JP2002348597A - 洗車剤及びそれを用いた洗車方法 - Google Patents

洗車剤及びそれを用いた洗車方法

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JP2002348597A
JP2002348597A JP2001153753A JP2001153753A JP2002348597A JP 2002348597 A JP2002348597 A JP 2002348597A JP 2001153753 A JP2001153753 A JP 2001153753A JP 2001153753 A JP2001153753 A JP 2001153753A JP 2002348597 A JP2002348597 A JP 2002348597A
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英樹 若生
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗車排水について、排水処理を施さなくても
排水ピット内でワックスや界面活性剤を含むフロックを
水相から分離させ、水質を改善しうる洗車剤及びそれを
用いた洗車方法を提供する。 【解決手段】 該洗車剤は、(A)脂肪酸カリウム5〜
30質量%、(B)アルカンスルホン酸塩、アルキルサ
ルフェート塩及びアルキルエーテルサルフェート塩の中
から選ばれた少なくとも1種のアニオン界面活性剤3〜
35質量%、(C)キレート剤0.2〜5質量%、
(D)飽和脂肪族ジカルボン酸塩0.2〜5質量%を含
有してなるフォーム剤と、(E)パラフィンワックス
0.5〜5質量%、(F)植物性ワックス0.1〜5質
量%、(G)カチオン界面活性剤2〜10質量%、
(H)石油系溶剤0.5〜8質量%及び(J)エチレン
グリコール、グリセリン及びプロピレングリコールの中
から選ばれた少なくとも1種の水溶性溶剤3〜15質量
%を含有してなるワックス剤とのセットからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗車剤、中でも門
型洗車機やスプレー型洗車機等の洗車機用に好適な洗車
剤及び該洗車剤を用いた洗車方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで門型洗車機によるワックスがけ
方法としては、門型走行フレームの往行又は復行時にク
リーナー処理、フォーム剤処理、ワックス掛け、乾燥処
理を行うなどの2往復ワックス洗車方式が一般的であ
り、この洗車方式には水に可溶性であるか或いは乳化分
散しうるワックスや界面活性剤が使用されている。
【0003】しかしながら、この洗車方式ではワックス
や界面活性剤が洗車後排水中に流入するため、水質汚濁
防止法の水質基準、特に懸濁物質(サスペンデッド ソ
リッド)、n‐ヘキサン抽出物質(鉱物油、動植物油
等)、化学的酸素要求量(COD)、生物化学的酸素要
求量(BOD)についての基準を満たさず、該基準を上
回る汚染排水が排出されることになり、そのため前記基
準をクリアするには凝集沈殿法、凝集浮上法、活性炭吸
着法等による排水処理を施す必要があるが、このような
排水処理は手間とコストがかかり、実際には利用されて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような事情の下、洗車排水について、排水処理を施さな
くても排水ピット内でワックスや界面活性剤を含むフロ
ックを水相から分離させ、水質を改善しうる洗車剤及び
それを用いた洗車方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
良好な特性を示す洗車剤やそれを用いた洗車方法を開発
するために鋭意研究を重ねた結果、特定脂肪酸塩と特定
アニオン界面活性剤とを洗浄剤に併用した特定配合組成
のフォーム剤と、特定配合組成のワックス剤とをセット
に組み合わせた洗車剤及び該洗車剤の各剤をそれぞれ所
定洗車行程に用いた洗車方法が、課題解決に資すること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。
【0006】すなわち、本発明は、(1)(A)脂肪酸
カリウム5〜30質量%、(B)アルカンスルホン酸
塩、アルキルサルフェート塩及びアルキルエーテルサル
フェート塩の中から選ばれた少なくとも1種のアニオン
界面活性剤3〜35質量%、(C)キレート剤0.2〜
5質量%、(D)飽和脂肪族ジカルボン酸塩0.2〜5
質量%を含有してなるフォーム剤と、(E)パラフィン
ワックス0.5〜5質量%、(F)植物性ワックス0.
