JP2002338208A - 水分発生用反応炉のヒータ装置 - Google Patents
水分発生用反応炉のヒータ装置Info
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- JP2002338208A JP2002338208A JP2001141830A JP2001141830A JP2002338208A JP 2002338208 A JP2002338208 A JP 2002338208A JP 2001141830 A JP2001141830 A JP 2001141830A JP 2001141830 A JP2001141830 A JP 2001141830A JP 2002338208 A JP2002338208 A JP 2002338208A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部温度を空間的に均一に保持し、温度の時
間的変動を無くして、水分発生反応を効率的且つ安定的
に持続できる水分発生用反応炉を実現する。 【解決手段】 本発明に係る水分発生用反応炉2のヒー
タ装置60は、水素ガスと酸素ガスから水分ガスを発生
させる水分発生用反応炉本体3とこの炉本体3を加熱し
て水分発生反応を促進させるヒータ装置60からなる水
分発生用反応炉2であり、反応炉本体3を囲繞するよう
に配置された筒状体56と、この筒状体56の肉厚内に
密着状に埋設されたヒータ線58とから構成されること
を特徴としている。このようにして筒状体56の内部を
均一温度に設定する。また、筒状体56に入口側蓋体6
2と出口側蓋体64を設けて、温度均一性を向上させて
いる。筒状体56は2個の半筒状体56a、56bを組
み合わせて構成を容易にする。ヒータ線58と筒状体5
6又は半筒状体56a、56bとは溶湯鍛造法により一
体に成形され、ヒータ線58と筒状体56との密着性が
向上される。
間的変動を無くして、水分発生反応を効率的且つ安定的
に持続できる水分発生用反応炉を実現する。 【解決手段】 本発明に係る水分発生用反応炉2のヒー
タ装置60は、水素ガスと酸素ガスから水分ガスを発生
させる水分発生用反応炉本体3とこの炉本体3を加熱し
て水分発生反応を促進させるヒータ装置60からなる水
分発生用反応炉2であり、反応炉本体3を囲繞するよう
に配置された筒状体56と、この筒状体56の肉厚内に
密着状に埋設されたヒータ線58とから構成されること
を特徴としている。このようにして筒状体56の内部を
均一温度に設定する。また、筒状体56に入口側蓋体6
2と出口側蓋体64を設けて、温度均一性を向上させて
いる。筒状体56は2個の半筒状体56a、56bを組
み合わせて構成を容易にする。ヒータ線58と筒状体5
6又は半筒状体56a、56bとは溶湯鍛造法により一
体に成形され、ヒータ線58と筒状体56との密着性が
向上される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素ガスと酸素ガ
スを反応させて水分ガスを発生させる水分発生用反応炉
に関し、更に詳細には、水分発生用反応炉本体を囲繞す
るように筒状体を配置し、この筒状体の肉厚内にヒータ
線を密着状に埋設し、反応炉本体を所望温度に均一設定
して水分発生反応を効率的に促進させる水分発生用反応
炉のヒータ装置に関する。
スを反応させて水分ガスを発生させる水分発生用反応炉
に関し、更に詳細には、水分発生用反応炉本体を囲繞す
るように筒状体を配置し、この筒状体の肉厚内にヒータ
線を密着状に埋設し、反応炉本体を所望温度に均一設定
して水分発生反応を効率的に促進させる水分発生用反応
炉のヒータ装置に関する。
【0002】図12は従来の水分発生用反応炉の概略断
面図である。この水分発生用反応炉は、水分ガスを発生
させる水分発生用反応炉本体150とこの反応炉本体1
50を所望の反応温度に設定するヒータ装置151から
構成されている。水分発生用反応炉本体150の入口側
には、水素と酸素を供給する原料ガス供給管160が配
設され、その出口側には水分ガス取出管162が設けら
れている。
面図である。この水分発生用反応炉は、水分ガスを発生
させる水分発生用反応炉本体150とこの反応炉本体1
50を所望の反応温度に設定するヒータ装置151から
構成されている。水分発生用反応炉本体150の入口側
には、水素と酸素を供給する原料ガス供給管160が配
設され、その出口側には水分ガス取出管162が設けら
れている。
【0003】ヒータ装置151は、水分発生用反応炉本
体150の両端面に密着して配置された面状ヒータ15
2、152と、その外側に配置された押え板154、1
54と、更にその外側に設けられた放熱板156、15
6から構成されている。放熱板156、156には外側
向きに立設された多数の放熱フィン158、158が形
成されている。
体150の両端面に密着して配置された面状ヒータ15
2、152と、その外側に配置された押え板154、1
54と、更にその外側に設けられた放熱板156、15
6から構成されている。放熱板156、156には外側
向きに立設された多数の放熱フィン158、158が形
成されている。
【0004】水分発生用反応炉本体150の両端面は面
状ヒータ152、152により加熱され、水分発生用反
応炉本体150を所定温度に加熱し、酸素ガスと水素ガ
スが水分発生反応を起こしやすい温度環境を作ってい
る。
状ヒータ152、152により加熱され、水分発生用反
応炉本体150を所定温度に加熱し、酸素ガスと水素ガ
スが水分発生反応を起こしやすい温度環境を作ってい
る。
【0005】水分発生反応により発生した反応熱は放熱
板156の放熱フィン158を通して大気中に放熱され
る。発生した反応熱が全て放熱されるとすると、水分発
生用反応炉本体150は面状ヒータ152によって設定
された温度に原理的に自動設定されることになる。
板156の放熱フィン158を通して大気中に放熱され
る。発生した反応熱が全て放熱されるとすると、水分発
生用反応炉本体150は面状ヒータ152によって設定
された温度に原理的に自動設定されることになる。
【0006】反応炉内では、水素と酸素が化学量論的反
応率に従って反応し、期待された水分ガスが生成される
はずであるが、実際には化学量論反応率からずれたとこ
ろで反応が進行する。従って、未反応ガスがどうしても
出現し、未反応水素が多量に出ると危険であるため、セ
ンサーにより未反応水素量を常時検出するシステムを採
用している。
応率に従って反応し、期待された水分ガスが生成される
はずであるが、実際には化学量論反応率からずれたとこ
ろで反応が進行する。従って、未反応ガスがどうしても
出現し、未反応水素が多量に出ると危険であるため、セ
ンサーにより未反応水素量を常時検出するシステムを採
用している。
【0007】図12に示す反応炉では、未反応ガスの検
出用センサーは反応炉の下流側に設置しており、反応系
とセンサー系を別に配置するのが通常である。ところ
が、近年、システムを小型化する傾向が強く、センサー
と反応炉を接近させ、一体に組み込む方法が採用されつ
つある。
出用センサーは反応炉の下流側に設置しており、反応系
とセンサー系を別に配置するのが通常である。ところ
が、近年、システムを小型化する傾向が強く、センサー
と反応炉を接近させ、一体に組み込む方法が採用されつ
