JP2002330403A - トランスポートストリーム記録再生装置 - Google Patents

トランスポートストリーム記録再生装置

Info

Publication number
JP2002330403A
JP2002330403A JP2001131415A JP2001131415A JP2002330403A JP 2002330403 A JP2002330403 A JP 2002330403A JP 2001131415 A JP2001131415 A JP 2001131415A JP 2001131415 A JP2001131415 A JP 2001131415A JP 2002330403 A JP2002330403 A JP 2002330403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
packet
time
stream
reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001131415A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Nakatsu
悦人 中津
Atsuo Ochi
厚雄 越智
Mutsuyuki Okayama
睦之 岡山
Yasuaki Toyama
泰明 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001131415A priority Critical patent/JP2002330403A/ja
Publication of JP2002330403A publication Critical patent/JP2002330403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスポートストリーム記録再生装置から
記録済みのコンテンツを別の記録機器へバックアップす
る場合、通常のコンテンツ再生時間と同じだけバックア
ップに時間を要してしまうという問題がある。 【解決手段】 上記問題点を解決するために本発明のト
ランスポートストリーム記録再生装置では、バックアッ
プ機器へのセーブ時には、タイムスタンプの付いた再生
パケット列をデータのエレメンタリーストリームとした
データストリームからバックアップ用トランスポートス
トリームを再構成し、バックアップ機器の記録レートに
合わせて出力する。また、バックアップ機器からのロー
ド時には、データのエレメンタリーストリームを抽出
し、それを所定のタイミングで分割することでタイムス
タンプ付きのパケット列を抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された画像や
音声より成るMPEGトランスポートストリームを記録
再生するトランスポートストリーム記録再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送においては、トランスポー
トストリーム(TSと略す)と呼ばれる形態でのパケッ
ト多重化方式での伝送が用いられている。これは、パケ
ットと呼ばれる188バイト単位で画像・音声などのデ
ータを分割して伝送する方式である。このTSを記録す
るAV録画機器として、ハードディスクドライブ(HD
D)などのディスクメディアを用いたものが注目を集め
ている。
【0003】TSをHDDに記録再生する従来技術につ
いて図9を用いて説明する。入力端子1にはTS101
が入力される。入力されたTS101はタイムスタンプ
多重部2に入力され、タイムスタンプ生成部3において
固定周波数クロックを基準として生成されたタイムスタ
ンプ値をパケットが到着した時刻情報としてパケットの
先頭に多重して出力する。
【0004】タイムスタンプ多重処理の詳細を図10を
更に用いて説明する。タイムスタンプ生成部3では固定
クロックにより時刻カウンターをカウントアップするこ
とで時刻基準を常時生成している。タイムスタンプ多重
部2にパケット1が入力された場合、パケット先頭の到
着時刻(t1)に相当するタイムスタンプ値(タイムスタ
ンプ1)をパケットの188バイトデータの前に多重し
て出力する。パケット2、パケット3、パケット4も同
様の処理が行われる。
【0005】タイムスタンプが多重されたパケット21
は記録処理部6に入力される。記録処理部6では、誤り
訂正符号の付加と記録フォーマットに沿ったデータ構造
への変換(フォーマッティング)が行われ、記録再生部
7において記録媒体に記録される。
【0006】続いて再生時の処理について説明する。ま
ず、再生データ71は再生処理部8に入力され、誤り訂
正・逆フォーマット変換によりタイムスタンプが多重さ
れた再生TSデータ81が得られる。再生データ81は
パケット出力タイミング制御部9に入力され、タイムス
タンプ検出部10で検出したタイムスタンプ値に応じた
タイミングで出力端子11より再生TS91が出力され
る。
【0007】HDDや半導体メモリーといったノンリム
ーバブルメディアでは、多くのコンテンツを録画すれば
容量の空きが無くなり録画できなくなってしまう。そこ
