JP2002332329A - 生分解性共重合ポリエステル及びその製造方法 - Google Patents

生分解性共重合ポリエステル及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改善された機械物性(剛性)と良好な生分解
性とを兼ね備えたポリエステルとその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 特定重合度のポリ乳酸もしくはこれとラ
クチドとの混合物とヒドロキシ安息香酸フェニルエステ
ルで代表される特定の芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導
体とを溶媒非存在下で加熱反応させて、下記式(a)
(b)の繰り返し単位からなり、かつ重量平均分子量が
1,000〜1,000,000の生分解性共重合ポリエ
ステルを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪族ポリエステ
ルと芳香族ポリエステルとの共重合体及びその製造方法
に関する。さらに詳しくは、ポリ乳酸単位及びp−ヒド
ロキシ安息香酸単位よりなる新規な生分解性共重合ポリ
エステル及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自然環境保護の見地から、自然環
境中で分解する生分解ポリマー及びその成形品が求めら
れ、脂肪族ポリエステル等の生分解樹脂の研究開発が活
発に行われている。特に、乳酸系ポリマーは融点が17
0〜180℃と高く、しかも透明性に優れるため、生分
解性の包装材料や成形品等の材料として大いに期待され
ている。
【0003】このポリ乳酸は、生分解性を有する脂肪族
系ポリエステルの中では比較的耐熱性が高いが、未だ十
分とは言えず、その耐熱性向上が求められている。ま
た、剛性に代表される機械特性の向上も強く望まれてい
る。そこで、ポリ乳酸への芳香族系モノマー共重合が種
々検討されてきた。例えば、特開平8−217865号
公報にはポリ乳酸とポリエチレンテレフタレートとの共
重合によってこれら物性の改善を図ることが開示されて
いる。しかしながら、この共重合体は機械物性が幾分改
善されるものの、生分解性が低下し、生分解性と剛性に
両方を満足するものとは言えない。
【0004】ところで、p−ヒドロキシ安息香酸はそれ
自体が生合成されうる化合物であり、生分解性を有しつ
つ耐熱性、剛性を上げる観点から、その共重合が検討さ
れている。例えば、これまでに乳酸とp−ヒドロキシ安
息香酸との共重合体の製造方法としては、欧州特許出願
公開EP0710684号(A2)に、ジフェニルエー
テル溶媒中で乳酸モノマーをある程度高重合体にした
後、p−ヒドロキシ安息香酸を加え重合度を急激に上昇
させる方法が提案されている。この方法では、p−ヒド
ロキシ安息香酸は専ら分子鎖拡張剤として使用されてお
り、共重合成分を意図したものとしては用いられていな
い。また、組成比も乳酸モノマーに対してp−ヒドロキ
シ安息香酸をごく少量加えた組成しか検討されておら
ず、反応の結果得られた共重合ポリマーの光学データ等
も示されていない。さらに、この方法では、反応におい
て溶媒としてジフェニルエーテルを用いているため、ポ
リマー抽出に手間がかかるほか、コスト高の原因にもな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、ポリ乳酸と芳香族ヒドロキシカルボン酸とからなる
新規な生分解性ポリエステル共重合体及びその製造方法
を提供することにある。
【0006】本発明者らは、乳酸のポリマー鎖中に耐熱
性ポリマー、液晶性ポリマーのモノマーユニットであり
なおかつ生分解性を示すp−ヒドロキシ安息香酸を共重
合させることを鋭意研究した結果、特定の原料、組成を
使用し、特定の重合条件を採用することで、ジフェニル
エーテル等の可塑剤目的の溶媒を使用することなく、色
