JP2000072405A - 水分発生用反応炉 - Google Patents

水分発生用反応炉

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JP2000072405A
JP2000072405A JP10247874A JP24787498A JP2000072405A JP 2000072405 A JP2000072405 A JP 2000072405A JP 10247874 A JP10247874 A JP 10247874A JP 24787498 A JP24787498 A JP 24787498A JP 2000072405 A JP2000072405 A JP 2000072405A
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忠弘 大見
Koji Kawada
孝司 川田
Yukio Minami
幸男 皆見
Yoshiyuki Hirao
圭志 平尾
Shinichi Ikeda
信一 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉温度が400℃以下で水分発生量が100
0sccm以上の条件下においても、99%を超える水
分発生反応率を安定して得ることができる水分発生用反
応炉を提供する。 【解決手段】 反応炉本体1内はガス透過性の拡散フィ
ルタ2により上下2室14,15に仕切られている。水
素と酸素との混合ガスである原料ガスは、反応炉本体1
の頂壁12に形成した原料ガス供給口43から上位の第
1室14に供給され、第1反射板3及び拡散フィルタ2
により拡散されつつ、下位の第2室15へと導入され
る。第2室15に導入された水素と酸素とは、反応炉本
体1の周壁11及び底壁13に形成した白金触媒膜5と
の接触によりラジカル化されて反応し、その水分は底壁
13の水分ガス取出口7から取り出される。かかる水素
と酸素との反応は、主として、外周縁部が反応炉本体1
の周壁11の内面に近接する大きさの第2反射板6と底
壁13との間の狭い空間15aで生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として半導体製
造設備で用いる水分発生用反応炉の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造に於ける水分酸化法
によるシリコンの酸化膜付では、標準状態への換算値で
1000sccm(cc/min)前後の超高純度水蒸
気を必要とするが、このような場合に好適に使用するこ
とができる水分発生用反応炉として、本発明者は、先
に、図8に示す構造のもの(以下「従来反応炉」とい
う)を開発した。
【0003】すなわち、従来反応炉は、図8に示す如
く、円筒状の周壁111とその上下端部を閉塞する第1
及び第2端部壁112,113とからなる中空密閉構造
の反応炉本体101と、反応炉本体101内を上下2室
114,115に区画するガス透過性の拡散フィルタ1
02と、第1端部壁112の中心部に穿設されて上位の
第1室114に開口する原料ガス供給口143と、原料
ガス供給口143に接続された原料ガス供給管104
と、原料ガス供給口143を囲繞する有底円筒状の第1
反射部材103,131と、第2端部壁113の中心部
に穿設されて下位の第2室115に開口する水分ガス取
出口107と、水分ガス取出口107に接続された水分
ガス取出管171と、水分ガス取出口107を囲繞する
有底円筒状の第2反射部材106,161と、第2室1
15における反応炉本体101の内面に被覆形成された
白金触媒膜105とを具備する。原料ガス供給管104
は、混合器140において混合された水素と酸素とを原
料ガス供給口143に供給させるものである。第1反射
部材は、複数の孔132を形成した円筒状の周壁131
とその下端部を閉塞する円板状の反射板103とからな
り、周壁131を原料ガス供給口143と同心状をなし
て第1端部壁112に取り付けたものであって、原料ガ
ス供給口143から供給された水素と酸素との混合ガス
である原料ガスを拡散しつつ第1室114へと供給させ
るものである。拡散フィルタ102は、原料ガスを第1
室114から第2室115へと拡散させつつ透過させる
ものである。第2反射部材は、複数の孔162を形成し
た円筒状の周壁161とその上端部を閉塞する円板状の
反射板106とからなり、周壁161を水分ガス取出口