1〜5質量%、(G)カチオン界面活性剤2〜10質量
%、(H)石油系溶剤0.5〜8質量%及び(J)エチ
レングリコール、グリセリン及びプロピレングリコール
の中から選ばれた少なくとも1種の水溶性溶剤3〜15
質量%を含有してなるワックス剤とのセットからなる洗
車剤、及び(2)車両の車体面に各種洗車剤塗布装置に
より該洗車剤を希釈、塗布する行程を含む洗車方法にお
いて、前記(1)記載のフォーム剤を用いた行程後、前
記(1)記載のワックス剤を用いた行程を施行すること
を特徴とする洗車方法、を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい態様としては、
(3)洗車機用である前記(1)記載の洗車剤、(4)
洗車機が門型洗車機又はスプレー型洗車機である前記
(1)又は(3)記載の洗車剤、(5)洗車剤を希釈、
塗布する行程を、停車又は移動している車両を跨いでそ
の前後方向に往復走行する門型走行フレームの往行又は
復行時に該走行フレームに設けた各種洗車剤塗布装置に
より行う請求項4記載の洗車方法、(6)第一往行時に
フォーム剤を用い、第一復行時にワックス剤を用いる前
記(5)記載の洗車方法、(7)第一往行時及び第一復
行時にフォーム剤を用い、第二往行時にワックス剤を用
いる前記(5)記載の洗車方法、が挙げられる。
【0008】本発明の洗車剤は、前記フォーム剤と前記
ワックス剤とのセットからなる。前記フォーム剤におい
て(A)成分として用いられる脂肪酸カリウムの例とし
ては、炭素数8〜22、好ましくは8〜18の脂肪酸例
えばオクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和酸や、オレイ
ン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽和酸のカリウム
塩が挙げられる。
【0009】また、(B)成分については、アルキル基
が直鎖状でも分岐鎖状でもよく、また第1級のものでも
第2級のものでもよい炭素数8〜22、好ましくは10
〜18のものであって、塩を形成する塩基又は塩基残基
がナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、モノイソプロパノールアミン、メチルジエタノー
ルアミン、モルホリンなどのアミンであるものなどが挙
げられ、中でも前記塩基又は塩基残基がカリウム又はア
ミン、特にカリウムであるものが好ましい。(B)成分
のうち、アルキルサルフェート塩は硫酸のモノアルキル
エステルの塩であり、また、アルキルエーテルサルフェ
ート塩はアルカノールのアルキレンオキシド付加物と硫
酸とのモノエステルの塩であって、アルキレンオキシド
としては例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシドなどが挙げられる。
【0010】(B)成分のアニオン界面活性剤として
は、例えばドデシルサルフェートナトリウム塩、ドデシ
ルサルフェートカリウム塩、テトラデシルサルフェート
ナトリウム塩、テトラデシルサルフェートカリウム塩、
ヘキサデシルサルフェートナトリウム塩、ヘキサデシル
サルフェートカリウム塩、オクタデシルサルフェートナ
トリウム塩、オクタデシルサルフェートカリウム塩、ポ
リオキシエチレンドデシルエーテルサルフェートナトリ
ウム塩、ポリオキシエチレンドデシルエーテルサルフェ
ートカリウム塩、ポリオキシエチレンテトラデシルエー
テルサルフェートナトリウム塩、ポリオキシエチレンテ
トラデシルエーテルサルフェートカリウム塩、ポリオキ
シエチレンヘキサデシルエーテルサルフェートナトリウ
ム塩、ポリオキシエチレンヘキサデシルエーテルサルフ
ェートカリウム塩、ポリオキシエチレンオクタデシルエ
ーテルサルフェートナトリウム塩、ポリオキシエチレン
オクタデシルエーテルサルフェートカリウム塩、ドデシ
ルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸カリウ
ム、テトラデシルスルホン酸ナトリウム、テトラデシル
スルホン酸カリウム、ヘキサデシルスルホン酸ナトリウ
ム、ヘキサデシルスルホン酸カリウム、オクタデシルス
ルホン酸ナトリウム、オクタデシルスルホン酸カリウム