相に優れた乳酸と芳香族ヒドロキシカルボン酸との共重
合体を、工業的に安価に製造する方法を見出し、本発明
を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の生分
解性の共重合ポリエステルは、下記式(a)で表わされ
る繰り返し単位
【0008】
【化7】
【0009】及び、下記式(b)で表わされる繰り返し
単位
【0010】
【化8】
【0011】[上記式(b)中、Arは炭素数6〜20
の2価の芳香族基を示す。]から実質的になる共重合ポ
リエステルであって、該共重合ポリエステルにおける上
記繰り返し単位(a)と上記繰り返し単位(b)とのモ
ル比(Ma/Mb)が下記式(1)
【0012】
【数4】 60/40 ≦ Ma/Mb ≦ 93/7 ・・・(1) [上記式(1)中、Maは乳酸の繰り返し単位(a)、
Mbは芳香族ヒドロキシカルボン酸の繰り返し単位
(b)の各モル数である。]を満足し、かつ重量平均分
子量が1,000以上1,000,000以下であること
を特徴とする生分解性共重合ポリエステルである。
【0013】該ポリエステルは、上記式(b)における
Arがp−フェニレン基であることが好ましく、また、
上記式(a)の繰り返し単位の3個以上からなるポリ乳
酸のブロックが上記式(b)の繰り返し単位の1個又は
複数個を介して結合している生分解性共重合ポリエステ
ルであることが好ましい。また、本発明の製造方法は、
下記式(A)で表わされるポリ乳酸と、
【0014】
【化9】
【0015】[上記式(A)中の繰り返し数nは、数平
均分子量から導かれる平均の繰り返し数であり、3以上
15,000以下である。Yはポリ乳酸の末端基を示
す。] 下記式(B)で表わされる芳香族ヒドロキシカルボン酸
アリールエステルとを、
【0016】
【化10】
【0017】[上記式(B)中のArは炭素数6〜20
の2価の芳香族基を示し、Rは炭素数6〜20の1価の
芳香族基を示す。]下記式(2)
【0018】
【数5】 60/40 ≦ nMA/MB ≦ 93/7 ・・・(2) [上記式(2)中、nMAはポリ乳酸(A)、MBは芳
香族ヒドロキシカルボン酸モノアリールエステル(B)
の各モル数である。なお、nMAは、実質的にはnMA
={上記式(A)で表わされるポリ乳酸の重量(g)}
/{繰り返し単位当りの分子量}によって導かれる値で
ある。]を満足するモル当量比で、触媒の存在下、加熱
反応させることを特徴とする生分解性共重合ポリエステ
ルの製造方法である。この方法において、芳香族ヒドロ
キシカルボン酸アリールエステル(B)として、下記式
(B’)
【0019】
【化11】
【0020】[上記式(B’)中のRは炭素数6〜20
の1価の芳香族基を示す。]で表わされる芳香族ヒドロ
キシカルボン酸アリールエステルを使用することが好ま
しい。
【0021】また、本発明では、ポリ乳酸(A)と芳香
族ヒドロキシカルボン酸アリールエステル(B)とを反
応させるに当たり、ポリ乳酸(A)の一部を下記式
(A’)で表わされるラクチド
【0022】
【化12】
【0023】に置き替え、ポリ乳酸(A)とラクチド
(A’)とを芳香族ヒドロキシカルボン酸と反応させ、
その際の各反応成分のモル当量比を下記式(3)
【0024】
【数6】 60/40 ≦[nMA+2MA’]/MB ≦ 93/7 ・・・(3) [上記式(3)中、nMAはポリ乳酸(A)、MA’は
ラクチド(A’)、MBは芳香族ヒドロキシカルボン酸
アリールエステル(B)の各モル数である。nMAは実
質的にはnMA={上記式(A)で表わされるポリ乳酸
の重量(g)}/{繰り返し単位当りの分子量}によっ
て導かれる値である。]を満足する範囲として反応させ
ることを特徴とする上記生分解性共重合ポリエステルの
製造方法を採用することも出来る。
【0025】
【発明の実施の形態】<本発明の生分解性ポリエステル
>本発明の生分解性ポリエステルは、上に述べた通り、
下記式(a)で表わされる繰り返し単位と下記式(b)
