JP2002338051A - 託送荷物管理システム - Google Patents

託送荷物管理システム

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JP2002338051A
JP2002338051A JP2001143077A JP2001143077A JP2002338051A JP 2002338051 A JP2002338051 A JP 2002338051A JP 2001143077 A JP2001143077 A JP 2001143077A JP 2001143077 A JP2001143077 A JP 2001143077A JP 2002338051 A JP2002338051 A JP 2002338051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛行機に搭乗する際に航空会社のチケットカ
ウンターで預けた荷物を目的地で受け取る際、他人の荷
物と間違えたりすることがないようにする。 【解決手段】 チェックカウンターに荷物が預けられる
と、航空会社の職員は、1本のテープをミシン目で封印
テープと引換証とに分離し、封印テープを荷物に貼り付
け、引換証を利用者に渡す。封印テープと引換証には、
IDタグが設けられ、両IDタグのID番号は末尾の値
が「0」、「1」と異なるだけで、他は全て同一になっ
ている。目的地で荷物を受け取った利用者がリーダライ
タ近くを通るとき、そのリーダライタは荷物に貼られた
封印テープのIDタグおよび利用者の引換証のIDタグ
と通信し、両IDタグのID番号を比較する。末尾の値
が「0」、「1」と異なるだけで、他の全ての値が同一
の場合には、荷物は真正な人に受け取られたと判断す
る。ID番号が異なる場合には、出口ゲートを閉じて利
用者が手荷物受取所から外に出られないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は託送荷物を輸送先で
真正の受取人に引き渡すことができるようにした託送荷
物管理システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、飛行機に搭乗
する際、大きな手荷物をカウンタに預けて輸送を依託
し、目的地に到着したとき、その預けた手荷物(託送荷
物)を受取所で受け取る。このとき、誤って他人の手荷
物を持って来たり、手荷物を受け取ることを忘れたりす
ることがあり、更には、故意に他人の手荷物を持ち去ろ
うとしたりする人もいる。
【0003】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、託送荷物を真正な受取人に戻すことが
でき、また、手荷物を受け取ることを忘れたり、他人の
手荷物を持ち去ることを防止できる託送荷物管理システ
ムを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1および2の発明では、荷物の輸送を依頼
されたとき、当該荷物に荷物用IDタグが取り付けられ
ると共に、依頼人に引換用IDタグが渡され、そして依
頼人が輸送先で荷物を受け取った後に、読取手段がその
通信エリア内にあるIDタグと通信した時、通信したI
Dタグの数が偶数で、それらのID番号が全て2つず
つ、荷物用IDタグと引換用IDタグとの関係にあると
して予め定められた番号どうしの組となるとき、荷物が
真正な受取人に受け取られたと判断するので、託送荷物
を真正な人に戻すことができる。
【0005】請求項3の発明では、読取手段と通信した
IDタグの数が奇数のとき、引換用タグを持っている人
が荷物を受け取らずに通過しようとしたか、引換用ID
タグを持たない人が荷物を持って通過しようとしたかの
いずれかであるとして、通過ゲートを閉じるので、荷物
の受け取りを忘れたり、他人の託送荷物を持って出るこ
とを防止できる。
【0006】請求項4の発明は、輸送を依頼する際の荷
物の重量と、輸送先で受け取った際の荷物の重量とが異
なる場合、通過ゲートを閉じるので、輸送中に荷物の中
身を抜き取られたり、危険物や犯罪に関連する物を入れ
られたりした場合などに、これを検出することが可能と
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図10を参照しながら説明する。この実施例は、飛行機
