JP2002338937A - 感熱性粘着剤組成物、感熱性粘着剤、これを用いた感熱性粘着剤積層体及びその製造方法 - Google Patents

感熱性粘着剤組成物、感熱性粘着剤、これを用いた感熱性粘着剤積層体及びその製造方法

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JP2002338937A
JP2002338937A JP2001152455A JP2001152455A JP2002338937A JP 2002338937 A JP2002338937 A JP 2002338937A JP 2001152455 A JP2001152455 A JP 2001152455A JP 2001152455 A JP2001152455 A JP 2001152455A JP 2002338937 A JP2002338937 A JP 2002338937A
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Japan
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heat
melting point
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solid plasticizer
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JP2001152455A
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Shin Takemoto
伸 竹本
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱性粘着剤を基材上に塗工して感熱性粘着
剤積層体を製造する際、高い接着性を長期間持続でき、
しかも耐ブロッキング性に優れる感熱性粘着剤組成物や
感熱性粘着剤を提供すること、さらには、製品の生産性
が高く、接着性と透明性の持続性に優れ、しかも長期間
保存してもブロッキングが生じない感熱性粘着剤積層体
とその製造方法を提供すること。 【解決手段】 熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤(B)
を含有する感熱性粘着剤組成物において、該固体可塑剤
(B)として、融点が100℃未満の固体リン化合物
(B1)と、融点が100℃以上の化合物(B2)とを
併用することを特徴とする感熱性粘着剤組成物、感熱性
粘着剤及びそれを用いた感熱性粘着剤積層体とその製造
方法により提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂ディレードタ
ックラベル用途に用いられる感熱性粘着剤組成物、感熱
性粘着剤、これを用いた感熱性粘着剤積層体及びその製
造方法に関し、更に詳しくは、常温では粘着性を有さ
ず、加熱によって粘着性を発現する感熱性粘着剤組成
物、感熱性粘着剤、これを用いた感熱性粘着剤積層体及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、瓶、ペットボトル等の容器に貼付
するラベルとして、ラベル基材上に粘着剤を塗工すると
同時に容器に貼付するグルーラベルや、ラベル基材上に
粘着剤及び剥離紙を順次形成した粘着ラベル等が使用さ
れている。しかし、グルーラベルは、粘着剤の粘度の管
理や粘着剤を塗工する機械の清掃等の手間を要するた
め、最近ではあまり好まれないのが実状である。また、
剥離紙を形成した粘着ラベルは、ラベルから剥がした大
量の剥離紙がゴミとして発生するため、その処分に手間
を要するとともに、資源の節減の観点からも好ましくな
い。
【0003】このような問題を解決するラベルとして、
ディレードタックラベルと称されるものが知られてい
る。ディレードタックラベルは、常温では非粘着性であ
るが加熱によって粘着性を発現する感熱性粘着剤の層を
ラベル基材上に形成したものであり、剥離紙が不要で、
しかも加熱するだけで容易に容器に貼付することができ
るという利点を有している。
【0004】ディレードタックラベルは、通常、ガラス
転移温度が0〜30℃程度のバインダー樹脂層に、固体
可塑剤の粒子と、必要に応じて粘着付与剤の粒子とを散
在させ、加熱によって固体可塑剤を溶融し、これによっ
てバインダー樹脂を可塑化して粘着性を発現させるもの
である。固体可塑剤としては、例えばジシクロヘキシル
フタレートがよく知られている(特開昭61−9479
号公報、特開平7−278521号公報、特開平7−1
45352号公報、特開平8−333565号公報な
ど)。
【0005】上述のようなディレードタックラベルは、
最近ではエマルジョン型の感熱性粘着剤を基材の裏面に
塗工した後、乾燥のための加熱工程を経て製造されるこ
とが多い。その場合の加熱温度は、粘着剤層の形成段階
でジシクロヘキシルフタレートが溶融して粘着性が発現
してしまわないように、45℃以下の低温であることが
必要とされている。しかし、このような低温の加熱で
は、加熱乾燥工程に時間を要するため、ディレードタッ
クラベルの生産性が低下してしまうという問題点があ
る。また、ディレードタックラベルでは、剥離紙を使用
していないため、重ねたまま、例えば夏場の高温下で長
期間保存すると、ジシクロヘキシルフタレートによるバ
インダー樹脂の可塑化が徐々に起こり、ラベル同士が互
いに付着する所謂ブロッキングが起こってしまう。その
ため、このようなブロッキングを防止する保冷設備が必
要となるという問題点がある。また、従来のディレード
タックラベルでは、接着強度及び透明性が短期間のうち
に消失するという問題も有している。
【0006】特開平8−325535号公報には、耐ブ
ロッキング性を向上させるため、固体可塑剤として、平
均粒子径が4μm以下のフタル酸ジシクロヘキシル(ジ
シクロヘキシルフタレート)と、融点が70℃以上であ
り平均粒子径が4〜10μmであるN−シクロヘキシル
−p−トルエンスルホンアミドなどの固体可塑剤とを併
用した感熱性粘着シートが開示されている。また、特開
平9−67551号公報には、耐ブロッキング性を高め
るため、固体可塑剤として25℃で固体のベンゼンジカ
ルボン酸エステルを2種以上用いることが提案されてい
る。さらに、耐ブロッキング性と接着性とを良好とする
ために、特開平11−286667号公報には、固体可
塑剤として融点が84℃である2,2−ビス{4−[2
−(m−メチルフェノキシ)エトキシ]フェニル}プロ
パンなどを用いることが、また、特開平10−1401
17号公報には、固体可塑剤として融点が103℃であ
る2−[5’−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)−2’−ヒドロキシフェニル]ベンゾトリアゾール
などを用いることが、提案されている。さらにまた、特
開平10−17839号公報には、耐ブロッキング性と
