JP2002334529A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2002334529A
JP2002334529A JP2001142932A JP2001142932A JP2002334529A JP 2002334529 A JP2002334529 A JP 2002334529A JP 2001142932 A JP2001142932 A JP 2001142932A JP 2001142932 A JP2001142932 A JP 2001142932A JP 2002334529 A JP2002334529 A JP 2002334529A
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JP
Japan
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actuator arm
transducer
chassis
information recording
rotation axis
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Application number
JP2001142932A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sakamoto
憲一 阪本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で小型軽量の高信頼性ロータリーアクチ
ュエータにより、小型・薄型の情報記録再生装置を実現
する。 【解決手段】 フレクシャ2を弾性支持するアクチュエ
ータアーム3の基端部は、装置のシャーシ20に垂直状
態で設けられたピボット軸受部4に、回動可能に支承さ
れ、ピボット軸受部4は、予圧を付加された上下一対の
玉軸受30Aおよび30Bを有し、上下一対の玉軸受の
外輪部32Aおよび32Bを同軸的に、シャーシ20も
しくは下側ヨーク部7Bに固定し、内輪部31Aおよび
31Bを同軸的に、アクチュエータアーム支軸部4Aに
固定し、アクチュエータアーム支軸部4Aは玉軸受の外
周部を覆うように構成し、アクチュエータアーム支軸部
4Aの上端面の回動軸心近傍に、フレクシャ2のトラン
スデューサ配線部2Aとフレキシブル基板9とを結合す
る配線接続部9Aを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスデューサ
の位置決め手段にロータリーアクチュエータ駆動を用い
る情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録再生装置(情報記録再生
ディスク装置)では、磁気ディスクに対する情報の記録
および再生が高速化されるとともに高密度化されてお
り、たとえば、磁気ディスクの面記録密度は、1年間に
100%程度増加している。このような情報記録再生装
置では、情報の記録再生の高速化および高密度化に伴っ
てより高性能が要求される一方で、装置の小型化および
薄型化が要求されている。
【0003】従来から情報記録再生装置においては、ト
ランスデューサによる情報の記録および再生をする際
に、トランスデューサを位置決めする機構として、ボイ
スコイルモータ式のロータリーアクチュエータが広く用
いられている。
【0004】ここで情報記録再生装置に使用される従来
のロータリーアクチュエータの構成を図8および図9に
示す。図8はロータリーアクチュエータおよび周辺を示
す概略平面図であり、図9はロータリーアクチュエータ
および周辺部分を示す一部破断概略側面図である。
【0005】図8および図9に示す情報記録再生装置
は、磁気ディスク(以下ディスクという)100のデー
タ面に沿って走査するトランスデューサ11と、このト
ランスデューサ11を支持して弾性を有するフレクシャ
12と、このフレクシャ12を支持して弾性を有するア
クチュエータアーム13と、このアクチュエータアーム
13を駆動するボイスコイルモータVと、前記トランス
デューサ11およびボイスコイルモータVに対する電気
信号を装置制御回路部(図示せず)に伝達するフレキシ
ブル基板19とを備えている。なお、このフレキシブル
基板19は、たとえばポリイミドなどを母材とする薄板
状(厚さ30μm程度)の柔軟な可撓性材料で形成され
ている。
【0006】前記フレクシャ12は、トランスデューサ
11の姿勢変化を許容するようにトランスデューサ11
を弾性的に支持するジンバル構造になっている。アクチ
ュエータアーム13上には、トランスデューサ11と装
置制御回路部間の電気信号を伝達するためのフレクシャ
配線部12Aが設けられており、このフレクシャ配線部
12Aの一端側はトランスデューサ11に、他端側はフ
レキシブル基板19の一端側に、つまりフレキシブル基
板接続部19Aにおいて、電気的・機械的に結合されて
いる。
【0007】フレクシャ12を弾性支持するアクチュエ
ータアーム13の基端部は、装置のシャーシ200に対
して垂直で設けられたピボット軸受部14に、回動可能
に支承されている。そしてこのピボット軸受部14は、
予圧を付加された上下一対の玉軸受40A,40Bを有
しており、予圧付加の主目的は、軸受の遊びを解消し、
