JP2002340610A - サーボ・アクチュエータ並びにその位置検出装置 - Google Patents

サーボ・アクチュエータ並びにその位置検出装置

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JP2002340610A JP2001141372A JP2001141372A JP2002340610A JP 2002340610 A JP2002340610 A JP 2002340610A JP 2001141372 A JP2001141372 A JP 2001141372A JP 2001141372 A JP2001141372 A JP 2001141372A JP 2002340610 A JP2002340610 A JP 2002340610A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動回路におけるコイル電流のスイッチング
・ノイズによる影響を受けることなく回転軸の姿勢位置
を高精度に検出する。 【解決手段】 駆動回路一体型のアクチュエータにおい
ては、アクチュエータ内部のコイルに流れるスイッチン
グ電流がアクチュエータの位置センサ信号に含まれてし
まう。本発明によればノイズと同期したサンプリングを
行う検出回路を構成することにより、アクチュエータ自
身のモータ・コイル電流のスイッチング・ノイズが発生
しても、高調波を含まない回転位置を検出することがで
きる。ノイズの影響を除外することで、振動の少ない姿
勢位置制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットや汎用組
立機器、ロボット・ハンド機器、その多の多軸制御装置
などのような多軸駆動系の機械装置に対して適用される
サーボ・アクチュエータに係り、特に、回転軸の姿勢位
置を高精度に検出することができるサーボ・アクチュエ
ータ並びにその位置検出装置に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、駆動回路を内蔵
して構成されたサーボ・アクチュエータ並びにその位置
検出装置に係り、特に、駆動回路におけるコイル電流の
スイッチング・ノイズによる影響を受けることなく回転
軸の姿勢位置を高精度に検出するサーボ・アクチュエー
タ並びにその位置検出装置に関する。
【0003】
【従来の技術】電気的若しくは磁気的な作用を用いて人
間の動作に似せた運動を行う機械装置のことを「ロボッ
ト」という。ロボットの語源は、スラブ語の"ROBO
TA(奴隷機械)"に由来すると言われている。わが国で
は、ロボットが普及し始めたのは1960年代末からで
あるが、その多くは、工場における生産作業の自動化・
無人化などを目的としたマニピュレータや搬送ロボット
などの産業用ロボット(industrial robot)であった。
【0004】アーム式ロボットのように、ある特定の場
所に植設して用いるような据置きタイプのロボットは、
部品の組立・選別作業など固定的・局所的な作業空間で
のみ活動する。これに対し、移動式のロボットは、作業
空間は非限定的であり、所定の経路上または無経路上を
自在に移動して、所定の若しくは任意の人的作業を代行
したり、ヒトやイヌあるいはその他の生命体に置き換わ
る種々の幅広いサービスを提供することができる。なか
でも脚式の移動ロボットは、クローラ式やタイヤ式のロ
ボットに比し不安定で姿勢制御や歩行制御が難しくなる
が、階段や梯子の昇降や障害物の乗り越えや、整地・不
整地の区別を問わない柔軟な歩行・走行動作を実現でき
るという点で優れている。
【0005】最近では、イヌやネコのように4足歩行の
動物の身体メカニズムやその動作を模したペット型ロボ
ット、あるいは、ヒトのような2足直立歩行を行う動物
の身体メカニズムや動作をモデルにしてデザインされた
「人間形」若しくは「人間型」と呼ばれるロボット(hu
manoid robot)など、脚式移動ロボットに関する研究開
発が進展し、実用化への期待も高まってきている。例え
ば、ソニー株式会社は、平成12年11月21日に2足
歩行を行う人間型ロボット"SDR−3X"を公表した。
【0006】この種の脚式移動ロボットは、一般に、多
数の関節自由度を備え、関節の動きをアクチュエータ・
モータで実現するようになっている。また、各モータの
回転位置、回転量などを取り出して、サーボ制御を行う
ことにより、所望の動作パターンを再現するとともに、
姿勢制御を行うようになっている。
【0007】ロボットの関節自由度を実現するためにサ
ーボ・モータを用いるのが一般的である。これは、取扱
いが容易で、小型・高トルクで、しかも応答性に優れて
いるという理由に依拠する。特に、ACサーボ・モータ
は、ブラシがなく、メンテナンス・フリーであることか
ら、無人化された作業空間で稼動することが望まれるよ
うな自動機械、例えば自由歩行を行う脚式ロボットの関
節アクチュエータなどに適用することができる。ACサ
ーボ・モータは、回転子(ロータ)側に永久磁石を、固
定子(ステータ)側にコイルを配置して、正弦波磁束分
布と正弦波電流により回転子に対して回転トルクを発生
させるようになっている。
【0008】脚式移動ロボットは一般に多数の関節で構
成されている。したがって、関節自由度を構成するサー
ボ・モータを小型且つ高性能に設計・製作しなければなら
ない。例えば、本出願人に既に譲渡されている特願平1
1−33386号明細書には、脚式移動ロボットの関節
アクチュエータとして適用することができる、ギア直結
型で且つサーボ制御系をワンチップ化してモータ・ユニ
ットに内蔵したタイプの小型ACサーボ・アクチュエー
タについて開示されている。
【0009】脚式移動ロボットのような多軸駆動系の機
械装置においては、各軸の回転位置を高精度に安定に検
出して、位置指令により正確に動作させる必要がある。
