JP2002347978A - シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置 - Google Patents
シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置Info
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- JP2002347978A JP2002347978A JP2001153085A JP2001153085A JP2002347978A JP 2002347978 A JP2002347978 A JP 2002347978A JP 2001153085 A JP2001153085 A JP 2001153085A JP 2001153085 A JP2001153085 A JP 2001153085A JP 2002347978 A JP2002347978 A JP 2002347978A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 給紙搬送路を開放した際に原稿が給紙搬送路
34内へ侵入るすことによって発生する種々の不具合の
発生を抑える。 【解決手段】 原稿搬送装置は、原稿Pを収容する原稿
セットトレイ30と、原稿Pを通して搬送する給紙搬送
路34が形成された原稿給紙部28とを備え、原稿給紙
部28が、給紙搬送路34を開放可能であるとともに、
給紙搬送路34が取り付けられた第1ユニットAと、給
紙搬送路34を開放する際に第1ユニットAから分離さ
れる第2ユニットBとからなっている。そして、給紙搬
送路34に沿って整合ローラ40が設けられており、給
紙搬送路34が開放された状態において、原稿Pが給紙
搬送路34に侵入する向きにおける整合ローラ40に対
する上流側で原稿Pの侵入を阻止する侵入防止部材46
を第1ユニットAに備えている。
34内へ侵入るすことによって発生する種々の不具合の
発生を抑える。 【解決手段】 原稿搬送装置は、原稿Pを収容する原稿
セットトレイ30と、原稿Pを通して搬送する給紙搬送
路34が形成された原稿給紙部28とを備え、原稿給紙
部28が、給紙搬送路34を開放可能であるとともに、
給紙搬送路34が取り付けられた第1ユニットAと、給
紙搬送路34を開放する際に第1ユニットAから分離さ
れる第2ユニットBとからなっている。そして、給紙搬
送路34に沿って整合ローラ40が設けられており、給
紙搬送路34が開放された状態において、原稿Pが給紙
搬送路34に侵入する向きにおける整合ローラ40に対
する上流側で原稿Pの侵入を阻止する侵入防止部材46
を第1ユニットAに備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機や
プリンタ、ファクシミリ装置、スキャナ装置等の画像処
理装置において、原稿や記録紙等のシート材を搬送する
シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置に関
するものである。
プリンタ、ファクシミリ装置、スキャナ装置等の画像処
理装置において、原稿や記録紙等のシート材を搬送する
シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ、ファクシミリ
装置、スキャナ装置等のように画像の読取処理や印刷処
理を行う画像処理装置において、原稿や記録紙等のシー
ト材を搬送するシート材搬送装置が多く用いられてい
る。このようなシート材搬送装置では、シート載置台に
積載されたシート材をシート材搬送手段で1枚ずつ分離
しつつ、シート材搬送路内に搬入するようになってい
る。
装置、スキャナ装置等のように画像の読取処理や印刷処
理を行う画像処理装置において、原稿や記録紙等のシー
ト材を搬送するシート材搬送装置が多く用いられてい
る。このようなシート材搬送装置では、シート載置台に
積載されたシート材をシート材搬送手段で1枚ずつ分離
しつつ、シート材搬送路内に搬入するようになってい
る。
【0003】このようなシート材搬送装置は、例えば特
開平10−265083号公報に開示されている。図1
3は、上記公報に開示された従来のシート材搬送装置の
構成を示す概略構成図である。このシート材搬送装置で
は、シート材である原稿を積載収納する原稿載置トレイ
(シート載置台)102の原稿搬送方向下流側端部に配
置されたシート材搬送手段の1種である分離ローラ10
4および摩擦部材106により、原稿載置トレイ102
に積載されたシート材を1枚ずつ分離して、原稿載置ト
レイ102の原稿搬送方向下流側のシート材搬送路内に
シート材を搬入するようになっている。
開平10−265083号公報に開示されている。図1
3は、上記公報に開示された従来のシート材搬送装置の
構成を示す概略構成図である。このシート材搬送装置で
は、シート材である原稿を積載収納する原稿載置トレイ
(シート載置台)102の原稿搬送方向下流側端部に配
置されたシート材搬送手段の1種である分離ローラ10
4および摩擦部材106により、原稿載置トレイ102
に積載されたシート材を1枚ずつ分離して、原稿載置ト
レイ102の原稿搬送方向下流側のシート材搬送路内に
シート材を搬入するようになっている。
【0004】このシート材搬送装置では、シート材搬送
手段がシート材搬送路を境にした一方の側が他方の側に
対して矢印R方向に相対的に離間することにより、シー
ト材搬送路が開放できるように構成されている。これに
より、シート材搬送路内でジャムしたシート材の除去作
業(ジャム処理)が容易になるようになっている。
手段がシート材搬送路を境にした一方の側が他方の側に
対して矢印R方向に相対的に離間することにより、シー
ト材搬送路が開放できるように構成されている。これに
より、シート材搬送路内でジャムしたシート材の除去作
業(ジャム処理)が容易になるようになっている。
【0005】なお、このシート材搬送装置には画像読取
手段としてのコンタクトセンサ108が設けられてい
る。このコンタクトセンサ108は、対向して配置され
た搬送ローラ110とともにシート材を圧接することに
よりシート材の搬送を可能にする機能を有している。し
たがって、コンタクトセンサ108および搬送ローラ1
10もシート材搬送手段であるといえる。また、分離ロ
ーラ104からコンタクトセンサ108へシート材を案
内するための搬送ガイド(ガイド手段)112が分離ロ
ーラ104とコンタクトセンサ108との間に設けられ
ている。
手段としてのコンタクトセンサ108が設けられてい
る。このコンタクトセンサ108は、対向して配置され
た搬送ローラ110とともにシート材を圧接することに
よりシート材の搬送を可能にする機能を有している。し
たがって、コンタクトセンサ108および搬送ローラ1
10もシート材搬送手段であるといえる。また、分離ロ
ーラ104からコンタクトセンサ108へシート材を案
内するための搬送ガイド(ガイド手段)112が分離ロ
ーラ104とコンタクトセンサ108との間に設けられ
ている。
【0006】ここで、シート材搬送装置のシート材搬送
路を境にした一方の側が他方の側に対して相対的に離間
して開放された場合、シート材搬送手段や搬送ガイド1
12等のシート材の搬送に関わる部材以外に、シート材
の搬送に関わらない他の部材も開放にともなって移動す
ることになるが、以下ではこのような部材も含めて、シ
ート材搬送路を境にして一方の側に配置された部材を第
1側機能部材、シート材搬送路を境にして他方の側に配
置された部材を第2側機能部材と称することにする。さ
らに、シート材搬送装置の第1機能部材が配置された側
を第1ユニット、第2機能部材が配置された側を第2ユ
ニットと称することにする。
路を境にした一方の側が他方の側に対して相対的に離間
して開放された場合、シート材搬送手段や搬送ガイド1
12等のシート材の搬送に関わる部材以外に、シート材
の搬送に関わらない他の部材も開放にともなって移動す
ることになるが、以下ではこのような部材も含めて、シ
ート材搬送路を境にして一方の側に配置された部材を第
1側機能部材、シート材搬送路を境にして他方の側に配
置された部材を第2側機能部材と称することにする。さ
らに、シート材搬送装置の第1機能部材が配置された側
を第1ユニット、第2機能部材が配置された側を第2ユ
ニットと称することにする。
【0007】第1機能部材や第2機能部材としては、例
えば、シート材の案内機能を有する搬送ガイド112
や、シート材に搬送力を伝えて搬送を行うシート材搬送
手段を構成する各部材が該当する。ここでは、分離ロー
ラ104や搬送ガイド112、コンタクトセンサ108
を第1機能部材、この第1機能部材を含む側を第1ユニ
ットAとし、摩擦部材106や搬送ローラ110を第2
機能部材、この第2機能部材を含む側を第2ユニットB
とする。通常、第1ユニットAは固定されており、シー
ト材搬送路を開放する際には第2ユニットBを矢印R方
向に回転させるように移動する。
えば、シート材の案内機能を有する搬送ガイド112
や、シート材に搬送力を伝えて搬送を行うシート材搬送
手段を構成する各部材が該当する。ここでは、分離ロー
ラ104や搬送ガイド112、コンタクトセンサ108
を第1機能部材、この第1機能部材を含む側を第1ユニ
ットAとし、摩擦部材106や搬送ローラ110を第2
機能部材、この第2機能部材を含む側を第2ユニットB
とする。通常、第1ユニットAは固定されており、シー
ト材搬送路を開放する際には第2ユニットBを矢印R方
向に回転させるように移動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のシート材搬送装
置にあっては、シート材搬送路の開状態では、分離ロー
ラ104と摩擦部材106とが離間し、かつ、コンタク
トセンサ108と搬送ローラ110とが離間した状態、
すなわち、第1機能部材と第2機能部材とが離間した状
態にある。このため、使用者がジャム処理を行っている
間に、原稿載置トレイ102に積載してある原稿が、使
用者の不注意で押されたり、自重で落下したりすること
で分離ローラ104の上部を超えてシート材搬送路内に
移動することがある。このような状態に気づかずに使用
者がシート材搬送路を閉じると以下のように種々の問題
が生じる。
置にあっては、シート材搬送路の開状態では、分離ロー
ラ104と摩擦部材106とが離間し、かつ、コンタク
トセンサ108と搬送ローラ110とが離間した状態、
すなわち、第1機能部材と第2機能部材とが離間した状
態にある。このため、使用者がジャム処理を行っている
間に、原稿載置トレイ102に積載してある原稿が、使
用者の不注意で押されたり、自重で落下したりすること
で分離ローラ104の上部を超えてシート材搬送路内に
移動することがある。このような状態に気づかずに使用
者がシート材搬送路を閉じると以下のように種々の問題
が生じる。
【0009】第1の問題としては、第1および第2機能
部材は、シート材搬送路の閉状態においてシート材搬送
路に対して所定の位置関係となるように配置されている
ため、シート材搬送路を閉じるために第2ユニットBを
移動させた際に、機能部材とシート材とが押し合って、
シート材が破損したり、機能部材が損傷するおそれがあ
るという問題がある。
部材は、シート材搬送路の閉状態においてシート材搬送
路に対して所定の位置関係となるように配置されている
ため、シート材搬送路を閉じるために第2ユニットBを
移動させた際に、機能部材とシート材とが押し合って、
シート材が破損したり、機能部材が損傷するおそれがあ
るという問題がある。
【0010】この第1の問題の第1の事例としては次の
ような事例が挙げられる。シート材搬送路は一般的には
1枚のシート材を搬送するように設計されており、分離
