JP4273924B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は電子機器に関し、より詳細には2つのケース半体からなる電子機器のケースに関する。
従来から、正面を構成するケース半体と背面を構成するケース半体との2つのケース半体が結合されたケースを有する電子機器が提供されている(例えば特許文献1参照)。
これら2つのケース半体を第1、第2のケース半体とすれば、第1のケース半体は、正面壁と、この正面壁の周囲から起立する周壁とを有し、第2のケース半体は、背面壁と、この背面壁の周囲から起立する周壁とを有している。
そして、第1、第2のケース半体は、正面壁と背面壁が対向するようにそれらの周壁の先端が向かい合わされ、第1、第2のケース半体に設けられたボスを介してねじなどによって結合されている。
特開平8−236951号公報
しかしながら上述の電子機器では、第1、第2のケース半体の寸法誤差や組立誤差に起因して、第1、第2のケース半体が結合された状態で、第1、第2のケース半体の周壁の外面に該周壁の厚さ方向に段差が生じることが避けられず、ケースの美観を損ねる欠点があった。
従来、このような段差の対策としては次のようなものがあった。
1)第1、第2のケース半体の周壁の先端でその外面に、所定寸法の幅の溝を前記先端に沿って延在形成することで前記段差を視覚的に目立たなくする。
2)第1、第2のケース半体の周壁の先端間に合成樹脂などからなるモールド部材を挟むことで前記段差を視覚的に目立たなくする。
3)前記段差が生じないように第1、第2のケース半体の部品精度や組立精度を極めて高精度にする。
第1の対策はケース半体が合成樹脂で形成されている場合には適用できるが、金属材料で形成されている場合には適用が困難である。
第2の対策はモールド部材を新たに設けるためにコストがかかり、デザインが制約される難点がある。
第3の対策は部品コストや製造コストが高価となる不具合がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、ケースを構成する材料の如何に拘わらずコストアップを抑制しつつ2つのケース半体の周壁の先端間に生じる段差を目立たなくすることができる電子機器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の電子機器は、正面壁と、この正面壁の周囲から起立する周壁とを有する第1のケース半体と、背面壁と、この背面壁の周囲から起立する周壁とを有する第2のケース半体とを備え、前記正面壁と背面壁が対向するように第1のケース半体と第2のケース半体の周壁の先端が向かい合わせて結合されたケースを有する電子機器であって、第1のケース半体と第2のケース半体は、それぞれのケース半体の内部で互いに対向する周壁部分を有し、第1のケース半体と第2のケース半体のうちの少なくとも一方のケース半体の内部で前記周壁部分に弾性を有する案内部材がそれぞれ配置されており、前記案内部材は他方のケース半体の互いに対向する周壁部分の内側に弾接し、前記互いに対向する周壁部分を結ぶ方向において第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心を合致する方向に付勢し、前記案内部材は正面壁または背面壁に取着される基部と、前記基部から周壁に沿って起立する起立部と、前記起立部に設けられ前記基部が取着されたケース半体とは別のケース半体の周壁に弾接する第1係合部および第2係合部とを有し、前記第1係合部は前記周壁部分の延在方向に沿って帯状に設けられ、前記第2係合部は前記周壁部分の延在方向に間隔をおいて複数設けられ、前記周壁部分は前記正面壁または背面壁に沿って延在し、前記一方のケース半体の互いに対向する周壁部分の外面の間隔を第1の幅Aとし、前記他方のケース半体の互いに対向する周壁部分の外面の間隔を第2の幅Bとしたときに、前記第1係合部は、A>Bであるときに、前記他方のケース半体の前記周壁に弾接することで前記第1のケース半体と第2のケース半体の前記互いに対向する周壁部分を平行させつつ前記対向する周壁を結ぶ方向における第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心を合致する方向に付勢し、前記第2係合部は、A<Bであるときに、前記他方のケース半体の前記周壁に弾接することで前記第1のケース半体と第2のケース半体の前記互いに対向する周壁部分を平行させつつ前記対向する周壁を結ぶ方向における第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心を合致する方向に付勢することを特徴とする。
