JP2002334390A - 連結型センサシステム - Google Patents

連結型センサシステム

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JP2002334390A
JP2002334390A JP2001139279A JP2001139279A JP2002334390A JP 2002334390 A JP2002334390 A JP 2002334390A JP 2001139279 A JP2001139279 A JP 2001139279A JP 2001139279 A JP2001139279 A JP 2001139279A JP 2002334390 A JP2002334390 A JP 2002334390A
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俊之 小島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コネクタ手段を介してバケツリレー方式でデ
ータを双方向に伝送するセンサユニット列と、センサユ
ニット列の一つをFAシステムのネットワークに接続す
る通信ユニットを備えた連結型センサシステムにおい
て、コネクタ手段の結合不良等に起因する信号伝達経路
異常を簡単な構成で判定可能とすること。 【解決手段】 センサユニットの各々には、双方向通信
手段が設けられる。一方、通信ユニットの側には、予め
任意に設定されたセンサユニットの接続台数情報を保持
する接続台数情報保持手段と、順次に各センサユニット
を指定して特定コマンドを送信する一方、それに対する
規定のレスポンスの有無に応じて接続台数をカウント
し、カウントされた接続台数と予め保持された接続台数
情報との照合に基づいて、センサユニット列の信号伝達
経路異常を判定する異常判定手段と、が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファイバ型光電
センサ、近接センサ、超音波センサ等のヘッド分離型セ
ンサの本体ユニット(以下、『センサユニット』と称す
る)を制御盤内に密に隣接してコンパクトに収容するに
好適な連結型センサシステムに係り、特に、隣接するセ
ンサユニット同士を順にコネクタで結合して、バケツリ
レー方式で各種のデータを双方向へ伝送する場合におい
て、コネクタの結合不良等に起因する信号伝達異常を簡
単な構成で判定できるようにした連結型センサシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】連結型光電センサシステムを構成するフ
ァイバ型光電センサは、センサユニット(業界では『ア
ンプユニット』とも言う)と、このセンサユニットから
導出された光ファイバの先端に設けられたセンサヘッド
とを有する。
【0003】センサユニットは薄型ハウジングを有す
る。この薄型ハウジング内には、往路光ファイバに結合
される発光ダイオードを含む検出用投光系回路と、復路
光ファイバに結合されるフォトダイオードを含む検出用
受光系回路と、検出用受光系回路から得られる受光出力
を処理してON/OFFデータや光量データを生成する
信号処理回路等が含まれている。
【0004】センサユニットを構成する薄型ハウジング
は、通常、DINレール等の取付具を介して互いに密に
隣接して制御盤内に整列状態で装着される。各センサユ
ニットからは、スイッチング出力や光量データ等を導出
してプログラマブルコントローラ等に伝えるためのケー
ブルが引き出される。
【0005】センサユニットの連結台数は、16台、3
2台、64台と言ったように、多数台数に亘るのが普通
である。そのため、それらセンサユニットの個々から導
出される多数のケーブルをコンパクトに纏めて配線する
のは手間がかかる。
【0006】ひとつの解決策としては、相隣接するセン
サユニット同士を順次にコネクタ(電気コネクタ、光コ
ネクタ等)で結び、個々のセンサユニットから生成され
るON/OFFデータや光量データ等をバケツリレー方
式で順次にセンサユニット間で一方向へシリアルに伝送
して、センサユニット列の最端部に位置するセンサユニ
ットから取り出すように構成することが考えられる。
【0007】このような構成を採用すれば、個々のセン
サユニットから信号導出用のケーブルを引き出すのが不
要となり、配線を著しく簡素化することができる。伝送
方向を双方向とすれば、逆に、最端部のセンサユニット
から個々のセンサユニットに各種のコマンドやデータを
送り込むこともできる。
【0008】センサユニット列の一つ(例えば、最端部
に位置するセンサユニット)とFAシステムに多く採用
されるフィールドバス(ネットワークの一つである)と
の間に通信ユニット(『バスユニット』等とも称する)
を介在させれば、センサユニット列のバケツリレー通信
並びにフィールドバス通信を順に経由して、各センサユ
ニットとフィールドバス上の他の制御機器(例えば、プ
ログラマブルコントローラ、他の各種センサ)や上位パ
ソコン等との間で直接的に双方向データ通信を実現する
こともできる。
【0009】ユーザにとって使い易いセンサユニットの
フリーロケーション方式を実現するためには、自動アド
レス割付技術を採用するのが通例である。例えば、電源
投入と共に最端部に位置するセンサユニットが主導権を
取って親機となり、隣接するセンサユニットに自己のア
ドレスに『1』を加えたアドレスを受け渡す。以下、同
様にして、各隣接センサユニットは、受け取ったアドレ
スに『1』を加えたアドレスを、順次に隣接センサユニ
ットに受け渡す。反対側の最端部に位置するセンサユニ
ットは隣接ユニットが存在しないことを認識して、自己
のアドレスを途中機を順次に経由して親機に戻す。これ
により、全てのセンサユニットのアドレスが割り付けら
れ、同時に、各センサユニットは全体の連結台数を認識
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のアドレス自動割
付技術は、原理的には、センサユニット連結台数や連結
順序には制約を受けない。そのため、所謂センサユニッ
トのフリーロケーションが実現される。反面、電源投入
時にコネクタに結合不良があっても、連結台数が減った
ものと認識して、結合不良個所以降のセンサユニットを
無視してアドレス割付を実行完了してしまうから、コネ
クタの結合不良等に基づく伝送経路異常が見逃されてし
まう。殊に、運転中に突然に伝送経路異常がコネクタ結
合不良等により発生した場合、電源リセット処理にてア
ドレス再割付を行っても異常は検出されないから、フィ
ールドバスを介して遠隔設置されたPLCや上位パソコ
ンの側では、制御不能乃至誤動作の原因となる。
【0011】この発明は、上述の問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、この種のコ
ネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータを双方向
に伝送するセンサユニット列と、センサユニット列の一
つをFAシステムのフィールドバスに接続する通信ユニ
ットを備えた連結型センサシステムにおいて、コネクタ
手段の結合不良等に起因する信号伝達経路異常を簡単な
構成で判定可能とすることにある。
【0012】この発明の他の目的とするところは、その
ような連結センサシステムの実現に好適な要素技術を提
供することにある。
【0013】この発明のさらに他の目的並びに作用効果
については、以下の明細書の記載を参照することによ
り、当業者であれば容易に理解されるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の連結型センサシステムは、互いに密に隣接して配
置されると共にコネクタ手段を介してバケツリレー方式
でデータの受け渡しを行う複数台のセンサユニットと、
それらのセンサユニットの一つと上位パソコンやプログ
ラマブルコントローラ等のノードに通ずるネットワーク
との間に介在されて両者間のプロトコル変換を担う通信
ユニットとを有する。
【0015】センサユニットの各々には、隣接するセン
サユニットとの間における信号の伝達を可能とするため
の各側のコネクタ手段と、各側のコネクタ手段を介して
隣接するセンサユニットとの間で双方向にデータ通信を
可能とするための双方向通信手段と、双方向通信手段を
介して隣接する一方の側のセンサユニットから受信した
特定コマンドの内容が自機を指定するものであるときに
は、規定のレスポンスを双方向通信手段を介してコマン
ド到来側の隣接センサユニットへと返送する一方、自機
を指定するものではないときには、当該コマンドを双方
向通信手段を介して隣接する他方の側のセンサユニット
へと送信するコマンド対応送処理手段と、が設けられ
る。
【0016】通信ユニットの側には、予め任意に設定さ
れたセンサユニットの接続台数情報を保持する接続台数
情報保持手段と、順次に各センサユニットを指定して特
定コマンドを送信する一方、それに対する規定のレスポ
ンスの有無に応じて接続台数をカウントし、カウントさ
れた接続台数と予め保持された接続台数情報との照合に
基づいて、センサユニット列の信号伝達経路異常を判定
する異常判定手段と、が設けられる。
【0017】このような構成によれば、システムの運転
開始時等に既知のセンサユニット接続台数を通信ユニッ