ローラ104と摩擦部材106との間やコンタクトセン
サ108と搬送ローラ110との間はシート材1枚程度
が介在できるようになっている。また、搬送ガイド11
2等の他の機能部材も、シート材の搬送に適するよう
に、シート材搬送路の閉状態において対向する部分に対
して比較的接近した位置に配置される。したがって、シ
ート材1枚分程度の厚みをはるかに上回る多数枚のシー
ト材がシート材搬送路内に存在し、閉状態において機能
部材が位置すべき空間まで複数のシート材が占めている
ような状態でシート材搬送路を閉じると、これら機能部
材によりシート材が破損したり、機能部材が変形するな
どして破損し、その機能が果たせなくなったりする。
ような事例が挙げられる。シート材搬送路は一般的には
1枚のシート材を搬送するように設計されており、分離
ローラ104と摩擦部材106との間やコンタクトセン
サ108と搬送ローラ110との間はシート材1枚程度
が介在できるようになっている。また、搬送ガイド11
2等の他の機能部材も、シート材の搬送に適するよう
に、シート材搬送路の閉状態において対向する部分に対
して比較的接近した位置に配置される。したがって、シ
ート材1枚分程度の厚みをはるかに上回る多数枚のシー
ト材がシート材搬送路内に存在し、閉状態において機能
部材が位置すべき空間まで複数のシート材が占めている
ような状態でシート材搬送路を閉じると、これら機能部
材によりシート材が破損したり、機能部材が変形するな
どして破損し、その機能が果たせなくなったりする。
【0011】また、第1の問題の第2の事例としては、
次のような事例が挙げられる。シート材搬送装置の搬送
ガイド112は、シート材の搬送抵抗を下げるために、
図14に示すように、櫛歯状の複数のリブ112aで形
成することが一般的である。このようなリブ112aの
先端部や搬送ローラ110の逃げ部は曲率半径が小さい
尖形形状になっていることがある。シート材搬送路を開
状態から閉状態にする際に、搬送ガイド112に接する
部分にシート材が進入していると、シート材搬送路が湾
曲しているような部分等では、上記尖形形状の部分がシ
ート材に突き刺さるような状態となってシート材が破損
したり、上記尖形形状の部分がシート材の表面を擦って
摺擦痕を形成したりすることがある。摺擦痕が形成され
ると、印刷処理をした際にその部分が画像上に鮮明に現
れることがあり、印刷物の品位を低下させるおそれがあ
る。
次のような事例が挙げられる。シート材搬送装置の搬送
ガイド112は、シート材の搬送抵抗を下げるために、
図14に示すように、櫛歯状の複数のリブ112aで形
成することが一般的である。このようなリブ112aの
先端部や搬送ローラ110の逃げ部は曲率半径が小さい
尖形形状になっていることがある。シート材搬送路を開
状態から閉状態にする際に、搬送ガイド112に接する
部分にシート材が進入していると、シート材搬送路が湾
曲しているような部分等では、上記尖形形状の部分がシ
ート材に突き刺さるような状態となってシート材が破損
したり、上記尖形形状の部分がシート材の表面を擦って
摺擦痕を形成したりすることがある。摺擦痕が形成され
ると、印刷処理をした際にその部分が画像上に鮮明に現
れることがあり、印刷物の品位を低下させるおそれがあ
る。
【0012】第2の問題としては、本来シート材搬送装
置がシート材を1枚ずつ正常な状態で搬送することによ
り画像処理装置において適切な画像処理動作を行うこと
ができるようになっているが、シート材がシート材搬送
路内に進入した状態でシート材の搬送を開始すると複数
のシート材が重なって搬送されたり、各シート材の搬送
状態が変化したりして、適切な画像処理動作が行えなく
なるおそれがあるという問題がある。
置がシート材を1枚ずつ正常な状態で搬送することによ
り画像処理装置において適切な画像処理動作を行うこと
ができるようになっているが、シート材がシート材搬送
路内に進入した状態でシート材の搬送を開始すると複数
のシート材が重なって搬送されたり、各シート材の搬送
状態が変化したりして、適切な画像処理動作が行えなく
なるおそれがあるという問題がある。
【0013】この第2の問題の第1の事例としては、次
のような事例が挙げられる。分離ローラ104および摩
擦部材106のように、シート材の分離機能を有する第
1機能部材および第2機能部材の間に複数のシート材が
存在した状態でシート材の搬送を開始すると、シート材
の分離が適切に行われずに、シート材の多重送が生じて
しまうことがある。この多重送が生じると、シート材と
しての原稿の読取処理を行う場合には、読取処理がされ
ない原稿が生じることになる。また、シート材としての
記録紙に印刷処理を行う場合には、例えば電子写真方式
の印刷処理では、複数のシート材が重なり厚みが厚くな
っているために転写や定着が十分に行われず、転写画像
の濃度不良や、定着が不十分な定着不良が起こることに
なる。さらに、画像の読取処理や印刷処理を問わず、多
重送の場合にはシート材のジャムが発生しやすくなる。
のような事例が挙げられる。分離ローラ104および摩
擦部材106のように、シート材の分離機能を有する第
1機能部材および第2機能部材の間に複数のシート材が
存在した状態でシート材の搬送を開始すると、シート材
の分離が適切に行われずに、シート材の多重送が生じて
しまうことがある。この多重送が生じると、シート材と
しての原稿の読取処理を行う場合には、読取処理がされ
ない原稿が生じることになる。また、シート材としての
記録紙に印刷処理を行う場合には、例えば電子写真方式
の印刷処理では、複数のシート材が重なり厚みが厚くな
っているために転写や定着が十分に行われず、転写画像
の濃度不良や、定着が不十分な定着不良が起こることに
なる。さらに、画像の読取処理や印刷処理を問わず、多
重送の場合にはシート材のジャムが発生しやすくなる。
【0014】また、第2の問題の第2の事例としては、
次のような事例が挙げられる。図13に示したシート材
搬送装置のように、シート材のレジストを行わずに搬送
するものでは、シート材の先端が常に同じ位置にあり、
その位置からシート材の搬送が開始されることを前提と
している。したがって、シート材がシート材搬送路に進
入した状態からシート材の搬送を開始すると、画像の読
取タイミングや印刷開始タイミングがずれて、画像の一
部が読み取られない、あるいは印刷されないといった不
都合を発生させることがある。また、シート材搬送装置
によっては、整合ローラを備えているものがある。整合
ローラは、例えば一対のローラからなり、分離ローラ1
04等からシート材搬送路内に送り込まれたシート材の
搬送開始タイミングをとったりシート材の斜行を規制し
たりするものである。シート材が整合ローラの間にある
程度進入した状態でシート材の搬送を開始すると、搬送
開始タイミングがずれたり、シート材が斜行して搬送さ
れたりするといった不都合を発生させることがある。
次のような事例が挙げられる。図13に示したシート材
搬送装置のように、シート材のレジストを行わずに搬送
するものでは、シート材の先端が常に同じ位置にあり、
その位置からシート材の搬送が開始されることを前提と
している。したがって、シート材がシート材搬送路に進
入した状態からシート材の搬送を開始すると、画像の読
取タイミングや印刷開始タイミングがずれて、画像の一
部が読み取られない、あるいは印刷されないといった不
都合を発生させることがある。また、シート材搬送装置
によっては、整合ローラを備えているものがある。整合
ローラは、例えば一対のローラからなり、分離ローラ1
04等からシート材搬送路内に送り込まれたシート材の
搬送開始タイミングをとったりシート材の斜行を規制し
たりするものである。シート材が整合ローラの間にある
程度進入した状態でシート材の搬送を開始すると、搬送
開始タイミングがずれたり、シート材が斜行して搬送さ
れたりするといった不都合を発生させることがある。
【0015】このように、シート材搬送装置には、第1
の課題として、シート材搬送路を開放可能にした場合で
あっても、シート材が使用者の不注意でシート材搬送路
内に移動して、シート材搬送路に沿って配置された機能
部材を損傷したり、シート材を破損したりすることを防
止することが挙げられる。また、第2の課題として、シ
ート材搬送路を開放可能にした場合であっても、シート
材が使用者の不注意で搬送路内に移動して、このシート
搬送装置を備えた画像処理装置の画像処理動作が適切に
行えなくなるのを防止することが挙げられる。
の課題として、シート材搬送路を開放可能にした場合で
あっても、シート材が使用者の不注意でシート材搬送路
内に移動して、シート材搬送路に沿って配置された機能
部材を損傷したり、シート材を破損したりすることを防
止することが挙げられる。また、第2の課題として、シ
ート材搬送路を開放可能にした場合であっても、シート
材が使用者の不注意で搬送路内に移動して、このシート
搬送装置を備えた画像処理装置の画像処理動作が適切に
行えなくなるのを防止することが挙げられる。
【0016】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、シート材搬送路を開放した際
にシート材がシート材搬送路内へ侵入るすことによって
発生する上記のような不具合の発生を抑えることが可能
なシート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置を
提供することにある。
ものであり、その目的は、シート材搬送路を開放した際
にシート材がシート材搬送路内へ侵入るすことによって
発生する上記のような不具合の発生を抑えることが可能
なシート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート材搬
送装置は、シート材を積み重ねて収容するシート材収容
部と、上記シート材収容部に続くシート材搬送路が形成
され、上記シート材収容部に収容されたシート材を上記
シート材搬送路を通して搬送するシート材搬送部とを備
え、上記シート材搬送部が、上記シート材搬送路を開放
可能であるとともに、上記シート材収容部が取り付けら
れた第1ユニットと、上記シート材搬送路を開放する際
に上記シート材搬送路を境にして上記第1ユニットから
分離される第2ユニットとからなるシート材搬送装置で
あって、上記の課題を解決するために、上記シート材搬
送路に沿って設けられたシート材を搬送するための搬送
手段と、上記第1ユニットに設けられ、上記シート材搬
送路が開放された状態において、シート材が上記シート
材収容部から上記シート材搬送路に侵入する向きにおけ
る上記搬送手段に対する上流側でシート材の侵入を阻止
する阻止手段とを備えていることを特徴としている。
送装置は、シート材を積み重ねて収容するシート材収容
部と、上記シート材収容部に続くシート材搬送路が形成
され、上記シート材収容部に収容されたシート材を上記
シート材搬送路を通して搬送するシート材搬送部とを備
え、上記シート材搬送部が、上記シート材搬送路を開放
可能であるとともに、上記シート材収容部が取り付けら
れた第1ユニットと、上記シート材搬送路を開放する際
に上記シート材搬送路を境にして上記第1ユニットから
分離される第2ユニットとからなるシート材搬送装置で
あって、上記の課題を解決するために、上記シート材搬
送路に沿って設けられたシート材を搬送するための搬送
手段と、上記第1ユニットに設けられ、上記シート材搬
送路が開放された状態において、シート材が上記シート
材収容部から上記シート材搬送路に侵入する向きにおけ
る上記搬送手段に対する上流側でシート材の侵入を阻止
する阻止手段とを備えていることを特徴としている。
【0018】上記の構成では、第1ユニットと第2ユニ
ットとを分離してシート材搬送路を開放できることか
ら、シート材がシート材搬送路内で詰まった場合におい
