JP2002331680A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002331680A
JP2002331680A JP2001139265A JP2001139265A JP2002331680A JP 2002331680 A JP2002331680 A JP 2002331680A JP 2001139265 A JP2001139265 A JP 2001139265A JP 2001139265 A JP2001139265 A JP 2001139265A JP 2002331680 A JP2002331680 A JP 2002331680A
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    • B41J2/17503Ink cartridges
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    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク切れによる画像欠陥を引き起こした
り、印字処理速度が遅くなるなどの不具合が生じるのを
防止できるインクジェット記録装置を提供する 【解決手段】 ステップ100にて印字ジョブの実行が
指示されると、ステップ102にて印字ジョブの印字処
理を開始する。ステップ104で現在のピクセルカウン
ト値C1に実際に印字したピクセル数を加算し、ステッ
プ106では、印字ジョブが終了したかを判断する。ス
テップ106において、印字ジョブが終了したと判断さ
れると、ステップ108に移行してピクセルカウント値
C1が予め定めたピクセル数X1を超えていと判断され
ると、ステップ110にてピクセルカウント値C1に相
当するインク消費量に対して所定の割合A(%)の量の
インクがサブインクタンク26に補給されるようにイン
ク補給ユニット36を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置にかかり、特に、画像情報に基づいてインク滴を
記録媒体に吐出し記録媒体上に画像を記録するインクジ
ェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−6521号公報や特開平1
0−114084号公報には、記録ヘッドに設けられた
サブインクタンク、サブインクタンクにインクを補給す
るためのメインタンク、及び、サブインクタンク内のイ
ンク残量を検知するインクセンサを備え、サブインクタ
ンク内のインク残量が下限量以下であることをインクセ
ンサが検知した場合に、メインタンクからサブインクタ
ンク内にインクを充填する構成のインクジェット記録装
置が提案されている。
【0003】また、特開平10−315493号公報に
は、インク供給のために他の動作を停止させると効率が
落ちるので、インク供給中でも他の動作を継続できるよ
うに構成したインクジェット画像形成装置が開示されて
いる。このインクジェット画像形成装置は、画像データ
展開中は展開の終了するまで、また画像形成後は、一定
の時間だけインク供給を行ったり、画像データ展開中及
び画像形成後に係らず、サブインクタンクにインクを十
分に満たすことのできる時間分、インクを供給する構成
である。
【0004】特開平11−227220号公報には、ヘ
ッド部から吐出、及び、排出されたインク量を計数し、
算出結果やサブインクタンク内のフロートによる液面検
出結果に応じてインク補給量を制御する構成のインクジ
ェット記録装置が開示されている。
【0005】特開平11−58768号公報には、イン
クタンクに取り付けられ、インクタンク内のインク残量
を検知する残量検知センサを備え、残量検知センサによ
るインク切れが印字動作中に検知された場合、インク残
量の検知結果によりパス数やページ数を判断して、所定
の印字終了後にインク充填を行うインクジェット記録装
置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平10−6521号公報や特開平10−1140
84号公報では、いつ、どんなタイミングでサブインク
タンク内の残量インクを検知するのかが明示されていな
い。そのため、インク充填タイミングが印字動作中であ
ると、印字品質を維持するために印字処理を遅くした
り、印字処理を停止してインク充填を行うようにする必
要があるため、印字処理速度が低下する。また、サブイ
ンクタンク内のインクの液面が所定の位置まで達しない
場合に、メインタンクのインク切れを判断するが、この
際必要以上に充填動作を実行することとなるため、メイ
ンタンクのインク切れを判断するまでに時間がかかって
しまう。
【0007】また、特開平10−315493号公報の
構成では、複数ページからなるジョブの印字を行う場合
に、途中のページの印字中にインク切れが検知されると
インク供給を実行するが、このインク供給は画像データ
展開中しか行うことができない。そのため、十分な量の
インクが供給できないまま次のページの印字作業に入る
こととなり、1ページの印字中にインク切れを起こす場
合がある。また、画像形成が終了してもインク供給を実
施しており、印字速度が低下してしまう。
【0008】さらに、画像形成中にインク供給を行うと
共に、画像形成が終了しても一定時間継続してインクを
供給する構成とすることも開示されているが、この構成
であると、ページとページとの間の待機時間が長くな
り、印字処理速度が低下するという問題が発生する。
【0009】特開平11−227220号公報の構成の
インクジェット記録装置では、インク吐出量が環境によ
って変動した場合、実際消費したインク量よりも増減が
発生し、インク補給量にばらつきが生じてしまい、設定
値通りにインクを補給することができない。また、フロ
ートによりインク補給量を制御しているため、メインタ
ンク内がインク無しの状態であると、インク補給動作を
しつづけてしまう。
【0010】また、特開平11−58768号公報のイ
ンクジェット記録装置では、インクセンサにより検出さ
れたインク残量から印字可能なページ数を判断し、判断
結果に基づいて所定印字終了後にインクの充填を行う
が、印字可能なページ数を判断するためにはインク残量
が所定値以下になったか否かだけでなく実際のインク残
量を検出する必要があるためインクセンサが高価にな
る、という問題がある。また、インク残量以上にインク
量を必要とする画像を印字する場合は、印字中にインク
を供給しないため、画像欠陥を引き起こすと言う問題も
ある。
【0011】このように、従来のインクジェット記録装
置は、ヘッドにインクを供給するためのインクタンク内
のインク残量が下限量以下である場合にインクタンク内
が空であることを出力する空検知を行い、インクタンク
が空の場合は、別の個所に設けられたインク供給用のタ
ンクからインクを充填している。しかしながら、インク
充填のタイミング制御が不充分であるため、インク切れ
が生じて画像欠陥を引き起こしたり、印字処理速度が遅
くなるなどの不具合を生じる場合がある。
【0012】以上のことから本発明は、インク切れによ
る画像欠陥を引き起こしたり、印字処理速度が遅くなる
などの不具合が生じるのを防止できるインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明のインクジェット記録装置は、
内部にインクが補給されるインクタンクを備え、該イン
クタンク内のインクを印字ジョブに含まれる画像情報に
応じて吐出することにより印字を行うインクジェット記
録ヘッドと、予め定めた所定間隔で前記インクタンク内
のインク残量を検知して、前記インク残量が予め定めた
下限量以下であるときに空信号を出力するインク残量検
知手段と、内部にインクを保持するメインタンクを備
え、前記空信号の出力により前記メインタンクから前記
インクタンクにインクを充填するインク充填手段と、前
記インク残量検知手段により検知されたインク残量が、
前記下限量よりも多い場合には使用量に相当する量のイ
ンクが補給されるように前記インク充填手段を制御する
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の発明のインクジェット記
録装置では、インク残量検知手段が予め定めた所定間隔
で前記インクタンク内のインク残量を検知して、予め定
めた下限量以下であるときに空信号を出力する。インク
充填手段は、内部にインクを保持するメインタンクを備
え、インク残量検知手段からの空信号により、前記メイ
ンタンクから前記インクタンクにインクを充填する。制
御手段はインク残量検知手段が予め定めた所定間隔で検
知したインク残量が前記下限量よりも多い場合には使用
量に相当する量のインクが補給されるように前記インク
充填手段を制御している。
【0015】このような構成であるため、請求項1に記
載の発明では、インクタンク内にインクが上限まで供給
されてから空検知されるまでの期間を長くすることがで
きる。また、下限量に達する前に使用量に相当する量の
インクを補充するので、インクタンク内には常に比較的
多くのインクが保持されることなり、エリアカバレッジ
が大きく大量のインクを必要とする印字ジョブの印字処
理中にインク切れを起こして画像欠陥が生じる可能性も
低くすることができる。従って、印字動作中に供給動作
が入る確率が激減するので、実質的にスループットを向
上できる。
【0016】また、使用量に相当する量のインクの補充
量は、ピクセルカウントに基づいて推測できる量よりも
若干減らした量とするとよい。すなわち、ピクセルカウ
ントに基づいて推測できる量と実際に使用した量は必ず
しも一致しないので、設定インク量より少ない量のイン
クを補充することによりインクタンクにインクを充填し
すぎるなどの不都合が生じるのを防止できる。なお、イ
ンクタンクに上限センサを設け、上限センサによりイン