つある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような一体型で
は、反応炉のガス条件とセンサー部のガス条件が同一で
あることが好ましく、特に反応炉の温度とセンサー部の
温度を均一にすることが強く要請される。しかも、セン
サー領域の温度変動を無くすことも必要であるため、従
来の反応炉の構造を改良するだけでなく、そのヒーター
装置の改良をも必然的に要求する。
は、反応炉のガス条件とセンサー部のガス条件が同一で
あることが好ましく、特に反応炉の温度とセンサー部の
温度を均一にすることが強く要請される。しかも、セン
サー領域の温度変動を無くすことも必要であるため、従
来の反応炉の構造を改良するだけでなく、そのヒーター
装置の改良をも必然的に要求する。
【0009】従って、本発明に係る水分発生用反応炉の
ヒータ装置は、水分発生用反応炉の内部温度を空間的に
均一に保持し、しかも温度の時間的変動を無くして、水
分発生反応を効率的且つ安定的に生起させるとともに、
未反応ガスの検知を安定させることを目的とする。
ヒータ装置は、水分発生用反応炉の内部温度を空間的に
均一に保持し、しかも温度の時間的変動を無くして、水
分発生反応を効率的且つ安定的に生起させるとともに、
未反応ガスの検知を安定させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水素
ガスと酸素ガスを反応させて水分ガスを発生させる水分
発生用反応炉本体とこの炉本体を所定温度に加熱して水
分発生反応を促進させるヒータ装置からなる水分発生用
反応炉において、水分発生用反応炉本体を囲繞するよう
に配置された筒状体と、この筒状体の肉厚内に筒状体材
料と密着状に埋設されたヒータ線とから構成されること
を特徴とする水分発生用反応炉のヒータ装置である。
ガスと酸素ガスを反応させて水分ガスを発生させる水分
発生用反応炉本体とこの炉本体を所定温度に加熱して水
分発生反応を促進させるヒータ装置からなる水分発生用
反応炉において、水分発生用反応炉本体を囲繞するよう
に配置された筒状体と、この筒状体の肉厚内に筒状体材
料と密着状に埋設されたヒータ線とから構成されること
を特徴とする水分発生用反応炉のヒータ装置である。
【0011】請求項2の発明は、前記筒状体の入口側と
出口側を閉鎖する入口側蓋体及び出口側蓋体を設けた請
求項1に記載の水分発生用反応炉のヒータ装置である。
出口側を閉鎖する入口側蓋体及び出口側蓋体を設けた請
求項1に記載の水分発生用反応炉のヒータ装置である。
【0012】請求項3の発明は、前記筒状体が2個の半
筒状体を組み合わせて構成される請求項1又は2に記載
の水分発生用反応炉のヒータ装置である。
筒状体を組み合わせて構成される請求項1又は2に記載
の水分発生用反応炉のヒータ装置である。
【0013】請求項4の発明は、前記ヒータ線と筒状体
又は半筒状体が溶湯鍛造法により一体に成形される請求
項1、2又は3に記載の水分発生用反応炉のヒータ装置
である。
又は半筒状体が溶湯鍛造法により一体に成形される請求
項1、2又は3に記載の水分発生用反応炉のヒータ装置
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る水分発生用
反応炉のヒータ装置の実施形態を図面に従って詳細に説
明する。
反応炉のヒータ装置の実施形態を図面に従って詳細に説
明する。
【0015】図1及び図2は本発明に係る水分発生用反
応炉の実施形態を示し、図1は水分発生用反応炉の概略
断面図、図2はその概略斜視図であり、図1は図2のII
I−III線断面図でもある。
応炉の実施形態を示し、図1は水分発生用反応炉の概略
断面図、図2はその概略斜視図であり、図1は図2のII
I−III線断面図でもある。
【0016】水分発生用反応炉2は、水分発生用反応炉
本体3と、この反応炉本体3を囲繞するように配置され
たヒータ装置60から構成されている。水分発生用反応
炉3の入口側には原料ガス供給管6が設けられ、水素ガ
スと酸素ガスを原料ガス供給口6aから供給している。
また、水分発生用反応炉3の中間部には水分ガス取出管
30が設けられ、水分ガス取出口30aから生成された
水分ガスを後段の装置に供給している。
本体3と、この反応炉本体3を囲繞するように配置され
たヒータ装置60から構成されている。水分発生用反応
炉3の入口側には原料ガス供給管6が設けられ、水素ガ
スと酸素ガスを原料ガス供給口6aから供給している。
また、水分発生用反応炉3の中間部には水分ガス取出管
30が設けられ、水分ガス取出口30aから生成された
水分ガスを後段の装置に供給している。
【0017】ヒータ装置60は、金属製の筒状体56
と、この筒状体56の中に筒状体材料と密着状に埋設さ
れたヒータ線58及び通電用のヒータ端子59から構成
されている。筒状体56の左右の開口部は入口側蓋体6
2と出口側蓋体64により閉鎖されている。
と、この筒状体56の中に筒状体材料と密着状に埋設さ
れたヒータ線58及び通電用のヒータ端子59から構成
されている。筒状体56の左右の開口部は入口側蓋体6
2と出口側蓋体64により閉鎖されている。
【0018】この水分発生用反応炉2の作用を説明する
と、矢印v方向に送られた水素ガスと酸素ガスからなる
原料ガスが水分発生用反応炉本体3の内部で反応し、生
成された水分ガスが矢印w方向に後段装置へと供給され
てゆく。
と、矢印v方向に送られた水素ガスと酸素ガスからなる
原料ガスが水分発生用反応炉本体3の内部で反応し、生
成された水分ガスが矢印w方向に後段装置へと供給され
てゆく。
【0019】ヒータ装置60の筒状体56は、2個の半
筒状体56a、56bを組み合わせて筒状に構成されて
いる。この半筒状体56a、56bの内部には夫々ヒー
タ線58が埋設され、半筒状体56a、56bの夫々が
ヒータとして機能する。
筒状体56a、56bを組み合わせて筒状に構成されて
いる。この半筒状体56a、56bの内部には夫々ヒー
タ線58が埋設され、半筒状体56a、56bの夫々が
ヒータとして機能する。
【0020】水分発生用反応炉本体3は筒状体56、入
口側蓋体62及び出口側蓋体64により形成される閉鎖
空間内に配置されている。一方、ヒータ装置60により
発生した熱は、筒状体56の内部及び外部へと放熱さ
れ、内部へと流れる熱流により前記閉鎖空間は熱溜りと
なり、空間内部では温度のバラツキはほとんどなく均一
温度に設定される。従って、この閉鎖空間内に配置され
る水分発生用反応炉本体3は前記均一温度にまで加熱さ
れ、場所による温度のバラツキはほとんどない。ヒータ
装置60の発熱量はヒータ線58への通電量によって制
御される。
口側蓋体62及び出口側蓋体64により形成される閉鎖
空間内に配置されている。一方、ヒータ装置60により
発生した熱は、筒状体56の内部及び外部へと放熱さ
れ、内部へと流れる熱流により前記閉鎖空間は熱溜りと
なり、空間内部では温度のバラツキはほとんどなく均一
温度に設定される。従って、この閉鎖空間内に配置され
る水分発生用反応炉本体3は前記均一温度にまで加熱さ
れ、場所による温度のバラツキはほとんどない。ヒータ
装置60の発熱量はヒータ線58への通電量によって制
御される。
【0021】水分発生用反応炉本体3の反応室には白金
などの反応促進用触媒が設けられており、この触媒によ
り水素ガスと酸素ガスは爆発燃焼する温度より低い温度