剛性を向上させ回転振動を抑制することであり、これに
よりボイスコイルモータVで高精度にアクチュエータア
ーム13の位置決めが行われる。
【0008】ここで予圧付加組立の方法を説明する。ピ
ボット軸受支軸部14Bをシャーシ200に固定した状
態で、ピボット軸受支軸部14Bの鍔部に下部玉軸受4
0Bの下部内輪部41Bを当接させ、下部玉軸受40B
の下部外輪部42Bにスペーサ43を介して、上部玉軸
受40Aの上部外輪部42Aを当接させた状態で、上部
玉軸受40Aの上部内輪部41Aの上端面に均一に、図
9の矢印Cで示す方向に適切な荷重(1N程度)を付加
する。
【0009】そして荷重を付加した状態で、接着工法な
どにより上部内輪部41A、下部内輪部41Bはピボッ
ト軸受支軸部14Bに、上部外輪部42A、下部外輪部
42Bはピボット軸受ハブ部14Bに固定される。そし
て付加された荷重は、上部内輪部41A、複数個の上部
玉軸受硬球44A、上部外輪部42A、スペーサ43、
下部外輪部42B、複数個の下部玉軸受硬球44B、下
部内輪部41Bを介して、ピボット軸受支軸部14Bの
鍔部に働く。
【0010】このとき各玉軸受40A,40Bの硬球
(玉)に働く面圧が大きすぎると回転負荷が増し、軸受
寿命も短くなってしまう。また逆に面圧が不足すると振
動が増し、剛性が低くなり、フレッチングなどの発生要
因となる。このように、ピボット軸受部14の軸受摩擦
負荷変動は、非線形な特性としてボイスコイルモータV
の負荷となり、アクチュエータアーム13の位置決め動
作に悪影響を及ぼす。また、アクチュエータアーム13
の先端部は、ディスク100のデータ面に沿って回動す
るように構成されている。ディスク100は、シャーシ
200に固定されたスピンドルモータ300によって、
図8に矢印Aで示す方向に、所定の回転速度によって回
転駆動される。
【0011】図9に示すように、アクチュエータアーム
13を駆動するためのボイスコイルモータVは、シャー
シ200に取り付けられた下側ヨーク部17Bと、この
下側ヨーク部17B上に固定された永久磁石16と、こ
の永久磁石16の上方に配置された上側ヨーク部17A
を有しており、これらによって磁気回路が構成されてい
る。この上側ヨーク部17Aは、下側ヨーク部17B間
に取り付けられた複数個のスペーサピン(図示せず)に
よって、永久磁石16に対して所定の間隙をあけた状態
で固定されている。そして、永久磁石16と上側ヨーク
部17Aとの空間内にはコイル部15が配置されてい
る。
【0012】このコイル部15は、銅線やアルミ線から
なる扁平コイルと、接着剤などによって扁平コイルを保
持するコイルホルダとで構成され、アクチュエータアー
ム13とともに、ピボット軸受ハブ部14Aに、固定部
材18で締結固定されている。
【0013】このようなボイスコイルモータVにおい
て、フレキシブル基板19を介してコイル部15に通電
すると、フレミングの左手の法則により、磁気回路内の
コイル部15に磁界が発生する。そして、コイル部15
に発生した磁界と永久磁石16による磁界との働きによ
り、コイル部15が永久磁石16に沿って回動し、コイ
ル部15と一体となったアクチュエータアーム13が、
図8に矢印Bで示す双方向に回動する。
【0014】これにより、アクチュエータアーム13の
先端部に、フレクシャ12を介して弾性的に支持された
トランスデューサ11が、ディスク100のデータ面に
沿って回動されることになる。したがって、装置制御回
路部(図示せず)によって、コイル部15に対する電流
信号を制御することにより、トランスデューサ11をデ
ィスク100のデータ面上における所望の位置に走査し
て位置決めすることができ、その位置においてトランス
デューサ11によって、情報の記録あるいは再生が行わ
れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の情報記録再生装置では、下記ような問題点を
有していた。
【0016】ピボット軸受部14は、シャーシ200に
対して垂直状態でねじ締結工法などにより取付けられて
いるが、装置の小型化・薄型化設計を進めると、ピボッ
ト軸受部14をシャーシ200に締結するためのスペー
スが不足する。具体的には有効嵌合ねじ部の確保(少な
くとも1mm程度必要)が困難になり、安定したピボッ
ト軸受部14の固定ができなくおそれがある。つまり、
アクチュエータアーム13回動軸の傾きのばらつきによ
る位置決め精度の悪化や、高速回動動作の繰り返しによ
る経時変化、締結ゆるみなどの不具合が発生するおそれ
がある。
【0017】さらに、内輪部の嵌合軸径が小さくなると
(たとえばφ1mm程度)、ピボット軸受部14の取り
付け剛性が低下し、外乱衝撃や外乱振動に抗して高速高
精度の位置決めができなくなるおそれもあり、ロータリ
ーアクチュエータの基本性能に関わってくる。
【0018】また、装置の薄型化設計をする際に、併設
された上下一対の玉軸受40A,40Bの下部スペース
がピボット軸受支軸部14Bの固定だけに使われている
従来の配置構成は、非効率的である。
【0019】また、外輪部42A,42Bとピボット軸
受ハブ部14Bを含むアクチュエータアーム13の回動
運動は、装置の小型化・薄型化が進むと、情報記録再生
装置における情報の記録あるいは再生の高速化、高密度