そのため、本発明によれば、案内部材が第1のケース半体と第2のケース半体のうちの少なくとも一方のケース半体の内部で互いに対向する周壁部分の内側に弾接することにより、互いに対向する周壁部分を結ぶ方向において第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心とが合致する方向に付勢され、第1のケース半体の中心と、第2のケース半体の中心が合致するように動かされる。これにより、第1のケース半体の周壁の先端と第2のケース半体の周壁の先端との間に生じる段差を、互いに対向する周壁部分を結ぶ方向の両側でそれぞれ均等にして視覚的に目立たなくさせることができる。そして、第1、第2のケース半体や案内部材の部品精度を特別に高精度にしたり、特殊な加工を施したりする必要が無いため、コストアップを抑制する上でも有利であり、ケース半体を構成する材料が限定されない。
コストアップを抑制しつつ2つのケース半体の周壁の先端間に生じる段差を目立たなくするという目的を、第1のケース半体と第2のケース半体のうちの少なくとも一方のケース半体の内部で互いに対向する周壁部分に弾性を有する案内部材を設ける構成によって実現した。
次に本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
本実施例では、電子機器が撮像装置で構成されている場合について説明する。
図1は実施例1の撮像装置を前方から見た斜視図、図2は実施例1の撮像装置を後方から見た斜視図、図3は実施例1の撮像装置を下方から見た斜視図、図4はメモリカードおよびバッテリーの収容状態を説明する説明図、図5は撮像装置の制御系を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、撮像装置10は外装を構成する矩形板状のケース12を有し、ケース12は、正面(前面)に位置する第1のケース半体14と、背面(後面)に位置する第2のケース半体16とが結合されて構成されている。ケース12の構成について後で詳述する。なお、本明細書においてケース12の左右はケース12を前方から見た状態でいうものとする。
ケース12の正面上部には撮影光学系104を収容する鏡筒106、撮影補助光を出射するフラッシュ108、セルフタイマーランプ110などが設けられている。
ケース12の正面にはカバー112が上下にスライド可能に設けられ、このカバー112は、図1に示すように鏡筒106、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110を前方に露出させる下限位置と、これら鏡筒106、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110を覆う上限位置とにスライドされる。
ケース12の上面の左寄り箇所には、シャッターボタン114、電源ボタン116などが設けられている。
ケース12の背面には静止画および動画などの画像や文字や記号などが表示されるディスプレイ118(液晶表示器)、撮影光学系104のズーミング動作を行なわせるためのズームスイッチ120、各種操作を行なうための十字スイッチ122および複数の操作ボタン124が設けられている。
ケース12の左側面には、撮像装置10を静止画撮影モード、動画撮影モード、再生・編集モードなどに切り替えるためのモードスイッチ126が設けられている。
図3、図4に示すように、ケース12の下面には、画像などを記録するためのメモリカード132を装脱可能に収容するメモリ収容室1202と、撮像装置10の電源を構成するバッテリー138を装脱可能に収容するバッテリー収容室1204とがケース12の前後方向(厚さ方向)に並べて設けられている。これらメモリ収容室1202、バッテリー収容室1204はケース12の下面にヒンジを介して連結された開閉蓋1206によって開閉される。
図5に示すように、撮像装置10は、撮影光学系104によって結像された被写体像を撮像するCCDやCMOSセンサなどで構成された撮像素子128を有している。
撮像素子128で撮像された像は撮像信号として画像処理部130に出力され、画像処理部130ではこの撮像信号に基づいて静止画あるいは動画の画像データが生成され、メモリカード(記憶媒体)132に記録される。また、前記画像データは表示処理部134によりディスプレイ118に表示される。
さらに、撮像装置10は、シャッタボタン114、十字スイッチ122、操作ボタン124、モードスイッチ126の操作に応じて、画像処理部130、表示処理部134を制御するCPUなどを含む制御部136を備えている。
図6はケース12の分解斜視図、図7は第1のケース半体14の斜視図である。