107と同心状をなして第2端部壁113に取り付けた
ものであって、拡散フィルタ102を通過して第2室1
15に導入された水素及び酸素が白金触媒膜105と接
触することなく未反応のまま水分ガス取出口107へと
流出するのを可及的に防止するためのものである。白金
触媒膜105は、反応炉本体101の内周面であって第
2室115に面する部分に、その全面に亘って形成され
ている。
【0004】かかる従来反応炉にあっては、原料ガス供
給口143から反応炉本体101内に供給された原料ガ
スは、第1反射部材103,131及び拡散フィルタ1
02からなるガス拡散手段によって拡散されつつ、第1
室114から第2室115へと導入されて、白金触媒膜
105と接触する。白金触媒膜105と接触した酸素及
び水素は、白金の触媒作用によって反応性が高められ、
所謂ラジカル化された状態となる。ラジカル化された水
素と酸素は、水素混合ガスの発火温度よりも低い温度下
で瞬時に反応して、高温燃焼をすることなしに水分を生
成する。
【0005】したがって、従来反応炉によれば、発火温
度よりも低い炉温度(例えば、400℃以下)において
1000sccm以上の水分ガスを安定した状態で良好
に得ることができる。従来反応炉を、白金触媒膜105
が形成された第2室115の容積:約490cc、水分
発生量:1000sccm、炉温度(反応炉本体101
の温度):約400℃の条件下で運転させたところ、図
9に示す如く、原料ガスにおける酸素と水素との混合比
率が適正である場合には勿論、当該混合比率が酸素リッ
チ又は水素リッチである場合にも、98.5〜99.0
%の水分発生反応率の下で水分ガスを安定して生成させ
うることが確認された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来反応炉に
あっては、水素又は酸素が白金触媒膜105に接触する
ことなく未反応のまま水分取出口107に到達する割合
が1%程度あり、99%を超えた水分発生反応率の確保
が困難であり、所望する適正な水分ガス(水素や酸素を
含まない純水のみ又は水素を含まない純水と酸素のみの
混合物)を確実に取り出すことが困難であった。
【0007】本発明は、従来反応炉におけるかかる問題
を解決して、炉温度が400℃以下で水分発生量が10
00sccm以上の条件下においても、99%を超える
水分発生反応率を安定して得ることができる水分発生用
反応炉を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の水分発生用反応
炉は、上記の目的を達成すべく、筒状の周壁とその両端
部を閉塞する第1及び第2端部壁とからなる中空密閉構
造の反応炉本体と、反応炉本体内を第1端部壁側の第1
室と第2端部壁側の第2室とに区画するガス透過性の拡
散フィルタと、反応炉本体を所定温度に加熱保持する温
度制御機構と、第1端部壁に対向して第1室に配置され
ており、第1端部壁との間に拡散フィルタ側に開口する
原料ガス供給空間を形成する第1反射板と、原料ガス供
給空間に水素と酸素との混合ガスである原料ガスを供給
する原料ガス供給機構と、第2端部壁に近接対向して第
2室に配置されており、第2端部壁との間に拡散フィル
タ側に開口する水分発生空間を形成する第2反射板と、
第2端部壁に形成されて水分発生空間に開口する水分ガ
ス取出口と、第2室における反応炉本体の内面部分であ
って少なくとも第2反射板に対向部分に全面的に被覆形
成された白金触媒膜と、を具備するものであり、第2反
射板をその外周縁部が反応炉本体の周壁の内面に近接す
る大きさのものとして、水素と酸素との反応が主として
水分発生空間において行なわれるように構成したもので
ある。かかる水分発生用反応炉にあって、原料ガス供給
機構は、第1端部壁を貫通して原料ガス供給空間に開口
する原料ガス供給口と、水素を供給する水素供給管と、
酸素を供給する酸素供給管と、両供給管の下流端部を合
流して原料ガス供給口に接続する接続器とを具備するも
のであり、接続器が、ガス流動方向に複数の小径管部分
と大径管部分とが交互に並ぶ異径管構造をなすものであ
ることが好ましい。また、温度制御機構は、反応炉本体
を冷却する冷却器を具備するものとしておくことが好ま
しい。冷却器は、反応炉本体の外面部に取り付けられた
放熱フィンで構成されていることが好ましいが、冷却フ
ァン等の空冷,水冷手段によるものを使用してもよい。
また、拡散フィルタとしては、200μm以下の透孔を