で表わされる繰り返し単位とからなる新規な共重合ポリ
エステルである。
【0026】
【化13】
【0027】ここで上記式(a)で表わされる脂肪族成
分はポリ乳酸成分である。該ポリ乳酸成分にはD体、L
体及びDL体があるが、そのいずれでもよく、またこれ
らの混合体でもよい。もう一方の芳香族ポリエステル成
分は、上記式(b)で表わされる繰り返し単位を構成す
るものであり、上記式(b)中、Arは炭素数6〜20
の2価の非反応性置換基を有していてもよい芳香族基を
表わす。これらの芳香族基は、1個のベンゼン環又はナ
フタレン環を含むものでもよいが、複数のベンゼン環又
はナフタレン環が直接結合したもの、あるいは、これら
の環が−O−,−CO−,−S−,−SO2−,−CH2
−,−C(CH32−等を介して結合したものでもよ
く、その一部にアルキレン基を含むものでもよい。
【0028】かかる芳香族基の具体例としては、p−フ
ェニレン基、m−フェニレン基、o−フェニレン基、
2,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4,4'−
イソプロピリデンジフェニレン基、4,4'−ビフェニレ
ン基、4,4'−ジフェニレンスルフィド基、4,4'−ジ
フェニレンスルホン基、4,4'−ジフェニレンケトン
基、4,4'−ジフェニレンエーテル基、m−キシリレン
基、p−キシリレン基、o−キシリレン基等が例示でき
る。なお、該芳香族基の水素原子のうち1つ又は複数が
それぞれ独立にフッ素、塩素、臭素等のハロゲン基;メ
チル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル基等の炭素数
1〜6のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等の炭素数5〜10のシクロアルキル基;フェニル
基等の炭素数6〜10の芳香族基で置換されていてもよ
い。これらのうちで、生成ポリマーの耐熱性の点で、p
−フェニレン基又は2,6−ナフチレン基が好ましく、
特にp−フェニレン基であることが好ましい。なお、A
rが2種以上の芳香族基で構成されてよく、ポリマー鎖
中に2種以上の芳香族基が同時に併存してもかまわな
い。
【0029】本発明の共重合ポリエステルでは、上記式
(a)及び(b)の各成分が、下記式(1)
【0030】
【数7】 60/40 ≦ Ma/Mb ≦ 93/7 ・・・(1) を満足するモル当量比で共重合していることが必要であ
る。ここで上記式(1)中、Maは乳酸の繰り返し単位
(a)、Mbは芳香族ヒドロキシカルボン酸の繰り返し
単位(b)の各モル数である。Ma/Mbが60/40
より小さい場合、十分な強度を持った共重合体となり得
ない。一方、Ma/Mbが93/7より大きい場合、耐
熱性が不十分となる。Ma/Mbの好ましい範囲は、6
5/35以上92/8以下、さらに好ましくは70/3
0以上90/10以下、特に好ましくは75/25以上
92/8以下である。
【0031】本発明の共重合ポリエステルの重量平均分
子量は、1,000以上1,000,000以下である。
ここで言う重量平均分子量はGPC分析によるポリスチ
レン換算値であり、測定法としてはサンプル20mgに
テトラヒドロフラン10mlを加えて溶解して測定され
る値である。重量平均分子量が1,000より小さいと
共重合ポリエステルの強度が不十分となり、1,000,
000より大きいと成形性が低下する。本発明の共重合
ポリエステルの重量平均分子量の好ましい範囲は2,0
00以上500,000以下、さらに好ましくは3,00
0以上400,000以下である。
【0032】さらに本発明の共重合ポリエステルには、
必要に応じて、各種の副次的添加物を加えていろいろな
改質を行うことが出来る。副次的添加物の例としては、
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、着色剤、各
種フィラー、静電剤、離型剤、可塑剤、香料、抗菌・抗
