JP2013252013A - 電線の接合構造 - Google Patents

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Shinya Ito
真也 伊東
Yoshiaki Yamano
能章 山野
Yoshinori Sugimoto
佳典 杉本
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Abstract

【課題】複数の絶縁電線における芯線どうしが溶接により接合される場合に、煩雑な作業を要することなく、絶縁電線に加わる力による芯線の溶接部の崩壊が生じにくい構造を提供すること。
【解決手段】電線の接合構造10は、被覆溶着部3と芯線溶接部2とを備える。被覆溶着部3は、複数の絶縁電線1各々における絶縁被覆12の端部どうしが溶着した部分である。芯線溶接部2は、複数の絶縁電線1各々における絶縁被覆12の端部から延び出た芯線11どうしが溶接された部分である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の絶縁電線の芯線どうしが溶接された部分を備えた電線の接合構造に関する。
自動車に代表される車両に搭載されるワイヤハーネスにおいて、複数の絶縁電線の芯線どうしが電気的に接続される場合がある。例えば、特許文献1に示されるように、電線束の端部において絶縁被覆から延び出た複数の芯線どうしが、溶接によって接合されて1つの接合部を形成する。
また、近年、銅に代わる電線の芯線の材料として、軽量なアルミニウムが採用されつつある。これに伴って、複数の絶縁電線の接続のために、従来から使用されている銅を主成分とする銅芯線とアルミニウムを主成分とするアルミニウム芯線とを溶接によって接合することが必要になる場合がある。芯線どうしの溶接の手法としては、超音波溶接が好適である。例えば、特許文献2には、銅芯線とアルミニウム芯線とを超音波溶接によって接合することが示されている。
特開2006−81319号公報 特開2010−113946号公報
ところで、ワイヤハーネスにおいて、絶縁電線を引っ張る力が芯線の溶接部から各芯線を引きはがす力として作用し、これにより溶接部が崩壊するという問題が生じ得る。そのため、芯線どうしの接合強度を高めることなどにより、溶接部の崩壊を防ぐ必要がある。
しかしながら、融点が大幅に異なる銅芯線とアルミニウム芯線とが溶接により接合された場合、芯線どうしの接合強度が弱くなり、溶接部の崩壊が生じやすい。また、同種の金属からなる芯線どうしが溶接される場合においても、溶接部の崩壊が生じにくい構造を提供することは重要である。
一方、特許文献2には、アルミニウム芯線が銅芯線を構成する複数の素線の中に埋め込まれた状態で、外側の銅芯線側から超音波溶接が施されることについて示されている。これにより、アルミニウム芯線における銅芯線に対する溶着部の面積が増加し、芯線どうしの接合強度が高まり、溶接部の崩壊が生じにくくなる。
しかしながら、特許文献2に示される電線の接合構造は、銅芯線を構成する複数の素線の中にアルミニウム芯線を埋め込むという煩雑な作業を必要とし、また、そのような作業の自動化は難しい。そのため、特許文献2に示される電線の接合構造は、量産されるワイヤハーネスへの適用に適していない。
本発明は、複数の絶縁電線における芯線どうしが溶接により接合される場合に、煩雑な作業を要することなく、絶縁電線に加わる力による芯線の溶接部の崩壊が生じにくい構造を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電線の接合構造は、以下に示す各構成要素を備える。第1の構成要素は、導体からなる芯線とその芯線の周囲を覆う熱可塑性樹脂からなる絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線である。第2の構成要素は、複数の上記絶縁電線各々における上記絶縁被覆の端部どうしが溶着した部分である被覆溶着部である。第3の構成要素は、複数の上記絶縁電線各々における上記絶縁被覆の端部から延び出た上記芯線どうしが溶接された部分である芯線溶接部である。
本発明の第2態様に係る電線の接合構造は、第1態様に係る電線の接合構造の一態様である。第2態様に係る電線の接合構造において、複数の上記絶縁電線は、銅を主成分とする銅芯線を有する銅電線と、アルミニウムを主成分とするアルミニウム芯線を有するアルミニウム電線とを含む。
本発明によれば、被覆溶着部が、絶縁電線に加わった力が芯線溶接部から各芯線を引きはがす力として作用することを防ぐ。そのため、絶縁電線に加わる力による芯線の溶接部の崩壊が生じにくくなる。また、被覆溶着部は、束ねられた複数の絶縁電線における絶縁被覆の部分を加熱(励起)するというごく簡易な工程によって形成される。従って、煩雑な作業を要することなく、芯線の溶接部の崩壊が生じにくい構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電線の接合構造10の側面図である。 被覆溶着部が形成された複数の絶縁電線の側面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。以下に示される電線の接合構造は、車両用のワイヤハーネスの一部である。
