JP2002337636A - 車両のフロントバンパ構造 - Google Patents

車両のフロントバンパ構造

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JP2002337636A
JP2002337636A JP2001152715A JP2001152715A JP2002337636A JP 2002337636 A JP2002337636 A JP 2002337636A JP 2001152715 A JP2001152715 A JP 2001152715A JP 2001152715 A JP2001152715 A JP 2001152715A JP 2002337636 A JP2002337636 A JP 2002337636A
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JP
Japan
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front bumper
spoiler
vehicle
bumper structure
air intake
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Pending
Application number
JP2001152715A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Gunji
泰明 郡司
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気取入口の開口面積を拡大することなく、
流入空気量を増加させることができる車両のフロントバ
ンパ構造を提供する。 【解決手段】 空気取入口2の下流領域に相当するスポ
イラ3の表面に、複数の縦リブ4を形成したため、空気
取入口2の下部領域における空気の流れに「淀み」が生
じて圧力が高まり、その圧力勾配を利用して、その真上
にある空気取入口2への流入空気量を増大させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のフロント
バンパ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントバンパには、空気取入
口が形成され、そこから取り入れた空気により、その裏
側にあるラジエータやコンデンサを冷却するようになっ
ている(類似技術として実開昭60−157490号公
報参照)。また、フロントバンパの下端には、スポイラ
が形成され、車両走行時に空気が車体下部に入り込むの
阻止して、走行時における車体の安定性を保つ働きをし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、フロント
バンパの空気取入口から流入した空気により、ラジエー
タやコンデンサを冷却する構造になっているため、従来
の構造において、ラジエータやコンデンサの冷却性能を
高めるためには、空気取入口の開口面積を拡大して、流
入空気量を増大させるしかない。しかし、空気取入口の
開口面積の拡大には、フロントバンパのデザイン的及び
強度的な制約があり、増加できる流入空気量にも限界が
あるため、その他の工夫による改善が望まれている。
【0004】この発明は、このような従来の状況に鑑み
てなされたものであり、空気取入口の開口面積を拡大す
ることなく、流入空気量を増加させることができる車両
のフロントバンパ構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
空気取入口を有するフロントバンパの下端部にスポイラ
を設けた車両のフロントバンパ構造であって、前記スポ
イラの表面側における空気取入口の略下方領域に、複数
の縦リブを所定ピッチで車幅方向に形成した。
【0006】請求項1記載の発明によれば、空気取入口
の下流領域に相当するスポイラの表面に、複数の縦リブ
を形成したため、空気取入口の下部領域における空気の
流れに「淀み」が生じて圧力が高まり、その圧力勾配を
利用して、その真上にある空気取入口への流入空気量を
増大させることができる。従って、空気取入口の開口面
積を拡大することなく、空気取入口からの流入空気量を
増加させて、フロントバンパの裏側にあるラジエータや
コンデンサの冷却性能を高めることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、スポイラがフロン
トバンパの下端部から後方へオフセットした断面形状を
有する。
【0008】請求項2記載の発明によれば、スポイラが
後方へオフセットした断面形状を有するため、縦リブの
フロントバンパに対する相対的な前方突出量が小さくな
り、縦リブの存在が目立たず、見映えの点で有利であ
る。
【0009】請求項3記載の発明は、縦リブがフロント
バンパの裏側に位置する牽引フックに対応する領域にも
形成され、且つスポイラが上端のヒンジ部を中心に後側
へ回動自在である。
【0010】請求項3記載の発明によれば、スポイラが
上端のヒンジ部を中心に後側へ回動するため、フロント
バンパの下側を通して、牽引フックに牽引ロープを係合
させることができる。また、牽引フックに対応する領域
にも縦リブが形成されているため、牽引ロープには主に
縦リブが当たることになり、牽引ロープがスポイラやフ
ロントバンパの表面に干渉しにくくなる。
【0011】請求項4記載の発明は、フロントバンパの
裏面に、後側に回動するスポイラに当接するストッパを
形成し、牽引フックに係合される牽引ロープが、ヒンジ
部よりも縦リブに先当りするように、スポイラの回動角
度を規制する。
【0012】請求項4記載の発明によれば、フロントバ
ンパの裏面にストッパを形成したことにより、縦リブが
牽引ロープに必ず先当たりするようにしたため、牽引ロ
ープがヒンジ部に当たって、ヒンジ部の表面を傷付けた
りすることがない。
【0013】請求項5記載の発明は、ヒンジ部がスポイ
ラの裏側から厚さを減少させた薄肉状である。
【0014】請求項5記載の発明によれば、ヒンジ部が
スポイラの裏側から厚さを減少させた薄肉状であるた
め、表面側から見てヒンジ部の存在が分からず、見映え
の面で有利である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図4に基づいて説明する。自動車の車体前端に
設けられているフロントバンパ1は樹脂製で、その裏側
には金属製の図示せぬレインフォースが備えられてい
る。
【0016】フロントバンパ1の中央と左右両側には、
空気取入口2が形成され、そこから取り入れた空気によ
り、フロントバンパ1の後方に配置された図示せぬラジ
エータやコンデンサを冷却するようになっている。
【0017】フロントバンパ1の下端部には、スポイラ
3が同一材質で一体形成されている。スポイラ3は、フ
ロントバンパ1の下端部から後方へクランク状にオフセ
ットした断面形状を有している。スポイラ3の角部に
は、複数の縦リブ4が車幅方向に沿って所定ピッチで形