例えば、人間型ロボットのような2足直立型の脚式移動
ロボットにおいては、機体に電源を投入した直後からロ
ボットは自分の姿勢位置を自律的に確認して、安定な姿
勢位置に各軸を移動させる必要がある。
【0010】このため、各関節の回転自由度を与えるA
Cサーボ・アクチュエータにおいては、このような姿勢
位置の安定化を実現するためには、より高精度の回転位
置検出器を装備していなければならない。
【0011】しかしながら、上述したような脚式移動ロ
ボット用のサーボ・アクチュエータにおいては、駆動回
路をアクチュエータ・ユニットに内蔵して一体的に構成
されているため、位置センサ信号が駆動回路から発生す
るノイズの影響を及ぼすという問題がある。すなわち、
アクチュエータ・ユニット内では、回転子に対して磁界
を印加するために、固定子コイルに流すコイル電流がス
イッチング制御されるが、位置センサ信号にこのような
コイル電流のスイッチング・ノイズが含まれてしまう。
【0012】例えば、ノイズにより回転軸の測定精度に
誤差が生じた結果として、脚式移動ロボットは姿勢安定
性を保つことができなくなり、転倒してしまうことさえ
ある。機体が転倒すると、ロボット自身が破損する他、
機体の傍らに居る作業員の損傷や衝突物の破壊など、不
測の事態を招来する。
【0013】従来用いられてきた位置センサ構成では、
回転軸の位置を高精度に検出するには不充分であるた
め、構造的にノイズの影響を分離するためのノイズ作用
を考慮したセンサ並びに検出回路が必要になってしま
う。
【0014】しかしながら、ノイズによる影響を抑えた
位置検出器は、回路構成が複雑で、且つ高度な機械精度
が要求されるため、大型で高価な検出センサと検出回路
となってしまう。この結果、関節アクチュエータ単体で
も大型で高価なものとなり、ロボット全体としても設計
や組立が困難で装置コストが増大してしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、駆動
回路を内蔵して小型に構成された優れたサーボ・アクチ
ュエータ並びにその位置検出装置を提供することにあ
る。
【0016】本発明の更なる目的は、内蔵された駆動回
路におけるコイル電流のスイッチング・ノイズによる影
響を受けることなく回転軸の姿勢位置を高精度に検出す
ることができる、優れたサーボ・アクチュエータ並びに
その位置検出装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、回転子側に永久磁石を配置するとともに固定子側に
コイルを配置して磁束分布とコイルの通過電流によりト
ルクを発生させるタイプのサーボ・アクチュエータであ
って、前記回転子及び前記固定子を収容し、前記回転子
を所定の回転軸回りに回転可能に支持する筐体と、前記
固定子コイルの通過電流を所定周期でPWM(Pulse Wi
dth Modulation)スイッチング制御して回転子の回転を
制御する駆動制御部と、前記回転子の回転位置を検出す
る回転位置検出部と、前記駆動制御部における前記固定
子コイルの通過電流のスイッチング周期と同期して前記
回転位置検出部の出力をサンプリングするサンプリング
制御部と、を具備することを特徴とするサーボ・アクチ
ュエータである。
【0018】また、本発明の第2の側面は、回転子側に
永久磁石を配置するとともに固定子側にコイルを配置し
て磁束分布とコイルの通過電流によりトルクを発生させ
るタイプのサーボ・アクチュエータのための位置検出装
置であって、前記固定子コイルの通過電流を所定周期で
PWM(Pulse Width Modulation)スイッチング制御し
て回転子の回転を制御する駆動制御部と、前記回転子の
回転位置を検出する回転位置検出部と、前記駆動制御部
における前記固定子コイルの通過電流のスイッチング周
期と同期して前記回転位置検出部の出力をサンプリング
するサンプリング制御部と、を具備することを特徴とす
るサーボ・アクチュエータの位置検出装置である。
【0019】本発明は、例えば、脚式移動ロボットの関
節アクチュエータに適用される、駆動制御回路一体型の
サーボ・アクチュエータに適用することができる。この
種のサーボ・アクチュエータの場合、前記駆動制御部並
びに前記回転位置検出部は前記筐体内に収容されている
ので、前記回転位置検出部は、前記駆動制御部における
スイッチング・ノイズの影響を受ける程度に前記駆動制
御部に近接して配置されている。
【0020】ここで、前記回転位置検出部は、前記回転
子の一端面に前記回転軸と略同軸状に取り付けられた、
表面に正弦波着磁処理が施された回転子センサ・マグネ
ットと、前記回転子センサ・マグネットと対向する部位
に前記回転軸回りに略90度の位相差を以って配設され
た、磁束密度の大きさを検出する2個の回転位置センサ
との組み合わせで構成することができる。
【0021】駆動回路一体型のアクチュエータにおいて
は、アクチュエータ内部のコイルに流れるスイッチング
電流がアクチュエータの位置センサ信号に含まれてしま
う。すなわち、スイッチング・ノイズの発生源としての
駆動制御部の近傍に配置されているため、各回転位置セ
ンサの出力信号にはスイッチング電流がノイズとして重
畳して含まれることになる。
【0022】駆動制御部によるノイズは、このスイッチ
ング電流波形を基本成分としたノイズと、その電流変化
による回路共振により生ずるノイズとで構成される。こ
の場合、出力信号に重畳されるノイズは、PWMスイッ
チング周期にほぼ同期する周期的な信号として捉えるこ
とができる。
【0023】そこで、本発明では、前記駆動制御部にお
ける前記固定子コイルの通過電流のスイッチング周期と
同期して前記回転位置検出部の出力をサンプリングする
ように構成した。このように構成することによって、電
流スイッチング・ノイズが各回転位置センサのセンサ出
力に重畳されても、サンプリングと同じ周期の信号の大
