JP2002330321A - 固体撮像装置およびカメラ - Google Patents
固体撮像装置およびカメラInfo
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Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立作業の煩雑化を招来することなく撮像素
子の受光部とレンズとの位置決めを容易に行うこと。 【解決手段】 位置決めボス6の周面においてこれら一
対の位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上となる二位置
にそれぞれ位置決め穴3への挿入の際に潰し代となる突
出部7を設けた。
子の受光部とレンズとの位置決めを容易に行うこと。 【解決手段】 位置決めボス6の周面においてこれら一
対の位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上となる二位置
にそれぞれ位置決め穴3への挿入の際に潰し代となる突
出部7を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体撮像装置お
よびこれを用いたカメラに関するもので、より詳細に
は、撮像素子を保持したパッケージ等の撮像素子保持体
に設けた位置決め穴に、レンズを保持したレンズホルダ
の位置決めボスを装着することにより、撮像素子の受光
部とレンズとを対向配置させるようにした固体撮像装置
およびカメラに関するものである。
よびこれを用いたカメラに関するもので、より詳細に
は、撮像素子を保持したパッケージ等の撮像素子保持体
に設けた位置決め穴に、レンズを保持したレンズホルダ
の位置決めボスを装着することにより、撮像素子の受光
部とレンズとを対向配置させるようにした固体撮像装置
およびカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、例えば実開
平3−67457号公報に示されるものがある。すなわ
ち、この従来技術は、レンズホルダに設けた一対の位置
決めボスをパッケージに設けた一対の位置決め穴に挿入
した後、該一対の位置決めボスをそれぞれ潰してカシメ
付けることにより、レンズホルダに保持させたレンズと
パッケージに収納した撮像素子の受光部とを互いに対向
配置させるようにしたものである。
平3−67457号公報に示されるものがある。すなわ
ち、この従来技術は、レンズホルダに設けた一対の位置
決めボスをパッケージに設けた一対の位置決め穴に挿入
した後、該一対の位置決めボスをそれぞれ潰してカシメ
付けることにより、レンズホルダに保持させたレンズと
パッケージに収納した撮像素子の受光部とを互いに対向
配置させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の固
体撮像装置において、パッケージ単体であれば、位置決
め穴と撮像素子の受光部との位置決めを比較的容易に、
かつ正確に行うことが可能である。同様に、レンズホル
ダ単体であれば、位置決めボスとレンズとの位置決めを
比較的容易に、かつ正確に行うことが可能である。
体撮像装置において、パッケージ単体であれば、位置決
め穴と撮像素子の受光部との位置決めを比較的容易に、
かつ正確に行うことが可能である。同様に、レンズホル
ダ単体であれば、位置決めボスとレンズとの位置決めを
比較的容易に、かつ正確に行うことが可能である。
【0004】これに対して、互いに個別に構成したパッ
ケージとレンズホルダとの間においては、一対の位置決
め穴の中心軸線間距離と一対の位置決めボスの中心軸線
間距離とを正確に合致させることは容易ではない。しか
も、位置決めボスを位置決め穴に嵌合するように両者を
構成した場合には、一対の位置決め穴の中心軸線間距離
と一対の位置決めボスの中心軸線間距離とが正確に合致
しない限り、位置決め穴に位置決めボスを挿入すること
が不可能となる。このため、従来の固体撮像装置にあっ
ては、位置決めボスの外径に対して位置決め穴の内径を
大きく構成し、一対の位置決め穴の中心軸線間距離と一
対の位置決めボスの中心軸線間距離とが多少相違した場
合にも、位置決めボスを位置決め穴に装着できるように
構成してあるのが一般的である。
ケージとレンズホルダとの間においては、一対の位置決
め穴の中心軸線間距離と一対の位置決めボスの中心軸線
間距離とを正確に合致させることは容易ではない。しか
も、位置決めボスを位置決め穴に嵌合するように両者を
構成した場合には、一対の位置決め穴の中心軸線間距離
と一対の位置決めボスの中心軸線間距離とが正確に合致
しない限り、位置決め穴に位置決めボスを挿入すること
が不可能となる。このため、従来の固体撮像装置にあっ
ては、位置決めボスの外径に対して位置決め穴の内径を
大きく構成し、一対の位置決め穴の中心軸線間距離と一
対の位置決めボスの中心軸線間距離とが多少相違した場
合にも、位置決めボスを位置決め穴に装着できるように
構成してあるのが一般的である。
【0005】しかしながら、位置決めボスの外径に対し
て位置決め孔の内径を大きく構成した固体撮像装置にあ
っては、当然に位置決めボスを位置決め穴に挿入しただ
けでは相対的に移動することが可能である。この結果、
パッケージとレンズホルダとを組み合わせた後に、撮像
素子の受光部とレンズとの位置決め作業を行わなければ
ならず、組立作業の煩雑化が招来されることになる。
て位置決め孔の内径を大きく構成した固体撮像装置にあ
っては、当然に位置決めボスを位置決め穴に挿入しただ
けでは相対的に移動することが可能である。この結果、
パッケージとレンズホルダとを組み合わせた後に、撮像
素子の受光部とレンズとの位置決め作業を行わなければ
ならず、組立作業の煩雑化が招来されることになる。
【0006】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、組立作業の煩雑化を招来することなく撮像素子の受
光部とレンズとの位置決めを容易に行うことのできる固
体撮像装置およびカメラを得ることを目的とする。
で、組立作業の煩雑化を招来することなく撮像素子の受
光部とレンズとの位置決めを容易に行うことのできる固
体撮像装置およびカメラを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる固体撮像装置は、一対の位置決め
穴を有するとともに、これら位置決め穴の中心軸線を結
ぶ面において各位置決め穴の中心軸線から互いに等間隔
となる位置に受光部の中心軸線が合致するように撮像素
子を保持した撮像素子保持体と、前記撮像素子保持体の
位置決め穴に対応する部位にそれぞれ位置決めボスを有
するとともに、これら位置決めボスの中心軸線を結ぶ面
において各位置決めボスの中心軸線から互いに等間隔と
なる位置にレンズの中心軸線を合致させて当該レンズを
保持したレンズホルダと、を備え、前記撮像素子保持体
の位置決め穴にそれぞれ前記レンズホルダの位置決めボ
スを装着することにより、前記撮像素子の受光部と前記
