JP2002336193A - 診断支援装置 - Google Patents

診断支援装置

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JP2002336193A
JP2002336193A JP2001148178A JP2001148178A JP2002336193A JP 2002336193 A JP2002336193 A JP 2002336193A JP 2001148178 A JP2001148178 A JP 2001148178A JP 2001148178 A JP2001148178 A JP 2001148178A JP 2002336193 A JP2002336193 A JP 2002336193A
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diagnosis support
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JP2001148178A
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Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに対する特徴量及び診断支援情報
の再算出の煩雑さを軽減して操作性の良い診断支援装置
を実現する。 【解決手段】 診断支援装置のCPU2で実行される診
断支援処理実行プログラム11は、診断支援情報データ
ベース12に格納された各テーブルへの情報の記録や検
索等の管理を行う記憶管理ブロック21と、画像データ
により特徴量を算出し、算出した特徴量に基づいて診断
支援情報を導出すると共に、この導出した診断支援情報
を前記画像データに関連付けて前記診断支援情報データ
ベース12に記録する診断支援情報生成ブロック22
と、前記診断支援情報生成ブロック22で特徴量を算出
するための算出条件及び診断支援情報を導出するための
導出条件を設定すると共に、これら算出条件又は導出条
件に基づき、診断支援情報を更新して記録する条件設定
ブロック25とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用診断支援装
置、更に詳しくは患部画像データをデータベースに更新
する部分に特徴のある診断支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡装置は、広く用いられてい
る。上記内視鏡装置は、体腔内に挿入する細長な挿入部
先端部に固体撮像素子等の撮像手段を設けている。上記
内視鏡装置は、上記撮像手段を用いて体腔内臓器等を撮
像し、モニタ画面により観察して、検査或いは診断する
ことができる。また、超音波内視鏡装置も広く用いられ
ている。上記超音波内視鏡装置は、細長の挿入部先端部
に超音波を送受信する超音波振動子又は超音波探触子を
設けている。上記超音波内視鏡装置は、上記超音波振動
子又は超音波探触子を用いて体腔内臓器へ超音波を送波
し、この超音波の反射或いは透過度等により該体腔内臓
器の状況をモニタ画面により観察して、検査或いは診断
することができる。これらの内視鏡装置を用いた最終的
な診断は、医師の主観に依存している部分が多大であ
り、客観的・数値的な診断に直接結びつく診断支援装置
の実現が望まれていた。
【0003】上記診断支援装置は、画像内における関心
領域から算出された様々な特徴量及び閾値処理或いは統
計的・非統計的識別器を用いて、診断対象とする画像が
どのような所見や病変に分類されるかを医師に提示する
ことにより、客観的・数値的な診断の支援を行うもので
ある。
【0004】上記特徴量は、内視鏡画像上の様々な所見
を反映した数値であり、画像処理手法の適用により得ら
れるものである。例えば、上記診断支援装置は、「発赤
により粘膜表面が赤い」といった色調に関する所見を特
徴量化する場合、内視鏡画像を構成するRGB各データ
を用いて、R/(R+G+B)を各画素毎に求め、その
平均値を特徴量として使用することができる(この特徴
量は一般に色度と呼ばれる)。また、近年、内視鏡分野
において、胃粘膜血流量を反映した色調の特徴量とし
て、ヘモグロビン指標( Index of Hemoglobin )は、
広く用いられている。上記ヘモグロビン指標は、32l
og2(R/G)により得られる。
【0005】更に、透見血管像に見られる血管の拡張・
蛇行や胃小区の形態の大小・不整度・胃小区間の溝幅
等、内視鏡画像における粘膜表面構造に関する所見も、
種々の疾患に対する診断の重要な要素となっており、こ
れらに対しても画像処理手法の適用により特徴量として
数値化することができる。このような特徴量算出は、特
許第2918162号公報に提案されている手法があ
る。更に、上記診断支援装置は、複数の異なる所見から
得た各特徴量を組み合わせて特徴ベクトルとして用いる
ことにより、より複雑かつ正確な診断の支援を行うこと
ができる。上記診断支援装置の精度向上は、重要な内視
鏡画像所見を数値化するための高精度の特徴量算出手法
が非常に重要であるといえる。また、近年、公知のGa
bor(ガボール)フィルタを用いた内視鏡画像処理方
法は、広く用いられている。上記内視鏡画像処理方法
は、上記Gaborフィルタを用いて算出されるGab
or特徴に対して、内視鏡画像への適用のための改良を
加えた空間周波数解析手法により、粘膜表面構造の細か
さ、粘膜表面構造が呈する模様の方向性等を特徴量とし
て数値化するものである。
【0006】このような特徴量算出手法や画像処理方法
を用いる診断支援装置は、例えば、特開平10−148
64号公報に記載されているように、検査における記録
画像データに対し、この画像データから算出される特徴
量を用いて病変判別分類した結果を表示するものが提案
されている。上記病変判別分類は、特徴量と病変判別分
類結果との対応関係を表現する判別分類関数を使用して
行われる。この判別分類関数の係数は、画像データに対
する特徴量と、画像データの撮影対象の診断結果とを組
にしたデータを、サンプルデータ(教師データと呼ばれ
る)として使用し、識別分類することによって得られ
る。上記判別分類手法は、統計的手法或いは非統計的な
手法として、種々のものが知られている。前者は線形判
別関数、ECM 規則等が挙げられ、後者はニューラルネッ
トワークによる判別器等が挙げられる。前者の線形判別
関数は、公知のFisherの線形判別関数が代表的なものと
して広く用いられている。上記Fisherの線形判別関数
は、分類対象となる病変からの特徴量の分布の型(例え
ば多変量正規分布であるか、その他の分布であるか)
や、識別器自体の性能等に応じて適宜選択して使用され
ている。
【0007】上記診断支援装置は、診断支援情報として
上記判別分類関数係数を記録している。そして、上記診
断支援装置は、より良い判別結果を得るために、所見を
より正確に客観化した特徴量を得ることが必要である。
このため、上記診断支援装置は、特徴量算出手法の改良
が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の診断支援装置は、特徴量算出手法の改良を有効に機
能させるために、上記教師データ作成に使用された画像
を1枚1枚呼び出して、改良手法による特徴量を再算出
し、更に判別分類関数係数の再算出を行わなければなら
ない。このため、上記従来の診断支援装置は、非常に煩
雑であった。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、画像データに対する特徴量及び診断支援情
報の再算出の煩雑さを軽減して操作性の良い診断支援装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の診断支援装置は、患部を撮像した患部画像データを記
録するデータベースと、前記データベースに記録された
前記患部画像データに基づき、特徴量を算出する特徴量
算出手段と、前記特徴量算出手段で算出する特徴量に基
づき、前記患部画像データ上の前記患部の診断を支援す
るための診断支援情報を導出する診断支援情報導出手段
と、前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援
情報を前記患部画像データに関連付けて前記データベー
スに記録する診断支援情報記録手段と、前記特徴量算出
手段で前記特徴量を算出するための算出条件に基づき、
前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援情報
を更新して記録するか又は、前記診断支援情報導出手段
で前記診断支援情報を導出するための導出条件に基づ
き、前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援
情報を更新して記録する診断支援情報更新手段と、を具
備したことを特徴としている。また、本発明の請求項2
は、請求項1に記載の診断支援装置において、前記診断
支援情報更新手段は、前記特徴量算出手段での算出条件
に基づき、この特徴量算出手段、前記診断支援情報導出
手段及び前記診断支援情報記録手段を制御して前記診断
支援情報を更新して記録するか又は、前記診断支援情報
導出手段での導出条件に基づき、この診断支援情報導出
手段及び前記診断支援情報記録手段を制御して前記診断
支援情報を更新して記録することを特徴としている。こ
の構成により、画像データに対する特徴量及び診断支援
情報の再算出の煩雑さを軽減して操作性の良い診断支援
装置を実現する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図8は本発明の第1の
実施の形態に係わり、図1は本発明の第1の実施の形態
の診断支援装置の構成を示す構成図、図2は図1の診断
支援装置における診断支援処理実行プログラムの構成を
説明するための機能ブロック図、図3は診断支援装置に
おける診断支援情報データベースの構成を説明するため
の概要図、図4は図3の診断支援情報生成ブロックの構
成を説明するための機能ブロック図、図5は診断支援装
置による医師への診断支援を提示したモニタの画面表示
例、図6はモニタに表示される設定ファイル名入力ウィ
ンドウを示す説明図、図7は設定ファイルとして指定さ
れるテキストファイルを示す代表例、図8は本発明の第
1の実施の形態の診断支援装置における診断支援処理実
行プログラムの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【0012】図1に示すように、本実施の形態の診断支
援装置1は、診断支援の制御処理を行うCPU2と、こ
のCPU2の制御処理手順を記憶すると共に、この制御
処理実行時の変数記憶領域として使用される作業用メモ
リ3と、ハードディスクドライブ4a又はリムーバブル
ディスクドライブ4bに挿入されたリムーバブルディス
ク(図示せず)へ情報読み書きを行う外部記憶装置イン
ターフェース(以下、外部記憶装置I/F)4と、外部
機器とネットワーク通信を行うネットワークインターフ
ェース(以下、ネットワークI/F)5と、キーボード
6a及びマウス6bの入出力を行うキーボードマウスイ
ンターフェース(以下、キーボードマウスI/F)6
と、図示しないビデオプロセッサとシリアル通信を行う
シリアルインターフェース(以下、シリアルI/F)7
と、出力画像データを記憶する出力画像メモリ8と、こ
の出力画像メモリ8に記憶されている出力画像データを
アナログ画像データに変換してモニタ9aに出力するD
/Aコンバータ9とから構成される。
【0013】上記CPU2、作業用メモリ3、外部記憶
装置I/F4、ネットワークI/F5、キーボードマウ
スI/F6、シリアルI/F7及び出力画像メモリ8
は、バスライン10に接続している。これらは、このバ
スライン10を介して相互にデータの授受を行うように
なっている。尚、前記ハードディスクドライブ4aは、
前記CPU2で使用される実行プログラム及びデータが
格納されるようになっている。そして、前記CPU2
は、前記ハードディスクドライブ4aに記憶されたプロ
グラムを電源投入時に、前記作業用メモリ3にロードし
該プログラムによって動作するようになっている。
【0014】次に、本実施の形態における診断支援処理
の詳細について説明する。本実施の形態における診断支
援処理は、前記ハードディスクドライブ4aに記録され
た診断支援処理実行プログラムを用い、前記CPU2に
より実行される。また、この診断支援処理実行プログラ
ムは、前記モニタ9aに表示されるウインドウ環境上に
おいて、前記キーボード6a及びマウス6bを用いての
入力により操作されるようになっている。
【0015】図2は、前記CPU2で実行される診断支
援処理実行プログラム及び前記ハードディスクドライブ
4a内に保持される診断支援情報データベースの構成図
である。前記CPU2で実行される診断支援処理実行プ
ログラム11は、診断支援情報データベース12に格納
された各テーブルへの情報の記録や検索等の管理を行う
記憶管理ブロック21と、この記憶管理ブロック21を
介して得た画像データにより特徴量を算出し、算出した
特徴量に基づいて患部の診断を支援するための診断支援
情報を導出すると共に、この導出した診断支援情報を前
記画像データに関連付けて前記診断支援情報データベー
ス12に記録する診断支援情報生成ブロック22と、こ