で安全にしかも安定して反応し、水分ガスが生成され
る。ヒータ装置60は水分発生用反応炉本体3を前記反
応温度まで加熱し、しかもその反応温度を維持する作用
を発揮する。
などの反応促進用触媒が設けられており、この触媒によ
り水素ガスと酸素ガスは爆発燃焼する温度より低い温度
で安全にしかも安定して反応し、水分ガスが生成され
る。ヒータ装置60は水分発生用反応炉本体3を前記反
応温度まで加熱し、しかもその反応温度を維持する作用
を発揮する。
【0022】前記ヒータ線58は筒状体56の肉厚内部
に周囲の材料と密着状に配置されているから、発生熱は
その密着面を介して筒状体56にムラ無く整然と流れ、
筒状体56を所望の温度にまで急速に加熱する。筒状体
56の内面は水分発生用反応炉本体3に接触しているか
ら、筒状体56から水分発生用反応炉本体3への熱伝達
も高速に行なわれる。
に周囲の材料と密着状に配置されているから、発生熱は
その密着面を介して筒状体56にムラ無く整然と流れ、
筒状体56を所望の温度にまで急速に加熱する。筒状体
56の内面は水分発生用反応炉本体3に接触しているか
ら、筒状体56から水分発生用反応炉本体3への熱伝達
も高速に行なわれる。
【0023】前述したように、水分発生用反応炉本体3
は左右を入口側蓋体62と出口側蓋体64により閉鎖さ
れているから、水分発生用反応炉本体3に流入した熱は
内部に蓄熱され、大気への放熱が少ない。従って、水分
発生用反応炉本体3を目的温度まで急速に加熱すること
ができる。
は左右を入口側蓋体62と出口側蓋体64により閉鎖さ
れているから、水分発生用反応炉本体3に流入した熱は
内部に蓄熱され、大気への放熱が少ない。従って、水分
発生用反応炉本体3を目的温度まで急速に加熱すること
ができる。
【0024】図3は本実施形態のヒータ線の平面展開図
である。通電用端子であるヒータ端子59からヒータ線
58はジグザグ状に蛇行配置されている。ジグザグの幅
及びピッチを調整することにより発熱長を調整でき、発
熱量を可変にして水分発生反応率を所望値に制御でき
る。
である。通電用端子であるヒータ端子59からヒータ線
58はジグザグ状に蛇行配置されている。ジグザグの幅
及びピッチを調整することにより発熱長を調整でき、発
熱量を可変にして水分発生反応率を所望値に制御でき
る。
【0025】図3に示されるヒータ線58が図2の半筒
状体56a、56bのなかに埋め込まれる。金型内の溶
けた金属液の中にジグザグ状のヒータ線58を配置し
て、半筒状体56a、56bを一体に溶湯鍛造法で成形
される。従って、半筒状体の金属とヒータ線とは密着す
るから、ヒータ線58から半筒状体56a、56bへの
熱伝達は効率的に行なわれる。
状体56a、56bのなかに埋め込まれる。金型内の溶
けた金属液の中にジグザグ状のヒータ線58を配置し
て、半筒状体56a、56bを一体に溶湯鍛造法で成形
される。従って、半筒状体の金属とヒータ線とは密着す
るから、ヒータ線58から半筒状体56a、56bへの
熱伝達は効率的に行なわれる。
【0026】図4は本実施形態のヒータ線の一部切欠斜
視図である。このヒータ線58はシースヒータ線とも呼
ばれ、2本の素線58a、58aを絶縁体58bの中に
封入し、この絶縁体58bをステンレス製のシース58
cで被覆している。発生熱は熱伝導性の高いステンレス
製シース58cを介して筒状体56に急速に伝達され
る。しかも絶縁体58bで絶縁されるから、筒状体56
への漏電も防止されている。通電は2本の素線28a、
28aの間に電圧を印加して行なわれ、電流によりジュ
ール発熱する。
視図である。このヒータ線58はシースヒータ線とも呼
ばれ、2本の素線58a、58aを絶縁体58bの中に
封入し、この絶縁体58bをステンレス製のシース58
cで被覆している。発生熱は熱伝導性の高いステンレス
製シース58cを介して筒状体56に急速に伝達され
る。しかも絶縁体58bで絶縁されるから、筒状体56
への漏電も防止されている。通電は2本の素線28a、
28aの間に電圧を印加して行なわれ、電流によりジュ
ール発熱する。
【0027】この実施形態では、半筒状体56a、56
bを2個組み合わせて筒状体56が形成したが、1/3
筒状体や1/4筒状体など各種の分割が可能で、これら
を組み合わせて筒状体56を構成する。
bを2個組み合わせて筒状体56が形成したが、1/3
筒状体や1/4筒状体など各種の分割が可能で、これら
を組み合わせて筒状体56を構成する。
【0028】図5はヒータ線を埋設した半筒状体の底面
図である。半筒状体56a、56bの中にヒータ線58
がジグザグ状に埋設されているのが分かる。ヒータ端子
59は外方に突出されており、このヒータ端子59に通
電してヒータを加熱する。
図である。半筒状体56a、56bの中にヒータ線58
がジグザグ状に埋設されているのが分かる。ヒータ端子
59は外方に突出されており、このヒータ端子59に通
電してヒータを加熱する。
【0029】図6は図5に示す半筒状体の左側面図であ
る。断面は半円状であり、ヒータ端子59が中央に突出
している。ヒータ線58は断面が半円状になるように変
形して半筒状体56a、56bの中に埋設されている。
このように、ヒータ線58は半筒状体56a、56bの
中に広がっているから、半筒状体56a、56bの温度
分布はほとんど無いと言ってもよい。ヒータ線58を面
状に構成して半筒状体56a、56bの中に配置すれ
ば、更に温度均一性が高くなる。
る。断面は半円状であり、ヒータ端子59が中央に突出
している。ヒータ線58は断面が半円状になるように変
形して半筒状体56a、56bの中に埋設されている。
このように、ヒータ線58は半筒状体56a、56bの
中に広がっているから、半筒状体56a、56bの温度
分布はほとんど無いと言ってもよい。ヒータ線58を面
状に構成して半筒状体56a、56bの中に配置すれ
ば、更に温度均一性が高くなる。
【0030】再び図1に戻って本発明に係るヒータ装置
の作用効果を理解しておく。前述したような構造のヒー
タ装置60を用いているから、ヒータ装置60の場所的
な発熱分布はほとんど無く、温度分布もほとんどない。
筒状体60の両端面は入口側蓋体62と出口側蓋体64
によって閉鎖されるから、この閉鎖空間に配置される水
分発生用反応炉本体3の場所的温度分布もほとんどない
のである。また、温度の空間変動がほとんど無いため、
閉鎖空間内での熱流の撹乱が少なく、温度の時間変動も
ほとんど無いことが理解できる。
の作用効果を理解しておく。前述したような構造のヒー
タ装置60を用いているから、ヒータ装置60の場所的
な発熱分布はほとんど無く、温度分布もほとんどない。
筒状体60の両端面は入口側蓋体62と出口側蓋体64
によって閉鎖されるから、この閉鎖空間に配置される水
分発生用反応炉本体3の場所的温度分布もほとんどない
のである。また、温度の空間変動がほとんど無いため、
閉鎖空間内での熱流の撹乱が少なく、温度の時間変動も
ほとんど無いことが理解できる。
【0031】次に、具体的な水分発生用反応炉本体に本
発明のヒータ装置60を装備して温度分布の測定を行な
った。図7〜図11は本発明に係るヒータ装置を取り付
けた小流量型水分発生用反応炉であり、図7は縦断面
図、図8は図7のII−II線断面図、図9は図7のI−I
線断面図、図10は反射体の斜視図、図11は作動説明
図である。
発明のヒータ装置60を装備して温度分布の測定を行な