レンズとを対向配置させるようにした固体撮像装置であ
って、各位置決めボスの周面においてこれら一対の位置
決めボスの中心軸線を結ぶ面上となる二位置にそれぞれ
潰し代となる突出部を設けたことを特徴とする。
め、この発明にかかる固体撮像装置は、一対の位置決め
穴を有するとともに、これら位置決め穴の中心軸線を結
ぶ面において各位置決め穴の中心軸線から互いに等間隔
となる位置に受光部の中心軸線が合致するように撮像素
子を保持した撮像素子保持体と、前記撮像素子保持体の
位置決め穴に対応する部位にそれぞれ位置決めボスを有
するとともに、これら位置決めボスの中心軸線を結ぶ面
において各位置決めボスの中心軸線から互いに等間隔と
なる位置にレンズの中心軸線を合致させて当該レンズを
保持したレンズホルダと、を備え、前記撮像素子保持体
の位置決め穴にそれぞれ前記レンズホルダの位置決めボ
スを装着することにより、前記撮像素子の受光部と前記
レンズとを対向配置させるようにした固体撮像装置であ
って、各位置決めボスの周面においてこれら一対の位置
決めボスの中心軸線を結ぶ面上となる二位置にそれぞれ
潰し代となる突出部を設けたことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、突出部を潰しながら位
置決めボスを位置決め穴に装着すれば、位置決め穴の中
心軸線から互いに等距離にある軸線、つまり受光部の中
心軸線と、位置決めボスの中心軸線から互いに等距離に
ある軸線、つまりレンズの中心軸線とが自己整合され
る。
置決めボスを位置決め穴に装着すれば、位置決め穴の中
心軸線から互いに等距離にある軸線、つまり受光部の中
心軸線と、位置決めボスの中心軸線から互いに等距離に
ある軸線、つまりレンズの中心軸線とが自己整合され
る。
【0009】つぎの発明にかかる固体撮像装置は、上記
の発明において、前記位置決めボスの周面と前記レンズ
ホルダとの会合部に溝を設けたことを特徴とする。
の発明において、前記位置決めボスの周面と前記レンズ
ホルダとの会合部に溝を設けたことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、突出部を潰した際の削
りかすが溝に集積される。
りかすが溝に集積される。
【0011】つぎの発明にかかる固体撮像装置は、上記
の発明において、前記レンズホルダにネジを締結させる
ためのネジ止め穴を設けるとともに、前記撮像素子保持
体において前記ネジ止め穴に対応する部位に前記ネジの
ネジ部よりも太径、かつ該ネジの頭部よりも細径のネジ
貫通穴を設けたことを特徴とする。
の発明において、前記レンズホルダにネジを締結させる
ためのネジ止め穴を設けるとともに、前記撮像素子保持
体において前記ネジ止め穴に対応する部位に前記ネジの
ネジ部よりも太径、かつ該ネジの頭部よりも細径のネジ
貫通穴を設けたことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、ネジ挿通穴を通じてネ
ジを締結する際にレンズホルダと撮像素子保持体との相
対位置に影響を与えることがない。
ジを締結する際にレンズホルダと撮像素子保持体との相
対位置に影響を与えることがない。
【0013】つぎの発明にかかるカメラは、上記請求項
のいずれか一つに記載された固体撮像装置を用いたこと
を特徴とするカメラである。
のいずれか一つに記載された固体撮像装置を用いたこと
を特徴とするカメラである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる固体撮像装置およびカメラの好適な実施の
形態を詳細に説明する。
発明にかかる固体撮像装置およびカメラの好適な実施の
形態を詳細に説明する。
【0015】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分
解斜視図である。図1において、1は撮像素子、11は
撮像素子1の受光部、2は撮像素子1を収納するパッケ
ージ、3はパッケージ2の正中面上に設けた2つの位置
決め穴である。4はレンズホルダ、6はレンズホルダ4
の正中面上に設けた2つの位置決めボス、5はレンズホ
ルダ4に取り付けたレンズ、7は位置決めボス6に2つ
ずつ設けた潰し代となる突出部である。パッケージ2
は、例えばセラミック等の比較的硬質材によって成形し
てある。これに対してレンズホルダ4は、例えばABS
(アクリルブタジエンスチロール)やポリカーボネート
等の合成樹脂によって成形してある。
形態1である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分
解斜視図である。図1において、1は撮像素子、11は
撮像素子1の受光部、2は撮像素子1を収納するパッケ
ージ、3はパッケージ2の正中面上に設けた2つの位置
決め穴である。4はレンズホルダ、6はレンズホルダ4
の正中面上に設けた2つの位置決めボス、5はレンズホ
ルダ4に取り付けたレンズ、7は位置決めボス6に2つ
ずつ設けた潰し代となる突出部である。パッケージ2
は、例えばセラミック等の比較的硬質材によって成形し
てある。これに対してレンズホルダ4は、例えばABS
(アクリルブタジエンスチロール)やポリカーボネート
等の合成樹脂によって成形してある。
【0016】図2は、レンズホルダ4に設けた位置決め
ボス6およびこれに設けた突出部7の形状を示したもの
である。突出部7は、位置決めボス6の外周面において
互いに180°ずれた位置に設けてある。突出部7の高
さは、位置決めボス6よりも低くなるように構成してあ
る。突出部7の先端面7aは、図2(b)に示すよう
に、テーパ状に形成してあり、位置決め穴3への挿入が
容易になっている。突出部7は、図2(a)に示すよう
に、それぞれの横断面が外方に突出する半円形状を成し
ており、潰れながら位置決め穴3に挿入される際に、互
いの中心軸線を結ぶ面が位置決め穴3の中心軸線を含む
面と一致するようになっている。
ボス6およびこれに設けた突出部7の形状を示したもの
である。突出部7は、位置決めボス6の外周面において
互いに180°ずれた位置に設けてある。突出部7の高
さは、位置決めボス6よりも低くなるように構成してあ
る。突出部7の先端面7aは、図2(b)に示すよう
に、テーパ状に形成してあり、位置決め穴3への挿入が
容易になっている。突出部7は、図2(a)に示すよう
に、それぞれの横断面が外方に突出する半円形状を成し
ており、潰れながら位置決め穴3に挿入される際に、互
いの中心軸線を結ぶ面が位置決め穴3の中心軸線を含む
面と一致するようになっている。
【0017】図1の構造において、撮像素子1の受光部
11は、その中心軸線がパッケージ2において2つの位
置決め穴3の中心軸線を結ぶ面上に位置するように収納
してある。受光部11の中心軸線は、各位置決め穴3の
中心軸線から互いに等距離の位置にある。レンズ5は、
その中心軸線が2つの位置決めボス6の中心軸線を結ぶ
面上に位置するようにレンズホルダ4に取り付けてあ
る。レンズ5の中心軸線は、各位置決めボス6の中心軸
