JP2002333207A - コージェネレーションの排熱利用システム - Google Patents

コージェネレーションの排熱利用システム

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JP2002333207A
JP2002333207A JP2001140161A JP2001140161A JP2002333207A JP 2002333207 A JP2002333207 A JP 2002333207A JP 2001140161 A JP2001140161 A JP 2001140161A JP 2001140161 A JP2001140161 A JP 2001140161A JP 2002333207 A JP2002333207 A JP 2002333207A
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JP2001140161A
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Hideo Kawaguchi
秀夫 河口
Hirotada Kikuzawa
央忠 菊沢
Akihiro Kataoka
明博 片岡
Hidemasa Ishikawa
秀征 石川
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Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
Toho Gas Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コージェネレーション源の排熱を給湯・暖房
に利用するものであって、給湯の圧力不足及び不純物の
混在のおそれを解消したコージェネレーションの排熱利
用システムを提供すること。 【解決手段】 循環ポンプP1が駆動すると、蓄熱ライ
ンL1においては、第1熱交換器12で燃料電池11の
排熱が伝えられた蓄熱槽11の循環水が蓄熱槽11の上
部又は下部に戻ることにより、燃料電池11の排熱が蓄
熱槽11に蓄積され、暖房ラインL2においては、燃料
電池11の排熱が伝えられた蓄熱槽11の循環水が低温
暖房設備・高温暖房設備を通過する。一方、給湯ライン
L4においては、蓄熱槽11の伝熱チューブ21で燃料
電池11の排熱が伝えられた水道水が給湯水として給湯
設備に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池・ガスエ
ンジンなどのコージェネレーション源の排熱を給湯・暖
房に利用するコージェネレーションの排熱利用システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図25のコージェネレー
ションの排熱利用システム100では、蓄熱ラインL1
01、暖房ラインL102、追炊ラインL103、給湯
ラインL104、接続ラインL105などで構成するこ
とにより、燃料電池111の排熱を給湯・暖房に利用し
ている。
【0003】この点、蓄熱ラインL101は、第1循環
ポンプP101、燃料電池111に内設された第1熱交
換器112、第3熱交換器114、貯湯槽120に内設
された伝熱チューブ121などを有しており、第1循環
ポンプP101で循環水を循環させると、第1熱交換器
112及び伝熱チューブ121で、燃料電池111の排
熱が貯湯槽120の水道水に伝わり、貯湯槽120の水
道水が給湯水となるので、これにより、燃料電池111
の排熱を回収することができる。尚、伝熱チューブ12
1と第1循環ポンプP101の間には、電磁弁V108
を介して補給水が供給されるシスターン115が接続さ
れている。
【0004】また、暖房ラインL102は、シスターン
116、第2循環ポンプP102、第3熱交換器11
4、三方弁V101、逆止弁V103、電磁弁V10
4,V105、第2熱交換器113、ガスバーナー11
7などを有するとともに、低温暖房設備、高温暖房設備
に接続されており、第2循環ポンプP102を駆動させ
ると、三方弁V101を介して、シスターン116の循
環水が第3熱交換器114を通過するので、シスターン
116の循環水に燃料電池111の排熱を伝えることが
できる。
【0005】さらに、暖房ラインL102は、三方弁V
101の下流側において、4つのラインに分岐してお
り、それぞれの分岐ラインがシスターン116に戻るよ
うになっている。そして、一つめの分岐ラインでは、逆
止弁V103、低温暖房設備を介して、シスターン11
6に戻るようになっているので、シスターン116の循
環水に伝えられた燃料電池111の排熱を低温暖房設備
に利用することができる。また、二つめの分岐ラインで
は、電磁弁V102、ガスバーナー117、電磁弁V1
04、高温暖房設備を介して、シスターン116に戻る
ようになっているので、シスターン116の循環水に伝
えられた燃料電池111の排熱を高温暖房設備に利用す
ることができる。また、三つめの分岐ラインでは、電磁
弁V102、ガスバーナー117、電磁弁V105、第
2熱交換器113を介して、シスターン116に戻るよ
うになっている。また、四つめの分岐ラインでは、電磁
弁V102、ガスバーナー117を介して、シスターン
116に直接に戻るようになっている。尚、シスターン
116の循環水に伝えられた燃料電池111の排熱が少
ないときは、ガスバーナー117の熱がシスターン11
6の循環水に加えられる。また、シスターン116に
は、電磁弁V109を介して補給水が供給される。
【0006】また、追炊ラインL103は、浴槽ポンプ
P103、第2熱交換器113などを有するとともに、
浴槽に接続されており、浴槽ポンプP103を駆動させ
ると、浴槽の湯水を第2熱交換器113に通過させた後
に浴槽に再び戻すことができるので、暖房ラインL10
2のシスターン116の循環水に伝えられた燃料電池1
11の排熱で浴槽の湯水を加熱することができる。
【0007】また、給湯ラインL104は、水道水のラ
インに接続されるものであって、貯湯槽120、ガスバ
ーナー117、温度調節弁V107などを有している。
そして、給湯ラインL104では、貯湯槽120に供給
された水道水が貯湯槽120の伝熱チューブ121で加
熱されて給湯水となり、その給湯水を給湯設備に供給す
るので、燃料電池111の排熱を給湯に利用することが
できる。尚、貯湯槽120の伝熱チューブ121におい
て貯湯槽120の水道水に伝えられる燃料電池111の
排熱が少ないときは、ガスバーナー117の熱が加えら
れる。さらに、給湯設備に供給される給湯水は、温度調
節弁V107で水道水と混合されることにより、目的温
度にすることができる。
【0008】また、接続ラインL105は、追炊ライン
L103の第2熱交換器113の下流側と給湯ラインL
104とを接続するものであり、給湯ラインL104の
給湯水を、電磁弁V106を介して、追炊ラインL10
3に接続された浴槽に供給することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図25
のコージェネレーションの排熱利用システム1では、燃
料電池111の排熱を水道水の顕熱として貯湯槽120
で蓄えているので、貯湯槽120は圧力容器の構造を必
要とし、そのため、貯湯槽120の強度の観点から、貯
湯槽120に供給される水道水の水圧を下げており、給
湯設備における給湯水の水圧が不足することがあった。
さらに、圧力容器の構造では、溜まり水の発生を完全に
防ぐことができないため、貯湯槽120の水道水(給湯
設備に供給される給湯水)に沈殿物や赤錆などの不純物
が混ざるおそれがあった。
【0010】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、コージェネレーション
源の排熱を給湯・暖房に利用するものであって、給湯水
の圧力不足及び不純物の混在のおそれを解消したコージ
ェネレーションの排熱利用システムを提供することを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に成された請求項1に係る発明であるコージェネレーシ
ョンの排熱利用システムは、蓄熱槽と連通したシスター
ンの循環水が循環ポンプで第1熱交換器を通過した後に
前記蓄熱槽又は前記シスターンに戻ることによりコージ
ェネレーション源の排熱を回収する蓄熱ラインと、前記
シスターンの循環水が前記循環ポンプで暖房設備を通過
した後に前記シスターンに戻るとともに、前記循環ポン
プの下流側で前記蓄熱ラインと分岐された暖房ライン
と、前記蓄熱槽に内設された伝熱チューブを通過した水
道水が給湯水として給湯設備に供給されるとともに、水
道水のラインに直結された給湯ラインと、を備えたこ
