JP2002331701A - 駆動回路とその駆動回路を搭載した印刷ヘッド - Google Patents

駆動回路とその駆動回路を搭載した印刷ヘッド

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JP2002331701A
JP2002331701A JP2001138559A JP2001138559A JP2002331701A JP 2002331701 A JP2002331701 A JP 2002331701A JP 2001138559 A JP2001138559 A JP 2001138559A JP 2001138559 A JP2001138559 A JP 2001138559A JP 2002331701 A JP2002331701 A JP 2002331701A
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Takao Uchida
隆雄 内田
Shinichi Katakura
信一 片倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被駆動素子を流れる電流を均一にして階調性
や濃度均一性を向上させる駆動回路とその駆動回路を用
いた印刷ヘッドを提供する。 【解決手段】 駆動信号によりドライバアレイチップ7
の駆動素子を駆動して、電源パターンに接続された各ド
ライバ素子からアースパターンに接続された各LED素
子に供給する駆動電流の電流値が同一になるように電源
パターン10A〜10D及びアースパターンを引き回
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置の印刷ヘッ
ドに係り、特に駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷装置、例えば電子写真プリン
タの印刷ヘッドに用いられるLEDヘッドは、LED素
子をライン状に並べたLEDアレイチップと、各LED
素子に接続されたドライバ素子をライン状に並べたドラ
イバアレイチップとを対応させて配置し、電源パターン
に接続された各ドライバ素子を駆動信号により駆動し
て、アースパターンに接続された各LED素子に駆動電
流を供給し、LED素子を発光させている。
【0003】図8は従来のLEDヘッド駆動回路1チッ
プ分、図9はドライバ出力特性、図10はLED出力特
性を示しており、電源パターン,アースパターンでのパ
ターン抵抗をそれぞれRv、Rgとし、標準的な駆動電
流Isを流した場合に電源電圧Vccはドライバチップ
150,LEDアレイチップ160での電圧降下Vd,
Ve、電源パターン及びアースパターンでの電圧降下R
v× Is、Rg× Isの和より高い電圧でなければなら
ず、 Vcc≧Vd+Ve+Is(Rv+Rg)…………(1) の関係を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷ヘッドにあ
っては、駆動回路を駆動した場合、たとえLEDアレイ
チップ及びドライバアレイチップの電気的特性がそれぞ
れ均一であっても、図9に示すように、出力電流Iに電
圧Vdを中心に若干の正の増加が見られ、その出力電流
IのばらつきによってLEDの出力電圧Veも変動して
しまい、LED素子が均一に発光できず階調性や濃度均
一性がずれてしまうという問題点があった。
【0005】本発明は被駆動素子を流れる電流を均一に
して階調性や濃度均一性を向上させる駆動回路とその駆
動回路を搭載した印刷ヘッドを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の駆動回路においては、各駆動素子から各被駆
動素子に供給される駆動電流が等しくなるように引き回
した電源パターン及びアースパターンを備える。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。
【0008】第1の実施の形態 図2はLEDヘッドの断面図である。LEDヘッド1は
板金フレーム2に絶縁シート3を下に敷いて印刷基板4
を搭載し、セルフォックレンズ5を保持するモールドフ
レーム6を被せて全体を図示せぬバネで固定している。
【0009】図1は第1の実施の形態による印刷基板の
正面図であり、同図(A)は電源パターン図、同図
(B)はチップの配置図である。多層からなる印刷基板
4上には、図1(B)に示すように、複数のドライバア
レイチップ7、LEDアレイチップ8が一列に印刷基板
の長手方向に配列してあり、パターンを通じてコネクタ
9と接続してある。
【0010】パターンには電源パターン10A〜10
D、アースパターン11A〜11D、後述する信号パタ
ーン13があり、信号パターン13は、表層に引き回