図6、図7に示すように、ケース12は、第1のケース半体14と第2のケース半体16とを備え、第1のケース半体14には2つの案内部材18が設けられている。本実施例では、これら第1のケース半体14、第2のケース半体16、案内部材18は導電性を有する金属材料で構成されており、第1、第2のケース半体14、16は同一の厚さで形成されている。
第1のケース半体14は、矩形状の正面壁1402と、この正面壁1402の周囲(四辺)から起立する4つの周壁1404とを有し、該周壁1404は、正面壁1402の上辺、下辺、左右辺に対応した上壁1404A、下壁1404B、左右の側壁1404Cによって構成されている。
正面壁1402には、鏡筒106、フラッシュ108、セルフタイマーランプ110をそれぞれ露出させるための開口が設けられ、上壁1404Aには、シャッターボタン114、電源ボタン116などを露出させるための凹部が設けられ、下壁1404Bには、メモリ収容室1202、バッテリー収容室1204を露出させるための凹部が設けられている。
第2のケース半体16は、矩形状の背面壁1602と、この背面壁1602の周囲(四辺)から起立する4つの周壁1604とを有し、該周壁1604は、背面壁1602の上辺、下辺、左右辺に対応した上壁1604A、下壁1604B、左右の側壁1604Cによって構成されている。
背面壁1602には、ディスプレイ118、ズームスイッチ120、十字スイッチ122、複数の操作ボタン124を露出させるための開口が設けられ、上壁1404Aには、シャッターボタン114、電源ボタン116などを露出させるための凹部が設けられ、下壁1404Bには、メモリ収容室1202、バッテリー収容室1204を露出させるための凹部が設けられ、左側の側壁1604Cには、モードスイッチ126を露出させるための開口が設けられている。
また、各側壁1606Cの上下2箇所には、ねじ2が挿通されるねじ挿通孔1606が設けられ、本実施例では、図8、図9の断面図に示すように、側壁146Cの内面で各ねじ挿通孔1606の周囲に、該ねじ挿通孔1606の外周を囲むように座面1608が形成されており、該座面1608は側壁1606Cの内面に対して内側に突出している。
また、第1、第2のケース半体14、16は、第1のケース半体14の上壁1404A、下壁1404B、各側壁1404Cの先端と、第2のケース半体16の上壁1604A、下壁1604B、各側壁1604Cの先端とがそれぞれ互いに突き当てられた状態で、上壁1404A、上壁1604Aが互いに合致し、かつ、下壁1404B、1604Bが互いに合致し、各側壁1404C、1604Cが互いに合致する寸法で設計されている。
図6、図7に示すように、2つの案内部材18は、第1のケース半体14の内部で互いに対向する左右の側壁1404C(周壁1404部分)にそれぞれ配置されている。
案内部材18はそれぞれ、基部1802と、起立部1804と、第1係合部1806と、2つの第2係合部1808とを有している。
基部1802は、左右の側壁1404Cに沿って延在形成され、第1のケース半体14の正面壁1402に溶接などによって取着されている。
起立部1804は、基部1802から左右の側壁1404Cに沿って起立して帯状に形成され、2つの切り欠きによって中央部分とその両端部分の3つに分離され、前記中央部分に第1係合部1806が設けられ、前記両端部分に2つの第2係合部1808が設けられている。
第1係合部1806は、絞り加工などによって側壁1404Cの上縁に沿って帯状に延在形成され、図8に示すように、その下半部が側壁1404Cの内面に当接しており、その上半部が側壁140Cの上方に露出している。
そして、第1のケース半体14の左右の側壁1404C間の寸法と、第2のケース半体16の左右の側壁1604C間の寸法とがほぼ等しいか、あるいは、第1のケース半体14の左右の側壁1404C間の寸法が、第2のケース半体16の左右の側壁1604C間の寸法よりも大きい場合に、正面壁1402と背面壁1602とが平行するように第1のケース半体14と第2のケース半体16の上壁1404A、1604A、下側壁1404C、1604C、側壁1404C、1604Cの先端を合わせると、第1係合部1806が第2ケース半体16の左右の側壁1604Cに弾接し、第1ケース半体14の両側の側壁1404Cを結ぶ方向における第1のケース半体14の中心と、第2ケース半体16の両側の側壁1604Cを結ぶ方向における第2のケース半体の中心とを合致する方向に付勢する。また、本実施例では、第1係合部1806は、側壁1404Cの延在方向に沿って帯状に延在形成されているので、第1のケース半体14の側壁1406Cと第2のケース半体16の側壁1606Cとが平行した状態が維持されるように付勢される。
