JP2002335763A - 香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料 - Google Patents

香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料

Info

Publication number
JP2002335763A
JP2002335763A JP2001143657A JP2001143657A JP2002335763A JP 2002335763 A JP2002335763 A JP 2002335763A JP 2001143657 A JP2001143657 A JP 2001143657A JP 2001143657 A JP2001143657 A JP 2001143657A JP 2002335763 A JP2002335763 A JP 2002335763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flavor
vegetable
vegetables
water
aroma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001143657A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Sasaki
次郎 佐々木
Kumiko Tachikawa
久美子 太刀川
Katsuhiro Mamoto
勝弘 真許
Koichi Inoue
興一 井上
Shuichi Hayashi
收一 林
Yoshito Ubukata
義人 生形
Satoru Mitamura
哲 御田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagaoka Perfumery Co Ltd
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nagaoka Perfumery Co Ltd
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagaoka Perfumery Co Ltd, Nippon Paper Industries Co Ltd, Jujo Paper Co Ltd filed Critical Nagaoka Perfumery Co Ltd
Priority to JP2001143657A priority Critical patent/JP2002335763A/ja
Publication of JP2002335763A publication Critical patent/JP2002335763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の水耕栽培野菜や露地栽培野菜が有する
欠点を解消して、香味が改善された野菜、その製造方法
およびこれに使用する香料を提供することである。 【解決手段】 水耕栽培された野菜であって、体内に香
料を取り込ませた香味の改善された野菜である。この野
菜は、収穫期の野菜の根を、香料を添加した水または養
液に浸漬することによって製造され、特に野菜を水耕栽
培する過程で、香料を添加した水または養液を野菜に供
給することによって製造される。前記香料としては、水
溶性または水分散性の香料が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香味を改善した野
菜、その製造方法およびこれに使用する香料に関する。
【従来の技術】
【0002】水耕栽培は植物の生育に必要な光、温度、
栄養等の環境条件を制御しやすいため、一定の品質を有
する野菜を一年を通じて安定して生産できるという利点
がある。また、密閉された植物工場では、気象条件に影
響されないため病気や害虫の侵入も防止することができ
る。その反面、水耕栽培は野菜の生育速度を速めている
ために、露地栽培された野菜に比べて、味や香りが弱
く、水っぽくなる傾向にある。一方、露地栽培された野
菜は、特有の苦味や渋み、香りが消費者に嫌われる原因
となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の水耕栽培野菜や露地栽培野菜が有する欠点を解消し
て、香味が改善された野菜、その製造方法およびこれに
使用する香料を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、野菜を水耕栽培す
る過程で、水または養液(培養液)に香料を添加して野
菜に供給する場合には、当該香料が取り込まれた野菜を
得ることができ、この野菜は体内に取り込まれた香料に
より特有の香りと味を有するという新たな事実を見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明にかかる香味が改善され
た野菜は、水耕栽培された野菜であって、体内に香料を
取り込ませたことを特徴とする。本発明の野菜は、従来
より水耕栽培されている、葉菜類、果菜、豆類および根
菜類のいずれにも適用可能である。特に、葉菜類に適用
すると、香料が少なくとも葉部に取り込まれている葉菜
類の野菜を得ることができる。
【0006】本発明において、野菜の体内に取り込まれ
る香料には、野菜本来の香味と異なる香味を付与する香
料と、野菜本来の香味の少なくとも一部を強化する香料
とが含まれる。前者の例としては、後述する実施例に記
載のように、レタスに対して果物(メロン等)の風味を
付与する果物香料や他の野菜(キュウリ等)の風味を付
