JP2002335627A - コージェネレーションシステムの運転制御装置 - Google Patents

コージェネレーションシステムの運転制御装置

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JP2002335627A
JP2002335627A JP2001137724A JP2001137724A JP2002335627A JP 2002335627 A JP2002335627 A JP 2002335627A JP 2001137724 A JP2001137724 A JP 2001137724A JP 2001137724 A JP2001137724 A JP 2001137724A JP 2002335627 A JP2002335627 A JP 2002335627A
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頻繁な起動、稼働停止を回避して発電装置を
運転制御し、これによってシステム全体の耐久性の低下
を抑えることができるコージェネレーションの運転制御
装置を提供すること。 【解決手段】 発電装置6と、発電装置6からの発電電
力を配電線14に系統連系するためのインバータ10
と、発電装置6から発生する熱を回収して温水として貯
えるための貯湯装置8と、発電装置6を運転制御するた
めの運転制御手段60と、を具備するコージェネレーシ
ョンシステムの運転制御装置。運転制御手段60は、電
力が供給される電力負荷の所定時間間隔の平均電力値を
演算し、この平均電力値を利用して発電装置6を運転制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コージェネレーシ
ョンシステムを運転制御する運転制御装置、更に詳しく
は、コージェネレーションシステムの耐久性や起動ロス
等を考慮して起動、稼働停止する運転制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、コージェネレーションシステム
は、エンジン、燃料電池等によって電力を発生する発電
装置と、発電装置にて発生した電力を配電線に系統連系
するためのインバータと、発電装置から発生する熱を回
収して温水として貯える貯湯装置と、発電装置を運転制
御するための運転制御手段と、を備えている。このシス
テムでは、運転制御手段は電力負荷に対応して発電装置
を運転制御し、電力負荷が大きくなると発電装置が起動
し、発電装置からの発電電力が電力負荷に供給される一
方、電力負荷が小さくなると発電装置の稼働が停止し、
このように発電装置の運転を停止してシステムの運転効
率を高めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなコージェネ
レーションシステムでは、耐久性、経済性の観点からす
ると、発電装置の起動、稼働停止を頻繁に行うことは望
ましくなく、変動する電力負荷に応答して短時間に起
動、稼働停止を繰り返し行うと、システム全体の耐久性
が低下し、その寿命が短くなる。また、起動、稼働停止
の繰り返しによって起動ロスがかさみ、経済性が低下す
る。
【0004】本発明の目的は、頻繁な起動、稼働停止を
回避して発電装置を運転制御し、これによってシステム
全体の耐久性の低下や経済性の低下を抑えることができ
るコージェネレーションの運転制御装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コージェネレ
ーション用発電装置と、前記発電装置からの発電電力を
配電線に系統連系するためのインバータと、前記発電装
置から発生する熱を回収して温水として貯えるための貯
湯装置と、前記発電装置を運転制御するための運転制御
手段と、を具備するコージェネレーションシステムの運
転制御装置であって、前記運転制御手段は、電力が供給
される電力負荷の所定時間間隔の平均電力値を演算し、
前記平均電力値を利用して前記発電装置を運転制御する
ことを特徴とする。
【0006】本発明に従えば、発電装置の運転を制御す
る運転制御手段は、電力負荷の所定時間間隔(例えば、
30〜60分の間の適切な時間)の平均電力値を演算
し、この平均電力値を利用して発電装置を運転制御する
ので、電力負荷の変動割合が緩やかになり、それ故に、
瞬時に電力負荷が大きく変動してもこの変動に対応して
発電装置が起動、稼働停止されることはなく、かくし
て、発電装置の起動、稼働停止の頻度が少なくなり、シ
ステムの耐久性の低下を抑えることができる。尚、発電
装置とはガスエンジン、ディーゼルエンジン等のエンジ
ンによって駆動される発電機や燃料電池等である。
【0007】また、本発明では、前記運転制御手段は、
前記平均電力値が前記第1電力値以上なると前記発電装
置を起動し、前記平均電力値が前記第1電力値より小さ
い第2電力値未満になると前記発電装置を停止すること
を特徴とする。本発明に従えば、電力負荷の平均電力値
が大きくなって第1電力値以上になると、運転制御手段
は発電装置を起動し、発電装置からの発電電力が電力負
荷に送給され、また電力負荷の平均電力値が小さくなっ
て第2電力値未満になると、運転制御手段は発電装置の
稼働を停止し、このように稼働停止することによってシ
ステムの運転効率が高められる。また、このように発電