化の実現を妨げることとなる。
【0020】フレキシブル基板19のループ部19R
は、図8に示すように数カ所で屈曲したループを描きな
がら、アクチュエータアーム13の回動に連動して機械
的に変位する。このときフレキシブル基板19の撓み反
力が、ピボット軸受部14の軸受摩擦負荷と同様に、非
線形な特性としてボイスコイルモータVの負荷となり、
アクチュエータアーム13の位置決め動作に悪影響が生
じる。したがってそれを解消するように制御特性の改善
を行う必要がある。
【0021】しかしながら装置の小型化・薄型化設計を
進めると、ループ部19Rの屈曲半径が小さくなり、バ
ッテリー駆動条件などによる駆動部の消費電力の制限か
ら、制御特性の改善設計だけでは解消困難な事態になる
可能性がある。また、フレキシブル基板接続部19Aが
時計方向に回動した際に、ボイスコイルモータVに対し
て平面内で干渉しており、これは薄型化設計の面から非
常に不利な構成である。
【0022】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、アクチュエータアームのピボット軸受部の薄型
化を実現するとともに、ピボット軸受支持剛性を高め、
アクチュエータの軽量化を実現し、フレキシブル基板の
撓み反力を低減し、アクチュエータ回動駆動制御特性を
向上でき、信頼性が高く、高速および高密度での情報の
記録および再生が可能な小型・薄型の情報記録再生装置
の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の情報記録再生装置は、シャーシに取付けら
れて回転軸回りに回転可能な回転台と、この回転台に載
置された状態で回転するディスクのデータ面に磁気的ま
たは光学的に情報を記録し、あるいはデータ面に既に記
録された情報を再生するためのトランスデューサと、こ
のトランスデューサを取付けるアクチュエータアーム
と、このアクチュエータアームの基端部を前記回転軸に
平行に配置した回動軸回りに回動させるための回動用モ
ータとを備え、前記回動軸を軸心回りに回動自在に支持
するための軸受の外輪を、前記シャーシに形成した取付
け孔に挿入してシャーシに固定している。
【0024】また、回動軸の底面とシャーシの底面とを
一致させ、あるいは回動軸の底面と軸受の底面とを一致
させている。
【0025】上記のように、回動軸を軸心回りに回動自
在に支持するための軸受の外輪を、前記シャーシに形成
した取付け孔に挿入してシャーシに固定し、回動軸の底
面とシャーシの底面とを一致させ、あるいは回動軸の底
面と軸受の底面とを一致させた構成によれば、アクチュ
エータアームの支持部の剛性が向上するとともに、装置
の薄型化および軽量化が図られる。
【0026】また、シャーシに取付けられた回転軸回り
に回転可能な回転台と、この回転台に載置された状態で
回転するディスクのデータ面に磁気的または光学的に情
報を記録し、あるいはデータ面に既に記録された情報を
再生するためのトランスデューサと、このトランスデュ
ーサを取付けるアクチュエータアームと、このアクチュ
エータアームの基端部を前記回転軸に平行に配置した回
動軸回りに回動させるためのボイスコイルモータと、前
記アクチュエータアームの基端部を回動軸回りに回動可
能に支持するピボット軸受部とを備え、このピボット軸
受部は、相互に予圧を付加した状態で回動軸方向に併設
した一対の上部玉軸受および下部玉軸受と、上部玉軸受
の内輪および下部玉軸受の内輪と同心に配置して両玉軸
受の外輪に外嵌する環状部を有したアクチュエータアー
ム支持部とを備え、両玉軸受の外輪をシャーシの底部に
固定し、このシャーシの底面と下部玉軸受の底面とを一
致させている。
【0027】この構成によれば、従来の構成にあるよう
な下部玉軸受下側の固定スペースが不要であり、上下一
対の玉軸受の外輪部により固定表面積を大きくできるの
で、アクチュエータアーム支持部の支持剛性が向上し、
アクチュエータアーム支軸部は玉軸受の外周部を覆うよ
うに構成しているので、上下一対の玉軸受の防塵シール
ド機能も備え、したがって高価なシールド付きの玉軸受
を特に用いる必要がなく、シールド付き玉軸受を用いた
場合に比べて幅(回動軸方向の厚さ)が小さいので、装
置の薄型化が図られる。
【0028】また、ボイスコイルモータのヨーク部を、
シャーシの開口部に嵌合してシャーシに固定するととも
に両玉軸受の外輪をヨーク部に同軸に配置し、前記ヨー
ク部の底面と下部玉軸受の底面とを一致させている。
【0029】この構成によれば、ボイスコイルモータの
永久磁石を含む下側ヨーク部の一体化が可能になり、組
立精度が向上して部品のコストダウンが可能になる。
【0030】また、トランスデューサを支持するととも
にこのトランスデューサに対して電気信号を伝達するた
めの配線を有したフレクシャと、トランスデューサおよ
びボイスコイルモータに対する電気信号をアクチュエー
タアームから装置制御回路部に伝達するフレキシブル基
板とが設けられ、アクチュエータアーム支持部上面の回
動軸近傍に、前記フレクシャのトランスデューサ配線部
と前記フレキシブル基板とを電気的かつ機械的に接続す
る配線接続部を配置している。
【0031】上記のように、アクチュエータアーム支軸
部上面の回動軸心近傍に、フレクシャのトランスデュー
サ配線部とフレキシブル基板とを電気的かつ機械的に結
