JP2002344985A - レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法 - Google Patents

レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法

Info

Publication number
JP2002344985A
JP2002344985A JP2001147094A JP2001147094A JP2002344985A JP 2002344985 A JP2002344985 A JP 2002344985A JP 2001147094 A JP2001147094 A JP 2001147094A JP 2001147094 A JP2001147094 A JP 2001147094A JP 2002344985 A JP2002344985 A JP 2002344985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjustment
correction waveform
signal
waveform data
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001147094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kawamura
祐介 川村
Shigeyuki Sano
重幸 佐野
Mie Fuuka
美絵 富宇加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001147094A priority Critical patent/JP2002344985A/ja
Publication of JP2002344985A publication Critical patent/JP2002344985A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストレーション調整における煩雑な操作
を解消する。 【解決手段】 走査画面の走査線上から抽出したm×n
(m及びnは自然数)個の調整ポイントにおける映像信
号の走査位置を補正する補正波形信号の補正波形データ
をそれぞれ記憶する記憶部11と、記憶部11から調整
ポイントの補正波形データをm個又はn個単位で読み出
す読み出し部8と、読み出し部8によって読み出された
m個又はn個単位の補正波形データに基づいて、調整ポ
イント及び調整ポイント間を走査する映像信号の走査位
置を補正する補正波形信号を生成する補正波形信号生成
部11と、記憶部11に記憶されているm×n個の補正
波形データを、ユーザの指示に応じてm個又はn個単位
で更新する更新部8とを備えることで実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3つの陰極線管
(CRT:Cathode-Ray Tube)を用いた3管式CRTプ
ロジェクタなどで、画歪などを補正するために用いられ
るレジストレーション調整装置及びレジストレーション
調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すようにR信号、G信号、B信
号の3原色の画像をそれぞれ出力する3つの陰極線管
(CRT:Cathode-Ray Tube)、CRT30R,30
G,30Bを備え、スクリーンに上記R信号、G信号、
B信号の合成画像を投射する3管式CRTプロジェクタ
がある。3管式CRTプロジェクタは、CRT30R,
30G,30Bのそれぞれから投射されるR信号、G信
号、B信号のスクリーン上の投射位置が互いに異なるこ
とからスクリーンに結像する画像が歪んだり、色ズレが
発生してしまうといった問題があった。
【0003】このような画像の歪みや色ズレを補正する
ために、3管式CRTプロジェクタは、レジストレーシ
ョン装置を備えている。レジストレーション装置は、補
正波形信号を生成し、生成した補正波形信号に応じた偏
向電流を各CRTが備える所定のレジストレーション用
の偏向ヨークに供給することで画像の歪みや色ズレなど
を補正する装置である。
【0004】この3管式CRTプロジェクタでは、図1
0のフローチャートに示す手順でレジストレーション調
整がなされている。まず、水平同期信号及び垂直同期信
号に基づいて各CRTに画像を走査させるメイン偏向調
整(ステップS21)が行われた後、レジストレーショ
ン装置によってスクリーンに投射された画面全体の歪み
や色ズレなどを調整する粗調整(以下、粗調と呼び、粗
調を行うモードを粗調モードと呼ぶ)が実行され(ステ
