JP2002340128A - 可動体の直線移動機構 - Google Patents

可動体の直線移動機構

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JP2002340128A
JP2002340128A JP2001140946A JP2001140946A JP2002340128A JP 2002340128 A JP2002340128 A JP 2002340128A JP 2001140946 A JP2001140946 A JP 2001140946A JP 2001140946 A JP2001140946 A JP 2001140946A JP 2002340128 A JP2002340128 A JP 2002340128A
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JP
Japan
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timing belt
belt
movable body
linear
moving mechanism
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JP2001140946A
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English (en)
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Atsushi Nakagawa
篤 中川
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止時の振動が抑制でき、かつ高速,静音送
りが行える可動体の直線移動機構を提供する。 【解決手段】 可動体1を、タイミングベルト2を用い
て直線方向に移動させる直線移動機構とする。可動体1
に、タイミングベルト2の歯部2aと噛み合う駆動プー
リ3を設ける。タイミングベルト2の長手方向に対して
位置固定に、タイミングベルト2の歯部2aと係脱自在
に噛み合ってタイミングベルト2を支持するベルト支持
部材4を設ける。ベルト支持部材4はラック等からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械や搬送
装置等における可動体を駆動する可動体の直線移動機構
に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】工作機械
におけるローダ等の搬送装置や、その他の各種の機器に
おいて、図4に示すように可動体51を直線移動させる
機構として、タイミングベルト52を用いたものがあ
る。タイミングベルト52は両端が固定され、可動体5
1はタイミングベルトに巻きつけ状態に噛み合う駆動プ
ーリ53およびテンションプーリ54を有している。し
かし、可動体51の移動距離が長くなると、タイミング
ベルト52が長くなり、タイミングベルト52が弾性に
よって伸縮する度合いが大きくなる。そのため、高速走
行からの停止時に振動を生じるという課題がある。この
他の直線移動機構として、図5に示すように、固定のラ
ック62に対して可動体61に設けられた駆動ピニオン
63を噛み合わせるものがある。このようなラック・ピ
ニオン形式のものは、伸縮性には問題がないが、金属材
同士の噛み合いのために騒音が生じる。
【0003】この発明の目的は、高速移動を行っても、
停止時の振動が抑制でき、かつ静音移動行える可動体の
直線移動機構を提供することである。この発明の他の目
的は、振動抑制効果を高めることである。この発明のさ
らに他の目的は、騒音防止効果を高めることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の可動体の直線
移動機構は、可動体を可撓性のタイミングベルトを用い
て直線方向に移動させる直線移動機構であって、可動体
に設けられ、タイミングベルトの可動体の歯部と噛み合
う駆動プーリと、前記タイミングベルトの長手方向に対
して位置固定に設けられ、タイミングベルトの歯部と係
脱自在に噛み合ってタイミングベルトを支持するベルト
支持部材とを設けたものである。この構成によると、停
止時に可動体の慣性でタイミングベルトを伸縮させる荷
重が作用する。しかし、タイミングベルトは歯部が位置
固定のベルト支持部材に噛み合っているため、タイミン
グベルトが長くなっても、その伸縮がベルト支持部材で
阻止され、ベルト支持部材で許容された長さ範囲だけで
伸縮が生じることになる。このため、停止時のタイミン
グベルトの伸縮による振動が抑制される。タイミングベ
ルトは可撓性の部材であるため、駆動プーリが噛み合っ
