JP2002343001A - 媒体装着装置及びディスク装置 - Google Patents

媒体装着装置及びディスク装置

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JP2002343001A JP2001146227A JP2001146227A JP2002343001A JP 2002343001 A JP2002343001 A JP 2002343001A JP 2001146227 A JP2001146227 A JP 2001146227A JP 2001146227 A JP2001146227 A JP 2001146227A JP 2002343001 A JP2002343001 A JP 2002343001A
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを装着固定開放する事が出来る媒体
装着装置及びディスク装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ディスクを載置するターンテーブル11
と、ターンテーブル11の中心部に配置されたセンター
ハブ12と、固定位置と格納位置との2つの位置間を回
動可能に配置された固定手段40とを有する媒体装着装
置であって、センターハブ12は、固定位置にあるとき
はターンテーブル11から突出し、格納位置にあるとき
は固定手段40とともにターンテーブル11に格納され
ることを特徴とする媒体装着装置およびそれを用いたデ
ィスク装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MO、PD、C
D、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−R
OM、DVD−RAM等のディスク等を用いた光学式再
生及び記録関連情報ディスク装置において、ディスク等
をその回動装置であるスピンドルモータに取り付けられ
たターンテーブル上にクランプ(保持)する機構に関す
るものである。これ以降、ディスクを再生及び記録させ
る装置としてCD−ROMドライブ装置、PDドライブ
装置などのタイプが存在するが、本発明書においてはこ
れら全体を包括する表現としてディスク装置と表記す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク装置は装置の小型化、薄
型化が進み携帯型のパーソナルコンピュータに内蔵され
る場合が増加している。それに伴い、そのキーデバイス
の一つである光ピックアップに更なる小型化及び薄型化
が要求されている。さらに近年ではノートブック型の持
ち運びが簡便でありまた小型、薄型のコンピュータに内
蔵されることが多くなっている。また、これはコンピュ
ータで使用するソフトウェアの大容量化、また雑誌媒体
などから配布されるメディアとして安価であるCD−R
OMが多く採用されていることも要因の一つとなってい
る。それに伴い、ディスク装置のコンピュータへの搭載
は必然となっているのが現状である。
【0003】ここで、最初に従来のディスク装置のクラ
ンプ機構について説明する。従来から採用されている方
式として主に3つの方法が挙げられる。一つめとしては
ユーザが自らディスクをもち、光ピックアップの構成部
品であるターンテーブルに直接ディスクを取り付けるデ
ィスク自己脱着(クランプ方式)があげられる。
【0004】この形態も細かく分類するとディスク保持
の手段としてターンテーブル内部に金属製の硬球を有
し、その硬球によりディスクをターンテーブル表面に押
し付けるボールチャック方式と、硬球を樹脂等の部材に
置き換えたもの2種類があげられる。
【0005】2つめとしてディスク装置からトレイ等の
テーブルが排出され、そのテーブルにディスクを乗せ、
その後スイッチ等を押すことによりディスク装置が自動
的にトレイを内部に引き込みそれに伴いディスクがター
ンテーブルのセンターハブ上へ下降する、もしくはピッ
クアップ全体が上昇することによりディスクをターンテ
ーブル上に乗せる。その後ディスクの上方向からクラン
パと呼ばれる板金等の磁性体を取り付けられたもしくは
磁石を取り付けられた円筒状の部材がその磁気力により
ディスクをターンテーブルに固定するトレイ方式があ
る。
【0006】3つめとしてはディスクを予めキャディと
呼ばれるディスクケースに入れた状態でディスク装置内
部に挿入し、そのキャディ上部に設けられたクランプ部
材がターンテーブル内部に設けられた磁石との磁気回路
によりディスクをターンテーブルに固定する方法が挙げ
られる。
【0007】また、異なるディスク搬送方式として、デ
ィスクを装置内部に搬送する手段としてディスクを装置
の前面まで運び、そのディスクを装置の前面に設けられ
たフロントベゼルと呼ばれるカバーに設けられたスリッ
トに挿入しある程度の位置まで装置内部に挿入すると、
装置内部に設けられたローラ等の機構によりディスクを
装置の内部すなわちターンテーブルに位置決めできる位
置まで自動的に吸い込んでいくスロットローディングと
呼ばれる方式がある。
【0008】この方式は、車載用のCDプレーヤ及びM
Dプレーヤや、ポータブルタイプのMD等に採用されて
いる方式である。しかしこれら以外の用途すなわち家庭
用のオーディオまたはCD−ROMドライブ装置等にお
いては普及していないのが現状である。この方式の特徴
として、トレイ方式と比較すると、(1)スロットロー
ディング方式はディスクを手に持った状態でベゼル付近
に持っていき、スリットからディスクを挿入するだけで
ディスクが装置内部に引き込まれるため操作性が良い、
