JP2002337010A - 割り出し加工装置 - Google Patents

割り出し加工装置

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JP2002337010A
JP2002337010A JP2001142496A JP2001142496A JP2002337010A JP 2002337010 A JP2002337010 A JP 2002337010A JP 2001142496 A JP2001142496 A JP 2001142496A JP 2001142496 A JP2001142496 A JP 2001142496A JP 2002337010 A JP2002337010 A JP 2002337010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
turret
indexing
rotary table
cutting edge
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001142496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Shogase
寿和 勝賀瀬
Toshibumi Miyake
俊文 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具を割り出す際に、正規の工具割り出し位
置に対して生じる位置決め停止誤差を小さくする。 【解決手段】 工作機械に搭載された回転テーブル9に
取り付けられている複数の工具8を、回転テーブル9の
回転により所定の位置に位置決めするタレット17にお
いて、前記工具8の刃先8aが回転テーブル9の径方向
内側に向けて配置されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、割り出し加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】円テーブルに放射状に取り付けられた複
数の工具を割り出し可能なタレットが搭載された、タレ
ット方式のNC工作機械などの工作機械を、図5〜図7
を参照しながら説明する。
【0003】図5に示すように、タレット方式のNC旋
盤1は、ベッド2上に設置されている刃物台6及びその
送り機構3と、ワーク4をチャック可能な主軸部5とか
らなる。
【0004】刃物台6は、送り機構3により、主軸部5
の軸方向であるZ方向及び主軸部5の軸方向と垂直な方
向であるX方向に対して移動、位置決め可能である。刃
物台6における円テーブル9には、複数の工具8がこの
円テーブル9の径方向外向きに、すなわち放射状に取り
付けられており、これにより、タレット10が構成され
ている。
【0005】刃物台6における本体部11の内部におい
て、図6に示すように、モータ12は、歯車列13に接
続され、歯車列13は回転軸14に接続されている。回
転軸14の先端部には、ねじ部14a、ナット15を利
用して円テーブル9が取り付けられている。円テーブル
9は実質的には中実に形成されている。
【0006】本体部11の内部が上記のように構成され
ることで、モータ12の回転トルクは歯車列13及び回
転軸14を介して円テーブル9に伝達される。また、モ
ータ12を停止させることによって、円テーブル9の旋
回角度を調節することができるので、タレット10を所
定の角度にまで旋回させることができ、所望の工具8を
加工部位に割り出すことができる。
【0007】以上のような構成において、図7に示すよ
うに、タレット10を旋回させて所望の工具8を加工部
位に割り出し、回転させているワーク4の表面に、割り
出された工具8の刃先8aを当て、ワーク4を加工す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
刃物台6は、タレット10の外周部において径方向外向
きに、すなわち放射状に、円テーブル9に取り付けられ
ている複数の工具8を、タレット10を旋回させること
により割り出し可能である。
【0009】しかし、一般に、旋回する刃物台を停止さ
せて正確な角度に位置決めさせることは難しく、図8の
実線部に示すように工具8をワーク4に対して正規の工
具割り出し位置に精度良く割り出すことは難しい。した
がって、正規の工具割り出し位置に対して工具8が割り
出される位置は、図8の仮想線に示すように、角度がθ
だけずれることがある。
【0010】工具8が角度θだけずれて割り出されるこ
とにより、割り出された工具8の刃先8aの位置は、正
規の工具割り出し位置に対してΔX2だけずれる。この
位置のずれ、すなわち位置決め停止誤差ΔX2は、工具
8の旋回停止時において生じるずれの角度θと、タレッ
ト10の中心から工具8の刃先8aまでの距離とに比例
して大きくなる。
【0011】このような位置決め停止誤差ΔX2が発生
すると、図8における仮想線に示すように、ワーク4の
中心4aから工具8の刃先8aまでの距離が正規の状態
の距離とは異なってくるので、加工が施されるワーク4
の寸法精度にも悪影響が出てしまう。
【0012】したがって、従来のタレット方式のNC工
作機械では、工具8を割り出したときに生じる位置決め
