JP2002338445A - ヒトのケラチン繊維を脱色するための微粉状組成物 - Google Patents

ヒトのケラチン繊維を脱色するための微粉状組成物

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JP2002338445A JP2002142159A JP2002142159A JP2002338445A JP 2002338445 A JP2002338445 A JP 2002338445A JP 2002142159 A JP2002142159 A JP 2002142159A JP 2002142159 A JP2002142159 A JP 2002142159A JP 2002338445 A JP2002338445 A JP 2002338445A
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ルグラン フレデリック
Jean-Marie Millequant
ミルカン ジャン−マリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均質で安定しており、容易に適用することが
できる使用準備が整った脱色用組成物を形成可能であ
り、脱色を所望していない毛髪の領域に流れ落ちたり広
がることなく適用箇所に残存し、毛髪の感触を減じるこ
となく強くて均質に脱色する組成物を提供する。 【解決手段】 脱色に適した媒体に、少なくとも1つの
過酸化塩、少なくとも1つの脂肪鎖を有する少なくとも
1つの非イオン性及び/又はアニオン性の両親媒性ポリ
マー、及びC12-C24脂肪酸糖エステル又は該エス
テルの混合物を組合せたものを組合せたものを含有せし
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱色(ブリーチ)
に適した媒体に、少なくとも1つの過酸化塩、及び(i)
少なくとも1つの脂肪鎖を有する少なくとも1つの非イ
オン性及び/又はアニオン性の両親媒性ポリマーと(i
i)10重量%未満の脂肪酸糖エステルとを組合せたも
のを含有せしめてなる、ヒトのケラチン繊維、特に毛髪
を脱色するための微粉状組成物に関する。また、本発明
はヒトのケラチン繊維を脱色することを意図した組成物
の調製のための該パウダーの使用、該パウダーを調製す
る方法、及びそれを使用するケラチン繊維の脱色方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ヒトの
ケラチン繊維、特に毛髪は、「メラニン」色素を酸化
し、それによってこの色素を分解し、部分的又は全体的
に除去することにより脱色される。毛髪を脱色するため
に、一般的には過酸化試薬、例えばアンモニウム又はア
ルカリ金属の過硫酸塩、過ホウ酸塩及び過炭酸塩を含有
する脱色用パウダーが使用され、これらは使用時に水性
過酸化水素組成物と組合せられる。過酸化塩と過酸化水
素は酸性媒体中で比較的安定であるため、酸素を十分に
形成させるために、多くの場合は塩基性pHでそれらを
活性化する必要がある。よって、脱色用パウダーに、ア
ルカリ性化合物、例えば尿素、アルカリ金属又はアルカ
リ土類金属のケイ酸塩、リン酸塩又は炭酸塩、特にアル
カリ金属のメタケイ酸塩、又はアンモニア前駆物質、例
えばアンモニウム塩を添加することが一般的になされて
いる。
【0003】ヘアケア用化粧品では、この水性過酸化水
素組成物は、40容量を越える力価を有していてはいけ
ない。しかしながら、ヘアサロンにおいては、微粉状の
脱色用組成物の脱色性能を高めるために、美容用途用に
は調製されていない40容量を越える力価を有する過酸
化水素水溶液を使用したいと考える美容師もいるかもし
てない。このようなことを行うのは明らかに危険であ
り、顧客の快適性及び安全性を脅かす;よって、本出願
人はこのようなことが起こりうる可能性を防止する手段
を調べてきた。そこで、本出願人は高容量(40容量を
超える)の水性過酸化水素組成物と共には使用できない
新規な脱色用パウダーを探求してきた。
【0004】脱色用パウダーはその取り扱い、輸送及び
保管中に粉塵を生じる傾向を持っていることが知られて
いる;それらを構成する化合物(アルカリ金属の過硫酸
塩及びケイ酸塩)は腐食性があり、目、呼吸経路及び粘
膜を刺激するものであることから、油又は液状ワックス
等の水に実質的に不溶性の種々の化合物を、スプレー法
によって、パウダーに付着させることにより粉塵量を低
減させることが既に提案されており、その化合物がパウ
ダー粒子を被覆することにより、粒子をより粗いサイズ
の粒子に凝集させる。欧州特許第560088号はその
ような方法を記載している。粉塵量を低減させるため
に、本出願人は、ポリエチレングリコール又はポリプロ
ピレングリコールから選択されるもののような、室温で
水に不溶の液状の無水ポリマー(仏国特許第27168
04号)、又はポリオキシエチレン/ポリオキシプロピ
レン等のタイプのブロック/ランダムブロック直鎖状ポ
リマー(欧州特許第663205号)の使用を以前に提案
している。
【0005】独国特許出願公開第19943925号に
おいては、粉塵量を低減するために脂肪酸糖エステル類
が特に提案されている。さらに、顔に又は脱色しようと
する領域を越えて流れ落ちないように、毛髪への適用に
脱色製品を局在化させるため、水溶性の増粘ポリマー、
例えばセルロース誘導体、デンプン誘導体、架橋ポリア
クリル酸又はアルギナート、もしくは増粘シリカを用い
て脱色用組成物を増粘させ又はゲル化させることが一般
的に行われている。これら従来の増粘剤は経時的に脱色
用組成物の粘度を低下させてしまうため、本出願人は、
より最近になって仏国特許第2788974号におい
て、標準的な水溶性増粘剤と、少なくとも1つの脂肪鎖
を有する非イオン性の両親媒性ポリマーを組合せること
からなる、所望の脱色度合いを得るために必要な時間、
高粘度を維持することのできる増粘系を使用することを
提案した。さらに、脱色処理は、多くの場合、腐食性で
あり、毛髪の美容特性を乏しくし、例えばもつれをほぐ
すことが困難で、不快感や感触の粗さ(coarse)があ
り、毛髪がだれてはりがなく(dull hair)、特に繊維が
劣化することになるので、本出願人は仏国特許第278
8976号において、非イオン性/アニオン性の両親媒
性ポリマーとカチオン性又は両性の直接付着ポリマー
(substantive polymer)を組合せて使用することで、
この劣化を有意に制限することを提案している。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】こ
の問題に関して鋭意研究を行ったところ、本出願人は、
保管時に安定であり、40容量を越えない力価を持つ水
性過酸化水素組成物とのみ混合可能であり、容易に適用
することができ、脱色を所望していない毛髪の領域に流
れ落ちたり広がることがなく適用された箇所に残存し、
毛髪の感触を減じることなく強くて均質な脱色効果を生
じる、均質で安定した、使用準備が整った脱色用組成物
を形成可能である新規な脱色用パウダーを見出した。特
に、本出願人は、本発明のこの新規な脱色用パウダーと
40容量を超える力価(タイター)を有する水性過酸化
水素組成物との混合物は均質ではなく不安定であり、脱
色を意図しない毛髪の領域に流れ落ちたり広がったりす
ることなく容易にかつ十分正確に適用することは可能に
しない;さらに、毛髪における脱色効果が均質ではな
く、毛髪に感触の粗さを残すことを見出した。
【0007】本発明の新規な脱色用パウダーは無水で非
揮発性である。すなわち、粉塵(または微粉)がない、換
言すれば粒径分布が65ミクロン以下の粒子の重量含有
量(微粉含有量)が一般的に5%以下、好ましくは2%未
満、より特定的には1%未満である。これらの発見が本
発明の基礎を形成する。
【0008】よって、本発明の主題の一つは、脱色に適
した媒体に、少なくとも1つの過酸化塩、及び(i)少な
くとも1つの脂肪鎖を有する少なくとも1つの非イオン
性及び/又はアニオン性の両親媒性ポリマーと(ii)1
0重量%未満の脂肪酸糖エステル又は脂肪酸糖エステル
の混合物を組合せたものを含有せしめてなる、ヒトのケ
ラチン繊維、特に毛髪を脱色するための微粉状組成物に
ある。好ましくは、本発明において脂肪酸糖エステルは
5%未満、特に0.5%〜2%で使用される。本発明の
他の主題は、前記パウダーと40容量を超えない力価を
有する水性過酸化水素組成物とを使用時に混合すること
により、ヒトのケラチン繊維、特に毛髪を脱色すること
を意図した使用準備が整った組成物を調製するための前
記微粉状組成物の用途にある。
【0009】本発明の目的において、「使用準備が整っ
た組成物」という表現は、ケラチン繊維に変更していな
い形態で適用することを意図した組成物、すなわちパウ
ダーと水性過酸化水素組成物とを混合して即座に得られ
るものを意味する。本発明の目的において、「無水」と
いう用語は、その水分含有量が5重量%、好ましくは1
重量%、さらに好ましくは0.5重量%未満のパウダー
を意味する。
【0010】本発明は、本発明で記載したような使用準
備が整った脱色用組成物を使用するヒトのケラチン繊
維、特に毛髪の脱色方法にも関する。しかしながら、本
発明の他の特徴、側面、目的及び利点は、以下の記載及
び実施例を読むことにより明らかになるであろう。
【0011】少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオン
性の両親媒性ポリマーこれらは好ましくは次のものから
選択される: (1) 少なくとも1つの脂肪鎖を含む基で変性されたセ
ルロース類;例としては、 − アルキル、アリールアルキル又はアルキルアリール
基、又はそれらを混合したもの等の少なくとも1つの脂
肪鎖を含む基で変性されたヒドロキシエチルセルロース
類で、アルキル基が好ましくはC-C22であるも
の、例えばアクアロン(Aqualon)社から販売されている
ナトロゾール(Natrosol)・プラス・グレード330CS
(C16アルキル)、又はベロール・ノーベル(Berol Nob
el)社から販売されている製品ベルモコル(Bermocoll)E
HM100、 − ポリアルキレングリコールアルキルフェニルエーテ
ル基で変性されたもの、例えばアメルコール(Amerchol)
社から販売されている製品アメルセル(Amercell)ポリマ
ーHM-1500(ポリエチレングリコール(15)ノニル
フェニルエーテル)、が挙げられる。
【0012】(2) 少なくとも1つのC-C22脂肪
鎖を含む基で変性されたヒドロキシプロピルグアー類、
例えばローディア(Rhodia)社から販売されている製品ジ
ャガー(Jaguar)XC-95/3(C14アルキル鎖)、ラ
ンベルチ(Lamberti)社から販売されている製品エサフロ
ア(Esaflor)HM22(C22アルキル鎖)、ローン-プー
ラン(Rhone-Poulenc)社から販売されている製品RE2
10-18(C14アルキル鎖)及びRE205-1(C
20アルキル鎖)。 (3) 脂肪鎖を有する疎水性モノマーとビニルピロリド
ンのコポリマー;例えば、 − I.S.P.社から販売されている製品アンタロン(An
taron)V216又はガネックス(Ganex)V216(ビニル
ピロリドン/ヘキサデセンコポリマー)、 − I.S.P.社から販売されている製品アンタロンV
220又はガネックスV220(ビニルピロリドン/エ
イコセンコポリマー)、を挙げることができる。
【0013】(4) アクリル酸又はメタクリル酸C-
アルキルと少なくとも1つの脂肪鎖を有する両親媒
性モノマーのコポリマー。 (5) 親水性アクリラート又はメタクリラートと少なく
とも1つの脂肪鎖を有する疎水性モノマーのコポリマ
ー、例えばメタクリル酸ポリエチレングリコール/メタ
クリル酸ラウリルのコポリマー。 (6) 少なくとも1つの脂肪鎖を有するアミノ樹脂エー
テル骨格を含むポリマー、例えばスド-ケミー(Sud-Chem
ie)社から販売されているピュア・チックス(PureThix)化
合物。 (7) 通常はポリオキシエチレン化された性質の親水性
ブロックと、脂肪族ブロックだけ、及び/又は環脂肪族
及び/又は芳香族ブロックであってもよい疎水性ブロッ
クの双方をその鎖中に含有するポリウレタン-ポリエー
テル類。
【0014】好ましくは、ポリウレタン-ポリエーテル
類は、6〜30の炭素原子を持ち、親水性ブロックによ
って分けられた少なくとも2つの炭化水素ベース親油性
鎖を含み、炭化水素ベース鎖はペンダント鎖又は親水性
ブロックの末端にある鎖でありうる。特に、一又は複数
のペンダント鎖が存在することが可能である。また、ポ
リマーは、親水性ブロックの一方の末端又は両端に炭化
水素ベース鎖を有することができる。ポリウレタン-ポ
リエーテル類は多ブロック、特にトリブロック形態であ
ってよい。疎水性ブロックは鎖の各末端にあるか(例え
ば親水性の中央ブロックを含むトリブロックコポリマ
ー)、又は両端と鎖中に分布している(例えば多ブロック
コポリマー)。これらと同様のポリマーは、またグラフ
トポリマー又はスターバーストポリマーであってもよ
い。脂肪鎖を有する非イオン性のポリウレタン-ポリエ
ーテル類は、その親水性ブロックが50〜1000のオ
キシエチレン基を含むポリオキシエチレン化鎖であるト
リブロックコポリマーである。非イオン性のポリウレタ
ン-ポリエーテル類は、その名称の由来であるウレタン
結合を親水性ブロック間に含む。広義には、脂肪鎖を有
する非イオン性のポリウレタン-ポリエーテル類は、そ
の親水性ブロックが他の化学結合によって親油性ブロッ
クに結合していることを特徴とする。
【0015】本発明において使用しうる脂肪鎖を有する
非イオン性のポリウレタン-ポリエーテル類の例として
は、欧州及び米国INCI名「ステアレス(Steareth)-
100/PEG-136/HMDIコポリマー」で公知
のコポリマーであり、セルボ・デルデン(Servo Delden)