に搭乗する際に手荷物を航空会社のチケットカウンター
に預けて目的地までの輸送を依頼する場合に適用したも
のである。
【0008】空港の出発ロビーには、航空会社のチケッ
トカウンターが設けられており、飛行機に搭乗する場
合、このチケットカウンターで航空券を提示して搭乗券
を受け取る。この際、機内持ち込みの手荷物以外はカウ
ンターに預け、目的地までの輸送を依頼する。航空会社
の従業員は、輸送の依頼を受けた手荷物に封印テープを
貼り付けると共に、搭乗者に手荷物引換証を渡すように
なっている。なお、以下の説明では目的地までの輸送を
依頼した荷物を託送荷物と称することとする。
【0009】さて、図10は、託送荷物管理用テープ紙
を示す。この管理用テープ紙1は、ミシン目2を境にし
て、その一方の長尺側を封印テープ(荷物札)3とし、
他方の短尺側を引換証4としている。これら封印テープ
3と預り証4には、それぞれ荷物用IDタグ5および引
換用IDタグ6が設けられている。
【0010】一方、航空会社のチェックインカウンター
には、図9に示すように、託送荷物Wの重量を測定する
重量計7が設置されている。そして、この重量計7に
は、荷物用IDタグ5および引換用IDタグ6に重量計
7が測定した重量を書き込むためのリーダライタ8が設
けられている。
【0011】また、空港の手荷物受取所には、図8に示
すように、飛行機から降ろされた託送荷物Wを搬送する
コンベア9が設けられている。この手荷物受取所の通過
デートである出口ゲート10には、図4に示すゲート制
御装置11によって制御される開閉扉12が設けられて
いる。この出口ゲート10近くには、重量計13が設け
られており、この重量計13には、IDタグ5、6に書
き込まれたデータを読み取るためのリーダライタ14が
設けられている。この場合、リーダライタ14の通信可
能な範囲は、重量計13に荷物を置く人が立つ位置を含
むようになっている。そして、手荷物受取所の重量計1
4が計測した重量データおよびリーダライタ14がID
タグ5、6から読み取った重量データは、上記ゲート制
御装置11に送られるようになっている。
【0012】前記荷物用IDタグ5および引換用IDタ
グ6は、その電気的構成を示す図7のように、電波信号
を送受信するためのアンテナ用コイル15と、共振コン
デンサ16と、変復調回路17と、制御手段としてのC
PU18と、整流・平滑回路19と、メモリ部を構成す
るROM20およびデータを読み書き可能な記憶素子と
しての消去可能な不揮発性メモリ、例えばEEPROM
21とから構成されている。
【0013】アンテナ用コイル15は、共振コンデンサ
16と並列に接続されて共振回路を構成し、外部のリー
ダライタ8、14から所定の高周波数の電力用電波信号
が送信されてくると、これを受信して整流・平滑回路1
9に供給する。整流・平滑回路19は、動作用電源回路
を構成するもので、共振回路から送信されてきた電力用
電波信号を整流し、平滑化して一定電圧の直流電力(動
作用電力)にしてCPU18などに供給する。
【0014】リーダライタ8、14から送信されてくる
データなどの信号は、電力用電波信号に重畳して送信さ
れるようになっており、そのデータ信号は、変復調回路
17により復調されてCPU18に与えられる。CPU
18は、ROM20に記憶された動作プログラムに従っ
て動作するもので、変復調回路17から入力される信号
に応じた処理を実行し、受信したデータをEEPROM
21に書き込んだり、EEPROM21からデータを読
み出して変復調回路17により変調し、アンテナ用コイ
ル15から電波信号として送信したりする。
【0015】ここで、荷物用IDタグ5および引換用I
Dタグ6のEEPROM21には、チェックカウンタの
重量計7で測定された重量を書き込む重量書込領域の
他、図6に示すように、ID番号を書き込むための複数
ビット、例えば64ビットのID番号書込領域が設けら
れている。そして、1本の管理用テープ1の封印テープ
3と引換証4に設けられた荷物用IDタグ5および引換
用IDタグ6のID番号は、予め所定の関係、この実施
例では、先頭から63ビット目までは同一の値で、最後
の1ビットだけが異なる値、例えば荷物用IDタグ5で
は「0」、引換用IDタグ6では「1」に定められてい
る。従って、荷物用IDタグ5および引換用IDタグ6
からそれぞれのID番号を読み取って両者を比較し、そ
れらのID番号が所定の関係にある場合、すなわち先頭
