JP2002337912A - 噴出容器 - Google Patents
噴出容器Info
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Abstract
なくすべく操作釦の押し下げをロックすることができる
噴出容器において、内容物の無駄な消費をなくすととも
に、使用時における操作釦の操作性を向上する。 【解決手段】 容器本体10に取り付けるネジキャップ
(取付部材)12と、そのネジキャップで案内して上下
動可能に設け、不使用時は上動してロック位置とし、操
作釦30の押し下げを阻止する一方、使用時は下動して
ロック解除位置とし、その押し下げを可能とする、円筒
状のロック部材18とを備える。操作釦を噴出管28に
取り付け、環状突部30fを突き出し部15cに係合し
て噴出管から抜け止めする。また、係合突部30dを嵌
合部20Bに係合するとともに、係止段部18aを係合
部14bに係合することで、ロック部材18を介して噴
出管から抜け止めする。
Description
けて押し下げ、噴出管を押し込むことにより、容器本体
内の内容物を吐出して噴出管を通して、操作釦に設ける
ノズル部から液状・霧状・泡状・粉末状等で噴出する噴
出容器に関する。化粧用・芳香用・洗浄用・清掃用・殺
虫用・除菌用・塗装用などの各種の噴出容器に関する。
とえば納入時や輸送時や携行時などに、意に反して操作
釦を押し下げ、容器本体内の内容物を誤ってノズル部か
ら噴出することがあった。このような誤りをなくすた
め、従来の噴出容器の中には、不使用時は、操作釦を押
し下げた状態で容器本体側にねじ付けて、操作釦の往復
動作を規制するものがある。
内容物を誤って噴出することを阻止すべく、操作釦を押
し下げると、内容物がノズル部から噴出するから、その
たびごとに容器本体内の内容物を無駄に消費することと
なる問題があった。また、ポンプ式の噴出容器の場合に
は適用できるが、エアゾール式の噴出容器には適用でき
ない問題があった。
えば図11に示すように、容器本体1の口部1aにポン
プ装置pを取り付け、そのポンプ装置pのネジキャップ
2に上向きの規制突起3を一体に形成し、不使用時は図
示するとおりその規制突起3で操作釦4の押し下げを規
制し、使用時は該操作釦4を矢示方向に水平回動するこ
とにより規制突起3とずらせて操作釦4の押し下げを可
能とするものがある(特開平8−98784号公報参
照)。
従来の噴出容器には、規制突起3が常に上向きに突出し
たままの状態であるから、使用時には操作釦4の押し下
げ操作の邪魔になる、などの問題があった。
って内容物を噴出するおそれをなくすべく操作釦の押し
下げをロックすることができる噴出容器において、内容
物の無駄な消費をなくすとともに、使用時における操作
釦の操作性を向上することにある。
上述した課題を達成すべく、操作釦を押し下げて噴出管
を押し込み、容器本体内の内容物を噴出管を通して、操
作釦に設けるノズル部から噴出する噴出容器において、
容器本体に取り付ける取付部材と、その取付部材で案内
して上下動可能に設け、不使用時には上動して取付部材
で支えてロック位置とし、操作釦の押し下げを阻止する
一方、使用時には下動してロック解除位置とし、操作釦
の押し下げを可能とするロック部材とを備え、操作釦を
噴出管に取り付けるとともに、取付部材と係合してその
噴出管からの外れを防止してなる、ことを特徴とする。
成すべく、操作釦を押し下げて噴出管を押し込み、容器
本体内の内容物を噴出管を通して、操作釦に設けるノズ
ル部から噴出する噴出容器において、容器本体に取り付
ける取付部材と、その取付部材で案内して上下動可能に
設け、不使用時には上動して取付部材で支えてロック位
置とし、操作釦の押し下げを阻止する一方、使用時には
下動してロック解除位置とし、操作釦の押し下げを可能
とするロック部材とを備え、操作釦を噴出管に取り付け
るとともにロック部材に係合する一方、そのロック部材
を取付部材に係合することで、そのロック部材を介して
して噴出管からの外れを防止してなる、ことを特徴とす
る。