線から互いに等距離の位置にある。さらに、各位置決め
ボス6に2つずつ設けた突出部7は、それぞれの中心軸
線が2つの位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置
するように、つまりレンズ5の中心軸線と同一の面上に
位置するように設けてある。
11は、その中心軸線がパッケージ2において2つの位
置決め穴3の中心軸線を結ぶ面上に位置するように収納
してある。受光部11の中心軸線は、各位置決め穴3の
中心軸線から互いに等距離の位置にある。レンズ5は、
その中心軸線が2つの位置決めボス6の中心軸線を結ぶ
面上に位置するようにレンズホルダ4に取り付けてあ
る。レンズ5の中心軸線は、各位置決めボス6の中心軸
線から互いに等距離の位置にある。さらに、各位置決め
ボス6に2つずつ設けた突出部7は、それぞれの中心軸
線が2つの位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置
するように、つまりレンズ5の中心軸線と同一の面上に
位置するように設けてある。
【0018】これら合計4つの突出部7を潰しながら位
置決めボス6をそれぞれパッケージ2の位置決め穴3に
押し込むことにより、一対の位置決め穴3の中心軸線か
ら等距離にある受光部11の中心軸線と、一対の位置決
めボス6の中心軸線から等距離にあるレンズ5の中心軸
線とが自己整合で一致するように組み込まれることにな
る。すなわち、位置決め穴3に位置決めボス6を挿入す
る場合には、上述したように、各位置決めボス6に設け
た2つの突出部7の中心軸線を結ぶ面が位置決め穴3の
中心軸線を含む面と一致するとともに、各位置決めボス
6においてレンズ5に近接する側に位置する2つの突出
部7(in)の潰れ量が相互に等しくなるとともに、外
方側に位置する2つの突出部7(out)の潰れ量が相
互に等しくなるため、これらの自己整合作用により、受
光部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線とが互いに一
致するようになる。この結果、パッケージ2とレンズホ
ルダ4とを組み合わせた後に、これら受光部11の中心
軸線とレンズ5の中心軸線との位置決め作業を行う必要
がなくなり、組立作業をきわめて容易に行うことが可能
になる。しかも、潰れた突出部7が位置決め穴3と位置
決めボス6との間の隙間を埋めることになるため、位置
決め穴3に位置決めボス6がガタ付くことなく装着され
るようになり、ネジ等の手段を用いることなくパッケー
ジ2とレンズホルダ4とを固定することが可能になる。
置決めボス6をそれぞれパッケージ2の位置決め穴3に
押し込むことにより、一対の位置決め穴3の中心軸線か
ら等距離にある受光部11の中心軸線と、一対の位置決
めボス6の中心軸線から等距離にあるレンズ5の中心軸
線とが自己整合で一致するように組み込まれることにな
る。すなわち、位置決め穴3に位置決めボス6を挿入す
る場合には、上述したように、各位置決めボス6に設け
た2つの突出部7の中心軸線を結ぶ面が位置決め穴3の
中心軸線を含む面と一致するとともに、各位置決めボス
6においてレンズ5に近接する側に位置する2つの突出
部7(in)の潰れ量が相互に等しくなるとともに、外
方側に位置する2つの突出部7(out)の潰れ量が相
互に等しくなるため、これらの自己整合作用により、受
光部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線とが互いに一
致するようになる。この結果、パッケージ2とレンズホ
ルダ4とを組み合わせた後に、これら受光部11の中心
軸線とレンズ5の中心軸線との位置決め作業を行う必要
がなくなり、組立作業をきわめて容易に行うことが可能
になる。しかも、潰れた突出部7が位置決め穴3と位置
決めボス6との間の隙間を埋めることになるため、位置
決め穴3に位置決めボス6がガタ付くことなく装着され
るようになり、ネジ等の手段を用いることなくパッケー
ジ2とレンズホルダ4とを固定することが可能になる。
【0019】上述した効果は、突出部7を潰しながら位
置決め穴3に挿入しないと得ることができない。そのた
めに必要な構成部品の寸法の関係について説明する。図
3(a)〜図3(d)は、それぞれの構成部品の寸法を
示した平面図である。それぞれの寸法および公差dを図
3に示し、それらを用いて関係式を求める。
置決め穴3に挿入しないと得ることができない。そのた
めに必要な構成部品の寸法の関係について説明する。図
3(a)〜図3(d)は、それぞれの構成部品の寸法を
示した平面図である。それぞれの寸法および公差dを図
3に示し、それらを用いて関係式を求める。
【0020】まず、位置決め穴3に突出部7を設けた位
置決めボス6が突出部7を潰しながら挿入される条件か
ら下式(1)の関係が導かれる。 (B±d2)+2(C±d3)>(A±d1)>(B±d2)…(1)
置決めボス6が突出部7を潰しながら挿入される条件か
ら下式(1)の関係が導かれる。 (B±d2)+2(C±d3)>(A±d1)>(B±d2)…(1)
【0021】これを整理すると、下式(2)のようにな
る。 (B+2C)−(d1+d2+2d3)>A>B+(d1+d2)…(2)
る。 (B+2C)−(d1+d2+2d3)>A>B+(d1+d2)…(2)
【0022】また、位置決め穴3の相互間隔と位置決め
ボス6の相互間隔との条件から下式(3)および(4)
が導かれる。 (L±d4)+(A±d1)>(L±d5)+(B±d2)…(3) (L±d5)−(B±d2)>(L±d4)+(A±d1)…(4)
ボス6の相互間隔との条件から下式(3)および(4)
が導かれる。 (L±d4)+(A±d1)>(L±d5)+(B±d2)…(3) (L±d5)−(B±d2)>(L±d4)+(A±d1)…(4)
【0023】上式(3)および(4)を整理すると下式
(5)のようになる。 A > B+(d1+d2+d4+d5)…(5)
(5)のようになる。 A > B+(d1+d2+d4+d5)…(5)
【0024】上式(2)および(5)より下式(6)が
導かれる。 B+2C−(d1+d2+2d3)>A>B+(d1+d2+d4+d5)…(6)
導かれる。 B+2C−(d1+d2+2d3)>A>B+(d1+d2+d4+d5)…(6)
【0025】例えば、A=3.5mm、B=3.0m
m、C=0.5mm、すべての寸法公差(d1〜d5)を
0.1mmとした場合、3.6>3.5>3.4となり
上式(6)を満足する。
m、C=0.5mm、すべての寸法公差(d1〜d5)を
0.1mmとした場合、3.6>3.5>3.4となり
上式(6)を満足する。
【0026】以上説明したように、上記固体撮像装置に
よれば、位置決めボス6の二位置に潰し代となる突出部
7を設け、これら突出部7を潰しながら位置決めボス6
を位置決め穴3に挿入するように構成したため、位置決
め穴3と位置決めボス6とをガタ付くことなく装着させ
ることができ、ネジ等の手段を用いることなくパッケー
ジ2とレンズホルダ4とを固定することができる。しか
