JP2002337240A - 合成樹脂形成体製造方法、合成樹脂形成体及び自動販売機取出口敷材 - Google Patents

合成樹脂形成体製造方法、合成樹脂形成体及び自動販売機取出口敷材

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JP2002337240A
JP2002337240A JP2001149058A JP2001149058A JP2002337240A JP 2002337240 A JP2002337240 A JP 2002337240A JP 2001149058 A JP2001149058 A JP 2001149058A JP 2001149058 A JP2001149058 A JP 2001149058A JP 2002337240 A JP2002337240 A JP 2002337240A
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synthetic resin
formed body
resin formed
vending machine
plate
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JP2001149058A
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English (en)
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Isao Kawai
勲 河合
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Kyokuto KK
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Kyokuto KK
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、切断と接合が一工程で同時に実行
でき、抜きこう配等の制限を受けない合成樹脂形成体製
造方法、その製造方法で製造した合成樹脂形成体及びそ
の合成樹脂形成体を使用した製品を提供することを目的
とする。 【解決手段】熱での溶解を許容する複数の素材を積重
し、その積重した積重部材に対し、積重された素材相互
の切断面を溶融一体化可能な温度に過熱した切断手段で
切断し、所要部分を切り離して合成樹脂形成体を製造し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の熱可塑性
部材を組合せて形成する部材の製造方法、その製造方法
により製造された合成樹脂形成体及びその合成樹脂形成
体を使用した製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば合成樹脂等の熱可塑性部材
を網目状に孔を設けたすのこ形状に成形する場合には、
金型を用いた射出成形によるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の射出成形による
方法では、例えば大きさの異なるものや厚みの異なるも
のを成形する場合に、それぞれに適合した金型を別個に
生成する必要があり、コスト高となっていた。また、射
出成形では抜きこう配が必要であるため、網目状に設け
られた孔は上から下まで均一の大きさにすることは不可
能であった。
【0004】この発明は、個別の金型を生成しなくとも
大きさ、厚み、形状の異なる部材が成形でき、抜きこう
配等の制限を受けない合成樹脂形成体製造方法、その製
造方法で製造した合成樹脂形成体及びその合成樹脂形成
体を使用した製品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱での溶解
を許容する複数の素材を積重し、その積重した積重部材
に対し、積重された素材相互の切断面を溶融一体化可能
な温度に過熱した切断手段で切断し、所要部分を切り離
す合成樹脂形成体製造方法であることを特徴とする。す
なわち、加熱した切断手段で積重部材の相互の切断面を
切断と同時に溶融でき、工程の削減とコストの削減がで
きる。
【0006】好ましい実施の形態として、前記素材に相
互に色の異なる素材を用いることができる。すなわち、
色彩豊かな合成樹脂形成体を得ることができる。
【0007】また好ましい実施の形態として、前記素材
に中空構造の板材を用いることができる。すなわち、中
空構造の板材を積重して切断することにより、金型成形
ではできなかった形状を成形することができる。
【0008】この発明は、前記合成樹脂形成体製造方法
で形成した合成樹脂形成体とすることができる。
【0009】またこの発明は、前記合成樹脂形成体製造
方法で所定厚に切り離して板状に形成すると共に、該板
状の合成樹脂形成体を自動販売機の商品取出し口の内底
面に対応する形に形成した自動販売機商品取出し口用敷
材とすることができる。すなわち、自動販売機の商品取
