JP2002345717A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents

食器洗い乾燥機

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JP2002345717A
JP2002345717A JP2001154944A JP2001154944A JP2002345717A JP 2002345717 A JP2002345717 A JP 2002345717A JP 2001154944 A JP2001154944 A JP 2001154944A JP 2001154944 A JP2001154944 A JP 2001154944A JP 2002345717 A JP2002345717 A JP 2002345717A
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salt
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electrolytic
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JP2001154944A
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Yu Kawai
祐 河合
Shigeru Shirai
白井  滋
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解水を生成する電解槽を樹脂化するととも
に、電極端子を電解槽のケーシングにインサート成型す
ることで、電解水及び食塩による耐食性を向上させる。 【解決手段】 電解手段25のケーシング25cをアク
リルなどの透明性を有する樹脂で形成するとともに電極
端子をケーシング25cにインサート成型することによ
り、電解水による耐食性が向上する。またその内部を観
察することができ、電極25a、25b表面の劣化状態
も知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用或いは家庭
で使用する食器洗い乾燥機の、特に食器などを洗浄・漂
白・除菌技術に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗い乾燥機の構成について、
図3に基づいて説明する。1は流し台でその天板2には
食器洗い乾燥機3を載置する。4は洗浄槽、5は食器を
収納する食器かごで、回動するローラ6を介して、洗浄
槽4の側面に設けられたレール面7に支持されている。
8は洗浄槽4の開口部に設けられた蓋である。9は給水
弁、10は水量検知装置で、給水弁9を開放することに
より給水が行われるが、水量検知手段10によってその
水量は検知されて設定量が洗浄槽4に貯水される。11
は洗浄槽4に配置された加熱用ヒータであり、洗浄水を
加熱する。12は洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、13は
洗浄槽4の下方に設置された洗浄ノズルであり、洗浄ポ
ンプ12によって加圧された洗浄水を、食器かご5に収
納された食器に下方から噴射する。
【0003】このように洗浄ポンプ12を動作させるこ
とにより、洗浄ノズル13から洗浄水が噴射され、洗剤
を用い洗浄水を加熱しながら洗浄する本洗い工程、その
後数回の洗浄水を加熱しながらすすぎを行うすすぎ工
程、そして最後に所定の温度まで、加熱しながらすすぎ
を行うすすぎ工程へと進み食器を洗浄する。洗浄が終了
すると、食器を乾燥する工程に入り、食器を乾燥させた
後運転は終了する。そして、蓋8を開けて食器かご5を
手前に引き出して食器を取り出す。14は洗浄ポンプ1
2等の運転を制御する制御装置である。15は給水ホー
ス、16は排水ホース、17は排水ポンプである。
【0004】しかし、従来の上記した食器洗い乾燥機3
は、洗剤中に漂白成分が混入されているが、その量は十
分でなく、湯呑などに茶渋が堆積するという問題があっ
た。また使用者は、洗い桶等に漂白剤を投入した水を張
り、湯呑や茶渋の汚れがきつく、普段食器洗い乾燥機に
投入しない急須、まな板などを長時間放置した後にすす
いで、さらに乾燥させるなど、多大な時間と労力を要す
る漂白作業をしていた。また、この際に漂白剤が混入さ
れた洗浄水に触れることになり皮膚が荒れるなどの課題
があった。またシンクを長時間占拠することになり、調
理作業や後始末作業の邪魔になるという課題があった。
【0005】なお、特開昭63−181733号公報に
は漂白剤或いは漂白剤を配合した洗剤を自動投入する装
置を有するものが開示されているが、本発明は次亜塩素
酸イオンの生成と供給を自動化している点で特開昭63
−181733号公報とは異なるものである。また特開