停止誤差ΔX2の影響で、加工を施すワーク4に対して
加工精度を維持することが難しいという問題を抱えてい
た。
【0013】さらに、ワーク4によっては、精密な加工
を施される必要がある場合があり、このようなワーク4
に対して、位置決め停止誤差ΔX2の程度を考慮する
と、所定の精度で加工を施せない場合があった。すなわ
ち、工作機械の加工精度が原因で、加工を施すワーク4
に対して、加工精度のうえでの制約が生じる恐れがあっ
た。
【0014】そこで本発明は、このような問題を解決
し、工具を割り出す際に、正規の工具割り出し位置に対
して生じる位置決め停止誤差を小さくすることを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、工作機械に搭載された回転
テーブルに取り付けられている複数の工具を、前記回転
テーブルの回転により所定の位置に位置決めする割り出
し加工装置において、前記工具の刃先が前記回転テーブ
ルの径方向内側に向けて配置されているものである。
【0016】このような構成によれば、割り出し加工装
置の中心から工具の刃先までの距離を短くすることがで
きるので、この距離に比例して大きくなる、工具を割り
出したときに生じる位置決め停止誤差を小さくすること
ができる。したがって、工作物の加工精度を向上させる
ことができ、工作物に対して正確な寸法を維持すること
ができる。これにより、より精密な加工精度が要求され
る工作物に対しても加工を施すことができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の割
り出し加工装置において、回転テーブルの中心部分に中
空部が形成されているものである。このような構成によ
れば、割り出し加工装置の回転テーブルに中空部を形成
することによって、割り出し加工装置の重量を軽量化す
ることができ、旋回時に割り出し加工装置に作用する慣
性モーメントの値を小さくすることができる。これによ
り、回転テーブルを所定の位置に正確に停止させやすく
なって、工具を所定の位置に位置決めしやすくなり、正
規の工具割り出し位置に対して、割り出される工具の角
度のずれを小さくすることができ、工具を精度良く割り
出すことができる。したがって、工具を割り出したとき
に生じる位置決め停止誤差をさらに小さくすることがで
きる。これにより、工作物の加工精度をより一層向上さ
せることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明における割り出し加工装置
を図1〜図4を参照しながら説明する。図1に示すタレ
ット方式のNC工作機械の構成は、刃物台6を除いて
は、図5において示した従来のタレット方式のNC工作
機械の構成と同様である。刃物台6は、本体部11にタ
レット17及びサーボモータ18が取り付けられて構成
されている。
【0019】タレット17は、図2に示すように、円テ
ーブル9の中心部分に中空部である空間22が形成され
ており、工具8が、その刃先8aが径方向内向きになる
ように適宜の方法で円テーブル9に取り付けられて構成
されている。
【0020】また、刃物台6における本体部11は、図
3に示すように、電源(図示は省略)により回転駆動さ
れるサーボモータ18に接続されている歯車列19、こ
の歯車列19に接続されているウオーム20及びウオー
ム20と対になるウオームホイール21からなる。図3
の仮想線に示すように、タレット17はウオームホイー
ル21と同軸上に、かつ一体回転するように配置されて
いる。
【0021】上記の構成により、サーボモータ18から
の回転トルクは、歯車列19、ウオーム20及びウオー
ムホイール21を介してタレット17に伝達される。ま
た、サーボモータ18を停止させることによって、タレ
ット17の回転を止めることができ、すなわちタレット
17の旋回角度を調節することができるので、タレット
17を所定の角度にまで旋回させることができ、所望の
工具8を割り出すことができる。
【0022】以上のような構成において、図1に示すよ
うに、回転しているワーク4にタレット17を近づけて
いき、タレット17の径方向内向きに取り付けられてい
る工具8によってワーク4に加工を施す。
【0023】このとき、図4に示すように、工具8が、
その刃先8aがタレット17の径方向内向きになるよう
に適宜の方法で取り付けられていることにより、実線部
に示す工具8の刃先8aとタレット17の中心17aと
の距離r1を、仮想線に示す従来の技術における工具8
の刃先8aとタレット17の中心17aとの距離r2に
比べて短くすることができる。これにより、位置決め停
止誤差の大きさは工具の刃先とタレットの中心との距離
に比例して大きくなることから、距離r2を距離r1へ
と大幅に短くすることで、距離r2の値に対応する位置
決め停止誤差ΔX2の値を、距離r1の値に対応する位
置決め停止誤差ΔX1へと小さくすることができる。
【0024】したがって、ワーク4の加工精度を向上さ
せることができ、ワーク4に対して正確な寸法を維持す
ることができる。これにより、より精密な加工をワーク
4に施すことができるので、より高精度が要求されるワ
ーク4に対しても加工を施すことができる。
【0025】また、タレット17に中空部である空間2