成されている。この縦リブ4は、車体の側面に回り込ん
だスポイラ3の両端部を除いて、スポイラ3の前面の略
車幅方向全長に渡って形成されている。左右の空気取入
口2の裏側の車体5には、それぞれ牽引フック6が固定
されているが、この牽引フック6に対応する領域にも、
前記縦リブ4が形成されている。
【0018】この縦リブ4は、厚さが2mmで、隣接す
る縦リブ4間のピッチが10mmである。縦リブ4を、
後方へオフセットしたスポイラ3の角部に形成したた
め、縦リブ4のフロントバンパ1に対する相対的な前方
突出量がオフセット分だけ小さくなり、特に本実施形態
においては、フロントバンパ1よりも前方へ突出しな
い。従って、縦リブ4の存在が目立たず、見映えの点で
有利である。
【0019】スポイラ3の上端には、薄肉状のヒンジ部
7が形成されている。このヒンジ部7は、スポイラ3の
裏側から肉厚を減少させて形成したもので、表面側から
は、存在が分からないようになっている。従って、外観
品質の面で有利である。このヒンジ部7より、スポイラ
3は、後方へ回動することができるが、通常はスポイラ
3の車幅方向での全体的な湾曲形状による復元力によ
り、後方への回動が規制されている。
【0020】フロントバンパ1の裏面における前記左右
両側の牽引フック6に相当する位置には、それぞれリブ
状のストッパ8が形成されている。このストッパ8は、
後方へ回動するスポイラ3に当接して、スポイラ3の回
動角度を所定の角度θに規制するためのものである。
【0021】この実施形態によれば、空気取入口2の下
流領域に相当するスポイラ3に、複数の縦リブ4が形成
されているため、車両走行時において、空気取入口2の
下部領域における空気の流れに「淀み」が生じる。この
「淀み」により圧力が高まり、その圧力勾配により、そ
の真上にある空気取入口2への流入空気量が増大する。
このように、空気取入口2の開口面積を拡大することな
く、空気取入口2からの流入空気量を増加することがで
きるため、その分、フロントバンパ1の裏側にある図示
せぬラジエータやコンデンサの冷却性能を高めることが
できる。
【0022】そして、牽引フック6に牽引ロープ9を係
合させて車両を牽引する場合は、スポイラ3がヒンジ部
7を中心に後側へ回動するため、牽引ロープ9を無理な
くフロントバンパ1の下側に通すことができる。
【0023】また、スポイラ3には、牽引フック6に対
応する領域にも縦リブ4が形成され、且つスポイラ3
は、ストッパ8により所定の角度θに固定されるため、
図4に示すように、牽引ロープ9は、必ず縦リブ4に先
当たりして、スポイラ3やフロントバンパ1の表面に干
渉しにくく、特にスポイラ3のヒンジ部7に当たらな
い。すなわち、ヒンジ部7と牽引ロープ9との間には、
隙間Sが確保される。
【0024】従って、牽引ロープ9によりヒンジ部7が
傷付けられることはない。このヒンジ部7が万一傷付け
られて、その部分の塗装が剥げたりすると、それは表面
側に現れる傷となるため、見映えの大幅な低下を招くこ
とになるが、そのような状況の発生を、ストッパ8によ
り縦リブ4を牽引ロープ9に対して先当たりさせること
により未然に防いでいる。
【0025】そして、牽引ロープ9を外すと、ヒンジ部
7の復元力により、スポイラ3は元の状態に復元する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るフロントバンパを
示す斜視図。
【図2】スポイラの縦リブ部分を示す図1中DA部分の
拡大斜視図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図とその一
部の拡大図。
【図4】スポイラが回動した状態を示す図3相当の断面
図。
【符号の説明】
1 フロントバンパ 2 空気取入口 3 スポイラ 4 縦リブ 5 車体 6 牽引フック 7 ヒンジ部 8 ストッパ 9 牽引ロープ θ 所定角度 S 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気取入口を有するフロントバンパの下
    端部にスポイラを設けた車両のフロントバンパ構造であ
    って、 前記スポイラの表面側における空気取入口の略下方領域
    に、複数の縦リブを所定ピッチで車幅方向に形成したこ
    とを特徴とする車両のフロントバンパ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両のフロントバンパ構
    造であって、 前記スポイラが、前記フロントバンパの下端部から後方
    へオフセットした断面形状を有することを特徴とする車
    両のフロントバンパ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両のフロ
    ントバンパ構造であって、 前記縦リブが、前記フロントバンパの裏側に位置する牽
    引フックに対応する領域にも形成され、且つスポイラが
    上端のヒンジ部を中心に後側へ回動自在であることを特
    徴とする車両のフロントバンパ構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両のフロントバンパ構
    造であって、 前記フロントバンパの裏面に、後側に回動するスポイラ
    に当接するストッパを形成し、 前記牽引フックに係合される牽引ロープが、ヒンジ部よ
    りも縦リブに先当りするように、スポイラの回動角度を
    規制することを特徴とする車両のフロントバンパ構造。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の車両のフロ
    ントバンパ構造であって、 前記ヒンジ部が、スポイラの裏側から厚さを減少させた
    薄肉状であることを特徴とする車両のフロントバンパ構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006096111A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Autech Japan Inc エアダムの破損防止構造
CN102695632A (zh) * 2010-12-21 2012-09-26 丰田自动车株式会社 保险杠组件
JP2012236442A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Suzuki Motor Corp 車体前部構造
JP2019217834A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 トヨタ自動車株式会社 アンダーカバー

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JP7035838B2 (ja) 2018-06-18 2022-03-15 トヨタ自動車株式会社 アンダーカバー

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