JP2002337032A - マシニングセンタにおけるワーク座標点への倍速位置決め方法とその方法を実施するための装置 - Google Patents

マシニングセンタにおけるワーク座標点への倍速位置決め方法とその方法を実施するための装置

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JP2002337032A
JP2002337032A JP2001140930A JP2001140930A JP2002337032A JP 2002337032 A JP2002337032 A JP 2002337032A JP 2001140930 A JP2001140930 A JP 2001140930A JP 2001140930 A JP2001140930 A JP 2001140930A JP 2002337032 A JP2002337032 A JP 2002337032A
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spindle
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Masaru Oaku
勝 大阿久
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OAKU SEIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク加工における非切削中の移動時間の大
幅な短縮とマシニングセンタをコンパクト化したワーク
の位置決め装置を提供する。 【解決手段】 固定されているベッド1上でテーブル2
及びスピンドル3を、水平方向のX軸と、そのX軸に直
交差する水平方向のZ軸と、垂直方向のY軸との3軸移
動による制御を行うマシニングセンタにおいて、前記ベ
ッド1上に、前記テーブル2及びスピンドル3にX軸、
Y軸及びZ軸方向のうち少なくとも一つの軸方向に夫々
独立した同軸方向の軌道4a、4bを設け、その同軸方
向軌道4a、4b上にテーブル2とスピンドル3を夫々
に設けたサーボモータの制御により逆方向に同時移動さ
せてテーブル2とスピンドル3とで同時に移動距離を稼
いでワークを素早く目的の座標に位置決めできるように
したマシニングセンタにおけるワーク座標点への倍速位
置決め装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、固定されている基
台(ベッド)上に、X軸、Y軸及びZ軸方向にワークを
移動制御可能な被加工物設置台(テーブル)と切削刃物
把握軸(スピンドル)から成るマシニングセンタにおい
て、ワークの位置決め時間を短縮できるようにするとと
もに装置の間口をコンパクトにすることができる方法
と、その方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのX軸、Y軸及びZ軸方向の3
軸制御のマシニングセンタは、図5に示すように、固定
されているベッド上に、テーブル又はスピンドルに設け
た各方向一軸のみの移動による同一方向一軸移動方法に
よる位置決め方法が用いられ、また、その方法による装
置として、これまで、例えば実開平2−7929号公報
にも示されているように、各種提案がなされている。
【0003】近年マシニングセンタの製品競争が激化す
る中で、高性能で高品質の加工が可能となることはもと
より加工時間の短縮、即ち高速化が要求されるようにな
ってきた。しかし、従来の方法及び装置の場合、高速化
のためにワークの移動時間を短縮しようとすると、理論
的にはテーブル又はスピンドルの移動速度を上げれば、
その上げた分だけ時間短縮させることが可能なはずであ
る。しかし、実際には現在の軌道による移動技術では構
造的に限界速度にまで達していてこれ以上速度を上げる
ことによる時間短縮は不可能な状態となっている。
【0004】また、加工作業員の移動作業負担の軽減と
加工時間の軽減をして作業能率を向上させようとするた
めに、工作機械の間口を小さくしようとしても、その方
法による装置では、例えばワークを1m移動させようと
すると、図8に示すように、テーブル又はスピンドルの
移動軸上に少なくともその1m分(図中の長さL)の全
量の長さだけの軌道の距離とスペースが必要であり、そ
れよりも短い軌道とすることは不可能であった。このよ
うに、加工に必要な移動距離を確保したままで、工作機
械の間口を小さくし、ベッドを含めてマシニングセンタ
全体をコンパクト化することができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたもので、マシニングセンタの稼動中にお
