JP2002343480A - 端子の接続構造 - Google Patents
端子の接続構造Info
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- JP2002343480A JP2002343480A JP2001141129A JP2001141129A JP2002343480A JP 2002343480 A JP2002343480 A JP 2002343480A JP 2001141129 A JP2001141129 A JP 2001141129A JP 2001141129 A JP2001141129 A JP 2001141129A JP 2002343480 A JP2002343480 A JP 2002343480A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 確実な接続を維持できるとともに、極めてコ
ンパクトな構造でセルフクリーニング効果が増す端子の
接続構造を提供する。 【解決手段】 端子の接続構造は、振動等により板ばね
状端子4と棒状端子8の先端部9とが瞬間的に離反して
も、棒状端子8の先端部外周域に接触する接触片11に
より導通が継続するとともに、機器本体回路1に対する
外部回路2の着脱時に、板ばね状端子4の接触片11が
棒状端子8の先端部外周域に弾性的に且つ確実に摺接し
て摺接面のセルフクリーニング効果を増進させ、その結
果、塵埃、微小付着物等で劣悪な使用環境下においても
常時安定した電気接続部の導通状態を維持する。
ンパクトな構造でセルフクリーニング効果が増す端子の
接続構造を提供する。 【解決手段】 端子の接続構造は、振動等により板ばね
状端子4と棒状端子8の先端部9とが瞬間的に離反して
も、棒状端子8の先端部外周域に接触する接触片11に
より導通が継続するとともに、機器本体回路1に対する
外部回路2の着脱時に、板ばね状端子4の接触片11が
棒状端子8の先端部外周域に弾性的に且つ確実に摺接し
て摺接面のセルフクリーニング効果を増進させ、その結
果、塵埃、微小付着物等で劣悪な使用環境下においても
常時安定した電気接続部の導通状態を維持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等の分野
における機器本体回路と外部回路とを接続する端子の接
続構造に関するものであり、更に詳しくは、確実な接続
状態を維持できるとともに、機器本体回路側の棒状端子
との接触に伴って、外部回路側に設けられた板ばね状端
子の接触面がセルフクリーニングされる端子の接続構造
に関するものである。
における機器本体回路と外部回路とを接続する端子の接
続構造に関するものであり、更に詳しくは、確実な接続
状態を維持できるとともに、機器本体回路側の棒状端子
との接触に伴って、外部回路側に設けられた板ばね状端
子の接触面がセルフクリーニングされる端子の接続構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の機器本体回路と外部回路とを接続
する電気接続構造は、例えば図8に示した携帯電話機と
バッテリとのように、ばね付き棒状コネクタ3を取り付
けた電話機本体1と、該電話機本体1に対し支点Aを中
心に矢印Bの方向に回動して脱着可能で且つばね付き棒
状コネクタ3に接触可能な板ばね状端子4を有するバッ
テリ2から構成されていた。
する電気接続構造は、例えば図8に示した携帯電話機と
バッテリとのように、ばね付き棒状コネクタ3を取り付
けた電話機本体1と、該電話機本体1に対し支点Aを中
心に矢印Bの方向に回動して脱着可能で且つばね付き棒
状コネクタ3に接触可能な板ばね状端子4を有するバッ
テリ2から構成されていた。
【0003】図9は、図8のばね付き棒状コネクタ3と
板ばね状端子4から成る端子の接続構造を拡大して示し
た縦断面図である。ばね付き棒状コネクタ3は、比較的
小さな外径を有する先端部9と段差部10aを介して先
端部9に連続する比較的大きな外径を有する基底部10
とから成る接触ピン8と、先端部9が端子3と接続をと
るために必要とするストロークSにわたって基底部10