平5−137689号公報は、漂白効果を有する次亜塩
素酸の生成に関するものであるが、循環経路中に電気分
解用の電極を有するものであるうえ、電気分解により生
成した次亜塩素酸による耐食性を考慮した構成について
は記載されておらず、本発明の電解槽を樹脂化するとい
う点では異なるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決するために、食器を収納した洗浄槽中で食器に
付着した汚れを洗浄水により洗浄する食器洗浄機におい
て、塩素イオンを含有する水を電気分解することにより
食器の洗浄・漂白・除菌に用いる洗浄水を生成する電解
手段を備えるとともに、前記電解手段のケーシング部を
樹脂で構成したものである。
【0007】本発明の要点は、食器洗い乾燥機に漂白・
除菌・洗浄作用を有する次亜塩素酸イオン等を自動的に
生成・供給することで、漂白作業に要する労力や時間を
軽減すると共に、電解槽を樹脂化することで、次亜塩素
酸イオン等からの耐食性を向上させ、長期にわたって信
頼性を保持させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、塩素イ
オンを含有する水の電気分解により食器の洗浄・漂白・
除菌用の洗浄水を自動生成させるとともに、電解手段の
ケーシング部を樹脂化することで、長期にわたって電解
槽の耐食性を確保することができる。また、食器などの
漂白を全自動で行うことができ、家事労働の軽減や手荒
れを防止することが実現できるものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、電解手段のケー
シング部に食塩の投入口を設けるとともに、投入口を密
閉する蓋を備えたことにより、食塩の投入口から食塩を
投入することは勿論のこと、循環ポンプを動作させた際
に投入口から洗浄水が流入することを防止できる。つま
り循環ポンプ動作中に電解水を生成することが可能にな
る。また、投入口を食器洗い洗浄機の外部に設けること
も可能になり、食器を投入する蓋を開閉することなく食
塩を投入することができ、使い勝手が向上する。
【0010】請求項3に記載の発明は、投入口付近に投
入用ガイドを設けたことにより、食塩投入時に電解槽内
に設けた電極の電極間に確実に食塩が投入される。つま
り、電極間に投入された食塩は順次溶解し、塩素イオン
となるとともに、電気分解時に生じる酸素・塩素・水素
等の気泡の上昇により生ずる電極間の上昇流により、高
濃度の塩素イオン水が確実に電極間に移動することにな
り、漂白・除菌・洗浄ように用いる電解水を生成する電
解効率が向上する。さらに所定濃度の電解水を生成する
時間の短時間化が図れる。
【0011】請求項4に記載の発明は、電解槽の電極の
下方側に溝部を設けることにより、食塩が溝部に入り込
むとともに、高濃度の塩素イオンが電極の下方側に多く
保持することができる。よって、電気分解時には常に塩
素イオンが高濃度の水を電気分解することができるう
え、生成する際に発生する水素や酸素などのガスにより
生じるきたいにより上昇流と、電極の外側に生じる下降
流とで起こる電解槽内の対流を生じやすくすることがで
き、電解効率が向上する。
【0012】請求項5に記載の発明は、電解槽に対し、
電極の端子をインサート成型したものであり、ゴム材な
どで形成されるシール部品を用いることなく構成でき
る。よって、ゴム材が、塩素イオンや次亜塩素酸イオン
により劣化して、水漏れが生じたりすることを防止でき
るうえ、部品点数を低減でき、低コスト化が実現しやす
い。
【0013】請求項6に記載の発明は、電極端子を電解
槽の側部より突出させたことにより、常に電解槽内の電
極端子部は常に水に浸漬された状態であり、端子部の腐
食が確実に抑制される。よって、電気分解時に万一過電
流が流れることがあっても、電極の端子部が溶断するな
どの事態を避けることができる。また下方側に端子部を
設けないため、食塩による腐食をも防止することができ
る。
【0014】請求項7に記載の発明は、電解槽の一部或
いは全部を透明度のある樹脂で構成したことにより、電
解槽内部の状態をひとめ見て判断できる。よって、電解
槽を分解することなくメンテナンスなどの方法を判断す
ることができる。
【0015】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の実施例1を示す
食器洗い乾燥機の構成図である。図2は電解手段の斜視
図である。
【0016】図1において、20は食器洗い乾燥機の本
体、21は洗浄槽、22は食器を収納するかごで、23
は洗浄槽21の開口部に設けられた本体蓋である。24
は給水開閉弁24である。25は漂白・除菌及び洗浄用
の電解水を生成する電解手段である。26は給水弁から
供給される水を直接洗浄槽21内に給水或いは電解手段