きさはゼロになるというサンプリングの性質から、ノイ
ズが重畳されたセンサ信号からトランジスタのスイッチ
ング・ノイズの影響を除去することができる。
【0024】PWMスイッチがオンされている期間で
は、コイル電流の過渡期間に相当し、常にスイッチング
電流が変動しているので、ノイズも変動し、センサに重
畳されたノイズを除去することが比較的難しい。
【0025】これに対し、PWMスイッチのオフ期間で
は、コイル電流の過渡期間の中でも比較的安定した電流
変化が安定している。そこで、前記サンプリング制御部
は、前記駆動制御部が前記固定子コイルの通過電流をオ
フしている期間、あるいはオンする直前のタイミングに
同期させて前記回転位置検出部の出力をサンプリングす
ることにより、スイッチング・ノイズの影響を低減する
ことができる。
【0026】特に、PWMスイッチをオンにする直前に
割り当てられたデッド・バンド領域においては、PWM
スイッチをオフにすることが確保されているので、最も
ノイズが小さく安定している期間となる。すなわち、デ
ッド・バンドにおいては、センサ出力に含まれるノイズ
の成分はほぼ一定で且つ小さい。
【0027】したがって、前記サンプリング制御部は、
デッド・バンドに同期させて前記回転位置検出部の出力
をサンプリングするスイッチング・ノイズによる影響を
最も効率的に削減することができる。
【0028】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0030】図1には、本発明の実施に供されるサーボ
・アクチュエータ10の軸方向の断面構成を示してい
る。
【0031】図示の通り、サーボ・アクチュエータ10
は、所定の回転軸を持った回転子11の周囲に、例えば
3相の固定子12が円周方向に配設されている。回転子
11側に永久磁石を、固定子12側にコイルを配置し
て、コイルに正弦波電流を供給して所望の正弦波磁束分
布を形成することにより、回転子11に対して回転トル
クを印加することができる。これら回転子11及び固定
子12は、略円筒形状の筐体に収容されて、単一のサー
ボ・アクチュエータ・ユニットを構成する。そして、回
転子11は、所定の回転軸回りに回転可能となるように
支持されている。本実施形態では、固定子12は、U,
V,Wの各相からなる3相コイルで構成されており(後
述)、各相へ交流電流を流して磁界を発生させることに
より、回転子11に対してトルクを起すことができる。
また、各相へ供給する電流を制御することにより、回転
子11に付与する回転トルクを制御することができる。
【0032】サーボ・モータの小型化・高出力化を実現
するために、回転子側に磁束密度の高いマグネットを使
用する。例えば、極異方性マグネットは、磁束密度が高
いので、高出力化の点で優れている。例えば、本出願人
に既に譲渡されている特願2000−128409号明
細書には、小型化・高出力化のために回転子に極異方性
マグネットを使用したサーボ・アクチュエータについて
開示されている。
【0033】また、サーボ・モータの小型化・高出力化
を実現するために、固定子側の巻線密度を高密度化す
る。例えば、固定子に分割コア方式が採用される。分割
コア方式とは、鉄心すなわちコアをその周方向に分割す
るとともに、巻線を外部で整列状に巻き込んだ後、各鉄
心を組み立てることによって固定子を構成するものであ
り、コアへの高密度な巻線とアクチュエータの省スペー
ス化を可能にする。例えば、本出願人に既に譲渡されて
いる特願2000−281072号明細書には、固定子
にコイルを巻設するために分割コア方式を採用したサー
ボ・アクチュエータについて開示されている。
【0034】本実施形態に係るサーボ・アクチュエータ
10は、駆動回路13Aを同一筐体に内蔵した小型アク
チュエータである。図示の例では、制御回路基板13上
には、所定パターンの印刷配線が敷設されているととも
に、駆動回路13Aやその周辺回路チップが搭載されて
いる。制御回路基板13は、略円盤状に形設されてい
る。制御回路基板13の略中央には、回転子11の回転
シャフトを挿通させるための開口が穿設されている。
【0035】回転子11の制御回路基板13側の端面に
は、リング状の回転子センサ・マグネット15が取り付
けられている。このリング状の回転子センサ・マグネッ
ト15の表面は、図2に示すように正弦波着磁処理が施
されている。
【0036】リング状の回転子センサ・マグネット15
の表面は正弦波着磁されており(上述)、その磁束密度
φは回転子11の回転位置θmの関数として表される。
本実施形態では、回転子センサ・マグネット15の磁束
密度φ(θm)は下式のように表されるものとする。こ
のセンサ・マグネット15の極の位置と極数は、回転マ
グネット14と同じになっている。
【0037】
【数1】
【0038】回転子11の回転位置θmは任意に変化
し、θm=0は回転子11の回転軸の出力用マグネット
の磁極軸の原点位置と定義する。
【0039】一方、制御回路基板13の回転子11側の
表面上には、図3に示すように2個の回転位置センサ1
6A及び16Bが回転軸に対して90度の位相差を以っ
て配設されている。
【0040】回転位置センサ16A及び16Bは、磁極
軸の原点位置に磁束密度の大きさを検出する素子(ホー
ル素子)で構成される。一方の回転位置センサ16A
は、回転子センサ・マグネットが発する磁界に応じたホ
ール・センサ信号SINを出力し、他方の回転位置セン
サ16Bは同様にホール・センサ信号COSを出力す
る。これらセンサ出力としてのSIN信号及びCOS信
号は駆動回路13Aに入力される。
【0041】これらホール・センサ信号SIN及びCO
Sは、サーボ・アクチュエータ10における回転位置を
表す。すなわち、駆動回路13Aは、外部(例えば中央
コントローラ)からの位置指令を基にアクチュエータ・