で、リムーバブルメディアへのバックアップが必要にな
る。例えば、TSをバックアップできるリムーバブルメ
ディアとしてD−VHSがある。D−VHSは一定ビッ
トレートでの記録機器で、記録ビットレートと記録時間
の組み合わせで複数の記録モードが設けられており、記
録レートが低いほど記録可能時間は長くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したトランスポー
トストリーム記録再生装置を用いて、記録済みのコンテ
ンツを別の記録機器へバックアップする場合、通常のコ
ンテンツ再生時間と同じだけバックアップに時間を要し
てしまうという問題がある。
【0009】また、D−VHSといった一定ビットレー
トでの記録機器へバックアップする場合、バックアップ
対象のTSが可変レートの場合は、その最大レートで記
録モードが定まるため、最大レートより低いレートの期
間では、記録効率が低くなってしまう。また固定レート
の場合でも、設定したD−VHSの記録レートよりスト
リームのレートが低い分だけ記録効率が低下してしまう
という問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本願第1の発明のトランスポートストリーム記録
再生装置は、トランスポートストリームを入力とし、パ
ケット毎に到着時刻を示すタイムスタンプを多重するタ
イムスタンプ多重手段と、記録時にはタイムスタンプを
多重したパケット列を記録媒体に記録し、再生時には、
タイムスタンプを多重したパケットを再生し出力する記
録再生手段と、再生されたタイムスタンプを多重したパ
ケットを入力とし、タイムスタンプが示す時間タイミン
グでパケットを出力するタイムスタンプ再生手段と、バ
ックアップ機器へのセーブ時には、前記記録再生手段よ
り再生されたタイムスタンプの付いたパケット列をデー
タのエレメンタリーストリームとしてデータストリーム
を生成するデータストリーム生成手段と、前記データス
トリームを入力としてバックアップ用トランスポートス
トリームを再構成し、バックアップ機器の記録レートに
合わせて出力するトランスポートストリーム構成手段
と、バックアップ機器からのロード時には、入力される
トランスポートストリームよりデータのエレメンタリー
ストリームを抽出するエレメンタリーストリーム抽出手
段と、抽出したエレメンタリーストリームを所定のタイ
ミングで分割することでタイムスタンプ付きのパケット
列を抽出し、前記記録再生手段を経て記録媒体に記録す
るパケット再生手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】本願第2の発明のトランスポートストリー
ム記録再生装置は、トランスポートストリームを入力と
し、パケット毎に到着時刻を示すタイムスタンプを多重
するタイムスタンプ多重手段と、記録時にはタイムスタ
ンプを多重したパケット列を記録媒体に記録し、再生時
には、タイムスタンプを多重したパケットを再生し出力
する記録再生手段と、再生されたタイムスタンプを多重
したパケットを入力とし、タイムスタンプが示す時間タ
イミングでパケットを出力するタイムスタンプ再生手段
と、バックアップ機器へのセーブ時には、前記記録再生
手段より再生されたタイムスタンプの付いたパケット列
よりビデオストリームの一部を抽出するビデオストリー
ム抽出手段と、前記記録再生手段より再生されたタイム
スタンプの付いたパケット列をデータのエレメンタリー
ストリームとしてデータストリームを生成するデータス
トリーム生成手段と、前記ビデオストリーム抽出手段か
らのビデオストリームと前記データストリーム生成手段
からのデータストリームとを入力として、バックアップ
用トランスポートストリームを再構成し、バックアップ
機器の記録レートに合わせて出力するトランスポートス
トリーム構成手段と、バックアップ機器からのロード時
には、入力されるトランスポートストリームよりデータ
のエレメンタリーストリームを抽出するエレメンタリー
ストリーム抽出手段と、抽出したエレメンタリーストリ
ームを所定のタイミングで分割することでタイムスタン
プ付きのパケット列を抽出し、前記記録再生手段を経て
記録媒体に記録するパケット再生手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0012】本願第3の発明のトランスポートストリー
ム記録再生装置は、トランスポートストリームを入力と
し、パケット毎に到着時刻を示すタイムスタンプを多重
するタイムスタンプ多重手段と、記録時にはタイムスタ
ンプを多重したパケット列を記録媒体に記録し、再生時
には、タイムスタンプを多重したパケットを再生し出力
する記録再生手段と、再生されたタイムスタンプを多重
したパケットを入力とし、タイムスタンプが示す時間タ
イミングでパケットを出力するタイムスタンプ再生手段
とを備えたトランスポートストリーム記録再生装置であ
って、バックアップ機器へのセーブ時には、前記タイム
スタンプ再生手段は、タイムスタンプが示す時間タイミ
ングよりも所定の比率だけ速い時間タイミングでパケッ
トを出力し、バックアップ機器からのロード時には、入
力パケット毎に多重するタイムスタンプを通常の記録時