った。図7〜図11は本発明に係るヒータ装置を取り付
けた小流量型水分発生用反応炉であり、図7は縦断面
図、図8は図7のII−II線断面図、図9は図7のI−I
線断面図、図10は反射体の斜視図、図11は作動説明
図である。
【0032】図において、2は小流量型水分発生用反応
炉、4は入口側炉本体部材、6は原料ガス供給管、6a
は原料ガス供給口、8は入口側空間部、10は入口側フ
ランジ部、12は反射体、12aは反射体の内側端面、
12bは反射体の外側端面、14は周縁部、16は吹込
孔、18は反応室、20は出口側炉本体部材、20aは
出口側炉本体部材の端面、20cはねじ部、20dは温
度測定孔、21は白金コーティング触媒層、21aはバ
リヤー被膜、21bは白金コーティング被膜、22は出
口側フランジ部、22aは出口側フランジ部の内周面、
24はノズル孔、24aはノズル内面、26は拡散部、
28は水分ガス供給路、30は水分ガス取出管、30a
は水分ガス取出口、34はナット、34cねじ部、36
はベアリングである。
炉、4は入口側炉本体部材、6は原料ガス供給管、6a
は原料ガス供給口、8は入口側空間部、10は入口側フ
ランジ部、12は反射体、12aは反射体の内側端面、
12bは反射体の外側端面、14は周縁部、16は吹込
孔、18は反応室、20は出口側炉本体部材、20aは
出口側炉本体部材の端面、20cはねじ部、20dは温
度測定孔、21は白金コーティング触媒層、21aはバ
リヤー被膜、21bは白金コーティング被膜、22は出
口側フランジ部、22aは出口側フランジ部の内周面、
24はノズル孔、24aはノズル内面、26は拡散部、
28は水分ガス供給路、30は水分ガス取出管、30a
は水分ガス取出口、34はナット、34cねじ部、36
はベアリングである。
【0033】また、38はガスケット兼用のオリフィ
ス、40は未反応ガス検出装置、44はセンサボディ、
44aは温度測定用透孔、44bはガス検出用透孔、4
6は測定用スペース、47はボルト、47aは取付板、
47cは孔、49はボルト、49aは透孔、60は本発
明のヒータ装置、62は入口側蓋体、64は出口側蓋
体、65・66は孔、67は突起部、70は目的ガス温
度検出センサ、70aはスリーブ、70bは本体、70
cは検出端、72は未反応ガス検出センサ、72aはス
リーブ、72bは本体、72cは縮径型検出端である。
ス、40は未反応ガス検出装置、44はセンサボディ、
44aは温度測定用透孔、44bはガス検出用透孔、4
6は測定用スペース、47はボルト、47aは取付板、
47cは孔、49はボルト、49aは透孔、60は本発
明のヒータ装置、62は入口側蓋体、64は出口側蓋
体、65・66は孔、67は突起部、70は目的ガス温
度検出センサ、70aはスリーブ、70bは本体、70
cは検出端、72は未反応ガス検出センサ、72aはス
リーブ、72bは本体、72cは縮径型検出端である。
【0034】次に、これら部材の相互関係を説明する。
入口側フランジ部10を有した入口側炉本体部材4は小
径の原料ガス供給管6に連接され、原料ガス供給口6a
から所定比の水素ガスと酸素ガスの混合ガスが原料ガス
として供給される。
入口側フランジ部10を有した入口側炉本体部材4は小
径の原料ガス供給管6に連接され、原料ガス供給口6a
から所定比の水素ガスと酸素ガスの混合ガスが原料ガス
として供給される。
【0035】出口側炉本体部材20の端面20aの周縁
には出口側フランジ部22が形成され、その端面20a
の中央には微小断面積のノズル孔24が開口されてい
る。このノズル孔24は湾曲ラッパ状に拡径された拡散
部26を介して水分ガス供給路28に連続している。更
に、この水分ガス供給路28は水分ガス取出管30の水
分ガス取出口30aに連続し、発生した水分ガスを後段
の工程に供給する。
には出口側フランジ部22が形成され、その端面20a
の中央には微小断面積のノズル孔24が開口されてい
る。このノズル孔24は湾曲ラッパ状に拡径された拡散
部26を介して水分ガス供給路28に連続している。更
に、この水分ガス供給路28は水分ガス取出管30の水
分ガス取出口30aに連続し、発生した水分ガスを後段
の工程に供給する。
【0036】入口側フランジ部10と出口側フランジ部
22の間には反射体12が配置され、その周縁部14が
両フランジ部10、22により狭着されて固定されてい
る。この両フランジ部10、22による反射体12の狭
着構造により、気密性が確保される。また、この反射体
12は円盤状で、周縁部14の内側には複数の微小な吹
込孔16が円周方向に穿設されている。この吹込孔16
は入口側空間部8と連通している。
22の間には反射体12が配置され、その周縁部14が
両フランジ部10、22により狭着されて固定されてい
る。この両フランジ部10、22による反射体12の狭
着構造により、気密性が確保される。また、この反射体
12は円盤状で、周縁部14の内側には複数の微小な吹
込孔16が円周方向に穿設されている。この吹込孔16
は入口側空間部8と連通している。
【0037】出口側炉本体部材20の外周面にはねじ部
20cが形成されている。また、入口側炉本体部材4の
外周面にはベアリング36が外嵌され、更にその外周側
にナット34が外嵌されている。ナット34のねじ部3
4cと出口側炉本体部材20のねじ部20cとが螺合さ
れて、炉本体が形成される。
20cが形成されている。また、入口側炉本体部材4の
外周面にはベアリング36が外嵌され、更にその外周側
にナット34が外嵌されている。ナット34のねじ部3
4cと出口側炉本体部材20のねじ部20cとが螺合さ
れて、炉本体が形成される。
【0038】このように、ナット34と出口側炉本体部
材20との螺合構造により、反射体12と両フランジ部
10、22の狭着構造を強力に固定一体化しており、水
分発生用反応炉2の耐久性を保証している。
材20との螺合構造により、反射体12と両フランジ部
10、22の狭着構造を強力に固定一体化しており、水
分発生用反応炉2の耐久性を保証している。
【0039】次に、反応室18について説明する。前記
反射体12のノズル孔側の内側端面12aと出口側炉本
体部材20の端面20aとは微小間隙dだけ離間して対
向し、反応室18を形成している。即ち、反応室18の
入口側周縁は複数の吹込孔16を介して入口側空間部8
に連通し、反応室18の出口側中心部はノズル孔24を
介して水分ガス供給路28に連通している。
反射体12のノズル孔側の内側端面12aと出口側炉本
体部材20の端面20aとは微小間隙dだけ離間して対
向し、反応室18を形成している。即ち、反応室18の
入口側周縁は複数の吹込孔16を介して入口側空間部8
に連通し、反応室18の出口側中心部はノズル孔24を
介して水分ガス供給路28に連通している。
【0040】本実施形態では図10(A)の反射体12
が使用されており、この反射体12には8個の吹込口1
6が円周方向に等間隔に形成されている。図10(B)
の反射体12は他の例で、4個の吹込口16が円周方向
に等間隔に形成されている。このように、吹込口12の
個数・配置は適宜変更される。
が使用されており、この反射体12には8個の吹込口1
6が円周方向に等間隔に形成されている。図10(B)
の反射体12は他の例で、4個の吹込口16が円周方向
に等間隔に形成されている。このように、吹込口12の
個数・配置は適宜変更される。