て回転することによる騒音が小さい。
【0005】この発明において、前記ベルト支持部材
は、タイミングベルトの複数の歯部と噛み合い可能なラ
ック部材で構成されたものであっても良い。このように
ベルト支持部材としてラック部材を用いると、ある程度
の長さを持ってタイミングベルトを支持できるため、1
点支持と異なり、タイミングベルトの伸縮の抑制効果が
高められ、伸縮による振動をより一層確実に防止するこ
とができる。また、ラック部材を用いると、簡単な構成
で振動抑制が実現できる。
【0006】この発明において、前記ベルト支持部材
は、タイミングベルトの長手方向に間隔を開けて複数個
設置しても良い。このように間隔を開けると、その間隔
を開けた分だけ、タイミングベルトとベルト支持部材と
が接する領域が少なくなり、摩擦も少なくなって、さら
に騒音を抑制できる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1と共
に説明する。この可動体の直線移動機構は、可動体1
を、タイミングベルト2を用いて直線方向に移動させる
機構であり、可動体1に設けられてタイミングベルト2
の歯部2aと噛み合う駆動プーリ3と、ベルト支持部材
4とを備える。タイミングベルト2は、可撓性のもので
あり、また弾性を有している。可動体1は、例えば工作
機械における送り台、または工作機械に付設されるロー
ダやその他の搬送装置における進退部材である。
【0008】可動体1は、直線状のガイド5に被案内部
材6を介して進退自在に設置されている。被案内部材6
は、ガイド5に転接する複数のガイドローラ、または直
動軸受等からなる。タイミングベルト2は、ガイド5に
沿って設けられ、両端がベルト固定部材7により固定さ
れている。駆動プーリ3は、可動体1に回転自在に設置
され、可動体1に搭載された駆動源8により回転駆動さ
れる。駆動源8はモータからなり、その駆動はベルト等
による巻き掛け式またはギヤ列等からなる伝達機構9を
介して駆動プーリ3に伝達される。駆動プーリ3は歯付
きプーリであり、タイミングベルト2は、駆動プーリ3
の半周以上に巻き掛けられた状態に噛み合う。このよう
な噛み合いが維持されるように、可動体1に、タイミン
グベルト2をその裏面に接して案内する複数のテンショ
ンプーリ10が可動体1に設けられている。駆動プーリ
3は金属製のものであるが、樹脂製のものであっても良
い。
【0009】ベルト支持部材4は、タイミングベルト2
の長手方向に対して位置固定に設けられ、タイミングベ
ルト2の歯部2aと係脱自在に噛み合ってタイミングベ
ルト2を支持するものである。ベルト支持部材4は、タ
イミングベルト2の複数の歯部2aと噛み合い可能なラ
ック部材で構成される。ベルト支持部材4の材質は、金
属製であっても樹脂材料であっても良い。また、ベルト
支持部材4は、タイミングベルト2の長手方向に間隔L
を開けて複数個設置される。この間隔Lは必ずしも一定
でなくても良いが、この例では一定の間隔としてある。
また、上記間隔Lは、所定の間隔としている。上記所定
の間隔は、可動体1の停止時の慣性に対して、タイミン
グベルト2の延びを許容できる抑えることのできる間隔
としている。
【0010】ベルト支持部材4は、弾性支持手段11に
より、タイミングベルト2に対して弾性的に押しつけ状
態に設置されている。弾性支持手段11は、ベルト支持
部材4をタイミングベルト2に対面する方向に進退自在
に支持する支持ガイド12と、ベルト支持部材4をタイ
ミングベルト2側へ押し付けるばね部材等の付勢部材1
3とで構成される。支持ガイド12は、ベルト支持部材
4の押しつけ側への最突出位置を規制するストッパ(図
示せず)を有している。
【0011】この構成によると、駆動プーリ3を回転駆
動することにより、駆動プーリ3とタイミングベルト2
との噛み合いのため、可動体1がガイド5に沿って進退
移動する。駆動プーリ3の回転を停止させて可動体1を
停止させたときに、可動体1の慣性によりタイミングベ
ルト2を伸縮させる荷重が作用する。しかし、タイミン
グベルト2は歯部2aが位置固定のベルト支持部材4に
噛み合っているため、タイミングベルト2が長くなって
も、その伸縮がベルト支持部材4で阻止され、ベルト支
持部材4で許容された長さ範囲だけで伸縮が生じること
になる。このため、停止時のタイミングベルト2の伸縮
による可動体1の振動が抑制される。したがって、可動
体1を高速走行させ、急停止させても、精度良く位置決
めすることができる。タイミングベルト2は可撓性の部
材であるため、駆動プーリ3が噛み合いながら回転する
ことによる騒音が小さい。
【0012】ベルト支持部材4はラック部材からなる
が、そのため、ある程度の長さを持ってタイミングベル
ト2を支持することができる。したがって1点支持に比
べて噛み合いが確実で外れ難く、タイミングベルト2の
