JP2002344328A - 復号化装置、プログラム及び可変長符号の復号方法 - Google Patents
復号化装置、プログラム及び可変長符号の復号方法Info
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Abstract
化装置、プログラム及び可変長符号の復号方法を提供す
る。 【解決手段】 入力された可変長符号ビット列に応じ、
量子化された係数値を予め定められた次数でまとめた最
終復元値の組を復元事象として格納する復号テーブルT
1を検索して最終復元値の組を取得し、可変長符号ビッ
ト列を復号する。これにより、可変長符号の復号終了時
に直ちに最終復元値の組を得ることができる。すなわ
ち、シフト命令やAND命令等のステップ数が少なくて
済む命令のみを用いて個々の最終復元値を容易に取り出
すことができることにより、ステップ数の多い加減乗除
算(特に除算)を必要とせずに最終復元値を得ることが
できるので、全体の処理ステップ数が少なくて済み、復
号処理速度を向上させることができる。
Description
たデジタル音響や画像信号を復号する復号化装置、プロ
グラム及び可変長符号の復号方法に関する。
まとめて一つの事象値となし、各事象値に対して改めて
符号を割り当てるという方法は、音響や画像の圧縮・符
号化においてしばしば用いられる。また、符号を割り当
てる際に、各事象の出現頻度に応じて符号長を変化さ
せ、全体の符号量がなるべく少なくなるようにする方法
としてハフマン符号という符号化方式がある。
圧縮・符号化によく用いられている。その一例として
は、ISO(International Organization for Standard
ization:国際標準化機構)のワーキンググループである
MPEG(Motion Picture Expert Group)が1997年に
制定した音声情報圧縮の国際規格「MPEG−2/AA
C(Advanced Audio Coding)(ISO/IEC標準13818-7)」
がある。この規格によれば、デジタル音響信号をMDC
T(Modified Discrete Cosine Transform)を用いて変換
し、得られたMDCT係数値を量子化する。そして、量
子化したMDCT係数値を2個または4個ずつまとめて
(この個数を次数という)、所定の方法により一つの事
象値に対応付け、最後に、各事象値に対してハフマン符
号を割り当てる。なお、MDCT係数値をまとめる際、
正負(±)の符号も含めてまとめる場合と、正負符号は
別途符号化する場合の2通りを選択できる。
は、MDCT係数値のまとめ方に応じて適切なハフマン
符号化テーブルを選択し、まずその選択したテーブルの
識別子を格納、伝送し、次に、ハフマン符号ビット列を
格納、伝送するという方法をとる。なお、ハフマン符号
化テーブルは、まとめるべき量子化したMDCT係数値
とその次数に対応して複数個用意されている。
子で指定されたハフマン復号テーブルを選択し、これを
用いて、引き続き入力されるハフマン符号ビット列を復
号する。その結果得られた中間復元値(上記の事象値に
相当)に加減乗除を用いた剰余演算等の演算を施して、
ハフマン復号テーブル毎に予め定められた次数の最終復
元値(量子化されたMDCT係数値)の組を得る。
の一例を簡略的に示す説明図である。図8に示すよう
に、ハフマン復号テーブルt1は、中間復元値をインデ
ックス(アドレス)とし、符号長と符号ビット列を内容
とするような構成をもつ。復号の際は、ハフマン符号ビ
ット列を1ビットずつ入力しつつ、符号長と符号ビット
列の関係が一致するような内容が見つかるまで、ハフマ
ン復号テーブルt1を探索する。そして、一致する内容
があったら、それに対応するアドレスを中間復元値とみ
なす。なお、図8のハフマン復号テーブルt1は説明用
の簡略な例であり、実際にISO/IEC標準13818-7にて用い
られているものではない。この例では、最終復元値は、
−1,0,1のいずれかで、次数2であるとする。
コードに示すようなものである。
号を含まない(1)か、最終復元値が正負符号を含む
(0)のいずれであるかをunisigned、最終的な復元値
の最大値をlav、中間復元値をidx、最終復元値をw,
x,y,zでそれぞれ表す。
t1に対して、「011100」というハフマン符号ビット列
が入力された場合を考える。インデックス(アドレス)
0から、符号長と符号ビット列を順に照らし合わせてい
くと、インデックス6が符号長3、符号ビット列「01
