ジアミノブタン、1−アミノ−3,3,5−トリメチル
−5−アミノメチルシクロヘキサン、2,2−ジメチル
−1,3−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノ−2,
2−ジメチルブタン、2,4−ジアミノ−1−メチルシ
クロヘキサン、1,3−ペンタンジアミン、1,3−シ
クロヘキサンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)ホ
スフィンオキサイド、ヘキサメチレンジアミン、1,3
−シクロヘキシルジアミン、ヘキサヒドロメタフェニレ
ンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ビス
(4−アミノフェニル)フォスフィンオキサイドなどを
使用するのが好ましい。特に伸度および弾性回復性等に
優れたものを得る観点から、エチレンジアミンを用いる
のが好ましい。これらの鎖伸長剤に架橋構造を形成する
ことのできるトリアミン化合物、例えばジエチレントリ
アミン等を効果を失わない程度に加えるのも好ましい。
【0030】本発明のサニタリー用ポリウレタン弾性繊
維は、破断伸度が450%以上である。破断伸度が45
0%に満たないと高次加工で、糸にドラフトをかけた際
に糸切れが生じやすいという問題がある。
【0031】また、紙おむつ等の製品において、締め付
ける力が大きく、赤ちゃんの肌に赤い締め跡(レッドマ
ーク)を生じさせない観点から300%伸長時の応力が
0.15cN/デシテックス以下であるのが好ましい。
【0032】さらに、製品のはきやすさ、着用感および
レッドマークを生じさせない観点から200%伸長時の
応力と300%伸長時の応力の差が0.080cN/デ
シテックス以下の範囲であるのが好ましい。
【0033】また、良好な耐熱性を得る観点から、10
0%伸長状態で180℃で処理した後の200%伸長時
応力が処理前の応力の100%以上であるのが好まし
い。
【0034】本発明のサニタリー用ポリウレタン弾性繊
維の繊度、断面形状などは特に限定されるものではな
い。例えば、断面は円形であっても扁平であっても何ら
かまわない。
【0035】本発明のサニタリー用ポリウレタン弾性繊
維は、−5℃での残留歪みが90%以下であるのが好ま
しく、50%以下であるのがより好ましく、さらに好ま
しくは26%以下である。
【0036】また、本発明のサニタリー用ポリウレタン
弾性繊維は、耐熱性が100%以上であるのが好まし
い。
【0037】本発明のサニタリー用ポリウレタン弾性繊
維には、紫外線吸収剤、酸化防止剤、耐ガス安定剤など
として、いわゆるBHTや住友化学工業(株)製の”ス
ミライザー”GA−80などをはじめとするヒンダード
フェノール系薬剤、各種の”チヌビン”をはじめとする
ベンゾトリアゾール系薬剤、住友化学工業(株)製の”
スミライザー”P−16をはじめとするリン系薬剤、各
種の”チヌビン”をはじめとするヒンダードアミン系薬
剤、さらに酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラックを
はじめとする無機顔料、ステアリン酸マグネシウムをは
じめとする金属石鹸、また、銀や亜鉛やこれらの化合物
などを含む殺菌剤、消臭剤、またシリコーン、鉱物油な
どの滑剤、硫酸バリウム、酸化セリウム、ベタインやリ
ン酸系などをはじめとする各種の帯電防止剤などが含ま
れていたり、またポリマと反応させられていることも好
ましい。
【0038】そして、特に光や各種の酸化窒素などへの
耐久性をさらに高めるには、酸化窒素補足剤、例えば日
本ヒドラジン(株)製のHN−150、熱酸化安定剤、
例えば住友化学工業(株)製の”スミライザー”GA−
80、光安定剤、例えば住友化学工業(株)製の”スミ
ソーブ”300#622などを使用することは好まし
い。
【0039】次に本発明のサニタリー用ポリウレタン弾
性繊維の製造方法について詳細に説明する。
【0040】本発明においては、最初にポリウレタンウ
レア溶液を調製するのが好ましい。
【0041】本発明においてはポリウレタンウレア溶液
の溶質であるポリウレタンウレアの製造方法やポリウレ
タンウレア溶液の製造方法はいずれの方法であってもよ
い。
【0042】すなわち、溶融重合法でも溶液重合法のい
ずれでもよい。しかし、より好ましいのは溶液重合法で
ある。溶液重合法の場合には、ポリウレタンウレアにゲ
ルなどの異物の発生が少ない。また、当然のことである
が、溶液重合の場合、溶液にする労が省け、生産効率の
観点からも好ましい。
【0043】そして本発明においては、テトラヒドロフ
ランとエチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオ
キサイドのランダム共重合体を含有するポリオール、ジ
イソシアネートおよびジアミンを主構成成分とするポリ
ウレタンウレアを使用するものである。
【0044】こうした中でも特にポリオールの重量平均
分子量が1000以上6000以下の範囲にあり、鎖伸
長剤であるジアミンは、ヒドラジン、エチレンジアミ
ン、1,2−プロパンジアミン、1,3−プロパンジア
ミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、1,2
−ジアミノブタン、1,3−ジアミノブタン、1−アミ
ノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロ
ヘキサン、2,2−ジメチル−1,3−ジアミノプロパ
ン、1,3−ジアミノ−2,2−ジメチルブタン、2,
4−ジアミノ−1−メチルシクロヘキサン、1,3−ペ
ンタンジアミン、1,3−シクロヘキサンジアミン、ビ
ス(4−アミノフェニル)ホスフィンオキサイド、ヘキ
サメチレンジアミン、1,3−シクロヘキシルジアミ
ン、ヘキサヒドロメタフェニレンジアミン、2−メチル
ペンタメチレンジアミン、ビス(4−アミノフェニル)
フォスフィンオキサイドからなる群から選ばれる少なく
とも一種であり、ジイソシアネートはMDIを主原料と
して溶液中で合成されるポリウレタンウレアが好まし
い。
【0045】かかるポリウレタンウレアは、例えば、D
MAC、DMF、DMSO、NMPなどやこれらを主成
分とする溶剤の中で、前記の原料を用い合成することに
より得ることができる。
【0046】例えば、こうした溶剤中に、各原料を投
入、溶解せしめ、適度な温度に加熱し反応せしめポリウ
レタンウレアとする、いわゆるワンショット法、また、
ポリオールとMDIをまず溶融反応せしめ、しかる後
に、該反応物を溶剤に溶解し、前記のジアミンと反応せ
しめ、ポリウレタンウレアとする方法などが、特に好適
な方法として採用され得る。
【0047】なお、かかるポリウレタンウレアの合成に
際し、アミン系触媒や有機金属触媒を1種または2種以
上混合して用いても何ら構わない。これらの代表的なも
のとしては、アミン系触媒としては、例えば、N,N−
ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベン
ジルアミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、N−エチルモルホリン、N,N,N’,N’−テト
ラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テト
ラメチル−1,3−プロパンジアミン、N,N,N’,
N’−テトラメチルヘキサンジアミン、ビス−2−ジメ
チルアミノエチルエーテル、N,N,N’,N’,N’
−ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルグ
アニジン、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチル
ピペラジン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエチル
−ピペラジン、N−(2−ジメチルアミノエチル)モル
ホリン、1−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイ
ミダゾール、N,N−ジメチルアミノエタノール、N,
N,N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミン、
N−メチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジ
ン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール、N,N−ジメチルアミノヘキサノール、トリエ
タノールアミン等を好ましく使用できる。また、有機金
属触媒としてはオクタン酸スズ、二ラウリン酸ジブチル
スズ、オクタン酸鉛ジブチル等を好ましく使用できる。
【0048】さらに、本発明においては、ポリウレタン
の分子量およびポリウレタン紡糸溶液の粘度を制御する
ため、鎖停止剤を使用することも好ましい。
【0049】かかる鎖停止剤として、n−ブタノール、
ジエチルアミン、シクロヘキシルアミン、n−ヘキシル
アミン等が好ましい。
【0050】鎖停止剤は、通常、鎖伸長剤と混合して使
用されるのが好ましい。
【0051】また、ジエチレントリアミンとグリセロー
ルのような三官能性物質の少量もポリマー粘度の制御に
用いることができる。
【0052】こうして得られるポリウレタンウレア溶液
の濃度は特に限定されるものではないが、通常、30重
量%以上80重量%以下の範囲が好ましい。
【0053】本発明においては、かかるポリウレタンウ
レア溶液に前記した各種添加剤を添加することが好まし
い。添加剤のポリウレタンウレア溶液への添加方法とし
ては、任意の方法を採用することができる。その代表的
な方法として、スタティックミキサーによる方法、攪拌
による方式などを採用することが好ましい。
【0054】ここで、添加剤は溶液にして添加すること
が好ましい。溶液であるとポリウレタンウレア溶液への
均一な添加が可能となる。
【0055】本発明においては、ポリウレタンウレア溶
液を紡糸してポリウレタン弾性繊維を得る。紡糸方法と
しては、湿式法、乾式法、溶融法のいずれの方法であっ
てもよい。
【0056】紡糸速度を高速とする観点から乾式法で紡
糸するのが好ましい。乾式紡糸においては、ガスの供給
部が少なくとも2箇所設けられ、ガスの吸引部が前記ガ
スの供給部の間に設けられた紡糸筒に、口金からポリウ
レタン溶液を吐出させて繊維を形成する際、紡糸筒下部
に設けられたガスの供給部から供給するガスの温度を6
0℃以下とすることも糸ムラをなくす観点から好ましく
行われる。
【0057】紡糸の際、ゴデローラーと巻取機の速度比
