JP2002340943A - 電流分布測定装置、電流分布測定方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

電流分布測定装置、電流分布測定方法、プログラム、及び記憶媒体

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JP2002340943A
JP2002340943A JP2001146390A JP2001146390A JP2002340943A JP 2002340943 A JP2002340943 A JP 2002340943A JP 2001146390 A JP2001146390 A JP 2001146390A JP 2001146390 A JP2001146390 A JP 2001146390A JP 2002340943 A JP2002340943 A JP 2002340943A
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Koji Hirai
宏治 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要電磁波の発生源、伝達経路、放射源を切
り分けて特定することを可能にする。 【解決手段】 被測定物の任意の位置における測定信号
を基準信号として検出し、被測定物から発生する磁界を
被測定物上のN個の位置で測定するものとする。基準信
号を入手する(S1)。制御変数nを1に設定し(S
2)、被測定物上の第n位置における磁界測定値を入手
する(S3)。信号比較部及び演算処理部において、入
手した基準信号及び磁界測定値を用いて電流ベクトルの
算出を行う(S4)。制御変数nに1を加算し(S
5)、新たに得られた制御変数nがNよりも大きいか否
かを判別する(S6)。制御変数nがN以下であれば、
ステップS3へ戻る。制御変数nがNよりも大きいなら
ば、被測定物上のN個の全部の測定位置における電流ベ
クトルの算出を終えて、電流ベクトル分布が得られたと
して、本処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流分布測定装
置、電流分布測定方法、プログラム、及び記憶媒体に関
し、特に、被測定物の電気回路に基準信号を印加し、該
印加に伴ない被測定物から発生する電界または磁界を測
定することによって電流ベクトル分布を測定する電流分
布測定装置、該電流分布測定装置に適用される電流分布
測定方法、該電流分布測定方法をコンピュータに実行さ
せるためのプログラム、及び該プログラムを記憶した記
憶媒体に関する。
【0002】こうした電流分布測定装置は、電子機器内
から発生する不要電磁波の測定に利用される。
【0003】
【従来の技術】近年、電子機器の高速化、高性能化など
により、電子機器からの不要電磁波放射による他の電子
機器への影響が問題になっている。この不要電磁波放射
による他の電子機器への影響はEMI(Electromagneti
c Interference)と呼ばれ、主に無線機器、通信機器の
受信障害を引き起こしたり、電子機器の誤動作を引き起
こす。その為、各国では30MHz〜1GHzあるいは
30MHz〜2GHzの周波数帯域において、電子機器
からの不要電磁波放射の規制を行っており、電子機器メ
ーカはこの規制に適合するように製品を設計製造する必
要がある。
【0004】電子機器からの不要電磁波を測定する方法
としては、一般的には遠方界測定が行なわれるが、電子
機器内部の回路基板のみについては、その近傍界強度分
布を測定することが行われている。
【0005】近傍界強度分布を測定し、不要電磁波の発
生メカニズムを明らかにし、その発生抑制対策を行なう
ために使用される近傍界強度分布測定装置が、例えば特
開平11−500536号公報や、特開2000−19
204号公報などで提示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の近傍界強度分布測定装置で測定した回路基板単体
の場合と、回路基板が電子機器に組み込まれ、筐体やケ
ーブルが接続された場合とでは、不要電磁波の発生モー
ドが異なる。そのため、近傍界強度分布測定装置を使用
して回路基板単体に対して不要電磁波対策を施しても、
電子機器全体における不要電磁波の発生抑制には効果が
現れない場合がある。こうしたことを考慮して、回路基
板単体に対して近傍界強度分布の測定を行わず、回路基
板を電子機器に組み込み、筐体やケーブルを接続した状
態で測定を行うようにしている。
【0007】ところが、こうした測定方法に従っても未
だ問題がある。すなわち、図20は、回路基板を電子機
器に組み込み、筐体やケーブルを接続した状態の被測定
物を、従来の近傍界強度分布測定装置によって測定して
得られた電流分布測定結果の一例を示すイメージ図であ
るが、この図20に示すような近傍界強度分布のみの測
定結果からは、不要電磁波放射に影響する電流がどこか
ら発生し、どの経路を流れているかが分からない。その
ため、電流不要電磁波の発生源と、不要電磁波が発生源
から他の部分に伝達される不要電磁波伝達経路と、不要
電磁波が放射する放射源とを切り分けて特定することが
難しく、上記の測定方法に従っても不要電磁波の抑制対
策を的確に行うことを困難なものにしている。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、不要電磁波の発生源、伝達経路、放射
源を切り分けて特定することを可能にした電流分布測定
装置、電流分布測定方法、プログラム、及び記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、被測定物の任意の位
置における測定信号を基準信号として検出する基準信号
検出手段と、前記被測定物から発生する電界または磁界
を測定する磁界測定手段と、前記磁界測定手段に対し
て、前記被測定物近傍の複数の位置で磁界を測定させる
走査手段と、前記磁界測定手段によって測定された各磁
界と、前記基準信号検出手段によって検出された基準信
号とに基づき、前記被測定物における電流ベクトル分布
を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出され
た電流ベクトル分布を表示する表示手段とを有すること
を特徴とする電流分布測定装置が提供される。
【0010】請求項10記載の発明によれば、前記算出
手段は基準信号源を備え、前記電流分布測定装置は、前
記基準信号源に同期した測定周波数の基準信号を発生す
るとともに、前記基準信号源に同期したクロック信号を
前記被測定物に入力するクロック信号入力手段を、を更
に有する。
【0011】請求項18記載の発明によれば、基準信号
源に同期したクロック信号を発生し、被測定物に入力す
るクロック信号入力手段と、前記クロック信号の入力に
伴ない前記被測定物から発生する磁界を測定する磁界測
定手段と、前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近
傍の複数の位置で磁界を測定させる走査手段と、前記基
準信号源を内蔵し、前記磁界測定手段によって測定され
た各磁界と前記基準信号源に同期した測定周波数の基準
信号とに基づき、前記被測定物における電流ベクトル分
布を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出さ
れた電流ベクトル分布を表示する表示手段とを有するこ
とを特徴とする電流分布測定装置が提供される。
【0012】請求項26記載の発明によれば、被測定物
の任意の位置における測定信号を第1の基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、前記磁界測定手段に
対して、前記被測定物近傍の複数の位置で磁界を測定さ
せる走査手段と、前記基準信号検出手段により検出され
た第1の基準信号に同期する第2の基準信号を発生する
とともに、前記磁界測定手段によって測定された各磁界
と、前記第2の基準信号に同期した測定周波数の基準信
号とに基づき、前記被測定物における電流ベクトル分布
を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出され
た電流ベクトル分布を表示する表示手段とを有すること
を特徴とする電流分布測定装置が提供される。
【0013】また、請求項32記載の発明によれば、被
測定物の任意の位置における測定信号を基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた
電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法におい
て、前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複
数の位置で磁界を測定させる走査ステップと、前記磁界
測定手段によって測定された各磁界と、前記基準信号検
出手段によって検出された基準信号とに基づき、前記被
測定物における電流ベクトル分布を算出する算出ステッ
プと、前記算出ステップによって算出された電流ベクト
ル分布を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有
することを特徴とする電流分布測定方法が提供される。
【0014】請求項38記載の発明によれば、前記電流
分布測定装置が基準信号源を備えるともに、基準信号に
同期したクロック信号を発生して前記被測定物に入力す
るクロック信号入力手段を備え、前記電流分布測定方法
が、前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させる
とともに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信
号の位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップを
更に有する。
【0015】請求項39記載の発明によれば、基準信号
源に同期したクロック信号を発生し、被測定物に入力す
るクロック信号入力手段と、前記被測定物から発生する
磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた電
流分布測定装置に適用される電流分布測定方法におい
て、前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させる
とともに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信
号の位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップ
と、前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複
数の位置で磁界を測定させる走査ステップと、前記磁界
測定手段によって測定された各磁界と前記基準信号源か