の診断支援情報生成ブロック22及び前記記憶管理ブロ
ック21の動作を監視し、格納、削除、更新処理等の変
更を検知して検知信号を出力する検知ブロック23と、
この検知ブロック23からの検知信号に基づき、前記診
断支援情報生成ブロック22に対して要求信号を出力す
る指示ブロック24と、前記診断支援情報生成ブロック
22で特徴量を算出するための算出条件及び診断支援情
報を導出するための導出条件を設定すると共に、前記算
出条件に基づき、前記診断支援情報生成ブロック22で
導出する診断支援情報を更新して記録するか又は、前記
導出条件に基づき、前記診断支援情報生成ブロック22
で導出する診断支援情報を更新して記録する設定を行う
条件設定ブロック25とから構成される。
【0016】前記診断支援情報データベース12は、画
像情報テーブル31と、診断名テーブル32と、支援情
報テーブル33とから構成される。先ず、この診断支援
情報データベース12の概要を図3を参照して説明す
る。図3は、前記診断支援情報データベース12の各テ
ーブルの構成図である。
【0017】前記診断名テーブル32は、診断名が格納
される診断名フィールド34と、この診断名フィールド
34に格納される診断名に対して一意な診断IDが格納
される診断IDフィールド35とから構成される。本実
施の形態では、例えば、診断ID:−1,0,1,2等
に対応して、診断名:未設定、正常、胃癌、腺腫等が記
録されるようになっている。
【0018】前記画像情報テーブル31は、患者名が格
納される患者名フィールド41と、患者IDが格納され
る患者IDフィールド42と、検査日が格納される検査
日フィールド43と、患者性別が格納される患者性別フ
ィールド44と、画像情報記録時に、画像データに一意
な番号が画像IDとして与えられ格納される画像IDフ
ィールド45と、病変の診断に対応する診断IDが格納
される診断IDフィールド46と、画像データがバイナ
リーデータとして格納される画像データフィールド47
とから構成される。本実施の形態では、前記画像情報テ
ーブル31は、各フィールドに値が格納されたテーブル
毎に、この画像情報テーブル31内にレコード情報(履
歴情報)が複数格納されるようになっている。
【0019】前記支援情報テーブル33は、支援情報の
種類を格納される支援情報種類フィールド48と、この
支援情報種類フィールド48に格納される支援情報で用
いられるためのパラメタを格納するp個(p≧1)のパ
ラメタフィールド49とから構成される。尚、本実施の
形態にて用意されている診断支援情報の種類に関する説
明は、後述する。
【0020】次に、前記診断支援処理実行プログラム1
1の各ブロックの詳細構成を説明する。上述したように
前記診断支援処理実行プログラム11は、前記記憶管理
ブロック21と、前記診断支援情報生成ブロック22
と、前記検知ブロック23と、前記指示ブロック24
と、条件設定ブロック25とから構成される。
【0021】前記記憶管理ブロック21は、前記外部記
憶装置I/F4を介して前記ハードディスクドライブ4
a内の診断支援情報データベース12に格納された前記
画像情報テーブル31、前記診断名テーブル32及び前
記支援情報テーブル33の各テーブルへの情報記録、情
報検索、情報取得、情報更新、情報削除を行うようにな
っている。
【0022】前記診断支援情報生成ブロック22は、図
4に示すように前記指示ブロック24からの要求信号に
基づき、前記記憶管理ブロック21を介して前記画像情
報テーブル25に格納されたレコード情報を取得する情
報取得ブロック51と、入力された画像データに関する
特徴量を数値演算して算出し、この算出した特徴量を出
力する特徴量算出ブロック52と、この特徴量算出ブロ
ック52からの特徴量及び前記情報取得ブロック51か
らのレコード情報に基づき、前記条件設定ブロック25
で設定された情報項目(クラスID)と特徴量との組み
合わせにより、診断支援情報を作成する情報作成ブロッ
ク53と、この情報作成ブロック53で作成された診断
支援情報を前記記憶管理ブロック21を介して、前記支
援情報テーブル33に格納する情報登録ブロック54と
から構成される。
【0023】前記検知ブロック23は、前記特徴量算出
ブロック52における特徴量算出種類の選択又は特徴量
算出パラメタの値を監視している。また、前記検知ブロ
ック23は、前記情報作成ブロック53における診断支
援情報種類の選択又は診断支援情報作成パラメタの値を
監視している。その監視により、前記検知ブロック23
は、前記特徴量算出ブロック52又は前記情報作成ブロ
ック53の変更を検知すると、検知信号を前記指示ブロ
ック24に出力するようになっている。更に、前記検知
ブロック23は、前記記憶管理ブロック21の動作を監
視している。その監視により、前記検知ブロック23
は、前記診断支援情報データベース12の前記画像情報
テーブル31に対する、画像情報レコードの格納、削
除、更新処理を監視している。
【0024】前記画像情報レコードの格納、削除、更新
処理を検知すると、前記検知ブロック23は、検知信号
を前記指示ブロック24に出力するようになっている。
前記指示ブロック24は、前記検知ブロック23からの
検知信号を受信すると、前記診断支援情報生成ブロック
22に対して診断支援情報作成要求信号を出力するよう
になっている。
【0025】前記情報取得ブロック51は、前記指示ブ
ロック24からの診断支援情報生成要求信号が入力され
ると、前記記憶管理ブロック21を介して、前記画像情
報テーブル31に格納された全てのレコード情報を1件
づつ取得し、前記特徴量算出ブロック52及び前記情報
作成ブロック53に出力するようになっている。また、
前記情報取得ブロック51は、全てのレコード情報を取
得し終わると、前記情報作成ブロック53に対して取得
終了信号を出力するようになっている。
【0026】前記特徴量算出ブロック52は、入力され
た画像データに関する特徴量を数値演算して算出し、算
出された特徴量を前記情報生成ブロック53に出力する
ようになっている。ここで、上記特徴量は、粘膜色調、
血管面積・走向パターン、粘膜模様の構造パターン、表
面微細構造、隆起・陥凹の形状、大きさといった所見を
定量化した値である。この特徴量は、例えば、胃内の内
視鏡画像における粘膜表面構造の定量化値として、透見
血管像に見られる血管の拡張や蛇行の度合い、胃小区の
形態の大きさや不整度、胃小区間の溝幅、胃粘膜模様の
構造パターン(テクスチャ構造)など、上記特許第29
18162号公報に示されているようなものを用いるこ
とができる。
【0027】前記特徴量算出ブロック52は、算出する
特徴量の種類を検査する部位(胃、食道、大腸等)や、
着目する疾患等に応じて、前記条件設定ブロック25の
設定に基づき、設定されるようになっている。また、前
記特徴量算出ブロック52は、複数の特徴量算出手法に
基づく特徴量を各々算出して特徴量ベクトルとして用い
ることにより、より複雑かつ正確な診断支援情報算出に
利用することができる。
【0028】本実施の形態における特徴量算出ブロック
52は、画像中の複数のサンプリング点に対して、少な
くとも1つの特徴量種類による特徴量を算出することに
より、m個(m≧1)の特徴量を算出するようになって
いる。また、前記特徴量算出ブロック52は、特徴量算
出に使用される算出パラメタを前記条件設定ブロック2
5により設定されるようになっている。
【0029】本実施の形態では、特徴量種類として少な
くともGabor(ガボール)フィルタによる特徴量
と、ヘモグロビン指標( Index of Hemoglobin )との
いずれか1つを選択できるものとする。上記Gabor
フィルタによる特徴量は、模様の構造パターン(テクス
チャ)を反映した値とされる。内視鏡医療分野におい
て、Gaborフィルタによる特徴量は、胃粘膜模様の
テクスチャの評価手法の一つとして用いられる特徴量で
ある。上記Gaborフィルタによる特徴量の、内視鏡
画像テクスチャ評価適用例としては、上記特開平10−
14864号公報に示されている。上記ヘモグロビン指
標( Index of Hemoglobin )は、画素データ(R,
G,B)を用いて32log2 (R/G)−Mの算出式
により算出される値であり、粘膜血流量の大小を反映し
た値とされる。内視鏡医療分野において、上記ヘモグロ
ビン指標は、粘膜色調の評価手法の一つとして用いられ
るものである。
【0030】前記条件設定ブロック25は、上記Gab
orフィルタのパラメタを設定することにより、Gab
orフィルタの特性である、空間周波数成分の帯域と方
向を調整することが可能である。また、前記条件設定ブ
ロック25は、上記ヘモグロビン指標のパラメタMを変
更することにより、内視鏡2次光の影響を補正すること
ができる。
【0031】前記情報作成ブロック53は、クラスID
及び特徴量に基づいた診断支援情報を導出するようにな
っている。この情報作成ブロック53は、使用されるク
ラスIDの種類及び診断支援情報の種類を前記条件設定
ブロック25の設定に基づき、設定されるようになって
いる。前記情報作成ブロック53は、前記特徴量算出ブ
ロック52から出力される特徴量と、前記情報取得ブロ
ック51から出力される前記画像情報テーブル31に格
納されたレコード情報とが順次入力されるようになって
いる。そして、前記情報作成ブロック53は、入力され
たレコード情報に含まれる情報の中から、前記条件設定
ブロック25で設定された情報項目をクラスIDとして
取得し、このクラスIDと特徴量との組み合わせを作成
して、前記作業用メモリ3に順次記憶させるようになっ
ている。
【0032】本実施の形態では、前記条件設定ブロック
25で設定される診断支援情報の種類毎に、クラスID
として診断ID又は患者ID又は患者性別のいずれか1
つを設定可能である。これら診断ID、又は患者ID、
又は患者性別は、画像情報テーブル31の診断IDフィ
ールド46、患者IDフィールド42、患者性別フィー
ルド44にそれぞれ格納されている。また、前記情報作
成ブロック53は、前記情報取得ブロック51から取得
終了信号を入力されると、前記作業用メモリ3に蓄積し
たクラスIDと特徴量との組み合わせを使用して、診断
支援情報を作成するようになっている。
【0033】本実施の形態では、前記情報作成ブロック
53は、作成する診断支援情報の種類として、少なくと
もクラスIDに対する特徴量を用いたFisherの線形判別
関数係数の導出、クラスID毎の特徴量平均値及び標準
偏差算出、特徴量のクラスID生起確率分布のいずれか
1つを設定可能である。画像データから算出された特徴
量の値により、クラスに対するFisherの線形判別関数の
係数を導出する例としては、上記特開平10−1486
4号公報に示されている。
【0034】Fisherの線形判別関数を使用すると、前記
情報作成ブロック53は、例えば、画像データに適用し
た特徴量の値から識別分類結果として、疑われる疾患を
求めることが可能となる。更に、前記情報作成ブロック
53は、疑われる疾患から、疾患に対する医学情報、画
像データに対して注視すべき事項、診断に対するアドバ
イス等の文章を導いて、支援情報として指示することが
可能となる。尚、上記医学情報やアドバイス等の文章
は、例えば、胃癌に対する診断ポイント1〜3として、
「色調境界の明瞭さをチェック」(診断ポイント1)、
「敷石、ひび割れ状粘膜の有無をチェック」(診断ポイ
ント2)、「微細血管模様の有無をチェック」(診断ポ
イント3)等(図5参照)である。
【0035】また、前記情報作成ブロック53は、クラ
スID毎の特徴量平均値及び標準偏差から、例えば、診
断毎の特徴量の平均値の比較や、患者性別毎の特徴量の
平均値の比較が可能となる。また、前記情報作成ブロッ
ク53は、特徴量のクラスID生起確率分布から例え
ば、画像データに適用した特徴量の値に対し、前記診断
支援データベース24に蓄積された画像情報において、
胃癌がどれくらいの確率で生起しているかという情報
を、参考にすることが可能となる。
【0036】図5は、前記診断支援装置1による医師へ
の診断支援を提示したモニタ9aの画面表示例である。
図5に示すように前記診断支援装置1は、医師のモニタ
画面操作による検索結果として、検索結果ウィンドウ5
5及び診断情報ウィンドウ56を表示するようになって
いる。前記検索結果ウィンドウ55は、画像表示領域5
7と、リスト表示領域58とに区分される。
【0037】前記画像表示領域57は、前記画像情報テ
ーブル31に対する検索結果として、前記診断支援デー
タベース24から取得した画像データを表示するように
なっている。この画像表示領域57は、各画像及びリス
ト表示領域58の各行が作業用メモリ3に保持されてい
る、対応する検索結果と関連付けられている。前記画像
表示領域57に表示される内容は、スクロールバー57
bにより上下に移動するようになっている。前記リスト
表示領域58は、前記画像情報テーブル31に対する検
索結果として取得した情報を1行毎に表示するようにな
っている。尚、前記画像情報テーブル31は、診断ID
を検索キーとして前記診断名テーブル32を検索するこ
とにより診断名に変換されて表示されるようになってい
る。前記リスト表示領域58は、表示される内容をスク
ロールバー58bにより上下左右に移動されるようにな
っている。
【0038】前記診断情報ウィンドウ56は、各行毎に
疑わしい疾患(胃癌)61と、その疾患(胃癌)に対す
る診断ポイント(上記診断ポイント1〜3)62、前記