カビ剤、核形成剤、滑剤、難燃剤、発泡剤、充填剤等そ
の他類似のものが挙げられる。
【0033】<本発明の生分解性共重合ポリエステルの
製造方法>本発明によれば、以下に詳述する2つの製造
方法が提供される。 [1] 特定重合度のポリ乳酸と特定の芳香族ヒドロキシ
カルボン酸誘導体とを反応させる方法: この方法では、原料(反応成分)として下記式(A)で
表わされるポリ乳酸と、下記式(B)で表わされる芳香
族モノヒドロキシモノカルボン酸のアリールエステルと
を用いる。
【0034】
【化14】
【0035】本発明の方法で使用する上記式(A)のポ
リ乳酸にはL体、D体あるいはDL体の3種の光学異性
体が存在するが、それらのいずれも使用可能であり、ま
たこれらの混合物でもよい。上記式(A)中の繰り返し
数nは数平均分子量から導かれる平均の繰り返し数であ
り、3以上15,000以下である。nが3より小さい
場合、実質的に環状構造が安定となりラクチドとなる。
nが15,000より大きいものは円滑に共重合するこ
とが困難である。nの好ましい範囲は100以上10,
000以下であり、さらに好ましくは1,000以上5,
000以下である。なお、ポリ乳酸は−OH,−H等の
通常の末端基を有するものでよい。(本発明では、上記
式(A)の条件を満たすポリ乳酸を、以下「ポリ乳酸
(A)」と略称することがある。) また、上記式(B)中のArは炭素数6〜20の2価の
芳香族基を表わし、Arは上記式(b)のものと同義で
ある。かかる芳香族基の具体例としては、p−フェニレ
ン基、m−フェニレン基、o−フェニレン基、2,6−
ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4,4'−イソプ
ロピリデンジフェニレン基、4,4'−ビフェニレン基、
4,4'−ジフェニレンスルフィド基、4,4'−ジフェニ
レンスルホン基、4,4'−ジフェニレンケトン基、4,
4'−ジフェニレンエーテル基、m−キシリレン基、p
−キシリレン基、o−キシリレン基等が例示できる。な
お、既に述べたように、該芳香族基の水素原子のうち1
つ又は複数がそれぞれ独立にフッ素、塩素、臭素等のハ
ロゲン基;メチル基、エチル基、プロピル基、ヘキシル
基等の炭素数1〜6のアルキル基;シクロペンチル基、
シクロヘキシル基等の炭素数5〜10のシクロアルキル
基;フェニル基等の炭素数6〜10の芳香族基で置換さ
れていてもよい。これらのうちでも、生成ポリマーの耐
熱性の点でp−フェニレン基、2,6−ナフチレン基が
好ましく、p−フェニレン基であることが特に好まし
い。ここで、Arがp−フェニレン基のとき、実質的に
上記式(B)は上記式(B’)で表わすことができる。
また、化合物(B)としては、上記式(B)を満足する
限り2種以上の化合物を併用してもかまわない。
【0036】上記式(B)中のRは炭素数6〜20の1
価の芳香族基を表わす。具体的には、フェニル基、ナフ
チル基等が例示できる。また、該芳香族基の水素原子の
うち1つ又は複数がそれぞれ独立にフッ素、塩素、臭素
等のハロゲン基;メチル基、エチル基、プロピル基、ヘ
キシル基等の炭素数1〜6のアルキル基;シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等の炭素数5〜10のシクロア
ルキル基;フェニル基等の炭素数6〜10の芳香族基;
窒素、リン、酸素、硫黄原子で置換されていてもよい。
これらのうちで、フェニル基、4−クロロフェニル基が
好ましく、更には、フェニル基であることが特に好まし
い。またこれらは2種以上を同時に併用してもかまわな
い。
【0037】すなわち、本発明で使用する上記式(B)
で表わされる化合物としては、具体的にはp−ヒドロキ
シ安息香酸フェニルエステル、p−ヒドロキシ安息香酸
ナフチルエステル等を好ましい例として挙げることがで
き、p−ヒドロキシ安息香酸フェニルエステルが特に好
ましい。(本発明では上記式(B)の化合物を、以下
「芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)」と略称す
ることがある。) なお、上記式(B)で表わされる化合物以外の類似化合
物、例えば、P−アセトキシ安息香酸の誘導体では、目
的とする共重合ポリエステルは得られない。
【0038】本発明の製造方法では、ポリ乳酸(A)及
び芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)は、下記式
(2)
【0039】
【数8】 60/40 ≦ nMA/MB ≦ 93/7 ・・・(2) を満足する含有モル当量比で反応させる必要がある。こ
こで上記式(2)中、nMAはポリ乳酸(A)、MBは
芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)の各モル数で
ある。nMAは実質的にはnMA={ポリ乳酸(A)の
重量(g)}/{繰り返し単位当りの分子量}によって
導かれる値である。
【0040】nMA/MBが60/40より小さい場
合、得られる共重合ポリエステルの強度が不十分となり
好ましくない。一方、nMA/MBが93/7より大き
い場合、得られる共重合ポリエステルの耐熱性が不十分
となり好ましくない。nMA/MBの好適な範囲は、7
5/25以上95/5以下、さらに好ましくは70/3
0以上90/10以下である。
【0041】本発明の方法では、上記式(A)で表わさ
れるポリ乳酸及び上記式(B)で表わされる化合物とを
触媒の存在下、加熱反応させることで本発明の共重合ポ
リエステルを得ることができる。より具体的には、ポリ
乳酸(A)と芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)
との混合物を触媒存在下で加熱溶融重合反応を行う。反
応温度は、特に制限はないが、140℃以上240℃以
下が好ましい。140℃より低いとポリ乳酸(A)が溶
融せず、240℃より高いとポリ乳酸(A)の分解が起
こるため好ましくない。より好適な反応温度は170℃
以上210℃以下であり、さらに好ましくは170℃以
上210℃以下である。
【0042】反応に際しては、ポリ乳酸(A)を溶融
し、さらに芳香族オキシカルボン酸誘導体(B)を溶融
したポリ乳酸(A)に溶解させ、混合した上で反応させ
ることが好ましい。したがって、この場合、反応溶媒を
必要としない。
【0043】また、この重合反応において使用する触媒
は特に限定されるものではないが、一般に、環状エステ
ルの開環重合触媒、エステル交換触媒として用いられて
いるものが使用可能であり、通常、その方が好ましい。
適用な触媒としては、錫、亜鉛、鉛、チタン、ビスマ
ス、ジルコニウム、ゲルマニウム、アンチモン、アルミ
ニウム等の金属及びその誘導体が挙げられる。誘導体と
しては、金属アルコキシド、カルボン酸塩、炭酸塩、酸
化物、ハロゲン化物が望ましい。具体的には、塩化錫、
オクチル酸錫、塩化亜鉛、酢酸亜鉛、塩化鉛、塩化チタ
ン、アルコキシチタン、酸化ゲルマニウム、酸化ジルコ
ニウム等が挙げられ、これらの中でもオクチル酸錫が好
適な触媒として挙げられる。触媒の添加量は、ポリ乳酸
(A)と芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)と合
計重量100重量部に対して、0.0001〜0.5重
量部、好ましくは0.0005〜0.3重量部、更には
0.001〜0.1重量部が好ましい。
【0044】共重合ポリエステルの分解及び着色を防ぐ
ため、反応は乾燥した不活性ガス雰囲気下で行うことが
望ましい。また、反応が十分に進行した際には高真空下
で反応を行うことが望ましい。該重合反応は、バッチ、
連続等公知の反応容器を用いて行うことが出来る。この
ようにして製造される共重合ポリエステルの重量平均分
子量は、1,000以上1,000,000以下である。 [2]特定重合度のポリ乳酸とラクチドと特定の芳香族
ヒドロキシカルボン酸誘導体とを反応させる方法: 本発明の製造方法では、上記[1]の製造方法におい