と、を特徴としている。
【0012】このような特徴を有する本発明のコージェ
ネレーションの排熱利用システムでは、蓄熱ライン、暖
房ライン、給湯ラインで構成することにより、コージェ
ネレーション源の排熱を給湯・暖房に利用している。
【0013】この点、蓄熱ラインは、蓄熱槽、シスター
ン、循環ポンプ、第1熱交換器を有しており、循環ポン
プを駆動させると、蓄熱槽と連通するシスターンの循環
水は、第1熱交換器を通過した後に蓄熱槽又はシスター
ンに戻る。このとき、第1熱交換器は、コージェネレー
ション源の排熱をシスターンの循環水に伝えるので、シ
スターンの循環水を介して、コージェネレーション源の
排熱を回収することができる。また、暖房ラインは、循
環ポンプの下流側で蓄熱ラインと分岐するものであっ
て、シスターン、循環ポンプを有するとともに暖房設備
に接続されており、循環ポンプを駆動させると、シスタ
ーンの循環水は、暖房設備を通過した後にシスターンに
戻ることから、コージェネレーション源の排熱が伝えら
れたシスターンの循環水を介して、コージェネレーショ
ン源の排熱を暖房に利用することができる。
【0014】また、給湯ラインは、水道水のラインに直
結されるものであって、蓄熱槽に内設された伝熱チュー
ブを有するとともに給湯設備に接続されており、水道水
は、水道水のラインから蓄熱槽の伝熱チューブを通過す
ると、蓄熱槽の循環水を介して、コージェネレーション
源の排熱が伝えられ、給湯水として給湯設備に供給され
るので、これにより、コージェネレーション源の排熱を
給湯に利用することができる。
【0015】すなわち、本発明のコージェネレーション
の排熱利用システムでは、循環ポンプが駆動すると、蓄
熱ラインにおいては、第1熱交換器でコージェネレーシ
ョン源の排熱が伝えられたシスターンの循環水が蓄熱槽
又はシスターンに戻ることにより、コージェネレーショ
ン源の排熱が蓄熱槽又はシスターンに蓄積され、暖房ラ
インにおいては、コージェネレーション源の排熱が伝え
られたシスターンの循環水が暖房設備を通過する。一
方、給湯ラインにおいては、蓄熱槽の伝熱チューブでコ
ージェネレーション源の排熱が伝えられた水道水が給湯
水として給湯設備に供給される。従って、本発明のコー
ジェネレーションの排熱利用システムは、コージェネレ
ーション源の排熱を給湯・暖房に利用するものである
が、水道水を給湯水として給湯設備に供給する給湯ライ
ンでは、給湯設備に接続する蓄熱槽の伝熱チューブが水
道水のラインと直結しており、この点、従来技術の欄で
説明したものとは異なり、水道水の水圧を下げる必要は
なく、さらに、溜まり水が発生することもないので、給
湯水の圧力不足及び不純物の混在のおそれを解消するこ
とができる。
【0016】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、蓄熱槽の伝熱チューブの中を水道
水が通過しており、水道水の水圧が蓄熱槽に作用するこ
とがなく、蓄熱槽を圧力容器の構造にする必要がないの
で、蓄熱槽を開放型とすることができ、形状を自由に設
計することができる。
【0017】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、蓄熱槽の伝熱チューブの中を水道
水が通過しており、蓄熱槽の伝熱チューブにその内側か
ら水道水の水圧が作用するが、この点、従来技術の欄で
説明したものでは、貯湯槽の伝熱チューブにその外側か
ら水道水の水圧が作用するので、本発明のコージェネレ
ーションの排熱利用システムは、従来技術の欄で説明し
たものと比べて、伝熱チューブの肉厚を薄くすることが
できる。
【0018】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、循環ポンプの下流側で蓄熱ライン
と暖房ラインが分岐しており、一つの循環ポンプでシス
ターンの循環水を蓄熱ライン又は暖房ラインに流すこと
ができるが、この点、従来技術の欄で説明したもので
は、蓄熱ラインと暖房ラインが完全に分離しており、蓄
熱ラインと暖房ラインの各々に専用のポンプを必要とす
るので、本発明のコージェネレーションの排熱利用シス
テムは、従来技術の欄で説明したものと比べて、蓄熱ラ
イン及び暖房ラインが一つの循環ポンプを共用した点で
コスト的に有利である。
【0019】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載するコージェネレーションの排熱利用システムであ
って、前記蓄熱槽に潜熱蓄熱材を内蔵したこと、を特徴
としている。
【0020】すなわち、本発明のコージェネレーション
の排熱利用システムにおいて、コージェネレーション源
の排熱がシスターンの循環水を介して蓄熱される蓄熱槽
に潜熱蓄熱材を内蔵すれば、コージェネレーション源の
排熱はシスターンの循環水の顕熱だけでなく潜熱蓄熱材
の潜熱としても蓄熱され、しかも、シスターンの循環水
に比べて潜熱蓄熱材の単位蓄熱容量は非常に大きいこと
から、潜熱蓄熱材の潜熱として蓄積される熱量の分だ
け、蓄熱槽を大幅に小さくすることができる。
【0021】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に記載するコージェネレーションの排熱利用
システムであって、前記暖房ラインに設けられた第2熱
交換器と、浴槽の湯水が浴槽ポンプで前記第2熱交換器
を通過した後に前記浴槽に戻る追炊ラインと、前記追炊
ラインの第2熱交換器の上流側に前記給湯ラインから合
流する接続ラインと、を備えたこと、を特徴としてい
る。
【0022】このような特徴を有する本発明のコージェ
ネレーションの排熱利用システムでは、上述した蓄熱ラ
イン、暖房ライン、給湯ラインに加えて、追炊ライン、
接続ラインを備えており、さらに、暖房ラインに第2熱
交換器を設けている。
【0023】この点、暖房ラインは、循環ポンプを駆動
させると、シスターンの循環水は、第2熱交換器を通過
した後にシスターンに戻る。また、追炊ラインは、浴槽
ポンプ、第2熱交換器を有するとともに浴槽に接続され
ており、浴槽ポンプを駆動させると、浴槽の湯水は、第
2熱交換器を通過した後に浴槽に戻ってくる。このと
き、第2熱交換器では、シスターンの循環水を介して、
コージェネレーション源の排熱が浴槽の湯水に伝えられ
るので、コージェネレーション源の排熱を浴槽の湯水の
追い炊きに利用することができる。また、接続ライン
は、追炊ラインの第2熱交換器の上流側に給湯ラインか
ら合流するものであって、給湯ラインの給湯水が第2熱
交換器を通過した後に浴槽に供給される。このとき、第
2熱交換器では、シスターンの循環水を介して、コージ
ェネレーション源の排熱が給湯水に伝えられるので、コ
ージェネレーション源の排熱を浴槽の湯張りに利用する
ことができる。
【0024】すなわち、本発明のコージェネレーション
の排熱利用システムでは、給湯ラインの蓄熱槽の伝熱チ
ューブでコージェネレーション源の排熱を水道水に伝え
て給湯水とし、さらに、接続ラインを介して給湯水を追
炊ラインの第2熱交換器に通過させることにより、コー
ジェネレーション源の排熱を給湯水に伝えた後に浴槽に
供給しており、浴槽に供給される水道水に対し、蓄熱槽
の伝熱チューブと第2熱交換器の2箇所でコージェネレ
ーション源の排熱を伝えることができるので、コージェ
ネレーション源の排熱を浴槽の湯張りに利用する観点か
らすれば、蓄熱槽の伝熱チューブや第2熱交換器の伝熱
面積を小さくすることができる。
【0025】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれか一つに記載するコージェネレーシ
ョンの排熱利用システムであって、前記コージェネレー
ション源が燃料電池であるとともに、前記燃料電池の立
ち上がり時のセルスタックを前記蓄熱ラインで昇温させ
ること、を特徴としている。
【0026】すなわち、本発明のコージェネレーション
の排熱利用システムでは、コージェネレーション源が燃
料電池であると、燃料電池の立ち上がり時には、燃料電
池のセルスタックを昇温させる必要があるが、燃料電池
の運転時には、循環ポンプが駆動して、シスターンの循
環水が蓄熱ラインの第1熱交換器を通過した後に蓄熱槽
又はシスターンに戻ることにより、燃料電池の排熱が蓄
熱槽又はシスターンに蓄積されているので、燃料電池の
立ち上がり時にも、循環ポンプを駆動させれば、シスタ
ーンの循環水が蓄熱ラインの第1熱交換器を通過して、
燃料電池の排熱を燃料電池のセルスタックに伝えること
ができるので、燃料電池の立ち上がり時の消費電力を少
なくすることができる。
【0027】また、請求項5に係る発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一つに記載するコージェネレーシ