ップS22)、続いて、画面上に設けられた複数の調整
ポイントの歪みや色ズレなどを独立して調整する微調整
(以下、微調と呼び、微調を行うモードを微調モードと
呼ぶ)が実行される(ステップS23)。このように、
レジストレーション調整には、粗調モードと、微調モー
ドとがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粗調を実行し
た後の微調モードでのレジストレーション調整作業とし
ては画面上の水平方向の1行又は垂直方向の1列の調整
ポイントを同方向に同じ調整量だけ調整するといった作
業が非常に多いため、上述したレジストレーション調整
装置にて調整ポイントを個別に調整していては操作が非
常に煩雑となってしまうといった問題がある。
【0006】そこで、本発明は上述したような問題を解
決するために案出されたものであり、レジストレーショ
ン調整の微調モードにおける煩雑な操作を解消すること
のできるレジストレーション調整装置及びレジストレー
ション調整方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るレジストレーション調整装置は、走
査画面の走査線上から抽出したm×n(m及びnは自然
数)個の調整ポイントにおける映像信号の走査位置を補
正する補正波形信号の補正波形データをそれぞれ記憶す
る記憶手段と、上記記憶手段から上記調整ポイントの上
記補正波形データを上記m個又はn個単位で読み出す読
み出し手段と、上記読み出し手段によって読み出された
上記m個又はn個単位の上記補正波形データに基づい
て、上記調整ポイント及び上記調整ポイント間を走査す
る映像信号の走査位置を補正する補正波形信号を生成す
る補正波形信号生成手段と、上記記憶手段に記憶されて
いる上記m×n個の補正波形データを、ユーザの指示に
応じて上記m個又はn個単位で更新する更新手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】上述の目的を達成するために、本発明に係
るレジストレーション調整方法は、記憶手段に記憶され
た走査画面の走査線上から抽出したm×n(m及びnは
自然数)個の調整ポイントにおける映像信号の走査位置
を補正する補正波形信号の補正波形データを上記m個又
はn個単位で読み出し、読み出された上記m個又はn個
単位の上記補正波形データに基づいて、上記調整ポイン
トの映像信号の走査位置を補正する第1の補正波形信号
を生成すると共に、読み出された上記m個又はn個単位
の上記補正波形データを用い、上記調整ポイント間を走
査する映像信号の走査位置を補正する第2の補正波形信
号を補間計算して算出し、上記記憶手段に記憶されてい
る上記m×n個の補正波形データを、ユーザの指示に応
じて上記m個又はn個単位で更新することを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレジストレー
ション調整装置及びレジストレーション調整方法の実施
の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0010】本発明は、図1にブロック図として示した
3管式CRT(Cathode-Ray Tube)プロジェクターに適
用される。CRTプロジェクタは、当該CRTプロジェ
クタに供給される映像信号を拡大して所定のスクリーン
などに投射する装置である。
【0011】3管式CRTプロジェクターは、映像信号
処理ブロック1と、CRTドライバー2と、メイン偏向
回路3と、レジストレーション補正用回路ブロック4
(以下、サブ偏向ブロック4とも呼ぶ)と、CRT5
R,5G,5Bと、CPU8とを備えている。特に、C
RT5R,5G,5Bは、それぞれ3原色のR、G、B
信号が入力される図示しないカソード電極を備えた陰極
線管であり、入力されたR、G、B信号を偏向させて走
査するための偏向ヨーク6R,6G,6Bが当該CRT
5R,5G,5Bのネック部にそれぞれ備えられてい
る。また、CRT5R,5G,5Bには、偏向ヨーク6
R,6G,6Bとは別に、レジストレーション調整用の
サブ偏向ヨーク7R,7G,7Bが、上記ネック部の図
示しないカソード電極側にそれぞれ配設されている。図
示しないが、偏向ヨーク6R,6G,6B及びサブ偏向
ヨーク7R,7G,7Bは、CRT5R,5G,5Bの
図示しなカソード電極から入力されたR、G、B信号を
偏向させるための磁界を形成する水平偏向コイル、垂直
偏向コイルをそれぞれ備えており、この水平偏向コイル
及び垂直偏向コイルに偏向電流が印加されることでR、
G、B信号が偏向され走査線を形成する。
【0012】映像信号処理ブロック1は、入力された所