与する野菜香料などが挙げられる。また、後者の例とし
ては、水耕栽培野菜の欠点といわれる味や香りが弱く水
っぽくなるのを改善したり、野菜本来の香味のうち、渋
みや苦味、酸味などのない好ましい香気のみを増強する
香料などが挙げられる。これらの香料を野菜に取り込ま
せることにより、従来にない美味しい野菜を提供するこ
とができる。
【0007】本発明にかかる香味の改善された野菜の製
造方法は、収穫期の野菜の根を、香料を添加した水また
は養液に浸漬することを特徴とする。これにより、香料
は根から吸収され、体内に取り込まれる。本発明では、
特に、野菜を水耕栽培する過程で、香料を添加した水ま
たは養液を野菜に供給するのが好ましい。
【0008】また、本発明は、前記野菜を製造するため
に使用する水溶性または水分散性の香料をも提供するも
のである。このような水溶性または水分散性の香料を使
用することにより、水または養液と共に当該香料を根か
ら野菜に取り込ませることができる。この香料は、親水
性溶剤を使用することなく、親水性の高い香料成分を含
んでいるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明が適用される野菜として
は、例えばキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、こ
まつな、ほうれんそう、レタス、セルリー、ねぎ、菜類
(はくさい、漬菜)、アスパラガスなどの葉菜類;トマ
ト、ミニトマト、ナス、ピーマン、キュウリ、すいか、
メロン、カボチャ、オクラ、いちご、とうもろこしなど
の果菜類;いんげん、えだまめなどの豆類;だいこん、
かぶ、にんじん、玉ねぎ、ごぼうなどの根菜類が挙げら
れる。
【0010】野菜の体内に香料を取り込ませるには、栽
培中、好ましくは収穫期、特に収穫直前の野菜の根を、
香料を添加した水または養液に浸漬して、根から香料を
吸収させるのが好ましく、操作も簡単である。好ましく
は、野菜を水耕栽培する過程で、香料を添加した水また
は養液をポンプなどで循環させるなどして、野菜に供給
する。
【0011】本発明で使用する香料としては、例えばメ
ロン、スイカ、オレンジ、レモン、パイナップルなどの
果物の香気香味を呈する果物香料;レタス、キュウリ、
キャベツなどの野菜の香気香味を呈する野菜香料などが
挙げられるが、これらに限定されるものではなく、種々
の香気香味を呈する香料が使用可能である。
【0012】前記果物香料は多くの人が好ましいと感じ
る香料であるため、これを野菜に取り込ませることによ
り、当該野菜が本来有する香気や食味が改善され、野菜
が食べやすくなる。また、前記野菜香料を使用して、野
菜が本来有する香りのうち、好ましいと感じる成分のみ
を強化することもできる。
【0013】本発明で使用する香料は、水または養液に
よって野菜の根から吸収される関係から、水に対する溶
解性ないし分散性に優れた香料が使用される。この香料
は、複数の親水性香料成分を組み合わせて調合される
が、一部に水に難溶性の香料成分が含まれていてもよ
く、この香料成分を他の親水性香料成分と混合すること
により水に対する溶解性ないし分散性が向上する。
【0014】なお、香料を調合する際、必要に応じて、
食品用に使用されているような水溶性ないし水分散性溶
剤や界面活性剤などを適宜加えてもよい。しかし、水溶
性香料に多用されるエチルアルコールは植物の体内に吸
収されると、微量でも葉部などに即座に縮みが発生し
て、しぼんでしまうおそれがある。このため、溶剤を使
用する場合には、非エチルアルコール溶剤を使用するの
が好ましいが、溶剤を使用せずに、そのまま水または養
液に加えるのがより好ましい。
【0015】本発明で使用可能な香料成分を以下に例示
する。 (すべての野菜に使用可能な香料成分)ヘキサノール、
ヘキサナール、trans−2−ヘキセナール、cis−3−ヘ
キセノール、trans−2−ヘキセノール、リナロール、
リナロールオキサイド、ネロリドール、2−エチルヘキ
サノール、α−テルピネオール、テルピネンー4−オー
ル、cis−3−ヘキセニルアセテート、trans−2−ヘキ
セニルアセテートなどの化合物であり、植物の若葉、青
葉の香りとして認識される。
【0016】(特定の野菜、果物の香りを特徴付ける香
料成分)3,6−ノナジエノール、2,6−ノナジエノー
ル、ノナノール、2−ノネノール、3−ノネノール、6
−ノネノール、3,6−ノナジエナール、2,6−ノナジ
エナール、2−ノネナール、3−ノネナール、6−ノネ
ナール、フェニルアセトアルデヒド、ベンジルアセテー
ト、リナロール、α−フェネチルアルコール、β−フェ
ネチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、ネ
ロール、ヘプタナール、オクタナール、ノナナール、シ
トラール、ヌートカトン、カンファー、メントール、メ
ントン、ピペリトン、1,8−シネオール、γ−ノナラ
クトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、δ
−ノナラクトン、δ−デカラクトン、δ−ウンデカラク
トン、エチルフェニルグリシデート、フラネオール、オ
イゲノール、バニリン、ジメチルスルフィド、ジアリル
スルフィド、アリルイソチオシアネート、メチオノー
ル、メチオナール、メチル3−メチルチオプロピオネー
ト、エチル3−メチルチオプロピオネートなどの化合物
(単品香料)、さらに食品エキスや果汁を濃縮する際に
得られる回収フレーバーなどが挙げられる。これらの化
合物および回収フレーバーは、1種または2種以上を組
み合わせることにより、個々の品種の果物や野菜を特徴
付ける香りを作り出すことができる。
