JP2002347292A - カード搬送量調整機能付きタイムレコーダ及びタイムカード - Google Patents

カード搬送量調整機能付きタイムレコーダ及びタイムカード

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JP2002347292A
JP2002347292A JP2001152808A JP2001152808A JP2002347292A JP 2002347292 A JP2002347292 A JP 2002347292A JP 2001152808 A JP2001152808 A JP 2001152808A JP 2001152808 A JP2001152808 A JP 2001152808A JP 2002347292 A JP2002347292 A JP 2002347292A
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Hiroaki Yamagishi
裕明 山岸
Hirosada Watanabe
裕貞 渡辺
Masayuki Mochizuki
雅幸 望月
Daisuke Fujita
大輔 藤田
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    • G07C1/06Registering, indicating or recording the time of events or elapsed time, e.g. time-recorders for work people not involving the registering, indicating or recording of other data wherein the time is indicated in figures with apparatus adapted for use with individual cards

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムカードの搬送量の調整を、使用するタ
イムカードの紙質や伸縮具合、或は、印字欄の印刷状態
と言ったカードの性状に合致させた状態に調整して、就
業に関する時刻を印字欄の中にきちんと位置合せして印
字できるように工夫したカード搬送量調整機能付きタイ
ムレコーダを提供する。 【解決手段】 差込まれたタイムカードTA又はTBに
印刷されている開始点と終了点をマークセンサ10,1
1で読取ることにより、開始点から終了点に至るまでの
タイムカードTA,TBの搬送量をエンコーダ用センサ
12でカウントし、この搬送量と基準搬送量を比較して
調整値を算出し、算出した調整値に基づいてカード送り
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード搬送ローラ
の加工誤差や経年変化によってカード送り量に変化が生
じたり、或は、タイムカードの伸縮等によって印字欄に
変化が生じた場合であっても、カード搬送量を調整し
て、出退勤時刻を印字欄の中に正しく印字することがで
きるように構成したカード搬送量調整機能付きタイムレ
コーダと、このタイムレコーダに用いて好適なタイムカ
ードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述したカード搬送量調整機能付きタイ
ムレコーダに付いては、従来より、例えば特開平8−1
01935号公報に記載されているものが存在する。こ
の公報に記載されいるタイムレコーダは、調整専用のメ
ンテナンスカードにテストマークを表記し、このカード
の搬送時にマークセンサがカード下端縁を検知してから
テストマークを検知するまでにエンコーダから発生する
パルス数をカウントして、このパルス数と予め設定され
ている標準パルス数とを比較して補正値を求め、タイム
カードの搬送をこの補正値で補正したパルス数に基づい
て行うように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
タイムレコーダでは、日常出退勤情報の印字に使用して
いるタイムカードとは全く異なる調整専用のメンテナン
スカードを用いて、カード搬送量を調整するための補正
値を求めるものであるから、実際にタイムカードを挿入
して上記補正値に基づくカード搬送を行った場合に、カ
ード搬送に誤差が生じて、印字を印字欄の中に正しく印
字できなくなる不都合が生じる場合があった。
【0004】即ち、メンテナンスカードと日常使用する
タイムカードとは、製造環境や製造工程が全く異なるカ
ードであり、また、同一基準で作成したとしても多少の