をその軸線Cに沿って滑動を案内するために基底部10
の外径と略同等の内径を有する中空部6を設けた有底円
筒体5と、中空部6に嵌入された接触ピン8における基
底部10の平坦な下方端面と中空部6の底部との間に装
着された圧縮コイルばね部材7とを具備して成ってい
る。
板ばね状端子4から成る端子の接続構造を拡大して示し
た縦断面図である。ばね付き棒状コネクタ3は、比較的
小さな外径を有する先端部9と段差部10aを介して先
端部9に連続する比較的大きな外径を有する基底部10
とから成る接触ピン8と、先端部9が端子3と接続をと
るために必要とするストロークSにわたって基底部10
をその軸線Cに沿って滑動を案内するために基底部10
の外径と略同等の内径を有する中空部6を設けた有底円
筒体5と、中空部6に嵌入された接触ピン8における基
底部10の平坦な下方端面と中空部6の底部との間に装
着された圧縮コイルばね部材7とを具備して成ってい
る。
【0004】そして、ばね付き棒状コネクタ3は、有底
円筒体5の上方の一部分が電話機本体1からバッテリ2
に設けられた板ばね状端子4の接触面に向けて露出する
ように、電話機本体1に組み込まれている。また、有底
円筒体5の上方の開口部は、基底部10の外径よりも小
さな口径とされているので、無負荷時、即ちバッテリ2
が電話機本体1から開放された時に接触ピン8は、段差
部10aの開口部周壁との当接によって有底円筒体5の
上方からの抜け出しが阻止される。
円筒体5の上方の一部分が電話機本体1からバッテリ2
に設けられた板ばね状端子4の接触面に向けて露出する
ように、電話機本体1に組み込まれている。また、有底
円筒体5の上方の開口部は、基底部10の外径よりも小
さな口径とされているので、無負荷時、即ちバッテリ2
が電話機本体1から開放された時に接触ピン8は、段差
部10aの開口部周壁との当接によって有底円筒体5の
上方からの抜け出しが阻止される。
【0005】このような電話機本体1においては、バッ
テリ2が取り外されると、接触ピン8における先端部9
は、板ばね状端子4の接触面に弾性的に当接しながら圧
縮コイルばね部材7の付勢力に抗して略垂直に軸線Cに
沿って中空部6の底部に向け所定のストロークを下降
し、その結果、電話機本体1とバッテリ2との導通状態
が弾性的に維持されるという構成をとっていた。
テリ2が取り外されると、接触ピン8における先端部9
は、板ばね状端子4の接触面に弾性的に当接しながら圧
縮コイルばね部材7の付勢力に抗して略垂直に軸線Cに
沿って中空部6の底部に向け所定のストロークを下降
し、その結果、電話機本体1とバッテリ2との導通状態
が弾性的に維持されるという構成をとっていた。
【0006】なお、接触ピン8と圧縮コイルばね部材7
とは、導電性を有する金属部材から成り、該圧縮コイル
ばね部材7の下方端部が電話機本体1の回路端子(図示
せず)に連結されるか、あるいは有底円筒体5を導電性
を有する金属部材から形成させ、該有底円筒体5の下方
端部を電話機本体1の回路端子に連結させている。
とは、導電性を有する金属部材から成り、該圧縮コイル
ばね部材7の下方端部が電話機本体1の回路端子(図示
せず)に連結されるか、あるいは有底円筒体5を導電性
を有する金属部材から形成させ、該有底円筒体5の下方
端部を電話機本体1の回路端子に連結させている。
【0007】ところで、このように構成された従来の端
子の接続構造において、支点Aを中心として矢印Bの方
向に回動する板ばね状端子4の接触面と、略垂直に軸線
Cに沿って中空部6の底部に向けて下降する先端部9と
の接触に伴い、該先端部9が板ばね状端子4の接触面上
を支点Aに向けて僅かに摺動する。従って、板ばね状端
子4の接触面上で該先端部9が当接して摺動する部分で
セルフクリーニングされ、その結果として、板ばね状端
子4と接触ピン8との良好な導通状態の維持が図られて
いる。
子の接続構造において、支点Aを中心として矢印Bの方
向に回動する板ばね状端子4の接触面と、略垂直に軸線
Cに沿って中空部6の底部に向けて下降する先端部9と
の接触に伴い、該先端部9が板ばね状端子4の接触面上
を支点Aに向けて僅かに摺動する。従って、板ばね状端
子4の接触面上で該先端部9が当接して摺動する部分で