有するものを使用しておくことが好ましい。また、白金
触媒膜が形成される反応炉本体の内面部分には、下地膜
として窒化物等からなるバリヤ膜を形成しておくことが
好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて具体的に説明する。
【0010】図1〜図4は第1の実施の形態を示したも
ので、この実施の形態における本発明に係る水分発生用
反応炉(以下「第1反応炉」という)にあって、反応炉
本体1は、軸線方向たる上下方向に短尺な円筒状の周壁
11とその上下端部を閉塞する円板状の第1及び第2端
部壁12,13とからなる中空密閉構造をなすものであ
り、同一形状又は略同一形状に成形された第1及び第2
有底円筒体1a,1bの開口端部同士を溶接により衝合
一体化させることにより、構成されている。すなわち、
図1に示す如く、第1及び第2端部壁12,13は、夫
々、第1及び第2有底円筒体1a,1bの底壁部で構成
されており、反応炉本体1の周壁11は、連結された両
有底円筒体1a,1bの周壁部で構成されている。
【0011】反応炉本体1内は、図1に示す如く、その
周壁11に固着した拡散フィルタ2により上下2室1
4,15に区画されている。すなわち、円板状の拡散フ
ィルタ2を両有底円筒体1a,1bの衝合部位に張設す
ることにより、反応炉本体1内を上位の第1有底円筒体
1aの内面及び拡散フィルタ2で囲繞形成される第1室
14と下位の第2有底円筒体1bの内面及び拡散フィル
タ2で囲繞形成される第2室15とに区画しているので
ある。
【0012】拡散フィルタ2は、水素と酸素との混合ガ
スである原料ガスを上位の第1室14から下位の第2室
15へと拡散させつつ透過させるものであり、一般に、
200μm以下の透孔を有する耐熱性材製のものを使用
することが好ましい。この例では、平均径2μmの透孔
を有するステンレス鋼製のメッシュ状フィルタを複数枚
積層してなるもの(厚み:約1.7mm)を使用してい
る。
【0013】第1室14には、円板状の第1反射板3が
反応炉本体の内周面部分である第1端部壁12の下面に
近接対向する状態で配置されている。すなわち、第1反
射板3は、図1及び図3に示す如く、第1端部壁12に
対向する面の外周縁部に周方向に等間隔を隔てて複数の
脚部31を突設したものであり、各脚部31を第1端部
壁12に溶着することによって、第1端部壁12にこれ
と近接平行する同心状態をなして固着されている。
【0014】第1反射板3と反応炉本体1の第1端部壁
12との対向面間には、隣接する脚部31,31間にお
いて拡散フィルタ2側に開口する混合ガス供給領域14
aが形成されるが、この混合ガス供給領域14aには、
次のように構成された混合ガス供給機構4により、水素
と酸素との混合ガスである原料ガスが供給されるように
なっている。
【0015】すなわち、混合ガス供給機構4は、図1に
示す如く、第1端部壁12の中心部に穿設されて原料ガ
ス供給空間14aに開口する原料ガス供給口43と、水
素を供給する水素供給管44と、酸素を供給する酸素供
給管45と、両供給管44,45の下流端部を合流して
原料ガス供給口43に接続する接続器46とを具備す
る。接続器46は、ガス流動方向に複数の小径管部分4
6a,46cと大径管部分46b,46dとが交互に並
ぶ異径管構造をなすものであり、両供給管44,45の
下流端部に分岐連結された第1小径管部分46aと、第
1小径管部分46aの下流端部である合流端部に連結さ
れた第1大径管部分46bと、第1大径管部分46bの
下流端部に連結された第2小径管部分46cと、第2小
径管部分46cの下流端部に連結された第2大径管部分
46dとからなる。第2大径管部分46dは、反応炉本
体1の第1端部壁12への脱着部を備えたもので、原料
ガス供給口43に接続されており、その内径は原料ガス
供給口43及び各供給管44,46と同一に設定されて
いる。第1及び第2小径管部分46a,46cの内径
は、原料ガス供給口43及び各供給管44,45より小
さく設定されている。第2大径管部分46bの内径は、
小径管部分46a,46cに比しては勿論、原料ガス供
給口43及び各供給管44,45よりも大きく設定され
ている。したがって、両供給管44,45から供給され
る水素と酸素とは、小径管部分46a,46cと大径管
部分46b,46dとが交互に配置された接続器4内に
おいて流速変化を繰り返すことから、大径管部分46
b,46dでの拡散混合作用と相俟って、良好に混合さ