ト側に設定保持させておきさえすれば、いずれかのコネ
クタ手段に結合不良が生じたような場合には、異常判定
手段の実行によりカウントされる接続台数と予め保持さ
れた接続台数情報とは必ず一致しなくなるから、それに
基づいてセンサユニット列の信号伝達異常を判定するこ
とができる。
【0018】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段による異常判定結果を上位
パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに宛
ててネットワーク上へと送出するようにしてもよい。
【0019】このような構成によれば、センサユニット
列の信号伝達異常をネットワーク上の各種の機器(例え
ば、プログラマブルコントローラ、他のセンサ、上位パ
ソコン等)に知らせることができる。
【0020】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、接続台数保持手段は、通信ユニット側に
設けられた手動設定器により設定された接続台数を保持
するようにしてもよい。ここで、手動設定器には例えば
DIPスイッチ等の各種のデジタルスイッチやA/D変
換とアナログ設定機との組み合わせ等が含まれる。ま
た、保持手段には、DIPスイッチの設定そのものが含
まれるほか、任意の不揮発性メモリ(バッテリバックア
ップRAMも含む)を使用することができる。
【0021】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、接続台数保持手段は、ネットワークを介
して受信されたコマンドに応じて設定された接続台数情
報を保持するようにしてもよい。この場合、接続台数設
定コマンドは指令内容を示すOPコードと接続台数を示
すオペランド等により構成することができる。保持手段
としては、同様に、各種の不揮発性化されたメモリを使
用できる。
【0022】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、コネクタ手段として、送信用の投光素子
と受信用の受光素子とを有する双方向光コネクタを使用
してもよい。
【0023】このような構成によれば、電気的な導通非
道通を頼りとするコネクタに比べて接触不良による結合
不良の虞を低減できる。
【0024】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段は、通信ユニットの電源投
入により起動されるようにしてもよい。
【0025】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段は、センサユニット側から
異常発生が通知されることにより起動されるようにして
もよい。
【0026】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段は、ネットワークから特定
コマンドを受信したことにより起動されるようにしても
よい。
【0027】次に、以上のシステムにおける本発明の通
信ユニットは、互いに密に隣接して配置されると共にコ
ネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡
しを行う複数台のセンサユニットの一つと上位パソコン
やプログラマブルコントローラ等のノードに通ずるネッ
トワークとの間に介在されて両者間のプロトコル変換を
担うものである。
【0028】この通信ユニットには、予め任意に設定さ
れたセンサユニットの接続台数情報を保持する接続台数
情報保持手段と、順次に各センサユニットを指定して特
定コマンドを送信する一方、それに対する規定のレスポ
ンスの有無に応じて接続台数をカウントし、カウントさ
れた接続台数と予め保持された接続台数情報との照合に
基づいて、センサユニット列の信号伝達異常を判定する
異常判定手段と、が設けられている。
【0029】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、異常判定手段による異常判定結果は上位パソコン
やプログラマブルコントローラ等のノードへ宛ててネッ
トワーク上へと送出するようにしてもよい。
【0030】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、接続台数保持手段は、通信ユニット側に設けられ
た手動設定器により設定された接続台数情報を保持する
ようにしてもよい。
【0031】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、接続台数保持手段は、ネットワークを介して受信
されたコマンドに応じて設定された接続台数情報を保持
するようにしてもよい。
【0032】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、異常判定手段は、通信ユニットの電源投入により
起動されるようにしてもよい。
【0033】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、異常判定手段は、センサユニット側から異常発生
が通知されることにより起動されるようにしてもよい。
【0034】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、異常判定手段は、ネットワークから特定コマンド
を受信したことにより起動されるようにしてもよい。
【0035】別の一面から見た本発明の連結型センサシ
ステムは、互いに密に隣接して配置されると共にコネク
タ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡しを
行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサユニッ
トの一つと上位パソコンやプログラマブルコントローラ
等のノードに通ずるネットワークとの間に介在されて両
者間のプロトコル変換を担う通信ユニットとを有する。
【0036】センサユニットの各々には、隣接するセン
サユニットとの間における信号の伝達を可能とするため
の各側のコネクタ手段と、各側のコネクタ手段を介して
隣接するセンサユニットとの間で双方向にデータ通信を
可能とするための双方向通信手段と、自機がエンド局か
否かを示す接続位置情報を設定するための接続位置情報
設定手段と、双方向通信手段を介して隣接する一方の側
のセンサユニットから受信したコマンドの内容が自機を
指定するものであるときには、自機の接続位置情報設定
手段に設定された接続位置情報を双方向通信手段を介し
てコマンド到来側の隣接センサユニットへと返送する一
方、自機を指定するものではないときには、当該コマン
ドを双方向通信手段を介して隣接する他方の側のセンサ
ユニットへと送信するコマンド対応処理手段と、が設け
られる。『接続位置情報設定手段』としては、基本的に
は、エンド局か否かを示す1ビットのスイッチ(例え
ば、スナップスイッチやDIPスイッチ等)を設ければ
よい。
【0037】通信ユニットの側には、順次に各センサユ
ニットを指定して特定コマンドを送信する一方、それに
対するレスポンスの中にエンド局を示す接続位置情報が
到来するのを待機し、全機に対するコマンド送信終了時
点でエンド局を示す接続位置情報が到来していないこと
に基づいて、センサユニット列の信号伝達異常を判定す
る異常判定手段と、が設けられる。
【0038】このような構成によれば、センサユニット
列の通信ユニットと反対側の端部に位置するセンサユニ
ットの接続位置情報設定手段にエンド局を設定しておき
さえすれば、いずれかのコネクタ手段に結合不良が生じ
たような場合には、異常判定手段の実行により通信ユニ
ット側に到来するレスポンスの中には、必ずエンド局を
示す接続位置情報は含まれていないから、それに基づい
てセンサユニット列の信号伝達異常を判定することがで
きる。
【0039】同様に別の一面から見た本発明の他の連結
型センサシステムは、互いに密に隣接して配置されると
共にコネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの
受け渡しを行う複数台のセンサユニットと、それらのセ
ンサユニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコ
ントローラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介
在されて両者間のプロトコル変換を担う通信ユニットと
を有する。
【0040】センサユニットの各々には、隣接するセン
サユニットとの間における信号の伝達を可能とするため
の各側のコネクタ手段と、各側のコネクタ手段を介して
隣接するセンサユニットとの間で双方向にデータ通信を
可能とするための双方向通信手段と、自機がエンド局か
否かを示す接続位置情報を設定するための接続位置情報
設定手段と、双方向通信手段を介して隣接する一方の側
のセンサユニットから受信したコマンドの内容がエンド
局応答要求コマンドであるときには、自機の接続位置情
報設定手段に設定された接続位置情報を双方向通信手段
を介してコマンド到来側の隣接センサユニットへと返送
するとともに、当該エンド局応答要求コマンドを双方向
通信手段を介して隣接する他方の側のセンサユニットへ
と送信するコマンド対応送処理手段と、が設けられる。