装置を起動する第1電力値を、発電装置を稼働停止する
第2電力値よりも大きな電力値に設定することによっ
て、発電装置の起動、稼働停止に所謂ヒステリシス特性
を持たせることができ、これによって発電装置の頻繁な
起動、稼働停止を回避することができる。
【0008】また、本発明は、コージェネレーション用
発電装置と、前記発電装置からの発電電力を配電線に系
統連系するためのインバータと、前記発電装置から発生
する熱を回収して温水として貯えるための貯湯装置と、
前記発電装置を運転制御するための運転制御手段と、を
具備するコージェネレーションシステムの運転制御装置
であって、前記運転制御手段は、電力が供給される電力
負荷の電力値を利用して前記発電装置を運転制御し、前
記電力値が前記第1電力値以上になると前記発電装置を
起動し、前記電力値が前記第1電力値より小さい第2電
力値未満になると前記発電装置を停止することを特徴と
する。
【0009】本発明に従えば、運転制御手段は電力負荷
の電力値を利用して発電装置を運転制御し、電力負荷の
電力値が第1電力値以上になると、発電装置を起動し、
また電力負荷の平均電力値が第2電力値未満になると、
発電装置の稼働を停止する。このように発電装置を起動
する第1電力値を、発電装置を稼働停止する第2電力値
よりも大きな電力値に設定することによって、発電装置
の起動、稼働停止に所謂ヒステリシス特性を持たせるこ
とができ、これによって発電装置の頻繁な起動、稼働停
止を回避することができる。尚、この電力値とは、通常
の計測電力値を用いてもよく、計測電力値を平均化した
平均電力値を用いてもよい。
【0010】また、本発明は、コージェネレーション用
発電装置と、前記発電装置からの発電電力を配電線に系
統連系するためのインバータと、前記発電装置から発生
する熱を回収して温水として貯えるための貯湯装置と、
前記発電装置を運転制御するための運転制御手段と、を
具備するコージェネレーションシステムの運転制御装置
であって、前記運転制御手段は、電力が供給される電力
負荷の電力値を利用して前記発電装置を運転制御し、前
記発電装置が起動した後は予め設定された稼働継続時間
の間継続して前記発電装置を稼働運転することを特徴と
する。
【0011】本発明に従えば、発電装置が起動した後
は、運転制御手段は発電装置を所定稼働継続時間の間継
続して稼働するので、この稼働継続時間の間に電力負荷
が低下しても稼働状態が維持され、このように稼働状態
を維持することによって発電装置の起動、稼働停止の頻
度を少なくすることができる。尚、稼働継続時間は、例
えば60〜90分程度である。
【0012】また、本発明は、コージェネレーション用
発電装置と、前記発電装置からの発電電力を配電線に系
統連系するためのインバータと、前記発電装置から発生
する熱を回収して温水として貯えるための貯湯装置と、
前記発電装置を運転制御するための運転制御手段と、を
具備するコージェネレーションシステムの運転制御装置
であって、前記運転制御手段は、電力が供給される電力
負荷の電力値を利用して前記発電装置を運転制御し、前
記発電装置を停止した後は予め設定された停止継続時間
の間継続して前記発電装置を停止することを特徴とす
る。
【0013】本発明に従えば、発電装置が稼働停止した
後は、運転制御手段は発電装置を所定停止継続時間の間
継続して停止状態に保持するので、この停止継続時間の
間に電力負荷が上昇しても稼働停止状態が維持され、こ
のように稼働停止状態を維持することによって発電装置
の起動、稼働停止の頻度を少なくすることができる。
尚、停止継続時間は、例えば60〜90分程度である。
【0014】更に、本発明は、コージェネレーション用
発電装置と、前記発電装置からの発電電力を配電線に系
統連系するためのインバータと、前記発電装置から発生
する熱を回収して温水として貯えるための貯湯装置と、
前記発電装置を運転制御するための運転制御手段と、を
具備するコージェネレーションシステムの運転制御装置
であって、前記運転制御手段は、電力が供給される電力
負荷の電力値を利用して前記発電装置を運転制御すると
ともに、設定した時間帯情報に基づいて前記発電装置を
運転制御し、前記時間帯情報として起動禁止時間帯を設
定したときには前記発電装置の継続的稼働運転は許容す
るが、前記発電装置の起動運転を禁止し、また前記時間
帯情報として稼働禁止時間帯を設定したときには前記発
電装置の継続的稼働運転及び起動運転を禁止することを
特徴とする。
【0015】本発明に従えば、運転制御手段は電力負荷
の電力値を利用するとともに、設定した時間帯情報に基
づいて発電装置を運転制御し、時間帯情報として起動禁
止時間帯及び稼働禁止時間帯が設定可能である。起動禁
止時間帯では、発電装置の継続的稼働運転は許容される
が、その起動運転が強制的に禁止され、停止状態から起
動されることはない。また、稼働禁止時間帯では、発電
装置の継続的稼働運転及び起動運転が強制的に禁止さ
れ、稼働状態のときには停止し、また停止状態のときに
は起動されることはない。このような起動禁止時間帯及
び稼働禁止時間帯を設定可能にすることによって、発電
装置の効率的運転が可能となり、また発電装置の起動、
稼働停止の頻度を抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従うコージェネレーションシステムの運転制御装置