差異は生じるものであって、特にタイムカードに関して
は、コピー品を製作して使用したり、異なる工場で製造
したものを使用する場合もあり、カードの紙質も一定で
はなく、使用する季節によってはカードが伸縮すること
もあるため、上記のメンテナンスカードを用いて求めた
補正値に基づいて、これ等各種性質が異なるタイムカー
ドの搬送量を一律に調整することは非常に難しく、その
結果、カード搬送量の調整を行ったにも係らず、印字が
印字欄に掛ったり、印字欄からはみ出したりする場合が
あって、時刻等を印字欄の中にきれいに印字できない問
題があった。
【0005】従って本発明の技術的課題は、タイムカー
ドの搬送量の調整を、使用するタイムカードの紙質や伸
縮具合、或は、印字欄の印刷状態と言ったカードの性状
に合致させて調整して、就業に関する時刻を印字欄の中
にきちんと位置合せした状態で印字できるように工夫し
たカード搬送量調整機能付きタイムレコーダを提供する
ことである。
【0006】また、本発明の他の技術的課題は、上述し
たカード搬送量調整機能付きタイムレコーダに用いて好
適なタイムカードを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】(1) 動作モードを印字モードと設定モ
ードに切替えて設定することができ、印字モードに設定
した場合は、差込まれたタイムカードをカード搬送モー
タによってその日の打刻印字段位置に搬送して時刻印字
を行い、設定モードに設定した場合には、上記タイムカ
ードの搬送量を調整できるように構成したタイムレコー
ダであって、上記タイムレコーダの動作モードを設定モ
ードに設定した場合に於いて、差込まれたタイムカード
に設けられている搬送量計測用の開始点と終了点を読取
るセンサと、開始点を読取ってから終了点を読取る迄に
搬送されるタイムカードの搬送量をカウントするエンコ
ーダと、カウントした搬送量と予め設定されている基準
搬送量とを比較して、搬送量を調整する調整値を算出す
る調整値算出手段と、この算出した調整値を段ピッチ調
整データとして登録する調整値登録手段を設ける一方、
上記タイムレコーダの動作モードを印字モードに設定し
た場合に於いて、カード搬送モータによる上記タイムカ
ードの搬送量を、上記登録されている段ピッチ調整デー
タに従って調整しながら、当日の打刻印字段位置にタイ
ムカードを搬送する搬送量制御手段を設けること。(請
求項1)
【0009】(2) 差込まれたタイムカードをカード
搬送モータがその日の打刻印字段位置に搬送して、打刻
印字を行うように構成したタイムレコーダであって、差
込まれたタイムカードに設けられている搬送量計測用の
開始点と終了点を読取るセンサと、開始点を読取ってか
ら終了点を読取る迄に搬送されるタイムカードの搬送量
をカウントするエンコーダと、カウントした搬送量と登
録されている段ピッチ調整データとを比較して、搬送量
を調整する調整値を算出する調整値算出手段と、算出し
た調整値に基づいてその日の打刻印字段位置を算出する
印字位置算出手段と、カード搬送モータを制御してタイ
ムカードを算出した上記の打刻印字段位置に搬送する搬
送量制御手段とを設けること。(請求項2)
【0010】(3) 上記エンコーダがカウントした搬
送量を、新たな段ピッチ調整データとして更新登録する
更新登録手段を設けること。(請求項3)
【0011】(4) 搬送量計測用の開始点と終了点と
して、タイムカードの下側部と上側部に間隔をあけて印
刷した開始マークと終了マークを用いること。(請求項
4)
【0012】(5) 搬送量計測用の開始点と終了点と
して、タイムカードに印刷されているIDコードのスタ
ートマークとエンドマークを用いること。(請求項5)
【0013】(6) タイムカードに印刷されているI
Dコードのスタートマーク又はエンドマークのいずれか
一方を、搬送量計測用の開始点として用いると共に、こ
のIDコードに対応させてタイムカードの上側部分に印
刷した終了マークを、搬送量計測用の終了点として用い
ること。(請求項6)
【0014】(7) 搬送量計測用の開始点として、タ
イムカードの下端縁又はタイムカードの下側部に印刷さ
れている罫線或は図柄のいずれか1つを使用し、上記搬
送量計測用の終了点として、タイムカードの上端縁又は
タイムカードの上側部に印刷されている罫線或は図柄の
いずれか1つを使用すること。(請求項7)
【0015】(8) 上述したカード搬送量調整機能付
きタイムレコーダに使用するタイムカードであって、カ
ードの下側部に、搬送量計測用の開始点となる開始マー
クを印刷する一方、カードの上側部には、上記の開始マ
ークに対応させて上記搬送量計測用の終了点となる終了
マークを印刷すること。(請求項8)