25を介して洗浄槽21に給水するための給水回路の切
替えを行う切替え弁である。27はフロート式の水位検
知手段で、給水弁25を開成することにより給水が行わ
れるが、水位検知手段27によって、その水位が検知さ
れて規定量が洗浄槽21に貯水される。
【0017】28は洗浄槽21内の下方側に配置された
加熱用ヒータであり、洗浄水を加熱する或いは食器を乾
燥させる際に使用する。29は洗浄水を循環させる循環
ポンプ、30は洗浄槽21の下方に配置された洗浄ノズ
ルである。31は洗浄ポンプ29の運転を制御する制御
手段である。32は給水ホース、33は排水ホースであ
る。34は洗浄槽21に貯水した水を機外に排出するた
めの排水ポンプである。35は食器を乾燥させる際に使
用する送風機である。36は本体正面に設けられた操作
部である。
【0018】また図2において、25は電解槽であり、
陽極25aと陰極25bの少なくとも一対の電極を対向
して内設した、その一部或いは全体が透明の樹脂で構成
されたケーシング25cと、ケーシング25c上部に接
続されるように設けられた食塩の投入口25dと、投入
口25dを密閉する投入口蓋25eと、食塩の投入口2
5d近傍に設けられ投入した食塩を陽極25a及び陰極
25bで形成される電極間に導く投入ガイド25fと、
ケーシング25cの内部底面で陽極25a及び陰極25
cの下方側に設けられた溝部25gとで構成されてい
る。尚、陽極25a及び陰25bの端子部はケーシング
25cに対してインサート成型されると共に、ケーシン
グ25cの側面に端子部25hが突出するように設けら
れている。
【0019】また端子部25hには両電極25a、25
bに電圧を印可して塩素イオンを含有する水を電気分解
するための直流電源25iが設けられている。25jは
ケーシング25c上部に設けられ、生成した電解水を洗
浄槽21内に噴霧或いはシャワー状態で電解水を供給す
るための吐出口で、25kは切替え弁26から給水され
る水をケーシング内に流入させるための給水口である。
【0020】尚、図1及び図2において、投入口蓋25
eは本体20外部から、取り外し及び、装着が可能なよ
うに図示しているが、洗浄槽21内部から装着・脱着が
可能にしてもよい。
【0021】次に、動作・作用を説明する。最初に、電
解手段25のケーシング25c内が水で満たされた状態
で食塩の投入口25dの投入口蓋25eを開けて、食塩
を添加すると、食塩はガイド25fによって陽極25a
及び陰極25bの間に流れ込み、ケーシング25cの底
部に設けた溝部25gに堆積する。投入された食塩は水
温にも異なるが短時間で溶解する。食塩水は比重が重い
ため、ケーシング25cの溝部25g近辺の下方側にそ
のまま溜まった状態になる。
【0022】その後、本体蓋23を開けて洗浄槽21内
の収納かご22に食器等をセットした後、本体蓋23を
閉じて本体前面の操作部36にある電源スイッチ(図示
せず)を押し、続いて運転コース選択ボタン(図示せ
ず)を選択し、運転スイッチ(図示せず)を押すと機器
本体の動作が開始する。
【0023】まず最初に電解運転が行われ、直流電源2
5iにより陽極25a及び陰極25b間に電圧が印加さ
れ、電流が流れ所定時間t1だけ電気分解が開始され、
電解水が生成される。尚、この際の電気分解は定電流制
御で行われる。
【0024】電気分解の開始直後は、陽極25a、陰極
25bの大部分が水と接触しているため、水の電気分解
が優先的に起こり、陽極25a、陰極25bに水素と酸
素ガスを発生する。これらのガスは水よりも軽いので、
ケーシング25cの上部分に浮上する。このガスの移動
により、陽極25a、陰極25b間に上方向への水の流
れが発生する。そして、溝部25eに滞留している食塩
水は、ガスの浮上により発生した水の流れにより陽極2
5a、陰極25b間に吸い上げられ、ケーシング25c
内の水に拡散する。一般に塩素イオン濃度が高いほど次
亜塩素酸などの塩素化合物(以下、次亜塩素酸と呼ぶ)
の生成効率は高くなると言われており、(式1)の反応
が起こりやすくなる。
【0025】(式1) 2Cl-+2e-→Cl2↑ Cl2+OH-→HClO+Cl- Cl2+2OH-→ClO-+Cl-+H2O また、電気分解で次亜塩素酸を生成する場合、供給する
食塩量が次亜塩素酸の生成効率に大きく影響を与える。
すなわち、電解槽20cへの食塩供給量が多くなれば、
生成効率は高まり、ケーシング25c内の次亜塩素酸の
生成濃度は高くなり、食塩供給量が少ないと、次亜塩素
酸の生成濃度は低くなる。よって最適な量の食塩を食塩
の投入口25dより添加することにしている。
【0026】さらに、陽極25a、陰極25b間に直流
電源25iから一定電流で一定時間の通電を行えば、毎
回ほぼ同濃度の次亜塩素酸が生成できる。すなわち、電
解水である次亜塩素酸の生成濃度は食塩の供給量と陽極
25a、陰極25b間への通電量により決定される。