耐チョーキング性(粘着力の消失性)とを良好とするた
めに、固体可塑剤として融点が70〜110℃であるビ
ス型のヒンダードフェノールを用いることが提案されて
いる。
【0007】特開平9−169870号公報には、従来
の感熱性ディレードタック型粘着性熱可塑性樹脂組成物
の耐ブロッキング性と接着性とのバランスを改良するた
め、トリベンジルトリメリテートなどの結晶化遅延剤が
開示されている。しかし、これらの固体可塑剤や結晶化
遅延剤を用いても、耐ブロッキング性や、接着強度及び
透明性の持続性の点で必ずしも十分満足できる結果は得
られていない。
【0008】一方、特開2000−103969号公報
などには、接着性が高く、耐ブロッキング性に優れたも
のにするため、固体可塑剤として、特定のリン化合物を
用いた熱可塑性樹脂組成物や感熱性粘着シートが提案さ
れている。しかし、この固体可塑剤としての特定のリン
化合物は、水に対する分散性が悪くて、すなわち保存安
定性が悪くて、取扱性や品質管理上の問題があり、結果
として、熱可塑性樹脂組成物(感熱性粘着剤組成物)や
感熱性粘着剤などの耐ブロッキング性や接着強度等に悪
影響を及ぼすという問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感熱
性粘着剤を基材上に塗工して感熱性粘着剤積層体を製造
する際、よリ高い温度で加熱乾燥を行うことができると
ともに、高い接着性と透明性とを長期間持続でき、しか
も耐ブロッキング性に優れる感熱性粘着剤組成物や感熱
性粘着剤を提供することにある。本発明の他の目的は、
製品の生産性が高く、接着性と透明性の持続性に優れ、
しかも長期間保存してもブロッキングが生じない感熱性
粘着剤積層体とその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意検討した結果、固体可塑剤とし
て、融点が50〜100℃の特定リン化合物を主成分と
し、それに各種の固体可塑剤を配合した混合固体可塑剤
について実験を行ったところ、各種の固体可塑剤の中か
ら融点が100℃以上の固体可塑剤を選び、それを該特
定リン化合物と併用すると、融点降下現象により、その
混合固体可塑剤の融点がこれら固体可塑剤の単独におけ
る融点よりも低くなって、加熱時には十分に粘着性が発
現されることを見出し、さらに、感熱性粘着剤組成物
に、これら固体可塑剤を用いると、熱可塑性樹脂の可塑
化が起こり始める温度を高めることができ、すなわち、
耐ブロッキング性を良好にし、さらに、一旦溶融した固
体可塑剤の再結晶化を防止又は遅延することができ、結
果として、ラベル貼付などを行う温度では、すなわち加
熱時には、十分に粘着性が発現されるだけでなく、発現
した後では、高い接着性と透明性とを長期間保持できる
ことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0011】すなわち、本発明の第1の発明によれば、
熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤(B)を含有する感熱
性粘着剤組成物において、該固体可塑剤(B)として、
下記の化学式(1)又は(2)で表される融点が100
℃未満の固体リン化合物(B1)と、融点が100℃以
上の化合物(B2)とを併用することを特徴とする感熱
性粘着剤組成物が提供される。
【0012】
【化2】
【0013】(式中、R〜Rは、それぞれ炭化水素
基又は複素環式基を示し、Aは、2価の炭化水素基又は
複素環式基を示し、mは、0〜3の整数を示す。但し、
とRとA(m=1〜3のとき)、RとRとA
(m=1〜3のとき)、RとRとR(m=0のと
き)、RとRとRは、それぞれ2以上の基が互い
に結合してリン原子を含む環を形成していてもよい)
【0014】また、本発明の第2の発明によれば、第1
の発明において、融点が100℃以上の化合物(B2)
が、リン酸エステル系化合物(a)、フタル酸エステル
系化合物(b)、ヒンダードフェノール系化合物
(c)、トリアゾール系化合物(d)、及びハイドロキ
ノン系化合物(e)よりなる群の中から選ばれる少なく
とも1種類の化合物であることを特徴とする感熱性粘着
剤組成物が提供される。
【0015】さらに、本発明の第3の発明によれば、第
1又は2の発明において、融点が100℃未満である固
体リン化合物(B1)が、レゾルシノールビス[ジ
(2,6−ジメチルフェニル)ホスフェート]であるこ
とを特徴とする感熱性粘着剤組成物が提供される。
【0016】また、本発明の第4の発明によれば、第1
〜3のいずれかの発明において、固体可塑剤(B)の総
含有量が、熱可塑性樹脂(A)100重量部に対して3
0〜1000重量部であることを特徴とする感熱性粘着
剤組成物が提供される。
【0017】さらに、本発明の第5の発明によれば、第
1〜4のいずれかの発明において、さらに、粘着付与剤
(C)を配合してなる感熱性粘着剤組成物が提供され
る。
【0018】さらにまた、本発明の第6の発明によれ
ば、第1〜5のいずれかの発明において、熱可塑性樹脂
(A)が、水に分散した水性組成物であることを特徴と
する感熱性粘着剤組成物が提供される。
【0019】一方、本発明の第7の発明によれば、第1
〜6のいずれかの発明に記載の感熱性粘着剤組成物を用
いることを特徴とする感熱性粘着剤が提供される。
【0020】また、本発明の第8の発明によれば、基材
の少なくとも一方の面に、第7の発明に記載の感熱性粘
着剤をコーティングしてなる感熱性粘着剤積層体が提供
される。
【0021】さらに、本発明の第9の発明によれば、第
8の発明において、感熱性粘着剤積層体の形状が、テー
プ又はシートであることを特徴とする感熱性粘着剤積層
体が提供される。
【0022】また、本発明の第10の発明によれば、基
材の少なくとも一方の面に、第7の発明に記載の感熱性
粘着剤をコーティングして粘着剤層を形成することを特
徴とする感熱性粘着剤積層体の製造方法が提供される。
【0023】本発明は、上記した如く、融点が100℃
未満の固体リン化合物(B1)と、融点が100℃以上
の化合物(B2)とを併用することを特徴とする感熱性
粘着剤組成物、及び感熱性粘着剤積層体などに係るもの
であるが、その好ましい態様としては、次のものが包含
される。 (1)第1又は第2の発明において、少なくとも2種類
の化合物からなる混合固体可塑剤の融点が70〜100
℃であることを特徴とする感熱性粘着剤組成物。 (2)混合固体可塑剤の融点が70〜90℃であること
を特徴とする上記(1)の感熱性粘着剤組成物。 (3)第1又は第2の発明において、熱可塑性樹脂
(A)がアクリル系重合体であることを特徴とする上記
(1)の感熱性粘着剤組成物。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の感熱性粘着剤組成
物などについて、各項目毎に、詳細に説明する。 1.熱可塑性樹脂(A) 本発明の感熱性粘着剤組成物に用いることができる熱可