社のSer-Ad FX1100を挙げることができる。
レオックス(Rheox)社から販売されている尿素官能基を
持つレオラート(Rheolate)205、又はレオラート20
8、204又は212、もしくはアクリゾール(Acryso
l)RM184も使用することができる。アクゾ(Akzo)社
の、C12-C14アルキル鎖を有する製品エルファコ
ス(Elfacos)T210及びC18アルキル鎖を有する製
品エルファコスT212を挙げることもできる。本発明
において使用することができるポリウレタン-ポリエー
テル類は、特にG.Fonnum,J.Bakke及びFk.Hansen‐Collo
id Polym.Sci 271,380-389(1993)の論文中に述べられて
いるものである。少なくとも1つのCないしC22
肪鎖を有する基で変性したヒドロキシプロピルグアー
類、及び少なくとも1つのC10ないしC20脂肪鎖を
有するポリウレタン-ポリエーテル類が特に好ましい。
【0016】少なくとも1つの脂肪鎖を有するアニオン
性の両親媒性ポリマー 本発明で使用される少なくとも1つの脂肪鎖を有するア
ニオン性の両親媒性ポリマーは、次のもの: − フリーのカルボン酸官能基、又はフリーもしくは部
分的又は全体的に中和されたスルホン官能基を担持する
エチレン性不飽和を有する一又は複数のモノマーから誘
導された親水性単位、及び − 疎水性側鎖を担持するエチレン不飽和を有する一又
は複数のモノマーから誘導された疎水性単位、及び場合
によっては − 一又は複数のポリ不飽和モノマーから誘導された架
橋単位、を含む、架橋した又は架橋していないポリマー
である。
【0017】(I) カルボン酸官能基を担持するエチレ
ン性不飽和を有するモノマー(類)は、エタクリル酸、メ
タクリル酸及びアクリル酸、好ましくはメタクリル酸及
びアクリル酸、及びそれらの混合物から選択される。
【0018】疎水性側鎖を担持するエチレン不飽和を有
するモノマー(類)は、(i)不飽和のカルボン酸の脂肪ア
ルキルエステル類、又は(ii)アリル脂肪アルキルエー
テル類とすることができる。 (i)不飽和のカルボン酸の脂肪アルキルエステル類は、
例えばエタクリル酸、メタクリル酸及び/又はアクリル
酸のC10−30、好ましくはC12−22アルキルか
ら選択される。それらには、例えばアクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸デシル、アクリ
ル酸イソデシル及びアクリル酸ドデシル、並びにそれに
対応するメタクリラート、すなわちメタクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸デシル、メ
タクリル酸イソデシル及びメタクリル酸ドデシルが含ま
れる。
【0019】(ii)本発明のアニオン性の両親媒性ポリ
マーの疎水性単位を形成するアリル脂肪アルキルエーテ
ルは、次の式: (I) CH=CR'CHOBR [上式中、R'は水素原子又はCHを示し、Bはエチレ
ンオキシ基を示し、nは0又は1〜100の整数を表
し、Rは8〜30の炭素原子、好ましくは10〜24、
さらに好ましくは12〜18の炭素原子を有するアルキ
ル、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及
びシクロアルキル基から選択される炭化水素ベース基を
表す]に相当する。特に好ましい式(I)の単位は、R'が
水素原子を示し、nが10に等しく、Rがステアリル
(C18)基である単位である。
【0020】前記架橋モノマーは少なくとも2つの非共
役重合性二重結合を有する化合物である。例としては、
フタル酸ジアリル、(メタ)アクリル酸アリル、ジビニル
ベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリラー
ト、メチレンビスアクリルアミド、ポリアリルスクロー
ス又はポリアリルペンタエリトリトールを挙げることが
できる。上述した種のアニオン性の両親媒性ポリマー
は、例えば米国特許第3915921号及び同4509
949号((メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸C
10− 30アルキルのコポリマー)、又は欧州特許第0
216479号((メタ)アクリル酸とアリル脂肪アルコ
ールエーテル類のコポリマー)に記載され調製されてい
る。
【0021】好ましいポリマーの例としては: − アクリル酸とメタクリル酸C10−30アルキルの
架橋コポリマー、例えばグッドリッチ(Goodrich)社から
販売されているカルボポール(Carbopol)ETD202
0; − アクリル酸とアクリル酸C10−30アルキルの架
橋コポリマー、例えばグッドリッチ社からカルボポール
1382、ペムレン(Pemulen)TR1及びペムレンTR
2の名称で販売されているポリマー; − メタクリル酸/アクリル酸エチル/オキシエチレン
化メタクリル酸ステアリル(55/35/10)のターポ
リマー; − (メタ)アクリル酸/アクリル酸エチル/25EOオ
キシエチレン化メタクリル酸ベヘニルのターポリマー、
及び − メタクリル酸/アクリル酸エチル/ステアレス-1
0アリルエーテルの架橋ターポリマー;を挙げることが
できる。
【0022】(II)少なくとも1つの疎水性部分と、親
水性単位として、フリーもしくは部分的又は全体的に中
和された形態のスルホン官能基を含む少なくとも1つの
エチレン性不飽和モノマーを有する両親媒性ポリマー
は、例えばその内容が本発明の主要部分を形成する、本
出願人の仏国特許出願第0016954号及び同010
0328号に記載されている。これらの中でも、特に:
水酸化ナトリウムで中和された2-アクリルアミド-2-
メチルプロパンスルホン酸(AMPS)/n-ドデシルア
クリルアミドのコポリマー、ゲナポール(Genapol)T-2
50のアクリラート単位25重量%と、NHで中和さ
れたAMPS単位75重量%からなるメチレンビスアク
リルアミドで架橋しているコポリマー、ゲナポールT-
250のメタクリラート単位10重量%と、NHで中
和されたAMPS単位90重量%からなるメタクリル酸
アリルで架橋しているコポリマー、又はゲナポールT-
250のメタクリラート単位20重量%と、NHで中
和されたAMPS単位80重量%からなるメタクリル酸
アリルの架橋コポリマーを挙げることができる。本発明
の脱色用パウダーにおいて、少なくとも1つの脂肪鎖を
有する非イオン性及び/又はアニオン性の両親媒性ポリ
マー(類)は、脱色用パウダーの全重量に対して約0.0
1〜30%、好ましくは約0.01〜15%の範囲の重
量割合で存在し得る。
【0023】脂肪酸糖エステル 本発明において、この呼称は糖とC12-C24脂肪酸
とのエステルを示すことを意図している。「糖」という
用語は、アルデヒド又はケトン官能基を有するか又は有
さない、いくつかのアルコール官能基を有し、少なくと
も4つの炭素原子を有する化合物を意味する。これらの
糖類は単糖類、オリゴ糖類又は多糖類であってよい。本
発明で使用可能な糖類としては、例えばスクロース(又
はサッカロース)、グルコース、ガラクトース、リボー
ス、フコース、マルトース、フラクトース、マンノー
ス、アラビノース、キシロース及びラクトース、及びそ
れらの誘導体、特にそれらのアルキル誘導体、例えばメ
チル誘導体、特にメチルグルコースを挙げることができ
る。本発明で使用可能な脂肪酸糖エステル類は、特に、
上述した糖と、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC
12-C24脂肪酸とのエステル又はエステル類の混合
物を含む群から選択される。
【0024】エステル類は、モノ-、ジ-、トリ-及びテ
トラエステル類、及びそれらの混合物から選択される。
前記エステル類は、オレアート、ラウラート、パルミタ
ート、ミリスタート、ベヘナート、ココアート、ステア
ラート、リノレアート、リノレナート、カプラート及び
アラキドナート、又はそれらの混合物、例えば特にオレ
オ-パルミタート、オレオ-ステアラート、パルミト-ス
テアラート等、混合エステル類から選択される。特に本
発明においては、モノエステル類及びジエステル類、特
にスクロース、グルコース又はメチルグルコースのモノ
-又はジ-オレアート、ステアラート、ベヘナート、オレ
オ-パルミタート、リノレアート、リノレナート及びオ
レオ-ステアラートが好ましく使用される。
【0025】例として好ましくは、メチルグルコースジ
オレアートであり、アメルコール社からグルケート(Glu
cate)Doの名称で販売されている製品を挙げることが
できる。挙げることのできる脂肪酸糖エステル又はエス
テルの混合物の例には: − それぞれ、73%のモノエステルと27%のジ-及
びトリエステル、61%のモノエステルと39%のジ
-、トリ-及びテトラエステル、52%のモノエステルと
48%のジ-、トリ-及びテトラエステル、45%のモノ
エステルと55%のジ-、トリ-及びテトラエステル、3
9%のモノエステルと61%のジ-、トリ-及びテトラエ
ステル、及びスクロースモノラウラートから形成された
スクロースパルミトステアラートを示す、クロデスタ(C
rodesta)社からF160、F140、F110、F9
0、F70及びSL40の名称で販売されている製品; − 例えば、20%のモノエステルと80%のジ-トリ
エステル-ポリエステルから形成されたスクロースベヘ
ナートに相当し、参照符合B370を有するリョートー
・シュガー・エステル(Ryoto Sugar Esters)の名称で販売
されている製品; − テゴソフト(Tegosoft)PSEの名称でゴールドシュ
ミット社から販売されているスクロースモノ-ジ-パルミ
トステアラート;が含まれる。本発明の脱色用パウダー
において、脂肪酸糖エステル(類)は、脱色用パウダーの
全重量に対して10%未満、好ましくは5%未満、特に
0.5%〜2%の重量割合で存在する。
【0026】過酸化塩 上述したように、これらはアンモニウム又はアルカリ金
属の過硫酸塩、過ホウ酸塩及び過炭酸塩、及び過酸化マ
グネシウム、及びそれらの化合物の混合物から選択され
る。過硫酸塩、このなかでも主として過硫酸ナトリウム
及びカリウムが好ましく使用される。本発明の脱色用パ
ウダーにおいて、過酸化塩(類)は該パウダーの全重量に
対して約20%〜70%、好ましくは約30%〜60%
の範囲の重量割合で存在する。
【0027】アルカリ性剤 既に上述されているこれらアルカリ性剤(尿素、アルカ
リ金属又はアルカリ土類金属のケイ酸塩、リン酸塩又は
炭酸塩、特にアルカリ金属のメタケイ酸塩、又はアンモ
ニア前駆物質、例えばアンモニウム塩)は、脱色用パウ
ダーの全重量に対して約0.01%〜40%、好ましく
は約0.1%〜30%の範囲の重量割合で無水脱色用パ
ウダーに存在する。一変形態様では、これらは水性過酸
化水素組成物と使用時に混合される水性組成物中に存在
する。
【0028】水溶性の増粘ポリマー さらに、本発明の脱色用パウダーはこのようなポリマー
を含む。本発明において、それらには、化粧品の分野で
従来から使用され、本発明の少なくとも1つの脂肪鎖を
有する非イオン性及び/又はアニオン性の両親媒性ポリ
マー以外の、合成又は天然由来の任意の水溶性ポリマー
が含まれる。合成ポリマーの例としては、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、架橋
していないポリ-2-アクリルアミドプロパンスルホン
酸、例えばセピック(SEPPIC)社からシムゲル(Simugel)
EGの名称で販売されている製品、架橋したポリ-2-ア
クリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、クラリア
ント(Clariant)社からホスタセリン(Hostacerin)AMP
Sの商品名で販売されている、架橋しており、アンモニ
ア水で部分的に中和されたポリ-2-アクリルアミド-2-
メチルプロパンスルホン酸、米国特許第4540510
号に記載されているような、架橋していないポリ-2-ア
クリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸とヒドロキ
シアルキルセルロースエーテル又はポリ(エチレンオキ
シド)との相乗増粘効果を有する混合物、又は(C-C
)アルキルビニルエーテルと、無水マレイン酸の架橋
したコポリマーで好ましくは架橋したポリ(メタ)アクリ
ルアミド(C-C)アルキルスルホン酸の相乗増粘効
果を有する混合物、例えば本出願人により仏国特許出願
第0014416号に記載されているような、ホスタセ
リンAMPS/スタビリーズ(Stabileze)QM(ISF
社)の混合物を挙げることができる。
【0029】本発明で使用可能な天然由来の増粘ポリマ
ーは、少なくとも1つの糖単位を有するポリマー、すな
わち:非イオン性のグアーガム類;微生物由来のバイオ
多糖類ガム類(biopolysaccharide gums)、例えばスクレ
ログルカンガム又はキサンタンガム;植物滲出液から得
られるガム類、例えばアラビアガム、ガッチガム(ghatt
i gum)、カラヤガム(karaya gum)、トラガカントガム、
カラゲーニン、寒天及びキャロブガム(carob gum);ペ
クチン類;アルギナート類;デンプン類;ヒドロキシ
(C-C)アルキルセルロース類及びカルボキシ(C
-C)アルキルセルロース類である。本発明の目的にお
いて、「糖単位」という表現は、単糖部分(すなわち単
糖類又はオシド又は単純糖)、又はオリゴ糖部分(異なっ
ていてもよい単糖類単位の結合により形成された短鎖の
もの)、又は多糖部分[異なっていてもよい単糖類単位か
らなる長鎖のもの、すなわちポリホロシド(polyholosid
es)又はポリオシド(polyosides)(ホモポリオシド又はヘ
テロポリオシド)]を示す。糖単位は、アルキル基が1〜
