JP2002343648A - 巻線部品、トランス、および巻線部品の製造方法 - Google Patents

巻線部品、トランス、および巻線部品の製造方法

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JP2002343648A JP2001142501A JP2001142501A JP2002343648A JP 2002343648 A JP2002343648 A JP 2002343648A JP 2001142501 A JP2001142501 A JP 2001142501A JP 2001142501 A JP2001142501 A JP 2001142501A JP 2002343648 A JP2002343648 A JP 2002343648A
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wire
gap
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Koichi Yanagisawa
浩一 柳沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材の巻回数や心材の材質を変更することな
く自己インダクタンスを増加し得る巻線部品を提供する
ことを主目的とする。 【解決手段】 線材3を巻回して構成された巻線部品1
であって、線材3,3間の隙間に軟磁性体が配設されて
いる。これにより、線材3の巻回数を増加したり心材を
変更したりすることなく、巻線の自己インダクタンスを
増加させることができるため、巻線部品1の小形化を図
ることができる。したがって、巻線の自己インダクタン
スがより大きいトランスやチョークコイルを製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材を巻回して構
成された巻線部品、この巻線部品を備えたトランス、お
よびこの巻線部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コイル、およびトランスの一次巻
線や二次巻線などに使用される巻線部品は、巻心(例え
ば合成樹脂製のボビン)に例えばエナメル線などの線材
を巻回して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の巻線
部品には、以下の問題点がある。すなわち、従来の巻線
部品では、自己インダクタンス(以下、「インダクタン
ス」ともいう)を増加させようとするときに、巻心への
線材の巻回数を増加させるか、または透磁率の高い材質
で形成された心材(コア材ともいう)を巻心内に装着す
る必要がある。しかし、線材の巻回数を増加させた場合
には、巻回数の増加分に応じて線材の体積が増して巻線
部品が大形化し、それに伴ってコイルやトランスも大形
化するという問題がある。また、巻回数が増加した場
合、巻線部品を構成する線材間の線間容量が増加するた
め、インダクタンスの周波数特性が低下するという問題
もある。さらに、透磁率の高い材料の開発は難しく、た
とえ開発できた場合でも、この材料が高価となるため、
巻線部品のコストが高騰するという問題がある。
【0004】一方、線材を可能な限り密巻きしたとして
も、巻線部品における線材同士の間には、必ず隙間が生
じ、この隙間を通過する漏れ磁束によって巻線部品のイ
ンダクタンスが低下するという事実も存在する。また、
断面が四角形形状の線材を用いることで隙間を極力少な
くする方法も考えられる。しかし、かかる方法には、隙
間を完全になくすことができないのに加えて、線材の加
工コストが高騰すると共に、巻回作業の際に捻れ防止加
工などの作業工程が増えることに起因して巻回コストも
高騰するという問題点がある。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、線材の巻回数や心材の材質を変更すること
なく自己インダクタンスを増加し得る巻線部品を提供す
ることを主目的とする。また、巻線の自己インダクタン
スがより大きいトランスを提供することを他の目的とす
る。また、より大きい自己インダクタンスを有する巻線
部品の製造方法を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の巻線部品は、線材を巻回して構成された巻
線部品であって、前記線材間の隙間に軟磁性体が配設さ
れていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の巻線部品は、請求項1記載
の巻線部品において、前記軟磁性体は、微粒状体に形成
されたフェライト系軟磁性体または金属系軟磁性材であ
ることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の巻線部品は、請求項2記載
の巻線部品において、前記軟磁性体は、封止剤と混合さ
れた状態で前記隙間に配設されていることを特徴とす
る。この場合、本発明における封止剤には、高分子材料
や低分子材料が含まれる。
【0009】請求項4記載のトランスは、一次巻線およ
び二次巻線の少なくとも一方が、請求項1から3のいず