ら出力された基準信号とに基づき、前記被測定物におけ
る電流ベクトル分布を算出する算出ステップと、前記算
出ステップによって算出された電流ベクトル分布を前記
表示装置に表示させる表示ステップとを有することを特
徴とする電流分布測定方法が提供される。
【0016】請求項40記載の発明によれば、被測定物
の任意の位置における測定信号を第1の基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた
電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法におい
て、前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複
数の位置で磁界を測定させる走査ステップと、前記基準
信号検出手段により検出された第1の基準信号に同期す
る第2の基準信号を発生させるとともに、前記磁界測定
手段によって測定された各磁界と、前記第2の基準信号
に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、前記被測
定物における電流ベクトル分布を算出する算出ステップ
と、前記算出ステップによって算出された電流ベクトル
分布を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有す
ることを特徴とする電流分布測定方法が提供される。
【0017】また、請求項41記載の発明によれば、被
測定物の任意の位置における測定信号を基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた
電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法を、コ
ンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、前
記電流分布測定方法が、前記磁界測定手段に対して、前
記被測定物近傍の複数の位置で磁界を測定させる走査ス
テップと、前記磁界測定手段によって測定された各磁界
と、前記基準信号検出手段によって検出された基準信号
とに基づき、前記被測定物における電流ベクトル分布を
算出する算出ステップと、前記算出ステップによって算
出された電流ベクトル分布を前記表示装置に表示させる
表示ステップとを有することを特徴とするプログラムが
提供される。
【0018】請求項47記載の発明によれば、前記電流
分布測定装置が基準信号源を備えるともに、前記基準信
号源に同期したクロック信号を発生して前記被測定物に
入力するクロック信号入力手段を備え、前記電流分布測
定方法が、前記クロック信号を、前記基準信号源に同期
させるとともに、該基準信号源に同期した測定周波数の
基準信号の位相を連続的に変化させる基準信号制御ステ
ップを更に有する。
【0019】請求項48記載の発明によれば、基準信号
源と、基準信号源に同期したクロック信号を発生して前
記被測定物に入力するクロック信号入力手段と、前記ク
ロック信号の入力に伴ない前記被測定物から発生する磁
界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた電流
分布測定装置に適用される電流分布測定方法を、コンピ
ュータに実行させるためのプログラムにおいて、前記電
流分布測定方法が、前記クロック信号を、前記基準信号
源に同期させるとともに、該基準信号源に同期した測定
周波数の基準信号の位相を連続的に変化させる基準信号
制御ステップと、前記磁界測定手段に対して、前記被測
定物近傍の複数の位置で磁界を測定させる走査ステップ
と、前記磁界測定手段によって測定された各磁界と前記
基準信号源から出力された基準信号とに基づき、前記被
測定物における電流ベクトル分布を算出する算出ステッ
プと、前記算出ステップによって算出された電流ベクト
ル分布を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有
することを特徴とするプログラムが提供される。
【0020】請求項49記載の発明によれば、被測定物
の任意の位置における測定信号を第1の基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた
電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法を、コ
ンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、前
記電流分布測定方法が、前記磁界測定手段に対して、前
記被測定物近傍の複数の位置で磁界を測定させる走査ス
テップと、前記基準信号検出手段により検出された第1
の基準信号に同期する第2の基準信号を発生させるとと
もに、前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、
前記第2の基準信号に同期した測定周波数の基準信号と
に基づき、前記被測定物における電流ベクトル分布を算
出する算出ステップと、前記算出ステップによって算出
された電流ベクトル分布を前記表示装置に表示させる表
示ステップとを有することを特徴とするプログラムが提
供される。
【0021】さらに、請求項50記載の発明によれば、
被測定物の任意の位置における測定信号を基準信号とし
て検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生
する磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備え
た電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法をプ
ログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し
可能な記憶媒体において、前記電流分布測定方法が、前
記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の位
置で磁界を測定させる走査ステップと、前記磁界測定手
段によって測定されたまたは各磁界と、前記基準信号検
出手段によって検出された基準信号とに基づき、前記被
測定物における電流ベクトル分布を算出する算出ステッ
プと、前記算出ステップによって算出された電流ベクト
ル分布を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有
することを特徴とする記憶媒体が提供される。
【0022】請求項56記載の発明によれば、前記電流
分布測定装置が基準信号源を備えるともに、前記基準信
号源に同期したクロック信号を発生して前記被測定物に
入力するクロック信号入力手段を備え、前記電流分布測
定方法が、前記クロック信号を、前記基準信号源に同期
させるとともに、該基準信号源に同期した測定周波数の
基準信号の位相を連続的に変化させる基準信号制御ステ
ップを更に有する。
【0023】請求項57記載の発明によれば、基準信号
源と、前記基準信号源に同期したクロック信号を発生し
て前記被測定物に入力するクロック信号入力手段と、前
記クロック信号の入力に伴ない前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた
電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法をプロ
グラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可
能な記憶媒体において、前記電流分布測定方法が、前記
クロック信号を、前記基準信号源に同期させるととも
に、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の位
相を連続的に変化させる基準信号制御ステップと、前記
磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の位置
で磁界を測定させる走査ステップと、前記磁界測定手段
によって測定された各磁界と前記基準信号源に同期した
測定周波数の基準信号とに基づき、前記被測定物におけ
る電流ベクトル分布を算出する算出ステップと、前記算
出ステップによって算出された電流ベクトル分布を前記
表示装置に表示させる表示ステップとを有することを特
徴とする記憶媒体が提供される。
【0024】請求項58記載の発明によれば、被測定物
の任意の位置における測定信号を第1の基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備えた
電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法をプロ
グラムとして記憶した、コンピュータにより読み出し可
能な記憶媒体において、前記電流分布測定方法が、前記
磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の位置
で磁界を測定させる走査ステップと、前記基準信号検出
手段により検出された第1の基準信号に同期する第2の
基準信号を発生させるとともに、前記磁界測定手段によ
って測定された各磁界と、前記第2の基準信号に同期し
た測定周波数の同期信号とに基づき、前記被測定物にお
ける電流ベクトル分布を算出する算出ステップと、前記
算出ステップによって算出された電流ベクトル分布を前
記表示装置に表示させる表示ステップとを有することを
特徴とする記憶媒体が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0026】(第1の実施形態)図1は、本発明に係る
電流分布測定装置の第1の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【0027】第1の実施の形態は、基準信号入力部10
1と、磁界センサ103と、走査部104と、信号比較
部105と、演算処理部106と、表示部107と、制
御部108とから構成される。
【0028】測定者が、ある任意の周波数の電流分布を
測定する場合、基準信号入力部101は、被測定物10
2の任意の位置における検出信号を基準信号とし、信号
比較部105へ出力する。磁界センサ103は複数のセ
ンサから成り、被測定物102の近傍に配されて被測定
物102の近傍磁界を測定し、走査部104の制御に従
って測定信号を信号比較部105へ出力する。走査部1
04は、磁界センサ103の各センサの出力を順に選択
走査して、各センサからの測定信号を信号比較部105
へ出力させる。
【0029】信号比較部105は、磁界センサ103か
ら出力された測定信号と、基準信号入力部101から出
力された基準信号とを、任意の測定周波数の振幅及び位
相において比較し、その比較結果を演算処理部106へ
出力する。演算処理部106は、信号比較部105から
送られた比較結果を基に、被測定物102近傍の各位置
における電流ベクトルを算出する。この算出された電流
ベクトルは、走査部104による走査によって電流ベク