ける非切削時間の大幅な短縮化と、マシニングセンタの
間口の短縮による省スペース化を同時に可能にする効率
的な加工方法と、その方法を実施するための高速加工が
できるコンパクトなマシニングセンタを提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、固定されているベッド1上でテーブル2
及びスピンドル3を、水平方向のX軸と、そのX軸に直
交差する水平方向のZ軸と、垂直方向のY軸との3軸移
動による制御を行うマシニングセンタにおいて、前記テ
ーブル2及びスピンドル3にX軸、Y軸及びZ軸方向の
うち少なくとも一つの軸方向に夫々独立した両者同軸方
向の軌道4a、4bを設け、その同軸方向軌道4a、4
b上にテーブル2とスピンドル3を逆方向に同時移動さ
せてテーブル2とスピンドル3とで同時に移動距離を稼
いで素早く目的の座標に位置決めできるようにすること
を特徴とするマシニングセンタにおけるワーク座標点へ
の倍速位置決め方法である。
【0007】また、上記構成において、前記両者同軸方
向軌道4a、4b上にテーブル2とスピンドル3を逆方
向に同時移動させた時に、目的の座標に達するのが最短
時間になるように各軸の移動速度と移動距離の計算を
し、その計算を基に各部のサーボモータ5の制御をして
素早く目的の座標に位置決めできるようにすることを特
徴とするものである。
【0008】また、固定されているベッド1上でテーブ
ル2及びスピンドル3を、水平方向のX軸と、そのX軸
に直交差する水平方向のZ軸と、垂直方向のY軸との3
軸移動による制御を行うマシニングセンタにおいて、前
記ベッド1上に、前記テーブル2及びスピンドル3にX
軸、Y軸及びZ軸方向のうち少なくとも一つの軸方向に
夫々独立した同軸方向の軌道4a、4bを設け、その同
軸方向軌道4a、4b上にテーブル2とスピンドル3を
夫々に設けたサーボモータ5の制御により逆方向に同時
移動させてテーブル2とスピンドル3とで同時に移動距
離を稼いで素早く目的の座標に位置決めできるようにす
ることを特徴とする上記構成の方法を実施するためのマ
シニングセンタにおけるワーク座標点への倍速位置決め
装置である。
【0009】さらに、上記構成において、前記ベッド1
上に、テーブル2はX軸及び/又はZ軸方向に移動でき
るようにするとともに、その移動する軸と同方向の軸上
をスピンドル3が移動できるように夫々軌道4a、4b
を設け、各サーボモータ5を制御してテーブル2とスピ
ンドル3を逆方向に同時同速度で移動させてテーブル2
とスピンドル3とでY軸の単独軌道4cを除く移動距離
のうち全体の半分づつ移動距離を稼いで倍速で位置決め
できるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】さらにまた、上記構成において、前記スピ
ンドル3が、コラム6にY軸方向に移動する軌道4を介
して支持されて成るものである。
【0011】またさらに、上記構成において、前記テー
ブル2がZ軸方向に、スピンドル3がX軸方向に移動す
る軌道4を有し、前記スピンドル3にZ軸方向に出没す
るクイル7を組み込んで成るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、図1に示すように、固
定されているベッド1上でテーブル2及びスピンドル3
を、水平方向のX軸と、そのX軸に直交差する水平方向
のZ軸と、垂直方向のY軸との3軸移動による制御を行
うマシニングセンタにおけるものであり、本発明のワー
クの倍速位置決め方法とその装置について、その実施の
形態を図の実施例に基づいて以下説明する。
【0013】先ず、その装置を示す図に基づいてワーク
座標点への倍速位置決め方法について説明する。この方
法は、図1に示すように、前記テーブル2及びスピンド
ル3にX軸、Y軸及びZ軸方向のうち少なくとも一つの
軸方向に夫々独立した両者同軸方向の軌道4a、4b
(この図1は、両者同軸方向の軌道4a、4bはX軸及
びZ軸方向に設けた態様である)を設け、その同軸方向
軌道4a、4b上にテーブル2とスピンドル3を逆方向
(図中の白抜き矢印で示す)に同時移動させてテーブル
2とスピンドル3とで同時に移動距離を稼いでワークを
素早く目的の座標に位置決めできるようにする。
【0014】そして、さらに効率を上げる方法として、
前記両者同軸方向軌道4a、4b上にテーブル2とスピ
ンドル3を逆方向に同時移動させた時に、目的の座標に
達するのが最短時間になるように各軸の移動速度と移動
距離の計算をし、その計算を基に各部のサーボモータ5
