JP2002340243A - 柔軟な筒状体の骨格 - Google Patents
柔軟な筒状体の骨格Info
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- JP2002340243A JP2002340243A JP2001143462A JP2001143462A JP2002340243A JP 2002340243 A JP2002340243 A JP 2002340243A JP 2001143462 A JP2001143462 A JP 2001143462A JP 2001143462 A JP2001143462 A JP 2001143462A JP 2002340243 A JP2002340243 A JP 2002340243A
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Abstract
さ方向に伸縮性を有するたて糸5と、ホース本体4の周
方向に延びるよこ糸6とを織成してなる筒状布7に、気
密処理を施してホース本体4を形成し、当該ホース本体
4の周方向の一部にその長さ方向に沿って、そのホース
本体4の長さ方向の伸長を抑制する伸長抑制手段9を講
じ、内圧を作用させたときに螺旋状に彎曲するホース3
において、当該ホース3が螺旋状に彎曲した状態におけ
るその螺旋の軸方向に延びる複数の索体10で、隣接す
るホース同士を連結する。 【効果】 ホース3間を索体10で連結しているので、
螺旋の軸方向に引っ張ったときにピッチが索体10で規
制されて過度に伸長することがなく、筒状体12内で螺
旋状ホース2のピッチが乱れることがなく、ほゞ均一な
筒状体12を形成することができる。
Description
ときに螺旋状に彎曲するホースに関するものであって、
その螺旋の外側を筒状の布帛で覆うことにより、大口径
の柔軟な筒状体を形成する骨格に関するものである。
54号出願をしている。この出願は、螺旋状ホースに関
するものであって、内圧を作用させたときに彎曲して螺
旋状の形態を取るものである。
の螺旋の外側を筒状の布帛で覆うことにより、イベント
会場におけるアーチ型バルーンや、オイルフェンスの浮
体などの大口径の筒状体を形成することが記載されてい
る。
その出願の明細書にも記載されているように、加圧時に
は同一平面上で彎曲し、螺旋の軸方向への移動は生じ
ず、ピッチが小さくほゞ密着した螺旋を呈することとな
る。そしてその螺旋を軸方向に引っ張ることにより、ピ
ッチを拡大することができるのである。
ースの螺旋の外側を筒状の布帛で覆い、大口径の筒状体
を形成しようとした場合には、筒状の布帛の内部で布帛
との摩擦により螺旋状ホースの螺旋のピッチにばらつき
が生じ、均一な筒状体を形成することが困難となる。
あって、筒状布帛内における螺旋状ホースの螺旋のピッ
チのばらつきを防止し、全体に亙って所定のピッチの螺
旋を形成して、筒状体を均等に拡開する骨格を形成し得
る螺旋状ホースを提供することを目的とするものであ
る。
本体の長さ方向に延びてその長さ方向に伸縮性を有する
たて糸と、ホース本体の周方向に延びるよこ糸とを織成
してなる筒状織布に、気密処理を施してホース本体を形
成し、当該ホース本体の周方向の一部にその長さ方向に
沿って、そのホース本体の長さ方向の伸長を抑制する伸
長抑制手段を講じ、内圧を作用させたときに螺旋状に彎
曲するホースにおいて、当該ホースが螺旋状に彎曲した
状態におけるその螺旋の軸方向に延びる複数の索体で、
隣接するホース同士を連結したことを特徴とするもので
ある。
の前記索体の長さを調節可能とすることが好ましい。
従って説明する。図1は本発明の筒状体の骨格1を示す
ものであって、2はその骨格1における螺旋状ホースで
あり、当該螺旋状ホース2は柔軟な筒状のホース3より
なっている。
一例を示すものであって、(a)はそのホース3の一部
の斜視図であり、(b)はそのホース3の主要部の拡大
横断面図である。
該ホース本体4の長さ方向に延びる伸縮性を有するたて
糸5と、ホース本体4の周方向に延びるよこ糸6とを筒
状に織成して筒状布7を形成し、当該筒状布7の内面に
気密性の内張り8を形成して気密処理を施したものであ
る。
て、長さ方向に伸縮性を有する糸条を使用する。当該た
て糸5の伸縮性を有する素材としては、合成繊維の捲縮
加工糸や、ポリウレタン弾性糸などを使用することがで
きる。またよこ糸6としては、通常の天然繊維又は合成
繊維を使用することができ、伸縮性を有しないものを使
用するのが好ましい。
樹脂、ポリウレタン弾性体、ポリエステルエラストマー
などの柔軟な材料が使用され、これらの材料よりなるチ
ューブを筒状布7内に引き込み、内圧をかけて膨らま
せ、筒状布7の内面に接着することにより形成すること
ができる。