トル分布となり、また基準信号の位相が変化した状態を
演算処理することによって、該電流ベクトル分布が変化
する。演算処理部106は、こうした電流ベクトル分布
の変化を、表示部107に動画表示できるように処理す
る。表示部107は、電流ベクトル分布やその変化を、
ユーザの指定に従った表示方式によって表示する。制御
部108は、走査部104、信号比較部105、演算処
理部106、表示部107を制御する。
【0030】次に、本実施の形態における測定原理につ
いて、図1及び図2を参照して説明する。図2は、電流
ベクトル及び磁界ベクトルを示す図である。
【0031】ここで、基準信号入力部101は、被測定
物102上の所定の位置から、この基準信号Acosω
tを検出する。
【0032】一方、被測定物102のXY平面上のある
点(x,y)において電流(ベクトル)Iが流れている
とする。この電流Iは、直交する2方向の電流Ix
(x,y),Iy(x,y)に分解でき、下記のように
表される。
【0033】 Ix(x,y)=αAcos(ωt+θ1) (1) Iy(x,y)=βAcos(ωt+θ2) (2) こうした電流Iが流れることによって、電流Iに直交す
る方向に磁界Hが発生する。この磁界Hは、直交する2
方向の磁界Hx(x,y),Hy(x,y)に分解で
き、下記のように表される。
【0034】 Hy(x,y)=k・αAcos(ωt+θ1) (3) Hx(x,y)=k・βAcos(ωt+θ2) (4) ただし、α,β,k,Aは係数である。
【0035】ここで、電流Iから距離rだけ離れた位置
で発生する磁界Hは、アンペールの法則に基づき、次式
(5)のように表される。
【0036】 H=I/(2πr) (5) ただし、 k=1/(2πr) (6) したがって、被測定物102のXY平面上の点(x,
y)に磁界センサ103を配置し、直交する2方向の磁
界Hx(x,y),Hy(x,y)の振幅と位相とを測
定し、信号比較部105が、基準信号Acosωtと磁
界センサ103による測定値とを比較する。これによっ
て、基準信号Acosωtに対するX,Y方向磁界Hx
(x,y),Hy(x,y)の振幅比k・α,k・βと
位相差θ1,θ2とが得られる。
【0037】ここで上記式(1)〜(6)を基にして電
流値|I|、電流方向φが次式(7)、(8)のように
求められ、電流ベクトルを導出することができる。
【0038】 |I|=(Ix2+Iy21/2 =1/k・(Hy2+Hx21/2 =A/k・(k2α2cos2(ωt+θ1)+k2β2cos2(ωt+θ2 ))1/2 …(7) φ=tan-1(Iy/Ix) =tan-1(Hx/Hy) =tan-1(kβcos(ωt+θ2)/kαcos(ωt+θ1)) … (8) なお、電流Iの振幅は基準信号に対する振幅比から求め
てもよいし、磁界センサ103による測定値から直接求
めてもよい。
【0039】そして、被測定物102上に配置された複
数のセンサから成る磁界センサ103の各々を走査部1
04により走査し、被測定物102近傍の磁界を複数の
位置で測定し、演算処理部106で上記の演算を行い、
電流ベクトル分布を求める。
【0040】次に、第1の実施の形態の電流分布測定装
置において行われる電流ベクトル分布の算出処理を、図
3を参照して説明する。
【0041】図3は、電流ベクトル分布の算出処理の手
順を示すフローチャートである。なおここでは、被測定
物102上のN個の位置において磁界測定を行うものと
する。以下、ステップに沿って説明する。
【0042】ステップS1:基準信号を入手する ステップS2:制御変数nを1に設定する ステップS3:被測定物102上の第n位置における磁
界測定値を入手する ステップS4:信号比較部105及び演算処理部106
において、入手した基準信号及び磁界測定値を用いて電
流ベクトルの算出を行う ステップS5:制御変数nに1を加算する ステップS6:新たに得られた制御変数nがNよりも大
きいか否かを判別する。制御変数nがN以下であれば、
ステップS3へ戻る。制御変数nがNよりも大きいなら
ば、被測定物102上のN個の全部の測定位置における
電流ベクトルの算出を終えて、電流ベクトル分布が得ら
れたとして、本処理を終了する。また、測定においてス
テップS4で入手した基準信号と磁界測定値から振幅
比、位相差のみを導出してメモリに保存し、被測定物1
02上のN個の全部の測定が終了したのちに、メモリに
保存した測定値から電流ベクトルを算出してもよい。
【0043】演算処理部106では磁界センサ103の
周波数特性や位相特性などの較正も行う。また、被測定
物102の任意の位置で検出された基準信号Acosω
tの位相を変化させると、電流ベクトル分布の変化が発
生し、これを表示部107において動画表示することに
より、不要電磁波放射に影響する電流の発生源や電流経
路などを視覚的に知ることができる。
【0044】次に、第1の実施の形態の電流分布測定装
置が、被測定物の1つの例を測定した場合の測定結果に
ついて説明する。
【0045】図4は、被測定物の1つの例を示す図であ
る。
【0046】この例では、金属シャーシ1601上に2
枚の回路基板1602,1603が配置され、回路基板
1602,1603間がケーブル1604で接続されて
いる。回路基板1602には発振器1605やIC16
06が実装されている。
【0047】図5及び図6は、図4に示す被測定物を第
1の実施の形態の電流分布測定装置により測定を行った
結果得られた電流ベクトル分布のうち、電流の絶対値分
布を示す図であり、基準信号の位相が45°間隔で変化
している場合を示す。また、図7及び図8は、図4に示
す被測定物を第1の実施の形態の電流分布測定装置によ
り測定を行った結果得られた電流ベクトル分布のうち、
電流の方向分布を示す図であり、ここでも基準信号の位
相が45°間隔で変化している場合を示す。
【0048】こうした測定結果から、基準信号の周波数
ではケーブル1604において1/2波長の定在波が発
生していることを視覚的に確認することができる。
【0049】なお、基準信号の位相を連続的に変化させ
ることによって得られる電流ベクトル分布の変化を、表
示部107に動画表示することにより、現象を直感的に
理解することが可能である。
【0050】また、電流ベクトル分布の表示形式とし
て、電流の絶対値と電流方向とを重ねて表示してもよい
し、電流の絶対値と電流方向とを矢印の長さと方向で表
示してもよい。さらに、基準信号の位相変化に伴なう電
流ベクトル分布の変化を動画表示する他、基準信号のあ
る位相における電流ベクトル分布の静止画表示、基準信
号の全ての位相におけるピーク電流分布を示す静止画表
示などの中から、測定者が制御部108において所望の
表示形式を選び、制御部108がこの選択された表示形
式を表示部107に指示するようにしてもよい。
【0051】なおまた、上記の第1の実施の形態では、
電流ベクトル分布の表示を行うようにしているが、これ
に代わって、磁界ベクトル分布の表示を行うようにして
もよい。
【0052】また、磁界センサ103に代わって電界セ
ンサを用いて計測を行ってもよい。
【0053】なおまた、磁界センサ103を、移動可能
な1つのセンサで構成し、走査部104が該磁界センサ
103を被測定物102上で移動させて走査し、これに
より被測定物102近傍の各位置での磁界を測定するよ
うにしてもよい。また、磁界センサ103を2つの直交
するセンサで構成し、この2つの磁界センサを交互に切
り替えて2方向の磁界を測定してもよい。更には、複数
の磁界センサをアレイ状に配置して、それらを高速に切
り替えて磁界を測定してもよい。
【0054】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を説明する。
【0055】図9は、本発明に係る電流分布測定装置の
第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。第2
の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態と同
じである。そこで、図1に示す第1の実施の形態と同じ
構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略
し、異なる部分だけを説明する。
【0056】第2の実施の形態では、信号比較部とし
て、ベクトルシグナルアナライザ201を用い、基準信
号入力部101からベクトルシグナルアナライザ201
までの間にスペクトラムアナライザ203とダウンコン
バータ204を設け、磁界センサ103からベクトルシ
グナルアナライザ201までの間にスペクトラムアナラ
イザ206とダウンコンバータ207とを設ける。
【0057】スペクトラムアナライザ203,206
は、基準信号入力部101から出力された基準信号と、
磁界センサ205から出力された測定信号とをそれぞれ
取り込み、測定対象の所定周波数成分のみをIF信号
(一般的に21.4MHzを使用)に変換してダウンコ
ンバータ204,207にそれぞれ出力する。ダウンコ
ンバータ204,207では、これらのIF信号をさら
に10MHz以下の信号にそれぞれ周波数変換し、ベク
トルシグナルアナライザ201に出力する。ベクトルシ
グナルアナライザ201では、10MHz以下に周波数
変換された基準信号と測定信号とを振幅及び位相におい
て比較を行う。
【0058】なお、ベクトルシグナルアナライザ201
は10MHzの基準信号源を内蔵し、ベクトルシグナル
アナライザ201、スペクトラムアナライザ203,2
06及びダウンコンバータ204,207にそれぞれ内
蔵された局部発振器が、このベクトルシグナルアナライ
ザ201に内蔵の基準信号源と同期され(図9に「Re
f」で同期信号ラインを表示)、これによって周波数確
度をあげている。
【0059】演算処理部106は、第1の実施の形態と
同様に、ベクトルシグナルアナライザ201の比較結果
に基づいて電流ベクトルを導出する。走査部104によ
る走査によって電流ベクトル分布が得られ、さらに基準
信号の位相が変化することによって上記電流ベクトル分
布が変化し、これが表示部107において動画表示され
る。なお、走査部104による走査は、複数のセンサか
ら成る磁界センサの各センサの出力を順に選択走査し
て、各センサからの測定信号を信号比較部105へ出力
させる構成でも、1つのセンサから成る磁界センサを被
測定物102上で移動して複数の位置で測定を行い、得
られた各測定信号を信号比較部105へ出力させる構成
でもよく、以下に説明する各実施の形態においても同様
である。また、表示部107が、複数の表示方式のうち
の指示された表示方式で表示を行うようにしてもよい。
これも以下に説明する各実施の形態において同様であ
る。
【0060】走査部104、スペクトラムアナライザ2
03,206、ベクトルシグナルアナライザ201、演
算処理部106、表示部107は制御部108により制
御される。
【0061】次に、第2の実施の形態における基準信号
入力部101及び磁界センサ103の具体的な構成例に