(図6に示す)の制御をしてワークを素早く目的の座標
に位置決めできるようにする形態も可能である。
【0015】本発明のワーク座標点への位置決め方法
は、加工するためにワークを加工位置まで移動させて位
置決めする場合と、そのワークの加工を終了して位置を
戻す場合とになされる。即ち、テーブル2とスピンドル
3を近づける方向と、その逆に遠ざける方向に同時移動
させて行うことになる。
【0016】次に、上記方法を実施するためのワーク座
標点への倍速位置決め装置について以下説明する。この
装置は、図1に示すように、前記ベッド1上に、前記テ
ーブル2及びスピンドル3にX軸、Y軸及びZ軸方向の
うち少なくとも一つの軸方向に夫々独立した同軸方向の
軌道4a、4bを設け(この図1は、両者同軸方向の軌
道4a、4bはX軸及びZ軸方向に設けた態様であ
る)、その同軸方向軌道4a、4b上に、テーブル2と
スピンドル3を夫々に設けたサーボモータ5(図6に示
す)の制御により逆方向に同時移動させて、テーブル2
とスピンドル3とで同時に移動距離を稼いでワークを素
早く目的の座標に位置決めできるようにする。
【0017】また、上記構成の装置における一形態とし
て、図1乃至図3に示すように、前記ベッド1上に、テ
ーブル2はX軸及び/又はZ軸方向に移動できるように
するとともに、その移動する軸と同方向の軸上をスピン
ドル3が移動できるように夫々軌道4a、4bを設け、
各サーボモータ5を制御してテーブル2とスピンドル3
を逆方向に同時同速度で移動させて、テーブル2とスピ
ンドル3とでY軸の単独軌道4cを除く移動距離のうち
全体の半分づつ移動距離を稼いでワークを倍速で位置決
めできるようにする。
【0018】そして、上記構成の装置において、図1乃
至図3に示すように、前記スピンドル3が、コラム6に
Y軸方向に移動する軌道4を介して支持された構成とす
ることが可能である。
【0019】さらにまた、上記構成の装置とは別の形態
として、図4に示すように、前記テーブル2がZ軸方向
に、スピンドル3がX軸方向に移動する軌道4を有し、
前記スピンドル3にZ軸方向に出没するクイル7を組み
込んだ構成とすることが可能である。
【0020】なお、前記スピンドル3を載せたコラムス
ピンドルヘッドテーブル11を水平に移動させる構造に
ついてその一例を以下説明する。その構造は、図6に示
すように、ベッド1上に水平且つ平行な2本の軌道4、
4が敷設される。その軌道4に、中央下腹部にボールネ
ジナット10を設けたコラムスピンドルヘッドテーブル
11がリニアモーションベアリング12を介して載置さ
れている。
【0021】そして、前記ベッド1上の軌道4、4間に
水平且つ平行に1本のボールネジ軸13が前記ボールネ
ジナット10に螺着されて、その軸13の一方端13a
がボールネジ支持台14に軸支され、他方端13bがカ
ップリング15を介してサーボモータ5に接続される。
そして、サーボモータ5が回転するとボールネジ軸13
が回転し、ボールネジナット10を介してコラムスピン
ドルヘッドテーブル11が軌道4上を正確に移動するよ
う精密に製作してある。
【0022】また、前記テーブル2を移動させる構造に
ついても図6と同様な構造にすることができる。
【0023】
【実施例1】本発明をさらに図で具体的に実施例を説明
する。まず、図1に示す態様の例を説明する。この図面
の態様は、テーブル2をX軸及びZ軸方向の軌道4上に
設置し、またスピンドル3をX軸、Y軸及びZ軸上の軌
道4に設置した場合である。コラム6にY軸方向に移動
する軌道4を設けて、その軌道4をスピンドル3がY軸
方向に移動できるようにしてある。したがって、テーブ
ル2側にはY軸方向の軌道がないので、夫々独立した両
者同軸方向の軌道4a、4bとしては、そのY軸方向を
除いたX軸及びZ軸方向となる。このため、この場合に
は、ワークの倍速位置決め機能は、X軸及びZ軸方向の
みである。
【0024】
【実施例2】次に、図2に示す態様の例について説明す
る。この図面の態様は、テーブル2はX軸方向の軌道4
上に設置し、またスピンドル3をX軸、Y軸及びZ軸上
の軌道4に設置した場合である。上記図1の形態と同様
にコラム6にY軸方向に移動する軌道4を設けて、その
軌道4をスピンドル3がY軸方向に移動できるようにし
てある。したがって、テーブル2側にはZ軸及びY軸方
向の軌道がないので、夫々独立した両者同軸方向の軌道
4a、4bとしては、X軸方向のみとなる。このため、
この場合には、ワークの倍速位置決め機能は、X軸方向
のみである。
【0025】
【実施例3】また、図3に示す態様の例について説明す
る。この図面の態様は、テーブル2はZ軸方向の軌道4