4の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、アシルオキシ又はカルボキシル基で置換す
ることができる。
【0030】非イオン性のグアーガム類は、変性したも
の又は未変性のものであってよい。未変性のグアーガム
類は、例えばグッドリッチ社からグアーゲル(Guargel)
D/15の名称で、ユニペクチン(Unipectine)社からヴ
ィドガム(Vidogum)GH175の名称で、またメイホー
ル(Meyhall)社からメイプロ-グアー(Meypro-Guar)50
及びジャガー(Jaguar)Cの名称で販売されている製品で
ある。変性した非イオン性のグアーガム類は、特にC
-Cヒドロキシアルキル基で変性したものである。挙
げることのできるヒドロキシアルキル基は、例えばヒド
ロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル
及びヒドロキシブチル基である。これらのグアーガム類
は従来技術でよく知られているもので、例えば対応する
アルケンオキシド、例えばプロピレンオキシドと、グア
ーガムを反応させることにより、調製して、ヒドロキシ
プロピル基で変性したグアーガムを得ることができる。
グアーガムに存在するフリーのヒドロキシル官能基の数
により消費されるアルキレンオキシド分子の数に相当す
るヒドロキシアルキル化度は、好ましくは0.4〜1.
2の範囲である。このようなヒドロキシアルキル基で変
性されていてもよい非イオン性のグアーガム類は、例え
ばローン-プーラン社(メイホール社)からジャガーHP
8、ジャガーHP60及びジャガーHP120、ジャガ
ーDC293及びジャガーHP105の商品名で、また
アクアロン社からガラクタソール(Galactasol)4H4F
D2の名称で販売されている。
【0031】微生物由来のバイオ多糖類ガム類、例えば
スクレログルカンガム又はキサンタンガム、植物滲出液
から得られるガム類、例えばアラビアガム、ガッチガ
ム、カラヤガム、トラガカントガム、カラゲーニンガ
ム、寒天及びキャロブガム、ヒドロキシアルキルセルロ
ース類及びカルボキシメチルセルロース類、ペクチン、
アルギナート類、及びデンプン類は、当業者によく知ら
れているものであり、特にRobert L. Davidsonにより、
マグローヒル社(McGraw Hill Book Company)から出版さ
れた「水溶性ガムと樹脂のハンドブック(Handbook of W
ater soluble gumsand resins)」(1980)に記載されてい
る。これらのガム類の中で、スクレログルカン類は、サ
ノフィ・バイオ・インダストリー(Sanofi Bio Industri
es)からアクチガム(Actigum)CS、特にアクチガムCS
11、及びアルバン・ミュラー・インターナショナル(A
lban Muller International)からアミゲル(Amigel)の名
称で販売されている製品である。また、他のスクレログ
ルカン類、例えば仏国特許出願第2633940号に記
載されているグリオキサールで処理されたものを使用す
ることもできる。
【0032】キサンタンガムは、ニュートラスイート・
ケルコ(Nutrasweet Kelco)社からケルトロール(Keltro
l)、ケルトロールT、ケルトロールTF、ケルトロール
BT、ケルトロールRD及びケルトロールCGの名称
で、又はローディア・シミー(Rhodia Chimie)社からロ
ーディケア(Rhodicare)S及びローディケアHの名称で
販売されている製品である。挙げることのできるデンプ
ン誘導体は、例えばアヴェベ(Avebe)社からプリモゲル
(Primogel)の名称で販売されている製品である。ヒドロ
キシ(C-C)アルキルセルロース類は特にヒドロキ
シエチルセルロース、例えばアメルコール社からセロサ
イズ(Cellosize)QP3L、セロサイズQP4400
H、セロサイズQP30000H、セロサイズHEC3
0000A及びセロサイズ・ポリマーPCG10、又は
ハーキュレス(Hercules)社からナトロソール(Natrosol)
250HHR、ナトロソール250MR、ナトロソール
250M、ナトロソール250HHXR、ナトロソール
250HHX、ナトロソール250HR及びナトロソー
ルHX、又はヘキスト(Hoechst)社からチロース(Tylos
e)H1000の名称で販売されているものである。ま
た、ヒドロキシ(C-C)アルキルセルロース類は、
特にヒドロキシプロピルセルロース、例えばアクアロン
社からクリューセル(Klucel)EF、クリューセルH、ク
リューセルLHF、クリューセルMF及びクリューセル
Gの名称で販売されている製品である。
【0033】好適に使用されるカルボキシ(C-C)
アルキルセルロース類としては、カルボキシメチルセル
ロースがあり、アクアロン社からブラノース(Blanose)
7M8/SF、ブラノース・ラフィネ(Raffinee)7M、
ブラノース7LF、ブラノース7MF、ブラノース9M
31F、ブラノース12M31XP、ブラノース12M
31P、ブラノース9M31XF、ブラノース7H、ブ
ラノース7M31及びブラノース7H3SXF、又はハ
ーキュレス社からアクアソーブ(Aquasorb)A500及び
アンバーガム(Ambergum)1221、又はモンテロ(Monte
llo)社からセロゲン(Cellogen)HP810A及びセロゲ
ンHP6HS9、又はアヴェベ社からプリメローズ(Pri
mellose)の名称で販売されている製品を挙げることがで
きる。本発明の微粉状組成物に水溶性の増粘ポリマーが
存在する場合、それらは前記組成物の全重量に対して5
%以下、好ましくは3%以下の重量割合で存在する。
【0034】他のアジュバント 保管中に周囲の湿気で無水脱色用パウダーが劣化するこ
とを防止するために、湿気吸収剤、例えばシリカ、特に
コロイド状シリカ、又は疎水性又は親水性の性質を有す
るヒュームドシリカ(fumed silica)を、脱色用パウダー
の全重量に対して3%以下の重量割合でそこに添加する
ことができる。本発明の脱色用パウダーは、フィラー、
例えばクレー類、バインダー、例えばビニルピロリド
ン、潤滑剤、例えばポリオールステアラート又はアルカ
リ金属もしくはアルカリ土類金属のステアラート、及び
酸素の放散を制御する薬剤、例えば炭酸マグネシウム又
は酸化マグネシウム、着色料又はマット効果を付与する
薬剤、例えば酸化チタン、又はアニオン性、非イオン性
又は両性の界面活性剤をさらに含有してよい。本発明の
脱色用パウダーは、当業者によく知られており、仏国特
許第2788974号及び同2788976号に記載さ
れている無水のカチオン性又は両性コンディショニング
ポリマーもさらに含有してよい。
【0035】カチオン性ポリマー 本発明の目的において「カチオン性ポリマー」という表
現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され
得る基を含有する任意のポリマーを示す。本発明で使用
可能なカチオン性ポリマーは、それ自体が毛髪の美容特
性を改善するものとして既に公知の任意のもの、すなわ
ち特に、欧州特許出願公開第337354号、及び仏国
特許第2270846号、同2383660号、同25
98611号、同2470596号及び同251986
3号に記載されているものから選択することができる。
好ましいカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の一部を
形成可能であるか、又はそこに直接結合される側方置換
基により担持され得る、第1級、第2級、第3級及び/
又は第4級アミン基を有する単位を含むものから選択さ
れる。一般的に使用されるカチオン性ポリマーは、約5
00〜5x10、好ましくは約10〜3x10
数平均分子量を有する。カチオン性ポリマーとしては、
ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ第4級アンモニ
ウム型のポリマーを挙げることができる。
【0036】これらは公知の生成物である。それらは特
に、仏国特許第2505348号及び同2542997
号に記載されている。前記ポリマーとしては以下のもの
を挙げることができる。 (1)次の式(I)、(II)、(III)又は(IV)
【化1】 [上式中:Rは、同一でも異なっていてもよく、水素
原子又はCH基を示し、Aは、同一でも異なっていて
もよく、直鎖状又は分枝状で、1〜6の炭素原子、好ま
しくは2又は3の炭素原子を有するアルキル基、又は1
〜4の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基を示し;
、R及びRは、同一でも異なっていてもよく、
1〜18の炭素原子を有するアルキル基又はベンジル
基、好ましくは1〜6の炭素原子を有するアルキル基を
示し;R及びRは、同一でも異なっていてもよく、
水素又は1〜6の炭素原子を有するアルキル基、好まし
くはメチル又はエチルを表し;Xは無機又は有機酸から
誘導されたアニオン、例えばメトスルファートアニオン
又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化物を示す]の
単位の少なくとも1つを有する、アクリル酸又はメタク
リル酸エステル又はアミドから誘導されたホモポリマー
又はコポリマー。
【0037】ファミリー(1)のポリマーは、さらに、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリル
アミド、窒素が低級(C-C)アルキルで置換された
アクリルアミドとメタクリルアミド、アクリル酸又はメ
タクリル酸又はそのエステル、ビニルラクタム、例えば
ビニルピロリドン又はビニルカプロラクタム、及びビニ
ルエステルのファミリーから選択されるコモノマーから
誘導される一又は複数の単位を含んでいてもよい。しか
して、ファミリー(1)のこれらのポリマーとしては、 − 硫酸ジメチル又はジメチルハライドで第4級化され
たメタクリル酸ジメチルアミノエチルとアクリルアミド
のコポリマー; − 例えば欧州特許出願公開第080976号に記載さ
れている、アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロリドのコポリマー; − アクリルアミドとメタクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムメトスルファートのコポリマー; − 第4級化した又はしていないビニルピロリドン/ア
クリル酸又はメタクリル酸ジアルキルアミノアルキルの
コポリマーで、仏国特許第2077143号及び同第2
393573号に詳細に記載されているもの; − メタクリル酸ジメチルアミノエチル/ビニルカプロ
ラクタム/ビニルピロリドンのターポリマー; − ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルジメ
チルアミンのコポリマー;及び − 第4級化ビニルピロリドン/ジメチルアミノプロピ
ルメタクリルアミドのコポリマー、を挙げることができ
る。
【0038】(2) 仏国特許第1492597号に記載
された第4級アンモニウム基を有するセルロースエーテ
ル誘導体。これらのポリマーはまたCTFA辞典におい
てトリメチルアンモニウム基により置換されたエポキシ
ドと反応したヒドロキシエチルセルロース第4級アンモ
ニウムとして定義されている。 (3) 第4級アンモニウムの水溶性モノマーがグラフト
したセルロース誘導体又はセルロースコポリマーのよう
なカチオン性セルロース誘導体で、米国特許第4131
576号に特に記載されているもの、例えば特にメタク
リロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルア
ミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジア
リルアンモニウム塩がグラフトしたヒドロキシメチル
-、ヒドロキシエチル-又はヒドロキシプロピルセルロー
スのようなヒドロキシアルキルセルロース。
【0039】(4) より詳細には米国特許第35895
78号及び同4031307号に記載されたカチオン性
多糖類、例えばカチオン性トリアルキルアンモニウム基
を有するグアーガム。2,3-エポキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム塩(例えば塩化物)で変性されたグアーガ
ムが例えば使用される。 (5) 酸素、硫黄又は窒素原子あるいは芳香環又は複素
環が挿入されていてもよい、直鎖状又は分枝状鎖を有す
る二価のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基と、ピ
ペラジニル単位からなるポリマー、並びにこれらのポリ
マーの酸化及び/又は第4級化生成物。このようなポリ
マーは、特に、仏国特許第2162025号及び同22
80361号に記載されている。
【0040】(6) 特に、酸化合物とポリアミンの重縮
合により調製される水溶性ポリアミノアミド類;これら
のポリアミノアミド類は、エピハロヒドリン、ジエポキ
シド、二無水物、不飽和の二無水物、二不飽和誘導体、
ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジニウム(bis-azetidi
nium)、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハラ
イド等、もしくは、ビス-ハロヒドリン、ビス-アゼチジ
ニウム、ビス-ハロアシルジアミン、ビス-アルキルハラ
イド、エピハロヒドリン、ジエポキシド又は二不飽和誘
導体に対して反応する二官能化合物の反応の結果生じた
オリゴマーで架橋され得;架橋剤は、ポリアミノアミド
の1アミン基当たり0.025〜0.35モルの範囲の
割合で使用され;これらのポリアミノアミド類は、アル
キル化されるか、それらが一又は複数の第3級アミン官