1」なので、入力符号ビット列の先頭3bitに一致する。
そこで、中間復元値として「6」を得る(idx=6)。
1は、最終復元値が「−1,0,1」のいずれかで、次
数が2なので、dim=2,unsigned=0,lav=1である。
よって、idx=6のとき、上記の手続きによって最終復
元値を求めると、y=1,z=−1となる。
3bitを復号したので、残る「100」について上記と同様
の処理を行う。すると、ハフマン復号結果の中間復元値
が「1」で、最終復元値はy=−1,z=0となる。以
上をまとめると、「011100」という入力符号ビット列か
ら、「1,−1,−1,0」という最終復元値、即ち、
量子化されたMDCT係数値の組が得られたことにな
る。
うな方法においては、ハフマン復号が遅いという問題が
ある。ハフマン符号は、図9に示すような符号の木(二
分木)により表現され、入力符号ビット列の0,1に従
って符号の木の枝を辿っていけば、求めるべき復元事象
を得ることができるものである(図9は図8に示したハ
フマン復号テーブルt1と等価な内容を表現してい
る)。つまり、符号の木のデータ構造を適切に表現した
ハフマン復号テーブルを構成することにより、多くても
入力符号ビット数分のテーブルアクセス回数で復号がで
きるのである。
したハフマン復号テーブルt1をインデックス0から順
にアクセスしていくので、テーブルアクセス回数の最適
化が図れない。例えば、本来2回のテーブルアクセスで
済むはずの「00」という符号を復号するのに、6回のア
クセスが必要になってしまう(「00」に対応するインデ
ックスが「5」だからである)。
示したハフマン復号テーブルt1を予め符号長によって
ソーティングしておき、符号長の短いものからアクセス
していくという方法もあるが、同じ符号長の復元事象が
多くある場合は、やはりアクセス回数が冗長になってし
まう。
は、図10のようなハフマン復号テーブルt2を用いた
復号方法が示されている。図10に示すハフマン復号テ
ーブルt2は、図9に示した符号の木(二分木)を、さ
らに図11に示すような符号の木(多分木)に書き直し
たもののデータ構造を表現している。より詳細には、図
10に示すハフマン復号テーブルt2は、符号の木の枝
の状態が中間節点か終端節点かを示す情報、中間節点の
場合は新たに取り込むべきビット数と次に参照すべきメ
モリ領域の指定、終端節点の場合は対応する復号事象等
から構成されている。そして、復号の際は、まずアドレ
ス0にアクセスし、その内容に指定されたビット数だけ
符号ビットを入力し、さらに、同じく内容に指定された
アドレスに入力符号の値をオフセットとして加えたアド
レスを次にアクセスし、以下、同様の動作を復元事象を
得るまで繰り返す。
フマン符号ビット列が入力されたとする。まず、アドレ
ス0では「2bit取り込み、アドレス1へ飛べ」と指定
されている。先頭の2bitは「01」なので、アドレス1
に1を加算したアドレス2ヘ飛ぶ。アドレス2は「1bi
t取り込み、アドレス5へ飛べ」である。次の1bitは
「1」である。そこで、アドレス5に1を加えたアドレ
ス6へ飛ぶ。アドレス6は「中間復元値は6」なので、
中間復元値6を復号できる。
処理を行うと次の中間復元値1を復号できる。この方法
を用いることにより、図8に示したハフマン復号テーブ
ルt1を用いたものより少ないテーブルアクセス回数で
中間復元値を求めることができる。
値の組の算出を高速化することはできない。それは、前
述したような擬似コードをそのまま用いると、加減乗除
算を何度も行う必要があるからである。特に、汎用的な
DSP(Digital Signal Processor)等のデジタル信号
処理用のマイクロプロセッサを用いるような場合、除算
は多くのステップ数を必要とする。前述したような擬似
コードは除算を多く含むので、処理ステップ数が多くな
り、処理速度の低下を招いてしまう。
ることができる復号化装置、プログラム及び可変長符号
の復号方法を提供することである。
号化装置は、データ量を削減する可変長符号化処理を施
した可変長符号を復号する復号化装置において、量子化
された係数値を予め定められた次数でまとめた最終復元
値の組を復元事象として格納する復号テーブルと、入力
された可変長符号ビット列に応じて前記復号テーブルを
検索して前記最終復元値の組を取得して、前記可変長符
号ビット列を復号する復号手段と、を備える。
ちに最終復元値の組を得ることが可能になり、シフト命
令やAND命令等のステップ数が少なくて済む命令のみ