し、電源パターン10A〜10D、アースパターン11
A〜11Dは、図1(A)に示すように、それぞれ中層
に同じ形状で印刷基板4に引き回してある。
【0011】即ち、電源パターン10A〜10D及びア
ースパターン11A〜11Dは、一端をそれぞれコネク
タ9の電源ピン、アースピンに接続され、コネクタ9か
ら各ドライバアレイチップ7、LEDアレイチップ8ま
での距離に比例する太さを有して他端をそれぞれドライ
バアレイチップ7、LEDアレイチップ8毎に接続され
ている。
【0012】図3はドライバアレイチップとLEDアレ
イチップとの配線を示すブロック図、図4はドライバア
レイチップのブロック図である。ドライバアレイチップ
7はパッド12,13を介して対応する電源パターン1
0A〜10Dとそれぞれボンディングワイヤ14で接続
され、ドライバ素子15の出力部とLED素子16のア
ノードとの間はボンディングワイヤ17で接続されてい
る。また、LED素子16のカソード側は対応するアー
スパターン11A〜11Dに接続されている。
【0013】ドライバアレイチップ7はシフトレジスタ
18、ラッチゲート19、スイッチ素子20、電流制御
素子21、バッファ素子22、クロックイン信号パッド
(以後CLK-IN信号パッドと記する)23,データイン信
号パッド(以後DATA-IN信号パッドと記する)24,ス
トローブ信号パッド(以後STB信号パッドと記する)2
5,ロード信号パッド(以後LD信号パッドと記する)2
6,データアウト信号パッド(以後CLK-OUT信号パッド
と記する)27,データアウト信号パッド(以後DATA-
OUT信号パッドと記する)28,定電流指示値入力信号
パッド29,電源パッド13を有する。
【0014】電流制御素子21のドレインは、電源パッ
ド13とパターンで接続された末広がりの形状を有する
電源供給パターン31に接続され、ソースはスイッチ素
子20のドレインに接続されている。
【0015】バッファ素子22の入力側は定電流指示値
入力信号パッド29に接続され、出力側は各電流制御素
子21のゲートに接続されている。
【0016】スイッチ素子20のソースはLED素子1
6の入力側とボンディングワイヤ17により接続される
パッド32に接続され、ゲートはラッチゲート19の出
力側に接続されている。
【0017】ラッチゲート19の入力側はシフトレジス
タ18の出力側と接続され、LD信号パッド26、ST
B信号パッド25に接続されている。
【0018】シフトレジスタ18の入力側はCLK-IN信号
パッド23,DATA-IN信号パッド24に接続され,出力
側はCLK-OUT信号パッド27,DATA-OUT信号パッド28
に接続されている。
【0019】次に動作について図5を参照して説明す
る。図5はLEDヘッドの駆動タイムチャートである。
(A)〜(H)はそれぞれ図示せぬ制御部が出力する同
期信号LSYNK、印刷データ信号S−DATA、クロック
信号CLK、ロード信号S−LD、ストローブ信号ST
B1、ストローブ信号STB2、ストローブ信号STB
3、ストローブ信号STB4を示す。
【0020】制御部に同期信号LSYNKが発生すると、L
EDヘッド1は同期信号LSYNKの立ち上がりのタイミン
グに合わせて以下の処理を行う。時刻t1で第1ライン
データをS−DATA信号としてクロック信号S−CLKに同期
させ、逐次ドライバアレイチップ7のシフトレジスタ1
8に入力する。
【0021】時刻t2でS−LD信号によりシフトレジス
タ18に入力された1ライン分の印刷データをラッチゲ
ート19にラッチする。
【0022】時刻t3で、次の第2ラインデータをS−D
ATA信号としてシフトレジスタ18に送信すると同時に
第1ラインデータの内容によって各LEDアレイチップ
8を駆動させるためにストローブ信号STB1〜STB4を時
刻t3、t4、t5、t6でONさせ、各ドライバアレ
イチップ7のラッチゲート19にラッチされている印刷
データによりスイッチ素子20を駆動していく。
【0023】他方、制御部は同期信号LSYNKの発生時、
バッファ素子22を介して定電流指示値を電流制御素子
15に出力している。電流制御素子15はバッファ素子
22から出力されるゲート電圧により、アノード側電圧
とゲート側電圧との電圧差により規定の電流値をスイッ
チ素子20に出力する。スイッチ素子20が駆動される
ことにより、電流がLED素子16に流れ、発光する。
【0024】時刻t7でS−LD信号によりシフトレジス
タ18に入力された第2ラインデータの印刷データをラ
ッチゲート19にラッチする。
【0025】時刻t8で、次の第3ラインデータをS−D
ATA信号として送信すると同時に第2ラインデータの内
容によって各LEDアレイチップ8を駆動させるために
ストローブ信号STB1〜STB4を時刻t8、t9、t1