モータの回転駆動のフィードバック制御を行う。例え
ば、サーボ・アクチュエータ10が脚式移動ロボットの
関節アクチュエータに適用されている場合においては、
アクチュエータ・モータのフィードバック制御は機体の
姿勢安定制御に大いに関わる。サーボ・アクチュエータ
10のサーボ構成を図14に示しておく。
【0042】これらホール・センサ信号SIN及びCO
Sはともに、回転子11の回転位置θmの関数であり、
本実施形態ではそれぞれ下式のように表される。
【0043】
【数2】
【0044】
【数3】
【0045】ここで、G0(t)は、ホール・センサの
感度係数である。tは絶対温度であり、tによりφ
0(t)並びにG0(t)は変化する。また、φ0(t)
0(t)は正の定数である。
【0046】この2つのセンサ信号SIN(θm)及び
COS(θm)から、フィードバック型トラッキング回
路によって回転位置θmを求めることができる。図4に
は、フィードバック型トラッキング回路の構成例を示し
ている。
【0047】このフィードバック型トラッキングのシス
テムの誤差関数E(θ)は、以下の式で表される。
【0048】
【数4】
【0049】この誤差関数E(θ)が安定すなわちゼロ
に収束する条件を満たせば、以下の式が成立して、θm
が求まる。
【0050】
【数5】
【0051】この場合、図4に示したフィードバック型
トラッキング回路を図5のように近似した等価回路の構
成として扱うことができる。図示のシステムの極値P
は、下式の通りとなる。
【0052】
【数6】
【0053】したがって、このシステムの安定条件は、
極の値Pが負であるように、係数K p及びKiを与えれば
よい。よって、安定条件のP<0は、Kp>0、Ki>0
となる。応答周波数は、これら係数の積Kp・Kiの平方
根により定まる。
【0054】上述のようにして得られたθXの値は温度
tに依存する係数G0(t)とφ0(t)の大きさに依存
しないで位置を検出することができる。したがって、温
度による回転位置の測定精度変化を抑制することができ
る。
【0055】ホール・センサ16A及び16Bからの各
センサ信号SIN(θm)及びCOS(θm)から回転子
11の回転位置θmを求める演算は、専用のハードウェ
ア回路、あるいはソフトウェア・プログラムの実行とい
ういずれの実装形態であっても、実現することができ
る。
【0056】図6には、ホール・センサ16A及び16
Bからの各センサ信号SIN(θm)及びCOS(θm
から回転子11の回転位置θmを求めることができるデ
ジタル回路の構成例を図解している。但し、同図におい
て、clip1及びclip2は、オーバフロー値が入
力された場合、32ビット・データ長の最大値又は再招
致により上限値、下限値を定める。また、G1の値は、
正の値であれば任意でよい。
【0057】アナログのセンサ信号SIN(θm)及び
COS(θm)は、一定周期のサンプリング期間によ
り、ゼロ・オーダ・ホールド回路ZOHにより信号が保
持され取り込まれる。このゼロ・オーダ・ホールド回路
ZOH(s)の等価式は、下式として知られている。
【0058】
【数7】
【0059】上式において、sはラプラス演算子であ
り、T0はサンプリング周期である。sをjwとして表
すことができる。また、ωs=2π/T0とすると、上
式を以下のように変形することができる。
【0060】
【数8】
【0061】つまり、上式から信号の周波数ωは、ω=
ωsの入力信号が入力された場合、ZOH(jw)=0
となることが証明されている。
【0062】また、上式から、サンプリング周期に比べ
て充分低い周波数信号が信号であれば、元の信号を再現
することができるということが知られている。
【0063】図6に示した回路構成では、センサ信号S
IN(θm)及びCOS(θm)は、サンプリング周期に
比べ充分に低い周波数であるとする。本実施形態では、
サンプリング周波数を20KHz(50μsec)とす
るとともに、各センサ信号SIN(θm)及びCOS
(θm)の最大周波数を1KHzと設定している。
【0064】このとき、各回転子センサ16A及び16
Bに図7に示したようなアナログのセンサ信号SIN
(θm)及びCOS(θm)が入力されたとすると、この
ときのデジタル回路による演算結果の出力θXdは、同図
に示した通りとなる。但し、現実のデジタル回路での出
力θXdは整数の離散値となる。
【0065】図6に示したデジタル回路による演算は、
所定のサンプリング周期内に演算を一巡するように構成
されている。すなわち、サンプリング周期(50μse
c)毎に回路出力θXdは更新するようになっている。
【0066】既に述べたように、サーボ・アクチュエー
タ10においては、固定子12に巻設されたモータ・コ
イルに電流を流すことで磁界を発生させて、マグネット
からなる回転子11に対して回転トルクを発生させる。
より具体的には、モータ・コイルには正弦波電流を供給
して、正弦波磁束分布を形成する。そして回転位置や回
転量などのセンサ出力を基にコイル電流をサーボ制御す
る。
【0067】一般に、固定子12を構成するU相,V
相,W相の各相コイルに供給するコイル電流は、スイッ
チング動作するトランジスタ素子で構成される電流制御
回路によって制御される。
【0068】図8には、本実施形態に係るサーボ・アク
チュエータ10に適用される、コイル電流供給用の電流
制御回路20の等価回路の構成例を図解している。この
ような電流制御回路20は、例えば固定子12の各相の
コイル毎に配設される。
【0069】電流制御回路20は、フルブリッジ構成で
あり、2個のトランジスタQ1及びQ2を順方向接続し
た回路と、同じく2個のトランジスタQ3及びQ4を順
方向接続した回路を電源電圧VccとグランドGNDの間
に並列接続し、さらにトランジスタQ1及びQ2の中間
点とトランジスタQ3及びQ4の中間点を固定子12の
単相コイルZ1で接続している。Z1は、U相、V相、
