JP2003236324A - 排液弁を備えた気液分離器 - Google Patents

排液弁を備えた気液分離器

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JP2003236324A
JP2003236324A JP2002038714A JP2002038714A JP2003236324A JP 2003236324 A JP2003236324 A JP 2003236324A JP 2002038714 A JP2002038714 A JP 2002038714A JP 2002038714 A JP2002038714 A JP 2002038714A JP 2003236324 A JP2003236324 A JP 2003236324A
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JP
Japan
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drain valve
partition member
exhaust pipe
coil spring
annular space
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Pending
Application number
JP2002038714A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yokoyama
横山  武志
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小な液体が気体に再び巻き込まれて出口に
運び出されないようにする。 【解決手段】 上本体1と下本体2と出入口部材3と底
蓋4とでケーシングを形成し、上本体1と排気管12で
形成する環状空間13に旋回羽根14を配置する。環状
空間13の上方を入口5に、排気管12の内側の孔を出
口6に連結する。環状空間13の下方に旋回室16と排
液弁室17を形成し、排液弁室17に排液弁としての中
空球形の弁フロート19を配置する。排気管12の内側
円筒の下端にコイルスプリング20の上端を溶接し、コ
イルスプリング20の下端に旋回室16と排液弁室17
とを隔てる隔壁部材21を溶接する。隔壁部材21外周
縁と上本体1内周壁との間に液体通過用隙間23を形成
する。隔壁部材21は、流速が速い場合にはコイルスプ
リング20の弾性力に打勝って下方に変位し、流速が遅
い場合にはコイルスプリング20の弾性力によって上方
に変位する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気や圧縮空気や
各種ガス等の気体中に混入している復水や凝縮水等の液
体をケーシング内に旋回流を起こして遠心力によって分
離し、分離した液体を排液弁によって排出する排液弁を
備えた気液分離器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の排液弁を備えた気液分離器は、ケ
ーシングと排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置
し、環状空間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔
を通してその上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋
回室と該旋回室の下方に排液弁室を形成して該排液弁室
に排液弁を配置し、旋回室と排液弁室の間に隔壁部材を
配置し、隔壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間
に液体通過用の隙間を形成したものである。この一例が
実公昭63−24318号公報に示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の排液弁
を備えた気液分離器においては、旋回室の中央よりを旋
回している微小な液体が排気管の下端から内側の孔を通
して出口に流出する気体に再び巻き込まれて出口に運び
出されてしまう問題があった。また、流入してくる流体
の速度によっては、すなわち、流速が速い場合には、隔
壁部材の上面近くに流下した微小な液体が隔壁部材の上
面に衝突して跳ね返る気体に再び巻き込まれて出口に運
び出されてしまう問題があった。 【0004】従って、本発明の技術的課題は、微小な液
体が気体に再び巻き込まれて出口に運び出されないよう
にすることである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングと
排気管で形成する環状空間に旋回羽根を配置し、環状空
間の上方を入口に連結し、排気管の内側の孔を通してそ
の上方を出口に連結し、環状空間の下方に旋回室と該旋
回室の下方に排液弁室を形成して該排液弁室に排液弁を
配置し、旋回室と排液弁室の間に隔壁部材を配置し、隔
壁部材の外周縁とケーシングの内周壁との間に液体通過
用の隙間を形成したものにおいて、一端側を排気管に連
結したコイルスプリングの他端側に隔壁部材を連結し
て、流体の流速によって隔壁部材の位置を上下に可変と
することを特徴とする排液弁を備えた気液分離器にあ
る。 【0006】 【発明の実施の形態】上記の本発明の技術的手段によれ
ば、旋回室の中央よりを旋回している微小な液体は排気
管と隔壁部材の間に配置されたコイルスプリングに衝突
して分離され、コイルスプリングに沿って流下するの
で、気体に再び巻き込まれて出口に運び出されてしまう
ことを防ぐことができる。また、流速が速い場合には、
コイルスプリングの弾性力に打勝って隔壁部材が下方に
変位するので、隔壁部材の上面に衝突して跳ね返る気体
の流速を低下させることができ、隔壁部材の上面近くに
流下した微小な液体が気体に再び巻き込まれて出口に運
び出されてしまうことを防ぐことができる。流速が遅い