は糸の使用目的に応じて決めるのが好ましい。
【0058】本発明においては、ゴデローラーと巻取機
の速度比を1.1以上1.8以下として巻き取ることが
好ましい。
【0059】また、紡糸速度は300m/分以上800
m/分以下であるのが好ましい。
【0060】
【実施例】本発明を実施例によって更に詳しく説明す
る。ただし、本発明がこれら実施例によって限定される
ものではない。
【0061】本発明における応力緩和、強度、伸度、残
留歪み、耐熱性の定量法について説明する。 [応力緩和、強度、伸度、残留歪み]応力緩和、強度、
伸度、残留歪みは、ポリウレタン糸をインストロン45
02型引張試験機を用い、引張テストすることにより得
られた。
【0062】なお、応力緩和、強度、伸度は22℃で測
定し、残留歪みは−5℃で測定した。
【0063】これらは下記により定義される。
【0064】5cm(L1)の試料を50cm/分の引
張速度で300%伸長を5回繰返した。このときの応力
を(G1)とした。
【0065】次に該長さを30秒間保持した。30秒間
保持後の応力を(G2)とした。
【0066】また、応力を0としたときの試料長を(L
2)とした。
【0067】さらに6回目にポリウレタン糸が切断する
まで伸長した。
【0068】この破断時の応力を(G3)、破断時の試
料長さを(L3)とした。
【0069】以下、前記特性は下記式により得られた。
【0070】 強度=(G3) 応力緩和(%)=100×((G1)−(G2))/(G1) 残留歪み(%)=100×((L2)−(L1))/(L1) 伸度(%)=100×((L3)−(L1))/(L1) [耐熱性]糸を100%伸長させ、180℃の乾燥空気
の雰囲気に1分間した。処理後、糸をフリーの状態にし
て21℃,65%RHの雰囲気に一晩放置した後インス
トロン4502型引張試験機を用い200%伸長時の応
力を測定し、処理前の応力と比較することにより応力保
持率を求めた。(値が大きい程耐熱性に優れる) [実施例1]THFとエチレンオキサイドの割合が7対
3で分子量が1951のランダム共重合体であるポリオ
ール(三洋化成工業(株)製”テトラキシノールAS−
200S”)2900gとMDI595.8gを無溶媒
の条件下で反応させた後、6602gのジメチルアセト
アミドに溶解し、エチレンジアミン53.7gおよびジ
エチルアミン5.45gを添加することにより35重量
パーセントのポリウレタンウレア溶液を得た。このポリ
ウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐ガス安定剤および
酸化チタンを適量添加することにより試料溶液を調製し
た。得られた溶液を500m/分のスピードで乾式紡糸
することにより470デシテックス、56フィラメント
の糸を得た。
【0071】この糸の200%伸長時の応力、300%
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
【0072】
【表1】
【0073】[実施例2]THFとエチレンオキサイド
の割合が7対3で分子量が1951のランダム共重合体
であるポリオール(三洋化成工業(株)製”テトラキシ
ノールAS−200S”)2820gとMDI579.
35gを無溶媒の条件下で反応させた後、6439gの
ジメチルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン4
1.8g、デュポン社製Dytek(R)Aアミン2
0.16gおよびジエチルアミン5.30gを添加する
ことにより35重量パーセントのポリウレタンウレア溶
液を得た。このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、
耐ガス安定剤および酸化チタンを適量添加することによ
り試料溶液を調製した。得られた溶液を500m/分の
スピードで乾式紡糸することにより470デシテック
ス、56フィラメントの糸を得た。
【0074】この糸の200%伸長時の応力、300%
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
【0075】[実施例3]THFとプロピレンオキサイ
ドの割合が8対2で分子量が2000のランダム共重合
体であるポリオール3000gとMDI618.75g
を無溶媒の条件下で反応させた後、6836gのジメチ
ルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン58.6g
およびジエチルアミン3.56gを添加することにより
35重量パーセントのポリウレタンウレア溶液を得た。
このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐ガス安定
剤および酸化チタンを適量添加することにより試料溶液
を調製した。得られた溶液を500m/分のスピードで
乾式紡糸することにより470デシテックス、56フィ
ラメントの糸を得た。
【0076】この糸の200%伸長時の応力、300%
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
【0077】[実施例4]THFとエチレンオキサイド
の割合が7対3で分子量が3556のランダム共重合体
であるポリオール(三洋化成工業(株)製”テトラキシ
ノールAS−300S”)3000gとMDI411.