【0017】(その他の使用可能な成分)酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、イソ酪酸、乳酸、ベンジルアルコール、
エチルアセテート、エチルプロピオネート、エチルブチ
レート、エチルイソブチレート、エチル−2−メチルブ
チレート、エチルバレレート、エチルイソバレレート、
プロピルアセテート、プロピルプロピオネート、プロピ
ルブチレート、ブチルアセテート、トリエチルシトレー
ト、エチルレブリネート、γ−ラクトン類、δ−ラクト
ン類などの比較的親水性の高い化合物は、これを適宜添
加することにより、香りを整えるのに役立てることがで
きる。この他にも、既存の香料成分と、親水性の高い香
料成分であるアルコール類、アルデヒド類、ケトン類、
カルボン酸類、さらに分子量の小さい炭素数10以下の
エステル類などとを組み合わせて親水性を高めさせるこ
とができる。
【0018】香料の水または養液への添加量は、対象と
する個々の野菜の種類や使用する香料によって異なるた
め、特に制限されるものではないが、通常、水または養
液に0.1〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5重量
%の範囲で添加することにより、野菜の香味を改善する
ことができる。
【0019】前記したように、香料を野菜に取り込ませ
るには、収穫期、好ましくは収穫直前の野菜の根を、香
料を添加した水または養液に浸漬すればよい。この場
合、水または養液に代えて、野菜を栽培している土に香
料を添加する場合や、根を切り取った野菜を前記水また
は養液に浸漬することも考えられるが、いずれの場合も
香料の取り込みが充分でなく、このため香味が改善され
た野菜を得ることができない。香料を添加した水または
養液に野菜を浸漬する時間は特に制限されず、少なくと
も2時間以上であればよく、好ましくは6〜12時間の
範囲である。浸漬は、間隔をおいて複数回に分けて行っ
てもよい。
【0020】以上のように、本発明においては、水耕栽
培野菜に、香料を添加した水または養液を供給すること
により、水耕栽培野菜の特色である無農薬(安全性)に
加えて、味、香りにも優れた野菜を一年を通じて安定的
に提供することが可能になる。また、本発明方法は、操
作が簡単であるため、植物工場のような大規模なものか
ら小規模な家庭園芸用のものまで、いずれの水耕栽培に
も適用可能であり、またいかなる種類の水耕栽培にも適
用可能である。さらに、本発明では、香料と共に、他の
栄養素、例えばビタミンC,カルシウム塩、鉄塩等をも
水または養液に添加して、野菜に取り込ませてもよい。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものでは
ない。
【0022】実施例1 エチルアセテート5重量部、ベンジルアセテート1.5
重量部、2−メチルブチルアセテート1重量部、3,6
−ノナジエノール1重量部および既存の親水性メロン香
料1.5重量部を混合して、水溶性のメロン香料を調製
した。このメロン香料を蒸留水でそれぞれ200倍
(0.5重量%)、400倍(0.25重量%)および
800倍(0.125重量%)に希釈した。この希釈液
に出荷直前まで成長した水耕栽培レタス(レッドファイ
ヤー種)の根を、レタスの生育に最適な条件(温度25
℃、湿度45〜55%、人工照明20000ルクス)に
設定された人工気象室内で6時間浸漬する処理を行っ
た。一方、比較のため、上記希釈液に代えて、香料を添
加しない蒸留水を用いて同様にして水耕栽培レタスを処
理した(以下、この処理レタスを対照品という)。上記
のようにして処理したレタスを収穫し、7名のパネルに
より、このレタスを食べたときの香りや味の官能評価を
行った。その結果を表1および表2に示す。
【表1】
【表2】 表2における食味評価は以下の基準にて行った。 ×:対照品と変わらない。 △:対照品よりも少し美味しい。 ○:対照品よりも美味しい。 ◎:対照品よりも非常に美味しい。 7名のパネルによる官能評価を総合すると、対照品であ
るレタスがグリーン調の香りと特有の苦味を有し、ハリ
のある繊維質的な食感を示したのに対して、800倍希
釈液で処理したレタスは、葉の表面からメロンの香りが
感じられ、食べてみた感覚は香りの強さがそれほど強く
感じず、若干の甘味があって対照品よりも食べやすくな
ったと評価された。また、400倍希釈液で処理したレ
タスは、強くメロンの香りが放出され、食べると味もメ
ロンのような甘さと爽やかさがあると評価された。20
0倍希釈液で処理したレタスは、香料の効果が充分に強
くなり、7名のパネル全員が明らかにレタスからメロン
の香りがすると評価した。すなわち、800倍〜200
倍希釈液でメロン香料を取り込ませたレタスは、いずれ
も外香にメロンの香りを持ち、ちぎると明らかな強さで
香りを感じることができた。また、800倍〜200倍
希釈液でメロン香料を取り込ませたレタスを口に入れて
食べてみると、いずれもメロンを想起させる甘さとまろ
やかさを感じ、柔らさが増したように感じられ、7名の
パネル全員が対照品のレタスよりも美味しくなったと報
告した。
【0023】実施例2 エチルアセテート5重量部、ベンジルアセテート1.2
重量部、2−メチルブチルアセテート1.2重量部、tra
ns-2−ヘキセナール1重量部、2,6−ノナジエノール
0.4重量部および既存の親水性キュウリ香料1.2重
量部を混合して、水溶性のキュウリ香料を調製した。こ
のキュウリ香料を蒸留水でそれぞれ250倍(0.4重
量%)、500倍(0.2重量%)および1000倍
(0.1重量%)に希釈した。この希釈液に出荷直前ま
で成長した水耕栽培レタス(レッドファイヤー種)の根