定の信号を水平同期信号(H)、垂直同期信号(V)か
らなる同期信号と、映像信号とに分離する。映像信号処
理ブロック1は、水平同期信号(H)、垂直同期信号
(V)からなる同期信号をCRTドライバー2及びサブ
偏向ブロック4に送出し、映像信号をCRTドライバー
2へ送出する。
【0013】CRTドライバー2は、映像信号処理ブロ
ック1から送出された映像信号をR信号、G信号、B信
号に分離して、CRT5R、CRT5G、CRT5Bの
それぞれが備える図示しないカソード電極に供給する。
また、CRTドライバー2は、水平同期信号(H)、垂
直同期信号(V)からなる同期信号をメイン偏向回路3
に供給する。
【0014】メイン偏向回路3は、CRTドライバー2
から供給された水平同期信号(H)及び垂直同期信号
(V)にそれぞれ同期した、水平周期及び垂直周期の偏
向電流、例えば、のこぎり波電流を生成し、CRT5
R,5G,5Bの偏向ヨーク6R,6G,6Bに供給す
る。図示しないが、メイン偏向回路3は、偏向ヨーク6
R,6G,6Bのそれぞれが備える水平偏向コイル、垂
直偏向コイルにそれぞれ偏向電流を供給するための出力
を2系統備えている。
【0015】レジストレーション調整用回路ブロック
(サブ偏向ブロック)4は、システムIC11と、アン
プ12R,12B,12Gとを備えており、当該3管式
CRTプロジェクタのレジストレーション調整を行う。
レジストレーション調整とは、当該3管式CRTプロジ
ェクタにおいて生ずるスクリーンなどに投射された画像
の歪みや、色ズレを補正するための処理であり、例え
ば、R,G,B信号によって生成される画像に現れる歪
み成分などを補正するための補正波形信号を生成し、C
RT5R,5G,5Bに備えられたサブ偏向ヨーク7
R,7G,7Bに供給することで調整を行う。サブ偏向
ブロック4のシステムIC11は、映像信号処理ブロッ
ク1から送出された水平同期信号(H)、垂直同期信号
(V)に同期した補正波形信号を生成し、アンプ12
R,12B,12Gを介して、後段のサブ偏向ヨーク7
R,7G,7Bのそれぞれに補正波形信号に対応した偏
向電流を供給する。補正波形信号は水平方向を補正する
水平補正波形信号と、垂直方向を補正する垂直補正波形
信号とがあるので、図示していないが、システムIC1
1の偏向電流の出力は6系統あることになる。また、シ
ステムIC11に映像信号処ブロック1より供給される
水平同期信号(H)、垂直同期信号(V)は、図示しな
いがメイン偏向回路3から送出されるようにしてもよ
い。システムIC11による補正波形信号の生成につい
ては後で詳細に説明をする。
【0016】また、システムIC11には、レジストレ
ーション調整をする際に用いるクロスハッチパターン信
号を生成する図示しないクロスハッチパターンジェネレ
ータが備えられている。クロスハッチパターンジェネレ
ータは、図示しないコントロールパネルを介してユーザ
から入力される所定の指示を受けたCPU8の制御によ
りクロスハッチパターン信号を生成しCRTドライバー
2へ供給する。
【0017】アンプ12R,12B,12Gは、送出さ
れた補正波形信号に対応した偏向電流を増幅してサブ偏
向ヨーク7R,7G,7Bに供給し、サブ偏向ヨーク7
R,7G,7Bは、CRT5R,5G,5Bの図示しな
いカソード電極それぞれに供給される映像信号を上記偏
向電流に応じて偏向させることで、レジストレーション
調整を行う。図示しないが、アンプ12R,12B,1
2Gは、サブ偏向ヨーク7R,7G,7Bのそれぞれが
備える水平偏向コイル、垂直偏向コイルにそれぞれ偏向
電流を供給するための出力を2系統備えている。
【0018】CPU8は、当該3管式CRTプロジェク
タの各部を統括的に制御する制御部である。また、CP
U8は、図示しないコントロールパネルを介して入力さ
れるユーザからの指示に応じて、サブ偏向ブロック4の
システムIC11を制御する。
【0019】次に図2を用いて、上述したレジストレー
ション調整用の補正波形信号を生成するシステムIC1
1について説明をする。システムIC11は、粗調用R
AM13と、粗調波形生成部14と、微調用RAM15
と、微調波形生成部16と、粗調・微調加算ブロック1
7と、補間計算ブロック18とを備えている。また、シ
ステムIC11は、当該システムIC11の動作を制御
するプログラムが格納された、水平同期信号(H)を分
周したシステムクロックを基準にして動作する図示しな
いロジック部を備えている。システムICは、このロジ
ック部によって制御される。
【0020】レジストレーション調整には、画面全体の
歪みや、色ズレを調整する粗調モードでの調整と、画面
上の水平方向、垂直方向に所定の数だけ設けられた所定
の調整ポイントを独立して調整する微調モードでの調整