り出し口に敷くことで、ゴミやほこり等が商品に着くこ
とを防ぐことができる。
【0010】好ましい実施の形態として、前記自動販売
機商品取出し口用敷材は、前記板状の合成樹脂形成体の
片面に閉塞シート部材を取り付けることができる。
【0011】また好ましい実施の形態として、前記自動
販売機商品取出し口用敷材は、前記板状の合成樹脂形成
体の中空部に、芳香剤又は/及び消臭剤を入れることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を以下図面
と共に説明する。図1は合成樹脂形成体の製造方法を説
明する説明図である。まず、合成樹脂形成体10を製造
する素材(熱可塑性部材)として、例えばポリプロピレ
ンなどの合成樹脂を材料として、押し出し成形によって
形成された断面がはしご状の板材であるプラスチック段
ボール1を準備する。該プラスチック段ボール1は、例
えば図1に示す1aから1eの15枚使用するとして、
その15枚のプラスチック段ボール1を積み重ねて整列
させる。
【0013】次に所定の太さのニクロム線2を準備し、
プラスチック段ボール1を溶断できる程度に加熱する。
その加熱したニクロム線2で、前記積み重ねた15枚の
プラスチック段ボール1を、はしご状断面となっている
一片から適度に離れた位置を上から下へ切断していく。
そのとき同時に、前記ニクロム線2の熱により、各プラ
スシック段ボール1の重合部の切断面が溶けて積層され
たプラスチック段ボール1同士が溶着していく。
【0014】切断が完了すると同時に溶着が完了し、各
プラスチック段ボール1の積み重なりであった断面3
は、溶着されて一つの断面である溶着断面4となり、合
成樹脂形成体10が完成する。
【0015】なお、前記合成樹脂形成体10は片面のみ
を前記製造方法により切断、溶着してもよいし、両面を
切断、溶着してもよい。前記合成樹脂形成体10の重ね
方は、図に示したように孔5を整列させるだけでなく、
孔5がレンガ状に互い違いになるように重ねて切断、溶
着してもよいし、適当に重ねて切断、溶着してもよい。
また、用途に合わせた合成樹脂形成体10を製造するた
めに、前記切断は斜めにしてもよいし、ニクロム線2の
形状を工夫して切断面が平面でないようにしてもよい。
【0016】その上、素材はプラスチック段ボールに限
らず熱可塑性の素材であれば何でもよく、板状になって
いない素材を使用しても製造できる。例えば、四角柱で
従方向に孔の空いた大きさの異なる素材を上下左右に組
み合わせて前記製造方法で切断すれば、大きさの異なる
孔が不規則に空いた合成樹脂形成体10を製造できる。
さらには、色の異なる素材を組み合わせた場合には、色
彩豊かな合成樹脂形成体10を製造することができる。
【0017】次に、前記合成樹脂形成体10を使用した
製品の一例として、自動販売機の取り出し口に備える防
塵シート11について説明する。図2はその防塵シート
を示す斜視図である。使用する合成樹脂形成体10は、
白色のプラスチック段ボール1を素材にし、その孔5が
砂等のゴミが入る程度の深さになる厚みに前述の製造方
法で切断、溶着する。前記合成樹脂形成体10の一面に
は、孔5を塞ぐようにして一枚のフィルム12を溶着に
より一化体する。
【0018】このようにして製造した防塵シート11
は、図3に示すように自動販売機13の取り出し口の底
に、フィルム12側が下になるように置いて使用する。
前記防塵シート11は、上から落ちてくる缶ジュース1
4に対してクッションの役割を果たし、缶ジュース14
を傷つけずに購入者に提供できる。
【0019】また、孔5は砂やほこり等のゴミを内部に
蓄えるため、缶ジュース14を汚さずに購入者に提供で
き、購入者は缶ジュース14の飲み口に砂やほこりがつ
いているといった不快感から開放される。蓄えられた砂
やほこり等のゴミは、防塵シート11を取り出してさか
さにして叩くことで簡単に除去することができるため、
防塵シート11は繰り返し利用することができる。ま
た、色が白色であるため中の缶ジュース14を確認しや
すくなる。
【0020】なお、色は銀色に着色しても良いし、前記
防塵シート11は、清潔感を高めるために表面を抗菌加
工してもよい。また、孔5の中に消臭剤を詰めても良い
し、芳香剤を詰めて購入者が缶ジュース14を取り出す
際に良い香りが香るようにしてもよい。
【0021】他の製品に前記合成樹脂形成体10を使用
する例として、履物の中敷に使用することができる。前
記防塵シート11と同様に網目状の孔を有する合成樹脂
形成体10は、通気性に優れるため、履物の通気性が向
上する。素材である樹脂はある程度弾力性を有するた
め、歩く際の履物の変形に合わせて柔軟に変形する。
【0022】また他の例として、建造物の天井に備えら
れた蛍光灯等の照明の下部に取り付け、その光を拡散す
る光拡散板に使用することができる。このような光拡散
板としては、従来アルミ等の金属板を格子状に配置した
ものが利用されているが、銀色に着色又はメッキ処理を
行った合成樹脂形成体10を使用することで、コストダ
ウンを図ることができる。
【0023】また他の例として、合成樹脂形成体10を