【0016】(9) 同じくカード搬送量調整機能付き
タイムレコーダに使用するタイムカードであって、カー
ドの一側に印刷されているIDコードのスタートマーク
又はエンドマークのいずれか一方を、搬送量計測用の開
始点と成すと共に、カードの上側部には、上記のIDコ
ードに対応させて上記搬送量計測用の終了点と成る終了
マークを印刷すること。(請求項9)
【0017】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、日常使用するタイムカードと同じタイムカード
を用いて、タイムカードの搬送量を調整することができ
るため、従来のように専用のメンテナンスカードを用い
て搬送量を調整した後、タイムカードを用いて出退勤時
刻を印字する場合のように、カードの紙質や製造工程の
相違、或は、伸縮具合等によって、搬送量の調整と実際
の印字との間にズレが生じることがないから、出退勤時
刻の印字を決められた印字欄の中に正しく位置させた状
態できれいに行うことを可能にする。
【0018】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、タイムカードをタイムレコーダに差込む度にカ
ード搬送量の調整を行い、その後、タイムカードに対し
て通常の出退勤時刻の印字を行うため、使用するタイム
カードの性状や、その日の湿度によるカードの伸縮具合
等を加味した状態でカード搬送できるものであって、出
退勤時刻の印字を常に印字欄の中に正しく位置させた状
態できれいに行うことを可能にする。
【0019】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、タイムカードに対する印字が行われる度に段ピ
ッチ調整データが更新されるため、カード搬送をより正
確に行って、出退勤時刻をその日の印字欄の中に確実に
印字することを可能にする。
【0020】上記(4)で述べた請求項4に係る手段に
よれば、カード搬送量を計測するための開始マークと終
了マークが日常使用するタイムカードに印刷されている
ため、このタイムカードをそのままカード搬送量調整カ
ードとして使用することができ、その結果、算出した調
整量に従ってタイムカードの搬送を正確に調整して、出
退勤時刻の印字を印字欄の中に正しく位置させた状態で
きれいに行うことを可能にする。
【0021】上記(5)、(6)、(7)で述べた請求
項5、6、7に係る各手段によれば、IDコードや罫線
等が印刷されている日常的に使用するタイムカードを、
そのままカード搬送量調整カードとして使用できるた
め、算出した調整量に従ってタイムカードを正確に搬送
して、印字欄の中に出退勤時刻の印字をきれいに収めた
状態で行うことを可能にする。
【0022】上記(8)、(9)で述べた請求項8、9
に係る各手段によれば、上記(4)と(6)で述べた請
求項4及び6に記載のカード搬送量調整機能付きタイム
レコーダに使用して好適なタイムカードを提供すること
を可能にする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るカード搬送
量調整機能付きタイムレコーダ及びタイムカードの実施
の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明に係るタ
イムレコーダの正面図、図2はその内部の構成を説明し
た構成図であって、図中、1はタイムレコーダ、2は後
述するタイムカードTAやTB(図4、図5参照)を差
込むカード挿入口、3は複数の押釦スイッチから成る入
力装置、4は時刻やメッセージ等を表示する表示器を示
す。
【0024】図2に於いて、1A,1B,1C,1Dは
上記タイムレコーダ1の内部に設けたカードガイド、2
1は左右の軸受21A,21Bに回転自在に支持したロ
ーラ軸、20はこのローラ軸21に取付けたカード送り
ローラ、15はカード搬送モータ、15Aと21Cはモ
ータ15側の駆動ウオームと、このウオーム15Aに噛
合して連動するローラ軸21側のウオームギヤで、前記
カード挿入口2から挿入されたタイムカードTA又はT
Bの下端部をカード検知センサ9が検知すると、カード
搬送モータ15が回転し、且つ、上記ウオーム15Aと
ウオームギヤ21Cの噛合によってローラ軸21が連動
回転してカード送りローラ20を回転するため、挿入さ
れたタイムカードTA又はTBを、各カードガイド1A
〜1Dのガイドに従ってタイムレコーダ1の内部に引込
み搬送する仕組に成っている。
【0025】22は上記ローラ軸21の一端に取付けた
エンコーダ用円板、12はこのエンコーダ用円板22の
回転を検出して、上記カード送りローラ20の回転に基
