JP2002339653A - 門扉開閉システム - Google Patents

門扉開閉システム

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JP2002339653A
JP2002339653A JP2001141851A JP2001141851A JP2002339653A JP 2002339653 A JP2002339653 A JP 2002339653A JP 2001141851 A JP2001141851 A JP 2001141851A JP 2001141851 A JP2001141851 A JP 2001141851A JP 2002339653 A JP2002339653 A JP 2002339653A
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Japan
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gate
portable device
area
sub
unit
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JP2001141851A
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English (en)
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曜 ▲柳▼田
Akira Yanagida
Kazuyuki Oiwa
和之 大岩
Kenichi Suzuki
健市 鈴木
Masahiko Fukazawa
昌彦 深澤
Kozo Sugimoto
晃三 杉本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 門扉側に設置されるメインユニットによる受
信エリアを有効に利用して、門扉の開閉制御を行うこと
のできる門扉開閉システムを提供することが課題であ
る。 【解決手段】 メインユニット12による受信エリア内
で、且つ、携帯機6によるメインユニット12よりの送
出信号の受信エリアでないエリアが、携帯機6による受
信エリアとなるように、第1のサブユニット14、及び
第2のサブユニット16を設置する。そして、携帯機6
により、第1のサブユニット、或いは第2のサブユニッ
ト16よりの送出信号が受信された際に、該携帯機6の
受信サイクルが短くなるように設定し、携帯機6によ
り、メインユニット12よりの送出信号が受信された際
に、門扉2を開放させるべく制御する。このような構成
により、メインユニット12による受信エリア全体を有
効に利用することができ、且つ、携帯機6の消費電力を
低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門扉を自動で開閉
する門扉開閉システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、戸建住宅の門扉や、駐車場用門扉
を開閉する門扉開閉システムが提案され、実用に供され
ている。門扉開閉システムは、利用者が門扉を通過する
際に、所定のスイッチ操作を行うことにより、電動モー
タを可逆的に回転させ、門扉の開閉を行うものであり、
利用者がその都度手動操作で門扉を開閉するという面倒
な作業が割愛されるので、操作性が向上する。
【0003】更に、昨今においては、利用者が携行する
携帯機が門扉に近接した際に、これを検出して門扉を自
動開放し、携帯機が門扉から遠ざかった際に、門扉を自
動閉鎖する門扉開閉システムが提案されている。
【0004】このような門扉開閉システムでは、門扉側
に送受信機を設置し、該送受信機より周期的に送出信号
を送信する。また、携帯機は、間欠的に受信操作を実行
し、送受信機より送信された送出信号の受信が確認され
た際には、該携帯機のIDデータを含む応答信号を、門
扉側の送受信機に送信する。
【0005】そして、門扉側では、この送出信号に含ま
れるIDデータを確認し、正規のIDデータであること
が確認された際には、駆動モータを回転駆動させて門扉
を開放するべく制御する。その後、利用者が門扉を通過
し、且つ、門扉から遠ざかった場合には、門扉側の送受
信機では、携帯機より送信される応答信号が検出されな
くなるので、駆動モータを前記とは反対の方向に回転駆
動させて、門扉を閉鎖させるべく制御する。これによ
り、利用者は携帯機を携行するだけで、その他の操作手
続を必要とせずに、門扉を自動開閉することができ、よ
り一層操作性を向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来における門扉開閉システムでは、門扉側に設置さ
れる送受信機による受信エリアと比較し、携帯機におけ