から63ビットまでは同一の値で、最後の1ビットだけ
が異なる場合、その荷物用IDタグ5と引換用IDタグ
6とは、もともと1本の管理用テープ1の封印テープ3
と引換証4に設けられたものであると判断できる。
【0016】前記リーダライタ8および14は、IDタ
グ5、6のEEPROM21に対して、情報を書き込む
書込手段および書き込まれた情報を読み取る読取手段を
構成する。これらリーダライタ8、14は、図5に示す
ように、制御手段としての制御回路22、送信アンテナ
用コイル23を備えた送信部24および受信アンテナ用
コイル25を備えた受信部26が接続されている。そし
て、IDタグ5、6と通信する場合、まず、制御回路2
2は、キャリア信号を送信部24で変調して電力用電波
信号として送信アンテナ用コイル23から送信し、その
後、送信すべきデータ信号を電力用電波信号に重畳する
ように送信部24で変調して送信アンテナ用コイル23
から送信する。IDタグ5、6から送信された電波信号
については、これを受信アンテナ用コイル25で受信
し、受信部26で復調してデータとして弁別する。
【0017】次に上記構成の作用を図1および図2のフ
ローチャートをも参照して説明する。飛行機に搭乗する
際に、飛行機の利用者は、予約した航空会社のチケット
カウンターで航空券を提示して搭乗券を受け取る。この
際、大きな手荷物はカウンターに預け、目的地までの輸
送を依頼する。依頼を受けた航空会社の従業員は、託送
荷物管理用テープ1をミシン目2に沿って切断し、封印
テープ3と引換証4とに分けて封印テープ3を託送荷物
Wに貼り付ける。そして、託送荷物Wと引換証4とをチ
ェックカウンターの重量計7に乗せてその重量を計測す
る。
【0018】重量計7によって計測された重量は、重量
計7からリーダライタ8に送られ、リーダライタ8は、
荷物用IDタグ5および引換用IDタグ6と通信して重
量計7から与えられた重量データを両IDタグ5、6の
EEPROM21に書き込む。そして、引換証4を搭乗
者に渡し、託送荷物Wは飛行機の貨物室へと搬送され
る。なお、リーダライタ8が2個のIDタグ5、6と混
信することなく通信できるようにするために、IDタグ
5、6にはアンチコリジョン機能が設けられている。こ
のアンチコリジョン機能については後述する。
【0019】飛行機が出発地空港を離陸し、そして目的
地空港に到着すると、託送荷物Wは飛行機から降ろされ
てコンベア9に乗せられる。飛行機から降りた利用者は
目的地空港の手荷物受取所に行き、手荷物を預けた人は
コンベア9に乗せられて搬送されてくる託送荷物Wを受
けとる。そして、出口ゲート10から出る際に、その近
くの重量計13に託送荷物Wを載せる。このとき、引換
証4は、託送荷物Wと一緒に重量計13に乗せても良い
し、乗せずに身に付けていても良い。
【0020】託送荷物Wを重量計13に乗せると、重量
計13はその託送荷物Wの重量を測定し、その重量デー
タをゲート制御装置11に送る。複数の託送荷物Wが重
量計13に乗せられた場合には、重量計13は合計重量
をゲート制御装置11に送る。一方、リーダライタ14
は、通信エリア内にあるIDタグ5、6と通信し、それ
ぞれのIDタグ5、6のEEPROM21からID番号
と搭乗前(輸送前)の重量を読み取る。すなわち、リー
ダライタ14の制御回路22は、常には送信アンテナ用
コイル23から電力用電波信号を発信し、この電力用電
波信号に重畳してマルチリードコマンド信号を間欠的に
発信するように制御している。
【0021】そして、IDタグ5、6は、リーダライタ
14から発信される電力用電波信号の供給を受けて動作
を開始し、送信されてきたコマンドの種類を判別する。
この場合、送信されてきたコマンドはマルチリードコマ
ンドであるから、IDタグ5、6のCPU18は、EE
PROM21からID番号および重量データを読み出
し、これを変復調回路17で変調して応答信号としてア
ンテナ用コイル15から送信する。
【0022】図1に示すように、リーダライタ14の制
御回路22は、ステップS1でマルチリード信号を発信
し、これに応答して各IDタグ5、6から応答信号が送
信されると、その応答信号がリーダライタ14の受信ア
ンテナ用コイル25に受信されて受信部26で復調さ
れ、復調されたデータは制御回路22が有するRAM
(記憶素子)に一時的に記憶される(ステップS2)。
このようなIDタグ5、6から発信された電波信号の受