等が挙げられる。これらは1種用いてもよいし、また2
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】(C)成分として用いられるキレート剤の
例としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩、ニ
トリロトリ酢酸ナトリウム塩、L−グルタミン酸二酢酸
ナトリウム塩、ヘプトン酸ナトリウム塩、ヒドロキシエ
チルイミノ二酢酸ナトリウム塩、ジヒドロキシエチルグ
リシンナトリウム塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン三酢酸ナトリウム塩、ジエチレントリアミン五酢酸ナ
トリウム塩、トリエチレンテトラミン六酢酸ナトリウム
塩、エチレンジアミン四酢酸アンモニウム塩、ニトリロ
トリ酢酸アンモニウム塩、L−グルタミン酸二酢酸アン
モニウム塩、ヘプトン酸アンモニウム塩、ヒドロキシエ
チルイミノ二酢酸アンモニウム塩、ジヒドロキシエチル
グリシンアンモニウム塩、ヒドロキシエチルエチレンジ
アミン三酢酸アンモニウム塩、ジエチレントリアミン五
酢酸アンモニウム塩、トリエチレンテトラミン六酢酸ア
ンモニウム塩などが挙げられる。
【0012】(D)成分として用いられる飽和脂肪族ジ
カルボン酸塩の例としては、炭素数が6〜30、好まし
くは8〜25のもの、例えばアジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1‐,9‐ノ
ナメチレンジカルボン酸、1‐,10‐デカメチレンジ
カルボン酸、1‐,11‐ウンデカメチレンジカルボン
酸、1‐,12‐ドデカメチレンジカルボン酸、中でも
特にアゼライン酸、セバシン酸、1‐,9‐ノナメチレ
ンジカルボン酸、1‐,10‐デカメチレンジカルボン
酸であって、塩を形成する塩基又は塩基残基がナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミン、
モルホリンなどのアミンであるものなどが挙げられ、中
でも前記塩基又は塩基残基がカリウム又はアミン、特に
カリウムであるものが好ましい。
【0013】前記フォーム剤においては、塩を形成する
塩基又は塩基残基全量当り化学当量基準でカリウム量が
50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは7
0%以上であるようにするのが好ましい。
【0014】また、前記フォーム剤には、前記組成成分
の他、水を含有させるのが好ましく、エタノールやイソ
プロパノール等の低級アルコールなどの水性溶媒も用い
うるが、その場合には少量を水とともに用いた水系溶媒
とするのがよい。
【0015】次に、本発明の洗車剤において前記フォー
ム剤とセットで用いられる、前記ワックス剤について説
明する。このワックス剤において(E)成分として用い
られるパラフィンワックスは、炭素数20〜30のもの
が好ましい。
【0016】また、(F)成分として用いられる植物性
ワックスの例としては、カルナウバろう、綿ろう、木ろ
う、さとうきびろう、ライスワックスなどが挙げられ
る。
【0017】また、(G)成分として用いられるカチオ
ン界面活性剤については特に制限されず、例えば四級化
アンモニウム塩、アルキレンオキシド付加型の四級化ア
ンモニウム塩、アルキルアミン塩などが挙げられ、中で
も一般式
【化1】 (式中、Rは炭素数1〜3のアルキル基、R′は炭素数
8〜30の脂肪族基、R″は炭素数1〜3のアルキル基
又は炭素数8〜30の脂肪族基、X-は適当なアニオン
を示す)で表わされるアルキルアンモニウム塩、又は一
般式 R′−NH3 +- (II) (式中、R′及びX-は前記したと同じ意味を有す
る。)で表わされるアルキルアミン塩が好ましく挙げら
れる。これら一般式中のX-としては、例えばハロゲン
イオン、酢酸イオン、塩素酸イオン、過塩素酸イオン、
ナイトレートイオン、サルフェートイオン、アルキルサ
ルフェートイオン、スルホネートイオン、アルキルスル
ホネートイオンなど、中でもハロゲンイオン特に塩素イ
オン、酢酸イオンが挙げられる。
【0018】上記一般式(I)で表わされるアルキルア
ンモニウム塩としては、例えばジドデシルジメチルアン