『接続位置情報設定手段』としては、基本的には、エン
ド局か否かを示す1ビットのスイッチ(例えば、スナッ
プスイッチやDIPスイッチ等)を設ければよい。
【0041】通信ユニットの側には、一連のセンサユニ
ット列に対してエンド局応答要求コマンドを送信する一
方、それに対するレスポンスの中にエンド局を示す接続
位置情報が到来するのを待機し、全機に対するコマンド
送信終了相当時点でエンド局を示す接続位置情報が到来
していないことに基づいて、センサユニット列の信号伝
達異常を判定する異常判定手段と、が設けられる。
【0042】本発明の連結型センサシステムの好ましい
実施の形態では、異常判定手段による異常判定結果を上
位パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに
宛ててネットワーク上へと送出するようにしてもよい。
【0043】このような構成によれば、センサユニット
列の信号伝達異常をフィールドバス上の各種の機器(例
えば、プログラマブルコントローラ、他のセンサ、上位
パソコン等)に知らせることができる。
【0044】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段は、通信ユニットの電源投
入により起動されるようにしてもよい。
【0045】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段は、センサユニット側から
異常発生が通知されることにより起動されるようにして
もよい。
【0046】本発明連結型センサシステムの好ましい実
施の形態では、異常判定手段は、ネットワークから特定
コマンドを受信したことにより起動されるようにしても
よい。
【0047】本発明の連結型センサシステムの好ましい
実施の形態では、コネクタ手段として、送信用の投光素
子と受信用の受光素子とを有する双方向光コネクタを採
用してもよい。
【0048】このような構成によれば、電気的な導通非
道通を頼りとするコネクタに比べて接触不良による結合
不良の虞を低減できる。
【0049】次に、以上のシステムにおける本発明の通
信ユニットは、互いに密に隣接して配置されると共にコ
ネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡
しを行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサユ
ニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコントロ
ーラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介在され
て両者間のプロトコル変換を担うものである。
【0050】この通信ユニットには、順次に各センサユ
ニットを指定して特定コマンドを送信する一方、それに
対するレスポンスの中にエンド局を示す接続位置情報が
到来するのを待機し、全機に対するコマンド送信終了時
点でエンド局を示す接続位置情報が到来していないこと
基づいて、センサユニット列の信号伝達異常を判定する
異常判定手段と、が設けられている。
【0051】同様に、前記のシステムにおける他の本発
明の通信ユニットは、互いに密に隣接して配置されると
共にコネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの
受け渡しを行う複数台のセンサユニットの一つと上位パ
ソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに通ず
るネットワークとの間に介在されて両者間のプロトコル
変換を担うものである。
【0052】この通信ユニットには、一連のセンサユニ
ット列に対してエンド局応答要求コマンドを送信する一
方、それに対するレスポンスの中にエンド局を示す接続
位置情報が到来するのを待機し、全機に対するコマンド
送信終了相当時点でエンド局を示す接続位置情報が到来
していないことに基づいて、センサユニット列の信号伝
達異常を判定する異常判定手段と、が設けられている。
【0053】本発明通信ユニットの好ましい実施の形態
では、異常判定手段による判定結果を上位パソコンやプ
ログラマブルコントローラ等のノードに宛ててネットワ
ークへと送出してもよい。
【0054】次に、以上のシステムにおける本発明セン
サユニットは、隣接するセンサユニットとの間における
信号の伝達を可能とするための各側のコネクタ手段と、
各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユニットと
の間で双方向にデータ通信を可能とするための双方向通
信手段と、自機がエンド局か否かを示す接続位置情報を
設定するための接続位置情報設定手段と、双方向通信手
段を介して隣接する一方の側のセンサユニットから受信
したコマンドの内容が自機を指定するものであるときに
は、自機の接続位置情報設定手段に設定された接続位置
情報を双方向通信手段を介してコマンド到来側の隣接セ
ンサユニットへと返送する一方、自機を指定するもので
はないときには、当該コマンドを双方向通信手段を介し
て隣接する他方の側のセンサユニットへと送信するコマ
ンド対応送処理手段と、が設けられている。
【0055】同様に、前記のシステムにおける本発明の
他のセンサユニットは、隣接するセンサユニットとの間
における信号の伝達を可能とするための各側のコネクタ
手段と、各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユ
ニットとの間で双方向にデータ通信を可能とするための
双方向通信手段と、自機がエンド局か否かを示す接続位
置情報を設定するための接続位置情報設定手段と、双方
向通信手段を介して隣接する一方の側のセンサユニット
から受信したコマンドの内容がエンド局応答要求コマン
ドであるときには、自機の接続位置情報設定手段に設定
された接続位置情報を双方向通信手段を介してコマンド
到来側の隣接センサユニットへと返送するとともに当該
エンド局応答要求コマンドを双方向通信手段を介して隣
接する他方の側のセンサユニットへと送信するコマンド
対応送処理手段と、が設けられている。
【0056】本発明センサユニットの好ましい実施の形
態では、コネクタ手段として、送信用の投光素子と受信
用の受光素子とを有する双方向光コネクタを採用しても
よいであろう。
【0057】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る結合型セ
ンサシステム、並びに、それを構成するセンサユニッ
ト、通信ユニットの一実施形態を添付図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0058】本発明のセンサシステムの一実施形態を示
す斜視図が図1に示されている。同図に示される結合型
センサシステムは、ファイバ型光電センサシステムを構
成している。
【0059】すなわち、このセンサシステムは、16台
のセンサユニットSU1〜SU16と、1台のバスユニ
ット(本発明の通信ユニットに相当)BUとを、互いに
密に隣接して、DINレール1を介して1列に連装して
構成されている。尚、DINレール1は、例えば制御盤
内の機器取付面に装着されている。
【0060】センサユニットSU1〜SU16のそれぞ
れは、連装方向へ幅の薄い略矩形のハウジングを有す
る。図示例では、このハウジングの下面側には、DIN
レール1に嵌め込まれる凹部が、また上面側には表示部
2と操作部3とが設けられている。表示部2は図では4
個の7セグメント表示器で構成されている。又、操作部
3は、図示を省略したが、マイクロタイプの押しボタン
スイッチや、DIPスイッチ等で構成される。これらの
表示部2や操作部3は、各センサユニットの状態を表示
したり、設定操作等のために使用される。特に、操作部
3を構成するDIPスイッチはエンド局設定のための操
作子として機能する。
【0061】センサユニットSU1〜SU16の各ハウ
ジング後面側には往路光ファイバ4aと復路光ファイバ
4bとが引き出されている。これらの光ファイバの先端
5a,5bには、投光口と受光口とが形成されている。
これらの投光口と受光口とを向かい合わせに位置決めす
れば、透過型光電センサが構成される。これらの投光口
と受光口とをほぼ平行に位置決めして、対象物体へ対向
させれば、反射型の光電センサが構成される。
【0062】センサユニットSU1〜SU16の電気的
なハードウェア構成については後に詳細に説明するが、
要するに、それらのハウジング内には図において直立状
態に姿勢を保たれる回路基板が内蔵される。この回路基
板上には、検出用投光系回路と、検出用受光系回路と、
信号処理回路とが搭載される。検出用投光系回路には投
光用のLEDが内蔵される。検出用の受光系回路には受
光用のフォトダイオードが内蔵される。信号処理回路に
は、受光系回路から得られる受光出力をA/D変換して
サンプリングしたり、受光出力を二値化してON/OF
Fデータを生成する二値化回路等が内蔵される。こうし
て得られた、受光光量データやON/OFFデータは、
後に詳細に説明するように、相隣接するセンサユニット
間でコネクタ手段を介してバケツリレー方式で受け渡さ
れ、最終的にセンサユニット列の最端部に位置するセン
サユニットSU1へと運ばれ、ここからバスユニットB