る受信エリアが狭いので、送受信機と携帯機との間の双
方向通信を行うことのできる領域は、携帯機における受
信エリアに支配されてしまう。
【0007】つまり、門扉側に設置される送受信機は、
広い受信エリアを有するので、この広い受信エリア内に
携帯機が存在する場合には、携帯機からの応答信号を受
信することができるものの、携帯機は、狭い受信エリア
であるので、この狭い受信エリア内に送受信機が入るま
で、送受信機より送信される送出信号を受信することが
できない。
【0008】従って、従来における門扉開閉システムで
は、せっかく門扉側に設置される送受信機が広い受信エ
リアを有するにも関わらず、この受信エリアを有効に利
用することができないという欠点があった。
【0009】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、門扉側に設置される送受信機による広い受信エリア
を有効に利用して、門扉の開閉動作を、より利便性良く
制御することのできる門扉開閉システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、門扉側に設置された
門扉ユニットと、利用者が携行する携帯機とを有し、前
記門扉ユニットと携帯機との間でのIDデータの照合を
検出して、前記門扉の開閉を行う門扉開閉システムにお
いて、前記門扉ユニットは、前記携帯機との間でデータ
の送受信を行うメイン送受信手段、及び該メイン送受信
手段とは所定距離隔てた位置に設置され、前記携帯機へ
データを送信する1または複数個のサブ送信手段を具備
し、前記サブ送信手段は、前記メイン送受信手段による
受信領域内で、且つ、前記メイン送受信手段より出力さ
れるデータを前記携帯機が受信できない領域の、少なく
とも一部に、前記携帯機による受信を可能とするデータ
を送信可能な位置に設置されることが特徴である。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、前記携帯
機は、前記メイン送受信手段及び前記サブ送信手段から
の送信信号を受信するための間欠受信を行い、前記サブ
送信手段より送信されるデータの受信が確認された際
に、当該携帯機における間欠受信の周期が短くなるよう
に制御し、前記メイン送受信手段との間で双方向通信が
確立された際に、前記門扉ユニットを開放するべく制御
することを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記サブ送信手
段は複数個設置され、前記携帯機は、前記サブ送信手段
より送信されるデータを受信した際に、当該受信データ
を送信したサブ送信手段に応じて、前記メイン送受信手
段との双方向通信が確立された後の、前記門扉を開放す
るタイミングが異なるように制御することを特徴とす
る。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記サブ送信手
段は、2個設置され、該2個のサブ送信手段は、前記メ
イン送受信手段を挟み、前記門扉の長手方向の延長線上
の適宜箇所にそれぞれ設置されることを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記サブ送信手
段が有するアンテナは、プリントアンテナであることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に
係る門扉開閉システムの構成を示す外観図、図2は、該
門扉開閉システムを模式的に示す説明図であり、(a)
は門扉が閉鎖されている状態、(b)は門扉が開放され
ている状態をそれぞれ示している。
【0016】図1,図2に示すように、該門扉開閉シス
テム1は、間口開口部の両端に配置される門柱3a,3
bと、該門柱3a,3b間に配置され、スライド移動し
て2つの門柱3a,3b間の間口開口部を閉鎖、或いは
開放する門扉2を具備している。
【0017】更に、門柱3bには、門扉ユニット4が設
けられており、該門扉ユニット4は、送受信アンテナ1
1と連結されたメインユニット12と、第1の送信アン
テナ13と連結された第1のサブユニット14と、第2
の送信アンテナ15と連結された第2のサブユニット1
6と、を具備している。
【0018】送受信アンテナ11は、門柱3bの上方に
設置され、第1の送信アンテナ13は、門柱3aに連接
される塀7aの適所上部(門扉2の長手方向の延長線
上)に設置され、更に、第2の送信アンテナ15は、門
柱3bに連接される塀7bの適所上部(門扉2の長手方
向の延長線上)に設置されている。
【0019】メインユニット12、第1のサブユニット
14、及び第2のサブユニット16は、それぞれ、送受
信アンテナ11、第1の送信アンテナ13、及び第2の
送信アンテナ15より、互いに干渉を引き起こさないタ
イミングで送出信号を送信する。この送出信号には、当
該門扉ユニット4を特定するための門扉IDデータが付