ついて説明する。
【0062】図10は、基準信号入力部101及び磁界
センサ103の第1の構成例を示す図である。
【0063】第1の構成例では、基準信号入力部101
及び磁界センサ103を磁界ループプローブ306,3
07でそれぞれ構成する。磁界センサ103は1つの磁
界ループプローブ307から構成される。
【0064】図中、被測定物301が、例えば、IC3
02,308がそれぞれ搭載された回路基板303,3
09、シャーシ304、ケーブル305などから構成さ
れる。
【0065】基準信号入力部101である磁界ループプ
ローブ306は、被測定物301の所定位置に固定さ
れ、磁界の信号形態で基準信号を検出する。また、磁界
センサ103である磁界ループプローブ307は、走査
部104からの制御により被測定物301近傍を走査移
動する構成になっており、走査領域における複数の所定
の位置でX方向、Y方向の磁界を測定する。
【0066】図11は、基準信号入力部101及び磁界
センサ103の第2の構成例を示す図である。
【0067】第2の構成例では、磁界センサ103を1
つの磁界ループプローブ409で構成し、基準信号入力
部101を導体接触端子406で構成する。
【0068】図中、被測定物401が、IC402,4
10がそれぞれ搭載された回路基板403,411、シ
ャーシ404、ケーブル405などから構成される。
【0069】基準信号入力部101である導電接触端子
406は、被測定物401の信号線407やICピン4
08などの導電接触できる任意の位置に固定され、そこ
から基準信号を検出する。また、磁界センサ103であ
る磁界ループプローブ409は、走査部104からの制
御により被測定物301近傍を走査移動する構成になっ
ており、走査領域における所定の各位置でX方向、Y方
向の磁界を測定する。
【0070】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態を説明する。
【0071】図12は、本発明に係る電流分布測定装置
の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
3の実施の形態の構成は、基本的に第2の実施の形態と
同じである。そこで、図9に示す第2の実施の形態と同
じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略
し、異なる部分だけを説明する。
【0072】第3の実施の形態では、基準信号入力部1
01からスペクトラムアナライザ203までの間にスプ
リッタ503を設け、該スプリッタ503からベクトル
シグナルアナライザ201までの間にプリスケーラ51
1を設ける。第3の実施の形態では、ベクトルシグナル
アナライザ201が基準信号源を内蔵しない。
【0073】スプリッタ503が、基準信号入力部10
1から出力された基準信号を分岐してスペクトラムアナ
ライザ203とプリスケーラ511とに送る。プリスケ
ーラ511は基準信号を、1,2,5,10MHzのい
ずれかに分周してRef信号を作成し、ベクトルシグナ
ルアナライザ201を介してスペクトラムアナライザ2
03,206及びダウンコンバータ204,207に送
る。ここでプリスケーラのかわりにダウンコンバータを
用いて、基準信号を、1,2,5,10MHzのいずれ
かに変換してRef信号を作成してもよい。
【0074】ベクトルシグナルアナライザ201、スペ
クトラムアナライザ203,206及びダウンコンバー
タ204,207にそれぞれ内蔵された局部発振器は、
このRef信号に同期され、これによって周波数確度を
あげている。
【0075】走査部104、スペクトラムアナライザ2
03,206、ベクトルシグナルアナライザ201、演
算処理部106、表示部107は制御部108により制
御されている。
【0076】なお、プリスケーラ511に入力される基
準信号は、スプリッタ503から分岐されたものに限ら
ず、直接、被測定物102から取り込んでも、また被測
定物102近傍に信号取り込み部を設けてこれから取り
込んでもよい。
【0077】(第4の実施の形態)次に第4の実施の形
態を説明する。
【0078】図13は、本発明に係る電流分布測定装置
の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
4の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態と
同じである。そこで、図1に示す第1の実施の形態と同
じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略
し、異なる部分だけを説明する。
【0079】第4の実施の形態では、信号比較部として
ベクトルネットワークアナライザ601を用いる。ベク
トルネットワークアナライザ601では、基準信号入力
部101から出力された基準信号がRチャンネルに入力
され、一方、磁界センサ103から出力された測定信号
がAチャンネルに入力され、基準信号と測定信号とが振
幅及び位相において比較される。
【0080】基準信号入力部101とベクトルネットワ
ークアナライザ601との間にはスプリッタ606が設
けられ、スプリッタ606とベクトルネットワークアナ
ライザ601との間にはプリスケーラ607が設けられ
る。スプリッタ606は、基準信号入力部101から出
力された基準信号を分岐してベクトルネットワークアナ
ライザ601とプリスケーラ607とに送り、プリスケ
ーラ607は基準信号を、1,2,5,10MHzのい
ずれかに分周してRef信号を作成し、ベクトルネット
ワークアナライザ601に送る。ここでプリスケーラの
かわりにダウンコンバータを用いて、基準信号を、1,
2,5,10MHzのいずれかに変換してRef信号を
作成してもよい。ベクトルネットワークアナライザ60
1では、内蔵の局部発振器がこのRef信号に同期さ
れ、周波数確度をあげている。
【0081】なお、走査部104、ベクトルネットワー
クアナライザ601、演算処理部106、表示部107
は制御部108により制御されている。
【0082】(第5の実施の形態)次に第5の実施の形
態を説明する。
【0083】図14は、本発明に係る電流分布測定装置
の第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
5の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態と
同じである。そこで、図1に示す第1の実施の形態と同
じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省略
し、異なる部分だけを説明する。
【0084】第5の実施の形態では、被測定物102の
電気回路に任意の周波数のクロック信号を出力する信号
発生部702を新たに設ける。信号発生部702は、制
御部108の制御に従い任意の周波数のクロック信号を
出力する。
【0085】信号比較部105は10MHzの基準信号
源を内蔵し、信号発生部702は、この基準信号源と同
期してクロック信号を発生し、これによってクロック信
号の周波数確度をあげている。
【0086】信号発生部702、走査部104、信号比
較部105、演算処理部106、表示部107は制御部
108により制御されている。
【0087】(第6の実施の形態)次に第6の実施の形
態を説明する。
【0088】図15は、本発明に係る電流分布測定装置
の第6の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
6の実施の形態の構成は、基本的に第4の実施の形態と
同じである。そこで、図13に示す第4の実施の形態と
同じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省
略し、異なる部分だけを説明する。
【0089】第6の実施の形態では、被測定物102の
電気回路にクロック信号を出力するパルスジェネレータ
802を新たに設ける。パルスジェネレータ802は、
制御部108の制御に従い、任意の周波数のクロック信
号を出力する。なお、ベクトルネットワークアナライザ
601は10MHzの基準信号源を内蔵するとともに、
第4の実施の形態におけるスプリッタ606及びプリス
ケーラ607は取り除かれる。
【0090】パルスジェネレータ802内部の局部発振
器は、ベクトルネットワークアナライザ601に内蔵の
基準信号源に同期して基準信号を発生し、これによって
基準信号の周波数確度をあげている。
【0091】ベクトルネットワークアナライザ601、
走査部104、演算処理部106、表示部107は制御
部108により制御されている。
【0092】(第7の実施の形態)次に第7の実施の形
態を説明する。
【0093】図16は、本発明に係る電流分布測定装置
の第7の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
7の実施の形態の構成は、基本的に第3の実施の形態と
同じである。そこで、図12に示す第3の実施の形態と
同じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省
略し、異なる部分だけを説明する。
【0094】第7の実施の形態では、被測定物102の
電気回路にクロック信号を出力するパルスジェネレータ
902を新たに設ける。パルスジェネレータ902は、
制御部108の制御に従い、任意の周波数のクロック信
号を出力する。なお、ベクトルシグナルアナライザ20
1は10MHzの基準信号源を内蔵するとともに、第3
の実施の形態におけるスプリッタ503及びプリスケー
ラ511は取り除かれる。
【0095】パルスジェネレータ902内部の局部発振
器は、ベクトルシグナルアナライザ201に内蔵の基準
信号源に同期して基準信号を発生し、また、スペクトラ
ムアナライザ203,206及びダウンコンバータ20
4,207内部の各局部発振器も、ベクトルシグナルア
ナライザ201に内蔵の基準信号源に同期し、周波数確
度をあげている。
【0096】パルスジェネレータ902、ベクトルシグ
ナルアナライザ201、走査部104、演算処理部10
6、表示部107は制御部108により制御されてい
る。
【0097】(第8の実施の形態)次に第8の実施の形
態を説明する。
【0098】図17は、本発明に係る電流分布測定装置
の第8の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
8の実施の形態の構成は、基本的に第5の実施の形態と
同じである。そこで、図14に示す第5の実施の形態と
同じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省
略し、異なる部分だけを説明する。
【0099】第8の実施の形態では、第5の実施の形態
における基準信号入力部101が取り除かれている。そ
の代わり、第5の実施の形態における信号比較部105
に相当する信号比較部1005は、10MHzの基準信
号源を内蔵し、この基準信号源に同期して測定周波数の