【0041】水素ガスと酸素ガスは矢印a方向に進入
し、吹込孔16を介して反応室18に流入する。この反
応室18は微小間隙dを有した空間で、原料ガスは壁面
を多重反射しながら相互に衝突し、高効率で水分を発生
させてゆく。水分ガスはノズル孔24から水分ガス供給
路28へと流出し、水分ガス取出管30から後段へと送
られる。吹込孔が小さく、その数も限られることから、
この反応炉は水分ガスの小流量制御に向いている。反応
室18で反応しなかった原料ガスは、水分ガスと混合状
態で流出してゆく。この未反応ガスの濃度は後述する装
置で検出される。
し、吹込孔16を介して反応室18に流入する。この反
応室18は微小間隙dを有した空間で、原料ガスは壁面
を多重反射しながら相互に衝突し、高効率で水分を発生
させてゆく。水分ガスはノズル孔24から水分ガス供給
路28へと流出し、水分ガス取出管30から後段へと送
られる。吹込孔が小さく、その数も限られることから、
この反応炉は水分ガスの小流量制御に向いている。反応
室18で反応しなかった原料ガスは、水分ガスと混合状
態で流出してゆく。この未反応ガスの濃度は後述する装
置で検出される。
【0042】吹込孔16とノズル孔24の断面直径は任
意に調整できるが、水分ガスの小流量制御の観点から、
0.1mm〜3mmが適当であり、特に0.5mm〜2
mmが好適である。直径をこの範囲内に設定すれば、ガ
ス流量を数十sccm〜数百sccmで制御することが
容易になる。
意に調整できるが、水分ガスの小流量制御の観点から、
0.1mm〜3mmが適当であり、特に0.5mm〜2
mmが好適である。直径をこの範囲内に設定すれば、ガ
ス流量を数十sccm〜数百sccmで制御することが
容易になる。
【0043】本実施形態の小流量型水分発生用反応炉2
は耐久性、耐食性及び耐熱性の観点からステンレスで形
成されている。詳細には、入口側炉本体部材4と出口側
炉本体部材20、反射体12はSUS316Lのステン
レスで形成され、またナット34はSUS316で形成
されている。
は耐久性、耐食性及び耐熱性の観点からステンレスで形
成されている。詳細には、入口側炉本体部材4と出口側
炉本体部材20、反射体12はSUS316Lのステン
レスで形成され、またナット34はSUS316で形成
されている。
【0044】出口側炉本体部材20の端面20aの表面
には白金コーティング触媒層21が形成されている。ま
た、出口側フランジ部22の内周面22aにもこの白金
コーティング触媒層21が形成されている。同様に、反
射体12の内側端面12aとノズル孔24の表面にも白
金コーティング触媒層21を適宜形成してもよいが、必
要に応じて無くしてもよい。このように、反応室18を
囲繞する壁面には白金コーティング触媒層21が形成さ
れ、反応室18における水分発生力が強化されている。
には白金コーティング触媒層21が形成されている。ま
た、出口側フランジ部22の内周面22aにもこの白金
コーティング触媒層21が形成されている。同様に、反
射体12の内側端面12aとノズル孔24の表面にも白
金コーティング触媒層21を適宜形成してもよいが、必
要に応じて無くしてもよい。このように、反応室18を
囲繞する壁面には白金コーティング触媒層21が形成さ
れ、反応室18における水分発生力が強化されている。
【0045】これらの白金コーティング触媒層21はス
テンレスの地金表面にTiN製のバリヤー皮膜21aを
形成したあと、このバリヤー皮膜21aの上に白金コー
ティング皮膜21bを積層形成し、白金コーティング被
膜21bが最外表面に形成されて原料ガスを活性化す
る。バリヤー被膜21aは下地であるステンレス材料の
流通ガスによる酸化及び拡散を防止し、しかも白金コー
ティング被膜21bの剥落を防止する作用を有する。ま
た、白金コーティング被膜21aは原料ガスの水分発生
反応を助長する触媒作用を有する。
テンレスの地金表面にTiN製のバリヤー皮膜21aを
形成したあと、このバリヤー皮膜21aの上に白金コー
ティング皮膜21bを積層形成し、白金コーティング被
膜21bが最外表面に形成されて原料ガスを活性化す
る。バリヤー被膜21aは下地であるステンレス材料の
流通ガスによる酸化及び拡散を防止し、しかも白金コー
ティング被膜21bの剥落を防止する作用を有する。ま
た、白金コーティング被膜21aは原料ガスの水分発生
反応を助長する触媒作用を有する。
【0046】出口側炉本体部材20の下流側には未反応
ガス検出装置40が配設されている。この未反応ガス検
出装置40はセンサボディ44を出口側炉本体部材20
に連接して設けられ、この内部に形成された測定用スペ
ース46をオリフィス38を介して水分ガス供給路28
に接続している。測定用スペース46は水分ガス取出管
30に直交状に連続している。
ガス検出装置40が配設されている。この未反応ガス検
出装置40はセンサボディ44を出口側炉本体部材20
に連接して設けられ、この内部に形成された測定用スペ
ース46をオリフィス38を介して水分ガス供給路28
に接続している。測定用スペース46は水分ガス取出管
30に直交状に連続している。
【0047】オリフィス38は水分ガスの流動を集約し
て全量の水分ガスを検出センサへ送り込む機能を有し、
センサの感度を高める作用を行なう。センサ部を通過し
た水分ガスは水分ガス取出口30aから水分ガス取出管
30を介して後段の工程に供給されてゆく。
て全量の水分ガスを検出センサへ送り込む機能を有し、
センサの感度を高める作用を行なう。センサ部を通過し
た水分ガスは水分ガス取出口30aから水分ガス取出管
30を介して後段の工程に供給されてゆく。
【0048】目的ガス温度検出センサ70は、孔65及
び温度測定用孔44aに挿入され、ボルト47及び取付
板47cによりセンサボディ44に固定される。目的ガ
ス温度検出センサ70の検出端70cはセンサボディ4
4の内部で未反応ガス検出センサ72の近傍にまで達し
ている。
び温度測定用孔44aに挿入され、ボルト47及び取付
板47cによりセンサボディ44に固定される。目的ガ
ス温度検出センサ70の検出端70cはセンサボディ4
4の内部で未反応ガス検出センサ72の近傍にまで達し
ている。
【0049】目的ガス温度検出センサ70は生成された
目的ガス、この例では水分ガス温度を測定するセンサで
ある。水分発生反応を長時間に亘って定常的に行うと、
出口側炉本体部材20及びセンサボディ44は生成され
た水分ガス(目的ガス)と熱平衡状態にあると考えられ
る。特に、センサボディ44のガス流路近傍、とりわけ
オリフィス38、測定用スペース46及び水分ガス取出
口30aの近傍温度は水分ガス温度とほぼ同一になって
いると考えられる。従って、検出端70cにより出口側
炉本体部材20又はセンサボディ44のガス流路の近傍
温度、特にオリフィス38の近傍温度を測定してこの水
分ガス温度を検出する。センサボディ44は大きな熱浴
であるから、検出端70cがセンサ本体70bと同径で
あっても、温度測定は正確に行うことができる。
目的ガス、この例では水分ガス温度を測定するセンサで
ある。水分発生反応を長時間に亘って定常的に行うと、
出口側炉本体部材20及びセンサボディ44は生成され
た水分ガス(目的ガス)と熱平衡状態にあると考えられ
る。特に、センサボディ44のガス流路近傍、とりわけ
オリフィス38、測定用スペース46及び水分ガス取出
口30aの近傍温度は水分ガス温度とほぼ同一になって