ク量を監視する構成とすれば、上限いっぱいまでインク
を補充できるので好ましい。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインクジェット記録装置において、前記制御手
段は、印字ジョブの非印字処理時にインク補給が行われ
るように前記インク充填手段を制御することを特徴とす
る。
【0018】請求項2の発明では、請求項1に記載のイ
ンクジェット記録装置において、インク補給を行うタイ
ミングを非印字動作時に限っている。本発明での非印字
動作時とは、印字ジョブの印字処理直前や直後、装置の
電源をオンした時やオフする時、紙などの印字対象の記
録媒体を装置にセットするときや、節電のためのスリー
プモードに入る前等印字処理を行わない全ての期間を含
んでいる。また、昼休みの時間などのように、ユーザが
所望の時間帯を指定するように構成することも可能であ
る。また、制御手段が統計的に印刷動作の少ない時間を
自動検知してその時間に補給動作を行う構成とすること
も可能である。このようなタイミングでインクの補給を
行うため、印刷ジョブの印字処理中にインクを補給する
確率が激減するので、実質的なスループットの向上にな
る。さらに、印字ジョブ中のページ間においてインク補
給処理は行わないので、1つの印字ジョブの印字中にイ
ンク補給処理が割り込んでユーザを待たせることを防止
できる。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のインクジェット記録装置におい
て、前記インク残量検知手段は、前記インクタンク内の
インク残量が前記下限量よりも多い予め定めた所定量に
達するまでは、第1の間隔で前記インクタンク内のイン
ク残量を検知すると共に、前記予め定めた所定量に達し
てからは前記第1の間隔よりも短い第2の間隔で前記イ
ンクタンク内のインク残量を検知することを特徴とす
る。
【0020】インクタンク内の空検知を頻繁に行えば、
検知精度は上がるが、時間を浪費してしまう。そのた
め、請求項3に記載の発明では、インクタンク内のイン
ク残量が比較的多い予め定めた所定量に達するまでは、
第1の間隔でインク残量を検知し、予め定めた所定量に
達してからは第1の間隔よりも短い第2の間隔で前記イ
ンクタンク内のインク残量を細かく検知して、インクタ
ンク内の空検知を必要最小限としている。
【0021】これにより、空検知のために装置を停止さ
せる時間を実質的に少なくでき、インクタンク内のイン
ク残量が下限値に達すると直ちに検知できる。なお、予
め定めた所定量は適宜選択できる量である。
【0022】また、印字ジョブが多数枚の印字を含む場
合、印字の途中で空になってしまう可能性も考えられる
ので、ある設定印字量の印字が行われた場合には、印字
動作中でも空検知を行うように構成してもよい。この場
合、印字動作を中断してから検知を行うことになるの
で、例えば、複数色のインクタンクを備えたフルカラー
印字を行うインクジェット記録装置の場合は、設定印字
量を超えた特定の色のインクタンク内のインク残量のみ
検知を行うように構成すると好ましい。
【0023】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置におい
て、前記インク残量検知手段は、空信号を出力してから
印字可能な印字数よりも少ない印字数毎にインク残量の
検知を行うことを特徴とする。
【0024】すなわち、空検知はインクタンク内のイン
ク残量が前記下限量に達したときになされるが、前記下
限量に達したときもインクタンク内には若干のインクが
残っている。請求項4の発明では、請求項1又は請求項
2に記載のインクジェット記録装置において、前記イン
ク残量検知手段が、前記下限量に達したときに残ってい
るインク量で印字できる印字数よりも少ないインターバ
ルで空検知を行うことにより、印字処理中にインクタン
ク内が空になり、印字が出来なくなることを防止する。
なお、このときの空検知を行う印字数の設定値として
は、想定される高印字エリアカバレッジが望ましい。こ
れにより高カバレッジのファイルの印刷を保証すること
ができる。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置
において、前記インク残量検知手段は、印字ジョブの非
印字処理時に、インクタンク内のインク残量を前記イン
クジェット記録ヘッドから吐出されたインク量に相当す
るピクセル数により管理し、予め定めた所定のピクセル
数を経過した時点においてインク残量の検知を実施する
ことを特徴とする。
【0026】インクタンク内のインク残量を直接検知す
る場合は、前記ピクセル数に基づいてインク残量を検知
する場合に比較して残量の把握が正確に行えるが、時間
が掛かる。そのため、請求項5に記載の発明では、請求
項1から請求項4のいずれか1項に記載のインクジェッ
ト記録装置において、印字ジョブの非印字処理時に、イ
ンクタンク内のインク残量を前記インクジェット記録ヘ
ッドから吐出されたインク量に相当するピクセル数によ
り管理し、予め定めた所定のピクセル数を経過した時点
においてインク残量の検知を実施するように検知の仕方
を切り換えている。
【0027】すなわち、インクタンク内のインク残量が
比較的多い場合は検知されるインク残量に誤差があって
もインク切れになる可能性は低いので、インク残量を演
算により高速に検知し、インクタンク内のインク残量が
比較的少ない場合は検知されるインク残量に誤差がある
とインク切れになる可能性が大きくなるのでインクタン
ク内のインク残量の検知を実施することにより、正確に
インク残量を把握するようにしている。なお、インク残
量を直接検知する構成としては特に限定しないが、例え
ば、液面に光を照射して液面に反射された反射光の到達
タイミングに応じて残量を検知する構成の光センサなど
を適用できる。
【0028】このようにインク残量の検知の仕方を切り
替えることによって、効率よく印字処理を行うことが可
能となる。なお、予め定めた所定のピクセル数は適宜選
択できる量であり、好ましくはインクタンクの下限量近
傍までインクを使用したときのインク量に相当するピク
セル数に設定するとよい。
【0029】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
から請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記
録装置において、前記インク残量検知手段は、空信号の
出力によって前記インク充填手段がインクを充填した後
に再度インク残量を検知し、前記制御手段は、前記イン
ク残量検知手段が再度インク残量を検知して空信号を出
力した場合に、メインタンクの空信号を出力することを
特徴とする。
【0030】請求項6の発明では、請求項1から請求項
5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置にお
いて、インクタンク内にインクを充填した後に前記イン
ク残量検知手段がインク残量を検知し、再び空信号が出
力されると、インクタンク内にインクが充填されていな
いとして、メインタンク内にはインクが入っていないと
判断する。このような構成とすることにより、メインタ
ンク内のインク残量を検知するセンサを設けること無し
に、メインタンクの空検知を行うことができるので、装
置全体としてのコストを低く抑えることができる。
【0031】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置
において、前記インクジェット記録ヘッドにより吐出さ
れたインク量に相当するピクセル数を記憶する記憶手段
を備え、前記インク残量検知手段は、空信号の出力によ
って前記インク充填手段がインクを充填した後に再度イ
ンク残量を検知し、前記制御手段は、前記インク残量検
知手段が再度インク残量を検知して空信号を出力した場
合に、前記記憶手段に記憶されたピクセル数とメインタ
ンクに充填されたインク量に相当するピクセル数とを比
較して、同一若しくは近い値である場合に、メインタン
クの空信号を出力することを特徴とする。
【0032】請求項7の発明では、請求項1から請求項
5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置にお
いて、インクタンク内にインクを充填した後に前記イン
ク残量検知手段がインク残量を検知し、再び空信号が出
力されると、インクタンク内にインクが充填されていな
いか、何らかの理由でメインタンクとインクタンクとの
間のインク流路が切断されていると判断できる。従っ
て、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されたピクセ
ル数とメインタンクに充填されたインク量に相当するピ
クセル数とを比較して、同一若しくは近い値である場合
はインクタンク内にインクが充填されていないので、メ
インタンクは空であると判断してメインタンクの空信号
を出力する。なお、前記記憶手段に記憶されたピクセル
数とメインタンクに充填されたインク量に相当するピク
セル数とを比較して、異なる場合には、メインタンクと
インクタンクとの間のインク流路が切断されていると判
断して警告を発するように構成することもできる。
【0033】このような構成とすることにより、メイン
タンク内のインク残量を検知するセンサを設けること無
しに、メインタンクの空検知を行うことができるので、
装置全体としてのコストを低く抑えることができる。ま
た、タンクの外れなどによる不具合を検知することもで
きる。
【0034】なお、請求項6及び請求項7において、例
えば、インクタンク内の上限までインクが充填されてい
ないときに信号を出力する上限センサを設けている場合
は、インクタンク内にインクを充填した後に上限センサ
からの出力がある場合に、メインタンク内にはインクが
入っていないと判断したり、逆に、インクタンク内の上