て、詰まったシート材を取り除く処理を容易に行うこと
ができるようになる。
ットとを分離してシート材搬送路を開放できることか
ら、シート材がシート材搬送路内で詰まった場合におい
て、詰まったシート材を取り除く処理を容易に行うこと
ができるようになる。
【0019】シート材搬送路を開放した状態では、シー
ト材搬送路と続くシート材収容部から、シート材が、シ
ート材搬送路に沿って設けられた搬送手段の側へ侵入し
得る。侵入したシート材の枚数がある程度多い場合、そ
の状態でシート材搬送路を閉じると、侵入したシート材
と搬送手段とが押し合ってシート材の破損や搬送手段の
損傷等が起こることがある。
ト材搬送路と続くシート材収容部から、シート材が、シ
ート材搬送路に沿って設けられた搬送手段の側へ侵入し
得る。侵入したシート材の枚数がある程度多い場合、そ
の状態でシート材搬送路を閉じると、侵入したシート材
と搬送手段とが押し合ってシート材の破損や搬送手段の
損傷等が起こることがある。
【0020】また、シート材が侵入した状態でシート材
搬送路を閉じ、搬送手段の位置に最初からシート材が介
在した状態で搬送を開始すると、搬送手段によってはそ
の機能を発揮できずにシート材を正常な状態で搬送でき
なくなることもあり得る。
搬送路を閉じ、搬送手段の位置に最初からシート材が介
在した状態で搬送を開始すると、搬送手段によってはそ
の機能を発揮できずにシート材を正常な状態で搬送でき
なくなることもあり得る。
【0021】これに対して上記の構成では、搬送手段に
対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止手段が設
けられている。したがって、シート材が侵入したとして
も搬送手段の位置までは達しないようにすることができ
るため、上記の問題の発生を防ぐことが可能となる。
対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止手段が設
けられている。したがって、シート材が侵入したとして
も搬送手段の位置までは達しないようにすることができ
るため、上記の問題の発生を防ぐことが可能となる。
【0022】本発明に係るシート材搬送装置は、上記の
シート材搬送装置において、さらに、上記シート材搬送
路が、シート材の搬送方向が変化される偏向点を有し、
上記第2ユニットには、上記偏向点にてシート材を案内
してシート材の搬送方向を変化させるための案内部材が
設けられており、上記阻止手段は、シート材が上記シー
ト材収容部から上記シート材搬送路に侵入する向きにお
ける上記案内部材に対する下流側に設けられ、上記シー
ト材搬送路が開放されて上記案内部材がシート材を案内
しない場合に、上記シート材搬送路内に侵入してくるシ
ート材の先端に当接することによりさらなるシート材の
侵入を阻止する当接部材であることが好ましい。
シート材搬送装置において、さらに、上記シート材搬送
路が、シート材の搬送方向が変化される偏向点を有し、
上記第2ユニットには、上記偏向点にてシート材を案内
してシート材の搬送方向を変化させるための案内部材が
設けられており、上記阻止手段は、シート材が上記シー
ト材収容部から上記シート材搬送路に侵入する向きにお
ける上記案内部材に対する下流側に設けられ、上記シー
ト材搬送路が開放されて上記案内部材がシート材を案内
しない場合に、上記シート材搬送路内に侵入してくるシ
ート材の先端に当接することによりさらなるシート材の
侵入を阻止する当接部材であることが好ましい。
【0023】上記の構成では、第2ユニットに設けられ
た案内部材によりシート材の搬送方向が変化される偏向
点がシート材搬送路にあり、阻止手段がその偏向点を利
用してシート材の侵入を阻止するようになっている。つ
まり、阻止手段は、シート材が侵入する向きにおける案
内部材に対する下流側に設けられ、シート材搬送路が開
放されて案内部材がシート材を案内しない場合に、シー
ト材搬送路内に侵入してくるシート材の先端に当接する
ことによりさらなるシート材の侵入を阻止する当接部材
からなっている。したがって、シート材搬送路が閉じら
れている状態では、当接部材がシート材の搬送を阻害し
ないようにすることができるとともに、シート材搬送路
が開放されると同時に、つまり他の操作を伴うことなく
上記シート材の侵入阻止機能を発揮させることができ
る。
た案内部材によりシート材の搬送方向が変化される偏向
点がシート材搬送路にあり、阻止手段がその偏向点を利
用してシート材の侵入を阻止するようになっている。つ
まり、阻止手段は、シート材が侵入する向きにおける案
内部材に対する下流側に設けられ、シート材搬送路が開
放されて案内部材がシート材を案内しない場合に、シー
ト材搬送路内に侵入してくるシート材の先端に当接する
ことによりさらなるシート材の侵入を阻止する当接部材
からなっている。したがって、シート材搬送路が閉じら
れている状態では、当接部材がシート材の搬送を阻害し
ないようにすることができるとともに、シート材搬送路
が開放されると同時に、つまり他の操作を伴うことなく
上記シート材の侵入阻止機能を発揮させることができ
る。
【0024】あるいは、本発明に係るシート材搬送装置
は、上記のシート材搬送装置において、さらに、上記阻
止手段が、上記シート材搬送路が開放された際に上記シ
ート材搬送路に突出する突出部材であることが好まし
い。
は、上記のシート材搬送装置において、さらに、上記阻
止手段が、上記シート材搬送路が開放された際に上記シ
ート材搬送路に突出する突出部材であることが好まし
い。
【0025】上記の構成では、上記偏向点を利用した阻
止手段とは異なり、シート材搬送路の形状によらないた
め、ほぼ任意の位置に阻止手段を設けることができる。
したがって、特定の位置に設けられた搬送手段に限ら
ず、他の搬送手段についても上記の侵入防止の効果を得
ることができる。
止手段とは異なり、シート材搬送路の形状によらないた
め、ほぼ任意の位置に阻止手段を設けることができる。
したがって、特定の位置に設けられた搬送手段に限ら
ず、他の搬送手段についても上記の侵入防止の効果を得
ることができる。
【0026】本発明に係るシート材搬送装置は、上記阻
止手段が突出部材であるシート材搬送装置において、さ
らに、上記突出部材が、上記第2ユニットが上記第1ユ
ニットから分離される動作に連動して上記シート材搬送
路に突出することが好ましい。
止手段が突出部材であるシート材搬送装置において、さ
らに、上記突出部材が、上記第2ユニットが上記第1ユ
ニットから分離される動作に連動して上記シート材搬送
路に突出することが好ましい。
【0027】上記の構成では、シート材搬送路が開放さ
れると同時に、つまり他の操作を伴うことなく上記シー
ト材の侵入阻止機能を発揮させることができる。
れると同時に、つまり他の操作を伴うことなく上記シー
ト材の侵入阻止機能を発揮させることができる。
【0028】本発明に係る画像処理装置は、上記何れか
のシート材搬送装置を備えていることを特徴としてい
る。
のシート材搬送装置を備えていることを特徴としてい
る。
【0029】この画像処理装置では、シート材搬送路を
開放することができるので、シート材がシート材搬送路
内で詰まった場合において、詰まったシート材を取り除
く処理を容易に行うことができるようになる。また、シ
ート材搬送路を開放した場合でも、シート材が搬送手段
の位置まで侵入することを防いで上記の問題の発生を回
避することが可能になる。これにより、シート材として
の原稿や記録紙等を損ねたり、無駄な画像処理を行うこ
とを抑制することができる。
開放することができるので、シート材がシート材搬送路
内で詰まった場合において、詰まったシート材を取り除
く処理を容易に行うことができるようになる。また、シ
ート材搬送路を開放した場合でも、シート材が搬送手段
の位置まで侵入することを防いで上記の問題の発生を回
避することが可能になる。これにより、シート材として
の原稿や記録紙等を損ねたり、無駄な画像処理を行うこ
とを抑制することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1から図12に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。ここでは、本発明に係るシート材搬送装置を画像処
理装置としての画像読取装置の原稿搬送装置として利用
した場合について説明するが、本発明に係るシート材搬
送装置はこれに限らず、他の画像処理装置において他の
シート材搬送装置として利用することもできる。例え
ば、画像処理装置としての画像印刷装置の記録紙搬送装
置として利用することもできる。
1から図12に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。ここでは、本発明に係るシート材搬送装置を画像処
理装置としての画像読取装置の原稿搬送装置として利用
した場合について説明するが、本発明に係るシート材搬
送装置はこれに限らず、他の画像処理装置において他の
シート材搬送装置として利用することもできる。例え
ば、画像処理装置としての画像印刷装置の記録紙搬送装
置として利用することもできる。
【0031】図2は、本実施形態に係る原稿搬送装置1
0を備えた画像読取装置12を側面方向から見たときの
概略構成を示す概略構成図である。画像読取装置12
は、シート状の原稿(シート材)Pを原稿搬送装置10
の自動原稿給紙機構により自動的に1枚ずつ供給し、順
次、露光走査して原稿画像を読み取るものである。
0を備えた画像読取装置12を側面方向から見たときの
概略構成を示す概略構成図である。画像読取装置12
は、シート状の原稿(シート材)Pを原稿搬送装置10
の自動原稿給紙機構により自動的に1枚ずつ供給し、順
次、露光走査して原稿画像を読み取るものである。
【0032】画像読取装置12は、原稿搬送装置10と
画像読取部14とから構成されている。画像読取部14
は、その上部に設けられた透明な原稿載置台16上にセ
ットされる原稿Pの画像を、相互に所定の速度関係で原
稿載置台16に沿って移動する第1走査ユニット18お
よび第2走査ユニット20で露光走査し、その反射光を
ミラーや結像レンズ22等の光学部品で導いてCCDな
どの光電変換素子24に結像させる。光電変換素子24
は、結像された画像を電気的信号に変換する。画像読取
装置12は、この電気的信号をプリンタ等の画像印刷装
置等に出力するものである。
画像読取部14とから構成されている。画像読取部14
は、その上部に設けられた透明な原稿載置台16上にセ
ットされる原稿Pの画像を、相互に所定の速度関係で原
稿載置台16に沿って移動する第1走査ユニット18お
よび第2走査ユニット20で露光走査し、その反射光を
ミラーや結像レンズ22等の光学部品で導いてCCDな
どの光電変換素子24に結像させる。光電変換素子24
は、結像された画像を電気的信号に変換する。画像読取
装置12は、この電気的信号をプリンタ等の画像印刷装
置等に出力するものである。
【0033】画像読取部14の上方には原稿搬送装置1
0が設けられている。原稿搬送装置10は、多数枚の原
稿Pを積み重ねて収容する原稿セットトレイ(原稿スト
ック部、シート材収容部)30、原稿載置台16上に原
稿載置台16と対向して配置された原稿搬送ベルト2
6、原稿セットトレイ30から原稿搬送ベルト26に対
して原稿Pを1枚ずつ給紙するための原稿給紙部(原稿
給紙機構、シート材搬送部)28、および読取処理が終
了して排出された原稿Pを積み重ねて収容する排出トレ
イ32を備えている。
0が設けられている。原稿搬送装置10は、多数枚の原
稿Pを積み重ねて収容する原稿セットトレイ(原稿スト
ック部、シート材収容部)30、原稿載置台16上に原
稿載置台16と対向して配置された原稿搬送ベルト2
6、原稿セットトレイ30から原稿搬送ベルト26に対