も、各位置決めボス6に2つずつ設けた突出部7は、そ
れぞれの中心軸線が2つの位置決めボス6の中心軸線を
結ぶ面上に位置するように、つまりレンズ5の中心軸線
と同一の面上に位置するように設けてあるため、これら
合計4つの突出部7を潰しながら位置決めボス6をそれ
ぞれパッケージ2の位置決め穴3に押し込むことによ
り、一対の位置決め穴3の中心軸線から等距離にある受
光部11の中心軸線と、一対の位置決めボス6の中心軸
線から等距離にあるレンズ5の中心軸線とが自己整合で
一致するように組み込まれることになる。従って、パッ
ケージ2とレンズホルダ4とを組み合わせた後に、これ
ら受光部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線との位置
決め作業を行う必要がなくなり、組立作業をきわめて容
易に行うことが可能になる。
よれば、位置決めボス6の二位置に潰し代となる突出部
7を設け、これら突出部7を潰しながら位置決めボス6
を位置決め穴3に挿入するように構成したため、位置決
め穴3と位置決めボス6とをガタ付くことなく装着させ
ることができ、ネジ等の手段を用いることなくパッケー
ジ2とレンズホルダ4とを固定することができる。しか
も、各位置決めボス6に2つずつ設けた突出部7は、そ
れぞれの中心軸線が2つの位置決めボス6の中心軸線を
結ぶ面上に位置するように、つまりレンズ5の中心軸線
と同一の面上に位置するように設けてあるため、これら
合計4つの突出部7を潰しながら位置決めボス6をそれ
ぞれパッケージ2の位置決め穴3に押し込むことによ
り、一対の位置決め穴3の中心軸線から等距離にある受
光部11の中心軸線と、一対の位置決めボス6の中心軸
線から等距離にあるレンズ5の中心軸線とが自己整合で
一致するように組み込まれることになる。従って、パッ
ケージ2とレンズホルダ4とを組み合わせた後に、これ
ら受光部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線との位置
決め作業を行う必要がなくなり、組立作業をきわめて容
易に行うことが可能になる。
【0027】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。図4は、この発明の実施の形
態2である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。図4からも明らかなように、この実施の
形態2では、パッケージ2において正中面から所定角度
だけずれた位置に位置決め穴3を設けるとともに、レン
ズホルダ4において正中面から所定角度ずれた位置に2
つの突出部7を有した位置決めボス6を設けるようにし
ている。但し、以下の条件に関しては、実施の形態1と
同様である。すなわち、撮像素子1の受光部11は、そ
の中心軸線がパッケージ2において2つの位置決め穴3
の中心軸線を結ぶ面上に位置するように収納してある。
受光部11の中心軸線は、各位置決め穴3の中心軸線か
ら互いに等距離の位置にある。レンズ5は、その中心軸
線が2つの位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置
するようにレンズホルダ4に取り付けてある。レンズ5
の中心軸線は、各位置決めボス6の中心軸線から互いに
等距離の位置にある。さらに、各位置決めボス6に2つ
ずつ設けた突出部7は、それぞれの中心軸線が2つの位
置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置するように、
つまりレンズ5の中心軸線と同一の面上に位置するよう
に設けてある。突出部7の具体的な構成も実施の形態1
と同様である。
形態2について説明する。図4は、この発明の実施の形
態2である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。図4からも明らかなように、この実施の
形態2では、パッケージ2において正中面から所定角度
だけずれた位置に位置決め穴3を設けるとともに、レン
ズホルダ4において正中面から所定角度ずれた位置に2
つの突出部7を有した位置決めボス6を設けるようにし
ている。但し、以下の条件に関しては、実施の形態1と
同様である。すなわち、撮像素子1の受光部11は、そ
の中心軸線がパッケージ2において2つの位置決め穴3
の中心軸線を結ぶ面上に位置するように収納してある。
受光部11の中心軸線は、各位置決め穴3の中心軸線か
ら互いに等距離の位置にある。レンズ5は、その中心軸
線が2つの位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置
するようにレンズホルダ4に取り付けてある。レンズ5
の中心軸線は、各位置決めボス6の中心軸線から互いに
等距離の位置にある。さらに、各位置決めボス6に2つ
ずつ設けた突出部7は、それぞれの中心軸線が2つの位
置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置するように、
つまりレンズ5の中心軸線と同一の面上に位置するよう
に設けてある。突出部7の具体的な構成も実施の形態1
と同様である。
【0028】この実施の形態2の固体撮像装置において
も、上述した実施の形態1と同様に、位置決めボス6の
二位置に潰し代となる突出部7を設け、これら突出部7
を潰しながら位置決めボス6を位置決め穴3に挿入する
ように構成したため、位置決め穴3と位置決めボス6と
をガタ付くことなく装着させることができ、ネジ等の手
段を用いることなくパッケージ2とレンズホルダ4とを
固定することができる。しかも、各位置決めボス6に2
つずつ設けた突出部7は、それぞれの中心軸線が2つの
位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置するよう
に、つまりレンズ5の中心軸線と同一の面上に位置する
ように設けてあるため、これら合計4つの突出部7を潰
しながら位置決めボス6をそれぞれパッケージ2の位置
決め穴3に押し込むことにより、一対の位置決め穴3の
中心軸線から等距離にある受光部11の中心軸線と、一
対の位置決めボス6の中心軸線から等距離にあるレンズ
5の中心軸線とが自己整合で一致するように組み込まれ
ることになる。従って、パッケージ2とレンズホルダ4
とを組み合わせた後に、これら受光部11の中心軸線と
レンズ5の中心軸線との位置決め作業を行う必要がなく
なり、組立作業をきわめて容易に行うことが可能にな
る。
も、上述した実施の形態1と同様に、位置決めボス6の
二位置に潰し代となる突出部7を設け、これら突出部7
を潰しながら位置決めボス6を位置決め穴3に挿入する
ように構成したため、位置決め穴3と位置決めボス6と
をガタ付くことなく装着させることができ、ネジ等の手
段を用いることなくパッケージ2とレンズホルダ4とを
固定することができる。しかも、各位置決めボス6に2
つずつ設けた突出部7は、それぞれの中心軸線が2つの
位置決めボス6の中心軸線を結ぶ面上に位置するよう