能基を含む場合には第4級化され得る。このようなポリ
マーは、特に仏国特許第2252840号及び同236
8508号に記載されている。
【0041】(7) ポリカルボン酸とポリアルキレンポ
リアミンを縮合させ、続いて二官能剤でアルキル化して
得られるポリアミノアミド誘導体。例えば、アルキル基
が1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル
又はプロピルを示す、アジピン酸/ジアルキルアミノヒ
ドロキシアルキルジアルキレントリアミンのポリマーを
挙げることができる。このようなポリマーは、特に仏国
特許第1583363号に記載されている。これらの誘
導体として、特にアジピン酸/ジメチルアミノヒドロキ
シプロピル/ジエチレントリアミンのポリマーを挙げる
ことができる。 (8) 3〜8の炭素原子を有する、飽和した脂肪族のジ
カルボン酸及びジグリコール酸から選択されるジカルボ
ン酸と、少なくとも1つの第2級アミン基と2つの第1
級アミン基を有するポリアルキレンポリアミンとを反応
させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンと
ジカルボン酸のモル比は、0.8:1〜1.4:1であ
り;そこで得られるポリアミノアミドは、ポリアミノア
ミドの第2級アミンに対して、0.5:1〜1.8:1
のモル比のエピクロロヒドリンと反応させたものであ
る。このようなポリマーは、特に米国特許第32276
15号及び同2961347号に記載されている。
【0042】(9) アルキルジアリルアミン又はジアル
キルジアリルアンモニウムのシクロポリマー、例えば、
次の式(V)又は(VI):
【化2】 [上式中、k及びtは0又は1であり、k+tの合計は
1であり;Rは、水素原子又はメチル基を示し;R
及びRは互いに独立して、1〜22の炭素原子を有す
るアルキル基、アルキル基が好ましくは1〜5の炭素原
子を有するヒドロキシアルキル基、低級C-Cアミ
ドアルキル基を示すか、又はRとRは、それが結合
している窒素原子と共同して、複素環基、例えばピペリ
ジル又はモルホリニルを示してもよく;RとRは互
いに独立して、好ましくは1〜4の炭素原子を有するア
ルキル基を示し;Yは、アニオン、例えば臭化物、塩
化物、アセタート、ボラート、シトラート、タートラー
ト、ビスルファート、二亜硫酸塩、スルファート又はホ
スファートである]に相当する単位を、鎖の主な構成要
素として含むホモポリマー又はコポリマー。これらのポ
リマーは、特に、仏国特許第2080759号、及びそ
の追加特許証第2190406号に記載されている。
【0043】(10) 次の式:
【化3】 {上式(VII)中、R10、R11、R12及びR13
は同一でも異なっていてもよく、1〜20の炭素原子を
有する脂肪族、脂環式又はアリール脂肪族(arylaliphat
ic)基、もしくは低級ヒドロキシアルキル脂肪族基を示
すか、又はR10、R11、R12及びR13は、共同
して又は別々に、それらが結合する窒素原子と共に、窒
素以外の第2のヘテロ原子を含有していてもよい複素環
を形成するか、又はR10、R11、R12及びR13
は、R14がアルキレンで、Dが第4級アンモニウム基
である、-CO-O-R14-D又は-CO-NH-R14-D
基又はニトリル、エステル、アシル又はアミド基で置換
される、直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基を示
し;A及びBは、スルホキシド、スルホン、ジスル
フィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、第4
級アンモニウム、ウレイド、アミド又はエステル基、又
は一又は複数の酸素又は硫黄原子、又は一又は複数の芳
香環が主鎖に挿入、又は連結して含有されていてもよ
く、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、
2〜20の炭素原子を有するポリメチレン基を表し、X
は、無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンを示
し;A、R10及びR12は、それらが結合する2つ
の窒素原子と共にピペラジン環を形成可能で;Aが直
鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のアルキレン又はヒド
ロキシアルキレン基を示す場合は、Bはさらに-(CH
)-CO-D-OC-(CH)-基を示し、ここでnは
1〜100、好ましくは1〜50であり、Dは: a)式:-O-Z-O-のグリコール残基[該式中、Zは、
直鎖状又は分枝状の炭化水素ベース基、又は次の式: -(CH-CH-O)-CH-CH- -[CH-CH(CH)-O]-CH-CH(CH)- (上式中、x及びyは、定まった一つの重合度を表す1
〜4の整数を示すか、あるいは、平均重合度を表す1〜
4の任意の数を示す)の一つに相当する基を示す]; b)ビス二級ジアミン残基、例えばピペラジン誘導体; c)式:-NH-Y-NH-のビス一級ジアミン残基[該式
中、Yは、次の式: -CH-CH-S-S-CH-CH- で示される二価の基、又は直鎖状又は分枝状の炭化水素
ベース基を示す]; d)式:-NH-CO-NH-のウレイレン基; を示す}に相当する繰り返し単位を含有する第4級ジア
ンモニウムポリマー。好ましくは、Xはアニオン、例
えば塩化物又は臭化物である。
【0044】これらのポリマーは、一般的に1000〜
100000の数平均分子量を有する。この種のポリマ
ーは、特に、仏国特許第2320330号、同2270
846号、同2316271号、同2336434号及
び同2413907号、及び米国特許第2273780
号、同2375853号、同2388614号、同24
54547号、同3206462号、同2261002
号、同2271378号、同3874870号、同40
01432号、同3929990号、同3966904
号、同4005193号、同4025617号、同40
25627号、同4025653号、同4026945
号、及び同4027020号に記載されている。さらに
は、次の式(VIII):
【化4】 [上式中、R10、R11、R12及びR13は同一で
も異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するア
ルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約
2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸
から誘導されるアニオンである]に相当する繰り返し単
位からなるポリマーを使用することができる。
【0045】(11) 次の式(IX):
【化5】 [上式中、pは約1〜6の範囲の整数であり、Dは存在
しないか、又はrが4又は7に等しい数を示す-(C
)-CO-基を表し、Xはアニオンである]の繰
り返し単位からなるポリ第4級アンモニウムポリマー。
このようなポリマーは米国特許第4157388号、同
4702906号及び同4719282号に記載されて
いる方法に従って調製することができる。 (12) ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの第
4級ポリマー。 (13) ポリアミン類、例えばCTFA辞典で「ポリエ
チレングリコール(15)獣脂ポリアミン」なる名称で呼
ばれる生成物。
【0046】(14) 架橋したメタクリロイルオキシ
(C-C)アルキルトリ(C-C)アルキルアンモニ
ウム塩のポリマー、例えば、塩化メチルで第4級化され
たメタクリル酸ジメチルアミノエチルが単独重合し、又
は塩化メチルで第4級化されたメタクリル酸ジメチルア
ミノエチルとアクリルアミドとが共重合し、単独重合又
は共重合に続いて、オレフィン性不飽和を有する化合
物、特にメチレンビスアクリルアミドで架橋することに
より得られるポリマー。特に、鉱物性油に50重量%の
前記ポリマーを含む分散液の形態での、架橋したアクリ
ルアミド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアン
モニウムクロリドのコポリマー(重量比:20/80)を
使用することができる。この分散液は、アライド・コロ
イズ(Allied Colloids)社から「サルケア(Salcare)(登
録商標)SC92」の名称で市販されている。また、鉱
物性油又は液状エステル中に約50重量%のホモポリマ
ーを含む架橋したメタクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロリドのホモポリマーを使用すること
もできる。これらの分散液は、アライド・コロイズ社か
ら「サルケア(登録商標)SC95」及び「サルケア(登
録商標)SC96」の名称で市販されている。
【0047】本発明で使用可能な他のカチオン性ポリマ
ーは、ポリアルキレンイミン類、特に、ポリエチレンイ
ミン類、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を
有するポリマー、ポリアミン類とエピクロロヒドリンの
縮合物、第4級ポリウレイレン類及びキチン誘導体であ
る。
【0048】両性ポリマー 本発明において使用可能な両性ポリマーは、ポリマー鎖
にランダムに分布する単位K及びMを含むポリマーの中
から選択され、そのKは少なくとも1つの塩基性窒素原
子を含むモノマーから誘導された単位を表し、Mは一又
は複数のカルボキシル基又はスルホン基を含む酸性モノ
マーから誘導された単位を表すか、あるいはK及びM
が、カルボキシベタイン又はスルホベタインの双性イオ
ンモノマーから誘導される基を示してもよく;またK及
びMが、第1級、第2級、第3級又は第4級アミン基を
含み、その少なくとも1つのアミン基が、炭化水素ベー
ス基を介してカルボキシル基又はスルホン酸基を担うカ
チオン性ポリマー鎖を示すことができ、あるいはさら
に、K及びMが、α,β-ジカルボン酸エチレン単位を含
むポリマー鎖の一部をなし、そのカルボキシル基の1つ
が一又は複数の第1級又は第2級アミノ基を含むポリア
ミンと反応させられたものである。
【0049】上述した定義に相当する特に好ましい両性
ポリマーは次のポリマーから選択される: (1)特にアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α-
クロロアクリル酸等の、カルボキシル基を有するビニル
化合物から誘導されるモノマー、及び特にジアルキルア
ミノアルキルメタクリラート及びアクリラート、ジアル
キルアミノアルキルメタクリルアミド及びアクリルアミ
ド等の、少なくとも1つの塩基性原子を含む置換された
ビニル化合物から誘導される塩基性モノマーの共重合に
より得られるポリマー。このような化合物は米国特許第
3836537号に記載されている。またアクリル酸ナ
トリウム/アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロリドコポリマーを挙げることができる。また、
ビニル化合物は、ジアルキルジアリルアンモニウム塩、
例えばジメチルジアリルアンモニウムクロリドであって
もよい。
【0050】(2)a)アルキル基で窒素原子が置換され
たメタクリルアミド及びアクリルアミドから選択される
少なくとも1つのモノマー、 b)一又は複数の反応性カルボキシル基を有する少なく
とも1つの酸性コモノマー、及び、c)少なくとも1つ
の塩基性のコモノマー、例えば、アクリル及びメタクリ
ル酸の第1級、第2級、第3級及び第4級アミン置換基
を有するエステル、及び硫酸ジメチル又は硫酸ジエチル
とジメチルアミノエチルメタクリラートとの第4級化し
た生成物、から誘導される単位を含有するポリマー。本
発明において特に好ましい、N-置換されたアクリルア
ミド又はメタクリルアミドは、アルキル基が2〜12の
炭素原子を有する基であり、特に、N-エチルアクリル
アミド、N-tert-ブチルアクリルアミド、N-tert-オク
チルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、N-
デシルアクリルアミド、N-ドデシルアクリルアミド、
並びにそれらのメタクリルアミドに相当するものであ
る。酸性コモノマーは、特に、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、及びフマル
酸、及びマレイン酸又はフマル酸又は無水物の、1〜4
の炭素原子を有するアルキルモノエステルから選択され
る。好適な塩基性コモノマーは、アミノエチル、ブチル
アミノエチル、N,N'-ジメチルアミノエチル及びN-te
rt-ブチルアミノエチルメタクリラートである。
【0051】(3) 次の一般式:
【化6】 {上式中、R19は、飽和したジカルボン酸、エチレン
性二重結合を有するモノ-又はジカルボン脂肪族酸、こ
れらの酸の1〜6の炭素原子を有する低級アルカノール
とのエステルから誘導される二価の基、もしくは、ビス
(プライマリ)、又はビス(セカンダリ)アミンに、上記酸
の任意の一つを添加することにより誘導される基を表
し、Zは、ビス(プライマリ)、モノ-又はビス(セカンダ
リ)ポリアルキレン-ポリアミンの基を示し、好ましく
は、 a)60〜100モル%の割合で、次の式:
【化7】 [上式中、x=2及びp=2又は3であるか、又はx=
3及びp=2である]で表される基(この基はジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピ
レントリアミンから誘導される); b)0〜40モル%の割合で、上述した基(XI)におい
て、x=2及びp=1であり、エチレンジアミンから誘
導される基、又は次の式:
【化8】 で表されるピペラジンから誘導される基; c)0〜20モル%の割合で、ヘキサメチレンジアミン
から誘導される-NH-(CH)-NH-基を表す}で表