セルフクリーニングされ、その結果として、板ばね状端
子4と接触ピン8との良好な導通状態の維持が図られて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の端子の接続構造は、先端部9の板ばね状端子4
の接触面に対する摺動距離が極めて短いので、振動等に
より板ばね状端子4と接触ピン8とが瞬間的に離反して
導通が断たれる虞れがあるとともに、接触面のセルフク
リーニングの実効性に不足があった。更に、支点Aを中
心として矢印Bの方向に回動しないタイプのバッテリ2
では、板ばね状端子4の接触面上に異物等の付着物があ
ると、セルフクリーニング効果の欠如による電気接続不
良が一層深刻化する問題点がある。
た従来の端子の接続構造は、先端部9の板ばね状端子4
の接触面に対する摺動距離が極めて短いので、振動等に
より板ばね状端子4と接触ピン8とが瞬間的に離反して
導通が断たれる虞れがあるとともに、接触面のセルフク
リーニングの実効性に不足があった。更に、支点Aを中
心として矢印Bの方向に回動しないタイプのバッテリ2
では、板ばね状端子4の接触面上に異物等の付着物があ
ると、セルフクリーニング効果の欠如による電気接続不
良が一層深刻化する問題点がある。
【0009】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
消し、確実な接続状態を維持できるとともに、極めてコ
ンパクトな構造でセルフクリーニング効果が増すように
改良されたばね付きコネクタを具備して成る端子の接続
構造を提供することを目的とするものである。
消し、確実な接続状態を維持できるとともに、極めてコ
ンパクトな構造でセルフクリーニング効果が増すように
改良されたばね付きコネクタを具備して成る端子の接続
構造を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
外部回路側の板ばね状端子と機器本体回路側の棒状端子
との接触によって導通状態を得る端子の接続構造におい
て、前記板ばね状端子が、さらに前記棒状端子の外周域
に接触して弾性変形可能な接触片を延設して成ることを
特徴とする端子の接続構造によって達成される。
外部回路側の板ばね状端子と機器本体回路側の棒状端子
との接触によって導通状態を得る端子の接続構造におい
て、前記板ばね状端子が、さらに前記棒状端子の外周域
に接触して弾性変形可能な接触片を延設して成ることを
特徴とする端子の接続構造によって達成される。
【0011】更に、本発明のかかる目的は、前記板ばね
状端子全体が、前記外部回路の前記機器本体回路との対
向面上に突設した周壁部によって包囲されていること特
徴とする端子の接続構造によって達成される。
状端子全体が、前記外部回路の前記機器本体回路との対
向面上に突設した周壁部によって包囲されていること特
徴とする端子の接続構造によって達成される。
【0012】また、本発明のかかる目的は、前記板ばね
状端子全体が、前記外部回路における前記機器本体回路
との対向面上に凹設した凹部内に配設されること特徴と
する端子の接続構造によって達成される。
状端子全体が、前記外部回路における前記機器本体回路
との対向面上に凹設した凹部内に配設されること特徴と
する端子の接続構造によって達成される。
【0013】更に、本発明のかかる目的は、前記機器本
体回路が携帯電話機本体であり、前記外部回路がバッテ
リであることを特徴とする電気接続構造によって達成さ
れる。
体回路が携帯電話機本体であり、前記外部回路がバッテ
リであることを特徴とする電気接続構造によって達成さ
れる。
【0014】そして、本発明のかかる目的は、前記板ば
ね状端子前記接触片が、前記棒状端子の先端部に接触し
且つ弾性変形しながら前記棒状端子と摺接することを特
徴とする電気接続構造によって達成される。
ね状端子前記接触片が、前記棒状端子の先端部に接触し
且つ弾性変形しながら前記棒状端子と摺接することを特
徴とする電気接続構造によって達成される。
【0015】更に、本発明のかかる目的は、前記棒状端
子が、圧縮コイルばねによって常時前記外部回路側に向
けて付勢されることを特徴とする電気接続構造によって
達成される。