して原稿Pを1枚ずつ給紙するための原稿給紙部(原稿
給紙機構、シート材搬送部)28、および読取処理が終
了して排出された原稿Pを積み重ねて収容する排出トレ
イ32を備えている。
【0034】原稿給紙部28には、原稿セットトレイ3
0から原稿搬送ベルト26へ通じる給紙搬送路(シート
材搬送路)34が形成されており、この給紙搬送路34
を通って原稿Pが原稿搬送ベルト26へ送られる。ま
た、原稿給紙部28には、給紙搬送路34に沿って、原
稿セットトレイ30から原稿Pを給紙するための送り部
材としての送りローラ36、送りローラ36から給紙さ
れた原稿Pを1枚ずつに分離するための分離部(分離機
構)38、および分離部38から送られた原稿Pの先端
を整合するための整合ローラ40が原稿セットトレイ3
0側から原稿搬送ベルト26側へ順に配置されている。
0から原稿搬送ベルト26へ通じる給紙搬送路(シート
材搬送路)34が形成されており、この給紙搬送路34
を通って原稿Pが原稿搬送ベルト26へ送られる。ま
た、原稿給紙部28には、給紙搬送路34に沿って、原
稿セットトレイ30から原稿Pを給紙するための送り部
材としての送りローラ36、送りローラ36から給紙さ
れた原稿Pを1枚ずつに分離するための分離部(分離機
構)38、および分離部38から送られた原稿Pの先端
を整合するための整合ローラ40が原稿セットトレイ3
0側から原稿搬送ベルト26側へ順に配置されている。
【0035】図3は、原稿給紙部28を拡大して示す図
2の拡大図である。なお、図2以外の図では、第1ユニ
ットAの筐体を省略して図示している。原稿給紙部28
は、原稿搬送装置10本体を成す第1ユニットA、およ
び原稿給紙部28を覆う給紙カバー42と一体化した第
2ユニットBに区別することができる。原稿セットトレ
イ30および送りローラ36は、第1ユニットAに設け
られている。送りローラ36は、原稿セットトレイ30
に積み重ねられた原稿Pの下方において最も下の原稿P
に接触するように配置されている。送りローラ36が回
転することにより、送りローラ36に接触していた原稿
Pは分離部38側に送られる。
2の拡大図である。なお、図2以外の図では、第1ユニ
ットAの筐体を省略して図示している。原稿給紙部28
は、原稿搬送装置10本体を成す第1ユニットA、およ
び原稿給紙部28を覆う給紙カバー42と一体化した第
2ユニットBに区別することができる。原稿セットトレ
イ30および送りローラ36は、第1ユニットAに設け
られている。送りローラ36は、原稿セットトレイ30
に積み重ねられた原稿Pの下方において最も下の原稿P
に接触するように配置されている。送りローラ36が回
転することにより、送りローラ36に接触していた原稿
Pは分離部38側に送られる。
【0036】分離部38は、表面が摩擦抵抗の高い材料
で形成された分離ローラ38a、分離ローラ38aに圧
接して設けられ、その圧接する面が摩擦抵抗の高い材料
で形成された摩擦部材38b、および摩擦部材38bを
分離ローラ38aに対して圧接するための弾圧力を発生
させるバネ等から成る付勢部材38cから構成されてい
る。分離ローラ38aは第1ユニットAに設けられてお
り、摩擦部材38bおよび付勢部材38cは第2ユニッ
トBに設けられている。分離部38は、送りローラ36
により原稿セットトレイ30から原稿Pが多数枚送られ
た場合に、分離ローラ38aと摩擦部材38bとの摩擦
作用により、分離ローラ38a側の1枚の原稿Pのみを
通過させて搬送するように構成されている。なお、原稿
Pが多数枚送られることを「多重給紙」という。
で形成された分離ローラ38a、分離ローラ38aに圧
接して設けられ、その圧接する面が摩擦抵抗の高い材料
で形成された摩擦部材38b、および摩擦部材38bを
分離ローラ38aに対して圧接するための弾圧力を発生
させるバネ等から成る付勢部材38cから構成されてい
る。分離ローラ38aは第1ユニットAに設けられてお
り、摩擦部材38bおよび付勢部材38cは第2ユニッ
トBに設けられている。分離部38は、送りローラ36
により原稿セットトレイ30から原稿Pが多数枚送られ
た場合に、分離ローラ38aと摩擦部材38bとの摩擦
作用により、分離ローラ38a側の1枚の原稿Pのみを
通過させて搬送するように構成されている。なお、原稿
Pが多数枚送られることを「多重給紙」という。
【0037】整合ローラ40は、互いに圧接された状態
で回転する第1ローラ40aおよび第2ローラ40bか
ら成っており、第1ローラ40aと第2ローラ40bと
が互いに圧接された部分を分離ローラ38aから送られ
てくる原稿Pが通過することにより、原稿Pの先端を整
えて原稿Pの斜行を抑えたり、原稿Pの給紙タイミング
をとるためのものである。第1ローラ40aと第2ロー
ラ40bとが互いに圧接された部分を、整合ローラ40
の「ニップ部」という。第1ローラ40aおよび第2ロ
ーラ40bは第1ユニットAに設けられている。整合ロ
ーラ40にて搬送された原稿Pは、その下流に設けられ
る原稿搬送ベルト26(図2参照)に送られる。
で回転する第1ローラ40aおよび第2ローラ40bか
ら成っており、第1ローラ40aと第2ローラ40bと
が互いに圧接された部分を分離ローラ38aから送られ
てくる原稿Pが通過することにより、原稿Pの先端を整
えて原稿Pの斜行を抑えたり、原稿Pの給紙タイミング
をとるためのものである。第1ローラ40aと第2ロー
ラ40bとが互いに圧接された部分を、整合ローラ40
の「ニップ部」という。第1ローラ40aおよび第2ロ
ーラ40bは第1ユニットAに設けられている。整合ロ
ーラ40にて搬送された原稿Pは、その下流に設けられ
る原稿搬送ベルト26(図2参照)に送られる。
【0038】分離部38と整合ローラ40との間には、
分離部38から送られてくる原稿Pを整合ローラ40の
ニップ部に向けて案内する案内部(ガイド部材、案内部
材)42aが設けられている。この案内部42aは、給
紙カバー42と一体的に形成されている。したがって、
案内部42aは第2ユニットBに設けられていることに
なる。この案内部42aにより、原稿搬送方向が変化す
るようになっている。なお、「原稿搬送方向」とは、通
常動作時において給紙搬送路34に沿って原稿Pが搬送
される方向をいう。
分離部38から送られてくる原稿Pを整合ローラ40の
ニップ部に向けて案内する案内部(ガイド部材、案内部
材)42aが設けられている。この案内部42aは、給
紙カバー42と一体的に形成されている。したがって、
案内部42aは第2ユニットBに設けられていることに
なる。この案内部42aにより、原稿搬送方向が変化す
るようになっている。なお、「原稿搬送方向」とは、通
常動作時において給紙搬送路34に沿って原稿Pが搬送
される方向をいう。
【0039】原稿搬送ベルト26は、図2に示すよう
に、駆動ローラおよび従動ローラに掛け渡されて設けら
れており、原稿搬送ベルト26の下側走行部は、画像読
取部14の原稿載置台16に沿って延在している。そし
て、原稿搬送ベルト26の原稿載置台16と対向するベ
ルト下面と原稿載置台16との間に給紙搬送路34が規
定されている。これにより、原稿給紙部28から送られ
た原稿Pを、原稿載置台16上で一旦停止せしめ、その
間に、第1走査ユニット18および第2走査ユニット2
0による画像の読取処理が行われ、その読取処理が終了
した後、再度原稿搬送ベルト26を駆動し、原稿Pを排
出トレイ32に排出するようになっている。
に、駆動ローラおよび従動ローラに掛け渡されて設けら
れており、原稿搬送ベルト26の下側走行部は、画像読
取部14の原稿載置台16に沿って延在している。そし
て、原稿搬送ベルト26の原稿載置台16と対向するベ
ルト下面と原稿載置台16との間に給紙搬送路34が規
定されている。これにより、原稿給紙部28から送られ
た原稿Pを、原稿載置台16上で一旦停止せしめ、その
間に、第1走査ユニット18および第2走査ユニット2
0による画像の読取処理が行われ、その読取処理が終了
した後、再度原稿搬送ベルト26を駆動し、原稿Pを排
出トレイ32に排出するようになっている。
【0040】図3にもどって、原稿給紙部28では、給
紙カバー42が第1ユニットAに枢支されており、給紙
カバー42を含む第2ユニットBが第1ユニットAに対
して支点44を中心として回転し、給紙搬送路34を開
放できるようになっている。これにより、原稿給紙部2
8内で原稿詰まりが発生した際に、それを取り除く処
理、すなわちジャム処理を容易に行うことができるよう
になる。図4は、給紙カバー42が開けられ、給紙搬送
路34が開放された状態を示す。図3に示した状態を
「閉状態」、図4に示した状態を「開状態」という。開
状態では、摩擦部材38b、付勢部材38c、および案
内部42aも給紙カバー42とともに移動し、給紙搬送
路34から離れた状態となる。これにより、給紙搬送路
34がより広く開放され、ジャム処理をより容易に行う
ことができる。
紙カバー42が第1ユニットAに枢支されており、給紙
カバー42を含む第2ユニットBが第1ユニットAに対
して支点44を中心として回転し、給紙搬送路34を開
放できるようになっている。これにより、原稿給紙部2
8内で原稿詰まりが発生した際に、それを取り除く処
理、すなわちジャム処理を容易に行うことができるよう
になる。図4は、給紙カバー42が開けられ、給紙搬送
路34が開放された状態を示す。図3に示した状態を
「閉状態」、図4に示した状態を「開状態」という。開
状態では、摩擦部材38b、付勢部材38c、および案
内部42aも給紙カバー42とともに移動し、給紙搬送
路34から離れた状態となる。これにより、給紙搬送路
34がより広く開放され、ジャム処理をより容易に行う
ことができる。
【0041】このように、原稿搬送装置(シート材搬送
装置)10は、原稿(シート材)Pを積み重ねて収容す
る原稿セットトレイ(シート材収容部)30と、原稿セ
ットトレイ30に続く給紙搬送路(シート材搬送路)3
4が形成され、原稿セットトレイ30に収容された原稿
Pを給紙搬送路34を通して搬送する原稿給紙部(シー
ト材搬送部)28とを備えている。
装置)10は、原稿(シート材)Pを積み重ねて収容す
る原稿セットトレイ(シート材収容部)30と、原稿セ
ットトレイ30に続く給紙搬送路(シート材搬送路)3
4が形成され、原稿セットトレイ30に収容された原稿
Pを給紙搬送路34を通して搬送する原稿給紙部(シー
ト材搬送部)28とを備えている。
【0042】原稿給紙部28は、給紙搬送路34を開放
可能であるとともに、原稿セットトレイ30等が取り付
けられた原稿搬送装置10本体側を成す第1ユニットA
と、給紙搬送路34を開放する際に給紙搬送路34を境
にして第1ユニットAから分離される第2ユニットBか
ら構成されている。第1ユニットAには、送りローラ3
6、分離ローラ38a、第1ローラ40aおよび第2ロ
ーラ40bが設けられている。第2ユニットBには、摩
擦部材38bおよび案内部42aが設けられている。こ
の送りローラ36、分離ローラ38a、摩擦部材38
b、案内部42a、第1ローラ40a、および第2ロー
ラ40bは、給紙搬送路34に沿って設けられている。
原稿給紙部28では、開状態として給紙搬送路34を開
放する際には、摩擦部材38bおよび案内部42aが、
送りローラ36、分離ローラ38a、第1ローラ40a
および第2ローラ40bに対して離間するようになって
いる。
可能であるとともに、原稿セットトレイ30等が取り付
けられた原稿搬送装置10本体側を成す第1ユニットA
と、給紙搬送路34を開放する際に給紙搬送路34を境
にして第1ユニットAから分離される第2ユニットBか
ら構成されている。第1ユニットAには、送りローラ3
6、分離ローラ38a、第1ローラ40aおよび第2ロ
ーラ40bが設けられている。第2ユニットBには、摩