(2)ノートブック型パーソナルコンピュータにおいて
はディスクが出てくる部分が小さいため、防塵性に優れ
る、(3)、ピックアップが本体内部から出てこないの
で人体の静電気等により半導体レーザがダメージを受け
る可能性が小さい、という特徴等があげられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】現在、携帯性を重視す
るノートブック型コンピュータにおいて採用されている
CD−ROMドライブ装置は、その全高が12.7mm
のものが多く採用されているが、今後より一層の薄型化
及び耐候性、また取り扱いの簡便化が要求されると思わ
れる。
【0010】また、現在のノートブック型コンピュータ
において採用されているディスク搬送方式は従来技術中
に記載のトレイ方式である。ここで、ディスクの搬送方
式をユーザにとって取り扱いの簡便なスロットローディ
ングタイプに変更する場合、ディスクをほぼ一直線に装
置内部に引き込む部分が必要となるために、従来の方法
と比較するとセンターハブの上面に4mm程度の隙間が
必要となると考えられる(ディスクの厚み+クリアラン
ス)。
【0011】つまり、スロットローディング方式におい
て従来と同じディスクの固定方法を用いると装置全体の
厚みは17mm程度となり、現在の主流から外れてしま
うことになる。そこで、本発明では従来の技術と比較し
て非常に薄い全高でディスクを保持することが可能とな
り、12.7mm以下で、スロットローディング方式の
ディスク装置を実現できるディスク保持機構すなわち媒
体装着装置及びディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の媒体装着装置
は、円盤状のディスクを載置する回転台手段と、回転台
手段の中心部に配置された中心出し手段と、ディスクを
固定する固定位置と回転台手段に格納される格納位置と
の2つの位置間を回動可能に配置された固定手段とを有
する媒体装着装置であって、中心出し手段は、固定手段
が固定位置にあるときは回転台手段から突出し、固定手
段が格納位置にあるときは固定手段とともに回転台手段
に格納されることを特徴とする媒体装着装置であり、そ
の媒体装着装置を用いたディスク装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1から13に記載
の発明は、円盤状のディスクを載置する回転台手段と、
回転台手段の中心部に配置された中心出し手段と、ディ
スクを固定する固定位置と回転台手段に格納される格納
位置との2つの位置間を回動可能に配置された固定手段
とを有する媒体装着装置であって、中心出し手段は、固
定手段が固定位置にあるときは回転台手段から突出し、
固定手段が格納位置にあるときは固定手段とともに回転
台手段に格納されることを特徴とする媒体装着装置であ
り、その媒体装着装置を用いたディスク装置である。
【0014】本発明によれば、引き出し移動機構や上下
移動機構を不要にして装置全体を薄型に構成すると共
に、ディスクの回転台手段への自動心出し、自動装着、
自動固定及び自動開放を可能にし、しかも装置全体の厚
みを12.7mm以下に構成した媒体装着方法及びディ
スク装置を提供することが出来る。
【0015】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図を用いて説明する。図1は本発明の媒体
装着装置の要部拡大斜視図である。図2は図1を裏面よ
り見た要部拡大斜視図である。図3は本発明のターンテ
ーブルの平面図である。図4は図3のX−X線断面図で
ある。図5は図4の要部拡大図である。図1から図5に
おいて、回転台手段10はディスク1を載置するターン
テーブル11とディスク1の中心孔2に嵌合するセンタ
ーハブ12とを有する。ターンテーブル11は快削鋼
(表面にはメッキ処理を行う)をNC旋盤等により真円
度約10ミクロンの精度で加工され、回転手段20によ
って回転される。
【0016】ターンテーブル11の中央にはセンターハ
ブ12がターンテーブル11に対して垂直方向に往復移
動可能な状態で取り付けられ、センターハブ12のディ
スク1に対する嵌合面はテーパーを付けた斜面に形成さ
れており、また、ターンテーブル11に対する嵌合面は
ターンテーブル11の内部側面に対し平行に形成されて
いる。センターハブ12は、ディスク1が装置内部に引
き込まれた後に、ターンテーブル11の内部から突出
し、ディスク1の中央に形成された中心孔2に嵌合し、
ディスク1をシャフト21の中心軸に合わせ、回転中心
に対して心出しすることが出来る。即ちセンターハブは
中心出し手段である。
【0017】このセンターハブ12の突出量はディスク
1の内周部分の形状により変化するが、突出した状態で
の最大高さはディスク1の最大厚みである1.5mm以
上となり、装置全体を縦型に設置した状態で且つ後述の
クランプ部材41がディスク1をターンテーブル11に
対して完全に固定していない状態に於いてもディスク1
がターンテーブル11から落下することを防ぐことが出
来る。
【0018】ターンテーブル11の内部にはハブベース
13がターンテーブル11に対して垂直方向に往復移動
可能な状態で組み込まれており、後述するクランプ部材
41を取り付けることが出来る回動軸支持支柱16が放
射状に設けられており、クランプ部材41は回動軸15
を介して回動可能な状態で、ハブベース13に放射状に
取り付けられている。また、ハブベーススプリング17
はターンテーブル11とハブベース13の裏面の間に掛
け渡されており、ハブベース13は常に上方へ押し上げ
られている状態となっている。
【0019】14はスリップシートでディスク1がター