を用いて、個々の最終復元値を容易に取り出すことが可
能になる。これにより、ステップ数の多い加減乗除算
(特に除算)を必要とせずに最終復元値を得ることが可
能になるので、全体の処理ステップ数が少なくて済み、
復号処理速度を向上させることが可能になる。
号化装置において、前記最終復元値をそれぞれ同一のビ
ット長、かつ、互いに識別可能な符号で表現し、前記各
最終復元値を予め定められた次数分だけ直列に接続した
符号によって、前記復号テーブルの復元事象を表現す
る。
になる。
号化装置において、前記最終復元値の正負を示す符号ビ
ットを前記最終復元値の先頭ビットとして配する。
易になる。
のいずれか一記載の復号化装置において、前記復号テー
ブルが符号の木の形状に即して構成されている場合、復
号終了を示すビットを前記復号テーブルの復元事象を表
す符号に含める。
が容易になる。
化された係数値を予め定められた次数でまとめた最終復
元値の組を復元事象として格納する復号テーブルを設
け、データ量を削減する可変長符号化処理を施した可変
長符号を復号する演算処理部を制御するプログラムであ
って、前記プログラムは、入力された可変長符号ビット
列に応じて前記復号テーブルを検索して前記最終復元値
の組を取得して、前記可変長符号ビット列を復号する復
号機能を前記演算処理部に実行させる。
ちに最終復元値の組を得ることが可能になり、シフト命
令やAND命令等のステップ数が少なくて済む命令のみ
を用いて、個々の最終復元値を容易に取り出すことが可
能になる。これにより、ステップ数の多い加減乗除算
(特に除算)を必要とせずに最終復元値を得ることが可
能になるので、全体の処理ステップ数が少なくて済み、
復号処理速度を向上させることが可能になる。
法は、データ量を削減する可変長符号化処理を施した可
変長符号を復号する復号化装置において用いられ、プロ
セッサ演算処理により実現される可変長符号の復号方法
であって、量子化された係数値を予め定められた次数で
まとめた最終復元値の組を復元事象として格納する復号
テーブルを設け、入力された可変長符号ビット列に応じ
て前記復号テーブルを検索して前記最終復元値の組を取
得して、前記可変長符号ビット列を復号する復号工程を
含む。
ちに最終復元値の組を得ることが可能になり、シフト命
令やAND命令等のステップ数が少なくて済む命令のみ
を用いて、個々の最終復元値を容易に取り出すことが可
能になる。これにより、ステップ数の多い加減乗除算
(特に除算)を必要とせずに最終復元値を得ることが可
能になるので、全体の処理ステップ数が少なくて済み、
復号処理速度を向上させることが可能になる。
変長符号の復号方法において、前記最終復元値をそれぞ
れ同一のビット長、かつ、互いに識別可能な符号で表現
し、前記各最終復元値を予め定められた次数分だけ直列
に接続した符号によって、前記復号テーブルの復元事象
を表現する。
になる。
変長符号の復号方法において、前記最終復元値の正負を
示す符号ビットを前記最終復元値の先頭ビットとして配
する。
易になる。
のいずれか一記載の可変長符号の復号方法において、前
記復号テーブルが符号の木の形状に即して構成されてい
る場合、復号終了を示すビットを前記復号テーブルの復
元事象を表す符号に含める。
が容易になる。
し図7に基づいて説明する。本実施の形態は、国際規格
「MPEG−2/AAC(Advanced Audio Coding)(ISO
/IEC標準13818-7)」に基づく復号器に設けられたデジタ
ル信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)
である復号化装置に適用した一例である。なお、図10
及び図11で示した部分と同一部分は同一符号を用い
る。
成を示すブロック図である。図1に示すように、復号化
装置1は、演算処理部である演算回路2、各種データを
書換え可能に記憶するRAM(Random Access Memory)
3、メモリ制御回路4、固定的なデータを記憶する読み
出し専用メモリ(記憶部)であるROM(Read OnlyMem
ory)5、命令デコーダ6により構成されている。
おり、命令デコーダ6からの指示に応答し、入力される
デジタルデータX(n)及びRAM3に記憶される各種
データに対して各種の演算処理を施し、最終的に得られ
る演算結果をデジタルデータY(n)として出力するも
のである。
タルデータX(n)及び演算回路2から出力されるデジ
タルデータY(n)や、演算回路2の演算過程で生成さ
れる中間データを一時的に記憶する。また、RAM3に