検索結果ウィンドウ55の前記画像表示領域57に表示
されている内視鏡画像に関して診断毎の特徴量(ヘモグ
ロビン指標)63と、この特徴量の平均値(HP
(+)、HP(−))64及び生起確率65を提示して
いる。
【0039】Fisherの線形判別関数の係数は、予め正し
いクラス(例えば正常部、癌、腺腫等の病変群)が与え
られたサンプルデータ(教師データ)における1つ以上
の特徴量組み合わせを使用して導出される。従って、前
記情報作成ブロック53で導出される線形判別関数の係
数値は、教師データの数、使用する特徴量又は特徴量の
算出パラメタの相違による特徴量の相違により、異なっ
たものになる。
【0040】また、算出された線形判別関数係数による
線形判別分類の精度は、使用する特徴量算出のパラメタ
を改良して、特徴量がより所見を正確に表す定量化値と
なるように値を更新すると、向上する。また、教師デー
タの数が多くなると、教師データ中の特異値の影響が少
なくなるので、算出された線形判別関数係数による線形
判別分類の精度は、向上する。また、同様に、クラスI
D毎に算出する特徴量平均値及び標準偏差についても、
教師データの数、特徴量の種類、特徴量算出パラメタの
相違により値が変動し、教師データの数が多くなるほど
精度が向上する。また、同様に、特徴量のクラスID生
起確率分布についても、教師データの数、特徴量の種
類、特徴量算出パラメタの相違により分布が変動し、教
師データの数が多くなるほど精度が向上する。
【0041】前記情報作成ブロック53において作成導
出された診断支援情報は、情報登録ブロック54に出力
されるようになっている。前記情報登録ブロック54
は、前記記憶管理ブロック21を介して前記情報作成ブ
ロック53で導出された診断支援情報を前記支援情報テ
ーブル33に格納するようになっている。
【0042】本実施の形態では、前記情報作成ブロック
53において導出された、Fisherの線形判別関数の係数
又は、クラスID毎に算出された特徴量平均値及び標準
偏差又は、特徴量のクラスID生起確率分布は、前記記
憶管理ブロック21に出力され、この記憶管理ブロック
21を介して前記診断支援情報データベース12の支援
情報テーブル33にそれぞれ格納されるようになってい
る。前記支援情報種類フィールド48に格納される文字
列は、”Fisher”のレコード位置、又は、”平均
値”、”標準偏差”のレコード位置、又は、”生起確率
分布”のレコード位置に、パラメタ1〜パラメタpとし
て格納されるようになっている。
【0043】前記条件設定ブロック25は、前記キーボ
ード6a上の特定のキー(本実施の形態では例えば、図
示しないuキー)を押下操作することにより呼び出され
るようになっている。この条件設定ブロック25は、図
6に示すように条件設定として、設定ファイル名入力ウ
ィンドウ71を前記モニタ9aに表示させて、前記キー
ボード6aによる設定ファイル名入力を操作者に促すよ
うになっている。尚、この設定ファイルは、特徴量種類
と、特徴量算出パラメタと、診断支援情報種類と、診断
支援情報作成パラメタとが記述されるようになってい
る。
【0044】前記設定ファイル名入力ウィンドウ71
は、ファイル名入力欄72と、OKボタン73と、キャ
ンセルボタン74とが配置されている。前記マウス6b
の操作により、前記OKボタン73が押下操作される
と、前記条件設定ブロック25は、前記ファイル名入力
欄72に入力されたファイル名を持つファイルを設定フ
ァイルとして読み込む。そして、前記条件設定ブロック
25は、読み込んだ設定ファイルから特徴量種類と、特
徴量算出パラメタと、診断支援情報種類と、診断支援情
報作成パラメタとを取得し、前記特徴量ファイル名入力
ウィンドウ71を閉じるようになっている。前記マウス
6bの操作により、前記キャンセルボタン74が押下操
作されると、前記条件設定ブロック25は、実行を終了
し、設定ファイル名入力ウィンドウ71を閉じるように
なっている。
【0045】本実施の形態では、設定ファイルはテキス
トファイルであって、各行毎に、前記特徴量算出ブロッ
ク52で算出する特徴量種類及び特徴量算出パラメタが
半角スペースによって区切られて記述されると共に、情
報作成ブロック53で作成される診断支援情報種類及び
診断支援情報作成パラメタが半角スペースによって区切
られて記述されるようになっている。
【0046】前記条件設定ブロック25は、設定ファイ
ルから取得した特徴量種類及び特徴量算出パラメタを、
前記特徴量算出ブロック52に設定するようになってい
る。また、前記条件設定ブロック25は、前記設定ファ
イルから取得した診断支援情報種類及び診断支援情報作
成パラメタを、前記情報作成ブロック53に設定するよ
うになっている。尚、本実施の形態では、前記診断支援
情報作成パラメタは、前記情報作成ブロック53で使用
されるクラスIDの種類の指定に使用されるものとす
る。
【0047】次に、このように構成された診断支援装置
1の動作を説明する。CPU2で実行される診断支援処
理実行プログラム11は、ハードディスクドライブ4a
から作業用メモリ3に記憶され、CPU2はプログラム
を実行可能な状態にある。
【0048】操作者が、診断支援装置1のキーボード6
aのuキーを押下操作すると、診断支援情報生成ブロッ
ク22の条件設定ブロック25は、図6で説明したよう
に設定ファイル名入力ウィンドウ71をモニタ9aに表
示させて、操作者に設定ファイル名の入力を促す。そし
て、操作者がファイル名入力欄72に所望のファイル名
をキーボード6aの操作により入力し、マウス6bの操
作によりOKボタン73を押下操作する。
【0049】すると、条件設定ブロック25は、設定フ
ァイル名入力欄72に入力されたファイルを読み込ん
で、特徴量種類と、特徴量算出パラメタと、診断支援情
報種類と、診断支援情報作成パラメタを取得する。そし
て、条件設定ブロック25は、特徴量算出ブロック52
に対して特徴量種類及び特徴量算出パラメタを設定し、
情報作成ブロック53に対して診断支援情報種類及び診
断支援情報作成パラメタを設定する。その後、条件設定
ブロック25は、設定ファイル名入力ウィンドウ71を
閉じる。尚、キャンセルボタン74が押下操作された場
合に、条件設定ブロック25は、設定ファイル名入力ウ
ィンドウ71を閉じ、プログラムを終了する。
【0050】本実施の形態では、例えば、図7に示すテ
キストファイル77を設定ファイルとして指定すると、
特徴量算出ブロック52の特徴量種類が「ヘモグロビン
指標」に設定されると共に、このヘモグロビン指標に対
する特徴量算出パラメタとして「1.5」が設定され
る。また、同様に、条件設定ブロック25は、情報作成
ブロック53の診断支援情報種類として、「Fisherの線
形判別関数」と、「クラスID毎の特徴量平均値及び標
準偏差」を設定すると共に、Fisherの線形判別関数に対
する診断支援情報作成パラメタとして「診断ID」を設
定し、クラスID毎の特徴量平均値及び標準偏差に対す
る診断支援情報作成パラメタとして「診断ID」(患者
性別)を設定する。
【0051】ここで、本実施の形態では、図8に示す診
断支援情報処理フローチャートに従い、診断支援情報の
作成の要否の検知と、診断支援情報の作成を行う。図8
に示すようにステップS1(以下、ステップを省略す
る)において、検知ブロック23は、特徴量算出ブロッ
ク52又は情報作成ブロック53の変更を検知すると、
検知信号を指示ブロック24に出力する。又は、S1
で、検知ブロック23は、記憶管理ブロック21の動作
による診断支援情報データベース12の画像情報テーブ
ル31の変更を検知すると、検知信号を指示ブロック2
4に出力する。尚、上述したように特徴量算出ブロック
52の変更は、特徴量算出種類の変更及び特徴量算出パ
ラメタの値の変更であり、情報作成ブロック53の変更
は、診断支援情報種類の変更又は診断支援情報作成パラ
メタの値の変更である。また、画像情報テーブル31の
変更は、画像情報レコードの格納、削除、更新処理であ
る。
【0052】S2において、指示ブロック24に対して
検知信号が入力されると、この指示ブロック24は、診
断支援情報生成ブロック22に対して、診断支援情報作
成要求信号を出力する。そして、S3以降は、診断支援
情報生成ブロック22による処理フローである。
【0053】診断支援情報生成ブロック22に対して、
診断支援情報要求信号が入力されると、S3において、
情報取得ブロック51は、記憶管理ブロック21を介し
て、画像情報テーブル31に記録されている全てのレコ
ード情報を対象として、画像情報テーブル31に記録さ
れているレコード情報を1レコードづつ、取得する。こ
のレコード情報に含まれる画像データは、特徴量算出ブ
ロック52に出力される。また、このレコード情報は、
情報作成ブロック53に出力される。
【0054】S4において、特徴量算出ブロック47
は、入力された画像データに対して特徴量を算出する。
特徴量の種類及び該特徴量の算出に使用されるパラメタ
は、条件設定ブロック25により設定されている。
【0055】S5において、情報作成ブロック53は、
レコード情報及び特徴量算出ブロック47の出力する特
徴量から、特徴量とクラスIDとの組み合わせを作成
し、作業用メモリ3上に順次記憶する。レコード情報に
含まれる情報から、どの情報をクラスIDとして使用す
るかは、条件設定ブロック25により設定されている。
【0056】情報作成ブロック53は、作業用メモリ3
上に、特徴量とクラスIDとの組み合わせを記憶させた
後、S3に戻る。S3において、情報取得ブロック51
は、未取得レコードが画像情報テーブル31内に存在せ
ず、この画像情報テーブル31に記録されている全レコ
ードを取得して、各レコード情報に対してS4,S5に
おける処理をし終えた場合には、S6に進む。
【0057】S6において、情報作成ブロック53は、
作業用メモリ3に記憶させたクラスIDと特徴量との組
み合わせを用いて、診断支援情報を作成する。診断支援
情報の種類は、条件設定ブロック25により設定されて
いる。S7において、情報登録ブロック54は、情報作
成ブロック53により作成された診断支援情報を、診断
支援データベース24の支援情報テーブル33に格納
し、終了(S9)する。
【0058】この結果、本実施の形態は、特徴量の種
類、特徴量算出パラメタ、診断支援情報の種類、診断支
援情報の作成パラメタの改良又は変更を検知して、診断
支援情報を、改良又は変更後の診断支援情報に更新する
ことができる。これにより、本実施の形態は、診断支援
装置1の操作の労力を軽減すると共に、改良された診断
支援情報の使用による診断支援の精度が向上する。
【0059】(第2の実施の形態)図9ないし図13は
本発明の第2の実施の形態に係わり、図9は本発明の第
2の実施の形態の診断支援装置における診断支援処理実
行プログラムの構成を説明するための機能ブロック図、
図10はモニタに表示されるデータベース選択ウィンド
ウを示す説明図、図11は対応表生成ブロックが作成す
る対応表を示す代表例、図12は本第2の実施の形態の
診断支援装置における外部データベース変更・更新処理
フローチャート、図13は外部に設けた診断支援情報デ
ータベースの診断名テーブルの構成を示す代表例であ
る。本第2の実施の形態では、外部に設けた診断支援情
報データベース内の内容を不整合なく取り込み可能に構
成する。
【0060】即ち、図9に示すように本第2の実施の形
態の診断支援装置は、外部に設けた診断支援情報データ
ベース12B内の内容を取り込み可能な診断支援処理実
行プログラム11Bを有して構成される。尚、前記診断
支援情報データベース12Bは、診断支援装置内のハー
ドディスクドライブ4a又はリムーバブルディスクドラ
イブ4bに挿入されたリムーバブルディスク(図示せ
ず)又はLAN接続された別の診断支援装置又は端末と
して設けパーソナルコンピュータ(図示せず)内に構成
されているハードディスクドライブ(図示せず)内に格
納されている。そして、前記診断支援情報データベース
12Bは、外部記憶装置I/F4又はネットワークI/
F5を介してアクセス可能となっている。尚、診断支援
情報データベース12は、上記第1の実施形態と同一内
容である。また、前記外部に設けた診断支援情報データ
ベース12Bは、前記診断支援情報データベース12と
同様なテーブル構成の画像情報テーブル31B、診断名
テーブル32B、支援情報テーブル33Bを有して構成
されているが、これら各テーブルの格納されている内容
が異なるものとする。
【0061】前記診断支援処理実行プログラム11B
は、上記第1の実施形態の診断支援処理実行プログラム
11に対して、情報選択ブロック81及び情報取込ブロ
ック82を具備して構成されている。また、前記診断支
援処理実行プログラム11Bは、記憶管理ブロック21
内に、診断情報読込ブロック83と、対応表生成ブロッ
ク84と、識別子変換ブロック85と、情報登録ブロッ
ク86とを具備して構成されている。それ以外は、上記
第1の実施形態と同一である。以下、上記第1の実施形
態との相違を説明する。
【0062】前記情報選択ブロック81は、前記キーボ
ード6a上の特定のキー(本実施の形態では例えば、図
示しないiキー)を押下操作することにより呼び出され
るようになっている。この情報選択ブロック81は、図
10に示すように情報読込として、データベース選択ウ
ィンドウ87をモニタ9aに表示させて、前記キーボー
ド6aによるデータベースファイル名入力を操作者に促
すようになっている。