塑性樹脂(A)は、可塑化して粘着性を発現させること
ができるものであれば、特に限定されないが、例えば、
(メタ)アクリル酸エステルの単独又は共重合体、ス
チレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、酢酸ビ
ニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体、(メタ)アクリル酸エス
テル−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ス
チレン−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリ
ル酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル−(メタ)
アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体、ビニルピロリドン−(メタ)アクリル酸エステル
共重合体、スチレン−ブタジエン−(メタ)アクリル酸
共重合体などの(メタ)アクリル酸又はそのエステルを
単量体として含むアクリル系重合体;酢酸ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの酢酸ビニルを
単量体として含む酢酸ビニル系重合体;スチレン−ブ
タジエン共重合体、イソブチレン樹脂、イソブチレン−
イソプレン共重合体、ブタジエン樹脂、スチレン−イソ
プレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体などの合成ゴム;天然ゴム;その他、エチレン−
塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、ビニルビロリドン−スチレン共重合体、塩素化プ
ロピレン樹脂、ウレタン樹脂、エチルセルロースなどが
挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、単独で用いても
よく、2種以上を併用してもよい。
【0025】好ましい熱可塑性樹脂には、アクリル系重
合体[例えば、(メタ)アクリル酸エステルを単量体と
して含むアクリル系共重合体]、酢酸ビニル系重合体、
合成ゴム、天然ゴムなどが挙げられる。アクリル系重合
体の中でも、特に、アクリル酸エステル−メタクリル酸
エステル共重合体(例えば、アクリル酸C2−10アル
キルエステル−メタクリル酸C1−4アルキルエステル
共重合体)、アクリル酸エステル−メタクリル酸エステ
ル−(メタ)アクリル酸共重合体(例えば、アクリル酸
2−10アルキルエステル−メタクリル酸C1−4
ルキルエステル−(メタ)アクリル酸共重合体)、アク
リル酸エステル−スチレン−(メタ)アクリル酸共重合
体(例えば、アクリル酸C2−10アルキルエステル−
スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体)等のアクリル
酸エステル(例えば、アクリル酸C2−10アルキルエ
ステル)とメタクリル酸エステル(例えば、メタクリル
酸C1−4アルキルエステル)又はスチレンとをコモノ
マーとして含むアクリル系共重合体などが好ましい。
【0026】熱可塑性樹脂のガラス転移温度(Tg)
は、被着物の種類等を考慮し、感熱性粘着テープ又は感
熱性粘着シートなどとした場合の接着性及び耐ブロッキ
ング性を損なわない範囲で適宜選択でき、通常、−10
〜70℃程度であり、好ましくは0〜30℃程度であ
る。ガラス転移温度が−10℃未満の場合には、耐ブロ
ッキング性が低下しやすい。一方、ガラス転移温度が高
すぎると、接着性が低下しやすくなる。
【0027】2.固体可塑剤(B) 本発明において使用する固体可塑剤(B)とは、融点が
100℃未満の固体リン化合物(B1)と、融点が10
0℃以上の化合物(B2)との配合物である。
【0028】2.1 融点が100℃未満の固体リン化
合物(B1) 本発明において使用する融点が100℃未満の固体リン
化合物(B1)とは、下記の化学式(1)又は(2)で
表されるものである。
【0029】
【化3】
【0030】(式中、R〜Rは、それぞれ炭化水素
基又は複素環式基を示し、Aは、2価の炭化水素基又は
複素環式基を示し、mは、0〜3の整数を示す。但し、
とRとA(m=1〜3のとき)、RとRとA
(m=1〜3のとき)、RとRとR(m=0のと
き)、RとRとRは、それぞれ2以上の基が互い
に結合してリン原子を含む環を形成していてもよい。) 上記の化学式(1)で表されるリン化合物の具体例とし
ては、例えば、1,4シクロヘキサンメタノールビス
(ジフェニルホスフェート)(融点:97℃)、レゾル
シノールビス[ジ(2,6−ジメチルフェニル)ホスフ
ェート](融点:95℃)、トリ(4−メチルフェニ
ル)ホスフェート)(融点:78℃)、トリフェノキシ
ホスフェート(融点:65℃)、トリベンジルホスフェ
ート(融点:65℃)等が挙げられ、特にレゾルシノー
ルビス[ジ(2,6−ジメチルフェニル)ホスフェー
ト](融点:95℃)が好ましい。上記の化学式(2)
で表されるリン化合物の具体例としては、例えば、トリ
メチルホスフィンオキシド(融点:50℃)、トリエチ
ルホスフィンオキシド(融点:50℃)、ジペンチルホ
スフィン酸(融点:68.5℃)、レゾルシノールビス
[ジ(2,6−ジメチルフェニル)ホスフェート](融
点:95℃)等が挙げられる。
【0031】2.2 融点が100℃以上の化合物(B
2) 本発明において使用する融点が100℃以上の化合物
(B2)とは、リン酸エステル系化合物(a)、フタル
酸エステル系化合物(b)、ヒンダードフェノール系化
合物(c)、トリアゾール系化合物(d)、及びハイド
ロキノン系化合物(e)よりなる群の中から選ばれる少
なくとも1種類の化合物である。
【0032】(1)リン酸エステル系化合物(a) 本発明においては、特定の固体可塑剤(B2)の一つと
して、融点が100℃以上である、下記一般式(1)又
は(2)で表されるリン酸エステル系化合物(a)が用
いられる。尚、3価の亜リン酸エステル系化合物など
は、他の化合物と混合し、感熱した場合に、融解するだ
けでなく、酸化物に変換してしまい、不適切な物質にな
るために、本発明では用いない。
【0033】
【化4】
【0034】(式中、R〜Rは、それぞれ炭化水素
基又は複素環式基を示し、Aは、2価の炭化水素基又は
複素環式基を示し、mは、0〜3の整数を示す。但し、
とRとA(m=1〜3のとき)、RとRとA
(m=1〜3のとき)、RとRとR(m=0のと
き)、RとRとRは、それぞれ2以上の基が互い
に結合してリン原子を含む環を形成していてもよい)
【0035】上記のリン酸エステル系化合物(a)の具
体的なものとしては、例えば、下記構造式(3)で表さ
れる化合物(フェニルペンタエリスリトールホスフェー
ト)(融点103℃)や、3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエ
ステル(融点120℃)(ヒンダードフェノール系化合
物にも相当する)などが挙げられる。
【0036】
【化5】
【0037】(2)フタル酸エステル系化合物(b) 本発明においては、特定の固体可塑剤(B2)の一つと
して、融点が100℃以上であるフタル酸エステル系化
合物(b)も用いられる。フタル酸エステル類は、ディ
レードタック用の固体可塑剤として、ジシクロヘキシル
フタレート(融点61℃)などが従来から用いられてき
たが、本発明では、前記したように、融点が100℃以
上のものを用いる。
【0038】そのようなフタル酸エステル系化合物の具
体的なものとしては、例えば、フタル酸ジメントール
(融点134℃)、フタル酸ジボルニル(融点136
℃)、テレフタル酸ビス(cis−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキシル)(融点133℃)、ジ2−フェノ
キシエチルテレフタレート(融点114℃)、及びジメ
チルテレフタレート(融点141℃)、などが挙げられ
る。
【0039】(3)ヒンダードフェノール系化合物
(c) 次に、本発明においては、融点が100℃以上であるヒ
ンダードフェノール系化合物(c)も、固体可塑剤(B
2)の一つとして用いられる。ヒンダードフェノール系
化合物の具体的なものとしては、例えば、N,N’−ヘ
キサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナマミド)(融点156℃)、4,
4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)(融点208℃)、1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)
ブタン(融点185℃)、テトラキス[メチレン−3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン(融点110℃)、1,6
−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](融
点106℃)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル(融
点120℃)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−
t−ブチルフェノール)(融点127℃)、4,4’−
チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)
(融点128℃)、2,2’−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)(融点130℃)、
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチル
フェノール)(融点130℃)、2,4,6−トリ−t
−ブチルフェノール(融点131℃)、及び4−ヒドロ
オキシ−メチル−2,6−ジ−t−ブチルフェノール
(融点140℃)などが挙げられる。
【0040】(4)トリアゾール系化合物(d) 本発明においては、特定の固体可塑剤(B2)の一つと
して、融点が100℃以上であるトリアゾール系化合物
(d)も用いることができる。そのようなトリアゾール
系化合物(d)の具体的なものとしては、例えば、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール(融点154℃)、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(融点156
℃)、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3
−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)フェノール](融点195℃)、2−
(2’−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール(融点104℃)、2−[2’−ヒドロ
キシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)
フェニル]ベンゾトリアゾール(融点139℃)、及び
2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(融点
140℃)などが挙げられる。
【0041】(5)ハイドロキノン系化合物(e) 本発明においては、特定の固体可塑剤(B2)の一つと
して、融点が100℃以上であるハイドロキノン系化合
物(d)も用いることができる。そのようなハイドロキ
ノン系化合物(d)の具体的なものとしては、例えば、
ハイドロキノンジアセテート(融点123℃)、トリメ
チルハイドロキノンジアセテート(融点109℃)、及
び3,4,5−トリメチルカテコールジアセテート(融
点120℃)、などが挙げられる。
【0042】2.3 混合固体可塑剤の併用割合 本発明においては、融点が100℃未満の固体リン化合
物(B1)と、融点が100℃以上の化合物(B2)と
の併用割合は、用いられる感熱性粘着剤組成物が実用的
な温度、例えば120℃以下で熱活性化し、粘着性を発
現させることができるように、混合固体可塑剤の融点
が、例えば、70〜100℃、好ましくは70〜90℃
となるように、適宜、選択される。
【0043】2.4 熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤
(B)との配合割合 また、本発明において、固体可塑剤(B)(但し、固形
分として)の総含有量は、熱可塑性樹脂(A)100重
量部に対して、例えば30〜1000重量部、好ましく
は100〜1000重量部、さらに好ましくは150〜
900重量部、特に200〜800重量部程度である。
固体可塑剤の含有量が30重量部より少ないと、加熱時
に十分な粘着性が発現しない場合が生じ、また、100
0重量部よリ多いと、凝集力が低下し十分な接着強度が
発現しないことがある。
【0044】本発明者らのディレードタックラベルに代
表されるディレードタック粘着性発現機構を考察した結
果、本発明の感熱性粘着剤組成物は、用いる固体可塑剤
を、上記の固体可塑剤(B1)と固体可塑剤(B2)と
を併用しているので、粘着性を発現する温度が高く、ラ
ベルの貼付温度では溶融して容易に可塑化されるだけで
なく、固体可塑剤の再結晶化が遅延され、接着性が長期
に亘って持続する。
【0045】3.粘着付与剤(C) 本発明の感熱性粘着剤組成物は、バインダー樹脂として
の熱可塑性樹脂(A)と、固体可塑剤(B)とを主成分
として配合し、該固体可塑剤(B)として、上記の固体
可塑剤(B1)と固体可塑剤(B2)とを併用するもの
であるが、さらに、必要に応じて粘着付与剤(C)を含
有するものである。前述したように、バインダー樹脂と