れた状態で原料ガス供給口43から原料ガス供給空間1
4aに導入される。この例では、原料ガス供給口43及
び各供給管44,45並びに第2大径管部分46dの内
径:4.35mm、第1及び第2小径管部分46a,4
6cの内径:1.85mm、第1大径管部分46bの内
径:10.7mmに設定してあり、水素と酸素との混合
は、特に、拡径率が最大となっている第1小径管部分4
6aから第1大径管部分46bへのガス流入による拡散
混合作用によって効果的に行なわれる。
【0016】反応炉本体1の内周面であって第2室15
に面する部分、つまり周壁11における拡散フィルタ2
より下方の部分(第2有底筒体1bの周壁部)の内面及
び第2端部壁13(第2有底筒体1bの底壁部)の上面
には、真空蒸着法等により、その全面に亘って白金触媒
膜5が被覆形成されている。白金触媒膜5の膜厚は、
0.1〜3μmとしておくことが好ましい。白金触媒膜
5が形成される反応炉本体1の内周面部分には、図2に
示す如く、TiN,TiC,TiCN等からなるバリヤ
膜51(膜厚は0.1〜10μmとしておくことが好ま
しい)を下地膜として形成し、このバリヤ膜51上に白
金触媒膜5を形成するようにすることが好ましい。この
例では、当該内周面部分にTiN膜たるバリヤ皮膜51
(膜厚:約5μm)をイオンプレーティング法により形
成した上、このバリヤ膜51の表面に白金膜たる白金触
媒膜5(膜厚:約1μm)を真空蒸着法により形成して
いる。なお、白金触媒膜5及びバリヤ皮膜51の形成手
法は任意であり、例えば、白金触媒膜5は、真空蒸着法
の他、イオンプレーティング法,イオンスパッタリング
法,化学蒸着法,ホットプレス法等により形成すること
ができ、またバリヤ膜51は、イオンプレーティング法
の他、イオンスパッタリング法,真空蒸着法,化学蒸着
法,ホットプレス法,溶射法等によって形成することが
でき、更にバリヤ皮膜51がTiN等の導電性材で構成
される場合にはメッキ法により形成することも可能であ
る。
【0017】第2室15には、円板状の第2反射板6が
白金触媒膜5に近接対向する状態で配置されている。す
なわち、第2反射板6は、図1及び図3に示す如く、反
応炉本体1の第2端部壁13に対向する面の外周縁部に
周方向に等間隔を隔てて複数の脚部61を突設したもの
であり、各脚部61を第2端部壁13に溶着することに
よって、第2端部壁13にこれと近接平行する同心状態
をなして固着されている。
【0018】而して、第2反射板6と第2端部壁13と
の対向面間には、隣接する脚部61,61間において拡
散フィルタ2側に開口する水分発生空間15aが形成さ
れるが、第2反射板6の径は、図1及び図3に示す如
く、水分発生空間15aの開口部(隣接する脚部61,
61間に形成される開口部)15bが拡散フィルタ2の
外周縁部の近傍に位置するように、つまりで当該反射板
6の外周縁部が反応炉本体1の周壁11の内面に近接さ
れるように、設定されている。なお、第2反射板6と反
応炉本体1の第2端部壁13との対向間隔つまり第2反
射板6の下面と白金触媒膜5の上面(表面)との上下間
隔は、一般に、0.5〜2.0mmに設定しておくこと
が好ましく、この例では1mmに設定してある。また、
第2反射板6における白金触媒膜5との対向面つまり当
該反射板6の下面にも、白金触媒膜5と同等の白金膜を
形成しておくことが可能である。
【0019】反応炉本体1の第2端部壁13の中心部に
は、水分発生空間15aに開口する水分ガス取出口7が
穿設されている。この水分取出口7には、後述する如く
第2室15で発生した水分又は水分ガスを取り出す取出
管71が接続されている。
【0020】反応炉本体1には、これを所定温度に加熱
保持する温度制御機構8が付設されている。この温度制
御機構8は、図1に示す如く、反応炉本体1を加熱する
ヒータ81とヒータ81をオン・オフ制御する制御器
(図示せず)と反応炉本体1を冷却する冷却器82とを
具備する。ヒータ81は、いわゆるラビットヒータであ
り、円板状のヒータ押さえ83により反応炉本体1の上
下面に接触固定されている。制御器は、ヒータ81をオ
ン・オフすることにより、反応炉本体1の温度(炉温
度)を、所定の適正温度(水素混合ガスの発火温度より
も低い温度であって水素と酸素との反応が効果的に行な
われる温度であり、一般に、400℃以下に設定してお
くことが好ましい)に保持するものである。冷却器82
は各ヒータ押さえ83に櫛歯状の冷却フィン82aを取