伸縮の抑制効果が高められる。このため、伸縮による振
動をより一層確実に防止することができる。また、ベル
ト支持部材4としてラック部材を用いると、簡単な構成
で振動の抑制が実現できる。ベルト支持部材4は、タイ
ミングベルト2の長手方向に間隔を開けて複数個設置し
ているが、そのため、間隔を開けた分だけ、タイミング
ベルト2とベルト支持部材4とが接する領域が少なくな
り、摩擦も少なくなって、さらに騒音を低減することが
できる。
【0013】なお、上記実施形態では、ベルト支持部材
4を複数個設けたが、図2に示すように、ベルト支持部
材4Aを、タイミングベルト2の設置範囲の全長に沿っ
て設けられたラック部材としても良い。この場合、タイ
ミングベルト2の伸縮の確実な防止が行える。また、図
3に示すように、ベルト支持部材4Bとして、タイミン
グベルト2の歯部2aに噛み合う一つの突起を有する形
状のものを用いても良い。ベルト支持部材4Bは、間隔
を開けて複数用いる。また、ベルト支持部材4Bは、弾
性支持手段11により、タイミングベルト2に対して弾
性的に押しつけ状態に設置されている。このように、ベ
ルト支持部材4Bを1点でタイミングベルト2に噛み合
うものとした場合であっても、タイミングベルト2の伸
縮の防止効果を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明の可動体の直線移動機構は、可
動体を可撓性のタイミングベルトを用いて直線方向に移
動させる可動体の直線移動機構であって、可動体に設け
られ、タイミングベルトの可動体の歯部と噛み合う駆動
プーリと、前記タイミングベルトの長手方向に対して位
置固定に設けられ、タイミングベルトの歯部と係脱自在
に噛み合ってタイミングベルトを支持するベルト支持部
材とを設けたものであるため、高速送りを行っても、停
止時の振動が抑制でき、また静音送りを行うことができ
る。前記ベルト支持部材が、タイミングベルトの複数の
歯部と噛み合い可能なラック部材で構成される場合は、
構成が簡単で、かつ振動の抑制効果が高い。前記ベルト
支持部材が、タイミングベルトの長手方向に間隔を開け
て複数個設置される場合は、振動の抑制効果を高めなが
ら、より静音とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の正面図である。
【図2】この発明の他の実施形態の正面図である。
【図3】この発明のさらに他の実施形態の正面図であ
る。
【図4】従来例の正面図である。
【図5】他の従来例の正面図である。
【符号の説明】
1…可動体 2…タイミングベルト 2a…歯部 3…駆動プーリ 4,4A,4B…ベルト支持部材 5…ガイド 6…被案内部材 7…ベルト固定部材 10…テンションプーリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動体を可撓性のタイミングベルトを用
    いて直線方向に移動させる可動体の直線移動機構であっ
    て、可動体に設けられ、タイミングベルトの歯部と噛み
    合う駆動プーリと、前記タイミングベルトの長手方向に
    対して位置固定に設けられ、タイミングベルトの歯部と
    係脱自在に噛み合ってタイミングベルトを支持するベル
    ト支持部材とを設けた可動体の直線移動機構。
  2. 【請求項2】 前記ベルト支持部材は、タイミングベル
    トの複数の歯部と噛み合い可能なラック部材で構成され
    る請求項1に記載の可動体の直線移動機構。
  3. 【請求項3】 前記ベルト支持部材は、タイミングベル
    トの長手方向に間隔を開けて複数個設置される請求項1
    または請求項2に記載の可動体の直線移動機構。
JP2001140946A 2001-05-11 2001-05-11 可動体の直線移動機構 Pending JP2002340128A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020255432A1 (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 加茂精工株式会社 搬送装置
CN112441405A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 臻赏工业股份有限公司 具刚性提升的皮带移动机构

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KR102259609B1 (ko) 2019-08-28 2021-06-03 첸 사운드 인더스트리얼 씨오., 엘티디. 강성이 개선된 벨트 전송 장치

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