ンテーブル11の加減速に追従するように滑り摩擦を増
加させるために設けられている。回転台手段10は回転
手段20のシャフト22に嵌着される。図中X−X線は
内部構造を詳述するために設けた仮想の回転断面線であ
る。
【0020】20は回転手段たるスピンドルモータであ
る。22はシャフトであって、高速回転するために高硬
度で、かつ高い面精度を実現できる素材(ステンレス
鋼:SUS420J2等)が用いられる。シャフト22
の外周には軸受けが配置されている。シャフト22は軸
受けに数ミクロンのクリアランスで回動可能に軸支され
る。この軸受けには一般的には焼結メタル等がコストを
考慮して使われており、特に性能が求められる特殊な場
合にはベアリングが用いられることもある。
【0021】スラスト軸受け23にはシャフト22のス
ラスト荷重を受ける。スラスト軸受け23には高強度の
樹脂PPS等高強度で且つ摺動性の良い金属や樹脂が用
いられる。軸受けの外周には軸受けハウジング24が配
置される。軸受けはこの軸受けハウジング24に圧入
し、スラスト受け23は軸受けハウジング24に取り付
けられる。軸受けハウジング24は一般にはBsBM
(しんちゅう)が用いられている。
【0022】更に軸受けハウジング24はベース19に
固定される。ベース19は例えばSECEなどの磁性材
料を用いる。25はインナースリーブである。インナー
スリーブは軸受けハウジング24の外周部に圧入等によ
り取り付けられる。インナースリーブには摺動性に優れ
るPOM等の樹脂材料が用いられる。
【0023】スピンドルモータ20は、面対向DCブラ
シレスモータの構造を有する。ターンテーブル11の外
周部にはロータマグネット26が取り付けられている。
このロータマグネット26は、約0.5〜2.0mm程
度の厚さで複数(8もしくは12など)のN/S極に分
割されている。また、ロータマグネット26と所定の間
隔を隔てて基板27が配置される。エッチングにより積
層されたプリントコイルが基板27に複数個形成され、
ステータコイルとして機能する。
【0024】この基板27は薄型モータを実現するため
に約1mm程度の厚さとなっている。更に基板27と所
定の間隔をあけて下ロータ28が配置されている。下ロ
ータ28は強磁性体で形成され、ロータヨークを形成す
ると共に基板27のステータコイルを挟んで、スピンド
ルモータ20に電磁駆動力を発生させる。このようにタ
ーンテーブル11がモータの磁気回路を構成するロータ
マグネット26と一体化されており、装置の薄型化及び
部品点数の削減が図られている。
【0025】次に、後述するクランプ部材41を回動動
作させるための駆動機構である往復動手段30について
説明する。本実施の形態1はその往復移動手段として、
スピンドルモータ外部にDCモータ等の駆動源を設置し
ておき、その駆動力をギヤ列を通じてスピンドルモータ
内部に設けられた往復動手段30に伝えるものである。
図4において、31はスライダであって、軸受けハウジ
ング24の外周に取り付けられたインナースリーブ25
の外周面をシャフト21の側面をターンテーブル11に
対して垂直方向に摺動移動する。
【0026】その材質はアルミ等の軽量かつ剛性を持つ
ものであり、対してインナースリーブ25はスライダ3
1の内周面とスムーズに摺動するために摺動性に優れる
POM等の樹脂材料を用いる。更にスライダ31のター
ンテーブル11側の端面にフランジ32を配置する。な
お、加工組立に支障がなければスライダ31と一体に形
成しても良い。フランジ32の外周部分はハブベース1
3のリブに当接し、ハブベース13のターンテーブル1
1に対する垂直方向への移動を制御する。
【0027】図6はスライダ駆動カムの駆動機構の一部
分解斜視図である。図6に於いて、34はスライダ駆動
カムである。スライダ駆動カム34は、螺旋状のカム溝
39を持つ円筒部と平歯車状の駆動部とを有する回転移
動手段である。円筒部はスライダ31の外周部に装着さ
れる(図5参照)。円筒部からフランジ状に延出し、ベ
ース19に沿うように駆動部が配置される。スライダ3
1の外周部に取り付けられたピン33を駆動カムの円筒
面に螺旋状に設けられたカム溝39係合させて挿入して
おくことにより、スライダ駆動カム34を回転するとス
ライダ31をシャフト21と同軸上に上下移動させる。
【0028】35はDCモータであり、スライダ駆動カ
ム34を駆動するための動力源である。36はウォーム
ギヤであり、DCモータ35の動力をウォームホイール
37に伝える。38a〜38dはギヤであり、DCモー
タ35からスライダ駆動カム34に伝える際の回転数を
適度に減速し、かつ動力を向上させる役割を持つ。以上
の構成により、DCモータ35に通電すると各ギヤ列が
回転し、その動力がスライダ駆動カム34に伝わること
により、スライダ31がインナースリーブ25の外周部
をシャフト21と同軸方向に上下動し、フランジ32が
ハブベース13の移動を制御する。
【0029】次にクランプ部材41を含む固定手段40
について説明する。再び、図4と図5において、クラン
プ部材41は、ハブベース13に放射状に設けられてた
クランプ部材41を取り付けることが出来る回動軸支持
支柱16に回動軸15を介して回動可能な状態でハブベ
ース13に取り付けられている。クランプ部材41は、
ディスク1を固定する機能を有し、ディスク内周部のク
ランプ孔2の縁部に係止する固定部43が形成されてい
る。
【0030】更に、クランプ部材41に設けられた回動
用の突起44a及び44bは、ターンテーブル11に取
り付けられたクランプ部材回動用のカム45に当接し、
ハブベース13の上昇/下降に伴い回動動作を行う。ま