Uを介して、フィールドバス上のプログラマブルコント
ローラ(PLC)や上位コンピュータ等へと送出され
る。
【0063】後に詳細に説明するが、センサユニットS
U1〜SU16の各ハウジング内には、図において直立
状態に姿勢を保たれた回路基板が支持される。この回路
基板の両面には、一対の投受光素子で構成される光コネ
クタが設けられる。一方、これら光コネクタと対向する
ハウジング両側面には、投受光用窓が開口形成される。
従って、相隣接するセンサユニットは、この光通信用窓
を介して、相互に信号伝達を行う。
【0064】次に、バスユニットBUの構成について説
明する。バスユニットBUは、図ではセンサユニットS
U1〜SU16よりもやや幅広に描かれている。バスユ
ニットBUの機能は、後に詳細に説明するが、センサユ
ニット列SU1〜SU16と、FAシステム用のフィー
ルドバスとの間にあって、両者間におけるプロトコル変
換を担うものである。すなわち、このセンサシステムに
おいては、相隣接するセンサユニット間においては、後
述する光通信プロトコルを介して、双方向データ通信が
行われる。これに対して、バスユニットBUが接続され
るフィールドバス上においては、フィールドバスプロト
コルを用いて双方向データ伝送が行われる。尚、このフ
ィールドバスの代表的なものとしては、ASI,DEV
ICENet,Profibus等が挙げられる。フィ
ールドバスには一般的にPLCやFAパソコン等が接続
される。
【0065】そのため、バスユニットBUでは、光通信
プロトコルとフィールドバスプロトコルとの変換を行う
ことによって、フィールドバス上のPLCや上位パソコ
ンと本発明のセンサ列システムSU1〜SU16との双
方向データ通信を可能とするのである。
【0066】バスユニットBUのハウジングの下面側に
は、センサユニットSU1〜SU16のハウジングと同
様にして、DINレール1に装着するための凹部が形成
され、またその上面側には、モバイルコンソールユニッ
ト(以下、単に『モバコン』と言う)MCを接続するた
めのコネクタ503が形成されている。
【0067】バスユニットBUのハウジングの前面側に
は、後述するスイッチ回路505を構成するDIPスイ
ッチ505aと、後述する表示回路506を構成するL
EDランプ506aが取り付けられている。加えて、バ
スユニットBUのハウジングの前面側には、フィールド
バスプロトコルにてデータ伝送を行うケーブル13が引
き出されている。このケーブル13が、フィールドバス
上のPLCや他のセンサさらには上位パソコン等へ接続
される。
【0068】バスユニットBUの電気的なハードウェア
構成については後に詳細に説明するが、要するに、フィ
ールドバスとの接続を行うためのネットワーク通信回路
と、センサユニット列SU1〜SU16との接続を行う
ための光通信回路とフィールドバスプロトコルと光通信
プロトコルとのプロトコル変換を行うプロトコル変換処
理部とを含んでいる。
【0069】次に、モバコンMCは、持ち歩き可能なハ
ンディタイプの操作器である。このモバコンMCを用い
て、センサユニット列SU1〜SU16に対して各種の
データを設定したり、それらセンサユニット列SU1〜
SU16からON/OFFデータや各種の設定データ等
を読み出して表示することを可能としている。すなわ
ち、この結合型センサシステムにおいては、バスユニッ
トBUを介してセンサユニット列SU1〜SU16とフ
ィールドバス上のPLCや上位パソコンとの間のデータ
交信を行うと共に、センサユニット列SU1〜SU16
とモバコンMCとの間においても、光通信プロトコルを
使用して、データの送受信が行えるようになっている。
【0070】次に、本発明システムを含むFAネットワ
ークの一例を示す図が図2に示されている。同図に示さ
れるように、図1に示される結合型センサシステムは、
バスユニットBUを介してフィールドバスに接続され、
同時にバスユニットBUを介してモバコンMCにも接続
される。尚、図においてSUはセンサユニット、BUは
バスユニット、MCはモバイルコンソール(モバコン)
である。
【0071】従って、このようなFAネットワークによ
れば、センサユニット列SU,SU…とPLC等との間
で、バスユニットBUのプロトコル変換機能を利用し
て、互いにデータの送受信を行い、センサユニット列S
U,SU…からのON/OFFデータを、PLCが受け
取ることによって、所望のシーケンス制御等が実行され
る。又、必要な場合には、PLCや上位パソコン等か
ら、逆にバスユニットBUを経由してセンサユニット列
SU,SU…に設定データ等を送り込むことによって、
各センサユニット(この例では、ファイバ型光電セン
サ)の動作特性を任意に設定することができる。
【0072】しかも、図1の斜視図からも明らかなよう
に、個々のセンサユニットSU1〜SU16のハウジン
グには、個々にON/OFFデータを導出するための信
号ケーブルが存在しないため、16点,32点,64点
等といったように、多数のセンサユニットを制御盤内に
装着する場合にも、配線が著しく簡素化され、システム
全体をコンパクトに収容することが可能となる。
【0073】次に、センサユニットの電気的構成を概略
的に示すブロック図が図3に示されている。先に説明し
たように、センサユニットSUに内蔵される回路基板上
には、計測用回路(A)と、右側通信用回路(B1)
と、左側通信用回路(B2)と、出力系回路(400)
と、操作部(本発明のエンド局設定を行うための接続位
置情報設定手段としてのDIPスイッチを含む)3と、
表示部2と、それらの回路を統括制御するCPU100
とを備えている。
【0074】CPU100はマイクロプロセッサを主体
として構成され、規定のシステムプログラムに従って、
計測用回路(A)、右側通信用回路(B1)、左側通信
用回路(B2)、並びに、出力系回路(400)等を適
宜に制御するものである。このCPU100内には、設
定された接続位置情報を記憶保持するための不揮発性メ
モリ100aが含まれており、操作部3にてエンド局設
定が行われると、設定されたエンド局情報は不揮発性メ
モリ100aに記憶保持される。
【0075】計測用回路(A)は、さらに、投光系回路
300と、投光系回路300で駆動され、周期的にパル
ス光を送出するLED320と、透過又は反射して到来
するパルス光を受光するフォトダイオード330と、フ
ォトダイオードの出力を処理する受光系回路310とを
備えている。
【0076】投光系回路300には、所定周期並びに所
定ゲインをもって投光用駆動パルスを生成する機能が内
蔵される。そして、この投光用駆動パルスによって、L
ED320が駆動され、LED320から生ずる光は、
往路光ファイバ4aへと導入される。
【0077】一方、受光系回路312は、復路光ファイ
バ4bの出射光を受けるフォトダイオード330の出力
電気パルスを、同期検波技法を用いてサンプリングする
と共に、これを適当なゲインで増幅並びに波形整形さら
にはA/D変換する機能が内蔵されている。
【0078】CPU100では、受光系回路310から
得られた受光データをそのまま受光光量データとして、
或いは適当なしきい値を基準として二値化して、オンオ
フデータに変換した後、出力系回路400を介して外部
へ導出することが可能となっている。
【0079】尚、図1に示されるセンサユニットSU1
〜SU16の場合、個々のセンサユニットからON/O
FFデータを導出しない構成とされているが、この出力
系回路400を備えておけば、必要により個々のセンサ
ユニットから従前通りにON/OFFデータを出力させ
ることができる。
【0080】言うまでもないことであるが、バスユニッ
トBUを使用して、フィールドバスとセンサユニット列
との間で、ON/OFFデータの送受信を行う場合に
は、上述の受光光量データやON/OFFデータは、出
力系回路400へ与えられる代わりに、CPU100内
における所定のメモリに記憶され、後述する通信回路
(B1,B2)を経由して、隣接するセンサユニットへ
と受け渡される。送信フォーマットについては、任意の
フォーマットを採用できる。例えば、センサユニット列
を構成するユニット接続台数が16台の場合、1送信フ
レームのデータビット数を8ビットとして、2回の送信
フレームに分割して、16台のユニットのデータをシリ
アル伝送することができる。
【0081】次に、通信用回路について説明する。右側
通信用回路(B1)は、投光系回路210と、投光系回
路210の出力で駆動されるLED18と、隣接ユニッ
トSU13からの光信号を受光するフォトダイオード1
9と、フォトダイオード19の出力を処理する受光系回
路220とを備えている。
【0082】同様にして、左側通信用回路(B2)は、
投光系回路240と、投光系回路240の出力で駆動さ
れるLED18と、隣接ユニットSU11から到来する
光信号を受光するフォトダイオード19と、フォトダイ
オード19の出力信号を処理する受光系回路230とを
備えている。
【0083】これら左右の通信用回路(B1,B2)
は、CPU100によって統括制御される。尚、後に詳
細に説明する本発明のコマンド対応処理はこのCPU1
00のシステムプログラムによって規定されるものであ
る。
【0084】次に、バスユニットの電気的構成を概略的
に示すブロック図が図4に示されている。同図に示され
るように、バスユニットBUに内蔵された回路基板上に