限までインクが充填されているときに信号を出力する上
限センサを設けている場合は、インクタンク内にインク
を充填した後に上限センサからの出力がない場合に、メ
インタンク内にはインクが入っていないと判断できる。
【0035】請求項8に記載の発明のインクジェット記
録装置は、内部にインクが補給されるインクタンクを備
え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含まれる
画像情報に応じて吐出することにより印字を行うインク
ジェット記録ヘッドと、前記インクタンク内のインク残
量が前記下限量よりも多い予め定めた所定量に達するま
では、第1の間隔で前記インクタンク内のインク残量を
検知すると共に、前記予め定めた所定量に達してからは
前記第1の間隔よりも短い第2の間隔で前記インクタン
ク内のインク残量を検知して、前記インク残量が前記下
限量以下であるときに空信号を出力するインク残量検知
手段と、内部にインクを保持するメインタンクを備え、
前記空信号の出力により前記メインタンクから前記イン
クタンクにインクを充填するインク充填手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0036】請求項8の発明では、前記インク残量検知
手段は、前記インクタンク内のインク残量が前記下限量
よりも多い予め定めた所定量に達するまでは、第1の間
隔で前記インクタンク内のインク残量を検知すると共
に、前記予め定めた所定量に達してからは前記第1の間
隔よりも短い第2の間隔で前記インクタンク内のインク
残量を検知することを特徴とする。
【0037】インクタンク内の空検知を頻繁に行えば、
検知精度は上がるが、時間を浪費してしまう。そのた
め、請求項8に記載の発明では、インクタンク内のイン
ク残量が比較的多い予め定めた所定量に達するまでは、
第1の間隔でインク残量を検知し、予め定めた所定量に
達してからは第1の間隔よりも短い第2の間隔で前記イ
ンクタンク内のインク残量を細かく検知して、インクタ
ンク内の空検知を必要最小限としている。
【0038】これにより、空検知のために装置を停止さ
せる時間を実質的に少なくでき、インクタンク内のイン
ク残量が下限値に達すると直ちに検知できる。なお、予
め定めた所定量は適宜選択できる量である。
【0039】また、印字ジョブが多数枚の印字を含む場
合、印字の途中で空になってしまう可能性も考えられる
ので、ある設定印字量の印字が行われた場合には、印字
動作中でも空検知を行うように構成してもよい。この場
合、印字動作を中断してから検知を行うことになるの
で、例えば、複数色のインクタンクを備えたフルカラー
印字を行うインクジェット記録装置の場合は、設定印字
量を超えた特定の色のインクタンク内のインク残量のみ
検知を行うように構成すると好ましい。
【0040】請求項9に記載の発明のインクジェット記
録装置は、内部にインクが補給されるインクタンクを備
え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含まれる
画像情報に応じて吐出することにより印字を行うインク
ジェット記録ヘッドと、空信号を出力してから印字可能
な印字数よりも少ない印字数毎に前記インクタンク内の
インク残量を検知して、前記インク残量が前記下限量以
下であるときに空信号を出力するインク残量検知手段
と、内部にインクを保持するメインタンクを備え、前記
空信号の出力により前記メインタンクから前記インクタ
ンクにインクを充填するインク充填手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0041】すなわち、空検知はインクタンク内のイン
ク残量が前記下限量に達したときになされるが、前記下
限量に達したときもインクタンク内には若干のインクが
残っている。請求項9の発明では、前記インク残量検知
手段が、前記下限量に達したときに残っているインク量
で印字できる印字数よりも少ないインターバルで空検知
を行うことにより、印字処理中にインクタンク内が空に
なり、印字が出来なくなることを防止する。なお、この
ときの空検知を行う印字数の設定値としては、想定され
る高印字エリアカバレッジが望ましい。これにより高カ
バレッジのファイルの印刷を保証することができる。
【0042】さらに、請求項10に記載の発明のインク
ジェット記録装置は、内部にインクが補給されるインク
タンクを備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブ
に含まれる画像情報に応じて吐出することにより印字を
行うインクジェット記録ヘッドと、印字ジョブの非印字
処理時に、インクタンク内のインク残量を前記インクジ
ェット記録ヘッドから吐出されたインク量に相当するピ
クセル数により管理し、予め定めた所定のピクセル数を
経過した時点においてインク残量の検知を実施して、前
記インク残量が予め定めた下限量以下であるときに空信
号を出力するインク残量検知手段と、内部にインクを保
持するメインタンクを備え、前記空信号の出力により前
記メインタンクから前記インクタンクにインクを充填す
るインク充填手段と、を備えたことを特徴とする。
【0043】インクタンク内のインク残量を直接検知す
る場合は、インクジェット記録ヘッドから吐出されたイ
ンク量に相当するピクセル数に基づいてインク残量を検
知する場合に比較して残量の把握が正確に行えるが、時
間が掛かる。そのため、請求項10に記載の発明では、
前記予め定めた所定のピクセル数に達するまでは、イン
クジェット記録ヘッドから吐出されたインク量に相当す
るピクセル数に基づいてインク残量を演算により検知
し、前記ピクセル数が前記予め定めた所定のピクセル数
に達するとインクタンク内のインク残量の検知を実施す
るように検知の仕方を切り換えている。
【0044】すなわち、インクタンク内のインク残量が
比較的多い場合は検知されるインク残量に誤差があって
もインク切れになる可能性は低いので、インク残量を演
算により高速に検知し、インクタンク内のインク残量が
比較的少ない場合は検知されるインク残量に誤差がある
とインク切れになる可能性があるのでインクタンク内の
インク残量を直接検知することにより、正確にインク残
量を把握するようにしている。なお、インク残量を直接
検知する構成としては特に限定しないが、例えば、液面
に光を照射して液面に反射された反射光の到達タイミン
グに応じて残量を検知する構成の光センサなどを適用で
きる。
【0045】このようにインク残量の検知の仕方を切り
替えることによって、効率よく印字処理を行うことが可
能となる。なお、予め定めた所定のピクセル数は適宜選
択できる量であり、好ましくはインクタンクの下限量近
傍までインクを使用したときのインク量に相当するピク
セル数に設定するとよい。
【0046】請求項11に記載の発明のインクジェット
記録装置は、内部にインクが補給されるインクタンクを
備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含まれ
る画像情報に応じて吐出することにより印字を行うイン
クジェット記録ヘッドと、予め定めた所定間隔毎及びイ
ンク充填の後に前記インクタンク内のインク残量を検知
して、前記インク残量が予め定めた下限量以下であると
きに空信号を出力するインク残量検知手段と、内部にイ
ンクを保持するメインタンクを備え、前記空信号の出力
により前記メインタンクから前記インクタンクにインク
を充填するインク充填手段と、前記インク残量検知手段
がインク充填の後にインク残量を検知して空信号を出力
した場合にメインタンクの空信号を出力する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0047】請求項11の発明では、インクタンク内に
インクを充填した後に前記インク残量検知手段がインク
残量を検知し、再び空信号が出力されると、インクタン
ク内にインクが充填されていないとして、メインタンク
内にはインクが入っていないと判断する。このような構
成とすることにより、メインタンク内のインク残量を検
知するセンサを設けること無しに、メインタンクの空検
知を行うことができるので、装置全体としてのコストを
低く抑えることができる。
【0048】請求項12に記載の発明のインクジェット
記録装置は、内部にインクが補給されるインクタンクを
備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含まれ
る画像情報に応じて吐出することにより印字を行うイン
クジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッ
ドにより吐出されたインク量に相当するピクセル数を記
憶する記憶手段と、予め定めた所定間隔毎及びインク充
填の後に前記インクタンク内のインク残量を検知して、
前記インク残量が予め定めた下限量以下であるときに空
信号を出力するインク残量検知手段と、前記インク残量
検知手段がインク充填の後にインク残量を検知して空信
号を出力した場合に、前記記憶手段に記憶されたピクセ
ル数とメインタンクに充填されたインク量に相当するピ
クセル数とを比較して、同一若しくは近い値である場合
に、メインタンクの空信号を出力する制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0049】請求項12の発明では、インクタンク内に
インクを充填した後に前記インク残量検知手段がインク
残量を検知し、再び空信号が出力されると、インクタン
ク内にインクが充填されていないか、何らかの理由でメ
インタンクとインクタンクとの間のインク流路が切断さ
れていると判断できる。従って、前記制御手段は、前記
記憶手段に記憶されたピクセル数とメインタンクに充填
されたインク量に相当するピクセル数とを比較して、同
一若しくは近い値である場合はインクタンク内にインク
