JP2002332374A - 廃材の回収方法及び回収装置並びに廃材の回収システム - Google Patents

廃材の回収方法及び回収装置並びに廃材の回収システム

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JP2002332374A JP2002109812A JP2002109812A JP2002332374A JP 2002332374 A JP2002332374 A JP 2002332374A JP 2002109812 A JP2002109812 A JP 2002109812A JP 2002109812 A JP2002109812 A JP 2002109812A JP 2002332374 A JP2002332374 A JP 2002332374A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡材、プラスチック容器、プラスチック材
の回収装置を開発する。 【構成】 一価アルコール、ジオール、又はトリオール
を70℃から沸点までの温度に加熱した液により、発泡
材、容器の縮小、プラスチックの軟化を行い、網や水洗
器により回収、洗浄を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃材の回収方法及び回
収装置並びに廃材の回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】発泡スチロールや発泡ポリウレタン等の
発泡材の縮小法としては、直接加熱縮小法、溶媒縮小法
の2種類がある。直接加熱縮小法では、熱分解によりス
チレンモノマーが発生する、均一縮小が困難で一部黒化
する、装置が複雑になる、などの欠点があり、溶媒縮小
法が着目をあびている。しかし、従来の溶媒縮小法は、
すべて石油系溶剤を用いており有害(例えば、食物から
の抽出油を用いるものであっても、それらのオイルは高
濃度のため人体に有害である)であり、引火爆発の危険
性が高く、かつ、縮小スチロールから溶媒を除くのに多
大なコストがかかるなど致命的な欠点がある。又、発泡
ポリウレタンを縮小したり、ポリエチレン等のプラスチ
ック材を軟化するには、現在のところ加熱による方法し
かなく、熱変性のため再生利用が難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人体安全性及び環境安
全性が高く、発泡スチロール、発泡ポリウレタン等の発
泡材を縮小(減容)でき、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩ビ、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリブ
タジエン等の一次転移点がおおむね210℃以下のプラ
スチック(ゴム状物質も含む)を軟化できる画期的溶媒
を見い出す。次に、この溶媒を用いた減容、軟化のため
のシステムを考え出す。なお、本発明では、容器にはボ
トルも含まれる。又、“又は”は複数物の混合も含め
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の廃材の回収方法
は、減容軟化溶媒と、それを加熱する工程と、次に発泡
材やプラスチックに加熱溶媒を接触させる工程と、最後
に、減容又は軟化したものを集め、又は分別する工程と
からなる。接触させる工程は、溶媒をためておき、加温
し、そこへ、対象物を入れる場合と、加温した溶媒を対
象物にかける場合とがある。この場合、対象物に溶媒を
接触させた後、加温してもよい。収集する工程では、単
一廃材の場合は集めるのみであるが、混合廃材では、溶
媒に対する比重や、軟化した場合の流動性、形状等によ
って分別が可能である。次に、一般には、溶媒を水洗し
て除去し、乾燥することが行われる。以下ではまず減容
軟化溶媒について述べ、次に、システムについて述べ
る。
【0005】まず、発明者は、溶媒として加温アルコー
ル類が発泡スチロールなどの発泡材を縮小することを見
い出した。アルコール類の中で、一価アルコール類は引