加されている。
【0020】また、メインユニット12は、所定のタイ
ミングで、携帯機6より送信される応答信号の受信操作
を行い、携帯機6よりの門扉「開」信号を含む応答信号
が受信された際には、門扉駆動用モータ8を回転駆動さ
せて、門扉2を自動開放するように制御する。更に、携
帯機6よりの応答信号の受信が確認されなくなった場
合、或いは、門扉「閉」信号を含む応答信号が受信され
た場合には、門扉駆動用モータ8を反対方向に回転させ
て、門扉2を自動閉鎖するように制御する。
【0021】携帯機6は、予め設定した長い周期で間欠
受信を行い、メインユニット12、或いは2つのサブユ
ニット14,16より送信された送出信号が受信された
際には、間欠受信のサイクルを短い周期に変更すると共
に、該送出信号に含まれる門扉IDデータと、当該携帯
機6が有する携帯機IDデータとを照合し、これらの一
致が確認された際には、応答信号を送信する。この応答
信号には、該携帯機6が受信した送出信号の送信元の情
報(メインユニット12であるか、或いはサブユニット
14,16であるかを示す情報)が付加されている。
【0022】図3は、メインユニット12による受信可
能エリア、及び携帯機6による受信可能エリアを示す説
明図であり、同図に示すエリアA〜エリアDは、以下の
(イ)〜(ニ)に示すように設定されている。
【0023】(イ)エリアA;第1の送信アンテナ13
から送信される送出信号を、携帯機6が受信できるエリ
ア。
【0024】(ロ)エリアB;送受信アンテナ11から
送信される送出信号を、携帯機6が受信できるエリア。
【0025】(ハ)エリアC;第2の送信アンテナ15
から送信される送出信号を、携帯機6が受信できるエリ
ア。
【0026】(ニ)エリアD;携帯機6から送信される
応答信号を、送受信アンテナ11が受信できるエリア。
【0027】なお、図3に示す例では、エリアA〜エリ
アCは、全てエリアD内に含まれるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、エリアA
〜エリアCの一部がエリアDの外側に出ても良い。ま
た、エリアA〜エリアCは互いに重複する部分を有して
いないが、エリアA〜エリアCの一部が重複するような
設定とすることも可能である。
【0028】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。図4は、第1の実施形態に係る門扉開閉システム
1の、メインユニット12、及び2つのサブユニット1
4,16における処理手順を示すフローチャート、図5
は、携帯機6における処理手順を示すフローチャートで
ある。本実施形態では、携帯機6が、第1のサブユニッ
ト14、または第2のサブユニット16より送信される
送出信号の受信エリア(エリアA、エリアC)に入った
際に、当該携帯機6における間欠受信タイミングの周期
を長い周期から短い周期に変更し、メインユニット12
より送信される送出信号の受信エリア(エリアB)に入
った場合に、門扉2を開放動作させるように制御するも
のである。以下、詳細に説明する。
【0029】メインユニット12、及び2つのサブユニ
ット14,16は、所定の時間間隔で送出信号を送信す
る(図4の、ステップST1,ST1a,ST1b)。
また、このとき携帯機6では、長い受信サイクルで、間
欠受信を行う(図5の、ステップST11)。
【0030】そして、携帯機6を携行した利用者5が、
例えば、図3に示すエリアA内に入った場合には、第1
の送信アンテナ13より送信された送出信号が携帯機6
にて受信される(ステップST12でYES)。このと
き、携帯機6における受信サイクルが長く設定されてい
るか、或いは短く設定されているかが判断され、この場
合には長い受信サイクルに設定されているので(ステッ
プST13で「長」)、現在携帯機6が置かれている場
所が、エリアAまたはエリアC内であるか(ステップS
T14)、或いはエリアB内であるか(ステップST2
1)が判断される。
【0031】現時点で携帯機6は、エリアA内に置かれ
ているので(ステップST14でYES)、受信サイク
ルを短くする処理を行う。
【0032】次いで、携帯機6が図3に示したエリアB
内に置かれているかどうかが判断される(ステップST
16)。携帯機6を携行した利用者5が、門扉2に向け
て歩いている場合には、エリアAを通過した後に、エリ
アB内に入るので、携帯機6がエリアB内に存在するこ
とが確認される(ステップST16でYES)。つま
り、送受信アンテナ11より送信された送出信号が、受
信機6にて受信される。その後、携帯機6は、メインユ
ニット12へ、門扉「開」の情報を付加した応答信号を
送信する(ステップST22)。
【0033】メインユニット12では、携帯機6より送
信された応答信号の受信が確認されると(図4の、ステ
ップST2)、この応答信号に門扉「開」の情報、或い