での値より所定の比率だけ大きな値とすることを特徴と
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図8を用いて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本願第1の実施の
形態に係るトランスポートストリーム記録再生装置の構
成図である。入力端子1より入力されたMPEG−TS
101はタイムスタンプ多重部2に入力される。タイム
スタンプ多重部2では、タイムスタンプ生成部3からの
パケット先頭の到着時刻に対応したタイムスタンプデー
タ(6バイト)をパケットデータ(188バイト)の先
頭に多重して、タイムスタンプ付きパケットデータ21
(194バイト)を生成し出力する。具体的には、タイ
ムスタンプ生成部3では27MHzのクロックで6バイ
トのタイムスタンプカウンタをカウントアップして出力
しており、タイムスタンプ多重部2ではパケットの先頭
バイトが到着した時のカウンター値を、そのパケットの
タイムスタンプとして多重している。
【0015】通常の記録時には、タイムスタンプ付きパ
ケットデータ21は記録処理部6に入力される。記録処
理部6では、誤り訂正符号の付加と記録フォーマットに
沿ったデータ構造への変換(フォーマッティング)が行
われる。フォーマッティングされたデータ61は記録再
生部7に入力されて記録媒体に記録される。
【0016】また、通常再生時の処理について説明す
る。まず、記録再生部7において記録媒体より再生され
たデータ71は再生処理部8に入力され、誤り訂正さ
れ、さらに逆フォーマット変換によりタイムスタンプの
多重された再生ストリーム81が得られる。
【0017】再生ストリーム81はパケット出力タイミ
ング制御部9とタイムスタンプ検出部10に入力され
る。タイムスタンプ検出部10ではパケットの先頭に多
重されたタイムスタンプ値を検出し出力する。パケット
出力タイミング制御部9では、再生ストリーム81をパ
ケット単位でメモリ(パケット出力タイミング制御部9
に含む)に一時記憶し検出タイムスタンプ値102に対
応したタイミングで出力端子13より出力ストリーム9
1を出力する。
【0018】続いて、別のバックアップ記録機器へのセ
ーブ時について説明する。まず、記録再生部7において
記録媒体より再生されたデータ71は再生処理部8に入
力され、誤り訂正され、さらに逆フォーマット変換によ
りタイムスタンプの多重された再生ストリーム81が得
られる。
【0019】再生ストリーム81からバックアップ機器
に記録するために再構成したTS121を出力するまで
の処理を図2を更に用いて説明する。図2(a)に示す
ような6バイトのタイムスタンプが先頭に付いた188
バイトのパケットで構成される再生ストリーム81はデ
ータES生成部11に入力される。データES生成部1
1では入力されるパケット列81を図2(b)に示すよ
うに連続した一連のデータのエレメンタリーストリーム
111として出力する。データのエレメンタリーストリ
ーム111はTS構成部12に入力され、184バイト
づつに分割されTSパケットのペイロード部(184バ
イト長)に割り当ててパケットを順次構成する。また、
PATやPMTといったPSIパケットやPCRパケッ
トも所定の間隔で挿入され、バックアップ用のTS12
1が再構成される。
【0020】なお、データのエレメンタリーストリーム
111を184バイト単位で分割しTSを再構成する処
理は、図3に示すように15パケット分(2910バイ
ト)のデータを34バイトの0×00でのスタッフィン
グデータを含めて16パケット分のペイロード(294
4バイト=184バイト×16)に割り当てることで行
われる。この様にすることで、再構成したTSパケット
の何処にタイムスタンプ付きパケットの先頭があるかは
TSヘッダのコンティニュティ・カウンターの値(4ビ
ット)により知ることができる。
【0021】再構成されたTS121はバックアップ機
器の記録可能な最大ビットレートに合わせて一定ビット
レートで出力端子13より出力することで、バックアッ
プ機器にセーブされる。
【0022】続いて、バックアップ機器からのロード時
について説明する。まず、バックアップ機器から再生さ
れるTSは入力端子1より入力され、データES抽出部
4に入力される。データES抽出部4では入力されたT
S101よりPSIを解析し、データパケットを抽出
し、そのペイロードデータであるエレメンタリストリー
ム41を抽出する。それと同時に、データパケットのT
Sヘッダ内のコンティニュティ・カウンターの値を検出
する。抽出したエレメンタリーストリーム41は、検出
したコンティニュティ・カウンターの値に対応した分割
位置で分割され、194バイトのタイムスタンプ付きパ
ケット51が得られる(図3参照)。タイムスタンプ付
きパケット51は記録処理部6を経て記録再生部7で記
録媒体に記録される。このようにして、バックアップ機
器よりバックアップデータがロードされる。
【0023】なおここでは、一例としてタイムスタンプ
を6バイトとしたが、6バイト以外でも同様に成り立
つ。また、TS構成部12では15バイトのタイムスタ
ンプ付きパケットを16バイトのTSに再構成したが、