て、ポリ乳酸(A)の一部(例えばその1〜90重量
%)を下記式(A’)のラクチドに置き換え、これら両
者を同時に芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体と反応す
ることも可能である。すなわち、この方法では、下記式
(A)で表されるポリ乳酸及び下記式(A’)で表わさ
れるラクチドの混合物を、下記式(B)で表わされる芳
香族ヒドロキシカルボン酸誘導体と反応させて共重合体
を製造する。
【0045】
【化15】
【0046】この方法で用いられるポリ乳酸(A)及び
芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)は、上記
[1]の製造方法において、既に述べたものと同義であ
る。また、好ましい化合物や反応条件の例示も[1]の
製造方法と実質的に同じである。
【0047】一方、上記式(A’)で表わされるラクチ
ドには、L体、D体あるいはDL体の3種の光学異性体
が存在するがそれらのいずれも使用可能であり、またこ
れらの混合物でも差し支えない。(以下、上記のラクチ
度をラクチド(A’)と略称することがある。) これらの各反応成分は、下記式(6)
【0048】
【数9】 60/40 ≦[nMA+2MA’]/MB≦ 93/7 ・・・(6) を満足するモル当量比で用いられる必要がある。[nM
A+2MA’]/MBが60/40より小さい場合、十
分な強度を持つ共重合体ではない。[nMA+2M
A’]/MBが93/7より大きい場合、得られるポリ
マーは十分な耐熱性を持つ共重合体ではない。[nMA
+2MA’]/MBの範囲は、好ましくは75/25以
上95/5以下、さらに好ましくは70/30以上90
/10である。ここで、上記式(6)中、MA、M
A’、MB及びnMAは既に述べた通りである。
【0049】以上のごとく、ポリ乳酸(A)、ラクチド
(A’)及び芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)
を触媒の存在下、加熱反応させることでも本発明の共重
合ポリエステルを得ることができる。
【0050】より具体的には、ポリ乳酸(A)とラクチ
ド(A’)と芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)
との混合物を、触媒存在下で、加熱溶融重合を行う。反
応温度は、特に制限はないが、既に述べた上記方法
[1]におけるポリ乳酸(A)と芳香族ヒドロキシカル
ボン酸誘導体(B)との反応と実質的に同じである。ま
た、触媒の添加量は、ポリ乳酸(A)、ラクチド
(A’)及び芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体(B)
の合計重量の100重量部に対して0.0001〜0.
5重量部、好ましくは0.0005〜0.3重量部、更
には0.001〜0.1重量部の範囲内が好ましい。
【0051】反応に際し、共重合ポリエステルの分解及
び着色を防ぐ目的で、反応は乾燥した不活性ガス雰囲気
下で行うことが望ましい。また、反応が十分に進行した
段階では高真空下で反応を行うことが望ましい。この重
合反応は、バッチ、連続等公知の反応容器を用いて行う
ことが出来る。このようにして製造される共重合ポリエ
ステルの重量平均分子量は1,000以上1,000,0
00以下である。
【0052】上述した両方法のいずれかで製造された本
発明の共重合ポリエステルには、必要に応じて、各種の
副次的添加物を加えていろいろな改質を行うことが出来
る。副次的添加物の例としては、安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、顔料、着色剤、各種フィラー、静電剤、
離型剤、可塑剤、香料、抗菌・抗カビ剤、核形成剤、滑
剤、難燃剤、発泡剤、充填剤等その他類似のものが挙げ
られる。これらの添加時期としては、原料の仕込み時に