合する配線接続部を設ける構成によれば、アクチュエー
タアームの回動に連動する配線接続部の回動ストローク
を小さくでき、配線接続部はボイスコイルモータに干渉
することがないとともに、フレキシブル基板の撓み反力
を最小に設計できる自由度を拡大している。
【0032】また、トランスデューサを支持するととも
にこのトランスデューサに対して電気信号を伝達するた
めの配線を有したフレクシャと、トランスデューサおよ
びボイスコイルモータに対する電気信号をアクチュエー
タアームから装置制御回路部に伝達するフレキシブル基
板とが設けられ、前記トランスデューサ配線部とフレキ
シブル基板とを電気的かつ機械的に接続し、アクチュエ
ータアーム支持部の中央に挿通孔を形成し、この挿通孔
に前記フレキシブル基板を挿通している。
【0033】上記構成によれば、フレキシブル基板は、
従来の構成にあるようなループ部を有する必要は無く、
アクチュエータアーム支軸部の挿通孔内に収納できるよ
うになり、回動軸中心部での微小な回動半径の変位であ
るので、その反力は極めて軽微となり、フレキシブル基
板の形状の工夫などをくわえることにより、撓み反力の
極めて小さな配線引き回し構成を省スペース空間で実現
することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7に基づいて本
発明の実施の形態を説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1に係る情
報記録再生装置(情報記録再生ディスク装置ともいう)
の概略平面図であり、図2は同じく一部破断側面図であ
る。
【0035】図示のように、本発明の実施の形態1に係
る情報記録再生装置は、ディスク100のデータ面に沿
って走査するトランスデューサ1と、このトランスデュ
ーサ1を支持した弾性を有するフレクシャ2と、このフ
レクシャ2を支持した弾性を有するアクチュエータアー
ム3と、このアクチュエータアーム3を駆動するための
ボイスコイルモータSと、前記トランスデューサ1およ
びボイスコイルモータSに対する電気信号を装置制御回
路部(図示せず)に伝達するフレキシブル基板9とを備
えている。このフレキシブル基板9は、例えばポリイミ
ドなどを母材とする薄板状(厚さ30μm程度)の柔軟
な可撓性材料で形成されている。
【0036】なお前記ディスク100は、装置のシャー
シ20に固定されたスピンドルモータ(回動用モータ)
300に載置されて、そのロータ部(図示せず)の駆動
により、図1に矢印Aで示す方向に所定の回転速度で回
転駆動する。また、前記スピンドルモータ300の回転
台300bは、ディスク装着軸300a回りに回転す
る。
【0037】前記トランスデューサ1は、磁気的に情報
の記録および再生を行うための磁気ヘッドを搭載した浮
上型スライダであり、破線で示すディスク100の回転
によって、発生する空気流を利用して、磁気ヘッドをデ
ィスク100のデータ面に、微接触状態あるいは場合に
よっては非接触状態で情報を記録および再生するように
なっている。
【0038】前記フレクシャ2は、トランスデューサ1
の姿勢変化を許容するように、その一部がトランスデュ
ーサ1を弾性的に支持するジンバル構成になっており、
たとえば厚さ数10μmのステンレス薄板によって構成
されている。
【0039】前記アクチュエータアーム3は、ディスク
100のデータ面に対してトランスデューサ1を安定的
に浮上させるために、ディスク100のデータ面に向か
って適切な押圧力(たとえば、0.01N〜0.05
N)を付加する板ばね構造になっており、フレクシャ2
よりも若干厚く、例えば厚さ数10μmないし数100
μmのステンレス薄板によって形成されている。
【0040】前記フレクシャ2上には、トランスデュー
サ1と、装置制御回路部(図示せず)間にて電気信号を
伝達するためのトランスデューサ配線部2Aが配置され
ており、このトランスデューサ配線部2Aは、厚さ数1
0μmのポリイミドおよび銅の積層構造などによって構
成されている。そしてトランスデューサ配線部2Aは、
アクチュエータアーム3の基端部のアクチュエータアー
ム支軸部4A上面で前記フレキシブル基板9と電気的・
機械的に結合されている配線接続部9Aまで延在してい
る。なお、この配線接続部9Aとの結合に際しては、ト
ランスデューサ1が極めて静電破壊不良を起こしやすい
部品であるために、十分な静電対策を講じる必要があ
る。また、結合に際して組立作業の歩留まりを向上させ
るには、非接触方式のレーザーを用いた半田付け工法な
どを用いることが望ましい。そして前記アクチュエータ
アーム支軸部4Aは、装置のシャーシ20(基台)に垂
直状態で設けられたピボット軸受部4に、回動可能に支
承されている。
【0041】前記シャーシ20には、平面視円形の取付
け孔20Aが形成され、この取付け孔20Aの外周部は
シャーシ20の底面に対して立ち上げられてシャーシ2
0に円筒状の立上げ部20Bが形成されている。
【0042】前記ピボット軸受部4は、前記スピンドル
モータ300のディスク装着軸300aと平行に配置し
た回動軸Rと、この回動軸Rをその軸心回りに回動自在
に支持して前記立上げ部20Bに内嵌されかつ予圧を付
加された上下一対の玉軸受30A,30Bとから構成さ
れている。