【0027】この際、電解手段のケーシング25cはア
クリルなどの透明の樹脂で構成されているために、電気
分解動作時の状態がケーシング25cの外側より観察で
きる。つまり、ケーシング25c内の水位は勿論のこ
と、陽極25a及び陰極25bの表面状態を観察できる
ようになっており、電極表面の劣化状態までも判断でき
る。
【0028】次に電解運転が終了したら、生成した電解
水が洗浄槽21内に移送される電解水供給運転が行われ
る。最初に切替え弁26が電解槽25側と給水弁26が
連通するように切替えられた後、給水開閉弁24が開か
れ、水道水が給水ホース32を介して、電解手段25の
給水口25kからケーシング25c内に所定量だけ流れ
込む。もともとケーシング内には水が満たされており、
水道水がケーシング25cに流れ込むことで、生成した
電解水が吐出口25jから収納かごに載置された食器等
に対して、噴霧或いはシャワーの状態で溢れ出る。
【0029】その後、食器類にかかった電解水は洗浄槽
21内に流れ出る。この際電解水の濃度は徐々に希釈さ
れていることはいうまでもない。その後、洗浄槽21内
の水位が所定量に達すると水位検知手段27により、給
水完了の信号が制御装置31に送られ、給水開閉弁24
を閉止させる。このようになれば、所定濃度に希釈され
た電解水が洗浄槽21内に供給されたことになる。
【0030】次に電解水供給運転が終了すると、洗浄運
転が行われる。最初に洗浄ポンプ29が所定時間t3だ
け動作する。そして、洗浄ノズル30から洗浄水を噴射
することにより、食器等を洗浄・漂白・除菌する。その
後、排水ポンプ34が動作し、排水ホース33から洗浄
に使用した電解水が機器外部に排水される。
【0031】次に洗浄運転が終了すると、すすぎ運転が
行われる。最初に切替え弁26が洗浄槽21側と給水開
閉弁24が連通するように切替えられた後、給水開閉弁
24が開かれ、水道水が給水ホース32を介して、洗浄
槽21内に流れ込む。その後、洗浄槽21内の水位が所
定量に達すると水位検知手段27により、給水完了の信
号が制御装置31に送られ、給水開閉弁24を閉止させ
る。そして、洗浄ポンプ29が所定時間t4だけ動作す
る。そして、洗浄ノズル30からすすぎ水を噴射するこ
とにより、食器等をすすぐ。その後、排水ポンプ34が
動作し、排水ホース33からすすぎに使用した水が機器
外部に排水される。このすすぎ動作は少なくとも1回以
上行われる。
【0032】次にすすぎ運転が終了すると、加熱すすぎ
運転に移る。最初に切替え弁26が洗浄槽21側と給水
開閉弁24が連通するように切替えられた状態で、給水
開閉弁24が開かれ、水道水が給水ホース32を介し
て、洗浄槽21内に流れ込む。その後、洗浄槽21内の
水位が所定量に達すると水位検知手段27により、給水
完了の信号が制御装置31に送られ、給水開閉弁24を
閉止させる。そして、加熱用ヒータ28がONされると
共に、洗浄ポンプ29が動作し、洗浄ノズル30からす
すぎ水を噴射することにより、食器等をすすぐ。すすぎ
水の温度は洗浄槽21の底部に取り付けたサーミスタ3
7により検知しており、所定水温T1になった状態か
ら、さらに所定時間t5だけ洗浄ポンプが運転される。
その後、排水ポンプ34が動作し、排水ホース33から
加熱すすぎに使用した水が機器外部に排水される。この
加熱すすぎ動作は1回だけ行われる。
【0033】洗浄運転及びすすぎ運転では加熱用ヒータ
28はOFF状態であったが加熱すすぎ運転時ではすす
ぎ水を加熱してすすぎ効果を高めると共に、後の乾燥運
転での乾燥時間を短縮するために加熱用ヒータ28はO
N状態としている。
【0034】次に加熱すすぎ運転が終了すると、乾燥運
転に移る。最初に、送風機がONされると共に、加熱用
ヒータ28が断続的にONされるようになる。この動作
は所定時間t6だけ継続され、自動的に停止する。
【0035】以上のように本実施例1によれば、以下に
示す効果が得られる。
【0036】(1)電解槽のケーシングを樹脂化すると
共に、電極をケーシングにインサート成型したことによ
り、生成する電解水や食塩による耐食性を確保すること
ができる。
【0037】(2)電解槽のケーシングを透明にするこ
とで、その内部状態を観察することができる。
【0038】(3)食塩を投入する投入口を本体外面に
設けるとともに、投入口にガイドを備えたことで、食塩
の添加が簡単に行えるうえ、食塩を確実に電極間に投入
することができる。
【0039】(4)電極の下方側に溝部を有する構成に
したため、食塩濃度の高い食塩水が電気分解されるた
め、電気分解の電解効率が上昇する。
【0040】(5)電極端子を電解槽の側面方向に突出
させたことで、食塩投入の際に電極端子部と電極の溶接
接合部に食塩がかかることがなく腐食防止につながる。
【0041】(6)電解水を洗浄槽に供給する際に、希
釈しながら自動的にあふれ出る構成としたため、確実に