の実施形態について説明する。第1の実施形態 まず、図1〜図4を参照して、コージェネレーションシ
ステムの運転制御装置の第1の実施形態について説明す
る。図1は、コージェネレーションシステムの一例の全
体を示す簡略図であり、図2は、図1のコージェネレー
ションシステムの制御系を簡略的に示すブロック図であ
り、図3は、図2の制御系による制御を説明するための
図であり、図4は、図2の制御系の制御の流れを示すフ
ローチャートである。
【0017】図1において、図示のコージェネレーショ
ンシステムは、エンジン2(例えばガスエンジン)によ
って駆動される発電機4を含む発電装置6と、エンジン
2にて発生した熱を温水として貯える貯湯装置8とを備
え、エンジン2の冷却水から排出される熱が後述する如
くして貯湯装置8に貯えられる。発電装置6は、発電機
4をエンジン2によって駆動する形態のものに代えて、
燃料電池でもよい。
【0018】発電装置6の出力側には系統連系インバー
タ10が設けらている。このインバータ10は、発電機
4の発電電力を商用系統12から供給される電力と同じ
電圧及び同じ周波数にするものである。商用系統12
は、例えば単相3線式100/200Vであり、配電線
14を介して電力負荷16、即ちテレビ、冷蔵庫、洗濯
機等の各種電気機器に電気的に接続される。インバータ
10は、コージェネ用配電線18を介して配電線14に
電気的に接続され、コージェネ用発電装置6にて発生し
た発電電力がインバータ6及びコージェネ用配電線18
を介して電力負荷16に供給される。
【0019】配電線14には電力負荷計測手段22が設
けられ、この電力負荷計測手段22は電力負荷16の負
荷電力を計測する。この電力負荷計測手段22は、ま
た、配電線14を通して流れる電流に逆潮流が発生して
いるか否かを検知し、この形態では、逆潮流が生じない
ように、発電装置6からインバータ6を介して配電線1
4に供給される電力が制御される。貯湯装置8は、温水
を貯える貯湯タンク38と、温水を循環させるための温
水循環流路40とを備えている。温水循環流路40の一
端側は貯湯タンク38の底部に接続され、その他端側が
貯湯タンク38の上部に接続され、貯湯タンク38内の
温水はこの温水循環流路40を通して循環される。この
温水循環流路40には、更に、温水を循環するための循
環ポンプ42が設けられている。
【0020】温水循環流路40に関連して、熱交換器4
6が配設されている。熱交換器46は、エンジン2のラ
ジエタ48からの冷却水を循環させるための冷却水循環
流路50を流れる冷却水と温水循環流路40を流れる温
水との間で熱交換を行うもので、エンジン2からの冷却
水によって温水循環流路40を流れる温水を加熱する。
この冷却水循環流路40には、冷却水を循環させるため
の循環ポンプ52が配設されている。
【0021】貯湯タンク38には、水(例えば水道水)
を供給するための水供給流路を構成する給水ライン54
が接続され、この給水ライン54の一端側が貯湯タンク
38の底部に接続され、その他端側は、水道管の如き水
供給源(図示せず)に接続されている。この給水ライン
54には減圧逆止弁56が配設され、貯湯タンク38か
ら給水ライン54側に温水が逆流するのを防止する。
【0022】貯湯タンク38には、更に、温水を供給す
るための温水供給流路を構成する給湯ライン58が接続
されている。給湯ライン58の一端側は貯湯タンク38
の上部に接続され、その他端側には1個又は複数個のカ
ラン(図示せず)が接続され、カランを開栓すると、貯
湯タンク38内の温水が給湯ライン58を通して出湯す
る。
【0023】このコージェネレーションシステムは、運
転制御手段60によって作動制御される。図2をも参照
して、運転制御手段60は、例えばマイクロコンピュー
タから構成され、コージェネレーションシステムの運転
制御装置の一部を構成する。図示の運転制御手段60
は、作動制御手段62、起動信号生成手段64、停止信
号生成手段66及び平均値演算手段68を備えている。
作動制御手段62はコージェネレーションシステムの各
種構成要素、例えばエンジン2への燃料供給路に配設さ
れた電磁弁(図示せず)等を作動制御し、起動信号生成
手段64は発電装置6を起動させるための起動信号を生
成し、停止信号生成手段66は発電装置6の稼働を停止
させるための停止信号を生成し、平均値演算手段68は
電力負荷16の平均電力値を後述する如く演算する。
【0024】運転制御手段60は、更に、第1及び第2
メモリ70,72を備えている。第1メモリ70には、
起動信号を生成する基準電力となる第1電力値αと、停
止信号を生成する基準電圧となる第2電力値βと、平均
値演算手段68によって平均値化する時間範囲である所
定時間間隔、例えば30分が記憶されている。第1電力
値αは第2電力値βより大きく、このように設定するこ
とによって、発電装置6の起動、稼働停止に所謂ヒステ
リシス特性を持たせることができる。電力負荷計測手段
22からの計測信号は運転制御手段60に送給され、か
く送給された計測信号の計測データは第2メモリ72に
記憶され、第2メモリ72に記憶された計測データを用
いて平均値演算手段68は、電力負荷16の平均電力値
を演算する。
【0025】運転制御手段60に関連して入力手段74
が設けられている。入力手段74は運転開始スイッチ、
運転停止スイッチ等の各種操作スイッチ(図示せず)を