【0063】前記データベース選択ウィンドウ87は、
ファイル名入力欄88と、OKボタン89aと、キャン
セルボタン89bとが配置されている。そして、前記マ
ウス6bの操作により、前記OKボタン89aが押下操
作されると、前記情報選択ブロック81は、前記ファイ
ル名入力欄88に入力されたファイル名を持つ選択ファ
イルを前記情報取込ブロック82に出力し、データベー
ス選択ウィンドウ87を閉じるようになっている。ま
た、前記マウス6bの操作により、前記キャンセルボタ
ン81が押下操作されると、前記情報選択ブロック75
は、データベース選択ウィンドウ87を閉じて以降の動
作を終了する。
【0064】尚、ファイル名表記方法は、UNC( Uni
versal Naming Convention )表記を使用する。このこ
とにより、前記情報選択ブロック81は、上述したよう
に外部記憶装置I/F4又はネットワークI/F5を介
して前記診断支援情報データベース12Bに格納された
ファイルをファイル名指定することができる。尚、UN
C( Universal Naming Convention )表記は、「¥¥
サーバ名¥ファイル名」という形式を使用し、特定のリ
ソースを表す国際命名規則である。
【0065】前記情報取込ブロック82は、情報選択ブ
ロック81より出力されたファイル名のファイルを診断
支援情報データベース12Bとして認識し、前記外部記
憶装置I/F4又はネットワークI/F5を介して前記
診断支援情報データベース12Bとアクセスするように
なっている。前記記憶管理ブロック21は、上述したよ
うに情報登録ブロック86、診断情報読込ブロック8
3、識別子変換ブロック85、対応表生成ブロック84
を有して構成されている。
【0066】前記診断情報読込ブロック83は、前記診
断支援情報データベース12から診断名テーブル32を
検索し、全てのレコード情報を取得して、前記対応表生
成ブロック84に出力するようになっている。また、前
記診断情報読込ブロック83は、前記情報取込ブロック
82を介して、前記診断支援情報データベース12Bの
診断名テーブル32Bを検索して、全てのレコード情報
を取得し、対応表生成ブロック84に出力するようにな
っている。前記対応表生成ブロック84は、診断情報読
込ブロック83から入力された診断支援情報データベー
ス12及び診断支援情報データベース12Bのそれぞれ
の診断名テーブル32、32B内に格納された全レコー
ド情報から、図11に示すように対応表90を作成す
る。
【0067】図11に示すようにこの対応表90は、診
断ID欄91と、診断ID−B欄92と、診断名欄93
とから構成される。前記診断ID−B欄92は、診断支
援情報データベース12Bの診断名テーブル32Bに記
録されている全ての診断IDを記述されるようになって
いる。
【0068】前記診断名欄93は、診断支援情報データ
ベース12Bの診断名テーブル32Bに記録されている
全ての診断名を、前記診断ID−B欄92に記述された
診断IDと対応付けて記述されるようになっている。
尚、前記診断名欄93に記述された診断名が診断支援情
報データベース12の診断名テーブル32内に記録され
ていない場合、前記対応表生成ブロック84は、診断支
援情報データベース12の診断名テーブル32に一意な
診断IDを前記診断ID欄91に記述すると共に、この
診断ID欄91に記述した診断ID及び診断名を診断支
援情報データベース12の診断名テーブル32に新規記
録するようになっている。一方、前記診断名欄93に記
述された診断名が前記診断支援情報データベース12B
の診断名テーブル32B内に記録されている場合、前記
対応表生成ブロック84は、前記診断支援情報データベ
ース12Bの診断名テーブル32Bに記録されている、
診断名に対応する診断IDを前記診断ID欄91に記述
するようになっている。
【0069】前記対応表生成ブロック84は、前記対応
表90を前記識別子変換ブロック85に出力するように
なっている。前記識別子変換ブロック85は、前記情報
取込ブロック82を介して、前記診断支援情報データベ
ース12Bの画像情報テーブル31Bに記録されている
全てのレコード情報を対象として、順次1件づつ、レコ
ード単位の情報を取得するようになっている。前記識別
子変換ブロック85は、取得したレコード単位の情報内
に含まれる診断IDを、対応表生成ブロック84の出力
する対応表90を用いて変換するようになっている。
【0070】そして、前記識別子変換ブロック85は、
変換された画像情報テーブル31のレコード単位の情報
を前記情報登録ブロック86に出力するようになってい
る。前記情報登録ブロック86は、前記識別子変換ブロ
ック85の出力する画像情報テーブル31のレコード単
位の情報を、前記診断支援情報データベース12の画像
情報テーブル31に記録するようになっている。
【0071】次に、このように構成された診断支援装置
の動作を説明する。CPU2で実行される診断支援処理
実行プログラム11Bは、ハードディスクドライブ4a
から作業用メモリ3に記憶され、CPU2はプログラム
を実行可能な状態にある。操作者が、キーボード6aの
iキーを押下操作すると、CPU2は、図12に示すフ
ローチャートの動作を開始する。ここで、本実施の形態
では、図12に示す外部データベース変更・更新処理フ
ローチャートに従い、外部に設けた診断支援情報データ
ベース内の内容を取り込み、この外部取込みデータに対
する診断IDの変更・更新を行う。
【0072】図12に示すようにステップS10(以
下、ステップを省略する)において、情報選択ブロック
81は、図10で説明したようにデータベース選択ウィ
ンドウ87をモニタ9aに表示させる。操作者は、キー
ボード6aにより、診断支援情報データベース12Bの
ファイル名を入力する。操作者がマウス6bの操作によ
りOKボタン89aを押下操作すると、情報選択ブロッ
ク81は、ファイル名を情報取得ブロック76に出力し
た後、データベース選択ウィンドウ87を閉じる。
【0073】情報取得ブロック76は、入力されたファ
イル名を診断支援情報データベース12Bとして認識す
る。ここで、本実施の形態における診断支援情報データ
ベース12Bの診断名テーブル32Bの構成を図13に
示し、以降説明する。尚、操作者がマウス6bの操作に
よりキャンセルボタン81を押下操作すると、情報選択
ブロック81は、データベース選択ウィンドウ87を閉
じて終了(S16’)する。
【0074】S11において、診断情報読込ブロック8
3は、診断支援情報データベース12の診断名テーブル
32に格納されている全てのレコード情報を取得すると
共に、情報取得ブロック76を介して、診断支援情報デ
ータベース12Bの診断名テーブル32Bに格納されて
いる全てのレコード情報を取得し、対応表生成ブロック
84に出力する。
【0075】S12において、対応表生成ブロック84
は、診断支援情報データベース12及び診断支援情報デ
ータベース12Bの診断名テーブル32Bに格納されて
いる全情報から、図11で説明した対応表90を生成す
る。この対応表90生成時に対応表生成ブロック84
は、対応表90の診断名欄93に記述された診断名が診
断支援情報データベース12の診断名テーブル32内に
記録されていない場合、診断支援情報データベース12
の診断テーブル26に一意な診断ID及び該当する診断
名を診断支援情報データベース12の診断名テーブル3
2に記録する。
【0076】そして、対応表生成ブロック84は、対応
表90を識別子変換ブロック85に出力する。S13に
おいて、識別子変換ブロック85は、診断支援情報デー
タベース12Bの画像情報テーブル31Bに記録されて
いる全てのレコード情報に対して、情報取込ブロック8
2を介して、順次1件づつレコード単位の情報を取得す
る。
【0077】S14において、識別子変換ブロック85
は、情報取込ブロック82から取得した、画像情報テー
ブル31のレコード単位の情報に含まれる診断IDを、
対応表生成ブロック84の出力する対応表90を用いて
変換し、情報登録ブロック86に出力する。上記変換
は、対応表90の診断ID−B欄92の中から、取得ブ
ロック83の出力するレコード単位の情報に含まれる診
断IDに合致する行を見つけ出し、取得ブロック83の
出力するレコード単位の情報に含まれる診断IDを、前
記合致する行の診断ID欄91に記述されている診断I
Dに置換することにより行われる。
【0078】S15において、情報登録ブロック86
は、識別子変換ブロック85の出力する画像情報テーブ
ル31のレコード単位の情報を、診断支援情報データベ
ース12の画像情報テーブル31に記録する。S13に
おいて、未取得レコードがなく、画像情報テーブル31
に記録されている全レコードを取得し、かつ各レコード
情報に対してS14,S15における処理をし終えた場
合にプログラムを終了(S16)する。
【0079】この結果、本第2の実施の形態は、外部に
設けた診断支援情報データベース12B内の画像情報テ
ーブル31Bの内容を、診断IDの不整合なく取り込む
ことができる。これにより、本第2の実施の形態は、外
部取込みデータに対する診断IDの変更・更新作業が不
要となる上に、診断支援情報導出に使用される教師デー
タの数を容易に増やせるため、診断支援情報の精度向上
の効果がある。
【0080】尚、本実施の形態において、識別子変換ブ
ロック85は、対応表生成ブロック84の作成した対応
表90により、診断に関する識別子変換を行うが、診断
支援情報データベース12に、画像の観察部位の識別子
が記録されている場合に、本実施の形態による識別子変
換動作を同様に適用して、外部から取り込んだ診断支援
情報データベース12Bの識別子変換を行うようにして
も良い。
【0081】(第3の実施の形態)図14ないし図22
は本発明の第3の実施の形態に係わり、図14は本発明
の第3の実施の形態の診断支援装置の構成を示す構成
図、図15は図14の診断支援装置における診断支援処
理実行プログラムの構成を説明するための機能ブロック
図、図16は図15の記憶管理ブロックの構成を説明す
るための機能ブロック図、図17はモニタに表示される
画像検索条件入力ウィンドウを示す説明図、図18は図
17の状態からドロップダウンリスト項目のリストを展
開した状態の画像検索条件入力ウィンドウを示す説明
図、図19はモニタに表示される検索結果ウィンドウを
示す説明図、図20はハードディスクドライブ上に保持
された状態A〜Cの検索条件式履歴を示す説明図、図2
1は本第3の実施の形態の診断支援装置におけるドロッ
プダウンリスト生成処理フローチャート、図22は本第
3の実施の形態の診断支援装置における画像検索条件制
御処理フローチャートである。
【0082】本第3の実施の形態では、内視鏡観察前後
(内視鏡検査中又は内視鏡検査終了中又はビデオプロセ
ッサが接続されていない状態)で、内視鏡画像を検索す
る際に最適な検索履歴を表示可能に構成する。
【0083】図14に示すように本第3の実施の形態の
診断支援装置101は、内視鏡観察装置102に接続可
能で、この内視鏡観察装置102による内視鏡観察前後
(内視鏡検査中又は内視鏡検査終了中又はビデオプロセ
ッサ113が接続されていない状態)で、内視鏡画像を
検索可能な診断支援システム100を構成している。
【0084】前記内視鏡観察装置102は、スコープ1
11と、光源112と、ビデオプロセッサ113と、観
察用モニタ114と、キーボード115とから構成され
る。前記ビデオプロセッサ113は、操作者による前記
キーボード115の操作によって検査開始時に、患者I
D、患者名、患者性別を入力されるようになっている。
また、前記ビデオプロセッサ113は、図示しない内蔵
時計を利用して検査日を取得可能に構成されている。前
記ビデオプロセッサ113は、前記診断支援装置101
の前記シリアルI/F7を介して該診断支援装置101
との間で通信を行うようになっている。前記ビデオプロ
セッサ113は、内視鏡検査開始時に、検査開始信号及
び検査情報をシリアルデータ信号として外部出力するよ
うになっている。
【0085】そして、ビデオプロセッサ113から出力
される検査開始信号及び検査情報のシリアルデータ信号
は、前記シリアルI/F7を介して前記診断支援装置1
01に入力されるようになっている。前記診断支援装置
101は、前記ビデオプロセッサ113からの内視鏡検
査情報を取得することで、図15に示すように上記内視
鏡観察前後で、内視鏡画像を検索する際に検索履歴を表
示可能な診断支援処理実行プログラム11Cを有して構
成される。
【0086】前記診断支援処理実行プログラム11C
は、上記第1の実施形態の診断支援処理実行プログラム
11に対して、内視鏡情報入力ブロック120を具備し
て構成されている。また、前記診断支援処理実行プログ
ラム11Cは、図16に示すように記憶管理ブロック2
1C内に、検索条件設定ブロック121と、検索条件生
成ブロック122と、検索実行ブロック123と、検索
条件履歴保持ブロック124とを具備して構成されてい
る。それ以外は、上記第1の実施形態と同一である。以
下、上記第1の実施形態との相違を説明する。
【0087】前記内視鏡情報入力ブロック120は、前
記ビデオプロセッサ113から出力されるシリアル信号
を前記シリアルI/F7を介して受信することにより、
内視鏡検査情報の取得及び内視鏡検査の状態監視を行う
ようになっている。前記内視鏡情報入力ブロック120
は、後述する取得要求に従って内視鏡検査情報を出力す