は、復号化処理に用いられる後述するハフマン復号テー
ブルも記憶されている。
の指示に応答し、演算回路2の演算動作に応じ、必要な
データをRAM3から読み出し、演算回路2へと供給す
る。
するプログラムを記憶し、各命令を一定周期のクロック
に従って所定の順序で読み出して命令デコーダ6に供給
する。
る命令を解読し、演算回路2の演算動作を制御するとと
もに、メモリ制御回路4の読み出し及び書き込み動作を
制御する。
AAC(Advanced Audio Coding)(ISO/IEC標準13818-
7)」に基づく復号器には、圧縮画像データに含まれるハ
フマン符号を復号化して復号化データを出力するハフマ
ン復号化部(復号化装置1)が設けられている。ハフマ
ン符号は、符号(コード)の発生頻度に応じて可変長の
符号を割り当てるもので、発生頻度の高い符号ほどビッ
ト長の短い割り当てて符号化することにより、情報量を
減らすものである。
来、ハフマン復号テーブルを用いて入力されるハフマン
符号ビット列を復号し、その結果得られた中間復元値に
加減乗除を用いた剰余演算等の演算を施して、ハフマン
復号テーブル毎に予め定められた次数の最終復元値(量
子化されたMDCT係数値)の組を得るというものであ
った。しかしながら、中間復元値と最終復元値の組は一
意対応をしており、しかも、以後の計算では中間復元値
を必要としていない。そこで、RAM3に記憶される本
実施の形態のハフマン復号テーブルにおいては、ハフマ
ン復号テーブルの復元事象として最終復元値の組を直接
テーブルの内容に書き込むようにしたものである。
号テーブルT1を模式的に示す説明図である。図2に示
すハフマン復号テーブルT1は、前述した図11に示す
ような符号の木(多分木)のデータ構造を表現してお
り、従来においては中間復元値であった内容(図10参
照)を最終復元値の組で置き換えたものである(図3参
照)。より具体的には、ハフマン復号テーブルT1は、
最終復元値をそれぞれ同一のビット長、かつ、互いに識
別可能な符号で表現し、これを次数分だけ直列に接続し
た符号によって、復元事象を表現したものである。ま
た、最終復元値の正負を示す符号ビットを、この同一の
ビット長、かつ、互いに識別可能な符号、の先頭ビット
として配している。さらに、ハフマン復号テーブルT1
が符号の木の形状に即して構成されている場合は、復号
終了を示すビットを、ハフマン復号テーブルT1の復元
事象を表す符号に含めている。
いずれかである場合は、これらをそれぞれ「10,0
0,01」とすることにより、同一のビット長、かつ、
互いに識別可能、かつ、正負の別を含んだ符号として表
現できる。そして、次数が2の場合は、これら3種の符
号から2つずつ選んで直列に接続する。最終復元値が
「1,−1」なら「01 10」、「−1,0」なら
「10 00」である。さらに、これに復号終了を示す
ビットを付加する。復号終了を「1」で表し、かつ、復
号テーブルの内容が8bitの場合は、「1 000 01
10」や「1 000 10 00」が復元事象を表す符
号となる。
復号終了でない場合(図3において、「nbit取り込
み、アドレスAへ飛べ」の場合)は、先頭に復号継続を
示す「0」を置き、次の3bitでn、最後の4bitでAを
表すものとする。例えば、「2bit取り込み、アドレス
9へ飛べ」は「0 010 1001」となる。
直したものが、図2に示す復号テーブルT1である。
が演算回路2に実行させる処理を以下において説明す
る。例えば、図2に示す復号テーブルT1に対して、
「011100」というハフマン符号ビット列が入力された場
合を考える。まず、アドレス0では「0 010 000
1(2bit取り込み、アドレス1へ飛べ)」と指定され
ている。先頭の2bitは「01」なので、アドレス1に1
を加算したアドレス2ヘ飛ぶ。アドレス2は、「0 0
01 0101(1bit取り込み、アドレス5へ飛べ)」
である。次の1bitは「1」である。そこで、アドレス
5に1を加えたアドレス6へ飛ぶ。アドレス6は「1
000 01 11(最終復元値の組は[1,−1])」
なので、最終復元値の組[1,−1]を復号できる。
処理を行うと次の最終復元値の組[−1,0]を復号で
きる。この方法を用いることにより、ハフマン復号の終
了時に直ちに最終復元値の組[1,−1,−1,0]を
得ることが可能になる。ここに、復号手段の機能が実行
される。
1,2」のいずれかである場合のハフマン復号テーブル
T2を図4に示し、ハフマン復号テーブルT2の内容を
図5に示す。こちらは、正負の別を示す符号を必要とし