た、回動動作が起動された後はスライダ31の推力に依
らず回動動作が継続されるようにカム面47が形成さ
れ、カム面47に当接し押圧付勢力によるカム面47と
の当接角度により回動トルクを生じるように押圧板48
が取り付けられている。
【0031】押圧板48はハブベース13の側面をター
ンテーブル11に対して垂直方向に往復移動可能な状態
で支持されている。この押圧板48は圧縮コイルバネで
あるクランプスプリング49により矢印Aの方向に押圧
付勢される。クランプスプリング49は押圧板48とハ
ブベース13の裏面の間に掛け渡される。
【0032】また、センターハブ12はその外周部をタ
ーンテーブル11に対して垂直方向に摺動可能な状態で
組み込まれており、更に後述の押圧板48に対してセン
ターハブスプリング50により上方に押し上げられてい
る。センターハブ12は、ハブベース13がターンテー
ブル11内部に収納されている状態ではクランプ部材4
1のディスク固定部43の反対側の当接面46により下
方に押し下げられる状態となっている。前述の図1に例
示したように、クランプ部材41はハブベース13上に
シャフト21と同心円状に均等に間隔に3個配置する。
もちろん3個に限定するわけでなく、4個、6個など中
心孔2の径と押圧固定力により適宣設計されるものであ
る。
【0033】次に上述の回動動作の起動と継続について
詳述する。図7は固定方向への回動動作を説明する図で
あって、図7(a)は固定方向の回動死点47aを通過
する瞬間を、図7(b)は回動動作が継続し固定位置へ
向かう状態をそれぞれ示す。図8は開放方向への回動動
作を説明する図であって、図8(a)は起動を開始して
回動死点47aを通過する瞬間を、図8(b)は回動動
作が継続し開放及び収納位置へ向かう状態をそれぞれ示
す。
【0034】まず、固定方向の起動の様子を図7(a)
に基づき説明する。前述の図6のDCモータ35を起動
して、スライダ31が矢印A方向に移動を開始する。そ
れに伴い、スライダ31により下方に押し下げられてい
たハブベース13がハブベーススプリング17により上
昇を始める。ハブベース13の上昇に伴い、クランプ部
材41も上方に移動し、クランプ部材41に設けられた
クランプ部材回動用の突起44bが、ターンテーブル1
1に取り付けられたクランプ部材回動用のカム45に当
接し、クランプ部材41は矢印B方向に回動を開始す
る。
【0035】更にスライダ31は矢印A方向に移動を続
け、それに伴いハブベース13は上昇を続け、初期状態
に於いてクランプ部材41の背面がセンターハブ12の
c部を押さえ込むことによりセンターハブ12の上昇を
制限している。しかし、クランプ部材41のB方向回動
によってその制限が解除された段階で、センターハブ1
2のテーパ面がディスク1の内周部分まで上昇し、ディ
スクのセンタリングを行う。この状態に於いてはクラン
プ部材41の突起44が、カム45に接触しており、ク
ランプ部材41のB方向への回動は制限されている。そ
してディスクのセンタリングが完了後、スライダ31が
最上部まで上昇し、ハブベース13も最終位置まで上昇
する。そして回動死点47aが平面部48aを回転しつ
つ通過する。
【0036】ここでクランプ部材41のカム面47はそ
の回動角度と押圧板48の当接面に応じた回動死点47
a(カム面47と押圧板48との接触点から押圧板48
の付勢方向に延長した作用線が回動中心孔42を通る接
触点を意味する。クランプ部材41に回動モーメントが
生じない中立点。以下同様)を持ち、回動死点47aを
越えて押圧板48で押されると、矢印B方向に回動す
る。次の瞬間に図7(b)の状態に移り、カム面47が
押圧板48によってさらにA方向に押される。
【0037】このとき押圧板48との接点は回動死点4
7aを通過してクランプ部材41をB方向に回動させる
トルクを生じる。その結果クランプ部材41はもはやハ
ブベース13の推力を借りずに押圧板48の付勢力によ
って矢印B方向に回動を続け、固定部43はディスク1
の中心孔2をC方向(固定位置方向)へ誘引する。こう
して固定されたディスク1は、光学部品によって光学的
に記録・再生される。さらに、光学部品は光学部品往復
移動手段によってディスク1の半径方向に移動可能であ
る。
【0038】次に、記録・再生を終了した円盤状媒体は
ディスク装置から排出される。まず、開放方向の起動の
様子を図8(a)に基づき説明する。前述の図6のDC
モータ35を逆に起動して、スライダ31が矢印D方向
に移動を開始する。すると、スライダ31のフランジ3
2がハブベース13のリブ部を下方へ押し下げる。ハブ
ベース13の移動に伴い、クランプ部材41も下降し、
ついにはクランプ部材の突起44aがターンテーブル1
1に取り付けられたクランプ部材回動用のカム45に当
接し、クランプ部材41は矢印C方向に回動を開始す
る。
【0039】更にハブベース13は下降を続けると共に
クランプ部材41はC方向へ回転し、ついにクランプ部
材41の固定部43の反対側の当接面46が、センター
ハブ12のc部をE方向へ押し下げ始める。そして更に
スライダ31は矢印D方向に移動を続け、ついに回動死
点47aが押圧板48の平面を回転しつつ通過する。こ
のときの回動死点47aの働きは前述の固定方向と回動
する向きが異なるだけで、同様の動作を行う。
【0040】そして、スライダ31が、最終位置まで下
降した状態では、センターハブ12及びハブベース1
3、クランプ部材41は回転台手段10のディスク載置
面以下に完全に格納される。このため、ディスク1を呼
び込んだり排出機構がディスク1を持ち上げる等の動作
を行うことなく、ディスク1をディスク装置から排出す
ることが可能である。