ャケットの内面に内張りを施すための方法が種々提案さ
れており、それらを適宜選択して内張り8を形成するこ
ともできる。
とも筒状布7の内面に形成されることが必要であるが、
筒状布7の外面にも同様のゴム又は軟質プラスチックの
皮膜を形成しても差し支えない。
の一部においてホース本体4の長さ方向に延びる、伸縮
性を有しない柔軟なテープ状物9が添着され、ホース本
体4の長さ方向の伸長を部分的に抑制されている。当該
テープ状物9としては、細幅の織物が適しており、添着
の手段としては、縫製、接着などの手段によることがで
きる。
おける内張り8の内側に添着することもできるが、図2
(b)に示すように筒状布7の内面にテープ状物9を添
着し、その内側に内張り8を形成するのが好ましい。
方法として、当該テープ状物9を筒状布7内に引き込
み、これを接着又は縫着して添着することもできるが、
テープ状物9を筒状布7の外面に接着又は縫着して添着
すると共に、その筒状布7の外面に気密性の皮膜を形成
しておき、これを適宜の方法で内外面を裏返して、前記
皮膜を内張り8とすると共に、テープ状物9を筒状布7
の内面に位置せしめることもできる。
ス本体4の外面に添着することもできるが、ホース本体
4に内圧がかかって伸長力が作用したときに、その外面
に添着したテープ状物9が剥がれる恐れがあるので、テ
ープ状物9はホース本体4の内面に添着することが好ま
しい。
に、前記螺旋状ホース2を形成するホース3における螺
旋の外側に、当該螺旋の軸方向に延びる複数の索体10
が配設され、当該索体10で隣接するホース3体同士が
連結されている。その索体10としては、柔軟な紐又は
テープが適当である。
布帛11が被せられており、螺旋状ホース2がその筒状
の布帛11を円筒状に膨らませて筒状体12を形成し、
螺旋状ホース2が筒状体12の骨格を形成する。
とよこ糸とを織成した筒状の織布に気密処理を施した構
造を有しているので、その筒状の織布により耐圧力を有
しており、且つ筒状の織布の柔軟性に基づいて不使用時
に扁平に折り畳むことが可能な構造を有している。
て、伸縮性を有する糸条が使用されているので、内圧が
かかったときにはたて糸5に張力が作用し、ホース本体
4は長さ方向に伸長すると共に、そのホース本体4の周
方向の一部において伸長が抑制されているので、内圧が
かかって張力が作用したときにも、当該伸長が抑制され
た部分は伸長することはない。
に張力が作用したときには、前記伸長が抑制された部分
は伸長せず、それ以外の部分は伸長して伸長量に差が生
じ、ホース3は伸長が抑制された部分が内側となるよう
に彎曲し、長尺のホース3の全長に亙ってその彎曲が連
続し、螺旋状を呈する。
することとなるが、螺旋は小さい力で軸方向の伸縮が可
能であるので、軸方向に引っ張ることにより自由なピッ
チの螺旋形状を得ることができるのである。
を形成するホース3が、螺旋の隣接するホース3同士が
索体10で連結されており、螺旋状ホース2を螺旋の軸
方向に引き伸ばしたときに隣接するホース3の間隔が索
体10で規制され、全体としても部分的にも、過度に引
き伸ばされることがない。
した状態で加圧し、筒状の布帛11内において螺旋状を
呈した場合においても、隣接するホース3の間隔が規制
されているため、部分的に螺旋のピッチが大幅に変動す
ることがなく、均一な筒状体を形成することができるの
である。
連結しているので、その隣接するホース3間の索体10
の長さを変えることにより、螺旋状ホース2を引き伸ば
したときに彎曲した形状とすることができる。
3が螺旋状をなしており、その螺旋において隣接するホ
ース3が二本の索体10で連結されており、図中矢印a
で示す部分はホース3間の索体10が短く、矢印bで示
す部分は索体10が長くなっており、螺旋状ホース2の
軸方向は、矢印aの部分が内側となるように彎曲してい
る。
る索体10に、当該索体10の長さを調節可能とする調
節部材13が設けられており、当該調節部材13でホー
ス3間の索体10の長さを変更することにより、螺旋状
ホース2を引き伸ばしたときに所望の経路で彎曲させる
ことができる。
その外側に筒状の布帛11を被せることにより筒状体1
2を形成し、当該筒状体12は種々の用途に使用するこ
とができる。
ベント会場において使用されるアーチ型バルーン16を
示すものである。すなわち本発明の骨格1を、請求項2
の構造により、螺旋状ホース2を引き伸ばしたときに略
半円形となるよう彎曲するように形成し、その外側に気
密性を有する略半円形の筒状の布帛11を被せ、その筒
状の布帛11の一部に空気送入口14を設けたものであ
る。
内に圧縮空気を圧入することにより、当該ホース3は螺
旋状に彎曲すると共に、当該螺旋によって筒状の布帛1
1を円筒状に押し拡げる。押し拡げられた筒状の布帛1
1内には、空気送入口14から空気が吸入されるこの状