【0043】そして前記回動軸Rは、上部に形成した拡
径部Raと、この拡径部Raの下面から垂下した覆い部
3Aを有し、この覆い部3Aは、アクチュエータアーム
支軸部4Aの支持孔4aに嵌着するとともに前記立上げ
部20Bに外嵌して立上げ部20Bを介して玉軸受30
A,30Bに外嵌している。すなわち、玉軸受30A,
30Bは前記取付け孔20Aに挿入されている。
【0044】なお、玉軸受30A,30Bに対する予圧
付加の主目的は、遊びを解消し剛性を向上させて回転振
動を抑制することであり、これにより、前記ボイスコイ
ルモータSの駆動力で高精度にアクチュエータアーム3
の位置決めを行うことができる。
【0045】ここで玉軸受30A,30Bに対する予圧
付加組立の方法を説明する。すなわち下部玉軸受30B
の下部外輪部32Bを固定した状態で、アクチュエータ
アーム支軸部4Aに上部玉軸受30Aの上部内輪部31
Aを当接させ、上部玉軸受30Aの上部外輪部32Aに
スペーサ33を介して下部玉軸受30Bの下部外輪部3
2Bを当接させた状態で、アクチュエータアーム支軸部
4Aの上端面に均一に、図2に矢印Cで示す方向に所定
の適切な荷重(1N程度)を付加する。
【0046】そして荷重を付加した状態で、接着工法な
どにより、上部内輪部31A、下部内輪部31Bは回動
軸Rに嵌着するように、上部外輪部32A、下部外輪部
32Bは立上げ部20Bに(シャーシ20)に嵌着する
ように固定する。この場合、下部玉軸受30Bの底面は
シャーシ20の底面に一致させるように設置する。なお
前記接着工法に用いる接着剤は、発ガス・発塵などのお
それのない、嫌気性、UV、加熱硬化型の接着剤が好ま
しい。
【0047】そして前記のようにして付加された荷重
は、アクチュエータアーム支軸部4A、上部内輪部31
A、複数個の上部玉軸受硬球34A、上部外輪部32
A、スペーサ33、下部外輪部32B、複数個の下部玉
軸受硬球34B、下部内輪部31Bを介して、下部外輪
部32Bに働く。このとき各硬球34A,34Bに働く
面圧が大きすぎると、回転負荷が増し軸受寿命も短くな
る。また逆に面圧が不足すると、振動が増して軸受全体
の剛性が低くなり、フレッチングなどの発生要因とな
る。このように、軸受摩擦負荷変動は、非線形な特性と
してボイスコイルモータSの負荷となり、アクチュエー
タアーム3の位置決め動作に悪影響をおよぼすことにな
る。
【0048】図2に示すように、前記アクチュエータア
ーム3を駆動するためのボイスコイルモータSは、シャ
ーシ20に形成した取付け用開口20Cに対して嵌め込
まれてねじ締結固定、圧入固定、接着固定などの工法に
より取り付けられた下側ヨーク部7Bと、この下側ヨー
ク部7B上に固定された永久磁石6と、この永久磁石6
の上方に配置された上側ヨーク部7Aとを有しており、
これら部品によって磁気回路が構成され、前記下側ヨー
ク部7Bの底面はシャーシ20の底面に一致している。
【0049】前記永久磁石6は、その上方に配置される
コイル部5の回動方向に沿った円弧状に形成されてお
り、下側ヨーク部7Bに接着剤で固定されている。なお
永久磁石6としては、磁気回路の磁気効率を高めるため
に強抗磁力の希土類金属磁石を用いることが望ましい。
【0050】前記上側ヨーク部7Aは、下側ヨーク部7
Bとの間に取り付けられた複数個のスペーサピン(図示
せず)によって、永久磁石6に対して所定の間隙をあけ
た状態で固定され、永久磁石6と上側ヨーク部7Aとの
空間内に前記コイル部5が配置され、このコイル部5
は、銅線やアルミ線などの導電線材にポリウレタンなど
の絶縁材をコーティングした巻線材を、断面が長方形状
に扁平に巻回した扁平コイルと、接着剤などによって扁
平コイルを保持するコイルホルダとで構成され、前記ア
クチュエータアーム3とともに、前記回動軸Rの拡径部
Raに嵌合した固定部材8で固定されている。なお前記
固定部材8とアクチュエータアーム支軸部4Aとの固定
は、ねじ締結固定、圧入固定、かしめ固定、接着固定な
どいずれの方法でもよい。
【0051】前記コイル部5と上側ヨーク部7A間の対
向隙間(エアギャップ)およびコイル部5と永久磁石6
間の対向隙間(エアギャップ)は、装置サイズ(ディス
ク径サイズ)によっても異なるが、通常それぞれ0.2
mm〜1.0mm程度に設定される。
【0052】前記ボイスコイルモータSにおいて、フレ
キシブル基板9を介してコイル部5に通電すると、フレ
ミングの左手の法則により、磁気回路内のコイル部5に
磁界が発生する。そして、コイル部5に発生した磁界と
永久磁石6による磁界との働きによりコイル部5が永久
磁石6に沿って回動し、コイル部5を一体としたアクチ
ュエータアーム3が、図1に矢印Bで示す双方向に回動
する。これにより、アクチュエータアーム3の先端部
に、フレクシャ2を介して弾性的に支持されたトランス
デューサ1が、ディスク100のデータ面に沿って回動
する。
【0053】したがって、装置制御回路部(図示せず)
によって、コイル部5に対する電流信号を制御すること
により、トランスデューサ1をディスク100のデータ
面上における所望の位置に走査して位置決めすることが
でき、その位置において、トランスデューサ1によっ
て、ディスク100に対する情報の記録および再生が行
われる。
【0054】このように実施の形態1では、上下一対の