は、CPU500と、光通信回路501と、ネットワー
ク通信回路502と、モバコン接続コネクタ503と、
モバコン検知回路504と、スイッチ回路(DIPスイ
ッチを含む)505と、表示回路(LEDを含む)50
6と、不揮発性メモリ(後述するように、接続台数情報
の記憶保持に使用される)507と、センサ電源ON/
OFF回路508と、通信方向切替回路509とが搭載
されている。
【0085】光通信回路501は、隣接するセンサユニ
ットSU1との間で双方向光通信を行うための回路であ
る。この光通信回路501で隣接センサユニットSU1
から受信した信号は、CPU500に取り込まれる。
【0086】一方、光通信回路501を介して隣接セン
サユニットSU1へと送り出すべきデータとしては、2
系統のデータが可能とされている。第1の系統のデータ
は、CPU500から生成されるデータである。第2の
系統のデータは、ケーブル12、モバコン接続コネクタ
503を経由してモバコンMCから導入されたデータで
ある。これら2系統のデータは、通信方向切替回路50
9を介して択一的に光通信回路501へと送り出され
る。
【0087】この通信方向切替回路509の制御は、モ
バコン検知回路504の出力に基づき、CPU500に
よって制御される。すなわち、モバコンコネクタ503
に対してケーブル12が接続されているとき、これをモ
バコン検知回路504が検知して、通信方向切替回路5
09は、モバコンデータ側へと切り替えられる。これに
対して、モバコン接続コネクタ503に対し、ケーブル
12が接続されていなければ、モバコン検知回路504
の出力に基づき、CPU500では通信方向切替回路5
09をCPU側へと切り替える。
【0088】ネットワーク通信回路502は、フィール
ドバスとの接続を行って、必要なデータを双方向に伝送
するように機能する。このネットワーク通信回路502
の制御は、CPU500によって行われる。
【0089】すなわち、ネットワーク通信回路502を
介してフィールドバスから取り込まれたデータは、CP
U500を経由した後、通信方向切替回路509並びに
光通信回路501を経由して、センサユニット列を構成
する隣接センサユニットSU1へと送り出される。一
方、光通信回路501を介して隣接センサユニットSU
1から取り込まれたデータは、CPU500を経由し
て、ネットワーク通信回路502を介し、フィールドバ
ス上へと送り出される。更に、ケーブル12並びにモバ
コン接続コネクタ503を介して、モバコンMCから導
入されたデータは、通信方向切替回路509並びに光通
信回路501を介して、隣接センサユニットSU1へと
送り出される。
【0090】その結果、バスユニットBUのプロトコル
変換機能を介することにより、フィールドバス上のPL
Cや上位パソコンと、センサユニット列SU1〜SU1
6上のセンサユニットとの間において、双方向にデータ
伝送を行いつつ、個々のセンサユニットSU1〜SU1
6からON/OFFデータをPLCや上位パソコンへ吸
い上げたり、逆に、PLCや上位パソコンから各種の設
定情報を、センサユニット列SU1〜SU16上の個々
のセンサユニット或いは特定のセンサユニットへと送り
込むことが可能となされている。
【0091】次に、本発明の要部である、接続台数情報
の生成並びに保持、エンド局を示す接続位置情報の生成
並びに保持について説明する。
【0092】図4に示される回路構成の場合、接続台数
情報の生成並びに保持は、スイッチ回路505並びに不
揮発性メモリ507を使用して行われる。すなわち、図
1を参照して説明したように、バスユニットBUのハウ
ジング前面側には、スイッチ回路505を構成するDI
Pスイッチ505aが設けられる。このDIPスイッチ
505aを操作することにより、接続台数情報を設定す
ることができる。そして、このようにして設定された接
続台数情報は、CPU500によって取り込まれ、不揮
発性メモリ507に記憶保持される。すなわち、図4の
例にあっては、スイッチ回路505が、接続台数情報の
設定のために使用され、こうして設定された情報は不揮
発性メモリ507に記憶保持されるのである。尚、表示
回路506は、様々な設定操作や動作表示などに利用さ
れる。
【0093】次に、バスユニットBU並びに一連のセン
サユニット内の投受光素子の配置を模式的に示す断面図
が図5に示されている。
【0094】同図において、BUはバスユニット、SU
1〜SU4はセンサユニット、17は回路基板、18は
投光素子、19は受光素子、8は右側通信用窓、9は左
側通信用窓、14はバスユニットの通信用窓である。
【0095】このように、バスユニットBU並びにセン
サユニットSU1〜SU4の一方又は双方の側面には、
投受光用の窓が開口形成されており、これらの窓8,
9,14を介して、隣接するセンサユニット間或いはセ
ンサユニットとバスユニットとの間において、光通信が
可能となされている。
【0096】次に、以上説明したデータ通信処理の構成
を前提として、本発明の要部である、センサユニット列
の信号伝達経路異常を判定する処理について説明する。
【0097】図6には、センサユニット列のアドレス割
付態様の一例が示されている。同図に示されるように、
この例にあっては、センサユニット列は16台のセンサ
ユニットSU1〜SU16から構成されており、一方フ
ィールドバス上には上位パソコン900、2台のPLC
901,902が接続されている。そして、それらフィ
ールドバス上の上位パソコン900並びに2台のPLC
901,902と、センサユニット列SU1〜SU16
との間では、バスユニットBUを介して双方向データ通
信が可能となされている。尚、先に説明したように、セ
ンサユニット列を構成する相隣接するセンサユニットの
相互間においては、バケツリレー方式により、データ伝
送が行われる。
【0098】本発明の信号伝達経路異常判定処理を含む
システムを実現するバスユニット処理並びに各センサユ
ニット処理を示す概略フローチャートが図7に示されて
いる。尚、同フローチャートは、本来個々のセンサユニ
ットにおいて別々に実施されるべき処理を、説明の理解
を容易とするために、相互に連結して示している。
【0099】同図において、電源投入によりバスユニッ
ト処理が開始されると、接続台数カウンタNの値は
『1』に初期設定される(ステップ701)。次いで、
隣接ユニットSU1である1号機に対して特定のコマン
ドが発行される(ステップ702)。
【0100】この特定コマンドは、1号機処理におい
て、受信された後、自機宛か他機宛かの判定処理が実行
される(ステップ712)。ここでは、自機が1号機で
あるため、この判定結果は肯定されて(ステップ721
YES)、直ちに規定のレスポンス発行処理が実行され
る(ステップ722)。
【0101】続いて、このレスポンスが、バスユニット
処理において受け取られると(ステップ703
『有』)、そのときの接続台数カウンタNの値が不揮発
性メモリ507に保持された最大接続台数『16』と照
合される(ステップ704)。この時点では、接続台数
カウンタNの値は『1』であるから、判定結果は否定さ
れ(ステップ704NO)、続いて接続台数カウンタN
の値は+1インクリメントされ(ステップ705)、今
度は、2号機に対して同様なコマンドが発行される(ス
テップ702)。
【0102】すると、1号機処理においては、自号機で
ないとの判定が行われ(ステップ721NO)、隣のユ
ニットである2号機に対して同じコマンドが発行される
(ステップ723)。これにより、バスユニットから到
来した2号機宛のコマンドは、2号機へと転送されるこ
ととなる。
【0103】すると、2号機処理においては、自号機の
コマンドである旨の判定が行われ(ステップ731YE
S)、続いて、レスポンス発行処理が実行されて(ステ
ップ732)、規定のレスポンスが1号機を経由してバ
スユニットへと返送される。尚、図7の例では、レスポ
ンスの返送に際する転送については図示は省略したが、
ステップ721〜723と同様な転送処理が実際にはプ
ログラムされており、この逆方向転送処理を経由して、
2号機から発行されたレスポンスは、1号機を経由し
て、バスユニットへと返送される。
【0104】すると、バスユニットにおいては、レスポ
ンス有りとの判定に続いて(ステップ703『有』)、
同様な最大接続台数との比較処理(ステップ704)並
びに接続台数カウンタのインクリメント処理(ステップ
705)が実行される。
【0105】以後、同様にして、接続台数カウンタNの
値が『16』に達するまで、N号機に宛てたコマンドの
発行処理、並びにそれに対応する各号機におけるレスポ
ンス返送処理が順次に行われる結果、図6に示されるセ
ンサユニット列が結合不良なく正常に信号伝達を行う場
合、最後に接続台数カウンタNの値が最大値である『1
6』に達したことが確認される(ステップ704)。
【0106】すると、不揮発性メモリ507に保存され
た登録台数と現在の接続台数カウンタNの値との照合が
行われる(ステップ707)。なお、接続台数登録台数
情報は、予めシステムの構築時乃至据付時に設定登録さ
れれているものとする。先に説明したように、この設定
登録処理は、DIPスイッチ505aの設定操作にて実
施することができる。
【0107】その他の設定登録処理としては、上位パソ
コン等からの設定登録コマンドに対して予め所定の解読
実行処理を組み込んでおき、このコマンドが受信された
