JP2002345730A - 可撓性内視鏡装置 - Google Patents
可撓性内視鏡装置Info
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- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
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- A61B1/005—Flexible endoscopes
- A61B1/009—Flexible endoscopes with bending or curvature detection of the insertion part
Abstract
の変化を、放射線被爆なしに継続的に検出、表示するこ
とができる可撓性内視鏡装置を提供すること。 【解決手段】曲げられた角度の大きさに対応して光の伝
達量が変化する曲がり検出部22を有する複数のフレキ
シブルな曲がり検出用光ファイバー21を、それらの曲
がり検出部22が挿入部可撓管1の軸線方向に位置をず
らして配列されるように挿入部可撓管1の管壁13に埋
設し、各曲がり検出用光ファイバー21の光伝達量から
各曲がり検出部22が位置する部分における挿入部可撓
管1の屈曲状態を検出して、それを挿入部可撓管1の屈
曲状態としてモニター画面41に表示するようにした。
Description
するための可撓性内視鏡装置に関する。
は、胃腸等の内壁に沿って自由に屈曲するフレキシブル
な挿入部可撓管を有しており、挿入部可撓管の屈曲状態
を体外から把握するのは困難である。
のような挿入状態にあるのか判断がつかなくなったり、
次の挿脱操作をどのようにすればよいか判断できなくな
ってしまう場合がある。
屈曲状態を透視することができるが、X線照射は厚い鉛
壁等で囲まれた特別の室内で行う必要があるだけでな
く、連続的なX線透視は放射線被爆の問題があり、人体
に非常に悪い影響を与える恐れがある。
部材を取り付け、その磁界発生部材の位置を人体外に配
置された磁気センサーにより検出して、体内にある挿入
部の先端の位置をモニター画面に表示するようにしたも
のがある(特許第2959723号)。
挿入部の先端に取り付けられた磁界発生部材の位置を検
出する装置では、挿入部先端の位置が分かるだけで挿入
部可撓管の屈曲状態は分からず、しかもそのような装置
では外来ノイズの影響を受け易く、良好な状態で位置検
出を継続できない場合が少なくない。
可撓管の屈曲状態とその変化を、放射線被爆なしに継続
的に検出、表示することができる可撓性内視鏡装置を提
供することを目的とする。
め、本発明の可撓性内視鏡装置は、フレキシブルな挿入
部可撓管を有する可撓性内視鏡装置において、曲げられ
た角度の大きさに対応して光の伝達量が変化する曲がり
検出部を有する複数のフレキシブルな曲がり検出用光フ
ァイバーを、それらの曲がり検出部が挿入部可撓管の軸
線方向に位置をずらして配列されるように挿入部可撓管
の管壁に埋設し、各曲がり検出用光ファイバーの光伝達
量から各曲がり検出部が位置する部分における挿入部可
撓管の屈曲状態を検出して、それを挿入部可撓管の屈曲
状態としてモニター画面に表示するようにしたものであ
る。
ァイバーの途中に光吸収部が所定の方向にだけ形成され
たものであってもよく、曲がり検出用光ファイバーが埋
設された挿入部可撓管の管壁が押出成形によって形成さ
れていてもよい。
フレキシブルな帯状部材に固着されていて、その帯状部
材が挿入部可撓管に埋設されていてもよく、帯状部材
が、挿入部可撓管の軸線周りに90°又は180°回転
した位置関係で複数配置されていてもよい。
説明する。図2は可撓性内視鏡装置の全体構成を示して
おり、操作部2の下端に挿入部可撓管1の基端が連結さ
れ、挿入部可撓管1の先端付近の部分は、操作部2に配
置された操作ノブ3を回転操作することによって任意の