擦部材38bおよび案内部42aが設けられている。こ
の送りローラ36、分離ローラ38a、摩擦部材38
b、案内部42a、第1ローラ40a、および第2ロー
ラ40bは、給紙搬送路34に沿って設けられている。
原稿給紙部28では、開状態として給紙搬送路34を開
放する際には、摩擦部材38bおよび案内部42aが、
送りローラ36、分離ローラ38a、第1ローラ40a
および第2ローラ40bに対して離間するようになって
いる。
【0043】ここで、本原稿搬送装置10には、上記の
ように給紙搬送路34が開放された状態(開状態)にお
いて、原稿セットトレイ30から給紙搬送路34への原
稿Pの侵入を阻止する阻止手段が設けられている。これ
により、開状態において使用者の不注意等により原稿P
が給紙搬送路34側に侵入するような場合でも、阻止手
段が設けられた部分よりさらに原稿Pが侵入することを
防ぐことができるようになっている。阻止手段の具体的
態様について以下で説明する。
ように給紙搬送路34が開放された状態(開状態)にお
いて、原稿セットトレイ30から給紙搬送路34への原
稿Pの侵入を阻止する阻止手段が設けられている。これ
により、開状態において使用者の不注意等により原稿P
が給紙搬送路34側に侵入するような場合でも、阻止手
段が設けられた部分よりさらに原稿Pが侵入することを
防ぐことができるようになっている。阻止手段の具体的
態様について以下で説明する。
【0044】〔実施形態1〕本発明の第1の実施形態に
ついて図1、図5から図9に基づいて説明すれば、以下
の通りである。図1は、本実施形態に係る原稿給紙部2
8aを側面方向から見たときの概略構成を示す概略構成
図である。図5は、原稿給紙部28aに設けられる侵入
防止部材46および支持部材48のみを取り出して示す
拡大図である。図6は、開状態における侵入防止部材4
6付近を拡大した拡大図である。図7は、閉状態におけ
る侵入防止部材46付近を拡大した拡大図である。図8
は、原稿給紙部28aの整合ローラ40付近を図1中矢
印Xが指す向き、すなわち原稿Pの侵入の向きに見たと
きの概略構成を示す概略構成図である。なお、図1中矢
印Xが指す向きおよび方向を、それぞれ「原稿侵入向
き」および「原稿侵入方向」と称する。原稿侵入方向
は、原稿搬送方向とほぼ等しいが、原稿搬送方向は案内
部42aによって変化されるのに対し、原稿侵入方向は
案内部42aによって変化されない直線的な方向である
点が異なる。
ついて図1、図5から図9に基づいて説明すれば、以下
の通りである。図1は、本実施形態に係る原稿給紙部2
8aを側面方向から見たときの概略構成を示す概略構成
図である。図5は、原稿給紙部28aに設けられる侵入
防止部材46および支持部材48のみを取り出して示す
拡大図である。図6は、開状態における侵入防止部材4
6付近を拡大した拡大図である。図7は、閉状態におけ
る侵入防止部材46付近を拡大した拡大図である。図8
は、原稿給紙部28aの整合ローラ40付近を図1中矢
印Xが指す向き、すなわち原稿Pの侵入の向きに見たと
きの概略構成を示す概略構成図である。なお、図1中矢
印Xが指す向きおよび方向を、それぞれ「原稿侵入向
き」および「原稿侵入方向」と称する。原稿侵入方向
は、原稿搬送方向とほぼ等しいが、原稿搬送方向は案内
部42aによって変化されるのに対し、原稿侵入方向は
案内部42aによって変化されない直線的な方向である
点が異なる。
【0045】原稿給紙部28aには、開状態として給紙
搬送路34を開放したときに、原稿Pが原稿セットトレ
イ30から送りローラ36の上方を超えて侵入したとし
ても、整合ローラ40のニップ部まで達することがない
ように阻止手段としての侵入防止部材46が設けられて
いる。侵入防止部材46は、第1ユニットAに取り付け
られた支持部材48に固定されている。したがって、開
状態においても侵入防止部材46は給紙搬送路34から
離れず閉状態と同じ位置を保つことになる。
搬送路34を開放したときに、原稿Pが原稿セットトレ
イ30から送りローラ36の上方を超えて侵入したとし
ても、整合ローラ40のニップ部まで達することがない
ように阻止手段としての侵入防止部材46が設けられて
いる。侵入防止部材46は、第1ユニットAに取り付け
られた支持部材48に固定されている。したがって、開
状態においても侵入防止部材46は給紙搬送路34から
離れず閉状態と同じ位置を保つことになる。
【0046】侵入防止部材46は、図5に示すように、
規制面46aおよび案内面46bを有している。規制面
46aは、図1に示すように、分離部38や原稿セット
トレイ30側の面であり、原稿侵入方向に対してほぼ垂
直な面である。規制面46aは、原稿侵入方向において
案内部42aより原稿侵入向きの下流側、すなわち原稿
セットトレイ30から遠い側に配置され、かつ、第2ロ
ーラ40bより原稿侵入向きの上流側、すなわち原稿セ
ットトレイ30に近い側に配置されている。
規制面46aおよび案内面46bを有している。規制面
46aは、図1に示すように、分離部38や原稿セット
トレイ30側の面であり、原稿侵入方向に対してほぼ垂
直な面である。規制面46aは、原稿侵入方向において
案内部42aより原稿侵入向きの下流側、すなわち原稿
セットトレイ30から遠い側に配置され、かつ、第2ロ
ーラ40bより原稿侵入向きの上流側、すなわち原稿セ
ットトレイ30に近い側に配置されている。
【0047】これにより、開状態においては、図6に示
すように、原稿Pが案内部42aによってその搬送方向
が変化されないため、原稿Pの先端が規制面46aに当
接することにより原稿Pのさらなる侵入が阻止される。
また、閉状態においては、図7に示すように、原稿Pが
案内部42aによりその搬送方向が変化され、原稿Pが
規制面46aに達することなく整合ローラ40のニップ
部側に搬送される。なお、給紙搬送路34において、案
内部42aにて原稿搬送方向が変化される位置を偏向点
という。
すように、原稿Pが案内部42aによってその搬送方向
が変化されないため、原稿Pの先端が規制面46aに当
接することにより原稿Pのさらなる侵入が阻止される。
また、閉状態においては、図7に示すように、原稿Pが
案内部42aによりその搬送方向が変化され、原稿Pが
規制面46aに達することなく整合ローラ40のニップ
部側に搬送される。なお、給紙搬送路34において、案
内部42aにて原稿搬送方向が変化される位置を偏向点
という。
【0048】また、案内面46bは、開状態において原
稿Pが案内部42にて案内されない場合に侵入防止部材
46において侵入してきた原稿Pが当接し得る部分より
下側、すなわち整合ローラ40のニップ部側に形成され
ている。そして、閉状態において原稿Pが案内部42a
にて案内されると、案内部42aとともに原稿Pを整合
ローラ40のニップ部側に案内できるようになってい
る。開状態においては案内面46bは原稿Pに作用せ
ず、原稿Pを案内することはない。
稿Pが案内部42にて案内されない場合に侵入防止部材
46において侵入してきた原稿Pが当接し得る部分より
下側、すなわち整合ローラ40のニップ部側に形成され
ている。そして、閉状態において原稿Pが案内部42a
にて案内されると、案内部42aとともに原稿Pを整合
ローラ40のニップ部側に案内できるようになってい
る。開状態においては案内面46bは原稿Pに作用せ
ず、原稿Pを案内することはない。
【0049】ここでは、侵入防止部材46が原稿侵入方
向と直交する原稿Pの幅方向において図8に示すように
配置されているものとしている。すなわち、第2ローラ
40bが原稿Pの幅方向に3つに分割されており、各第
2ローラ40bの間に侵入防止部材46が配置され、合
計2つの侵入防止部材46が設けられているものとして
いる。原稿Pの幅方向における侵入防止部材46の配置
はこれに限らず、開状態において原稿Pが侵入してきた
場合に、原稿Pの先端が規制面46aに当接し、原稿P
の侵入を阻止できるように配置されておればよい。
向と直交する原稿Pの幅方向において図8に示すように
配置されているものとしている。すなわち、第2ローラ
40bが原稿Pの幅方向に3つに分割されており、各第
2ローラ40bの間に侵入防止部材46が配置され、合
計2つの侵入防止部材46が設けられているものとして
いる。原稿Pの幅方向における侵入防止部材46の配置
はこれに限らず、開状態において原稿Pが侵入してきた
場合に、原稿Pの先端が規制面46aに当接し、原稿P
の侵入を阻止できるように配置されておればよい。
【0050】図9は、侵入防止部材46と整合ローラ4
0との間で原稿詰まりが発生した際に、それを取り除く
べく給紙カバー42を開いて開状態とした状態を示す概
略構成図である。なお、図9中の一点鎖線は、閉状態に
おける摩擦部材38bの配置を示している。原稿給紙部
28aでは、開状態においても侵入防止部材46は閉状
態と同じ位置にとどまるが、案内部42aや摩擦部材3
8bが給紙搬送路34を開放するため、ジャム処理を容
易に行うことができる。
0との間で原稿詰まりが発生した際に、それを取り除く
べく給紙カバー42を開いて開状態とした状態を示す概
略構成図である。なお、図9中の一点鎖線は、閉状態に
おける摩擦部材38bの配置を示している。原稿給紙部
28aでは、開状態においても侵入防止部材46は閉状
態と同じ位置にとどまるが、案内部42aや摩擦部材3
8bが給紙搬送路34を開放するため、ジャム処理を容
易に行うことができる。
【0051】以上のように、原稿給紙部28aは、原稿
搬送方向が変化される偏向点を給紙搬送路34上に有
し、第2ユニットBには偏向点にて原稿Pを案内して原
稿Pの搬送方向を変化させる案内部42aが設けられて
いる。そして、上記阻止手段は、原稿Pが原稿セットト
レイ30から給紙搬送路34に侵入する向き(原稿侵入
向き)における案内部42aに対する下流側に設けら
れ、給紙搬送路34が開放されて案内部42aが原稿P
を案内しない場合に、給紙搬送路34に侵入してくる原
稿Pの先端が当接するように配置された侵入防止部材
(当接部材)46である。
搬送方向が変化される偏向点を給紙搬送路34上に有
し、第2ユニットBには偏向点にて原稿Pを案内して原
稿Pの搬送方向を変化させる案内部42aが設けられて
いる。そして、上記阻止手段は、原稿Pが原稿セットト
レイ30から給紙搬送路34に侵入する向き(原稿侵入
向き)における案内部42aに対する下流側に設けら
れ、給紙搬送路34が開放されて案内部42aが原稿P
を案内しない場合に、給紙搬送路34に侵入してくる原
稿Pの先端が当接するように配置された侵入防止部材
(当接部材)46である。
【0052】これにより、給紙搬送路34を開放して詰
まった原稿Pを取り除くジャム処理を容易に行うことが
できるとともに、このジャム処理の際に、原稿セットト
レイ30に収容されている原稿Pがずれて給紙搬送路3
4側に侵入してきたとしても、侵入防止部材46によっ
てそれ以降への原稿Pの侵入を阻止することができる。
これにより、案内部42aに対して原稿搬送方向におけ
る下流側に配置された搬送手段である整合ローラ40の
ニップ部に原稿Pが侵入した状態で原稿Pの搬送が開始
され、整合ローラ40の機能、すなわち原稿Pの搬送タ
イミングの調整機能や斜行の防止機能が発揮されなくな
ることを防ぐことができる。
まった原稿Pを取り除くジャム処理を容易に行うことが
できるとともに、このジャム処理の際に、原稿セットト
レイ30に収容されている原稿Pがずれて給紙搬送路3
4側に侵入してきたとしても、侵入防止部材46によっ
てそれ以降への原稿Pの侵入を阻止することができる。
これにより、案内部42aに対して原稿搬送方向におけ
る下流側に配置された搬送手段である整合ローラ40の
ニップ部に原稿Pが侵入した状態で原稿Pの搬送が開始
され、整合ローラ40の機能、すなわち原稿Pの搬送タ
イミングの調整機能や斜行の防止機能が発揮されなくな