ときに、そのコマンドに付された接続台数情報を不揮発
性メモリ507に保存することにより実施することもで
きる。
【0108】登録された台数と現在の接続台数カウンタ
Nとの値が一致すれば(ステップ707YES)、セン
サユニット列の信号伝達経路は正常との認識が行われ
(ステップ708)、以後何らかの通信エラーが新たに
発生するのを待機する状態となる(ステップ709N
O)。
【0109】その後、何らかの通信エラーが発生すれば
(ステップ709YES)、プログラムの最初に戻っ
て、以上の動作が繰り返される。
【0110】一方、例えば図6に示されるように、セン
サユニットSU13とSU14との境界において結合不
良が発生すると、ステップ703において14号機に対
するコマンドの発行が行われても、そのコマンドは、1
号機から13号機までは伝送されるものの、その先へは
届かない。すると、第14号機からのレスポンスが得ら
れないことにより、バスユニット処理においては、レス
ポンス無しとの判定が行われ(ステップ703
『無』)、その後接続台数カウンタNの値を−1ディク
リメントした後(ステップ706)、先ほどの登録され
た接続台数と接続台数カウンタとの照合処理が実行され
る(ステップ707)。
【0111】すると、全体の接続台数は16台であるの
に対し、接続台数カウンタから得られる接続台数は13
台であることから、両者の照合結果は不一致となり(ス
テップ707NO)、信号伝達経路異常と判定されて規
定の構成エラー処理が実行される(ステップ710)。
【0112】この構成エラー処理(ステップ710)で
は、信号伝達経路の異常を示す判定結果を上位パソコン
やプログラマブルコントローラ等のノードに宛ててフィ
ールドバス上へと送出する処理が実行される。つまり、
このようなセンサユニット列の信号伝達経路異常が発生
した場合、直ちに、フィールドバスに接続された、プロ
グラマブルコントローラや上位パソコンの側で、その旨
を認識することができ、これに基づき必要な誤動作回避
処理等を実行することができる。
【0113】又、以上の異常判定処理では、予め不揮発
性メモリ507に記憶保持された既知の接続台数情報と
その時点でカウントされた接続台数情報とを照合すると
いう手法を採用しているため、最初に据え付けられた時
点の接続台数が正しく設定されている限り、その後の信
号伝達経路異常に関しては、これを確実に検出し、例え
ばバスユニットBU上のLED表示ランプ506aを作
動させたり、フィールドバス上に接続された上位パソコ
ンやPLCへと通知するといった動作を確実に実行する
ことができる。
【0114】次に、本発明システムを実現する他の一つ
のバスユニット処理並びにセンサユニット処理を示す概
略フローチャート(その2)が図8に示されている。
【0115】この実施形態の特徴は、それぞれのセンサ
ユニットにおいて、エンド局設定を可能としたことにあ
る。このエンド局設定は、先に説明したように、操作部
3を構成するDIPスイッチに直接に又はDIPスイッ
チから読み込んだデータを不揮発性メモリ100aに記
憶させることで行われる。すなわち、電源投入によりバ
スユニット処理が開始されると、接続台数カウンタNの
値を初期値『1』に初期設定した後(ステップ80
1)、当該1号機宛にEND局確認コマンドを発行する
処理が実行される(ステップ802)。
【0116】すると、1号機処理においては、自号機宛
である旨の判定が行われ(ステップ821YES)、自
局の接続位置情報を記憶保持する不揮発性メモリ100
aの内容又は操作部3を構成するDIPスイッチの設定
内容が参照される(ステップ822)。ここで、END
局である旨の情報が確認されれば(ステップ822YE
S)、END局レスポンスが発行され(ステップ82
3)、バスユニットBUへ向けて返送される。一方、E
ND局でないと判定されると(ステップ822NO)、
非END局レスポンスが発行され(ステップ824)、
バスユニットBUへと返送される。
【0117】バスユニット処理側では、レスポンス有無
の判断が行われ(ステップ803)、レスポンス有りと
の判定が行われれば(ステップ803『有』)、続いて
END局レスポンスであるか否かの判断が行われる(ス
テップ805)。この実施例においては、END局は1
6号機であるため、END局レスポンスかどうかの判断
処理は否定され(ステップ805NO)、続いて接続台
数カウンタNの値が最大接続台数『16』であるかの照
合が行われ(ステップ806)、その後、同判定が否定
されることにより(ステップ806NO)、接続台数カ
ウンタNの値を+1だけインクリメントして、以後、同
様なコマンド発行処理が第2号機に対して行われる(ス
テップ821)。
【0118】すなわち、まず2号機に対してEND局確
認コマンドを発行した後(ステップ802)、1号機処
理においては、2号機へのコマンド転送処理が実行され
(ステップ821NO,825)。
【0119】2号機においては、自号機宛であり(ステ
ップ831YES)、END局でないとの判定が行われ
(ステップ832NO)、非END局レスポンスが発行
されて(ステップ834)、先ほどと同様にして、当該
非END局レスポンスは1号機を経由してバスユニット
BU側へと返送される。
【0120】すると、バスユニット側においては、レス
ポンス有りに続いて(ステップ803『有』)、再びE
ND局レスポンスでないとの判定が行われ(ステップ8
03NO)、接続台数カウンタを+1だけインクリメン
トした後(ステップ806NO,807)、以後同様な
N号機宛END局確認コマンド発行処理が、3号機から
13号機まで実行される。このとき、先の場合と同様
に、図6に示されるように、センサユニットSU13と
SU14との間で結合不良が発生していると、第14号
機に対するN号機宛END局確認コマンドが発行されて
も(ステップ802)、このコマンドは14号機以降の
各センサユニットには届かない。尚、この場合、第16
号機であるセンサユニットSU16に、END局情報が
設定記憶されているものとする。
【0121】すると、14号機以降の各号機に対するレ
スポンスは得られないため、レスポンス有無の判断処理
はレスポンス『無』と判定され(ステップ803)、構
成エラー処理が実行される(ステップ804)。この構
成エラー処理(ステップ804)では、先ほどと同様に
して、フィールドバスを経由して上位パソコンやPLC
に対し信号伝達経路異常が通知されたり、バスユニット
のハウジングにおいてその旨の表示処理が行われる。
【0122】一方、16号機まで正常にレスポンスは得
られたものの(ステップ803『有』)、その間にEN
D局レスポンスが全く得られなかった場合には(ステッ
プ805NO)、END局設定のし忘れの可能性が判断
され、接続台数カウンタNの値が最大値『16』に達し
た時点で(ステップ806YES)、END局設定エラ
ー処理(ステップ808)が実行される。この場合に
は、所定のLED表示器を点灯するなどによって、バス
ユニット側で、現場のオペレータ等に対し、END局設
定忘れなどの設定エラーが報知されると共に、必要な場
合には、フィールドバスを介して、上位パソコンやPL
Cに対してその旨の情報を通知することにより、同様な
END局設定エラーを上位パソコン等にも通知すること
も可能である。
【0123】以上の説明で明らかなように、図7に示さ
れる信号データ伝達経路異常判定処理においては、シス
テムの据付時などにおいて不揮発性メモリ507に設定
保持された接続台数情報と通信エラー発生時又は電源投
入時に検出した接続台数情報とを照合するという手法を
採用しているため、センサユニット列に信号伝達経路異
常が発生すれば、これを直ちに判断して、バスユニット
において又はフィールドバスを経由して上位パソコンや
PLC等にその旨の情報を通知することができる。
【0124】又、図8に示される信号伝達経路異常処理
においては、同様にシステム据付時等に不揮発性メモリ
100aに記憶させ又は操作部3を構成するDIPスイ
ッチに直接設定記憶させたEND局情報の到来をバスユ
ニット側で待機し、最大接続台数に対して特定のコマン
ドを送出したにも拘わらず、その間にEND局情報が到
来しない場合にはこれを信号伝達経路異常と判定するよ
うにしたため、個々のセンサユニット側に1ビットの情
報を選択的に付加するだけで、この種のセンサユニット
列の信号伝達経路異常を確実に判定し、バスユニットに
おいて或いはフィールドバスを経由して上位パソコンや
PLC等にその旨の情報を通知することができる。
【0125】そのため、以上の連結型センサシステムに
よれば、センサユニット列とフィールドバスとの間にお
いて双方向にデータ伝送を行うことによって、個々のセ
ンサユニットからのON/OFFデータ導出ケーブルを
不要とし、配線を大幅に簡素化しつつも、センサユニッ
ト列の信号伝達経路異常が発生した場合には、これを直
ちに検出して、バスユニットにおいて或いはフィールド
バス上のPLCや上位パソコンへと通知するといった処
理を実行し、この種のシステムの信頼性を著しく向上さ
せることができる。
【0126】なお、以上の実施形態では、コネクタ手段
として光コネクタを示したが、電気的な接触導通式のコ
ネクタの場合でも、本発明の有効性はなんら損なわれる
ものではない。
【0127】また、以上の実施の形態では、センサユニ
ットとしてファイバ型光電センサの本体ユニットを挙げ