含み、これらスイッチからの入力信号は運転制御手段6
0に送給され、運転制御手段60はかかる入力信号に基
づいてコージェネレーションシステムを運転する。
【0026】次に、図1及び図2とともに図4を参照し
て上述したコージェネレーションシステムの運転制御に
ついて説明すると、まず、電力負荷計測手段22が電力
負荷16の電力を計測し(ステップS1)、この計測信
号が運転制御手段60に送給され、この計測データが運
転制御手段60の第2メモリ72に記憶される。そし
て、運転制御手段60の平均値演算手段68が第2メモ
リ72に記憶された計測データを用いて平均電力値を演
算する(ステップS2)。この形態では、所定時間間隔
として例えば30分が設定され、現時点から30分前ま
での30分間における電力負荷16の電力の平均値、即
ち平均電力値が演算される。
【0027】このように平均電力値が演算されると、次
に、演算した平均電力値と第1メモリ70に記憶された
第1電力値αとの比較が行われる(ステップS3)。上
記平均電力値が第1電力値α以上であると、電力負荷1
6の負荷状態が大きく、従って発電装置6から発電電力
を電力負荷16に供給するのがよく、このときには、ス
テップS4からステップS5に進む。
【0028】ステップS5では、発電装置6の運転状態
の確認が行われ、発電装置6が稼働中であるか否かが判
断される(ステップS6)。そして、発電装置6が稼働
中であるときには、その運転状態を維持し、ステップS
6からステップS1に戻る。一方、発電装置6が停止状
態にあると、ステップS6からステップS7に移り、起
動信号生成手段64が起動信号を生成し、この起動信号
に基づいて作動制御手段62は発電装置6を起動し、発
電装置6からの発電電力がインバータ6を介して電力負
荷16に供給される。即ち、作動制御手段62はエンジ
ン2を起動し、電磁弁(図示せず)が開になって燃料が
供給され、発電機4が駆動される。
【0029】これに対して、上記平均電力値が第1電力
値αより小さいと、ステップS4からステップS8に移
り、演算した平均電力値と第1メモリ70に記憶された
第2電力値βとの比較が行われる(ステップS8)。上
記平均電力値が第2電力値β以上であると、ステップS
9からステップS1に戻り、発電装置6が稼働状態のと
きにはその稼働状態が維持され、発電装置6が停止状態
のときにはその停止状態が維持される。
【0030】一方、上記平均電力値が第2電力値βより
小さいと、発電装置6を稼働しても効率が悪くなり、そ
れ故に、このときにはステップS10に進む。ステップ
S10では、発電装置6の運転状態の確認が行われ、発
電装置6が稼働中であるか否かが判断される(ステップ
S11)。そして、発電装置6が停止状態であるときに
は、その停止状態が維持され、ステップS1に戻る。ま
た、発電装置6が稼働状態にあると、ステップS11か
らステップS12に進み、停止信号生成手段66が停止
信号を生成し、この停止信号に基づいて作動制御手段6
2は発電装置6の稼働を停止し、発電装置6からの発電
電力の供給が停止する。即ち、作動制御手段62は電磁
弁(図示せず)を閉にしてエンジン2への燃料供給を停
止し、これによってエンジン2を作動停止する。
【0031】この形態では、電力負荷16の電力の平均
値を利用して発電装置6を運転制御するので、次の通り
の特徴が得られる。図3において、波線は電力負荷計測
手段22の計測電力を示し、実線は平均値演算手段68
の平均電力値を示しており、上述した運転制御では、電
力負荷計測手段22の計測電力が一時的に第1電力値α
以上になっても発電装置6が起動せず、電力の平均値が
第1電力値α以上になる、即ち図3において時刻T1に
なって初めて発電装置6が起動する。また、電力負荷計
測手段22の計測電力が一時的に第2電力値βより小さ
くなっても発電装置6が稼働停止せず、電力の平均値が
第2電力値βより小さくなる、即ち図3において時刻T
2になって初めて発電装置6が稼働停止する。発電装置
6はこのように運転制御されるので、発電装置6の起
動、稼働停止の頻度が少なくなり、コージェネレーショ
ンシステムの耐久性を向上させることができる。
【0032】尚、上記第1の実施形態では、電力負荷1
6の電力を平均化して発電装置6を制御することと、発
電装置6の起動、稼働停止に所謂ヒステリシス特性を持
たせることを組み合わせて適用しているが、これらは必
ずしも組み合わせる必要はなく、それぞれ単独でコージ
ェネレーションシステムの運転制御に適用することがで
きる。
【0033】第2の実施形態 次に、図5及び図6を参照して、コージェネレーション
システムの運転制御装置の第2の実施形態について説明
する。図5は、第2の実施形態のコージェネレーション
システムの制御系を簡略的に示すブロック図であり、図
6は、図5の制御系の制御の流れを示すフローチャート
である。この第2の実施形態においては、電力負荷計測
手段の計測電力を用いて運転制御し、また発電装置6を
起動した後及び稼働停止した後は所定時間その状態を維
持するように構成されている。尚、以下の実施形態にお
いて、上記第1の実施形態と実質上同一の構成要素には
同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0034】図5において、第2の実施形態における運
転制御手段60Aは、第1の実施形態の第1メモリ70