場合には、コイルスプリングの弾性力によって隔壁部材
が上方に変位するので、排液弁室を広くすることができ
る。 【0007】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1乃至図2参照)。ケーシングは上本体1に
下本体2を溶接し、上本体1に出入口部材3を溶接する
と共に下本体2に底蓋4をボルトで締結して形成する。
出入口部材3は左右に入口5と出口6を有し、入口5に
入口フランジ7を溶接し、出口6に出口フランジ8を溶
接する。底蓋4は排液口9を有し、排液口9は排液弁座
10に開けた排液弁口11から連通する。 【0008】上本体1は円筒形状で上部内面の直径を大
きく形成する。上本体1の上部内面と下部内面との間の
環状の段部に、二重のほぼ円筒形状の排気管12を載
せ、排気管12を出入口部材3との間で固定する。排気
管12の外側円筒は真直ぐな形状で内側円筒よりも低く
形成する。外側円筒は省略して上本体1で兼用すること
もできる。排気管12の内側円筒は上部が緩やかに拡が
った形状である。排気管12の内外円筒の間に形成され
る環状空間13に、排気管12と一体に旋回羽根14を
形成する。 【0009】入口4は連通孔15を通して下方の環状空
間13に連結し、排気管12の内側円筒の内側は上方の
出口6に連結する。上本体1の下部内面と底蓋4の内面
との間に旋回室16と、旋回室16の下方に排液弁室1
7を形成し、排液弁室17に排液弁としての中空球形の
弁フロート19を配置する。弁フロート19は液位に応
じて浮上降下して排液弁座10の排液弁口11を開閉
し、液体を排液口9から系外に排出する。 【0010】排気管12の内側円筒の下端にコイルスプ
リング20の上端を溶接し、コイルスプリング20の下
端に旋回室16と排液弁室17とを隔てる隔壁部材21
を溶接する。隔壁部材21は円板形状で外周に4個の突
起22を有する。突起22の間の隔壁部材21外周縁と
上本体1内周壁との間に液体通過用隙間23を形成す
る。隔壁部材21は、流速が速い場合にはコイルスプリ
ング20の弾性力に打勝って下方に変位し、流速が遅い
場合にはコイルスプリング20の弾性力によって上方に
変位する。 【0011】入口5から入った液体を含む気体は旋回羽
根14で旋回せしめられる。液体は遠心力の作用で外側
に振り出されて分離され、上本体1の内周壁に沿って流
下し、突起22の間の液体通過用隙間23を通って排液
弁室17に流入する。排液弁室17に流入した液体は弁
フロート19の浮上降下によって自動的に排液口9から
系外に排出される。排気管12の下端を通過した気体は
排気管12の内側円筒の内側を通って出口6から流出す
る。旋回室14の中央よりを旋回している微小な液体は
排気管12と隔壁部材21の間に配置されたコイルスプ
リング20に沿って流下するので、気体に再び巻き込ま
れて出口6に運び出されてしまうことを防ぐことができ
る。また、流速が速い場合には、コイルスプリング20
の弾性力に打勝って隔壁部材21が下方に変位している
ので、隔壁部材21の上面に衝突して跳ね返る気体の流
速を低下させることができ、隔壁部材21の上面近くに
流下した微小な液体が出口6に運び出されてしまうこと
を防ぐことができる。流速が遅い場合には、コイルスプ
リング20の弾性力によって隔壁部材21が上方に変位
しているので、排液弁室17を広くすることができる。 【0012】 【発明の効果】上記のように本発明によれば、旋回室の
中央よりを旋回している微小な液体はコイルスプリング
によって分離されて流下するので、気体に再び巻き込ま
れて出口に運び出されてしまうことを防ぐことができ、
流速が速い場合には、コイルスプリングの弾性力に打勝
って隔壁部材が下方に変位することによって、隔壁部材
の上面近くに流下した微小な液体が気体に再び巻き込ま
れて出口に運び出されてしまうことを防ぐことができ、
流速が遅い場合には、コイルスプリングの弾性力によっ
て隔壁部材が上方に変位することによって、排液弁室を
広くすることができるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の排液弁を備えた気液分離器の断面図。 【図2】図1のA−A断面図。 【符号の説明】 1 上本体 2 下本体 3 出入口部材 4 底蓋 5 入口 6 出口 9 排液口 10 排液弁座 11 排液弁口 12 排気管 13 環状空間 14 旋回羽根 16 旋回室 17 排液弁室 19 弁フロート 20 コイルスプリング 21 隔壁部材 22 突起 23 液体通過用隙間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケーシングと排気管で形成する環状空間
    に旋回羽根を配置し、環状空間の上方を入口に連結し、
    排気管の内側の孔を通してその上方を出口に連結し、環
    状空間の下方に旋回室と該旋回室の下方に排液弁室を形
    成して該排液弁室に排液弁を配置し、旋回室と排液弁室
    の間に隔壁部材を配置し、隔壁部材の外周縁とケーシン
    グの内周壁との間に液体通過用の隙間を形成したものに
    おいて、一端側を排気管に連結したコイルスプリングの
    他端側に隔壁部材を連結して、流体の流速によって隔壁
    部材の位置を上下に可変とすることを特徴とする排液弁
    を備えた気液分離器。
JP2002038714A 2002-02-15 2002-02-15 排液弁を備えた気液分離器 Pending JP2003236324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161427A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Tlv Co Ltd 気液分離器
CN107917303A (zh) * 2017-10-31 2018-04-17 常州大学 一种用于地面天然气输送管道的螺旋流排水装置

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