【0041】以上の固定動作では、ハブベース13が最
高位置まで上昇した際に、カム面47と押圧板48との
接点が回動中心孔42よりも内周側にあるために、押圧
板48とクランプスプリング49とからなる付勢手段に
より常に固定方向(B方向)へ回動付勢される。また、
開放動作では、ハブベース13が最低位置まで下降した
際には、クランプ部材41の突起44aがターンテーブ
ル11に取り付けられたクランプ部材回動用のカム45
に当接し続けるために、クランプ部材41は回転台手段
10の内部に収納された状態となり、センターハブ12
はクランプ部材41の固定部43の反対側の当接面46
が、センターハブ12のc部を下方へ押し下げ続けるた
めに回転台手段内部から飛び出すことはなく、格納され
た状態を保ち続ける。
【0042】なお、実施の形態1ではスライダ31の往
復動手段の動力にDCモータを用いて往復動手段をスピ
ンドルモータに組み込んだ例を使って説明した。しかし
ながら固定開放手段を回動させるには例示した往復動手
段に限定するものではない。例えば、DCモータの代わ
りに円筒型ソレノイドをセンターハブ内部に組み込んで
もよく、あるいは超小型リニアモータをセンターハブに
組み込んでも良い。本発明は固定手段を回動動作させる
ための一実施の形態として往復動手段を例示したのであ
って、この往復動手段と上述の代替手段を総称して回動
手段と呼んでも良いものである。なお、これらの代替手
段は本発明の主題とするところではないので、説明を割
愛する。
【0043】(実施の形態2)次に、スライダ駆動カム
34の駆動動力源として、ディスクから情報を読み出す
ための光学部品移動手段の一部を用いた場合について説
明する。図9は光学部品移動手段を用いたスライダ駆動
カムの平面図であり、図10は図9の複合ギヤが歯合し
た状態を示す図である。60は光学部品移動手段の駆動
動力源であるDCモータである。61はDCモータ60
の出力を各ギヤ列に伝達するための複合ギヤである。こ
の複合ギヤ61はDCモータ60を基準として根本側は
通常のギヤ、先端側はウォームで構成されている。62
は光学部品を搬送するためのスクリューギヤ、63a、
63bはDCモータ60からの出力をスクリューギヤ6
2に伝達するためのギヤである。
【0044】65は複合ギヤ61の先端側であるウォー
ムの出力を伝達するためのウォームホイールである。こ
のギヤは上下二段で構成されている。その下段側が複合
ギヤ61の出力を伝達するウォームホイールであり、上
段側は通常の平歯車により構成されている。66はウォ
ームホイール65への複合ギヤ61への接触/非接触を
切り替えるための自己保持型の電磁アクチュエータ、6
7はウォームホイール65を支持するウォームホイール
ベースである。
【0045】本実施の形態においては、以上の構成によ
り、通常時は自己保持型の電磁アクチュエータ66がウ
ォームホイールベース67をばね69に対して引っ張っ
ているためにウォームホイール65が複合ギヤ61に対
してギヤの歯が互いに噛合しない状態(図9)となって
いる。自己保持型の電磁アクチュエータ66に通電する
ことにより、電磁アクチュエータ66のプランジャ68
が、ばね69により引っ張られて、その結果としてウォ
ームホイールベース67が図10中のG方向に移動す
る。こうして、ウォームホイール65が複合ギヤ61の
先端部分のウォームと噛み合い(図10)、DCモータ
60の動力がウォームホイール64に伝達され、更に各
ギヤ列64a〜64dを伝達し、最終的に、その動力が
スライダ駆動カム34に伝わる。
【0046】そして、スライダ31がインナースリーブ
25の外周部をシャフト21と同軸方向に上下動し、フ
ランジ32がハブベース13を駆動し、そん結果とし
て、クランプ部材41に回動トルクを与える。以上の複
合ギア61、電磁アクチュエータ66、ギヤ列64a〜
64d、及びウォームホイール65を断続駆動手段と総
称する。以降の実際のクランプ動作については実施の形
態1と同様である。
【0047】(実施の形態3)次に、スライダ駆動カム
34の駆動動力源として、スピンドルモータ20を用い
た場合について説明する。図11はスライダ駆動カム3
4の他の駆動機構を説明する図である。図12は図11
のローラーギヤがリングから離れた状態を表す図であ
る。図13は図11のローラーギヤがリングに接触した
状態を表す図である。
【0048】図11から図13において、70は下ロー
タ28の外周部に取り付けられたリングである。このリ
ング70はゴム等の摩擦係数の高いもので構成される。
71はローラーギヤであって、上段はローラー、下段は
ギヤとなっている。スピンドルモータ20の回転によ
り、リング70の動力がローラーギヤ71の上段のロー
ラーに伝わり、下段のギヤが連結ギヤ72に動力を伝え
る仕組みになっている。そして連結ギヤ72に伝えられ
た動力はスライダ駆動カム34に伝えられることによ
り、結果としてスライダ31を駆動することとなる。
【0049】73はローラーギヤを支持するローラギヤ
プレートである。74はローラギヤ71と連結ギヤ72
との接触の入/切を切り替えるためのプッシュ/プルソ
レノイドと呼ばれる電磁アクチュエータである。ローラ
ギヤプレート73に取り付けられたシャフト75はこの
電磁アクチュエータ74のプランジャ68に取り付けら
れている。この電磁アクチュエータ74を駆動すること
により、ローラギヤ71と連結ギヤ72との接触/非接
触を切り替える。
【0050】本実施の形態においては、以上の構成によ
り、通常時は電磁アクチュエータ74のプランジャ68
が吸引されて、ローラーギヤプレート73は回動し、ロ
ーラーギヤ71はリング70から分離している(図1