いると考えられる。従って、検出端70cにより出口側
炉本体部材20又はセンサボディ44のガス流路の近傍
温度、特にオリフィス38の近傍温度を測定してこの水
分ガス温度を検出する。センサボディ44は大きな熱浴
であるから、検出端70cがセンサ本体70bと同径で
あっても、温度測定は正確に行うことができる。
【0050】未反応ガス検出センサ72は、突起部67
及び孔66を介してセンサボディ44のガス検出用透孔
44bに挿入され、ボルト49により固定される。未反
応ガス検出センサ72の検出端72cはガス流路である
測定用スペース46内に配置され、その先端はオリフィ
ス38の近傍に達している。検出端72cはセンサ本体
72bよりも縮径状に微小形成され、表面には反応促進
用触媒層として白金コーティング触媒層74が形成され
ている。
及び孔66を介してセンサボディ44のガス検出用透孔
44bに挿入され、ボルト49により固定される。未反
応ガス検出センサ72の検出端72cはガス流路である
測定用スペース46内に配置され、その先端はオリフィ
ス38の近傍に達している。検出端72cはセンサ本体
72bよりも縮径状に微小形成され、表面には反応促進
用触媒層として白金コーティング触媒層74が形成され
ている。
【0051】未反応ガス検出センサ72は、水分ガス中
に残留している未反応水素ガスと未反応酸素ガスを反応
促進用触媒層74により強制的に反応させ、その発生熱
により上昇したガス温度を測定するものである。
に残留している未反応水素ガスと未反応酸素ガスを反応
促進用触媒層74により強制的に反応させ、その発生熱
により上昇したガス温度を測定するものである。
【0052】従って、検出端72cを出来る限り微小に
形成しておくと熱容量が小さくなり、微量の発生熱を効
率的に検出することができる。従って、検出端72cを
本体72bより縮径して形成し、検出端直径δを本体直
径Δよりも小さく設定する。この実施形態では、本体長
Lは100mm、本体直径Δは1.6mm、検出端長l
は10mm、検出端直径δは1mmである。縮径率φは
δ/Δで計算され、この場合にはφ=0.62である。
形成しておくと熱容量が小さくなり、微量の発生熱を効
率的に検出することができる。従って、検出端72cを
本体72bより縮径して形成し、検出端直径δを本体直
径Δよりも小さく設定する。この実施形態では、本体長
Lは100mm、本体直径Δは1.6mm、検出端長l
は10mm、検出端直径δは1mmである。縮径率φは
δ/Δで計算され、この場合にはφ=0.62である。
【0053】反応炉過熱防止モニタ73は、出口側炉本
体部材20の内部で反応室18の近傍まで達しており、
反応炉の異常反応による過熱が起きた場合の安全措置を
講じるため警報用として設置されている。このモニタ7
3はスリーブ73a、モニタ本体73b及び検出端73
cから構成される。
体部材20の内部で反応室18の近傍まで達しており、
反応炉の異常反応による過熱が起きた場合の安全措置を
講じるため警報用として設置されている。このモニタ7
3はスリーブ73a、モニタ本体73b及び検出端73
cから構成される。
【0054】目的ガス温度検出センサ70、未反応ガス
検出センサ72及び反応炉過熱防止モニタ73は共に温
度測定用センサであるから、例えば熱電対、抵抗温度
計、サーミスタ、半導体温度計等の公知の温度測定用セ
ンサが利用できる。熱電対としてはアルメル・クロメル
熱電対、銅・コンスタンタン熱電対、鉄・コンスタンタ
ン熱電対など各種のものが利用できる。
検出センサ72及び反応炉過熱防止モニタ73は共に温
度測定用センサであるから、例えば熱電対、抵抗温度
計、サーミスタ、半導体温度計等の公知の温度測定用セ
ンサが利用できる。熱電対としてはアルメル・クロメル
熱電対、銅・コンスタンタン熱電対、鉄・コンスタンタ
ン熱電対など各種のものが利用できる。
【0055】前述したように、未反応ガス検出センサ7
2は未反応水素ガスを強制的に反応させるために、縮径
した検出端72に反応促進用触媒層74を形成してい
る。この反応促進用触媒層74は触媒作用により未反応
の微量水素ガスと微量酸素ガスを強制的に反応させるも
のであれば、どのような触媒でも利用できる。
2は未反応水素ガスを強制的に反応させるために、縮径
した検出端72に反応促進用触媒層74を形成してい
る。この反応促進用触媒層74は触媒作用により未反応
の微量水素ガスと微量酸素ガスを強制的に反応させるも
のであれば、どのような触媒でも利用できる。
【0056】水分発生用反応炉では、数十〜数千scc
mの水分ガス流量で、350℃〜400℃の反応温度に
おいて行われるから、反応促進用触媒層74としては耐
熱性及び反応性の観点から白金コーティング触媒層が好
適である。この白金コーティング触媒層は、下地物質の
影響を防止するため、下地物質の上にバリヤー皮膜74
aを形成し、その上に白金コーティング皮膜74bが形
成されている。水分発生を高効率で行なうには特に反応
炉の温度制御が重要であり、本発明のヒータ装置60が
その役割を担う。
mの水分ガス流量で、350℃〜400℃の反応温度に
おいて行われるから、反応促進用触媒層74としては耐
熱性及び反応性の観点から白金コーティング触媒層が好
適である。この白金コーティング触媒層は、下地物質の
影響を防止するため、下地物質の上にバリヤー皮膜74
aを形成し、その上に白金コーティング皮膜74bが形
成されている。水分発生を高効率で行なうには特に反応
炉の温度制御が重要であり、本発明のヒータ装置60が
その役割を担う。
【0057】この水分発生用反応炉2は、前述の如くヒ
ータ装置60により全体を被覆され、両端は入口側蓋体
62と出口側蓋体64により閉鎖されている。即ち、こ
のヒータ装置60の内部に反応炉2及び未反応ガス検出
装置40の全体が装備されているため、反応炉内の温度
の均一性が極めて高い。
ータ装置60により全体を被覆され、両端は入口側蓋体
62と出口側蓋体64により閉鎖されている。即ち、こ
のヒータ装置60の内部に反応炉2及び未反応ガス検出
装置40の全体が装備されているため、反応炉内の温度
の均一性が極めて高い。
【0058】このヒータ装置60は反応炉2を均一温度
に設定する効果を有するが、水分発生反応の初期反応を
効果的に生起させる作用も発揮する。水分発生反応で
は、反応室18を350〜400℃に設定しておく必要
がある。反応初期の段階ではこのヒータ装置60で反応
室18を約350℃に設定しておき、水素ガスと酸素ガ
スを反応させて水分を発生させる。反応が継続すると、
発生熱により反応室は昇温するから、ヒータ装置60を
オンオフして前記350℃を保持するように制御する。
このようにして反応炉内を一定の平衡温度になるように
設定する。
に設定する効果を有するが、水分発生反応の初期反応を
効果的に生起させる作用も発揮する。水分発生反応で
は、反応室18を350〜400℃に設定しておく必要
がある。反応初期の段階ではこのヒータ装置60で反応
室18を約350℃に設定しておき、水素ガスと酸素ガ
スを反応させて水分を発生させる。反応が継続すると、
発生熱により反応室は昇温するから、ヒータ装置60を
オンオフして前記350℃を保持するように制御する。
このようにして反応炉内を一定の平衡温度になるように
設定する。
【0059】目的ガス温度検出センサ70及び任意に取
り付けた温度センサで温度分布を実際に測定したとこ