モニウムクロライド、ジテトラデシルジメチルアンモニ
ウムクロライド、ジヘキサデシルジメチルアンモニウム
クロライド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ビス(水素化牛脂)ジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジエイコシルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジテトラコシルジメチルアンモニウムクロライドな
どのジアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ジオ
レイルジメチルアンモニウムクロライドなどのジアルケ
ニルジメチルアンモニウムクロライド、デシルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、テトラデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イドなどのモノアルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、オレイルトリメチルアンモニウムクロライドなど
のモノアルケニルトリメチルアンモニウムクロライド、
N‐(3‐ドデシルオキシ‐2‐ヒドロキシプロピル)
ジメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、N‐
(3‐トリデシルオキシ‐2‐ヒドロキシプロピル)モ
ノメチルモノエチルヘキサデシルアンモニウムクロライ
ド、N,N‐ジドデシルアミドエチルモノメチルエタノ
ールアンモニウムクロライド、N,N‐ジオクタデシル
アミドエチルモノメチルエタノールアンモニウムクロラ
イド等が挙げられ、中でもジアルキルジメチルアンモニ
ウムクロライド、モノアルキルトリメチルアンモニウム
クロライド、特に、ビス(水素化牛脂)ジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジオクタデシルジメチルアンモニウ
ムクロライド、オクタデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロライド
が好ましい。
【0019】上記一般式(II)で表わされるアルキル
アミン塩としては、例えばデシルアミン酢酸塩、ドデシ
ルアミン酢酸塩、テトラデシルアミン酢酸塩、ヘキサデ
シルアミン酢酸塩、オクタデシルアミン酢酸塩、エイコ
シルアミン酢酸塩などのアルキルアミン酢酸塩や、デシ
ルアミン塩酸塩、ドデシルアミン塩酸塩、テトラデシル
アミン塩酸塩、ヘキサデシルアミン塩酸塩、オクタデシ
ルアミン塩酸塩、エイコシルアミン塩酸塩などのアルキ
ルアミン塩酸塩や、オレイルアミン酢酸塩などのアルケ
ニルアミン酢酸塩や、オレイルアミン塩酸塩などのアル
ケニルアミン塩酸塩等が挙げられる。特にドデシルアミ
ン酢酸塩、ドデシルアミン塩酸塩、オクタデシルアミン
酢酸塩、オクタデシルアミン塩酸塩、オクタデシルアミ
ン酢酸塩とへキサデシルアミン酢酸塩の混合物が好まし
い。これらの中でもジアルキルジメチルアンモニウムク
ロライド、モノアルキルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、N‐(3‐ドデシルオキシ‐2‐ヒドロキシプロ
ピル)ジメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、
N‐(3‐トリデシルオキシ‐2‐ヒドロキシプロピ
ル)モノメチルモノエチルへキサデシルアンモニウムク
ロライド、N,N‐ジアルキルアミドエチルモノメチル
エタノールアンモニウムクロライド、アルキルアミン酢
酸塩、アルキルアミン塩酸塩が好ましい。これらのカチ
オン界面活性剤は1種用いてもよいし、また2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
【0020】また、(H)成分として用いられる石油系
溶剤の例としては、ケロシン、α‐オレフィン、ミネラ
ルスピリット等が挙げられる。
【0021】また、前記ワックス剤には、前記組成成分
