JPH0459717A - ゲル状化粧料 - Google Patents

ゲル状化粧料

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JPH0459717A
JPH0459717A JP16873890A JP16873890A JPH0459717A JP H0459717 A JPH0459717 A JP H0459717A JP 16873890 A JP16873890 A JP 16873890A JP 16873890 A JP16873890 A JP 16873890A JP H0459717 A JPH0459717 A JP H0459717A
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gel
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skin
soluble
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Masahisa Kobayashi
正久 小林
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Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、β−1,3−グルカン構造を有するゲルに、
水及び/または水溶性物質と、油脂及び/または油溶性
物質を包含させてなる、ユニークなゲル状化粧料に関す
る。
〈従来の技術〉 皮膚を健やかで美しく保つためには、皮膚表面の水分と
油分がバランス良く保たれなければならない。皮膚表面
の水分が奪われると、乾燥によるカサツキやかゆみとい
った好ましくない状態を呈する。 また、油分が不足す
ると、皮膚表面のバリヤー機能が低下し、さらに水分の
経皮蒸散が促進され、乾燥状態を増強してしまう。
従来、かかる状態を改善するため、種々の化粧料が提供
されている。なかでも、水分と油分を同時に供給するも
のとして、クリーム状化粧料が一穀的である。これらに
おいては、水及び油脂を界面活性剤を使用して乳化させ
、  0/WまたはWloのエマルションの形態で皮膚
に供給する。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のクリーム状化粧料においては、皮膚に塗布すると
、水分の蒸散とともにエマルションが壊れ、皮膚上に油
脂の薄膜を形成して経皮水分蒸散を抑制し、皮膚にエモ
リエント効果を与えるものと考えられる。しかし、水分
の蒸散後、皮膚上には界面活性剤も残存してしまう。界
面活性剤は皮膚に対して浸透性が高く、刺激等の悪影響
を及ぼす可能性が高い。
しかしながら、クリーム状化粧料の安定性を保つには界
面活性剤は必須の成分である。これを添加しないで機械
的な方法等によって調製したエマルションは経時的に崩
壊し、安定なりリーム状化粧料を得ることは困難である
〈課題を解決するための手段〉 上記の課題を解決するにあたり、我々は界面活性剤を用
いずに、水分と油分を供給できる化粧料の開発を試みた
。そして、β−1,3−グルカン構造を有するゲルの特
性に着目し1本発明を完成するに至った。
β−1,3−グルカン構造を有するゲル、なかでもAl
cali enes faecalis var、 m
yxogenes 、 η皿bacjerium菌株等
の産生ずるカードランによるゲルは、加熱によって凝固
する性質を有する。この水懸濁液を約60℃で加熱し、
 冷やすとゲルになるが、さらに80℃以上で加熱する
と固いゲルになる。
高温の加熱により、カードランはトリプルへリックス橋
造をとり、分子間に疎水結合が形成されることが報告さ
れている。従って、このゲルには水溶性物質及び油溶性
物質の両方を包含させることができ、適当な条件を設定
することにより、それら物質を遊離させることが可能で
ある。
すなわち、力〜トラン等のβ−1,3−グルカン粉末の
水懸濁液をホモジナイザー等を用いて均一な分散液とし
、油脂及び/または油溶性物質の水分散液を添加し、さ
らにホモジナイザー等で均一化する。この際、水溶性の
生理活性物質の添加も可能である。この分散液を60℃
以上の温度で加熱して凝固ゲルを得る。
上記の凝固ゲルを圧縮すると、親木性領域に含まれた水
分と、疎水性領域に含まれた油分とが各各滲出してくる
従って、この凝固ゲルを微小粒状のカプセル状、セッケ
ン状等、適当な形状に成型し、皮膚に適用する化粧料と
することができる。
〈作用〉 上記化粧料を皮膚上に塗布または塗擦して、マツサージ
の要領で軽く圧縮すると、ゲルに包含された水分及び油
分が111iシて滲出し、皮膚上に適度な水分と油分の
供給を行うことができる。
ここで用いるβ−1,3−グルカンとしては、微生物に
より産生されるカードランが最適である。配合量は2〜
10重量%が適当である。2重量%未満では化粧料とし
て扱うのに十分なゲル強度を与えることができず、また
、10重・量%を超えると、硬度が高すぎて成型しにく
くなる。
β−1,3−グルカンのゲルには、油脂その他の油溶性
物質を水分散液として、水分と同時に疎水性領域に包含
させることができる。スクワラン、ヒマシ油、流動パラ
フィン、白色ワセリン等の化粧料油の他、トコフェロー
ル等の脂溶性ビタミン等の生理活性物質などの配合が可
能である。 また、水分散液に、水溶性の生理活性物質
を添加してゲルに包含させることも可能である。ただし
、水溶性ビタミン、多糖類、薬草エキス等の熱に不安定