玉軸受30A,30Bの外輪部32A,32Bを立上げ
部20B(シャーシ20)に固定し、内輪部31A,3
1Bを回動軸Rに固定している。したがって、従来の構
成にあるような下部玉軸受下側のピボット軸受支軸部の
固定スペースが不要となり、上下一対の玉軸受30A,
30Bは、シャーシ20への固定表面積が大きくなり、
したがってアクチュエータアーム3の支持部の剛性を向
上させることができる。
【0055】また、回動軸Rが上下一対の玉軸受30
A,30Bの内輪部31A,31Bに固定されているの
で、ピボット軸受部4の近傍におけるアクチュエータ回
動部分の等価質量を軽減することができ、さらにピボッ
ト軸受部4の覆い部3Aは、玉軸受30A,30Bの外
周部を覆うように構成することで、玉軸受30A,30
Bの防塵シールド機能を果たすことになり、これによ
り、特別に高価なシールド付きの玉軸受を用いる必要が
なくなる。またシールド無しの玉軸受は、シールド付き
玉軸受に比べて幅(回動軸方向の厚さ)が小さいので、
ピボット軸受部4の薄型化にも好適である。さらに実施
の形態1の構成によれば、アクチュエータアーム支軸部
4Aの上面の回動軸心近傍に、フレクシャ2のトランス
デューサ配線部2Aとフレキシブル基板9とを電気的・
機械的に結合する配線接続部9Aを配置する構成をとっ
ているので、アクチュエータアーム3の回動に連動する
配線接続部9Aの回動量を最小にできるともに、従来例
のような配線接続部9AのボイスコイルモータSへの干
渉も防止することができる。
【0056】また、アクチュエータアーム支軸部4Aの
上面の回動軸心近傍に配線接続部9Aを配置するので、
フレキシブル基板9のループ部9Rの屈曲半径が従来例
に比べて大きく設定でき、ループ部9Rの撓み反力を大
幅に低減でき、トランスデューサ1の位置決めを容易に
かつ正確に行うことができる。
【0057】ところで情報記録再生装置の厚さは、ピボ
ット軸受部4の最大高さ寸法が支配的な設計条件となっ
ている。そしてひとつの玉軸受の幅(回動軸方向の厚
さ)は、約1mmが現在の製作上の限界であるが、この
実施の形態1の構成によれば、両玉軸受30A,30B
を外輪固定として回動軸Rの底面をシャーシ20の底面
と一致させているので、設計マージンを加えた上で、ピ
ボット軸受部4の最大高さ寸法を2.5mm以下の極め
て薄型のアクチュエータを実現できる。
【0058】そしてこの本実施の形態におけるアクチュ
エータを搭載する情報記録再生装置は、携帯電話、パー
ソナルデジタルアシスタント(PDA)、ビデオムービ
ー、デジタルカメラなど、高容量情報の記録および再生
を必要とするモバイル機器に組み込むことができ、モバ
イル機器のさらなる小型化が可能になる。
【0059】なおこの実施の形態1では、便宜上1個の
トランスデューサ1が搭載されたロータリーアクチュエ
ータについての例を示したが、ディスク100の上下に
各1個のトランスデューサを相互に対向して搭載したロ
ータリーアクチュエータにも適用でき、また1枚のディ
スク100が搭載される場合に限らず、2枚以上のディ
スクが搭載される装置に適用することもできることは勿
論である。
【0060】さらに実施の形態1では情報記録再生装置
の例として磁気ディスク装置で説明したが、トランスデ
ューサ1として光学ヘッドを用いる光ディスク装置にも
適用することができ、この場合も上記と同様の作用効果
を奏し得る。
【0061】<実施形態2>図3は、本発明の実施の形
態2を示す情報記録再生装置の一部破断要部側面図であ
る。本発明の実施の形態2において実施の形態1と同様
の機能を有する構成部品については同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0062】本発明の実施の形態2では、シャーシ20
に形成した取付け用開口20Cに対してボイスコイルモ
ータSの下側ヨーク部7Bが嵌め込まれてねじ締結固
定、圧入固定、接着固定などの工法により取り付けら
れ、この下側ヨーク部7Bに立上げ部20Bが形成さ
れ、回動軸Rと立上げ部20Bとの間に上下一対の玉軸
受30A,30Bが嵌着されている。なおシャーシ20
は、アルミダイカスト加工、切削加工などで高精度に製
作される。また下側ヨーク部7Bは、永久磁石6のバッ
クヨークであるので、SPCCなどの軟磁性材料を用い
て形成する。これは絞り加工や高精度な孔明け加工に好
適で安価な材料である。他の構成は上記実施の形態1と
同様であるので省略する。
【0063】この実施の形態2によれば、ピボット軸受
部4とボイスコイルモータSの永久磁石6を含む下側ヨ
ーク部7Bを一体化しているので、装置の組立精度が向
上し、アクチュエータの部品信頼性が高められる。そし
て、ピボット軸受部4と下側ヨーク部7Bとを一体化す
ることで、シャーシ20の形状の簡略化が図れ、コスト
ダウンも可能となる。
【0064】<実施形態3>図4は、本発明の実施の形
態3を示す情報記録再生装置の概略平面図、図5は同じ
く一部破断概略側面図である。なお、実施の形態3にお
いて実施の形態1と同様の機能を有する構成部品につい
ては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0065】本発明の実施の形態3では、回動軸Rの中
心に軸心に沿って挿通孔部4Hが形成されている。そし