に相当するメモリ82を備え、このメモリ82に、起動
信号を生成する基準電力となる第1電力値α、停止信号
を生成する基準電電力となる第2電力値β、起動後に継
続して稼働状態を維持する稼働継続時間及び停止後に継
続して停止状態を維持する停止継続時間が記憶されてい
る。また、この運転制御手段60Aはタイマ84を含
み、タイマ84は、起動後は稼働継続時間を計時し、ま
た停止後は停止継続時間を計時する。この稼働継続時間
及び停止継続時間は、例えば60分程度と同じ時間に設
定してもよいが、異なる時間に設定してもよい。この第
2の実施形態のその他の構成は、平均値演算手段68及
び第2メモリ72が省略されている以外は上記第1の実
施形態と実質上同一である。
【0035】図5とともに図6を参照して、第2の実施
形態の運転制御装置による運転制御について説明する
と、まず、電力負荷計測手段22が電力負荷16の電力
を計測し(ステップS21)、この計測信号が運転制御
手段60Aに送給され、この計測電力値とメモリ82に
記憶された第1電力値αとの比較が行われる(ステップ
S22)。上記計測電力値が第1電力値α以上である
と、電力負荷16の負荷状態が大きく、このときには、
ステップS23からステップS24に進む。
【0036】ステップS24では、発電装置6の運転状
態の確認が行われ、発電装置6が稼働中であるか否かが
判断される(ステップS25)。そして、発電装置6が
稼働中であるときには、その運転状態を維持し、ステッ
プS25からステップS21に戻る。一方、発電装置6
が停止状態にあると、ステップS25からステップS2
6に移り、起動信号生成手段64が起動信号を生成し、
この起動信号に基づいて作動制御手段62は発電装置6
を起動する。そして、かく起動すると、ステップS27
に進み、タイマ84が作動し、タイマ84が稼働継続時
間を計時し、この稼働継続時間を計時する間、運転制御
手段60Aは発電装置6を強制的に稼働状態に保ち、タ
イマ84がタイムアップした後にステップS21に戻
る。
【0037】これに対して、上記計測電力値が第1電力
値α未満であると、ステップS23からステップS29
に移り、計測電力値とメモリ82に記憶された第2電力
値βとの比較が行われる(ステップS29)。上記計測
電力値が第2電力値β以上であると、ステップS30か
らステップS21に戻り、発電装置6が稼働運転状態の
ときにはその稼働運転状態が維持され、発電装置6が停
止状態のときにはその停止状態が維持される。
【0038】一方、上記計測電力値が第2電力値β未満
であると、ステップS31に進む。ステップS31で
は、発電装置6の運転状態の確認が行われ、発電装置6
が稼働中であるか否かが判断される(ステップS3
2)。そして、発電装置6が停止状態であるときには、
その停止状態が維持され、ステップS21に戻る。ま
た、発電装置6が稼働状態であると、ステップS32か
らステップS33に進み、停止信号生成手段66が停止
信号を生成し、この停止信号に基づいて作動制御手段6
2は発電装置6の稼働を停止する。そして、かく停止す
ると、ステップS34に進み、タイマ84が作動し、タ
イマ84が停止継続時間を計時し、この停止継続時間を
計時する間、運転制御手段60Aは発電装置6を強制的
に停止状態に保ち、タイマ84がタイムアップした後に
ステップS21に戻る。
【0039】この第2の実施形態では、起動後に発電装
置6を所定の稼働継続時間の間稼働状態に、また停止後
に発電装置6を所定の停止継続時間の間停止状態に強制
的に維持しているので、例えば稼働継続時間中(又は停
止継続時間中)に電力負荷計測手段22の計測電力が一
時的に第2電力値βより小さくなっても(又は第1電力
値α以上になっても)発電装置6が稼働停止(又は起
動)せず、稼働継続時間(又は停止継続時間)経過後に
計測電力値が第2電力値βより小さくなて(又は第1電
力値α以上になって)初めて発電装置6が稼働停止(又
は起動)する。かくして、このように運転制御しても発
電装置6の起動、稼働停止の頻度が少なくなり、コージ
ェネレーションシステムの耐久性を向上させることがで
きる。
【0040】尚、上記第2の実施形態では、発電装置1
6を起動後に稼働継続時間の間稼働状態に維持すること
と、発電装置6を停止後に停止継続時間の間停止状態に
維持することとを組み合わせて適用しているが、これら
は必ずしも組み合わせて適用する必要はなく、それぞれ
単独でコージェネレーションシステムの運転制御に適用
することができる。また、このような運転制御と第1の
実施形態の運転制御、即ち電力負荷16の平均電力値を
利用して運転制御すること及び/又は発電装置6の起
動、稼働停止に所謂ヒステリシス特性を持たせることを
組み合わせるようにしてもよい。
【0041】第3の実施形態 次に、図7及び図8を参照して、コージェネレーション
システムの運転制御装置の第3の実施形態について説明
する。図7は、第3の実施形態のコージェネレーション
システムの制御系を簡略的に示すブロック図であり、図
8は、図7の制御系による制御を説明するための図であ
る。この第3の実施形態においては、発電装置の起動を
禁止する起動禁止時間帯及びその稼働を禁止する稼働禁
止時間帯が設定可能に構成されている。
【0042】図7において、第3の実施形態における運
転制御手段60Bは、起動禁止手段92及び稼働禁止手
段94を含んでいる。起動禁止手段92は、設定された