ないので、「0,1,2」をそれぞれ「00,01,1
0」で表している。
2,−1,0,1,2」のいずれかで、かつ、次数が4
である場合のハフマン復号テーブルT3を図6に示し、
ハフマン復号テーブルT3の内容を図7に示す。今回
は、ハフマン復号テーブルT3の内容は16bitで表現
されており、「−2,−1,0,1,2」はそれぞれ
「110,111,000,001,010」で表され
ている。また、「nbit取り込み、アドレスAへ飛べ」
については、nが7bit、Aが8bitでそれぞれ表されて
いる。
T2,T3を用いて実際に復号を行うと、ハフマン復号
の終了時に直ちに最終復元値の組を得ることが可能にな
る。その後は、シフト命令やAND命令等のステップ数
が少なくて済む命令のみを用いて、個々の最終復元値を
容易に取り出すことができる。すなわち、ステップ数の
多い加減乗除算(特に除算)を必要とせずに最終復元値
を得ることができるので、全体の処理ステップ数が少な
くて済み、復号処理速度を向上させることが可能にな
る。
の種類をハフマン符号としたが、これに限るものではな
く、元の符号を復号した中間的な復号結果から加減乗除
等の演算によって最終的な復号結果を得るような符号で
あれば良い。
ば、データ量を削減する可変長符号化処理を施した可変
長符号を復号する復号化装置において、量子化された係
数値を予め定められた次数でまとめた最終復元値の組を
復元事象として格納する復号テーブルと、入力された可
変長符号ビット列に応じて前記復号テーブルを検索して
前記最終復元値の組を取得して、前記可変長符号ビット
列を復号する復号手段と、を備え、可変長符号の復号終
了時に直ちに最終復元値の組を得ることにより、シフト
命令やAND命令等のステップ数が少なくて済む命令の
みを用いて個々の最終復元値を容易に取り出すことがで
き、ステップ数の多い加減乗除算(特に除算)を必要と
せずに最終復元値を得ることができるので、全体の処理
ステップ数が少なくて済み、復号処理速度を向上させる
ことができる。
載の復号化装置において、前記最終復元値をそれぞれ同
一のビット長、かつ、互いに識別可能な符号で表現し、
前記各最終復元値を予め定められた次数分だけ直列に接
続した符号によって、前記復号テーブルの復元事象を表
現することにより、最終復元値の組を容易に取得するこ
とができる。
載の復号化装置において、前記最終復元値の正負を示す
符号ビットを前記最終復元値の先頭ビットとして配する
ことにより、最終復元値の正負を容易に認識することが
できる。
いし3のいずれか一記載の復号化装置において、前記復
号テーブルが符号の木の形状に即して構成されている場
合、復号終了を示すビットを前記復号テーブルの復元事
象を表す符号に含めることにより、復号終了であるか否
かを容易に判断することができる。
ば、量子化された係数値を予め定められた次数でまとめ
た最終復元値の組を復元事象として格納する復号テーブ
ルを設け、データ量を削減する可変長符号化処理を施し
た可変長符号を復号する演算処理部を制御するプログラ
ムであって、前記プログラムは、入力された可変長符号
ビット列に応じて前記復号テーブルを検索して前記最終
復元値の組を取得して、前記可変長符号ビット列を復号
する復号機能を前記演算処理部に実行させ、可変長符号
の復号終了時に直ちに最終復元値の組を得ることによ
り、シフト命令やAND命令等のステップ数が少なくて
済む命令のみを用いて個々の最終復元値を容易に取り出
すことができ、ステップ数の多い加減乗除算(特に除
算)を必要とせずに最終復元値を得ることができるの
で、全体の処理ステップ数が少なくて済み、復号処理速
度を向上させることができる。
法によれば、データ量を削減する可変長符号化処理を施
した可変長符号を復号する復号化装置において用いら
れ、プロセッサ演算処理により実現される可変長符号の
復号方法であって、量子化された係数値を予め定められ
た次数でまとめた最終復元値の組を復元事象として格納
する復号テーブルを設け、入力された可変長符号ビット
列に応じて前記復号テーブルを検索して前記最終復元値
の組を取得して、前記可変長符号ビット列を復号する復
号工程を含み、可変長符号の復号終了時に直ちに最終復
元値の組を得ることにより、シフト命令やAND命令等
のステップ数が少なくて済む命令のみを用いて個々の最
終復元値を容易に取り出すことができ、ステップ数の多
い加減乗除算(特に除算)を必要とせずに最終復元値を
得ることができるので、全体の処理ステップ数が少なく