は門扉「閉」の情報が含まれているかどうかが判断され
(ステップST3)、この場合には、門扉「開」の情報
が含まれているので(ステップST3でYES,ST4
で「開」)、門扉駆動用モータ8を動作させて、門扉2
を開放させるべく制御する(ステップST5)。
【0034】従って、携帯機6を携行した利用者5が、
門扉2に向かって歩行し、まず門扉2から離れたエリア
(エリアA、或いはエリアC)内に進入すると、携帯機
6の受信サイクルが短くなるように切り換えられ、更
に、門扉2に接近してエリアB内に進入すると、門扉2
が自動的に開放動作する。その結果、利用者5が丁度門
扉2の間口付近に到着した時に、門扉2が開放状態とな
るので、利用者5は円滑に門柱3a,3b間の間口を通
行することができる。
【0035】その後、利用者5が門扉2から遠ざかり、
エリアBの外側に出ると(図5の、ステップST13で
「短」、ST17でNO)、メインユニット12へ、門
扉「閉」の情報を付加した応答信号を送信する(ステッ
プST18)。
【0036】そして、メインユニット12で、この応答
信号が受信されると(図4の、ステップST3でYE
S,ST4で「閉」)、門扉2を自動閉鎖させるべく制
御する(ステップST6)。
【0037】その後、利用者5がエリアA或いはエリア
Cの外に出た場合には(図5の、ステップST19でN
O)、携帯機6の受信サイクルを長く設定する処理を行
う(ステップST20)。
【0038】従って、携帯機6を携行した利用者5が門
扉2から遠ざかると、自動的に門扉2が閉鎖され、且
つ、携帯機6がエリアA或いはBの外に出ると、受信サ
イクルが長くなるように設定されるのである。
【0039】図6は、上記の動作を示すタイミングチャ
ートであり、同図(a)は携帯機6の受信タイミングを
示し、(b)は、門扉「開」信号を示す。そして、同図
に示すように、携帯機6が各エリアA〜エリアCの外側
にある場合には携帯機の受信タイミングは長い周期に設
定されており、エリアA(或いはエリアC)内に進入し
た際には、受信サイクルが短い周期となるように切り換
えられる。そして、エリアB内に入った場合には、門扉
2を開放動作させる。そして、携帯機6がエリアC(或
いはエリアA)内に進入した際には、門扉2の「開」状
態を解除し(即ち、門扉2を閉鎖させ)、携帯機6がエ
リアA〜エリアCの外側に出た場合には、該携帯機6の
受信タイミングを長いサイクルに設定する。
【0040】このようにして、本実施形態に係る門扉開
閉システム1では、携帯機6がエリアA〜エリアCのい
ずれの領域にも入らない場合には、携帯機6の受信サイ
クルを長く設定することにより、該携帯機6の消費電力
を低減することができる。また、携帯機6が、エリアB
に近接するエリアA、或いはエリアC内に入った場合に
は、携帯機6の受信サイクルが短くなるので、携帯機6
がエリアBに進入した場合に、即時に対応することがで
きる。そして、実際に携帯機6がエリアB内に進入した
際には、門扉2は自動的に開放動作し、エリアB内から
外へ出た場合には、門扉2は自動的に閉鎖するので、円
滑な門扉2の開閉操作を行うことができる。
【0041】更に、上記実施形態では、携帯機6がエリ
アB内に存在するときには、該携帯機6は、短い受信サ
イクルで、受信操作を行うように構成しているが、携帯
機6がエリアB内に進入し、門扉2が開放動作中には、
携帯機6は受信操作を行う必要がないので、携帯機6が
エリアB内に進入してから所定時間(門扉が全開するま
でに所要する時間)だけ、受信操作を行わないように構
成することも可能である。この場合には、門扉2の開放
動作中における消費電力を削減することができ、より一
層消費電力の削減化を図ることができる。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。なお、システムの構成については、図1〜図3
に示した門扉開閉システム1と同一構成を有するので、
以下、図7、図8に示すフローチャートを参照しなが
ら、第2の実施形態に動作について説明する。
【0043】第2の実施形態では、携帯機6を携行した
利用者5が、エリアA側から門扉2に接近する場合と、
エリアC側から門扉2に接近する場合とのそれぞれの場
合で、門扉2を開放動作させるタイミングを変化させる
ように制御するものである。
【0044】即ち、図2に示す模式図において、利用者
5が図中左側から門扉2に接近して、門柱3a,3b間
の間口を通行する場合には、間口の左側を通行できれば
よいので(図3の距離L1)、門扉2は比較的早いタイ
ミングで開く必要がある。他方、利用者5が図中右側か
ら門扉2に接近して門柱3a,3b間の間口を通行する
場合には、間口の左側を通行する際には(図3の距離L
2)、門扉2は遅いタイミングで開くことが望ましい。
【0045】以下、フローチャートを参照しながら、詳
しく説明する。
【0046】メインユニット12、及び2つのサブユニ