るようになっている。また、この内視鏡情報入力ブロッ
ク120は、検査状態監視変数を前記作業用メモリ3上
に保持している。そして、前記内視鏡情報入力ブロック
120は、前記ビデオプロセッサ113の出力する検査
開始信号を受信すると、検査状態監視変数を1に、検査
終了信号を受信すると検査状態監視変数を0にするよう
になっている。一方、前記内視鏡情報入力ブロック12
0は、前記ビデオプロセッサ113が接続されていない
ときに、検査状態監視変数を−1とする。そして、前記
内視鏡情報入力ブロック120は、このブロックへの内
視鏡検査状態の取得要求に対して、検査状態監視変数の
値を返すようになっている。
【0088】前記記憶管理ブロック21Cは、上述した
ように検索条件設定ブロック121と、検索条件生成ブ
ロック122と、検索実行ブロック123と、検索条件
履歴保持ブロック124とを具備して構成されている。
前記検索条件設定ブロック121は、前記キーボード6
a上の特定のキー(本実施の形態では例えば、図示しな
いEnterキー)を押下操作することにより呼び出さ
れるようになっている。
【0089】この検索条件設定ブロック121は、図1
7に示すように画像検索条件入力ウィンドウ130をモ
ニタ9aに表示させて、キーボード6a又は前記マウス
6bの操作により入力された検索条件項目を前記検索条
件生成ブロック122に出力するようになっている。前
記検索条件設定ブロック121により表示される画像検
索条件入力ウィンドウ130を図17に示す。
【0090】前記画像検索条件入力ウィンドウ130
は、検索条件項目として患者名入力欄131と、検査日
入力欄132と、診断名入力欄133とが配置されてい
る。また、前記画像検索条件入力ウィンドウ130は、
検索履歴としてドロップダウンリスト項目134を配置
している。前記画像検索条件入力ウィンドウ130は、
検索ボタン135及びキャンセルボタン136が配置さ
れている。
【0091】図18に前記ドロップダウンリスト項目1
34のリストを展開した状態を示す。前記ドロップダウ
ンリスト項目134は、図18に示すように選択表示領
域141と、メニュー領域142と、ボタン143とか
ら構成される。前記マウス6bの操作により、前記検索
ボタン135が押下操作されると、前記検索条件設定ブ
ロック121は、各入力欄に入力された検索条件項目値
を検索条件生成ブロック122に出力すると共に、画像
検索条件入力ウィンドウ130を閉じるようになってい
る。また、同様に、前記マウス6bの操作により、前記
キャンセルボタン136が押下操作されると、検索条件
設定ブロック121は、検索条件入力操作をキャンセル
すると共に画像検索条件入力ウィンドウ130を閉じる
ようになっている。
【0092】前記検索条件設定ブロック121は、前記
検索条件履歴保持ブロック124に対して取得要求する
ことにより、検索条件式の配列(図20参照)を取得す
るようになっている。前記検索条件設定ブロック121
は、前記ドロップダウンリスト項目134の前記メニュ
ー領域142に対し、上記取得した検索条件式の配列を
用いて、この配列の各要素に記録されている検索条件式
を文字列化して順次格納し、これら文字列及び検索条件
式を対応づけるようになっている。
【0093】前記検索条件設定ブロック121は、操作
者の操作により例えば、前記画像検索条件入力ウィンド
ウ130の前記患者名入力欄131に”タナカ”、前記
診断名入力欄133に”正常”と入力されたときに、変
換された検索条件式を、”患者名=タナカ 診断名=正
常”と文字列化して前記ドロップダウンリスト項目13
4の前記メニュー領域142に格納すると共に、前記文
字列と前記検索条件式とを対応づけるようになってい
る。
【0094】操作者の操作により前記ドロップダウンリ
スト項目134の前記メニュー領域142から文字列が
選択されると、前記検索条件設定ブロック121は、選
択された文字列に対応づけられた検索条件式から、前記
患者名入力欄131、検査日入力欄132、診断名入力
欄133に対応する項目値を抽出して、これら入力欄1
31〜133に入力するようになっている。
【0095】前記検索条件生成ブロック122は、前記
検索条件設定ブロック121から出力される検索条件項
目の値に基づき、検索条件式を生成するようになってい
る。また、この検索条件生成ブロック122は、生成し
た検索条件式を前記検索実行ブロック123及び前記検
索条件履歴保持ブロック124に出力するようになって
いる。
【0096】前記検索実行ブロック123は、前記検索
条件生成ブロック122から出力される検索条件式に基
づき、前記診断支援情報データベース12の前記画像情
報テーブル31に対して検索を行い、この検索結果を取
得する。そして、前記検索実行ブロック123は、検索
結果を前記作業用メモリ3上に記憶させ、上記第1の実
施の形態で説明したのと同様な検索結果ウィンドウ55
を図19に示すように前記モニタ9aに表示させる。
【0097】前記検索条件履歴保持ブロック124は、
前記内視鏡情報入力ブロック120が保持している検査
状態監視変数の取りうる値に応じて、前記検索条件生成
ブロック122の生成した検索条件式の履歴を前記ハー
ドディスクドライブ4aに保持している。前記検査状態
監視変数の取りうる値は、内視鏡検査中の状態を示す
1、内視鏡検査終了中の状態を示す0、ビデオプロセッ
サ113が接続されていない状態を示す−1である。以
降では、これらそれぞれの状態を図20に示すように状
態A、状態B、状態Cとして説明する。
【0098】図20は、ハードディスクドライブ4a上
に保持された上記状態A、状態B、状態Cの検索条件式
履歴を示す。図20に示すように上記状態A、状態B、
状態Cは、それぞれn個(n≧0)の配列として検索条
件式記録領域150A、150B、150Cが確保され
ている。ここで、nは、検索条件履歴保持ブロックの検
索条件式の最大履歴保持数として、予め診断支援システ
ム100に設定されている。
【0099】前記検索条件履歴保持ブロック124は、
前記検索条件式記録領域150A〜150Cの検索条件
式が入力されると、内視鏡情報入力ブロック120から
現在の検査状態監視変数の値を取得するようになってい
る。そして、前記検索条件履歴保持ブロック124は、
検査状態監視変数の値に応じて前記ハードディスクドラ
イブ4aに保持している前記検索条件式記録領域150
A〜150Cのn個(n≧0)の配列に対して、後述す
るフローチャートに従い上書きするようになっている。
また、前記検索条件履歴保持ブロック124は、前記検
索条件設定ブロック121から検索条件式取得要求が出
力されると、この内視鏡情報入力ブロック120が保持
している検査状態監視変数の取りうる値に応じた配列の
内容を前記検索条件設定ブロック121へ出力するよう
になっている。
【0100】次に、このように構成された診断支援装置
101の動作を説明する。操作者は、診断支援装置10
1に記録された画像を検索するために、キーボード6a
のEnterキーを押下操作する。すると、検索条件設
定ブロック121は、図17に示すように画像検索条件
入力ウィンドウ130をモニタ9aに表示させ、検索条
件の入力を操作者に対して促す。そして、CPU2は、
図21に示すフローチャートの動作を開始する。
【0101】ここで、本実施の形態では、図21に示す
ドロップダウンリスト生成処理フローチャートに従い、
ドロップダウンリスト項目134の生成を行う。図21
に示すようにS20において、検索条件設定ブロック1
21は、検索条件履歴保持ブロック124に対して、検
索条件履歴の取得要求を出力する。
【0102】S21において、検索条件履歴保持ブロッ
ク124は、内視鏡情報情報入力ブロック90の保持す
る検査状態監視変数の取りうる値に応じて、上記図20
で説明した検索条件式記録領域150A〜150Cの内
容を検索条件式の配列として、検索条件設定ブロック1
21に対して出力する。
【0103】検索条件設定ブロック121は、検索条件
履歴保持ブロック124から現在の検査状態に応じた検
索条件式配列を取得する。そして、検索条件設定ブロッ
ク121は、該検索条件式配列を使用して、ドロップダ
ウンリスト項目134のメニュー領域142に対し、取
得した配列の各要素に記録された検索条件式を文字列化
して格納し、終了(S22)する。
【0104】上記ドロップダウンリスト生成処理が終了
した後、操作者は、マウス6bを操作し図18に示すよ
うにドロップダウンリスト項目134を展開させる。そ
して、操作者は、展開させたドロップダウンリスト項目
134のメニュー領域142から文字列を選択する。す
ると、検索条件設定ブロック121は、選択された文字
列に対応付けられた検索条件式から、患者名入力欄13
1、検査日入力欄132、診断名入力欄133に対応す
る項目値を抽出する。そして、検索条件設定ブロック1
21は、患者名入力欄131、検査日入力欄132、診
断名入力欄133に対応する項目値を各々の欄に入力す
る。次に、操作者は、マウス6bの操作により、検索ボ
タン135を操作する。そして、CPU2は、図22に
示すフローチャートの動作を開始する。
【0105】ここで、本実施の形態では、図22に示す
画像検索条件制御処理フローチャートに従い、画像検索
条件の制御を行う。図22に示すようにS30におい
て、検索条件設定ブロック121は、患者名入力欄13
1、検査日入力欄132、診断名入力欄133に入力さ
れた値を検索条件生成ブロック122に出力する。検索
条件生成ブロック122は、入力された検索条件項目の
値から検索条件式を生成し、検索条件履歴保持ブロック
124及び検索実行ブロック123に出力する。検索実
行ブロック123は、入力された検索条件式に基づき、
診断支援情報データベース12の画像情報テーブル31
を検索し、この検索結果を図19に示す検索結果ウィン
ドウ55により、モニタ9aに表示させる。
【0106】そして、S31以降は、検索条件履歴保持
ブロック124にて行われる処理フローである。S31
において、検索条件履歴保持ブロック124は、このブ
ロック90の保持する検査状態監視変数の値を取得し、
取得した変数の値に応じて、検索条件式記録領域150
A〜150Cの状態A又はB、Cの配列を以降の処理対
象配列として選択する。
【0107】S32において、検索条件履歴保持ブロッ
ク124は、制御変数としてiを使用し、i=nとす
る。ここで、nは、検索条件式の最大履歴保持数であ
る。S33において、検索条件履歴保持ブロック124
は、配列[i−1]に記録された検索条件式を、配列
[i]に上書きする。
【0108】S34において、検索条件履歴保持ブロッ
ク124は、iから1を引く。そして、S35におい
て、検索条件履歴保持ブロック124は、i=1であれ
ばS36に、そうでなければS33に戻る。S36にお
いて、検索条件履歴保持ブロック124は、検索条件生
成ブロック122から出力した検索条件式を、配列
[1]に上書きし、終了(S37)する。
【0109】この結果、本第3の実施の形態は、検索す
る場面(内視鏡検査中又は内視鏡検査終了中又はビデオ
プロセッサが接続されていない状態)毎に最適な検索履
歴を表示することができるので、画像検索時の操作性が
向上する。
【0110】また、内視鏡検査中において、検査対象患
者の過去の検査画像を検索する際に検索履歴を表示可能
に構成しても良い。即ち、本第3の実施の形態の変形例
は、検索条件設定ブロック121の動作が異なること以
外は、上記第3の実施形態と同一である。以下、上記第
3の実施形態との相違を説明する。
【0111】前記検索条件設定ブロック121は、前記
内視鏡情報入力ブロック120が保持している検査状態
監視変数の値を取得するようになっている。この検査状
態監視変数の取りうる値は、内視鏡検査中の状態を示す
1、内視鏡検査終了中の状態を示す0、前記ビデオプロ
セッサ113が接続されていない状態を示す−1であ
る。
【0112】上記検査状態監視変数の値が、内視鏡検査
中の状態を示す1であれば、前記検索条件設定ブロック
121は、前記内視鏡情報入力ブロック120に対して
検査情報の取得要求を出して、検査情報を取得するよう
になっている。また、前記検索条件設定ブロック121
は、前記内視鏡情報入力ブロック120から検査情報を
得たときに、検査情報に含まれる患者名を、画像検索条
件入力ウィンドウ130の患者名入力欄131に入力す
るようになっている。
【0113】次に、このように構成された診断支援装置
の動作を説明する。操作者が診断支援装置101のキー
ボード6aのEnterキーを押下操作すると、検索条
件設定ブロック121は、図17に示す画像検索条件入
力ウィンドウ130をモニタ9aに表示する。と同時
に、検索条件設定ブロック121は、内視鏡情報入力ブ
ロック120が保持している検査状態監視変数の値を取
得する。そして、検索条件設定ブロック121は、取得
した検査状態監視変数の値が1であれば、内視鏡情報入
力ブロック120から検査情報を取得して、検査情報に
含まれる患者名を検査条件入力ウィンドウ95の患者名
入力欄131に入力する。
【0114】この結果、本第3の実施の形態の変形例
は、内視鏡検査中において、検査対象患者の過去の検査
画像を検索する際に患者名入力を検索条件として入力す
る手間が省け、画像検索時の操作性が向上する。
【0115】(第4の実施の形態)図23ないし図25
は本発明の第4の実施の形態に係わり、図23は本発明
の第4の実施の形態の診断支援装置のモニタに表示され