とがあり、当該3管式CRTプロジェクタでは、粗調モ
ードによって画像全体をレジストレーション調整してか
ら微調モードで粗調モードでは補えなかった箇所のレジ
ストレーション調整を実行する。また、微調モードに
は、調整ポイントを独立して個別に調整するのではな
く、水平方向の調整ポイント、垂直方向の調整ポイント
をまとめてレジストレーション調整するXY調整モード
がある。
【0021】粗調用RAM13は、レジストレーション
調整が行われると、CPU8によってR,G,B信号そ
れぞれに対応した粗調用補正波形データが書き込まれ、
書き込まれた粗調用補正波形データを記憶する。粗調用
RAM13が記憶する粗調用補正波形データは、例え
ば、図3、図4に示すように、水平中心を調整する”H
CENT”、水平斜めひずみを調整する”H SKE
W”、水平振幅を調整する”H SIZE”、水平直線
性を調整する”H LIN”、糸巻型ひずみを調整す
る”H PIN”、画面中心の水平直線性を調整する”
H MLIN”、画面中心の水平振幅を調整する”H
MSIZE”、垂直中心を調整する”V CENT”、
垂直斜めひずみを調整する”V SKEW”、垂直振幅
を調整する”V SIZE”、垂直直線性を調整する”
V LIN”、垂直台形型ひずみを調整する”V KE
Y”、糸巻型ひずみを調整する”V PIN”に対応し
た波形データである。粗調用RAM13に記憶される粗
調用補正波形データは、レジストレーション調整が行わ
れる度にユーザの指示によりCPU8によって書き換え
られ更新される。また、CPU8は、粗調用RAM13
内の粗調用補正波形データを図示しないシステムIC1
1専用のEEPROM(Electrically Erasable Progra
mmableRead-Only Memory)に書き込むことで、上記EE
PROMに同じ粗調用補正波形データを保存する。3管
式CRTプロジェクタのシステム電源をOFFにすると
粗調用RAM13で記憶されている粗調用補正波形デー
タは消失するが、3管式CRTプロジェクタの起動時に
上記EEPROMから書き込まれる。
【0022】粗調波形生成部14は、粗調用RAM13
から図示しないロジック部によって読み出された粗調補
正波形データから粗調補正波形信号データを生成する。
【0023】微調用RAM15は、レジストレーション
調整が行われると、CPU8によってR,G,B信号そ
れぞれに対応した微調用補正波形データが書き込まれ、
書き込まれた微調用補正波形データを記憶する。微調用
RAM15が記憶する微調用補正波形データは、例え
ば、画面上に図5に示すように水平方向に9点、垂直方
向に9点、計81点に設けられた調整ポイントにおける
補正波形のデータである。
【0024】画面上の調整ポイントが図5のように81
点あったとすると、微調用RAM15には、例えば、図
6に示すように81点の各調整ポイントに対して水平同
期信号(H)に対応した微調用補正波形データと、垂直
同期信号(V)に対応した微調用補正波形データとが格
納されている。これがR,G,B信号それぞれに対応し
て用意されているので、微調用RAM15には、少なく
とも81×2×3個の独立した記憶エリアが確保される
ことになる。微調用RAM15に記憶される微調用補正
波形データは、レジストレーション調整が行われる度に
ユーザの指示によりCPU8によって書き換えられ更新
される。また、CPU8は、微調用RAM15内の微調
用補正波形データを図示しないシステムIC11専用の
EEPROM(Electrically Erasable Programmable R
ead-Only Memory)に書き込むことで、上記EEPRO
Mに同じ微調用補正波形データを保存する。3管式CR
Tプロジェクタのシステム電源をOFFにすると微調用
RAM15で記憶されている微調用補正波形データは消
失するが、3管式CRTプロジェクタの起動時に上記E
EPROMから書き込まれる。
【0025】微調波形生成部16は、図示しないロジッ
ク部によって微調用RAM15から読み出された微調補
正波形データから微調補正波形信号データを生成する。
また、微調波形生成部16は、XY調整モードの際に
は、図示しないロジック部によって微調用RAM15か
ら読み出された所望の水平方向又は垂直方向の調整ポイ
ントの微調補正波形データに基づいて、微調補正波形信
号データを生成する。
【0026】粗調・微調加算ブロック17は、粗調波形
生成部14、微調波形生成部16によってそれぞれ生成
された粗調補正波形信号データと、微調補正波形信号デ
ータとを加算して加算補正波形信号データを生成する。
【0027】補間計算ブロック18は、生成された加算