り付けてなり、水素と酸素との反応熱による炉温度の上
昇を可及的に防止して水分発生反応の安定化を図るべ
く、反応炉本体1からの放熱を促進させるように構成さ
れている。
【0021】なお、反応炉本体1及び反射板3,6等
は、ステンレス鋼等の耐熱性材で構成されている。この
例では、SUS316Lを使用している。
【0022】このような構成をなす第1反応炉にあって
は、原料供給口43から原料ガス供給空間14aに供給
された原料ガス(水素と酸素との混合ガス)は、第1反
射板3によって更には拡散フィルタ2を透過することに
よって拡散されつつ、第1室14から第2室15へと導
入される。第2室15に導入された原料ガスは、そのま
ま或いは第2反射板6で再拡散された上で、開口部15
bから水分発生空間15aに流入する。そして、水分発
生空間15aに流入した原料ガスは水分ガス取出口7へ
と流動するが、この間において、水素と酸素とは白金触
媒膜5に接触することによりラジカル化され、ラジカル
化された水素と酸素は瞬時に反応して水に変換される。
第1反応炉にあっては、白金触媒膜5が水分発生空間1
5aのみならず、当該空間15a外にも形成されている
ことから、水素と酸素との反応は当該空間15a外にお
いても行なわれることになるが、その反応領域は水分発
生空間15aに比して極く僅かであるから、水素と酸素
との反応はその大半が水分発生空間15aにおいて行な
われることになる。しかも、水分発生空間15aは、白
金触媒膜5とこれに近接して対向する第2反射板6との
極めて狭い空間であることから、水素及び酸素と白金触
媒膜5との接触が効果的に行なわれることなり、且つそ
の接触が水分ガス取出口7に至るまで継続して行なわれ
ることになる。したがって、水素又は酸素の一部が未反
応のまま水分ガス取出口7に至ったり、一旦ラジカル化
されたものが元の状態に戻って水分ガス取出口7に至る
ようなことがなく、水素と酸素との反応が効率よく適正
に行なわれ、水分発生反応率の大幅な向上を図ることが
できる。
【0023】ところで、従来反応炉においては、冒頭で
述べた如く、混合器140で混合させた水素と酸素とを
原料ガス供給管104により原料ガス供給口143へと
移送させるようにしていたため、両ガスの分子量差等に
より、水素と酸素とが原料ガス供給管104内を流動す
る間に分離し、分離状態で第1室114に供給される虞
れがある。その結果、水素と酸素との反応応答性が悪く
なり、このことが水分発生反応率の一定以上の向上を妨
げる一因ともなっていた。しかし、第1反応炉にあって
は、前述した如く、異径管構造をなす接続器46により
充分に混合された原料ガスがそのまま原料ガス供給口4
3から第1室14に供給されることから、水素と酸素と
の反応応答性が向上する。このことによって、水分発生
反応率が更に向上する。
【0024】また、上記した如く、水分発生反応が、専
ら、極く狭い空間である水分発生空間15aで行なわれ
ることから、当該空間15aでの反応熱による温度上昇
は極めて高くなる。したがって、ヒータ81の制御によ
っては炉温度を適正に維持することができず、炉温度が
異常に上昇して水素混合ガスの発火温度に達する虞れが
ある。しかし、第1反応炉にあっては、前述した如く、
反応炉本体1に冷却フィン82aで構成される冷却器8
2を取り付けて、放熱を促進させるように工夫している
ことから、炉温度が適正に維持されて、反応の安定化と
水分発生反応率の向上とが図られる。
【0025】これらのことから、第1反応炉にあって
は、未反応のまま水分取出口107に到達する割合が極
めて減少し、従来反応炉に比して反応効率及び応答性が
大幅に向上し、99%を超える水分発生反応率を確保す
ることができる。しかも、水分発生反応が専ら第2反射
板6と第2端部壁13との間の狭い空間15aで行なわ
れる構成としたことから、従来反応炉に比して、白金触
媒膜5が形成される第2室15の容積、ひいては反応炉
本体1を大幅に小型化することができる。
【0026】これらの点については、第1反応炉を使用
して、第2室15の容積:45.8cc、水分発生量:
1000sccm、炉温度:約400℃の条件下で行な
った水分発生実験(10時間連続運転)により確認する
ことができた。すなわち、この水分発生実験にあって
は、供給管44,45から接続器46への水素供給量と
酸素供給量との割合を変えながら、各々の場合におい
て、水分ガス取出口7から流出する水分を測定し、水分
発生反応率を求めた。その結果は、図4に示す通りであ