子が、圧縮コイルばねによって常時前記外部回路側に向
けて付勢されることを特徴とする電気接続構造によって
達成される。
【0016】
【作用】本発明による端子の接続構造は、外部回路側の
板ばね状端子と機器本体回路側の棒状端子との接触によ
って導通状態を得る端子の接続構造において、板ばね状
端子が、棒状端子に接触し、さらに弾性変形可能な接触
片を延設して成る板ばね状端子が棒状端子を構成する有
底円筒体と接触するので、振動等により板ばね状端子と
棒状端子の先端とが瞬間的に離反しても、棒状端子の外
周域に接触する接触片により導通が継続するとともに、
機器本体回路に対する外部回路の着脱時に、板ばね状端
子の接触片が棒状端子を構成する有底円筒体の外周域に
弾性的に且つ確実に摺接して摺接面のセルフクリーニン
グ効果を増進させ、その結果、塵埃、微小付着物等で劣
悪な使用環境下においても常時安定した電気接続部の導
通状態を維持する。
板ばね状端子と機器本体回路側の棒状端子との接触によ
って導通状態を得る端子の接続構造において、板ばね状
端子が、棒状端子に接触し、さらに弾性変形可能な接触
片を延設して成る板ばね状端子が棒状端子を構成する有
底円筒体と接触するので、振動等により板ばね状端子と
棒状端子の先端とが瞬間的に離反しても、棒状端子の外
周域に接触する接触片により導通が継続するとともに、
機器本体回路に対する外部回路の着脱時に、板ばね状端
子の接触片が棒状端子を構成する有底円筒体の外周域に
弾性的に且つ確実に摺接して摺接面のセルフクリーニン
グ効果を増進させ、その結果、塵埃、微小付着物等で劣
悪な使用環境下においても常時安定した電気接続部の導
通状態を維持する。
【0017】そして、本発明による端子の接続構造は、
板ばね状端子全体が、外部回路の機器本体回路との対向
面上に突設又は凹設した周壁部又は凹部によって包囲さ
れるので、周壁部又は凹部の周辺雰囲気遮断効果によっ
て塵埃、微小付着物等が板ばね状端子近傍に侵入するこ
とを有効に防止する。
板ばね状端子全体が、外部回路の機器本体回路との対向
面上に突設又は凹設した周壁部又は凹部によって包囲さ
れるので、周壁部又は凹部の周辺雰囲気遮断効果によっ
て塵埃、微小付着物等が板ばね状端子近傍に侵入するこ
とを有効に防止する。
【0018】更に、本発明による端子の接続構造は、機
器本体回路が携帯電話機本体であり、外部回路がバッテ
リであると、塵埃、微小付着物等で一層劣悪な使用環境
下においても常時安定した電気接続部の導通状態を維持
する。
器本体回路が携帯電話機本体であり、外部回路がバッテ
リであると、塵埃、微小付着物等で一層劣悪な使用環境
下においても常時安定した電気接続部の導通状態を維持
する。
【0019】また、本発明による端子の接続構造は、板
ばね状端子の接触片が、棒状端子の先端部で接触し且つ
弾性変形しながら棒状端子を構成する有底円筒体の外周
域と摺接するので、板ばね状端子の接触片が棒状端子を
構成する有底円筒体の外周域との接触を一層確実にし、
摺接面のセルフクリーニング効果を増進させ、その結
果、塵埃、微小付着物等で劣悪な使用環境下においても
常時安定した電気接続部の導通状態を一層良好に維持す
る。
ばね状端子の接触片が、棒状端子の先端部で接触し且つ
弾性変形しながら棒状端子を構成する有底円筒体の外周
域と摺接するので、板ばね状端子の接触片が棒状端子を
構成する有底円筒体の外周域との接触を一層確実にし、
摺接面のセルフクリーニング効果を増進させ、その結
果、塵埃、微小付着物等で劣悪な使用環境下においても
常時安定した電気接続部の導通状態を一層良好に維持す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による端子の接続構造の一
実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述す
る。なお、本発明による端子の接続構造は、図8及び図
9に基づいて説明した従来の電気接続構造と同等の構成
を採る部材については同一の符号を付して説明する。図
1は、図8及び図9と同様に、携帯電話機における本発
明による端子の接続構造の一実施態様を示すものであ
り、特に、ばね付き棒状コネクタ3を取り付けた電話機