されるポリアミノアミドから部分的又は全体的に誘導さ
れる、架橋し、またアルキル化したポリアミノアミド
で、これらのポリアミノアミドは、ポリアミノアミドの
アミン基当たり0.025〜0.35モルの架橋剤が使
用されて、エピハロヒドリン、ジエポキシド、二無水
物、及びビス不飽和誘導体から選択される二官能性架橋
剤を添加することにより架橋され、アクリル酸、クロロ
酢酸、又はアルカン-スルトン、又はそれらの塩類の作
用により、アルキル化される。
【0052】飽和したカルボン酸は、好ましくは、6〜
10の炭素原子を有する酸、例えば、アジピン酸、2,
2,4-トリメチルアジピン酸及び2,4,4-トリメチル
アジピン酸、テレフタル酸、及びエチレン性二重結合を
有する酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸及びイタ
コン酸から選択される。アルキル化に使用されるアルカ
ン-スルトンは、好ましくは、プロパン-スルトン又はブ
タン-スルトンであり、アルキル化剤の塩は、好ましく
は、ナトリウム又はカリウムの塩である。
【0053】(4)次の式:
【化9】 [上式中、R20は、重合性不飽和基、例えば、アクリ
ラート、メタクリラート、アクリルアミド、又はメタク
リルアミド基を示し、y及びzは1〜3の整数を表し、
21及びR22は、水素原子、メチル、エチル又はプ
ロピルを表し、R 23及びR24は、水素原子、又はR
23及びR24の炭素原子の合計が10を越えないアル
キル基を表す]で表される双性イオン性単位を有するポ
リマー。また、このような単位を有するポリマーは、非
双性イオン性モノマー、例えば、ジメチル-又はジエチ
ルアミノエチル-アクリラート又はメタクリラート、も
しくはアルキル-アクリラート又はメタクリラート、ア
クリルアミド又はメタクリルアミド、又は酢酸ビニルか
ら誘導される単位を有していてもよい。例として、サン
ド(Sandoz)社のダイアフォーマー(Diaformer)Z301
という名称で販売されている製品のような、メタクリル
酸ブチル/ジメチルカルボキシメチルアンモニオエチル
メタクリラートのコポリマーを挙げることができる。
【0054】(5)次の式(XIII)、(XIV)及び(X
V):
【化10】 {上式中、単位(XIII)は0〜30%の割合、単位
(XIV)は5〜50%の割合、及び単位(XV)は30〜
90%の割合で存在し、単位(XV)においてR25は次
の式:
【化11】 [上式中、qは0又は1を示し、q=0である場合は、
26、R27及びR28は同一でも異なっていてもよ
く、それぞれ、水素原子、一又は複数の窒素原子が挿入
されていてもよく、及び/又は一又は複数のアミン、ヒ
ドロキシル、カルボキシル、アルキルチオ又はスルホン
基で置換されていてもよい、ジアルキルアミン残基又は
モノアルキルアミン残基、メチル、ヒドロキシル、アセ
トキシ又はアミノ残基、アルキル基がアミノ残基を担持
しているアルキルチオ残基を表し、この場合、R26
27及びR 28基の少なくとも1つは水素原子であ
り;又はq=1である場合は、R26、R27及びR
28は、それぞれ、水素原子、並びにこれらの化合物と
酸又は塩基とにより形成される塩を表す]の基を示す}
に相当するモノマー単位を含有するキトサンから誘導さ
れるポリマー。
【0055】(6)キトサンのN-カルボキシアルキル化
によって誘導されるポリマー、例えばN-カルボキシメ
チルキトサン又はN-カルボキシブチルキトサン。 (7)例えば仏国特許第1400366号に記載され、一
般式(XVI):
【化12】 [上式中、R29は、水素原子、CHO、CHCH
O又はフェニル基を表し、R30は、水素、又はメチ
ル又はエチルのような低級アルキル基を示し、R
31は、水素、又はメチル又はエチルのような低級アル
キル基を示し、R32は、メチル又はエチルのような低
級アルキル基又は次の式:-R33-N(R31)に相当
する基を示し、ここでR33は、-CH-CH-、-C
-CH-CH -又は-CH-CH(CH)-基を表
し、R31は上述の意味を持ち、並びに6までの炭素原
子を有するこれらの基の高級同族体も表し、rは分子量
を500〜6000000、好ましくは1000〜10
00000にする]に相当するポリマー。
【0056】(8)次のものから選択される-D-X-D-X
-タイプの両性ポリマー: a) クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムを、次の
式: -D-X-D-X-D- (XVII) [上式中、Dは、
【化13】 なる基を表し:Xは、記号E又はE’を表し、E又は
E’は同一でも異なっていてもよく、主鎖に7までの炭
素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有するアルキレン基
である二価の基を表し、それは、未置換であるか又はヒ
ドロキシル基で置換され、又はさらに酸素、窒素及び硫
黄原子、1ないし3の芳香環及び/又は複素環を含むこ
とが可能であり、酸素、窒素及び硫黄原子は、エーテ
ル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニ
ウム、アルキルアミン又はアルケニルアミン基、ヒドロ
キシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、第4級アン
モニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び
/又はウレタン基の形で存在する]の少なくとも1つの
単位を含む化合物に作用させて得られるポリマー。 b) 次の式: -D-X-D-X- (XVIII) [上式中、Dは、
【化14】 なる基を表し:Xは、記号E又はE’を表し、少なくと
も1回はE’;Eは上述と同じ意味を持ち、E’は、主
鎖に7までの炭素原子を含む直鎖状又は分枝状鎖を有す
るアルキレン基である二価の基であり、そしてそれは、
未置換であるか又は一又は複数のヒドロキシル基で置換
され、そして一又は複数の窒素原子を含み、窒素原子
は、場合によっては酸素原子が介在し、一又は複数のカ
ルボキシル基又は一又は複数のヒドロキシル基の含有が
不可欠であり、クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムと
の反応でベタイン化されるアルキル鎖で置換される]の
ポリマー。
【0057】(9)N,N-ジアルキルアミノアルキルアミ
ン、例えばN,N-ジメチルアミノプロピルアミンで半ア
ミド化するか、又はN,N-ジアルカノールアミンで半エ
ステル化することにより部分的に変性された、(C-C
)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸のコポリ
マー。また、これらのコポリマーは、例えばビニルカプ
ロラクタムのような他のビニルコモノマーを含有しても
よい。
【0058】本発明において使用可能な全てのカチオン
性又は両性ポリマーは、好ましくは特に次のものから選
択される: (i)カチオン性ポリマーとしては: − メルク(Merck)社からメルクアット(Merquat)100
ドライの名称で販売されている、ジメチルジアリルアン
モニウムクロリドのホモポリマー; − カルゴン(Calgon)社からメルクアット2200の名
称で販売されている、ジメチルジアリルアンモニウムク
ロリドとアクリルアミドのコポリマー; − 次の式:
【化15】 の繰り返し単位からなり、仏国特許第2270846号
に記載され調製されたポリ(第4級アンモニウム)型のポ
リマー、特にゲル透過クロマトグラフィーにより決定さ
れる重量平均分子量が9500〜9900であるもの、
なかでもゲル透過クロマトグラフィーにより決定される
重量平均分子量が約1200であるもの; − 式(IX)においてXが塩素を示す、ファミリー
(11)のポリ(第4級化アンモニウム)型のポリマー、特
に重量平均分子量が100000未満、好ましくは50
000以下のもの;を挙げることができ、(ii)両性ポ
リマーとしては: − カルゴン社からメルクアット280ドライの名称で
販売されている、ジアリルジメチルアンモニウムクロリ
ド/アクリル酸(80/20)のコポリマー[CTFA
名:ポリクアテルニウム(Polyquaternium)22]; − カルゴン社からメルクアット295ドライの名称で
販売されている、ジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ド/アクリル酸(95/5)のコポリマー(CTFA名:
ポリクアテルニウム22); − カルゴン社からメルクアット2001の名称で販売
されている、メタクリルアミドプロピルトリモニウム(t
rimonium)クロリド、アクリル酸及びアクリル酸エチル
のコポリマー(CTFA名:ポリクアテルニウム47);
及び − カルゴン社からメルクアット・プラス3330ドラ
イの名称で販売されている、アクリルアミド/ジメチル
ジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸のターポリ
マー(CTFA名:ポリクアテルニウム39);を挙げる
ことができる。
【0059】カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマ
ーが本発明の微粉状組成物に存在する場合、それらは前
記組成物の全重量に対して20%以下、好ましくは8%
以下の重量割合で存在する。
【0060】本発明の脱色用パウダーの調製 本発明において、脱色用パウダーは、過酸化塩(類)、ア
ルカリ性剤(類)、アニオン性及び/又は非イオン性の両
親媒性ポリマー(類)、及び場合によっては水溶性の増粘
ポリマー及びシリカからなるパウダー状混合物に、所望
の量の上述した脂肪酸糖エステル類を単に添加すること
により調製される。
【0061】水性過酸化水素組成物 本発明の水性過酸化水素組成物は、40容量を超える力
価を有さず、その力価は2〜40容量の範囲である。そ
れは化粧品用途にのみ調製され、好ましくはこの目的に
おいて公知の方法で、次のもの: (i)水性過酸化水素組成物の全重量に対して約0.1%
〜10%、好ましくは約0.1%〜5%の範囲の重量割
合で、任意の型、すなわち非イオン性、アニオン性、カ
チオン性、両性又は双性イオン性の少なくとも1つの界
面活性剤であるが、そのなかの少なくとも1つはアニオ
ン性又は非イオン性であるもの; (ii)又は、水性過酸化水素組成物の全重量に対して約
1.5%〜40%、好ましくは約1.5%〜20%の範
囲の重量割合で、異なる値のHLB[親水性親油性バラ
ンス]値を有する2つの非イオン性界面活性剤で、その
少なくとも1つがグリフィンスケール(Griffin scal
e)において5以下であるものを少なくとも組合せたも
の; [グリフィンは、刊行物J. Soc. Cosm. Chem. 1954(5
巻), 249-256頁に定義されており、またHLB値は「Ga
lenica 5:分散系−1巻−界面活性剤とエマルション−I
V章−HLBの概念と臨界的HLB(Notions of HLB and
of critical HLB), 153-194頁−パラグラフ1.1.2、HLB
の実験的決定法, 164-180頁と題される著者F. Puisieux
及びM. Seillerによる本に記載されているようにして、
実験的に決定される] (iii)又は、水性過酸化水素組成物の全重量に対して
約1%〜30%、好ましくは約1.5%〜15%の範囲
の重量割合で、グリフィンスケールにおいて5以下の
HLB[親水性親油性バランス]値を有する非イオン性界
面活性剤と、アニオン性界面活性剤を少なくとも組合せ
たもの; (iv)又は、水性過酸化水素組成物の全重量に対して約
0.1%〜10%、好ましくは約0.1%〜5%の範囲
の重量割合で、その化学的性質に関係なく、少なくとも
1つの増粘ポリマーで、水性過酸化水素組成物の全重量
に対して約0.1%〜10%、好ましくは約0.1%〜
5%の範囲の重量割合で、任意の種類の界面活性剤と組
み合わせてもよいもの;を含有する。この増粘ポリマー
は、例えば既に上述している水溶性の増粘ポリマー、少
なくとも1つの脂肪鎖を有し、そのイオン性が重要では
ない両親媒性ポリマー、すなわち非揮発性の微粉状組成
物において上述したもの等の非イオン性又はアニオン性
型であってよいもの、又は以下に記載するようなカチオ
ン性又は両性型のものから選択される。
【0062】過酸化水素組成物は水性であるため、非イ
オン性又はアニオン性型の両親媒性ポリマーは、水ベー
スの溶液又は分散液の形態であってもよいことは言うま
でもない。例えば次のような脂肪鎖を有する非イオン性
のポリウレタン-ポリエーテル類の場合にしかりであ
る: − ローム&ハース(Rohm & Haas)社のアキュリン(Acul
yn)44及びアキュリン46[アキュリン46は、マルト
デキストリン(4%)と水(81%)のマトリックスに、1
5重量%の濃度で、150又は180モルのエチレンオ
キシドを含有するポリエチレングリコール、ステアリル
アルコール、及びメチレンビス(4-シクロヘキシルイソ
シアナート)(SMDI)の重縮合物が入ったもの;アキ
ュリン44は、プロピレングリコール(39%)と水(2
6%)の混合物に、35重量%の濃度で、150又は1
80モルのエチレンオキシドを含有するポリエチレング
リコール、デシルアルコール、及びメチレンビス(4-シ
クロヘキシルイソシアナート)(SMDI)の重縮合物が
入ったものである]; − 水中に20%の固体含有量で販売されており、ウレ
タン結合とC20アルキル鎖を含有するローム&ハース
社の製品DW1206B; − レオックス社から販売されているレオラート25
5、レオラート278及びレオラート244、又はロー
ム&ハース社から販売されている製品DW1206F及
びDW1206J。
【0063】また、このことは、次のような脂肪鎖を有
するアニオン性の両親媒性ポリマーの場合にもしかりで