基準信号を内部で発生し、磁界センサ103から出力さ
れた測定信号とこの測定周波数の基準信号とを、振幅及
び位相において比較する。
【0100】信号発生部702は、第5の実施の形態と
同様に、信号比較部1005の基準信号源と同期して任
意の周波数のクロック信号を発生するとともに、制御部
108からの制御に従い、任意の周波数のクロック信号
を出力する。こうして作成されたクロック信号は、被測
定物102の電気回路に印加される。
【0101】信号発生部702、走査部104、信号比
較部1005、演算処理部106、表示部107は制御
部108により制御されている。
【0102】(第9の実施の形態)次に第9の実施の形
態を説明する。
【0103】図18は、本発明に係る電流分布測定装置
の第9の実施の形態の構成を示すブロック図である。第
9の実施の形態の構成は、基本的に第8の実施の形態と
同じである。そこで、図17に示す第8の実施の形態と
同じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を省
略し、異なる部分だけを説明する。
【0104】第9の実施の形態では、第8の実施の形態
における信号比較部1005に代わってベクトルシグナ
ルアナライザ1103を設けるとともに、信号発生部7
02に代わってパルスジェネレータ1102を設ける。
【0105】第9の実施の形態でも、第8の実施の形態
と同様に、ベクトルシグナルアナライザ1103が、1
0MHzの基準信号源を内蔵し、この基準信号源に同期
して測定周波数の基準信号を内部で発生し、磁界センサ
103から出力された測定信号とこの測定周波数の基準
信号とを、振幅及び位相において比較する。パルスジェ
ネレータ1102は、ベクトルシグナルアナライザ11
03の基準信号源と同期して任意の周波数のクロック信
号を発生するとともに、制御部108からの制御に従
い、基準信号の位相を変化させる。こうして作成された
クロック信号は、被測定物102の電気回路に印加され
る。
【0106】パルスジェネレータ1102、走査部10
4、ベクトルシグナルアナライザ1103、演算処理部
106、表示部107は制御部108により制御されて
いる。
【0107】(第10の実施の形態)次に第10の実施
の形態を説明する。
【0108】図19は、本発明に係る電流分布測定装置
の第10の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第10の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形
態と同じである。そこで、図1に示す第1の実施の形態
と同じ構成部分には同一の参照符号を付してその説明を
省略し、異なる部分だけを説明する。
【0109】第10の実施の形態では、第1の実施の形
態における基準信号入力部101の代わりにRef信号
入力部1202を設けるとともに、信号比較部105の
代わりにベクトルシグナルアナライザ1201を設け、
Ref信号入力部1202とベクトルシグナルアナライ
ザ1201との間にプリスケーラ1206を設ける。
【0110】被測定物102の任意の位置における測定
信号をRef信号入力部1202が、基準信号に相当す
るRef信号として検出しプリスケーラ1206に出力
する。プリスケーラ1206は、Ref信号を、1,
2,5,10MHzのいずれかに分周して分周信号を作
成し、ベクトルシグナルアナライザ1201に送る。こ
こでプリスケーラのかわりにダウンコンバータを用い
て、基準信号を、1,2,5,10MHzのいずれかに
変換してRef信号を作成してもよい。
【0111】ベクトルシグナルアナライザ1201で
は、内蔵の局部発振器がこの分周信号に同期され、周波
数確度を上げている。また、ベクトルシグナルアナライ
ザ1201は測定周波数の基準信号を発生できるように
なっており、この測定周波数の基準信号を分周信号に同
期させる。そして、ベクトルシグナルアナライザ120
1では、自身が発生する測定周波数の基準信号と、磁界
センサ103から出力された測定信号とを、振幅及び位
相において比較する。
【0112】走査部104、ベクトルシグナルアナライ
ザ1201、演算処理部106、表示部107は制御部
108により制御されている。
【0113】(他の実施の形態)前述した各実施の形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出して実行することによっても、本発明が達成され
ることは言うまでもない。
【0114】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施の形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体が本発明を構成することになる。
【0115】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROMなどを用いることができる。
【0116】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
って前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、
本発明に含まれることは言うまでもない。
【0117】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、被
測定物の任意の位置における測定信号を基準信号として
検出する基準信号検出手段と、前記被測定物から発生す
る電界または磁界を測定する電磁界測定手段と、表示装
置とを備えた電流分布測定装置において、前記電磁界測
定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の位置で電界
または磁界を測定させ、前記電磁界測定手段によって測
定された各電界または各磁界と、前記基準信号検出手段
によって検出された基準信号とに基づき、前記被測定物
における電流ベクトル分布を算出し、該算出された電流
ベクトル分布を前記表示装置に表示させる。
【0119】ここで、基準信号の位相が変化することに
より、表示装置に表示される画像が変化し、これによっ
て、この画像を見たユーザは、不要電磁波の発生源、伝
達経路、放射源を切り分けて特定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電流分布測定装置の第1の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】電流ベクトル及び磁界ベクトルを示す図であ
る。
【図3】電流ベクトル分布の算出処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】被測定物の1つの例を示す図である。
【図5】図4に示す被測定物を第1の実施の形態の電流
分布測定装置により測定を行った結果得られた電流ベク
トル分布のうち、電流の絶対値分布(1/2)を示す図
である。
【図6】図4に示す被測定物を第1の実施の形態の電流
分布測定装置により測定を行った結果得られた電流ベク
トル分布のうち、電流の絶対値分布(2/2)を示す図
である。
【図7】図4に示す被測定物を第1の実施の形態の電流
分布測定装置により測定を行った結果得られた電流ベク
トル分布のうち、電流の方向分布(1/2)を示す図で
ある。
【図8】図4に示す被測定物を第1の実施の形態の電流
分布測定装置により測定を行った結果得られた電流ベク
トル分布のうち、電流の方向分布(2/2)を示す図で
ある。
【図9】本発明に係る電流分布測定装置の第2の実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図10】基準信号入力部及び磁界センサの第1の構成
例を示す図である。
【図11】基準信号入力部及び磁界センサの第2の構成
例を示す図である。
【図12】本発明に係る電流分布測定装置の第3の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明に係る電流分布測定装置の第4の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明に係る電流分布測定装置の第5の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る電流分布測定装置の第6の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明に係る電流分布測定装置の第7の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明に係る電流分布測定装置の第8の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明に係る電流分布測定装置の第9の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明に係る電流分布測定装置の第10の実
施の形態の構成を示すブロック図である。
【図20】回路基板を電子機器に組み込み、筐体やケー
ブルを接続した状態の被測定物を、従来の近傍界強度分
布測定装置によって測定して得られた電流分布測定結果
の一例を示すイメージ図である。
【符号の説明】
101 基準信号入力部(基準信号検出手段) 102 被測定物 103 磁界センサ(磁界測定手段) 104 走査部(走査手段) 105 信号比較部(算出手段、信号比較手段) 106 演算処理部(算出手段、演算処理手段) 107 表示部(表示手段) 108 制御部 201 ベクトルシグナルアナライザ 203 スペクトラムアナライザ 204 ダウンコンバータ 206 スペクトラムアナライザ 207 ダウンコンバータ 301 被測定物 302 IC 303 回路基板 304 シャーシ 305 ケーブル 306 磁界ループプローブ 307 磁界ループプローブ 308 IC 309 回路基板 401 被測定物 402 IC 403 回路基板 404 シャーシ 405 ケーブル 406 導電接触端子 407 信号線 408 ICピン 409 磁界ループプローブ 410 IC 411 回路基板 503 スプリッタ 511 プリスケーラ 601 ベクトルネットワークアナライザ 606 スプリッタ 607 プリスケーラ 702 信号発生部(クロック信号入力手段) 802 パルスジェネレータ 902 パルスジェネレータ 1005 信号比較部 1102 パルスジェネレータ 1103 ベクトルシグナルアナライザ 1201 ベクトルシグナルアナライザ 1202 Ref信号入力部 1206 プリスケーラ 1601 金属シャーシ 1602 回路基板 1603 回路基板 1604 ケーブル 1605 発振器 1606 IC

Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の任意の位置における測定信号