15バイト未満のタイムスタンプ付きパケットでも同様
に成り立つ。再構成するTSを16バイト単位ではな
く、8バイトや4バイトといった別の単位でもよい。ま
た、ここではタイムスタンプ付きのパケット先頭が再構
成したTSのどの位置にあるかという位置指標をコンテ
ィニュティ・カウンターを用いて示したが、TSヘッダ
の別のフィールドやPESやESといった別の階層のヘ
ッダを付与して、その中のフィールドを位置指標として
も同様に成り立つ。
【0024】この様な構成により、バックアップ機器へ
のセーブ時には、バックアップ機器の記録可能な最高ビ
ットレートに合わせて一定ビットレートで出力するの
で、バックアップ機器の記録能力を最大限に使うことが
でき、最も短時間でバックアップすることができる。ま
た、一定ビットレートのバックアップ機器(例えばD−
VHS)では、記録ビットレートと出力ビットレートを
同一にすることで最も効率良く(記録媒体に無駄な記録
エリアを残さないという意味)バックアップを行うこと
ができる。
【0025】(実施の形態2)図4は本願第2の実施の
形態に係るトランスポートストリーム記録再生装置の構
成図である。通常の記録、通常の再生、バックアップ機
器からのロード時については、実施の形態1で説明した
処理と同一なので、バックアップ記録機器へのセーブ時
について説明する。
【0026】再生ストリーム81はデータES生成部1
1とビデオES抽出部14に入力される。データES生
成部11では、実施の形態1で説明したようにしてデー
タES111を生成する。ビデオES抽出部14では、
まず再生ストリーム81よりビデオPIDのパケットの
ペイロードを抽出することでビデオのエレメンタリース
トリームを抽出する。抽出したビデオのエレメンタリー
ストリームは3種類のピクチャで構成される。1つ目は
フレーム内符号化されたIピクチャで、2つ目は順方向
フレーム間予測符号化されたPピクチャで、3つ目は双
方向フレーム間予測符号化されたBピクチャである。図
5に示すように、各種ピクチャで構成される再生ストリ
ーム81より、Iピクチャのみを抽出することでビデオ
ES141を構成する。また、抽出したIピクチャの高
次のDCT係数を削除することでデータ量を削減してビ
デオES141を構成してもよい。
【0027】データのエレメンタリーストリーム111
とビデオのエレメンタリーストリーム141はTS構成
部15に入力され、184バイトづつに分割されTSパ
ケットのペイロード部(184バイト長)に割り当てて
データパケットとビデオパケットを順次構成する。ま
た、PATやPMTといったPSIパケットやPCRパ
ケットも所定の間隔で挿入され、バックアップ用のTS
151が再構成される。再構成されたTS121はバッ
クアップ機器の記録可能な最大ビットレートに合わせて
一定ビットレートで出力端子13より出力することで、
バックアップ機器にセーブされる。
【0028】この様な構成により、バックアップ機器へ
のセーブ時には、バックアップ機器の記録可能な最高ビ
ットレートに合わせて一定ビットレートで出力するの
で、バックアップ機器の記録能力を最大限に使うことが
でき、最も短時間でバックアップすることができる。ま
た、一定ビットレートのバックアップ機器(例えばD−
VHS)では、記録ビットレートと出力ビットレートを
同一にすることで最も効率良くバックアップを行うこと
ができる。
【0029】また、バップアップ用TSが記録された記
録媒体をバックアップ機器で再生した場合、ビデオスト
リームが多重されて記録されているため、バックアップ
したAVコンテンツの映像を視覚的に確認することもで
きる。但し、ビデオストリームを多重した分だけバック
アップのための実効ビットレートは低下する。
【0030】(実施の形態3)図6は本願第3の実施の
形態に係るトランスポートストリーム記録再生装置の構
成図である。通常の記録、通常の再生時については、実
施の形態1で説明した処理と同一なので、バックアップ
記録機器へのセーブ時とバックアップ機器からのロード
時について説明する。
【0031】まず、別のバックアップ記録機器へのセー
ブ時について説明する。まず、記録再生部7において記
録媒体より再生されたデータ71は再生処理部8に入力
され、誤り訂正され、さらに逆フォーマット変換により
タイムスタンプの多重された再生ストリーム81が得ら
れる。この再生ストリーム81はパケット出力タイミン
グ制御部9とタイムスタンプ検出部10に入力される。
タイムスタンプ検出部10では、図7に更に示すように
パケットの先頭に多重されたタイムスタンプ値を検出し
その値を1/N倍して出力する。パケット出力タイミン
グ制御部9では、再生ストリーム81をパケット単位で
メモリに一時記憶し検出タイムスタンプ値103に対応
したタイミングで出力端子13より出力ストリーム91
を出力する。続いて、バックアップ機器からのロード時
について説明する。バックアップ機器から再生されるT
Sは入力端子1より入力され、タイムスタンプ多重部2
に入力される。タイムスタンプ多重部2では、図8に更
に示すように、タイムスタンプ生成部3からのパケット
先頭の到着時刻に対応したタイムスタンプ値をN倍した