成すべく、請求項1または2に記載の噴出容器におい
て、容器本体で取付部材を位置決めし、その取付部材で
ロック部材を位置決めし、さらにそのロック部材で操作
釦を位置決めし、容器本体に対して操作釦のノズル部の
向きを定めてなる、ことを特徴とする。
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
よる噴出容器における不使用時の中央部分縦断面を示
す。図2には、その側面側から見た外観を示す。
体である。容器本体10は、内部に内容物として、たと
えば化粧用液体を収納してなる。そして、その口部10
aに、ポンプ装置Pを取り付ける。
aに、取付部材であるネジキャップ12をねじ付けるこ
とにより取り付ける。ネジキャップ12は、図3(A)
および(B)にも示すように、キャップ部14と、その
頂部から上向きに高く突出する内筒部15と、低く突出
する外筒部16とを備える。
向きに開口して設ける。そして、その環状凹部14aの
入口外側縁を若干内向きに倒して係合部14bを形成す
る。
孔15bをあけるとともに、頂部15aの外周に、外上
向きにのびる突き出し部15cを形成する。
けて矩形状の切欠き16aを4つ設け、4つの円弧部1
6bを残すとともに、それらの1対の対向する円弧部1
6bの周面に各々突部16cを形成してなる。そして、
この外筒部16は、内筒部15との間に環状凹部12a
を上向きに開口して設ける。
12のねじを的確に設けることにより、容器本体10に
対してネジキャップ12の突部16cの位置がほぼ一定
の向きとなるようにする。
16の外側にロック部材18を取り付ける。ロック部材
18は、図4(A)および(B)ならびに図5に示すよ
うに、上縁外径が下縁外径よりほんの少し小さな筒形状
とし、下縁の外周に上向きの係止段部18aを形成す
る。
で1サイクルの連続波形の溝部19Aと、それと同一波
形の溝部19Bとを位相差なく下上2段に設ける。そし
て、それらの溝部19A・19Bの山位置には共通の垂
直溝部20を設け、谷位置には個別の嵌合部20A・2
0Bを水平に設ける。垂直溝部20は、ネジキャップ1
2の軸方向に上縁までのびている。
係合してロック部材18の操作にクリック感を付与する
2つの小突起aを間隔をあけて設ける。また、一方の嵌
合部20Aには、上方に、同じく突部16cと係合して
ロック部材18の操作にクリック感を付与する2つの小
突起bを間隔をあけて設けてなる。
突部16cを入れてロック部材18をネジキャップ12
に被せ、下部を環状凹部14a内に挿入してロック部材
18を取り付ける。
2の内筒部15内には、頂部15aに突き当ててパッキ
ン21を入れる。そして、そのパッキン21を圧縮して
シリンダ22を収納する。シリンダ22には、下端部外
周に吸上げ管23の上端部を取り付ける。吸上げ管23
は、下端部を容器本体内10内の底部までのばしてな
る。
ルスプリング24を載せ、そのコイルスプリング24を
介してピストン25を収納し、シリンダ室Sを区画す
る。ピストン25には、シリンダ室S内と外部とを連通
する連通路25aを設け、その連通路25aを塞ぐよう
に弾性弁26を取り付けてなる。
入して円錐部25bを下向き段部28aに押し当てる。
噴出管28は、ネジキャップ12の中心孔15bを貫通
して上向きに突出する一方、下部をシリンダ22内に収
納してなる。そして、噴出管28の下部外周28bをシ
リンダ22の上部内周に押し当ててそのシリンダ22と
の間を液密に保持するとともに、内筒部15の頂部15
aとの間でパッキン21を圧縮してなる。
出路28cと内部流路30aとを連通して操作釦30を
取り付ける。操作釦30には、内部流路30aと連通し
てノズル部31を設け、そのノズル部31に、噴出口3
2aを有するノズル部材32を取り付ける。
る前の操作釦30の中央縦断面を示す。この図6から判
るとおり、操作釦30は、上部外周に下向き段部30b
を有し、頂面に指掛部30cを設ける。また、下部外周
の径方向反対位置に係合突部30dを形成し、下向きに
スカート部30eをのばす。スカート部30eの基部内