火点が低く、毒性が強い。又、一価アルコールの中には
加温時に発泡スチレンを溶解するものがあるので用途が
限られる。
【0006】そこで発明者は、一歩進めて、安全なジオ
ール類又はトリオール類が、発泡スチロールを120℃
以上で、ペットボトルを80℃以上、ポリエチレンを1
05℃以上で、溶解することなく縮小、軟化させること
を見い出した(液体なので沸点が上限温度となるが、蒸
気を廃材にあてて縮小させる方式も可能で、この場合は
沸点以上でもよい)。又、このジオール、トリオールの
最大の特徴はポリエチレンやペットのボトルをも軟化で
き、かつ、液は水溶性であって、プラスチックとなじま
ないため、水洗により、容易にプラスチックから液を除
くことができる。ジオール、トリオールには高沸点のも
のがあるためそれらの高沸点溶媒を用いればほとんどの
プラスチック材を軟化できる。幸いなことに、一般にジ
オール、ポリオールは引火点が高く、引火爆発や火災の
危険性は本発明の温度ではほとんどない(ほとんどが消
防法第4類第3石油類である)。なお、本発明によれ
ば、発泡スチロール、発泡ポリウレタン等の発泡材は溶
けることなく、縮小だけを行う。
【0007】軟化したプラスチック材、及び縮小した発
泡材は、上述のように、ポリオール等の強極性溶媒とは
全く相溶しないので遠心分離したり、水洗するか、圧力
を加えてしぼり出すことにより、溶媒の混入のないプラ
スチック材やボトル、発泡材の縮小体が得られる。
【0008】本発明の溶媒を使えば、例えば発泡スチロ
ール等の発泡材の場合、約30分の一に縮小できる。こ
の縮小率は、圧力を加えることにより、数百分の一にす
ることができる。圧力を加えれば、時間も短縮でき、
又、大きな圧力を加えることにより、溶媒が圧縮排出さ
れて残存するのをなくし、水洗を不要にすることもでき
る。本発明でいう溶媒は、常温では固体であっても、加
熱により液体となるものも含める。
【0009】一価アルコールの中で、脂肪族であるプロ
パノール、ブタノール、高級アルコール類等はそれ程高
温でなくとも発泡材を縮小できる(これらのアルコール
は70℃程度で縮小させる)。しかし、これらは、引火
点が低く、易燃焼性であり、しかも毒性が強い。そこで
ジオール、又はトリオールを用いる必要がある。
【0010】ここで、ジオールとはアルコール性OH基
を2個有する化合物をいい、又ポリオールはOH基を3
個以上有する化合物をいう。ジオールには、グリコール
類と、モノアシルグリセロールがある。グリロール類
は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基等の、アルキレン基に2つのOH基がついたものであ
り、具体的には、エチレングリコールと、その2、3、
4量体のジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール等が、又、プロピレング
リコールとその2量体、3量体のジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール等が、その他ブチル基の
ブチレングリコール、メチル基のトリメチレングリコー
ル等がある。
【0011】これらの中で、ジエチレングリコール(沸
点244℃)、トリメチレングリコール(214℃)、
トリエチレングリコール(287℃)、テトラエチレン
グリコール(327℃)、ブチレングリコール(235
℃)、ジプロピレングリコール(232℃)、トリプロ
ピレングリコール(268℃)が人体への安全性が高
く、引火点も高く、しかも難燃焼性であることから、本
発明の溶媒として適している。又、これらの溶媒の沸点
は高く、ほとんどのプラスチック材を軟化することが可
能である。
【0012】その他、本発明ではジオールに含めたグリ
コール類の重合体で、一価アルコールでもある高分子の
アルキレングリコール類も加温時縮小力を有する。例え
ば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなども発泡材やプラスチック容器を縮小し、プラスチ
ック材を軟化させる。ただし、液の分子量が大きくなる
程安全性は増すが、燃焼性も増大することと、加温のた