しての熱可塑性樹脂に、固体可塑剤と、必要に応じて粘
着付与剤とを散在させ、加熱によって固体可塑剤を溶融
し、これによってバインダー樹脂を可塑化して粘着性を
発現させることができる。
【0046】使用することができる粘着付与剤として
は、例えば、テルペン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族
系石油樹脂、クマロン−インデン樹脂、スチレン系樹
脂、フェノール樹脂、テルペン−フェノール樹脂、ロジ
ン誘導体(ロジン、重合ロジン、水添ロジン及びそれら
のグリセリン、ペンタエリスリトール等とのエステル、
樹脂酸ダイマー等)、キシレン樹脂等の樹脂類を挙げる
ことができる。これらの粘着付与剤は、2種以上併用し
てもよい。
【0047】粘着付与剤(C)の含有量は、特に限定さ
れるものではないが、熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤
(B)との組合せに応じて適宜選択でき、通常、熱可塑
性樹脂(A)100重量部に対して10〜600重量部
程度であり、20〜500重量部程度が好ましい。
【0048】4.その他の添加剤 本発明の感熱性粘着剤組成物には、上記粘着付与剤
(C)の他に、特性を損なわない範囲で慣用の添加剤、
例えば、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、滑剤、安定剤
(酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤等)、帯電防止
剤、ブロッキング防止剤(無機粒子、有機粒子等)など
を添加してもよい。
【0049】5.感熱性粘着剤(感熱性粘着剤層) 本発明の感熱性粘着剤組成物は、基材の少なくとも一方
の面に、感熱性粘着剤層を形成(塗工、積層)すること
により、感熱性粘着剤積層体である感熱性粘着テープ又
は粘着シート等が得られる。すなわち、感熱性粘着剤層
は、上記の熱可塑性樹脂(A)、固体可塑剤(B)、及
び、更に所望により、粘着付与剤(C)や他の添加剤を
含有する感熱性粘着剤組成物を、基材上に塗工(コーテ
ィング)することにより形成できる。例えば、熱可塑性
樹脂が水に分散している水性組成物を塗工したり、感熱
性粘着剤組成物を有機溶剤に溶解させて塗工したり、或
いは感熱性粘着剤組成物を加熱溶融して塗工することに
より感熱性粘着剤層を形成できる。これらの中でも、熱
可塑性樹脂が水に分散している水性組成物を塗工する方
法が好ましい。
【0050】感熱性粘着剤組成物の分散に用いることが
できる分散剤としては、特に限定されるものではなく、
従来よリ公知のアニオン(陰イオン)系、ノニオン(非
イオン)系分散剤等の何れをも使用することができる。
アニオン系分散剤としては、カルボン酸塩、硫酸エステ
ル塩、スルホン酸塩、リン酸エステル塩等を挙げること
ができ、これらの中でもカルボン酸アンモニウム塩が好
ましい。ノニオン系分散剤としては、ポリエチレングリ
コール型のもの、多価アルコール型のものなどを挙げる
ことができる。
【0051】水性組成物の調製法も、従来より公知の各
種の方法を採用することができる。例えば、調製法とし
て、本発明の感熱性粘着剤組成物を構成する各成分を予
め混合した後に水に分散させる方法、熱可塑性樹脂エマ
ルジョン又は粘着付与剤エマルジョンに、固体可塑剤水
分散液や併用する固体可塑剤を分散させた後にこれらの
エマルジョンを混合する方法、固体可塑剤水分散液や併
用する固体可塑剤を水に分散させておき、この分散液に
熱可塑性樹脂エマルジョン及び粘着付与剤エマルジョン
を混合する方法等が挙げられる。固体可塑剤をエマルジ
ョン又は水に分散させる方法としては、固体可塑剤水分
散液を用いる方法、溶融させた固体可塑剤を分散させる
方法、固体可塑剤を微粉末にしながら分散させる方法、
及び微粉末にした固体可塑剤を分散させる方法等を例示
することができる。
【0052】なお、熱可塑性樹脂エマルジョンは、乳化
重合により調製してもよく、また、乳化重合以外の方法
により重合体を得た後、必要に応じて添加剤を用いるこ
とによりエマルジョン化して調製してもよい。例えば、
水溶性の有機溶剤(例えば、イソプロピルアルコールな
どのアルコールなど)の存在下で重合した重合体を含む
有機溶液に添加剤(例えば、乳化剤、pH調整剤、酸な
ど)を添加した後、水を添加してエマルジョン化し、そ
の後、有機溶剤を除去することにより熱可塑性樹脂エマ
ルジョンを調製することができる。
【0053】水性組成物中の固体可塑剤の平均粒子径
は、好ましくは0.5〜20μm程度であり、さらに好
ましくは1〜15μm程度である。平均粒子径が0.5
μmよリ小さいと耐ブロッキング性が低下したり、粉砕
に時間を要して生産性が低下するおそれがある。平均粒
子径が20μmを超えると塗工面がざらつき、ラベルと
したときの品質が低下するおそれがある。
【0054】感熱性粘着剤組成物の塗工(コーティン
グ)方法としては、例えばロールコーター、エヤナイフ
コーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコ
ーター、コンマコーター、グラビアコーター、シルクス
クリーンコーター等を用いた方法を挙げることができ
る。感熱性粘着剤層は、グラビア印刷機などを用いた印
刷により形成することもできる。感熱性粘着剤層の厚み
は、例えば4〜20μm、好ましくは5〜15μmであ
る。
【0055】6.基材 本発明における基材は、特に限定されず、紙、塗工紙、
プラスチックシート又はフィルム、ガラス等を挙げるこ
とができ、好ましくは透明なプラスチックシート又はフ
ィルムである。プラスチックシート又はフィルムを構成
するポリマーとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリスチレ
ン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリアルキレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート
等のポリアルキレンナフタレート等)、ポリカーボネー
ト、ポリアミド(ポリアミド6、ポリアミド6/6、ポ
リアミド6/10、ポリアミド6/12等)、ポリエス
テルアミド、ポリエーテル、ポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリエーテルエステル等が挙げられ、更にこれら
の共重合体、ブレンド物、架橋物を用いてもよい。基材
は単層であっても、複層であってもよい。
【0056】7.感熱性粘着剤積層体 本発明において、基材の少なくとも一方の面に、感熱性
粘着剤層を形成(塗工、積層)した感熱性粘着剤積層体
は、感熱性粘着テープや感熱性粘着シートなどとして用
いられる。本発明の感熱性粘着剤積層体は、固体可塑剤
として、上記の固体可塑剤(B1)と固体可塑剤(B
2)を併用することによって、混合固体可塑剤の融点降
下が起こり、感熱性粘着剤組成物は、実用的な温度、例