周には、環状突部30fを設ける。
部を環状凹部14a内に収納する。すると、容器本体1
0に対してほぼ一定の向きとしたネジキャップ12の突
部16cを垂直溝部20に係合することにより、ロック
部材18の位置も容器本体10に対してほぼ一定の向き
とする。
け、2つの係合突部30dを各々垂直溝部20に入れ、
内部流路30aに先端を圧入して図7および図8に示す
ように噴出管28にともに押し込み可能に取り付ける。
このとき、環状突部30fは、突き出し部15cを乗り
越えてその突き出し部15cに下方から接触する。
向きにあるロック部材18の垂直溝部20に2つの係合
突部30dを入れるから、操作釦30もまた容器本体1
0に対してほぼ一定の向きとし、例えば外周面に印刷す
ることにより定めた容器本体10の正面と操作釦30の
ノズル部31の向きを一致させることができる。これに
より、体裁を整えて噴出容器の商品としての価値を高め
ることができる。
ら、ロック部材18を任意の方向に回動すると、突部1
6cがクリック感を持って小突起aを乗り越え、溝部1
9A内を移動する。そして、ロック部材18を上動し、
やがて突部16cを嵌合部20Aに、係合突部30dを
嵌合部20Bに入れ、突部16cを一方の小突起bを乗
り越えて2つの小突起b間に位置し、突部16cの上端
面mに嵌合部20Aの下向き段部nを突き当てる。
に、ロック部材18の下動を阻止し、ロック部材18を
ロック位置で位置決め保持し、操作釦30の頂面30c
に指を掛けて操作釦30を押し下げようとしても、下向
き段部30bをロック部材18の上端面に当ててその操
作釦30の押し下げを阻止する。
出し部15cに当てて操作釦30を抜け止めする。か
つ、係合突部30dを嵌合部20Bに入れるとともに、
係止段部18aを係合部14bに係合することで、ロッ
ク部材18を介して操作釦30を抜け止めする。
のロック部材18を上動してロック位置とし、噴出管2
8のまわりを被うから、見栄えをよくすることができる
とともに、ロック部材18内に操作釦30のノズル部3
1を収納するから、別途キャップカバーを被せる必要な
く、ノズル部31等にほこりがつくことを防止すること
ができる。
は、図1および図2に示す状態から、ロック部材18を
持って任意の方向に回動する。そして、小突起bを乗り
越えて突部16cを嵌合部20A内から出し、突部16
cの上端面mと嵌合部20A内の下向き段部nとの係合
を外して溝部19A内に入れ、同時に係合突部30dも
嵌合部20Bから出して溝部19B内に入れる。
部16cおよび係合突部30dをそれぞれ移動してロッ
ク部材18を下動し、ロック部材18の下部をネジキャ
ップ12の環状凹部14a内に収納し、突部16cおよ
び係合突部30dを垂直溝部20内に入れる。
一方の小突起aを乗り越えて突部16cを2つの小突起
a間に入れる。これにより、図7および図8に示すよう
に、ロック部材18を、操作釦30の押し下げを可能と
するロック解除位置とする。
の噴出口32aを目的部位に向け、頂面30cに指を当
てて操作釦30を押し下げ、係合突部30dが垂直溝部
20内を移動し、図9および図10に示すように噴出管
28を押し込んでコイルスプリング24に抗してピスト
ン25を押し下げ、シリンダ室S内の容積を狭めてその
シリンダ室S内の圧力を高める。
ともに、やがて弾性弁26を開き、吸上げ管23を介し
てシリンダ室S内まで吸上げた容器本体10内の内容物
を、連通路25aを通して吐出し、噴出管28に対して
ピストン25が相対移動して下向き段部28aから円錐
部25bを離し、噴出路28cを通して操作釦30の内
部流路30aに入れ、操作釦30のノズル部31に設け
る噴出口32aから噴出する。
コイルスプリング24の付勢力でピストン25が上動し
て円錐部25bが下向き段部28aに押し当たり、噴出
口32aからの内容物の噴出を停止する。その後、操作
釦30から指を離すと、コイルスプリング24の付勢力
で噴出管28が自動復帰する。
意の方向に回動する。そして、小突起aを乗り越えて突
部16cを垂直溝部20内から出し、溝部19A内に入