方向に屈曲する湾曲部1aになっている。
ない観察窓等が配置された先端部本体4が連結されてお
り、先端部本体4に内蔵された固体撮像素子(図示せ
ず)で撮像された内視鏡観察像の映像信号が、操作部2
から延出する映像信号線6により外部のビデオプロセッ
サ7に送られ、内視鏡観察画像が観察画像用モニター8
に表示される。
面の延長方向(即ち、観察画面における上方向と下方
向)の位置に、後述する複数の曲がり検出用光ファイバ
ーが配置されたフレキシブルな合成樹脂製の帯状部材2
0が埋設されていて、その基端部が光信号入出力装置3
0に接続されている。
がコンピュータ40に接続され、そのコンピュータ40
には、ブラウン管又は液晶等を用いて画像表示を行う挿
入状態表示用モニター41が接続されている。
ており、帯状部材20は二つのうちの一方だけが図示さ
れている。また、図3と図4は、挿入部可撓管1の正面
断面図(図1におけるIII−III断面)と側面半断面図で
あり、挿入部可撓管1内に挿通配置されている各種内蔵
物の図示は省略されている。
金属製の螺旋管11に金属細線製の網状管12を被覆し
て、さらにその外周に可撓性合成樹脂材の外皮13を被
覆して形成されている。
露出しないように外皮13中に埋設されており、挿入部
可撓管1の軸線周りに180°回転した位置関係の「上
方向」と「下方向」の位置に、挿入部可撓管1の軸線と
平行に埋設されている。
の曲がり検出用光ファイバー21が順に位置を変えて滑
らかなU字状に後方に曲げ戻された状態に配置されてい
る。そして、各曲がり検出用光ファイバー21の曲げ戻
し部の近傍に曲がり検出部22が形成されている。
線方向に例えば数センチメートル程度の間隔をあけて、
挿入部可撓管1の全長にわたって例えば5〜30個程度
配置されている。
クラッドが被覆された曲がり検出用光ファイバー21の
途中の部分に、光吸収部分が所定の方向(例えば上方向
又は下方向)にだけ形成されたものであり、曲がり検出
部22が曲げられた程度に対応して光の伝達量が変化す
るので、それを検出することによって曲がり検出部22
が配置された部分の曲がり角度を検出することができ
る。
94号等に記載されている通りであるが、以下に簡単に
説明をする。図5において、21aと21bは、一本の
曲がり検出用光ファイバー21のコアとクラッドであ
り、曲がり検出部22には、コア21a内を通過してき
た光をコア21a内に全反射せずに吸収してしまう光吸
収部22aが、クラッド21bの特定方向(ここでは
「下方向」)の部分に形成されている。
出用光ファイバー21が上方向に曲げられると、コア2
1a内を通る光のうち光吸収部22aにあたる光の量
(面積)が増えるので、曲がり検出用光ファイバー21
の光伝達量が減少する。
用光ファイバー21が下方向に曲げられると、コア21
a内を通る光のうち光吸収部22aにあたる光の量(面
積)が減少するので、曲がり検出用光ファイバー21の
光伝達量が増加する。
り検出用光ファイバー21の曲がり量と光伝達量とは一
定の関係(例えば一次関数的関係)になるので、曲がり
検出用光ファイバー21の光伝達量を検出することによ
り、光吸収部22aが形成されている曲がり検出部22
部分の曲がり角度を検出することができる。
間隔をあけて複数の曲がり検出部22が配列されている
場合には、各曲がり検出部22間の間隔と検出された各
曲がり検出部22の曲がり角度から、挿入部可撓管1全
体の上下方向の屈曲状態を検出することができる。
ような曲がり検出部22に対して並列にさらに第2の曲
がり検出部22′を配置して、横に並んだ二つの曲がり
検出部22,22′の光伝達量を比較すれば、左右方向
に捩れがない場合には双方の光伝達量に差がなく、左右
方向の捩じれ量に応じて双方の光伝達量の差が大きくな
る。
の光伝達量を計測してその計測値を比較することによ
り、曲がり検出部22,22′が配置された部分の左右
方向の捩れ量を検出することができる。この原理は、米