    を基準信号として検出する基準信号検出手段と、 前記被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定手段
    と、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査手段と、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記基
    準信号検出手段によって検出された基準信号とに基づ
    き、前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する
    算出手段と、 前記算出手段によって算出された電流ベクトル分布を表
    示する表示手段とを有することを特徴とする電流分布測
    定装置。
  2. 【請求項2】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近傍
    の複数の位置にそれぞれ配置された複数の磁界センサか
    ら構成され、 前記走査手段は、前記複数の磁界センサのうち1つを順
    次指定し、該指定した磁界センサが測定した磁界を前記
    算出手段に出力させることを特徴とする請求項1記載の
    電流分布測定装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近傍
    を移動自在な単一の磁界センサから構成され、 前記走査手段は、前記単一の磁界センサを前記被測定物
    近傍で移動させ、前記被測定物近傍の複数の位置で磁界
    の測定を行わせ、該測定された各磁界を前記算出手段に
    出力させることを特徴とする請求項1記載の電流分布測
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記電流ベクトル分布
    を表示する複数の表示方法のうち1つを指定され、該指
    定に従った表示方法によって前記電流ベクトル分布を表
    示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の電流分布測定装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の表示方法のうち1つは、前記
    基準信号の位相が連続的に変化された場合に生じる前記
    電流ベクトル分布の変化を、動画表示する表示方法であ
    ることを特徴とする請求項4記載の電流分布測定装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の表示方法のうち1つは、前記
    基準信号の所定の位相における前記電流ベクトル分布
    を、静止画表示する表示方法であることを特徴とする請
    求項4記載の電流分布測定装置。
  7. 【請求項7】 前記算出手段は、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記基
    準信号検出手段によって検出された基準信号とを、振幅
    及び位相において比較する信号比較手段と、 前記信号比較手段による比較の結果に基づき、前記被測
    定物における電流ベクトル分布を算出する演算処理手段
    とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の電流分布測定装置。
  8. 【請求項8】 前記信号比較手段は、 ベクトルシグナルアナライザと、 前記基準信号検出手段と前記ベクトルシグナルアナライ
    ザとの間に配置された第1のスペクトラムアナライザ及
    び第1のダウンコンバータと、 前記磁界測定手段と前記ベクトルシグナルアナライザと
    の間に配置された第2のスペクトラムアナライザ及び第
    2のダウンコンバータとを含むことを特徴とする請求項
    7記載の電流分布測定装置。
  9. 【請求項9】 前記信号比較手段はベクトルネットワー
    クアナライザから成ることを特徴とする請求項7記載の
    電流分布測定装置。
  10. 【請求項10】 前記信号比較手段は基準信号源を備
    え、 前記基準信号源に同期した測定周波数の基準信号を発生
    するとともに、前記基準信号源に同期したクロック信号
    を前記被測定物に入力するクロック信号入力手段を、更
    に有することを特徴とする請求項7記載の電流分布測定
    装置。
  11. 【請求項11】 前記クロック信号入力手段はパルスジ
    ェネレータから成り、前記信号比較手段はベクトルネッ
    トワークアナライザから成ることを特徴とする請求項1
    0記載の電流分布測定装置。
  12. 【請求項12】 前記クロック信号入力手段はパルスジ
    ェネレータから成り、 前記信号比較手段は、ベクトルシグナルアナライザと、
    前記基準信号検出手段と前記ベクトルシグナルアナライ
    ザとの間に配置された第1のスペクトラムアナライザ及
    び第1のダウンコンバータと、前記磁界測定手段と前記
    ベクトルシグナルアナライザとの間に配置された第2の
    スペクトラムアナライザ及び第2のダウンコンバータと
    を含むことを特徴とする請求項10記載の電流分布測定
    装置。
  13. 【請求項13】 前記基準信号検出手段は、前記被測定
    物の所定位置における磁界を測定する磁界ループプロー
    ブから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項12の
    いずれかに記載の電流分布測定装置。
  14. 【請求項14】 前記基準信号検出手段は、前記被測定
    物の所定位置における電界を測定する電界プローブから
    成ることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれ
    かに記載の電流分布測定装置。
  15. 【請求項15】 前記基準信号検出手段は、前記被測定
    物内の電気回路の所定位置に接触して電流または電圧を
    検出する導体接触端子から成ることを特徴とする請求項
    1乃至請求項12のいずれかに記載の電流分布測定装
    置。
  16. 【請求項16】 前記磁界測定手段は、磁界を測定する
    磁界ループプローブから成ることを特徴とする請求項1
    乃至請求項15のいずれかに記載の電流分布測定装置。
  17. 【請求項17】 前記磁界測定手段によって測定された
    各磁界に基づき、前記被測定物における磁界分布を作成
    し、前記表示手段に表示させる作成表示手段を、更に有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれ
    かに記載の電流分布測定装置。
  18. 【請求項18】 基準信号源に同期したクロック信号を
    発生し、被測定物に入力するクロック信号入力手段と、 前記クロック信号の入力に伴ない前記被測定物から発生
    する磁界を測定する磁界測定手段と、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査手段と、 前記基準信号源を内蔵し、前記磁界測定手段によって測
    定された各磁界と前記基準信号源に同期した測定周波数
    の基準信号とに基づき、前記被測定物における電流ベク
    トル分布を算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された電流ベクトル分布を表
    示する表示手段とを有することを特徴とする電流分布測
    定装置。
  19. 【請求項19】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍の複数の位置にそれぞれ配置された複数の磁界センサ
    から構成され、 前記走査手段は、前記複数の磁界センサのうち1つを順
    次指定し、該指定した磁界センサが測定した磁界を前記
    算出手段に出力させることを特徴とする請求項18記載
    の電流分布測定装置。
  20. 【請求項20】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍を移動自在な単一の磁界センサから構成され、 前記走査手段は、前記単一の磁界センサを前記被測定物
    近傍で移動させ、前記被測定物近傍の複数の位置で磁界
    の測定を行わせ、該測定された各磁界を前記算出手段に
    出力させることを特徴とする請求項18記載の電流分布
    測定装置。
  21. 【請求項21】 前記表示手段は、前記電流ベクトル分
    布を表示する複数の表示方法のうち1つを指定され、該
    指定に従った表示方法によって前記電流ベクトル分布を
    表示することを特徴とする請求項18乃至請求項20の
    いずれかに記載の電流分布測定装置。
  22. 【請求項22】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記測定周波数の基準信号の位相が連続的に変化された場
    合に生じる前記電流ベクトル分布の変化を、動画表示す
    る表示方法であることを特徴とする請求項21記載の電
    流分布測定装置。
  23. 【請求項23】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の所定の位相における前記電流ベクトル分布
    を、静止画表示する表示方法であることを特徴とする請
    求項21記載の電流分布測定装置。
  24. 【請求項24】 前記算出手段は、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記基
    準信号源に同期した前記測定周波数の基準信号とを、振
    幅及び位相において比較する信号比較手段と、 前記信号比較手段による比較の結果に基づき、前記被測
    定物における電流ベクトル分布を算出する演算処理手段
    とを含むことを特徴とする請求項18至請求項23のい
    ずれかに記載の電流分布測定装置。
  25. 【請求項25】 前記クロック信号入力手段はパルスジ
    ェネレータから成り、前記信号比較手段はベクトルシグ
    ナルアナライザから成ることを特徴とする請求項24記
    載の電流分布測定装置。
  26. 【請求項26】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を第1の基準信号として検出する基準信号検出手段
    と、前記被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定
    手段と、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査手段と、 前記基準信号検出手段により検出された第1の基準信号
    に同期する第2の基準信号を発生するとともに、前記磁