ものをパケットデータの先頭に多重して、タイムスタン
プ付きパケットデータ21を生成し出力する。そして、
タイムスタンプ付きパケットデータ21は記録処理部6
に入力され、誤り訂正符号の付加と記録フォーマットに
フォーマッティングされる。フォーマッティングされた
データ61は記録再生部7に入力されて記録媒体に記録
される。このようにして、バックアップ機器よりバック
アップデータがロードされる。
【0032】この様な構成により、バックアップ機器へ
のセーブ時には、N倍速でバックアップすることができ
るため、記録時に要した時間の1/Nの時間でバックア
ップすることができる。また、このために必要な追加処
理は、タイムスタンプ値をN倍および1/N倍するとい
う簡単な処理のみである。また、バックアップ機器から
のバックアップストリームの再生時において、検出した
タイムスタンプ値をN倍してその値のタイミングで出力
する処理を行えば、バックアップ機器からも通常再生ス
トリームを出力することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本願第1の発明によれ
ば、バックアップ機器へのセーブ時には、バックアップ
機器の記録可能な最高ビットレートに合わせて一定ビッ
トレートで出力するので、バックアップ機器の記録能力
を最+大限に使うことができ、最も短時間でバックアッ
プすることができる。また、一定ビットレートのバック
アップ機器(例えばD−VHS)では、記録ビットレー
トと出力ビットレートを同一にすることで最も効率良く
(記録媒体に無駄な記録エリアを残さないという意味)
バックアップを行うことができる。
【0034】また、本願第2の発明によれば、第1の発
明の効果に加えて、バップアップ用TSが記録された記
録媒体をバックアップ機器で再生した場合、ビデオスト
リームが多重されて記録されているため、バックアップ
したAVコンテンツの映像を視覚的に確認することもで
きる。
【0035】また、本願第3の発明によれば、バックア
ップ機器へのセーブ時には、N倍速でバックアップする
ことができるため、記録時に要した時間の1/Nの時間
でバックアップすることができる。また、このために必
要な追加処理は、タイムスタンプ値をN倍および1/N
倍するという簡単な処理のみである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるトランスポ
ートストリーム記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における、バックア
ップ時のデータES生成処理およびトランスポートスト
リーム再構成の様子を示す概略図
【図3】本発明の第1の実施の形態における、バックア
ップ用に再構成したトランスポートストリームの構造を
示す概略図
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるトランスポ
ートストリーム記録再生装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施の形態における、ビデオE
S抽出部でのフレーム内符号化ピクチャの抽出の様子を
示す概略図
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるトランスポ
ートストリーム記録再生装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施の形態における、バックア
ップ機器へのN倍速バックアップ時のパケット出力タイ
ミングを示す概略図
【図8】本発明の第3の実施の形態における、N倍速で
バックアップしたバックアップ機器からのロード時の入
力パケットと記録するタイムスタンプ付きパケット列の
概要を示す概略図
【図9】従来のトランスポートストリーム記録再生装置
の構成を示すブロック図
【図10】従来のトランスポートストリーム記録再生装
置におけるタイムスタンプ多重処理を示す概略図
【符号の説明】
1 入力端子 2 タイムスタンプ多重部 3 タイムスタンプ生成部 4 データES抽出部 5 パケット抽出部 7 記録再生部 9 パケット出力タイミング制御部 10 タイムスタンプ検出部 11 データES生成部 12、15 TS構成部 13 トランスポートストリーム出力端子 14 ビデオES抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 (72)発明者 岡山 睦之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 遠山 泰明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA20 FA22 GA11 GB06 GB37 JA22 KA08 KA24 KA26 5C059 KK22 MA00 MA23 RB01 RC04 SS12 TA49 TB03 TC37 UA04 5C063 AB03 AB05 CA11 DA07 5D044 AB05 AB07 BC01 CC03 DE39 DE83 EF03 EF05 FG10 FG18 FG24 GK08 GK10 HL06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポートストリームを入力とし、