ョンの排熱利用システムであって、前記シスターンを前
記蓄熱槽で兼用したこと、を特徴としている。
【0028】すなわち、本発明のコージェネレーション
の排熱利用システムでは、蓄熱槽を圧力容器の構造にす
る必要がなく、蓄熱槽をシスターンと同じ開放型にする
ことが可能であり、シスターンを蓄熱槽で兼用すること
が許されるので、シスターンを蓄熱槽で兼用してシスタ
ーンを無くすことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。先ず、第1実施の形態のコージ
ェネレーションの排熱利用システムについて説明する。
図1に示すように、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aは、蓄熱ラインL1(図4
及び図5参照)、暖房ラインL2(図6参照)、追炊ラ
インL3(図7及び図8参照)、給湯ラインL4(図9
参照)、接続ラインL5(図8参照)、制御装置15な
どで構成することにより、燃料電池11の排熱を給湯・
暖房に利用している。
【0030】この点、蓄熱ラインL1(図4及び図5参
照)は、蓄熱槽20、循環ポンプP1、電磁弁V1、燃
料電池11に内設された第1熱交換器12、三方弁V2
などを有しており、循環ポンプP1を駆動させると、蓄
熱槽20の循環水は、第1熱交換器12を通過した後に
蓄熱槽20の上部(図4参照)又は下部(図5参照)に
戻る。このとき、第1熱交換器12は、燃料電池11の
排熱を蓄熱槽20の循環水に伝えるので、蓄熱槽20の
循環水を介して、燃料電池11の排熱を回収することが
できる。さらに、蓄熱槽20には潜熱蓄熱材22が充填
されているので、燃料電池11の排熱は、循環水の顕熱
や潜熱蓄熱材22の潜熱などとして、蓄熱槽20に蓄熱
される。
【0031】また、暖房ラインL2(図6参照)は、循
環ポンプP1の下流側で蓄熱ラインL1と分岐するもの
であって、さらに、4つのラインに分岐しており、それ
ぞれの分岐ラインが蓄熱槽20の下部に戻るようになっ
ている。そして、一つめの分岐ラインは、蓄熱槽20、
循環ポンプP1、電磁弁V4を有するとともに、低温暖
房設備に接続されており、循環ポンプP1を駆動させる
と、蓄熱槽20の循環水は、低温暖房設備を通過した後
に蓄熱槽20の下部に戻ることから、燃料電池11の排
熱が伝えられた蓄熱槽20の循環水を介して、燃料電池
11の排熱を暖房に利用することができる。また、二つ
めの分岐ラインは、蓄熱槽20、循環ポンプP1、電磁
弁V3、ガスバーナーG、電磁弁V6を有するととも
に、高温暖房設備に接続されており、循環ポンプP1を
駆動させると、蓄熱槽20の循環水は、高温暖房設備を
通過した後に蓄熱槽20の下部に戻ることから、燃料電
池11の排熱が伝えられた蓄熱槽20の循環水を介し
て、燃料電池11の排熱を暖房に利用することができ
る。また、三つめの分岐ラインは、ガスバーナーGと電
磁弁V6の間で二つめの分岐ラインから分かれるもので
あって、循環ポンプP1を駆動させると、蓄熱槽20の
循環水は、蓄熱槽20の下部に直接に戻るようになって
いる。また、四つめの分岐ラインは、ガスバーナーGと
電磁弁V6の間で二つめの分岐ラインから分かれるもの
であって、蓄熱槽20、循環ポンプP1、電磁弁V3、
ガスバーナーG、電磁弁V5、第2熱交換器13を有し
ており、循環ポンプP1を駆動させると、蓄熱槽20の
循環水は、第2熱交換器13を通過した後に蓄熱槽20
の下部に直接に戻るようになっている。
【0032】また、追炊ラインL3(図7及び図8参
照)は、浴槽ポンプP2、第2熱交換器13を有すると
ともに浴槽に接続されており、浴槽ポンプP2を駆動さ
せると、浴槽の湯水は、第2熱交換器13を通過した後
に浴槽に戻ってくる。このとき、第2熱交換器13で
は、蓄熱槽11の循環水を介して、燃料電池11の排熱
が浴槽の湯水に伝えられるので、燃料電池11の排熱を
浴槽の湯水の追い炊きに利用することができる。
【0033】また、給湯ラインL4(図9参照)は、水
道水のラインに直結されるものであって、蓄熱槽20に
内設された伝熱チューブ21、ガスバーナーG、温度調
節弁V8などを有するとともに給湯設備に接続されてお
り、水道水は、水道水のラインから蓄熱槽20の伝熱チ
ューブ21を通過すると、蓄熱槽20の循環水や潜熱蓄
熱材22を介して、燃料電池11の排熱が伝えられ、給
湯水として給湯設備に供給されるので、これにより、燃
料電池11の排熱を給湯に利用することができる。尚、
蓄熱槽20に内設された伝熱チューブ21の上流側に
は、電磁弁V7を介して、蓄熱槽20の上部に接続する
分岐ラインがあり、これにより、蓄熱槽20の循環水を
補充することができる。
【0034】また、接続ラインL5(図8参照)は、追
炊ラインL3の第2熱交換器13の上流側に電磁弁V9
を介して給湯ラインL4から合流するものであって、給
湯ラインL4の給湯水が第2熱交換器13を通過した後
に浴槽に供給される。このとき、第2熱交換器13で
は、蓄熱槽20の循環水を介して、燃料電池11の排熱
が給湯水に伝えられるので、燃料電池11の排熱を浴槽
の湯張りに利用することができる。
【0035】また、制御装置15に対しては、電磁弁V
1、三方弁V2、電磁弁V3,V4,V5,V6,V
7、温度調節弁V8、電磁弁V9が接続されており、電
磁弁V1、三方弁V2、電磁弁V3,V4,V5,V
6,V7、温度調節弁V8、電磁弁V9の開閉を制御す
ることができる。また、制御装置15に対しては、循環
ポンプP1、浴槽ポンプP2が接続されることにより、
循環ポンプP1、浴槽ポンプP2の運転の開始・停止を
制御することができるとともに、ガスバーナーGが接続
されることにより、ガスバーナーGの運転の開始・停止
を制御することができる。さらに、制御装置15に対し
ては、燃料電池11の制御装置14が接続されることに
より、燃料電池11の運転状況を知ることができるとと
もに、温度センサーT1,T2,T3が接続されること
により、蓄熱槽20の上部の循環水の温度、暖房ライン
L2のガスバーナーGの下流側の循環水の温度、温度調
節弁V8の下流側の給湯水の温度を知ることができる。
【0036】次に、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aの運転手順について、図
2、図3に基づいて説明する。図2に示すように、第1
実施の形態のコージェネレーションの排熱利用システム
1Aでは、先ず、S11において、燃料電池11が運転
中であるかを否か判断する。
【0037】ここで、燃料電池11が運転中であると判
断した場合には(S11:Yes)、S12に進んで、
熱需要(暖房、ふろの追い炊き、湯張りのいずれか)が
あるか否かを判断する。このとき、熱需要(暖房、ふろ
の追い炊き、湯張りのいずれか)がないと判断した場合
には(S12:No)、S13に進んで、図4の排熱回
収運転(上部モード)になるように、電磁弁V1と三方
弁V2を開けるとともに電磁弁V3,V4を閉じる。そ
して、S14において、循環ポンプP1を駆動させるこ
とにより、図4の排熱回収運転(上部モード)を開始す
る。
【0038】また、上述したS12において、熱需要
(暖房、ふろの追い炊き、湯張りのいずれか)があると
判断した場合には(S12:Yes)、S15に進ん
で、蓄熱槽20に利用可能な熱があるか否かを判断す
る。ここで、蓄熱槽20に利用可能な熱があると判断し
た場合には(S15:Yes)、S13に進んで、図4
の排熱回収運転(上部モード)になるように、電磁弁V
1と三方弁V2を開けるとともに電磁弁V3,V4を閉
じる。そして、S14において、循環ポンプP1を駆動
させることにより、図4の排熱回収運転(上部モード)
を開始し、図3のS31に進む。一方、蓄熱槽20に利
用可能な熱がないと判断した場合には(S15:N
o)、S16に進んで、図5の排熱回収運転(下部モー
ド)になるように、電磁弁V1と三方弁V2を開けると
ともに電磁弁V3,V4を閉じる。そして、S14にお
いて、循環ポンプP1を駆動させることにより、図5の
排熱回収運転(下部モード)を開始し、図3のS31に
進む。
【0039】尚、S15において、蓄熱槽20に利用可
能な熱があるか否かを判断する際は、温度センサーT1
を介して、蓄熱槽20の上部の循環水の温度に基づいて
判断される。この点は、後述するS18及びS22にお
いても、同様である。
【0040】また、上述したS11において、燃料電池
11が運転中でないと判断した場合には(S11:N
o)、S17に進んで、燃料電池11が起動中であるか
否かを判断する。ここで、燃料電池11が起動中でない
と判断した場合には(S17:No)、S18に進ん
で、蓄熱槽20に利用可能な熱があるか否かを判断す
る。さらに、ここで、蓄熱槽20に利用可能な熱がある
と判断した場合には(S18:Yes)、S19に進ん