2を形成することによって、タレット17の重量を軽量
化することができ、旋回時にタレット17に作用する慣
性モーメントの値を小さくすることができる。これによ
り、円テーブル9を所定の位置に正確に停止させやすく
なって、工具8を所定の位置に位置決めしやすくなり、
正規の工具割り出し位置に対して工具8をさらに精度良
く割り出すことができる。したがって、角度のずれθも
図8に示すような大きな値から、図4に示すような小さ
な値にまですることができ、工具を割り出したときに生
じる位置決め停止誤差をさらに小さくすることができ
る。
【0026】これにより、ワーク4の加工精度をより一
層向上させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、割り出し
加工装置の中心から工具の刃先までの距離を短くするこ
とができるので、この距離に比例して大きくなる、工具
を割り出したときに生じる位置決め停止誤差を小さくす
ることができる。したがって、工作物の加工精度を向上
させることができ、工作物に対して正確な寸法を維持す
ることができる。これにより、より精密な加工精度が要
求される工作物に対しても加工を施すことができる。
【0028】また、割り出し加工装置に中空部を形成す
ることによって、割り出し加工装置の重量を軽量化する
ことができ、旋回時に割り出し加工装置に作用する慣性
モーメントの値を小さくすることができる。これによ
り、円テーブルを所定の位置に正確に停止させやすくな
って、工具を所定の位置に位置決めしやすくなり、正規
の工具割り出し位置に対して、割り出される工具の角度
のずれを小さくすることができ、工具を精度良く割り出
すことができる。したがって、工具を割り出したときに
生じる位置決め停止誤差をさらに小さくすることができ
る。これにより、工作物の加工精度をより一層向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたタレット方式のNC旋盤の概略
を示す図である。
【図2】図1のタレットにおける径方向の断面図であ
る。
【図3】図1のタレットを旋回させる構造を示す断面図
である。
【図4】従来の技術において生じる位置決め停止誤差と
本発明の実施の形態において生じる位置決め停止誤差と
を比較する図である。
【図5】従来のタレット方式のNC旋盤の概略を示す図
である。
【図6】図5における刃物台の断面図である。
【図7】作業時における、図5に示したタレットとワー
クとの位置関係を示す図である。
【図8】図7における、工具の刃先とワークとの間に生
じる位置決め停止誤差を示す図である。
【符号の説明】
8 工具 8a 刃先 9 円テーブル 17 タレット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械に搭載された回転テーブルに取り
    付けられている複数の工具を、前記回転テーブルの回転
    により所定の位置に位置決めする割り出し加工装置にお
    いて、前記工具の刃先が前記回転テーブルの径方向内側
    に向けて配置されていることを特徴とする割り出し加工
    装置。
  2. 【請求項2】回転テーブルの中心部分に中空部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の割り出し加工
    装置。
JP2001142496A 2001-05-14 2001-05-14 割り出し加工装置 Pending JP2002337010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001142496A JP2002337010A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 割り出し加工装置

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JP2001142496A JP2002337010A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 割り出し加工装置

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Family

ID=18988786

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JP2001142496A Pending JP2002337010A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 割り出し加工装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102218498A (zh) * 2011-04-12 2011-10-19 上海沪工汽车电器有限公司 一种分度机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102218498A (zh) * 2011-04-12 2011-10-19 上海沪工汽车电器有限公司 一种分度机构

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