に、つまりレンズ5の中心軸線と同一の面上に位置する
ように設けてあるため、これら合計4つの突出部7を潰
しながら位置決めボス6をそれぞれパッケージ2の位置
決め穴3に押し込むことにより、一対の位置決め穴3の
中心軸線から等距離にある受光部11の中心軸線と、一
対の位置決めボス6の中心軸線から等距離にあるレンズ
5の中心軸線とが自己整合で一致するように組み込まれ
ることになる。従って、パッケージ2とレンズホルダ4
とを組み合わせた後に、これら受光部11の中心軸線と
レンズ5の中心軸線との位置決め作業を行う必要がなく
なり、組立作業をきわめて容易に行うことが可能にな
る。
【0029】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。図5は、この発明の実施の形
態3である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。この固体撮像装置では、レンズホルダ4
の上面において位置決めボス6および突出部7との会合
部となる位置に環状のゴミ溜まり溝8を設けるようにし
ている。その他の構成に関しては、図1に示した実施の
形態1と同様であるため、同一の符号を付してそれぞれ
の詳細説明を省略する。
形態3について説明する。図5は、この発明の実施の形
態3である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。この固体撮像装置では、レンズホルダ4
の上面において位置決めボス6および突出部7との会合
部となる位置に環状のゴミ溜まり溝8を設けるようにし
ている。その他の構成に関しては、図1に示した実施の
形態1と同様であるため、同一の符号を付してそれぞれ
の詳細説明を省略する。
【0030】上記のように構成した固体撮像装置では、
図6に示すように、位置決めボス6を位置決め穴3に挿
入したときに生じる突出部7の削りかすをゴミ溜まり溝
8に閉じこめることができる。従って、パッケージ2と
レンズホルダ4とを組み立てる際に、これらの間に削り
かすを挟む虞れがなく、パッケージ2とレンズホルダ4
との組み立てに当たって受光部11の中心軸線とレンズ
5の中心軸線とが相互に傾斜する事態を有効に防止する
ことができる。
図6に示すように、位置決めボス6を位置決め穴3に挿
入したときに生じる突出部7の削りかすをゴミ溜まり溝
8に閉じこめることができる。従って、パッケージ2と
レンズホルダ4とを組み立てる際に、これらの間に削り
かすを挟む虞れがなく、パッケージ2とレンズホルダ4
との組み立てに当たって受光部11の中心軸線とレンズ
5の中心軸線とが相互に傾斜する事態を有効に防止する
ことができる。
【0031】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。図7は、この発明の実施の形
態4である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。この固体撮像装置では、パッケージ2の
一端部に貫通穴12を設ける一方、レンズホルダ4にお
いて上記貫通穴12に対応する部位にネジ止め穴13を
設けるようにしている。パッケージ2の貫通穴12は、
ネジ止め穴13に締結するネジ14のネジ部14aより
も太径、かつネジ14の頭部14bよりも細径に構成し
てある。その他の構成に関しては、図1に示した実施の
形態1と同様であるため、同一の符号を付してそれぞれ
の詳細説明を省略する。
形態4について説明する。図7は、この発明の実施の形
態4である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。この固体撮像装置では、パッケージ2の
一端部に貫通穴12を設ける一方、レンズホルダ4にお
いて上記貫通穴12に対応する部位にネジ止め穴13を
設けるようにしている。パッケージ2の貫通穴12は、
ネジ止め穴13に締結するネジ14のネジ部14aより
も太径、かつネジ14の頭部14bよりも細径に構成し
てある。その他の構成に関しては、図1に示した実施の
形態1と同様であるため、同一の符号を付してそれぞれ
の詳細説明を省略する。
【0032】上記のように構成した固体撮像装置では、
位置決めボス6の二位置に設けた突出部7を潰しながら
位置決めボス6を位置決め穴3に挿入した後に、貫通穴
12を通してレンズホルダ4のネジ止め穴13にネジ1
4を締結することによってパッケージ2とレンズホルダ
4とを強固に固定する。このとき、上述したように、貫
通穴12がネジ14のネジ部14aよりも太径であるた
め、位置決め穴3と位置決めボス6および突出部7との
自己整合作用によって調整されたパッケージ2とレンズ
ホルダ4との位置関係、つまり撮像素子1における受光
部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線とが相互に合致
した状態に何らの変化を与えることもない。
位置決めボス6の二位置に設けた突出部7を潰しながら
位置決めボス6を位置決め穴3に挿入した後に、貫通穴
12を通してレンズホルダ4のネジ止め穴13にネジ1
4を締結することによってパッケージ2とレンズホルダ
4とを強固に固定する。このとき、上述したように、貫
通穴12がネジ14のネジ部14aよりも太径であるた
め、位置決め穴3と位置決めボス6および突出部7との
自己整合作用によって調整されたパッケージ2とレンズ
ホルダ4との位置関係、つまり撮像素子1における受光
部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線とが相互に合致
した状態に何らの変化を与えることもない。
【0033】なお、ネジ止め穴13と貫通穴12とは、
必ずしも1カ所である必要はなく、複数の箇所に設けて
も構わない。この場合、貫通穴12の構成は、いずれも
ネジ止め穴13に締結するネジ14のネジ部14aより
も太径、かつネジ14の頭部14bよりも細径である必
要がある。
必ずしも1カ所である必要はなく、複数の箇所に設けて
も構わない。この場合、貫通穴12の構成は、いずれも
ネジ止め穴13に締結するネジ14のネジ部14aより
も太径、かつネジ14の頭部14bよりも細径である必
要がある。
【0034】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。図8は、この発明の実施の形
態5である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。図8においては、22は撮像素子1を収
納したパッケージ、50はパッケージ22を実装した基
板、33は基板50に設けた位置決め穴である。撮像素
子1は、受光部11の中心軸線が基板50において2つ
の位置決め穴33の中心軸線を結ぶ面上に位置するよう
にパッケージ22を介して基板50に実装してある。受
光部11の中心軸線は、各位置決め穴33の中心軸線か
ら互いに等距離の位置にある。基板50は、例えばガラ
スエポキシ等の比較的硬質材によって成形してある。そ