ろ、±1℃程度のバラツキで温度均一性が保持されてい
た。また、時間的な温度変動を測定したところ、水分発
生反応が定常状態に入った時点では、やはり±1℃程度
の温度変動しか確認できなかった。従って、本発明に係
るヒータ装置60を用いれば、水分発生用反応炉本体3
の温度の空間変動と時間変動はほとんど無くなることが
分かった。
り付けた温度センサで温度分布を実際に測定したとこ
ろ、±1℃程度のバラツキで温度均一性が保持されてい
た。また、時間的な温度変動を測定したところ、水分発
生反応が定常状態に入った時点では、やはり±1℃程度
の温度変動しか確認できなかった。従って、本発明に係
るヒータ装置60を用いれば、水分発生用反応炉本体3
の温度の空間変動と時間変動はほとんど無くなることが
分かった。
【0060】測定用スペース46の内部で局所的な発熱
があった場合には、その局所部分が前記の均一温度から
突出して温度上昇するため、未反応ガス検出センサ72
が効果的にその温度上昇をキャッチできる。また、この
局所的発熱は未反応ガス検出センサ72の先端でのみ起
こり、その熱容量は水分発生用反応炉2の全体と比較し
て極めて小さいから、炉本体2の温度均一性は保持さ
れ、目的ガス温度検出センサ70の検出端70cは常に
均一温度を正確に検出することができる。
があった場合には、その局所部分が前記の均一温度から
突出して温度上昇するため、未反応ガス検出センサ72
が効果的にその温度上昇をキャッチできる。また、この
局所的発熱は未反応ガス検出センサ72の先端でのみ起
こり、その熱容量は水分発生用反応炉2の全体と比較し
て極めて小さいから、炉本体2の温度均一性は保持さ
れ、目的ガス温度検出センサ70の検出端70cは常に
均一温度を正確に検出することができる。
【0061】目的ガス温度検出センサ70によって検出
される目的ガス温度をT0とし、未反応ガスの反応によ
り温度上昇した未反応ガス検出センサ72の温度をTと
すると、温度差ΔTはΔT=T−T0から算出される。
この温度差ΔTは未反応ガス量と相関関係を有し、未反
応ガス量に比例する。未反応ガス濃度は未反応ガス量/
目的ガス量×100(%)により与えられるから、温度
差ΔTは未反応ガス濃度に比例する。従って、温度差Δ
Tから未反応ガス濃度を検出することができる。
される目的ガス温度をT0とし、未反応ガスの反応によ
り温度上昇した未反応ガス検出センサ72の温度をTと
すると、温度差ΔTはΔT=T−T0から算出される。
この温度差ΔTは未反応ガス量と相関関係を有し、未反
応ガス量に比例する。未反応ガス濃度は未反応ガス量/
目的ガス量×100(%)により与えられるから、温度
差ΔTは未反応ガス濃度に比例する。従って、温度差Δ
Tから未反応ガス濃度を検出することができる。
【0062】本発明に係るヒータ装置60を用いると、
前記目的ガス温度T0が安定してほぼ一定であるから、
温度差ΔTを正確に検出することが可能になり、この温
度差ΔTから導出される未反応ガス濃度も正確に算出す
ることができるようになる。従って、水分発生用反応炉
の安全運転を可能にすることができる。
前記目的ガス温度T0が安定してほぼ一定であるから、
温度差ΔTを正確に検出することが可能になり、この温
度差ΔTから導出される未反応ガス濃度も正確に算出す
ることができるようになる。従って、水分発生用反応炉
の安全運転を可能にすることができる。
【0063】本発明に係る水分発生用反応炉のヒータ装
置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の
技術的思想から逸脱しない範囲における全ての変形例、
設計変更などもその技術的範囲内に包含することは云う
までもない。
置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の
技術的思想から逸脱しない範囲における全ての変形例、
設計変更などもその技術的範囲内に包含することは云う
までもない。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、水分発生用反
応炉本体を囲繞するように筒状体を配置し、この筒状体
の肉厚内に筒状体材料と密着するようにヒータ線を埋設
したから、水分発生用反応炉を均一温度に保持すること
が可能になり、換言すれば空間的且つ時間的な温度変動
が抑制されるから、水分発生反応の定常性を確保でき、
しかも未反応ガスの検出精度を上げることができるか
ら、水分発生反応の安全性を向上できる。
応炉本体を囲繞するように筒状体を配置し、この筒状体
の肉厚内に筒状体材料と密着するようにヒータ線を埋設
したから、水分発生用反応炉を均一温度に保持すること
が可能になり、換言すれば空間的且つ時間的な温度変動
が抑制されるから、水分発生反応の定常性を確保でき、
しかも未反応ガスの検出精度を上げることができるか
ら、水分発生反応の安全性を向上できる。
【0065】請求項2の発明によれば、筒状体の入口側
と出口側を閉鎖するように入口側蓋体及び出口側蓋体を
設けたから、水分発生用反応炉の温度均一性を更に向上
させることができる。
と出口側を閉鎖するように入口側蓋体及び出口側蓋体を
設けたから、水分発生用反応炉の温度均一性を更に向上
させることができる。
【0066】請求項3の発明によれば、2個の半筒状体
を組み合わせて筒状体を構成するから、筒状体の形成が
容易になる。
を組み合わせて筒状体を構成するから、筒状体の形成が
容易になる。
【0067】請求項4の発明によれば、ヒータ線と筒状
体又は半筒状体を溶湯鍛造法により一体に成形するか
ら、ヒータ線を筒状体材料と密着するように埋設するこ
とが容易になり、高性能のヒータ装置を量産することが
できる。
体又は半筒状体を溶湯鍛造法により一体に成形するか
ら、ヒータ線を筒状体材料と密着するように埋設するこ
とが容易になり、高性能のヒータ装置を量産することが
できる。
【図1】本発明に係る水分発生用反応炉の実施形態の概
略断面図で、図2のIII−III線断面図である。
略断面図で、図2のIII−III線断面図である。
【図2】本実施形態におけるヒータ装置の概略斜視図で
ある。
ある。
【図3】本実施形態のヒータ線の平面展開図である。
【図4】本実施形態のヒータ線の一部切欠斜視図であ
る。
る。
【図5】ヒータ線を埋設した半筒状体の底面図である。
【図6】図5に示す半筒状体の左側面図である。
【図7】本発明に係るヒータ装置を取り付けた小流量型
水分発生用反応炉の縦断面図である。
水分発生用反応炉の縦断面図である。
【図8】図7のII−II線断面図である。
【図9】図7のI−I線断面図である。
【図10】反射体の斜視図である。
【図11】小流量型水分発生用反応炉の作動説明図であ
る。
る。
【図12】従来の水分発生用反応炉の概略断面図であ
る。
る。
2は小流量型水分発生用反応炉、3は水分発生用反応炉
本体、4は入口側炉本体部材、6は原料ガス供給管、6
aは原料ガス供給口、8は入口側空間部、10は入口側
フランジ部、12は反射体、12aは反射体の内側端
面、12bは反射体の外側端面、14は周縁部、16は
吹込孔、18は反応室、20は出口側炉本体部材、20
aは出口側炉本体部材の端面、21は白金コーティング
触媒層、21aはバリヤー被膜、21bは白金コーティ
ング被膜、22は出口側フランジ部、22aは出口側フ
ランジ部の内周面、24はノズル孔、26は拡散部、2