    パケット毎に到着時刻を示すタイムスタンプを多重する
    タイムスタンプ多重手段と、 記録時にはタイムスタンプを多重したパケット列を記録
    媒体に記録し、再生時には、タイムスタンプを多重した
    パケットを再生し出力する記録再生手段と、 再生されたタイムスタンプを多重したパケットを入力と
    し、タイムスタンプが示す時間タイミングでパケットを
    出力するタイムスタンプ再生手段と、 バックアップ機器へのセーブ時には、前記記録再生手段
    より再生されたタイムスタンプの付いたパケット列をデ
    ータのエレメンタリーストリームとしてデータストリー
    ムを生成するデータストリーム生成手段と、 前記データストリームを入力としてバックアップ用トラ
    ンスポートストリームを再構成し、バックアップ機器の
    記録レートに合わせて出力するトランスポートストリー
    ム構成手段と、 バックアップ機器からのロード時には、入力されるトラ
    ンスポートストリームよりデータのエレメンタリースト
    リームを抽出するエレメンタリーストリーム抽出手段
    と、 抽出したエレメンタリーストリームを所定のタイミング
    で分割することでタイムスタンプ付きのパケット列を抽
    出し、前記記録再生手段を経て記録媒体に記録するパケ
    ット再生手段とを備えたことを特徴とするトランスポー
    トストリーム記録再生装置。
  2. 【請求項2】 トランスポートストリームを入力とし、
    パケット毎に到着時刻を示すタイムスタンプを多重する
    タイムスタンプ多重手段と、 記録時にはタイムスタンプを多重したパケット列を記録
    媒体に記録し、再生時には、タイムスタンプを多重した
    パケットを再生し出力する記録再生手段と、 再生されたタイムスタンプを多重したパケットを入力と
    し、タイムスタンプが示す時間タイミングでパケットを
    出力するタイムスタンプ再生手段と、 バックアップ機器へのセーブ時には、前記記録再生手段
    より再生されたタイムスタンプの付いたパケット列より
    ビデオストリームの一部を抽出するビデオストリーム抽
    出手段と、 前記記録再生手段より再生されたタイムスタンプの付い
    たパケット列をデータのエレメンタリーストリームとし
    てデータストリームを生成するデータストリーム生成手
    段と、 前記ビデオストリーム抽出手段からのビデオストリーム
    と前記データストリーム生成手段からのデータストリー
    ムとを入力として、バックアップ用トランスポートスト
    リームを再構成し、バックアップ機器の記録レートに合
    わせて出力するトランスポートストリーム構成手段と、 バックアップ機器からのロード時には、入力されるトラ
    ンスポートストリームよりデータのエレメンタリースト
    リームを抽出するエレメンタリーストリーム抽出手段
    と、抽出したエレメンタリーストリームを所定のタイミ
    ングで分割することでタイムスタンプ付きのパケット列
    を抽出し、前記記録再生手段を経て記録媒体に記録する
    パケット再生手段とを備えたことを特徴とするトランス
    ポートストリーム記録再生装置。
  3. 【請求項3】 トランスポートストリーム構成手段は、
    データのエレメンタリーストリームを構成するタイムス
    タンプを多重したパケットの先頭位置とヘッダ内のコン
    ティニュティ・カウンターの値とが一対一に対応するよ
    うにトランスポートストリームを再構成することを特徴
    とする請求項1または2に記載のトランスポートストリ
    ーム記録再生装置。
  4. 【請求項4】 トランスポートストリーム構成手段は、
    データのエレメンタリーストリームを構成するタイムス
    タンプを多重したパケット15個分のデータが16個の
    トランスポートストリームに再構成されることを特徴と
    する請求項3に記載のトランスポートストリーム記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 ビデオストリーム抽出手段は、入力され
    るパケット列よりフレーム内圧縮されたピクチャの内で
    全てあるいは一部のピクチャを抽出することでビデオス
    トリームを構成し出力することを特徴とする請求項2に
    記載のトランスポートストリーム記録再生装置。
  6. 【請求項6】 ビデオストリーム抽出手段は、入力され
    るパケット列よりフレーム内圧縮されたピクチャの内で
    全てあるいは一部のピクチャを抽出し、更に所定値より
    高次のDCT係数を削除することでピクチャのデータ量
    を削減したピクチャよりビデオストリームを構成し出力
    することを特徴とする請求項2に記載のトランスポート
    ストリーム記録再生装置。
  7. 【請求項7】 トランスポートストリームを入力とし、
    パケット毎に到着時刻を示すタイムスタンプを多重する