で、熱需要(暖房、ふろの追い炊き、湯張りのいずれ
か)があるか否かを判断する。
【0041】そして、熱需要(暖房、ふろの追い炊き、
湯張りのいずれか)があると判断した場合には(S1
9:Yes)、S21に進んで、図4の排熱回収運転
(上部モード)になるように、電磁弁V1と三方弁V2
を開けるとともに電磁弁V3,V4を閉じる。そして、
S14において、循環ポンプP1を駆動させることによ
り、図4の排熱回収運転(上部モード)を開始する。一
方、熱需要(暖房、ふろの追い炊き、湯張りのいずれ
か)がないと判断した場合(S19:No)、又は、蓄
熱槽20に利用可能な熱がないと判断した場合には(S
18:No)、S20に進んで、循環ポンプP1を停止
することにより、図4の排熱回収運転(上部モード)又
は図5の排熱回収運転(下部モード)を停止し、上述し
たS11に戻る。
【0042】また、上述したS17において、燃料電池
11が起動中であると判断した場合には(S17:Ye
s)、S22に進んで、蓄熱槽20に利用可能な熱があ
るか否かを判断する。ここで、蓄熱槽20に利用可能な
熱があると判断した場合には(S22:Yes)、S2
3に進んで、図4の排熱回収運転(上部モード)になる
ように、電磁弁V1と三方弁V2を開けるとともに電磁
弁V3,V4を閉じる。そして、S25において、循環
ポンプP1を駆動させることにより、図4の排熱回収運
転(上部モード)を開始する。一方、蓄熱槽20に利用
可能な熱がないと判断した場合には(S22:No)、
S24に進んで、図5の排熱回収運転(下部モード)に
なるように、電磁弁V1と三方弁V2を開けるとともに
電磁弁V3,V4を閉じる。そして、S25において、
循環ポンプP1を駆動させることにより、図5の排熱回
収運転(下部モード)を開始する。
【0043】そして、S25において、図4の排熱回収
運転(上部モード)又は図5の排熱回収運転(下部モー
ド)が開始されると、S26に進んで、燃料電池昇温制
御を行った後に、図3のS31に進む。すなわち、燃料
電池11の立ち上がり時には(S17:Yes)、燃料
電池11のセルスタックを昇温させる必要があるが、燃
料電池11の運転時には(S1:Yes)、循環ポンプ
P1が駆動して(S14)、蓄熱槽20の循環水が蓄熱
ラインL1の第1熱交換器12を通過した後に蓄熱槽2
0の上部(図4参照)又は下部(図5参照)に戻ること
により(S13、S16)、燃料電池11の排熱が蓄熱
槽20に蓄積されている。従って、燃料電池11の立ち
上がり時にも(S17:Yes)、循環ポンプP1を駆
動させると(S25)、蓄熱ラインL1の第1熱交換器
12を通過する蓄熱槽20の循環水を介して、蓄熱槽2
0に蓄熱した燃料電池11の排熱を燃料電池11のセル
スタックに伝えることができる。そこで、S26におい
て、燃料電池昇温制御を行うことにより、燃料電池11
の立ち上がり時の消費電力を少なくしている。
【0044】次に、図3のS31では、熱需要のうち暖
房の要求がある否かを判断している。ここで、熱需要の
うち暖房の要求があると判断した場合には(S31:Y
es)、S32に進んで、図6に示すように、電磁弁V
3,V4,V6を開けるとともに電磁弁V5を閉じて、
図6の暖房運転を開始し、その後に、S34に進む一
方、熱需要のうち暖房の要求がないと判断した場合には
(S31:No)、S33に進んで、電磁弁V3,V4
を開じ、図6の暖房運転を停止し、その後に、S34に
進む。
【0045】尚、図6は、低温暖房設備と高温暖房設備
の両者に蓄熱槽20の循環水を供給する場合であり、蓄
熱槽20の循環水の温度が高温暖房設備の要求温度(例
えば、80℃)に満たないときは、ガスバーナーGが点
火され、温度センサーT2を介して、ガスバーナーGの
出口付近の蓄熱槽20の循環水の温度(高温暖房設備に
供給される蓄熱槽20の循環水の温度)が制御される。
また、高温暖房設備のみに蓄熱槽20の循環水を供給す
る場合は、電磁弁V3,V6を開けるとともに電磁弁V
4,V5を閉じて、暖房運転を開始する。ここでも、蓄
熱槽20の循環水の温度が高温暖房設備の要求温度(例
えば、80℃)に満たないときは、ガスバーナーGが点
火され、温度センサーT2を介して、ガスバーナーGの
出口付近の蓄熱槽20の循環水の温度(高温暖房設備に
供給される蓄熱槽20の循環水の温度)が制御される。
また、低温暖房設備のみに蓄熱槽20の循環水を供給す
る場合は、電磁弁V3,V4を開けるとともに電磁弁V
5,V6を閉じて、暖房運転を開始する。ここで、蓄熱
槽20の循環水の温度が低温暖房設備の要求温度(例え
ば、60℃)に満たないときは、ガスバーナーGが点火
され、温度センサーT2を介して、ガスバーナーGの出
口付近の蓄熱槽20の循環水の温度(蓄熱槽20の下部
に直接に戻った後に低温暖房設備に供給される蓄熱槽2
0の循環水の温度)が制御される。
【0046】次に、S34では、熱需要のうち「ふろ追
い炊き」の要求がある否かを判断している。ここで、熱
需要のうち「ふろ追い炊き」の要求があると判断した場
合には(S34:Yes)、S35に進んで、図7に示
すように、電磁弁V3,V5を開けるとともに電磁弁V
4,V6を閉じ、浴槽ポンプP2を駆動させることによ
り、図7の追い炊き運転を開始し、その後に、S37に
進む。一方、熱需要のうち「ふろ追い炊き」の要求がな
いと判断した場合には(S34:No)、S36に進ん
で、電磁弁V3,V4を開じるとともに浴槽ポンプP2
を停止させることにより、図7の追い炊き運転を停止
し、その後に、S37に進む。
【0047】尚、図7の追い炊き運転では、蓄熱槽11
の循環水が循環ポンプP1により第2熱交換器13を通
過して蓄熱槽11に戻る一方、浴槽の湯水が浴槽ポンプ
P2により第2熱交換器13を通過した後に浴槽に戻
る。従って、第2熱交換器13では、蓄熱槽11の循環
水を介して、燃料電池11の排熱が浴槽の湯水に伝えら
れるので、燃料電池11の排熱を浴槽の湯水の追い炊き
に利用することができる。もっとも、蓄熱槽11の循環
水の温度が低くて、浴槽の湯水の追い炊きを十分にでき
ない場合には、ガスバーナーGが点火され、温度センサ
ーT2を介して、ガスバーナーGの出口付近の蓄熱槽2
0の循環水の温度(第2熱交換器13を通過する蓄熱槽
20の循環水の温度)が制御される。
【0048】次に、S37では、熱需要のうち湯張りの
要求がある否かを判断している。ここで、熱需要のうち
湯張りの要求があると判断した場合には(S37:Ye
s)、S38に進んで、図8に示すように、電磁弁V
3,V5,V9を開けるとともに電磁弁V4,V6を閉
じることにより、図8の湯張り運転を開始し、その後
に、S40に進む。一方、熱需要のうち湯張りの要求が
ないと判断した場合には(S37:No)、S39に進
んで、電磁弁V3,V4,V9を開じることにより、図
8の湯張り運転を停止し、その後に、S40に進む。
【0049】尚、図8の湯張り運転では、接続ラインL
5の電磁弁V9が開けられることにより、給湯ラインL
4の給湯水が第2熱交換器13を通過した後に浴槽に供
給される。このとき、第2熱交換器13では、蓄熱槽1
1の循環水が循環ポンプP1により通過しており、蓄熱
槽20の循環水を介して、燃料電池11の排熱が給湯水
に伝えられるので、燃料電池11の排熱を浴槽の湯張り
に利用することができる。
【0050】次に、S40では、熱需要のうち給湯の要
求がある否かを判断している。ここで、熱需要のうち給
湯の要求があると判断した場合には(S40:Ye
s)、S41に進んで、図9の給湯運転を開始し、その
後に、図2のS11に戻る。一方、熱需要のうち給湯の
要求がないと判断した場合には(S40:No)、S4
2に進んで、図9の給湯運転を停止し、その後に、図2
のS11に戻る。
【0051】尚、S41の給湯運転において、給湯設備
に供給される給湯水の温度は、ガスバーナーGで加熱し
たり、温度調節弁V8で水道水を混合することにより、
温度センサーT3を介して、温度調節弁V8の下流側の
給湯水の温度で制御される。
【0052】以上詳細に説明したように、第1実施の形
態のコージェネレーションの排熱利用システム1Aで
は、循環ポンプP1が駆動すると(図2のS14、S2
5)、蓄熱ラインL1においては、第1熱交換器12で
燃料電池11の排熱が伝えられた蓄熱槽11の循環水が
蓄熱槽11の上部又は下部に戻ることにより、燃料電池
11の排熱が蓄熱槽11に蓄積され(図4及び図5参
照)、暖房ラインL2においては、燃料電池11の排熱
が伝えられた蓄熱槽11の循環水が低温暖房設備・高温
暖房設備を通過する(図3のS32、図6参照)。一
方、給湯ラインL4においては、蓄熱槽11の伝熱チュ
ーブ21で燃料電池11の排熱が伝えられた水道水が給
湯水として給湯設備に供給される(図3のS41、図9
参照)。
【0053】従って、第1実施の形態のコージェネレー