本体1に、該電話機本体1に対し支点A(図9)を中心
に矢印Bの方向に回動して脱着可能で且つばね付き棒状
コネクタ3に接触可能な板ばね状端子4を有するバッテ
リ2が装着された状態におけるばね付き棒状コネクタ3
周辺を拡大して示す縦断面図である。
実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳述す
る。なお、本発明による端子の接続構造は、図8及び図
9に基づいて説明した従来の電気接続構造と同等の構成
を採る部材については同一の符号を付して説明する。図
1は、図8及び図9と同様に、携帯電話機における本発
明による端子の接続構造の一実施態様を示すものであ
り、特に、ばね付き棒状コネクタ3を取り付けた電話機
本体1に、該電話機本体1に対し支点A(図9)を中心
に矢印Bの方向に回動して脱着可能で且つばね付き棒状
コネクタ3に接触可能な板ばね状端子4を有するバッテ
リ2が装着された状態におけるばね付き棒状コネクタ3
周辺を拡大して示す縦断面図である。
【0021】図1に示した電話機本体1は、バッテリ2
が装着された状態にあるため、従って、ばね付き棒状コ
ネクタ3の後述する棒状端子8も圧縮コイルばね部材7
の付勢力に抗して下方に押し下げられている。ばね付き
棒状コネクタ3は、比較的小さな外径を有する先端部9
と段差部10aを介して先端部9に連続する比較的大き
な外径を有する基底部10とから成る棒状端子8と、基
底部10をその軸線Cに沿った全ストロークにわたる滑
動を案内するために基底部10の外径と略同等の内径を
有する中空部6から成る有底円筒体5と、中空部6に嵌
入された棒状端子8における基底部10の平坦な下方端
面と中空部6の底部との間に装着された圧縮コイルばね
部材7とを具備して成っている。
が装着された状態にあるため、従って、ばね付き棒状コ
ネクタ3の後述する棒状端子8も圧縮コイルばね部材7
の付勢力に抗して下方に押し下げられている。ばね付き
棒状コネクタ3は、比較的小さな外径を有する先端部9
と段差部10aを介して先端部9に連続する比較的大き
な外径を有する基底部10とから成る棒状端子8と、基
底部10をその軸線Cに沿った全ストロークにわたる滑
動を案内するために基底部10の外径と略同等の内径を
有する中空部6から成る有底円筒体5と、中空部6に嵌
入された棒状端子8における基底部10の平坦な下方端
面と中空部6の底部との間に装着された圧縮コイルばね
部材7とを具備して成っている。
【0022】一方、板ばね状端子4は、図1乃至図3お
よび図5,図6に示したように、棒状端子8の先端部9
に接触しかつ弾性変形可能な接触片11を延設して成
り、且つその全体が、外部回路2の機器本体回路1との
対向面上に突設した周壁部12によって包囲されてい
る。なお、周壁部12の突出領域に対向する機器本体回
路1側の有底円筒体5の上方端面は、周壁部12の突出
領域を受容する凹部14を形成するよう機器本体回路1
の上面から後退している。
よび図5,図6に示したように、棒状端子8の先端部9
に接触しかつ弾性変形可能な接触片11を延設して成
り、且つその全体が、外部回路2の機器本体回路1との
対向面上に突設した周壁部12によって包囲されてい
る。なお、周壁部12の突出領域に対向する機器本体回
路1側の有底円筒体5の上方端面は、周壁部12の突出
領域を受容する凹部14を形成するよう機器本体回路1
の上面から後退している。
【0023】板ばね状端子4の接触片11は、例えば図
1乃至図3、図5に示したように、棒状端子8の先端部
9に接触し且つ弾性変形しながら有底円筒体5の外周域
と摺接するため、外部回路2から分岐した板ばね状端子
4を延伸させて周壁部12の底部13の内外面に沿って
折り曲げた後、周壁部12の内側に沿って立ち下げ、更
にその先端部が有底円筒体5に摺接するように折り返し
て成っている。
1乃至図3、図5に示したように、棒状端子8の先端部
9に接触し且つ弾性変形しながら有底円筒体5の外周域
と摺接するため、外部回路2から分岐した板ばね状端子
4を延伸させて周壁部12の底部13の内外面に沿って
折り曲げた後、周壁部12の内側に沿って立ち下げ、更
にその先端部が有底円筒体5に摺接するように折り返し