めのエネルギー効率が悪い(比熱が大)。
【0013】ポリオールの代表として、グリセリン、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ソルビ
トール、マンニトールなどのトリオールがある。これら
は、固体であるが他の液体を混ぜて加温すれば液体とな
る。トリメチロールプロパンについては、融点が59℃
であるので、加熱により容易に液体となり、沸点は29
2℃であるので揮発しにくく、人体安全性、環境安全性
が高く、本発明の溶媒として優れている。なお、これら
ポリオールの人体安全性は高く、引火点も極めて高く、
難燃焼性である。
【0014】ジオールの誘導体で、一価アルコールにつ
いても、本発明に含めるが、毒性が強く、引火点の低い
ものが多く、さらに多くはポリスチレンを溶解する。
【0015】なお以上の液はすべて、加温することによ
り初めて縮小力が発現し、室温では全く縮小力はない。
ジオール、ポリオールの場合、おおむね液温80℃で
は、発泡スチロール表面にわずかな気泡が発生するのみ
であるが、100℃で気泡がゆるやかに発生し、110
℃では、気泡の発生は早まり、120℃をこえると急速
な縮小がおこり、130℃以上では、断片であれば数秒
で縮小する。この温度になるとほとんどのプラスチック
は軟化するのでボトルや容器の減容ができる。
【0016】なお、ペットボトルは70℃でやや軟化
し、80℃では手でおさえる程度で縮小する。このペッ
トボトルに対する80℃の温度は、安全な溶媒であるプ
ロピレングリコール(沸点187℃、引火点99℃)も
適している。以上の液はそれぞれ単品である理由はな
く、混合液として用いてよい。
【0017】本発明で主たる対象となるのは、まず第一
に、発泡材であり、それには発泡スチレン、発泡ポリエ
チレン、発泡ポリプロピレン等があり、発泡ポリウレタ
ンも縮小が可能である。次に、容器では、ペットボト
ル、ポリエチレン容器、ポリプロピレン容器、塩ビ容器
などに適用できる。ポリエチレンの板、筒、シートなど
を軟化することも容易である。これらは、現代社会で最
も需要の多いものである。
【0018】加温には電熱加熱が一般的であるが発明者
は、本発明の溶媒はすべて高周波誘導加熱、マイクロ波
加熱、超音波加熱、高周波振動加熱、超音波振動加熱等
により、急速に加熱が可能であることを見い出した。特
に高周波振動加熱、超音波振動加熱が装置がコンパクト
になり、かつ、火災の危険がないことから好ましいこと
を見い出した。ここで超音波加熱とは、1.6万Hz以
上の超音波を照射することをいうが、照射時間と強度に
より、数千Hzの高周波振動でも加熱が可能である。
【0019】特に超音波振動熱は、熱源を使用しないた
め装置がコンパクトとなるほかに、火災の危険がないと
いう優れた特徴を有する。この場合、超音波を用いる装
置のコンパクト化は、液をふりかける方式で特に顕著と
なる。なぜなら、超音波は局部的に照射すれば液温は瞬
時に上昇するので、ふりかけ方式において、ふりかけノ
ズル手前で照射すればよいので、加熱部がコンパクトと
なる。
【0020】以上の構成からなる回収装置の一例を次に
示す。図1に 示すように、軟化縮小タンク(4)は、
上下に分かれており、上部に加熱器(8)を通して加温
された軟化縮小液(1)が入れてあり、そこへ発泡材や
ペットボトル、その他プラスチック廃材等を入れ、でき
れば上方から棒つき板で押して液中に沈めるように縮小
する。これにより、圧力が加わり、効率よく縮小でき
る。プラスチック材の容器の場合は、圧力を加えること
で軟化しつつ縮小した状態になり、プラスチック板や固
まりでは軟化し、特にポリエチレンでは流動性を持つま
でに軟化する。ここで、一般に発泡スチレンの縮小体は
液の上方に浮き、ボトルの縮小体は下方に沈む。流動体
となったものは、下方に沈み、流動性をもつ場合は、ボ
トルの縮小体と分別できる。ボトルのみを縮小する場合
は、ボトルを逆さに整列させて置き、加温液を加えて、
上から加圧しつつ縮小すれば液がボトル内に入らない。
【0021】次に、バルブA(5)をあければ上の縮小
液が下の網の網目を通って下の廃溶媒だめ(3)に流出