ある: − メタクリル酸、アクリル酸エチル及びステアレス-
10-アリルエーテルの架橋ターポリマー(40/50/
10)の水性30%エマルジョンである、アライドコロ
イド社からサルケアSC80及びサルケアSC90なる
名称で販売されているメタクリル酸、アクリル酸エチル
及びポリエチレングリコール(10EO)ステアリルエー
テル(ステアレス10)の架橋ターポリマー; − 欧州特許出願公開第0173109号の実施例3に
記載された、25%の水性分散液としてのメタクリル酸
/アクリル酸メチル/エトキシル化(40EO)ベヘニル
-ジメチル-メタ-イソプロペニルベンジルイソシアナー
ト。
【0064】少なくとも1つの脂肪鎖を有し両性型であ
る両親媒性ポリマーとしては、特に国際公開第98/4
4012号に記載され、調製されているもの、なかでも
アクリル酸/(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチル
アンモニウムクロリド/メタクリル酸ステアリルのコポ
リマーを挙げることができる。
【0065】少なくとも1つの脂肪鎖を有しカチオン性
型である両親媒性ポリマーとしては、特に次のものを挙
げることができる: − 特に、 − 少なくとも1つの脂肪鎖、例えば少なくとも8つの
炭素原子を有するアルキル、アリールアルキル又はアル
キルアリール基、又はその混合物を含む基で変性した第
4級化セルロース; − 少なくとも1つの脂肪鎖、例えば少なくとも8つの
炭素原子を有するアルキル、アリールアルキル又はアル
キルアリール基、又はその混合物を含む基で変性した第
4級化ヒドロキシエチルセルロース;を含む第4級化セ
ルロース誘導体から選択されるもの。上述した第4級化
セルロース又はヒドロキシエチルセルロースに担持され
るアルキル基は、好ましくは8〜30の炭素原子を有す
る。アリール基は、好ましくはフェニル、ベンジル、ナ
フチル又はアントリル基を示す。C-C30脂肪鎖を
有する第4級化アルキルヒドロキシエチルセルロースの
例としては、アメルコール社から販売されている製品ク
アトリソフト(Quatrisoft)LM200、クアトリソフト
LM-X 529-18-A、クアトリソフトLM-X 52
9-18B(C12アルキル)及びクアトリソフトLM-X
529-8(C アルキル)、及びクロダ(Croda)社か
ら販売されている製品クロダセル(Crodacel)QM、クロ
ダセルQL(C12アルキル)及びクロダセルQS(C
18アルキル)が含まれる。
【0066】− ステアレス20(ポリオキシエチレン
化(20)ステアリルアルコール)等のタイプの疎水性基
等の非環式アミノ側基を有する第4級化又は第4級化さ
れていないポリアクリラートから選択されるもの。アミ
ノ側鎖を有するポリアクリラートの例としては、ナショ
ナル・スターチ社から販売されているポリマー8781-
121B及び9492-103を挙げることができる。
【0067】− 本出願人により仏国特許出願第000
9609号に記載されたカチオン性会合性ポリウレタン
類のファミリーから選択されるもの;それらは次の一般
式(XIX): R-X-(P)-L-(Y)-L'-(P')-X'-R' (XIX) [上式中:R及びR'は同一でも異なっていてもよく、疎
水性基又は水素原子を表し;X及びX'は同一でも異な
っていてもよく、疎水性基を担持していてもよい第3級
又は第4級アミンを含む基、又はL''基を表し;L、
L'及びL''は同一でも異なっていてもよく、ジイソシ
アナートから誘導される基を表し;P及びP'は同一で
も異なっていてもよく、疎水性基を担持していてもよい
第3級又は第4級アミンを含む基を表し;Yは親水性基
を表し;n、m及びpは互いに独立して、0〜1000
であり;少なくとも1つの第3級又は第4級アミン官能
基と少なくとも1つの疎水性基を含有する分子である]
により表される。
【0068】カチオン性会合性ポリウレタンの好ましい
ファミリーの一つは、R及びR'は双方とも独立して疎
水性基を表し、X及びX'はそれぞれL''基を表し、n
及びpは1〜1000であり、L、L'、L''、P、
P'、Y及びmは上述した意味を有する、上述した式(X
IX)に相当するものである。カチオン性会合性ポリウ
レタンの他の好ましいファミリーは、R及びR'は双方
とも独立して疎水性基を表し、X及びX'は双方とも独立
して第4級アミンを含む基を表し、n及びpは0であ
り、L、L'、Y及びmは上述した意味を有する、上述
した式(XIX)に相当するものである。カチオン性会合
性ポリウレタンの分子量は、好ましくは400〜100
00、特に1000〜5000である。
【0069】本発明の目的において、「疎水性基」とい
う表現は、P、O、N又はS等の一又は複数のヘテロ原
子を含有していてもよい飽和又は不飽和で直鎖状又は分
枝状の炭化水素ベース鎖を有するか、又は過フッ化もし
くはシリコーン鎖を有する基又はポリマーを意味する。
疎水性基が炭化水素ベース基を表す場合、少なくとも1
0の炭素原子を有する。好ましくは、炭化水素ベース基
は一官能性化合物から誘導される。例として、疎水性基
は、脂肪アルコール、例えばステアリルアルコール、ド
デシルアルコール又はデシルアルコールから誘導され得
る。また、炭化水素ベースポリマー、例えばポリブタジ
エンを示してもよい。
【0070】X及び/又はX'が第3級又は第4級アミ
ンを含む基を示す場合、X及び/又はX’は次の式:
【化16】 [上式中:Rは10〜20の炭素原子を有し、飽和又
は不飽和環を含有していてもよい直鎖状又は分枝状のア
ルキレン基、又はアリーレン基を表し、該一又は複数の
炭素原子はN、S、O及びPから選択されるヘテロ原子
で置換可能であり;R及びRは同一でも異なってい
てもよく、直鎖状又は分枝状のC-C アルキル又
はアルケニル基、又はアリール基を示し、該炭素原子の
少なくとも1つはN、S、O及びPから選択されるヘテ
ロ原子で置換可能であり;Aは生理学的に許容可能な
対イオンである]の一つを表し得る。
【0071】L、L'及びL''基は、次の式:
【化17】 [上式中:Zは-O-、-S-又は-NH-を表し;及びR
は10〜20の炭素原子を有し、飽和又は不飽和環を含
有していてもよい直鎖状又は分枝状のアルキレン基、又
はアリーレン基を表し、該一又は複数の炭素原子はN、
S、O及びPから選択されるヘテロ原子で置換可能であ
る]の基を表す。
【0072】第3級又は第4級アミン官能基を含むP及
びP'基は、次の式:
【化18】 [上式中:R及びRはRと同様の意味を有し;R
、R及びRはR及びRと同様の意味を有し;
10は、N、S、O及びPから選択される一又は複数
のヘテロ原子を含有していてもよい、直鎖状又は分枝状
の不飽和であってもよいアルキレン基を表し;Aは生
理学的に許容可能な対イオンである]の少なくとも1つ
を表す。
【0073】Yの意味に関して、「親水性基」という用
語は、重合性又は非重合性の水溶性基を意味する。例え
ば、それがポリマーではない場合、ジエチレングリコー
ル及びヘキサエチレングリコールを挙げることができ
る。ポリマーである場合、例えばポリエーテル、スルホ
ン化ポリエステル、スルホン化ポリアミド又はこれらの
ポリマーの混合物を挙げることができる。親水性ポリマ
ーは好ましくはポリエーテル、特にポリ(エチレンオキ
シド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
【0074】本発明の式(XIX)のカチオン性会合性ポ
リウレタンは、少なくとも1つの不安定な水素をそれぞ
れ含有する種々の化合物から形成される。これらの種々
の基は共に連続して反応し、種々のポリマーブロックを
形成する。本発明の式(XIX)のポリマーの調製に関与
する第1の型の化合物は、少なくとも1つの第3級又は
第4級アミン単位を有する化合物である。この化合物は
多官能性であってもよいが、二官能性のものが好まし
く、すなわち本発明の好ましい実施態様においては、こ
の化合物は、例えばヒドロキシル、第2級アミン、第3
級アミン又はチオール官能基に担持される2つの不安定
な水素原子を含有する。多官能性化合物のパーセンテー
ジが低い多官能性及び二官能性化合物の混合物を使用す
ることもできる。
【0075】上述したように、この化合物は1以上の第
3級又は第4級アミン単位を有する。この場合、それは
第3級又は第4級アミン単位の繰り返しを担持するポリ
マーである。この種の化合物は、次の式: HZ-(P)-ZH 又は HZ-(P')-ZH [上式中、Z、P、P'、n及びpは上述したものであ
る]の一つにより表される。挙げることのできる例に
は、N-メチルジエタノールアミン、N-tert-ブチルジ
エタノールアミン及びN-スルホエチルジエタノールア
ミンが含まれる。
【0076】本発明の式(XIX)のポリマーの調製に関
与する第2の化合物は、次の式: O=C=N-R-N=C=O [上式中、Rは上述したものである]に相当するジイソ
シアナートである。例えば、メチレンジフェニルジイソ
シアナート、メチレンシクロヘキサンジイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、トルエンジイソシア
ナート、ナフタレンジイソシアナート、ブタンジイソシ
アナート及びヘキサンジイソシアナートを挙げることが
できる。
【0077】本発明の式(XIX)のポリマーの調製に関
与する第3の化合物は、式(XIX)のポリマーの末端疎
水性ブロックの形成を意図した疎水性化合物である。こ
の疎水性ブロックは、例えばヒドロキシル、第1級又は
第2級アミン、又はチオール官能基に担持される不安定
な水素原子を含有する化合物から形成される。好ましく
は多官能性化合物である。この化合物の官能性部分は第
3級又は第4級アミン単位を有している。この化合物の
疎水性部分は、ポリマーであってもなくてもよい。例と
して、この化合物は脂肪アルコール、例えば特にステア
リルアルコール、ドデシルアルコール又はデシルアルコ
ールであり得る。この化合物がポリマー鎖を含有する場
合、それは、例えばα-ヒドロキシル化水素化ポリブタ
ジエンであってよい。
【0078】式(XIX)の化合物の疎水性ブロックは、
少なくとも1つの第3級アミン単位を有する化合物の第
3級アミンが第4級化反応する結果得られたものであっ
てよい。よって、疎水性基は第4級化剤を介して担持さ
れている。この場合、R及びR'が上述したものであ
り、Qがハロゲン化物、スルホナート等の基を示すRQ
又はR'Q型の化合物である。
【0079】本発明のカチオン性会合性ポリウレタン
は、さらに親水性ブロックも含有する。このブロックは
ポリマーの調製に関与する第4の型の化合物により提供
される。この化合物は多官能基性であってよい。好まし
くは二官能性である。また、多官能性化合物のパーセン
テージが低い混合物を有することもできる。不安定な水
素を有する多官能性部分は、例えばアルコール、第1級
又は第2級アミン、又はチオール官能基であってもよ
い。この化合物は鎖末端において、不安定な水素を有す
るこれらの官能基の一つで終結するポリマーであっても
よい。例としては、ポリマーでない場合、ジエチレング
リコール及びヘキサエチレングリコールを挙げることが
できる。ポリマーである場合、例えばポリエーテル、ス
ルホン化ポリエステル及びスルホン化ポリアミド、又は
これらのポリマーの混合物を挙げることができる。親水
性化合物は好ましくはポリエーテル、特にポリ(エチレ
ンオキシド)又はポリ(プロピレンオキシド)である。
【0080】上述した化合物から調製されたポリマー
は、本発明の式(XIX)のカチオン性会合ポリウレタン
である。このポリマーは水に溶解又は分散し、分散又は
溶解した水溶液の粘度をかなり増加させる。式(XIX)
においてYと称される親水性ブロックは任意である。特
に、第4級アミン単位は、水溶液中のこの種のポリマー
に必要とされている溶解性を提供するのに十分なもので
ある。
【0081】5以下のHLB値を有するオキシアルキレ
ン化された非イオン性界面活性剤これらの界面活性剤と
しては、限定するものではないが: − 2モルを越えないEOを含有するオキシエチレン化
アルキルフェノール、 − PO/EO比が0.71を越えるEO/PO縮合
物、 − 5モルを越えないEOを含有するオキシエチレン化
された植物性油、 − 2モルを越えないEOを含有するオキシエチレン化
された脂肪アルコール、 − 好ましくは8〜18の炭素原子を有する脂肪アルコ
ールエステル類及び脂肪アルコール類、 − 好ましくは8〜18の炭素原子を有する脂肪アミド
類、を挙げることができる。
【0082】アニオン性、非イオン性、両性、双性イオ
ン性又はカチオン性型の界面活性剤(類): アニオン性界面活性剤 本発明において、単独で又は混合物として使用可能なア
ニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、
次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテ
ルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファー
ト類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、
モノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート
類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナ
ート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフ
ィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;(C
-C24)アルキルスルホスクシナート類、(C-C
24)アルキルエーテルスルホスクシナート類、(C-
24)アルキルアミドスルホスクシナート類;(C-
24)アルキルスルホアセタート類;(C-C24)ア
