JP2002348206A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩と油分と水とを含有する皮膚外用剤に於いて、油分の総量に対し、シリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上を20重量%以上含有することを特徴とする、ゲル状の皮膚外用剤。
【請求項2】 シリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上の構成において、シリコーンが90重量%以上であることを特徴とする、請求項1に記載のゲル状の皮膚外用剤。
【請求項】 毛髪用の化粧料であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のゲル状の皮膚外用剤。
【請求項 メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩と油分とシリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上とを含む油相と、水を含む水相とを混合して請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状の皮膚外用剤を製造する方法であって、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩が油分に分散された状態で油相中に分散されて製造されることを特徴とする、ゲル状の皮膚外用剤の製造方法
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況を踏まえて為されたものであり、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩を含有する皮膚外用剤において、そのゲル形成性をコントロールし、製品の品質特性維持する技術、或いは、製品の品質特性を維持しうる剤形を提供することを課題とする。
【0005】
【課題解決するための手段】
本発明者らは、この様な状況に鑑みて、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩を含有する皮膚外用剤において、そのゲル形成性をコントロールし、製品の品質特性維持する技術、或いは、製品の品質特性を維持しうる剤形を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩と油分を含有する皮膚外用剤に於いて、油分の総量に対し、シリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上を20重量%以上含有する製剤がこの様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩と油分と水とを含有する皮膚外用剤に於いて、油分の総量に対し、シリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上を20重量%以上含有することを特徴とする、ゲル状の皮膚外用剤。
(2)シリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上の構成において、シリコーンが90重量%以上であることを特徴とする、(1)に記載のゲル状の皮膚外用剤。
)毛髪用の化粧料であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のゲル状の皮膚外用剤。
メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩と油分とシリコーン及び多価アルコールから選ばれる1種乃至は2種以上とを含む油相と、水を含む水相とを混合して請求項1〜3のいずれか一項に記載のゲル状の皮膚外用剤を製造する方法であって、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩が油分に分散された状態で油相中に分散されて製造されることを特徴とする、ゲル状の皮膚外用剤の製造方法
以下、本発明について、実施の形態を中心に更に詳細に説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の皮膚外用剤の必須成分であるメタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩
本発明の皮膚外用剤は、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩を必須成分として含有する。メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩は通常塩酸塩の形で、流動パラフィンやエステル油などの油性成分に分散された形態のものが市販されている。具体的な市販品としては、50重量%プロピレングリコール(ジカプリレート/ジカプレート)に分散された形のサルケアSC96(チバ・スペシャリティーケミカルズ社製)が特に好適に例示できる。かかるメタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩は含水することにより、強固なゲルを形成する特質を有する。本発明皮膚外用剤ではこの様なゲル特性を利用した油性成分を含有するゲル製剤として適用される。この様なゲル製剤に好適なゲルを形成するためには、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩は、そのもの自体の量として、ゲル製剤全量に対して、0.01〜5重量%が好ましく、更に好ましくは、0.05〜2重量%が特に好適である。これは多すぎるとゲルの硬度が高くなりすぎ、ゲル製剤としての使用性を損なう場合があり、少なすぎるとゲル形成が不十分である場合があるからである。
(3)本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は前記必須成分を含有し、皮膚に外用で使用されるものである。本発明の皮膚外用剤の適用範囲は、この範囲であれば特段の限定はなく、例えば、化粧料や皮膚外用医薬などが好適に例示できる。本発明の皮膚外用剤としては、上記必須成分のゲル特性を生かしたものが好ましく、この観点で、毛髪用の化粧料、取り分け整髪を目的とした毛髪用の化粧料として適用することが好ましい。本発明の皮膚外用剤に於いては、かかる必須の成分以外に、通常化粧料や皮膚外用医薬で通常使用される任意の成分を含有することができる。かかる任意の成分としては、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ホホバ油、カルナウバワックス,オレイン酸オクチルドデシル等のエステル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、スルホコハク酸エステルやポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤類、アルキルベタイン塩等の両性界面活性剤類、ジアルキルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、シュガーエステル、これらのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色剤、防腐剤、粉体、ビタミン、美白剤などの有効成分等を好ましく例示できる。これらの内、好ましい成分としては、毛髪用の化粧料に於いては、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム(ポリクオタニウム−6)、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム等のカチオン性ポリマー類、動物、海産物或いは植物由来のコラーゲン、前記コラーゲンの加水分解物、それらに置換基を導入した誘導体などが例示できる。これらの内、特に好ましい成分は、ポリクオタニウム6である。これは、本発明の必須成分であるメタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩のゲル特性を好ましく変える作用を有するためである。このものの好ましい含有量は、0.01〜5重量%であり、更に好ましくは0.05〜1重量%である。本発明の皮膚外用剤としては、製剤的には必須成分である、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩のゲル形成特性を生かした、油性成分を含有するゲル状の製剤に適用することが好ましい。本発明の皮膚外用剤は、前記の成分を常法に従って処理することにより、製造することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、メタクリル酸コリンエステルポリマー及び/又はその塩を含有する皮膚外用剤において、そのゲル形成性をコントロールし、製品の品質特性維持する技術、或いは、製品の品質特性を維持しうる剤形を提供することができる。
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