起動禁止時間帯において発電装置6の継続的稼働運転は
許容するが、発電装置6の起動運転を強制的に禁止し、
従って、この起動禁止時間帯では停止信号の生成は許容
されるが、起動信号の生成は禁止される。また、稼働禁
止手段94は、設定された稼働禁止時間帯において発電
装置6の継続的稼働運転及び起動運転を強制的に禁止
し、従って、稼働禁止時間帯の開始時に停止信号が生成
され、この稼働禁止時間帯では起動信号の生成が禁止さ
れる。運転制御手段60Bは、更に、第2の実施形態に
おけるメモリ82に相当するメモリ82B及び計時手段
96を備え、入力手段74を入力操作することによって
設定される起動禁止時間帯(その開始時刻及び終了時
刻)及び稼働禁止時間帯(その開始時刻及び終了時刻)
がメモリ82Bに記憶され、計時手段96は時刻を計時
する。この第3の実施形態のその他の構成は、タイマ8
4が省略されている以外は上記第2の実施形態と実質上
同一である。
【0043】図7とともに図8を参照して、第3の実施
形態の運転制御装置による運転制御について説明する
と、例えば、時刻t1(例えば午後8時)までが電力負
荷16が大きく、その後の時刻t2(例えば午後10
時)以降に電力負荷16が再び大きくなる場合、起動禁
止時間帯及び稼働禁止時間帯を設定しないときには、図
8(a)に示すように、運転制御手段60Bは、時刻t
1まで発電装置6を稼働運転し、また時刻t2に発電装
置6を起動し、この時刻t2以降稼働し、時刻t1から
時刻t2の間、発電装置6の運転を停止する。
【0044】電力負荷16のこのような負荷状態におい
て、例えば、特定時間において発電装置6の稼働運転
(即ち、起動運転及び稼働運転)を強制的に禁止するこ
とを使用者が望む、例えば深夜の時間帯(例えば午後1
1時から翌日の午前5時までの時間帯)において騒音発
生をなくすために発電装置6の運転の停止を望むとき、
入力手段74を入力操作して稼働禁止時間帯の開始時刻
tx(例えば午後11時)及びその終了時刻(例えば翌
日の午前5時)を設定すればよく、かく設定すると、こ
の稼働禁止時間帯の情報がメモリ82Bに記憶され、運
転制御手段60Bは、電力負荷計測手段22からの計測
電力を利用するとともに、設定した稼働禁止の時間帯情
報に基づいて発電装置6を運転制御するようになる。即
ち、このとき、運転制御手段60Bの稼働禁止手段94
は、設定された稼働禁止時間帯においては発電装置6の
起動運転及び稼働運転を禁止するので、図8(b)に示
すように、時刻tx(例えば午後11時)に停止信号生
成手段66が停止信号を生成し、作動制御手段62はこ
の停止信号に基づいて発電装置6を停止し、設定した稼
働禁止時間帯における発電装置6の稼働運転が強制的に
停止される。また、この稼働禁止時間帯においては、起
動信号生成手段64による起動信号の生成が強制的に禁
止され、停止した発電装置6が起動運転されることはな
い。このように稼働禁止時間帯を設けることによって発
電装置6の起動運転及び稼働運転を禁止し、例えば深夜
における騒音の発生を確実になくすことができる。
【0045】しかし、このように稼働禁止時間帯を設定
した場合、その設定時間によっては、次の通りの問題が
生じる。即ち、図8(b)から理解される如く、発電装
置6は時刻t1において起動し、稼働禁止時間帯の開始
時刻である時刻txで稼働運転停止し、比較的短い時間
(この例では1時間)運転されることになり、発電装置
6の起動回数が増え、このような運転頻度が多くなると
耐久性が低下するおそれがある。
【0046】このような運転をなくすためには、電力負
荷16との関連で稼働禁止時間帯の開始時刻を図8
(c)で示すように早い時刻ty(例えば午後7時)に
設定すればよい。このように設定した場合、時刻ty以
降において発電装置6の起動運転及び稼働運転が禁止さ
れるので、図8(b)で示したような比較的短時間(こ
の例では時刻t2と時刻txとの間の運転)の運転がな
くなり上述した不都合が解消される。しかしこの場合、
発電装置6の稼働時間が短くなり、発電装置6を効率良
く運転できなくなるおそれがある。
【0047】そこで、稼働禁止時間帯の設定に加えて起
動禁止時間帯を設定可能にすることによって、比較的短
時間の運転を少なくしながら発電装置6の効率的な運転
が可能になる。例えば、電力負荷16のこのような負荷
状態で上述した稼働禁止時間帯を設定した場合におい
て、更に、例えば、他の特定時間において発電装置6の
起動運転を強制的に禁止することを使用者が望む、例え
ば夜の時間帯(例えば午後7時から稼働禁止時間帯の開
始時刻txまでの時間帯)において発電装置の起動、稼
働停止の短時間での繰り返しを少なくするために発電装
置6の起動禁止を望むとき、入力手段74を入力操作し
て起動禁止時間帯の開始時刻ty(例えば午後7時)及
びその終了時刻(例えば午後11時)を設定すればよ
く、かく設定すると、この起動禁止時間帯の情報がメモ
リ82Bに記憶され、運転制御手段60Bは、電力負荷
計測手段22からの計測電力を利用するとともに、設定
した稼働禁止及び起動禁止の時間帯情報に基づいて発電
装置6を運転制御する。即ち、このとき、運転制御手段
60Bの起動禁止手段94は、設定された起動禁止時間
帯においては発電装置6の起動運転を禁止するのみであ
るので、図8(d)に示すように、発電装置6が稼働運
転中においてはその稼働状態が許容され、時刻t1にな