たが、本発明はそれ以外にも、近接センサ、超音波セン
サ等のヘッド分離型センサの本体ユニットに広く適用す
ることができる。
【0128】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、コネクタ手段を介してバケツリレー方式でデー
タを双方向に伝送するセンサユニット列と、センサユニ
ット列の一つをFAシステムのフィールドバスに接続す
る通信ユニットを備えた連結型センサシステムにおい
て、コネクタ手段の結合不良等に起因する信号伝達経路
異常を簡単な構成で確実に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサシステムの一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】本発明システムを含むFAネットワークの一例
を示す図である。
【図3】センサユニットの電気的構成を概略的に示すブ
ロック図である。
【図4】バスユニットの電気的構成を概略的に示すブロ
ック図である。
【図5】バスユニット並びに一連のセンサユニットの投
受光素子の配置を模式的に示す断面図である。
【図6】センサユニットのアドレス割付を示す図であ
る。
【図7】本発明システムを実現するバスユニット処理並
びに各センサユニット処理を示す概略フローチャートで
ある。
【図8】本発明システムを実現するバスユニット処理並
びに各センサユニット処理の他の例を示す概略フローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 DINレール 2 表示部 3 エンド局情報を設定するためのDIPスイッチを含
む操作部 4a 往路光ファイバ 4b 復路光ファイバ 5a 往路光ファイバの先端 5b 復路光ファイバの先端 6 表示部 7 操作部 8 右側通信用窓 9 左側通信用窓 17 回路基板 18 投光素子 19 受光素子 100 CPU 100a エンド局情報を記憶保持する不揮発性メモリ 210 投光系回路 220 受光系回路 230 受光系回路 240 投光系回路 300 投光系回路 310 受光系回路 320 LED 330 PD 400 出力系回路 500 CPU 501 光通信回路 502 ネットワーク通信回路 503 モバコン接続コネクタ 504 モバコン検知回路 505 接続台数情報を設定するためのDIPスイッチ
を含むスイッチ回路 506 表示回路 507 接続台数情報を記憶保持する不揮発性メモリ 508 センサ電源ON/OFF回路 509 通信方向切替回路 900 上位パソコン 901,902 PLC SU1〜SU16 センサユニット MC モバイルコンソールユニット BU バスユニット(通信ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA21 AA33 AB01 AB04 AB05 BB06 BC04 CC03 CC07 CC08 CC12 DD04 DD07 DE13 EE02 FF08 FG01 FG02 FG04 FH01 FH07 5H220 AA01 BB10 CC09 CX01 EE09 EE10 JJ02 JJ12 JJ18 JJ19 JJ26 KK06 LL04 5H223 AA01 BB01 CC03 CC08 CC09 DD01 DD03 EE11

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに密に隣接して配置されると共にコ
    ネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡
    しを行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサユ
    ニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコントロ
    ーラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介在され
    て両者間のプロトコル変換を担う通信ユニットとを有
    し、 センサユニットの各々には、 隣接するセンサユニットとの間における信号の伝達を可
    能とするための各側のコネクタ手段と、 各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユニットと
    の間で双方向にデータ通信を可能とするための双方向通
    信手段と、 双方向通信手段を介して隣接する一方の側のセンサユニ
    ットから受信した特定コマンドの内容が自機を指定する
    ものであるときには、規定のレスポンスを双方向通信手
    段を介してコマンド到来側の隣接センサユニットへと返
    送する一方、自機を指定するものではないときには、当
    該コマンドを双方向通信手段を介して隣接する他方の側
    のセンサユニットへと送信するコマンド対応送処理手段
    と、が設けられ、 通信ユニットの側には、 予め任意に設定されたセンサユニットの接続台数情報を
    保持する接続台数情報保持手段と、 順次に各センサユニットを指定して特定コマンドを送信
    する一方、それに対する規定のレスポンスの有無に応じ
    て接続台数をカウントし、カウントされた接続台数と予
    め保持された接続台数情報との照合に基づいて、センサ
    ユニット列の信号伝達経路異常を判定する異常判定手段
    と、が設けられている連結型センサシステム。
  2. 【請求項2】 異常判定手段による異常判定結果は上位
    パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに宛
    ててネットワーク上へと送出される請求項1に記載の連
    結型センサシステム。
  3. 【請求項3】 接続台数保持手段は、通信ユニット側に
    設けられた手動設定器により設定された接続台数情報を
    保持する請求項1又は2に記載の連結型センサシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 接続台数保持手段は、ネットワークを介
    して受信されたコマンドに応じて設定された接続台数情
    報を保持する請求項1又は2に記載の連結型センサシス
    テム。
  5. 【請求項5】 異常判定手段は、通信ユニットの電源投
    入により起動される、請求項1又は2に記載の連結型セ
    ンサシステム。
  6. 【請求項6】 異常判定手段は、センサユニット側から
    異常発生が通知されることにより起動される請求項1又
    は2に記載の連結型センサシステム。
  7. 【請求項7】 異常発生手段は、ネットワークから特定
    コマンドを受信したことにより起動される、請求項1又
    は2に記載の連結型センサシステム。
  8. 【請求項8】 互いに密に隣接して配置されると共にコ
    ネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け渡
    しを行う複数台のセンサユニットの一つと上位パソコン
    やプログラマブルコントローラ等のノードに通ずるネッ
    トワークとの間に介在されて両者間のプロトコル変換を
    担う通信ユニットであって、 予め任意に設定されたセンサユニットの接続台数情報を
    保持する接続台数情報保持手段と、 順次に各センサユニットを指定して特定コマンドを送信
    する一方、それに対する規定のレスポンスの有無に応じ
    て接続台数をカウントし、カウントされた接続台数と予
    め保持された接続台数情報との照合に基づいて、センサ
    ユニット列の信号伝達異常を判定する異常判定手段と、
    が設けられている連結型センサシステム用の通信ユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】 異常判定手段による異常判定結果は上位
    パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードへ宛
    ててネットワーク上へと送出される請求項8に記載の連
    結型センサシステム用の通信ユニット。
  10. 【請求項10】 接続台数保持手段は、通信ユニット側
    に設けられた手動設定器により設定された接続台数情報
    を保持する請求項8又は9に記載の連結型センサシステ
    ム用の通信ユニット。
  11. 【請求項11】 接続台数保持手段は、ネットワークを
    介して受信されたコマンドに応じて設定された接続台数
    情報を保持する請求項8又は9に記載の連結センサシス
    テム用の通信ユニット。
  12. 【請求項12】 異常判定手段は、通信ユニットの電源
    投入により起動される、請求項8又は9に記載の連結型
    センサシステム用の通信ユニット。
  13. 【請求項13】 異常判定手段は、センサユニット側か
    ら異常発生が通知されることにより起動される請求項8
    又は9に記載の連結型センサシステム用の通信ユニッ
    ト。
  14. 【請求項14】 異常発生手段は、ネットワークから特
    定コマンドを受信したことにより起動される、請求項8
    又は9に記載の連結型センサシステム用の通信ユニッ