    界測定手段によって測定された各磁界と、前記第2の基
    準信号に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、前
    記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出手
    段と、 前記算出手段によって算出された電流ベクトル分布を表
    示する表示手段とを有することを特徴とする電流分布測
    定装置。
  27. 【請求項27】 前記算出手段は、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記第
    2の基準信号に同期した前記測定周波数の基準信号と
    を、振幅及び位相において比較する信号比較手段と、 前記信号比較手段による比較の結果に基づき、前記被測
    定物における電流ベクトル分布を算出する演算処理手段
    とを含むことを特徴とする請求項26記載の電流分布測
    定装置。
  28. 【請求項28】 前記信号比較手段はベクトルシグナル
    アナライザから成ることを特徴とする請求項27記載の
    電流分布測定装置。
  29. 【請求項29】 前記基準信号検出手段は、前記被測定
    物の所定位置における磁界を測定する磁界ループプロー
    ブから成ることを特徴とする請求項26乃至請求項28
    のいずれかに記載の電流分布測定装置。
  30. 【請求項30】 前記基準信号検出手段は、前記被測定
    物の所定位置における電界を測定する電界プローブから
    成ることを特徴とする請求項26乃至請求項28のいず
    れかに記載の電流分布測定装置。
  31. 【請求項31】 前記基準信号検出手段は、前記被測定
    物内の電気回路の所定位置に接触して電流または電圧を
    検出する導体接触端子から成ることを特徴とする請求項
    26乃至請求項28のいずれかに記載の電流分布測定装
    置。
  32. 【請求項32】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を基準信号として検出する基準信号検出手段と、前記
    被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定手段と、
    表示装置とを備えた電流分布測定装置に適用される電流
    分布測定方法において、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記基
    準信号検出手段によって検出された基準信号とに基づ
    き、前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する
    算出ステップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とする電流分布測定方法。
  33. 【請求項33】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍の複数の位置にそれぞれ配置された複数の磁界センサ
    から構成され、 前記走査ステップは、前記複数の磁界センサのうち1つ
    を順次指定し、該指定した磁界センサに、該磁界センサ
    が測定した磁界を出力させることを特徴とする請求項3
    2記載の電流分布測定方法。
  34. 【請求項34】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍を移動自在な単一の磁界センサから構成され、 前記走査ステップは、前記単一の磁界センサを前記被測
    定物近傍で移動させ、前記被測定物近傍の複数の位置で
    磁界の測定を行わせ、該測定された各磁界を出力させる
    ことを特徴とする請求項32記載の電流分布測定方法。
  35. 【請求項35】 前記表示ステップは、前記電流ベクト
    ル分布を表示する複数の表示方法のうち1つを指定さ
    れ、該指定に従った表示方法によって前記電流ベクトル
    分布を表示することを特徴とする請求項32乃至請求項
    34のいずれかに記載の電流分布測定方法。
  36. 【請求項36】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の位相が連続的に変化された場合に生じる前
    記電流ベクトル分布の変化を、動画表示する表示方法で
    あることを特徴とする請求項35記載の電流分布測定方
    法。
  37. 【請求項37】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の所定の位相における前記電流ベクトル分布
    を、静止画表示する表示方法であることを特徴とする請
    求項35記載の電流分布測定方法。
  38. 【請求項38】 前記電流分布測定装置が基準信号源を
    備えるともに、前記基準信号源に同期したクロック信号
    を発生して前記被測定物に入力するクロック信号入力手
    段を備え、 前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させるとと
    もに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の
    位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップを、更
    に有することを特徴とする請求項32乃至請求項37の
    いずれかに記載の電流分布測定方法。
  39. 【請求項39】 基準信号源に同期したクロック信号を
    発生し、被測定物に入力するクロック信号入力手段と、
    前記クロック信号の入力に伴ない前記被測定物から発生
    する磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備え
    た電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法にお
    いて、 前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させるとと
    もに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の
    位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップと、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と前記基準
    信号源に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、前
    記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出ス
    テップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とする電流分布測定方法。
  40. 【請求項40】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を第1の基準信号として検出する基準信号検出手段
    と、 前記被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定手段
    と、表示装置とを備えた電流分布測定装置に適用される
    電流分布測定方法において、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記基準信号検出手段により検出された第1の基準信号
    に同期する第2の基準信号を発生させるとともに、前記
    磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記第2の
    基準信号に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、
    前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出
    ステップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とする電流分布測定方法。
  41. 【請求項41】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を基準信号として検出する基準信号検出手段と、前記
    被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定手段と、
    表示装置とを備えた電流分布測定装置に適用される電流
    分布測定方法を、コンピュータに実行させるためのプロ
    グラムにおいて、 前記電流分布測定方法が、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記基
    準信号検出手段によって検出された基準信号とに基づ
    き、前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する
    算出ステップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とするプログラム。
  42. 【請求項42】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍の複数の位置にそれぞれ配置された複数の磁界センサ
    から構成され、 前記走査ステップは、前記複数の磁界センサのうち1つ
    を順次指定し、該指定した磁界センサに、該磁界センサ
    が測定した磁界を出力させることを特徴とする請求項4
    1記載のプログラム。
  43. 【請求項43】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍を移動自在な単一の磁界センサから構成され、 前記走査ステップは、前記単一の磁界センサを前記被測
    定物近傍で移動させ、前記被測定物近傍の複数の位置で
    磁界の測定を行わせ、該測定された各磁界を出力させる
    ことを特徴とする請求項41記載のプログラム。
  44. 【請求項44】 前記表示ステップは、前記電流ベクト
    ル分布を表示する複数の表示方法のうち1つを指定さ
    れ、該指定に従った表示方法によって前記電流ベクトル
    分布を表示することを特徴とする請求項41乃至請求項
    43のいずれかに記載のプログラム。
  45. 【請求項45】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の位相が連続的に変化された場合に生じる前
    記電流ベクトル分布の変化を、動画表示する表示方法で