り、H2 リッチ,O2 リッチの何れにおいても、約9
9.7%以上の水分発生反応率が得られた。
【0027】また、図5及び図6は第2の実施の形態を
示したもので、この実施の形態における本発明に係る水
分発生用反応炉(以下「第2反応炉」という)は、以下
の点を除いて、第1反応炉と同一構造をなすものであ
る。
【0028】すなわち、第2反応炉の反応炉本体1にあ
っては、図5に示す如く、両端部壁12,13の対向面
を同一又は略同一の曲率半径をなす球面形状となし、第
2反射板6をこの球面と平行をなす形状,配置のものに
構成してある。なお、第2反射板6と第2端部壁13に
形成した白金触媒膜5との対向間隔は、第1反応炉にお
けると同様である。また、第2反応炉の混合ガス供給機
構4にあっては、、図4及び図5に示す如く、第1端部
壁12の中心部に、第1端部壁12の下面(反応炉本体
1の内面)に開口する混合通路4aとこの通路4aから
分岐して第1端部壁12の上面(反応炉本体1の外面)
に開口する第1及び第2ガス通路4b,4cとを形成し
て、第1ガス通路4bに水素供給管44を接続すると共
に第2ガス通路4cに酸素供給管45を接続して、水素
と酸素とが混合ガス供給空間14aに供給される直前で
混合されるように工夫してある。このように水素と酸素
とを混合した直後に混合ガス供給空間14aに供給させ
るようにすることにより、両ガスを分離しない適正な混
合ガス状態で第1室14に供給させることができ、高応
答性を確保することができる。また、第1反射板3は、
複数の孔31aを形成した円筒体31を介して、第1端
部壁12に取り付けられている。
【0029】また、図7は第3の実施の形態を示したも
ので、この実施の形態における本発明に係る水分発生用
反応炉(以下「第3反応炉」という)は、以下の点を除
いて、第2反応炉と同一構造をなすものである。
【0030】すなわち、第2反応炉の混合ガス供給機構
4にあっては、、図7に示す如く、第1端部壁12の中
心部に、混合ガス供給空間14aに開口する第1及び第
2ガス通路4d,4eを各別に穿設し、第1ガス通路4
dに水素供給管44を接続すると共に第2ガス通路4e
に酸素供給管45を接続して、水素と酸素とを混合ガス
供給空間14aにおいて混合させるように工夫してあ
る。
【0031】第2反応炉及び第3反応炉の何れにおいて
も、第1反応炉と同様の水分発生実験を行なうことによ
り、99%を超える水分発生反応率が得られることが確
認された。但し、第1室14に供給される水素と酸素と
の混合度は、混合ガス供給機構4の構造上、第3反応炉
より第2反応炉の方がやや高く、更に第2反応炉よりも
第1反応炉の方がやや高い。
【0032】なお、本発明は上記した各実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない
範囲において適宜に改良,変更することができる。例え
ば、拡散フィルタ2としては、このように全面をガス透
過部としたものの他、外周側部分のみをガス透過部(環
状のガス透過部)としたものを使用することも可能であ
る。また、白金触媒膜5は、第2室15に面する反応炉
本体1の内面部分全体に被覆形成せず、第2反射板6に
対向する部分にのみ形成しておいてもよい。すなわち、
水素と酸素との反応が、水分発生空間15aのみにおい
て行なわれるようにしておいてもよい。また、冷却器8
2としては、上記した放熱ファンによる他、反応炉本体
1をファン等による空冷,水冷手段を採用することがで
きる。例えば、水素と酸素との反応熱により最も高温と
なる第2端部壁13を、その下方に設置したファンによ
り空冷するようにしてもよい。また、反射板3,6は、
前記した脚部31,61を設けず、端部壁12,13に
スポット溶接しても、又はネジ等の固定具によりスペー
サを介して端部壁12,13に固定するようにしてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、冒頭で述べた従来反応炉における問題を解決
して、99%を大幅に超える水分発生反応率と高応答性
の下に、安全に1000sccm以上の水分を発生させ
ることができ、小型で且つ極めて実用的な水分発生用反
応炉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1反応炉を示す縦断正面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う要部の横断底面図であ
る。