態で空気送入口14から筒状の布帛11内にさらに空気
を送入すると、当該空気により筒状の布帛11が膨らむ
と共にアーチ状に立ち上がり、螺旋状ホース2はその筒
状の布帛11内においてほゞ均等のピッチに引き伸ばさ
れ、アーチ型バルーン16の骨格を形成する。
は、螺旋状ホース2が筒状の布帛11を膨らんだ状態に
支えているため、空気送入口14から筒状の布帛11内
への空気の送入を停止しても形状が崩れることがない。
イルフェンス17を示すものである。このオイルフェン
ス17は円筒状の浮体部18と、該浮体部18の下部に
垂下したスカート部19とよりなっており、前記浮体部
18の円筒形状を保持するために本発明の骨格1が適用
されている。
11よりなっており、当該筒状の布帛11内に本発明の
螺旋状ホース2よりなる骨格1が収容されいる。そして
内圧により螺旋状をなした螺旋状ホース2により、筒状
の布帛11は円筒状に保持されている。
ス3内を圧縮空気で加圧した場合には、そのホース3の
みで十分な浮力を確保できるので、筒状の布帛11内に
空気を封入する必要はなく、また水密性を有しなくても
よい。
2内に流体を送入して内圧を作用させたときには、テー
プ状物9などにより伸長を抑制した部分は伸長すること
なく、それ以外の部分がたて糸5の伸縮性に基づいて伸
長し、自然に彎曲して螺旋状の形状を呈する。
するホース3の間を索体10で連結しているので、螺旋
の軸方向に引っ張ったときに過度に伸長することがな
く、螺旋のピッチが索体10で規制される。
を被せて筒状体12を形成したときに、その筒状体12
内で螺旋状ホース2のピッチが乱れることがなく、ほゞ
均一な筒状体12を形成することができる。
間を連結する索体10の長さを調節することにより、骨
格1を彎曲させることができ、所望の経路で彎曲した筒
状体12を形成することができる。
(a)は一部の斜視図、(b)はその一部の拡大横断面
図である。
示す平面図
Claims (2)
- 【請求項1】 ホース本体(4)の長さ方向に延びてそ
の長さ方向に伸縮性を有するたて糸(5)と、ホース本
体(4)の周方向に延びるよこ糸(6)とを織成してな
る筒状布(7)に、気密処理を施してホース本体(4)
を形成し、当該ホース本体(4)の周方向の一部にその
長さ方向に沿って、そのホース本体(4)の長さ方向の
伸長を抑制する伸長抑制手段(9)を講じ、内圧を作用
させたときに螺旋状に彎曲するホース(3)において、
当該ホース(3)が螺旋状に彎曲した状態におけるその
螺旋の軸方向に延びる複数の索体(10)で、隣接する
ホース同士を連結したことを特徴とする、柔軟な筒状体
の骨格 - 【請求項2】 隣接するホース(3)間の前記索体(1
0)の長さを調節可能としたことを特徴とする、請求項
1に記載の柔軟な筒状体の骨格
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143462A JP4641659B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 柔軟な筒状体の骨格 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001143462A JP4641659B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 柔軟な筒状体の骨格 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002340243A true JP2002340243A (ja) | 2002-11-27 |
JP4641659B2 JP4641659B2 (ja) | 2011-03-02 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4641659B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056852A1 (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | Kikukawa Kiyoshi | 流体導入式中空孔形成チューブ及びこのチューブを用いたチューブシステム |
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-
2001
- 2001-05-14 JP JP2001143462A patent/JP4641659B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4641659B2 (ja) | 2011-03-02 |
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