する。縮小した発泡材、プラスチック容器は網上(2)
に残り、右の水タンク(12)の水をバルブB(9)を
開けて縮小タンクの上から流し入れ、網を振動させて、
縮小材、又は軟化プラスチック材から軟化縮小液を抽出
洗浄する。次に、網を引き上げて発泡材又はプラスチッ
ク材を取り出し収集する。これで一工程が終り、次に、
ポンプ(6)により廃溶媒だめの液を加熱器(8)(例
えばマイクロ波加熱)に送りながら加温し(例えば15
0℃)軟化縮小タンク(4)の上から注入する。次に、
発泡材の断片又はプラスチック材をタンクに投入する。
加熱器(8)からタンクまでの管、タンク自体を冬期な
どに備えて電熱加熱(例えば60℃)できるようにして
おくとよい。
【0022】なお、縮小タンクに軟化縮小液をためてお
く必要はなく、上方から軟化縮小液をシャワーのように
液滴をかける方式(この場合噴霧口に超音波振動装置を
取り付け、液を局所的に加熱するようにするのが有効で
ある)にすれば、溶媒タンクが不要なので装置をコンパ
クトにできる。なお、発泡材とプラスチック容器、板な
どをそれぞれ内部で区分することも可能である。
【0023】分別が行えるよう設計した回収装置では、
発泡材及びプラスチック材を区別することなく上記溶液
の入った容器に入れ、上記加熱溶液をこれらに吹き付
け、比重や流動性、大きさをもとに分別し、分別収集を
自然に行うことが可能である。
【0024】回収装置は、スーパーマーケット、コンビ
ニ、あるいは市町村の収集場所に設置される。これら収
集場所から集められた廃プラスチック材は、市町村や廃
棄物処理業者等に引き取られる。この際、その重量に応
じて引き取り価格が定められている。従って、本発明に
よれば、廃プラスチック材の縮小度合いが大きいため
に、一度に多量の廃プラスチックを運搬でき、よって運
搬業者にとって一度の回収でより多くの収益を得ること
ができる。
【0025】次に、本発明の別の実施態様を示すと、前
記軟化縮小液(各々縮小液を混合して、特性をもたせて
もよい)を130〜170℃程度にする。ここで、液を
高温にするのは、処理スピードを上げるのと、プラスチ
ックの対象を多くするためである。次に、そこに発泡材
の断片又はプラスチック材、あるいはボトルなどの容器
を同じ収容容器に入れ又は別々の収容容器に入れ、かき
混ぜるか、断片を液中に押し込むなどして液と十分に接
触させる。この時、圧力を加えてやると縮小を早めるこ
とがことができる。強い圧力を加えれば、減容率を大き
くしかつさらなる処理スピードのアップが可能となる。
縮小したら、それを網ですくいとるか、液を別のタンク
に移動させ、底部の網上に残った縮小発泡材やプラスチ
ック材を水洗するか、圧縮機に移しさらに強力な圧力を
加えて液をしぼり出す。洗浄方式では単なる洗い流しの
他に、ジェット洗浄や、超音波洗浄を行ってもよい。次
に、取り出した縮小発泡材、プラスチック材を乾燥す
る。この後、縮小されたプラスチック材は、切断機で細
かく切断される。
【0026】なお、一価アルコールでは、おおむね約7
0℃程度から縮小力を発現するものもあるが、引火性、
燃焼性が問題となるので燃焼性を低下させるため、減容
液に不燃剤(水など)を混合してもよい。また、グリコ
ール類やポリオール類は徐々に酸化するものがあるの
で、酸化を防止するためBHTなどのフェノール系酸化
防止剤あるいはリン系又はイオン系酸化防止剤を混合し
てもよい。
【0027】軟化縮小液の多くは吸湿し、軟化縮小力が
弱まる。無水硫酸ナトリウム等の脱水剤に未使用時は触
れさせておくとよい。
【0028】前述のように、発泡材、ボトル、容器、か
さ高シートを最大限に縮小させるためには、圧縮機で高
圧で圧縮させる。圧力を大きくすれば、内部の液をしぼ
り出すことができる。
【0029】軟化縮小液は、単独である必要はなく、燃
焼性、流動性、沸点、加熱の難易、対象プラスチックな
どを考慮して混合して用いてもよい。
【0030】
【実施例1】プロピレングリコール100mlを、電子
レンジ(500W)で2分マイクロ波加熱した。その時
液温は120℃であった。そこに、発泡スチロール断片
を入れ、棒で液中に押し込むと、気泡が出て縮小した。