添加してもよく、重合終了時に、反応槽内にて添加して
もよく、また、得られた共重合ポリエステルにエクスト
ルーダー等を用いて添加してもよい。該添加剤を配合す
る方法は、特に制限されるものではなく、従来既知の方
法によって行うことが出来る。例えば、ミルロール、バ
ンバリーミキサー、スーパーミキサー、単軸あるいは二
軸押出し機等を用いて良好に混合混練することができ
る。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る生分解性共重合ポリエステ
ルは、従来の同種のポリエステルに比べて、(1)生分
解性及び(2)機械的物性の点で優れており繊維、フィ
ルム、シート、その他の成形品の材料として、従来の同
種のポリエステルより実用性が大きいものである。
【0054】また、本発明の製造方法によれば、無溶媒
で上記の共重合ポリエステルを製造することができるの
で、コスト的に有利であり、また溶媒使用による環境問
題も回避できると言う効果がある。
【0055】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明をさら
に具体的に説明するが、本発明はこれらによっていささ
かも限定されるものではない。なお、以下の実施例にお
ける各測定値は次の方法により求めた値である。 (1)重合体の重量平均分子量:GPC分析によるポリ
スチレン換算値、測定法としてはサンプル20mgにテ
トラヒドロフラン10mlを加えて溶解して測定を行っ
た。 (2)ガラス転移温度(Tg):走査型示差熱量計(D
SC)で10℃/minの昇温速度にて測定した値であ
る。 (3)共重合体の構造:重クロロホルム溶液の1H−N
MR(核磁気共鳴)スペクトル、KBr錠剤法によるI
R(赤外線)スペクトルにより決定した。なお、測定装
置は1H−NMRスペクトル分析では、JNR−EX2
70を使用し、溶媒に重クロロホルムを用いて測定し
た。IR−スペクトル分析には、SHIMADZU I
R−470を使用し、KBr錠剤法を採用した。
【0056】[実施例1]ポリ乳酸「ラクティ902
0」(島津製作所製)の19.44重量部を210℃に
て加熱溶融させたところに、p−ヒドロキシ安息香酸フ
ェニルエステル4.28重量部を添加し攪拌した。反応
系内が均一になった後、これにオクチル酸スズを0.0
01重量部加えて1時間攪拌した。重合度の上昇を確認
した後、真空度を0.3mmHgに設定して10分間攪
拌を継続し、未反応のラクチドを留去することで、重量
平均分子量7559、分子量分布(Mw/Mn)=1.
99の共重合ポリエステルを得た。
【0057】この共重合ポリエステルのガラス転移温度
(Tg)は60.85℃であり、融点(Tm)は観測さ
れなかった。このポリマーの1H−NMR、IRスペク
トルをそれぞれ図1及び図2に示す。また、このサンプ
ルを土中に埋めて分解状況を観察したところ、ほぼ6ヶ
月で約70%の重量減少が観察され、良好な生分解性を
示した。
【0058】[実施例2]ポリ乳酸「ラクティ902
0」(島津製作所製)を9.72重量部及びL−ラクチ
ド9.72重量部を210℃にて加熱溶融させたところ
に、p−ヒドロキシ安息香酸フェニルエステル4.28
重量部を添加し攪拌した。反応系内が均一になった後オ
クチル酸スズを0.001重量部加え1時間攪拌した。
重合度の上昇を確認した後真空度を0.3mmHgに設
定し10分間攪拌を継続し未反応のラクチドを留去する
ことで重量平均分子量6824、分子量分布(Mw/M
n)=1.85の共重合ポリエステルを得た。このポリ
マーのガラス転移温度(Tg)は59.21℃でありT
mは観測されなかった。また、このサンプルを土中に埋
めて分解状況を観察したところ、ほぼ6ヶ月で約70%
の重量現象が観察され、良好な生分解生を示した。
【0059】[比較例1]20.16重量部のポリ乳酸
「ラクティ9020」(島津製作所製)を210℃にて
加熱溶融させたところにp−アセトキシ安息香酸10.