な物質については、lll製したゲルを、これらの水溶
液に浸漬して取り込ませる方が良い。
また、β−1,3−グルカンのゲルに、可溶性デンプン
等の水溶性高分子を加えて、ゲルの水分保持能を制御し
たり、シクロデキストリン等の包接化合物を加えて、油
分の保持能を制御することもできる。
く効果〉 さらに、本発明の効果について、実施例により詳細に説
明する。
実施例1 ゲル状皮膚化粧料(乾燥肌用) (1)カードラン (2)ヒマシ油 (3)アスコルビン酸 (4)香料 (5)防腐剤 (6)精製水 (重量%) 3.0 20.0 1.0 適量 適量 適量 (1)を40℃に加温した(8)40mlに均一に懸濁
させ。
ホモジナイザーにて15.000 rpmで4分間攪拌
し、均一に分散させる0次に40℃の(8)37mlに
、(2)を加え、ホモジナイザーで懸濁させて上記カー
ドラン分散液に加え、さらに全体をホモジナイザーにて
10分間攪拌し、均一に分散させる。次いで(5)を加
え分散液を脱気後、60℃に加熱した後、40℃以下に
徐々に冷却してゲル化させる。このゲルを(3)を溶解
した水溶液中に浸漬し、(3)を包含させ、(4)を加
える。
実施例2 ゲル状皮膚化粧料(脂性肌用) (1)カードラン (2)可溶性ギンプン (3)トコフェロール (4)スクワラン (5)香料 (6)防腐剤 (7)精製水 (重量%) 3.0 5.0 2、O 18,0 適量 適量 適量 40℃に加温した(7)32鳳lに(2)を溶解し、そ
れに(1)を均一に懸濁し、ホモジナイザーで均一に分
散させる。次に、(4)に(3)を溶解させ、これを4
0℃に加温した(7)40mlに懸濁して添加し、3分
間ホモジナイザーで均一とする。これに(6)を加えて
脱気後、95℃に加熱し、固めのゲルとし、冷却後(5
)を加える。
実施例3 ゲル状化粧料 (乾燥肌用) (1)カードラン (2)α−シクロデキストリン (3)流動パラフィン (4)香料 (5)防腐剤 (6)精製水 (重量%) 2.0 2.0 15.0 適量 適量 適量 て脱気後、 85℃に加熱してゲル化させ、 冷却後(4) を加える。
実施例4 ゲル状保温性化粧料 (1)カードラン (2)ヒドロキシエチルセルロース (3)ピロリドンカルボン酸ナトリ (4)ヒアルロン酸ナトリウム (5)流動パラフィン (8)白色ワセリン (7)香料 (8)防腐剤 (9)1111水 (重量%) 4.0 2.0 ラム  5.0 1.0 10.0 5.0 適量 適量 適量 (1)と(2)を混合し、40℃に加温した(8)40
mlに加えて均一な懸濁液とする。次いで40℃に加温
した(6)41鳳1に(3)を分散させた後、上記懸濁
液に加えてホモジナイザーで均一に分散させる。(5)
を加え40℃に加温した(9)40■1に、(2)、(
3)、  (4)を順次溶解し、次いで(1)を加えて
懸濁させる。次に40℃に加温した(9)33mlに(
5)、(6)を分散させて上記懸濁液に添加し、ホモジ
ナイザーで均一とする。
これに(8)を加えて脱気後、80℃に加熱し、ゲル化
させ、冷却後(7)を加える。
実施例1は、ローセントゲルと呼ばれる熱可逆性の柔ら
かいゲルよりなり、水分と油分の両方を遊離しやすい。
従って、皮膚表面に水分と油分の両方を補うことができ
る。また、アスコルビン酸はカードランゲルに包含され
、皮膚にこの化粧料を塗布したときに水溶液の形で遊離
するので、その酸化が抑制され、美白作用等を有効に発
現させることが可能である。
実施例2は、ハイセントゲルと呼ばれる熱不可逆性の固
いゲルよりなり、可溶性デンプンにより離水が抑制され
、かつ油分をゲル内に堅固に包含するため、これらを遊
離しにくい。従って、皮膚に塗布したとき過剰な水分及
び油分を与えることがなく、脂性肌の人向きの皮膚化粧
料である。
実施例3もハイセットゲルよりなるが、α−シクロデキ
ストリン添加により油分を遊離しやすくなっている。従
って、皮膚に塗布すると、水分とともに油分をより多く
isするため、乾燥肌の人に好適である。
実施例4は、保湿効果の高い成分を多く含み、皮膚に塗
布することによって水分中に含まれたこれら成分が遊離
してくるので、非常に良好なスキンケア効果を与えるこ
とができる。
以上のように本発明により、従来のように界面活性剤を
用いて乳化させることなく、皮膚上に水分と油分の両方
を供給し得る化粧料を提供することができる。さらに、
水分と油分の供給量も適宜調節が可能であり、また、水
溶性及び油溶性の生理活性物質を包含させることもでき
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)β−1,3−グルカン構造を有するゲルに、水及
    び/または水溶性物質と、油脂及び/または油溶性物質
    を包含させてなるゲル状化粧料。
  2. (2)β−1,3−グルカン構造を有するゲルが、加熱
    凝固性を有するカードランよりなるゲルであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項に記載のゲル状化粧料
  3. (3)β−1,3−グルカン構造を有するゲルを圧縮す
    ることにより、包含させた水及び/または水溶性物質と
    、油脂及び/または油溶性物質を遊離させることを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項または第2項に記載のゲ
    ル状化粧料。
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