れかに記載の巻線部品によって構成されていることを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の巻線部品の製造方法は、線
材を巻心に巻回すると共に、当該巻回された線材間の隙
間に軟磁性体を充填して巻線部品を形成することを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の巻線部品の製造方法は、請
求項5記載の巻線部品の製造方法において、前記軟磁性
体は、微粒状体に形成されたフェライト系軟磁性体また
は金属系軟磁性材であることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の巻線部品の製造方法は、請
求項6記載の巻線部品の製造方法において、前記軟磁性
体を封止剤に混合してペースト状の軟磁性体原料を作製
し、当該軟磁性体原料を前記線材間の隙間に充填するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8記載の巻線部品の製造方法は、請
求項7記載の巻線部品の製造方法において、前記線材の
前記巻心への巻回、および当該線材間の前記隙間への前
記軟磁性体原料の充填を終了した後に、当該線材に電流
を流して前記軟磁性体を配向することを特徴とする。こ
の場合、電流としては、直流電流、または極く低い周波
数の交流電流(長周期交流電流)が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る巻線部品、この巻線部品を使用したトランス、
およびこの巻線部品の製造方法の好適な発明の実施の形
態について説明する。
【0015】最初に、本発明に係る巻線部品1の構成に
ついて、図1〜図3を参照して説明する。
【0016】巻線部品1は、空心形のコイルであって、
図1,2に示すように、巻心(例えば合成樹脂製のボビ
ン)2と、巻心2に巻回された線材(例えばエナメル
線)3と、巻回された線材3,3間の隙間A(図3参
照)に配設された軟磁性体4と、巻回された線材3を被
覆するシート材5とを備えて構成されている。この場
合、巻心2は、筒体2aと、その両端部に形成された一
対のフランジ部2bとで構成され、この筒体2aの外周
面に線材3が巻回されている。また、軟磁性体4は、フ
ェライトコア等の軟磁性体を粉砕して微粒状化(直径:
約20〜50μm)され、本発明における封止剤に相当
する高分子材料(一例としてシリコーン)6と所定の重
量比で混合された状態で隙間Aに配設(充填)されてい
る。
【0017】次に、この巻線部品1の製造手順について
説明する。まず、軟磁性体を粉砕することにより、微粒
状体としての軟磁性体4を作製する。ここで、軟磁性体
としては、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェ
ライトをはじめとするフェライト系軟磁性体や、鉄、パ
ーマロイ、パーメンジュールをはじめとする金属系軟磁
性体が使用される。この場合、一種類の軟磁性体の微粒
状体で軟磁性体4を構成してもよいし、多種類の軟磁性
体の微粒状体を混合して軟磁性体4を構成することもで
きる。
【0018】次に、微粒状体化した軟磁性体4と高分子
材料6とを混練(混合)して、ペースト状の軟磁性体原
料を作製する。この場合、高分子材料6としては、シリ
コーン以外にも、天然ゴムや合成ゴム、プラスチックそ
の他のポリマーや樹脂を使用することができる。また、
軟磁性体4とシリコーン5との重量比は、軟磁性体原料
の透磁率と粘性とをどの程度に設定するかを考慮して決
定する。一例として、巻線部品1は、軟磁性体原料にお
ける透磁率を高めつつペースト状に形成するために、軟
磁性体4が80%、高分子材料6が20%となる重量比
で混練している。次いで、巻心2に線材3を巻回しなが
ら軟磁性体原料を線材3の表面に塗布することにより、
巻回した線材3,3間の隙間Aに軟磁性体原料を充填す
る。次に、巻回した線材3の最外周にシート材5を巻き
付けて軟磁性体原料を封止する。その後、塗布した軟磁
性体原料を乾燥などによって硬化させることにより、巻
線部品1が完成する。なお、硬化方法は、乾燥に限ら
ず、軟磁性体原料の種類によっては化学反応などによる
硬化でもよい。
【0019】次に、作製した巻線部品1の周波数特性に
ついて説明する。図4に、巻線部品1(本発明品)と、
巻線部品1と同一の構成を備えて軟磁性体4が充填され
ていない巻線部品(従来品)との各々におけるインダク
タンスおよび抵抗成分(以下、「抵抗」ともいう)につ
いての各周波数特性を示す。同図に示すように、巻線部
品1は、従来品と比較して、インダクタンスおよび抵抗
が共に大きく、実質的に線材3の巻回数を増加させた構
成と等価な性能を有している。
【0020】このように、この巻線部品1によれば、線
材3,3間の隙間Aに軟磁性体4を配設する構成を採用
したことにより、線材3同士間の隙間Aにおける透磁率
を増加させることができ、これにより、隙間Aを通過し
て外部に漏れる漏れ磁束を低減することができる。した
がって、巻心2に対する線材3の巻回数を増加させるこ
となく、すなわち外形寸法を大形化させることなく、巻
線部品1の自己インダクタンスを増加させることができ
る。