又はW相のうち1つを示す。それ以外の相も、図示と同
様の回路により構成される。
【0070】トランジスタQ1及びQ4をオンにすると
ともに、トランジスタQ2及びQ3をオフにすることに
よって、コイルZ1には、図示の矢印方向の電流Aが流
れる。次に、トランジスタQ2及びQ3をオフにすると
ともに、トランジスタQ1及びQ4をオフにすることに
よって、コイルZ1には、電流Aとは逆方向の電流Bが
流れる。
【0071】トランジスタQ1及びQ4をオンにすると
ともにトランジスタQ2及びQ3をオフにして電流Aを
流す期間をA領域とし、トランジスタQ2及びQ3をオ
フにするとともにトランジスタQ1及びQ4をオフにし
て電流Bを流す期間をB領域とする。
【0072】コイルZ1を流れる電流I1は、各トラン
ジスタのスイッチング制御によって決定されるスイッチ
ング電流である。スイッチング電流I1の大きさは、P
WM(Pulse Width Modulation)スイッチ、すなわちA
領域及びB領域の時間幅によって決定される。
【0073】図9及び図10には、電流制御回路20に
おける各トランジスタのPWMスイッチングとスイッチ
ング電流との関係を示している(図9にはコイル端子電
圧波形を、図10にはコイル電流波形を、それぞれ示し
ている)。但し、TonはA領域の長さで定まるパルス幅
であり、TPWMはPWMスイッチングの一定周期であ
る。例えば、Tonは30μsecであり、TPWMは50
μsecであるときに、コイルに流れる電流I1は図1
0に示す通りとなる。
【0074】一般には、PWMスイッチング信号により
コイル電流I1の大きさを制御するようになっている。
その最大電流は、パルス幅の最大量により決定される。
この最大パルス幅TonAは、電流制御回路20を構成す
る各トランジスタのオン・オフに要する過渡期間の最大
期間により決定される。すなわち、トランジスタのオン
/オフの過渡期間を考慮して、一方のトランジスタの組
Q1及びQ4と、他方のトランジスタの組Q2及びQ3
とが同時にオンにならないように、パルス幅の上限T
onAが設定されている。
【0075】PWMスイッチング周期TPWMから最大パ
ルス幅TonAを減じた残りはデッド・バンドとして確保
される。図11には、電流制御回路20のPWMスイッ
チング制御において、デッド・バンドが確保されている
様子を図解している。同図に示す例では、PWMスイッ
チング周期TPWMは50μsecであり、デッド・バン
ドとして1μsecを確保する。したがって、最大パル
ス幅TonAは49μsecとなる。
【0076】駆動回路13Aで発生するノイズは、この
ような電流制御回路におけるスイッチング電流の高調波
を含む信号を基本波形とする。この波形の周波数は、ス
イッチング周波数に依存する周期的な信号として捉える
ことができる。
【0077】本実施形態におけるサーボ・アクチュエー
タ10においては、図1に示したように、駆動回路13
Aなどのサーボ制御用の回路基板が、回転子11並びに
固定子12などのアクチュエータ本体を収容するアクチ
ュエータ・ユニットに内蔵された一体型構成である。言
い換えれば、回転子11の回転位置を検出するための回
転位置センサ16A,16Bは、ノイズ発生源としての
駆動回路13Aの近傍に配置されている。このため、回
転位置センサ16A,16Bの出力信号SIN
(θm)、COS(θm)には、電流制御回路20におけ
るスイッチング電流がノイズとして重畳して含まれるこ
とになる。
【0078】より具体的には、ノイズは、このスイッチ
ング電流波形を基本成分としたノイズと、その電流変化
による回路共振により生ずるノイズとで構成される。こ
の場合、出力信号SIN(θm)、COS(θm)に重畳
されるノイズは、PWMスイッチング周期TPWMに同期
する周期的な信号として捉えることができる。各回転位
置センサ16A,16Bのセンサ出力信号SIN
(θm)、COS(θm)にノイズが重畳されている様子
を図12に示している。
【0079】例えば、電流制御回路と回転位置センサと
を、機械的に分離した構造と電気的に絶縁して分離する
回路を装備することによって、ノイズを除去することが
できる。しかしながらこのような機械的・電気的設計を
サーボ・アクチュエータに施すと、大掛かりな装置構成
となり、アクチュエータの小型化を阻害するとともに装
置コストを増大させる結果となる。
【0080】そこで、本発明では、電流ノイズの基本周
波数である、電流制御回路のPWM信号と同期してサン
プリングするように、回転位置センサ16A,16Bを
構成することにした。このように構成することによっ
て、電流スイッチング・ノイズが各回転位置センサ16
A,16Bのセンサ出力SIN(θm)、COS(θm
に重畳されても、サンプリングと同じ周期の信号の大き
さはゼロになるというサンプリングの性質から、ノイズ
が重畳されたセンサ信号からトランジスタのスイッチン
グ・ノイズの影響を除去することができる。
【0081】ここで、図11を参照しながら考察する
と、PWMスイッチがオンされている期間に相当するA
領域は、コイル電流の過渡期間に相当し、常にスイッチ
ング電流が変動しているので、ノイズも変動し、センサ
に重畳されたノイズを除去することが比較的難しい。
【0082】これに対し、PWMスイッチのオフ期間に
相当するB領域では、コイル電流の過渡期間の中でも比
較的安定した電流変化が安定している。特に、PWMス
イッチをオンにする直前に割り当てられたデッド・バン
ド領域においては、PWMスイッチを構成するすべての
トランジスタをオフにすることが確保されているので、
最もノイズが小さく安定している期間となる。すなわ
ち、デッドバンドにおいては、センサ出力SIN
(θm)、COS(θm)に含まれるノイズの成分はほぼ
一定で且つ小さい。
【0083】したがって、回転位置センサ16A,16