信は、通信エリア内に存在する全てのIDタグからの電
波信号を受信するまで行われ(ステップS1、S2、S
3で「NO」の繰り返し)、そして、全てのIDタグか
ら電波信号を受信し終えると(ステップS3で「YE
S」)、IDタグとの通信を終了して次のステップS4
に移行する。
【0023】ここで、通信エリア内に存在する全てのI
Dタグから電波信号を受信したか否かの判断は、例えば
以下のようにして行われる。まず、リーダライタ14の
制御回路22は、IDタグとの通信動作中、図Iに示す
ように、マルチリードコマンドを一定の時間をおいて繰
り返し送信しており、マルチリードコマンドの送信から
次のマルチリードコマンドの送信までの期間を例えば1
0タイムスロットに分割している。
【0024】一方、IDタグのCPUは、マルチリード
コマンドを受信すると、これに応答する信号を送信する
タイムスロットの位置を、まず自身のID番号の1の位
の値の位置に決定する。リーダライタの通信エリア内
に、例えば3個のIDタグA、B、Cが存在し、それら
のID番号がそれぞれ121、132、142であった
とすると、それら3個のIDタグA、B、Cは、マルチ
リードコマンドに対する応答信号を送信するタイムスロ
ットの位置を、それぞれ1、2、2に決定する。このた
め、リーダライタから第1回目のマルチリードコマンド
が送信されると、これに対する応答信号を、IDタグA
は第1のタイムスロットで送信し、IDタグB、Cは第
2のタイムスロットで送信する。第1のタイムスロット
で応答信号を送信するIDタグは1個だけであるから、
そのIDタグAから送信された応答信号はリーダライタ
により受信され、IDタグAはリーダライタから応答信
号を受信した旨の信号を受け取る。これに対し、IDタ
グB、Cは共に第2のタイムスロットで発信するので、
その応答信号は衝突し、リーダライタには受信されな
い。
【0025】リーダライタが第2回目のマルチリードコ
マンドを送信すると、IDタグB、Cは、今度は応答信
号を発信するタイムスロットの位置をID番号の10の
位の位置に決定、つまりIDタグBはタイムスロットの
数を3、IDタグCはタイムスロットの数を4に決定す
る。このため、IDタグB、Cの応答信号は第2回目の
マルチリードコマンドの送信後の第3のタイムスロット
と第4のタイムスロットで発信される。この場合、第3
のタイムスロットと第4のタイムスロットで応答信号を
発信するIDタグはそれぞれ1個だけであるから、その
IDタグB、Cから発信される応答信号はリーダライタ
に正常に受信され、IDタグB、はリーダライタから応
答信号を受信した旨の信号を受け取る。
【0026】次に、リーダライタは3回目のマルチリー
ドコマンドを送信する。すると、3個のIDタグA、
B、Cは、既にリーダライタから応答信号を受信した旨
の信号を受けているので、3回目のマルチリードコマン
ドに応答することはない。従って、リーダライタは、3
回目のマルチリードコマンドの送信から10タイムスロ
ット分の時間が過ぎるまでに応答信号を受信しなかたこ
とにより、通信エリア内に存在する全てのIDタグと通
信したと判断する。そして、リーダライタは、通信エリ
ア内に存在する全てのIDタグと通信したと判断する
と、それまでに応答信号を受信したIDタグの数をRA
Mに記憶する。そして、上記のようにIDタグが一つず
つリーダライタと通信する機能をアンチコリジョン機能
という。
【0027】さて、通信エリア内に存在する全てのID
タグと通信し終えると、リーダライタ14は、通信した
IDタグの数が偶数であるか否かを判断し(ステップS
4)、偶数であった場合(ステップS4で「YE
S」)、次に偶数のIDタグのID番号は、全てが2つ
ずつ予め定められた関係にある番号どうしの組に分けら
れるか否かを判断する(ステップS5;判断手段)。
【0028】偶数のIDタグのID番号が全て2つずつ
予め定められた関係にある番号どうしの組に分けられる
とは、例えば通信したIDタグの数が2つであったと
き、その2つのIDタグのID番号が末尾の1ビットの
値だけが「0」と「1」で他は全て同じ値であった場合
である。また、通信したIDタグの数が4以上であった
ときには、それらのID番号の全てが2つずつの組
(対)に分けられ、各組の2つのID番号どうしは末尾
の1ビットの値だけが「0」と「1」と異なり、他は全
て同じ値であった場合である。