の他の構成に関しては、図1に示した実施の形態1と同
様であるため、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明
を省略する。
形態5について説明する。図8は、この発明の実施の形
態5である固体撮像装置の構成を概念的に示す要部分解
斜視図である。図8においては、22は撮像素子1を収
納したパッケージ、50はパッケージ22を実装した基
板、33は基板50に設けた位置決め穴である。撮像素
子1は、受光部11の中心軸線が基板50において2つ
の位置決め穴33の中心軸線を結ぶ面上に位置するよう
にパッケージ22を介して基板50に実装してある。受
光部11の中心軸線は、各位置決め穴33の中心軸線か
ら互いに等距離の位置にある。基板50は、例えばガラ
スエポキシ等の比較的硬質材によって成形してある。そ
の他の構成に関しては、図1に示した実施の形態1と同
様であるため、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明
を省略する。
【0035】この実施の形態5の固体撮像装置では、合
計4つの突出部7を潰しながら位置決めボス6をそれぞ
れ基板50の位置決め穴33に押し込むことにより、一
対の位置決め穴33の中心軸線から等距離にある受光部
11の中心軸線と、一対の位置決めボス6の中心軸線か
ら等距離にあるレンズ5の中心軸線とが自己整合で一致
するように組み込まれることになる。この結果、基板5
0とレンズホルダ4とを組み合わせた後に、これら受光
部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線との位置決め作
業を行う必要がなくなり、組立作業をきわめて容易に行
うことが可能になる。しかも、潰れた突出部7が位置決
め穴33と位置決めボス6との間の隙間を埋めることに
なるため、位置決め穴33に位置決めボス6がガタ付く
ことなく装着されるようになり、ネジ等の手段を用いる
ことなく基板50とレンズホルダ4とを固定することが
可能になる。
計4つの突出部7を潰しながら位置決めボス6をそれぞ
れ基板50の位置決め穴33に押し込むことにより、一
対の位置決め穴33の中心軸線から等距離にある受光部
11の中心軸線と、一対の位置決めボス6の中心軸線か
ら等距離にあるレンズ5の中心軸線とが自己整合で一致
するように組み込まれることになる。この結果、基板5
0とレンズホルダ4とを組み合わせた後に、これら受光
部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線との位置決め作
業を行う必要がなくなり、組立作業をきわめて容易に行
うことが可能になる。しかも、潰れた突出部7が位置決
め穴33と位置決めボス6との間の隙間を埋めることに
なるため、位置決め穴33に位置決めボス6がガタ付く
ことなく装着されるようになり、ネジ等の手段を用いる
ことなく基板50とレンズホルダ4とを固定することが
可能になる。
【0036】なお、この実施の形態5の固体撮像装置に
対して、実施の形態3に示したゴミ溜まり溝8を設けた
り、実施の形態4のごとく、基板50の一端部に貫通穴
12を設ける一方、レンズホルダ4において上記貫通穴
12に対応する部位にネジ止め穴13を設け、位置決め
ボス6の二位置に設けた突出部7を潰しながら位置決め
ボス6を位置決め穴33に挿入した後に、貫通穴12を
通してレンズホルダ4のネジ止め穴13にネジ14を締
結することによって基板50とレンズホルダ4とを強固
に固定するようにしてもよい。
対して、実施の形態3に示したゴミ溜まり溝8を設けた
り、実施の形態4のごとく、基板50の一端部に貫通穴
12を設ける一方、レンズホルダ4において上記貫通穴
12に対応する部位にネジ止め穴13を設け、位置決め
ボス6の二位置に設けた突出部7を潰しながら位置決め
ボス6を位置決め穴33に挿入した後に、貫通穴12を
通してレンズホルダ4のネジ止め穴13にネジ14を締
結することによって基板50とレンズホルダ4とを強固
に固定するようにしてもよい。
【0037】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。図9は、この発明の実施の形
態6であるデジタルカメラの要部構成例を示すブロック
図である。このデジタルカメラは、レンズ5および撮像
素子1からなる固体撮像装置100と、コントローラ1
10と、液晶ディスプレイ120と、内蔵メモリ130
と、メモリカード140と、インターフェース部150
とを備えている。レンズ5および撮像素子1からなる固
体撮像装置100は、上述した実施の形態1〜実施の形
態5のいずれか一つを用いて構成したものである。この
固体撮像装置100では、レンズ5によって被写体から
の光が撮像素子1の受光部11に集光される。撮像素子
1は、レンズ5を介して入射した被写体像を電気信号に
変換する部分である。
形態6について説明する。図9は、この発明の実施の形
態6であるデジタルカメラの要部構成例を示すブロック
図である。このデジタルカメラは、レンズ5および撮像
素子1からなる固体撮像装置100と、コントローラ1
10と、液晶ディスプレイ120と、内蔵メモリ130
と、メモリカード140と、インターフェース部150
とを備えている。レンズ5および撮像素子1からなる固
体撮像装置100は、上述した実施の形態1〜実施の形
態5のいずれか一つを用いて構成したものである。この
固体撮像装置100では、レンズ5によって被写体から
の光が撮像素子1の受光部11に集光される。撮像素子
1は、レンズ5を介して入射した被写体像を電気信号に
変換する部分である。
【0038】コントローラ110は、デジタルカメラの
全体制御を行う部分であり、具体的には、撮像素子1か
ら電気信号を受け取ると、この電気信号からノイズ成分
を低減する相関2重サンプリングを経てA/D変換した
後に、補完処理、黒レベル調整および補正処理等のデジ
タル信号処理を行う。またこのコントローラ110は、
デジタル信号処理を行ったデジタル画像に対して適宜圧
縮処理を施すとともに、液晶ディスプレイ120に対す
る画像表示制御、内蔵メモリ130への圧縮画像の記
憶、インターフェース部150を介したデジタル画像の
送信等を行う。液晶ディスプレイ120は、撮像したカ
ラー画像または白黒画像を表示する表示デバイスであ
る。内蔵メモリ130は、フラッシュメモリ等の不揮発
性メモリを内在するカードである。インターフェース部
150は、データ転送を行うための外部インターフェー
スである。
全体制御を行う部分であり、具体的には、撮像素子1か
ら電気信号を受け取ると、この電気信号からノイズ成分
を低減する相関2重サンプリングを経てA/D変換した
後に、補完処理、黒レベル調整および補正処理等のデジ
タル信号処理を行う。またこのコントローラ110は、
デジタル信号処理を行ったデジタル画像に対して適宜圧
縮処理を施すとともに、液晶ディスプレイ120に対す
る画像表示制御、内蔵メモリ130への圧縮画像の記