づくタイムカードTA,TBの搬送量を測定するエンコ
ーダ用センサ、10と11はタイムカードTA,TBの
表裏に印刷されているカード用又は就業者用のIDコー
ドTDや、後述するカード搬送量計測用の開始と終了の
各マークを読取ったり、或は、これ等各マークの代りに
タイムカードTA,TBの下端縁と上端縁を読取った
り、或は、カードの下側部と上側部に印刷されている罫
線や図柄等を読取ったりする表マークセンサと裏マーク
センサ、16は差込まれたタイムカードTA,TBに対
して出退勤時刻を印字するドットプリンタ、13はプリ
ンタホームポジションセンサを示す。
【0026】上記図2に示した如き構成を備えたタイム
レコーダ1によれば、カード送りローラ20によって下
方に引込み搬送されているタイムカードTBからマーク
センサ10又は11がIDコードを読取ってその日の打
刻印字段位置を決定し、上記ドットプリンタ16の印字
位置にこの打刻印字段位置が来るように、上記エンコー
ドセンサ12による監視を行いながら上記カード搬送モ
ータ15によるカード送りを行って、上記ドットプリン
タ16による出退勤時刻の印字を、タイムカードTBの
その日の打刻印字段に印字する仕組に成っている。
【0027】尚、図3は上述した本発明に係るタイムレ
コーダ1の電気的構成を説明したブロック図であって、
図中、5は制御部の中心を構成するCPU、6はROM
とRAMによって構成したメモリ、8はこれ等CPU5
とメモリ6の間にバス7を介して接続したインターフエ
イスであって、このインターフエイス8には、上述した
カード検知センサ9、表裏の各マークセンサ10,1
1、エンコーダ用センサ12、プリンタホームポジショ
ンセンサ13、時計回路14、表示器4、入力装置3、
カード搬送モータ15、ドットプリンタ16に加えて、
エラーが発生した場合に発音するブザー17が接続され
ていて、夫々がメモリ6に格納されているシステムプロ
グラムに従って制御作動される仕組に成っている。
【0028】本発明は、以上の如く構成したタイムレコ
ーダ1に於いて、カード搬送ローラ20の加工誤差や経
年変化、或は、タイムカードTA,TBの紙質の変化や
湿度による伸縮等が原因で、決められた打刻印字段(印
字欄)の中にドップリンタ16が出退勤時刻を正しく印
字できなくなる問題を、上記カード搬送ローラ20によ
るカード搬送量を調整することにより解決しようとする
ものであって、次に、その具体的な構成を説明する。
【0029】即ち、本発明の請求項1及び2に係るカー
ド搬送量調整機能付きタイムレコーダによれば、差込ま
れたタイムカードTA又はTBに設けられている搬送量
計測用の開始点と終了点を、表マークセンサ10又は裏
マークセンサ11で読取り、且つ、これ等のセンサ1
0,11が開始点を読取ってから終了点を読取る迄に搬
送されるタイムカードTA,TBの搬送量をエンコーダ
用センサ12でカウントするように構成している。
【0030】上記搬送量計測用の開始点と終了点に付い
ては、図4に示したタイムカードTAの場合は、カード
側縁の下側部と上側部に予め印刷したスタートマークT
1とエンドマークT2を用いる。(請求項4,8)ま
た、図5に示すようにカードの側縁にカード又は就業者
のIDコードTDを印刷したタイムカードTBの場合
は、IDコードTDのスタートマークTXとエンドマー
クT1′(段制御マーク)を用いるか、これ等各マーク
TX又はT1′のいずれかと、IDコードTDの上側部
に印刷されているエンドマークT2′を用いる。
【0031】更に、これ等各マークT1やT2、或は、
T1′,T2′,TXを使用せずに、請求項7に記載の
如く、タイムカードTA,TBの下端縁、又は、これ等
各カードTA,TBの下側部に印刷されている罫線や図
柄のいずれか1つを開始点と定め、且つ、各カードT
A,TBの上端縁、又は、各カードTA,TBの上側部
に印刷されている罫線や図柄のいずれか1つを終了点と
定めて、搬送量を計測する場合もある。
【0032】また、前記請求項1に係るタイムレコーダ
では、上記搬送量の計測を、前記入力装置3(図3)を
操作してタイムレコーダ1の動作モードを段ピッチ調整
用モードに設定した場合に限って行って、計測した搬送
量に基づいてカードの搬送量を調整する調整値を算出し
てこれを登録すると共に、タイムレコーダ1の動作モー
ドを印字モードに切替えて行うその後の出退勤時刻の印
字に際して、タイムカードTA又はTBの搬送を上記登
録した調整値で調整しながら行う仕組に成っている。
【0033】上述した搬送量の計測は、日常使用してい
るタイムカードTA、又はTBを挿入して行い、また、
上記搬送量を調整するための調整値は、上記のエンコー
ダセンサ12がカウントした開始点から終了点に至る上