    ト。
  15. 【請求項15】 互いに密に隣接して配置されると共に
    コネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け
    渡しを行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサ
    ユニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコント
    ローラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介在さ
    れて両者間のプロトコル変換を担う通信ユニットとを有
    し、 センサユニットの各々には、 隣接するセンサユニットとの間における信号の伝達を可
    能とするための各側のコネクタ手段と、 各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユニットと
    の間で双方向にデータ通信を可能とするための双方向通
    信手段と、 自機がエンド局か否かを示す接続位置情報を設定するた
    めの接続位置情報設定手段と、 双方向通信手段を介して隣接する一方の側のセンサユニ
    ットから受信したコマンドの内容が自機を指定するもの
    であるときには、自機の接続位置情報設定手段に設定さ
    れた接続位置情報を双方向通信手段を介してコマンド到
    来側の隣接センサユニットへと返送する一方、自機を指
    定するものではないときには、当該コマンドを双方向通
    信手段を介して隣接する他方の側のセンサユニットへと
    送信するコマンド対応送処理手段と、が設けられ、 通信ユニットの側には、 順次に各センサユニットを指定して特定コマンドを送信
    する一方、それに対するレスポンスの中にエンド局を示
    す接続位置情報が到来するのを待機し、全機に対するコ
    マンド送信終了時点でエンド局を示す接続位置情報が到
    来していないことに基づいて、センサユニット列の信号
    伝達異常を判定する異常判定手段と、が設けられている
    連結型センサシステム。
  16. 【請求項16】 互いに密に隣接して配置されると共に
    コネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け
    渡しを行う複数台のセンサユニットと、それらのセンサ
    ユニットの一つと上位パソコンやプログラマブルコント
    ローラ等のノードに通ずるネットワークとの間に介在さ
    れて両者間のプロトコル変換を担う通信ユニットとを有
    し、 センサユニットの各々には、 隣接するセンサユニットとの間における信号の伝達を可
    能とするための各側のコネクタ手段と、 各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユニットと
    の間で双方向にデータ通信を可能とするための双方向通
    信手段と、 自機がエンド局か否かを示す接続位置情報を設定するた
    めの接続位置情報設定手段と、 双方向通信手段を介して隣接する一方の側のセンサユニ
    ットから受信したコマンドの内容がエンド局応答要求コ
    マンドであるときには、自機の接続位置情報設定手段に
    設定された接続位置情報を双方向通信手段を介してコマ
    ンド到来側の隣接センサユニットへと返送するととも
    に、当該エンド局応答要求コマンドを双方向通信手段を
    介して隣接する他方の側のセンサユニットへと送信する
    コマンド対応送処理手段と、が設けられ、 通信ユニットの側には、 一連のセンサユニット列に対してエンド局応答要求コマ
    ンドを送信する一方、それに対するレスポンスの中にエ
    ンド局を示す接続位置情報が到来するのを待機し、全機
    に対するコマンド送信終了相当時点でエンド局を示す接
    続位置情報が到来していないことに基づいて、センサユ
    ニット列の信号伝達異常を判定する異常判定手段と、が
    設けられている連結型センサシステム。
  17. 【請求項17】 異常判定手段による異常判定結果は上
    位パソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに
    宛ててネットワーク上へと送出される請求項15又は1
    6に記載の連結型センサシステム。
  18. 【請求項18】 異常判定手段は、通信ユニットの電源
    投入により起動される、請求項15〜17のいずれかに
    記載の連結型センサシステムのセンサユニット。
  19. 【請求項19】 異常判定手段は、センサユニット側か
    ら異常発生が通知されることにより起動される請求項1
    5〜17のいずれかに記載の連結型センサシステムのセ
    ンサユニット。
  20. 【請求項20】 異常発生手段は、ネットワークから特
    定コマンドを受信したことにより起動される、請求項1
    5〜17のいずれかに記載の連結型センサシステムのセ
    ンサユニット。
  21. 【請求項21】 互いに密に隣接して配置されると共に
    コネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け
    渡しを行う複数台のセンサユニットの一つと上位パソコ
    ンやプログラマブルコントローラ等のノードに通ずるネ
    ットワークとの間に介在されて両者間のプロトコル変換
    を担う通信ユニットであって、 順次に各センサユニットを指定して特定コマンドを送信
    する一方、それに対するレスポンスの中にエンド局を示
    す接続位置情報が到来するのを待機し、全機に対するコ
    マンド送信終了時点でエンド局を示す接続位置情報が到
    来していないこと基づいて、センサユニット列の信号伝
    達異常を判定する異常判定手段と、が設けられている連
    結型センサシステムの通信ユニット。
  22. 【請求項22】 互いに密に隣接して配置されると共に
    コネクタ手段を介してバケツリレー方式でデータの受け
    渡しを行う複数台のセンサユニットの一つと上位パソコ
    ンやプログラマブルコントローラ等のノードに通ずるネ
    ットワークとの間に介在されて両者間のプロトコル変換
    を担う通信ユニットであって、 一連のセンサユニット列に対してエンド局応答要求コマ
    ンドを送信する一方、それに対するレスポンスの中にエ
    ンド局を示す接続位置情報が到来するのを待機し、全機
    に対するコマンド送信終了相当時点でエンド局を示す接
    続位置情報が到来していないことに基づいて、センサユ
    ニット列の信号伝達異常を判定する異常判定手段と、が
    設けられている連結型センサシステムの通信ユニット。
  23. 【請求項23】 異常判定手段による判定結果は上位パ
    ソコンやプログラマブルコントローラ等のノードに宛て
    てネットワークへと送出される請求項15に記載の連結
    型センサシステム用の通信ユニット。
  24. 【請求項24】 隣接するセンサユニットとの間におけ
    る信号の伝達を可能とするための各側のコネクタ手段
    と、 各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユニットと
    の間で双方向にデータ通信を可能とするための双方向通
    信手段と、 自機がエンド局か否かを示す接続位置情報を設定するた
    めの接続位置情報設定手段と、 双方向通信手段を介して隣接する一方の側のセンサユニ
    ットから受信したコマンドの内容が自機を指定するもの
    であるときには、自機の接続位置情報設定手段に設定さ
    れた接続位置情報を双方向通信手段を介してコマンド到
    来側の隣接センサユニットへと返送する一方、自機を指
    定するものではないときには、当該コマンドを双方向通
    信手段を介して隣接する他方の側のセンサユニットへと
    送信するコマンド対応送処理手段と、が設けられた連結
    型センサシステムのセンサユニット。
  25. 【請求項25】 隣接するセンサユニットとの間におけ
    る信号の伝達を可能とするための各側のコネクタ手段
    と、 各側のコネクタ手段を介して隣接するセンサユニットと
    の間で双方向にデータ通信を可能とするための双方向通
    信手段と、 自機がエンド局か否かを示す接続位置情報を設定するた
    めの接続位置情報設定手段と、 双方向通信手段を介して隣接する一方の側のセンサユニ
    ットから受信したコマンドの内容がエンド局応答要求コ
    マンドであるときには、自機の接続位置情報設定手段に
    設定された接続位置情報を双方向通信手段を介してコマ
    ンド到来側の隣接センサユニットへと返送するとともに
    当該エンド局応答要求コマンドを双方向通信手段を介し
    て隣接する他方の側のセンサユニットへと送信するコマ
    ンド対応送処理手段と、が設けられた連結型センサシス
    テムのセンサユニット。
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