【0021】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、巻心2に巻
回した線材3,3間の隙間Aに軟磁性体原料を充填した
後、この軟磁性体原料が硬化する以前に、巻回した線材
3に直流電流または極く低い周波数の交流電流(長周期
交流電流)を流して軟磁性体原料中に磁場を形成する工
程を、上述した巻線部品1の製造手順に追加して巻線部
品11を製造することもできる。この場合、未硬化状態
の軟磁性体原料に対して外部から磁場を加えることによ
り、各軟磁性体4には、長手方向に沿った両端部に互い
に異なる極性の磁極がそれぞれ発生し、同時に、その各
磁極に対して、磁場からの力が磁場の方向(磁力線の方
向でもある)と平行にそれぞれ作用する。この結果、そ
の際の磁気モーメントに応じて各軟磁性体4が磁場の方
向に沿うように姿勢や位置を変えることにより、各軟磁
性体4の向きが磁場の方向に揃った状態(いわゆる配向
された状態)となる。その後、各軟磁性体4が配向され
た状態で軟磁性体原料を硬化させる。以上の処理によ
り、基本的構成が図1〜図3に示す巻線部品1と同様で
あるものの、電流を流したときに線材3に生ずる磁力線
の向きに沿った透磁率が他の方向に対する透磁率よりも
高い異方性を有する巻線部品11が作製される。
【0022】次に、作製した巻線部品11の周波数特性
について説明する。図5に、巻線部品11(本発明
品)、上記した巻線部品1(本発明品1)、および従来
品の巻線部品の各々におけるインダクタンスおよび抵抗
についての各周波数特性を示し、図6に、これらの各々
における損失の大きさを表す係数tan δの各周波数特性
を示す。両図に示すように、巻線部品11は、従来品お
よび巻線部品1と比較して、インダクタンスおよび抵抗
が共にさらに増加しており、実質的に線材3の巻回数を
さらに増加させた構成と等価な性能を有している。その
一方、従来品の巻線部品に対する巻線部品11の係数ta
n δの増加率は、従来品の巻線部品に対する巻線部品1
の係数tan δの増加率と比較してかなり少ない。つま
り、電流配向の工程を追加することにより、抵抗(損失
分)の増加を抑制しつつ、自己インダクタンスをさらに
増加させることができる。
【0023】また、微粒状体化した軟磁性体4を高分子
材料6と混練してペースト状の軟磁性体原料を作製し、
この軟磁性体原料を線材3,3間に充填して隙間A内に
軟磁性体4を配置する巻線部品1,11の構成に代え
て、微粒状体化した軟磁性体4を線材3,3間の隙間A
に直接充填して配設する構成を採用することもできる。
この場合、シート材5が、線材3,3間の隙間Aに充填
された軟磁性体4の隙間Aからの離脱を防止する。ま
た、軟磁性体原料として、磁性ガラスや磁性ポリマーな
どの軟磁性材料を単独または上記した軟磁性体4と共に
混合して用いることもできる。特に、磁性ガラスや磁性
ポリマーなどの可撓性および電気的絶縁性を有する磁性
材料は、それ自体を線材3,3間の封止剤として用いる
ことができるばかりでなく、線材3,3間の絶縁性を高
めることができる。
【0024】また、上述した発明の実施の形態では、巻
線部品1,11をコイルに適用した例を挙げて説明した
が、巻線部品1,11は、コイルのみならず、図7に示
すようなトランス21の一次巻線22および二次巻線2
3のいずれか一方または双方に適用することもできる。
以下、このトランス21について説明する。なお、同図
では、図1〜図3に示す巻線部品1,11と同一の構成
要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略
する。このトランス21は、巻心2と、巻線部品1(ま
たは巻線部品11)によって形成された一次巻線22
と、巻線部品1(または巻線部品11)によって形成さ
れ一次巻線22の外周側に巻回された二次巻線23とを
備え、一次巻線22および二次巻線23の各表面には、
絶縁テープ24がそれぞれ巻回されている。この場合、
絶縁テープ24は、一次巻線22と二次巻線23との間
の絶縁耐圧を確保すると共に、各巻線22,23を形成
する線材3,3間の隙間Aに微粒状体化した軟磁性体4
を直接充填する構成を採用する場合には、隙間Aからの
軟磁性体4の離脱を防止する。
【0025】このトランス21によれば、線材3,3間
の隙間Aに軟磁性体4を配設する構成を採用したことに
より、線材3の巻回数を増加させることなく一次巻線2
2および二次巻線23のインダクタンスを増加させるこ
とができる結果、トランス21の小型化を図ることがで
きる。また、軟磁性体4を電流配向した巻線部品11を
採用することにより、より一層両巻線22,23のイン
ダクタンスを増加させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2記載の巻線
部品によれば、線材間の隙間に軟磁性体を配設する構成
を採用したことにより、線材の巻回数を増加したり心材
を変更したりすることなく、巻線の自己インダクタンス
を増加させることができ、これにより、巻線部品の小形
化を図ることができる。
【0027】また、請求項3記載の巻線部品によれば、
軟磁性体と封止剤とを混合して例えばペースト状の軟磁
性体原料とした状態で線材間の隙間に充填することによ
り、線材間の隙間に一旦充填した軟磁性体原料の隙間か