所定濃度に希釈した洗浄に用いる電解水を所定量供給す
ることができるうえ、電解水を供給した後にはケーシン
グ内は自動的に水道水に入れ替わる。よって、次回に電
解水を生成する際にも確実に同濃度の電解水を生成する
ことができる。
【0042】(7)電解水を洗浄槽内に供給する際に噴
霧或いはシャワー状態としたことで、短時間ではある
が、洗浄ポンプで循環する際よりも高濃度の電解水を直
接食器等に接触させることができ、洗浄効率が向上す
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電解槽
を樹脂化したことにより、生成する次亜塩素酸イオン等
による腐食を防止することができるうえ、他の部品と一
体化できるため製造コストを下げることが可能となる。
【0044】また食塩を投入する投入口を設け、投入口
を密閉する蓋を設けたことで、食器洗い洗浄機の洗浄槽
内に投入口を設けても洗浄水が食塩の投入口から混入す
ることを防ぐことができる。
【0045】また、投入口近傍にガイドを設けたことに
より、食塩を投入した際に確実に電極間に投入すること
ができる。
【0046】また、電極の下方側に溝部を有する構成に
したため、食塩濃度の高い食塩水が電気分解されるた
め、電気分解の電解効率が上昇する。
【0047】また電解槽に対し、電極の端子をインサー
ト成型したことにより、シール部の漏水を押さえること
ができるうえ、低コスト化も実現できる。
【0048】また、電極端子を電解槽の側面方向に突出
させたことで、電気分解を行っている際に万一、電解槽
内の水位が低下しても電極端子部に過大電流が流れ溶断
することがない、また食塩からの腐食をも防止できる。
【0049】また、電解槽の一部或いは全部が透明度を
有することで、電解槽内部を分解することなく、動作状
況を確認したり、電極状態を観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す食器洗い乾燥機の構成
【図2】本発明の実施例1を示す電解手段の斜視図
【図3】従来例を示す電解装置の模式図
【符号の説明】
20 本体 21 洗浄槽 23 本体蓋 24 給水開閉弁 25 電解手段 25a 陽極 25b 陰極 25c ケーシング 25d 食塩の投入口 25e 投入口蓋 25f ガイド 25g 溝部 25h 端子部 25i 直流電源 25j 吐出口 25k 給水口 26 切替え弁 27 水位検知手段 28 加熱用ヒータ 29 循環ポンプ 30 洗浄ノズル 31 制御手段 32 給水ホース 33 排水ホース 34 排水ポンプ 35 送風機 36 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B082 CC01 CC02 4D061 DA03 DB10 EA02 EB01 EB04 EB14 EB17 EB19 ED13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器を収納した洗浄槽中で食器に付着し
    た汚れを洗浄水により洗浄する食器洗浄機において、塩
    素イオンを含有する水を電気分解することにより食器の
    洗浄・漂白・除菌に用いる洗浄水を生成する電解手段を
    備えるとともに、前記電解手段のケーシング部を樹脂で
    構成した食器洗い乾燥機。
  2. 【請求項2】 電解手段のケーシング部に食塩を投入す
    る投入口を設け、前記投入口を密閉する蓋を備えた請求
    項1記載の食器洗い乾燥機。
  3. 【請求項3】 投入口付近に投入用ガイドを設け、食塩
    投入時に電解槽内に設けた電極間に食塩が投入されるよ
    うにした請求項2記載の食器洗い乾燥機。
  4. 【請求項4】 電解槽内に設けた電極の下方側に溝部を
    設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の食器洗い乾燥
    機。
  5. 【請求項5】 電解槽に対し、電極の端子をインサート
    成型した請求項1〜4のいずれか1項記載の食器洗い乾
    燥機。
  6. 【請求項6】 電極端子を電解槽の側部より突出させた
    請求項1〜5のいずれか1項記載の食器洗い乾燥機。
  7. 【請求項7】 電解槽の一部或いは全部を透明度のある
    樹脂で構成した請求項1〜6のいずれか1項記載の食器
    洗い乾燥機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038756A1 (en) * 2004-05-03 2006-04-13 Lg Electronics, Inc. Dish washer and display structure thereof

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