て成っている。
【0024】接触片11の折り曲げ形状は、図2に示す
ような、周壁部12と底部13によって画成される隅部
Gを支点として接触片11の立ち下げ折り返し部分が矢
印E方向に弾性変形し、先端部外周域9との摺接点Kを
与えるように形成される。
ような、周壁部12と底部13によって画成される隅部
Gを支点として接触片11の立ち下げ折り返し部分が矢
印E方向に弾性変形し、先端部外周域9との摺接点Kを
与えるように形成される。
【0025】あるいは、接触片11の折り曲げ形状を、
図3に示すように、周壁部12の下方端部内面Hを支点
として接触片11の立ち下げ折り返し部分が矢印F方向
に弾性変形し、有底円筒体5との摺接点Kを与えるよう
に形成されることも可能である。
図3に示すように、周壁部12の下方端部内面Hを支点
として接触片11の立ち下げ折り返し部分が矢印F方向
に弾性変形し、有底円筒体5との摺接点Kを与えるよう
に形成されることも可能である。
【0026】更に、接触片11の折り曲げ形状を、図5
に示すように、外部回路2から分岐した板ばね状端子4
を周壁部12の底部13の内外面沿って折り曲げる際、
若干の開度αを付けて折り曲げ加工し、底部13から周
壁部12の内側に沿って立ち下げる際、更に若干の開度
βを付けて折り曲げ加工した後、その先端部が有底円筒
体5に摺接するように折り返させることによって、接触
片全体のばね性が増し、摺接点K以外に先端部9の頂点
との接触個所にもセルフクリーニング効果をもたらす摺
接点Jを与えることが可能になる。
に示すように、外部回路2から分岐した板ばね状端子4
を周壁部12の底部13の内外面沿って折り曲げる際、
若干の開度αを付けて折り曲げ加工し、底部13から周
壁部12の内側に沿って立ち下げる際、更に若干の開度
βを付けて折り曲げ加工した後、その先端部が有底円筒
体5に摺接するように折り返させることによって、接触
片全体のばね性が増し、摺接点K以外に先端部9の頂点
との接触個所にもセルフクリーニング効果をもたらす摺
接点Jを与えることが可能になる。
【0027】図6は、図2に示した接触片11の折り曲
げ形状の変更例を示すものであり、特に、隅部Gを支点
として接触片11の立ち下げ折り返し部分が矢印E方向
に弾性変形する折り曲げ形状をS字状に変更したもので
ある。
げ形状の変更例を示すものであり、特に、隅部Gを支点
として接触片11の立ち下げ折り返し部分が矢印E方向
に弾性変形する折り曲げ形状をS字状に変更したもので
ある。
【0028】図7は、図4に示した周壁部12を除去し
て、板ばね状端子全体4を外部回路2における機器本体
回路1との対向面に凹設した凹部15の内部に配設した
変形例を示すものである。
て、板ばね状端子全体4を外部回路2における機器本体
回路1との対向面に凹設した凹部15の内部に配設した
変形例を示すものである。
【0029】
【発明の効果】以上、記述した本発明による端子の接続
構造は、次に記すような新規な効果を奏するものであ
る。即ち、本発明による端子の接続構造によって、外部
回路側の板ばね状端子と機器本体回路側の棒状端子との
接触によって導通状態を得る端子の接続構造において、
板ばね状端子が、棒状端子を構成する有底円筒体の外周
域に接触して弾性変形可能な接触片を延設して成るの
で、振動等により板ばね状端子と棒状端子の先端とが瞬
間的に離反しても、棒状端子を構成する有底円筒体の外
周域に接触する接触片により導通が継続するとともに、
機器本体回路に対する外部回路の着脱時に、板ばね状端
子の接触片が棒状端子の先端部および有底円筒体の外周
域に弾性的に且つ確実に摺接して摺接面のセルフクリー
ニング効果を増進させ、その結果、塵埃、微小付着物等
で劣悪な使用環境下においても常時安定した電気接続部
の導通状態を維持することが可能である。
構造は、次に記すような新規な効果を奏するものであ
る。即ち、本発明による端子の接続構造によって、外部
回路側の板ばね状端子と機器本体回路側の棒状端子との
接触によって導通状態を得る端子の接続構造において、
板ばね状端子が、棒状端子を構成する有底円筒体の外周
域に接触して弾性変形可能な接触片を延設して成るの
で、振動等により板ばね状端子と棒状端子の先端とが瞬