る画像検索条件入力ウィンドウを示す説明図、図24は
診断支援情報データベースの画像情報テーブルを示す説
明図、図25は本第4の実施の形態の診断支援装置にお
ける検索条件式生成処理フローチャートである。
【0116】上記第3の実施の形態では、内視鏡観察前
後で、内視鏡画像を検索する際に最適な検索履歴を表示
可能に構成しているが、本第4の実施の形態では、内視
鏡診断と最終診断とが異なる画像を検索する際の検索条
件を設定可能に構成する。
【0117】即ち、本第4の実施の形態の診断支援装置
は、検索条件設定ブロック121により表示される画像
検索条件入力ウィンドウ130及び検索条件生成ブロッ
ク122の動作が、異なること以外は、上記第3の実施
形態と同一である。以下、上記第3の実施形態との相違
を説明する。
【0118】図23は画像検索条件入力ウィンドウを示
す。図24は、画像情報テーブルの内容を示す。図23
に示すように、検索条件生成ブロック122によりモニ
タ9aに表示される画像検索条件入力ウィンドウ160
は、上記第3の実施形態で説明した画像検索条件入力ウ
ィンドウ130に対して、診断名入力欄133を内視鏡
診断名入力欄161及び最終診断名入力欄162に変更
すると共に、チェックボックス163を追加して構成さ
れる。
【0119】また、図24に示すように、診断支援情報
データベース12の画像情報テーブル170は、上記第
3の実施形態で説明した画像情報テーブル31に対し
て、診断IDフィールド46を内視鏡診断IDフィール
ド171及び最終診断IDフィールド172に変更して
構成される。
【0120】前記内視鏡診断IDフィールド171及び
前記最終診断IDフィールド172は、前記診断名テー
ブル32の前記診断IDフィールド35に格納される診
断IDが記録されるようになっている。前記内視鏡診断
IDフィールド171は、画像の所見から導かれる診断
に関する診断IDを格納するようになっている。前記最
終診断IDフィールド172は、生検などによる他の検
査を経て最終的に確定された診断に関する診断IDを格
納するようになっている。
【0121】このことにより、操作者は、内視鏡診断と
最終診断とが異なる画像を検索して閲覧することがで
き、画像の所見に対する新たな知見の習得、見落とし易
い所見に対する診断の学習を実施することが可能とな
る。
【0122】操作者が前記チェックボックス163をチ
ェックすると、前記検索条件生成ブロック122は、前
記内視鏡診断IDフィールド171及び前記最終診断I
Dフィールド172に格納された各々の診断IDの互い
に異なるレコード情報を検索するための検索式を生成す
るようになっている。
【0123】次に、このように構成された診断支援装置
の動作を説明する。操作者は、診断支援装置に記録され
た画像を検索するために、キーボード6aのEnter
キーを押下操作する。すると、検索条件設定ブロック1
21は、画像検索条件入力ウィンドウ130をモニタ9
aに表示させ、検索条件の入力を操作者に対して促す。
そして、画像検索条件入力ウィンドウ130上で操作者
が検索条件の入力を行い、検索ボタン135をマウス6
bの操作により押下操作すると、CPU2は、図25に
示すフローチャートの動作を開始する。
【0124】ここで、本実施の形態では、図25に示す
検索条件式生成処理フローチャートに従い、検索条件式
の生成を行う。図25に示すようにステップS40にお
いて、検索条件生成ブロック122は、チェックボック
ス163がチェックされているか否かを判別する。検索
条件生成ブロック122は、チェックボックス163が
チェックされている場合、次のステップへ進む。ここ
で、検索条件生成ブロック122は、チェックボックス
163がチェックされていない場合、S41において画
像検索条件入力ウィンドウ130の内視鏡診断名入力欄
161及び最終診断名入力欄162の各入力項目をOR
で結んだ検索式を生成し、終了(S42)する。
【0125】次に、検索条件生成ブロック122は、チ
ェックボックス163がチェックされている場合、S4
3において、内視鏡診断名入力欄161が空欄であるか
否かを判別し、次にS44a,S44bにおいて、最終
診断名入力欄162が空欄であるか否かを判別し、これ
らの場合分けにより処理を行う。
【0126】内視鏡診断名入力欄161及び最終診断名
入力欄162の両方ともに空欄である場合、検索条件生
成ブロック122は、S45aにおいて、内視鏡診断I
Dと最終診断IDとが異なるレコードを検索するための
検索条件式を生成し、終了(S46a)する。
【0127】内視鏡診断名入力欄161が空欄で、最終
診断名入力欄162に例えばYYYの入力値がある場
合、検索条件生成ブロック122は、S45bにおい
て、内視鏡診断IDと最終診断IDとが異なり、且つ最
終診断IDが、診断名YYYに対応する診断IDである
レコードを検索するための検索条件式を生成し、終了
(S46b)する。
【0128】内視鏡診断名入力欄161に例えばXXX
の入力値があり、最終診断名入力欄162が空欄である
場合、検索条件生成ブロック122は、S45cにおい
て、内視鏡診断IDと最終診断IDとが異なり、且つ内
視鏡診断IDが診断名XXXに対応する診断IDである
レコードを検索するための検索条件式を生成し、終了
(S46c)する。
【0129】内視鏡診断名入力欄161に例えばXXX
の入力値があり、最終診断名入力欄162に例えばYY
Yの入力値がある場合、検索条件生成ブロック122
は、S45dにおいて、内視鏡診断IDが診断名XXX
に対応する診断IDであり、且つ、最終診断IDが診断
名YYYに対応する診断IDであるレコードを検索する
ための検索条件式を生成し、終了(S46d)する。
【0130】これにより、本実施の形態では、内視鏡診
断と最終診断の異なる画像を検索する検索条件式がチェ
ックボックス163のチェックに応じて作成される。こ
の結果、本第4の実施の形態は、2つの項目に設定され
た項目値が異なる検索条件を容易に指定することがで
き、内視鏡診断と最終診断が異なる画像を検索する検索
条件を容易に設定することができる。従って、本第4の
実施の形態は、内視鏡診断と最終診断が異なる画像の検
索が容易になると共に、内視鏡診断と最終診断が異なる
画像を用いた医学研究のための操作が効率化できる。
【0131】尚、本実施の形態では、チェックボックス
163のチェックに応じて内視鏡診断と最終診断の異な
る画像を検索する検索条件式を生成するように構成して
いるが、図示しないが例えば画像情報テーブルにX線診
断IDフィールドや、線形判別分類診断IDフィールド
を設け、それぞれのフィールドにX線画像から導かれた
診断の診断ID、線形判別分類により導かれた診断の診
断IDを格納するようにし、これら導出方法が異なるそ
れぞれの診断が互いに異なる画像を検索する検索条件式
を生成するようにしても良い。また、本実施の形態で
は、チェックボックス163の指定ではなく、図示しな
いがラジオボタン又はトグルボタンを画像検索条件入力
ウィンドウ130に配置して、同等の操作を行わせても
良い。
【0132】(第5の実施の形態)図26ないし図29
は本発明の第5の実施の形態に係わり、図26は本発明
の第5の実施の形態の診断支援装置のモニタに表示され
る画像検索条件入力ウィンドウを示す説明図、図27は
診断支援情報データベースの診断支援情報データベース
示す説明図、図28は階層データのノードのフォーマッ
トを示す説明図、図29は本第5の実施の形態の診断支
援装置における検索条件設定処理フローチャートであ
る。本第5の実施の形態では、階層構造となる各検索条
件の入力時の操作を容易とし、誤操作を防止可能に構成
する。
【0133】即ち、本第5の実施の形態の診断支援装置
は、検索条件設定ブロック121により表示される画像
検索条件入力ウィンドウ130及び検索条件設定ブロッ
ク121の動作と、診断支援情報データベース12の内
容とが、異なること以外は、上記第3の実施形態と同一
である。以下、上記第3の実施形態との相違を説明す
る。
【0134】図26は画像検索条件入力ウィンドウを示
す。図27は、診断支援情報データベースの内容を示
す。図26に示すように、検索条件生成ブロック122
によりモニタ9aに表示される画像検索条件入力ウィン
ドウ180は、上記第3の実施形態で説明した画像検索
条件入力ウィンドウ130に対して、検査部位入力欄1
81及び検査部位(詳細)入力欄182を追加すると共
に、検査部位及び検査部位(詳細)の項目値を選択する
ためのツリービュー183を追加して構成される。尚、
前記ツリービュー183に表示される内容は、スクロー
ルバー183bにより上下に移動するようになってい
る。
【0135】また、図27に示すようにハードディスク
ドライブ4a内に保持される診断支援情報データベース
190は、画像情報テーブル191と、部位1テーブル
192及び部位2テーブル193を具備して構成され
る。前記画像情報テーブル191は、上記第3の実施形
態で説明した画像情報テーブル31に対して、部位1I
Dフィールド194及び部位2IDフィールド195を
追加して構成される。
【0136】前記部位1テーブル191は、部位1ID
フィールド196及び部位1名フィールド197から構
成される。前記部位1名フィールド197は、検査部位
名が格納される。また、前記部位1IDフィールド19
6は、前記部位1名フィールド197の格納される検査
部位名に対して一意である識別子(部位1ID)が格納
される。
【0137】前記部位2テーブル193は、部位2ID
フィールド198と、部位2名フィールド199と、部
位1IDフィールド200とから構成される。前記部位
2名フィールド199は、検査部位(詳細)名が格納さ
れる。前記部位2IDフィールド198は、前記部位2
名フィールド199の格納される検査部位(詳細)名に
対して一意である識別子(部位2ID)が格納される。
前記部位1IDフィールド200は、前記部位2名フィ
ールド199の格納される検査部位(詳細)名に対して
上位の検査部位名に対応する部位1IDが格納される。
【0138】前記検索条件設定ブロック121は、前記
部位1テーブル191及び前記部位2テーブル193の
情報を全て取得することにより、検査部位名の下に、検
査部位(詳細)名ツリー状に構成された階層データを作
成するようになっている。そして、前記検索条件設定ブ
ロック121は、作成した階層データを作業用メモリ3
に記憶し、記憶した階層データを前記画像検索条件入力
ウィンドウ180の前記ツリービュー183に表示する
ようになっている。
【0139】前記階層データは、図28に示すようなノ
ードのフォーマット201を有している。図28に示す
ように前記階層データは、部位名と部位1ID又は部位
2IDと、ノードの種類を表すフラグと、上位ノードの
作業用メモリ3へのポインタと、を保持するようになっ
ている。
【0140】前記検査部位名のノードは、上位ノードが
ない。従って、この上位ノードの作業用メモリ3へのポ
インタは0であり、前記検索条件設定ブロック121
は、ノードの種類を表すフラグを0とするようになって
いる。前記検査部位(詳細)名のノードは、上位ノード
が存在している。従って、前記検索条件設定ブロック1
21は、ノードの種類を表すフラグを1とするようにな
っている。
【0141】前記ツリービュー183にて、操作者が検
査部位名を選択すると、前記検索条件設定ブロック12
1は、前記画像検索条件入力ウィンドウ180の前記検
査部位入力欄181の項目値を選択された検査部位名に
更新すると共に、検査部位(詳細)入力欄182を空欄
にするようになっている。また、前記ツリービュー18
3により、操作者が検査部位(詳細)名を選択すると、
前記検索条件設定ブロック121は、前記画像検索条件
入力ウィンドウ180の前記検査部位(詳細)入力欄1
82の項目値を選択された検査部位(詳細)名に更新す
ると共に、前記階層データを使用して、検査部位入力欄
181の項目値を選択された検査部位(詳細)名の上位
階層にある、検査部位名に更新するようになっている。
【0142】次に、このように構成された診断支援装置
の動作を説明する。操作者は、診断支援装置101に記
録された画像を検索するために、キーボード6aのEn
terキーを押下操作する。すると、検索条件設定ブロ
ック121は、画像検索条件入力ウィンドウ180をモ
ニタ9aに表示させ、検索条件の入力を操作者に対して
促す。
【0143】画像検索条件入力ウィンドウ180の表示
が指示されると、検索条件設定ブロック121は、部位
1テーブル191に格納されたレコード情報を全て取得
して、ツリー状に構成された階層データのノードを作成
する。ノードは、上述したように部位1IDと検査部位
名とノードの種類を表すフラグ値とを保持している。検
索条件設定ブロック121は、上位ノードへのメモリポ
インタを0に、ノードの種類を表すフラグ値を0にセッ
トする。
【0144】次に、検索条件設定ブロック121は、部
位2テーブル193に格納されたレコード情報を全て取
得し、取得したレコード情報の部位1IDフィールド2
00の値を持つノードの下に、部位名及び部位2IDを
保持するノードを追加する。ノードは、上述したように
部位2IDと検査部位(詳細)名とノードの種類を表す
フラグ値を保持している。検索条件設定ブロック121
は、上位ノードへのメモリポインタとして、接続した上
位階層のノードへの作業用メモリポインタをセットし、