えば120℃以下で熱活性化し、粘着性を発現させるこ
とができ、粘着性が発現した後、固体可塑剤が再結晶せ
ず、又は再結晶化が遅延し、その結果、粘着性が粘着性
発現時の如く持続する効果を奏する。そのため、感熱性
粘着剤積層体は、上記の感熱性粘着テープや感熱性粘着
シートのみに限定されずに、被着体に貼付した後にも、
長期間に亘り粘着性を保持できるので、粘着テープ、ラ
ベル、保護フィルム、団扇等の用途に用いることができ
る。
【0057】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を更に詳しく
説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例及び比較例において、固体可
塑剤の平均粒子径は、レーザ回折式粒度分布測定装置
((株)堀場製作所製、LA−500)によリ測定し、
メジアン径で記載した。
【0058】[調製例1](固体可塑剤水分散液1の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B1)と
してレゾルシノールビス[ジ(2,6−ジメチルフェニ
ル)ホスフェート](融点95℃)100重量部、分散
剤としてポリオキシエチレン硫酸エステル塩型アニオン
系界面活性剤4.5重量部及びイオン交換水90重量部
を混合、攪拌し、次にその液をビーズミルに送液し、平
均粒子径が2.2μm(堀場製作所、LA−500によ
り測定/以下同様)なるまで、粉砕、分散することによ
り、レゾルシノールビス[ジ(2,6−ジメチルフェニ
ル)ホスフェート]の水分散液1(固体可塑剤水分散液
1)を得た。この水分散液1は、マーロン機械安定性試
験(条件:25kg、1000回転、15分)による凝
集物の発生率が0.4%(水分散液に対し)であった。
また、3ヶ月間沈降することなく、保存安定性も良好で
あった(保存安定性の評価◎)。
【0059】[調製例2](固体可塑剤水分散液2の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
してジ2−フェノキシエチルテレフタレート(融点11
4℃)100重量部、分散剤としてスルホン酸塩型アニ
オン系界面活性剤3.5重量部及びイオン交換水90重
量部を混合、攪拌し、次にその液をビーズミルに送液
し、平均粒子径が2.5μmなるまで、粉砕、分散する
ことにより、ジ2−フェノキシエチルテレフタレートの
水分散液(固体可塑剤水分散液2)を得た。この水分散
液2は、マーロン機械安定性試験(条件:25kg、1
000回転、15分)による凝集物の発生率が0.02
%(水分散液に対し)であった。また、3ヶ月間沈降す
ることなく、保存安定性も良好であった(保存安定性の
評価◎)。
【0060】[調製例3](固体可塑剤水分散液3の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
してジメントールフタレート(融点134℃)100重
量部、分散剤としてスルホン酸塩型アニオン系界面活性
剤3.5重量部及びイオン交換水90重量部を混合、攪
拌し、次にその液をビーズミルに送液し、平均粒子径が
2.6μmなるまで、粉砕、分散することにより、ジメ
ントールフタレートの水分散液(固体可塑剤水分散液
3)を得た。この水分散液3は、マーロン機械安定性試
験(条件:25kg、1000回転、15分)による凝
集物の発生率が0.1%(水分散液に対し)であった。
また、3ヶ月間沈降することなく、保存安定性も良好で
あった(保存安定性の評価◎)。
【0061】[調製例4](固体可塑剤水分散液4の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
してビス(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)テ
レフタレート(融点133℃)100重量部、分散剤と
してスルホン酸塩型アニオン系界面活性剤3.5重量部
及びイオン交換水90重量部を混合、攪拌し、次にその
液をビーズミルに送液し、平均粒子径が2.8μmなる
まで、粉砕、分散することにより、ビス(3,3,5−
トリメチルシクロヘキシル)テレフタレートの水分散液
4(固体可塑剤水分散液4)を得た。この水分散液4
は、マーロン機械安定性試験(条件:25kg、100
0回転、15分)による凝集物の発生率が0.06%
(水分散液に対し)であった。また、3ヶ月間沈降する
ことなく、保存安定性も良好であった(保存安定性の評
価◎)。
【0062】[調製例5](固体可塑剤水分散液5の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
して3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジ
ルフォスフォネート−ジエチルエステル(融点120
℃)100重量部、分散剤としてポリオキシエチレン硫
酸エステル塩型アニオン系界面活性剤4.5重量部及び
イオン交換水90重量部を混合、攪拌し、次にその液を
ビーズミルに送液し、平均粒子径が2.1μmなるま
で、粉砕、分散することにより、3,5−ジ−t−ブチ
ル―4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエ
チルエステルの水分散液5(固体可塑剤水分散液5)を
得た。この水分散液5は、マーロン機械安定性試験(条
件:25kg、1000回転、15分)による凝集物の
発生率が0.3%(水分散液に対し)であった。また、
3ヶ月間沈降することなく、保存安定性も良好であった
(保存安定性の評価◎)。
【0063】[調製例6](固体可塑剤水分散液6の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
して1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチルフェニル)ブタン(融点185℃)1
00重量部、分散剤としてポリカルボン酸型アニオン系
界面活性剤4.5重量部及びイオン交換水90重量部を
混合、攪拌し、次にその液をビーズミルに送液し、平均
粒子径が2.9μmなるまで、粉砕、分散することによ
り、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチルフェニル)ブタンの水分散液6(固体
可塑剤水分散液6)を得た。この水分散液6は、マーロ
ン機械安定性試験(条件:25kg、1000回転、1
5分)による凝集物の発生率が0.7%(水分散液に対
し)であった。また、3ヶ月間沈降することなく、保存
安定性も良好であった(保存安定性の評価◎)。
【0064】[調製例7](固体可塑剤水分散液7の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
してテトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート]
