JP2002340290A - 排液弁を備えた気液分離器 - Google Patents
排液弁を備えた気液分離器Info
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Abstract
運び出されないようにする。 【解決手段】 上本体1と下本体2と出入口部材3と底
蓋4とでケーシングを形成し、上本体1と排気管12で
形成する環状空間13に旋回羽根14を配置する。環状
空間13の上方を入口5に、排気管12の内側の孔を出
口6に連結する。環状空間13の下方に旋回室16と排
液弁室17を形成し、両室の間に隔壁部材23を配置す
る。隔壁部材23の外周に液体通過用隙間26を形成
し、排液弁室15に排液弁としての弁フロート19を配
置する。出入口部材3に出入口部材3を貫通する操作部
材20をねじ結合する。操作部材20の下端に旋回室1
6と排液弁室17とを隔てる隔壁部材23を固定する。
操作部材20を回動して、流入してくる流体の流速が速
い場合には、隔壁部材23の位置を下方に調整し、流速
が遅い場合には、隔壁部材23の位置を上方に下方に調
整する。
Description
各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液
体をケーシング内に旋回流を起こして遠心力によって分
離し、分離した液体を排液弁によって排出する排液弁を
備えた気液分離器に関する。
ーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置
し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔
を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋
回室と該旋回室の下方に排液弁室を形成して該排液弁室
に排液弁を配置し、旋回室と排液弁室の間に隔壁部材を
配置し、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間
に液体通過用の隙間を形成したものである。この一例が
実公昭63−24318号公報に示されている。
を備えた気液分離器においては、流入してくる流体の速
度によっては、すなわち、流速が速い場合には、旋回室
の中央よりを旋回している微小な液体が隔壁部材の上面
に衝突して跳ね返る気体に再び巻き込まれて出口に運び
出されてしまう問題点があった。
体が気体に再び巻き込まれて出口に運び出されないよう
にすることである。
するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと
排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空
間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してそ
の上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋
回室の下方に排液弁室を形成して該排液弁室に排液弁を
配置し、旋回室と排液弁室の間に隔壁部材を配置し、隔
壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間に液体通過
用の隙間を形成したものにおいて、ケーシングを貫通し
て上下に変位可能に操作部材を配置し、操作部材に隔壁
部材を連結し、操作部材を外部から操作して隔壁部材の
位置を上下に可変とすることを特徴とする排液弁を備え
た気液分離器にある。
ば、流速が速い場合には、隔壁部材の位置を下方に調整
することによって、隔壁部材の上面に衝突して跳ね返る
気体の流速を低下させることができるので、旋回室の中
央よりを旋回している微小な液体が出口に運び出されて
しまうことを防ぐことができる。流速が遅い場合には、
隔壁部材の位置を上方に調整することによって、排液弁
室を広くすることができる。
明する(図1乃至図2参照)。ケーシングは上本体1に
下本体2を溶接し、上本体1に出入口部材3を溶接する
と共に下本体2に底蓋4をボルトで締結して形成する。
出入口部材3は左右に入口5と出口6を有し、入口5に
入口フランジ7を溶接し、出口6に出口フランジ8を溶
接する。底蓋4は排液口9を有し、排液口9は排液弁座
10に開けた排液弁口11から連通する。
きく形成する。上本体1の上部内面と下部内面との間の
環状の段部に、二重のほぼ円筒形状の排気管12を載
せ、排気管12を出入口部材3との間で固定する。排気
管12の外側円筒は真直ぐな形状で内側円筒よりも低く
形成する。外側円筒は省略して上本体1で兼用すること
もできる。排気管12の内側円筒は上部と下部が緩やか
に拡がった形状である。排気管12の内外円筒の間に形
成される環状空間13に、排気管12と一体に旋回羽根
14を形成する。
間13に連結し、排気管12の内側円筒の内側は上方の
出口6に連結する。上本体1の下部内面と底蓋4の内面
との間に旋回室16と、旋回室16の下方に排液弁室1
7を形成し、排液弁室17に排液弁としての中空球形の
弁フロート19を配置する。弁フロート19は液位に応
じて浮上降下して排液弁座10の排液弁口11を開閉
し、液体を排液口9から系外に排出する。
合し、プラグ18に出入口部材3を貫通する操作部材2
0をねじ結合する。操作部材20の上端にナット部21
を形成する。操作部材20と出入口部材3及びプラグ1
8との間に気密保持用のパッキング22を介在させる。
操作部材20は下端が上本体1の下端付近まで伸び、下
端に旋回室16と排液弁室17とを隔てる隔壁部材23
をナット24で固定する。隔壁部材23は円板形状で外
周に4個の突起25を有する。突起25の間の隔壁部材
23外周縁と上本体1内周壁との間に液体通過用隙間2
6を形成する。ナット部21を回動して操作部材20を
上下に変位させることにより、隔壁部材23を上下に変
位させる。
体の流速が速い場合には、隔壁部材23の位置を下方に
調整し、流速が遅い場合には、隔壁部材23の位置を上
方に下方に調整する。入口5から入った液体を含む気体
は旋回羽根14で旋回せしめられる。液体は遠心力の作
用で外側に振り出されて分離され、上本体1の内周壁に
沿って流下し、突起25の間の液体通過用隙間26を通
って排液弁室17に流入する。排液弁室17に流入した
液体は弁フロート19の浮上降下によって自動的に排液
口9から系外に排出される。排気管12の下端を通過し
た気体は排気管12の内側円筒の内側を通って出口6か
ら流出する。流速が速い場合には、隔壁部材23の位置
を下方に調整することによって、隔壁部材23の上面に
衝突して跳ね返る気体の流速を低下させることができる
ので、旋回室16の中央よりを旋回している微小な液体
が出口6に運び出されてしまうことを防ぐことができ
る。流速が遅い場合には、隔壁部材23の位置を上方に
調整することによって、排液弁室17を広くすることが
できる。
い場合には、隔壁部材の位置を下方に調整することによ
って、旋回室の中央よりを旋回している微小な液体が出
口に運び出されてしまうことを防ぐことができ、流速が
遅い場合には、隔壁部材の位置を上方に調整することに
よって、排液弁室を広くすることができると言う優れた
効果を生じる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシングと排気管で形成する環状空間
に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、
排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環
状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液弁室を形
成して該排液弁室に排液弁を配置し、旋回室と排液弁室
の間に隔壁部材を配置し、隔壁部材の外周縁とケーシン
グの内周壁との間に液体通過用の隙間を形成したものに
おいて、ケーシングを貫通して上下に変位可能に操作部
材を配置し、操作部材に隔壁部材を連結し、操作部材を
外部から操作して隔壁部材の位置を上下に可変とするこ
とを特徴とする排液弁を備えた気液分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001144580A JP4647834B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 排液弁を備えた気液分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001144580A JP4647834B2 (ja) | 2001-05-15 | 2001-05-15 | 排液弁を備えた気液分離器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4647834B2 JP4647834B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6170296A (ja) * | 1985-09-17 | 1986-04-11 | 株式会社テイエルブイ | 気水分離器を備えたドレントラツプ |
JPH01166199U (ja) * | 1988-04-26 | 1989-11-21 | ||
JPH11147014A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-06-02 | Tlv Co Ltd | 流速可変の気液分離器 |
-
2001
- 2001-05-15 JP JP2001144580A patent/JP4647834B2/ja not_active Expired - Fee Related
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