2)。電磁アクチュエータ74が解除されてローラーギ
ヤプレート73が図12(a)中のH方向に回動する
と、ローラーギヤプレート73が図12中のIを中心に
回転し、ローラーギヤ71のローラー部分がリング70
に接触し(図13の状態)、ローラーギヤ71下段のギ
ヤ部分が連結ギヤ72に噛み合う。
【0051】この状態でスピンドルモータ20を回転さ
せると、リング70が回転し、その動力はローラーギヤ
71に伝達される。更にローラーギヤ71下段のギヤか
ら連結ギヤ72に伝達され、最終的に、その動力がスラ
イダ駆動カム34に伝わる。こうして、スライダ31が
インナースリーブ25の外周部をシャフト21と同軸方
向に上下動し、フランジ32がハブベース13の動作を
制御することにより、クランプ部材41に回動トルクを
与える。以上のローラーギヤ71,連結ギヤ72、ロー
ラーギヤプレート73、プランジャ68及び電磁アクチ
ュエータ74を断続接触手段と総称する。以降の実際の
クランプ動作については実施の形態1と同様である。
【0052】(実施の形態4)次に以上のように構成さ
れた固定手段40を用いたディスク装置の動作を説明す
る。図14は本発明のディスク駆動装置の待機状態を表
す図である。まず、ディスク1が搬送手段(図示省略)
に依って回転台手段10上へと搬送される。このとき固
定手段40は待機状態にあって、クランプ部材41及び
センターハブ12は回転台手段10の内部に収納されて
いる。なお、センターハブ12及びクランプ部材41が
回転台手段のディスク載置面以下に構成されているため
に、ディスク1の進入に対して、全く抵抗が無い。ま
た、ディスクの搬送に伴うセンターハブ部分でのディス
クに対する傷は殆ど発生しないものとなる。また、この
特徴により、ディスク装置内部のディスクの搬送領域を
大幅に拡大することが出来、他の部分での傷の発生を防
止することが出来、総じてディスク装置の設計が容易に
なる。
【0053】搬送手段(図示省略)はディスク1を操作
者の取り扱い位置から回転台手段10へ搬送するもので
あって、例えば、ベルト、ローラ、ガイド上をキャリア
で搬送するもの等が用いられる。本発明の特徴を活用す
るために、従来の技術に例示したようなディスク面と垂
直方向に搬送することは不用であって、ディスク面と同
一方向に搬送するものであれば十分に機能を満足する。
【0054】搬送動作を終了すると、後述する図15ま
たは図17に示す位置へディスク1が搬送される。図1
7において、ディスク1の中心孔2はほぼセンターハブ
12と中心が一致している。この後、固定動作は前述の
図7(a)と図7(b)とに示す状態を経て、固定を完
了し固定位置に至る。
【0055】図15(a)はディスク1の中心合わせが
ずれていた場合の固定動作を示す図である。図15にお
いて、一点鎖線で表す中心の一致したディスク1に対
し、実線のディスク1は中心がずれていて、しかも傾斜
してターンテーブル11に載置されている。ところが、
本発明の実施の形態1における固定手段40において
は、ディスクが回転台手段10の上部へ搬送された状態
で、まずセンターハブ12が、回転台手段10の内部か
ら突出し、ディスク1を回転台手段の中心に対し中心出
しする(図17(b))。
【0056】しかも、本発明の固定手段40において、
固定部43の回動軌跡は回動中心孔42を中心とする円
弧の点線Jを描く。従って、図中左右の中心孔2のいず
れかが回動軌跡Jの内周部に存在する、もしくはセンタ
ーハブ12のテーパー部分に中心孔2が一部でも係合す
る限り、センターハブ12が中心出しを行い、固定部4
3が中心孔2を捕捉して回動するために、ディスク1は
確実に中心出しされた状態でターンテーブル11上に固
定される。
【0057】図16はクランプ部材41によるディスク
1のターンテーブル11上への固定が完了した状態を示
す図である。図6(b)で説明したように、押圧板48
とクランプスプリング49とからなる付勢手段は、クラ
ンプ部材41が固定位置を保つ機能を補助する。従っ
て、クランプ部材41は多少の振動等の外乱が生じても
固定位置を保持することが出来る。
【0058】次に開放動作を説明する。開放動作は図1
6に示す状態から開始し、前述の図8(a)、図8
(b)とに示す状態を経て、開放動作を終了し開放位置
に至る。図17は開放動作を完了した状態を示す図であ
る。クランプ部材41の位置は前述の図14と異なるこ
とはない。単に、ディスク1は固定手段40から開放さ
れて搬送位置すなわち本発明に於いてはターンテーブル
11上のディスク載置面で待機する。すなわち前述の搬
送手段によって運び去られるのを待機する。
【0059】また、図8(b)で説明したように、セン
ターハブ12及びクランプ部材41は完全に回転台手段
10の内部に収納されるため、搬送手段がディスク1を
ディスク装置内部から排出する際の搬送動作を妨げるこ
とはない。
【0060】図15において、回転台手段10、回転手
段20、往復動手段30、及び固定手段40を同心円上
に一体化しその厚みtをt=8.6mm以下(図16参
照、ベース19外形からクランプ部材41の先端部まで
の厚み)に構成したため、ディスク1の搬送空間を含め
たディスク装置全体の厚みを12.7mm以下に構成す
ることが出来る。その結果、小型、薄型を要求されるノ
ートブック型のコンピュータにディスク自動引き込み型
のディスク装置を搭載することが可能となり、操作者に
利便性の高いディスク装置を提供することが出来る。
【0061】以上詳細に説明したように、本発明は、回
転中心孔を有し前記回動中心孔を挟んで、固定部と固定
手段を回動させるための突起を形成し、この複数の固定
手段を回転台手段に放射状に設け、回動自在に軸着した