ることを防ぐことができる。
【0053】本実施の形態においては、分離部38の位
置よりも、原稿侵入向きの下流側に原稿Pが移動し、整
合ローラ40の手前まで到達した際に初めて原稿Pの下
流側へのさらなる侵入を阻止するように侵入防止部材4
6が配置されている。整合ローラ40に原稿Pが介在し
た状態で原稿Pの搬送を開始すると、整合ローラ40に
よる原稿Pの搬送開始タイミングの調整機能や斜行防止
機能が発揮されず、原稿Pを正常な状態で搬送できなく
なることがある。これにより、原稿Pの読み取りが不適
切となる。これは、「発明が解決しようとする課題」の
項で説明した第2の問題である。本実施形態では、この
ような問題を防ぐことができる。
置よりも、原稿侵入向きの下流側に原稿Pが移動し、整
合ローラ40の手前まで到達した際に初めて原稿Pの下
流側へのさらなる侵入を阻止するように侵入防止部材4
6が配置されている。整合ローラ40に原稿Pが介在し
た状態で原稿Pの搬送を開始すると、整合ローラ40に
よる原稿Pの搬送開始タイミングの調整機能や斜行防止
機能が発揮されず、原稿Pを正常な状態で搬送できなく
なることがある。これにより、原稿Pの読み取りが不適
切となる。これは、「発明が解決しようとする課題」の
項で説明した第2の問題である。本実施形態では、この
ような問題を防ぐことができる。
【0054】したがって、給紙カバー42を閉じた際に
は、原稿セットトレイ30の原稿最大スタック高さまで
原稿Pが収容されているような場合であっても、分離ロ
ーラ38aや摩擦部材38b等が損傷しないように、摩
擦部材38bを支持する給紙カバー42に対して、摩擦
部材38bが付勢部材38cを介して保持されるように
することで、給紙カバー42を閉じても、摩擦部材38
bが待避できる構造にしておくことが望ましい。また、
給紙カバー42を閉じた際に、給紙搬送路34内に原稿
Pの存在を検出した際には、取りのぞきを報知するよう
にすることが望ましい。
は、原稿セットトレイ30の原稿最大スタック高さまで
原稿Pが収容されているような場合であっても、分離ロ
ーラ38aや摩擦部材38b等が損傷しないように、摩
擦部材38bを支持する給紙カバー42に対して、摩擦
部材38bが付勢部材38cを介して保持されるように
することで、給紙カバー42を閉じても、摩擦部材38
bが待避できる構造にしておくことが望ましい。また、
給紙カバー42を閉じた際に、給紙搬送路34内に原稿
Pの存在を検出した際には、取りのぞきを報知するよう
にすることが望ましい。
【0055】この侵入防止部材46は、閉状態では原稿
Pの搬送を阻害するものではない。また、侵入防止部材
46は、開状態にされると同時に、つまり他の操作を伴
うことなく上記原稿Pの侵入阻止機能を発揮させること
ができる。
Pの搬送を阻害するものではない。また、侵入防止部材
46は、開状態にされると同時に、つまり他の操作を伴
うことなく上記原稿Pの侵入阻止機能を発揮させること
ができる。
【0056】なお、侵入防止部材46に対して原稿搬送
方向における下流側に配置される搬送手段としては、整
合ローラ40以外のものがあってもよい。例えば、閉状
態において互いに近接し、開状態において互いに離間す
るような搬送手段が、侵入防止部材46に対して原稿搬
送方向における下流側に配置されている場合には、上記
の構成により、原稿Pがそのような搬送手段の間に侵入
することを防ぐことができ、搬送手段と原稿Pとが押し
合うことによる原稿Pの破損やその搬送手段の損傷を防
ぐこともできるようになる。
方向における下流側に配置される搬送手段としては、整
合ローラ40以外のものがあってもよい。例えば、閉状
態において互いに近接し、開状態において互いに離間す
るような搬送手段が、侵入防止部材46に対して原稿搬
送方向における下流側に配置されている場合には、上記
の構成により、原稿Pがそのような搬送手段の間に侵入
することを防ぐことができ、搬送手段と原稿Pとが押し
合うことによる原稿Pの破損やその搬送手段の損傷を防
ぐこともできるようになる。
【0057】〔実施形態2〕本発明の第2の実施形態に
ついて図10から図12に基づいて説明すれば、以下の
通りである。図10は、本実施形態に係る原稿給紙部2
8bを側面方向から見たときの概略構成を示す概略構成
図である。図11および図12は、本実施形態に係る原
稿給紙部28cを側面方向から見たときの概略構成を示
す概略構成図であり、図11は開状態を、図12は閉状
態を示している。なお、図10および図11中の一点鎖
線は、閉状態における摩擦部材38bの配置を示してい
る。
ついて図10から図12に基づいて説明すれば、以下の
通りである。図10は、本実施形態に係る原稿給紙部2
8bを側面方向から見たときの概略構成を示す概略構成
図である。図11および図12は、本実施形態に係る原
稿給紙部28cを側面方向から見たときの概略構成を示
す概略構成図であり、図11は開状態を、図12は閉状
態を示している。なお、図10および図11中の一点鎖
線は、閉状態における摩擦部材38bの配置を示してい
る。
【0058】原稿給紙部28bおよび原稿給紙部28c
には、開状態として給紙搬送路34を開放したときに、
原稿Pが原稿セットトレイ30から送りローラ36の上
方を超えて侵入したとしても、分離ローラ38aの上方
まで達することがないように阻止手段としてのストッパ
ー(突出部材)が第1ユニットAに設けられている。原
稿給紙部28bには、図10に示すように、給紙搬送路
34が開放される際に回転により給紙搬送路34に突出
するストッパー50が設けられている。また、原稿給紙
部28cには、図11および図12に示すように、給紙
搬送路34が開放される際に直線運動により給紙搬送路
34に突出するストッパー52が設けられている。
には、開状態として給紙搬送路34を開放したときに、
原稿Pが原稿セットトレイ30から送りローラ36の上
方を超えて侵入したとしても、分離ローラ38aの上方
まで達することがないように阻止手段としてのストッパ
ー(突出部材)が第1ユニットAに設けられている。原
稿給紙部28bには、図10に示すように、給紙搬送路
34が開放される際に回転により給紙搬送路34に突出
するストッパー50が設けられている。また、原稿給紙
部28cには、図11および図12に示すように、給紙
搬送路34が開放される際に直線運動により給紙搬送路
34に突出するストッパー52が設けられている。
【0059】ストッパー50は、軸50aを中心として
約1/4回転分回転可能になっている。ストッパー50
は、閉状態においては給紙搬送路34に突出せず、分離
ローラ38a側に埋没された状態となる。図10では、
閉状態におけるストッパー50を二点鎖線で示してい
る。また、ストッパー50は、開状態においては給紙搬
送路34に突出し、原稿Pが原稿セットトレイ30から
侵入してきたとしても原稿Pを分離ローラ38aの上流
側、少なくとも分離ローラ38aと摩擦部材38bとの
接触部分の上流側で原稿Pの侵入を阻止するようになっ
ている。図10では、開状態におけるストッパー50を
実線で示している。
約1/4回転分回転可能になっている。ストッパー50
は、閉状態においては給紙搬送路34に突出せず、分離
ローラ38a側に埋没された状態となる。図10では、
閉状態におけるストッパー50を二点鎖線で示してい
る。また、ストッパー50は、開状態においては給紙搬
送路34に突出し、原稿Pが原稿セットトレイ30から
侵入してきたとしても原稿Pを分離ローラ38aの上流
側、少なくとも分離ローラ38aと摩擦部材38bとの
接触部分の上流側で原稿Pの侵入を阻止するようになっ
ている。図10では、開状態におけるストッパー50を
実線で示している。
【0060】ストッパー50の回転動作は、給紙カバー
42の動作と連動するようになっていることが望まし
く、給紙カバー42が開けられるとストッパー50は突
出し、給紙カバー42が閉じられるとストッパー50は
埋没するようになっていることが望ましい。そのために
は、例えば、給紙カバー42とストッパー50とをギア
の組み合わせ(リンク機構)等により機械的に連動させ
ればよい。あるいは、給紙カバー42が開かれたことを
検知する検知手段とストッパー50を駆動させる駆動手
段とを設け、検知手段の検知結果に基づいてストッパー
50を例えば電気的に駆動させるようにしてもよい。
42の動作と連動するようになっていることが望まし
く、給紙カバー42が開けられるとストッパー50は突
出し、給紙カバー42が閉じられるとストッパー50は
埋没するようになっていることが望ましい。そのために
は、例えば、給紙カバー42とストッパー50とをギア
の組み合わせ(リンク機構)等により機械的に連動させ
ればよい。あるいは、給紙カバー42が開かれたことを
検知する検知手段とストッパー50を駆動させる駆動手
段とを設け、検知手段の検知結果に基づいてストッパー
50を例えば電気的に駆動させるようにしてもよい。
【0061】ストッパー52は、バネ等からなる付勢部
材54および押入部材56により直線運動可能になって
いる。付勢部材54は第1ユニットAに設けられてお
り、押入部材56は第2ユニットBに設けられている。
ストッパー52は、閉状態においては押入部材56によ
って押し込まれることにより、給紙搬送路34に突出せ
ず、分離ローラ38a側に埋没された状態となる。ま
た、ストッパー50は、開状態においては押入部材56
からの力を受けないため、付勢部材54からの弾圧力に
よって給紙搬送路34に突出する状態となる。そして、
ストッパー52が給紙搬送路34から突出することによ
り、上記と同様に、原稿Pが原稿セットトレイ30から
侵入してきたとしても原稿Pを分離ローラ38aの上流
側、少なくとも分離ローラ38aと摩擦部材38bとの
接触部分の上流側で原稿Pの侵入を阻止するようになっ
ている。
材54および押入部材56により直線運動可能になって
いる。付勢部材54は第1ユニットAに設けられてお
り、押入部材56は第2ユニットBに設けられている。
ストッパー52は、閉状態においては押入部材56によ
って押し込まれることにより、給紙搬送路34に突出せ
ず、分離ローラ38a側に埋没された状態となる。ま
た、ストッパー50は、開状態においては押入部材56
からの力を受けないため、付勢部材54からの弾圧力に
よって給紙搬送路34に突出する状態となる。そして、
ストッパー52が給紙搬送路34から突出することによ
り、上記と同様に、原稿Pが原稿セットトレイ30から
侵入してきたとしても原稿Pを分離ローラ38aの上流
側、少なくとも分離ローラ38aと摩擦部材38bとの
接触部分の上流側で原稿Pの侵入を阻止するようになっ
ている。
【0062】なお、押入部材56、およびストッパー5
2における押入部材56と当接する部分は、閉状態にお
ける原稿Pの搬送を阻害しないために、原稿Pの幅方向
において、原稿Pが通過する領域の外側に配置されてい
る。ストッパー52における原稿Pの侵入を阻止する部
分は、原稿Pの幅方向において、原稿Pが通過する領域
内に位置している。
2における押入部材56と当接する部分は、閉状態にお
ける原稿Pの搬送を阻害しないために、原稿Pの幅方向
において、原稿Pが通過する領域の外側に配置されてい
る。ストッパー52における原稿Pの侵入を阻止する部
分は、原稿Pの幅方向において、原稿Pが通過する領域
内に位置している。
【0063】以上のように、原稿給紙部28bまたは原
稿給紙部28cでは、上記阻止手段が、給紙搬送路34
が開放された際に給紙搬送路34に突出するストッパー
50またはストッパー52である。このストッパー50
またはストッパー52は、給紙搬送路34においてほぼ
任意の位置に設けることができる。したがって、より上
流側、特に分離部38より上流側で原稿Pの侵入を阻止
することが可能になる。