が充填されていないので、メインタンクは空であると判
断してメインタンクの空信号を出力する。なお、前記記
憶手段に記憶されたピクセル数とメインタンクに充填さ
れたインク量に相当するピクセル数とを比較して、異な
る場合には、メインタンクとインクタンクとの間のイン
ク流路が切断されていると判断して警告を発するように
構成することもできる。
【0050】このような構成とすることにより、メイン
タンク内のインク残量を検知するセンサを設けること無
しに、メインタンクの空検知を行うことができるので、
装置全体としてのコストを低く抑えることができる。ま
た、タンクの外れなどによる不具合を検知することもで
きる。
【0051】なお、請求項11及び請求項12におい
て、例えば、インクタンク内の上限までインクが充填さ
れていないときに信号を出力する上限センサを設けてい
る場合は、インクタンク内にインクを充填した後に上限
センサからの出力がある場合に、メインタンク内にはイ
ンクが入っていないと判断したり、逆に、インクタンク
内の上限までインクが充填されているときに信号を出力
する上限センサを設けている場合は、インクタンク内に
インクを充填した後に上限センサからの出力がない場合
に、メインタンク内にはインクが入っていないと判断で
きる。
【0052】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面を
参照して、本発明の第1の実施の形態のインクジェット
記録装置10について詳細に説明する。図2〜図6に示
すように、第1の実施の形態のインクジェット記録装置
10は、記録装置本体12と、この記録装置本体12の
下方に配設されたトレイユニット14と、を有してい
る。記録装置本体12とトレイユニット14とは、それ
ぞれ、上部ハウジング16及び下部ハウジング18によ
り構成されたハウジング内に配置されている。上部ハウ
ジング16及び下部ハウジング18は一体成形されてい
てもよいが、別体で形成されたものを後工程で一体化し
てもよい。また、上部ハウジング16には情報を表示す
るためのディスプレイ27が設けられており、インクジ
ェット記録装置10の処理状況などが表示されるように
構成されている。
【0053】記録装置本体12には、図2、図4及び図
5の矢印M方向に沿ってシャフト20が配置されてお
り、キャリッジ22の挿通孔24にシャフト20が挿通
されている。キャリッジ22は、図示しない駆動装置に
よって、シャフト20の長手方向に沿って移動(主走
査)される。
【0054】キャリッジ22には、サブインクタンク2
6と、このサブインクタンク26に貯留されたインクを
画像情報に応じて記録用シート材30(図3参照)に吐
出する記録ヘッド28とが搭載されている。サブインク
タンク26及び記録ヘッド28の数は特に限定されず、
特定の色のインクを貯留したサブインクタンク26及び
記録ヘッド28とを一対一で対応させて1組設ける構成
としてもよいが、本実施形態ではサブインクタンク26
及び記録ヘッド28とを一対一で対応させて4組設ける
構成とし、それぞれにブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を対応
させることで、いわゆるフルカラーの画像を記録する構
成としている。なお、サブインクタンク26は本発明の
インクタンクに相当し、記録ヘッド28は本発明のイン
クジェット記録ヘッドに相当する。
【0055】記録ヘッド28は、サブインクタンク26
から供給されたインクをインク滴にして吐出するため、
画像記録に伴って、サブインクタンク26内のインクは
減少する。そのため、図7にも示すように、サブインク
タンク26には、内部のインク量が所定量以下になった
か否かを検知するためのインク残量センサ40が取り付
けられている。なお、インク残量センサ40は、本発明
のインク残量検知手段の一部に相当する。
【0056】インク残量センサ40は、例えばサブイン
クタンク26内のインクの液面がインク残量センサ40
が取り付けられた位置よりも低くなった場合、すなわち
図7に示すLoの位置よりも低くなった場合にローレベ
ル、サブインクタンク26内のインクの液面が図7に示
すLo(ローレベル)の位置よりも高い位置にある場合に
ハイレベルとなるようなインク残量信号を後述する制御
部13へ出力する。このインク残量信号により、サブイ
ンクタンク26内のインクが所定量以下になっているか
否かを知ることができる。
【0057】また、図2に示すように、ハウジング1
6、18には、サブインクタンク26のそれぞれに対応
してインクを補給する複数(本実施形態では4つ)のイ
ンク補給ユニット36を備えたインク補給装置32が取
り付けられている。インク補給装置32にはポンプ38
が設けられている。なお、インク補給装置32は本発明
のインク充填手段に相当する。
【0058】サブインクタンク26に対するインクの補
給は以下の順番で行われる。まず、キャリッジ22がイ
ンク補給位置(図2、図4及び図5に示す位置)となっ
た状態で、インク補給ユニット36がサブインクタンク
26の側面26Sに向かって前進し、インク補給ユニッ
ト36とサブインクタンク26とが接続される。この状
態で、ポンプ38が駆動され、インク補給対象のサブイ
ンクタンク26のインク色と同色のインクを内部に保持
するメインインクタンク34からインク補給ユニット3
6によって、インクがサブインクタンク26に補給され
る。
【0059】なお、サブインクタンク26へインクを補
給可能な位置は、ホームポジションと同じ位置としても
よいが、異なる位置としてもよい。異なる位置とした場
合、インク補給ポジションとホームポジションを、図示
しない位置センサによって検出される構成とするとよ
い。
【0060】また、インク補給装置32の下方側には、
メインインクタンク34が配置されている。メインイン
クタンク34には、インクジェット記録装置10で使用
されるインクが、各色毎に分けられて貯留されており、
このインクが、インク補給装置32によって、対応する
色のサブインクタンク26に補給される。このメインイ
ンクタンク34は、本発明のインクタンクに相当する。
【0061】なお、メインインクタンク34は、メイン
インクタンク34内に貯留されたインクの液面が、記録
ヘッド28のインク吐出面(底面28B)よりも高い位
置とならないように配置されている。また、メインイン
クタンク34は、図示しない支持部材によって、ハウジ
ング16から矢印N1方向(キャリッジ22の移動方向
と同方向、図4参照)にスライド可能に支持されてい
る。
【0062】また、キャリッジ22の下方には、メンテ
ナンス装置41が設けられている。メンテナンス装置4
1は、記録ヘッド28の底面28B側から、キャッピン
グやダミージェット、余剰インクの吸引等のメンテナン
ス動作を行う。このメンテナンス動作により、記録ヘッ
ド28は、ノズル内でのインクの乾燥やノズルの目詰ま
り等が解消され、常にインク滴の吐出に最適な状態に維
持される。メンテナンス装置41によって記録ヘッド2
8のメンテナンス動作が行われるときのキャリッジ22
の位置(メンテナンス位置)は、インク補給位置と同一
位置とされている。
【0063】メンテナンス装置41の下方には、排出イ
ンクタンク42が設けられれている。排出インクタンク
42には、メンテナンス装置41によるメンテナンス動
作で排出されたインク(排出インク)が貯留される。ま
た、排出インクタンク42は、インクジェット記録装置
10を平面視したとき(すなわち上方から見たとき)、
メンテナンス装置41と略同サイズに形成されており、
メンテナンス装置41よりも外側に張り出すことがない
形状とされている。そして、メインインクタンク34と
同様に、図示しない支持部材によって、ハウジング16
から矢印N2方向(キャリッジ22の移動方向と同方
向、図4参照)にスライド可能に支持されている。
【0064】排出インクタンク42には、内部に貯留さ
れた排出インクの量を検出する排出インク量センサ(図
示省略)が設けられている。排出インク量センサは、排
出インクタンク42内の排出インクの量が所定量に達す
ると、この情報を後述する制御部13に送る。
【0065】ハウジング16には、上記したインク補給
装置32、メインインクタンク34、メンテナンス装置
41及び排出インクタンク42が配置された側のパネル
が前面パネル44とされ、ハウジング16に対して回動
可能に軸支されている。前面パネル44を回動させるこ
とで、図5に示すように、ハウジング16を前面側か
ら、すなわちキャリッジ22の移動方向と同方向に開放
することができる。
【0066】前面パネル44とハウジング16とにはア
ーム68が掛け渡されており、前面パネル44の回動を
一定範囲に制限している。
【0067】さらに、前面パネル44には、図2及び図
4にも示すように、メインインクタンク34に対応した
位置及び排出インクタンク42に対応した位置に、それ
ぞれ開閉扉46、48が形成されている。前面パネル4
4を閉じた状態でも、開閉扉46、48を開けると、そ
れぞれ対応したメインインクタンク34又は排出インク
タンク42を取り出し可能となる。
【0068】また、下部ハウジング18内には、トレイ
ユニット14が設けられている。トレイユニット14
は、複数のトレイ50が上下方向に積層されることで構
成されており、各トレイ50は、それぞれ略箱状に形成
された、いわゆるボックストレイとされている。それぞ
れのトレイ50は、例えば特定のサイズの記録用シート
材30が収容可能であり、インクジェット記録装置10
全体として、複数のサイズの記録用シート材30に対応
している。もちろん、各トレイ50に同サイズの記録用
シート材30を収容してもよい。
【0069】また、それぞれのトレイ50には複数枚の
記録用シート材30を積載することができるようになっ
ている。さらに、それぞれのトレイ50は、図4に矢印
N3で示すように、前面パネル44の開閉方向と同方向