0、t11でONさせ、各ドライバアレイチップ7のラ
ッチゲート19にラッチされている印刷データによりス
イッチ素子20を駆動していく。同様にして以降、スイ
ッチ素子20を駆動していく。
【0026】ところで、ドライバアレイチップ7、LE
Dアレイチップ8に流す電流をIとしたとき、ドライバ
アレイチップ7、LEDアレイチップ8での電圧降下を
Vd,Veとし、電源パターンでのパターン抵抗Rv、
アースパターンでのパターン抵抗Rgとすれば、電源電
圧Vccは、 Vcc≧Vd+Ve+I×(Rv+Rg)………(1) であることはすでに述べた。
【0027】ところで、電源パターン、アースパターン
が同一太さを有すならば、パターン抵抗Rv、Rgのス
トローブ信号STB1までとSTB4までとの関係が、 Rv1=4×Rv4…………………(2) Rg1=4×Rg4…………………(3) となり、ストローブ信号STB1の場合のドライバアレイ
チップ電圧Vd1は、 Vd1=Vcc−Ve−I×(Rv1+Rg1)………(4) となり、同じくストローブ信号STB4の場合のドライバ
アレイチップ電圧Vd4は、 Vd4=Vcc−Ve−I×(Rv4+Rg4)………(5) となり、両者の△Vd差は、 △Vd=Vd4−Vd1=I×(3Rv4+3Rg4)………(6) となる。
【0028】例えば、600DPIの印刷ヘッドではド
ライバアレイチップ7、LEDアレイチップ8がそれぞ
れ4個備えており、1チップ当たり約1250ドットと
なり、駆動電流1ドット当たり3mAとして、I≒4A
となる。
【0029】Rv4≒Rg4≒20mΩとして式(6)
から△Vd=4×3(0.02+0.02)≒0.5V
の差を生じ、左右のバランスがとれなくなってしまう。
【0030】ところで、本実施の形態によれば、電源パ
ターン10A〜10B及びアースパターン11A〜11
Bは、コネクタ9からRv1=Rv2=Rv3=Rv
4、Rg1=Rg2=Rg3=Rg4となるようにパタ
ーンの太さを調整してあるので、式(6)から△Vd=
Vd4−Vd1=I×0=0となり、左右の電圧バラン
スがとれる。
【0031】また、各ドライバアレイチップ7におい
て、電源供給パターン31の太さが均一であった場合、
電源供給パターン31からドライバアレイ両端までの配
線抵抗により、例えば、ドライバ素子15が全て導通し
た場合、各ドライバ素子15間の配線抵抗をrとすれ
ば、両端までの抵抗は625rとなる。
【0032】駆動電流1ドット当たり3mAとして、両
端部での電圧降下△V は、 △V=3mA×(r+2r+3r+……+624r+6
25r) △V=3mA×195625r………(7) となり、両端に近づく程、電流値が降下してLED素子
16の発光強度が低下する。
【0033】ところで、本実施の形態によれば、電源供
給パターン31は末広がりの形状を有しているので、電
源供給パターン31に最も近いドライバ素子15から最
も遠いドライバ素子15までの配線抵抗をr0、r1、
r2、…………、r624、r625とすれば、配線抵
抗の大きさはr0>r1>r2>r3>r4>…………
>r624>r625となり、両端部での電圧降下△
V’は △V’<△V=3mA×195625r0………(8) となり、電源電圧の降下を抑え、ドライバアレイチップ
7の端部における定電流特性のドリフトを抑える。
【0034】第1の実施の形態によれば、部品点数を増
やすことなく、また、配置を変えることなく、パターン
の太さを変えることにより、ドライバアレイチップの端
部における定電流特性のドリフトを抑えることができ
る。
【0035】第2の実施の形態 図6は第2の実施の形態によるLEDヘッド印刷基板の
正面図である。第2の実施の形態が第1の実施の形態と
異なるところは、ドライバアレイチップ7及びLEDア
レイチップ8を挟んでコネクタ40とコネクタ41と配
置し、電源パターンは同一太さを有して一端をコネクタ
41に接続されるとともに他端をそれぞれドライバアレ
イチップ7に接続され、アースパターンは同一太さを有
して一端をコネクタ40に接続されるとともに他端をそ
れぞれLEDアレイチップ8に接続された点である。
【0036】尚、コネクタ40にはドライバアレイチッ
プ7を駆動する信号線パターンも接続されている。
【0037】コネクタ40,41、アースパターン及び
電源パターンを上述したように配置することにより、コ
ネクタ40から最も離れたドライバアレイチップ7及び
LEDアレイチップ8はコネクタ41に最も近いドライ
バアレイチップ7及びLEDアレイチップ8となり、電
源パターンでのパターン抵抗Rv、アースパターンでの
パターン抵抗Rgの間には、 Rv4=4×Rv1…………………(9) Rg1=4×Rg4…………………(10) の関係が成立し、ストローブ信号STB1の場合のドライ