【0029】通信したIDタグの数が偶数で、それらI
DタグのID番号が全て2つずつ予め定められた関係に
ある番号どうしであった場合、リーダライタ14はステ
ップS5で「YES」となってステップS6に移行し、
IDタグ5から読み取った重量データをゲート制御装置
11に送信する。
【0030】ところで、利用者が託送荷物Wの受け取り
を忘れることがある。すると、利用者がリーダライタ1
4の近くを通る際、当該リーダライタ14は利用者が持
っている引換用IDタグ6とだけ通信する。このため、
リーダライタ14はステップS4で「NO」と判断して
ステップS7に移行し、ここでゲート制御装置11にゲ
ート閉信号を送信し、エンドとなる。
【0031】また、利用者が他人の託送荷物Wを間違え
て受け取ることがある。すると、リーダライタ14の制
御回路22は、偶数のIDタグと通信するので、ステッ
プS4では「YES」となってステップS5に移行す
る。しかしながら、通信した偶数のIDタグのID番号
が全く異なる番号であるため、制御回路22は、ステッ
プS5で「NO」と判断してステップS7に移行し、こ
こでゲート制御装置11にゲート閉信号を送信し、エン
ドとなる。
【0032】さて、ゲート制御装置11は、図2に示す
ように、常には、リーダライタ14からのゲート閉信号
を受信したか否か、リーダライタ14からの重量データ
を受信したか否かの判断を繰り返し実行している(ステ
ップA1、A2の繰り返し)。そして、リーダライタ1
4からのゲート閉信号を受信した場合には、ゲート制御
装置11は、ステップA5に移行して出口ゲート10の
開閉扉12を閉じる。
【0033】また、ゲート制御装置11は、リーダライ
タ14からの重量データを受信すると、ステップA2で
「YES」と判断してステップA3へ移行し、重量計1
3が計量した重量を読み込む。そして、ゲート制御装置
11は、リーダライタ14からの重量データと重量計1
3からの重量データとを比較し、両重量は一致している
か否かを判断する。なお、このときの両重量の一致と
は、完全一致ではなく、或る許容範囲内での一致を言
う。
【0034】リーダライタ14から送信された重量デー
タは出発地で託送荷物Wを預けたときの重量(輸送前重
量)であり、重量計13から送信された重量データは目
的地で託送荷物Wを受け取ったときの重量(輸送後重
量)である。そして、両重量が一致していた場合には、
託送荷物Wに対する加工がない、すなわち託送荷物Wの
中から何かを抜き取られたり、託送荷物Wに何かが入れ
られたりしていないと判断できる。これに対し、両重量
に増減があった場合には、託送荷物Wに対して加工がな
された、すなわち託送荷物Wの中から何か抜き取られた
り、託送荷物Wに何かが入れられたりしたと判断でき
る。
【0035】そこで、ゲート制御装置11は、リーダラ
イタ14からの重量データと重量計13からの重量デー
タとが不一致の場合、ステップA4で「NO」と判断し
てステップA5に移行し、出口ゲート10の開閉扉12
を閉じる。
【0036】以上のようにリーダライタ14からのゲー
ト閉信号により、或いは輸送前後の重量相違によって開
閉扉12が閉じられると、出口ゲート10を通って手荷
物受取所から外に出ることができなくなるので、利用者
は託送荷物Wを受け取っていなかったり、他人の託送荷
物Wを間違って持って来たり、或いは託送荷物Wに対し
て加工がなされたことに気付き、時期を失することなく
それらに対応できる。なお、本発明は上記し且つ図面に
示す実施例に限定されるものではなく、以下のような拡
張或いは変更が可能である。手荷物受取所のリーダライ
タ14の送信アンテナ用コイル23および受信アンテナ
用コイル25は図11に示す門型のゲート27に設け、
このゲート27を通過する利用者の持つ託送荷物Wの荷
物用IDタグ5および引換用IDタグ6と通信するよう
にしても良い。
【0037】利用者が託送荷物Wを受け取っていなかっ
たり、他人の託送荷物Wを間違って持って来たり、或い
は託送荷物Wに対して加工がなされていた場合、開閉扉
12を閉じる代わりにブザーを鳴らしたり、ランプを点
灯させたりするなど、人が認識できる報知手段によって
報知するようにしても良い。
【0038】本発明は飛行機に搭乗する際に預ける託送
荷物Wに適用する場合に限られず、以下のような拡張或
いは変更が可能である。
【0039】リーダライタ14は読み取ったID番号を