ものである。そして、この固定手段を回動させることに
よって、ディスクを回転台手段に固定することが出来、
また固定手段は全て完全に回転台手段のディスク載置面
以下に格納される。
【0062】従って、ディスク駆動装置に本発明の固定
手段を活用すれば、ディスクを所定位置に搬送するだけ
で心出し、装着、固定、及び開放動作を行うことが出来
る。よって、ディスクをディスク面に垂直方向に移動さ
せたり、ディスクを表裏両面から挟み込んだりする必要
が無くなり、薄型で、部品点数が少なく、操作者にとっ
て取り扱いの容易なディスク装置を提供することが出来
る。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明は、引き出し移動
機構や上下移動機構を不用にして装置全体を薄型に構成
すると共に、ディスクの自動装着、自動固定及び自動開
放を可能にした媒体装着装置及びディスク装置を提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の媒体装着装置の要部拡大斜視図
【図2】図1を裏面より見た要部拡大斜視図
【図3】本発明のターンテーブルの平面図
【図4】図3のX−X線断面図
【図5】図4の要部拡大図
【図6】スライダ駆動カムの駆動機構一部分解斜視図
【図7】固定方向への回動動作を説明する図
【図8】開放方向への回動動作を説明する図
【図9】光学部品移動手段を用いたスライダ駆動カムの
平面図
【図10】図9の複合ギヤが歯合した状態を示す図
【図11】スライダ駆動カムの他の駆動機構を説明する
【図12】図11のローラーギヤがリングから離れた状
態を表わす図
【図13】図11のローラーギヤがリングに接触した状
態を表わす図
【図14】ディスク駆動装置の待機状態を表す図
【図15】ディスクの中心合わせがずれていた場合の固
定動作を示す図
【図16】クランプ部材によるディスクの固定が完了し
た状態を示す図
【図17】開放動作を完了した状態を示す図
【符号の説明】
1 ディスク 2 中心孔 3 カートリッジ 10 回転台手段 11 ターンテーブル 12 センターハブ 13 ハブベース 14 スリップシート 15 回動軸 16 回動軸支持支柱 17 ハブベーススプリング 19 ベース 20 回転手段(スピンドルモータ) 22 シャフト 23 スラスト軸受け 24 軸受けハウジング 25 インナースリーブ 26 ロータマグネット 27 基板 28 下ロータ 30 往復動手段 31 スライダ 32 フランジ 33 ピン 34 スライダ駆動カム 35、60 DCモータ 36 ウォームギヤ 37、65 ウォームホイール 38a〜38d、63、64 ギヤ 39 カム溝 40 固定手段 41 クランプ部材 42 回動中心孔 43 固定部 44a、44b 突起 45 カム 46 当接面 47 カム面 48 押圧板 49 クランプスプリング 50 センターハブスプリング 61 複合ギヤ 62 スクリューギヤ 66、74 電磁アクチュエータ 67 ウォームホイールベース 68 プランジャ 69 ばね 70 リング 71 ローラーギヤ 72 連結ギヤ 73 ローラギヤプレート 75 シャフト

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状のディスクを載置する回転台手段
    と、 前記回転台手段の中心部に配置された中心出し手段と、
    ディスクを固定する固定位置と前記回転台手段に格納さ
    れる格納位置との2つの位置間を回動可能に配置された
    固定手段とを有する媒体装着装置であって、 前記中心出し手段は、前記固定手段が前記固定位置にあ
    るときは前記回転台手段から突出し、前記固定手段が前
    記格納位置にあるときは前記固定手段とともに前記回転
    台手段に格納されることを特徴とする媒体装着装置。
  2. 【請求項2】円盤状の記録媒体を装着する回転台手段
    と、前記回転台手段の中心部の周囲に放射状に配置され
    て、回転中心孔を有し前記回動中心孔を挟んで、固定部
    と回動固定手段を回動させるための突起を設けた固定手
    段とを有する媒体装着装置であって、前記固定手段は円
    盤状媒体を前記回転台手段に装着して固定する固定部と
    後述の付勢手段の付勢力を受けるカム面部とを有し、前
    記固定手段を予め定められた方向に回動させて円盤状媒
    体を前記回転台手段に装着して固定する回動固定ステッ
    プと、前記固定手段を予め定められた他の方向に回動さ
    せて円盤状媒体の前記回転台手段に対する固定の開放ス
    テップとを有し、前記固定手段は、前記回転台手段に対
    して、ばねにより垂直方向に往復移動可能な状態で取り
    付けられた基台に設けられた支柱に対して前記記録媒体
    を装着して固定する固定位置と前記回転台手段に格納さ
    れる格納位置との2つの位置の間を回動可能な状態で軸
    支され、複数の前記固定手段を回転の軸に対して同心円
    上に前記基台上に配置し、前記固定手段の回動を補助す
    ると共に前記固定位置に留まるように付勢する付勢手段
    を有し、前記基台に当接するフランジ部を有すると共に
    前記回転台手段に対して垂直方向に往復移動することの
    出来る往復移動手段を有し、前記回転台手段に固定さ
    れ、前記固定手段を回動させるためのカム面部を有し、
    前記固定手段を前記回転台手段のカム面部に係合させ
    て、前記往復手段の往復動作により前記固定手段を回動
    させ記録媒体を前記回転台手段に装着、固定することを
    特徴とする媒体装着装置。