8重量部を添加し攪拌した。実施例1と同様に、反応系
内が均一になった後オクチル酸スズを0.001重量部
加え1時間攪拌したところ、系が白濁し、不透明な脆い
ポリマーが得られたのみであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の生成物の1H−NMRスペクトルで
ある。
【図2】実施例1の生成物のIRスペクトルである。
フロントページの続き (72)発明者 石渡 豊明 山口県岩国市日の出町2番1号 帝人株式 会社岩国研究センター内 Fターム(参考) 4J029 AA02 AB01 AC02 AD01 AD06 AD10 AE03 AE18 EA02 EB05A EC06A ED01 EE01 EE03 EF02 KD09 KE05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(a)で表わされる繰り返し単位 【化1】 及び下記式(b)で表わされる繰り返し単位 【化2】 [上記式(b)中、Arは炭素数6〜20の2価の芳香
    族基を示す。]から実質的になる共重合ポリエステルで
    あって、該共重合ポリエステルにおける上記繰り返し単
    位(a)と上記繰り返し単位(b)とのモル比(Ma/
    Mb)が下記式(1) 【数1】 60/40 ≦ Ma/Mb ≦ 93/7 ・・・(1) [上記式(1)中、Maは乳酸の繰り返し単位(a)、
    Mbは芳香族ヒドロキシカルボン酸の繰り返し単位
    (b)の各モル数である。]を満足し、かつ重量平均分
    子量が1,000以上1,000,000以下であること
    を特徴とする生分解性共重合ポリエステル。
  2. 【請求項2】 上記式(b)におけるArがp−フェニ
    レン基であることを特徴とする請求項1記載の生分解性
    共重合ポリエステル。
  3. 【請求項3】 上記式(a)の繰り返し単位の3個以上
    からなるポリ乳酸のブロックが上記式(b)の繰り返し
    単位の1個又は複数個を介して結合していることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の生分解性共重合ポリ
    エステル。
  4. 【請求項4】 下記式(A)で表わされるポリ乳酸と、 【化3】 [上記式(A)中の繰り返し数nは、数平均分子量から
    導かれる平均の繰り返し数であり、3以上15,000
    以下の数である。Yはポリ乳酸の末端基を示す。]下記
    式(B)で表わされる芳香族ヒドロキシカルボン酸アリ
    ールエステルとを、 【化4】 [上記式(B)中のArは炭素数6〜20の2価の芳香
    族基を示し、Rは炭素数6〜20の1価の芳香族基を示
    す。] 下記式(2) 【数2】 60/40 ≦ nMA/MB ≦ 93/7 ・・・(2) [上記式(2)中、nMAはポリ乳酸(A)、MBは芳
    香族ヒドロキシカルボン酸モノアリールエステル(B)
    の各モル数である。なお、nMAは、実質的にはnMA
    ={上記式(A)で表わされるポリ乳酸の重量(g)}
    /{繰り返し単位当りの分子量}によって導かれる値で
    ある。]を満足するモル当量比で、触媒の存在下、加熱
    反応させることを特徴とする生分解性共重合ポリエステ
    ルの製造方法。
  5. 【請求項5】 芳香族ヒドロキシカルボン酸アリールエ
    ステルとして、下記式(B’) 【化5】 [上記式(B’)中のRは炭素数6〜20の1価の芳香
    族基を示す。]で表わされる芳香族ヒドロキシカルボン
    酸アリールエステルを使用することを特徴とする請求項
    4記載の生分解性共重合ポリエステルの製造方法。
  6. 【請求項6】 ポリ乳酸と芳香族ヒドロキシカルボン酸
    アリールエステルとを反応させるに当たり、上記両成分
    のほかに下記式(A’)で表わされるラクチド 【化6】 も共存させて反応を行い、かつ、その際の各成分のモル
    当量比を下記式(3) 【数3】 60/40 ≦[nMA+2MA’]/MB ≦ 93/7・・・(3) [上記式(3)中、nMAはポリ乳酸(A)、MA’は
    ラクチド(A’)、MBは芳香族ヒドロキシカルボン酸
    アリールエステル(B)の各モル数である。なお、上記
    nMAは実質的にはnMA={上記式(A)で表わされ
    るポリ乳酸の重量(g)}/{繰り返し単位当りの分子
    量}によって導かれる値である。]を満足する範囲とし
    て反応させることを特徴とする生分解性共重合ポリエス
    テルの製造方法。
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