稿給紙部28cでは、上記阻止手段が、給紙搬送路34
が開放された際に給紙搬送路34に突出するストッパー
50またはストッパー52である。このストッパー50
またはストッパー52は、給紙搬送路34においてほぼ
任意の位置に設けることができる。したがって、より上
流側、特に分離部38より上流側で原稿Pの侵入を阻止
することが可能になる。
【0064】分離部38の分離ローラ38aと摩擦部材
38bとの間に多数枚の原稿Pが介在した状態で給紙カ
バー42を閉じると、付勢部材38cに大きな弾圧力が
発生し、原稿Pと分離ローラ38aおよび摩擦部材38
bとの間に所定以上の力が働くことになる。このとき、
原稿Pが破損したり分離ローラ38aや摩擦部材38
b、付勢部材38cが損傷したりすることがある。ま
た、分離ローラ38aの逃げ部の曲率半径が小さいよう
な場合には、その逃げ部が介在する原稿Pに突き刺さる
ように作用し原稿Pを破損したり原稿Pに摺擦痕を形成
したりすることがある。原稿Pがさらに奥まで侵入して
いると、案内部42aの先端により、上記と同様に原稿
Pを破損したり原稿Pに摺擦痕を形成したりすることが
ある。さらに、案内部42aが櫛歯状の複数のリブで形
成されているような場合には、これらが顕著になる。こ
れらは、「発明が解決しようとする課題」の項で説明し
た第1の問題である。
38bとの間に多数枚の原稿Pが介在した状態で給紙カ
バー42を閉じると、付勢部材38cに大きな弾圧力が
発生し、原稿Pと分離ローラ38aおよび摩擦部材38
bとの間に所定以上の力が働くことになる。このとき、
原稿Pが破損したり分離ローラ38aや摩擦部材38
b、付勢部材38cが損傷したりすることがある。ま
た、分離ローラ38aの逃げ部の曲率半径が小さいよう
な場合には、その逃げ部が介在する原稿Pに突き刺さる
ように作用し原稿Pを破損したり原稿Pに摺擦痕を形成
したりすることがある。原稿Pがさらに奥まで侵入して
いると、案内部42aの先端により、上記と同様に原稿
Pを破損したり原稿Pに摺擦痕を形成したりすることが
ある。さらに、案内部42aが櫛歯状の複数のリブで形
成されているような場合には、これらが顕著になる。こ
れらは、「発明が解決しようとする課題」の項で説明し
た第1の問題である。
【0065】また、分離部38に原稿Pが介在した状態
で原稿Pの搬送を開始すると、分離部38による分離機
能が発揮されず、多重給紙を起こさせることがある。こ
れにより、読み取られない原稿Pが発生したり、ジャム
が発生しやすくなったりする。また、原稿Pが整合ロー
ラ40のニップ部まで達しているような場合には、原稿
Pの搬送タイミングの調整機能や斜行の防止機能が発揮
されなくなることがある。これらは、「発明が解決しよ
うとする課題」の項で説明した第2の問題である。
で原稿Pの搬送を開始すると、分離部38による分離機
能が発揮されず、多重給紙を起こさせることがある。こ
れにより、読み取られない原稿Pが発生したり、ジャム
が発生しやすくなったりする。また、原稿Pが整合ロー
ラ40のニップ部まで達しているような場合には、原稿
Pの搬送タイミングの調整機能や斜行の防止機能が発揮
されなくなることがある。これらは、「発明が解決しよ
うとする課題」の項で説明した第2の問題である。
【0066】上記の構成では、これらの問題を解消する
ことができる。なお、ストッパー50やストッパー52
は、給紙搬送路34の途中に設けてもよく、例えば実施
形態1における侵入防止部材46の位置に設けてもよ
い。ただし、この場合には、整合ローラ40側への原稿
Pの侵入を防止できるにとどまる。
ことができる。なお、ストッパー50やストッパー52
は、給紙搬送路34の途中に設けてもよく、例えば実施
形態1における侵入防止部材46の位置に設けてもよ
い。ただし、この場合には、整合ローラ40側への原稿
Pの侵入を防止できるにとどまる。
【0067】本発明に係るシート材搬送装置は、実施形
態1および2において説明した構成に限られるものでは
なく、シート材を積み重ねて収容するシート材収容部
と、上記シート材収容部に続くシート材搬送路が形成さ
れ、上記シート材収容部に収容されたシート材を上記シ
ート材搬送路を通して搬送するシート材搬送部とを備
え、上記シート材搬送部が、上記シート材搬送路を開放
可能であるとともに、上記シート材収容部が取り付けら
れた第1ユニットと、上記シート材搬送路を開放する際
に上記シート材搬送路を境にして上記第1ユニットから
分離される第2ユニットとからなるシート材搬送装置に
おいて、次のような構成を有するものであればよい。
態1および2において説明した構成に限られるものでは
なく、シート材を積み重ねて収容するシート材収容部
と、上記シート材収容部に続くシート材搬送路が形成さ
れ、上記シート材収容部に収容されたシート材を上記シ
ート材搬送路を通して搬送するシート材搬送部とを備
え、上記シート材搬送部が、上記シート材搬送路を開放
可能であるとともに、上記シート材収容部が取り付けら
れた第1ユニットと、上記シート材搬送路を開放する際
に上記シート材搬送路を境にして上記第1ユニットから
分離される第2ユニットとからなるシート材搬送装置に
おいて、次のような構成を有するものであればよい。
【0068】すなわち、上記シート材搬送路に沿って設
けられたシート材を搬送するための搬送手段と、上記第
1ユニットに設けられ、上記シート材搬送路が開放され
た状態において、シート材が上記シート材収容部から上
記シート材搬送路に侵入する向きにおける上記搬送手段
に対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止手段と
を備えている。
けられたシート材を搬送するための搬送手段と、上記第
1ユニットに設けられ、上記シート材搬送路が開放され
た状態において、シート材が上記シート材収容部から上
記シート材搬送路に侵入する向きにおける上記搬送手段
に対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止手段と
を備えている。
【0069】上記の構成では、第1ユニットと第2ユニ
ットとを分離してシート材搬送路を開放できることか
ら、シート材がシート材搬送路内で詰まった場合におい
て、詰まったシート材を取り除く処理等が容易になる。
ットとを分離してシート材搬送路を開放できることか
ら、シート材がシート材搬送路内で詰まった場合におい
て、詰まったシート材を取り除く処理等が容易になる。
【0070】シート材搬送路を開放した状態では、シー
ト材搬送路と続くシート材収容部からシート材がシート
材搬送路に沿って設けられた搬送手段の側へ侵入し得
る。侵入したシート材の枚数がある程度多い場合、シー
ト材が侵入した状態でシート材搬送路を閉じると、侵入
したシート材と搬送手段とが押し合ってシート材の破損
や搬送手段の損傷等が起こることがある。
ト材搬送路と続くシート材収容部からシート材がシート
材搬送路に沿って設けられた搬送手段の側へ侵入し得
る。侵入したシート材の枚数がある程度多い場合、シー
ト材が侵入した状態でシート材搬送路を閉じると、侵入
したシート材と搬送手段とが押し合ってシート材の破損
や搬送手段の損傷等が起こることがある。
【0071】また、シート材が侵入した状態でシート材
搬送路を閉じ、搬送手段の位置に最初からシート材が介
在した状態で搬送を開始すると、搬送手段によってはそ
の機能を発揮できずにシート材を正常な状態で搬送でき
なくなることもあり得る。
搬送路を閉じ、搬送手段の位置に最初からシート材が介
在した状態で搬送を開始すると、搬送手段によってはそ
の機能を発揮できずにシート材を正常な状態で搬送でき
なくなることもあり得る。
【0072】これに対して上記の構成では、搬送手段に
対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止手段が設
けられている。したがって、シート材が侵入したとして
も搬送手段の位置までは達しないようにすることができ
るため、上記の問題の発生を抑制することができる。
対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止手段が設
けられている。したがって、シート材が侵入したとして
も搬送手段の位置までは達しないようにすることができ
るため、上記の問題の発生を抑制することができる。
【0073】ここで、「搬送手段」とは、シート材に搬
送力を作用するための手段に限らず、シート材の分離機
能、搬送方向の変更機能、搬送タイミングの調整機能、
斜行の防止機能等、シート材の搬送を制御するための手
段を含んでいる。
送力を作用するための手段に限らず、シート材の分離機
能、搬送方向の変更機能、搬送タイミングの調整機能、
斜行の防止機能等、シート材の搬送を制御するための手
段を含んでいる。
【0074】また、シート材搬送部には同種または異種
の搬送手段が複数設けられているのが一般的であるが、
このような場合には、上記阻止手段は、少なくとも1つ
の搬送手段に対して、シート材が侵入する向きにおける
上流側でシート材の侵入を阻止するものであれば、その
搬送手段において上述したような問題が発生することを
防ぐことができる。
の搬送手段が複数設けられているのが一般的であるが、
このような場合には、上記阻止手段は、少なくとも1つ
の搬送手段に対して、シート材が侵入する向きにおける
上流側でシート材の侵入を阻止するものであれば、その
搬送手段において上述したような問題が発生することを
防ぐことができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るシート材搬
送装置は、シート材収容部と、シート材収容部に続くシ
ート材搬送路が形成され、シート材をシート材搬送路を
通して搬送するシート材搬送部とを備え、シート材搬送
部が、シート材搬送路を開放可能であるとともに、シー
ト材収容部が取り付けられた第1ユニットと、シート材
搬送路を開放する際に第1ユニットから分離される第2
ユニットとからなるシート材搬送装置であって、シート
材搬送路に沿って設けられた搬送手段と、第1ユニット
に設けられ、シート材搬送路が開放された状態におい
て、シート材がシート材搬送路に侵入する向きにおける
搬送手段に対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻
止手段とを備えている構成である。
送装置は、シート材収容部と、シート材収容部に続くシ
ート材搬送路が形成され、シート材をシート材搬送路を
通して搬送するシート材搬送部とを備え、シート材搬送
部が、シート材搬送路を開放可能であるとともに、シー
ト材収容部が取り付けられた第1ユニットと、シート材
搬送路を開放する際に第1ユニットから分離される第2
ユニットとからなるシート材搬送装置であって、シート
材搬送路に沿って設けられた搬送手段と、第1ユニット
に設けられ、シート材搬送路が開放された状態におい
て、シート材がシート材搬送路に侵入する向きにおける
搬送手段に対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻
止手段とを備えている構成である。
【0076】上記の構成では、シート材搬送路を開放し
て、シート材搬送路内で詰まったシート材を取り除く処
理を容易に行うことができるようになるとともに、シー
ト材搬送路を開放することによってシート材がシート材
搬送路内に侵入することによる種々の問題の発生を防ぐ
ことが可能となる。
て、シート材搬送路内で詰まったシート材を取り除く処
理を容易に行うことができるようになるとともに、シー
ト材搬送路を開放することによってシート材がシート材
搬送路内に侵入することによる種々の問題の発生を防ぐ
ことが可能となる。
【0077】本発明に係るシート材搬送装置は、上記の