記のカードの搬送量と、予めメモリ6(図3)に登録さ
れている基準搬送量とを比較して算出し、この算出した
調整値を段ピッチ調整データとしてメモリ6に登録し
て、以後のカード搬送に利用するように構成されてい
る。
【0034】一方、前記請求項2に係るタイムレコーダ
では、タイムレコーダ1の動作モードを印字モードにセ
ットして、タイムカードTA又はTBをタイムレコーダ
1に差込む度に、登録されている段ピッチ調整データと
比較しながら上述したカード搬送量の計測と、調整値の
算出を行い、この算出した段ピッチ調整データに従って
カード搬送モータ15を制御してタイムカードTA、又
はTBのカード搬送を行って、その日の打刻印字段位置
にドットプリンタ16が出退勤時刻を印字することがで
きると共に、前記請求項3に記載したタイムレコーダで
は、上記算出した段ピッチ調整データをメモリ6に更新
登録して、次回の印字に利用する仕組に成っている。
【0035】尚、上述した調整値(段ピッチ調整デー
タ)の算出と、この算出した調整値によるカード搬送の
制御に付いては、例えば前記特開平8−101935号
公報に記載されている調整方法と同じ方式、具体的に
は、マークセンサ10又は11が、タイムカードTA或
はTBの開始点を検知してから終了点を検知するまでに
エンコータ用センサ12が検知するパルス数をカウント
し、このパルス数と予め設定、又は、登録されている標
準パルス数(段ピッチ調整データ)とを比較して調整値
(新たな段ピッチ調整データ)を求め、カード搬送モー
タ15によるタイムカードTA,TBの搬送を、この調
整値で調整したパルス数に基づいて行う方式を使用する
が、この調整方式は実施の一例であって、本発明で使用
される調整方式が上記公報に開示された方式のみに限定
されないことは勿論である。
【0036】次に、図6と図7は、タイムカード(打刻
カード)として図5に示した一側にIDコードTDを印
刷すると共に、このIDコードTDのスタートマークT
XとエンドマークT1′(段制御マーク)を、カード搬
送量計測用の開始点と終了点に定めた日々用いる構成の
タイムカードTBを使用し、且つ、タイムレコーダ1の
動作モードを印字モードで行う通常の出退勤時刻の打刻
印字と、カードの搬送量を調整する段ピッチ調整処理の
手順、具体的には、前記請求項2に記載した発明の処理
手順を説明したフローチヤートであって、上記の段ピッ
チ調整処理は、就業者が日々の出退勤時刻をタイムカー
ドTBに印字する度に、メモリ6に記憶したプログラム
に従って自動的に行われる仕組に成っている。
【0037】図6と図7に示したフローチヤートに於い
て、ステップS4でスタートマークTX(開始点)を検
知した後、ステップS7で規定計算範囲内に段制御マー
ク、即ち、エンドマークT1′(終了点)があるか否か
が判定され、検出できない場合は規格外の無効カードと
してステップS16の無効処理へ進むが、エンドマーク
T1′を規定位置に検出した場合、即ち、正規なカード
と認められた場合は、ステップS8に進んでIDコード
TDをデコードした後、図7に示したステップS10に
進んで打刻印字段位置の算出(停止位置の算出)が成さ
れる。
【0038】上記ステップS10による打刻印字段位置
の算出は、上記のスタートマークTX(開始点)を検知
してからエンドマークT1′を検知するまでにエンコー
ダ用センサ12が検知するパルス数をカウントし、この
パルス数とメモリ6に予め記憶されている基準パルス数
(段ピッチ調整データ)とを比較してその調整値を求め
ることによって算出されるものであって、次のステップ
S11で搬送モータ15によるタイムカードTBの搬送
を、上記のエンドマークT1′(段制御マーク)を基準
にしてこの調整値で調整したパルス数で行って当日の打
刻印字段位置に停止した後、ステップS12に進んで出
退勤時刻を当日の打刻印字段の印字欄の中にドットプリ
ンタ16が正しく印字する仕組に成っている。
【0039】次いで、前記請求項3に記載したタイムレ
コーダでは、ステップS13で上記のスタートマークT
XからエンドマークT1′までのカウント数を段ピッチ
調整データと定めると共に、ステップS14でこのデー
タをメモリ6に更新登録した後、タイムカードTBを挿
入口2に排出して処理を終えるが、段ピッチ調整データ
をこの様に印字の度に更新登録するか、請求項2に記載
の発明のように、更新登録せずにメモリ6に記憶されて
いる基準のデータを用いるかは任意とする。
【0040】次に、図8と図9は、タイムカード(打刻
カード)として図5に示した一側にIDコードTDを印
刷すると共に、このIDコードTDのスタートマークT
Xと、カードの上側部に設けたエンドマークT2′をカ