らの離脱を防止することができるため、軟磁性体の充填
作業における作業性を向上させることができる。したが
って、巻線部品の生産性を向上できる結果、巻線部品の
製品コストを低減することができる。
【0028】また、請求項4記載のトランスによれば、
線材間の隙間に軟磁性体を配設する構成を採用したこと
により、線材の巻回数を増加したり心材を変更したりす
ることなく、巻線の自己インダクタンスを増加させるこ
とができ、これにより、小型のトランスを製造すること
ができる。
【0029】また、請求項5,6記載の巻線部品の製造
方法によれば、線材間の隙間に軟磁性体を充填すること
により、線材の巻回数を増加したり心材を変更したりす
ることなく、巻線の自己インダクタンスを増加させるこ
とができ、これにより、小型の巻線部品を製造すること
ができる。
【0030】また、請求項7記載の巻線部品の製造方法
によれば、軟磁性体と封止剤とを混合して例えばペース
ト状の軟磁性体原料とした状態で線材間の隙間に充填す
ることにより、その粘着力によって、線材間の隙間に一
旦充填した軟磁性体原料の隙間からの離脱を防止するこ
とができるため、軟磁性体の充填作業における作業性を
向上させることができる。したがって、巻線部品の生産
性を向上できる結果、巻線部品の製品コストを低減する
ことができる。
【0031】また、請求項8記載の巻線部品の製造方法
によれば、隙間への軟磁性体原料の充填が終了した後
に、線材に電流を流して軟磁性体原料を構成する軟磁性
体を配向することにより、未配向の巻線部品と比較し
て、線材に電流を流したときに線材に生ずる磁力線の向
きに沿った透磁率を他の方向に対する透磁率よりも高く
することができるため、より一層自己インダクタンスの
大きな巻線部品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る巻線部品1(11)
の構成を説明するための正面図である。
【図2】図1におけるX−X線に沿った断面図である。
【図3】図2に示す巻線部品1(11)における筒体2
a付近の部分拡大図である。
【図4】巻線部品1(本発明品)と従来の巻線部品(従
来品)のそれぞれのインダクタンスおよび抵抗の周波数
特性を示す特性図である。
【図5】巻線部品1(本発明品1)、巻線部品11(本
発明品2)および従来の巻線部品(従来品)のそれぞれ
の自己インダクタンスおよび抵抗成分の周波数特性を示
す特性図である。
【図6】巻線部品1(本発明品1)、巻線部品11(本
発明品2)および従来の巻線部品(従来品)のそれぞれ
の係数tan δの周波数特性を示す特性図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るトランス21の構成
を説明するための正面断面図である。
【符号の説明】
1,11 巻線部品 2 巻心 2a 筒体 2b フランジ部 3 線材 4 軟磁性体 5 シート材 6 高分子材料 21 トランス 22 一次巻線 23 二次巻線 24 絶縁テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 R

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を巻回して構成された巻線部品であ
    って、 前記線材間の隙間に軟磁性体が配設されていることを特
    徴とする巻線部品。
  2. 【請求項2】 前記軟磁性体は、微粒状体に形成された
    フェライト系軟磁性体または金属系軟磁性材であること
    を特徴とする請求項1記載の巻線部品。
  3. 【請求項3】 前記軟磁性体は、封止剤と混合された状
    態で前記隙間に配設されていることを特徴とする請求項
    2記載の巻線部品。
  4. 【請求項4】 一次巻線および二次巻線の少なくとも一
    方が、請求項1から3のいずれかに記載の巻線部品によ
    って構成されていることを特徴とするトランス。
  5. 【請求項5】 線材を巻心に巻回すると共に、当該巻回
    された線材間の隙間に軟磁性体を充填して巻線部品を形
    成することを特徴とする巻線部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記軟磁性体は、微粒状体に形成された
    フェライト系軟磁性体または金属系軟磁性材であること
    を特徴とする請求項5記載の巻線部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記軟磁性体を封止剤に混合してペース
    ト状の軟磁性体原料を作製し、当該軟磁性体原料を前記
    線材間の隙間に充填することを特徴とする請求項6記載
    の巻線部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記線材の前記巻心への巻回、および当
    該線材間の前記隙間への前記軟磁性体原料の充填を終了
    した後に、当該線材に電流を流して前記軟磁性体を配向
    することを特徴とする請求項7記載の巻線部品の製造方
    法。
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