て済み、復号処理速度を向上させることができる。
載の可変長符号の復号方法において、前記最終復元値を
それぞれ同一のビット長、かつ、互いに識別可能な符号
で表現し、前記各最終復元値を予め定められた次数分だ
け直列に接続した符号によって、前記復号テーブルの復
元事象を表現することにより、最終復元値の組を容易に
取得することができる。
載の可変長符号の復号方法において、前記最終復元値の
正負を示す符号ビットを前記最終復元値の先頭ビットと
して配することにより、最終復元値の正負を容易に認識
することができる。
いし8のいずれか一記載の可変長符号の復号方法におい
て、前記復号テーブルが符号の木の形状に即して構成さ
れている場合、復号終了を示すビットを前記復号テーブ
ルの復元事象を表す符号に含めることにより、復号終了
であるか否かを容易に判断することができる。
すブロック図である。
ある。
明図である。
説明図である。
に示す説明図である。
に示す説明図である。
具体的に示す説明図である。
明図である。
木を示す説明図である。
示す説明図である。
号の木を示す説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 データ量を削減する可変長符号化処理を
施した可変長符号を復号する復号化装置において、 量子化された係数値を予め定められた次数でまとめた最
終復元値の組を復元事象として格納する復号テーブル
と、 入力された可変長符号ビット列に応じて前記復号テーブ
ルを検索して前記最終復元値の組を取得して、前記可変
長符号ビット列を復号する復号手段と、を備えることを
特徴とする復号化装置。 - 【請求項2】 前記最終復元値をそれぞれ同一のビット
長、かつ、互いに識別可能な符号で表現し、前記各最終
復元値を予め定められた次数分だけ直列に接続した符号
によって、前記復号テーブルの復元事象を表現すること
を特徴とする請求項1記載の復号化装置。 - 【請求項3】 前記最終復元値の正負を示す符号ビット
を前記最終復元値の先頭ビットとして配することを特徴
とする請求項2記載の復号化装置。 - 【請求項4】 前記復号テーブルが符号の木の形状に即
して構成されている場合、復号終了を示すビットを前記
復号テーブルの復元事象を表す符号に含めることを特徴
とする請求項1ないし3のいずれか一記載の復号化装
置。 - 【請求項5】 量子化された係数値を予め定められた次
数でまとめた最終復元値の組を復元事象として格納する
復号テーブルを設け、データ量を削減する可変長符号化
処理を施した可変長符号を復号する演算処理部を制御す
るプログラムであって、 前記プログラムは、 入力された可変長符号ビット列に応じて前記復号テーブ
ルを検索して前記最終復元値の組を取得して、前記可変
長符号ビット列を復号する復号機能を前記演算処理部に
実行させることを特徴とするプログラム。 - 【請求項6】 データ量を削減する可変長符号化処理を
施した可変長符号を復号する復号化装置において用いら
れ、プロセッサ演算処理により実現される可変長符号の
復号方法であって、 量子化された係数値を予め定められた次数でまとめた最
終復元値の組を復元事象として格納する復号テーブルを
設け、 入力された可変長符号ビット列に応じて前記復号テーブ
ルを検索して前記最終復元値の組を取得して、前記可変
長符号ビット列を復号する復号工程を含むことを特徴と
する可変長符号の復号方法。 - 【請求項7】 前記最終復元値をそれぞれ同一のビット
長、かつ、互いに識別可能な符号で表現し、前記各最終
復元値を予め定められた次数分だけ直列に接続した符号
によって、前記復号テーブルの復元事象を表現すること
を特徴とする請求項6記載の可変長符号の復号方法。 - 【請求項8】 前記最終復元値の正負を示す符号ビット
を前記最終復元値の先頭ビットとして配することを特徴
とする請求項7記載の可変長符号の復号方法。 - 【請求項9】 前記復号テーブルが符号の木の形状に即
して構成されている場合、復号終了を示すビットを前記
復号テーブルの復元事象を表す符号に含めることを特徴
とする請求項6ないし8のいずれか一記載の可変長符号
の復号方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001151194A JP2002344328A (ja) | 2001-05-21 | 2001-05-21 | 復号化装置、プログラム及び可変長符号の復号方法 |
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