ット14,16は、所定の時間間隔で送出信号を送信す
る(図7の、ステップST31,ST31a,ST31
b)。また、このとき携帯機6では予め設定されている
受信サイクルで、間欠受信を行う(図8の、ステップS
T41)。
【0047】そして、携帯機6を携行した利用者5が、
例えば、図3に示すエリアA〜エリアCのいずれかの領
域内に入った場合には、第1の送信アンテナ13、送受
信アンテナ11、或いは第2の送信アンテナ15より送
信された送出信号が携帯機6にて受信される(ステップ
ST42でYES)。次いで、該携帯機6は、メインユ
ニット12へ応答信号を送信する(ステップST4
3)。
【0048】メインユニット12では、携帯機6よりの
応答信号が受信された場合には(図7の、ステップST
32でYES)、この応答信号に基づき、該携帯機6が
エリアAにあるか(ステップST33)、エリアBにあ
るか(ステップST34)、或いはエリアCにあるか
(ステップST35)、が判断され、エリアBである場
合には最も早いタイミングBで門扉2を開放させるべく
制御する(ステップST37)。
【0049】つまり、携帯機6を携行した利用者5は、
エリアA或いはエリアC内に進入することなく、エリア
B内に入った場合であり、早いタイミングで門扉2を開
放させることにより、円滑な通行を可能とする。
【0050】また、携帯機6がエリアA内にある場合に
は、タイミングA(タイミングBよりも遅いタイミン
グ)で、門扉2を開放させるべく制御する(ステップS
T36)。更に、携帯機6がエリアC内にある場合に
は、最も遅く設定されたタイミングCで、門扉2を開放
させるべく制御する(ステップST38)。その後、一
定時間が経過したら、門扉2を閉鎖させる(ステップS
T39)。
【0051】このようにして、第2の実施形態に係る門
扉開閉システム1では、2つのサブユニット14,16
を用いることにより、携帯機6を携行した利用者5が門
扉2に接近する方向を判定し、この結果に基づいて、門
扉2を開放させるタイミングを制御しているので、利用
者5の進行方向に応じた、好適な門扉2の開閉制御を行
うことができる。
【0052】以上、本発明の門扉開閉ユニットを図示の
実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する
任意の構成のものに置き換えることができる。
【0053】例えば、上記した各実施形態では、2つの
サブユニット14,16及びこれに付随する2つの送信
アンテナ13,15を用いる例について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、3以上のサブユ
ニット及び送信アンテナ、或いは1つのサブユニット及
び送信アンテナとすることも可能である。
【0054】また、送信専用となる2つの送信アンテナ
13,15を、小型プリント基板にて構成することによ
り、見栄えを良くすることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る門扉
開閉システムでは、門扉ユニットに、1または複数個の
送信専用のサブ送信手段を設けているので、メイン送受
信手段による受信エリアのほぼ全体のエリアにて、携帯
機との間の双方向通信が可能となる。従って、メイン送
受信手段による受信エリア全体を有効に活用することが
できるようになる。
【0056】また、携帯機にて、サブ送信手段より送信
された送出信号が受信された際に、該携帯機における受
信サイクルが短くなるように設定し、その後、メイン送
受信手段より送信された送出信号が受信された場合に、
門扉を自動開放するように制御するので、携帯機の消費
電力を著しく低減することができ、且つ、円滑に門扉の
開放操作を行うことができる。
【0057】更に、携帯機を携行した利用者が門扉に接
近する方向を検知することができるので、接近する方向
に応じた適切な門扉の開放操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る門扉開閉システムの
構成を示す外観図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る門扉開閉システムを
模式的に示す説明図であり、(a)は門扉閉鎖時、
(b)は門扉開放時の様子を示す。
【図3】メインユニットによる受信エリア、及び携帯機
による受信エリアを示す説明図である。
【図4】第1の実施形態に係るメインユニット、及びサ
ブユニットにおける処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】第1の実施形態に係る携帯機における処理手順
を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態に係る携帯機の間欠受信のタイ
ミング、及び門扉の開閉状態を示すタイミングチャート
である。