を、実施例1と同様にレタスの生育に最適な条件に設定
された人工気象室内で6時間浸漬する処理を行った。一
方、比較のため、上記希釈液に代えて、香料を添加しな
い蒸留水を用いて同様にして水耕栽培レタスを処理した
(以下、この処理レタスを対照品という)。上記のよう
にして処理したレタスを収穫し、7名のパネルにより、
このレタスを食べたときの香りや味の官能評価を行っ
た。その結果を表3および表4に示す。
【表3】
【表4】 表4における食味評価は以下の基準にて行った。 ×:対照品と変わらない。 △:対照品よりも少し美味しい。 ○:対照品よりも美味しい。 ◎:対照品よりも非常に美味しい。 7名のパネルによる官能評価を総合すると、対照品であ
るレタスと比較して、1000倍希釈液で処理したレタ
スは、葉の表面からキュウリの香りが感じられた。しか
し、食べてみた感覚は香りの厚みが出たように感じる程
度で、実施例1のようにメロン香料を取り込ませたとき
と比べると、対照品との区別がはっきりするまでには強
さがそれほど強く感じられなかったが、若干の甘味があ
って対照品よりも食べやすくなったと評価された。ま
た、500倍希釈液で処理したレタスは、キュウリの香
りと認識できる香りがあると評価された。250倍希釈
液で処理したレタスは、香りに力強さが出て、香料の効
果が強く現れ、はっきりとキュウリの香りを認識できる
と評価された。すなわち、1000倍〜250倍希釈液
でキュウリ香料を取り込ませたレタスは、いずれも外香
にキュウリの香りを持ち、口に入れて食べてみると、い
ずれもキュウリを想起させる厚みのある香りが感じら
れ、7名のパネル全員が対照品のレタスよりも美味しく
なったと報告した。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、野菜の体内に香料を取
り込ませることにより、この野菜に当該香料に由来する
特有の好ましい香味を付与することができるという効果
がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太刀川 久美子 山口県岩国市飯田町2−8−1 日本製紙 株式会社化成品開発研究所内 (72)発明者 真許 勝弘 東京都千代田区有楽町1−12−1 日本製 紙株式会社内 (72)発明者 井上 興一 広島県庄原市戸郷町2−18 県大公舎2− 202 (72)発明者 林 收一 大阪府茨木市五日市1−3−30 長岡香料 株式会社技術開発研究所 (72)発明者 生形 義人 大阪府茨木市五日市1−3−30 長岡香料 株式会社技術開発研究所 (72)発明者 御田村 哲 大阪府茨木市五日市1−3−30 長岡香料 株式会社技術開発研究所 Fターム(参考) 2B022 AA01 AB11 AB13 EA03 2B314 MA15 4B047 LB10 LE01 LF10 LG05 LG06 LP20 4H059 BC23 BC44 DA09 DA24 DA30 EA36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水耕栽培された野菜であって、体内に香料
    を取り込ませたことを特徴とする香味を改善した野菜。
  2. 【請求項2】葉菜類、果菜、豆類または根菜類である請
    求項1記載の野菜。
  3. 【請求項3】前記香料が少なくとも葉部に取り込まれて
    いる葉菜類である請求項1または2記載の野菜。
  4. 【請求項4】前記香料が、野菜本来の香味と異なる香味
    を付与する香料である請求項1〜3のいずれかに記載の
    野菜。
  5. 【請求項5】前記香料が果物香料である請求項4記載の
    野菜。
  6. 【請求項6】前記香料が、野菜本来の香味の少なくとも
    一部を強化する香料である請求項1〜3のいずれかに記
    載の野菜。
  7. 【請求項7】収穫期の野菜の根を、香料を添加した水ま
    たは養液に浸漬することを特徴とする香味を改善した野
    菜の製造方法。
  8. 【請求項8】野菜を水耕栽培する過程で、香料を添加し
    た水または養液を野菜に供給することを特徴とする香味
    を改善した野菜の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれかに記載の野菜を製
    造するために使用する水溶性または水分散性の香料。
  10. 【請求項10】親水性溶剤を使用することなく、親水性
    の高い香料成分を含んでいる請求項9記載の香料。
JP2001143657A 2001-05-14 2001-05-14 香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料 Pending JP2002335763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143657A JP2002335763A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001143657A JP2002335763A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002335763A true JP2002335763A (ja) 2002-11-26

Family

ID=18989765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001143657A Pending JP2002335763A (ja) 2001-05-14 2001-05-14 香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002335763A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014171463A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Idec Corp 植物処理方法