図9、図10に示すように、第2係合部1808は側壁140Cの上方に露出し、第1係合部1806よりも第1のケース半体14の内側に位置しており、したがって第1係合部と第2係合部は側壁の厚さ方向において異なった箇所に位置していることになる。
そして、第1のケース半体14の左右の側壁1404C間の寸法が、第2のケース半体16の左右の側壁1604C間の寸法よりも小さい場合に、正面壁1402と背面壁1602とが平行するように第1のケース半体14と第2のケース半体16の上壁1404A、1604A、下側壁1404C、1604C、側壁1404C、1604Cの先端を合わせると、第2係合部1808は第2のケース半体16の左右の側壁1604Cの座面1608に弾接し、第1ケース半体14の両側の側壁1404Cを結ぶ方向における第1のケース半体14の中心と、第2ケース半体16の両側の側壁1604Cを結ぶ方向における第2のケース半体16の中心とを合致する方向に付勢する。また、本実施例では、第2係合部1808は、側壁1404Cの延在方向に間隔をおいて2つ設けられているので、第1のケース半体14の側壁1406Cと第2のケース半体16の側壁1606Cとが平行した状態が維持されるように付勢される。
なお、第2係合部1808には、ねじ2が第2のケース半体16のねじ挿通孔1606を介して螺合されるねじ孔1808Aが設けられている。
次に、2つの案内部材18が取着された第1のケース半体14と、第2のケース半体16との組立について説明する。
まず、図8に示すように、加工時の誤差などから第1のケース半体14の左右方向の幅Aが第2のケース半体16の左右方向の幅Bよりもわずかに大きくなっている場合について説明する。
第1のケース半体14の正面壁1402と第2のケース半体16の背面壁1602が平行するように第1のケース半体14の周壁1404と第2のケース半体16の周壁1604の先端を向かい合わせて突き当てる。
すると、2つの第1係合部1806が第2のケース半体16の左右の側壁1606Cの内面にそれぞれ当接することにより第1係合部1806が左右の側壁1604Cに弾接する。
これにより、第1のケース半体14および第2のケース半体16は、案内部材18によって、互いに対向する左右の側壁1404C、1604Cを結ぶ方向において第1のケース半体14の中心と第2のケース半体16の中心とが合致する方向に付勢され、かつ、第1のケース半体14の側壁1406Cと第2のケース半体16の側壁1606Cとが平行するように付勢される。
すると、ケース12の左右の側面において第1のケース半体14の両側壁1404Cの先端と第2のケース半体16の両側壁1604Cの先端との間に生じる段差は、左右の側面において均等量となり、かつ、ケース12の上下にわたり均等量で生じる。
この状態で、ねじ2を、第2のケース半体16の各ねじ挿通孔1606を介して案内部材18の各ねじ孔1808Aに螺合することで第1、第2のケース半体14、16が結合される。
次に、図9に示すように、第1のケース半体14の左右方向の幅Aが第2のケース半体16の左右方向の幅Bよりもわずかに小さい場合について説明する。
図8の場合と同様に、第1のケース半体14の正面壁1402と第2のケース半体16の背面壁1602が平行するように第1のケース半体14の周壁1404と第2のケース半体16の周壁1604の先端を向かい合わせて突き当てる。
すると、2つの第1係合部1806は、第2のケース半体16の左右の側壁1606Cの内面との間に隙間が生じ互いに当接しないが、本実施例では、第2係合部1808が左右の側壁1606Cの座面1608に当接することによって、第2係合部1808が左右の側壁1604Cに弾接する。
これにより、第1のケース半体14および第2のケース半体16は、図8の場合と同様に、案内部材18によって、互いに対向する左右の側壁1404C、1604Cを結ぶ方向において第1のケース半体14の中心と第2のケース半体16の中心とが合致する方向に付勢され、かつ、第1のケース半体14の側壁1406Cと第2のケース半体16の側壁1606Cとが平行するように付勢される。
すると、ケース12の左右の側面において第1のケース半体14の両側壁1404Cの先端と第2のケース半体16の両側壁1604Cの先端との間に生じる段差は、左右の側面において均等量となり、かつ、ケース12の上下にわたり均等量で生じる。
この状態で、ねじ2を、第2のケース半体16の各ねじ挿通孔1606を介して案内部材18の各ねじ孔1808Aに螺合することで第1、第2のケース半体14、16が結合される。