れ、同時に係合突部30dも嵌合部20Bから出して溝
部19B内に入れる。
部16cおよび係合突部30dをそれぞれ移動してロッ
ク部材18を上動し、ロック部材18の下部をネジキャ
ップ12の環状凹部14a内から出し、突部16cおよ
び係合突部30dを嵌合部20A・20B内に入れる。
一方の小突起bを乗り越えて突部16cを再び2つの小
突起b間に入れ、図1および図2に示すように突部16
cの上端面mに下嵌合凹部19cの下向き段部nを突き
当てて該ロック部材18の下動を阻止し、ロック部材1
8をロック位置で位置決め保持してなる。
ク部材18を下動してロック解除位置とし、操作釦30
の押し下げを可能とするから、使用時にはロック部材1
8が邪魔にならず、操作釦30の操作性を向上すること
ができる。
は、それぞれ突部16cと係合してロック部材18の操
作にクリック感を付与する小突起a・bを設けるから、
ロック部材18をロック位置またはロック解除位置に位
置決める位置決め操作性を向上するとともに、クリック
感により操作を確認して位置決め操作の確実性を高める
ことができる。
は、ポリアセタールやポリオレフィン系樹脂などでつく
るが、それら両部材を同材質でつくると、クリック感を
よくし、一層位置決め操作性を向上するとともに、位置
決め操作の確実性を高めることができる。
時は、ロック部材を上動してロック位置とし、操作釦の
押し下げを阻止するから、操作釦のロック操作時に容器
本体の内容物を無駄に消費することがない。また、使用
時は、ロック部材を下動して操作釦の押し下げを可能と
するから、ロック部材が邪魔にならず、使用時における
操作釦の操作性を向上することができる。ポンプ式の噴
出容器に限らず、エアゾール式の噴出容器にも適用する
ことができる。
たはロック部材を介して取付部材と係合して噴出管から
抜け止めするから、不用意に操作釦が外れるトラブルの
発生を防止することができる。
容器本体に対して操作釦のノズル部の向きを定めるか
ら、体裁を整えて噴出容器の商品としての価値を高める
ことができる。
央部分縦断面図である。
図、(B)は正面図である。
央縦断面図である。
容器で使用する操作釦の中央縦断面図である。
分縦断面図である。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 操作釦を押し下げて噴出管を押し込み、
容器本体内の内容物を前記噴出管を通して、前記操作釦
に設けるノズル部から噴出する噴出容器において、 前記容器本体に取り付ける取付部材と、その取付部材で
案内して上下動可能に設け、不使用時は上動して前記取
付部材で支えてロック位置とし、前記操作釦の押し下げ
を阻止する一方、使用時は下動してロック解除位置と
し、前記操作釦の押し下げを可能とするロック部材とを
備え、 前記操作釦を前記噴出管に取り付けるとともに、前記取
付部材と係合してその噴出管からの外れを防止してな
る、噴出容器。 - 【請求項2】 操作釦を押し下げて噴出管を押し込み、
容器本体内の内容物を前記噴出管を通して、前記操作釦
に設けるノズル部から噴出する噴出容器において、 前記容器本体に取り付ける取付部材と、その取付部材で
案内して上下動可能に設け、不使用時は上動して前記取
付部材で支えてロック位置とし、前記操作釦の押し下げ
を阻止する一方、使用時は下動してロック解除位置と
し、前記操作釦の押し下げを可能とするロック部材とを
備え、 前記操作釦を前記噴出管に取り付けるとともに前記ロッ
ク部材に係合する一方、そのロック部材を前記取付部材
に係合することで、前記ロック部材を介して前記噴出管
からの外れを防止してなる、噴出容器。 - 【請求項3】 前記容器本体で前記取付部材を位置決め
し、その取付部材で前記ロック部材を位置決めし、さら
にそのロック部材で前記操作釦を位置決めし、前記容器
本体に対して前記操作釦の前記ノズル部の向きを定めて
なる、請求項1または2に記載の噴出容器。
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