憶、インターフェース部150を介したデジタル画像の
送信等を行う。液晶ディスプレイ120は、撮像したカ
ラー画像または白黒画像を表示する表示デバイスであ
る。内蔵メモリ130は、フラッシュメモリ等の不揮発
性メモリを内在するカードである。インターフェース部
150は、データ転送を行うための外部インターフェー
スである。
【0039】上記のように構成したデジタルカメラにお
いては、固体撮像装置100として、上述した実施の形
態1〜実施の形態5のいずれか一つを用いたものであ
る。従って、当該固体撮像装置100の組み立ての際に
は、位置決めボス6の二位置に設けた突出部7を潰しな
がら位置決めボス6を位置決め穴3に挿入することによ
り、位置決め穴3と位置決めボス6とをガタ付くことな
く装着させることができ、ネジ等の手段を用いることな
くパッケージ2とレンズホルダ4とを固定することがで
きる。しかも、各位置決めボス6に2つずつ設けた突出
部7は、それぞれの中心軸線が2つの位置決めボス6の
中心軸線を結ぶ面上に位置するように、つまりレンズ5
の中心軸線と同一の面上に位置するように設けてあるた
め、これら合計4つの突出部7を潰しながら位置決めボ
ス6をそれぞれパッケージ2の位置決め穴3に押し込む
ことにより、一対の位置決め穴3の中心軸線から等距離
にある受光部11の中心軸線と、一対の位置決めボス6
の中心軸線から等距離にあるレンズ5の中心軸線とが自
己整合で一致するように組み込まれることになる。従っ
て、パッケージ2とレンズホルダ4とを組み合わせた後
に、これら受光部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線
との位置決め作業を行う必要がなくなり、組立作業をき
わめて容易に行うことが可能になる。
いては、固体撮像装置100として、上述した実施の形
態1〜実施の形態5のいずれか一つを用いたものであ
る。従って、当該固体撮像装置100の組み立ての際に
は、位置決めボス6の二位置に設けた突出部7を潰しな
がら位置決めボス6を位置決め穴3に挿入することによ
り、位置決め穴3と位置決めボス6とをガタ付くことな
く装着させることができ、ネジ等の手段を用いることな
くパッケージ2とレンズホルダ4とを固定することがで
きる。しかも、各位置決めボス6に2つずつ設けた突出
部7は、それぞれの中心軸線が2つの位置決めボス6の
中心軸線を結ぶ面上に位置するように、つまりレンズ5
の中心軸線と同一の面上に位置するように設けてあるた
め、これら合計4つの突出部7を潰しながら位置決めボ
ス6をそれぞれパッケージ2の位置決め穴3に押し込む
ことにより、一対の位置決め穴3の中心軸線から等距離
にある受光部11の中心軸線と、一対の位置決めボス6
の中心軸線から等距離にあるレンズ5の中心軸線とが自
己整合で一致するように組み込まれることになる。従っ
て、パッケージ2とレンズホルダ4とを組み合わせた後
に、これら受光部11の中心軸線とレンズ5の中心軸線
との位置決め作業を行う必要がなくなり、組立作業をき
わめて容易に行うことが可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、突出部を潰しながら位置決めボスを位置決め穴に装
着すれば、位置決め穴の中心軸線から互いに等距離にあ
る軸線、つまり受光部の中心軸線と、位置決めボスの中
心軸線から互いに等距離にある軸線、つまりレンズの中
心軸線とが自己整合されるため、撮像素子保持体とレン
ズホルダとを組み合わせた後に、これら受光部の中心軸
線とレンズの中心軸線との位置決め作業を行う必要がな
くなり、組立作業をきわめて容易に行うことが可能にな
る。
ば、突出部を潰しながら位置決めボスを位置決め穴に装
着すれば、位置決め穴の中心軸線から互いに等距離にあ
る軸線、つまり受光部の中心軸線と、位置決めボスの中
心軸線から互いに等距離にある軸線、つまりレンズの中
心軸線とが自己整合されるため、撮像素子保持体とレン
ズホルダとを組み合わせた後に、これら受光部の中心軸
線とレンズの中心軸線との位置決め作業を行う必要がな
くなり、組立作業をきわめて容易に行うことが可能にな
る。
【0041】つぎの発明によれば、突出部を潰した際の
削りかすが溝に集積されるため、撮像素子保持体とレン
ズホルダとの間に削りかすを挟み込む虞れがなく、撮像
素子保持体とレンズホルダとの組み立てに当たって受光
部の中心軸線とレンズの中心軸線とが相互に傾斜する事
態を有効に防止することができる。
削りかすが溝に集積されるため、撮像素子保持体とレン
ズホルダとの間に削りかすを挟み込む虞れがなく、撮像
素子保持体とレンズホルダとの組み立てに当たって受光
部の中心軸線とレンズの中心軸線とが相互に傾斜する事
態を有効に防止することができる。
【0042】つぎの発明によれば、ネジ挿通穴を通じて
ネジを締結する際にレンズホルダと撮像素子保持体との
相対位置に影響を与えることがないため、自己整合した
後のレンズホルダと撮像素子保持体との位置関係を崩す
ことなく両者をネジによって強固に固定することが可能
になる。
ネジを締結する際にレンズホルダと撮像素子保持体との
相対位置に影響を与えることがないため、自己整合した
後のレンズホルダと撮像素子保持体との位置関係を崩す
ことなく両者をネジによって強固に固定することが可能
になる。
【0043】つぎの発明によれば、上記発明のいずれか
一つに記載された固体撮像装置を用いてカメラを構成し
たため、各発明に記載した効果と同様の効果を奏する。
一つに記載された固体撮像装置を用いてカメラを構成し
たため、各発明に記載した効果と同様の効果を奏する。
【図1】 この発明の実施の形態1である固体撮像装置
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
【図2】 レンズホルダに設けた位置決めボスおよびこ
れに設けた突出部の形状を示したもので、(a)は拡大
平面図、(b)は縦断面図である。
れに設けた突出部の形状を示したもので、(a)は拡大
平面図、(b)は縦断面図である。
【図3】 (a)は位置決め穴の寸法を示す平面図、
(b)は位置決めボスの寸法を示す平面図、(c)は一
対の位置決め穴の寸法を示す平面図、(d)は一対の位
置決めボスの寸法を示す平面図である。
(b)は位置決めボスの寸法を示す平面図、(c)は一
対の位置決め穴の寸法を示す平面図、(d)は一対の位
置決めボスの寸法を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2である固体撮像装置
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態3である固体撮像装置
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
【図6】 実施の形態3の固体撮像装置において位置決
め穴に位置決めボスを装着した状態を示す拡大断面図で
ある。
め穴に位置決めボスを装着した状態を示す拡大断面図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態4である固体撮像装置