以上説明したように、本実施例によれば、第1のケース半体14の内部で互いに対向する側壁1404Cに弾性を有する案内部材18がそれぞれ配置され、案内部材18は第2のケース半体16の互いに対向する側壁1604Cの内側に弾接し、互いに対向する側壁1404C、1604Cを結ぶ方向において第1のケース半体14の中心と第2のケース半体16の中心を合致する方向に付勢する構成としたので、互いに対向する側壁1404C、1604Cの先端間に生じる段差を、側壁1404C、1604Cを結ぶ方向の両側でそれぞれ均等にして視覚的に目立たなくさせることができ、しかも、第1、第2のケース半体14、16や案内部材18の部品精度を特別に高精度にしたり、特殊な加工を施したりする必要が無いため、コストアップを抑制する上でも有利であり、第1、第2のケース半体14、16を構成する材料が限定されることもない。
また、本実施例では、第1係合部1806および第2係合部1808が、第1のケース半体14の側壁1406Cと第2のケース半体16の側壁1606Cとが平行するように付勢するので、互いに対向する側壁1404C、1604Cの先端間に生じる段差を目立たなくさせる上で極めて有利となる。
また、本実施例では、第1、第2のケース半体14、16、案内部材18を導電性を有する材料で構成し、第1のケース半体14に設けられた各案内部材18に第2のケース半体16を取着したので、第1、第2のケース半体14、16が電気的に確実に接続されるため、不要輻射の遮蔽を図る上で、あるいは、静電気の進入を防止する上で有利となる。
また、本実施例では、第1、第2のケース半体14、16、案内部材18を金属材料としたが、第1、第2のケース半体14、16、案内部材18を金属材料以外の材料、例えば合成樹脂材料で構成してもよいことはもちろんである。
また、本実施例では、案内部材18の係合部を第1係合部1806と2つの第2係合部1808で構成し、第1のケース半体14の左右方向の幅Aが第2のケース半体16の左右方向の幅Bよりも大である場合と、第1のケース半体14の左右方向の幅Aが第2のケース半体16の左右方向の幅Bよりも小である場合の双方に適用できるように構成したが、係合部1806、1808の形状は任意であり、例えば、図10に示すように、係合部1810を断面くの字状に形成すると、第1のケース半体14の左右方向の幅Aが第2のケース半体16の左右方向の幅Bよりも大である場合と、第1のケース半体14の左右方向の幅Aが第2のケース半体16の左右方向の幅Bよりも小である場合の双方に単一の係合部1810で対応することが可能となる。
次に、実施例2について説明する。
実施例2が実施例1と異なる点は、第1のケース半体14と第2のケース半体16との間に液晶保持板20を設け、液晶保持板20を第2のケース半体16に取着した点である。
図11は実施例2のケースの分解斜視図、図12は実施例2のケースの要部断面図である。なお、以下では実施例1と同様または同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、撮像装置10は、ディスプレイ120を保持する液晶保持板20を有している。
液晶保持板20は、第1板部2002と、第2板部2004と、4つの取付片部2006とを備えている。本実施例では、液晶保持板20は、導電性を有する金属材料で構成されている。
第1板部2002は、ディスプレイ120の背面、すなわち表示面と反対側の面の全面を覆う形状と大きさで形成されている。
第2板部2004は、取着板部2002の左側の側辺に接続され、かつ、取着板部2002と平行をなした状態でケース12の背面側に変位した矩形板状に形成されている。
取付片部2006は、液晶保持板20の両端、すなわち第1板部2002の右辺の上下2箇所と、第2板部2004の左辺の上下2箇所にそれぞれ設けられている。各取付片部2006には、ねじ2が挿通されるねじ挿通孔2008が設けられ、該ねじ2がねじ挿通孔2008を挿通して案内部材18の第2係合部1808のねじ孔1808Aに螺合するように構成されている。本実施例では第2係合部1808によって特許請求の範囲の取付板部が構成されている。
本実施例では、第1、第2のケース半体14、16が結合された状態で、正面壁1402および背面壁1602は平行しており、ねじ2によって各取付片部2006が案内部材18の各第2係合部1808に取付けられた状態で、液晶保持板20が正面壁1402および背面壁1602に平行して延在するように構成されている。
次に2つの案内部材18が取着された第1のケース半体14と、第2のケース半体16と、液晶保持板20との組立について説明する。
図12に示すように、液晶保持板20の第1板部2002の背面にディスプレイ120の背面を接着剤などにより取着する。図中、119は正面壁1402側に取着された光学部品および電気部品である。
次いで、液晶保持板20の各取付片部2006を、第1のケース半体14の正面壁1402の背面側から案内部材18の各第2係合部1808上に載置する。