以下、図1,2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る電線の接合構造10について説明する。図1に示されるように、電線の接合構造10は、複数の絶縁電線1と芯線溶接部2と被覆溶着部3とを備えている。なお、図1,2には、2本の絶縁電線1が示されているが、電線の接合構造10が3本以上の絶縁電線1を備えることも考えられる。
各絶縁電線1は、線状の導体である芯線11と、芯線11の周囲を覆う熱可塑性樹脂からなる絶縁被覆12とにより構成されている。芯線11は、複数の素線が撚り合わされた撚り線、又は単線であることが考えられる。各絶縁電線1の端部において、芯線11が、絶縁被覆12の端部から延び出て形成されている。
各絶縁電線1において、芯線11は、例えば、銅、銅の合金、アルミニウム又はアルミニウムの合金などの金属で構成されている。一方、絶縁被覆12は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、フッ素樹脂又はポリエステルなどの熱可塑性樹脂で構成されている。
また、複数の絶縁電線1が、芯線11を構成する金属の種類が異なる複数種類の絶縁電線を含むことも考えられる。例えば、電線の接合構造10は、銅を主成分とする銅芯線を有する銅電線と、アルミニウムを主成分とするアルミニウム芯線を有するアルミニウム電線とを接合する場合に適用される。
芯線溶接部2は、複数の絶縁電線1の端部において絶縁被覆12から延び出た芯線11どうしが、超音波溶接などによって溶接された部分である。図1に示される芯線溶接部2は、2本の芯線11が溶接された部分でるが、芯線溶接部2が、3本以上の芯線11が溶接されて部分であることも考えられる。
被覆溶着部3は、複数の絶縁電線1各々における絶縁被覆12の端部どうしが溶着した部分である。図1に示される被覆溶着部3は、2本の絶縁電線1における絶縁被覆12の部分が溶着した部分でるが、被覆溶着部3が、3本以上の絶縁電線1における絶縁被覆12の部分が溶着した部分であることも考えられる。
図2に示されるように、被覆溶着部3は、複数の絶縁電線1が束ねられた状態で、絶縁被覆12の部分が加熱されることによって形成される。その際、複数の絶縁電線1は、それらの絶縁被覆12の端が揃うように束ねられる。また、束ねられた複数の絶縁電線1の絶縁被覆12の部分は、例えば、超音波加熱機などによって加熱(励起)される。
なお、図2は、芯線溶接部2が形成される前に、被覆溶着部3が形成される場合を示している。しかしながら、被覆溶着部3が形成される前に、芯線溶接部2が形成されることも考えられる。
<効果>
電線の接合構造10においては、絶縁電線1に対してそれを引っ張る力が加わった場合、その力は、被覆溶着部3に作用するが、芯線溶接部2にまでは至らない。即ち、被覆溶着部3が、絶縁電線1に加わった力が芯線溶接部2から各芯線11を引きはがす力として作用することを防ぐ。そのため、絶縁電線1に加わる力による芯線11の溶接部2の崩壊が生じにくくなる。
また、被覆溶着部3は、束ねられた複数の絶縁電線1における絶縁被覆12の部分を加熱(励起)するというごく簡易な工程によって形成される。従って、煩雑な作業を要することなく、芯線11の溶接部2の崩壊が生じにくい構造を提供することができる。
また、融点が大幅に異なる銅芯線とアルミニウム芯線とが溶接により接合される場合、芯線どうしの接合強度が特に弱くなる。従って、電線の接合構造10は、銅を主成分とする銅芯線を有する銅電線と、アルミニウムを主成分とするアルミニウム芯線を有するアルミニウム電線との接合に適用されれば、溶接部2の崩壊を防止する効果がより顕著になる。
1 絶縁電線
2 芯線溶接部
3 被覆溶着部
10 電線の接合構造
11 芯線
12 絶縁被覆

Claims (2)

  1. 導体からなる芯線と該芯線の周囲を覆う熱可塑性樹脂からなる絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、
    複数の前記絶縁電線各々における前記絶縁被覆の端部どうしが溶着した部分である被覆溶着部と、
    複数の前記絶縁電線各々における前記絶縁被覆の端部から延び出た前記芯線どうしが溶接された部分である芯線溶接部と、を備える電線の接合構造。
  2. 請求項1に記載の電線の接合構造であって、
    複数の前記絶縁電線は、銅を主成分とする銅芯線を有する銅電線と、アルミニウムを主成分とするアルミニウム芯線を有するアルミニウム電線とを含む、電線の接合構造。
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