の他、水を含有させるのが好ましく、エタノールやイソ
プロパノール等の低級アルコールなどの水性溶媒も用い
うるが、その場合には少量を水とともに用いた水系溶媒
とするのがよい。
【0022】本発明の洗車剤において、フォーム剤の組
成成分の含有割合は、(A)成分の脂肪酸カリウムにつ
いては5〜30質量%、好ましくは8〜25質量%の範
囲で選ばれる。この割合が5質量%未満では発泡効果が
十分でなくなるし、また30質量%を超えると排水時水
で希釈されても脂肪酸塩が溶存しやすく、そのまま排水
しにくくなる。また、(B)成分については、3〜35
質量%、好ましくは5〜30質量%の範囲で選ばれる。
この割合が3質量%未満では起泡効果が十分ではなくな
るし、また35質量%を超えると起泡力が強すぎ、洗浄
後の泡、特に洗車機を用いた場合の洗車後の泡を取り除
くことが困難になり、しかも排水時水で希釈されても脂
肪酸塩を水に溶解させやすく、そのまま排水しにくくな
る。(C)成分のキレート剤については、0.2〜5質
量%、好ましくは0.3〜4質量%の範囲で選ばれる。
この割合が0.2質量%未満では脂肪酸カリウムの安定
性が悪くなるし、また5質量%を超えると、脂肪酸カリ
ウムの安定性が良すぎて洗浄後の泡、特に洗車機を用い
た場合の洗車後の泡をすみやかに取り除くことが困難に
なり、しかも脂肪酸塩を析出させにくく、そのまま排水
しにくくなる。(D)成分の飽和脂肪族ジカルボン酸塩
については、0.2〜5質量%、好ましくは0.3〜4
質量%の範囲で選ばれる。この割合が0.2質量%未満
では脂肪酸カリウムの可溶化効果が十分ではなく、5質
量%を超えると脂肪酸カリウムの安定性が良すぎて洗浄
後の泡、特に洗車機を用いた場合の洗車後の泡をすみや
かに取り除くことが困難になり、しかも脂肪酸塩を析出
させにくく、そのまま排水しにくくなる。
【0023】また、ワックス剤の組成成分の含有割合
は、(E)成分のパラフィンワックスについては0.5
〜5質量%、好ましくは1〜4質量%の範囲で選ばれ
る。この割合が0.5質量%未満ではワックス付与効果
が十分でなくなるし、また5質量%を超えるとワックス
の排水中の残留量が増えてそのまま排水しにくくなる。
また、(F)成分の植物性ワックスについては、0.1
〜5質量%、好ましくは0.2〜4質量%の範囲で選ば
れる。この割合が0.1質量%未満ではワックス付与効
果が十分ではなくなるし、また5質量%を超えるとワッ
クスの排水中の残留量が増えてそのまま排水しにくくな
る。(G)成分のカチオン界面活性剤については、2〜
10質量%、好ましくは3〜8質量%の範囲で選ばれ
る。この割合が2質量%未満では前記(A)成分や
(B)成分のアニオン界面活性剤との反応性が低下する
し、また10質量%を超えるとワックス剤の安定性が低
下することになる。(H)成分の石油系溶剤について
は、0.5〜8質量%、好ましくは1〜6質量%の範囲
で選ばれる。この割合が0.5質量%未満ではワックス
成分を十分には溶解しえないし、また8質量%を超える
とワックス剤の安定性が低下することになる。(J)成
分の所定溶剤については、3〜15質量%、好ましくは
4〜13質量%の範囲で選ばれる。この割合が3質量%
未満ではワックス成分を安定には溶解しえなくなるし、
また15質量%を超えると排水時のCOD、BODが高
くなってそのまま排水しにくくなる。
【0024】前記フォーム剤とワックス剤との洗車時に
おける使用割合については、重量基準でフォーム剤:ワ
ックス剤が通常3:2ないし1:10、好ましくは1:
1ないし1:7、より好ましくは2:3ないし1:5の
範囲で選ばれる。
【0025】本発明の洗車剤を門型洗車機にて使用して
洗車する方法について以下説明する。1例としては、停
車又は移動している車両を跨いでその前後方向に往復走
行する門型走行フレームの往行又は復行時に、前記車両
の車体面に、該走行フレームに設けたフォーム剤塗布装
置によりフォーム剤を100〜200倍に希釈して起泡
状で塗布しながら該走行フレームに設けた回転ブラシに
よりその車体面をポリッシングし、次いで該走行フレー
ムに設けたリンス装置により清水を車体面に噴射してリ
ンスし、その後の別の往行又は復行時に、該走行フレー
ムに設けたワックス剤塗布装置によりワックス剤を10