Bをデッド・バンド領域と同期して同時にサンプリング
するように構成することによって、スイッチング・ノイ
ズによる影響を最も効率的に削減することができる。
【0084】真の信号に含まれたノイズの周波数成分
で、回転位置検出系の応答周波数以上の高い周波数は減
衰されるので、要求される周波数以上のノイズ成分の影
響は減衰することができる。回転位置検出系で扱う周波
数の範囲で、こうしたノイズは、上述したように一定で
あることにより、信号も一定に保つことかできる。つま
り、一定の誤差であることにより、出力は一定の誤差を
含んだ精度となる。
【0085】一般に、サーボ・モータでは、位置の信号
と同様に速度の信号を扱うことが多い。この場合には、
速度は位置の差分を用いた検出や状態オブザーバを用い
ることがある。いずれにしても、位置の差分信号は使用
される。このとき、ノイズがあっても一定のノイズであ
れば検出系への影響がないことが知られている。
【0086】本実施形態に係る回転位置検出系では、モ
ータに電流を流さない高周波ノイズが小さい状態(すな
わちBの領域でAの直前の状態)では、固定子コイルへ
の電流を流さないので、より正確な位置情報を得ること
ができる。仮に、固定子コイルに大電流が流れ、ノイズ
比率が大きくなったとしても、比率の一定性が保たれる
ので、回転位置の測定精度への悪影響を与えるような高
周波数ノイズを少なくすることができる。
【0087】図12には、各回転位置センサ16A,1
6Bのセンサ出力信号SIN(θm)、COS(θm)に
ノイズが重畳されている波形を示しているが、PWMス
イッチング周期TPWMの点線時に同期してセンサ信号を
入力することによって、スイッチング・ノイズに基因す
る誤差の影響を低減することができる。特に、高周波の
影響は大きく減衰される。勿論、ノイズによる影響はオ
フセットという形態でセンサ出力信号SIN(θm)、
COS(θm)に現れるが、オフセットによる検出系へ
の影響は小さい。
【0088】図13には、スイッチング・ノイズが重畳
された各回転位置センサ16A,16Bから、PWMス
イッチング周期TPWMに同期して同時にセンサ出力信号
SIN(θm)、COS(θm)をサンプリングする様子
を示している。同図に示す例では、デッド・バンド領域
を利用して、PWMスイッチング周期TPWMに同期して
同時にセンサ出力信号SIN(θm)、COS(θm)を
サンプリングしているものとする。
【0089】電流制御回路のスイッチング電流から生じ
るノイズを含むセンサ信号は、真のセンサ信号SIN
(θm)、COS(θm)に電流波形に相似したノイズが
ほぼ同じ大きさで重畳されるので、図13において実線
で示したような波形となる。
【0090】このとき、電流制御回路のスイッチング周
波数と同期して、ta以降でt1の直前の信号を一定周期
PWM毎に信号をサンプリングすると、図13におい
て、点C0,C1,S0,S1の各信号が得られる。
【0091】これらの点C0,C1,S0,S1の信号は、
サンプリングの性質から一定値となる。こうして得られ
た信号と、真のセンサ信号SIN(θm)、COS
(θm)の差分をNdとおとく、このNdは下式のように
表される。
【0092】
【数9】
【0093】但し、上式において、θmの時間変化に比
べサンプリング間隔TPWMは充分に短いので、C0
1、並びに、S0=S1とみなすことができる。
【0094】これまで説明したように、スイッチング・
ノイズによる信号と同期して各回転位置センサ16A,
16Bの出力をサンプリングすることによって、センサ
出力に重畳されたノイズNdを一定値として扱うことが
できる。したがって、2つのセンサ信号SIN(θm
及びCOS(θm)から回転位置θXを求めるためのフィ
ードバック型トラッキング回路を、図13に示すような
等価回路で表現することができる。
【0095】図13に示すような等価回路構成において
は、エラー関数E(θ)は、下式の通りとなる。
【0096】
【数10】
【0097】ノイズと同期してサンプリングした信号の
ノイズの大きさNdは小さくすることができ、且つ一定
であるので、検出系の収束条件により、収束する状態は
E(θ)=0となる。したがって、図14に示した等価
回路の出力θXは、以下に示す近似式によって表すこと
ができる。
【0098】
【数11】
【0099】上述したようにノイズNdは一定値とみな
すことができるので、θxは真の回転位置θmに電流制御
回路のトランジスタ・スイッチングに伴う高調波が含ま
れることがない一定のオフセットを含んだ信号となる。
また、上式[数11]から、θX=π/4、並びにθX
3π/4であるときにノイズの影響が0になる測定位置
が存在する。
【0100】以上から、ノイズNdは一定とみなすこと
ができることにより、図11に示すように、等価回路の
出力θXはノイズにより変化する連続的な曲線となる。
【0101】図15には、本実施形態に係るサーボ・ア
クチュエータにおけるサーボ制御構成を示している。
【0102】図15に示すフィードバック系では、位置
信号の招待変数とその微分信号の状態変数を扱う。この
ときに、位置信号θX又はθXdに何らかの高調波を含む
ノイズが含まれると、この系ではノイズにより振動が励
起されるという問題が発生する。
【0103】本発明によれば、サーボ・アクチュエータ
を小型で駆動回路を一体に構成して、回転位置センサと
電流制御回路を接近させても、上述したようにスイッチ
ング・ノイズの影響を低減することができる。
【0104】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0105】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
ロボットや汎用組立機器、ロボット・ハンド機器、その
多の多軸制御装置などのような多軸駆動系の機械装置に