【0031】
【実施例2】グリセロール100mlを用いて電子レン
ジ加温し、液温125〜150℃とし、実施例1と同様
にして縮小した。
【0032】
【実施例3】ジプロピレングリコール100mlにつ
き、電子レンジで1分加温して130℃とし、そこに、
発泡スチロール小断片を入れ縮小した。
【0033】
【実施例4】ポリプロピレングリコール(分子量30
0)100mlを電子レンジで加温して130℃とし、
そこに発泡スチロール小断片を入れ縮小した。
【0034】
【実施例5】ポリエチレングリコール(分子量400)
100mlを電子レンジで加温して、170℃とし、そ
こに発泡スチロール小断片を入れ、瞬時に縮小した。
【0035】
【実施例6】ポリプロピレングリコール(分子量400
0)100mlを電子レンジで2分加温して185℃と
し、そこに発泡スチロール小断片を入れ、瞬時に縮小し
た。また、ポリエチレン製ブロック10gを軟化させ
た。
【0036】
【実施例7】軟質発泡ポリウレタンを、容器に入れたジ
エチレングリコール170℃中につけ、5分放置して軟
化させた。次に、液を別の容器に移し、上から押しつけ
て軟性発泡ウレタンを縮小させた。又、ポリプロピレン
10gを軟化させた。
【0037】
【実施例8】トリメチロールエタン粉末225gにトリ
エチレングリコール30gを加え、ホットプレートで加
熱して液体とし130℃とした。この液に発泡スチロー
ルの断片を入れ縮小した。
【0038】
【実施例9】イソプロピルアルコールを70℃に加温し
発泡スチロールの断片を入れて縮小した。
【0039】
【実施例10】プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール各々約100mlをジーエルサイエンス製超音
波洗浄器US100(45kHz)に入れ、超音波照射
し照射部液温を110℃とし、発泡スチロール断片を、
照射部中央におき縮小した。
【0040】
【実施例11】トリエチレングリコールを140℃と
し、発泡スチロールを10秒で1/30に縮小した。
【0041】
【実施例12】ポリエチレングリコール(分子量30
0)を500mlビーカーに入れ、液温を160℃と
し、そこに炭酸飲料用の硬質ペットボトルを立てて入
れ、軽く下に押しながら縮小させた。
【0042】
【実施例13】空気圧縮機(22)により溶媒タンク
(23)内の縮小液(21)を上方に送り(15)の超
音波加温器で加温し、圧縮機(24)内の空間に注入す
る。液(16)は圧縮面(25)の下部の細孔より出
て、下方に落ち、ペットボトル(26)にかかり、下方
の底板(20)へ落下する。同時に、圧縮面(25)を
下げ、軟化したペットボトルを下方へ圧縮する。(1
7)のペットボトル仕切り板まで下がると、圧縮面と液
は停止し、圧縮機は上昇する。次に、縮小したペットボ
トルを上方から取り出すとともに、(20)上にたまっ
た液をドレイン(18)からタンク(23)に戻す。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡スチロール、プラスチック回収装置であ
る。
【図2】ペットボトル縮小、回収装置である。
【符号の説明】
1 軟化縮小液 2 網 3 廃溶媒だめ 4 縮小タンク 5 バルブA 6 ポンプA 7 バルブC 8 加熱器 9 バルブB 10 ポンプB 11 配管 12 水タンク 13 水 14 加圧機 15 超音波加温器 16 液 17 仕切り板 18 ドレインバルブ 19 液 20 底板 21 液 22 空気圧縮機 23 溶媒タンク 24 圧縮クランク 25 圧縮面 26 ペットボトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67:02 C08L 67:02 75:04 75:04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一価アルコール、ジオール又はポリオー
    ルの溶液もしくはそれらの混合溶液を所定の温度に加熱
    し、該加熱溶液中に発泡材、プラスチック容器、又はプ
    ラスチック材を浸し、あるいは該溶液を吹き付けた後、