間的に離反しても、棒状端子を構成する有底円筒体の外
周域に接触する接触片により導通が継続するとともに、
機器本体回路に対する外部回路の着脱時に、板ばね状端
子の接触片が棒状端子の先端部および有底円筒体の外周
域に弾性的に且つ確実に摺接して摺接面のセルフクリー
ニング効果を増進させ、その結果、塵埃、微小付着物等
で劣悪な使用環境下においても常時安定した電気接続部
の導通状態を維持することが可能である。
【0030】更に、本発明による端子の接続構造によっ
て、板ばね状端子全体が、外部回路における機器本体回
路との対向面上に突設又は凹設した周壁部又は凹部によ
って包囲されるので、周壁部又は凹部の周辺雰囲気遮断
効果によって塵埃、微小付着物等が板ばね状端子近傍に
侵入することを有効に防止することが可能である。
て、板ばね状端子全体が、外部回路における機器本体回
路との対向面上に突設又は凹設した周壁部又は凹部によ
って包囲されるので、周壁部又は凹部の周辺雰囲気遮断
効果によって塵埃、微小付着物等が板ばね状端子近傍に
侵入することを有効に防止することが可能である。
【0031】また、本発明の端子の接続構造は、機器本
体回路が携帯電話機本体であり、外部回路がバッテリで
ある場合、塵埃、微小付着物等で一層劣悪な使用環境下
においても常時安定した電気接続部の導通状態を維持す
ることが可能である。
体回路が携帯電話機本体であり、外部回路がバッテリで
ある場合、塵埃、微小付着物等で一層劣悪な使用環境下
においても常時安定した電気接続部の導通状態を維持す
ることが可能である。
【0032】そして、本発明による端子の接続構造によ
れば、板ばね状端子の接触片が、棒状端子の先端部に接
触し且つ弾性変形しながら有底円筒体の外周域と摺接す
るので、板ばね状端子の接触片が棒状端子を構成する有
底円筒体の外周域との接触を一層確実にし、摺接面のセ
ルフクリーニング効果を増進させ、その結果、塵埃、微
小付着物等で劣悪な使用環境下においても常時安定した
電気接続部の導通状態を一層良好に維持することが可能
である。
れば、板ばね状端子の接触片が、棒状端子の先端部に接
触し且つ弾性変形しながら有底円筒体の外周域と摺接す
るので、板ばね状端子の接触片が棒状端子を構成する有
底円筒体の外周域との接触を一層確実にし、摺接面のセ
ルフクリーニング効果を増進させ、その結果、塵埃、微
小付着物等で劣悪な使用環境下においても常時安定した
電気接続部の導通状態を一層良好に維持することが可能
である。
【図1】本発明の電気接続構造の一実施態様として携帯
電話機の端子の接続要部の閉蓋状態を示す縦断面図であ
る。
電話機の端子の接続要部の閉蓋状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1に関連して板ばね状端子の要部を示す縦断
面図である。
面図である。
【図3】図1に関連して別の板ばね状端子の要部を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】図1に関連して携帯電話機の端子の接続要部の
開蓋状態を示す縦断面図である。
開蓋状態を示す縦断面図である。
【図5】図1に関連して他の板ばね状端子の要部の開蓋
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図6】図1に関連して携帯電話機の端子の接続要部の
閉蓋状態を示す縦断面図である。
閉蓋状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明に基づく携帯電話機の別の端子の接続要
部の開蓋状態を示す縦断面図である。
部の開蓋状態を示す縦断面図である。
【図8】通常の携帯電話機の端子の接続要部の開放状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図9】従来の携帯電話機の端子の接続要部の開放状態
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
A 支点 B 着脱操作方向 C 軸線 1 電話機本体 2 バッテリ 3 ばね付き棒状コネクタ 4 板ばね状端子 8 棒状端子 9 先端部 11 接触片 12 周壁部 13 底部 14 凹部 15 凹部