メタン(融点110℃)100重量部、分散剤としてポ
リカルボン酸型アニオン系界面活性剤4.5重量部及び
イオン交換水90重量部を混合、攪拌し、次にその液を
ビーズミルに送液し、平均粒子径が2.9μmなるま
で、粉砕、分散することにより、テトラキス[メチレン
−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート]メタンの水分散液7(固体
可塑剤水分散液7)を得た。この水分散液7は、マーロ
ン機械安定性試験(条件:25kg、1000回転、1
5分)による凝集物の発生率が0.6%(水分散液に対
し)であった。また、3ヶ月間沈降することなく、保存
安定性も良好であった(保存安定性の評価◎)。
【0065】[調製例8](固体可塑剤水分散液8の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B)とし
てビス(3,3,5−トリメチルシクロヘキシル)フタ
レート(融点93℃)100重量部、分散剤としてスル
ホン酸塩型アニオン系界面活性剤3.5重量部及びイオ
ン交換水90重量部を混合、攪拌し、次にその液をビー
ズミルに送液し、平均粒子径が2.5μmなるまで、粉
砕、分散することにより、ビス(3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキシル)フタレートの水分散液8(固体可塑
剤水分散液8)を得た。この水分散液8は、マーロン機
械安定性試験(条件:25kg、1000回転、15
分)による凝集物の発生率が0.04%(水分散液に対
し)であった。また、3ヶ月間沈降することなく、保存
安定性も良好であった(保存安定性の評価◎)。
【0066】[調製例9](固体可塑剤水分散液9の調
製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
して2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’
−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
(融点140℃)100重量部、分散剤としてポリオキ
シエチレン硫酸エステル塩型アニオン系界面活性剤4.
5重量部及びイオン交換水90重量部を混合、攪拌し、
次にその液をビーズミルに送液し、平均粒子径が2.2
μmなるまで、粉砕、分散することにより、2−(2’
−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾールの水分散液9(固
体可塑剤水分散液9)を得た。この水分散液9は、マー
ロン機械安定性試験(条件:25kg、1000回転、
15分)による凝集物の発生率が0.8%(水分散液に
対し)であった。また、3ヶ月間沈降することなく、保
存安定性も良好であった(保存安定性の評価◎)。
【0067】[調製例10](固体可塑剤水分散液10
の調製) ディスパー攪拌機装備の容器に、固体可塑剤(B2)と
してトリメチルハイドロキノンジアセテート(融点10
9℃)100重量部、分散剤としてポリカルボン酸型ア
ニオン系界面活性剤4.5重量部及びイオン交換水90
重量部を混合、攪拌し、次にその液をビーズミルに送液
し、平均粒子径が2.2μmなるまで、粉砕、分散する
ことにより、トリメチルハイドロキノンジアセテートの
水分散液10(固体可塑剤水分散液10)を得た。この
水分散液10は、マーロン機械安定性試験(条件:25
kg、1000回転、15分)による凝集物の発生率が
0.3%(水分散液に対し)であった。また、3ヶ月間
沈降することなく、保存安定性も良好であった(保存安
定性の評価◎)。
【0068】上記で調整した固体可塑剤水溶液1〜10
の組成と、マーロン機械安定性(凝集物の発生率)及び
保存安定性の評価結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】[実施例1](感熱性粘着剤組成物1の調
製) 上記で調製した固体可塑剤水分散液1と2とを、固形分
重量比で、レゾルシノールビス[ジ(2,6−ジメチル
フェニル)ホスフェート]:ジ2−フェノキシエチルテ
レフタレート=65:35となるように配合した固体可
塑剤水分散液中に、熱可塑性樹脂(A)として、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体(ガラス転移温度T
g:20℃)の水系エマルジョン、粘着付与剤(C)と
して、重合ロジンエステル樹脂の水系分散液及び水を加
えて、均一になるまで攪拌し、固形分濃度50重量%の
感熱性粘着剤組成物1を得た。このときの配合割合は、
固体可塑剤(B)100重量部に対して熱可塑性樹脂
(A)28重量部、粘着付与剤(C)14重量部であっ
た。
【0071】(感熱性粘着シート1の作製)上記で調製
した感熱性粘着剤組成物1を片アート紙の原紙面(裏
面)及び表面をコロナ放電処理したポリエチレンテレフ
タレートフィルム(以下、単に「PETフイルム」とも
いう)に、バーコーターを用いて乾燥後の塗工量が10
g/m となるように塗工し、40℃で2分30秒間乾
燥させて感熱性粘着シート1を得た。
【0072】[実施例2〜8、比較例1、2]前記で調
製した固体可塑剤水分散液1〜10を、表2に示す配合
比にて、実施例1と同様の操作を行うことにより、感熱
性粘着剤組成物、及び感熱性粘着シートを得た。
【0073】(1)性能評価試験(混合可塑剤の融点) 前記固体可塑剤水分散液1〜10を所定量配合し、乾燥
したものを示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ
社製、DSC6200)を使用し、温度範囲が−100
〜200℃、昇温速度が20℃/分の条件で混合可塑剤
の融点を測定した。その測定結果を表2に示す。
【0074】(2)性能評価試験(接着強度及び透明
性) PETフィルムに塗工して得られた感熱性粘着シートを
幅25mm、長さ125mmの大きさに切断して試験片
とした。この試験片を140℃で30秒間加熱して粘着
性を発現させ、ガラス板[岩城硝子(株)製、Micr
o S1ideG1ass 白緑磨)上に置き、ゴムロ
ールで2kgの荷重をかけて1往復することにより貼付
した。これを23℃、50%RHの雰囲気下に放置し、
1日後、1ヶ月後、3ヶ月後に接着強度試験を行った。
接着強度試験は、引張リ試験機(オリエンテック社製、
テンシロンUCT−5T)を使用して、引張り速度30
0mm/分、剥離角度180°で接着力を測定した。ま
た、透明性を目視で観察した。その結果を表2に示す。
【0075】(3)性能評価試験(耐ブロッキング性) 片アート紙に塗工して得られた感熱性粘着シート4枚を
アート紙の光沢面(表面)と感熱性粘着剤組成物を塗工
した面(裏面)とが接するように重ね、5000gf/
9cmの荷重をかけて50℃の雰囲気下に24時間放
置した後、以下の基準で耐ブロッキング性の評価を行っ