(従って、キャリッジ22の移動方向と同方向)にスラ
イドさせて、下部ハウジング18から水平方向へと引き
出すことができる。
【0070】なお、本実施形態のインクジェット記録装
置10によって画像が記録される記録用シート材30と
しては、記録ヘッド28から吐出されたインク滴が着弾
可能なものであれば特に限定されない。例えば、従来か
ら一般的に使用されている記録用シート材の他に、いわ
ゆるOHPシート等も記録用シート材30に含まれる。
【0071】図3に示すように、トレイ50には、積載
された記録用シート材30を1枚ずつ取り出して送出す
送出しローラ52が設けられている。また、上部ハウジ
ング16内には、送出された記録用シート材30を記録
ヘッド28による画像記録位置まで案内する案内プレー
ト54と、この案内プレート54に沿って記録用シート
材30を搬送する搬送ローラ56とが設けられている。
従って、これらの案内プレート54に案内されながら搬
送ローラ56によって記録用シート材30が搬送され
る。そして、記録ヘッド28からインク滴の吐出をしつ
つ、キャリッジ22が移動して記録ヘッド28が主走査
され、さらに記録用シート材30が搬送ローラ56によ
って送られて副走査されることで、記録用シート材30
上に所望の画像が形成される。画像が記録された記録用
シート材30は、排出ローラ58によってさらに搬送さ
れ、上部ハウジング16に設けられた排出トレイ62上
に排出される。
【0072】下部ハウジング18と排出トレイ62の間
には、サブトレイ60が上部ハウジング16に対して着
脱可能に設けられている。このサブトレイ60にも、ト
レイ50と同様の送出しローラ(図示省略)が設けられ
ており、積載された記録用シート材を送り出すことがで
きる。
【0073】図6に示すように、上部ハウジング16の
側面16Sには、記録装置本体12内で紙詰まりが生じ
たときに、詰まった紙を除去するための除去用パネル6
4が設けられている。除去用パネル64は、上部ハウジ
ング16に回動可能に軸支されており、図6に二点鎖線
で示すように回動して上部ハウジング16を部分的に開
放する。これにより、記録装置本体12内から詰まった
用紙を除去可能となる。
【0074】また、上部ハウジング16には、除去用パ
ネル64の上方に手差しトレイ66が設けられている。
手差しトレイ66も除去用パネル64と同様に上部ハウ
ジング16に回動可能に軸支されており、図6に二点鎖
線で示すように回動することで、その上面に記録用シー
ト材30を載置可能となる。
【0075】上記したキャリッジ22、記録ヘッド2
8、インク補給装置32及びメンテナンス装置41は、
後述する制御部13によって制御される。
【0076】ここで、インクジェット記録装置10の機
能ブロック図を図8に示す。本実施の形態のインクジェ
ット記録装置10は、装置全体の制御を行う制御部13
を備え、この制御部13には、キャリッジ22、搬送ロ
ーラ56を含み、搬送ローラ56の駆動を制御して記録
用シート材30を搬送する搬送機構29、メンテナンス
装置41、ポンプ38を駆動する駆動モータ25、メイ
ンインクタンク用情報記憶部19、印字データ量用情報
記憶部21、及び報知部23が接続されている。
【0077】なお、図示はしないが、制御部13はCP
Uにより構成されており、本発明の制御手段に相当す
る。また、メインインクタンク用情報記憶部19及び印
字データ量用情報記憶部21は揮発性メモリであるRA
Mにより構成され、本発明の記憶手段相当する。CP
U、RAM、搬送機構29、報知部23、駆動モータ2
5、インク残量センサ40、及び、メンテナンス装置4
1は互いにパスを介して接続されている。
【0078】メインインクタンク用情報記憶部19に
は、後述するインクリフィル処理回数や標準補給量等の
インクの補給に関するデータが記憶され、印字データ量
用情報記憶部21には、後述するピクセルカウント値や
1ピクセル当たりのインク量等の印字データ量に関する
データが記憶される。
【0079】制御部13では、入力された印字データに
従ってキャリッジ22や搬送機構29等を制御して記録
用シート材30に印字する。また、制御部13は、詳細
は後述するが、印字データ量及びインク残量センサ40
からのインク残量信号に基づいてインクの補給制御を行
う。
【0080】報知部23は図示しないバスを介してディ
スプレイ27と接続されており、電源のオンオフ、メイ
ンインクタンク34やサブインクタンク26のインク切
れの報知や、サブインクタンク26へのインク補給状況
等各種の処理状況を表わすデータをディスプレイ27に
出力し、ディスプレイ27に表示させる。
【0081】次に、本実施の形態の作用として、制御部
13で実行される制御ルーチンを図1、及び、図9〜図
12に示すフローチャートを参照して説明する。なお、
各ステップは各色毎に行われる。
【0082】図1に示す制御ルーチンでは、まず、ステ
ップ100において、印字ジョブの実行が指示される
と、ステップ102に移行して印字ジョブの印字処理を
開始する。印字ジョブの印字処理は、制御部13により
実行される。すなわち、制御部13は入力された画像情
報に基づく印字データに応じて記録ヘッド28からイン
ク滴が吐出されるように、記録ヘッド28のインク吐出
状態を制御すると共に、キャリッジ22が主走査方向
に、記録用シート材30が副走査方向にそれぞれ移動す
るように制御することで、記録用シート材30上にイン
ク滴による画像を形成させる。このとき、吐出したイン
ク滴に応じたピクセルカウント値C1が印字データ量用
情報記憶部21に記憶される。なお、この構成は本発明
の請求項1に相当する。
【0083】また、記録ヘッド28がメンテナンスを必
要とする所定の状態になると、制御部13は、キャリッ
ジ22をホームポジションへと移動させ、メンテナンス
装置41を記録ヘッド28に対して接近させて、所定の
メンテナンス動作を行う。これにより、記録ヘッド28
はインク吐出に最適な状態へと回復し、結果的に常にイ
ンク吐出に最適な状態が維持されるので、常に良好な画
質の画像記録が可能となる。
【0084】ステップ102で上述したような印字処理
が開始されると、ステップ104に移行して、現在のピ
クセルカウント値C1に実際にインクジェット記録ヘッ
ドから吐出されたインク量に相当するピクセル数を加算
する。なお、ピクセルカウント値C1は予め0に初期化
されている。
【0085】次のステップ106では、印字ジョブが終
了したかを判断する。終了していない場合は、ステップ
104に戻り、現在のピクセルカウント値C1に実際に
インクジェット記録ヘッドから吐出されたインク量に相
当するピクセル数を加算する。これにより、1つの印字
ジョブ分の印字が終了するまでピクセルカウント値C1
がインクジェット記録ヘッドから吐出されたインク量に
相当するピクセル数でインクリメントされる。
【0086】ステップ106において、印字ジョブが終
了したと判断されると、ステップ108に移行してピク
セルカウント値C1が予め定めたピクセル数X1を超え
ているかを判断する。ピクセルカウント値C1が予め定
めたピクセル数X1を超えていないと判断されると、本
ルーチンを終了する。なお、予め定めたピクセル数X1
は、ユーザが設定可能な所定のインク消費量に相当する
ピクセル数であり、このインク消費量は、好ましくは、
印刷ジョブと印刷ジョブとの間にロスする時間にサブイ
ンクタンク26内に補給可能な量とするとよい。なお。
予めインクジェット記録装置の製造時に設定する構成と
してもよい。
【0087】例えば、印字ジョブの印字処理により約2
cc相当以上のインクが減ったら補給するようにピクセ
ル数X1を設定しておくことにより、サブインクタンク
26内が空検知されてから規定量を補給(すなわち、イ
ンクリフィル処理)するためにかかる時間と比較して規
定量を補給するために掛かる時間をかなり短くできるの
で、1つの印字ジョブの印字が終了して次の印字ジョブ
の印字を実行するまでの時間内にサブインクタンク26
内に上限までインクを補給することが可能となる。
【0088】また、ステップ108において、ピクセル
カウント値C1が予め定めたピクセル数X1を超えてい
ると判断されると、ステップ110に移行してピクセル
カウント値C1に相当するインク消費量に対して所定の
割合A(%)の量のインクがサブインクタンク26に補
給されるようにインク補給ユニット36を制御し、イン
ク補給動作が終了すると本ルーチンを終了する。
【0089】なお、インクジェット記録ヘッドから吐出
されるインク滴の量は正確に一定な量であるとは限ら
ず、インクジェット記録装置が配置された環境や温度な
どの種々の要因によって若干の変動がある。そのため、
ピクセルカウント値C1に相当するインク消費量が必ず
しも実際に使用したインク消費量と一致するとは限らな
い。
【0090】そのため、サブインクタンク26内にイン
ク上限検知センサを設けるように構成した場合は、印字
ジョブの終了後に上限までインクを補給するように構成
できるが、センサを設けるとコストが掛かるため、本実
施の形態では、ピクセルカウント値C1に相当するイン
ク消費量に対して所定の割合A(%)の量のインクがサ
ブインクタンク26に補給されるようにインク補給ユニ
ット36を制御している。
【0091】これにより、常に消費量に近い量のインク
が補給されることとなる。また、サブインクタンク26
に補給されるインク量が上限値を超えないので補給し過
ぎ等の不具合が発生することを防止できる。なお、この
方法で繰り返し補給を行なうといずれは空検知されるイ
ンク量となるが、全く補給を行わない場合に比較して空
検知されるまでの期間が長く、インクリフィル処理の回
数を減らすことができるので、インクリフィル処理のた
めに待機して時間をロスするのを防ぐことができる。
【0092】なお、所定の割合A(%)は適宜選択でき
る値であり、例えば、60%以上95%以下等のよう