畳床に使用することもできる。畳床は通常は藁を使用し
ており、畳床を製造するのに手間がかかり藁不足も問題
となっているが、適度な大きさに形成した合成樹脂形成
体10を使用することで、軽量化及びコストダウンが図
れる。
【0024】また他の例として、前記防塵シート11と
同様の合成樹脂形成体10を、数種類の飲料をコップに
注入できる飲料注入機の水切り網に使用することができ
る。飲食店やコンビニエンスストアでよく設置されてい
る飲料注入機には、注入ミスでこぼした飲料が貯められ
るように注入部分の下に金属製の網が設けられている
が、頻繁に汚れるその網を合成樹脂形成体10で製造し
て安価に提供する事により、網だけを交換することがで
き、清潔に使用できるようになる。
【0025】この発明の構成と、上述の実施形態との対
応において、この発明の素材は、実施形態のプラスチッ
ク段ボール1に対応し、以下同様に、加熱媒体は、ニク
ロム線2に対応し、板材は、プラスチック段ボール1に
対応し、所定部材は、フィルム12に対応し、自動販売
機取出口敷材は、防塵シート11に対応するも、この発
明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものでは
ない。
【0026】
【発明の効果】この発明により、熱可塑性部材組み合わ
せて製造する部材を低コストで簡単に製造できるように
なる。また、金型成形では不可能であった抜きこう配の
ない孔を設けた形状なども製造できるようになる。
【0027】さらには、形状の異なる素材を組み合わせ
ることで、特別な金型を準備することなく様々な形状の
部材を製造することができる。例えば、仕切り位置を反
対に並べ替える場合であれば、金型成形であれば新たな
金型が必要であるが、この発明の製造方法によれば素材
を並べ替えるだけで製造できる。
【0028】その上、この発明の製造方法によって製造
した合成樹脂形成体で自動販売機取出口敷材を製造する
事により、低コストで利便性の高い自動販売機取出口敷
材が提供できる。該自動販売機取出口敷材は、自動販売
機の取り出し口内にたまる砂やほこり等のゴミを蓄える
ために、缶ジュースにゴミを付着させることなく清潔な
状態で購入者に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂形成体の製造方法を示す説明図。
【図2】自動販売機取出口敷材の外観を示す斜視図。
【図3】自動販売機に設置した自動販売機取出口敷材を
説明する説明図。
【符号の説明】
1…プラスチック段ボール 2…ニクロム線 10…合成樹脂形成体 11…防塵シート 12…フィルム 13…自動販売機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B26F 3/08 B26F 3/08 G07F 9/00 109 G07F 9/00 109E // B29L 31:60 B29L 31:60 Fターム(参考) 3C021 EA05 3C060 AA04 CF01 3E044 AA01 FB02 FB15 FB17 4F211 AD05 AG02 AG03 AG06 TA02 TC09 TC22 TD11 TH02 TH06 TH19 TJ13 TJ14 TJ30 TN04 TN08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱での溶解を許容する複数の素材を積重
    し、その積重した積重部材に対し、積重された素材相互
    の切断面を溶融一体化可能な温度に過熱した切断手段で
    切断し、所要部分を切り離す合成樹脂形成体製造方法。
  2. 【請求項2】前記素材に相互に色の異なる素材を用いる
    請求項1記載の合成樹脂形成体製造方法。
  3. 【請求項3】前記素材に中空構造の板材を用いる請求項
    1記載の合成樹脂形成体製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の合成樹脂形成体
    製造方法で形成した合成樹脂形成体。
  5. 【請求項5】請求項3記載の合成樹脂形成体製造方法で
    所定厚に切り離して板状に形成すると共に、該板状の合
    成樹脂形成体を自動販売機の商品取出し口の内底面に対
    応する形に形成した自動販売機商品取出し口用敷材。
  6. 【請求項6】前記板状の合成樹脂形成体の片面に閉塞シ
    ート部材を取り付けた請求項5記載の自動販売機商品取
    出し口用敷材。
  7. 【請求項7】前記板状の合成樹脂形成体の中空部に、芳
    香剤又は/及び消臭剤を入れた請求項5又は6記載の自
    動販売機商品取出し口用敷材。
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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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