ションの排熱利用システム1Aは、燃料電池11の排熱
を給湯・暖房に利用するものであるが、図1に示すよう
に、水道水を給湯水として給湯設備に供給する給湯ライ
ンL4では、給湯設備に接続する蓄熱槽11の伝熱チュ
ーブ21が水道水のラインと直結しており、この点、従
来技術の欄で説明したもの(図25のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム100)とは異なり、水道水の
水圧を下げる必要はなく、さらに、溜まり水が発生する
こともないので、給湯水の圧力不足及び不純物の混在の
おそれを解消することができる。
【0054】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aでは、図1に示すように、
蓄熱槽11の伝熱チューブ21の中を水道水が通過して
おり、水道水の水圧が蓄熱槽11に作用することがな
く、蓄熱槽11を圧力容器の構造にする必要がないの
で、蓄熱槽11を開放型とすることができ、形状を自由
に設計することができる。
【0055】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aでは、図1に示すように、
蓄熱槽11の伝熱チューブ21の中を水道水が通過して
おり、蓄熱槽11の伝熱チューブ21にその内側から水
道水の水圧が作用する。この点、従来技術の欄で説明し
たもの(図25のコージェネレーションの排熱利用シス
テム100)では、貯湯槽120の伝熱チューブ121
にその外側から水道水の水圧が作用するので、第1実施
の形態のコージェネレーションの排熱利用システム1A
は、従来技術の欄で説明したもの(図25のコージェネ
レーションの排熱利用システム100の伝熱チューブ1
21)と比べて、伝熱チューブ21の肉厚を薄くするこ
とができる。
【0056】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aでは、図1に示すように、
循環ポンプP1の下流側で蓄熱ラインL1と暖房ライン
L2が分岐しており、一つの循環ポンプP1で蓄熱槽1
1の循環水を蓄熱ラインL1又は暖房ラインL2に流す
ことができる。この点、従来技術の欄で説明したもの
(図25のコージェネレーションの排熱利用システム1
00)では、蓄熱ラインL101と暖房ラインL102
が完全に分離しており、蓄熱ラインL101と暖房ライ
ンL102の各々に専用のポンプ(第1循環ポンプP1
01、第2循環ポンプP102)を必要とする。従っ
て、第1実施の形態のコージェネレーションの排熱利用
システム1Aは、従来技術の欄で説明したもの(図25
のコージェネレーションの排熱利用システム100)と
比べて、蓄熱ラインL1及び暖房ラインL2が一つの循
環ポンプP1を共用した点でコスト的に有利である。
【0057】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aでは、図1に示すように、
燃料電池11の排熱が循環水を介して蓄熱される蓄熱槽
20に潜熱蓄熱材22を内蔵しており、燃料電池11の
排熱は循環水の顕熱だけでなく潜熱蓄熱材22の潜熱と
しても蓄熱され、しかも、循環水に比べて潜熱蓄熱材2
2の単位蓄熱容量は非常に大きいことから、潜熱蓄熱材
22の潜熱として蓄積される熱量の分だけ、蓄熱槽20
を大幅に小さくすることができる。
【0058】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aでは、図8に示すように、
給湯ラインL4の蓄熱槽20の伝熱チューブ21で燃料
電池11の排熱を水道水に伝えて給湯水とし、さらに、
接続ラインL5を介して給湯水を追炊ラインL3の第2
熱交換器13に通過させることにより、燃料電池11の
排熱を給湯水に伝えた後に浴槽に供給しており(図3の
S38)、浴槽に供給される水道水に対し、蓄熱槽20
の伝熱チューブ21と第2熱交換器13の2箇所で燃料
電池11の排熱を伝えることができるので、燃料電池1
1の排熱を浴槽の湯張りに利用する観点からすれば、蓄
熱槽20の伝熱チューブ21や第2熱交換器13の伝熱
面積を小さくすることができる。
【0059】次に、第2実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システムについて説明する。図10に示
すように、第2実施の形態のコージェネレーションの排
熱利用システム1Bは、図1の第1実施の形態のコージ
ェネレーションの排熱利用システム1Aに対して、シス
ターン16を設けたものであって、蓄熱ラインL1(図
11及び図12参照)、暖房ラインL2(図13参
照)、追炊ラインL3(図14及び図15参照)、給湯
ラインL4(図16参照)、接続ラインL5(図15参
照)、制御装置15などで構成することにより、燃料電
池11の排熱を給湯・暖房に利用している。
【0060】すなわち、蓄熱ラインL1(図11及び図
12参照)は、蓄熱槽20、シスターン16、循環ポン
プP1、電磁弁V1、燃料電池11に内設された第1熱
交換器12、三方弁V2などを有しており、循環ポンプ
P1を駆動させると、蓄熱槽20と連通するシスターン
16の循環水は、第1熱交換器12を通過した後に蓄熱
槽20(図11参照)又はシスターン16(図12参
照)に戻る。このとき、第1熱交換器12は、燃料電池
11の排熱をシスターン16の循環水に伝えるので、シ
スターン16の循環水を介して、燃料電池11の排熱を
回収することができる。さらに、蓄熱槽20には潜熱蓄
熱材22が充填されているので、燃料電池11の排熱
は、循環水の顕熱や潜熱蓄熱材22の潜熱などとして、
蓄熱槽20に蓄熱される。
【0061】また、暖房ラインL2(図13参照)は、
循環ポンプP1の下流側で蓄熱ラインL1と分岐するも
のであって、さらに、4つのラインに分岐しており、そ
れぞれの分岐ラインがシスターン16に戻るようになっ
ている。そして、一つめの分岐ラインは、シスターン1
6、循環ポンプP1、電磁弁V4を有するとともに、低
温暖房設備に接続されており、循環ポンプP1を駆動さ
せると、シスターン16の循環水は、低温暖房設備を通
過した後にシスターン16に戻ることから、燃料電池1
1の排熱が伝えられたシスターン16の循環水を介し
て、燃料電池11の排熱を暖房に利用することができ
る。また、二つめの分岐ラインは、シスターン16、循
環ポンプP1、電磁弁V3、ガスバーナーG、電磁弁V
6を有するとともに、高温暖房設備に接続されており、
循環ポンプP1を駆動させると、シスターン16の循環
水は、高温暖房設備を通過した後にシスターン16に戻
ることから、燃料電池11の排熱が伝えられたシスター
ン16の循環水を介して、燃料電池11の排熱を暖房に
利用することができる。また、三つめの分岐ラインは、
ガスバーナーGと電磁弁V6の間で二つめの分岐ライン
から分かれるものであって、循環ポンプP1を駆動させ
ると、シスターン16の循環水は、シスターン16に直
接に戻るようになっている。また、四つめの分岐ライン
は、ガスバーナーGと電磁弁V6の間で二つめの分岐ラ
インから分かれるものであって、シスターン16、循環
ポンプP1、電磁弁V3、ガスバーナーG、電磁弁V
5、第2熱交換器13を有しており、循環ポンプP1を
駆動させると、シスターン16の循環水は、第2熱交換
器13を通過した後にシスターン16に直接に戻るよう
になっている。
【0062】また、追炊ラインL3(図14及び図15
参照)は、浴槽ポンプP2、第2熱交換器13を有する
とともに浴槽に接続されており、浴槽ポンプP2を駆動
させると、浴槽の湯水は、第2熱交換器13を通過した
後に浴槽に戻ってくる。このとき、第2熱交換器13で
は、シスターン16の循環水を介して、燃料電池11の
排熱が浴槽の湯水に伝えられるので、燃料電池11の排
熱を浴槽の湯水の追い炊きに利用することができる。
【0063】また、給湯ラインL4(図16参照)は、
水道水のラインに直結されるものであって、蓄熱槽20
に内設された伝熱チューブ21、ガスバーナーG、温度
調節弁V8などを有するとともに給湯設備に接続されて
おり、水道水は、水道水のラインから蓄熱槽20の伝熱
チューブ21を通過すると、蓄熱槽20の循環水や潜熱
蓄熱材22を介して、燃料電池11の排熱が伝えられ、
給湯水として給湯設備に供給されるので、これにより、
燃料電池11の排熱を給湯に利用することができる。
尚、蓄熱槽20に内設された伝熱チューブ21の上流側
には、電磁弁V7を介して、シスターン16に接続する
分岐ラインがあり、これにより、シスターン16の循環
水を補充することができる。
【0064】また、接続ラインL5(図15参照)は、
追炊ラインL3の第2熱交換器13の上流側に電磁弁V
9を介して給湯ラインL4から合流するものであって、