ード搬送量計測用の開始点と終了点に定めた日常的に用
いるタイムカードTBを使用し、且つ、タイムレコーダ
1の動作モードを段ピッチ調整用の設定モードに設定し
て行う前記段ピッチ調整処理の手順、具体的には前記請
求項1に記載した発明の処理手順を説明したフローチヤ
ートであって、この調整処理は管理者によって定期的
に、又は、必要に応じて行われるものである。
【0041】図8と図9に示したフローチヤートに於い
て、ステップS23でスタートマークTX(開始点)を
検知した後、ステップS25で規格の合ったタイムカー
ドであるか否かが判定され、その後、ステップS28で
エンドマークT2′(終了点)を検出すると、ステップ
S30で両マークTXからT2′までのカウント数を段
ピッチ調整データと定め、ステップS31でこのデータ
をメモリ6に登録した後、ステップS32でタイムカー
ドTBを挿入口2に排出して処理を終えるものであっ
て、以後タイムカードTBをタイムレコーダ1に挿入す
る度に、カード搬送モータ15によるカード搬送が上記
メモリ6の段ピッチ調整データによって調整されて、当
日の打刻印字段の印字欄の中に、ドットプリンタ16が
出退勤印刷を正しく印字できる仕組に成っている。
【0042】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るカード
搬送量調整機能付きタイムレコーダ及びタイムカードに
よれば、カード搬送ローラの加工誤差や経年変化によっ
てカード送り量に変化が生じた場合でも、また、タイム
カードが湿度や紙質等の変化によって伸縮した場合であ
っても、カード搬送量を日常的に使用するタイムカード
と同じタイムカードを用いて正しく調整できるため、常
に当日の打刻印字段の印字欄の中に出退勤時刻を正しく
印字することができるものであって、タイムカードの印
字欄の中に出退勤時刻をきれいに位置させた状態に印字
できるタイムレコーダと、この印字を可能にするタイム
カードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード搬送量調整機能付きタイム
レコーダの全体を示した正面図である。
【図2】本発明に係るタイムレコーダの内部構造を説明
した構成図である。
【図3】本発明に係るタイムレコーダの電気的構成を説
明したブロック図である。
【図4】請求項7に記載した本発明に係るタイムカード
の構成を説明した正面図である。
【図5】請求項8に記載した本発明に係るタイムカード
の構成を説明した正面図である。
【図6】請求項2に記載した本発明に係るタイムレコー
ダと、図5に記載した本発明に係るタイムカードを用い
てカードの搬送量を調整する処理手順を説明したフロー
チヤートである。
【図7】上記図6に示したフローチヤートの続きを説明
したフローチヤートである。
【図8】請求項1に記載した本発明に係るタイムレコー
ダと、図5に記載した本発明に係るタイムカードを用い
てカードの搬送量を調整する処理手順を説明したフロー
チヤートである。
【図9】上記図8に示したフローチヤートの続きを説明
したフローチヤートである。
【符号の説明】
1 タイムレコーダ 6 メモリ 10,11 マークセンサ 12 エンコーダ用センサ 15 カード搬送モータ 16 ドットプリンタ TA,TB タイムカード T1 スタートマーク(開始点) T2 エンドマーク(終了点) TD IDコード TX スタートマーク(開始点) T1′ 段制御マーク(終了点) T2′ エンドマーク(終了点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 雅幸 神奈川県横浜市港北区大豆戸町275番地 アマノ株式会社内 (72)発明者 藤田 大輔 神奈川県横浜市港北区大豆戸町275番地 アマノ株式会社内 Fターム(参考) 2C059 AA12 AA17 AA26 AA29 AA38 AA57 AA80 3E038 AA01 BB02 EA09 EA10 EA14 FA01 HA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モードを印字モードと設定モードに
    切替えて設定することができ、印字モードに設定した場
    合は、差込まれたタイムカードをカード搬送モータによ
    ってその日の打刻印字段位置に搬送して時刻印字を行
    い、設定モードに設定した場合には、上記タイムカード
    の搬送量を調整できるように構成したタイムレコーダで
    あって、 上記タイムレコーダの動作モードを設定モードに設定し
    た場合に於いて、差込まれたタイムカードに設けられて
    いる搬送量計測用の開始点と終了点を読取るセンサと、