そして、液晶保持板20の背面側から第2のケース半体16を第1のケース半体14に組付け、第1のケース半体14の正面壁1402と第2のケース半体16の背面壁1602が対向するように第1のケース半体14の周壁1404と第2のケース半体16の周壁1604の先端を向かい合わせて突き当てる。この際、ディスプレイ118の表示面と第2のケース半体16の背面壁1602の開口の縁部の間にはクッション材118Aが介装される。
すると、実施例1の場合と同様に、第1係合部1806が第2のケース半体16の左右の側壁1606Cの内面にそれぞれ当接することにより係合部1806が左右の側壁1604Cに弾接する。あるいは、第2係合部1808が取付片部2006を介して左右の側壁1606Cの座面1608に当接することによって、第2係合部1808が左右の側壁1604Cに弾接する。
これにより、第1のケース半体14および第2のケース半体16は、図8の場合と同様に、案内部材18によって、互いに対向する左右の側壁1404C、1604Cを結ぶ方向において第1のケース半体14の中心と第2のケース半体16の中心とが合致する方向に付勢され、かつ、第1のケース半体14の側壁1406Cと第2のケース半体16の側壁1606Cとが平行するように付勢される。
すると、ケース12の左右の側面において第1のケース半体14の両側壁1404Cの先端と第2のケース半体16の両側壁1604Cの先端との間に生じる段差は、左右の側面において均等量となり、かつ、ケース12の上下にわたり均等量で生じる。
この状態で、ねじ2を、第2のケース半体16の各ねじ挿通孔1606および液晶保持板20のねじ挿通孔2008を介して案内部材18の各ねじ孔1808Aに螺合することで第1、第2のケース半体14、16の間に液晶保持板20が挟まれた状態で結合される。
以上説明したように本実施例によれば、実施例1と同様に、互いに対向する側壁1404C、1604Cの先端間に生じる段差を、側壁1404C、1604Cを結ぶ前記方向の両側でそれぞれ均等にして目立たなくさせることができ、コストアップを抑制する上で有利であり、第1、第2のケース半体14、16を構成する材料が限定されることもない。
また、液晶保持板20の両端をそれぞれ各案内部材18の第2係合部1808に第2のケース半体16の側壁1604Cとともにねじ2で取着したので、第1、第2のケース半体14、16および液晶保持板20を結合するために必要なねじ2の数量を抑制することができ、部品コストを抑制するとともに、組立の効率化を図る上で有利となる。
また、液晶保持板20の両端をそれぞれ各案内部材18の第2係合部1808に第2のケース半体16の側壁1604Cとともにねじ2で取着したので、ケース12が薄型であり、かつ、ケース12の板厚が薄い場合であっても、ケース12の剛性を高めることができ、ケース12を手で持ったときのねじれ剛性感や質感を高める上で有利である。
また、液晶保持板20の両端をそれぞれ各案内部材18の第2係合部1808に第2のケース半体16の側壁1604Cとともにねじ2で取着したので、第1、第2のケース半体14、16と液晶保持板20が電気的に確実に接続されるため、不要輻射の遮蔽を図る上で、あるいは、静電気の進入を防止する上で有利となる。
液晶保持板20の第1板部2002によってディスプレイ118の背面を全面にわたって保持するので、ガラス板を含んで構成されるディスプレイ118を安定して確実に保持する上で有利となる。
液晶保持板20が金属材料で構成されているため、ディスプレイ118をその背面から照明装置(バックライト)によって照明する際に発生する熱を効率的に放熱する上で有利となる。
なお、各実施例では、案内部材18を第1のケース半体14に設けたが、案内部材18を第2のケース半体16に設けてもよく、あるいは、第1のケース半体14および第2のケース半体16の双方に設けてもよい。
また、案内部材18の第1のケース半体14への取着は溶接に限定されるものではなく、ねじ止め、接着など従来公知の様々な方法を適用可能である。
また、各実施例では、第1、第2のケース半体14、16の左右の側壁1404C、1604Cの先端間の段差を目立たなくするようにしたが、第1、第2のケース半体14、16の上壁1404A、1604Aおよび下壁1404B、1604Bの先端間の段差を目立たなくするようにしてもよいし、これら左右の側壁および上壁、下壁の先端間の全ての段差を目立たなくするようにしてもよい。
また、各実施例においては、電子機器として撮像装置を例示したが、本発明は種々の電子機器に適用可能である。