バアレイチップ電圧Vd1は、式(4)から Vd1=Vcc−Ve−I×(Rv1+Rg1)………(11) となり、同じくストローブ信号STB4の場合のドライバ
アレイチップ電圧Vd4は、式(5)から Vd4=Vcc−Ve−I×(Rv4+Rg4)………(12) となり、両者の△Vd差は、△Vd=Vd4−Vd1=
I×{(Rv4−Rv1)+(Rg4−Rg1)}式
(9)、(10)を代入して △Vd=Vd4−Vd1=I×(3×Rv1−3×Rg4)………(13) となる。
【0038】電源パターン、アースパターンは同一太さ
を有するので、Rv1≒Rg4であり、式(13)から
△Vd=0となるので、左右の電圧バランスがとれる。
【0039】第2の実施の形態によれば、コネクタを1
個増やすことにより、従来のパターン配置でドライバア
レイチップの端部における定電流特性のドリフトを抑え
ることができる。
【0040】第3の実施の形態 図7は第3の実施の形態によるLEDヘッド印刷基板の
正面図である。第3の実施の形態が第1の実施の形態と
異なるところは、ドライバアレイチップ7及びLEDア
レイチップ8を挟んでコネクタ50とコネクタ51と配
置し、さらにコネクタ50とコネクタ51との間の中央
部にコネクタ52を配置し、電源パターンは同一太さを
有して一端をコネクタ52に接続されるとともに他端を
それぞれドライバアレイチップ7に接続され、アースパ
ターンは同一太さを有して一端をコネクタ50及びコネ
クタ51に接続され、他端をそれぞれLEDアレイチッ
プ8に接続された点である。
【0041】尚、コネクタ50にはドライバアレイチッ
プ7を駆動する信号線パターンも接続されている。
【0042】コネクタ50〜53、アースパターン及び
電源パターンを上述したように配置することにより、電
源パターンでのパターン抵抗Rv、アースパターンでの
パターン抵抗Rgの間には、 Rv1=2×Rv2…………………(14) Rg2=2×Rg1…………………(15) の関係が成立し、ストローブ信号STB1の場合のドライ
バアレイチップ電圧Vd1は、式(4)から Vd1=Vcc−Ve−I×(Rv1+Rg1)………(16) となり、同じくストローブ信号STB2の場合のドライバ
アレイチップ電圧Vd2は、 Vd2=Vcc−Ve−I×(Rv2+Rg2)………(17) となり、両者の△Vd差は、△Vd=Vd2−Vd1=
I×{(Rv2−Rv1)+(Rg2−Rg1)}式
(14)、(15)を代入して △Vd=Vd2−Vd1=I×(−Rv2+Rg1)………(18) となる。
【0043】電源パターン、アースパターンは同一太さ
を有するので、Rv2≒Rg1であり、式(18)から
△Vd=0となる。
【0044】ストローブ信号STB3とSTB4との場合にも
同様であり、結果として左右の電圧バランスがとれる。
【0045】第3の実施の形態によれば、コネクタを2
個増やすことにより、従来のパターン配置でドライバア
レイチップの端部における定電流特性のドリフトを抑え
ることができる。
【0046】第4の実施の形態 LEDアレイチップの長手方向の長さは1チップ当たり
のドット数にLED素子の間隔を掛け合わせた値と等し
いのが理想であるが、現実にはウエハーからの切り出し
精度などによるバラツキを考慮して小さ目にしてある。
このために基板に並べて配置されたとき、LEDアレイ
チップ間に間隙が生じ、間隙で発光エネルギーが減少し
て画像が暗くなるという問題点があった。
【0047】図8は第4の実施の形態によるLEDヘッ
ド印刷基板の部分図である。第1の実施の形態では、各
ドライバアレイチップ7において、電源供給パターン3
1の太さが均一であった場合、電源供給パターン31か
らドライバアレイ両端までの配線抵抗により、例えば、
ドライバ素子15が全て導通した場合、各ドライバ素子
15間の配線抵抗をr0とすれば、両端までの抵抗は6
25r0となる。
【0048】駆動電流1ドット当たり3mAとして、両
端部での電圧降下△V は、 △V=3mA×(r0+2r0+3r0+……+624
r0+625r0) △V=3mA×195625r0………(7) となり、両端に近づく程、電流値が降下してLED素子
16の発光強度が低下するということを述べた。
【0049】そこで、図8に示すように、ドライバアレ
イチップ7とLEDアレイチップ8とをずらして配置
し、間隙部に最も近いLED素子16と最も電圧降下の
小さいドライバ素子15とをボンディングワイヤ17に
より接続し、間隙部から最も離れるLED素子16と最
も電圧降下の大きいドライバ素子15とをボンディング
ワイヤ17により接続する。
【0050】第4の実施の形態によれば、製造上避けて
通れない、LEDアレイチップの間隙での発光エネルギ
ーの減少による画像品質の低下を防止できる。