28gを無溶媒の条件下で反応させた後、6435gの
ジメチルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン4
8.2gおよびジエチルアミン5.33gを添加するこ
とにより35重量パーセントのポリウレタンウレア溶液
を得た。このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐
ガス安定剤および酸化チタンを適量添加することにより
試料溶液を調製した。得られた溶液を500m/分のス
ピードで乾式紡糸することにより470デシテックス、
56フィラメントの糸を得た。
【0078】この糸の200%伸長時の応力、300%
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
【0079】[実施例5]THFとエチレンオキサイド
の割合が7対3で分子量が3556のランダム共重合体
であるポリオール(三洋化成工業(株)製”テトラキシ
ノールAS−300S”)3000gとMDI411.
28gを無溶媒の条件下で反応させた後、6442gの
ジメチルアセトアミドに溶解し、エチレンジアミン4
3.3g、デュポン社製Dytek(R)Aアミン9.
29gおよびジエチルアミン4.88gを添加すること
により35重量パーセントのポリウレタンウレア溶液を
得た。このポリウレタンウレア溶液に酸化防止剤、耐ガ
ス安定剤および酸化チタンを適量添加することにより試
料溶液を調製した。得られた溶液を500m/分のスピ
ードで乾式紡糸することにより470デシテックス、5
6フィラメントの糸を得た。
【0080】この糸の200%伸長時の応力、300%
伸長時の応力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−
5℃で測定した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示
す。
【0081】[比較例1]分子量2000のPTMG2
900gとMDI594.50gを無溶媒の条件下で反
応させた後、6608gのジメチルアセトアミドに溶解
し、エチレンジアミン55.8gおよびジエチルアミン
7.89gを添加することにより35重量パーセントの
ポリウレタンウレア溶液を得た。このポリウレタンウレ
ア溶液に酸化防止剤、耐ガス安定剤および酸化チタンを
適量添加することにより試料溶液を調製した。得られた
溶液を500m/分のスピードで乾式紡糸することによ
り470デシテックス、56フィラメントの糸を得た。
この糸の200%伸長時の応力、300%伸長時の応
力、破断伸度、破断強度強度、応力緩和、−5℃で測定
した残留歪みおよび耐熱性の結果を表1に示す。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、低温においても弾性的
性質が損なわれず、ヘタリのない優れた低温特性を有
し、かつ、良好な伸長性と回復性を兼ね備え、しかも耐
熱性の良好なサニタリー用ポリウレタン弾性繊維を得る
ことができる。本発明のサニタリー用ポリウレタン弾性
繊維を紙おむつ、衛生ナプキン等のサニタリー製品の製
造に使用した際、生産コストを減少させるとともに、単
位時間当たりの生産量を増加させることができ、フィッ
ト性、外観品位、着用性、着用感などに優れたものを生
産コスト得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 誉悦 滋賀県大津市園山1丁目1番2号 東レ・ デュポン株式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 3B029 BF07 4C003 AA16 BA08 CA04 4C098 AA09 CC01 DD06 DD23 4L035 BB02 EE01 EE20 FF04 GG07 MH01 MH02 MH09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主構成成分がポリオール、ジイソシアネー
    トおよびジアミンであるポリウレタンウレアであって、
    該ポリオールがテトラヒドロフランとエチレンオキサイ
    ドおよび/またはプロピレンオキサイドとのランダム共
    重合体を含有し、破断伸度が450%以上であることを
    特徴とするサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。
  2. 【請求項2】300%伸長時の応力が0.15cN/デ
    シテックス以下であることを特徴とする請求項1に記載
    のサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。
  3. 【請求項3】200%伸長時の応力と300%伸長時の
    応力の差が0.080cN/デシテックス以下の範囲で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のサニタ
    リー用ポリウレタン弾性繊維。
  4. 【請求項4】エチレンオキサイドおよび/またはプロピ
    レンオキサイド単位のモル分率が5〜90%の範囲であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサ
    ニタリー用ポリウレタン弾性繊維。
  5. 【請求項5】ポリオールの分子量が、1000以上60
    00以下の範囲にあることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のサニタリー用ポリウレタン弾性繊維。
  6. 【請求項6】−5℃での残留歪みが90%以下であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサニタ
    リー用ポリウレタン弾性繊維。
  7. 【請求項7】耐熱性が100%以上であることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載のサニタリー用ポリ
    ウレタン弾性繊維。
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