0〜200倍に希釈して塗布しながら該走行フレームに
設けた回転ブラシによりその車体面をポリッシングし、
次いで該走行フレームに設けたリンス装置により清水を
車体面に噴射してリンスしたのち、該走行フレームに設
けた空気噴射装置により空気を車体面に噴射させて乾燥
する方法が挙げられる。また、別の例としては、門型洗
車機を用いた2往復洗車において、第一往行時にフォー
ム剤を用い、第一復行時にワックス剤を用いる洗車方
法、第一往行時及び第一復行時にフォーム剤を用い、第
二往行時にワックス剤を用いる洗車方法が挙げられる。
さらに、第一復行時にフォーム剤を用い、第二往行時に
ワックス剤を用いる洗車方法も挙げられる。この場合、
第一往行時に、門型走行フレームに設けたリンス装置か
ら清水を車体面に散布して車体面を洗浄したり、それに
先立ってクリーナーをその塗布装置により100〜20
0倍に希釈して塗布するのが好ましい。例えば、第一往
行時に、門型走行フレームに設けたリンス装置から清水
を車体面に散布して車体面を洗浄し、第一復行時にフォ
ーム剤塗布装置により該洗車剤を100〜200倍に希
釈して起泡状で車体面に塗布しながら、該フレームに設
けた回転ブラシによりその車体面をポリッシングし、第
二往行時に、該フレームに設けたワックス塗布装置から
水性ワックスを車体面に掛け、それに続いてリンス装置
から清水をそれぞれ車体面に散布してその車体面の余剰
ワックスを流し落としてリンスし、2復行時に、送風機
により乾燥する方法が挙げられる。
【0026】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定される
ものではない。なお、各例中の処方における組成成分の
割合は質量%基準である。また、洗車される自動車には
同程度に汚れた、走行距離1万km〜2万kmの同車種
(カローラ)の中古車をそれぞれ用いた。
【0027】実施例1〜3 下記処方のクリーナー9ml、表1に示す各組成成分及
び配合割合の処方のフォーム剤10ml及び下記処方の
ワックス剤30mlを各洗車剤試料として調製した。こ
れら各試料の各剤すなわちクリーナー、フォーム剤、ワ
ックス剤を水で10倍に希釈して門型洗車機の洗車機タ
ンクに各塗布液として貯留し、上記各剤順の各塗布液を
門型洗車機の2往復行中の第二復行時の乾燥行程を除く
往復行の3行程で順に洗車機タンクから供し、エゼクタ
ーを用いてさらに20倍に希釈された濃度の噴射液とし
て車体面に噴射し、各噴射処理に続いて該処理と同じ行
程中でリンス装置から清水を散布して洗浄した。このよ
うにして車体を洗浄したのち、車体を乾燥して、洗車処
理を行った。この洗車処理に用いた水量はトータルで1
40リットルであった。
【0028】 [クリーナー] ポリオキシエチレン(p=7)ドデシルエーテル 15.0% エチレングリコール 3.0% イソチアゾリン系防腐剤 0.05% 水 残量
【0029】[フォーム剤]
【表1】
【0030】表中の略称した組成成分は次のとおりであ
る。 ・アルキルエーテルサルフェート塩:ポリオキシエチレ
ン(p=3)C18アルキルエーテルサルフェートのトリ
エタノールアミン塩。 ・DI−1550塩:ハリマ化成社製のダイアシッド1
550のジエタノールアミン塩。 ・IPU−22塩:岡村製油社製の炭素数22のジカル
ボン酸のジエタノールアミン塩。
【0031】 [ワックス剤] パラフィンワックス(m.p.=115°F) 5.0% カルナバワックス 1.0% ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 7.5% オレイルアミン酢酸塩 1.0% α‐オレフィン(炭素数16〜18) 3.0% プロピレングリコール 10.0% 水 残量
【0032】洗車処理後の排水を撹拌したところ、フロ
ックが生成した。フロックをろ過分離した後の排水の水
質を調べた結果を表2に示す。
【0033】比較例1 実施例1のフォーム剤を下記処方のものとした以外は実
施例1と同様にして洗車処理を行った。
【0034】 [フォーム剤] C18アルキルエーテルサルフェートNa塩 20.0% エチレングリコール 3.0% IPU−22塩 2.0% EDTA−4Na 1.0% イソチアゾリン系防腐剤 0.05% 水 残量