シルサルコシナート類;及び(C-C24)アシルグル
タマート類の塩類(特にアルカリ金属の塩、中でもナト
リウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコー
ル塩又はマグネシウム塩)を挙げることができる。また
(C-C24)アルキルポリグリコシドカルボン酸エス
テル類、例えばアルキルグルコシドシトラート類、アル
キルポリグリコシドタータラート類及びアルキルポリグ
リコシドスルホスクシナート類、アルキルスルホスクシ
ナマート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタ
ウラート類で;これら全ての種々の化合物のアルキル又
はアシル基は、好ましくは12〜20の炭素原子を有
し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基
であるものを使用することができる。また、使用可能な
アニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレ
イン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン
酸の塩、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸;アシル基が8〜
20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げる
こともできる。さらに、アルキル-D-ガラクトシドウロ
ン酸及びそれらの塩、ポリオキシアルキレン化(C-C
24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキ
レン化(C-C 24)アルキルアリールエーテルカルボ
ン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C 24)アルキル
アミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩類、特に2〜
50のアルキレンオキシド基、特にエチレンオキシド基
を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもで
きる。
【0083】非イオン性界面活性剤(類):非イオン性界
面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに
関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴ
ー及びロンドン)から出版されているM. R. Porterの
「界面活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactant
s)」(1991年、116-178頁)を参照]である。しかして、
それらは、特に(非限定的列挙)、例えば8〜18の炭素
原子を有する脂肪鎖を有するポリエトキシル化又はポリ
プロポキシル化されたアルキルフェノール類、α-ジオ
ール類又はアルコール類から選択可能で、特に、エチレ
ンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を2〜50の
範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及び
プロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエ
チレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ま
しくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエ
トキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4
のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミ
ド類;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有
するポリエトキシル化脂肪アミン類;2〜30モルのエ
チレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビ
タンの脂肪酸エステル類;スクロースの脂肪酸エステル
類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類、アル
キルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導
体、及びアミンオキシド類、例えば(C10-C14)ア
ルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピル
モルホリンオキシド類を挙げることもできる。
【0084】両性又は双性イオン性界面活性剤(類):両
性又は双性イオン性界面活性剤は、特に(非限定的列
挙)、脂肪族基が8〜18の炭素原子を有する直鎖状又
は分枝状の鎖であり、少なくとも1つの水溶性のアニオ
ン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、ス
ルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有す
る、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であって
よく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、ス
ルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-
)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルア
ミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げるこ
とができる。アミン誘導体としては、次の式: R-CONHCHCH-N(R)(R)(CH
OO-) [上式中、Rは、加水分解されたヤシ油中に存在する
酸R-COOHのアルキル基、ヘプチル、ノニル又は
ウンデシル基を示し、Rはβ-ヒドロキシエチル基を
示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び R -CONHCHCH-N(B)(C) [上式中、Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1
又は2である-(CH) -Y'を示し、X'は、-CH
CH-COOH基又は水素原子を示し、Y'は、-CO
OH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、R
は、ヤシ油又は加水分解されたアマニ中に存在する酸R
-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C
、C11又はC13アルキル基、C アルキル基及
びそのイソ形又は不飽和C17基を示す];の構造を有
し、アンホカルボキシグリシナート類及びアンホカルボ
キシプロピオナート類(Amphocarboxypropionates)の名
称でCTFA辞書、第3版、1982に分類され、米国特許
第2528378号及び同2781354号に記載され
ている製品を挙げることができる。
【0085】これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナ
トリウム(Disodium Cocoamphodiacetate)、ラウロアン
ホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Lauroamphodiacetat
e)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(Disodium Capr
ylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウ
ム(Disodium Capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プ
ロピオン酸二ナトリウム(Disodium Cocoamphodipropion
ate)、ラウロアンホプロピオン酸二ナトリウム(Disodiu
m Lauroamphopropionate)、カプリルアンホ二プロピオ
ン酸二ナトリウム(Disodium Caprylamphodipropionat
e)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(Disod
ium Caprylamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピ
オン酸、ココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA
辞典、第5版、1993に分類されている。例えば、ローデ
ィア・シミー社からミラノール(登録商標)C2M濃縮物
の商品名で市販されているココアンホジアセタートを挙
げることができる。
【0086】カチオン性界面活性剤:カチオン性界面活
性剤として、特に(非限定的列挙):ポリオキシアルキレ
ン化されていてもよい、第1級、第2級又は第3級脂肪
アミンの塩;第4級アンモニウム塩、例えばテトラアル
キルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリアルキ
ルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、
トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又はアル
キルピリジニウムクロリド又はブロミド;イミダゾリン
誘導体;又はカチオン性のアミンオキシド類を挙げるこ
とができる。
【0087】水性過酸化水素組成物は、好ましくはアル
カリ金属又はアルカリ土類金属のピロリン酸塩、アルカ
リ金属又はアルカリ土類金属のスズ酸塩、フェナセチン
又はオキシキノリン酸塩、例えばオキシキノリン硫酸塩
から選択される少なくとも1つの安定剤を含有する。よ
り有利には、少なくとも1つのピロリン酸塩と組合せて
もよい少なくとも1つのスズ酸塩が使用される。
【0088】水性過酸化水素組成物は、7未満のpHを
有する。酸性のpHであると、過酸化水素は確実に組成
物中で安定している。酸性化剤、例えば塩酸、酢酸、エ
チドロン酸(ethydronic acid)、リン酸、乳酸又はホウ
酸により得ることができ、塩基性化剤、例えばアンモニ
ア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、イソプロパノールアミン、1,3-
ジアミノプロパン、アンモニウム又はアルカリ金属の
(二)炭酸塩、有機炭酸塩、例えば炭酸グアニジン、又は
アルカリ金属のヒドロキシドを添加する従来の方法によ
り調節することができ、もちろんこれらの全ての化合物
は単独で又は混合物として取り込むことができる。
【0089】水性過酸化水素組成物は、防腐剤、着色
料、香料、消泡剤及び金属イオン封鎖剤、例えばエチレ
ンジアミン四酢酸(EDTA)又はペンタン酸五ナトリウ
ム(Pentasodium Pentetate)(CTFA名)をさらに含有
してよい。言うまでもなく、当業者であれば、本発明の
微粉状脱色用組成物又は使用準備が整った脱色用組成物
に固有の有利な特性が、考慮される添加により悪影響を
受けないか、実質的に受けないように留意して、上述し
た任意の付加的な化合物を選択するであろう。使用準備
が整った脱色用組成物のpHは一般的に4〜12であ
る。好ましくは7〜11.5、さらに好ましくは8〜1
1である。
【0090】好ましくは、本発明の脱色方法は、本発明
の上述した微粉状組成物と、本発明の上述した、40容
量を超えない力価を有する水性過酸化水素組成物とを使
用時に混合し、乾燥した又は湿ったヒトのケラチン繊維
の脱色する領域に、このようにして得られた使用準備が
整った脱色用組成物を適用し、組成物を放置して好まし
くは約1〜60分、より好ましくは約10〜45分の範
囲のさらし時間作用させ、繊維をすすぎ、場合によって
はシャンプーで洗浄し、再度すすいで乾燥させることか
らなる。
【0091】本発明の主題は、少なくとも2つの区画を
有し、一方が上述した微粉状組成物を収容し、他方が4
0容量を超えない力価を有する水性過酸化水素組成物を
収容することを特徴とする、ヒトのケラチン繊維、特に
毛髪を脱色するための多区画脱色具、又は「キット」に
ある。また本発明の主題は、約25℃の温度で、上述し
た脂肪酸糖エステル(類)を微粉状組成物の他の成分の混
合物(過酸化塩、非イオン性及び/又はアニオン性の両
親媒性ポリマー、アルカリ性剤及び種々の他のアジュバ
ント)に単に混合することからなる、前記微粉状組成物
の調製方法にある。
【0092】
【実施例】本発明を例証する実施例を以下に付与する
が、本発明を限定するものではない。 実施例1:毛髪を脱色するための、無水で非揮発性の微
粉状組成物(A)を調製した(量はグラムで表す):
【表1】 1.組成物(A)のサンプルの保管における安定性の評価 組成物Aのサンプルの保管における経時的安定性を、4
5℃で2ヶ月保管する前及び後(それぞれT1及びT2)
の過硫酸ナトリウム及び過硫酸カリウムの含有量を測定
することにより評価した[これらの加速保管状態により
通常の保管状態でのサンプルの安定性を予測することが
できる]。過硫酸ナトリウムと過硫酸カリウムの含有量
はmeq/gで表され、過マンガン酸カリウム溶液を使
用し、硫酸鉄(II)が存在する酸性媒体中での酸化還元
電位アッセイにより測定する。45℃で2ヶ月後、過硫