    タイムスタンプ多重手段と、 記録時にはタイムスタンプを多重したパケット列を記録
    媒体に記録し、再生時には、タイムスタンプを多重した
    パケットを再生し出力する記録再生手段と、 再生されたタイムスタンプを多重したパケットを入力と
    し、タイムスタンプが示す時間タイミングでパケットを
    出力するタイムスタンプ再生手段とを備えたトランスポ
    ートストリーム記録再生装置であって、 バックアップ機器へのセーブ時には、前記タイムスタン
    プ再生手段は、タイムスタンプが示す時間タイミングよ
    りも所定の比率だけ速い時間タイミングでパケットを出
    力し、バックアップ機器からのロード時には、入力パケ
    ット毎に多重するタイムスタンプを通常の記録時での値
    より所定の比率だけ大きな値とすることを特徴とするト
    ランスポートストリーム記録再生装置。
JP2001131415A 2001-04-27 2001-04-27 トランスポートストリーム記録再生装置 Pending JP2002330403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131415A JP2002330403A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 トランスポートストリーム記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131415A JP2002330403A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 トランスポートストリーム記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002330403A true JP2002330403A (ja) 2002-11-15

Family

ID=18979606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001131415A Pending JP2002330403A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 トランスポートストリーム記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002330403A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100811962B1 (ko) 기록 장치 및 기록 방법, 재생 장치 및 재생 방법과 그기록 매체
JP5285028B2 (ja) ブラウザブルスライドショー提供のためのデータ復号装置、その復号方法及びそのための情報保存媒体
US6396874B1 (en) Decoding method and apparatus and recording method and apparatus for moving picture data
JP3004252B2 (ja) 誤り訂正能力の改良されたディジタル記録/再生装置及びその方法
JP3891588B2 (ja) 直列データ流中に時間の関数として不規則に発生し得るようなパケットを有する情報信号の記録及び再生
RU2229174C2 (ru) Запись информационных сигналов в формате mpeg на носитель информации и их воспроизведение
JP2002094930A (ja) 記録装置、記録方法、再生装置、再生方法、及び記憶媒体
JP2003018544A (ja) ディジタル放送用記録装置
JP4288549B2 (ja) 記録装置および方法、並びに再生装置および方法
JPH10276407A (ja) ビデオ情報提供管理方法およびシステム
KR100340753B1 (ko) 디지털 비트 스트림의 블록 형성방법 및 장치
JP2004015457A (ja) ビデオテープレコーダ
JP2002330403A (ja) トランスポートストリーム記録再生装置
JP2000244863A (ja) 記録装置および再生装置
JP3735863B2 (ja) ビデオテープレコーダ及び記録方法
JP3408458B2 (ja) パケット変換処理システム
JP3892759B2 (ja) 記録再生装置、記録装置、再生装置および記録再生方法
JP4284574B2 (ja) 記録装置および方法、並びに記録媒体
JP4356219B2 (ja) データ伝送方法とデータ伝送装置およびデータ記録方法とデータ再生方法とデータ記録再生装置
JPH07255032A (ja) 時分割多重化方法
JP2004015384A5 (ja)
JP4655101B2 (ja) データ生成装置及びデータ生成方法
JP2007066511A (ja) 記録再生装置、記録装置、再生装置および記録再生方法
JP3910805B2 (ja) 音声情報記録装置及び音声情報記録方法
JP3143421B2 (ja) 誤り訂正符号の生成方法