対して適用することができる、優れたサーボ・アクチュ
エータ並びにその位置検出装置を提供することができ
る。
【0106】また、本発明によれば、駆動回路を内蔵し
て構成された優れたサーボ・アクチュエータ並びにその
位置検出装置を提供することができる。
【0107】また、本発明によれば、内蔵された駆動回
路におけるコイル電流のスイッチング・ノイズによる影
響を受けることなく回転軸の姿勢位置を高精度に検出す
ることができる、優れたサーボ・アクチュエータ並びに
その位置検出装置を提供することができる。
【0108】本発明に係るサーボ・アクチュエータによ
れば、アクチュエータ自身のモータ・コイル電流のスイ
ッチング・ノイズが発生しても、ノイズと同期したサン
プリングを行う検出回路を構成することにより、高調波
を含まない回転位置を検出することができる。また、本
発明に係る位置検出装置は小型且つ低価格で構成するこ
とができるので、サーボ・アクチュエータの小型化を阻
害することなく、且つ装置全体のコストを増大させるこ
ともない。
【0109】本発明に係るサーボ・アクチュエータを2
足直立型の脚式移動ロボットに適用した場合、ノイズの
影響を除外することができるので、振動の少ない姿勢位
置制御を実現することができる。また、サーボ・アクチ
ュエータは小型化されるので、各関節付近がアクチュエ
ータ・ユニットのために膨らむことなく、均整のとれた
容姿の整った機体を設計することができる。
【0110】一般に、サーボ・アクチュエータのフィー
ドバック制御系においては、位置の信号の微分を用いる
ことが多いため、ノイズによるオフセットの問題に比
べ、ノイズの高調波による信号が系に悪影響を与える。
本発明によれば、電流制御回路におけるトランジスタ・
スイッチングと同期したタイミングによりセンサ信号を
サンプリングすることによって、このような高調波の問
題を取り除くことができる。この結果、駆動回路を一体
化させたサーボ・アクチュエータにおいて、小型で安価
な回路により安定な制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供されるサーボ・モータ1の軸
方向の断面構成を示した図である。
【図2】回転子センサ・マグネット15の表面に正弦波
着磁処理が施されている様子を描写した図である。
【図3】制御回路基板13の回転子11側の表面上に2
個の回転位置センサ16A及び16Bが回転軸に対して
90度の位相差を以って配設されている様子を示した図
である。
【図4】2つのセンサ信号SIN(θm)及びCOS
(θm)から回転位置θmを求めるためのフィードバック
型トラッキング回路の構成例を示した図である。
【図5】図4に示したフィードバック型トラッキング回
路を近似した等価回路の構成を示した図である。
【図6】ホール・センサ16A及び16Bからの各セン
サ信号SIN(θm)及びCOS(θm)から回転子11
の回転位置θmを求めることができるデジタル回路の構
成例を示した図である。
【図7】各回転子センサ16A及び16Bにおけるアナ
ログのセンサ信号SIN(θm)及びCOS(θm)の入
力例と、その場合の図6に示したデジタル回路からの出
力θXdの関係を示したタイミング・チャートである。
【図8】本実施形態に係るサーボ・アクチュエータ10
に適用される、コイル電流供給用の電流制御回路20の
等価回路の構成例を示した図である。
【図9】電流制御回路20における各トランジスタのP
WMスイッチングとスイッチング電流との関係を示した
タイミング・チャートであり、より具体的にはコイル端
子電圧の波形を示したタイミング・チャートである。
【図10】電流制御回路20における各トランジスタの
PWMスイッチングとスイッチング電流との関係を示し
たタイミング・チャートであり、より具体的にはコイル
電流波形を示したタイミング・チャートである。
【図11】電流制御回路20における各トランジスタの
PWMスイッチングとスイッチング電流との関係を示し
たタイミング・チャートである。
【図12】各回転位置センサ16A,16Bのセンサ出
力信号SIN(θm)、COS(θm)にノイズが重畳さ
れている様子を示したタイミング・チャートである。
【図13】スイッチング・ノイズが重畳された各回転位
置センサ16A,16Bから、PWMスイッチング周期
PWMに同期して同時にセンサ出力信号SIN(θm)、
COS(θm)をサンプリングする様子を示したタイミ
ング・チャートである。
【図14】各回転位置センサ16A,16Bの出力をサ
ンプリングすることによって、センサ出力に重畳された
ノイズNdを一定値として扱うことができるフィードバ
ック型トラッキング回路の等価回路を示した図である
(駆動回路13Aの内部に実装される)。
【図15】本実施形態に係るサーボ・アクチュエータに
おけるサーボ制御構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
10…サーボ・アクチュエータ 11…回転子 12…固定子 13…制御回路基板,13A…駆動回路 14…回転マグネット 15…回転子センサ・マグネット 16A,16B…回転位置センサ 20…電流制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 DA05 DD03 EA03 GA52 GA67 KA02 KA05 LA30 2F077 AA11 AA13 CC02 JJ01 JJ08 JJ23 NN02 NN24 PP12 QQ05 TT00 5H019 BB01 BB05 BB15 BB19 BB22 CC03 EE14 5H560 AA07 BB04 BB12 DA02 DA14 DA18 DC12 GG04 UA05 XA05 XA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子側に永久磁石を配置するとともに固