JP2020028220A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 小川香料株式会社 コーヒーの芳醇感増強剤
WO2022034626A1 (ja) * 2020-08-10 2022-02-17 MD-Farm株式会社 イチゴの香り付け方法および香り付きイチゴ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014171463A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Idec Corp 植物処理方法
JP2020028220A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 小川香料株式会社 コーヒーの芳醇感増強剤
JP7212475B2 (ja) 2018-08-20 2023-01-25 小川香料株式会社 コーヒーの芳醇感増強剤
WO2022034626A1 (ja) * 2020-08-10 2022-02-17 MD-Farm株式会社 イチゴの香り付け方法および香り付きイチゴ
JP7051174B1 (ja) * 2020-08-10 2022-04-11 MD-Farm株式会社 イチゴの香り付け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69732698T2 (de) Fermentierungszusammenetzung, verfahren zur herstellung derselben, und ihre verwendung
Mamiro et al. Physical and chemical characteristics of off vine ripened mango (Mangifera indica L.) fruit (Dodo)
Aboagye-Nuamah et al. Biochemical properties of six varieties of tomato from Brong Ahafo region of Ghana as influenced by the ripening condition and drying
JP5346851B2 (ja) 収穫物の成熟を遅延させる方法
Ramcharan Culantro: A much utilized, little understood herb
Molla et al. Preparation and packaging of jackfruit chips
JP2002335763A (ja) 香味を改善した野菜、その製造方法およびこれに使用する香料
US7214399B2 (en) Shelf stable vegetable composition and method of making
Dalal et al. Evaluation of effects of chemical treatments on sensory attributes of sunflower microgreens with storage
Siddiq et al. Dragon fruit and durian
KR910004866B1 (ko) 농원예용 조성물
Sadli et al. The formulation of white oyster mushroom (Pleurotus ostreatus (Jacq.) P. Kumm) as natural flavoring and the quality test in temperature and drying time variations
KR101901337B1 (ko) 곤충분말을 포함하는 처트니 조성물의 제조방법
RU2198545C1 (ru) Способ приготовления приправ на овощной основе
JPH0558831A (ja) 植物成長促進、鮮度維持剤
Gutiérrez et al. Peppers and spice capsicum
Minh Utilization of chitosan edible coating in storage of leren (Calathea allouia) tubers
Belsinger et al. Grow Your Own Herbs: The 40 Best Culinary Varieties for Home Gardens
JPH1077203A (ja) 生育促進剤
JP2711975B2 (ja) 上部は黄色で下方は白色の長いニンニク茎葉野菜の栽培方法
L Taclawan et al. Sensory Evaluation of Developed Lolly Fruit (Sandoricum Koetjape) Sour Seasoning
JP2023036022A (ja) 植物活性化剤及び肥料組成物、並びに病害防除方法及び植物生育方法
KR20220150076A (ko) 침출액을 이용한 산채 김의 제조 방법
JPH07115952A (ja) 生体にストレスを付与し旨みを向上させる方法
RU2198546C1 (ru) Способ получения приправ на овощной основе