て、フレクシャ2のトランスデューサ配線部2Aとフレ
キシブル基板9とが電気的・機械的に配線接続部9Aに
て結合され、フレキシブル基板9が、前記挿通孔部4H
を挿通して装置制御回路部(図示せず)に結合される構
成をとっている。他の構成は上記実施の形態1と同様で
あるので省略する。
【0066】そして本発明の実施の形態3によれば、フ
レキシブル基板9が挿通孔部4Hを挿通して装置制御回
路部に結合されているので、フレキシブル基板9は、従
来の構成にあるようなループ部9R(図1参照)が不要
になり、これによりアクチュエータアーム3の回動によ
るフレキシブル基板9の挿通孔部4H内またはその周辺
部での弾性変形は、回動軸中心部での微小な回動半径の
変位となるので、その反力は極めて軽微となり、したが
ってトランスデューサ1の位置決めを容易かつ正確に行
うことができる。そして、フレキシブル基板9の形状に
よっては、撓み反力の極めて小さな配線引き回し構成を
省スペース空間で実現することができる。
【0067】さらに本発明の実施の形態3では、実施形
態1で示したようなフレキシブル基板9のループ部9R
が占有するシャーシ20内のスペースを装置制御回路部
などの他用途に有効活用できるので、装置の小型化・薄
型化に最適な構成となる。
【0068】また本発明の実施の形態3では、フレキシ
ブル基板9は挿通孔部4Hを上面から下面に貫く構成を
示しているが、図6に示すように、フレキシブル基板9
を挿通孔部4Hに上面から収納して、下面付近で折り返
して上面から引き出すようにし、装置制御回路部に結合
させる構成を用いてもよい。このように構成した場合で
も、フレキシブル基板9がシャーシ20内に部品干渉が
起きないようになり、フレキシブル基板9のループ部9
Rは不要になり、フレキシブル基板9は挿通孔部4H内
で、極めて軽微な反力でのねじり弾性変形となる。 <実施形態4>次に、本発明の実施の形態4を、図7の
情報記録再生装置の概略平面図に基づいて説明する。な
お、実施の形態4において実施の形態3と同様の機能を
有する構成部品については同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0069】本発明の実施の形態4では、フレクシャ2
とフレキシブル基板9を一体部品として構成している。
前記フレクシャ2とフレキシブル基板9を一体部品とし
て構成するには、フレクシャ2のトランスデューサ配線
部2Aを装置制御回路部に向かって延在的に配置し、フ
レキシブル基板9の機能をもたせるか、フレキシブル基
板9をトランスデューサ1に向かって、フレクシャ2上
に延在的に配置する構成とすることになるが、トランス
デューサ配線部2Aには、スライダ浮上特性を満足する
ための高い加工製作精度が要求されており、フレキシブ
ル基板9の加工製作精度は、それに比べてやや緩い条件
設定である。したがって、トランスデューサ配線部2A
を装置制御回路部に向かって延在的に配置する構成をと
るほうが望ましい。
【0070】また装置の小型化・薄型化により、配線部
の全長も短縮化されるので、配線部の加工製作精度も次
第に厳しい条件となることも予測される。実施の形態4
は装置の小型化・薄型化設計にとっても効果的な構成で
ある。さらに配線部を一体化することにより、接続作業
にかかる製造コストを削減するだけではなく、作業によ
る高価なトランスデューサの予期しない静電破壊不良を
解消し、歩留まりを向上させ、アクチュエータの部品信
頼性を向上させることができる。
【0071】なお、本発明は、上述した実施の形態1か
ら実施の形態4に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、さまざまな変形形態が可能であ
ることは勿論である。
【0072】
【発明の効果】以上の発明から明らかな通り、本発明
は、トランスデューサを取付けたアクチュエータアーム
の基端部を回動軸に取付け、この回動軸を軸心回りに回
動自在に支持するための軸受の外輪を、シャーシに形成
した取付け孔に挿入してシャーシに固定し、回動軸の底
面とシャーシの底面とを一致させ、あるいは回動軸の底
面と軸受の底面とを一致させたので、アクチュエータア
ームの支持部の剛性が向上してトランスデューサの位置
決めを確実に行い得るとともに、装置の薄型化および軽
量化を図るといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の情報記録再生装置にお
けるロータリーアクチュエータおよび周辺を示す概略平
面図である。
【図2】同じくロータリーアクチュエータおよび周辺を
示す一部破断側面図である。
【図3】本発明の実施の形態2の情報記録再生装置にお
けるロータリーアクチュエータおよび周辺を示す一部破
断概略側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3の情報記録再生装置にお
けるロータリーアクチュエータおよび周辺を示す概略平
面図である。
【図5】同じくロータリーアクチュエータおよび周辺を
示す一部破断概略側面図である。
【図6】他の実施の形態を示す情報記録再生装置におけ
るロータリーアクチュエータおよび周辺を示す要部側面
図である。
【図7】本発明の実施の形態4の情報記録再生装置にお
けるロータリーアクチュエータおよび周辺を示す概略平