    定子側にコイルを配置して磁束分布とコイルの通過電流
    によりトルクを発生させるタイプのサーボ・アクチュエ
    ータであって、 前記回転子及び前記固定子を収容し、前記回転子を所定
    の回転軸回りに回転可能に支持する筐体と、 前記固定子コイルの通過電流を所定周期でPWM(Puls
    e Width Modulation)スイッチング制御して回転子の回
    転を制御する駆動制御部と、 前記回転子の回転位置を検出する回転位置検出部と、 前記駆動制御部における前記固定子コイルの通過電流の
    スイッチング周期と同期して前記回転位置検出部の出力
    をサンプリングするサンプリング制御部と、を具備する
    ことを特徴とするサーボ・アクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記駆動制御部並びに前記回転位置検出部
    は前記筐体内に収容されており、 前記回転位置検出部は、前記駆動制御部におけるスイッ
    チング・ノイズの影響を受ける程度に前記駆動制御部に
    近接して配置されている、ことを特徴とする請求項1に
    記載のサーボ・アクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記回転位置検出部は、前記回転子の一端
    面に前記回転軸と略同軸状に取り付けられた、表面に正
    弦波着磁処理が施された回転子センサ・マグネットと、 前記回転子センサ・マグネットと対向する部位に前記回
    転軸回りに略90度の位相差を以って配設された、磁束
    密度の大きさを検出する2個の回転位置センサと、を備
    えることを特徴とする請求項1に記載のサーボ・アクチ
    ュエータ。
  4. 【請求項4】前記サンプリング制御部は、前記駆動制御
    部が前記固定子コイルの通過電流をオフしている期間に
    同期させて前記回転位置検出部の出力をサンプリングす
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のサーボ・アクチ
    ュエータ。
  5. 【請求項5】前記サンプリング制御部は、前記駆動制御
    部が前記固定子コイルの通過電流をオンする直前のタイ
    ミングに同期させて前記回転位置検出部の出力をサンプ
    リングする、ことを特徴とする請求項1に記載のサーボ
    ・アクチュエータ。
  6. 【請求項6】前記駆動制御部は前記固定子コイルの通過
    電流をオンする直前に所定期間オフ状態を維持するデッ
    ド・バンドを有し、 前記サンプリング制御部は、前記デッド・バンドに同期
    させて前記回転位置検出部の出力をサンプリングする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーボ・アクチュエ
    ータ。
  7. 【請求項7】回転子側に永久磁石を配置するとともに固
    定子側にコイルを配置して磁束分布とコイルの通過電流
    によりトルクを発生させるタイプのサーボ・アクチュエ
    ータのための位置検出装置であって、 前記固定子コイルの通過電流を所定周期でPWM(Puls
    e Width Modulation)スイッチング制御して回転子の回
    転を制御する駆動制御部と、 前記回転子の回転位置を検出する回転位置検出部と、 前記駆動制御部における前記固定子コイルの通過電流の
    スイッチング周期と同期して前記回転位置検出部の出力
    をサンプリングするサンプリング制御部と、を具備する
    ことを特徴とするサーボ・アクチュエータの位置検出装
    置。
  8. 【請求項8】前記駆動制御部並びに前記回転位置検出部
    は、前記回転子及び前記固定子を収容し前記回転子を所
    定の回転軸回りに回転可能に支持する筐体内に収容され
    ており、 前記回転位置検出部は、前記駆動制御部におけるスイッ
    チング・ノイズの影響を受ける程度に前記駆動制御部に
    近接して配置されている、ことを特徴とする請求項7に
    記載のサーボ・アクチュエータの位置検出装置。
  9. 【請求項9】前記回転位置検出部は、 前記回転子の一端面に前記回転軸と略同軸状に取り付け
    られた、表面に正弦波着磁処理が施された回転子センサ
    ・マグネットと、 前記回転子センサ・マグネットと対向する部位に前記回
    転軸回りに略90度の位相差を以って配設された、磁束
    密度の大きさを検出する2個の回転位置センサと、を備
    えることを特徴とする請求項7に記載のサーボ・アクチ
    ュエータの位置検出装置。
  10. 【請求項10】前記サンプリング制御部は、前記駆動制
    御部が前記固定子コイルの通過電流をオフしている期間
    に同期させて前記回転位置検出部の出力をサンプリング
    する、ことを特徴とする請求項7に記載のサーボ・アク
    チュエータの位置検出装置。
  11. 【請求項11】前記サンプリング制御部は、前記駆動制
    御部が前記固定子コイルの通過電流をオンする直前のタ
    イミングに同期させて前記回転位置検出部の出力をサン
    プリングする、ことを特徴とする請求項7に記載のサー
    ボ・アクチュエータの位置検出装置。
  12. 【請求項12】前記駆動制御部は前記固定子コイルの通
    過電流をオンする直前に所定期間オフ状態を維持するデ
    ッド・バンドを有し、 前記サンプリング制御部は、前記デッド・バンドに同期
    させて前記回転位置検出部の出力をサンプリングする、
    ことを特徴とする請求項7に記載のサーボ・アクチュエ
    ータの位置検出装置。
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