上に設置し、またスピンドル3をX軸、Y軸及びZ軸上
の軌道4に設置した場合である。この場合には、テーブ
ル2側にはX軸及びY軸方向の軌道がないので、夫々独
立した両者同軸方向の軌道4a、4bとしては、Z軸方
向のみとなる。このため、この場合には、ワークの倍速
位置決め機能は、Z軸方向のみである。
【0026】
【実施例4】また、図4に示す態様の例について説明す
る。この図面の態様は、テーブル2はZ軸方向の軌道4
上に設置し、またスピンドル3をX軸及びY軸上の軌道
4に設置した場合であり、コラム6に載ったスピンドル
3にはクイル7が組み込まれた場合の態様である。この
場合では、クイル7がZ軸方向に出没する軌道4上に組
み込まれ、テーブル2側にはX軸及びY軸方向の軌道が
ないので、夫々独立した両者同軸方向の軌道4a、4b
としては、Z軸方向のみとなる。したがって、この場合
には、ワークの倍速位置決め機能は、Z軸方向のみであ
る。
【0027】
【作用】本発明は上記構成なので、図7の(イ)に示す
ように、同軸方向軌道4a、4b上にテーブル2とスピ
ンドル3を2点鎖線で示した位置から実線で示した位置
へ逆方向(図中の白抜き矢印で示す)に同時移動させて
テーブル2とスピンドル3とで同時に全移動距離Lに対
して1/2Lづづ移動距離を稼いで、ワークを素早く目
的の座標に位置決めできる。したがって移動速度が同じ
ならは、移動に要する時間は半分に短縮できる。
【0028】また、テーブル2とスピンドル3の移動速
度がサーボモータ5の性能差によりもともと夫々異なる
場合や、同じ性能であっても制御によりサーボモータ5
の回転数を変えた場合などには、前記両者同軸方向軌道
4a、4b上にテーブル2とスピンドル3を逆方向に同
時移動させた時に、目的の座標に達するのが最短時間に
なるように各軸の移動速度と移動距離の計算をし、その
計算を基に各部のサーボモータ5の制御をすれば、その
条件内で最短時間にワークを素早く目的の座標に位置決
めすることができる。図7の(ロ)には、テーブル2を
6/10L、スピンドル3をその逆方向に4/10L移
動させる場合を示す。
【0029】そして、こまれでの方法では、図8に示す
ように、テーブル2もスピンドル3も大きな全移動幅L
が必要なので、装置幅W1も大きなスペースを取らなけ
ればならなかったが、本発明では、テーブル2とスピン
ドル3が夫々各移動幅を1/2Lに小さく取れるので、
その装置幅W2は大幅に小さくすることができるように
なる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のようであり、固定されて
いるベッド1上でテーブル2及びスピンドル3を、水平
方向のX軸と、そのX軸に直交差する水平方向のZ軸
と、垂直方向のY軸との3軸移動による制御を行うマシ
ニングセンタにおいて、テーブル2とスピンドル3とで
同時に逆方向に移動距離を稼いで、ワークを素早く目的
の座標に位置決めできるようになった。そして、テーブ
ル2とスピンドル3との移動速度が同速の場合には、移
動時間が半分に短縮される。また、間口寸法が半分近く
にまで省スペース化できるようになり、マシニングセン
タのライン全長の短縮化が可能になった。
【0031】このようなマシニングセンタのコンパクト
化は工場敷地内の空間が他の用途にも有効に活用するこ
とができるようになるとともにマシニングセンタの間口
間を移動して作業を行う作業員の移動作業量の軽減につ
ながり、またワークの移動時間を含む加工時間の全体と
して時間短縮ができるようになった。
【0032】さらに、同軸方向軌道4a、4b上では各
軌道4上の移動距離(送りリード)が約半分に短縮され
るので、各サーボモータ5への負担が減少し(出力回転
数を少なくでき)、精度を維持するのに可能な時間と装
置の寿命を約2倍に延長させることが可能となった。ま
た、加工に要する時間をこれまでと同じにすれば、移動
速度を半減できるので加工精度の向上や、各サーボモー
タ5の小型化も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマシニングセンタの構造を示す模式的
斜視図。
【図2】別態様のマシニングセンタの構造を示す模式的
斜視図。
【図3】また別態様のマシニングセンタの構造を示す模
式的斜視図。
【図4】さらに別態様のマシニングセンタの構造を示す
模式的斜視図。
【図5】従来のマシニングセンタの構造を示す模式的斜
視図。
【図6】軌道上の移動方法の一例を示す要部の(イ)が
平面図、(ロ)が(イ)及び(ハ)のA−A線縦断正面
図、(ハ)が右側面図。
【図7】本発明のマシニングセンタの移動方法における