ノードの種類を表すフラグ値を1にセットする。このこ
とにより、検索条件設定ブロック121は、検査部位名
の下に検査部位(詳細)名がツリー状に構成された階層
データを作成することが可能となる。
【0145】そして、検索条件設定ブロック121は、
作成した前記階層データを使用して、ツリービュー18
3に階層データをツリー表示させる。操作者は、ツリー
ビュー183にてノードの展開/収縮を行うことによ
り、対象となる検査部位名を見つけ出し、項目選択す
る。すると、CPU2は、図29に示すフローチャート
の動作を開始する。ここで、本実施の形態では、図29
に示す検索条件設定処理フローチャートに従い、検索条
件の設定を行う。
【0146】図29に示すようにステップS50におい
て、検索条件設定ブロック121は、ツリービュー18
3で選択されたノードを判定する。検索条件設定ブロッ
ク121は、選択されたノードの部位をあらわすフラグ
値から、検査部位名であるか検査部位(詳細)名である
かを判定する。検索条件設定ブロック121は、選択ノ
ードが検査部位名であればS51に、検査部位(詳細)
名であればS54に進む。
【0147】検索条件設定ブロック121はS51にお
いて、検査部位入力欄181の表示を選択された検査部
位名に変更し、S52において検査部位(詳細)入力欄
182の表示を空欄にして終了(S53)する。
【0148】検索条件設定ブロック121はS54にお
いて、検査部位(詳細)入力欄182の表示を、選択さ
れた検査部位(詳細)名に変更し、S55において選択
されたノードの上位ノードの検査部位名を取得する。そ
して、検索条件設定ブロック121は、S56において
検査部位入力欄181の表示を、上位のノードの検査部
位名に変更更新し、終了(S57)する。
【0149】この結果、本実施の形態では、階層構造と
なる各検索条件の入力に対して、下位の検索条件(本実
施の形態では検査部位(詳細))の変更入力に対し上位
の検索条件(本実施の形態では検査部位)も変更入力し
なければならないという問題が解決すると共に、上位の
検索条件と下位の検索条件が上下関係にならないという
誤操作がない。従って、本実施の形態では、診断支援装
置の検索条件入力時の操作負担の軽減と誤操作の防止が
可能となる。
【0150】また、本実施の形態では、階層構造となる
各検索条件の入力に対して、上位下位の各検索条件値を
ツリー状に一覧表示して、該一覧表示の中から検索条件
値を選択入力することができる。従って、本実施の形態
では、目的とする検索条件の入力を容易にし、診断支援
装置101の検索条件入力時の操作負担を軽減すること
が可能となる。
【0151】尚、本実施の形態では、検査部位と検査部
位(詳細)の階層データを使用したが、診断と詳細診断
の階層データを使用して、同様の動作を行わせても良
い。例えば、診断として癌を、詳細診断としてIIa型
又はIIb型又はIIc型といった、癌の所見分類をも
つ階層データに対しても、本実施の形態と同様の動作を
行わせても良い。
【0152】また、本実施の形態では、検索条件設定ブ
ロック121の処理フローのS52において、検査部位
(詳細)入力欄182の表示を空欄にしているが、階層
データにおいて、検査部位入力欄181の表示を選択さ
れた検査部位名の下位に位置し、且つ、先頭に位置する
ノードの保持する検査部位名を、検査部位(詳細)入力
欄182に入力しても良い。
【0153】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0154】[付記] (付記項1) 患部を撮像した患部画像データを記録す
るデータベースと、前記データベースに記録された前記
患部画像データに基づき、特徴量を算出する特徴量算出
手段と、前記特徴量算出手段で算出する特徴量に基づ
き、前記患部画像データ上の前記患部の診断を支援する
ための診断支援情報を導出する診断支援情報導出手段
と、前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援
情報を前記患部画像データに関連付けて前記データベー
スに記録する診断支援情報記録手段と、前記特徴量算出
手段で前記特徴量を算出するための算出条件に基づき、
前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援情報
を更新して記録するか又は、前記診断支援情報導出手段
で前記診断支援情報を導出するための導出条件に基づ
き、前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援
情報を更新して記録する診断支援情報更新手段と、を具
備したことを特徴とする診断支援装置。
【0155】(付記項2) 前記診断支援情報更新手段
は、前記特徴量算出手段での算出条件に基づき、この特
徴量算出手段、前記診断支援情報導出手段及び前記診断
支援情報記録手段を制御して前記診断支援情報を更新し
て記録するか又は、前記診断支援情報導出手段での導出
条件に基づき、この診断支援情報導出手段及び前記診断
支援情報記録手段を制御して前記診断支援情報を更新し
て記録することを特徴とする付記項1に記載の診断支援
装置。
【0156】(付記項3) 前記診断支援情報導出手段
で診断支援情報を導出するための設定条件を設定する条
件設定手段と、前記診断支援情報導出手段に対して、導
出する診断支援情報の作成を指示する指示手段と、を具
備したことを特徴とする付記項1に記載の診断支援装
置。
【0157】(付記項4) 前記診断支援情報導出手段
は、前記特徴量算出手段で算出した少なくとも1種類の
特徴量と、前記患部画像データとから前記設定条件に基
づいて、少なくとも1種類の診断支援情報を作成する情
報作成手段を具備したことを特徴とする付記項3に記載
の診断支援装置。
【0158】(付記項5) 前記条件設定手段は、前記
特徴量算出手段に対して、特徴量の種類の追加又は特徴
量の種類の更新を設定することを特徴とする付記項4に
記載の診断支援装置。 (付記項6) 前記条件設定手段は、前記特徴量算出手
段に対して、算出パラメタの追加又は算出パラメタの更
新を設定することを特徴とする付記項4又は5に記載の
診断支援装置。
【0159】(付記項7) 前記条件設定手段は、前記
情報作成手段に対して、診断支援情報の種類の追加又は
診断支援情報の種類の更新を設定することを特徴とする
付記項4〜6に記載の診断支援装置。 (付記項8) 前記条件設定手段は、前記情報作成手段
に対して、作成パラメタの追加又は作成パラメタの更新
を設定することを特徴とする付記項4〜7に記載の診断
支援装置。
【0160】(付記項9) 前記診断支援情報は、少な
くとも、疾患の発生に関する統計情報、識別分類結果、
統計量のいずれか1つを含むことを特徴とする付記項3
〜8に記載の診断支援装置。 (付記項10) 前記診断支援情報は、前記特徴量算出
手段で算出した特徴量の正常又は疾患群からの生起に基
づく統計情報であることを特徴とする付記項9に記載の
診断支援装置。
【0161】(付記項11) 前記診断支援情報は、前
記特徴量算出手段で算出した特徴量を教師データとする
識別器による識別分類結果であることを特徴とする付記
項9に記載の診断支援装置。 (付記項12) 前記診断支援情報は、前記特徴量算出
手段で算出した特徴量の正常又は疾患群における統計量
であることを特徴とする付記項9に記載の診断支援装
置。
【0162】(付記項13) 前記統計量は、少なくと
も平均値、標準偏差、分散のいずれか1つを含むことを
特徴とする付記項12に記載の診断支援装置。 (付記項14) 前記特徴量は、少なくとも色調に関す
る特徴量、又は血管像に関する特徴量、又は粘膜表面構
造に関する特徴量のいずれか1つを含むことを特徴とす
る付記項4〜13に記載の診断支援装置。
【0163】(付記項15) 前記診断支援情報導出手
段の前記条件設定手段で設定する設定条件の変更を検知
するための検知手段を具備し、前記指示手段は、前記検
知手段の検知内容に基づいて、前記診断支援情報導出手
段に対して、前記診断支援情報の作成を指示することを
特徴とする付記項3〜14に記載の診断支援装置。
【0164】(付記項16) 前記患部画像データは、
画像データと、この画像データに付随する付随データを
含むとを特徴とする付記項3〜15に記載の診断支援装
置。 (付記項17) 前記付随データは、患者情報を含むこ
とを特徴とする付記項16に記載の診断支援装置。
【0165】(付記項18) 前記付随データは、検査
情報を含むことを特徴とする付記項16に記載の診断支
援装置。 (付記項19) 前記付随データは、少なくとも診断
名、患者性別、患者年齢のいずれか1つであることを特
徴とする付記項17に記載の診断支援装置。
【0166】(付記項20) 前記付随データは、少な
くとも検査部位を含むことを特徴とする付記項18に記
載の診断支援装置。 (付記項21) 前記画像データは、内視鏡画像データ
であることを特徴とする付記項3〜20に記載の診断支
援装置。
【0167】(付記項22) 患部画像データを保持す
るステップと、診断支援情報作成を指示するステップ
と、前記患部画像データを読み出すステップと、前記患
部画像データから少なくとも1つの特徴量を算出するス
テップと、前記特徴量と前記患部画像データとに基づ
く、少なくとも1つの診断支援情報を作成するステップ
と、前記診断支援情報を作成するための作成条件を設定
するステップと、を具備したことを特徴とする診断支援
方法。
【0168】(付記項23) 患部の診断を支援するた
めの複数の診断支援情報と、前記複数の診断支援情報毎
に対応する複数の識別子を有する第1の識別子群とを記
録した第1の診断情報テーブルと、患部を撮像した第1
の医療画像と、この第1の医療画像に関連する前記診断
支援情報に対応する前記第1の識別子群の識別子とが関
連付けられて記録した第1の画像情報テーブルと、前記
複数の診断支援情報と、前記第1の診断情報テーブルと
異なる対応付けの複数の識別子を有する第2の識別子群
とを記録した第2の診断情報テーブルと、患部を撮像し
た第2の医療画像と、この第2の医療画像に関連する前
記診断支援情報に対応する前記第2の識別子群の識別子
とが関連付けられて記録した第2の画像情報テーブル
と、前記第1の診断情報テーブルと前記第2の診断情報
テーブルとに基づき、前記第1の識別子群と前記第2の
識別子群との対応テーブルを作成する対応テーブル作成
手段と、前記対応テーブル作成手段で作成された対応テ
ーブルに基づき、前記第1の画像情報テーブルと前記第
2の画像情報テーブルとを併合する情報テーブル併合手
段と、を具備したことを特徴とする診断支援装置。
【0169】(付記項24) 画像データと、画像デー
タに付随する付随データと、を含む第1の患部画像デー
タを記録する第1のデータベースと、画像データと、画
像データに付随する付随データと、を含む第2の患部画
像データを入力する入力手段と、前記2の患部画像デー
タをデータ変換して、前記第1のデータベースに記録す
る変換記録手段と、を具備したことを特徴とする診断支
援装置。
【0170】(付記項25) 前記第1及び第2の患部
画像データは、付随データを識別子により管理するデー
タ項目を有し、前記データ変換は、前記第2の患部画像
データの、前記データ項目に格納された識別子を、前記
第1の患部画像データにおいて対応する識別子に変換す
ることを特徴とする付記項24に記載の診断支援装置。
【0171】(付記項26) 前記第2の患部画像デー
タのデータ項目に格納された識別子に対応する、前記第
1の患部画像データにおける識別子が存在しない場合
に、前記データ変換は、前記第2の患部画像データのデ
ータ項目に格納された識別子を、前記第1の患部画像デ
ータのデータ項目において重複のない識別子に変換する
ことを特徴とする付記項25に記載の診断支援装置。
【0172】(付記項27) 前記付随データは、診断
結果、使用機器、検査部位のうちの少なくとも1つであ
ることを特徴とする付記項24〜26に記載の診断支援
装置。
【0173】(付記項28) 画像データと、画像デー
タに付随する付随データと、を含む患部画像データを記
録するデータベースと、このデータベースに記録された
前記患部画像データを取得する取得手段と、検索条件を
入力する入力手段と、を備えた診断支援装置において、
前記取得手段は、前記検索条件を設定する検索条件設定
手段と、前記検索条件から、前記所定の検索条件式を生
成する検索条件生成手段と、前記所定の検索条件式に基
づき、前記データベースに対して条件検索し、患部画像
データを取得する検索取得手段と、を具備したことを特
徴とする診断支援装置。
【0174】(付記項29) 前記検索条件は、第1の
検索条件項目及び第2の検索条件項目から構成され、前
記付随データは、前記第1の検索条件項目に対応する第
1のデータ項目及び前記第2の検索条件項目に対応する
第2のデータ項目を有し、前記第2の検索条件項目は、
前記第1の検索条件項目の下位項目に相当することを特
徴とする付記項28に記載の診断支援装置。
【0175】(付記項30) 前記検索条件は、第1の
検索条件項目及び第2の検索条件項目から構成され、前
記付随データは、前記第1の検索条件項目に対応する第
1のデータ項目及び前記第2の検索条件項目に対応する
第2のデータ項目を有し、前記検索条件生成手段は、前
記第1のデータ項目及び前記第2のデータ項目が一致し
ない患部画像データを検索するための検索条件式を生成
することを特徴とする付記項28に記載の診断支援装
置。