    あることを特徴とする請求項44記載のプログラム。
  46. 【請求項46】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の所定の位相における前記電流ベクトル分布
    を、静止画表示する表示方法であることを特徴とする請
    求項44記載のプログラム。
  47. 【請求項47】 前記電流分布測定装置が基準信号源を
    備えるともに、前記基準信号源に同期したクロック信号
    を発生して前記被測定物に入力するクロック信号入力手
    段を備え、 前記電流分布測定方法が、 前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させるとと
    もに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の
    位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップを更に
    有することを特徴とする請求項41乃至請求項46のい
    ずれかに記載のプログラム。
  48. 【請求項48】 基準信号源に同期したクロック信号を
    発生して被測定物に入力するクロック信号入力手段と、
    前記クロック信号の入力に伴ない前記被測定物から発生
    する磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを備え
    た電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法を、
    コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、 前記電流分布測定方法が、 前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させるとと
    もに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の
    位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップと、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と前記基準
    信号源に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、前
    記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出ス
    テップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とするプログラム。
  49. 【請求項49】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を第1の基準信号として検出する基準信号検出手段
    と、前記被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定
    手段と、表示装置とを備えた電流分布測定装置に適用さ
    れる電流分布測定方法を、コンピュータに実行させるた
    めのプログラムにおいて、 前記電流分布測定方法が、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記基準信号検出手段により検出された第1の基準信号
    に同期する第2の基準信号を発生させるとともに、前記
    磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記第2の
    基準信号に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、
    前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出
    ステップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とするプログラム。
  50. 【請求項50】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を基準信号として検出する基準信号検出手段と、前記
    被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定手段と、
    表示装置とを備えた電流分布測定装置に適用される電流
    分布測定方法をプログラムとして記憶した、コンピュー
    タにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記電流分布測定方法が、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記基
    準信号検出手段によって検出された基準信号とに基づ
    き、前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する
    算出ステップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  51. 【請求項51】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍の複数の位置にそれぞれ配置された複数の磁界センサ
    から構成され、 前記走査ステップは、前記複数の磁界センサのうち1つ
    を順次指定し、該指定した磁界センサに、該磁界センサ
    が測定した磁界を出力させることを特徴とする請求項5
    0記載の記憶媒体。
  52. 【請求項52】 前記磁界測定手段は、前記被測定物近
    傍を移動自在な単一の磁界センサから構成され、 前記走査ステップは、前記単一の磁界センサを前記被測
    定物近傍で移動させ、前記被測定物近傍の複数の位置で
    磁界の測定を行わせ、該測定された各磁界を出力させる
    ことを特徴とする請求項50記載の記憶媒体。
  53. 【請求項53】 前記表示ステップは、前記電流ベクト
    ル分布を表示する複数の表示方法のうち1つを指定さ
    れ、該指定に従った表示方法によって前記電流ベクトル
    分布を表示することを特徴とする請求項51乃至請求項
    52のいずれかに記載の記憶媒体。
  54. 【請求項54】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の位相が連続的に変化された場合に生じる前
    記電流ベクトル分布の変化を、動画表示する表示方法で
    あることを特徴とする請求項53記載の記憶媒体。
  55. 【請求項55】 前記複数の表示方法のうち1つは、前
    記基準信号の所定の位相における前記電流ベクトル分布
    を、静止画表示する表示方法であることを特徴とする請
    求項53記載の記憶媒体。
  56. 【請求項56】 前記電流分布測定装置が基準信号源を
    備えるともに、前記基準信号源に同期したクロック信号
    を発生して前記被測定物に入力するクロック信号入力手
    段を備え、 前記電流分布測定方法が、 前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させるとと
    もに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の
    位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップを更に
    有することを特徴とする請求項50乃至請求項55のい
    ずれかに記載の記憶媒体。
  57. 【請求項57】 基準信号源に同期したクロック信号を
    発生して前記被測定物に入力するクロック信号入力手段
    と、前記クロック信号の入力に伴ない前記被測定物から
    発生する磁界を測定する磁界測定手段と、表示装置とを
    備えた電流分布測定装置に適用される電流分布測定方法
    をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み
    出し可能な記憶媒体において、 前記電流分布測定方法が、 前記クロック信号を、前記基準信号源に同期させるとと
    もに、該基準信号源に同期した測定周波数の基準信号の
    位相を連続的に変化させる基準信号制御ステップと、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記磁界測定手段によって測定された各磁界と前記基準
    信号源に同期した測定周波数の基準信号とに基づき、前
    記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出ス
    テップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  58. 【請求項58】 被測定物の任意の位置における測定信
    号を第1の基準信号として検出する基準信号検出手段
    と、前記被測定物から発生する磁界を測定する磁界測定
    手段と、表示装置とを備えた電流分布測定装置に適用さ
    れる電流分布測定方法をプログラムとして記憶した、コ
    ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記電流分布測定方法が、 前記磁界測定手段に対して、前記被測定物近傍の複数の
    位置で磁界を測定させる走査ステップと、 前記基準信号検出手段により検出された第1の基準信号
    に同期する第2の基準信号を発生させるとともに、前記
    磁界測定手段によって測定された各磁界と、前記第2の
    基準信号に同期した測定周波数の同期信号とに基づき、
    前記被測定物における電流ベクトル分布を算出する算出
    ステップと、 前記算出ステップによって算出された電流ベクトル分布
    を前記表示装置に表示させる表示ステップとを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345249A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Masato Niizoe 電流分布測定装置
JP2007085741A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Hitachi Ltd 電磁波発生源探査方法及びそれに用いる電流プローブ
CN103134971A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 上海舜宇海逸光电技术有限公司 导体电流测量装置

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