酸ナトリウムと過硫酸カリウムの損失度合い(P)は次の
計算: (P)=100*[(T1−T2)/T1] により決定された。この損失度合い(P)が5%未満であ
る場合、サンプルは通常の保管で良好な安定性を有する
とみなされる。このように、サンプル(A)の保管におけ
る安定性は45℃で2ヶ月後に研究されており;その結
果を次に示す。
【表2】 このことから、本発明の微粉状脱色用組成物(A)は、保
管に際して非常に良好な安定性を示すことが結論付けら
れた。
【0093】2.組成物(A)の粒子径の測定 粒子径の測定は、レッチュ(Retsch)AS200ディジッ
ト(Digit)粒度計を使用し、組成物(A)のサンプルにお
いて行った(振動高さ:1.25mm/スクリーニング
時間:5分)。
【表3】 本発明の組成物(A)は、直径が63ミクロン未満の微細
な粒子を含有していない。
【0094】3.安定した水性過酸化水素組成物と組成
物(A)の使用前の混合 調製された2つの混合物を使用前に比較した: − 本発明の、安定化された30容量(9%)の水性過酸
化水素組成物(B)と組成物(A)とのもの − 本発明のものではない、化粧品用途に処方されてい
ない(110容量)の安定化された水性過酸化水素組成物
(Ba)と同じ組成物(A)とのもの 組成物(B)と(Ba)を以下に表す:(量はグラム%で表
す)
【表4】 混合物(A)(B)及び(A)(Ba)は、30gの非揮発性の
微粉状組成物(A)と、45gの安定した水性過酸化水素
組成物(B)又は(Ba)とを混合することにより調製し
た。
【0095】4.結果 各混合物(A)(B)及び(A)(Ba)を毛髪に適用して脱色
した。混合物(A)(Ba)は均質ではなく不安定なもので
あった。流れ落ちることなく、容易に、また十分正確に
適用することは可能ではなく、脱色を意図していない毛
髪の領域まで広がってしまった。毛髪の脱色効果は均一
ではなく、毛髪に感触の粗さ(coarse)が残った。混合
物(A)(B)は均質で適用が容易であり、脱色を意図した
毛髪の領域に正確に適用することが可能な程度に十分に
増粘していた。強くて均質な脱色効果を毛髪に付与し、
同時に混合物(A)(Ba)に比べ、ほとんど感触の粗さを
毛髪に残さなかった。組成物(A)は、化粧品用途に調製
されていない水性過酸化水素組成物(Ba)よりも、本発
明の安定した水性過酸化水素組成物(B)で、より希釈可
能であることが見出された。
【0096】実施例2: 1.以下の、微粉状、無水、非揮発性の毛髪の脱色用組
成物(C)、(D)、(E)、(F)及び(G)を調製した:(量
はグラムで表す)
【表5】
【0097】2.さらに、以下の安定した水性過酸化水
素組成物(H)、(I)、(J)、(K)及び(L)を調製した:
(量はグラムで表す)
【表6】
【0098】3.次に、以下の使用準備が整った脱色用
組成物(C)(H)、(D)(L)、(E)(J)、(F)(K)及び
(G)(I)を調製した: − 30gの微粉状組成物(C)+60gの過酸化水素組
成物(H) − 30gの微粉状組成物(D)+40gの過酸化水素組
成物(L) − 30gの微粉状組成物(E)+45gの過酸化水素組
成物(J) − 30gの微粉状組成物(F)+40gの過酸化水素組
成物(K) − 30gの微粉状組成物(G)+40gの過酸化水素組
成物(I) このようにして得られた本発明の使用準備が整った脱色
用組成物は均質で適用が容易であり、脱色を意図した毛
髪の領域に正確に適用することが可能な程度に十分に増
粘していた。強くて均質な脱色効果を付与し、同時に毛
髪に感触の粗さを残さなかった。
【0099】比較目的で、実施例1のパラグラフ3に記
載したように、それぞれ30gの微粉状組成物(C)又は
(D)又は(E)又は(F)又は(G)と30gの過酸化水素組
成物(Ba)とから調製された、使用準備が整った脱色用
組成物(C)(Ba)、(D)(Ba)、(E)(Ba)、(F)(B
a)及び(E)(Ba)は均質ではなく、かなり不安定であ
った。流れ落ちることなく、容易に、また十分正確に適
用することができず、脱色を意図していない毛髪の領域
まで広がってしまった。毛髪の脱色効果は均一ではな
く、毛髪に感触の粗さが残った。さらに、微粉状脱色用
組成物(C)、(D)、(E)、(F)及び(G)は非揮発性で保
管中に安定していたことが見出された。また、これらは
化粧品用途に調製されていない水性過酸化水素組成物
(Ba)よりも、本発明の安定した水性過酸化水素組成物
(H)、(I)、(J)、(K)及び(L)で、より希釈すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB012 AB082 AB171 AB172 AB212 AB242 AB272 AB322 AB372 AB411 AB412 AB442 AC072 AC182 AC242 AC522 AC642 AC682 AC782 AC792 AC892 AD011 AD012 AD071 AD072 AD091 AD092 AD132 AD152 AD201 AD202 AD221 AD302 AD351 AD352 BB04 BB05 BB21 BB32 BB33 BB34 BB35 BB36 CC35 DD17 EE07 EE10 EE27

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱色に適した媒体に、少なくとも1つの
    過酸化塩を含有してなる毛髪等のヒトのケラチン繊維を
    脱色するための微粉状組成物において、(i)少なくとも
    1つの脂肪鎖を有する少なくとも1つの非イオン性及び
    /又はアニオン性の両親媒性ポリマーと(ii)10重量
    %未満のC12-C24脂肪酸と糖のエステル又は該エ
    ステルの混合物を組合せたものを含むことを特徴とする
    微粉状組成物。
  2. 【請求項2】 C12-C24脂肪酸と糖のエステル
    が、組成物の全重量に対して5重量%未満の量で存在す
    ることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 C12-C24脂肪酸と糖のエステル
    が、組成物の全重量に対して0.5〜2重量%の量で存
    在することを特徴とする請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 C12-C24脂肪酸と糖のエステル
    が、C12-C24脂肪酸とスクロース、グルコース又
    はメチルグルコースとのモノエステル類又はジエステル
    類から選択されることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 C12-C24脂肪酸とスクロース、グ
    ルコース又はメチルグルコースとのモノエステル類又は
    ジエステル類が、スクロース、グルコース又はメチルグ
    ルコースのモノ-又はジ-オレアート、ステアラート、ベ
    ヘナート、オレオ-パルミタート、リノレアート、リノ
    レナート及びオレオ-ステアラートから選択されること
    を特徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 エステルがメチルグルコースジオレアー
    トであることを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオ
    ン性の両親媒性ポリマーが、少なくとも1つのCない
    しC22脂肪鎖を有する基で変性したヒドロキシプロピ
    ルグアー類、及び少なくとも1つのC10ないしC20
    脂肪鎖を有するポリウレタン-ポリエーテル類から選択
    されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1
    項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの脂肪鎖を有するアニオ
    ン性の両親媒性ポリマーが、アクリル酸と(メタ)アクリ
    ル酸C10−30アルキルの架橋ポリマーから選択され
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの脂肪鎖を有する非イオ
    ン性及び/又はアニオン性の両親媒性ポリマーが、組成
    物の全重量に対して0.01〜30重量%の範囲の量で
    使用されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記ポリマーが組成物の全重量に対し
    て0.01〜15重量%の範囲の量で使用されることを
    特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1及び7ないし10のいずれか
    1項に記載の組成物に使用される両親媒性ポリマー以外
    であり、合成又は天然由来の少なくとも1つの水溶性ポ
    リマーを、組成物の全重量に対して5重量%の以下の量
    でさらに含有することを特徴とする請求項1ないし10
    のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 組成物の全重量に対して3重量%以下
    の量の、少なくとも1つのシリカをさらに含有すること
    を特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載
    の組成物。
  13. 【請求項13】 組成物の全重量に対して20%以下、
    好ましくは8%以下の重量割合で、少なくとも1つのカ
    チオン性及び/又は両性ポリマーをさらに含有すること
    を特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載
    の組成物。
  14. 【請求項14】 過酸化塩が、組成物の全重量に対して
    20%〜70%、好ましくは30%〜60%の重量割合
    で存在することを特徴とする請求項1ないし13のいず
    れか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 微粉状組成物と40容量を超えない力
    価を有する水性過酸化水素組成物とを使用時に混合する
    ことによる、毛髪等のヒトのケラチン繊維を脱色するた
    めの使用準備が整った組成物の調製における、請求項1
    ないし14のいずれか1項に記載の微粉状組成物の使
    用。
  16. 【請求項16】 水性過酸化水素組成物の過酸化水素の
    力価が、2〜40容量の範囲であることを特徴とする請
    求項15に記載の使用。
  17. 【請求項17】 水性過酸化水素組成物が、(i)水性過
    酸化水素組成物の全重量に対して0.1%〜10%、好
    ましくは0.1%〜5%の重量割合で、少なくとも1つ
    の界面活性剤であるが、そのなかの少なくとも1つがア
    ニオン性又は非イオン性であるもの;(ii)又は、水性
    過酸化水素組成物の全重量に対して1.5%〜40%、
    好ましくは1.5%〜20%の重量割合で、異なる値の
    HLB値を有する2つの非イオン性界面活性剤で、その
    少なくとも1つが5以下であるものを少なくとも組合せ
    たもの;(iii)又は、水性過酸化水素組成物の全重量
    に対して1%〜30%、好ましくは1.5%〜15%の
    重量割合で、5以下のHLB値を有する非イオン性界面
    活性剤と、アニオン性界面活性剤を少なくとも組合せた
    もの;(iv)又は、水性過酸化水素組成物の全重量に対
    して0.1%〜10%、好ましくは0.1%〜5%の重
    量割合の、任意の化学的性質の少なくとも1つの増粘ポ
    リマーであって、水性過酸化水素組成物の全重量に対し
    て0.1%〜10%、好ましくは0.1%〜5%の重量
    割合で存在する界面活性剤と組み合わせられてもよいポ
    リマーを;含むことを特徴とする請求項15又は16に
    記載の使用。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし14のいずれか1項に
    記載の微粉状組成物と、請求項15ないし17のいずれ
    か1項に記載されており40容量を超えない力価を有す
    る水性過酸化水素組成物とを使用時に混合し、乾燥した
    又は湿ったヒトのケラチン繊維の脱色する領域に、この
    ようにして得られた使用準備が整った脱色用組成物を適
    用し、組成物を放置して好ましくは1〜60分、より好
    ましくは10〜45分の範囲のさらし時間作用させ、繊
    維をすすぎ、場合によってはシャンプーで洗浄し、再度
    すすいで乾燥させることからなることを特徴とする毛髪
    等のヒトのケラチン繊維の脱色方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも2つの区画を有し、一方が
    請求項1ないし14のいずれか1項に記載の微粉状組成
    物を収容し、他方が40容量を超えない力価を有する水
    性過酸化水素組成物を収容することを特徴とする、毛髪
    等のヒトのケラチン繊維を脱色するための多区画脱色具
    又は「キット」。
  20. 【請求項20】 25℃の温度で、請求項1ないし7の
    いずれか1項に記載の組成物に使用される脂肪酸糖エス
    テルと、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の微
    粉状組成物の他の成分の予め形成された混合物を単に混
    合することからなることを特徴とする、毛髪等のヒトの
    ケラチン繊維を脱色するための微粉状組成物の調製方
    法。
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