実施例1の撮像装置を前方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置を後方から見た斜視図である。 実施例1の撮像装置を下方から見た斜視図である。 メモリカードおよびバッテリーの収容状態を説明する説明図である。 撮像装置の制御系を示すブロック図である。 ケース12の分解斜視図である。 第1のケース半体14の斜視図である。 ケース12の断面図である。 ケース12の断面図である。 実施例1の変形例を示す要部断面図である。 実施例2のケースの分解斜視図である。 実施例2のケースの要部断面図である。
符号の説明
10……撮像装置、12……ケース、14……第1のケース半体、16……第2のケース半体、18……案内部材、1402……正面壁、1404C……側壁、1602……背面壁1602C……側壁。

Claims (5)

  1. 正面壁と、この正面壁の周囲から起立する周壁とを有する第1のケース半体と、
    背面壁と、この背面壁の周囲から起立する周壁とを有する第2のケース半体とを備え、
    前記正面壁と背面壁が対向するように第1のケース半体と第2のケース半体の周壁の先端が向かい合わせて結合されたケースを有する電子機器であって、
    第1のケース半体と第2のケース半体は、それぞれのケース半体の内部で互いに対向する周壁部分を有し、
    第1のケース半体と第2のケース半体のうちの少なくとも一方のケース半体の内部で前記周壁部分に弾性を有する案内部材がそれぞれ配置されており、
    前記案内部材は他方のケース半体の互いに対向する周壁部分の内側に弾接し、前記互いに対向する周壁部分を結ぶ方向において第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心を合致する方向に付勢し、
    前記案内部材は正面壁または背面壁に取着される基部と、前記基部から周壁に沿って起立する起立部と、前記起立部に設けられ前記基部が取着されたケース半体とは別のケース半体の周壁に弾接する第1係合部および第2係合部とを有し、
    前記第1係合部は前記周壁部分の延在方向に沿って帯状に設けられ、
    前記第2係合部は前記周壁部分の延在方向に間隔をおいて複数設けられ、
    前記周壁部分は前記正面壁または背面壁に沿って延在し、
    前記一方のケース半体の互いに対向する周壁部分の外面の間隔を第1の幅Aとし、前記他方のケース半体の互いに対向する周壁部分の外面の間隔を第2の幅Bとしたときに、
    前記第1係合部は、A>Bであるときに、前記他方のケース半体の前記周壁に弾接することで前記第1のケース半体と第2のケース半体の前記互いに対向する周壁部分を平行させつつ前記対向する周壁を結ぶ方向における第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心を合致する方向に付勢し、
    前記第2係合部は、A<Bであるときに、前記他方のケース半体の前記周壁に弾接することで前記第1のケース半体と第2のケース半体の前記互いに対向する周壁部分を平行させつつ前記対向する周壁を結ぶ方向における第1のケース半体の中心と第2のケース半体の中心を合致する方向に付勢する、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記正面壁は矩形を呈し、前記第1のケース半体の周壁は前記正面壁の4辺から起立する4つの側壁を有し、前記背面壁は矩形を呈し、前記第1のケース半体の周壁は背面壁の4辺から起立する4つの側壁を有し、
    前記案内部材は前記第1のケース半体と第2のケース半体の一方の互いに対向する1組の側壁の内側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1の係合部と第2の係合部とは前記周壁部分の厚さ方向において異なった箇所に位置していることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記正面壁および背面壁は平行しており、前記電子機器は前記正面壁および背面壁に平行して延在する液晶保持板を有し、
    前記基部は第1のケース半体の正面壁に取着され、
    前記第1、第2係合部は前記第2のケース半体の周壁に弾接し、
    前記案内部材は、前記起立部から該起立部の内側に分岐する取付板部を有し、
    前記液晶保持板の両端はそれぞれ前記各案内部材の取付板部に前記第2のケース半体の周壁とともにねじで取着されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記第1のケース半体、第2のケース半体、案内部材および液晶保持板は導電性を有する材料で構成されていることを特徴とする請求項記載の電子機器。
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