国特許第6127672号等に記載されている通りであ
る。
入部可撓管1の軸線方向に所定の間隔で配置すると共
に、軸線周りに位置をずらして第2の複数の曲がり検出
部22′を配置し、各曲がり検出部22,22′におけ
る光伝達量を検出、比較することにより挿入部可撓管1
全体の三次元の屈曲状態を検出することができる。
り、一つの発光ダイオード31からの射出光が全部の曲
がり検出用光ファイバー21に入射される。32は、発
光ダイオード31の駆動回路である。
の射出端毎に、光の強度レベルを電圧レベルに変換して
出力するフォトダイオード33が配置されていて、各フ
ォトダイオード33からの出力が、アンプ34で増幅さ
れてからアナログ/デジタル変換器35によりデジタル
信号化されてコンピュータ40に送られる。
挿入部可撓管1が体内に挿入される際には、図10に示
されるように、挿入部案内部材50が体内への入口部分
(例えば口又は肛門)に取り付けられて、挿入部可撓管
1はその挿入部案内部材50内を通される。
管1の挿入長(即ち、挿入部案内部材50に対する通過
長)Lを検出するためのエンコーダ60等が設けられて
いて、エンコーダ60からの出力信号がコンピュータ4
0に送られるようになっている。
の一例を示しており、圧縮コイルスプリング52によっ
て付勢された複数の回転自在な球状部材51が、挿入部
可撓管1を周囲から挟み付ける状態に配置されている。
管1の挿入長Lに比例して回転し、球状部材51のうち
の一つに、挿入部可撓管1の挿入長Lに比例する数のパ
ルスを出力するエンコーダ60が連結されている。
部可撓管1の挿入長Lの検出は、例えば特開昭56−9
7429号や特開昭60−217326号等に記載され
ているように、挿入部可撓管1の表面からの光反射等を
利用してもよく、その他の手段によっても差し支えな
い。
に、コンピュータ40には光信号入出力装置30とエン
コーダ60から挿入部可撓管1の屈曲状態検出信号と挿
入長検出信号が入力し、挿入部案内部材50の画像5
0′と、挿入部可撓管1の屈曲状態を示す画像1′が挿
入状態表示用モニター41に表示される。
0′の表示位置を挿入状態表示用モニター41上におい
て固定し、それより前方に挿入された部分の挿入部可撓
管1の屈曲状態を示す画像1′を、挿入部可撓管1の変
化に合わせてリアルタイムで変化させることにより、体
内における挿入部可撓管1の状態を容易に把握すること
ができる。
用モニター41に表示させるためのコンピュータ40の
ソフトウェアの内容の概略を示すフロー図であり、図中
のSはステップを示す。
状態を表示させるためには、まず挿入部可撓管1を体内
に挿入する前に、実際に用いられる内視鏡の挿入部可撓
管1の屈曲角度と曲がり検出用光ファイバー21から得
られる検出信号とを対比させるキャリブレーションを行
っておくことが好ましい(S1)。
ら、エンコーダ60から挿入部の挿入長Lの検出信号を
入力して(S2)、挿入部案内部材50が挿入部可撓管
1のどの位置にあるかを算出する(S3)。
からの検出信号V1 …を入力して(S4)、その検出信
号V1 …をキャリブレーションデータに基づいて曲がり
角度に変換し(S5)、各曲がり検出部22部分の曲が
り角度から、三次元座標上における各曲がり検出部22
の位置を算出する(S6)。
いて挿入部案内部材50の像50′の位置を動かさない
ようにして、各曲がり検出部22の位置を滑らかに結ん
で表示することにより挿入部可撓管1の屈曲状態が表示
され(S7)、S2へ戻ってS2〜S7を繰り返す。
モニター41における表示は二次元画像であるが、各曲
がり検出部22の位置についての三次元データが得られ
ているので、「上方向」だけでなく任意の回転方向にお
ける挿入部可撓管1の屈曲状態を表示させることができ
る。
から挿入部可撓管1の軸線周りの回転方向を検出して、
挿入部可撓管1の軸線周りの回転量に対応して挿入状態
表示用モニター41の表示像を回転させれば、挿入状態