(イ)がスピンドル側とテーブル側の動作が等しい場合
の、(ロ)がスピンドル側とテーブル側の動作比を換え
た場合の方法を示す各模式的平面図。
【図8】従来のマシニングセンタの移動方法における
(イ)がスピンドル側を移動する方法を、(ロ)がテー
ブル側を移動する方法を示す各模式的平面図。
【符号の説明】
1 ベッド 2 テーブル 3 スピンドル 4 軌道 4a 同軸方向軌道 4b 同軸方向軌道 5 サーボモータ 6 コラム 7 クイル 10 ボールネジナット 11 コラムスピンドルヘッドテーブル 12 リニアモーションベアリング 13 ボールネジ軸 13a ボールネジ軸の一方端 13b ボールネジ軸の他方端 14 ボールネジ支持台 15 カップリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定されているベッド(1)上でテーブ
    ル(2)及びスピンドル(3)を、水平方向のX軸と、
    そのX軸に直交差する水平方向のZ軸と、垂直方向のY
    軸との3軸移動による制御を行うマシニングセンタにお
    いて、前記テーブル(2)及びスピンドル(3)にX
    軸、Y軸及びZ軸方向のうち少なくとも一つの軸方向に
    夫々独立した両者同軸方向の軌道(4a)、(4b)を
    設け、その同軸方向軌道(4a)、(4b)上にテーブ
    ル(2)とスピンドル(3)を逆方向に同時移動させて
    テーブル(2)とスピンドル(3)とで同時に移動距離
    を稼いで素早く目的の座標に位置決めできるようにする
    ことを特徴とするマシニングセンタにおけるワーク座標
    点への倍速位置決め方法。
  2. 【請求項2】 両者同軸方向軌道(4a)、(4b)上
    にテーブル(2)とスピンドル(3)を逆方向に同時移
    動させた時に、目的の座標に達するのが最短時間になる
    ように各軸の移動速度と移動距離の計算をし、その計算
    を基に各部のサーボモータ(5)の制御をして素早く目
    的の座標に位置決めできるようにすることを特徴とする
    請求項1に記載のマシニングセンタにおけるワーク座標
    点への倍速位置決め方法。
  3. 【請求項3】 固定されているベッド(1)上でテーブ
    ル(2)及びスピンドル(3)を、水平方向のX軸と、
    そのX軸に直交差する水平方向のZ軸と、垂直方向のY
    軸との3軸移動による制御を行うマシニングセンタにお
    いて、前記ベッド(1)上に、前記テーブル(2)及び
    スピンドル(3)にX軸、Y軸及びZ軸方向のうち少な
    くとも一つの軸方向に夫々独立した同軸方向の軌道(4
    a)、(4b)を設け、その同軸方向軌道(4a)、
    (4b)上にテーブル(2)とスピンドル(3)を夫々
    に設けたサーボモータ(5)の制御により逆方向に同時
    移動させてテーブル(2)とスピンドル(3)とで同時
    に移動距離を稼いで素早く目的の座標に位置決めできる
    ようにすることを特徴とする請求項1又は2記載のマシ
    ニングセンタにおけるワーク座標点への倍速位置決め装
    置。
  4. 【請求項4】 ベッド(1)上に、テーブル(2)はX
    軸及び/又はZ軸方向に移動できるようにするととも
    に、その移動する軸と同方向の軸上をスピンドル(3)
    が移動できるように夫々軌道(4a)、(4b)を設
    け、各サーボモータ(5)を制御してテーブル(2)と
    スピンドル(3)を逆方向に同時同速度で移動させてテ
    ーブル(2)とスピンドル(3)とでY軸の単独軌道
    (4c)を除く移動距離のうち全体の半分づつ移動距離
    を稼いで倍速で位置決めできるようにしたことを特徴と
    する請求項3記載のマシニングセンタにおけるワーク座
    標点への倍速位置決め装置。
  5. 【請求項5】 スピンドル(3)が、コラム(6)にY
    軸方向に移動する軌道(4)を介して支持されて成る請
    求項3又は4記載のマシニングセンタにおけるワーク座
    標点への倍速位置決め装置。
  6. 【請求項6】 テーブル(2)がZ軸方向に、スピンド
    ル(3)がX軸方向に移動する軌道(4)を有し、スピ
    ンドル(3)にZ軸方向に出没するクイル(7)を組み
    込んで成る請求項3乃至5のうちいずれか一項に記載の
    マシニングセンタにおける座標点への倍速位置決め装
    置。
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