JP2002345137A - 密着風音防止スパイラルロッド - Google Patents

密着風音防止スパイラルロッド

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JP2002345137A
JP2002345137A JP2001148840A JP2001148840A JP2002345137A JP 2002345137 A JP2002345137 A JP 2002345137A JP 2001148840 A JP2001148840 A JP 2001148840A JP 2001148840 A JP2001148840 A JP 2001148840A JP 2002345137 A JP2002345137 A JP 2002345137A
Authority
JP
Japan
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rods
spiral
spiral rod
wind noise
rod
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001148840A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Shimada
典幸 島田
Koji Kumagai
幸治 熊谷
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2本のスパイラルロッドを並行して密着巻きす
る際の施工性を向上させ得る密着風音防止スパイラルロ
ッドを提供する。 【解決手段】2本のスパイラルロッドを、電線に巻き付
ける状態で密着巻きとなるように並列させ、これらロッ
ドの相互を2か所以上で点溶接し一体化した。また、別
な手段として、2本の同一長さのスパイラルロッドを電
線に巻き付ける状態で密着巻きとなるようにしかも長手
方向に20〜100mmずらして並列させ、これらロッド
の相互を2か所以上で点溶接し一体化したものも提供で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風音防止スパイラ
ルロッドに関し、特に、2本のスパイラルロッドを並列
して密着巻きするタイプの風音防止スパイラルロッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】架空送電線の風音防止対策として、電線
の表面に巻き付けるスパイラルロッドが実用化されてお
り、さらに、220kV以上の送電線に対してはスパイ
ラルロッド巻き付けに伴うコロナ発生を低減する方法と
して、スパイラルロッドの2条密着巻きが採用されてい
る。これは同一サイズのスパイラルロッド2本を施工時
に同時に巻き付けるものである。
【0003】スパイラルロッド巻き付け作業時には、そ
れが1本か密着巻きかによらず、端末部が互いに外れな
いように、図4のように重ねて(ラップして)巻き付け
ることが推奨されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のう
ち、2本のスパイラルロッドを密着巻きする場合には、
2本のスパイラルロッドを作業者がいちいち揃える必要
があり煩雑であった。特に、このスパイラルロッドの巻
き付け作業は、電線に乗った状態で行わなければならな
いので、スパイラルロッドの落下といった危険要素もあ
る。また、ロッド端末のラップの方向は直観的に判りに
くく間違える可能性がある。
【0005】本発明は、前述した従来技術の問題に鑑み
てなされたものであり、その課題;目的は、2本のスパ
イラルロッドを並行して密着巻きする際の施工性を向上
させ得る、密着風音防止スパイラルロッドを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する第
一手段は、2本のスパイラルロッドを、電線に巻き付け
る状態で密着巻きとなるように並列させ、これらロッド
の相互を2か所以上で点溶接し一体化した密着風音防止
スパイラルロッドからなる。
【0007】2本の同一長さのスパイラルロッドを電線
に巻き付ける状態で密着巻きとなるようにしかも長手方
向に20〜100mmずらして並列させ、これらロッドの
相互を2か所以上で点溶接した密着風音防止スパイラル
ロッドからなる。
【0008】この種のスパイラルロッドは標準的な長さ
として2.55mmである。従い、上記の点溶接は、少な
くとも両端末近傍において行われると良い。場合によっ
ては、上記両端末近傍の2点の他、溶接強度を補う目的
で任意の中間点でも点溶接するようにしても良い。本発
明において、点溶接としているのは、点溶接部以外のロ
ッドの相互にわずかな隙間を保持し、ロッド間に水が流
れてもこれを容易に流せるようにするためである。因み
に、長手方向に全長あるいはほぼ全長で溶接した場合に
は、2本のスパイラルロッド間に水が溜まり、腐食の障
害が懸念される。また、類似構造のアーマーロッドにお
いて、複数のロッドを接着剤で接着する例があるが、こ
の場合も、同様に水が溜まることが懸念される他、溶け
出した接着剤によりコロナ特性が悪化することも危惧さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、図1は、本発明の第一手段を具体化した密着風
音防止スパイラルロッドの第一実施例を示したものであ
る。
【0010】この第一実施例の密着風音防止スパイラル
ロッドは、2本のスパイラルロッド1,1を、電線に巻
き付ける状態で密着巻きとなるようにしかも両端がそろ
うように並列させ、これらロッド1,1を両端末近傍で
点溶接2,2してなるものである。
【0011】上記のように、2本のスパイラルロッド
1,1を予め点溶接2,2にて一体化したことで、1本
のスパイラルロッドを扱う要領で、密着巻き状態の2本
並列巻きスパイラルロッドを提供することができる。ま
た、上記のように両端末近傍で点溶接2,2で一体化し
ているので、それ以外のロッド相互間に隙間ができ、ロ
ッド間に流れる水をロッド外に容易に流せることがで
き、腐食の懸念がない。
【0012】図2は、本発明の第二手段を具体化した密
着風音防止スパイラルロッドの第二実施例である。この
第二実施例の密着風音防止スパイラルロッドは、長さの
等しい(1本当たり2.55mm)2本のスパイラルロッ
ド1´,1´を長手方向に20〜100mmずらして密着
巻状態に並列させ、両端末近傍にて点溶接2´,2´し
てなるものである。この第二実施例においても、前述し
た第一実施例と同様の効果を得ることができる上に、上
記のように長手方向にずらしたことで、端末では、不揃
い(L=20〜200mm)となり、図3のように、不揃
いの対称となる端末をラップさせることで、ラップの方
向が間違いないようになり、マクロ的にみれば端末がな
く、1条のもののようになることから、局部的な電位傾
度の上昇も抑えられる。電位傾度の上昇を抑えられるこ
とはコロナの発生防止に寄与する。
【0013】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、2本
のスパイラルロッドを並行して密着巻きする際の施工性
を向上させ得る密着風音防止スパイラルロッドを提供す
るという所期の課題;目的を達成することができ、その
実用上の効果は蓋し大きいといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密着風音防止スパイラルロッドの
第一実施例を示す説明図。
【図2】本発明に係る密着風音防止スパイラルロッドの
第二実施例を示す説明図。
【図3】図2におけるスパイラルロッドの端末ラップの
状況を示す説明図。
【図4】従来のスパイラルロッドの端末ラップの状況を
示す説明図。
【符号の説明】
1 スパイラルロッド 1´ スパイラルロッド 2 点溶接部 2´ 点溶接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のスパイラルロッドを、電線に巻き付
    ける状態で密着巻きとなるように並列させ、これらロッ
    ドの相互を2か所以上で点溶接し一体化したことを特徴
    とする密着風音防止スパイラルロッド。
  2. 【請求項2】2本の同一長さのスパイラルロッドを電線
    に巻き付ける状態で密着巻きとなるようにしかも長手方
    向に20〜100mmずらして並列させ、これらロッドの
    相互を2か所以上で点溶接したことを特徴とする密着風
    音防止スパイラルロッド。
JP2001148840A 2001-05-18 2001-05-18 密着風音防止スパイラルロッド Withdrawn JP2002345137A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012256454A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Kyushu Electric Power Co Inc 架空送電線

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Effective date: 20080805