給湯ラインL4の給湯水が第2熱交換器13を通過した
後に浴槽に供給される。このとき、第2熱交換器13で
は、シスターン16の循環水を介して、燃料電池11の
排熱が給湯水に伝えられるので、燃料電池11の排熱を
浴槽の湯張りに利用することができる。
【0065】また、制御装置15に対しては、電磁弁V
1、三方弁V2、電磁弁V3,V4,V5,V6,V
7、温度調節弁V8、電磁弁V9が接続されており、電
磁弁V1、三方弁V2、電磁弁V3,V4,V5,V
6,V7、温度調節弁V8、電磁弁V9の開閉を制御す
ることができる。また、制御装置15に対しては、循環
ポンプP1、浴槽ポンプP2が接続されることにより、
循環ポンプP1、浴槽ポンプP2の運転の開始・停止を
制御することができるとともに、ガスバーナーGが接続
されることにより、ガスバーナーGの運転の開始・停止
を制御することができる。さらに、制御装置15に対し
ては、燃料電池11の制御装置14が接続されることに
より、燃料電池11の運転状況を知ることができるとと
もに、温度センサーT1,T2,T3が接続されること
により、蓄熱槽20の上部の循環水の温度、暖房ライン
L2のガスバーナーGの下流側の循環水の温度、温度調
節弁V8の下流側の給湯水の温度を知ることができる。
【0066】尚、第2実施の形態のコージェネレーショ
ンの排熱利用システム1Bの運転手順については、図2
及び図3で示した第1実施の形態のコージェネレーショ
ンの排熱利用システム1Aの運転手順と同様である。但
し、図2のS13,S21,S23の「上部モード」
は、図11の「蓄熱槽モード」に代わる。また、図2の
S16,S24の「下部モード」は、図12の「シスタ
ーンモード」に代わる。
【0067】以上詳細に説明したように、第2実施の形
態のコージェネレーションの排熱利用システム1Bで
は、循環ポンプP1が駆動すると(図2のS14、S2
5)、蓄熱ラインL1においては、第1熱交換器12で
燃料電池11の排熱が伝えられたシスターン16の循環
水が蓄熱槽11又はシスターン16に戻ることにより、
燃料電池11の排熱が蓄熱槽11又はシスターン16に
蓄積され(図11及び図12参照)、暖房ラインL2に
おいては、燃料電池11の排熱が伝えられたシスターン
16の循環水が低温暖房設備・高温暖房設備を通過する
(図3のS32、図6参照)。一方、給湯ラインL4に
おいては、蓄熱槽11の伝熱チューブ21で燃料電池1
1の排熱が伝えられた水道水が給湯水として給湯設備に
供給される(図3のS41、図16参照)。
【0068】従って、第2実施の形態のコージェネレー
ションの排熱利用システム1Bは、燃料電池11の排熱
を給湯・暖房に利用するものであるが、図10に示すよ
うに、水道水を給湯水として給湯設備に供給する給湯ラ
インL4では、給湯設備に接続する蓄熱槽11の伝熱チ
ューブ21が水道水のラインと直結しており、この点、
従来技術の欄で説明したもの(図25のコージェネレー
ションの排熱利用システム100)とは異なり、水道水
の水圧を下げる必要はなく、さらに、溜まり水が発生す
ることもないので、給湯水の圧力不足及び不純物の混在
のおそれを解消することができる。
【0069】また、第2実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Bでは、図10に示すよう
に、蓄熱槽11の伝熱チューブ21の中を水道水が通過
しており、水道水の水圧が蓄熱槽11に作用することが
なく、蓄熱槽11を圧力容器の構造にする必要がないの
で、蓄熱槽11を開放型にすることができ、自由に設計
することができる。
【0070】また、第2実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Bでは、図10に示すよう
に、蓄熱槽11の伝熱チューブ21の中を水道水が通過
しており、蓄熱槽11の伝熱チューブ21にその内側か
ら水道水の水圧が作用する。この点、従来技術の欄で説
明したもの(図25のコージェネレーションの排熱利用
システム100)では、貯湯槽120の伝熱チューブ1
21にその外側から水道水の水圧が作用するので、第2
実施の形態のコージェネレーションの排熱利用システム
1Bは、従来技術の欄で説明したもの(図25のコージ
ェネレーションの排熱利用システム100の伝熱チュー
ブ121)と比べて、伝熱チューブ21の肉厚を薄くす
ることができる。
【0071】また、第2実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Bでは、図10に示すよう
に、循環ポンプP1の下流側で蓄熱ラインL1と暖房ラ
インL2が分岐しており、一つの循環ポンプP1でシス
ターン16の循環水を蓄熱ラインL1又は暖房ラインL
2に流すことができる。この点、従来技術の欄で説明し
たもの(図25のコージェネレーションの排熱利用シス
テム100)では、蓄熱ラインL101と暖房ラインL
102が完全に分離しており、蓄熱ラインL101と暖
房ラインL102の各々に専用のポンプ(第1循環ポン
プP101、第2循環ポンプP102)を必要とする。
従って、第2実施の形態のコージェネレーションの排熱
利用システム1Bは、従来技術の欄で説明したもの(図
25のコージェネレーションの排熱利用システム10
0)と比べて、蓄熱ラインL1及び暖房ラインL2が一
つの循環ポンプP1を共用した点でコスト的に有利であ
る。
【0072】また、第2実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Bでは、図10に示すよう
に、燃料電池11の排熱が循環水を介して蓄熱される蓄
熱槽20に潜熱蓄熱材22を内蔵しており、燃料電池1
1の排熱は循環水の顕熱だけでなく潜熱蓄熱材22の潜
熱としても蓄熱され、しかも、循環水に比べて潜熱蓄熱
材22の単位蓄熱容量は非常に大きいことから、潜熱蓄
熱材22の潜熱として蓄積される熱量の分だけ、蓄熱槽
20を大幅に小さくすることができる。
【0073】また、第2実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Bでは、図15に示すよう
に、給湯ラインL4の蓄熱槽20の伝熱チューブ21で
燃料電池11の排熱を水道水に伝えて給湯水とし、さら
に、接続ラインL5を介して給湯水を追炊ラインL3の
第2熱交換器13に通過させることにより、燃料電池1
1の排熱を給湯水に伝えた後に浴槽に供給しており(図
3のS38)、浴槽に供給される水道水に対し、蓄熱槽
20の伝熱チューブ21と第2熱交換器13の2箇所で
燃料電池11の排熱を伝えることができるので、燃料電
池11の排熱を浴槽の湯張りに利用する観点からすれ
ば、蓄熱槽20の伝熱チューブ21や第2熱交換器13
の伝熱面積を小さくすることができる。
【0074】尚、図10の第2実施の形態のコージェネ
レーションの排熱利用システム1Bでは、蓄熱槽20を
シスターン16と同じ開放型にしているので、シスター
ン16を蓄熱槽20で兼用することが許される。この
点、図1の第1実施の形態のコージェネレーションの排
熱利用システム1Aでは、図10のシスターン16を蓄
熱槽20で兼用しており、図10のシスターン16を無
くしたものと言うことができる。
【0075】次に、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1A及び第2実施の形態のコー
ジェネレーションの排熱利用システム1Bで使用した蓄
熱槽20の組立方法について説明する。図1や図10に
示すように、蓄熱槽20には、伝熱チューブ21が内設
されるとともに潜熱蓄熱材22が内在し、さらに、複数
の邪魔板を内設することにより、熱交換効率の向上を図
っている。しかしながら、蓄熱槽20の内部には、複数
の邪魔板だけでなく、伝熱チューブ21や潜熱蓄熱材2
2も存在することから、複数の邪魔板を内設するには困
難を伴うことが多い。そこで、ここでは、先ず、蓄熱槽
20の内部に複数の邪魔板を固定する方法について説明
する。
【0076】蓄熱槽20の内部に複数の邪魔板を固定す
るには、例えば、図17に示すように、コイル状の伝熱
チューブ21の間に、3枚の邪魔板24a,21b、2
4cをそれぞれ差し込んだ後に、蓄熱槽20の本体23
に挿入する。
【0077】但し、邪魔板24a,24b,24cの四
隅には、図18に示すように、切欠部25a,25b,
25cを予め設けておく。この点、切欠部25a,25
b,25cの大きさは、切欠部25a,25b,25c
の順で大きくする。一方、蓄熱槽20の本体23の四隅
には、図19に示すように、4つで1組の固定板27
a,27b,27cを予め設けておく。この点、固定板
27a,27b,27cの大きさは、固定板27a,2
7b,27cの順で大きくするが、各固定板27a,2