って発電装置6の稼働が停止し、そして、一旦停止した
後は発電装置6の起動運転が禁止される。このように、
稼働禁止時間帯と起動禁止時間帯とを組み合わせて設定
することによって、図8(b)及び(c)と図8(d)
とを比較することによって容易に理解される如く、発電
装置6の起動、稼働停止の回数を抑えながら発電装置6
の運転時間を長くすることができ、コージェネレーショ
ンシステムを効率よく運転することができる。
【0048】この第3の実施形態では、稼働禁止時間帯
及び起動禁止時間帯を設定して発電装置を運転制御して
いるが、このような運転制御に、第1の実施形態及び/
又は第2の実施形態の運転制御を組み合わせるようにし
てもよい。以上、本発明に従うコージェネレーションシ
ステムの運転制御装置の各種実施形態について説明した
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
く、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修
正が可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1のコージェネレーショ
ンシステムの運転制御装置によれば、電力負荷の所定時
間間隔の平均電力値を演算し、この平均電力値を利用し
て発電装置を運転制御するので、電力負荷の変動割合が
緩やかになり、それ故に、瞬時に電力負荷が大きく変動
してもこの変動に対応して発電装置が起動、稼働停止さ
れることはなく、かくして、発電装置の起動、稼働停止
の頻度が少なくなり、システムの耐久性の低下を抑える
ことができる。
【0050】また、本発明の請求項2のコージェネレー
ションシステムの運転制御装置によれば、発電装置を起
動する第1電力値を、発電装置を稼働停止する第2電力
値よりも大きな電力値に設定しているので、発電装置の
起動、稼働停止に所謂ヒステリシス特性を持たせること
ができ、これによって発電装置の頻繁な起動、稼働停止
を回避することができる。
【0051】また、本発明の請求項3のコージェネレー
ションシステムの運転制御装置によれば、運転制御手段
は電力負荷の電力値を利用して発電装置を運転制御し、
電力負荷の電力値が第1電力値以上になると発電装置を
起動し、また電力負荷の平均電力値が第2電力値未満に
なると発電装置の稼働を停止するので、発電装置の起
動、稼働停止に所謂ヒステリシス特性を持たせることが
でき、これによって発電装置の頻繁な起動、稼働停止を
回避することができる。
【0052】また、本発明の請求項4のコージェネレー
ションシステムの運転制御装置によれば、発電装置が起
動した後は、運転制御手段は発電装置を所定稼働継続時
間の間継続して稼働するので、この稼働継続時間の間に
電力負荷が低下しても稼働状態が維持され、このように
稼働状態を維持することによって発電装置の起動、稼働
停止の頻度を少なくすることができる。
【0053】また、本発明の請求項5のコージェネレー
ションシステムの運転制御装置によれば、発電装置が停
止した後は、運転制御手段は発電装置を所定停止継続時
間の間継続して稼働停止するので、この停止継続時間の
間に電力負荷が上昇しても停止状態が維持され、このよ
うに停止状態を維持することによって発電装置の起動、
稼働停止の頻度を少なくすることができる。
【0054】更に、本発明の請求項6のコージェネレー
ションシステムの運転制御装置によれば、運転制御手段
は電力負荷の電力値を利用するとともに、設定する時間
帯情報として起動禁止時間帯及び稼働禁止時間帯が設定
可能であるので、発電装置の効率的運転が可能となり、
また発電装置の起動、稼働停止の頻度を抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の運転制御装置を備えたコージ
ェネレーションシステムの一例の全体を示す簡略図であ
る。
【図2】図1のコージェネレーションシステムの制御系
を簡略的に示すブロック図である。
【図3】図2の制御系による制御を説明するための図で
ある。
【図4】図2の制御系の制御の流れを示すフローチャー
トである。
【図5】第2の実施形態の運転制御装置を装備したコー
ジェネレーションシステムの制御系を簡略的に示すブロ
ック図である。
【図6】図5のコージェネレーションシステムの制御系
の制御の流れを示すフローチャートである。
【図7】第3の実施形態の運転制御装置を装備したコー
ジェネレーションシステムの制御系を簡略的に示すブロ
ック図である。
【図8】図7のコージェネレーションシステムの制御系
による制御を説明するための図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 発電機 6 発電装置 8 貯湯装置 10 系統連系インバータ 12 商用系統 14 配電線 16 電力負荷 22 電力負荷計測手段 60,60A,60B 運転制御手段 62 作動制御手段 64 起動信号生成手段 66 停止信号生成手段 68 平均値演算手段 84 タイマ 92 起動禁止手段 94 稼働禁止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 伸 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA06 HB07 JA07 JB06 KA01 KA06 KA12 KB01 5H004 GA38 GB06 HA14 HB14 JA03 KA03 KA12 KA17 KA47 LA16 LB07 5H590 AA01 AA02 AB11 CA09 CA26 CC01 CD03 CE02 EA01 EA05 EB14 EB21 FA01 HA06 JA02 JA09 JB01 JB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コージェネレーション用発電装置と、前