補正波形信号データを補間計算して補正波形信号を生成
し、生成した補正波形信号に対応した偏向電流を後段の
アンプ12R,12G,12Bに供給する。
【0028】続いて、図7に示すフローチャートを用い
て上述した3管式CRTプロジェクタのレジストレーシ
ョン調整の動作について説明をする。
【0029】ステップS1において、メイン偏向回路3
から偏向電流が偏向ヨーク6R,6G,6Bに供給され
R,G,B信号のメイン偏向調整がなされる。
【0030】ステップS2において、図示しないコント
ロールパネルからユーザによって入力される指示に応じ
てCPU8はシステムIC11を制御して、粗調モード
に入り、画面全体の歪み、色ズレなどのレジストレーシ
ョン調整である粗調を行う。
【0031】ユーザは、粗調を行う際に、図示しないコ
ントロールパネルからクロスハッチングパターンの表示
を指示するコマンドを入力する。これに応じて、CPU
8はクロスハッチングパターンジェネレータを制御し
て、クロスハッチングパターン信号を生成させる。クロ
スハッチングパターンジェネレータによって生成された
クロスハッチングパターン信号は、CRTドライバー2
を介してCRT5R,5G,5Bからスクリーン上にク
ロスハッチングパターンとして投射される。ユーザはス
クリーンに投射されたクロスハッチパターンを参照しな
がらレジストレーション調整を行う。粗調モードでのレ
ジストレーション調整が終了するとステップS3に工程
を進め微調モードとする。
【0032】ステップS3において、図示しないコント
ロールパネルからユーザによって入力される指示に応じ
てCPU8はシステムIC11を制御して、微調モード
に入る。ユーザは微調モードに入ると、図示しないコン
トロールパネルからクロスハッチングパターンの表示を
指示するコマンドを入力する。これに応じて、CPU8
はクロスハッチングパターンジェネレータを制御して、
クロスハッチングパターン信号を生成させる。クロスハ
ッチングパターンジェネレータによって生成されたクロ
スハッチングパターン信号は、CRTドライバー2を介
してCRT5R,5G,5Bからスクリーン上にクロス
ハッチングパターンとして投射される。ユーザはスクリ
ーンに投射されたクロスハッチパターンを参照しながら
レジストレーション調整を行う。
【0033】ステップS4において、CPU8は、ユー
ザによって図示しないコントロールパネルから入力され
る所定の命令に応じて、XY調整モードに入るかどうか
の判断をする。XY調整モードに入る場合は工程をステ
ップS5へと進め、XY調整モードに入らない場合は工
程をステップS13へと進める。
【0034】ステップS5において、CPU8は、シス
テムIC11を制御してXY調整モードに入る。
【0035】ステップS6において、ユーザはクロスハ
ッチングパターンを参照し、図示しないコントロールパ
ネルから水平方向の調整ポイント1行(以下、水平ライ
ンと呼ぶ)又は垂直方向の調整ポイント1列(以下、垂
直ラインと呼ぶ)を指定する。
【0036】例えば、図8(a)及び図8(b)に示す
ように、画面上の調整ポイントが、水平方向に9点、垂
直方向に9点、計81点だけ設けられているとする。水
平ラインは、図8(a)に示すように、例えば、V♯3
ラインを図示しないコントロールパネルから指定するこ
とで、黒丸で示した水平方向の調整ポイント9点が指定
されたことになる。また垂直ラインは、図8(b)に示
すように、例えば、H♯5ラインを図示しないコントロ
ールパネルから指定することで、黒丸で示した垂直方向
の調整ポイント9点が指定されたことになる。
【0037】ステップS7において、システムIC11
の図示しないロジック部は、ステップS6で所定の水平
ライン又は垂直ラインが指定されたことに応じて、微調
用RAM15に記憶されている微調用補正波形データを
読み出して、後段の微調波形生成部16へ送出する。
【0038】例えば、ステップS6において、図8
(a)に示すようにユーザによってV♯3ラインが指定
され、ロジック部が、微調用RAM15に記憶されてい
るV♯3ラインの9個の調整ポイントの水平同期信号
(H)及び垂直同期信号(V)に対応した微調補正波形
データを読み出したとする。
【0039】ステップS8において、システムIC11
の図示しないロジック部は、微調波形生成部16を制御
して微調用RAM15から読み出された水平ライン又は
垂直ラインの微調用補正波形データに基づいて、水平同
期信号(H)、垂直同期信号(V)にそれぞれ同期した
微調補正波形信号データを生成する。
【0040】ステップS9において、システムIC11
の図示しないロジック部は、粗調・微調加算ブロック1
7を制御してステップS2で生成した粗調補正波形信号