7b,27cの間で伝熱チューブ21が通過できるよう
にする。
【0078】そして、図17に示すように、3枚の邪魔
板24a,21b、24cが差し込まれた伝熱チューブ
21を蓄熱槽20の本体23に挿入すると、下側の邪魔
板24cについては、図20に示すように、その切欠部
25cが蓄熱槽20の本体23の固定板27a,27b
と干渉しないので、蓄熱槽20の本体23の固定板27
a,27bの間を通過するが、その切欠部25cが蓄熱
槽20の本体23の固定板27cと干渉するので、蓄熱
槽20の本体23の固定板27cに載置される。また、
中間の邪魔板24bについては、図20に示すように、
その切欠部25bが蓄熱槽20の本体23の固定板27
aと干渉しないので、蓄熱槽20の本体23の固定板2
7aの間を通過するが、その切欠部25bが蓄熱槽20
の本体23の固定板27bと干渉するので、蓄熱槽20
の本体23の固定板27bに載置される。さらに、上側
の邪魔板24aについては、図20に示すように、その
切欠部25aが蓄熱槽20の本体23の固定板27aと
干渉するので、蓄熱槽20の本体23の固定板27aに
載置される。
【0079】これにより、3枚の邪魔板24a,21
b、24cは、蓄熱槽20の本体23の固定板27a,
27b,27cの下側で支えられる一方、伝熱チューブ
21の自重により固定板27a,27b,27cの上側
に押さえ付けられるので、溶接などの手段の方法を用い
ることなく、簡単な方法で、3枚の邪魔板24a,21
b、24cを蓄熱槽20の本体23の内部に固定するこ
とができる。
【0080】その後は、蓄熱槽20の本体23の内部に
潜熱蓄熱材22を入れ、邪魔板24cの下側の空間が潜
熱蓄熱材22で満たされれば、図21や図22に示すよ
うにして、邪魔板24cの開口部26cに対して蓋28
cをネジ29cで固定する。さらに、その後も、蓄熱槽
20の本体23の内部に潜熱蓄熱材22を入れ、邪魔板
24bの下側の空間が潜熱蓄熱材22で満たされれば、
図21や図22に示すようにして、邪魔板24bの開口
部26bに対して蓋28bをネジ29bで固定する。さ
らに、その後も、蓄熱槽20の本体23の内部に潜熱蓄
熱材22を入れ、邪魔板24aの下側の空間が潜熱蓄熱
材22で満たされれば、図21や図22に示すようにし
て、邪魔板24aの開口部26aに対して蓋28aをネ
ジ29aで固定する。そして、最後に、蓄熱槽20の本
体23の内部に潜熱蓄熱材22を入れ、蓄熱槽20の本
体23の内部が潜熱蓄熱材22で満たされれば、図23
に示すようにして、蓋30をかぶせる。
【0081】このようにして、蓄熱槽20を組み立てれ
ば、図23に示すように、蓄熱槽20の内部において、
伝熱チューブ21を内設するとともに3枚の邪魔板24
a,21b、24cを固定し、さらに、3枚の邪魔板2
4a,21b、24cで仕切られた各空間に潜熱蓄熱材
22を充填することができる。また、第1実施の形態の
コージェネレーションの排熱利用システム1Aにおいて
は、図23の黒矢印で示すように、蓄熱ラインL1の第
1熱交換器12から蓄熱槽20の上部に流入した循環水
を、蓄熱槽20の内部で蛇行させながら、蓄熱槽20の
下部から蓄熱ラインL1の循環ポンプP1へ流すことが
できる。
【0082】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、第1実施の形態のコージェネレー
ションの排熱利用システム1A及び第2実施の形態のコ
ージェネレーションの排熱利用システム1Bでは、図1
や図10に示すように、蓄熱槽20の内部に邪魔板を設
けているが、蓄熱槽20の内部に邪魔板を設けなくて
も、本発明の効果を得ることができる。
【0083】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1A及び第2実施の形態のコー
ジェネレーションの排熱利用システム1Bでは、図1や
図10に示すように、コージェネレーション源として、
燃料電池11が使用されているが、例えば、ガスエンジ
ンであっても、本発明の効果を得ることができる。
【0084】また、第1実施の形態のコージェネレーシ
ョンの排熱利用システム1Aでは、図1に示すように、
暖房ラインL2のそれぞれの分岐ラインが蓄熱槽20の
下部に戻るようになっているが、例えば、図24に示す
ように、蓄熱ラインL1の三方弁V2の上流側に合流さ
せることにより、蓄熱槽20の上部又は下部に戻るよう
にさせてもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明のコージェネレーションの排熱利
用システムでは、循環ポンプが駆動すると、蓄熱ライン
においては、第1熱交換器でコージェネレーション源の
排熱が伝えられたシスターンの循環水が蓄熱槽又はシス
ターンに戻ることにより、コージェネレーション源の排
熱が蓄熱槽又はシスターンに蓄積され、暖房ラインにお
いては、コージェネレーション源の排熱が伝えられたシ
スターンの循環水が暖房設備を通過する。一方、給湯ラ
インにおいては、蓄熱槽の伝熱チューブでコージェネレ
ーション源の排熱が伝えられた水道水が給湯水として給
湯設備に供給される。従って、本発明のコージェネレー
ションの排熱利用システムは、コージェネレーション源
の排熱を給湯・暖房に利用するものであるが、水道水を
給湯水として給湯設備に供給する給湯ラインでは、給湯
設備に接続する蓄熱槽の伝熱チューブが水道水のライン
と直結しており、この点、従来技術の欄で説明したもの
とは異なり、水道水の水圧を下げる必要はなく、さら
に、溜まり水が発生することもないので、給湯水の圧力
不足及び不純物の混在のおそれを解消することができ
る。
【0086】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、蓄熱槽の伝熱チューブの中を水道
水が通過しており、水道水の水圧が蓄熱槽に作用するこ
とがなく、蓄熱槽を圧力容器の構造にする必要がないの
で、蓄熱槽を開放型にすることができ、自由に設計する
ことができる。
【0087】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、蓄熱槽の伝熱チューブの中を水道
水が通過しており、蓄熱槽の伝熱チューブにその内側か
ら水道水の水圧が作用するが、この点、従来技術の欄で
説明したものでは、貯湯槽の伝熱チューブにその外側か
ら水道水の水圧が作用するので、本発明のコージェネレ
ーションの排熱利用システムは、従来技術の欄で説明し
たものと比べて、伝熱チューブの肉厚を薄くすることが
できる。
【0088】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、循環ポンプの下流側で蓄熱ライン
と暖房ラインが分岐しており、一つの循環ポンプでシス
ターンの循環水を蓄熱ライン又は暖房ラインに流すこと
ができるが、この点、従来技術の欄で説明したもので
は、蓄熱ラインと暖房ラインが完全に分離しており、蓄
熱ラインと暖房ラインの各々に専用のポンプを必要とす
るので、本発明のコージェネレーションの排熱利用シス
テムは、従来技術の欄で説明したものと比べて、蓄熱ラ
イン及び暖房ラインが一つの循環ポンプを共用した点で
コスト的に有利である。
【0089】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムにおいて、コージェネレーション源の排
熱がシスターンの循環水を介して蓄熱される蓄熱槽に潜
熱蓄熱材を内蔵すれば、コージェネレーション源の排熱
はシスターンの循環水の顕熱だけでなく潜熱蓄熱材の潜
熱としても蓄熱され、しかも、シスターンの循環水に比
べて潜熱蓄熱材の単位蓄熱容量は非常に大きいことか
ら、潜熱蓄熱材の潜熱として蓄積される熱量の分だけ、
蓄熱槽を大幅に小さくすることができる。
【0090】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムにおいて、給湯ラインの蓄熱槽の伝熱チ
ューブでコージェネレーション源の排熱を水道水に伝え
て給湯水とし、さらに、接続ラインを介して給湯水を追
炊ラインの第2熱交換器に通過させることにより、コー
ジェネレーション源の排熱を給湯水に伝えた後に浴槽に
供給すると、浴槽に供給される水道水に対し、蓄熱槽の
伝熱チューブと第2熱交換器の2箇所でコージェネレー
ション源の排熱を伝えることができるので、コージェネ
レーション源の排熱を浴槽の湯張りに利用する観点から
すれば、蓄熱槽の伝熱チューブや第2熱交換器の伝熱面
積を小さくすることができる。
【0091】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、コージェネレーション源が燃料電
池であると、燃料電池の立ち上がり時には、燃料電池の
セルスタックを昇温させる必要があるが、燃料電池の運