    開始点を読取ってから終了点を読取る迄に搬送されるタ
    イムカードの搬送量をカウントするエンコーダと、カウ
    ントした搬送量と予め設定されている基準搬送量とを比
    較して、搬送量を調整する調整値を算出する調整値算出
    手段と、この算出した調整値を段ピッチ調整データとし
    て登録する調整値登録手段を設ける一方、 上記タイムレコーダの動作モードを印字モードに設定し
    た場合に於いて、カード搬送モータによる上記タイムカ
    ードの搬送量を、上記登録されている段ピッチ調整デー
    タに従って調整しながら、当日の打刻印字段位置にタイ
    ムカードを搬送する搬送量制御手段を設けたことを特徴
    とするカード搬送量調整機能付きタイムレコーダ。
  2. 【請求項2】 差込まれたタイムカードをカード搬送モ
    ータがその日の打刻印字段位置に搬送して、打刻印字を
    行うように構成したタイムレコーダであって、 差込まれたタイムカードに設けられている搬送量計測用
    の開始点と終了点を読取るセンサと、開始点を読取って
    から終了点を読取る迄に搬送されるタイムカードの搬送
    量をカウントするエンコーダと、カウントした搬送量と
    登録されている段ピッチ調整データとを比較して、搬送
    量を調整する調整値を算出する調整値算出手段と、算出
    した調整値に基づいてその日の打刻印字段位置を算出す
    る印字位置算出手段と、カード搬送モータを制御してタ
    イムカードを算出した上記の打刻印字段位置に搬送する
    搬送量制御手段とを設けたことを特徴とするカード搬送
    量調整機能付きタイムレコーダ。
  3. 【請求項3】上記エンコーダがカウントした搬送量を、
    新たな段ピッチ調整データとして更新登録する更新登録
    手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のカード搬
    送量調整機能付きタイムレコーダ。
  4. 【請求項4】 搬送量計測用の開始点と終了点として、
    タイムカードの下側部と上側部に間隔をあけて印刷した
    開始マークと終了マークを用いることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載のカード搬送量調整機能付きタイム
    レコーダ。
  5. 【請求項5】 搬送量計測用の開始点と終了点として、
    タイムカードに印刷されているIDコードのスタートマ
    ークとエンドマークを用いることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のカード搬送量調整機能付きタイムレ
    コーダ。
  6. 【請求項6】 タイムカードに印刷されているIDコー
    ドのスタートマーク又はエンドマークのいずれか一方
    を、搬送量計測用の開始点として用いると共に、このI
    Dコードに対応させてタイムカードの上側部分に印刷し
    た終了マークを、搬送量計測用の終了点として用いるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載のカード搬送量
    調整機能付きタイムレコーダ。
  7. 【請求項7】 搬送量計測用の開始点として、タイムカ
    ードの下端縁又はタイムカードの下側部に印刷されてい
    る罫線或は図柄のいずれか1つを使用し、上記搬送量計
    測用の終了点として、タイムカードの上端縁又はタイム
    カードの上側部に印刷されている罫線或は図柄のいずれ
    か1つを使用することを特徴とする請求項1、2又は3
    記載のカード搬送量調整機能付きタイムレコーダ。
  8. 【請求項8】 カードの下側部に、搬送量計測用の開始
    点となる開始マークを印刷する一方、カードの上側部に
    は、上記の開始マークに対応させて上記搬送量計測用の
    終了点となる終了マークを印刷したことを特徴とするカ
    ード搬送量調整機能付きタイムレコーダに用いるタイム
    カード。
  9. 【請求項9】 カードの一側に印刷されているIDコー
    ドのスタートマーク又はエンドマークのいずれか一方
    を、搬送量計測用の開始点と成すと共に、カードの上側
    部には、上記のIDコードに対応させて上記搬送量計測
    用の終了点と成る終了マークを印刷したことを特徴とす
    るカード搬送量調整機能付きタイムレコーダに用いるタ
    イムカード。
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