データと、ステップS8で生成した微調補正波形信号デ
ータとを加算して水平同期信号(H)、垂直同期信号
(V)にそれぞれ同期した加算補正波形信号データを生
成させる。さらに、上記ロジック部は、補間計算ブロッ
ク18を制御し、生成された加算補正波形信号データに
調整ポイント間の補間計算をして水平周期及び垂直周期
の補正波形信号を生成させ、生成された補正波形信号に
対応した偏向電流をアンプ12R,12G,12Bに出
力させる。
【0041】ステップS10において、ユーザはクロス
ハッチングパターンを参照して、図示しないコントロー
ルパネルから補正波形信号を変更するための所望の値を
入力する。この時、補正波形信号を補正する場合は補正
値を入力し工程をステップS11へと進め、補正波形信
号を補正する必要がない場合は、工程をステップS12
へと進める。
【0042】ステップS11において、CPU8は、ス
テップS10でユーザから図示しないコントロールパネ
ルを介して入力された補正値に応じて、ステップS6で
指定された水平ライン又は垂直ラインに対応する微調用
RAM15に記憶されている微調用補正波形データの値
を全て更新する。CPU8は、微調用補正波形データの
更新後、微調用RAM15内に記憶されている微調用補
正波形データをシステムIC11専用の図示しないEE
PROMに書き込み、保存する。
【0043】ステップS11の工程が終了すると再びス
テップS7からの工程が繰り返され、ユーザによる補正
値を反映させた補正波形信号が生成され、レジストレー
ション調整がなされる。なお、ステップS7〜ステップ
S10、ステップS11、ステップS7〜ステップS1
0…というループにおいて、ステップS7で読み出され
る水平ライン又は垂直ラインの微調用補正波形データ
は、このループに入る前にステップS6で指定された水
平ライン又は垂直ラインである。
【0044】ステップS12において、CPU8は、図
示しないコントロールパネルを介しユーザによってXY
調整モードを終了させる旨が入力された場合は工程をス
テップS13へと進め、入力がない場合は工程をステッ
プS6へと戻し、XY調整モードを継続させる。
【0045】ステップS13において、CPU8は、X
Y調整モードが終了したことに応じて、調整ポイントを
個別にレジストレーション調整する微調を行う。
【0046】ステップS14において、CPU8は、図
示しないコントロールパネルを介してユーザから微調モ
ードを終了させる旨を伝える命令が入力されたことに応
じて工程を終了し、入力がなかった場合は工程をステッ
プS4へと戻し、微調モードを継続させる。
【0047】このようにして3管式CRTプロジェクタ
において、レジストレーション調整をする際、調整ポイ
ントを水平ライン又は垂直ライン単位でレジストレーシ
ョン調整をすることで、微調モードでの煩雑な操作を解
消させることができる。
【0048】なお、図7に示したフローチャートでは示
していないが、ステップS3以下の微調モードに工程が
進んでいる場合、ユーザは図示しないコントロールパネ
ルから所定のコマンドを入力することによってステップ
S2の粗調へと自在に工程を戻すことができる。
【0049】さらにまた、、本発明は、実施の形態とし
て3管式CRTプロジェクタを用いているが、本発明は
これに限定されるものではなく、1管式のCRTにおけ
るコンバージェンス回路にも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のレジストレーション装置は、走査画面の走査線上か
ら抽出したm×n(m及びnは自然数)個の調整ポイン
トにおける映像信号の走査位置を補正する補正波形信号
の補正波形データをそれぞれ記憶する記憶手段と、記憶
手段から調整ポイントの補正波形データをm個又はn個
単位で読み出す読み出し手段と、読み出し手段によって
読み出されたm個又はn個単位の補正波形データに基づ
いて、調整ポイント及び調整ポイント間を走査する映像
信号の走査位置を補正する補正波形信号を生成する補正
波形信号生成手段と、記憶手段に記憶されているm×n
個の補正波形データを、ユーザの指示に応じてm個又は
n個単位で更新する更新手段とを備えることでレジスト
レーション調整における煩雑な操作を解消することを可
能とする。
【0051】以上の説明からも明らかなように、本発明
のレジストレーション調整方法は、記憶手段に記憶され
た走査画面の走査線上から抽出したm×n(m及びnは
自然数)個の調整ポイントにおける映像信号の走査位置
を補正する補正波形信号の補正波形データをm個又はn
個単位で読み出し、読み出されたm個又はn個単位の補
正波形データに基づいて、調整ポイントの映像信号の走
査位置を補正する第1の補正波形信号を生成すると共