転時には、循環ポンプが駆動して、シスターンの循環水
が蓄熱ラインの第1熱交換器を通過した後に蓄熱槽又は
シスターンに戻ることにより、燃料電池の排熱が蓄熱槽
又はシスターンに蓄積されているので、燃料電池の立ち
上がり時にも、循環ポンプを駆動させれば、シスターン
の循環水が蓄熱ラインの第1熱交換器を通過して、燃料
電池の排熱を燃料電池のセルスタックに伝えることがで
きるので、燃料電池の立ち上がり時の消費電力を少なく
することができる。
【0092】また、本発明のコージェネレーションの排
熱利用システムでは、蓄熱槽を圧力容器の構造にする必
要がなく、蓄熱槽をシスターンと同じ開放型にすること
が可能であり、シスターンを蓄熱槽で兼用することが許
されるので、シスターンを蓄熱槽で兼用してシスターン
を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図である。
【図2】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」の運転フロー図である。
【図3】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」の運転フロー図である。
【図4】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図であって、排熱回
収運転(上部モード)のときのものである。
【図5】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図であって、排熱回
収運転(下部モード)のときのものである。
【図6】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図であって、暖房運
転のときのものである。
【図7】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図であって、追い炊
き運転のときのものである。
【図8】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図であって、湯張り
運転のときのものである。
【図9】第1実施の形態の「コージェネレーションの排
熱利用システム」のシステムフロー図であって、給湯運
転のときのものである。
【図10】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図である。
【図11】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図であって、排熱
回収運転(蓄熱槽モード)のときのものである。
【図12】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図であって、排熱
回収運転(シスターンモード)のときのものである。
【図13】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図であって、暖房
運転のときのものである。
【図14】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図であって、追い
炊き運転のときのものである。
【図15】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図であって、湯張
り運転のときのものである。
【図16】第2実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のシステムフロー図であって、給湯
運転のときのものである。
【図17】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の分解
組立図であって、伝熱チューブ及び邪魔板を開放型タン
クに内装する方法を示した図である。
【図18】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の邪魔
板の正面図である。
【図19】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の分解
組立図であって、開放型タンクの内部で邪魔板を固定す
る方法を示した図である。
【図20】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の斜視
図であって、開放型タンクの内部で邪魔板を固定した状
態を示した図である。
【図21】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の邪魔
板の斜視図であって、充填蓋を固定した状態を示すもの
である。
【図22】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の邪魔
板の正面図であって、充填蓋を固定した状態を示すもの
である。
【図23】第1実施の形態及び第2実施の形態の「コー
ジェネレーションの排熱利用システム」の蓄熱槽の内部
状態を示す説明図である。
【図24】第1実施の形態の「コージェネレーションの
排熱利用システム」のその他のシステムフロー図であ
る。
【図25】従来技術の「コージェネレーションの排熱利
用システム」のシステムフロー図である。
【符号の説明】
1A,1B コージェネレーションの排熱利用システム 11 燃料電池 12 第1熱交換器 13 第2熱交換器 16 シスターン 20 蓄熱槽 21 伝熱チューブ 22 潜熱蓄熱材 L1 蓄熱ライン L2 暖房ライン L3 追炊ライン L4 給湯ライン L5 接続ライン P1 循環ポンプ P2 浴槽ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 明博 愛知県東海市新宝町507−2 東邦瓦斯株 式会社総合技術研究所内 (72)発明者 石川 秀征 愛知県東海市新宝町507−2 東邦瓦斯株 式会社総合技術研究所内 Fターム(参考) 3L070 AA01 BB01 BB09 BB16 5H027 DD06 MM01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱槽と連通したシスターンの循環水が
    循環ポンプで第1熱交換器を通過した後に前記蓄熱槽又
    は前記シスターンに戻ることによりコージェネレーショ
    ン源の排熱を回収する蓄熱ラインと、 前記シスターンの循環水が前記循環ポンプで暖房設備を
    通過した後に前記シスターンに戻るとともに、前記循環
    ポンプの下流側で前記蓄熱ラインと分岐された暖房ライ
    ンと、 前記蓄熱槽に内設された伝熱チューブを通過した水道水
    が給湯水として給湯設備に供給されるとともに、水道水
    のラインに直結された給湯ラインと、 を備えたこと、を特徴とするコージェネレーションの排
    熱利用システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するコージェネレーショ
    ンの排熱利用システムであって、 前記蓄熱槽に潜熱蓄熱材を内蔵したこと、を特徴とする
    コージェネレーションの排熱利用システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載するコージ
    ェネレーションの排熱利用システムであって、 前記暖房ラインに設けられた第2熱交換器と、 浴槽の湯水が浴槽ポンプで前記第2熱交換器を通過した
    後に前記浴槽に戻る追炊ラインと、 前記追炊ラインの第2熱交換器の上流側に前記給湯ライ
    ンから合流する接続ラインと、 を備えたこと、を特徴とするコージェネレーションの排
    熱利用システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載するコージェネレーションの排熱利用システムであ
    って、 前記コージェネレーション源が燃料電池であるととも
    に、前記燃料電池の立ち上がり時のセルスタックを前記
    蓄熱ラインの第1熱交換器で昇温させること、を特徴と
    するコージェネレーションの排熱利用システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに
    記載するコージェネレーションの排熱利用システムであ
    って、 前記シスターンを前記蓄熱槽で兼用したこと、を特徴と
    するコージェネレーションの排熱利用システム。
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Cited By (8)

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