8は水分ガス供給路、30は水分ガス取出管、30aは
水分ガス取出口、34はナット、36はベアリング、3
8はオリフィス、40は未反応ガス検出装置、44はセ
ンサボディ、44aは温度測定用透孔、44bはガス検
出用透孔、46は測定用スペース、47はボルト、47
aは取付板、47cは孔、49はボルト、49aは透
孔、56は筒状体、56a・56bは半筒状体、57a
は横型、57bは下型、57cはパンチ、58はヒータ
線、58aは素線、58bは絶縁体、58cはシース、
59はヒータ端子、60はヒータ装置、62は入口側蓋
体、64は出口側蓋体、65は孔、66は孔、67は突
起部、70は目的ガス温度検出センサ、70aはスリー
ブ、70bはセンサ本体、70cは検出端、72は未反
応ガス検出センサ、72aはスリーブ、72bはセンサ
本体、72cは検出端、73は反応炉過熱防止モニタ、
73aはスリーブ、73bはモニタ本体、73cは検出
端、74は白金コーティング触媒層、150は水分発生
用反応炉本体、151はヒータ装置、152は面状ヒー
タ、154は押え板、156は放熱板、158は放熱フ
ィン、160は原料ガス供給管、160aは水素ガス供
給管、160bは酸素ガス供給管、162は水分ガス取
出管。
本体、4は入口側炉本体部材、6は原料ガス供給管、6
aは原料ガス供給口、8は入口側空間部、10は入口側
フランジ部、12は反射体、12aは反射体の内側端
面、12bは反射体の外側端面、14は周縁部、16は
吹込孔、18は反応室、20は出口側炉本体部材、20
aは出口側炉本体部材の端面、21は白金コーティング
触媒層、21aはバリヤー被膜、21bは白金コーティ
ング被膜、22は出口側フランジ部、22aは出口側フ
ランジ部の内周面、24はノズル孔、26は拡散部、2
8は水分ガス供給路、30は水分ガス取出管、30aは
水分ガス取出口、34はナット、36はベアリング、3
8はオリフィス、40は未反応ガス検出装置、44はセ
ンサボディ、44aは温度測定用透孔、44bはガス検
出用透孔、46は測定用スペース、47はボルト、47
aは取付板、47cは孔、49はボルト、49aは透
孔、56は筒状体、56a・56bは半筒状体、57a
は横型、57bは下型、57cはパンチ、58はヒータ
線、58aは素線、58bは絶縁体、58cはシース、
59はヒータ端子、60はヒータ装置、62は入口側蓋
体、64は出口側蓋体、65は孔、66は孔、67は突
起部、70は目的ガス温度検出センサ、70aはスリー
ブ、70bはセンサ本体、70cは検出端、72は未反
応ガス検出センサ、72aはスリーブ、72bはセンサ
本体、72cは検出端、73は反応炉過熱防止モニタ、
73aはスリーブ、73bはモニタ本体、73cは検出
端、74は白金コーティング触媒層、150は水分発生
用反応炉本体、151はヒータ装置、152は面状ヒー
タ、154は押え板、156は放熱板、158は放熱フ
ィン、160は原料ガス供給管、160aは水素ガス供
給管、160bは酸素ガス供給管、162は水分ガス取
出管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 信一 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 森本 明弘 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 川田 幸司 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 中村 修 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 本井傳 晃央 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 平井 暢 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内
Claims (4)
- 【請求項1】 水素ガスと酸素ガスを反応させて水分ガ
スを発生させる水分発生用反応炉本体とこの炉本体を所
定温度に加熱して水分発生反応を促進させるヒータ装置
からなる水分発生用反応炉において、水分発生用反応炉
本体を囲繞するように配置された筒状体と、この筒状体
の肉厚内に筒状体材料と密着状に埋設されたヒータ線と
から構成されることを特徴とする水分発生用反応炉のヒ
ータ装置。 - 【請求項2】 前記筒状体の入口側と出口側を閉鎖する
入口側蓋体及び出口側蓋体を設けた請求項1に記載の水
分発生用反応炉のヒータ装置。 - 【請求項3】 前記筒状体は2個の半筒状体を組み合わ
せて構成される請求項1又は2に記載の水分発生用反応
炉のヒータ装置。 - 【請求項4】 前記ヒータ線と筒状体又は半筒状体を溶
湯鍛造法により一体に成形する請求項1、2又は3に記
載の水分発生用反応炉のヒータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141830A JP2002338208A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 水分発生用反応炉のヒータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141830A JP2002338208A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 水分発生用反応炉のヒータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002338208A true JP2002338208A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18988223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001141830A Pending JP2002338208A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 水分発生用反応炉のヒータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002338208A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009520663A (ja) * | 2005-12-23 | 2009-05-28 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 水素を酸素と再結合させるための触媒 |
-
2001
- 2001-05-11 JP JP2001141830A patent/JP2002338208A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009520663A (ja) * | 2005-12-23 | 2009-05-28 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 水素を酸素と再結合させるための触媒 |
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