に、読み出されたm個又はn個単位の補正波形データを
用い、調整ポイント間を走査する映像信号の走査位置を
補正する第2の補正波形信号を補間計算して算出し、記
憶手段に記憶されているm×n個の補正波形データを、
ユーザの指示に応じてm個又はn個単位で更新すること
でレジストレーション調整における煩雑な操作を解消す
ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す3管式CRTプ
ロジェクタの要部構成を説明するためのブロック図であ
る。
【図2】同3管式CRTプロジェクタにおいて、システ
ムICの要部構成を説明するためのブロック図である。
【図3】同3管式CRTプロジェクタにおいて、粗調用
RAMに記憶されている粗調補正波形データについて説
明するための第1の図である。
【図4】同3管式CRTプロジェクタにおいて、粗調用
RAMに記憶されている粗調補正波形データについて説
明するための第2の図である。
【図5】同3管式CRTプロジェクタにおいて、微調モ
ードにおける調整ポイントについて説明するための図で
ある。
【図6】同3管式CRTプロジェクタにおいて、微調用
RAMの記憶エリアについて説明するための図である。
【図7】同3管式CRTプロジェクタにおいて、レジス
トレーション調整をする際の動作について説明するため
のフローチャートである。
【図8】同3管式CRTプロジェクタにおいて、(a)
は水平ラインについて説明するための図であり、(b)
は垂直ラインについて説明するための図である。
【図9】従来の技術として示す3管式CRTプロジェク
タについて説明するための図である。
【図10】同3管式CRTプロジェクタにおいて、レジ
ストレーション調整をする際の動作について説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1 映像信号処理ブロック、2 CRTドライバー、3
メイン偏向回路、4レジストレーション補正回路(サ
ブ偏向)ブロック、5R,5G,5B CRT、6R,
6G,6B 偏向ヨーク、7R,7G,7B サブ偏向
ヨーク、8CPU、11 システムIC、12R,12
G,12B アンプ、13 粗調用RAM、14 粗調
波形生成部、15 微調用RAM、16 微調波形生成
部、17 粗調・微調加算ブロック、18 補間計算ブ
ロック
フロントページの続き (72)発明者 富宇加 美絵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C060 BC05 BD02 BE02 BE07 CE03 CH03 CH04 CH10 CH11 GB02 JA01 JB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査画面の走査線上から抽出したm×n
    (m及びnは自然数)個の調整ポイントにおける映像信
    号の走査位置を補正する補正波形信号の補正波形データ
    をそれぞれ記憶する記憶手段と、 上記記憶手段から上記調整ポイントの上記補正波形デー
    タを上記m個又はn個単位で読み出す読み出し手段と、 上記読み出し手段によって読み出された上記m個又はn
    個単位の上記補正波形データに基づいて、上記調整ポイ
    ント及び上記調整ポイント間を走査する映像信号の走査
    位置を補正する補正波形信号を生成する補正波形信号生
    成手段と、 上記記憶手段に記憶されている上記m×n個の補正波形
    データを、ユーザの指示に応じて上記m個又はn個単位
    で更新する更新手段とを備えることを特徴とするレジス
    トレーション調整装置。
  2. 【請求項2】 上記補正波形信号生成手段は、上記調整
    ポイント間を走査する映像信号の走査位置を補正する補
    正波形信号を上記調整ポイントの上記補正波形データを
    用いて補間計算して生成することを特徴とする請求項1
    記載のレジストレーション調整装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段に記憶された走査画面の走査線
    上から抽出したm×n(m及びnは自然数)個の調整ポ
    イントにおける映像信号の走査位置を補正する補正波形
    信号の補正波形データを上記m個又はn個単位で読み出
    し、 読み出された上記m個又はn個単位の上記補正波形デー
    タに基づいて、上記調整ポイントの映像信号の走査位置
    を補正する第1の補正波形信号を生成すると共に、 読み出された上記m個又はn個単位の上記補正波形デー
    タを用い、上記調整ポイント間を走査する映像信号の走
    査位置を補正する第2の補正波形信号を補間計算して算