た。その結果を表2に示す。 5:剥離時に抵抗なく剥離した。 4:剥離時に若干音を発しながら剥離した。 3:剥離時に連続的に音を発しながら剥離した。 2:剥離時に紙の繊維が一部粘着層に残った。 1:ブロッキングによリ紙が破れた。
【0076】
【表2】
【0077】表2の結果から、熱可塑性樹脂(A)と固
体可塑剤(B)を含有する感熱性粘着剤組成物におい
て、比較例1では、固体可塑剤(B)として融点が10
0℃未満の固体リン化合物(B1)と融点が100℃以
上の化合物(B2)を使用し、さらに融点が100℃未
満の固体可塑剤をも混合しており、混合固体可塑剤の融
点が67℃と低く、接着強度が最初はよいが3ヶ月後は
0になり、透明性も最初はよいが2ヶ月後から不透明に
なり、また、耐ブロッキング性も非常に悪かった。比較
例2では、固体可塑剤(B)として融点が100℃を超
える固体可塑剤(B2)としてジメントールフタレート
(融点134℃)のみを使用しているので最初から粘着
性が発現しなかった。それに対し、熱可塑性樹脂(A)
と固体可塑剤(B)を含有する感熱性粘着剤組成物にお
いて、該固体可塑剤(B)として融点が100℃未満の
固体リン化合物(B1)と融点が100℃以上の化合物
(B2)とを併用した実施例1〜8の混合可塑剤の融点
は、73〜89℃であって、粘着性が発現する固体可塑
剤の融点となり、その結果、その混合可塑剤を用いた実
施例1〜8の感熱性粘着シートは、接着強度が高く、ま
た、耐ブロッキング性に優れていることが判明した。
【0078】
【発明の効果】本発明の感熱性粘着剤組成物は、固体可
塑剤として、融点が100℃未満の固体リン化合物(B
1)と、従来から用いられてきたものより融点が高い
(100℃以上)の化合物(B2)とを併用しているの
で、熱可塑性樹脂の可塑化が起こり始める温度を高める
ことができ、すなわち、耐ブロッキング性を良好にし、
さらに、一旦溶融した固体可塑剤の再結晶化を防止又は
遅延することができ、その結果、該感熱性粘着剤組成物
を用いて得られる感熱性粘着シートなどは、より高い温
度で加熱乾燥できると共に、長期間保存してもブロッキ
ングが生じず、しかも長期に亘って、高い接着強度と透
明性とを維持できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA04 AA05 AA07 AA09 AA10 AA14 AB03 CA02 CA04 CA05 CA06 CA07 CB02 DB01 FA01 4J040 CA011 CA031 DA061 DB061 DC031 DE021 DF031 EF001 HB21 HB35 HC25 HD23 JA01 JA03 JB01 KA26 KA31 LA06 LA07 LA10 PA23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)と固体可塑剤(B)
    を含有する感熱性粘着剤組成物において、該固体可塑剤
    (B)として、下記の化学式(1)又は(2)で表され
    る融点が100℃未満の固体リン化合物(B1)と、融
    点が100℃以上の化合物(B2)とを併用することを
    特徴とする感熱性粘着剤組成物。 【化1】 (式中、R〜Rは、それぞれ炭化水素基又は複素環
    式基を示し、Aは、2価の炭化水素基又は複素環式基を
    示し、mは、0〜3の整数を示す。但し、RとR
    A(m=1〜3のとき)、RとRとA(m=1〜3
    のとき)、RとRとR(m=0のとき)、R
    とRは、それぞれ2以上の基が互いに結合してリ
    ン原子を含む環を形成していてもよい)
  2. 【請求項2】 融点が100℃以上の化合物(B2)
    が、リン酸エステル系化合物(a)、フタル酸エステル
    系化合物(b)、ヒンダードフェノール系化合物
    (c)、トリアゾール系化合物(d)、及びハイドロキ
    ノン系化合物(e)よりなる群の中から選ばれる少なく
    とも1種類の化合物であることを特徴とする請求項1記
    載の感熱性粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 融点が100℃未満の固体リン化合物
    (B1)が、レゾルシノールビス[ジ(2,6−ジメチ
    ルフェニル)ホスフェート]であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の感熱性粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 固体可塑剤(B)の総含有量が、熱可塑
    性樹脂(A)100重量部に対して30〜1000重量
    部であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の感熱性粘着剤組成物。
  5. 【請求項5】 さらに、粘着付与剤(C)を配合してな
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の感熱性粘着剤組
    成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂(A)が、水に分散した水
    性組成物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の感熱性粘着剤組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の感
    熱性粘着剤組成物を用いることを特徴とする感熱性粘着
    剤。
  8. 【請求項8】 基材の少なくとも一方の面に、請求項7
    記載の感熱性粘着剤をコーティングしてなる感熱性粘着
    剤積層体。
  9. 【請求項9】 感熱性粘着剤積層体の形状が、テープ又
    はシートであることを特徴とする請求項8記載の感熱性
    粘着剤積層体。
  10. 【請求項10】 基材の少なくとも一方の面に、請求項
    7記載の感熱性粘着剤をコーティングして粘着剤層を形
    成することを特徴とする感熱性粘着剤積層体の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2072597A1 (en) * 2007-12-17 2009-06-24 Ricoh Company, Ltd. Heat-Sensitive Adhesive and Heat-Sensitive Adhesive Material
JP2012087174A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Nitto Denko Corp 光学用水分散型粘着剤、光学用粘着剤層、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置

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