に、ピクセルカウント値C1に相当するインク消費量に
近くなるように設定すると好ましい。
【0093】以上は印字ジョブの終了後にインクを補給
する構成としたが、印字ジョブの開始前に、インクを補
給する構成とすることもできる。
【0094】また、図9(A)に示すように、ステップ
120にて電源ONされたと判断されると、ステップ1
08に移行してピクセルカウント値C1が予め定めたピ
クセル数X1を超えているかを判断し、ピクセルカウン
ト値C1が予め定めたピクセル数X1を超えていると判
断されると、ステップ110に移行してピクセルカウン
ト値C1に相当するインク消費量に対して所定の割合A
(%)の量のインクがサブインクタンク26に補給され
るようにインク補給ユニット36を制御するように構成
したり、図9(B)に示すように、ステップ130にて
電源OFFされたと判断されると、ステップ108に移
行してピクセルカウント値C1が予め定めたピクセル数
X1を超えているかを判断し、ピクセルカウント値C1
が予め定めたピクセル数X1を超えていると判断される
と、ステップ110に移行してピクセルカウント値C1
に相当するインク消費量に対して所定の割合A(%)の
量のインクがサブインクタンク26に補給されるように
インク補給ユニット36を制御する構成とすることもで
きる。その他、記録用シート材30をトレイ50に挿入
中や、インクジェット記録装置がスリープモード、すな
わち、印字待機状態所定時間以上経過して節電状態に入
るときに、印字により消費したインク量が所定の値を超
えているかを判断して超えている場合にインクがサブイ
ンクタンク26に補給されるようにインク補給ユニット
36を制御するように構成することもできる。
【0095】なお、電源ONされたときや、電源OFF
されたとき、記録用シート材30をトレイ50に挿入し
ているとき、インクジェット記録装置がスリープモード
に入るときの場合は、時間的な制限がないので、ピクセ
ルカウント値C1に応じたインク消費量分相当のインク
が常に補給される構成とすることもできる。もちろん、
タイマー手段を設けて昼休みなどの使用者が利用しない
時間帯にインクが常に補給される構成としたり、インク
ジェット記録装置が統計的に印刷動作の少ない時間を自
動検知するように構成し、検知した印刷動作の少ない時
間帯にピクセルカウント値C1に応じたインク消費量分
相当のインクが常に補給される構成とすることもでき
る。なお、これらの構成は本発明の請求項2に対応して
いる。
【0096】このような構成とすることにより、サブイ
ンクタンク26内の上限までインクを補給してからサブ
インクタンク26内が空になってインク残量センサ40
により空検知されるまでの期間を長くすることかできる
ので、インクリフィル処理の回数を減らすことができ
る。従って、印刷動作中に補給動作が入る確率がかなり
低くなるので、使用者がインクリフィル処理のために待
機して時間をロスするのを防ぐことができ、実質的にス
ループットが向上する。
【0097】また、インクリフィル処理を実行している
間は、例えば、図10(A)に示すように、ディスプレ
イ27に実行中であること及び処理が終了するまでの時
間を数値表示したり、図10(B)に示すように、状態
図示により表示するように構成されているため、使用者
がインクジェット記録装置10が行っている処理を容易
に認識でき、従って、故障したと勘違いされたり、装置
を無理に止めようとして強制的に電源が切られるなどの
人為的なミスによる不具合が起こるのを防止できる。
【0098】また、本第1の実施の形態のインクジェッ
ト記録装置10は、インクリフィル処理後に、再びイン
ク残量センサ40から出力されたインク残量信号を取り
込むことによりメインインクタンク34の空検知を行っ
ている。なお、この構成は本発明の請求項7及び請求項
12に対応している。
【0099】すなわち、図11に示すように、ステップ
200でインクリフィル処理が終了したと判断される
と、ステップ202に移行してインク残量センサ40に
よりインク残量信号を取り込む。このときインク残量信
号がハイレベルであればインクがあるので、メインイン
クタンク34からインクが供給されたことが判断でき
る。従って、インクがあると判断されると本ルーチンを
終了する。
【0100】一方、ステップ204にてインク残量信号
がローレベルであればインクがなく、サブタンク26内
にインクが補給されていないので、メインインクタンク
34内にインクがないか、又は何らかの理由でメインイ
ンクタンク34がインクジェット記録装置10から外れ
ていることが考えられる。
【0101】従って、ステップ206に移行してメイン
インクタンク用情報記憶部19からインクリフィル処理
回数や標準補給量等のインクの補給に関するデータを取
り込み、ステップ208で、取り込んだ補給に関するデ
ータに基づいて記録されたインク消費量が所定のインク
量以上になっているかを判断する。なお、所定のインク
量は、メインインクタンク34内のインクをフル補給し
たときの補給量に相当し、記録されたインク消費量が所
定のインク量以上になっている場合はメインインクタン
ク34内のインクを全て使い切ったと判断できる。
【0102】ステップ208において判断が肯定される
と、メインインクタンク34は空であるため、ステップ
210に移行してメインインクタンク34が空であるこ
とをディスプレイ27に表示したり、ブザーを鳴らすな
どにより警告して本ルーチンを終了する。また、ステッ
プ208において判断が否定されると、メインインクタ
ンク34にインクがまだあるにもかかわらず、インクが
サブインクタンク26に補給されていないこととなるた
め、メインインクタンク34が本体から外れるなどの不
具合が生じている可能性が高く、ディスプレイ27にエ
ラー警告を表示したり、ブザーを鳴らすなどにより警告
して本ルーチンを終了する。
【0103】また、上記ステップ204にてインク残量
信号がローレベルであれば、メインインクタンク34内
にインクがないと判断して、ステップ210に移行して
メインインクタンク34が空であることをディスプレイ
27に表示したり、ブザーを鳴らすなどにより警告して
本ルーチンを終了する構成とすることもできる。なお、
この構成は本発明の請求項7、及び、請求項13に対応
する。
【0104】このような構成とすることにより、メイン
インクタンク34にセンサを設けることなしにメインイ
ンクタンク34の空検知を行うことができる。また、メ
インインクタンク34のインクジェット記録装置からの
外れなどの不具合を検知することも可能である。
【0105】(第2の実施の形態)第2の実施の形態のイ
ンクジェット記録装置は、請求項2に対応しており、第
1の実施の形態のインクジェット記録装置10と殆ど同
じ構成であるので、異なる個所だけ説明する。第2の実
施の形態のインクジェット記録装置では、各色毎のサブ
インクタンク26について、インク残量センサ40から
の信号出力による空検知を、非ジョブ処理時に行うよう
に構成している。非ジョブ処理時とは、非印字動作処理
時であり、例えば、電源ONされた時や、電源OFFさ
れた時、記録用シート材30をトレイ50に挿入してい
る時、及びインクジェット記録装置がスリープモードに
入る時などが挙げられる。インク残量センサ40からロ
ーレベル信号の出力有りと判断された場合は、直ちにイ
ンクリフィル処理を実施する。
【0106】例えば、スリープモードに入る時にサブイ
ンクタンク26の空検知を実施する場合の制御ルーチン
を図12に示す。まず、図12のステップ300におい
て、印字終了から所定時間経過したかを判断し、所定時
間経過したと判断されると、ステップ302に移行して
インク残量信号を取り込む。
【0107】次のステップ304では、インク残量信号
がローレベル信号か否か、すなわちサブインクタンク2
6内のインクの液面が図7に示すLoの位置よりも低い
か否かを判断する。インク残量信号がハイレベルの場
合、すなわちサブインクタンク26内のインクの液面が
図7に示すLoの位置よりも高い場合には、ステップ3
08に移行する。また、インク残量信号がローレベル信
号の場合、すなわちサブインクタンク26内のインクの
液面が図7に示すLoの位置よりも低い場合には、ステ
ップ306に移行して上限位置Bまでインクが補給され
るようにインク補給装置32によりインクをサブインク
タンク26に補給して、ステップ308に移行する。ス
テップ308では待機電力を大きく削減して省エネルギ
ーを図るスリープモードにインクジェット記録装置を設
定して本ルーチンを終了する。
【0108】このように、第2の実施の形態のインクジ
ェット記録装置10は、各色毎のサブインクタンク26
について、インク残量センサ40からの信号出力による
空検知を、非ジョブ処理時に行うように構成しているた
め、スループットを低下させずに高精度な空検知を行う
ことが可能である。
【0109】(第3の実施の形態)第3の実施の形態のイ
ンクジェット記録装置は、請求項3、請求項5、請求項
6、請求項8、請求項10及び請求項11に対応してお
り、第2の実施の形態のインクジェット記録装置の応用
形態である。
【0110】第3の実施の形態のインクジェット記録装
置では、1つの印字ジョブが大量のページにより構成さ
れている場合、印字中にサブインクタンク26内が空に
なってしまう場合がある。そのため、印字中に予め設定
した第1のピクセル数X2よりも多く印字されたと判断
されると空検知を実施する。この場合、不要な空検知を
実施を極力なくすために、各サブインクタンク26毎
(すなわち色毎)に所定印字数X2を設定し、各サブイン
クタンク26毎に第1のピクセル数X2を超えて印字が
なされたかを判断している。この第1のピクセル数X2
は、ユーザが設定可能な所定のインク消費量に相当する
印字数であり、適宜選択することができる。
【0111】また、第1のピクセル数X2は、例えば、
図13に示すように、サブインクタンク26内のインク