  3. 【請求項3】螺旋状の溝部を形成した円筒部と回動駆動
    するための駆動部とを有する回転移動手段を有し、前記
    往復移動手段に設けた係合ピンを前記溝部に係合させ、
    前記回転移動手段を回動駆動することにより前記基台を
    往復動作させ、前記固定手段を回動動作させることを特
    徴とする請求項1記載の媒体装着装置。
  4. 【請求項4】円盤状媒体から情報を読み出すための光学
    部品と、前記光学部品を円盤状媒体の半径方向に移動さ
    せる光学部品往復移動手段と、光学部品往復移動手段の
    駆動力を断続的に伝達する断続接触手段とを有し、前記
    断続接触手段を介して前記光学部品往復移動手段により
    前記固定手段を回動動作させることを特徴とする媒体装
    着装置。
  5. 【請求項5】前記回転台手段を回転駆動する回転手段
    と、前記回転台手段の回転駆動力を断続的に伝達する断
    続接触手段とを有し、前記断続接触手段を介して前記往
    復手段により前記固定手段を回動動作させることを特徴
    とした請求項1記載の媒体装着装置。
  6. 【請求項6】円盤状の記録媒体を装着する、前記回転台
    手段の突出部の周囲に放射状に配置されて、回転中心孔
    を有し前記回動中心孔を挟んで固定部と固定手段を回動
    させるための突起を設けた固定手段と、円盤状媒体を回
    転台手段に固定する以前に回転台手段の回転中心に対し
    て円盤状媒体の心出しを行う心出し手段を有する円盤状
    媒体の装着方法であって、前記心出し手段は、前記回転
    台手段に対して、ばねにより垂直方向に往復移動可能で
    ある状態で取りつけられていることを特徴とした媒体装
    着装置。
  7. 【請求項7】前記心出し手段は、前記回転台手段に対し
    て、ばねにより垂直方向に往復移動可能である状態で取
    りつけられ、その往復移動手段として、前記媒体装着装
    置の固定手段の往復移動手段を兼用しており、更に心出
    し手段の上昇及び下降の時期は、円盤状媒体の固定手段
    により制御されていることを特徴とした媒体装着装置。
  8. 【請求項8】前記回転台手段に固定され、前記固定手段
    を回動させるためのカム面部を有し、前記基台が垂直方
    向に往復移動する際に互いに干渉し、その結果前記固定
    手段が回転し、円盤状記録媒体を装着、固定することを
    特徴とする媒体装着装置において、前記基台が前記回転
    台手段に収納されている状態では、前記固定手段の媒体
    固定側と反対側の部分が前記心出し手段の上方への移動
    を制限しており、前記基台が前記回転台手段に対して垂
    直に上部方向に一定量移動すると前記固定手段が回動し
    前記心出し手段の上方への移動の制限を解除することに
    より、前記心出し手段が円盤状記録媒体の内周縁部まで
    上昇し円盤状記録媒体の心出しを行い、更にその後前記
    基台を上昇させ、その結果前記固定手段が更に回動し、
    円盤状媒体を前記回転台手段に装着、固定することを特
    徴とする媒体装着装置。
  9. 【請求項9】前記回転台手段に固定され、前記固定手段
    を回動させるためのカム面部を有し、前記基台が垂直方
    向に往復移動する際に互いに干渉し、その結果前記固定
    手段が回転し、円盤状記録媒体を装着、固定することを
    特徴とする媒体装着装置において、円盤状媒体の固定を
    解除する際には、前記往復移動手段の下降に連動して前
    記固定手段が前記回転台手段に固定されたカム面部と係
    合し、前記固定手段の媒体固定側と反対側の部分が、前
    記心出し手段の連結部分を回転台手段に対して垂直下方
    に押し下げることにより、固定手段を回転台手段の内部
    に格納することを特徴とする媒体装着装置。
  10. 【請求項10】円盤状の記録媒体を装着する回転台手段
    と、前記回転台手段の突出部の周囲に放射状に配置され
    て、回転中心孔を有し前記回動中心孔を挟んで固定部
    と、固定手段を回動させるための突起を設けた固定手段
    とを有する円盤状媒体の装着方法であって、前記基台の
    往復動作を、前記固定手段に当接するフランジ部を有す
    ると共に前記回転台手段に対して垂直方向に往復移動す
    ることの出来る往復移動手段を用いて行うことにより、
    前記フランジ部を介して前記基台が垂直方向に往復移動
    することにより、互いに干渉し、その結果前記固定手段
    が回転し、円盤状記録媒体を装着、固定することを特徴
    とする媒体装着装置。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10のいずれかに1
    に記載の媒体装着装置を使用したことを特徴とするディ
    スク装置。
  12. 【請求項12】請求項1から請求項10のいずれかに1
    に記載の媒体装着装置を使用し、ディスクを回転台手段
    に固定しない状態(ディスクローディング待機状態)で
    の回転台手段全体の高さを回転台手段へのディスク搭載
    位置(ディスク再生位置)以下としたことを特徴とする
    ディスク装置。
  13. 【請求項13】請求項1から請求項10のいずれかに1
    に記載の媒体装着装置を使用し、全体の厚みを12.7
    mm以下に構成したことを特徴とするディスク装置。
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