【0051】尚、第1〜第4の実施の形態では電子写真
プリンタのLEDヘッドを例にとって説明してきたが、
本発明はサーマルプリンタの印刷ヘッドにも適用でき
る。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。
【0053】各駆動素子から各被駆動素子に配分される
駆動電流が等しくなるように引き回した電源パターン及
びアースパターンを備えたことにより、被駆動素子を流
れる電流を均一にすることができ、階調性や濃度均一性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による印刷基板の正面図であ
る。
【図2】LEDヘッドの断面図である。
【図3】ドライバアレイチップとLEDアレイチップと
の配線を示すブロック図である。
【図4】ドライバアレイチップのブロック図である。
【図5】ドライバアレイチップのブロック図である。
【図6】第2の実施の形態によるLEDヘッド印刷基板
の正面図である。
【図7】第3の実施の形態によるLEDヘッド印刷基板
の正面図である。
【図8】従来のLEDヘッド1チップ分の駆動回路図で
ある。
【図9】ドライバ出力特性図である。
【図10】LED出力特性図である。
【符号の説明】
1 LEDヘッド 7 ドライバアレイチップ 8 LEDアレイチップ 10A,10B,10C,10D 電源パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源パターンに接続された各駆動素子を
    駆動して、アースパターンに接続された各被駆動素子に
    駆動電流を供給する駆動回路において、 前記駆動電流の電流値が同一になるように前記電源パタ
    ーン及び前記アースパターンを引き回したことを特徴と
    する駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記駆動素子及び被駆動素子を所定数か
    らなる駆動素子群と被駆動素子群とに分け、前記電源パ
    ターン及びアースパターンは、一端をそれぞれ同じコネ
    クタの電源ピン、アースピンに接続され、該コネクタか
    ら各駆動素子群及び各被駆動素子群までの距離に比例す
    る太さを有して他端をそれぞれ駆動素子群、被駆動素子
    群に接続された請求項1記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記駆動素子及び被駆動素子を所定数か
    らなる駆動素子群と被駆動素子群とに分け、第1のコネ
    クタと第2のコネクタとを前記駆動素子群及び被駆動素
    子群を挟んで設け、前記電源パターンは同一太さを有し
    て一端を第1のコネクタに接続されるとともに他端をそ
    れぞれ駆動素子群に接続され、前記アースパターンは同
    一太さを有して一端を第2のコネクタに接続されるとと
    もに他端をそれぞれ被駆動素子群に接続された請求項1
    記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記駆動素子及び被駆動素子を所定数か
    らなる駆動素子群と被駆動素子群とに分け、第1のコネ
    クタと第2のコネクタとを前記駆動素子群及び被駆動素
    子群を挟んで設けるとともに第1のコネクタと第2のコ
    ネクタとの間の中央部に第3のコネクタを設け、前記電
    源パターンは同一太さを有して一端を第3のコネクタに
    接続されるとともに他端をそれぞれ前記駆動素子群に接
    続され、前記アースパターンは同一太さを有して一端を
    第1及び第2のコネクタに接続され、他端をそれぞれ前
    記被駆動素子群に接続された請求項1記載の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記駆動素子群は、前記電源パターンか
    ら各駆動素子への距離に比例する太さで分岐する請求項
    2記載、又は請求項3記載、又は請求項4記載の駆動回
    路。
  6. 【請求項6】 印刷データに基づいて各駆動素子を駆動
    し、被駆動素子に駆動電流を供給して印刷する印刷ヘッ
    ドにおいて、 請求項1記載の駆動回路を搭載したことを特徴とする印
    刷ヘッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005224957A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Seiko Epson Corp ラインヘッドおよびそれを用いた画像形成装置
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