    記発電装置からの発電電力を配電線に系統連系するため
    のインバータと、前記発電装置から発生する熱を回収し
    て温水として貯えるための貯湯装置と、前記発電装置を
    運転制御するための運転制御手段と、を具備するコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置であって、 前記運転制御手段は、電力が供給される電力負荷の所定
    時間間隔の平均電力値を演算し、前記平均電力値を利用
    して前記発電装置を運転制御することを特徴とするコー
    ジェネレーションシステムの運転制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運転制御手段は、前記平均電力値が
    前記第1電力値以上になると前記発電装置を起動し、前
    記平均電力値が前記第1電力値より小さい第2電力値未
    満になると前記発電装置を停止することを特徴とする請
    求項1記載のコージェネレーションシステムの運転制御
    装置。
  3. 【請求項3】 コージェネレーション用発電装置と、前
    記発電装置からの発電電力を配電線に系統連系するため
    のインバータと、前記発電装置から発生する熱を回収し
    て温水として貯えるための貯湯装置と、前記発電装置を
    運転制御するための運転制御手段と、を具備するコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置であって、 前記運転制御手段は、電力が供給される電力負荷の電力
    値を利用して前記発電装置を運転制御し、前記電力値が
    前記第1電力値以上になると前記発電装置を起動し、前
    記電力値が前記第1電力値より小さい第2電力値未満に
    なると前記発電装置を停止することを特徴とするコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置。
  4. 【請求項4】 コージェネレーション用発電装置と、前
    記発電装置からの発電電力を配電線に系統連系するため
    のインバータと、前記発電装置から発生する熱を回収し
    て温水として貯えるための貯湯装置と、前記発電装置を
    運転制御するための運転制御手段と、を具備するコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置であって、 前記運転制御手段は、電力が供給される電力負荷の電力
    値を利用して前記発電装置を運転制御し、前記発電装置
    が起動した後は予め設定された稼働継続時間の間継続し
    て前記発電装置を稼働運転することを特徴とするコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置。
  5. 【請求項5】 コージェネレーション用発電装置と、前
    記発電装置からの発電電力を配電線に系統連系するため
    のインバータと、前記発電装置から発生する熱を回収し
    て温水として貯えるための貯湯装置と、前記発電装置を
    運転制御するための運転制御手段と、を具備するコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置であって、 前記運転制御手段は、電力が供給される電力負荷の電力
    値を利用して前記発電装置を運転制御し、前記発電装置
    を停止した後は予め設定された停止継続時間の間継続し
    て前記発電装置を停止することを特徴とするコージェネ
    レーションシステムの運転制御装置。
  6. 【請求項6】 コージェネレーション用発電装置と、前
    記発電装置からの発電電力を配電線に系統連系するため
    のインバータと、前記発電装置から発生する熱を回収し
    て温水として貯えるための貯湯装置と、前記発電装置を
    運転制御するための運転制御手段と、を具備するコージ
    ェネレーションシステムの運転制御装置であって、 前記運転制御手段は、電力が供給される電力負荷の電力
    値を利用して前記発電装置を運転制御するとともに、設
    定した時間帯情報に基づいて前記発電装置を運転制御
    し、前記時間帯情報として起動禁止時間帯を設定したと
    きには前記発電装置の継続的稼働運転は許容するが、前
    記発電装置の起動運転を禁止し、また前記時間帯情報と
    して稼働禁止時間帯を設定したときには前記発電装置の
    継続的稼働運転及び起動運転を禁止することを特徴とす
    るコージェネレーションシステムの運転制御装置。
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