シート材搬送装置において、さらに、シート材搬送路が
偏向点を有し、第2ユニットには、偏向点にてシート材
を案内してシート材の搬送方向を変化させるための案内
部材が設けられており、阻止手段は、シート材が侵入す
る向きにおける案内部材に対する下流側に設けられ、シ
ート材搬送路が開放されて案内部材がシート材を案内し
ない場合に、シート材搬送路内に侵入してくるシート材
の侵入を阻止する当接部材であることが好ましい。
シート材搬送装置において、さらに、シート材搬送路が
偏向点を有し、第2ユニットには、偏向点にてシート材
を案内してシート材の搬送方向を変化させるための案内
部材が設けられており、阻止手段は、シート材が侵入す
る向きにおける案内部材に対する下流側に設けられ、シ
ート材搬送路が開放されて案内部材がシート材を案内し
ない場合に、シート材搬送路内に侵入してくるシート材
の侵入を阻止する当接部材であることが好ましい。
【0078】上記の構成では、第2ユニットに設けられ
た案内部材によりシート材の搬送方向が変化される偏向
点がシート材搬送路にあり、阻止手段がその偏向点を利
用してシート材の侵入を阻止するようになっている。し
たがって、シート材搬送路が閉じられている状態では、
当接部材がシート材の搬送を阻害しないようにすること
ができるとともに、シート材搬送路が開放されると同時
に、つまり他の操作を伴うことなく上記シート材の侵入
阻止機能を発揮させることができる。
た案内部材によりシート材の搬送方向が変化される偏向
点がシート材搬送路にあり、阻止手段がその偏向点を利
用してシート材の侵入を阻止するようになっている。し
たがって、シート材搬送路が閉じられている状態では、
当接部材がシート材の搬送を阻害しないようにすること
ができるとともに、シート材搬送路が開放されると同時
に、つまり他の操作を伴うことなく上記シート材の侵入
阻止機能を発揮させることができる。
【0079】あるいは、本発明に係るシート材搬送装置
は、上記のシート材搬送装置において、さらに、阻止手
段が、シート材搬送路が開放された際にシート材搬送路
に突出する突出部材であることが好ましい。
は、上記のシート材搬送装置において、さらに、阻止手
段が、シート材搬送路が開放された際にシート材搬送路
に突出する突出部材であることが好ましい。
【0080】上記の構成では、上記偏向点を利用した阻
止手段とは異なり、シート材搬送路の形状によらないた
め、ほぼ任意の位置に阻止手段を設けることができる。
したがって、特定の位置に設けられた搬送手段に限ら
ず、他の搬送手段についても上記の侵入防止の効果を得
ることができる。
止手段とは異なり、シート材搬送路の形状によらないた
め、ほぼ任意の位置に阻止手段を設けることができる。
したがって、特定の位置に設けられた搬送手段に限ら
ず、他の搬送手段についても上記の侵入防止の効果を得
ることができる。
【0081】本発明に係るシート材搬送装置は、上記阻
止手段が突出部材であるシート材搬送装置において、さ
らに、突出部材が、第2ユニットが第1ユニットから分
離される動作に連動して上記シート材搬送路に突出する
ことが好ましい。
止手段が突出部材であるシート材搬送装置において、さ
らに、突出部材が、第2ユニットが第1ユニットから分
離される動作に連動して上記シート材搬送路に突出する
ことが好ましい。
【0082】上記の構成では、シート材搬送路が開放さ
れると同時に、つまり他の操作を伴うことなく上記シー
ト材の侵入阻止機能を発揮させることができる。
れると同時に、つまり他の操作を伴うことなく上記シー
ト材の侵入阻止機能を発揮させることができる。
【0083】本発明に係る画像処理装置は、上記何れか
のシート材搬送装置を備えている。この画像処理装置で
は、シート材搬送路を開放することができるので、シー
ト材がシート材搬送路内で詰まった場合において、詰ま
ったシート材を取り除く処理を容易に行うことができる
ようになる。また、シート材搬送路を開放した場合で
も、シート材が搬送手段の位置まで侵入することを防い
で上記の問題の発生を回避することが可能になる。これ
により、シート材としての原稿や記録紙等を損ねたり、
無駄な画像処理を行うことを抑制することができる。
のシート材搬送装置を備えている。この画像処理装置で
は、シート材搬送路を開放することができるので、シー
ト材がシート材搬送路内で詰まった場合において、詰ま
ったシート材を取り除く処理を容易に行うことができる
ようになる。また、シート材搬送路を開放した場合で
も、シート材が搬送手段の位置まで侵入することを防い
で上記の問題の発生を回避することが可能になる。これ
により、シート材としての原稿や記録紙等を損ねたり、
無駄な画像処理を行うことを抑制することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る原稿給紙部を側
面方向から見たときの概略構成を示す概略構成図であ
る。
面方向から見たときの概略構成を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置を備え
た画像読取装置を側面方向から見たときの概略構成を示
す概略構成図である。
た画像読取装置を側面方向から見たときの概略構成を示
す概略構成図である。
【図3】原稿給紙部を拡大して示す図2の拡大図であ
る。
る。
【図4】図2の原稿給紙部において、給紙カバーを開い
た状態を示す概略構成図である。
た状態を示す概略構成図である。
【図5】図1の原稿給紙部に設けられる侵入防止部材お
よび支持部材のみを取り出して示す拡大図である。
よび支持部材のみを取り出して示す拡大図である。
【図6】給紙搬送路が開放された状態における図1の原
稿給紙部の侵入防止部材付近を拡大した拡大図である。
稿給紙部の侵入防止部材付近を拡大した拡大図である。
【図7】給紙搬送路が閉じられた状態における図1の原
稿給紙部の侵入防止部材付近を拡大した拡大図である。
稿給紙部の侵入防止部材付近を拡大した拡大図である。
【図8】図1の原稿給紙部の整合ローラ付近を図1中矢
印Xが指す向きに見たときの概略構成を示す概略構成図
である。
印Xが指す向きに見たときの概略構成を示す概略構成図
である。
【図9】図1の原稿給紙部において、侵入防止部材と整
合ローラとの間で原稿詰まりが発生した際に、それを取
り除くべく給紙カバーを開いた状態を示す概略構成図で
ある。
合ローラとの間で原稿詰まりが発生した際に、それを取
り除くべく給紙カバーを開いた状態を示す概略構成図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る原稿給紙部を
側面方向から見たときの概略構成を示す概略構成図であ
る。
側面方向から見たときの概略構成を示す概略構成図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る他の原稿給紙
部において、給紙カバーを開いた状態を側面方向から見
たときの概略構成を示す概略構成図である。
部において、給紙カバーを開いた状態を側面方向から見
たときの概略構成を示す概略構成図である。
【図12】図11の原稿給紙部において、給紙カバーを
閉じた状態を側面方向から見たときの概略構成を示す概
略構成図である。
閉じた状態を側面方向から見たときの概略構成を示す概
略構成図である。
【図13】従来のシート材搬送装置の構成を示す概略構
成図である。
成図である。
【図14】図13のシート材搬送装置における搬送ガイ
ドを示す斜視図である。
ドを示す斜視図である。
10 原稿搬送装置 12 画像読取装置 14 画像読取部 28 原稿給紙部 30 原稿セットトレイ 34 給紙搬送路 36 送りローラ 38 分離部 38a 分離ローラ 38b 摩擦部材 38c 付勢部材 40 整合ローラ 40a 第1ローラ 40b 第2ローラ 42 給紙カバー 42a 案内部 46 侵入防止部材 46a 規制面 46b 案内面 50 ストッパー 52 ストッパー A 第1ユニットA B 第2ユニットB
Claims (5)
- 【請求項1】シート材を積み重ねて収容するシート材収
容部と、 上記シート材収容部に続くシート材搬送路が形成され、
上記シート材収容部に収容されたシート材を上記シート
材搬送路を通して搬送するシート材搬送部とを備え、 上記シート材搬送部が、上記シート材搬送路を開放可能
であるとともに、上記シート材収容部が取り付けられた
第1ユニットと、上記シート材搬送路を開放する際に上
記シート材搬送路を境にして上記第1ユニットから分離
される第2ユニットとからなるシート材搬送装置におい
て、 上記シート材搬送路に沿って設けられたシート材を搬送
するための搬送手段と、 上記第1ユニットに設けられ、上記シート材搬送路が開
放された状態において、シート材が上記シート材収容部
から上記シート材搬送路に侵入する向きにおける上記搬
送手段に対する上流側でシート材の侵入を阻止する阻止
手段とを備えていることを特徴とするシート材搬送装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載のシート材搬送装置におい
て、 上記シート材搬送路は、シート材の搬送方向が変化され
る偏向点を有し、 上記第2ユニットには、上記偏向点にてシート材を案内
してシート材の搬送方向を変化させるための案内部材が
設けられており、 上記阻止手段は、シート材が上記シート材収容部から上
記シート材搬送路に侵入する向きにおける上記案内部材
に対する下流側に設けられ、上記シート材搬送路が開放
されて上記案内部材がシート材を案内しない場合に、上
記シート材搬送路内に侵入してくるシート材の先端に当
接することによりさらなるシート材の侵入を阻止する当
接部材であることを特徴とするシート材搬送装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のシート材搬送装置におい
て、 上記阻止手段は、上記シート材搬送路が開放された際に
上記シート材搬送路に突出する突出部材であることを特
徴とするシート材搬送装置。 - 【請求項4】請求項3に記載のシート材搬送装置におい
て、 上記突出部材は、上記第2ユニットが上記第1ユニット
から分離される動作に連動して上記シート材搬送路に突
出することを特徴とするシート材搬送装置。 - 【請求項5】請求項1から4の何れか1項に記載のシー
ト材搬送装置を備えることを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153085A JP2002347978A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153085A JP2002347978A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002347978A true JP2002347978A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18997659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001153085A Pending JP2002347978A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | シート材搬送装置およびそれを備えた画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002347978A (ja) |
-
2001
- 2001-05-22 JP JP2001153085A patent/JP2002347978A/ja active Pending
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