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態5である固体撮像装置
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
の構成を概念的に示す要部分解斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態6であるデジタルカメ
ラの要部構成例を示すブロック図である。
ラの要部構成例を示すブロック図である。
1 撮像素子、2 パッケージ、3 位置決め穴、4
レンズホルダ、5 レンズ、6 位置決めボス、7 突
出部、7a 先端面、8 ゴミ溜まり溝、11受光部、
12 貫通穴、13 ネジ止め穴、14 ネジ、14a
ネジ部、14b 頭部、22 パッケージ、33 位
置決め穴、50 基板、100 固体撮像装置、110
コントローラ、120 液晶ディスプレイ、130
内蔵メモリ、140 メモリカード、150 インター
フェース部。
レンズホルダ、5 レンズ、6 位置決めボス、7 突
出部、7a 先端面、8 ゴミ溜まり溝、11受光部、
12 貫通穴、13 ネジ止め穴、14 ネジ、14a
ネジ部、14b 頭部、22 パッケージ、33 位
置決め穴、50 基板、100 固体撮像装置、110
コントローラ、120 液晶ディスプレイ、130
内蔵メモリ、140 メモリカード、150 インター
フェース部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 HA05 HA23 HA24 HA30 5C022 AA13 AB45 AC42 AC54 5C024 BX01 CY47 CY49 CY50 DX04 EX22 EX42
Claims (4)
- 【請求項1】 一対の位置決め穴を有するとともに、こ
れら位置決め穴の中心軸線を結ぶ面において各位置決め
穴の中心軸線から互いに等間隔となる位置に受光部の中
心軸線が合致するように撮像素子を保持した撮像素子保
持体と、 前記撮像素子保持体の位置決め穴に対応する部位にそれ
ぞれ位置決めボスを有するとともに、これら位置決めボ
スの中心軸線を結ぶ面において各位置決めボスの中心軸
線から互いに等間隔となる位置にレンズの中心軸線を合
致させて当該レンズを保持したレンズホルダと、 を備え、前記撮像素子保持体の位置決め穴にそれぞれ前
記レンズホルダの位置決めボスを装着することにより、
前記撮像素子の受光部と前記レンズとを対向配置させる
ようにした固体撮像装置であって、 各位置決めボスの周面においてこれら一対の位置決めボ
スの中心軸線を結ぶ面上となる二位置にそれぞれ潰し代
となる突出部を設けたことを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項2】 前記位置決めボスの周面と前記レンズホ
ルダとの会合部に溝を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記レンズホルダにネジを締結させるた
めのネジ止め穴を設けるとともに、前記撮像素子保持体
において前記ネジ止め穴に対応する部位に前記ネジのネ
ジ部よりも太径、かつ該ネジの頭部よりも細径のネジ貫
通穴を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載
の固体撮像装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の固
体撮像装置を用いたカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001134040A JP2002330321A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 固体撮像装置およびカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001134040A JP2002330321A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 固体撮像装置およびカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002330321A true JP2002330321A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=18981800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001134040A Pending JP2002330321A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 固体撮像装置およびカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002330321A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100556198B1 (ko) * | 2001-09-11 | 2006-03-03 | 샤프 가부시키가이샤 | 고체 촬상장치, 그 제조방법, 고체 촬상유니트, 그 제조방법, 및 촬상기기 |
EP1841208A1 (en) * | 2006-03-28 | 2007-10-03 | Fujinon Corporation | Camera unit and imaging apparatus |
-
2001
- 2001-05-01 JP JP2001134040A patent/JP2002330321A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100556198B1 (ko) * | 2001-09-11 | 2006-03-03 | 샤프 가부시키가이샤 | 고체 촬상장치, 그 제조방법, 고체 촬상유니트, 그 제조방법, 및 촬상기기 |
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JP2007266887A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Fujinon Corp | カメラ装置および撮像装置 |
US7961243B2 (en) | 2006-03-28 | 2011-06-14 | Fujinon Corporation | Camera unit and imaging apparatus |
JP4714619B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-06-29 | 富士フイルム株式会社 | カメラ装置および撮像装置 |
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