表示用モニター41に患者の身体の向きが固定されたか
のごとく画像表示させることができる。
を挿入部可撓管1に埋設する製造工程の一例を示してお
り、螺旋管11と網状管12とからなる芯材に押出成形
によって外皮13を被覆する際に、曲がり検出用光ファ
イバー21が設けられた帯状部材20を芯材上に仮止め
しておき、その外側に溶融した外皮13を押し出して帯
状部材20を埋設している。
13bの二層構造にして、内層13aには帯状部材20
に対して密着性のよい軟性の樹脂を用い、外層13bに
は耐薬品性のよい樹脂を用いるとよい。
出用光ファイバー21に200℃程度の熱がかかるの
で、曲がり検出用光ファイバー21を例えば石英ガラス
等のような耐熱性のある材料によって形成するとよい。
のではなく、例えば図14に示される第2の実施例のよ
うに曲がり検出用光ファイバー21が設けられた二つの
帯状部材20を挿入部可撓管1の軸線周りに90°位置
をずらして配置してもよい。
うに、帯状部材20を一つだけにして、例えば帯状部材
20の表裏両面に曲がり検出用光ファイバー21を設け
る等しても三次元の曲がり状態検出を行うことができ
る。
曲がり検出用光ファイバーに形成された曲がり検出部に
おいて曲げられた角度の大きさに対応して光の伝達量が
変化し、各曲がり検出用光ファイバーの光伝達量から各
曲がり検出部が位置する部分における挿入部可撓管の屈
曲状態が検出されて表示されるので、体内に挿入された
内視鏡挿入部の屈曲状態を放射線被爆なしに継続的に検
出、表示することができ、曲がり検出用光ファイバーが
挿入部可撓管の管壁に埋設されているので、曲がり検出
用光ファイバーが破損し難くて内視鏡の挿入性の障害に
もならない。
撓管の先端付近の斜視図である。
(挿入部案内部材を除く)の略示図である。
断面における断面図(図1におけるIII−III断面図であ
る。
である。
ァイバーの曲がり検出部の略示断面図である。
ァイバーの曲がり検出部が屈曲した状態の略示断面図で
ある。
ァイバーの曲がり検出部が逆方向に屈曲した状態の略示
断面図である。
ァイバーによる三次元の屈曲状態検出の原理を説明する
ための略示図である。
ある。
態の全体構成を示す略示図である。
図である。
アの内容を略示するフロー図である。
一例の略示図である。
に垂直な断面における断面図である。
に垂直な断面における断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】フレキシブルな挿入部可撓管を有する可撓
性内視鏡装置において、 曲げられた角度の大きさに対応して光の伝達量が変化す
る曲がり検出部を有する複数のフレキシブルな曲がり検
出用光ファイバーを、それらの曲がり検出部が上記挿入
部可撓管の軸線方向に位置をずらして配列されるように
上記挿入部可撓管の管壁に埋設し、上記各曲がり検出用
光ファイバーの光伝達量から各曲がり検出部が位置する
部分における上記挿入部可撓管の屈曲状態を検出して、
それを上記挿入部可撓管の屈曲状態としてモニター画面
に表示するようにしたことを特徴とする可撓性内視鏡装
置。 - 【請求項2】上記曲がり検出部は、上記曲がり検出用光
ファイバーの途中に光吸収部が所定の方向にだけ形成さ
れたものである請求項1記載の可撓性内視鏡装置。 - 【請求項3】上記曲がり検出用光ファイバーが埋設され
た上記挿入部可撓管の管壁が押出成形によって形成され
ている請求項1又は2記載の可撓性内視鏡装置。 - 【請求項4】上記複数の曲がり検出用光ファイバーがフ
レキシブルな帯状部材に固着されていて、その帯状部材
が上記挿入部可撓管に埋設されている請求項1、2又は
3記載の可撓性内視鏡装置。 - 【請求項5】上記帯状部材が、上記挿入部可撓管の軸線
周りに90°又は180°回転した位置関係で複数配置
されている請求項4記載の可撓性内視鏡装置。
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