ゲート制御装置11に送り、ゲート制御装置11で読み
取ったIDタグの個数が偶数であるか否か、その偶数の
ID番号は全てが2つずつ所定の関係にあるとして定め
られた番号どうしの組に分けられるか否かの判断を行う
ようにしても良い。
【0040】荷物用IDタグ5と引換用IDタグ6のI
D番号を1ビットの値だけが異なるように定めた場合に
は、図1のステップS5の判断を短時間で行うことがで
きるが、末尾の2ビットの値を異ならせるなど、他に種
々考えられる。
【0041】本発明は、長距離バスの利用者がバスの荷
物室に手荷物を預ける場合に適用しても良く、要は輸送
を依頼し、それを真正の受取人に渡るようにする場合に
広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、手荷物受取所
のリーダライタの制御内容を示すフローチャート
【図2】手荷物受取所のゲート制御装置の制御内容を示
すフローチャート
【図3】IDタグのアンチコリジョン機能を概念的に説
明するためのタイムチャート
【図4】手荷物受取所の各装置の接続関係を示すブロッ
ク図
【図5】リーダライタの構成を示すブロック図
【図6】荷物用IDタグと引換用IDタグのID番号を
示す概念図
【図7】IDタグの構成を示すブロック図
【図8】空港の手荷物受取所を示す概略的な斜視図
【図9】空港のチェックカウンタを示す概略的な斜視図
【図10】託送荷物管理用テープの正面図
【図11】本発明の他の実施例を示す手荷物受取所のゲ
ートの正面図
【符号の説明】
図中、1は託送荷物管理用テープ、3は封印テープ、4
は引換証、5は荷物用IDタグ、6は引換用IDタグ、
7は重量計、8はリーダライタ(書込手段)、10は出
口ゲート、11はゲート制御装置、12は開閉扉、13
は重量計、14はリーダライタ(読取手段、判断手段)
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物の輸送を依頼されたとき、当該荷物
    に荷物用IDタグを取り付けると共に、依頼人に引換用
    IDタグを渡し、輸送先で荷物を受け取った後に、読取
    手段がその通信エリア内にあるIDタグと通信した時、
    通信したIDタグの個数が偶数で、それらのID番号の
    全てが2つずつ荷物用IDタグと引換用IDタグとの関
    係にあるとして定められた番号どうしの組となるとき、
    荷物が真正な引換人に受け取られたと判断することを特
    徴とする託送荷物管理システム。
  2. 【請求項2】 輸送する荷物に取り付けられる荷物用I
    Dタグと、 前記荷物を輸送先で受け取る受取人に渡され、ID番号
    が前記荷物用IDタグのID番号と所定の関係にある引
    換用IDタグと、 輸送先で前記荷物を受け取った人が所有するIDタグと
    前記荷物に取り付けられたIDタグのID番号を読み取
    る読取手段と、 この読取手段が読み取ったIDタグの個数が偶数で、そ
    れらのID番号が全て2つずつ前記所定の関係にある番
    号どうしの組となるとき、荷物が真正な引換人に受け取
    られたと判断する判断手段とを具備してなる託送荷物管
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記読取装置により読み取られたIDタ
    グの数が奇数であるとき、および前記読取手段により読
    み取られた偶数のIDタグのID番号の全てが2つずつ
    荷物用IDタグと引換用IDタグとの関係にあるとして
    定められた番号どうしの組とならないとき、人の通過を
    阻止するために通過ゲートを閉じるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の託送荷物管
    理システム。
  4. 【請求項4】 荷物の輸送前に当該荷物の重量を測定し
    てこの輸送前重量を前記荷物用IDタグおよび/または
    引換用IDタグに書き込み、輸送先で前記荷物の重量を
    測定すると共に前記読取手段によって前記IDタグから
    輸送前の測定重量を読み取り、それら輸送前後の測定重
    量が異なる場合、前記通過ゲートを閉じることを特徴と
    する請求項3記載の託送荷物管理システム。
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