【図7】第2の実施形態に係るメインユニット、及びサ
ブユニットにおける処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】第1の実施形態に係る携帯機における処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 門扉開閉システム 2 門扉 3a,3b 門柱 4 門扉ユニット 5 利用者 6 携帯機 7a,7b 塀 8 門扉駆動用モータ 11 送受信アンテナ 12 メインユニット 13 第1の送信アンテナ 14 第1のサブユニット 15 第2の送信アンテナ 16 第2のサブユニット
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 健市 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 深澤 昌彦 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 杉本 晃三 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 2E052 AA05 BA04 CA06 EA16 EB01 EC01 GA05 GB01 GD03 KA13 KA25 5K048 AA04 AA16 BA01 BA21 DA01 DB01 DC01 EA06 EA16 EB02 HA03 HA04 HA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門扉側に設置された門扉ユニットと、利
    用者が携行する携帯機とを有し、前記門扉ユニットと携
    帯機との間でのIDデータの照合を検出して、前記門扉
    の開閉を行う門扉開閉システムにおいて、 前記門扉ユニットは、前記携帯機との間でデータの送受
    信を行うメイン送受信手段、及び該メイン送受信手段と
    は所定距離隔てた位置に設置され、前記携帯機へデータ
    を送信する1または複数個のサブ送信手段を具備し、 前記サブ送信手段は、前記メイン送受信手段による受信
    領域内で、且つ、前記メイン送受信手段より出力される
    データを前記携帯機が受信できない領域の、少なくとも
    一部に、前記携帯機による受信を可能とするデータを送
    信可能な位置に設置されることを特徴とする門扉開閉シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記携帯機は、前記メイン送受信手段及
    び前記サブ送信手段からの送信信号を受信するための間
    欠受信を行い、前記サブ送信手段より送信されるデータ
    の受信が確認された際に、当該携帯機における間欠受信
    の周期が短くなるように制御し、前記メイン送受信手段
    との間で双方向通信が確立された際に、前記門扉ユニッ
    トを開放するべく制御することを特徴とする請求項1に
    記載の門扉開閉システム。
  3. 【請求項3】 前記サブ送信手段は複数個設置され、前
    記携帯機は、前記サブ送信手段より送信されるデータを
    受信した際に、当該受信データを送信したサブ送信手段
    に応じて、前記メイン送受信手段との双方向通信が確立
    された後の、前記門扉を開放するタイミングが異なるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載の門扉開閉システム。
  4. 【請求項4】 前記サブ送信手段は、2個設置され、該
    2個のサブ送信手段は、前記メイン送受信手段を挟み、
    前記門扉の長手方向の延長線上の適宜箇所にそれぞれ設
    置されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か1項に記載の門扉開閉システム。
  5. 【請求項5】 前記サブ送信手段が有するアンテナは、
    プリントアンテナであることを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれか1項に記載の門扉開閉システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206677A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Panasonic Corp システム機器の制御システム
JP2011004286A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Panasonic Electric Works Co Ltd 受信器及びそれを用いた負荷制御システム

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