【図4】第1反応炉における水分発生反応率と原料ガス
のガス過剰度との関係を示す曲線図である。
【図5】第2反応炉を示す縦断正面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う要部の横断底面図であ
る。
【図7】第3反応炉を示す縦断正面図である。
【図8】従来反応炉を示す縦断正面図である。
【図9】従来反応炉における水分発生反応率と経過時間
との関係を示す曲線図である。
【符号の説明】
1…反応炉本体、2…拡散フィルタ、3…第1反射板、
4…混合ガス供給機構、5…白金触媒膜、6…第2反射
板、7…水分ガス取出口、8…温度制御機構、11…周
壁、12…第1端部壁、13…第2端部壁、14…第1
室、14a…混合ガス供給空間、15…第2室、15a
…水分発生空間、15b…水分発生空間の開口部、43
…原料ガス供給口、44…水素供給管、45…酸素供給
管、46…接続器、46a,46c…小径管部分、46
b,46d…大径管部分、81…ヒータ、82…冷却
器、82a…放熱フィン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 孝司 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 皆見 幸男 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 平尾 圭志 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 池田 信一 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 Fターム(参考) 4G069 AA03 BC75A BC75B CB81 5F045 AA20 AC11 EB02 EE05 EE10 EE20 EF14 EJ04 5F058 BA20 BC02 BF53 BF63 BG01 BG02 BJ01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の周壁とその両端部を閉塞する第1
    及び第2端部壁とからなる中空密閉構造の反応炉本体
    と、反応炉本体内を第1端部壁側の第1室と第2端部壁
    側の第2室とに区画するガス透過性の拡散フィルタと、
    反応炉本体を所定温度に加熱保持する温度制御機構と、
    第1端部壁に対向して第1室に配置されており、第1端
    部壁との間に拡散フィルタ側に開口する原料ガス供給空
    間を形成する第1反射板と、原料ガス供給空間に水素と
    酸素との混合ガスである原料ガスを供給する原料ガス供
    給機構と、第2端部壁に近接対向して第2室に配置され
    ており、第2端部壁との間に拡散フィルタ側に開口する
    水分発生空間を形成する第2反射板と、第2端部壁に形
    成されて水分発生空間に開口する水分ガス取出口と、第
    2室における反応炉本体の内面部分であって少なくとも
    第2反射板に対向する部分に全面的に被覆形成された白
    金触媒膜と、を具備する水分発生用反応炉であって、第
    2反射板をその外周縁部が反応炉本体の周壁の内面に近
    接する大きさのものとして、水素と酸素との反応が主と
    して水分発生空間において行なわれるように構成したこ
    とを特徴とする水分発生用反応炉。
  2. 【請求項2】 原料ガス供給機構が、第1端部壁を貫通
    して原料ガス供給空間に開口する原料ガス供給口と、水
    素を供給する水素供給管と、酸素を供給する酸素供給管
    と、両供給管の下流端部を合流して原料ガス供給口に接
    続する接続器とを具備するものであり、接続器が、ガス
    流動方向に複数の小径管部分と大径管部分とが交互に並
    ぶ異径管構造をなすものであることを特徴とする、請求
    項1に記載する水分発生用反応炉。
  3. 【請求項3】 温度制御機構が、反応炉本体を冷却する
    冷却器を具備するものであることを特徴とする、請求項
    1又は請求項2に記載する水分発生用反応炉。
  4. 【請求項4】 冷却器が、反応炉本体の外面部に取り付
    けられた放熱フィンで構成されていることを特徴とす
    る、請求項3に記載する水分発生用反応炉。
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