面図である。
【図8】従来の情報記録再生装置におけるロータリーア
クチュエータおよびその周辺を示す概略平面図である。
【図9】同じくロータリーアクチュエータおよびその周
辺を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 トランスデューサ 2 フレクシャ 3 アクチュエータアーム 4 ピボット軸受部 4A アクチュエータアーム支軸部 4H 挿通孔部 5 コイル部 6 永久磁石 7A 上側ヨーク部 7B 下側ヨーク部 8 固定部材 9 フレキシブル基板、 9A 配線接続部 9R ループ部 20 シャーシ 30A 上部玉軸受 30B 下部玉軸受 31A 上部内輪部 31B 下部内輪部 32A 上部外輪部 32B 下部外輪部 33 スペーサ 34A 上部玉軸受硬球 34B 下部玉軸受硬球 100 ディスク 300 スピンドルモータ S ボイスコイルモータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに取付けられて回転軸回りに回
    転可能な回転台と、この回転台に載置された状態で回転
    するディスクのデータ面に磁気的または光学的に情報を
    記録し、あるいはデータ面に既に記録された情報を再生
    するためのトランスデューサと、このトランスデューサ
    を取付けるアクチュエータアームと、このアクチュエー
    タアームの基端部を前記回転軸に平行に配置した回動軸
    回りに回動させるための回動用モータとを備え、 前記回動軸を軸心回りに回動自在に支持するための軸受
    の外輪を、前記シャーシに形成した取付け孔に挿入して
    シャーシに固定したことを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 回動軸の底面とシャーシの底面とを一致
    させたことを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 回動軸の底面と軸受の底面とを一致させ
    たことを特徴とする請求項2記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 シャーシに取付けられた回転軸回りに回
    転可能な回転台と、この回転台に載置された状態で回転
    するディスクのデータ面に磁気的または光学的に情報を
    記録し、あるいはデータ面に既に記録された情報を再生
    するためのトランスデューサと、このトランスデューサ
    を取付けるアクチュエータアームと、このアクチュエー
    タアームの基端部を前記回転軸に平行に配置した回動軸
    回りに回動させるためのボイスコイルモータと、前記ア
    クチュエータアームの基端部を回動軸回りに回動可能に
    支持するピボット軸受部とを備え、 このピボット軸受部は、相互に予圧を付加した状態で回
    動軸方向に併設した一対の上部玉軸受および下部玉軸受
    と、上部玉軸受の内輪および下部玉軸受の内輪と同心に
    配置して両玉軸受の外輪に外嵌する環状部を有したアク
    チュエータアーム支持部とを備え、両玉軸受の外輪をシ
    ャーシの底部に固定し、このシャーシの底面と下部玉軸
    受の底面とを一致させたことを特徴とする情報記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 ボイスコイルモータのヨーク部を、シャ
    ーシの開口部に嵌合してシャーシに固定するとともに両
    玉軸受の外輪をヨーク部に同軸に配置し、前記ヨーク部
    の底面と下部玉軸受の底面とを一致させたことを特徴と
    する請求項4記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 トランスデューサを支持するとともにこ
    のトランスデューサに対して電気信号を伝達するための
    配線を有したフレクシャと、トランスデューサおよびボ
    イスコイルモータに対する電気信号をアクチュエータア
    ームから装置制御回路部に伝達するフレキシブル基板と
    が設けられ、 アクチュエータアーム支持部上面の回動軸近傍に、前記
    フレクシャのトランスデューサ配線部と前記フレキシブ
    ル基板とを電気的かつ機械的に接続する配線接続部を配
    置したことを特徴とする請求項5記載の情報記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 トランスデューサを支持するとともにこ
    のトランスデューサに対して電気信号を伝達するための
    配線を有したフレクシャと、トランスデューサおよびボ
    イスコイルモータに対する電気信号をアクチュエータア
    ームから装置制御回路部に伝達するフレキシブル基板と
    が設けられ、 前記トランスデューサ配線部とフレキシブル基板とを電
    気的かつ機械的に接続し、アクチュエータアーム支持部
    の中央に挿通孔を形成し、この挿通孔に前記フレキシブ
    ル基板を挿通したことを特徴とする請求項5記載の情報
    記録再生装置。
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