【0176】(付記項31) 前記検索条件設定手段
は、前記第2の検索条件項目値を設定すると、前記第1
の検索条件項目値を前記第2の検索条件項目値の上位項
目値に設定することを特徴とする付記項29に記載の診
断支援装置。 (付記項32) 前記検索条件設定手段は、前記第1の
検索条件項目値を設定すると、前記第2の検索条件項目
値の設定をクリアすることを特徴とする付記項29に記
載の診断支援装置。
【0177】(付記項33) 前記検索条件設定手段
は、前記第1の検索条件項目値を設定すると、前記第2
の検索条件項目値の設定を、前記第1の検索条件項目値
の下位項目の検索条件項目値に設定することを特徴とす
る付記項29に記載の診断支援装置。 (付記項34) 前記第1及び第2の付随データは、診
断結果であることを特徴とする付記項30に記載の診断
支援装置。
【0178】(付記項35) 前記第1のデータ項目
は、検査部位であり、前記第2のデータ項目は、詳細検
査部位であることを特徴とする付記項31〜33に記載
の診断支援装置。 (付記項36) 前記第1のデータ項目は、診断結果で
あり、前記第2のデータ項目は、詳細診断結果であるこ
とを特徴とする付記項31〜33に記載の診断支援装
置。
【0179】(付記項37) 前記第1の付随データ
は、最終的な確定診断以外の診断結果であり、前記第2
の付随データは最終的な確定診断結果であることを特徴
とする付記項34に記載の診断支援装置。 (付記項38) 前記画像データは、内視鏡画像データ
であることを特徴とする付記項28〜37に記載の診断
支援装置。
【0180】[付記の従来技術] (付記項23〜27)従来の診断支援装置は、例えば、
特開平10−14864号公報に記載されているように
検査における記録画像データに対し、この画像データか
ら算出する特徴量を用いて病変判別分類した結果を表示
するものが提案されている。上記診断支援装置に用いら
れる病変判別分類は、特徴量と病変判別分類結果の対応
関係を表現する判別分類関数を使用して実施される。こ
の判別分類関数の係数は、画像データに対する特徴量
と、その画像データの撮影対象の診断結果を組にしたデ
ータを、サンプルデータ(教師データと呼ばれる)とし
て使用して、識別分類することによって得られる。
【0181】上記診断支援装置は、上記教師データ数を
十分に確保するために、複数施設にて取得した画像情報
データベースの移植・統合が行われるようになってい
る。上記画像情報データベースは、画像データと、この
画像データに付随する付随データとを対応づけて記録し
ている。上記付随データは、診断名、検査部位、使用機
器などを含んでいる。
【0182】上記付随データの検索スピード向上のため
に、上記画像情報データベースは、該付随データを識別
子で管理している。上記付随データの管理は、各施設で
独自に行われ、各施設毎にカスタマイズされた画像情報
データベースが作成されている。
【0183】(付記項28,29,31〜33,35,
36)診断支援装置は、検査における記録画像データに
対し、この画像データから算出する特徴量を用いて病変
判別分類した結果を表示するものである。上記診断支援
装置は、診断部位及びその詳細部位を検索キーとして入
力可能である。このような診断支援装置は、例えば胃を
対象とするような、診断部位を対象とする画像検索と、
胃角を対象とするような、より詳細な診断部位を対象と
する画像検索を同一の画面上で入力するようになってい
る。
【0184】(付記項30,34,33,37,38)
診断支援装置は、検査における記録画像データに対し、
この画像データから算出する特徴量を用いて病変判別分
類した結果を表示するものである。上記診断支援装置
は、診断部位及びその詳細部位を検索キーとして入力可
能である。このような診断支援装置は、例えば胃を対象
とするような、診断部位を対象とする画像検索と、胃角
を対象とするような、より詳細な診断部位を対象とする
画像検索を同一の画面上で入力するようになっている。
【0185】[付記の課題] (付記項23〜27)しかしながら、上記従来の診断支
援装置は、上記付随データの診断名、検査部位、使用機
器等の項目が上記各施設毎に管理されているが故に、該
各施設間での診断支援情報データベースの統合時に、上
記付随データとして含まれる識別子を記録すると、この
識別子の表す内容が統合元及び統合先の施設毎に異なる
ため、誤った表示をしてしまうという問題があった。
【0186】(付記項28,29,31〜33,35,
36)しかしながら、上記従来の診断支援装置は、詳細
部位の変更に応じて診断部位の変更が行われない。この
ため、上記従来の診断支援装置は、詳細部位の変更にお
いて、詳細部位及び診断部位のそれぞれを変更する必要
があった。上記従来の診断支援装置は、例えば、詳細部
位=胃角を検索するために、診断部位項目から胃を選択
し、更に詳細部位項目から胃角と指定する必要がある。
このため、上記従来の診断支援装置は、診断部位及びそ
の詳細部位を検索キーとして入力する操作が面倒であっ
た。
【0187】また、上記従来の診断支援装置は、上記画
面上において、例えば、詳細部位をS状結腸と変更する
と、S状結腸の診断部位が大腸であるのに、S状結腸の
診断部位は胃のままであるというような誤検索が生じ
た。更に、上記従来の診断支援装置は、上記入力画面上
において、診断部位を食道とすると、詳細部位にS状結
腸という項目値が残るというような誤検索が生じた。上
記従来の診断支援装置は、正しく検索するために、操作
者が診断部位及び詳細部位の両項目を入力する必要があ
り、操作性に問題があった。
【0188】(付記項30,34,33,37,38)
しかしながら、上記特許第2983350号公報に記載
の診断支援装置は、画像毎の診断過程を記憶していない
ため、1つの検査内における全画像を検索表示すること
なる。従って、上記特許第2983350号公報に記載
の診断支援装置は、検索された画像の中に、医師が容易
に判別診断可能な画像又は特徴量算出には全く関係ない
病変を撮像している画像が含まれてしまい、特徴量算出
手法検討の対象となる、病変判別診断の難しい画像だけ
を得ることができない、という問題があった。
【0189】[付記の目的] (付記項23〜27)複数の診断支援情報データベース
内容のデータ不整合をなくし統合することが可能な診断
支援装置を実現する。 (付記項28,29,31〜33,35,36)上位下
位の関係にある検索条件項目の、上位下位それぞれの項
目設定を簡便にすると共に、診断部位及び詳細な診断部
位を検索条件項目として、これらの項目設定を簡便にす
ることが可能な診断支援装置を実現する。 (付記項30,34,33,37,38)最終診断以外
の結果と最終診断結果との異なる画像のみを検索可能な
診断支援装置を実現する。
【0190】[付記の効果] (付記項23〜27)本発明によれば、従来技術の有す
る、データベースの内容を統合する際の情報不整合によ
る、画像データの誤記録の問題が解決される上に、他施
設からの教師データ取得により、診断支援情報データベ
ース上の診断支援情報生成に使用される教師データ数を
増やすことが容易になるため、診断支援情報の正確さを
向上させる効果を得る。
【0191】(付記項28,29,31〜33,35,
36)本発明によれば、従来技術の有する、下位の検索
条件の入力に対して上位の検索条件を変更しなければな
らないという問題が解決され、下位の検索条件の入力に
連動して上位の検索条件を自動入力するため、操作労力
が軽減される効果を得る。また、下位の検索条件と上位
の検索条件が上下対応関係にならないという誤操作がな
くなるため、診断支援装置の操作負担を軽減する効果を
得る。
【0192】(付記項30,34,33,37,38)
本発明によれば、従来技術の有する、従来技術の有す
る、初期診断結果と最終診断結果の異なる画像のみを検
索しない、という問題が解決される上に、特徴量算出手
法の検討に適した画像のみが得られるようになるため、
診断支援装置を使用した、医学研究の作業効率を向上さ
せる効果を得る。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像データに対する特徴量及び診断支援情報の再算出の煩
雑さを軽減して操作性の良い診断支援装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の診断支援装置の構
成を示す構成図
【図2】図1の診断支援装置における診断支援処理実行
プログラムの構成を説明するための機能ブロック図
【図3】診断支援装置における診断支援情報データベー
スの構成を説明するための概要図
【図4】図3の診断支援情報生成ブロックの構成を説明
するための機能ブロック図
【図5】診断支援装置による医師への診断支援を提示し
たモニタの画面表示例
【図6】モニタに表示される設定ファイル名入力ウィン
ドウを示す説明図
【図7】設定ファイルとして指定されるテキストファイ
ルを示す代表例
【図8】本発明の第1の実施の形態の診断支援装置にお
ける診断支援処理実行プログラムの動作を説明するため
のフローチャート
【図9】本発明の第2の実施の形態の診断支援装置にお
ける診断支援処理実行プログラムの構成を説明するため
の機能ブロック図
【図10】モニタに表示されるデータベース選択ウィン
ドウを示す説明図
【図11】対応表生成ブロックが作成する対応表を示す
代表例
【図12】本第2の実施の形態の診断支援装置における
外部データベース変更・更新処理フローチャート
【図13】外部に設けた診断支援情報データベースの診
断名テーブルの構成を示す代表例
【図14】本発明の第3の実施の形態の診断支援装置の
構成を示す構成図
【図15】図14の診断支援装置における診断支援処理
実行プログラムの構成を説明するための機能ブロック図
【図16】図15の記憶管理ブロックの構成を説明する
ための機能ブロック図
【図17】モニタに表示される画像検索条件入力ウィン
ドウを示す説明図
【図18】図17の状態からドロップダウンリスト項目
のリストを展開した状態の画像検索条件入力ウィンドウ
を示す説明図
【図19】モニタに表示される検索結果ウィンドウを示
す説明図
【図20】ハードディスクドライブ上に保持された状態
A〜Cの検索条件式履歴を示す説明図
【図21】本第3の実施の形態の診断支援装置における
ドロップダウンリスト生成処理フローチャート
【図22】本第3の実施の形態の診断支援装置における
画像検索条件制御処理フローチャート
【図23】本発明の第4の実施の形態の診断支援装置の
モニタに表示される画像検索条件入力ウィンドウを示す
説明図
【図24】診断支援情報データベースの画像情報テーブ
ルを示す説明図
【図25】本第4の実施の形態の診断支援装置における
検索条件式生成処理フローチャート
【図26】本発明の第5の実施の形態の診断支援装置の
モニタに表示される画像検索条件入力ウィンドウを示す
説明図
【図27】診断支援情報データベースの診断支援情報デ
ータベース示す説明図
【図28】階層データのノードのフォーマットを示す説
明図
【図29】本第5の実施の形態の診断支援装置における
検索条件設定処理フローチャート
【符号の説明】
1 …診断支援装置 2 …CPU 11 …診断支援処理実行プログラム 12 …診断支援情報データベース 21 …記憶管理ブロック 22 …診断支援情報生成ブロック 23 …検知ブロック 24 …指示ブロック 25 …条件設定ブロック 31 …画像情報テーブル 32 …診断名テーブル 33 …支援情報テーブル 51 …情報取得ブロック 52 …特徴量算出ブロック 53 …条件設定ブロック 54 …情報登録ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患部を撮像した患部画像データを記録す
    るデータベースと、 前記データベースに記録された前記患部画像データに基
    づき、特徴量を算出する特徴量算出手段と、 前記特徴量算出手段で算出する特徴量に基づき、前記患
    部画像データ上の前記患部の診断を支援するための診断
    支援情報を導出する診断支援情報導出手段と、 前記診断支援情報導出手段で導出する前記診断支援情報
    を前記患部画像データに関連付けて前記データベースに
    記録する診断支援情報記録手段と、 前記特徴量算出手段で前記特徴量を算出するための算出
    条件に基づき、前記診断支援情報導出手段で導出する前
    記診断支援情報を更新して記録するか又は、前記診断支
    援情報導出手段で前記診断支援情報を導出するための導
    出条件に基づき、前記診断支援情報導出手段で導出する
    前記診断支援情報を更新して記録する診断支援情報更新
    手段と、 を具備したことを特徴とする診断支援装置。
  2. 【請求項2】 前記診断支援情報更新手段は、前記特徴
    量算出手段での算出条件に基づき、この特徴量算出手
    段、前記診断支援情報導出手段及び前記診断支援情報記
    録手段を制御して前記診断支援情報を更新して記録する
    か又は、前記診断支援情報導出手段での導出条件に基づ
    き、この診断支援情報導出手段及び前記診断支援情報記
    録手段を制御して前記診断支援情報を更新して記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の診断支援装置。
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