    出し、 上記記憶手段に記憶されている上記m×n個の補正波形
    データを、ユーザの指示に応じて上記m個又はn個単位
    で更新することを特徴とするレジストレーション調整方
    法。
JP2001147094A 2001-05-16 2001-05-16 レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法 Withdrawn JP2002344985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001147094A JP2002344985A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001147094A JP2002344985A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002344985A true JP2002344985A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18992629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001147094A Withdrawn JP2002344985A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344985A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121978A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Sony Corp 調整装置及び方法
CN108812138A (zh) * 2018-05-23 2018-11-16 四川省源地中药材种植有限责任公司 一种有机川麦冬栽培技术

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121978A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Sony Corp 調整装置及び方法
CN108812138A (zh) * 2018-05-23 2018-11-16 四川省源地中药材种植有限责任公司 一种有机川麦冬栽培技术

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61269592A (ja) ビデオ・プロジェクター用の画像歪調整装置
JPS6216076B2 (ja)
KR0130871B1 (ko) 디지탈 콘버젼스 보정방법 및 장치
JPH0225594B2 (ja)
JP2002344985A (ja) レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法
JP3675357B2 (ja) レジストレーション調整装置及びレジストレーション調整方法
JP2005121978A (ja) 調整装置及び方法
US5963274A (en) Vertical/horizontal interpolation device and method in convergence system
JPH07264608A (ja) コンバージェンス調整回路
JPS62193475A (ja) デイジタルコンバ−ゼンス装置
JP2564002B2 (ja) ディジタルコンバーゼンス補正装置
JP2000175210A (ja) 順次走査表示式映像表示装置
JP2737589B2 (ja) ディスプレイ装置
KR0115023Y1 (ko) 콘버젼스 보정회로
JP2895131B2 (ja) コンバーゼンス自動補正装置
JP2004207934A (ja) Crt型表示装置及び投射型表示装置
JPH09219871A (ja) プロジェクタ装置
JPH0448891A (ja) デジタルコンバーゼンス補正装置
JPH0863117A (ja) 回転ラスタを有するcrt表示装置
JPS5927681A (ja) テレビジヨン受像機のコンバ−ゼンス回路
JP2003143619A (ja) デジタルコンバーゼンス補正回路及びそれを用いた表示装置
JPH05344515A (ja) ディジタルコンバーゼンス補正装置
JPH1098738A (ja) 色むら補正回路
JPH09149284A (ja) 左右非対称歪補正回路
JPH07107498A (ja) 陰極線管装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805