    縮小(減容)又は軟化させ、次に該発泡材、プラスチッ
    ク容器又はプラスチック材を収集(容器から取り出すこ
    とを含める)してなる廃材の回収方法。
  2. 【請求項2】 一価アルコール、ジオール又はポリオー
    ルの溶液もしくはそれら混合溶液に発泡材、プラスチッ
    ク容器、又はプラスチック材を浸し、あるいは該溶液を
    吹き付けた後、加熱して縮小(減容)又は軟化させ、次
    に該発泡材、プラスチック容器、又はプラスチック材を
    収集(容器から取り出すことを含める)してなる廃材の
    回収方法。
  3. 【請求項3】 前記縮小又は軟化時に圧力を加えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の廃材の回収方法。
  4. 【請求項4】 前記溶液温度を70℃以上から沸点温度
    まで加熱することを特徴とする請求項1ないし3記載の
    廃材の回収方法。
  5. 【請求項5】 前記発泡材は、発泡スチロール、発泡ポ
    リウレタン、発泡ポリエチレン、又は発泡ポリプロピレ
    ンであり、前記プラスチック容器は、ポリエチレン、ポ
    リプロピレン、塩ビ製の容器、又はペットボトル、前記
    プラスチック材は、塩ビ、ポリエチレン、又はポリプロ
    ピレン製の板、筒、シート等であることを特徴とする請
    求項1ないし4記載の廃材の回収方法。
  6. 【請求項6】 ジオールがグリコール類又はモノアシル
    グリセロールである請求項1ないし5記載の廃材の回収
    方法。
  7. 【請求項7】 前記グリコール類がアルキレングリコー
    ル類又はその重合体である請求項6記載の廃材の回収方
    法。
  8. 【請求項8】 前記アルキレングリコール類がジエチレ
    ングリコール、トリメチレングリコール、トリエチレン
    グリコール、テトラエチレングリコール、ブチレングリ
    コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
    コールである、請求項7記載の廃材の回収方法。
  9. 【請求項9】 前記重合体が、ポリエチレングリコール
    又はポリプロピレングリコールである請求項7記載の廃
    材の回収方法。
  10. 【請求項10】 前記ポリオールがトリオールである請
    求項1ないし5記載の廃材の回収方法。
  11. 【請求項11】 前記トリオールがグリセリン、又はト
    リメチロールプロパンである請求項10記載の廃材の回
    収方法。
  12. 【請求項12】 前記一価アルコール、ジオール又はポ
    リオールの溶液もしくはそれら混合溶液を所定の温度に
    加熱する加熱装置と、該加熱された溶液中に発泡材、プ
    ラスチック容器、又はプラスチック材を浸し、あるいは
    該溶液を吹き付ける手段と、該発泡材、プラスチック容
    器、又はプラスチック材を収集する収集手段とを備える
    廃材の回収装置。
  13. 【請求項13】 前記加熱装置は、誘導加熱装置、マイ
    クロ波加熱装置、超音波加熱装置、高周波振動加熱装
    置、超音波振動加熱装置のいずれか1つ又は組み合わせ
    て構成されることを特徴とする請求項12記載の廃材の
    回収装置。
  14. 【請求項14】 前記手段は、発泡材、プラスチック容
    器、又はプラスチック材を浸すための容器、前記溶液を
    吹き付けるための吹き付け装置であることを特徴とする
    請求項12又は13記載の廃材の回収装置。
  15. 【請求項15】 ジオール又はポリオールからなり、7
    0℃以上に加熱した発泡材、プラスチック材、又はプラ
    スチック容器の減容又は軟化液。
  16. 【請求項16】 前記請求項1ないし11記載の廃材の
    回収方法により回収した廃プラスチック材の重量に応じ
    て引き取り価格が決められる廃材の回収システム。
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