残量がLo近傍で、かつLoになる前の所定の値Gとな
ると、予め設定した第1のピクセル数X2よりも小さい
ピクセル数である第2のピクセル数X3に設定し直すよ
うに構成すると好ましい。これにより、サブインクタン
ク26内のインク残量が所定の値Gよりも少なくなるま
では、比較的長いタイミング間隔でピクセルカウントに
基づく空検知を行い、サブインクタンク26内のインク
残量が所定の値Gよりも少なくなると短いタイミング間
隔でインク残量の直接検知に基づく空検知を行うことと
なる。
【0112】また、定期検知動作の一例として、例え
ば、図14に示すようなルーチンを適用できる。図14
のルーチンでは、印字ジョブの実行が指示されると、ま
ず、ステップ400において、現在のピクセルカウント
値C1をリセットする。なお、このとき現在のピクセル
カウント値C1はリセットされるが総印字数は保持され
るように構成している。次のステップ402では、印字
ジョブの実行に伴い実際にインクジェット記録ヘッドか
ら吐出されたインク量に相当するピクセル数を現在のピ
クセルカウント値C1に加算する。これにより、ピクセ
ルカウント値C1がインクジェット記録ヘッドから吐出
されたインク量に相当するピクセル数でインクリメント
される。
【0113】次のステップ404では、インク残量が予
め定めた所定の値Gよりも少ないかを判断する。ステッ
プ404で判断が否定されると、ステップ414に移行
して次の印字ジョブのピクセル数が第1のピクセル数X
2を超えるかを判断する。ステップ414で判断が肯定
されるとステップ408に移行し、否定されると本ルー
チンを終了する。
【0114】一方、ステップ404で判断が肯定される
と、ステップ406に移行して次の印字ジョブのピクセ
ル数が第2のピクセル数X3を超えるかを判断する。第
2のピクセル数X3は、第1の印字数X2よりも少ない
印字数であり、適宜選択できる。好ましくは、第2のピ
クセル数X3をサブインクタンク内のインク液面がロー
レベルとなって空検知されてから印刷可能なピクセル数
以下に設定するとよい。
【0115】ステップ406において判断が否定される
と本ルーチンを終了し、判断が肯定されるとステップ4
08に移行する。ステップ408では、インク残量セン
サ40から出力されたインク残量信号を取り込む。
【0116】次のステップ410では、取り込んだイン
ク残量信号に基づいて、インク残量が予め設定した下限
レベルローレベルよりも少なくなっているかを判断し、
判断が否定されると本ルーチンを終了し、判断が肯定さ
れるとステップ412に移行し、インクリフィル処理を
実行して本ルーチンを終了する。
【0117】このように本第3の実施の形態では、サブ
インクタンク26内のインク残量がローレベル近傍であ
るGレベルになるまではピクセルカウント値に基づいて
比較的長いインターバル間隔でインク残量の検知を行
い、インク残量がGレベルになると、比較的短いインタ
ーバル間隔でインク残量センサ40からの出力に基づい
て正確に行うように制御している。
【0118】そのため、サブインクタンク26内のイン
ク残量が多いときは長い検知間隔で空検知を行うので、
空検知のために印字処理を中断する回数を少なくでき、
印字処理中の時間ロスを極力抑えられると共に、かつ、
サブインクタンク26内のインク残量が少なくなると、
短い検知間隔で空検知を行うので、的確なタイミングで
サブインクタンク26の空検知を行うことができる。
【0119】(第4の実施の形態)第4の実施の形態のイ
ンクジェット記録装置は、請求項4及び請求項9に対応
しており、第2の実施の形態のインクジェット記録装置
の別の応用形態であり、印字ジョブの印字処理中も空検
知を行う構成である。第4の実施の形態では、印字ジョ
ブを構成するページ毎の消費インク量をピクセルカウン
ト値に基づいて推定し、所定のインターバル枚数D1と
なったら空検知を行う構成である。
【0120】第4の実施の形態では所定のインターバル
枚数D1を以下のように設定している点が他の実施の形
態と異なる。すなわち、インク残量センサ40は、サブ
インクタンク26の底面よりも上方に取り付けられてい
るため、図15に示すように、インク残量センサ40に
よりローレベルが検出された後も所定枚数(以下、印字
可能枚数と称す。)D2分印字可能である。
【0121】ここで、インターバル枚数D1を印字可能
枚数D2よりも多い枚数に設定すると、例えば、インク
の液面レベルがインク残量センサ40よりもかなり下回
ったときなどのように、空検知を行うタイミングによっ
てはインクが不足して画像欠陥を引き起こす場合がある
そのため、第4の実施の形態では、所定のインターバル
枚数D1を印字可能枚数D2よりも少ない枚数に設定す
ることにより、インクの液面レベルがインク残量センサ
40よりも下回ったときに空検知を行うタイミングであ
ってもインク切れを起こすことなく印字を継続出来るよ
うにしている。
【0122】なお、インターバル枚数D1の設定値とし
ては、想定される高印字エリアカバレッジが望ましい。
これにより、高カバレッジのファイルの印刷を保証する
ことも可能となる。なお、エリアカバレッジはユーザに
より指定できるように構成する。
【0123】さらに、1つの印字ジョブが複数のページ
によりなる場合は、例えば、図16に示すように、印字
ジョブの印字処理中に、ステップ500において印字枚
数がインターバル枚数D1を超えたかを判断する。判断
が否定されるとステップ506に移行して、次ページの
印字処理を実行してステップ500に戻る。
【0124】また、ステップ500において判断が肯定
されると、ステップ502に移行してインク残量センサ
40から出力されたインク残量信号を取り込む (インク
センシング)。次のステップ504では、インクがある
か、すなわち、インク残量信号がハイレベルか否かを判
断する。ステップ504での判断が肯定、すなわち、イ
ンク残量信号がハイレベルで、インクがあると判断され
るとステップ506に移行して、次ページの印字処理を
実行してステップ500に戻り、上述した処理を繰り返
す。
【0125】一方、ステップ504での判断が否定、す
なわち、インク残量信号がローレベルで、インクがない
と判断されるとステップ508に移行して上限位置Bま
でインクが補給されるようにインク補給装置32により
インクをサブインクタンク26に補給する。
【0126】このように第4の実施の形態では、所定の
インターバル枚数D1を印字可能枚数D2よりも少ない
枚数に設定することにより、どのようなタイミングであ
ってもインク切れを起こすことなく印字を継続出来るよ
うにし、また、1つの印字ジョブが複数のページより構
成され、これら複数のページを連続で印字するときに、
ページ間で空検知を行うようにすることにより、印字が
中断されるなどの不具合が生じるのを防止できる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク切れによる画像欠陥を引き起こしたり、印字処理速
度が遅くなるなどの不具合が生じるのを防止できる、と
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のインクジェット記録装
置の制御部で実行されるインク補給の制御ルーチンであ
る。
【図2】 本発明の一実施形態のインクジェット記録装
置を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施形態のインクジェット記録装
置の内部構成を示す概略正面図である。
【図4】 本発明の一実施形態のインクジェット記録装
置を示す斜視図である。
【図5】 本発明の一実施形態のインクジェット記録装
置を示す斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態のインクジェット記録装
置を示す斜視図である。
【図7】 サブタンク内の概略図である。
【図8】 インクジェット記録装置の概略ブロック図で
ある。
【図9】 図9(A)は電源オン時にインク補給の制御
を行う場合の制御部で実行される制御ルーチンであり、
図9(B)は電源オフ時にインク補給の制御を行う場合
の制御部で実行される制御ルーチンである。
【図10】 図10(A)はインクリフィル処理を実行
中であること及び処理が終了するまでの時間を数値表示
する場合の一例であり、図10(B)はインクリフィル
処理が終了するまでの時間表示の別の一例である。
【図11】 メインインクタンク34の空検知を行う場
合の制御部で実行される制御ルーチンである。
【図12】 スリープモードに入る時にサブインクタン
ク26の空検知を実施する場合の制御部で実行される制
御ルーチンである。
【図13】 印字中に予め設定した所定印字数よりも多
く印字された場合に空検知を実施する際の設定する所定
印字数とサブタンク内のインク残量との関係を示す説明
図である。
【図14】 印字中に予め設定した所定印字数よりも多
く印字された場合に空検知を実施する際の制御部で実行
される制御ルーチンである。
【図15】 印字ジョブを構成するページ毎の消費イン
ク量をピクセルカウント値に基づいて推定し、印字可能
枚数よりも少ない枚数に設定した所定のインターバル枚
数となったら空検知を行う際の印字可能枚数に対応する
インク残量を説明する説明図である。
【図16】印字ジョブを構成するページ毎の消費インク
量をピクセルカウント値に基づいて推定し、印字可能枚
数よりも少ない枚数に設定した所定のインターバル枚数
となったら空検知を行う際の制御部で実行される制御ル