【0035】比較例2 比較例1のワックス剤を下記処方のものとした以外は比
較例1と同様にして洗車処理を行った。
【0036】 [ワックス剤] パラフィンワックス(m.p.=115°F) 6.0% モンタンワックス 1.5% ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 8.3% ラウリルアミン酢酸塩 2.0% α‐オレフィン(炭素数16〜18) 5.0% エチレングリコール 10.0% 水 残量
【0037】比較例1及び比較例2の洗車処理後の各排
水について、それぞれ撹拌してもフロックは生成しなか
った。各排水をろ過処理に付した後の各処理水の水質を
調べた結果を表2に示す。
【0038】[水質結果]
【表2】
【0039】これより、比較例の洗車処理による排水は
水質基準より大きく悪化し、別途その排水処理の必要を
免れないのに対し、実施例の洗車処理による排水は水質
基準を満たし、そのまま排水することができることが分
かる。
【0040】
【発明の効果】本発明の洗車剤によれば、それを使用し
て洗車した排水について、格別排水処理を施さなくても
排水ピット内で適度に撹拌するだけでワックスや界面活
性剤を含むフロックを形成させ、これを水相から分離さ
せて水質を改善しうるという顕著な効果を奏し、従って
本発明の洗車剤は洗車機用、中でも門型洗車機用として
好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/62 C11D 1/62 3/43 3/43 9/24 9/24 9/26 9/26 17/00 17/00 17/08 17/08 Fターム(参考) 3D026 AA03 AA13 AA15 AA18 AA25 AA64 4H003 AB03 AB14 AB27 AB31 AC08 AE01 AE02 AE05 BA12 DA11 DC01 EB02 EB07 EB15 EB16 EB21 EB40 ED02 ED04 ED28 FA03 FA07 FA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)脂肪酸カリウム5〜30質量%、
    (B)アルカンスルホン酸塩、アルキルサルフェート塩
    及びアルキルエーテルサルフェート塩の中から選ばれた
    少なくとも1種のアニオン界面活性剤3〜35質量%、
    (C)キレート剤0.2〜5質量%、(D)飽和脂肪族
    ジカルボン酸塩0.2〜5質量%を含有してなるフォー
    ム剤と、(E)パラフィンワックス0.5〜5質量%、
    (F)植物性ワックス0.1〜5質量%、(G)カチオ
    ン界面活性剤2〜10質量%、(H)石油系溶剤0.5
    〜8質量%及び(J)エチレングリコール、グリセリン
    及びプロピレングリコールの中から選ばれた少なくとも
    1種の水溶性溶剤3〜15質量%を含有してなるワック
    ス剤とのセットからなる洗車剤。
  2. 【請求項2】 洗車機用である請求項1記載の洗車剤。
  3. 【請求項3】 洗車機が門型洗車機又はスプレー型洗車
    機である請求項2記載の洗車剤。
  4. 【請求項4】 車両の車体面に各種洗車剤塗布装置によ
    り該洗車剤を希釈、塗布する行程を含む洗車方法におい
    て、請求項1記載のフォーム剤を用いた行程後、請求項
    1記載のワックス剤を用いた行程を施行することを特徴
    とする洗車方法。
  5. 【請求項5】 洗車剤を希釈、塗布する行程を、停車又
    は移動している車両を跨いでその前後方向に往復走行す
    る門型走行フレームの往行又は復行時に該走行フレーム
    に設けた各種洗車剤塗布装置により行う請求項4記載の
    洗車方法。
  6. 【請求項6】 第一往行時にフォーム剤を用い、第一復
    行時にワックス剤を用いる請求項5記載の洗車方法。
  7. 【請求項7】 第一往行時及び第一復行時にフォーム剤
    を用い、第二往行時にワックス剤を用いる請求項5記載
    の洗車方法。
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