Claims (6)
- 【請求項1】 外部回路側の板ばね状端子と機器本体回
路側の棒状端子との接触によって導通状態を得る端子の
接続構造において、 前記板ばね状端子が、さらに前記棒状端子の外周域に接
触して弾性変形可能な接触片を延設して成ることを特徴
とする端子の接続構造。 - 【請求項2】 前記板ばね状端子全体が、前記外部回路
の前記機器本体回路との対向面上に突設した周壁部によ
って包囲されていること特徴とする請求項1に記載した
端子の接続構造。 - 【請求項3】 前記板ばね状端子全体が、前記外部回路
の前記機器本体回路との対向面上に凹設した凹部内に配
設されていること特徴とする請求項1に記載した端子の
接続構造。 - 【請求項4】 前記機器本体回路が携帯電話機本体であ
り、前記外部回路がバッテリであることを特徴とする請
求項1乃至3の何れか1項に記載した端子の接続構造。 - 【請求項5】 前記板ばね状端子の前記接触片が、前記
棒状端子の先端部に接触し且つ弾性変形しながら前記棒
状端子と摺接することを特徴とする請求項1乃至4の何
れか1項に記載した端子の接続構造。 - 【請求項6】 前記棒状端子が、圧縮コイルばねによっ
て常時前記外部回路側に向けて付勢されていることを特
徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載した端子の
接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141129A JP2002343480A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 端子の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141129A JP2002343480A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 端子の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002343480A true JP2002343480A (ja) | 2002-11-29 |
Family
ID=18987628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001141129A Withdrawn JP2002343480A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 端子の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002343480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014034075A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Canon Inc | ロボット装置 |
-
2001
- 2001-05-11 JP JP2001141129A patent/JP2002343480A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014034075A (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-24 | Canon Inc | ロボット装置 |
US9597803B2 (en) | 2012-08-08 | 2017-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Robot device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080502 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081218 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090202 |