ーチンである。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置 12 記録装置本体 13 制御部 14 トレイユニット 16 上部ハウジング 16S 上部ハウジングの側面 18 下部ハウジング 19 メインインクタンク34用情報記憶部 20 シャフト 21 印字データ量用情報記憶部 22 キャリッジ 23 報知部 24 挿通孔 25 駆動モータ 26 サブインクタンク26 26S サブインクタンク26の側面 28 インクジェット記録ヘッド 28 記録ヘッド 28B 底面 30 記録用シート材 32 インク補給装置 34 メインインクタンク34 36 インク補給ユニット 38 ポンプ 40 インク残量センサ 41 メンテナンス装置 42 排出インクタンク 44 前面パネル 46 開閉扉 50 トレイ 52 ローラ 54 案内プレート 56 搬送ローラ 58 排出ローラ 60 サブトレイ 62 排出トレイ 64 除去用パネル 66 手差しトレイ 68 アーム
フロントページの続き (72)発明者 小田 和之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 曽我 光英 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C056 EA26 EA29 EB49 EB50 EC19 EC62 EC64

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にインクが補給されるインクタンク
    を備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含ま
    れる画像情報に応じて吐出することにより印字を行うイ
    ンクジェット記録ヘッドと、 予め定めた所定間隔で前記インクタンク内のインク残量
    を検知して、前記インク残量が予め定めた下限量以下で
    あるときに空信号を出力するインク残量検知手段と、 内部にインクを保持するメインタンクを備え、前記空信
    号の出力により前記メインタンクから前記インクタンク
    にインクを充填するインク充填手段と、 前記インク残量検知手段により検知されたインク残量
    が、前記下限量よりも多い場合には使用量に相当する量
    のインクが補給されるように前記インク充填手段を制御
    する制御手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 印字ジョブの非印字処理時にインク補給が行われるよう
    に前記インク充填手段を制御することを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク残量検知手段は、 前記インクタンク内のインク残量が前記下限量よりも多
    い予め定めた所定量に達するまでは、第1の間隔で前記
    インクタンク内のインク残量を検知すると共に、前記予
    め定めた所定量に達してからは前記第1の間隔よりも短
    い第2の間隔で前記インクタンク内のインク残量を検知
    することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク残量検知手段は、 空信号を出力してから印字可能な印字数よりも少ない印
    字数毎にインク残量の検知を行うことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク残量検知手段は、 印字ジョブの非印字処理時に、インクタンク内のインク
    残量を前記インクジェット記録ヘッドから吐出されたイ
    ンク量に相当するピクセル数により管理し、予め定めた
    所定のピクセル数を経過した時点においてインク残量の
    検知を実施することを特徴とする請求項1から請求項4
    のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インク残量検知手段は、空信号の出
    力によって前記インク充填手段がインクを充填した後に
    再度インク残量を検知し、 前記制御手段は、前記インク残量検知手段が再度インク
    残量を検知して空信号を出力した場合に、メインタンク
    の空信号を出力することを特徴とする請求項1から請求
    項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット記録ヘッドにより吐
    出されたインク量に相当するピクセル数を記憶する記憶
    手段を備え、 前記インク残量検知手段は、空信号の出力によって前記
    インク充填手段がインクを充填した後に再度インク残量
    を検知し、 前記制御手段は、前記インク残量検知手段が再度インク
    残量を検知して空信号を出力した場合に、前記記憶手段
    に記憶されたピクセル数とメインタンクに充填されたイ
    ンク量に相当するピクセル数とを比較して、同一若しく
    は近い値である場合に、メインタンクの空信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1
    項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 内部にインクが補給されるインクタンク
    を備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含ま
    れる画像情報に応じて吐出することにより印字を行うイ
    ンクジェット記録ヘッドと、 前記インクタンク内のインク残量が前記下限量よりも多
    い予め定めた所定量に達するまでは、第1の間隔で前記
    インクタンク内のインク残量を検知すると共に、前記予
    め定めた所定量に達してからは前記第1の間隔よりも短
    い第2の間隔で前記インクタンク内のインク残量を検知
    して、前記インク残量が前記下限量以下であるときに空
    信号を出力するインク残量検知手段と、 内部にインクを保持するメインタンクを備え、前記空信
    号の出力により前記メインタンクから前記インクタンク
    にインクを充填するインク充填手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 内部にインクが補給されるインクタンク
    を備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含ま
    れる画像情報に応じて吐出することにより印字を行うイ
    ンクジェット記録ヘッドと、 空信号を出力してから印字可能な印字数よりも少ない印
    字数毎に前記インクタンク内のインク残量を検知して、
    前記インク残量が前記下限量以下であるときに空信号を
    出力するインク残量検知手段と、 内部にインクを保持するメインタンクを備え、前記空信
    号の出力により前記メインタンクから前記インクタンク
    にインクを充填するインク充填手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 内部にインクが補給されるインクタン
    クを備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含
    まれる画像情報に応じて吐出することにより印字を行う
    インクジェット記録ヘッドと、 印字ジョブの非印字処理時に、インクタンク内のインク
    残量を前記インクジェット記録ヘッドから吐出されたイ
    ンク量に相当するピクセル数により管理し、予め定めた
    所定のピクセル数を経過した時点においてインク残量の
    検知を実施して、前記インク残量が予め定めた下限量以
    下であるときに空信号を出力するインク残量検知手段
    と、 内部にインクを保持するメインタンクを備え、前記空信
    号の出力により前記メインタンクから前記インクタンク
    にインクを充填するインク充填手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 内部にインクが補給されるインクタン
    クを備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含
    まれる画像情報に応じて吐出することにより印字を行う
    インクジェット記録ヘッドと、 予め定めた所定間隔毎及びインク充填の後に前記インク
    タンク内のインク残量を検知して、前記インク残量が予
    め定めた下限量以下であるときに空信号を出力するイン
    ク残量検知手段と、 内部にインクを保持するメインタンクを備え、前記空信
    号の出力により前記メインタンクから前記インクタンク
    にインクを充填するインク充填手段と、 前記インク残量検知手段がインク充填の後にインク残量
    を検知して空信号を出力した場合にメインタンクの空信
    号を出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 内部にインクが補給されるインクタン
    クを備え、該インクタンク内のインクを印字ジョブに含
    まれる画像情報に応じて吐出することにより印字を行う
    インクジェット記録ヘッドと、 前記インクジェット記録ヘッドにより吐出されたインク
    量に相当するピクセル数を記憶する記憶手段と、 予め定めた所定間隔毎及びインク充填の後に前記インク
    タンク内のインク残量を検知して、前記インク残量が予
    め定めた下限量以下であるときに空信号を出力するイン
    ク残量検知手段と、 前記インク残量検知手段がインク充填の後にインク残量
    を検知して空信号を出力した場合に、前記記憶手段に記
    憶されたピクセル数とメインタンクに充填されたインク
    量に相当するピクセル数とを比較して、同一若しくは近
    い値である場合に、メインタンクの空信号を出力する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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